JP2022025245A - 分析システムおよび分析方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分析システムは、第1容器から第2容器への液体の供給が行われて、液体を用いた分析を行う分析システムであって、第1容器には、第1容器に関する第1情報が担持された第1情報担持部が付され、第2容器には、第2容器に関する第2情報が担持された第2情報担持部が付されており、供給が行われるのに際し、供給に先立って、第1情報担持部から第1情報を読み取り、第2情報担持部から第2情報を読み取る情報読取部と、第1情報と第2情報とを比較して、供給が行われてもよいか否かの供給良否判断を行う判断部と、供給良否判断の結果を報知する報知部と、を備える。
【選択図】図4
Description
前記第1容器には、該第1容器に関する第1情報が担持された第1情報担持部が付され、
前記第2容器には、該第2容器に関する第2情報が担持された第2情報担持部が付されており、
前記供給が行われるのに際し、該供給に先立って、前記第1情報担持部から前記第1情報を読み取り、前記第2情報担持部から前記第2情報を読み取る情報読取部と、
前記第1情報と前記第2情報とを比較して、前記供給が行われてもよいか否かの供給良否判断を行う判断部と、
前記供給良否判断の結果を報知する報知部と、を備える分析システムに関する。
前記第1容器には、該第1容器に関する第1情報が担持された第1情報担持部が付され、
前記第2容器には、該第2容器に関する第2情報が担持された第2情報担持部が付されており、
前記供給が行われるのに際し、該供給に先立って、前記第1情報担持部から前記第1情報を読み取り、前記第2情報担持部から前記第2情報を読み取る情報読取工程と、
前記第1情報と前記第2情報とを比較して、前記供給が行われてもよいか否かの良否判断を行う判断工程と、
前記良否判断の結果を報知する報知工程と、を有する分析方法に関する。
図1は、本発明の分析システムの実施形態を示す外観図である。図2は、図1に示す分析システムのブロック図である。図3は、本発明の分析システムにおける工程を示す図である。図4は、図1に示す分析システムで実行される制御プログラムを示すフローチャートである。図5~図10は、それぞれ、図1に示す分析システムの使用例を順に示す図である。図1および図5~図10中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」と言う。
第1容器1および第2容器2は、いずれも、有底筒状をなし、液体Qを十分に収納可能な程度の容積を有する。
図5に示すように、第1添加工程では、液体Qの供給元である第1容器1は、薬液容器3となり、液体Qの供給先である第2容器2は、サンプル容器4A、サンプル容器4Bとなる。
図8に示すように、第2分注工程では、第1容器1は、サンプル容器5Aおよびサンプル容器5Bとなる。また、第2容器2は、サンプル容器7A、サンプル容器7Bとなる。
図9に示すように、第3添加工程では、第1容器1は、薬液容器8となる。また、第2容器2は、サンプル容器7A、サンプル容器7Bとなる。
なお、第1情報担持部11および第2情報担持部12は、それぞれ、一次元コードや二次元コードの他に、RFID(radio frequency identifier)を用いた構成とすることもできる。この場合は、コードは制御部101に接続されたRFIDライターによって、ICチップへ書き込みすることができる。
情報読取部102は、液体Qの供給、すなわち、添加および分注が行われるのに際し、各供給に先立って、第1情報担持部11から第1情報を読み取り、第2情報担持部から第2情報を読み取る装置である。
変換部104は、検出部103での検出結果を、制御部101の判断部105が識別可能に二値化した電気信号に変換する部分である。これにより、判断部105は、検出部103での検出結果に基づいた判断を正確に行うことができる。
判断部105は、第1情報と第2情報とを比較して、液体Qの供給が行われてもよいか否かの供給良否判断を行う部分であり、CPU(Central Processing Unit)で構成されている。なお、供給良否判断のプログラムは、制御部101の記憶部(図示せず)に予め記憶されている。
また、報知部106は、発光部107および音声発生部108の双方を有するのに限定されず、発光部107と、音声を発する音声発生部108のうちの少なくとも1つを有していればよい。
また、図10に示すように、分析システム10は、制御部101および情報読取部102の他に、さらに分析装置109も備える。分析装置109としては、分析の種類にもよるが、例えば、クロマトグラフィ等が挙げられる。
図3に示すように、この分析方法は、情報を読み取る情報読取工程と、情報読取工程での読み取り結果に基づいて判断を行う判断工程と、判断工程での判断の結果を報知する報知工程と、を有する。情報読取工程は、情報読取部102で実行され、判断工程は、判断部105で実行され、報知工程は、報知部106で実行される。そして、液体Qの添加、液体Qの分注を行う際には、当該添加や分注に先立って、その都度、情報読取工程、判断工程、報知工程が順に実行される。
[1]第1添加工程
図5に示すように、第1添加工程では、薬液容器3と、サンプル容器4A、サンプル容器4Bおよびサンプル容器4Cとが用意されている。
薬液容器3には、薬液Q1が予め収納されている。また、薬液容器3には、制御部101に接続されたラベルプリンタにより印刷されたバーコード31が付されている。
また、サンプル容器4Aへの薬液Q1の添加量と、サンプル容器4Bへの薬液Q1の添加量とは、異なることとする。本実施形態では、サンプル容器4Aへの薬液Q1の添加量の方が、サンプル容器4Bへの薬液Q1の添加量よりも多い。なお、薬液Q1は、サンプル液Q2と混合して混合液Q3となる。
また、サンプルコード及び試薬添加フラグ912の「SCode01」がバーコード41Aに対応し、「SCode02」がバーコード41Bに対応し、「SCode03」がバーコード41Cに対応する。すなわち、サンプルコード及び試薬添加フラグ912は、第2情報と関係付けられ、反応液(サンプル液Q2)に関する反応液情報が担持された反応液担持部である。
薬液容器が適正であることが確認できたら、作業者は、ピペット201を用いて、薬液容器3からサンプルへ添加する薬液Q1を吸引する。このときの薬液Q1の吸引量は、例えば、制御部101に表示される。これにより、作業者は、適正量の薬液Q1を吸引することができる。
なお、サンプル容器4Aへの薬液Q1の添加後、制御部101は、当該添加の完了が認識されたことを示すフラグを添加手順書91中のサンプルコード及び試薬添加フラグ912に関連付けて立てる。これにより、次に添加を行う際にこのフラグを確認することにより、添加が完了したサンプル容器4Aへの薬液Q1の過剰添加を防止することができる。
以上のように、第1添加工程では、薬液Q1の誤添加を防止することができ、よって、液体Qの添加を正確に行うことができる。
図6に示すように、第1分注工程では、サンプル容器5A、サンプル容器5B、サンプル容器5Cが用意されている。サンプル容器5A、サンプル容器5B、サンプル容器5Cは、それぞれ、空の状態となっている。また、サンプル容器5Aには、バーコード51Aが付され、サンプル容器5Bには、バーコード51Bが付され、サンプル容器5Cには、バーコード51Cが付されている。これらのバーコードは、制御部101に接続されたラベルプリンタにより印刷されたものである。サンプル容器5A、サンプル容器5B、サンプル容器5Cは、ラック111に一括して保持されている。
また、分注量の大小関係としては、本実施形態では、サンプル容器5Aへの混合液Q3の分注量と、サンプル容器5Bへの混合液Q3の分注量とが同じである。また、これらは、サンプル容器5Cへのサンプル液Q2の分注量よりも多い。
また、分注を行わないサンプルの場合は、分注量にゼロを入力しておく。
なお、サンプル容器5Aへの混合液Q3の分注後、制御部101は、第1添加工程のときと同様に、当該分注の完了が認識されるよう構成されているのが好ましい。これにより、分注が完了したサンプル容器5Aへの混合液Q3の過剰分注を防止することができる。
以上のように、第1分注工程では、混合液Q3の誤分注を防止することができ、よって、液体Qの分注を正確に行うことができる。
図7に示すように、第2添加工程では、薬液容器6が用意されている。薬液容器6には、薬液Q4が予め収納されている。また、薬液容器6には、バーコード61が付されている。
また、サンプルコード及び試薬添加フラグ932の「SCode01A」がバーコード51Aに対応し、「SCode02A」がバーコード51Bに対応し、「SCode03A」がバーコード51Cに対応する。すなわち、サンプルコード及び試薬添加フラグ932は、第2情報と関係付けられ、反応液(混合液Q3)に関する反応液情報が担持された反応液担持部である。
既に読み込み済みの添加手順書93の添加試薬コード931とを比較して(ステップS103参照)、薬液Q4は、第2添加工程での添加に用いられるべき薬液であるか否かの薬液良否判断を行う。この薬液良否判断は、判断工程に含まれる。そして、双方の第1情報が同じである場合には、薬液良否判断が良、すなわち、薬液Q4は、第2添加工程での添加に用いられるべき薬液であり、その旨が報知部106により報知される。この報知は、報知工程に含まれる。また、この報知により、作業者は、薬液容器6が第2添加工程で用いられる適正な容器であることを把握することができる。
薬液容器が適正であることが確認できたら、作業者は、ピペット203を用いて、薬液容器6からサンプルへ添加する薬液Q4を吸引する。このときの薬液Q4の吸引量は、例えば、制御部101に表示される。これにより、作業者は、適正量の薬液Q4を吸引することができる。
なお、サンプル容器5Aへの薬液Q4の添加後、制御部101は、当該添加の完了が認識されたことを示すフラグを添加手順書93中のサンプルコード及び試薬添加フラグ932に関連付けて立てる。これにより、次に添加を行う際にこのフラグを確認することにより、添加が完了したサンプル容器5Aへの薬液Q4の過剰添加を防止することができる。
以上のように、第2添加工程では、薬液Q4の誤添加を防止することができ、よって、液体Qの添加を正確に行うことができる。
図8に示すように、第2分注工程では、サンプル容器7Aおよびサンプル容器7Bが用意されている。サンプル容器7Aおよびサンプル容器7Bは、それぞれ、空の状態となっている。また、サンプル容器7Aには、バーコード71Aが付され、サンプル容器7Bには、バーコード71Bが付されている。これらのバーコードは、制御部101に接続されたラベルプリンタにより印刷されたものである。
また、分注を行わないサンプルの場合は、分注量にゼロを入力しておく。
なお、サンプル容器7Aへの混合液Q5の分注後、制御部101は、第1添加工程のときと同様に、当該分注の完了が認識されるよう構成されているのが好ましい。これにより、分注が完了したサンプル容器7Aへの混合液Q5の過剰分注を防止することができる。
既に述べたように、バーコード51Cにコードされている「SCode03A」の分注量はゼロに設定されているので、分注量確認は否となり、サンプル分注良否判断が否となり、その旨が報知部106により報知される(ステップS203参照)。これにより、作業者は、混合液Q5の吸引を中止する。
以上のように、第2分注工程では、混合液Q5の誤分注を防止することができ、よって、液体Qの分注を正確に行うことができる。
第3添加工程は、第3添加工程や第3添加工程と同様の作業が行われる。すなわち、図9に示すように、第3添加工程では、まず、薬液容器8が用意されている。薬液容器8には、薬液Q6が予め収納されている。また、薬液容器8には、制御部101に接続されたラベルプリンタにより印刷されたバーコード81が付されている。
また、サンプル容器7Aへの薬液Q6の添加量と、サンプル容器7Bへの薬液Q6の添加量とは、異なることとする。本実施形態では、サンプル容器7Aへの薬液Q6の添加量の方が、サンプル容器7Bへの薬液Q6の添加量よりも多い。なお、薬液Q6は、混合液Q5と混合して混合液Q7となる。
また、サンプルコード及び試薬添加フラグ952の「SCode01B」がバーコード71Aに対応し、「SCode02B」がバーコード71Bに対応する。すなわち、サンプルコード及び試薬添加フラグ952は、第2情報と関係付けられ、反応液(混合液Q5)に関する反応液情報が担持された反応液担持部である。
薬液容器が適正であることが確認できたら、作業者は、ピペット205を用いて、薬液容器8からサンプルへ添加する薬液Q6を吸引する。このときの薬液Q6の吸引量は、例えば、制御部101に表示される。これにより、作業者は、適正量の薬液Q6を吸引することができる。
なお、サンプル容器7Aへの薬液Q6の添加後、制御部101は、当該添加の完了が認識されたことを示すフラグを添加手順書95中のサンプルコード及び試薬添加フラグ952に関連付けて立てる。これにより、次に添加を行う際にこのフラグを確認することにより、添加が完了したサンプル容器7Aへの薬液Q6の過剰添加を防止することができる。
なお、サンプル容器7Bへの薬液Q6の添加後、制御部101は、当該添加の完了が認識されたことを示すフラグを添加手順書95中のサンプルコード及び試薬添加フラグ952に関連付けて立てる。これにより、次に添加を行う際にこのフラグを確認することにより、添加が完了したサンプル容器7Bへの薬液Q6の過剰添加を防止することができる。
以上のように、第3添加工程では、薬液Q6の誤添加を防止することができ、よって、液体Qの添加を正確に行うことができる。
図10に示すように、測定工程では、分析装置109が用意されている。作業者は、混合液Q7が収納されたサンプル容器7Aおよびサンプル容器7Bをそれぞれ分析装置109に装填する。そして、分析装置109が作動することにより、混合液Q7中のサンプル液Q2を測定、分析することができる。
また、本発明の分析システムおよび分析方法は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、各工程で用いられるサンプル容器の形状は、前記実施形態では互いに異なっているが、これに限定されず、同じであってもよい。
また、各添加工程で添加される薬液は、前記実施形態では1種であるが、これに限定されず、複数種であってもよい。この場合も、誤添加を防止することができる。
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
第1容器から第2容器への液体の供給が行われて、該液体を用いた分析を行う分析システムであって、
前記第1容器には、該第1容器に関する第1情報が担持された第1情報担持部が付され、
前記第2容器には、該第2容器に関する第2情報が担持された第2情報担持部が付されており、
前記供給が行われるのに際し、該供給に先立って、前記第1情報担持部から前記第1情報を読み取り、前記第2情報担持部から前記第2情報を読み取る情報読取部と、
前記第1情報と前記第2情報とを比較して、前記供給が行われてもよいか否かの供給良否判断を行う判断部と、
前記供給良否判断の結果を報知する報知部と、を備える。
前記第1容器には、前記液体としての薬液が予め収納され、
前記第2容器には、前記薬液と反応する反応液が予め収納され、
前記供給は、前記反応液への前記薬液の添加であり、
前記添加の手順を示す添加手順書を備え、
前記添加手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記薬液に関する薬液情報が担持された薬液情報担持部と、前記第2情報と関係付けられ、前記反応液に関する反応液情報が担持された反応液担持部と、が付されている。
前記判断部は、前記第1情報担持部から読み取られた前記第1情報と、前記薬液情報担持部から前記薬液情報とを比較して、前記薬液は、前記添加に用いられるべき薬液であるか否かの薬液良否判断を行う。
前記報知部は、前記薬液良否判断の結果を報知する。
前記供給は、前記第1容器から前記第2容器への前記液体の分注であり、
前記第1容器には、前記液体としての分注液が予め収納され、
前記分注の手順を示す分注手順書を備え、
前記分注手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記分注液に関する分注液情報が担持された分注液情報担持部が付されている。
前記第1情報担持部および前記第2情報担持部は、それぞれ、一次元コードおよび二次元コードのうちの少なくとも1つのコードを含み、
前記情報読取部は、前記コードを光学的に検出する検出部と、該検出部での検出結果を電気信号に変換する変換部と、を有する。
前記報知部は、光を発する発光部、音声を発する音声発生部のうちの少なくとも1つを有する。
第1容器から第2容器への液体の供給を行って、該液体を用いた分析を行う分析方法であって、
前記第1容器には、該第1容器に関する第1情報が担持された第1情報担持部が付され、
前記第2容器には、該第2容器に関する第2情報が担持された第2情報担持部が付されており、
前記供給が行われるのに際し、該供給に先立って、前記第1情報担持部から前記第1情報を読み取り、前記第2情報担持部から前記第2情報を読み取る情報読取工程と、
前記第1情報と前記第2情報とを比較して、前記供給が行われてもよいか否かの供給良否判断を行う判断工程と、
前記供給良否判断の結果を報知する報知工程と、を有する。
前記第1容器には、前記液体としての薬液が予め収納され、
前記第2容器には、前記薬液と反応する反応液が予め収納され、
前記供給は、前記反応液への前記薬液の添加であり、
前記添加の手順を示す添加手順書が予め用意されており、
前記添加手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記薬液に関する薬液情報が担持された薬液情報担持部と、前記第2情報と関係付けられ、前記反応液に関する反応液情報が担持された反応液担持部と、が付されている。
前記判断工程では、前記第1情報担持部から読み取られた前記第1情報と、前記薬液情報担持部から前記薬液情報とを比較して、前記薬液は、前記添加に用いられるべき薬液であるか否かの薬液良否判断を行う。
前記報知工程では、前記薬液良否判断の結果を報知する。
前記供給は、前記第1容器から前記第2容器への前記液体の分注であり、
前記第1容器には、前記液体としての分注液が予め収納され、
前記分注の手順を示す分注手順書が予め用意されており、
前記分注手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記分注液に関する分注液情報が担持された分注液情報担持部が付されている。
前記第1情報担持部および前記第2情報担持部は、それぞれ、一次元コードおよび二次元コードのうちの少なくとも1つのコードを含み、
前記情報読取工程では、前記コードを光学的に検出する検出して、その検出結果を電気信号に変換する。
前記報知工程では、発光、音声のうちの少なくとも1つを用いて、前記供給良否判断の結果を報知する。
2 第2容器
3 薬液容器
31 バーコード
4A、4B、4C サンプル容器
41A、41B、41C バーコード
5A、5B、5C サンプル容器
51A、51B、51C バーコード
6 薬液容器
61 バーコード
7A、7B サンプル容器
71A、71B バーコード
8 薬液容器
81 バーコード
91 添加手順書
911 添加試薬(添加薬液)コード
912 サンプルコード及び試薬添加フラグ(フラグ)
92 分注手順書
921 サンプルコード及び分注量
93 添加手順書
931 添加試薬(添加薬液)コード
932 サンプルコード及び試薬添加フラグ
94 分注手順書
941 サンプルコード及び分注量
95 添加手順書
951 添加試薬(添加薬液)コード
952 サンプルコード及び試薬添加フラグ
10 分析システム
101 制御部
102 情報読取部
103 検出部
104 変換部
105 判断部
106 報知部
107 発光部
108 音声発生部
109 分析装置
110、111 ラック
11 第1情報担持部
12 第2情報担持部
201、202、203、204、205 ピペット
Q 液体
Q1 薬液
Q2 サンプル液
Q3 混合液
Q4 薬液
Q5 混合液
Q6 薬液
Q7 混合液
S101~S108、S201~207 ステップ
Claims (14)
- 第1容器から第2容器への液体の供給が行われて、該液体を用いた分析を行う分析システムであって、
前記第1容器には、該第1容器に関する第1情報が担持された第1情報担持部が付され、
前記第2容器には、該第2容器に関する第2情報が担持された第2情報担持部が付されており、
前記供給が行われるのに際し、該供給に先立って、前記第1情報担持部から前記第1情報を読み取り、前記第2情報担持部から前記第2情報を読み取る情報読取部と、
前記第1情報と前記第2情報とを比較して、前記供給が行われてもよいか否かの供給良否判断を行う判断部と、
前記供給良否判断の結果を報知する報知部と、を備える分析システム。 - 前記第1容器には、前記液体としての薬液が予め収納され、
前記第2容器には、前記薬液と反応する反応液が予め収納され、
前記供給は、前記反応液への前記薬液の添加であり、
前記添加の手順を示す添加手順書を備え、
前記添加手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記薬液に関する薬液情報が担持された薬液情報担持部と、前記第2情報と関係付けられ、前記反応液に関する反応液情報が担持された反応液担持部と、が付されている請求項1に記載の分析システム。 - 前記判断部は、前記第1情報担持部から読み取られた前記第1情報と、前記薬液情報担持部から前記薬液情報とを比較して、前記薬液は、前記添加に用いられるべき薬液であるか否かの薬液良否判断を行う請求項2に記載の分析システム。
- 前記報知部は、前記薬液良否判断の結果を報知する請求項3に記載の分析システム。
- 前記供給は、前記第1容器から前記第2容器への前記液体の分注であり、
前記第1容器には、前記液体としての分注液が予め収納され、
前記分注の手順を示す分注手順書を備え、
前記分注手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記分注液に関する分注液情報が担持された分注液情報担持部が付されている請求項1~4のいずれか1項に記載の分析システム。 - 前記第1情報担持部および前記第2情報担持部は、それぞれ、一次元コードおよび二次元コードのうちの少なくとも1つのコードを含み、
前記情報読取部は、前記コードを光学的に検出する検出部と、該検出部での検出結果を電気信号に変換する変換部と、を有する請求項1~5のいずれか1項に記載の分析システム。 - 前記報知部は、光を発する発光部、音声を発する音声発生部のうちの少なくとも1つを有する請求項1~6のいずれか1項に記載の分析システム。
- 第1容器から第2容器への液体の供給を行って、該液体を用いた分析を行う分析方法であって、
前記第1容器には、該第1容器に関する第1情報が担持された第1情報担持部が付され、
前記第2容器には、該第2容器に関する第2情報が担持された第2情報担持部が付されており、
前記供給が行われるのに際し、該供給に先立って、前記第1情報担持部から前記第1情報を読み取り、前記第2情報担持部から前記第2情報を読み取る情報読取工程と、
前記第1情報と前記第2情報とを比較して、前記供給が行われてもよいか否かの良否判断を行う判断工程と、
前記良否判断の結果を報知する報知工程と、を有する分析方法。 - 前記第1容器には、前記液体としての薬液が予め収納され、
前記第2容器には、前記薬液と反応する反応液が予め収納され、
前記供給は、前記反応液への前記薬液の添加であり、
前記添加の手順を示す添加手順書が予め用意されており、
前記添加手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記薬液に関する薬液情報が担持された薬液情報担持部と、前記第2情報と関係付けられ、前記反応液に関する反応液情報が担持された反応液担持部と、が付されている請求項8に記載の分析方法。 - 前記判断工程では、前記第1情報担持部から読み取られた前記第1情報と、前記薬液情報担持部から前記薬液情報とを比較して、前記薬液は、前記添加に用いられるべき薬液であるか否かの薬液良否判断を行う請求項9に記載の分析方法。
- 前記報知工程では、前記薬液良否判断の結果を報知する請求項10に記載の分析方法。
- 前記供給は、前記第1容器から前記第2容器への前記液体の分注であり、
前記第1容器には、前記液体としての分注液が予め収納され、
前記分注の手順を示す分注手順書が予め用意されており、
前記分注手順書には、前記第1情報と関係付けられ、前記分注液に関する分注液情報が担持された分注液情報担持部が付されている請求項8~11のいずれか1項に記載の分析方法。 - 前記第1情報担持部および前記第2情報担持部は、それぞれ、一次元コードおよび二次元コードのうちの少なくとも1つのコードを含み、
前記情報読取工程では、前記コードを光学的に検出する検出して、その検出結果を電気信号に変換する請求項8~12のいずれか1項に記載の分析方法。 - 前記報知工程では、発光、音声のうちの少なくとも1つを用いて、前記良否判断の結果を報知する請求項8~13のいずれか1項に記載の分析方法。
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