JP2002257835A - 血液型判定支援システム及びその動作方法 - Google Patents

血液型判定支援システム及びその動作方法

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JP2002257835A
JP2002257835A JP2001055802A JP2001055802A JP2002257835A JP 2002257835 A JP2002257835 A JP 2002257835A JP 2001055802 A JP2001055802 A JP 2001055802A JP 2001055802 A JP2001055802 A JP 2001055802A JP 2002257835 A JP2002257835 A JP 2002257835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一人の検査者が検査を行った場合でも人為ミ
スが起きず、確実に正しい血液型を判定することができ
る、血液型判定支援システム及びその動作方法を提供す
ること。 【解決手段】 一人の患者の検査に用いる試験容器の全
てに、基本部分が同一で枝番部分が異なるバーコードラ
ベルを貼付する。元検体にもバーコードラベルが貼付さ
れ、試験容器に貼付されるバーコードの基本部分は、元
検体に貼付されたバーコードと同一か又はこのバーコー
ドから一義的に生成されるバーコードである。各分注操
作の前には、分注すべき液体が入っている容器のバーコ
ード及び液体を分注すべき空の試験容器のバーコードを
読み取り、検体の取り違えや試験容器の取り違えがない
か否かをコンピューターにより確認する。また、凝集度
を入力する直前に凝集度を観察する試験容器のバーコー
ドを読み取り、その試験容器の凝集度を記入するための
フォームをコンピューターにより自動的に画面に呼び出
して入力することにより、凝集度の転記ミスを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液型判定支援シ
ステム及びその動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】輸血の際の適合性を判定するためには、
ABO式血液型とRh式血液型を調べることが必須であ
り、これらの血液型の判定は病院や臨床検査センターに
おいて広く行われている。
【0003】ABO式血液型分類では、A型抗原を持つ
ものをA型、B型抗原を持つものをB型、A型抗原とB
型抗原の両者を持つものをAB型、A型抗原とB型抗原
の両者とも持たないものをO型と分類する。そして、A
型の血漿には、B型赤血球と抗原抗体反応して凝集を引
き起こす抗B抗体(「抗B」と呼ばれる)が含まれ、B
型の血漿にはA型赤血球と抗原抗体反応して凝集を引き
起こす抗A抗体(「抗A」と呼ばれる)が含まれ、AB
型の血漿には抗A及び抗Bのいずれも含まれず、O型の
血漿には抗A及び抗Bの両者が含まれる。従って、AB
O式血液型は、赤血球上の抗原を調べる(「オモテ試
験」と呼ばれる)ことによっても決定できるし、血漿中
の抗体を調べる(「ウラ試験」と呼ばれる)ことによっ
ても決定できるが、判定ミスを避けるために、オモテ試
験とウラ試験の両方を行い、両試験の判定結果が一致す
ることを確認して血液型の最終判定が行われている。
【0004】オモテ試験は、被検血液を遠心分離して血
漿部分と血球部分に分け、血球部分を標準抗A及び標準
抗Bとそれぞれ異なる容器中で反応させ、その凝集度を
観察することにより行われる。また、ウラ試験は、被検
血液の血漿部分を、標準A型血球(「A1」と呼ばれる)
及び標準B型血球(「B」と呼ばれる)とそれぞれ異な
る容器中で反応させ、その凝集度を観察することにより
行われる。
【0005】また、Rh式血液型分類では、赤血球がD
抗原を持つものをRh+型、持たないものをRh−型に
分類する。これは、被検血液の血球部分を、標準抗Dと
反応させ、その凝集度を観察することにより行われる。
なお、Rh式血液型分類では、被検血液の赤血球上の抗
原を調べるので、ABO式血液型判定のオモテ試験の一
部として行われている。
【0006】従って、輸血の際の適合性を判定するため
の血液型判定を行うためには、被検血液の血球部分を抗
A、抗B及び抗Dとそれぞれ異なる容器内で反応させる
こと、並びに被検血液の血漿部分をA1及びBとそれぞれ
異なる容器内で反応させることが必要となる。このた
め、最低でも、被検血液をこれらの5つの別個の容器に
分注する操作と、各容器における凝集程度を記録する操
作が必要である。
【0007】従来、これらの操作は人手により行われて
いる。病院や臨床検査センターでは、多数の患者の血液
型を限られた時間内に判定する必要があり、このため、
複数の検体について、同時並行的に試験が進められるこ
とが多い。検体の取り違えや、添加すべき試薬の取り違
えを防止するために、元検体及び各試験容器にはラベル
が貼られ、各容器には、「抗A」、「抗B」、「抗
D」、「A1」、「B」といった文字が記載され、さらに
元検体及び各試験容器には同一の検体番号が記載され
る。検査者は、分注の際に元検体の番号と各試験容器の
番号が一致していることを確認し、かつ、添加する試薬
と各試験容器のラベルに表示された試薬名とが一致して
いることを確認しながら作業を進める。さらに、人為ミ
スを防止するために、オモテ試験とウラ試験は別々の検
査者が行い、それらの判定結果が一致した場合にのみ最
終判定が行われる。なお、判定された血液型は、検査者
がワークシートに書き込む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、オモ
テ試験とウラ試験を別々の人が行うため、1つの検体に
ついて血液型を判定するのに2名の検査者が必要であ
る。しかしながら、血液型判定は、例えば深夜に起きた
交通事故傷害の治療のために深夜に緊急に行わなければ
ならないような場合が少なからず存在する。しかし、こ
のような緊急事態に対処するために、365日24時間
体制で2名の検査者を待機させておくのは困難であり、
緊急の場合には、一人の検査者が血液型判定を行わなけ
ればならないこともある。しかし、そのような場合で
も、血液型の判定は患者の生命に関わることであるの
で、ミスは絶対に許されない。
【0009】本発明の目的は、一人の検査者が検査を行
った場合でも人為ミスが起きず、確実に正しい血液型を
判定することができる、血液型判定支援システム及びそ
の動作方法を提供することである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、鋭意研
究の結果、元検体と試験容器に基本部分が同一で枝番部
分が異なるバーコードを貼付し、各分注操作の直前にこ
れらのバーコードをコンピューターに読み取らせ、人為
ミスが起きている場合には警告を発するとともに次の工
程に進んだり、凝集度を入力したりすることができない
ようにし、また、特定の試験容器における凝集度の入力
欄が、凝集度を判定しようとする試験容器に貼付された
バーコードを読み取らせることにより、コンピューター
により自動的にディスプレイに表示されるようにするこ
とにより、人為ミスを確実に防止することができ、その
結果、検査者が1名の場合でも確実に正しい判定結果を
得ることができることに想到し、本発明を完成した。
【0011】すなわち、本発明は、バーコード読み取り
手段と、読み取ったバーコード及び/又は該バーコード
から一義的に生成されるバーコードを記憶する記憶手段
と、試験に用いられる試験容器の正しい順序を、容器に
貼付されるバーコードの枝番部分に対応させて記憶させ
た容器順序ファイル手段と、読み取ったバーコードの基
本部分を記憶されたバーコードと比較するバーコード比
較手段と、読み取ったバーコードの枝番部分が、上記容
器順序ファイル手段に記憶された正しい容器の枝番部分
と一致しているか否かを判断する容器順序判断手段と、
読み取ったバーコードの基本部分と記憶されたバーコー
ドが同一でないか又は読み取ったバーコードの枝番部分
が、上記ファイル手段に記憶された容器の正しい枝番部
分と一致していない場合には警告を出力する警告出力手
段と、少なくとも各容器の凝集度の数値を入力する凝集
度入力欄をそれぞれ有する作業管理フォームを記憶させ
たファイル手段と、該作業管理フォームを表示する手段
と、各容器の凝集度の数値を入力する入力手段と、凝集
度の数値と血液型とを対応させた血液型判定テーブル手
段と、上記各手段を制御する制御手段とを具備する血液
型判定支援システムの動作方法であって、元検体から検
体の一部が試験容器に分注される際に、前記バーコード
読み取り手段が、元検体容器に貼付されたバーコードを
読み取るステップ、読み取ったバーコード又は該バーコ
ードから一義的に生成されるバーコードを前記記憶手段
に記憶させるステップ、各試験容器に貼付されたバーコ
ードを前記バーコード読み取り手段が読み取るステッ
プ、この読み取ったバーコードの基本部分が、前記記憶
手段に記憶されている、元検体容器に貼付されたバーコ
ード又は該バーコードから一義的に生成される前記バー
コードと一致しているか否かを前記バーコード比較手段
が判断するステップ、この読み取ったバーコードの枝番
部分が上記容器順序ファイル手段に記憶された正しい容
器の枝番部分と一致しているか否かを上記容器順序判断
手段が判断するステップ、読み取られた試験容器のバー
コードの基本部分が、前記記憶手段に記憶された元検体
のバーコード又は該バーコードから一義的に生成される
前記バーコードと一致しない場合又は読み取られた試験
容器のバーコードの枝番部分が前記容器順序判断手段に
より正しい順序の容器の枝番部分でないと判断された場
合に前記警告出力手段により警告を出力するとともに前
記警告表示手段により該警告を表示し、かつ、前記制御
手段により次の工程のバーコードの読み取りを不能にす
るステップ、各試験容器の凝集度を入力する前にバーコ
ード読み取り手段により読み取られたバーコードに基づ
いて、該試験容器の凝集度を入力する欄を表示するステ
ップ、前記制御手段が、入力された各試験容器の凝集度
に対応する血液型を前記血液型判定テーブル手段から取
り出すステップ、及び取り出された血液型を表示するス
テップを含む、血液型判定支援システムの動作方法を提
供する。また、本発明は、バーコード読み取り手段と、
読み取ったバーコード及び/又は該バーコードから一義
的に生成されるバーコードを記憶する記憶手段と、試験
に用いられる試験容器の正しい順序を、容器に貼付され
るバーコードの枝番部分に対応させて記憶させた容器順
序ファイル手段と、読み取ったバーコードの基本部分を
記憶されたバーコードと比較するバーコード比較手段
と、読み取ったバーコードの枝番部分が、上記容器順序
ファイル手段に記憶された正しい容器の枝番部分と一致
しているか否かを判断する容器順序判断手段と、読み取
ったバーコードの基本部分と記憶されたバーコードが同
一でないか又は読み取ったバーコードの枝番部分が、上
記ファイル手段に記憶された容器の正しい枝番部分と一
致していない場合には警告を出力する警告出力手段と、
少なくとも各容器の凝集度の数値を入力する凝集度入力
欄をそれぞれ有する作業管理フォームを記憶させたファ
イル手段と、該作業管理フォームを表示する手段と、各
容器の凝集度の数値を入力する入力手段と、凝集度の数
値と血液型とを対応させた血液型判定テーブル手段と、
上記各手段を制御する制御手段とを具備する、請求項1
記載の方法に用いられる血液型判定支援システムを提供
する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい具体例を説明す
る。本発明の血液型判定支援システムは、コンピュータ
ーと、通常のバーコードリーダー(好ましくは据え置き
型)と、通常のプリンターとで構成することができる。
なお、コンピューターは、通常のWindows(登録商標)
パソコンを好ましく利用することができる。コンピュー
ターには、キーボード及びマウスのような入力装置と、
ディスプレイと、プリンター(好ましくはカラープリン
ター)が接続されている。また、コンピューターは、CP
U、RAMからなるメインメモリー、ハードディスクのよう
な記録装置を備え、このようなハードウェア構成の装置
を用いて本発明の方法を行うための制御プログラムがイ
ンストールされている。なお、システムのハードウェア
は、いずれも市販されている周知のものを用いることが
できる。
【0013】次に本発明の血液型判定支援システムの好
ましい具体例を、好ましい動作方法(使用方法)と共に
説明する。
【0014】現在、病院等で患者から採血された血液
は、バーコードが印刷されたラベルが貼付された元検体
(「親検体」とも言う)容器にその場で収容され、この
元検体容器が臨床検査センター等の血液型検査の現場に
運ばれてくる。
【0015】本発明の方法を行う際には、先ず、ハード
ディスク等の記録装置にインストールされている制御プ
ログラムを立ち上げた後、元検体容器のバーコードをバ
ーコードリーダーで読む。読まれたバーコードは、制御
プログラムにより処理され、該バーコードと同一のバー
コード又は該バーコードから一義的に生成される新たな
バーコード(この部分を本明細書ではバーコードの基本
部分と呼ぶ)、枝番部分がそれぞれ異なる複数枚のバー
コードが生成され、プリンターから印刷される。なお、
ここで、「元検体容器のバーコードから一義的に生成さ
れる新たなバーコード」とは、元検体容器のバーコード
と同一のバーコードではないが、元検体容器のバーコー
ドと新バーコードが1:1に対応するものを意味する。
このような新バーコードを採用することにより、元検体
容器のバーコードよりも短いバーコードを基本部分とす
ることが可能となり、それによって検査時における読み
取り精度を高め、作業効率を向上させることが可能とな
る。なお、基本部分と枝番部分を有するバーコードは、
制御プログラムにプログラムされたバーコード生成プロ
グラムにより容易に生成することができる。印刷される
複数枚のバーコードの1例を図1に示す。図1に示す例
では、「子検体」、「浮遊液」、「表抗A」、「表抗
B」、「抗D」、「裏A血」、「裏B血」、「Du確」、
「Rh-cont」という表示のある9枚のバーコードラベル
が印刷される。バーコードラベルは、裏面に糊がコーテ
ィングされ、台紙から剥離して試験管に直接貼付できる
ようになっている。バーコードラベルには、バーコード
の他に番号も表示される。なお、図1は、模式的に記載
したもので、バーコードは全て同一になっているが、実
際のバーコードでは枝番部分が異なっている。また、添
加する試薬を間違わないようにするために、凝集試験を
行う試験容器のバーコードラベルの端部には、それぞれ
異なる色を印刷することが好ましい。このため、プリン
ターはカラープリンターを用いることが好ましい。
【0016】次に、印刷された各バーコードラベルを台
紙から剥離し、空の各容器(通常は試験管)に貼付され
る。本明細書では、検体の一部を分注したり、凝集試験
を行ったりする容器を全て「試験容器」と呼ぶ。「子検
体」のバーコードラベルが貼付された試験容器には、後
の工程で、遠心分離後の元検体の血漿部分が分注され
る。「浮遊液」のラベルが貼付された試験容器には、後
の工程で、遠心分離後の元検体の血球部分が分注され、
そこにさらに生理食塩水が添加されて血球の浮遊液が調
製される。「表抗A」のラベルが貼付された試験容器に
は、後の工程で、標準抗Aが添加され、そこに「浮遊
液」の試験容器から血球浮遊液が分注され、凝集試験が
行われる。「表抗B」のラベルが貼付された試験容器に
は、後の工程で、標準抗Bが添加され、そこに「浮遊
液」の試験容器から血球浮遊液が分注され、凝集試験が
行われる。「抗D」のラベルが貼付された試験容器に
は、後の工程で、標準抗Dが添加され、そこに「浮遊
液」の試験容器から血球浮遊液が分注され、凝集試験が
行われる。「裏A血」のラベルが貼付された試験容器に
は、後の工程で、「子検体」の試験容器から血漿が分注
され、そこに標準A型血球が分注され、凝集試験が行わ
れる。「裏B血」のラベルが貼付された試験容器には、
後の工程で、「子検体」の試験容器から血漿が分注さ
れ、そこに標準B型血球が分注され、凝集試験が行われ
る。「Du確」のラベルが貼付された試験容器は、「抗
D」の凝集試験結果が陰性であった場合にのみ用いられ
る。日本人のほとんどはRh+型なので、「抗D」の凝
集試験結果はほとんどの場合陽性になる。「抗D」の凝
集試験結果が陰性になった場合でも、赤血球が、D抗原
よりは抗原性が弱いが、抗Dと抗原抗体反応を起こすDu
抗原を持っている場合がある。Du抗原の有無は、抗Dと
の反応性を、37℃で30分〜1時間程度、十分に反応
させて凝集が起きるか否かを調べることにより判定され
る。従って、「Du確」のラベルが貼付された試験容器に
は、「抗D」での凝集が陰性であった場合に、後の工程
で、標準抗Dが添加され、そこに「浮遊液」の試験容器
から血球浮遊液が分注され、37℃で30分〜1時間反
応させて凝集試験が行われる。「Rh-cont」のラベルが
貼付された試験容器には、弱い凝集が観察された場合、
後の工程で、標準抗Dの調製に用いられた緩衝液のみが
添加され、そこに「浮遊液」の試験容器から血球浮遊液
が分注され、凝集試験が行われる。抗Dとの凝集試験で
は、Rh−型であるにも関わらず非特異的に凝集が起き
る場合があるので、抗Dを含まない緩衝液と反応させて
凝集が起きないことを確認するコントロール試験が行わ
れる。「Du確」及び「Rh-cont」は、ほとんどの検体に
ついては行われないので、これらの検査が必要になった
場合にのみラベルから剥離して試験容器に貼付してもよ
い。
【0017】元検体を遠心分離して血漿部分と血球部分
に分離させた後、検査を開始する。
【0018】制御プログラムを立ち上げ、ハードディス
ク等の記録装置に保存されている作業管理フォームのメ
インフォームを呼び出し、ディスプレイ上に表示させ
る。なお、作業管理フォームは、メインフォームと、メ
インフォームからボタンをクリックすることにより呼び
出される後述のサブフォームとから成っている。好まし
い作業管理フォームのメインフォームの一例を図2に示
す。図2に示す作業管理フォームのメインフォームで
は、複数の患者についての検査を一括して表示できるよ
うになっている。図2に示す例では、各工程の進捗状況
を表示するために、「子検体」、「浮遊液」、「裏試験
検体」及び「表試験検体」の各作業工程表示欄が設けら
れ、試験開始時には、各欄には、複数の黒丸が表示され
ている。また、凝集結果が表示される欄を隔てた位置に
「Du検体」の作業工程表示欄が設けられている。「Du検
体」の作業工程表示欄には黒丸が表示されていないが、
「抗D」の凝集が陽性にならなかった場合には、黒丸が
自動的に表示される。これらの作業工程表示欄について
は、後述する。また、各作業工程表示欄の上には各作業
用のサブメニュー起動ボタン(サブフォームを呼び出す
ボタン)が設けられている。「子検体分注」のボタンを
マウスポインターでクリックすると、例えば図3に示す
ような子検体分注フォームが現れる。「浮遊液調製」、
「表試験検体分注」及び「裏試験検体分注」並びに「Du
試験検体分注」の分注フォームも同様である。フォーム
には、検査者がミスをした場合に警告を表示する大きな
領域が設けてあり、その下にミスの内容を表示する欄が
設けてある。さらに、元検体のバーコード又はこれから
一義的に生成されたバーコード及び子検体のバーコード
ラベルに記載されている番号をそれぞれ表示する欄が設
けられている。さらに、メインフォームには「凝集度入
力」ボタンが設けられており、これをクリックすること
により凝集度入力欄を有する凝集度入力フォームが表示
される。さらに、メインフォームには「Du試験」ボタン
が設けられており、これをクリックすることによりDu試
験における凝集度入力欄を有するDu試験フォームが表示
される。これらの各サブフォームももちろんハードディ
スク等に記憶されており、制御プログラムにより呼び出
されてディスプレイに表示される。
【0019】検査の手順は予め定めておく。下記の例で
は、子検体分注、ウラ試験、浮遊液調製、オモテ試験
(抗Dを包含する)、さらに必要な場合にはDu試験の順
に行う場合について説明する。もちろん、手順はこれに
限定されるものではない。
【0020】ここに記載する検査の例では、先ず初めに
子検体分注を行うので、メインフォームの「子検体分
注」のボタンをクリックし、図3に示すような子検体分
注フォームを表示させる。そして、この状態で、元検体
のバーコードをバーコードリーダーで読む。読まれたバ
ーコード又は該バーコードから一義的に生成されたバー
コードは、メインメモリーに記憶される。また、子検体
分注フォームの「親検体の読み取り」欄には、読まれた
バーコードラベルに記載されている番号又は該バーコー
ドから一義的に生成されたバーコードの番号が表示され
る。
【0021】次に、「子検体」のラベルが貼付された試
験容器のバーコードをバーコードリーダーで読む。制御
プログラムは、先に読まれた元検体のバーコード又は該
バーコードから一義的に生成されたバーコードと、子検
体のバーコードとを比較し、バーコードの基本部分が同
じであるか否かを判断する。また、子検体のバーコード
の枝番部分が、ハードディスク等に保存されている容器
順序ファイルに記憶された正しい順序の容器の枝番か否
かを判断する。容器順序ファイルには、予め定めた容器
の順序が、枝番に対応させて記録されている。すなわ
ち、各試験容器に貼付されるバーコードは枝番部分を有
するから、各試験容器はこの枝番部分により特定され
る。そして、検査の手順を予め決めておけば、バーコー
ドリーダーで読まれる試験容器の順序も初めから決めら
れることになり、この決められた試験容器の順序を試験
容器の枝番で容器順序ファイルに記録しておく。このよ
うに、「子検体」のバーコードを読むと、その子検体の
試験容器が元検体の患者の検査を行うためのものである
か否かということ(検体間の取り違えミスの防止)と、
2番目(すなわち、「元検体」の容器の次)に読まれた
試験容器が「子検体」の試験容器であるか否か(試験容
器の取り違えミスの防止)の両者が制御プログラムによ
り判断される。また、「子検体の読み取り」欄には、子
検体のバーコードに記載された番号が表示される。これ
らは以下の工程でも同様である。
【0022】最初に元検体のバーコードを読むと、図2
に示す作業管理フォームのメインフォームの作業工程表
示欄の「子検体」の欄にある2つの黒丸のうち、最初の
黒丸が白丸に変わる。次に、「子検体」のバーコードを
読むと、2つ目の黒丸が白丸に変わる。これにより、検
査者は、常に自分が今どの工程を行っているのかをメイ
ンフォームを見ることにより一目瞭然に知ることができ
る。
【0023】検査者が試験容器を間違えた場合、すなわ
ち、元検体の患者とは異なる他の患者用の「子検体」の
容器のバーコードを読ませたり、元検体の患者と同一の
患者用の容器ではあるが、「子検体」の容器以外の容器
のバーコードを読ませた場合には、制御プログラムによ
り警告が出力されると共に、次の工程のバーコードの読
み取りが不能にされる。警告は、例えば図3に示す子検
体分注フォームの警告表示欄に、図3の左下のフォーム
に示すように赤地に「MISS」の文字が記載された警告マ
ークが表示されることにより行われる。警告表示欄に
は、ミスが起きなかった場合には例えば図3の右上のフ
ォームに示すようなOKマークが表示される。警告はさ
らに、警告音を発することが好ましい。
【0024】ミスを起こして警告が発せられた場合に
は、子検体分注フォームにあるキャンセルボタンをクリ
ックすると、直前のバーコード読み取りがキャンセルさ
れ、工程確認欄(及びメインフォームの作業工程表示
欄)の2つ目の白丸が黒丸に戻る。この状態で、正しい
試験容器を取ってバーコードリーダーに読み取らせ、引
き続きその後の工程を進めていくことができる。なお、
警告の態様や、ミスをした場合の警告の解除の方法は以
下の工程でも同様である。
【0025】次に、上記のようにして正しい試験容器で
あることが確認された子検体容器に、元検体容器から血
漿部分を移す。
【0026】この検査例では、次にウラ試験を行うの
で、子検体分注のフォームを閉じ(フォーム右上の×印
をクリックすることにより閉じることができる)、メイ
ンフォームで「裏試験検体分注」のボタンをクリックす
ると、図4に示すような裏試験検体分注フォームが表示
される。
【0027】この状態で、子検体容器のバーコードをバ
ーコードリーダーで読み取らせ、次に「裏A血」、「裏
B血」の各試験容器のバーコードをバーコードリーダー
で読み取らせる。そうすると、読み取られた子検体容器
のバーコードの基本部分が記憶され、これが「裏A
血」、「裏B血」の各試験容器のバーコードの基本部分
と一致しているか否かが比較される。また、「裏A
血」、「裏B血」の各試験容器のバーコードの枝番部分
が、容器順序ファイルに記憶されている、初めから数え
て4番目及び5番目に読まれるバーコードの枝番と一致
しているか否かが判断される。従って、子検体分注の場
合と全く同様にして、「裏A血」、「裏B血」の試験容
器と「子検体」の試験容器が同一の患者の検査を行うた
めのものであるか否かということ(検体間の取り違えミ
スの防止)と、初めから数えて4番目及び5番目に読ま
れた試験容器が「裏A血」及び「裏B血」の試験容器で
あるか否か(試験容器の取り違えミスの防止)の両者が
制御プログラムにより判断される。なお、「裏A血」及
び「裏B血」の試験容器には、いずれも子検体容器中の
同一の血漿が入れられるので、「裏A血」と「裏B血」
は、順序が入れ替わっても問題はない。従って、容器順
序ファイルには、これらの順序が入れ替わった順序も記
録しておき、どちらの場合でも許容できるようにしてお
いてもよい。また、図4に示す裏試験検体分注フォーム
には、メインフォームの作業工程表示欄と同様な工程確
認欄が設けられており、この工程確認欄及びメインフォ
ームの作業工程表示欄の表示も子検体分注の場合と同様
に変化する。ただし、「裏A血」と「裏B血」の2つの
試験容器に分注するので、バーコードリーダーで読むバ
ーコードの数は合計3つになる。従って、工程確認欄及
び作業工程表示欄には黒丸が3つ表示されている。2つ
目の黒丸と3つ目の黒丸は、白以外のそれぞれ異なる色
に着色して表示するとより一目瞭然となるので好まし
い。「裏A血」と「裏B血」の各試験容器が正しい容器
であることが確認された後、これらの試験容器に子検体
容器から血漿を分注する。
【0028】次に、「裏A血」の試験容器に標準A型血
球(A1)を添加し、「裏B血」の試験容器に標準B型血球
(B)を添加する。これらの試験容器中での凝集は後で観
察する。
【0029】この検査例では、次に、浮遊液を調製す
る。裏試験検体分注フォームを閉じ、「浮遊液調製」の
ボタンをクリックして、図3に示されるのと同様な浮遊
液調製フォームを表示させる。
【0030】この状態で、元検体のバーコードをバーコ
ードリーダーで読み、次に「浮遊液」容器のバーコード
をバーコードリーダーで読む。子検体分注の場合と全く
同様にして、その浮遊液の試験容器が元検体の患者の検
査を行うためのものであるか否かということ(検体間の
取り違えミスの防止)と、初めから数えて7番目に読ま
れた試験容器が「浮遊液」の試験容器であるか否か(試
験容器の取り違えミスの防止)の両者が制御プログラム
により判断される。工程確認欄及び作業工程表示欄の黒
丸も子検体分注の場合と全く同様に変化する。
【0031】「浮遊液」の容器が正しい容器であること
が確認された後、元検体の血球部分の一部をスポイトで
「浮遊液」の容器に移す。次に、これに生理食塩水を加
え、血球浮遊液を調製する。
【0032】次にオモテ試験を行う。浮遊液調製フォー
ムを閉じ、表試験検体分注フォームを表示させる。この
状態で、「浮遊液」の容器のバーコードをバーコードリ
ーダーで読み、次いで、「抗A」、「抗B」、「抗D」
の各容器のバーコードをバーコードリーダーで読む。そ
うすると、裏試験検体分注の場合と全く同様にして、
「抗A」、「抗B」、「抗D」の各試験容器と「浮遊
液」の試験容器が同一の患者の検査を行うためのもので
あるか否かということ(検体間の取り違えミスの防止)
と、初めから数えて9番目、10番目及び11番目に読
まれた試験容器が「抗A」、「抗B」、「抗D」の各試
験容器の試験容器であるか否か(試験容器の取り違えミ
スの防止)の両者が制御プログラムにより判断される。
なお、「抗A」、「抗B」、「抗D」の各試験容器に
は、いずれも浮遊液容器中の同一の浮遊液が入れられる
ので、「抗A」、「抗B」、「抗D」は、順序が入れ替
わっても問題はない。従って、容器順序ファイルには、
これらの順序が入れ替わった順序も記録しておき、どち
らの場合でも許容できるようにしておいてもよい。ま
た、表試験検体分注フォームの工程確認欄及びメインフ
ォームの作業工程表示欄の表示も子検体分注の場合と同
様に変化する。ただし、「抗A」、「抗B」、「抗D」
の各試験容器の3つの試験容器に分注するので、バーコ
ードリーダーで読むバーコードの数は合計4つになる。
従って、工程確認欄及び作業工程表示欄には黒丸が4つ
表示されている。2つ目〜4つ目の黒丸は、白以外のそ
れぞれ異なる色に着色して表示するとより一目瞭然とな
るので好ましい。「抗A」、「抗B」、「抗D」の各試
験容器が正しい容器であることが確認された後、これら
の試験容器に浮遊液容器から血球浮遊液を分注する。
【0033】次に、「抗A」、「抗B」、「抗D」の各
試験容器に、それぞれ抗A、抗B、抗Dを添加する。良
く混和し、すぐに遠心分離する。
【0034】次に、凝集度の判定とその入力を行う。表
試験検体分注フォームを閉じ、メインフォームで「凝集
度入力」ボタンをクリックすると、図5に示すような凝
集度入力フォームがディスプレイに表示される。もちろ
んこのサブフォームもハードディスクに保存されてい
る。
【0035】この状態で、「裏A血」の試験容器のバー
コードをバーコードリーダーに読み取らせる。そうする
と、読み取られたバーコードに基づき、制御プログラム
により当該患者の「裏A血」の凝集度を入力する入力欄
を有する凝集度入力フォームが表示される。この入力欄
に入力された数値は、当該患者の「裏A血」容器の凝集
度であるとして処理される。従って、他の患者の容器
や、同じ患者の他の試験容器の結果を入力してしまう転
記ミスが防止される。また、凝集度入力フォームの「検
体の読み取り」欄には、バーコードリーダーで読んだバ
ーコードの番号が表示され、その枝番に基づき、「当該
検体は・・・です。」の欄に試験内容が表示される(な
お、図5では、表試験の抗Aの場合を表示)。凝集度
は、図5の右下に示されるような対応表に従って、検査
者が目視で判断し入力する。入力すると、凝集度合が
「結果表示」の欄に大きく表示される。
【0036】次いで、同様にして、「裏B血」試験容器
のバーコードをバーコードリーダーで読み取り、表示さ
れた入力欄に凝集度を入力する。さらに、同様にして、
「抗A」、「抗B」、「抗D」の各試験容器について
も、バーコードリーダーで読み取らせ、その都度、表示
された凝集度入力欄に凝集度を入力する。なお、凝集度
の入力は、読んだバーコードによって特定される試験容
器の凝集度入力欄が表示されるので、凝集度を入力する
容器の順序は予め定めておく必要はなく、任意の順序で
行うことができる。これにより作業効率が高まる。
【0037】なお、「Du確」及び「Rh-cont」が必要な
場合には、上記と同様に、「Du試験検体分注」のボタン
をクリックして「裏試験検体分注」と同様なサブフォー
ムを表示させた後、バーコードを利用して「浮遊液」か
らの分注を行い、また、「Du試験」ボタンをクリック
し、上記と同様にしてバーコードをバーコードリーダー
で読んだ後に凝集力を入力する。
【0038】各試験容器の凝集度入力が終了すると、制
御プログラムにより、ハードディスクに保存されている
血液型判定テーブルと入力結果が照合され、血液型が判
定される。判定された血液型は、作業管理フォームのメ
インフォームに表示される。
【0039】さらに、所望により、判定された血液型及
び患者IDバーコード、さらには患者氏名等の患者情報と
共に出力し、印刷する手段により血液型証明書及び/又
は患者認識用リストバンドを作成してもよい。血液型証
明書(血液型カード)は、例えば図6に示すようなフォ
ームにすることができる。また、所望により、例えば図
7に示すような血液型検査確認リストを印刷してもよ
い。
【0040】また、検査結果データを、臨床検査センタ
ーのホストコンピューターや、依頼者の病院のコンピュ
ーターに伝送するようにしてもよい。さらに、患者が同
一の臨床検査センター等で以前にも検査を受けたことが
あり、そのデータがホストコンピューターに保存されて
いる場合には、検査結果を、ホストコンピューターに保
存された該患者の過去の履歴データと照合して検査の正
確さをさらに高めることができる。このような照合によ
り、採血の段階で患者を取り違えているようなミスを発
見できる場合がある。
【0041】以上述べた血液型判定支援システムのシス
テム構成の例を図8に示す。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、一人の検査者が検査を
行った場合でも人為ミスが起きず、確実に正しい血液型
を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例により印刷されるバーコードラベルの例を示す図であ
る。
【図2】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例により表示される、作業管理フォームのメインフォー
ムの例を示す図である。
【図3】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例により表示される、作業管理フォームのサブフォーム
の1つである子検体分注フォームの例を示す図である。
【図4】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例により表示される、作業管理フォームのサブフォーム
の1つである裏試験検体分注フォームの例を示す図であ
る。
【図5】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例により表示される、作業管理フォームのサブフォーム
の1つである凝集度入力フォームの例を示す図である。
【図6】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例により印刷される血液型証明書の例を示す図である。
【図7】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例により印刷される血液型検査確認リストの例を示す図
である。
【図8】本発明の血液型判定支援システムの好ましい1
例のシステム構成を示す図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコード読み取り手段と、読み取った
    バーコード及び/又は該バーコードから一義的に生成さ
    れるバーコードを記憶する記憶手段と、試験に用いられ
    る試験容器の正しい順序を、容器に貼付されるバーコー
    ドの枝番部分に対応させて記憶させた容器順序ファイル
    手段と、読み取ったバーコードの基本部分を記憶された
    バーコードと比較するバーコード比較手段と、読み取っ
    たバーコードの枝番部分が、上記容器順序ファイル手段
    に記憶された正しい容器の枝番部分と一致しているか否
    かを判断する容器順序判断手段と、読み取ったバーコー
    ドの基本部分と記憶されたバーコードが同一でないか又
    は読み取ったバーコードの枝番部分が、上記ファイル手
    段に記憶された容器の正しい枝番部分と一致していない
    場合には警告を出力する警告出力手段と、少なくとも各
    容器の凝集度の数値を入力する凝集度入力欄をそれぞれ
    有する作業管理フォームを記憶させたファイル手段と、
    該作業管理フォームを表示する手段と、各容器の凝集度
    の数値を入力する入力手段と、凝集度の数値と血液型と
    を対応させた血液型判定テーブル手段と、上記各手段を
    制御する制御手段とを具備する血液型判定支援システム
    の動作方法であって、元検体から検体の一部が試験容器
    に分注される際に、前記バーコード読み取り手段が、元
    検体容器に貼付されたバーコードを読み取るステップ、
    読み取ったバーコード又は該バーコードから一義的に生
    成されるバーコードを前記記憶手段に記憶させるステッ
    プ、各試験容器に貼付されたバーコードを前記バーコー
    ド読み取り手段が読み取るステップ、この読み取ったバ
    ーコードの基本部分が、前記記憶手段に記憶されてい
    る、元検体容器に貼付されたバーコード又は該バーコー
    ドから一義的に生成される前記バーコードと一致してい
    るか否かを前記バーコード比較手段が判断するステッ
    プ、この読み取ったバーコードの枝番部分が上記容器順
    序ファイル手段に記憶された正しい容器の枝番部分と一
    致しているか否かを上記容器順序判断手段が判断するス
    テップ、読み取られた試験容器のバーコードの基本部分
    が、前記記憶手段に記憶された元検体のバーコード又は
    該バーコードから一義的に生成される前記バーコードと
    一致しない場合又は読み取られた試験容器のバーコード
    の枝番部分が前記容器順序判断手段により正しい順序の
    容器の枝番部分でないと判断された場合に前記警告出力
    手段により警告を出力するとともに前記警告表示手段に
    より該警告を表示し、かつ、前記制御手段により次の工
    程のバーコードの読み取りを不能にするステップ、各試
    験容器の凝集度を入力する前にバーコード読み取り手段
    により読み取られたバーコードに基づいて、該試験容器
    の凝集度を入力する欄を表示するステップ、前記制御手
    段が、入力された各試験容器の凝集度に対応する血液型
    を前記血液型判定テーブル手段から取り出すステップ、
    及び取り出された血液型を表示するステップを含む、血
    液型判定支援システムの動作方法。
  2. 【請求項2】 前記血液型判定支援システムは、前記記
    憶手段により記憶されたバーコードと基本部分が同じで
    枝番部分が異なる複数枚数のバーコードを生成するバー
    コード生成手段と、生成されたバーコードを印刷するプ
    リンターとをさらに具備し、前記バーコード読み取り手
    段が、元検体容器に貼付されたバーコードを読み取るス
    テップ、前記記憶手段が該バーコード又は該バーコード
    から一義的に生成されるバーコードを記憶するステッ
    プ、記憶されたバーコードと基本部分が同一で枝番部分
    が異なる複数枚数のバーコードを前記バーコード生成手
    段が生成するステップ、生成されたバーコードを前記プ
    リンターが印刷するステップをさらに含み、印刷された
    バーコードが前記各試験容器に貼付される請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記作業管理フォームは、元検体容器及
    び各試験容器に貼付されたバーコードが前記バーコード
    読み取り手段により読み取られる度に、当該容器に貼付
    されたバーコードが読み取られたことを表示する、作業
    工程表示欄をさらに含む請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記凝集度入力欄は、前記作業管理フォ
    ームのメインフォームから呼び出されるサブフォーム内
    に設けられている請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記血液型判定支援システムは、判定さ
    れた血液型を患者IDバーコードと共に出力し、印刷する
    手段をさらに含む請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 判定された血液型を患者IDバーコードと
    共に出力し、印刷する手段により血液型証明書及び/又
    は患者認識用リストバンドが印刷される請求項5記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 バーコード読み取り手段と、読み取った
    バーコード及び/又は該バーコードから一義的に生成さ
    れるバーコードを記憶する記憶手段と、試験に用いられ
    る試験容器の正しい順序を、容器に貼付されるバーコー
    ドの枝番部分に対応させて記憶させた容器順序ファイル
    手段と、読み取ったバーコードの基本部分を記憶された
    バーコードと比較するバーコード比較手段と、読み取っ
    たバーコードの枝番部分が、上記容器順序ファイル手段
    に記憶された正しい容器の枝番部分と一致しているか否
    かを判断する容器順序判断手段と、読み取ったバーコー
    ドの基本部分と記憶されたバーコードが同一でないか又
    は読み取ったバーコードの枝番部分が、上記ファイル手
    段に記憶された容器の正しい枝番部分と一致していない
    場合には警告を出力する警告出力手段と、少なくとも各
    容器の凝集度の数値を入力する凝集度入力欄をそれぞれ
    有する作業管理フォームを記憶させたファイル手段と、
    該作業管理フォームを表示する手段と、各容器の凝集度
    の数値を入力する入力手段と、凝集度の数値と血液型と
    を対応させた血液型判定テーブル手段と、上記各手段を
    制御する制御手段とを具備する、請求項1記載の方法に
    用いられる血液型判定支援システム。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段により記憶されたバーコー
    ドと基本部分が同じで枝番部分が異なる複数枚数のバー
    コードを生成するバーコード生成手段と、生成されたバ
    ーコードを印刷するプリンターとをさらに具備する請求
    項7記載の血液型判定支援システム。
  9. 【請求項9】 前記作業管理フォームは、元検体容器及
    び各試験容器に貼付されたバーコードが前記バーコード
    読み取り手段により読み取られる度に、当該容器に貼付
    されたバーコードが読み取られたことを表示する、作業
    工程表示欄をさらに含む請求項7又は8記載の血液型判
    定支援システム。
  10. 【請求項10】 前記凝集度入力欄は、前記作業管理フ
    ォームのメインフォームから呼び出されるサブフォーム
    内に設けられている請求項7ないし9のいずれか1項に
    記載の血液型判定支援システム。
  11. 【請求項11】 前記血液型判定支援システムは、判定
    された血液型を患者IDバーコードと共に出力し、印刷す
    る手段をさらに含む請求項7ないし10のいずれか1項
    に記載の血液型判定支援システム。
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