JP2022019663A - トレイ式ワインダ及びチーズ巻き生産方法 - Google Patents

トレイ式ワインダ及びチーズ巻き生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】糸くずの絡みつきによってトレイの正常な動作に影響を与えることを避け、生産効率を向上させ、メンテナンスの作業量を減少することができ、しかも構造が簡単であり、設置や改造が容易で、低コストであるトレイ式ワインダを提供する。【解決手段】給糸ボビン14交換装置の単錘の解舒ステーションの下方に圧縮空気吹き出しノズル18が設けられ、給糸ボビン交換装置の単錘の解舒ステーションの下方に負圧サクションヘッド22が設けられる。小吸い込みノズル7が給糸ボビン14の糸端13を捕捉せず給糸ボビン14の糸端13が落下する時に、給糸ボビン14の糸端13は自動的にボビン中心孔に入り込み、再び糸端13を生成する。【選択図】図5

Description

本発明は、繊維機械製造の技術分野に属し、自動ワインダ及びチーズ巻き生産方法の改良、具体的にはトレイ式ワインダ及びチーズ巻き生産方法に関する。
従来のトレイ式ワインダでは、単錘の給糸ボビンの供給は、平ベルトを介して給糸ボビントレイで搬送される。単錘の解舒過程において、ヤーンクリヤラーが糸を切断したり、新しい給糸ボビンを交換したりする際には、小吸い込みノズルが下降して、下の切断装置によって切断された糸端を吸い込むが、場合によっては(小吸い込みノズルの下降抵抗が大きかったり、小吸い込みノズルが部分的に閉塞したりして)、小吸い込みノズルが糸端を吸い込むことができずに、給糸ボビンの糸端が落下してしまう。この場合、給糸ボビンは新しい給糸ボビンに交換され、脱落した給糸ボビンは前側の平ベルトに排出され、平ベルトから給糸ボビン処理装置に搬送されて再び糸端を生み出し、さらに後側の平ベルトに搬送されて単錘の下で巻き戻される。給糸ボビンを落下させると、糸端の長さが給糸ボビンの高さよりも大きく、糸端は前側の平ベルト上に落下し、ある部品に引っ掛かる可能性があるが、給糸ボビンは平ベルトと一緒に進み、解舒しながら進むため、特に長い糸は給糸ボビンが通過するどこかでランダムに絡みつき、大量の糸くずの絡みつきが給糸ボビン搬送システムの正常な動作を妨げることになり、メンテナンスの作業量が大幅に増加する。
従来のトレイ式ワインダの糸掛けと給糸ボビン交換の工程を図1~図4に示す。図1は糸掛けを待機する正常な給糸ボビンの簡略図であり、図2は給糸ボビンの糸掛けが成功した場合の簡略図であり、図3は給糸ボビンの糸掛けが失敗した場合の簡略図であり、図4は給糸ボビン交換の際に糸端13が平ベルト17に落下する様子を示す簡略図である。糸掛けとは、次のことを意味している。給糸ボビン14は、単錘の解舒ステーションにおいて圧縮空気吹込み吸い込みノズル18から吹き出された空気によって給糸ボビンの糸端13が吹き上げられ、糸掛け管12、下糸センサ11を介して小吸い込みノズル7の吸気口に到達し、小吸い込みノズル7に吸い込まれて捕捉される。
図1では、通常の生の給糸ボビン14が単錘の解舒ステーションに進み、大吸い込みノズル6がチーズ1中の糸端3を見つけて図1に示す位置に導入して待機し、図2の圧縮空気吹き出しノズル18から吹き出された空気が給糸ボビンの糸端13を吹き上げ、糸掛け管12、下糸センサ11を介して小吸い込みノズル7の吸気口に到達し、小吸い込みノズル7に吸い込まれて捕捉され、スプライス装置5に送られて大吸い込みノズル6に捕捉された給糸ボビンの糸端13とスプライスを完成するというものである。溝付きドラム2によってチーズ1を回転するよう駆動して巻き取る。ヤーンクリヤラー4が巻取プロセスで除去すべき糸の不具合を検出すると、糸が切断され、糸の一端がチーズ糸1に巻き込まれ、大吸い込みノズル6で見つけられ、糸の他端がヤーントラップ8に捕捉され、切断装置10が再び糸を切断し、テンション装置9が開き、上端の糸端がヤーントラップ8に捕捉され、小吸い込みノズル7が下降して糸を捕捉し、再びスプライスを行う。図3は、なんらかの理由で小吸い込みノズル7が給糸ボビンの糸端13が吸い込まれず、給糸ボビンの糸端13が落下した状態を示し、図4は、給糸ボビン14が単錘の解舒ステーションから排出されて平ベルト17に進み、平ベルト17の走行中に糸くずの絡みつきが形成された状態を示している。
上記の問題により、従来の自動ワインダの正常な生産に影響を与え、メンテナンスの作業量が大幅に増加し、糸くずの浪費が深刻になり、製造コストの増加や生産効率の低下になる。
以上のような従来技術の問題点に鑑み、現在の技術分野では長い間、合理的で効果的な解決策を見出すことができず、本出願人は上述の問題点に直面して長年にわたり研究開発を行ってきた。 長期にわたる研究の結果、自動制御の機械伝動機構を設計して単錘位置で糸端を生成する必要がある場合、センサ検出及び電気機器制御が必要であり、構造が複雑であり、信頼性が低く及び改造コストが高い等の問題がある。各自動ワインダは一般的に60~72個の単錘を有し、各単錘はいずれも改造される必要があり、累積の改造コストが高く、使用メーカーの設備改造投入費用が大きく、普及して応用することが困難である。
小吸い込みノズルが給糸ボビンの糸端を捕捉しなかったなどの理由で給糸ボビンの糸端が落下した場合、落下した給糸ボビンの糸端は自動的にボビン中心孔に入り込み、単錘の解舒ステーションで再び糸端を生成することができ、あるいは給糸ボビン処理装置に戻って再び糸端を生成する際に、糸くずの絡みつきによってトレイの正常な動作に影響を与えることを避け、生産効率を向上させ、メンテナンスの作業量を減少することができ、しかも構造が簡単であり、設置や改造が容易で、低コストであるトレイ式ワインダを提供することは、現在の本技術分野では早急に解決しなければならない技術的な課題である。
本発明は、従来技術に存在する課題及び欠点を解決するため、トレイ式ワインダ及びチーズ巻き生産方法を提供し、小吸い込みノズルが給糸ボビンの糸端を捕捉せず又は他の要因によって給糸ボビンの糸端が落下する時に、落下した給糸ボビンの糸端が自動的にボビン中心孔内に入り込み、単錘巻取位置で再び糸端を生成することができ、または給糸ボビン処理装置に戻って再び糸端を生成する時、糸の巻き上げによってトレイの正常作動に影響することを回避し、また生産効率を向上し、メンテナンスの作業量を減少し、且つ、構造がシンプルで、製造コストが低く、取り付け改造が容易である。
本発明の目的は、以下の技術的解決策によって達成される:
ワインダの単錘と、給糸ボビン処理装置と、を備えるトレイ式ワインダであって、前記ワインダの単錘は、給糸ボビン交換装置と、負圧ボックスと、圧縮空気吹き出しノズルと、空気供給システムと、を備え、前記給糸ボビン交換装置の単錘の解舒ステーションの下方に前記圧縮空気吹き出しノズルが設けられ、前記圧縮空気吹き出しノズルは、空気供給管路を介して前記空気供給システムに接続されており、前記単錘の解舒ステーションの下方に負圧サクションヘッドが設けられ、前記負圧サクションヘッドに吸気口と排気口が設置され、前記負圧サクションヘッドの吸気口は前記圧縮空気吹き出しノズルの排気孔に近接し、前記負圧サクションヘッドの吸気口の吸気方向は前記圧縮空気吹き出しノズルの排気孔の空気噴出方向と反対で、前記負圧サクションヘッドの排気口は負圧配管を介して前記負圧ボックスに接続されていることを特徴とする。
上記技術的解決策を改善し、前記給糸ボビン交換装置は、給糸ボビン交換ベースと、底板と、を備え、前記単錘の解舒ステーションの下方の前記底板に通気孔が設けられ、前記圧縮空気吹き出しノズルの排気孔が上方に向かって前記通気孔に位置を合わせ、前記負圧サクションヘッドの吸気口が前記底板の底面に貼り合わせて前記通気孔とその周辺部位を覆っており、前記底板の底面の前記通気孔および周辺部位と前記負圧サクションヘッドの前記吸気口との間に通気孔フィルタが設けられている。
上記の技術的解決策をさらに改善し、前記負圧サクションヘッドは、前記底板の底面上に固定されているか、または前記給糸ボビン交換ベースに固定されており、前記圧縮空気吹き出しノズルは、前記負圧サクションヘッドと一体構造であり、前記負圧サクションヘッドは、ドラム形状であり、前記ドラム形状の上端口は、前記負圧サクションヘッドの吸気口であり、前記ドラム形状の底面には、前記負圧サクションヘッドの排気口が設けられており、前記圧縮空気吹き出しノズルの前記排気孔は、前記負圧サクションヘッドのキャビティの中央に位置し、前記圧縮空気吹き出しノズルの吸気孔は、前記負圧サクションヘッドの外側の側壁に設置され、前記空気供給管路は、前記負圧サクションヘッドの外側の側壁の前記圧縮空気吹き出しノズルの前記吸気孔に連通されている。
上記の技術的解決策をさらに改善し、前記ワインダの単錘は、溝付きドラムと、ヤーンクリヤラーと、スプライス装置と、大吸い込みノズルと、小吸い込みノズルと、ヤーントラップと、テンション装置と、切断装置と、下糸センサと、糸掛け管と、をさらに備え、前記大吸い込みノズルと、前記小吸い込みノズルと、前記ヤーントラップとはいずれも前記負圧ボックスに接続されている。
上記の技術的解決策をさらに改善し、前記給糸ボビン処理装置は、給糸ボビン引き抜き装置と、給糸ボビン装着装置と、糸端生成装置と、給糸ボビン交換案内板によって形成された給糸ボビン処理搬送通路と、を備える。
上記の技術的解決策をさらに改善し、給糸ボビン搬送装置をさらに備え、前記給糸ボビン搬送装置は、トレイと、平ベルトと、駆動装置と、を備え、前記トレイの内にトレイフィルタが設けられている。
本発明に係る上記のトレイ式ワインダのチーズ巻き生産方法であり、チーズ巻き生産方法は以下のステップを含む。即ち、
S1:正常な糸端生成の給糸ボビンは、単錘の解舒ステーションに入り、大吸い込みノズルがチーズ中の糸端を見つけてスプライスの位置に導入して待機する;
S2:圧縮空気吹き出しノズルから吹き出された空気は、給糸ボビンの糸端を吹き上げ、糸掛け管と下糸センサを介して小吸い込みノズルの吸気口に到達し、小吸い込みノズルに吸い込まれて捕捉され、スプライス装置に送られて大吸い込みノズルに捕捉されたチーズの糸端とスプライスを完成する;
S3:溝付きドラムによってチーズを回転するよう駆動して巻き取る;
S4:巻取過程で、ヤーンクリヤラーが巻取過程で除去すべき糸の欠陥を検出したときに糸を切断し、糸の一端がチーズに巻き込まれ、大吸い込みノズルによって見つけられ、糸のもう一端がヤーントラップによって捕捉され、切断装置で糸を切断し、テンション装置を開き、上端の糸端がヤーントラップによって吸い込まれ、小吸い込みノズルが下降して糸が捕捉され、再びスプライスを行う;
S5:前記ステップS4において、小吸い込みノズルが給糸ボビンの糸端を捕捉しなかったことによって給糸ボビンの糸端が落下した場合、給糸ボビンの糸端は給糸ボビンの上端口を通過し、給糸ボビンの上端口に負圧を有することによって、落下した給糸ボビンの糸端はボビン中心孔に吸い込まれ、給糸ボビンは単錘巻取位置で圧縮空気吹き出しノズルから吹き出された空気によって給糸ボビンの糸端が吹き上げられ、再び糸端を生成し、糸端生成が失敗した場合は、糸端生成が失敗した給糸ボビンは単錘から排出され、給糸ボビン処理装置に搬送され、給糸ボビン処理装置における糸端生成装置によって再び糸端を生成する。同時に、別の正常に糸端が生成された給糸ボビンが単錘の解舒ステーションに搬送され、上記のステップが繰り返され、順次にサイクルする。
上記の技術的解決策をさらに改善し、前記ステップS3において、糸巻取の過程において自然に糸が切れた場合、ヤーントラップの上の位置で自然に糸が切れたとき、切れた糸の一端がチーズに巻き込まれてから大吸い込みノズルによって見つけ出され、糸が切れた給糸ボビンの糸端がヤーントラップによって捕捉され、切断装置によって糸が切断され、テンション装置が開き、上端の糸端がヤーントラップに吸い込まれ、小吸い込みノズルが下降して糸が捕捉され、再びスプライスを行う。ヤーントラップの下の位置で自然に糸が切れ、切れた給糸ボビンの糸端は落下するとき、負圧によってボビン中心孔に吸い込まれ、圧縮空気吹き出しノズルから吹き出された空気によって給糸ボビンの糸端が吹き上げられ、糸掛け管と下糸センサを介して小吸い込みノズルの吸気口に到達し、小吸い込みノズルに吸い込まれて捕捉され、スプライス装置に送られ、大吸い込みノズルによって捕捉された糸端とスプライスを完成する。
上記の技術的解決策をさらに改善し、前記ステップS3において、巻取過程中に、ヤーンクリヤラーが給糸ボビンの品質問題を検出し、この給糸ボビンを排出する必要がある場合、切断装置によって糸が切断され、小吸い込みノズルが下降せず糸を捕捉しないと、給糸ボビンの糸端がボビン中心孔に吸い込まれてから給糸ボビン交換に行い、給糸ボビンが給糸ボビン処理装置に搬送され、給糸ボビン引き抜き装置によって給糸ボビンが引き抜かれる。
上記の技術的解決策をさらに改善し、前記圧縮空気吹き出しノズルは、前記小吸い込みノズルが下降して糸を捕捉するたびに1回吹き付け、チーズ巻き生産過程において、前記負圧サクションヘッドのキャビティ内は常に負圧が維持され、前記負圧値は35~60ヘクトパスカルの範囲内である。
本発明は従来技術に比べて、以下の利点と積極的効果がある。
1.本発明は、トレイ式ワインダの固有の負圧ボックスを利用し、給糸ボビン交換装置の底板の底面の通気口に負圧サクションヘッドを追加し、給糸ボビン交換装置の単錘の解舒ステーションの給糸ボビンの上端口に負圧を有するようにしたものである。小吸い込みノズルが糸端を吸い込むことができないことによって給糸ボビンの糸端が落下し、または他の原因によって給糸ボビンの糸端が落下する場合、給糸ボビンの糸端は給糸ボビンの上端口を通過し、給糸ボビンの上端口に負圧を有することによって、落下した給糸ボビンの糸端はボビン中心孔に吸い込まれ、給糸ボビンが単錘の解舒ステーションで圧縮空気吹き出しノズルから吹出された空気によって給糸ボビンの糸端が吹き上げられ、再び糸端が生成され、糸端が生成に失敗すると、失敗した給糸ボビンは単錘から排出されて、給糸ボビン処理装置に搬送され、給糸ボビン処理装置における糸端生成装置によって再び糸が生成され、給糸ボビン処理装置に戻って再び糸端を生成するとき、糸くずの絡みつきによってトレイの正常な作動を妨げることを回避できる。生産効率が向上し、メンテナンスの作業量を減少することができる。
2.本発明では、負圧サクションヘッドと給糸ボビン交換装置との間にフィルタを追加して、ボビン中心孔に入り込まない給糸ボビンの糸端や、外部の他の場所からの糸くずが負圧サクションヘッドに入って閉塞することを防ぐ。
3.本発明の構造は、合理的に設計されており、シンプルで、コンパクトで、取付や改造が容易であり、設備改造のコストが非常に低く、既存のトレイ式ワインダ設備の改造に適しており、大規模な普及と適用が容易である。
4.本発明のトレイ式ワインダの単錘給糸ボビンの糸端生成方法は、シンプルで信頼性が高く、効率が高い。
従来のトレイ式ワインダの正常な給糸ボビンの糸掛けを待機する概略図である; 従来のトレイ式ワインダの給糸ボビンの糸掛けに成功する概略図である; 従来のトレイ式ワインダの給糸ボビンの糸掛けに失敗する概略図である; 従来のトレイ式ワインダが給糸ボビン交換の時に糸端が平ベルト上に落下する概略図である。 本発明のトレイ式ワインダの給糸ボビンの糸端生成が失敗する時にボビン中心孔に再び入り込む概略図である; 本発明のトレイ式ワインダの給糸ボビンの糸端がボビン中心孔に入り込んだ後に開放される概略図である。
次は附図を併せて本発明について詳細に説明をする。
図5~図6に示すように、本発明のトレイ式ワインダの実施形態であり、前記トレイ式ワインダは、ワインダの単錘と、給糸ボビン処理装置と、を備え、前記ワインダの単錘は、給糸ボビン交換装置と、負圧ボックス21と、圧縮空気吹き出しノズル18と、空気供給システムと、を備え、前記給糸ボビン交換装置の単錘の解舒ステーションの下方に前記圧縮空気吹き出しノズル18が設けられ、前記圧縮空気吹き出しノズル18は、空気供給管路を介して前記空気供給システムに接続されている。前記単錘の解舒ステーションの下方に負圧サクションヘッド22が設けられ、前記負圧サクションヘッド22に吸気口と排気口が設置され、前記負圧サクションヘッド22の吸気口は前記圧縮空気吹き出しノズル18の排気孔に近接し、前記負圧サクションヘッド22の吸気口の吸気方向は前記圧縮空気吹き出しノズル18の排気孔の空気噴出方向と反対で、前記負圧サクションヘッド22の排気口は負圧配管を介して前記負圧ボックス21に接続されている。
本発明の上記技術的解決策を用いて従来のトレイ式ワインダに対して具体的な改造を行う時に、上記技術的解決策において、主に負圧サクションヘッド22を増設し、さらに負圧サクションヘッド22は負圧配管を介して負圧ボックス21に接続すればよく、負圧サクションヘッド22及びそれに接続される負圧配管は新たに追加される部品であり、他の部品は負圧ボックス21などを備え、すべては既存の部品を使用すればよい。このようにして、 単錘の解舒ステーションにおける給糸ボビン14の上端口に負圧を発生させることができる。給糸ボビンの糸端13が給糸ボビン14の上端口を通過する時に、給糸ボビン14の上端口に負圧を有することによって、落下した給糸ボビンの糸端13がボビン中心孔内に吸い込まれる。このようにして、単錘の解舒ステーションで単錘の給糸ボビンの糸端生成を行う条件が備えられている。
一般的に給糸ボビンの糸端生成はいずれも給糸ボビン処理装置における糸端生成装置によって糸端を生成し、「単錘の給糸ボビンの糸端生成」は本出願人が初めて提案した概念であり、この概念を実現する上述の技術的解決策は単錘の解舒ステーションで単錘給糸ボビンの糸端生成の機能を実現し、且つ構想が十分に巧みであり、装置の既存部品を十分に利用し、その構造がシンプルで、コンパクトで、コストが低く、且つ予想外の効果を取得した。
さらに、前記給糸ボビン交換装置は、給糸ボビン交換ベース24と、底板19と、を備え、前記単錘の解舒ステーションの下方の前記底板19に通気孔19.1が設けられ、前記圧縮空気吹き出しノズル18の排気孔が上方に向かって前記通気孔19.1に位置を合わせ、前記負圧サクションヘッド22の吸気口が前記底板19の底面に貼り合わせて前記通気孔19.1とその周辺部位を覆っており、前記底板19の底面の前記通気孔19.1および周辺部位と前記負圧サクションヘッド22の前記吸気口との間に通気孔フィルタ23が設けられている。前記通気孔フィルタ23は前記底板19の底面に固定されてもよく、前記通気孔フィルタ23を前記負圧サクションヘッド22に直接取り付けてもよい。このようにして、ボビン中心孔に入り込んでいない給糸ボビンの糸端13や外部他の糸くずが前記負圧サクションヘッド22内に入り込むことによって閉塞することを防止することができる。
具体的には、負圧サクションヘッド22は、底板19の底面上に固定されてもよく、または給糸ボビン交換ベース24の頂面に固定されてもよい。前記圧縮空気吹き出しノズル18は、前記負圧サクションヘッド22と一体構造であり、前記負圧サクションヘッド22は、ドラム形状であり、ドラム形状の上端口は、負圧サクションヘッド22の吸気口であり、前記ドラム形状の底面に前記負圧サクションヘッド22の排気口が設けられている。前記圧縮空気吹き出しノズル18の前記排気孔は、前記負圧サクションヘッド22のキャビティの中央に位置し、前記圧縮空気吹き出しノズル18の吸気孔は、前記負圧サクションヘッド22の外側の側壁に設置され、前記空気供給管路の一端は、前記負圧サクションヘッド22の外側の側壁の前記圧縮空気吹き出しノズル18の吸気孔に連通され、空気供給管路の他端は、空気供給システムの給気出口に接続されている。
さらに、前記ワインダの単錘は、溝付きドラム2と、ヤーンクリヤラー4と、スプライス装置5と、大吸い込みノズル6と、小吸い込みノズル7と、ヤーントラップ8と、テンション装置9と、切断装置10と、下糸センサ11と、糸掛け管12と、をさらに備え、前記大吸い込みノズル6と、前記小吸い込みノズル7と、前記ヤーントラップ8とはいずれも前記負圧ボックス21に接続されている。前記部品及び接続構造は従来のトレイ式ワインダを改造する時に、いずれも既存の部品を保留すればよい。前記テンション装置9はテンションディスク又は格子状テンション装置である。
さらに、前記給糸ボビン処理装置は、給糸ボビン引き抜き装置と、給糸ボビン装着装置と、糸端生成装置と、給糸ボビン交換案内板20によって形成された給糸ボビン処理搬送通路と、を備える。
本発明のトレイ式ワインダはさらに給糸ボビン搬送装置をさらに備え、前記給糸ボビン搬送装置は、トレイ16と、平ベルト17と、駆動装置と、を備え、前記トレイ16の内にトレイフィルタ15が設けられている。給糸ボビンの糸端生成が長すぎる場合に、トレイ16の動作過程の糸巻き付けを引き起こすことを減少することができる。
図5~図6に示すように、本発明の上記トレイ式ワインダのチーズ巻き生産方法の実施例であり、単錘給糸ボビン糸端生成の方法は以下のステップを含む。即ち、
S1:正常な糸端生成の給糸ボビン14は、単錘の解舒ステーションに入り、大吸い込みノズル6がチーズ1中の糸端3を見つけてスプライスの位置に導入して待機する;
S2:圧縮空気吹き出しノズル18から吹き出された空気は、給糸ボビンの糸端13を吹き上げ、糸掛け管12と下糸センサ11を介して小吸い込みノズル7の吸気口に到達し、小吸い込みノズル7に吸い込まれて捕捉され、スプライス装置5に送られて大吸い込みノズル6に捕捉されたチーズ1中の糸端3とスプライスを完成する;
S3:溝付きドラム2によってチーズ1を回転するよう駆動して巻き取る;
S4:巻取過程で、ヤーンクリヤラー4が巻取過程で除去すべき糸の欠陥を検出したときに糸を切断し、糸の一端がチーズ1に巻き込まれ、大吸い込みノズル6によって見つけられ、糸のもう一端がヤーントラップ8によって捕捉され、切断装置10で糸を切断し、テンション装置9を開き、上端の糸端がヤーントラップ8によって吸い込まれ、小吸い込みノズル7が下降して糸が捕捉され、再びスプライスを行う;
S5:前記ステップS4において、小吸い込みノズルが給糸ボビンの糸端13を捕捉しなかったことによって給糸ボビンの糸端13が落下した場合、給糸ボビンの糸端13は給糸ボビン14の上端口を通過し、給糸ボビンの上端口に負圧を有することによって、落下した給糸ボビンの糸端13はボビン中心孔に吸い込まれ、給糸ボビン14は単錘巻取位置で圧縮空気吹き出しノズル18から吹き出された空気によって給糸ボビンの糸端13が吹き上げられ、再び糸端を生成し、糸端生成が失敗した場合は、糸端生成が失敗した給糸ボビン14は単錘から排出され、給糸ボビン処理装置に搬送され、給糸ボビン処理装置における糸端生成装置によって再び糸端を生成する。同時に、別の正常に糸端が生成された給糸ボビン14が単錘の解舒ステーションに搬送され、上記のステップが繰り返され、順次にサイクルする。
さらに、前記ステップS3において、糸巻取の過程において自然に糸が切れた場合、ヤーントラップ8の上の位置で自然に糸が切れたとき、切れた糸の一端がチーズ1に巻き込まれてから大吸い込みノズル6によって見つけ出され、糸が切れた給糸ボビンの糸端13がヤーントラップ8によって捕捉され、切断装置10によって糸が切断され、テンション装置9が開き、上端の糸端がヤーントラップ8に吸い込まれ、小吸い込みノズル7が下降して糸が捕捉され、再びスプライスを行う。ヤーントラップ8の下の位置で自然に糸が切れ、切れた給糸ボビンの糸端13は落下するとき、負圧によってボビン中心孔に吸い込まれ、圧縮空気吹き出しノズル18から吹出された空気によって給糸ボビンの糸端13が吹き上げられ、糸掛け管12と下糸センサ11を介して小吸い込みノズル7の吸気口に到達し、小吸い込みノズル7に吸い込まれて捕捉され、スプライス装置に送られ、大吸い込みノズル6によって捕捉されたチーズ1中の糸端3とスプライスを完成する。
さらに、前記ステップS3において、巻取過程中に、ヤーンクリヤラー4が給糸ボビン14の品質問題を検出し、この給糸ボビン14を排出する必要がある場合、切断装置10によって糸が切断され、小吸い込みノズル7が下降せず糸を捕捉しないと、給糸ボビンの糸端13がボビン中心孔に落下して給糸ボビン交換に行い、給糸ボビンが給糸ボビン処理装置に搬送され(単錘配置RFIDセンサを必要とする)、給糸ボビン引き抜き装置によって給糸ボビンが引き抜かれる。この時の給糸ボビンの糸端13は平ベルト17に落下することがなく、給糸ボビン処理装置に搬送する過程において、糸くずの絡みつきによってトレイ16の正常な動作に影響を与えることがない。
上記チーズ巻き生産方法において、前記圧縮空気吹き出しノズル18は、前記小吸い込みノズル7が下降して糸を捕捉するたびに1回吹き付ける。好ましくは、チーズ巻き生産過程において、前記負圧サクションヘッドのキャビティ内は常に負圧が維持され、前記負圧値は35~60ヘクトパスカルの範囲内である。
勿論、上記の記載は本発明に対する制限ではなく、また、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本技術分野の一般技術者は、本発明の実質的範囲において、変更、改良、追加や置換してもよく、それらも本発明の保護範囲に属するものである。
符号の説明
1 チーズ
2 溝付きドラム
3 チーズ中の糸端
4 ヤーンクリヤラー
5 スプライス装置
6 大吸い込みノズル
7 小吸い込みノズル
8 ヤーントラップ
9 テンション装置
10 切断装置
11 下糸センサ
12 糸掛け管
13 給糸ボビンの糸端
14 給糸ボビン
15 トレイフィルタ
16 トレイ
17 平ベルト
18 圧縮空気吹き出しノズル
19 底板
19.1 底板の通気孔
20 給糸ボビン交換案内板
21 負圧ボックス
22 負圧サクションヘッド
23 通気孔フィルタ
24 給糸ボビン交換ベース

Claims (10)

  1. ワインダの単錘と、給糸ボビン処理装置と、を備えるトレイ式ワインダであり、
    前記ワインダの単錘は、給糸ボビン交換装置と、負圧ボックスと、圧縮空気吹き出しノズルと、空気供給システムと、を備え、
    前記給糸ボビン交換装置の単錘の解舒ステーションの下方に前記圧縮空気吹き出しノズルが設けられ、
    前記圧縮空気吹き出しノズルは、空気供給管路を介して前記空気供給システムに接続されており、
    前記給糸ボビン交換装置の前記単錘の解舒ステーションの下方に負圧サクションヘッドが設けられ、
    前記負圧サクションヘッドに吸気口と排気口が設置され、
    前記負圧サクションヘッドの吸気口は前記圧縮空気吹き出しノズルの排気孔に近接し、
    前記負圧サクションヘッドの吸気口の吸気方向は前記圧縮空気吹き出しノズルの排気孔の空気噴出方向と反対で、前記負圧サクションヘッドの排気口は負圧配管を介して前記負圧ボックスに接続されている
    ことを特徴とするトレイ式ワインダ。
  2. 前記給糸ボビン交換装置は、給糸ボビン交換ベースと、底板と、を備え、
    前記単錘の解舒ステーションの下方の前記底板に通気孔が設けられ、
    前記圧縮空気吹き出しノズルの排気孔が上方に向かって前記通気孔に位置を合わせ、
    前記負圧サクションヘッドの吸気口が前記底板の底面に貼り合わせて前記通気孔とその周辺部位を覆っており、
    前記底板の底面の前記通気孔および周辺部位と前記負圧サクションヘッドの前記吸気口との間には、通気孔フィルタが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のトレイ式ワインダ。
  3. 前記負圧サクションヘッドは、前記底板の底面上に固定されているか、または前記給糸ボビン交換ベースに固定されており、
    前記圧縮空気吹き出しノズルは、前記負圧サクションヘッドと一体構造であり、
    前記負圧サクションヘッドは、ドラム形状であり、
    前記ドラム形状の上端口は、前記負圧サクションヘッドの吸気口であり、
    前記ドラム形状の底面には、前記負圧サクションヘッドの排気口が設けられており、
    前記圧縮空気吹き出しノズルの前記排気孔は、前記負圧サクションヘッドのキャビティの中央に位置し、
    前記圧縮空気吹き出しノズルの吸気孔は、前記負圧サクションヘッドの外側の側壁に設置され、
    前記空気供給管路は、前記負圧サクションヘッドの外側の側壁の前記圧縮空気吹き出しノズルの前記吸気孔に連通されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のトレイ式ワインダ。
  4. 前記ワインダの単錘は、溝付きドラムと、ヤーンクリヤラーと、スプライス装置と、大吸い込みノズルと、小吸い込みノズルと、ヤーントラップと、テンション装置と、切断装置と、下糸センサと、糸掛け管と、をさらに備え、
    前記大吸い込みノズルと、前記小吸い込みノズルと、前記ヤーントラップとは、いずれも前記負圧ボックスに接続されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの一項に記載トレイ式ワインダ。
  5. 前記給糸ボビン処理装置は、給糸ボビン引き抜き装置と、給糸ボビン装着装置と、糸端生成装置と、給糸ボビン交換案内板によって形成された給糸ボビン処理搬送通路と、を備える
    ことを特徴とする請求項4に記載のトレイ式ワインダ。
  6. 給糸ボビン搬送装置をさらに備え、
    前記給糸ボビン搬送装置は、トレイと、平ベルトと、駆動装置と、を備え、
    前記トレイの内にトレイフィルタが設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載のトレイ式ワインダ。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載のトレイ式ワインダのチーズ巻き生産方法であり、以下のステップを含む、
    S1:正常な糸端生成の給糸ボビンは、単錘の解舒ステーションに入り、大吸い込みノズルがチーズ中の糸端を見つけてスプライスの位置に導入して待機する;
    S2:圧縮空気吹き出しノズルから吹き出された空気は、給糸ボビンの糸端を吹き上げ、糸掛け管と下糸センサを介して小吸い込みノズルの吸気口に到達し、小吸い込みノズルに吸い込まれて捕捉され、スプライス装置に送られて大吸い込みノズルに捕捉されたチーズの糸端とスプライスを完成する;
    S3:溝付きドラムによってチーズを回転するよう駆動して巻き取る;
    S4:巻取過程で、ヤーンクリヤラーが巻取過程で除去すべき糸の欠陥を検出したときに糸を切断し、糸の一端がチーズに巻き込まれ、大吸い込みノズルによって見つけられ、糸のもう一端がヤーントラップによって捕捉され、切断装置で糸を切断し、テンション装置を開き、上端の糸端がヤーントラップによって吸い上げられ、小吸い込みノズルが下降して糸を捕捉し、再びスプライスを行う;
    S5:前記ステップS4において、小吸い込みノズルが給糸ボビンの糸端を捕捉しなかったことによって給糸ボビンの糸端が落下した場合、給糸ボビンの糸端は給糸ボビンの上端口を通過し、給糸ボビンの上端口に負圧を有することによって、落下した給糸ボビンの糸端はボビン中心孔に吸い込まれ、給糸ボビンは単錘巻取位置で圧縮空気吹き出しノズルから吹き出された空気によって給糸ボビンの糸端が吹き上げられ、再び糸端を生成し、糸端生成が失敗した場合は、糸端生成が失敗した給糸ボビンは単錘から排出され、給糸ボビン処理装置に搬送され、給糸ボビン処理装置における糸端生成装置によって再び糸端を生成し、同時に、別の正常に糸端が生成された給糸ボビンが単錘の解舒ステーションに搬送され、上記のステップが繰り返され、順次にサイクルする
    ことを特徴とするトレイ式ワインダのチーズ巻き生産方法。
  8. 前記ステップS3において、糸巻取の過程において自然に糸が切れた場合、ヤーントラップの上の位置で自然に糸が切れたとき、切れた糸の一端がチーズに巻き込まれてから大吸い込みノズルによって見つけ出され、糸が切れた給糸ボビンの糸端がヤーントラップによって捕捉され、切断装置によって糸が切断され、テンション装置が開き、上端の糸端がヤーントラップに吸い込まれ、小吸い込みノズルが下降して糸が捕捉され、再びスプライスを行い、
    ヤーントラップの下の位置で自然に糸がきれ、糸が切れた給糸ボビンの糸端は落下するとき、負圧によってボビン中心孔に吸い込まれ、圧縮空気吹き出しノズルから吹き出された空気によって給糸ボビンの糸端が吹き上げられ、糸掛け管と下糸センサを介して小吸い込みノズルの吸気口に到達し、小吸い込みノズルに吸い込まれて捕捉され、スプライス装置に送られ、大吸い込みノズルによって捕捉された糸端とスプライスを完成する
    ことを特徴とする請求項7に記載のトレイ式ワインダのチーズ巻き生産方法。
  9. 前記ステップS3において、巻取過程中に、ヤーンクリヤラーが給糸ボビンの品質問題を検出し、この給糸ボビンを排出する必要がある場合、切断装置によって糸が切断され、小吸い込みノズルが下降せず糸を捕捉しないと、給糸ボビンの糸端がボビン中心孔に吸い込まれてから給糸ボビン交換に行い、給糸ボビンが給糸ボビン処理装置に搬送され、給糸ボビン引き抜き装置によって給糸ボビンが引き抜かれることを特徴とする請求項7に記載のトレイ式ワインダのチーズ巻き生産方法。
  10. 前記圧縮空気吹き出しノズルは、前記小吸い込みノズルが下降して糸を捕捉するたびに1回吹き付け、チーズ巻き生産過程において、前記負圧サクションヘッドのキャビティ内は常に負圧が維持され、前記負圧値は35~60ヘクトパスカルの範囲内であることを特徴とする請求項7~9の何れか1項に記載のトレイ式ワインダのチーズ巻き生産方法。
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