JP2022021677A - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

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秀仁 市丸
Hidehito Ichimaru
誠 濱田
Makoto Hamada
克博 藤原
Katsuhiro Fujiwara
恭士 小幡
Takashi Obata
洋明 後藤
Hiroaki Goto
悠介 中塚
Yusuke Nakatsuka
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Abstract

【課題】自動洗浄の重複を防ぐための支援をすることができる浴槽洗浄装置を提供すること。【解決手段】洗剤と湯水を散布することによって浴槽(1)を自動洗浄する洗浄運転を行う浴槽洗浄装置(10)において、自動洗浄に関する情報の報知手段(12a,12b)を備え且つ洗浄運転の開始操作を行うための操作端末(12)と、洗浄運転を制御して洗浄運転履歴を記憶する制御手段(21)を有し、制御手段は、操作端末による洗浄運転の開始操作時に、記憶した洗浄運転履歴に基づく自動洗浄要否判断情報を報知手段によって報知する。【選択図】図7

Description

本発明は、洗剤と湯水を散布して浴槽を洗浄する浴槽洗浄装置に関する。
従来から、浴槽に洗剤の散布と湯水の散布を繰り返し行う洗浄運転によって、浴槽を洗浄する浴槽洗浄装置が利用されている。浴槽洗浄装置が浴槽を自動洗浄するので、手間がかからず便利である。
浴槽洗浄装置による浴槽の自動洗浄は、浴室から離れた場所に設置された洗浄リモコンや給湯装置の台所リモコンの操作によって開始される。また、インターネットを介して機器を操作する技術が、様々な家庭用機器で既に利用されており、ユーザが外出先で、例えばスマートフォンからインターネットを介して自動洗浄を開始させることも可能である。
自動洗浄中には、例えば特許文献1のように、リモコン装置にて音声出力や文字表示により自動洗浄中であることを報知して、ユーザが洗浄液を浴びないように注意喚起する技術が知られている。また、特許文献2のように、入浴中のユーザが居るにもかかわらず、他のユーザが浴室の使用状況を知らないまま自動洗浄を開始させることを防ぐため、入浴に必要なふろ機能運転が行われている場合には自動洗浄を開始できないことを報知する技術が知られている。
特開2002-65485号公報 特許第3593841号公報
特許文献1では自動洗浄中であることが報知され、特許文献2では自動洗浄を開始できないことが報知されるが、自動洗浄が行われたことを報知するようには構成されていない。それ故、例えば深夜最後に入浴したユーザが入浴後に自動洗浄を開始させ、自動洗浄後には浴槽が使用されていない状態で、自動洗浄済みであることを知らない他のユーザが翌朝自動洗浄を開始させてしまい、この重複した自動洗浄によって洗剤や湯水を無駄に消費する虞がある。
本発明の目的は、自動洗浄の重複を防ぐための支援をすることができる浴槽洗浄装置を提供することである。
請求項1の発明の浴槽洗浄装置は、洗剤と湯水を散布することによって浴槽を自動洗浄する洗浄運転を行う浴槽洗浄装置において、前記自動洗浄に関する情報の報知手段を備え且つ前記洗浄運転の開始操作を行うための操作端末と、前記洗浄運転を制御して洗浄運転履歴を記憶する制御手段を有し、前記制御手段は、前記操作端末による前記洗浄運転の開始操作時に、記憶した前記洗浄運転履歴に基づく自動洗浄要否判断情報を前記報知手段によって報知することを特徴としている。
上記構成によれば、ユーザが洗浄運転を開始させる際に、浴槽洗浄装置の制御手段は、記憶した洗浄運転履歴に基づいて自動洗浄要否判断情報をユーザに知らせる。これにより、浴槽洗浄装置は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、ユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄の重複を防ぐことができる。
請求項2の発明の浴槽洗浄装置は、請求項1の発明において、前記自動洗浄要否判断情報は、前回の洗浄運転日時又は前回の洗浄運転からの経過時間であることを特徴としている。
上記構成によれば、ユーザが洗浄運転を開始させる際に、このユーザが知らなかった自動洗浄の実行日時又は自動洗浄後の経過時間を知らせることができる。従って、浴槽洗浄装置は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、ユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄の重複を防ぐことができる。
請求項3の発明の浴槽洗浄装置は、請求項1の発明において、前記自動洗浄要否判断情報は、現在時刻から予め設定された所定時間内に実行された前回の洗浄運転履歴であることを特徴としている。
上記構成によれば、ユーザが洗浄運転を開始させる際に、前回の自動洗浄から時間が経過していないことを知らせることができる。従って、浴槽洗浄装置は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、ユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄の重複を防ぐことができる。
請求項4の発明の浴槽洗浄装置は、請求項1~3の発明において、前記制御手段は、前記操作端末による前記洗浄運転の開始操作時に、前記洗浄運転履歴に基づいて前記自動洗浄の要否判定を行い、自動洗浄不要と判定した場合に前記自動洗浄要否判断情報を報知すると共に自動洗浄実行確認を促す報知を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、ユーザが洗浄運転を開始させる際に、制御手段が今回の自動洗浄は不要であると判定した場合には、自動洗浄要否判断情報をユーザに知らせると共に、本当に自動洗浄を実行することを確認する自動洗浄実行確認をユーザに促す報知を行う。従って、浴槽洗浄装置は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、ユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄の重複を防ぐことができる。
請求項5の発明の浴槽洗浄装置は、請求項1~4何れか1項の発明において、前記制御手段は、前記浴槽の湯張り排水履歴を記憶し、前記洗浄運転履歴と前記湯張り排水履歴に基づいて前記自動洗浄要否判断情報の報知を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、ユーザが洗浄運転を開始させる際に、制御手段は洗浄運転履歴と浴槽の湯張り排水履歴に基づいて自動洗浄要否判断情報をユーザに知らせる。従って、浴槽洗浄装置は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、ユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄の重複を防ぐことができる。
本発明の浴槽洗浄装置によれば、自動洗浄の重複を防ぐための支援をすることができ、支援を受けたユーザは自動洗浄の重複を防ぐことができる。
本発明の実施例1に係る浴槽洗浄装置と周辺機器の構成図である。 実施例1に係る浴槽洗浄装置の構成図である。 実施例1に係る操作手段の操作を説明するフローチャートである。 実施例1に係るホーム画面を示す図である。 実施例1に係るメニュー画面を示す図である。 実施例1に係るふろメニュー画面を示す図である。 実施例1に係る洗浄運転制御フローチャートである。 実施例1に係るふろ洗浄画面を示す図である。 実施例1に係る前回の自動洗浄日時を表示したふろ洗浄画面を示す図である。 実施例1に係る前回の自動洗浄後の経過時間を表示したふろ洗浄画面を示す図である。 実施例1に係る前回の自動洗浄履歴を表示したふろ洗浄画面を示す図である。 実施例1に係る自動洗浄中画面を示す図である。 本発明の実施例2に係る洗浄運転制御フローチャートである。 実施例2,3に係る前回の自動洗浄日時と自動洗浄実行確認を表示したふろ洗浄画面を示す図である。 実施例2,3に係る前回の自動洗浄後の経過時間と自動洗浄実行確認を表示したふろ洗浄画面を示す図である。 実施例2,3に係る前回の自動洗浄履歴と自動洗浄実行確認を表示したふろ洗浄画面を示す図である。 本発明の実施例3に係る洗浄運転制御フローチャートである。 実施例3に係る前回の自動洗浄後の浴槽未使用の情報と自動洗浄実行確認を表示したふろ洗浄画面を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、本発明の浴槽洗浄装置10の周辺機器を含めた全体構成について、図1に基づいて説明する。浴槽1には、浴槽1の湯張りや追焚きのための給湯装置2が湯張り追焚き配管3を介して接続されている。また、浴槽1の底部には、湯水を排水するための排水栓4と、洗剤と湯水を散布して浴槽1を洗浄するための洗浄ノズル5が配設されている。浴槽1には、蓋1aが覆い被せられている。
浴槽1の近傍には、洗浄ノズル5に洗剤と湯水を供給する供給ユニット6と、洗剤をためておく洗剤タンク7と、排水栓4の開閉操作を行うための排水スイッチ9が配設されている。浴槽洗浄装置10は、供給ユニット6と洗剤タンク7と洗浄ノズル5を有し、複数の配管類によってこれらを接続して構成されている。
供給ユニット6には、洗剤タンク7から洗剤を供給するための洗剤配管7aと、給湯装置2から湯水を供給するための給湯配管2aが接続されている。また、例えば浴室の天井に配設された電源通信ユニット8と供給ユニット6は、給湯装置2等との通信用の通信コードと電源コードを束ねたコード8aによって接続されている。
給湯装置2は、例えば燃料の燃焼熱を利用して加熱した湯水を給湯する燃焼式給湯装置であるが、ヒートポンプ式熱源機を有する給湯装置等であってもよい。給湯装置2には、湯張り運転や追焚き運転の開始操作、給湯設定温度の設定操作等を行うための浴室リモコン11、台所リモコン12が接続されている。また、浴槽洗浄装置10による洗浄運転の開始操作等を行うための洗浄リモコン13が給湯装置2に接続されている。
給湯装置2と電源通信ユニット8は、給湯装置2等との通信用の通信コードと電源コードを束ねたコード8bによって接続され、洗浄リモコン13は、給湯装置2と電源通信ユニット8を介して浴槽洗浄装置10と通信可能である。また、台所リモコン12及び浴室リモコン11も、浴槽洗浄装置10と通信可能である。台所リモコン12は、報知手段としてタッチ操作可能な表示部12aと音声出力部12bを有し、表示部12aには自動洗浄に関する情報等が表示され、音声出力部12bからは自動洗浄に関する情報等が出力される。洗浄リモコン13は、図示を省略するが、2桁の数字の表示部と複数の操作スイッチと報知手段に相当する音声出力部を有する。
台所リモコン12、洗浄リモコン13は、例えばルータ機能を備えた回線終端装置14によって構築された家庭内無線ネットワークを介してインターネット15に接続されている。インターネット15には、給湯装置2、浴槽洗浄装置10の提供者(製造者等)が設置したサーバ16が接続されている。
サーバ16は、給湯装置2及び浴槽洗浄装置10のユーザが外出先でスマートフォン17等からインターネット15を介して操作を行うことができるように中継する。これら台所リモコン12、洗浄リモコン13、スマートフォン17等は、浴槽洗浄装置10による洗浄運転の開始操作を行うための操作端末である。尚、浴室リモコン11からも浴槽洗浄装置10による洗浄運転の開始操作を行うことができる。
次に、浴槽洗浄装置10について説明する。
図2に示すように、浴槽洗浄装置10の供給ユニット6は、洗浄運転を制御する制御部21(制御手段)と、湯水を洗浄ノズル5に供給する湯水供給管22と、洗浄ノズル5に供給する湯水に洗剤を混合する例えばベンチュリ等の混合器24等を備えている。尚、電源通信ユニット8が制御部21を備えていてもよい。
給湯配管2aが接続される湯水供給管22は、電磁弁23、流量センサ25、定流量弁26、複数の逆止弁27a~27c、排水弁28a,28b等を備えている。混合器24には、洗剤タンク7から洗剤を供給するための洗剤配管7aが接続されている。洗剤配管7aは、電磁弁7bを備えている。
制御部21は、電磁弁23及び電磁弁7bの開閉が可能なように通信接続され、排水スイッチ9の操作に応じて排水栓4を開閉可能なように通信接続されている。また、制御部21は、洗剤タンク7の洗剤残量を検知可能なように通信接続されている。
制御部21は、例えば演算装置と記憶装置と入出力装置とカレンダー機能及び時計機能を備えたコンピュータであり、記憶装置に格納された制御プログラム等に基づいて洗浄運転や排水栓4の開閉等を制御する。この制御部21は、洗浄運転では、排水栓4を開け、電磁弁23,7b等の開閉を制御すると共に、洗浄運転の開始日時又は終了日時、洗浄コース、洗浄運転の回数(自動洗浄回数)等を含む洗浄運転履歴を記憶する。
次に、洗浄運転について説明する。
台所リモコン12等の操作端末の操作によって浴槽洗浄装置10による洗浄運転の開始操作が行われると、制御部21は電磁弁23と電磁弁7bを開け、洗浄ノズル5に供給する湯水に洗剤を混合し、洗浄ノズル5から洗剤と湯水を散布する。そして一定時間待機後、洗浄ノズル5から湯水を散布して洗剤と汚れを洗い流す。この洗剤の散布と湯水の散布を所定の回数だけ繰り返すと洗浄運転が終了する。尚、洗浄運転は、洗剤等が浴槽1の外に飛び散らないように蓋1aを被せた状態で行う。
洗浄運転の洗浄能力は、一般的に洗剤の散布と湯水の散布の繰り返し回数が多い程強力になる。制御部21は複数の洗浄コースを有し、例えば標準コースと、標準コースよりも散布の繰り返し回数が少ない節約コースと、標準コースよりも散布の繰り返し回数が多い強力コースの何れか1つの洗浄コースを設定して洗浄運転が行われる。ユーザは洗浄コースを設定することができ、例えば操作端末の洗浄運転の開始操作時に洗浄コースを設定する。
次に、ユーザによる操作端末の操作について、図3のフローチャートと図4~図6に基づいて、台所リモコン12を操作する例を説明する。図中のSi(i=1,2,・・・)はステップを表す。同様の操作はスマートフォン17、浴室リモコン11から行うことができる。
S1において、台所リモコン12の表示部12aにはホーム画面が表示されている(図4参照)。そして、S2においてホーム画面のメニューを選択操作することによりS3に進み、S3においてメニュー画面が表示される(図5参照)。尚、ホーム画面を除き、[戻る]が選択操作されると1つ前の画面に戻り、一定時間内(例えば10分以内)に何も操作が無い場合にもホーム画面に戻る。
次に、S4においてメニュー画面のふろメニューを選択操作することによりS5に進み、S5においてふろメニュー画面が表示される(図6参照)。そして、S6において、ふろメニュー画面のふろ洗浄を選択操作することによりS7に進み、S7において洗浄運転制御が開始される。
次に、制御部21による洗浄運転制御について、図7のフローチャートと図4、図8~図12に基づいて、台所リモコン12を用いて説明する。
洗浄運転制御が開始されると、S11において、台所リモコン12の表示部12aにふろ洗浄画面を表示し(図8参照)、S12に進む。そしてS12において、記憶している洗浄運転履歴に基づいて自動洗浄要否判断情報をふろ洗浄画面に表示する(図9参照)。このとき、自動洗浄要否判断情報を表示するだけでなく、音声出力部12bからの音声によって自動洗浄要否判断情報を報知する。
自動洗浄要否判断情報は、ユーザが自動洗浄を実行するか否か判断するための情報であり、例えば他のユーザの操作による自動洗浄が完了していた場合に無駄な自動洗浄を防ぐことができるように、本当に自動洗浄を実行することを確認する自動洗浄実行確認をユーザに促すためのものである。
自動洗浄要否判断情報は、図9のように前回の自動洗浄の実行日時でもよく、図10のように前回の自動洗浄からの経過時間でもよく、図11のように予め定められた所定時間(例えば6時間)内に自動洗浄が行われたこと(自動洗浄履歴)でもよい。
ユーザが、自動洗浄要否判断情報に基づき自動洗浄を開始すると判断し、S13においてふろ洗浄開始選択操作として[開始]を選択操作するとS14に進む。そしてS14において、台所リモコン12の表示部12aに自動洗浄中画面を表示して(図12参照)、洗浄運転を開始する。
S15において自動洗浄が終了するとS16に進み、S16において台所リモコン12の表示部12aにホーム画面を表示し(図4参照)、洗浄運転制御を終了する。
上記実施例1を部分的に変更した例について説明する。浴槽洗浄装置10の構成は実施例1と共通なので説明を省略し、制御部21による洗浄運転制御について、図13のフローチャートと図4、図8、図14~図16に基づいて、台所リモコン12を用いて説明する。
洗浄運転制御が開始されると、S21において、台所リモコン12の表示部12aにふろ洗浄画面を表示し(図8参照)、S22に進む。そしてS22において、ユーザによるふろ洗浄開始選択操作として、ふろ洗浄画面の[開始]が選択操作されるとS23に進む。
次にS23において、記憶している洗浄運転履歴に基づいて自動洗浄が不要か否か判定する。例えば所定時間として6時間以内に自動洗浄が行われていた場合には、浴槽1が使用されていない可能性があるので、自動洗浄不要と判定する。自動洗浄不要と判定してS23の判定がYesの場合にはS24に進む。一方、自動洗浄は不要ではないと判定してS23の判定がNoの場合はS26に進む。
次に、S24において、記憶している洗浄運転履歴に基づいて自動洗浄要否判断情報を表示し(図14参照)、S25に進む。自動洗浄要否判断情報は、ユーザが自動洗浄を実行するか否か判断するための情報であり、他のユーザの操作による自動洗浄が完了していた場合に無駄な自動洗浄を防ぐことができるように、本当に自動洗浄を実行することを確認する自動洗浄実行確認をユーザに促すためのものである。
自動洗浄要否判断情報は、図14のように前回の自動洗浄の日時でもよく、図15のように前回の自動洗浄からの経過時間でもよく、図16のように予め定められた所定時間(例えば6時間)内に自動洗浄が行われたこと(自動洗浄履歴)でもよい。また、この自動洗浄要否判断情報と共に、自動洗浄実行確認のために、[洗浄する]を表示する。このとき、音声出力部12bからの音声によって、自動洗浄要否判断情報と洗浄する/洗浄しないに対応する操作を案内する。
次にS25において、自動洗浄実行判定を行う。ユーザがふろ洗浄画面の[開始]又は[洗浄する]を選択操作してS25の判定がYesの場合には、S26に進む。次にS26において、台所リモコン12の表示部12aに自動洗浄中画面を表示し(図8参照)、洗浄運転を開始する。そして、S27において自動洗浄が終了するとS28に進み、S28において台所リモコン12の表示部12aにホーム画面を表示し(図4参照)、洗浄運転制御を終了する。
一方、ユーザが[戻る]を選択操作したことにより、又は一定時間操作がなかったことにより、S25の判定がNoの場合にはS28に進む。そしてS28において、台所リモコン12の表示部12aにホーム画面(図4参照)を表示させて洗浄運転制御を終了する。
上記実施例2を部分的に変更した例について説明する。実施例2と共通する部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図2に示すように、排水栓4は制御部21の指令によって開閉可能に接続されている。制御部21は、排水栓4の開閉に基づく湯張り排水履歴を記憶する。図示を省略するが湯張り追焚き配管3には浴槽1の水位を検知する水位センサを備え、排水栓4の開閉と水位センサの検知水位に基づく湯張り排水履歴を記憶してもよい。また、給湯装置2の湯張り運転や追焚き運転の履歴に基づいて、湯張り排水履歴を記憶するようにしてもよい。
次に、制御部21による洗浄運転制御について、図17のフローチャートと図4、図8、図14~図16、図18に基づいて、台所リモコン12を用いて説明する。
洗浄運転制御が開始されると、S31において、台所リモコン12の表示部12aにふろ洗浄画面を表示し(図8参照)、S32に進む。そしてS32において、ユーザによるふろ洗浄開始選択操作として、ふろ洗浄画面の[開始]が選択操作されるとS33に進む。
次にS33において、記憶している洗浄運転履歴と湯張り排水履歴に基づいて自動洗浄が不要か否か判定する。例えば前回の自動洗浄後に湯張り排水の履歴がない場合には、浴槽1が使用されていない可能性が高いので、自動洗浄不要と判定する。自動洗浄不要と判定してS33の判定がYesの場合にはS34に進む。自動洗浄は不要ではないと判定してS33の判定がNoの場合は、S36に進む。
次に、S34において、記憶している洗浄運転履歴に基づいて自動洗浄要否判断情報を表示し(図14参照)、S35に進む。自動洗浄要否判断情報は、ユーザが自動洗浄を実行するか否か判断するための情報であり、他のユーザの操作による自動洗浄が完了していた場合に無駄な自動洗浄を防ぐことができるように、本当に自動洗浄を実行することを確認する自動洗浄実行確認をユーザに促すためのものである。
自動洗浄要否判断情報は、図14のように前回の自動洗浄の実行日時でもよく、図15のように前回の自動洗浄からの経過時間でもよく、図16のように予め定められた所定時間(例えば6時間)内に自動洗浄が行われたこと(自動洗浄履歴)でもよい。また、自動洗浄要否判断情報は、図18のように前回の自動洗浄後に浴槽1が未使用であることでもよい。ふろ洗浄画面には、自動洗浄要否判断情報と共に、自動洗浄実行確認のために[洗浄する]を表示する。このとき、音声出力部12bからの音声によって、自動洗浄要否判断情報と洗浄する/洗浄しないに対応する操作を案内する。
次にS35において、自動洗浄実行判定を行う。ユーザがふろ洗浄画面の[開始]又は[洗浄する]を選択操作して、S35の判定がYesの場合には、S36に進む。次にS36において、台所リモコン12の表示部12aに自動洗浄中画面を表示し(図8参照)、洗浄運転を開始する。そして、S37において自動洗浄が終了するとS38に進み、S38において台所リモコン12の表示部12aにホーム画面を表示し(図4参照)、洗浄運転制御を終了する。
一方、ユーザが[戻る]を選択操作したことにより、又は一定時間操作がないことにより、S35の判定がNoの場合にはS38に進む。そしてS38において台所リモコン12の表示部12aにホーム画面(図4参照)を表示させて洗浄運転制御を終了する。尚、S33の自動洗浄要否判定をせずに、S34の自動洗浄要否判断情報として前回の自動洗浄の実行日時等と共に前回の湯張り排水日時を報知してもよい。
上記の浴槽洗浄装置10の作用、効果について説明する。
ユーザが洗浄運転を開始させる際に、浴槽洗浄装置10の制御部21は、記憶した洗浄運転履歴に基づいて自動洗浄要否判断情報をユーザに知らせる。これにより、浴槽洗浄装置10は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、支援を受けたユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄を開始させるか否か判断して、自動洗浄の重複を防ぐことができる。
自動洗浄要否判断情報が前回の洗浄運転日時又は前回の洗浄運転からの経過時間の場合には、ユーザは洗浄運転を開始させる際に、前回の自動洗浄の実行日時又は自動洗浄後の経過時間を知ることができる。従って、浴槽洗浄装置10は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、支援を受けたユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄を開始させるか否か判断して、自動洗浄の重複を防ぐことができる。
自動洗浄要否判断情報が現在時刻から予め設定された所定時間内に実行された前回の洗浄運転履歴である場合には、ユーザは洗浄運転を開始させる際に、前回の自動洗浄から時間が経過していないことを知ることができる。従って、浴槽洗浄装置10は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、支援を受けたユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄を開始させるか否か判断して、自動洗浄の重複を防ぐことができる。
ユーザが洗浄運転を開始させる際に、制御部21が今回の自動洗浄は不要であると判定した場合には、制御部21は自動洗浄要否判断情報をユーザに知らせると共に、自動洗浄を本当に行うか否かの確認をユーザに促す報知を行う。従って、浴槽洗浄装置10は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、支援を受けたユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄を開始させるか否か判断して、自動洗浄の重複を防ぐことができる。
ユーザが洗浄運転を開始させる際に、制御部21は洗浄運転履歴と浴槽1の湯張り排水履歴に基づいて自動洗浄要否判断情報をユーザに知らせる。従って、浴槽洗浄装置10は自動洗浄の重複を防ぐ支援をすることができ、支援を受けたユーザは自動洗浄要否判断情報に基づいて自動洗浄を開始させるか否か判断して、自動洗浄の重複を防ぐことができる。
その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、上記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 :浴槽
1a :蓋
2 :給湯装置
2a :給湯配管
3 :湯張り追焚き配管
4 :排水栓
5 :洗浄ノズル
6 :供給ユニット
7 :洗剤タンク
7a :洗剤配管
8 :電源通信ユニット
9 :排水ボタン
10 :浴槽洗浄装置
11 :浴室リモコン
12 :台所リモコン(操作手段)
12a:表示部(報知手段)
12b:音声出力部(報知手段)
13 :洗浄リモコン(操作手段)
14 :回線終端装置
15 :インターネット
16 :サーバ
17 :スマートフォン(操作手段)
21 :制御部(制御手段)
22 :湯水供給管
23 :電磁弁
24 :混合器
25 :流量センサ
26 :定流量弁
27a~27c :逆止弁
28a,28b :排水弁

Claims (5)

  1. 洗剤と湯水を散布することによって浴槽を自動洗浄する洗浄運転を行う浴槽洗浄装置において、
    前記自動洗浄に関する情報の報知手段を備え且つ前記洗浄運転の開始操作を行うための操作端末と、前記洗浄運転を制御して洗浄運転履歴を記憶する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記操作端末による前記洗浄運転の開始操作時に、記憶した前記洗浄運転履歴に基づく自動洗浄要否判断情報を前記報知手段によって報知することを特徴とする浴槽洗浄装置。
  2. 前記自動洗浄要否判断情報は、前回の洗浄運転日時又は前回の洗浄運転からの経過時間であることを特徴とする請求項1に記載の浴槽洗浄装置。
  3. 前記自動洗浄要否判断情報は、現在時刻から予め設定された所定時間内に実行された前回の洗浄運転履歴であることを特徴とする請求項1に記載の浴槽洗浄装置。
  4. 前記制御手段は、前記操作端末による前記洗浄運転の開始操作時に、前記洗浄運転履歴に基づいて前記自動洗浄の要否判定を行い、自動洗浄不要と判定した場合に前記自動洗浄要否判断情報を報知すると共に自動洗浄実行確認を促す報知を行うことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の浴槽洗浄装置。
  5. 前記制御手段は、前記浴槽の湯張り排水履歴を記憶し、前記洗浄運転履歴と前記湯張り排水履歴に基づいて前記自動洗浄要否判断情報の報知を行うことを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の浴槽洗浄装置。
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