JP2022021124A - ウエーハの研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削工程において、ウエーハの外周領域を予め設定した大きさに分離させることにより、大きいウエーハ破片が生じにくいウエーハの研削方法を提供すること。【解決手段】ウエーハの研削方法は、ウエーハにレーザ光線を外周縁より所定量内側に外周縁に沿って照射して環状の改質層を形成するとともに、外周領域にレーザ光線を照射して、外周領域を少なくとも二つ以上に区切る改質層を形成するレーザ照射工程と、ウエーハを研削して所定の仕上がり厚さに形成するとともに外周領域を除去する研削工程と、を含み、研削工程において、外周領域は、改質層を起点に分割された状態で除去される。【選択図】図6

Description

本発明は、ウエーハの研削方法に関する。
半導体ウエーハは、半導体チップに分割されるまでの各工程間を搬送される際にチッピング等の不具合が生じる場合があり、この不具合を防止するために、外周面が円弧状に面取りされている。このように外周面に面取り部を有する半導体ウエーハの裏面を研削して厚さを半分以下に薄くすると、円弧状の面取り部に鋭利なナイフエッジが形成される。
このナイフエッジは鋭利で厚さが薄いため、半導体ウエーハの研削中あるいは搬送中に、半導体ウエーハが割れやすくなるという問題がある。また、半導体ウエーハの裏面に形成された研削痕やマイクロクラック等を除去するために半導体ウエーハの裏面を研磨布で研磨すると、研磨布がナイフエッジに引っかかり、研磨中に半導体ウエーハが破損しやすくなるという問題もある。
そこで、外周縁にナイフエッジが生ずることなく所定の厚さに研削することができるウエーハの研削方法として、ウエーハの被研削面を研削する研削工程を実施する前に、ウエーハの外周縁より所定量内側の位置で外周縁に沿ってレーザ光線を照射しウエーハの外周部を除去する外周部除去工程を実施する加工方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006-108532号公報
しかし、特許文献1の加工方法では、外周部除去工程において、外周部分が平面視で円弧状に割れるおそれがある。研削工程において、研削砥石とウエーハとは互いに回転しているため、平面視で円弧状に割れたウエーハの外周部分は飛散して、ウエーハ破片となり研削装置内に散乱するおそれがある。円弧状に割れたウエーハ破片は、研削水とともに流されていく研削屑よりも大きいため、研削水によって取り除くことが困難であり加工室内に堆積し、定期的な清掃を要していた。また、加工室内に散乱したウエーハ破片によって研削砥石などの研削装置の各構成部品が傷つくおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、研削工程において、ウエーハの外周領域を予め設定した大きさに分離させることにより、大きいウエーハ破片が生じにくいウエーハの研削方法を提供することである。
前述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のウエーハの研削方法の一態様は、外周が円弧状に面取りされているウエーハを研削するウエーハの研削方法であって、該ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザ光線を該ウエーハの一方の面から外周縁より所定量内側に該外周縁に沿って照射して、該ウエーハの内部に環状の改質層を形成するとともに、該環状の改質層が形成されるラインより外縁側の外周領域にレーザ光線を照射して、該外周領域を少なくとも二つ以上に区切る改質層を形成するレーザ照射工程と、該レーザ照射工程の実施後に、該ウエーハの一方の面から該ウエーハを研削して所定の仕上がり厚さに形成するとともに該外周領域を除去する研削工程と、を含み、該研削工程において、該外周領域は、該改質層を起点に分割された状態で除去される。
本発明のウエーハの研削方法の一態様は、外周が円弧状に面取りされているウエーハを研削するウエーハの研削方法であって、該ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザ光線を該ウエーハの一方の面から外周縁より所定量内側に該外周縁に沿って照射して、環状のレーザ加工溝を形成するとともに、該環状のレーザ加工溝が形成されるラインより外縁側の外周領域にレーザ光線を照射して、該外周領域を少なくとも二つ以上に区切るレーザ加工溝を形成するレーザ照射工程と、該レーザ照射工程の実施後に、該ウエーハの一方の面から該ウエーハを研削して所定の仕上がり厚さに形成するとともに該外周領域を除去する研削工程と、を含み、該研削工程において、該外周領域は、該レーザ加工溝によって分割された状態で除去される。
本発明のウエーハの研削方法の他の態様は、該レーザ照射工程と、該研削工程とは、該ウエーハの同じ面から行う。
本発明のウエーハの研削方法によれば、研削工程において、ウエーハの外周領域を予め設定した大きさに分離させることにより、大きいウエーハ破片が生じにくいという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るレーザ加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示されたウエーハを示す斜視図である。 図3は、実施形態1に係る研削装置の構成例を示す斜視図である。 図4は、図3の一部を拡大した斜視図である。 図5は、実施形態1に係るウエーハの研削方法の流れを示すフローチャートである。 図6は、実施形態1においてレーザ光線を照射したウエーハの裏面を示す模式図である。 図7は、図6のVII-VII線による断面を示す模式図であり、レーザ光線を照射している状態を示している図である。 図8は、ウエーハの裏面を研削している状態の断面を示す模式図である。 図9は、実施形態2に係るウエーハの研削方法の流れを示すフローチャートである。 図10は、実施形態2においてレーザ光線を照射したウエーハの裏面を示す模式図である。 図11は、図10の断面を示す模式図であり、図7に対応している図である。 図12は、ウエーハの裏面を研削している状態の断面を示す模式図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るウエーハの研削方法を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るレーザ加工装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示されたウエーハを示す斜視図である。
実施形態1のレーザ加工装置1は、実施形態1に係るレーザ照射工程に用いられる。図1に示すように、レーザ加工装置1は、保持テーブル10と、レーザビーム照射ユニット20と、X軸方向移動ユニット30と、Y軸方向移動ユニット40と、Z軸方向移動ユニット50と、撮像ユニット60と、制御ユニット70と、を備える。以下の説明において、X軸方向は、水平面における一方向である。Y軸方向は、水平面において、X軸方向に直交する方向である。Z軸方向は、X軸方向およびY軸方向に直交する方向である。実施形態のレーザ加工装置1は、加工送り方向がX軸方向であり、割り出し送り方向がY軸方向である。
図1に示すように、保持テーブル10は、図2に示すウエーハ80を保持面11で保持する。保持面11は、円盤形状であり、ポーラスセラミック等から形成されている。保持面11は、実施形態1において、水平方向と平行な平面である。保持面11は、例えば、真空吸引経路を介して真空吸引源と接続されている。保持テーブル10は、保持面11上に載置されたウエーハ80を吸引保持する。回転ユニット13は、Y軸方向移動プレート14に支持される。回転ユニット13は、Z軸方向に延びる軸心を中心として保持テーブル10を回転させる。
レーザビーム照射ユニット20は、保持テーブル10に保持されたウエーハ80に対してパルス状のレーザ光線22(図7参照)を照射するユニットである。即ち、後述する図7に示すように、レーザビーム照射ユニット20の照射口21から下方のウエーハ80へ向けてレーザ光線22を照射する。レーザ光線22は、ウエーハ80に対して透過性のある波長を有する。
Y軸方向移動ユニット40は、X軸方向移動プレート15に対してY軸方向移動プレート14を移動させる。Y軸方向移動ユニット40は、ボールねじ41と、パルスモータ42と、ガイドレール43と、X軸方向移動プレート15と、を含む。ボールねじ41は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ42は、ボールねじ41を軸心回りに回転させる。ガイドレール43は、Y軸方向移動プレート14をY軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール43は、X軸方向移動プレート15に固定される。パルスモータ42の駆動によりボールねじ41が回転し、Y軸方向移動プレート14がY軸方向に移動する。なお、X軸方向移動プレート15上には、Y軸方向と平行に延びるリニアスケール44が設けられる。図外の読み取りヘッドとリニアスケール44とによりY軸方向位置検出ユニットが構成される。Y軸方向位置検出ユニットにより、X軸方向移動プレート15に対するY軸方向移動プレート14のY軸方向の位置が検出される。
X軸方向移動ユニット30は、保持テーブル10、Y軸方向移動プレート14及びY軸方向移動ユニット40を加工送り方向であるX軸方向に移動させる。即ち、レーザビーム照射ユニット20に対する保持テーブル10、Y軸方向移動プレート14及びY軸方向移動ユニット40のX軸方向の相対位置をX軸方向移動ユニット30によって変えることができる。X軸方向移動ユニット30は、レーザ加工装置1の装置本体2上に設置される。X軸方向移動ユニット30は、ボールねじ31と、パルスモータ32と、ガイドレール33と、を含む。ボールねじ31は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ32は、ボールねじ31を軸心回りに回転させる。ガイドレール33は、X軸方向移動プレート15をX軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール33は、装置本体2上に固定されている。パルスモータ32の駆動によりボールねじ31が回転し、X軸方向移動プレート15がX軸方向に移動する。なお、装置本体2上には、X軸方向と平行に延びるリニアスケール34が設けられる。図外の読み取りヘッドとリニアスケール34とによりX軸方向位置検出ユニットが構成される。X軸方向位置検出ユニットにより、装置本体2に対するX軸方向移動プレート15のX軸方向の位置が検出される。
Z軸方向移動ユニット50は、保持テーブル10と、レーザビーム照射ユニット20とを集光点位置調整方向であるZ軸方向に相対的に移動させるユニットである。具体的には、Z軸方向移動ユニット50は、実施形態1において、レーザビーム照射ユニット20及び撮像ユニット60をZ軸方向に移動させる。Z軸方向移動ユニット50は、レーザ加工装置1の装置本体2から立設した柱51に設けられる。
撮像ユニット60は、保持テーブル10に保持されたウエーハ80を撮像する。撮像ユニット60は、ウエーハ80を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラまたは赤外線カメラを含む。撮像ユニット60は、ウエーハ80を撮像して、ウエーハ80とレーザビーム照射ユニット20との位置合わせを行うアライメントを遂行するための画像を得て、得た画像を制御ユニット70に出力する。
制御ユニット70は、レーザ加工装置1の上述した各構成要素をそれぞれ制御して、ウエーハ80に対する加工動作をレーザ加工装置1に実行させる。制御ユニット70は、レーザビーム照射ユニット20、X軸方向移動ユニット30、Y軸方向移動ユニット40、Z軸方向移動ユニット50、撮像ユニット60を制御する。制御ユニット70は、演算手段としての演算処理装置と、記憶手段としての記憶装置と、通信手段としての入出力インターフェース装置と、を含むコンピュータである。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサを含む。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリを有する。演算処理装置は、記憶装置に格納された所定のプログラムに基づいて各種の演算を行う。演算処理装置は、演算結果に従って、入出力インターフェース装置を介して各種制御信号を上述した各構成要素に出力し、レーザ加工装置1の制御を行う。
制御ユニット70は、例えば、撮像ユニット60にウエーハ80を撮像させる。制御ユニット70は、例えば、レーザ光線22(図7参照)の集光スポットが加工ラインに沿って移動するように、レーザビーム照射ユニット20、X軸方向移動ユニット30、Y軸方向移動ユニット40、Z軸方向移動ユニット50を制御する。また、制御ユニット70は、レーザビーム照射ユニット20にレーザ光線22を照射させる。
図2は、図1に示されたウエーハを示す斜視図である。図2に示すように、被加工物であるウエーハ80は、基板81と、デバイス82と、を有している。基板81は、表面83及び裏面(一方の面)84を有する。基板81は、シリコン、サファイヤ、ガリウムヒ素、又はSiC(炭化ケイ素)などである。基板81の表面83には、格子状の分割予定ライン85が設けられる。分割予定ライン85によって区画された領域には、デバイス82が形成されている。デバイス82は、例えば、IC(Integrated Circuit)、またはLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサである。そして、基板81は、平面視で円盤である。外周縁86には、外周側に面取りが施されている。即ち、外周縁86の面取り部分は、外周側に凸の円弧状または半円状に形成されている。基板81の表面83にはデバイス82が形成されているため、基板81の表面83の上に図外の保護部材を貼着した状態で、図1の保持テーブル10の保持面11で吸引保持される。即ち、ウエーハ80の表面83に図外の保護部材を貼着し、当該表面83を下側に配置した状態で、図1の保持テーブル10の保持面11に載置することにより、保護部材が保持面11に接する。この状態では、ウエーハ80の裏面84が上側に配置される。こののち、真空吸引源を稼働させることにより、ウエーハ80は保護部材を介して保持面11に吸引保持される。
なお、ウエーハ80の表面83にデバイス82を形成しない態様も適用可能である。この場合は、ウエーハ80の表面83に保護部材を貼着しないで、表面83を下側に配置した状態で、図1の保持テーブル10の保持面11に載置することにより、表面83が保持面11に接する。この状態では、ウエーハ80の裏面84が上側に配置される。こののち、真空吸引源を稼働させることにより、ウエーハ80は、表面83が直接に保持面11に吸引保持される。
図3は、実施形態1に係る研削装置の構成例を示す斜視図である。図4は、図3の一部を拡大した斜視図である。
図3に示すように、実施形態1に係る研削装置101は、保持テーブル110と、研削ユニット120と、研削送りユニット130と、制御ユニット140と、を備える。
保持テーブル110は、保持面111でウエーハ80の裏面84を上側に向けた状態でウエーハ80を保持する。保持テーブル110は、ウエーハ80を保持する平坦な保持面111が上面に形成されかつ多数のポーラス孔を備えたポーラスセラミック等から構成された円盤形状の吸着部を備える。保持面111は、水平面であるXY平面に概ね平行に形成されている。保持テーブル110は、不図示のX軸移動ユニットにより水平方向の一方向であるX軸方向に移動自在に、不図示の回転駆動源により概ねZ軸に沿った回転軸112(図4参照)回りに回転自在に設けられている。保持テーブル110は、吸着部が、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面111全体で、ウエーハ80の表面83を吸引保持する。
研削ユニット120は、図3及び図4に示すように、環状に沿って配置された研削砥石121を有する研削ホイール122と、スピンドル123と、サーボモータ124と、固定フランジ125と、を備える。スピンドル123の下端には、固定フランジ125が装着され、固定フランジ125の下側には、研削ホイール122がボルト127で固定される。研削砥石121は、研削ホイール122の下側に設けられており、研削砥石121の下面は研削面126を有する。研削砥石121は、研削ホイール122の下面に周方向に沿って複数設けられている。研削ホイール122および研削砥石121は、スピンドル123と共に回転する。スピンドル123は、研削ホイール122を鉛直方向と平行なZ軸方向に概ね平行な回転軸129(図4参照)回りに回転可能に支持する。サーボモータ124は、スピンドル123に回転動力を供給する回転駆動源として機能する。
図3に示すように、研削送りユニット130は、研削ユニット120に装着され、研削ユニット120を保持テーブル110の保持面111と概ね垂直な方向である鉛直方向(Z軸方向)に研削送りする。
図4に示すように、保持テーブル110の保持面111の回転軸112と、研削砥石121の研削面126の回転軸129とは、互いにX軸方向又はY軸方向にずれて位置付けられている。
研削ユニット120は、研削ホイール122を回転させながら、保持テーブル110に保持されたウエーハ80の裏面84をZ軸方向に押圧することによって、ウエーハ80の裏面84を研削する。
図3に示すように、研削装置101は、さらに、カセット191、192と、位置合わせユニット193と、搬入ユニット194と、搬出ユニット195と、洗浄ユニット196と、搬出入ユニット198と、を備える。カセット191、192は、複数のウエーハ80を収容するための収容容器である。また、位置合わせユニット193は、カセット191から取り出されたウエーハ80が仮置きされて、その中心位置合わせを行うためのテーブルである。
制御ユニット140は、研削送りユニット130を制御することで、保持テーブル110に対して研削ユニット120を離間したり、近接したりする。また、制御ユニット140は、研削送りユニット130を制御して、保持テーブル110に対して研削ユニット120を接近させることで、保持テーブル110上のウエーハ80に対して研削ユニット120の研削ホイール122を研削送りする。また、制御ユニット140は、研削送りユニット130から研削送り量の情報を取得する。
次いで、実施形態1に係るウエーハの研削方法を説明する。図5は、実施形態1に係るウエーハの研削方法の流れを示すフローチャートである。図6は、実施形態1においてレーザ光線を照射したウエーハの裏面を示す模式図である。図7は、図6のVII-VII線による断面を示す模式図であり、レーザ光線を照射している状態を示している。図8は、ウエーハの裏面を研削している状態の断面を示す模式図である。
図5に示すように、実施形態1に係るウエーハの研削方法は、保持工程1001と、レーザ照射工程1002と、保持工程1003と、研削工程1004と、を備える。
(保持工程)
保持工程1001は、レーザ加工装置1の保持テーブル10でウエーハ80を保持する工程である。保持工程1001では、レーザ加工装置1は、制御ユニット70が真空吸引源を制御して、保持面11に載置されたウエーハ80を吸引保持する。なお、前述したように、ウエーハ80の表面83に図外の保護部材を貼着した状態で、ウエーハ80の表面83が保護部材を介して保持面11に吸引保持される。また、ウエーハ80の表面83にデバイス82が形成されない場合は、ウエーハ80の表面83を保持面11に直接に吸引保持してもよい。ただし、いずれの場合であっても、ウエーハ80の裏面84が上側に配置される。
(レーザ照射工程)
レーザ照射工程1002は、保持テーブル10で保持されたウエーハ80の裏面84にレーザ光線22を照射する工程である。図6及び図7に示すように、実施形態1では、加工対象物であるウエーハ80の内部にレーザ光線22を集光することでウエーハ80の内部に改質層181、182を形成する。レーザ照射工程1002において、制御ユニット70は、レーザ光線22(図7参照)の集光スポットが加工ラインに沿って移動するように、レーザビーム照射ユニット20、回転ユニット13、X軸方向移動ユニット30、Y軸方向移動ユニット40、Z軸方向移動ユニット50を制御する。図7に示すように、レーザビーム照射ユニット20の照射口21から下方のウエーハ80の裏面84へ向けてレーザ光線22を照射する。レーザ光線22は、ウエーハ80に対して透過性のある波長を有する。
レーザビーム照射ユニット20は、図6に示す環状の第1ライン183及び径方向に延びる直線状の第2ライン184に沿ってレーザ光線22をウエーハ80の裏面84に照射する。図6に示すように、第1ライン183(環状のライン)は、外周縁86から所定量だけ内周側に位置し外周縁86に沿って円環状に延びている。第1ライン183は、デバイスが形成されたデバイス領域とデバイス領域を囲繞する外周領域との境界に形成される事が好ましい。実施形態1では、平面視で外周縁86及び第1ライン183ともに円である。換言すると、平面視で外周縁86及び第1ライン183は二重円を形成する。第2ライン184は、ウエーハ80の外周縁86の円の中心から径方向に放射状に延びる複数の直線である。第2ライン184は、ウエーハ80の周方向に沿って等間隔で配置される。第2ライン184は、ウエーハ80の全周に亘って配置される。第1ライン183よりも外縁側(外周側)の部位は、外周領域187である。第2ライン184は、外周領域187に設けられる。
図7に示すように、レーザ光線22の集光スポットは、ウエーハ80の厚さ方向の中間部に位置するため、厚さ方向の中間部に改質層181が形成される。この改質層181は、第1ライン183に沿って円環状に形成されている。また、外周領域187に設けられる改質層182は、第2ライン184に沿って直線状に形成されている。なお、改質層181から厚さ方向に沿ってクラック185が形成され、改質層182から厚さ方向に沿ってクラック186が形成される。従って、外周領域187にレーザ光線22を照射して改質層182を形成し、改質層182によって外周領域187が二つ以上に区切される。
このように、レーザ照射工程1002においては、ウエーハ80に対して透過性を有する波長のレーザ光線22をウエーハ80の裏面(一方の面)84から外周縁86より所定量内側に外周縁86に沿って照射して、ウエーハ80の内部に環状の改質層181を形成するとともに、環状の改質層181が形成される第1ライン(ライン)183より外縁側の外周領域187にレーザ光線22を照射して、外周領域187を少なくとも二つ以上に区切る改質層182を形成する。レーザ照射工程1002の実施後に、研削を行うための保持工程1003を実施する。
(保持工程)
保持工程1003は、図3に示す研削装置101の保持テーブル110でウエーハ80を保持する工程である。保持工程1003では、研削装置101は、制御ユニット140が真空吸引源を制御して、保持面111に載置されたウエーハ80を吸引保持する。なお、前述した保持工程1001と同様に、ウエーハ80の表面83に図外の保護部材を貼着した状態でウエーハ80の表面83を保護部材を介して保持面11に吸引保持してもよく、ウエーハ80の表面83にデバイス82が形成されない場合はウエーハ80の表面83を保持面11に直接に吸引保持してもよい。ただし、いずれの場合であっても、ウエーハ80の裏面84が上側に配置される。こののち、研削工程1004へ進む。
(研削工程)
研削工程1004は、ウエーハ80の裏面84を研削して所定の仕上がり厚さ200へと薄化するとともに、ウエーハ80の外周領域187を除去する工程である。研削工程1004において、図3に示す研削装置101は、図8に示すように、スピンドル123により研削用の研削ホイール122を回転しつつ保持テーブル110を軸心回りに回転させる。研削工程1004では、研削装置101が、図示しない研削水ノズルから研削水を供給しつつ、研削ホイール122の研削砥石121をウエーハ80の裏面84に当接させて、研削ホイール122を保持テーブル110に所定の送り速度で近づけて、研削砥石121でウエーハ80の裏面84側を研削する。
研削工程1004では、ウエーハ80の厚さが所定の仕上がり厚さ200になるまで、ウエーハ80の裏面84側を研削することにより研削面88が形成される。また、研削工程1004では、ウエーハ80の内部に第1ライン183及び第2ライン184に沿った改質層181、182及びクラック185、186が形成されているので、研削中に、改質層181、182及びクラック185、186を起点にウエーハ80の外周領域187は分割されて除去される。このように、研削工程1004では、ウエーハ80が所定の仕上がり厚さ200まで研削されると、外周領域187は、第1ライン183及び第2ライン184に沿って個々に分割された状態で除去される。なお、研削工程1004は、カセット191、192の内部に収納されたウエーハ80の研削が全て終了するまで行われる。
以上説明した実施形態1によれば、以下の作用効果を有する。実施形態1に係るウエーハの研削方法は、外周が円弧状に面取りされているウエーハ80を研削する研削方法である。ウエーハの研削方法は、ウエーハ80に対して透過性を有する波長のレーザ光線22をウエーハ80の裏面(一方の面)84から外周縁86より所定量内側に外周縁86に沿って照射して、ウエーハ80の内部に環状の改質層181を形成するとともに、環状の改質層181が形成される第1ライン183(ライン)より外縁側の外周領域187にレーザ光線22を照射して、外周領域187を少なくとも二つ以上に区切る改質層182を形成するレーザ照射工程1002と、レーザ照射工程1002の実施後に、ウエーハ80の裏面(一方の面)84からウエーハ80を研削して所定の仕上がり厚さ200に形成するとともに外周領域187を除去する研削工程1004と、を含み、研削工程1004において、外周領域187は、改質層182を起点に分割された状態で除去される。
前述したように、前記特許文献1の加工方法では、外周部除去工程においては研削砥石とウエーハとは互いに回転しているため、外周部分が平面視で円弧状に割れて吹き飛ばされて、円弧状のウエーハ破片となり研削装置内に飛散するおそれがある。また、飛散した円弧状のウエーハ破片は大きいため、研削水によって除去されず加工室内に堆積するために定期的に掃除をする工数が発生していた。
これに対して、実施形態1に係るウエーハの研削方法では、レーザ照射工程1002において、外周領域187を少なくとも二つ以上に区切る改質層182を形成し、研削工程1004において、外周領域187は、改質層182を起点に複数に分割された状態で除去されるため、従来と比較して小さい破片となり、加工室内に堆積せず研削水によって除去される、または研削中に粉砕される。このように、実施形態1によれば、ウエーハ80の外周領域187を予め設定した大きさに分離させることにより、大きいウエーハ破片が生じにくいウエーハの研削方法を提供することができる。
レーザ照射工程1002と、研削工程1004とは、ウエーハ80の同じ面である裏面84から行う。従って、レーザ照射工程1002においてウエーハ80の裏面84に対してレーザ光線22を照射したのち、研削工程1004においてウエーハ80の裏面84を研削する。このように、レーザ照射工程1002と、研削工程1004とは、ウエーハ80の同じ面である裏面84から行うことにより、保護部材を貼り替えずに加工ができ、ウエーハ80の表裏を裏返すことなく、スムーズに搬送を行うことができる。
〔実施形態2〕
次いで、実施形態2に係るウエーハの研削方法を説明する。図9は、実施形態2に係るウエーハの研削方法の流れを示すフローチャートである。図10は、実施形態2においてレーザ光線を照射したウエーハの裏面を示す模式図である。図11は、図10の断面を示す模式図であり、図7に対応している。図12は、ウエーハの裏面を研削している状態の断面を示す模式図である。
実施形態2に係るウエーハの研削方法は、実施形態1と同じように、図1のレーザ加工装置と、図3及び図4の研削装置と、を用いる。ただし、実施形態2においては、ウエーハ80にアブレーション加工を施すことによりレーザ加工溝を形成する点が主に相違する。
図9に示すように、実施形態2に係るウエーハの研削方法は、保持工程2001と、レーザ照射工程2002と、保持工程2003と、研削工程2004と、を備える。
(保持工程)
保持工程2001は、レーザ加工装置1の保持テーブル10でウエーハ80を保持する工程である。保持工程2001では、レーザ加工装置1は、制御ユニット70が真空吸引源を制御して、保持面11に載置されたウエーハ80を吸引保持する。なお、前述したように、ウエーハ80の表面83に図外の保護部材を貼着した状態で、ウエーハ80の表面83を保護部材を介して保持面11に吸引保持する。また、ウエーハ80の表面83にデバイス82が形成されない場合は、ウエーハ80の表面83を保持面11に吸引保持してもよい。ただし、いずれの場合であっても、ウエーハ80の裏面84が上側に配置される。
(レーザ照射工程)
レーザ照射工程2002は、保持テーブル10で保持されたウエーハ80の裏面84にレーザ光線22を照射する工程である。図10及び図11に示すように、実施形態2では、加工対象物であるウエーハ80の裏面84に向けてレーザ光線22を照射することで、ウエーハ80にアブレーション加工によりレーザ加工溝を形成する。レーザ照射工程2002において、制御ユニット70は、レーザ光線22(図11参照)の集光スポットが加工ラインに沿って移動するように、レーザビーム照射ユニット20、X軸方向移動ユニット30、Y軸方向移動ユニット40、Z軸方向移動ユニット50を制御する。図11に示すように、レーザビーム照射ユニット20の照射口21から下方のウエーハ80の裏面84へ向けてレーザ光線22を照射する。レーザ光線22は、ウエーハ80に対して透過性のある波長を有する。
レーザビーム照射ユニット20は、図10に示す環状の第3ライン283及び格子状の第4ライン284に沿ってレーザ光線22をウエーハ80の裏面84に照射する。図10に示すように、第3ライン283(環状のライン)は、外周縁86から所定量だけ内周側に位置し外周縁86に沿って円環状に延びている。実施形態2では、平面視で外周縁86及び第3ライン283ともに円である。換言すると、平面視で外周縁86及び第3ライン283は二重円を形成する。第3ライン283よりも外縁側(外周側)の部位は、外周領域287である。第4ライン284は、外周領域287に設けられる。第4ライン284は、互いに直交する直線によって格子状に形成されている。詳細には、第4ライン284は、外周領域287の全領域に設けられる。
図11に示すように、レーザ光線22の照射により、第3ライン283に沿ってレーザ加工溝281が形成され、第4ライン284に沿ってレーザ加工溝282が形成される。レーザ加工溝281、282は、ウエーハ80の厚さ方向の全体に形成される。従って、外周領域287にレーザ光線22を照射してレーザ加工溝281、282を形成し、レーザ加工溝281、282によって外周領域287が二つ以上に区切られる。
このように、レーザ照射工程2002においては、ウエーハ80に対して吸収性を有する波長のレーザ光線22をウエーハ80の裏面(一方の面)84から外周縁86より所定量内側に外周縁86に沿って照射して、ウエーハ80に環状のレーザ加工溝281を形成するとともに、環状のレーザ加工溝281が形成される第3ライン(ライン)283より外縁側の外周領域287にレーザ光線22を照射して、外周領域287を少なくとも二つ以上に区切るレーザ加工溝282を形成する。レーザ照射工程2002の実施後に、研削を行うための保持工程2003を実施する。
(保持工程)
保持工程2003は、図3に示す研削装置101の保持テーブル110でウエーハ80を保持する工程である。保持工程2003では、研削装置101は、制御ユニット140が真空吸引源を制御して、保持面111に載置されたウエーハ80を吸引保持する。なお、前述した保持工程2001と同様に、ウエーハ80の表面83に図外の保護部材を貼着した状態でウエーハ80の表面83を保護部材を介して保持面11に吸引保持してもよく、ウエーハ80の表面83にデバイス82が形成されない場合はウエーハ80の表面83を保持面11に直接に吸引保持してもよい。ただし、いずれの場合であっても、ウエーハ80の裏面84が上側に配置される。こののち、研削工程2004へ進む。
(研削工程)
研削工程2004は、ウエーハ80の裏面84を研削して所定の仕上がり厚さ200へと薄化するとともに、ウエーハ80の外周領域287を除去する工程である。研削工程2004において、図3に示す研削装置101は、図12に示すように、スピンドル123により研削用の研削ホイール122を回転しつつ保持テーブル110を軸心回りに回転させる。研削工程2004では、研削装置101が、図示しない研削水ノズルから研削水を供給しつつ、研削ホイール122の研削砥石121をウエーハ80の裏面84に当接させて、研削ホイール122を保持テーブル110に所定の送り速度で近づけて、研削砥石121でウエーハ80の裏面84側を研削する。
研削工程2004では、ウエーハ80の厚さが所定の仕上がり厚さ200になるまで、ウエーハ80の裏面84側を研削して研削面88が形成される。また、研削工程2004では、ウエーハ80に第3ライン283及び第4ライン284に沿ったレーザ加工溝281、282が形成されている。従って、研削中に、レーザ加工溝281、282によってウエーハ80の外周領域287は分割されて除去される。このように、研削工程2004では、ウエーハ80が所定の仕上がり厚さ200まで研削されると、外周領域287は、第3ライン283及び第4ライン284に沿って個々に分割された状態で除去される。なお、研削工程2004は、カセット191、192の内部に収納されたウエーハ80の研削が全て終了するまで行われる。
以上説明した実施形態2によれば、以下の作用効果を有する。
実施形態2に係るウエーハの研削方法は、外周が円弧状に面取りされているウエーハ80を研削するウエーハの研削方法である。
ウエーハ80に対して吸収性を有する波長のレーザ光線をウエーハ80の裏面(一方の面)84から外周縁86より所定量内側に外周縁86に沿って照射して、環状のレーザ加工溝281を形成するとともに、環状のレーザ加工溝281が形成される第3ライン(ライン)283より外縁側の外周領域287にレーザ光線22を照射して、外周領域287を少なくとも二つ以上に区切るレーザ加工溝282を形成するレーザ照射工程2002と、レーザ照射工程2002の実施後に、ウエーハ80の裏面(一方の面)84からウエーハ80を研削して所定の仕上がり厚さ200に形成するとともに外周領域287を除去する研削工程2004と、を含み、研削工程2004において、外周領域287は、レーザ加工溝282によって複数に分割された状態で除去される。
前述した実施形態1と同様に、実施形態2に係るウエーハの研削方法では、レーザ照射工程2002において、外周領域287を少なくとも二つ以上に区切るレーザ加工溝282を形成し、研削工程2004において、外周領域287は、レーザ加工溝282によって分割された状態で除去されるため、従来と比較して小さい破片となり、加工室内に堆積せず研削水によって除去される、または研削中に粉砕される。このように、実施形態2によれば、ウエーハ80の外周領域287を予め設定した大きさに分離させることにより、大きいウエーハ破片が生じにくいウエーハの研削方法を提供することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明はこのような実施の形態に限定されるものではない。実施の形態で開示された内容はあくまで一例にすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で行われた適宜の変更についても、当然に本発明の技術的範囲に属する。
例えば、前述したように、実施形態1においては、図6に示す第1ライン183及び第2ライン184に沿ってレーザ光線22をウエーハ80に照射する。改質層181は、第1ライン183に沿って円環状に形成され、改質層182は、第2ライン184に沿って直線状に形成されている。また、実施形態2においては、図10に示す環状の第3ライン283及び第4ライン284に沿ってレーザ光線22をウエーハ80に照射する。第4ライン284は、互いに直交する直線によって格子状に形成されている。レーザ光線22の照射により、第3ライン283に沿ってレーザ加工溝281が形成され、第4ライン284に沿ってレーザ加工溝282が形成される。
ここで、実施形態1における第1ライン183および第2ライン184と、実施形態2における第3ライン283および第4ライン284とを反対にしてもよい。即ち、実施形態1における第1ライン183および第2ライン184に沿って、実施形態2のレーザ加工溝を形成してもよく、実施形態2における第3ライン283および第4ライン284に沿って、実施形態1の改質層を形成してもよい。さらに、加工ラインは、これらの第1ライン183、第2ライン184、第3ライン283および第4ライン284に限定されず、外周領域が研削水で除去される大きさに分割できればよく、種々の態様の加工ラインが採用可能である。
1 レーザ加工装置
2 装置本体
10 保持テーブル
13 回転ユニット
14 Y軸方向移動プレート
15 X軸方向移動プレート
20 レーザビーム照射ユニット
21 照射口
22 レーザ光線
30 X軸方向移動ユニット
31 ボールねじ
32 パルスモータ
33 ガイドレール
40 Y軸方向移動ユニット
41 ボールねじ
42 パルスモータ
43 ガイドレール
44 リニアスケール
50 Z軸方向移動ユニット
51 柱
60 撮像ユニット
70 制御ユニット
80 ウエーハ
81 基板
82 デバイス
83 表面
84 裏面(一方の面)
85 分割予定ライン
101 研削装置
110 保持テーブル
111 保持面
120 研削ユニット
121 研削砥石
122 研削ホイール
123 スピンドル
124 サーボモータ
125 固定フランジ
130 研削送りユニット
140 制御ユニット
181、182 改質層
183 第1ライン(環状のライン)
184 第2ライン
185、186 クラック
187 外周領域
191、192 カセット
193 位置合わせユニット
194 搬入ユニット
195 搬出ユニット
196 洗浄ユニット
198 搬出入ユニット
200 仕上がり厚さ
281、282 レーザ加工溝
283 第3ライン
284 第4ライン
287 外周領域
1001、2001 保持工程
1002、2002 レーザ照射工程
1003、2003 保持工程
1004、2004 研削工程

Claims (3)

  1. 外周が円弧状に面取りされているウエーハを研削するウエーハの研削方法であって、
    該ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザ光線を該ウエーハの一方の面から外周縁より所定量内側に該外周縁に沿って照射して、該ウエーハの内部に環状の改質層を形成するとともに、該環状の改質層が形成されるラインより外縁側の外周領域にレーザ光線を照射して、該外周領域を少なくとも二つ以上に区切る改質層を形成するレーザ照射工程と、
    該レーザ照射工程の実施後に、該ウエーハの一方の面から該ウエーハを研削して所定の仕上がり厚さに形成するとともに該外周領域を除去する研削工程と、を含み、
    該研削工程において、該外周領域は、該改質層を起点に分割された状態で除去されることを特徴とするウエーハの研削方法。
  2. 外周が円弧状に面取りされているウエーハを研削するウエーハの研削方法であって、
    該ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザ光線を該ウエーハの一方の面から外周縁より所定量内側に該外周縁に沿って照射して、環状のレーザ加工溝を形成するとともに、該環状のレーザ加工溝が形成されるラインより外縁側の外周領域にレーザ光線を照射して、該外周領域を少なくとも二つ以上に区切るレーザ加工溝を形成するレーザ照射工程と、
    該レーザ照射工程の実施後に、該ウエーハの一方の面から該ウエーハを研削して所定の仕上がり厚さに形成するとともに該外周領域を除去する研削工程と、を含み、
    該研削工程において、該外周領域は、該レーザ加工溝によって分割された状態で除去されることを特徴とするウエーハの研削方法。
  3. 該レーザ照射工程と、該研削工程とは、該ウエーハの同じ面から行う事を特徴とする
    請求項1または2に記載のウエーハの研削方法。
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