JP2022016068A - 移植機 - Google Patents
移植機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022016068A JP2022016068A JP2020119339A JP2020119339A JP2022016068A JP 2022016068 A JP2022016068 A JP 2022016068A JP 2020119339 A JP2020119339 A JP 2020119339A JP 2020119339 A JP2020119339 A JP 2020119339A JP 2022016068 A JP2022016068 A JP 2022016068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- work
- supply device
- seat
- seedling planting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
Description
また特許文献2には、前輪と駆動輪の後輪とを有する走行車体の後部に左右の苗供給装置と左右の苗植付装置を設け、また左右の苗供給装置の各前側で且つ一部が走行車体の外側になる位置に作業者が左右の苗供給装置を互いに斜め後ろ向きでかつ内側を向いてそれぞれ座る左右一対の2つの作業座席を設けた移植機が記載されている。
また、この移植機は、一人乗りのタイプであって一人の作業者が作業を行う必要があるので、苗の確実な植え付けを行う観点から作業速度を抑制せざるを得ず、移植の作業能率の向上を図りにくいという問題もある。
請求項1に記載の発明は、
前進走行方向に対する左右に左右一対の駆動輪(11L,11R)を有する走行車体(2)と、
前記走行車体(2)に設けられ、苗を圃場に植え付ける複数の苗植付装置(4A,4B)と、
前記走行車体(2)に設けられ、前記複数の苗植付装置(4A,4B)に苗を左右方向に長い楕円状の循環移動経路内で搬送して供給する苗供給装置(3)と、
前記走行車体(2)の前記苗供給装置(3)を挟んで前後の位置に設けられる前側のフロアステップ(15A)および後側のフロアステップ(15B)と、
前記前側のフロアステップ(15A)および後側のフロアステップ(15B)上に設けられ、前記苗供給装置(3)に苗を補給する作業を行う作業者が座る2つの作業座席(6A,6B)と、
を備え、
前記複数の苗植付装置(4A,4B)は、前記苗供給装置(3)の下方において前後方向および左右方向にそれぞれずらした位置に分けて配置する前方の苗植付装置(4A)および後方の苗植付装置(4B)として構成されており、
前記2つの作業座席(6A,6B)は、前記苗供給装置(3)を挟んだ前後の位置に分けて配置するとともに互いに前記苗供給装置(3)に向いて座るようにした前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)として構成されていることを特徴とする移植機である。
これにより、この発明によれば、例えば、振り向いた姿勢になることに起因した補給ミスや欠株の発生が抑制され、また作業中における前側および後側の確認で得られる情報に基づく必要な対処が適切に行われるようになり、その結果として、苗の補給作業や移植作業等の作業を効率よく行うことができる。
この移植機1は、図1や図2に示されるように、左右一対の駆動輪11L,11Rを有する走行車体2と、苗200を圃場100の畝102に植え付ける複数(本例では2つ)の苗植付装置4A,4Bと、2つの苗植付装置4A,4Bに苗200を搬送して供給する苗供給装置3と、苗供給装置3に苗200を補給する作業を行う作業者が座る2つの作業座席6A,6Bとを備えている。
本明細書等においては、移植機1が前進走行する方向に向かったときの左右の方向を左(L)、右(R)といい、また移植機1の前進する方向を前、その前進する方向とは逆の方向を後という。
エンジン12は、2つの作業座席6A,6Bのうち前側にある(前側の)作業座席6Aの下方に存在するよう配置されている。これにより、エンジン12は、走行車体2の前側寄りに配置されることになって、走行車体2の前方や側方等の空きスペースからエンジン12に接近しやすくなるので、エンジン12のメンテナンス作業が行いやすくなる。
さらに、操縦ハンドル13は、ハンドル部13a,13bの間に挟まれた位置に、各種の操作レバーやスイッチ、制御装置、表示部等の部品が配置されて構成された操作ユニット14が設けられている。また、ハンドル部13a,13bのグリップ部には、主に旋回(信地旋回)操縦時に使用するサイドクラッチ切りレバー14rが設けられている。
2つのフロアステップ15A,15Bは、例えば板状の部材からなるものである。前側のフロアステップ15Aは、その一部からエンジン12の上部を突出させた状態で搭載するため、その一部になる部分が開口部として形成されている。
ミッションケース16の左右の側面部には、左右方向に向けて2つのフロアステップ15A,15Bの左右の各端部よりも外側の位置までそれぞれ突出する左右の駆動軸が内蔵された左右のアクスルケース17L,17Rが設けられている。左右のアクスルケース17L,17Rは、畝102の畝幅に対応して左右に伸縮調整可能に設けられている。左右のアクスルケース17L,17Rの外側になる各端部には、左右の駆動輪11L,11Rに回転動力をチェーン式の伝動機構により伝達する前後に長い左右の走行伝動ケース18L,18Rが回動可能に取り付けられている。また、左右の走行伝動ケース18L,18Rは、前側の端部が左右のアクスルケース17L,17Rを回動支点にして回動可能になっており、また、その後側の端部には車軸11aを介して駆動輪11L,11Rがそれぞれ取り付けられている。
また移植機1では、そのセンサ板等の検出具の検出結果に応じて上下動機構19における図示しない左右水平制御用油圧シリンダの作動が自動で制御されて、走行車体2が畝102の面に対してほぼ水平の姿勢に保たれる。これにより、苗の植付け深さが一定に保たれるようになっている。
移動機構32は、走行車体2のフレーム10の前後のほぼ中央になる位置で上方に立ち上がる支持フレーム33に、無端状の搬送チェーン34を左右方向に長い楕円状の循環移動経路をなす状態で周回するように配置し、その無端状の搬送チェーン34に複数の苗収容カップ31を一列状にほぼ等間隔で並べるよう保持している。
搬送チェーン34は、例えば2つの苗収容カップ31を保持する複数の保持体を互いに回動可能に連結してチェーン形態にしてなるものであり、複数のスプロケット35に回転可能に掛け回されている。また、そのスプロケット35は、ミッションケース16から出力される回転動力を伝動する駆動伝動軸36を介して回転動力が直接又は間接的に伝達されて回転駆動する。
苗供給装置3では、搬送チェーン34がスプロケット35から回転動力を得て所定の循環移動方向Trに所要の速度で回転し、これにより複数の苗収容カップ31を左右方向に長い楕円状の循環移動経路に沿って周回するよう移動させる。
これにより、苗供給装置3は、複数の苗収容カップ31に収容される苗200を、苗植付装置4A,4Bにそれぞれ落下させて供給する。
また、前方の苗植付装置4Aと後方の苗植付装置4Bは、左右方向の中央からほぼ同じ所要の間隔をあけた位置にそれぞれ配置されている。
なお、前方の苗植付装置4Aと後方の苗植付装置4Bについては、前方の苗植付装置4Aを上記右側になる位置に配置する一方で、後方の苗植付装置4Bを上記左側になる位置に配置するよう構成することも可能である。
開閉機構は、苗植付け体41の開閉支持部を開閉作動させる図示しない作動アームが連結されており、その作動アームが上下動機構42の動作と連動して所要のタイミングで開閉のために動くようカム機構を組み合わせて構成されている。
また、この移植機1では、そのほぼ中央部にまとめて配置する植付伝動ケース44では、左右方向に対の状態で複数台配置する植付伝動ケースに比べて走行車体2の左右方向における植付伝動ケースが占める面積を抑えることができ、移植機1全体の大型化が避けられる。さらに、植付伝動ケース44では、左右側部からの苗植付装置4A,4Bの各出代をほぼ同じにでき、例えば植付の条間の設定を単純化できる。
しかる後、苗植付装置4A,4Bでは、植付作業が終了した苗植付け体41を、その下端部を接近させて閉じた状態にしながら上下動機構42により再び上昇するように開閉機構により移動させて元の位置に戻す。これ以後は、上記した一連の動作が同様に繰り返される。
鎮圧装置48A,48Bは、苗植付装置4A,4Bにおける各苗植付け体41をそれぞれ左右から挟むように並んで設けられる一対の鎮圧輪で構成されている。鎮圧輪は、その下方で互いが接近するよう傾斜した姿勢で畝102に接触して従動回転するよう図示しない支持フレームに取り付けられている。
苗植付装置4A,4Bでは、この鎮圧装置48A,48Bにより苗周辺の土壌の鎮圧が行われ、これにより、植え付けられた各苗200が安定した状態に保たれる。
また、この作業座席6A,6Bについては、互いに走行車体2の左右方向における中央部になる位置に配置することもできるが、好ましくは、前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)が走行車体2の左右方向の相反する方向にずらした位置に配置している。
また、前側の作業座席6Aと後側の作業座席6Bは、走行車体2の左右方向における中央部からほぼ同じ所要の間隔をあけた位置にそれぞれ配置されている。このときの前側の作業座席6Aと後側の作業座席6Bは、苗供給装置3を挟んで対角線上に配置されているともいえる。
しかも、この移植機1では、前側の作業座席6Aに座る前側の作業者と後側の作業座席6Bに座る後側の作業者どうしの視界が相手の存在により塞がれるおそれがなくなり、移植機1よりも後方の確認と移植機1よりも前方の確認をそれぞれ視認上の支障がなく容易に行えるようになる。
なお、前側の作業座席6Aと後側の作業座席6Bについては、前側の作業座席6Aを上記左側になる位置に配置する一方で、後側の作業座席6Bを上記右側になる位置に配置するよう構成することも可能である。
また、作業座席6A,6Bは、下端部が走行車体2のフレーム10に固定されてフロアステップ15A,15Bの上方にそれぞれ立ち上げられた各支持フレーム62A,62Bの上端部に取り付けられている。
作業座席6A,6Bの構造の詳細については、後述する。
これは、苗植付装置4A,4Bを基準にしてみると、前方の苗植付装置4Aが前側の作業座席6Aよりも苗供給装置3の循環移動方向Trの下手側に所要の距離をおいて配置されており、後方の苗植付装置4Bが後側の作業座席6Bよりも苗供給装置3の循環移動方向Trの下手側に所要の距離をおいて配置されていると言い換えることができる。
また、苗置き台7A,7Bは、図1や図2に二点鎖線で例示されるように、作業座席6A,6Bの上記側方位置を開放させるよう退避する位置に変位可能に配置している。この苗置き台7A,7Bは、例えば、作業座席6A,6Bの支持フレーム62A,62Bに回動可能に設けた支持アーム73A,73Bの上端部に取り付けられており、作業者が手で回動操作することにより所望の位置に変位させることが可能な構造になっている。
本実施の形態では、前側の乗降ステップ20Aが前側の作業座席6Aの配置されている右側とは反対の左側になる位置に設けられており、後側の乗降ステップ20Bが後側の作業座席6Bの配置されている左側とは反対の右側になる位置に設けている。
この乗降ステップ20A,20Bは、例えば、作業者が足を載せて乗降を補助して安全性を確保できるものであれば、その形状等について特に制約されない。乗降ステップ20A,20Bは、フロアステップ15A,15Bが圃場100(畝溝101等)からの高低差が大きくなる場合であれば、その高低差を抑制することができるステップ構造にするとよい。
この場合、前側の作業座席6Aの右側方の外側には走行伝動ケース18Rが配置されているが、標準的な移植機1では作業者が跨げる程度の左右幅であり、乗り降りに支障は生じない。また、走行伝動ケース18は機体の荷重や駆動輪11L,11Rの接地抵抗に耐えるべく強度の高い設計がなされているので、作業者が走行伝動ケース18を踏んで乗り降りしても走行伝動ケース18等に何ら支障はない。
本実施の形態における水タンク載置台8A,8Bは、前側の水タンク載置台8Aが前側の作業座席6Aのずれた右側とは反対側になる左側の位置に配置され、後側の水タンク載置台8Bが後側の作業座席6Bのずれた左側とは反対側になる右側の位置に配置されている。
水タンク85としては、例えばポリエチレン製の容器であるポリタンク等が使用される。図1や図2では、水タンク85を水タンク載置台8A,8Bに置いていない状態を示している。
これにより、前側の転輪21L,21Rは、その上下位置が駆動輪11L,11Rの上下位置の調整に連動して調整される。このため、前側の転輪21L,21Rを駆動輪11L,11Rの上下位置の調整に応じて別途調整する作業が不要になり、植付作業やその能率が向上する。
これにより、後側の転輪22L,22Rは、圃場100の畝溝101に接触している間は、畝溝101の凹凸に追従して上下動することに加えて駆動輪11L,11Rの上下動の調節の動きに追従して上下動することができる。
前側の転輪21L,21Rと後側の転輪22L,22Rは、このような位置に配置すると、前側の作業座席6Aや後側の作業座席6Bからの荷重を受けやすくなり、圃場100の畝溝101に接地しやすくなって不要な浮き上がりが防止されるようになる。
この際、各作業座席6A,6Bの一方の横(側方)に苗置き台7A,7Bがそれぞれ存在しているので、その各苗置き台7A,7Bから苗200を容易に取り出して目の前にある苗供給装置3における苗収容カップ31に効率よく次々と投入して補給することができる。
この際、移植機1においては、水タンク載置台8A,8Bに置かれている水を蓄えた各水タンク85A,85Bが作業者300A,300Bのカウンターウエイトとして機能するので、走行車体2の左右方向における重量バランスの向上に寄与する。この結果、2条植えの各苗200の植付姿勢が左右に傾斜して乱れることが抑制される。
つまり、二人の作業者300A,300Bはいずれも、作業中に前進走行方向における前方および後方の確認を行う必要があるときでも振り向いた姿勢で確認を行う必要がないことになる。
しかる後、走行車体2の最後尾から突出する操縦ハンドル13を握って下方に押し下げると、走行車体2の全体が駆動輪11L,11Rを支点にして前側の転輪21L,21Rをてこの原理で容易に圃場100から浮き上がらせた状態にすることができ、これにより移植機1の安定した旋回を行うことができる。
このときの旋回は、操縦ハンドル13にある一方のサイドクラッチ切りレバー14rを握って左右一方のクラッチを切って駆動輪11の一方を非駆動の状態にして残りの他方の駆動輪11の駆動力を発揮させることで信地旋回を行えばよい。
また、作業座席6A,6Bは、その使用時には作業者が座ることで、作業座席6A,6B全体が回動軸65を回動支点にして下方に下降し、座面部60の下面の後方端に設けた2つの脚66が座席取付けステー64A,64Bの各上面64aに突き当たることで最深の着座状態(位置)が定まるようになっている。
さらに、作業座席6A,6Bは、座面部60の下面の後方側部分に下方に向くよう設けた2本の固定ロッド67A,67Bを移動可能に貫通させる貫通孔を有するとともに座席取付けステー64の上面64aに突き当たるように移動し得る可動プレート68の上面と座面部60の下面との間に、クッション用のコイルスプリング69を介在させて座面部60が回動軸65を中心にして弾性的に上下動可能になって座席のクッション性を確保する構造になっている。
これにより、引っ掛け止めプレート9は、可動ロッド93と共にコイルスプリング95のばね力に抗して下方に引き下げることが可能になっており、また可動ロッド93を中心にして回動可能にもなっている。
特にこの板材91Aからなる板材91Aで引っ掛け止めプレート9を構成した場合は、部品を比較的小さくすることができるので、材料コストの低減化を図ることができる。また、この板材91Aからなる引っ掛け止めプレート9は、例えば、可動ロッド93の長さを短くする場合にも有効な形状の引っ掛け止めプレートとすることが可能であり、また板材の曲げ加工の工数を減らすことも可能になる。
また、引っ掛け止めプレート9は、移植機1を運搬車両で移動して作業座席6A,6Bの非使用時には、図8(B)に示されるように引っ掛け部分91sを座席取付けステー64Bの内側の垂下板64dの下端部64eに接触させて引っ掛けた状態にする。これにより、作業座席6A,6Bの回動軸65を中心にした回動ができない状態にする。
したがって、緩衝部材97を設けていない場合には、運搬時の振動を受けて引っ掛け止めプレート9や可動ロッド93が破損する等の不具合が発生することがあったが、緩衝部材97を設けたことにより、その不具合の発生を回避することができる。
図9(B)に示す引っ掛け止めプレート9は、図9(A)に示す引っ掛け止めプレート9における引っ掛け部分91sの反対側に、もう片方の座席取付けステー64Aにおける上部下面64kに接触させて引っ掛ける第2の引っ掛け部分91s2を増設したような形状からなる板材91Cで構成されたものである。この板材91Cからなる引っ掛け止めプレート9を採用した場合は、引っ掛け止めプレート9を2つの座席取付けステー64A,64Bに引っ掛けることができ、その引っ掛け状態をより強固に安定したものにすることができる。また、この場合も、図9(B)に示されるように、第2の引っ掛け部分91s2と座席取付けステー64Aにおける上部下面64kとの間に緩衝部材97を設けるようにするとよい。
しかし、移植機1の運搬移動時には、上記したように作業座席6A,6Bが最下位まで下げられた状態で上記引っ掛け止めプレート9により固定された状態にされるので、接触プレート28がリミッタスイッチ27を押し続けることになり、また、その押す状態が続くことや運搬時に振動が加わることに伴い必要以上の負荷がかかり続けることでリミッタスイッチ27自体が破損してしまうことがある。
図7(A)や図10における符号64cは、接触プレート28の下端部が座席取付けステー64Bの内側に入り込んでリミッタスイッチ27と接触および離間するときの移動を可能にするために形成した開口部を示す。
間隙保持部材29は、接触プレート28とリミッタスイッチ27が配置される側の座席取付けステー64Bに取り付けられるとともに座席取付けステー64Bの上面64aに載るよう内側に曲げられた上端曲げ部29aを有するL字形状の板材で構成されているものであって、作業座席6A,6Bの非使用時に、図10(B)に示されるように作業座席6A,6Bの脚66が突き当たる座席取付けステー64Bの上面64a部分に相当する位置に上端曲げ部29aを存在させるよう取り付けて使用するものである。この際、間隙保持部材29は、座席取付けステー64Bの側面に形成されるネジ孔64gに固定ネジ29nで締結することにより固定される。
この結果、移植機1では、作業座席6A,6Bの非使用時に、接触プレート28がリミッタスイッチ27を押し続ける状態が発生することを防ぐことができる。
間隙保持部材29の上端曲げ部29aの厚さについては、移植機1の運搬移動に伴う作業座席6A,6Bの非使用時に、接触プレート28をリミッタスイッチ27から離すために要求される量に適合する値に設定される。また、上記引っ掛け止めプレート9の引っ掛け部分91sの寸法又は形状については、間隙保持部材29の上端曲げ部29aの厚さに応じて調整するとよい。
例えば、移植機1は、2人乗りで4条植えの移植機として構成してもよい。
2 走行車体
3 苗供給装置
4A 前方の苗植付装置(複数の苗植付装置の一例)
4B 後方の苗植付装置(複数の苗植付装置の一例)
6A 前側の作業座席
6B 後側の作業座席
7A 前側の苗置き台
7B 後側の苗置き台
8A 前側の水タンク載置台
8B 後側の水タンク載置台
11L,11R 左右一対の駆動輪
15A 前側のフロアステップ
15B 後側のフロアステップ
18L,18R 走行伝動ケース
20A 前側の乗降ステップ
20B 後側の乗降ステップ
21L,21R 左右一対の前側の転輪
22L,22R 左右一対の後側の転輪
23 前側転輪支持アーム
25 後側転輪支持アーム
26 付勢部材
27 コイルスプリング(付勢部材の一例)
Tr 循環移動方向
J 軸線
Claims (8)
- 前進走行方向に対する左右に左右一対の駆動輪(11L,11R)を有する走行車体(2)と、
前記走行車体(2)に設けられ、苗を圃場に植え付ける複数の苗植付装置(4A,4B)と、
前記走行車体(2)に設けられ、前記複数の苗植付装置(4A,4B)に苗を左右方向に長い楕円状の循環移動経路内で搬送して供給する苗供給装置(3)と、
前記走行車体(2)の前記苗供給装置(3)を挟んで前後の位置に設けられる前側のフロアステップ(15A)および後側のフロアステップ(15B)と、
前記前側のフロアステップ(15A)および後側のフロアステップ(15B)上に設けられ、前記苗供給装置(3)に苗を補給する作業を行う作業者が座る2つの作業座席(6A,6B)と、
を備え、
前記複数の苗植付装置(4A,4B)は、前記苗供給装置(3)の下方において前後方向および左右方向にそれぞれずらした位置に分けて配置する前方の苗植付装置(4A)および後方の苗植付装置(4B)として構成されており、
前記2つの作業座席(6A,6B)は、前記苗供給装置(3)を挟んだ前後の位置に分けて配置するとともに互いに前記苗供給装置(3)に向いて座るようにした前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)として構成されていることを特徴とする移植機。 - 前記前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)は、左右方向の相反する方向にずらした位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
- 前記前方の苗植付装置(4A)は、前記前側の作業座席(6A)よりも前記苗供給装置(3)の循環移動方向(Tr)の下手側に配置されており、
前記後方の苗植付装置(4B)は、前記後側の作業座席(6B)よりも前記苗供給装置(3)の循環移動方向(Tr)の下手側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の移植機。 - 前記前側のフロアステップ(15A)および後側のフロアステップ(15B)の上方であって前記前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)の左右方向にずらした方向とは反対側になる側方位置に、前記苗供給装置(3)に補給する苗を置く前側の苗置き台(7A)および後側の苗置き台(7B)を、前記側方位置を開放させるよう退避する位置に変位可能に配置し、
前記前側のフロアステップ(15A)のうち前記側方位置に相当する前端部分(15Aa)と前記後側のフロアステップ(15B)のうち前記側方位置に相当する後端部分(15Bb)に、前記作業者が乗降するときに用いる前側の乗降ステップ(20A)と後側の乗降ステップ(20B)を設けていることを特徴とする請求項2に記載の移植機。 - 前記前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)の左右方向にずらした方向とは反対側になる位置に、前記前方の苗植付装置(4A)および後方の苗植付装置(4B)で植え付けるときの苗に灌水する水を溜めた水タンクを載せて置く前側の水タンク載置台(8A)および後側の水タンク載置台(8B)を設けていることを特徴とする請求項2に記載の移植機。
- 前記前側の水タンク載置台(8A)および後側の水タンク載置台(8B)は、前記前側の苗置き台(7A)および後側の苗置き台(7B)のうち前記前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)とは反対側になる位置に設けていることを特徴とする請求項5に記載の移植機。
- 前記走行車体(2)における前記駆動輪(11L,11R)は、その軸線(J)が、前記前方の苗植付装置(4A)および後方の苗植付装置(4B)の前後方向における中央位置を通過するように配置されており、
前記走行車体(2)における前記駆動輪(11L,11R)の前後の位置でかつ前記前側の作業座席(6A)および後側の作業座席(6B)の各下方の近い位置に、圃場に接触して転動する左右一対の前側の転輪(21L,21R)および後側の転輪(22L,22R)を設けていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の移植機。 - 前記前側の転輪(21L,21R)は、前記走行車体(2)に対して走行伝動ケース(18L,18R)を介して上下方向に回動可能に設けられる前記駆動輪(11L,11R)の上下動に連動して上下方向に回動する前側転輪支持アーム(23)を介して設けられており、
前記後側の転輪(22L,22R)は、上下方向に伸縮する後側転輪支持アーム(25)と前記後側転輪支持アーム(25)を下方に付勢する付勢部材(26)とを介して設けられていることを特徴とする請求項7に記載の移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020119339A JP7235013B2 (ja) | 2020-07-10 | 2020-07-10 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020119339A JP7235013B2 (ja) | 2020-07-10 | 2020-07-10 | 移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022016068A true JP2022016068A (ja) | 2022-01-21 |
JP7235013B2 JP7235013B2 (ja) | 2023-03-08 |
Family
ID=80121166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020119339A Active JP7235013B2 (ja) | 2020-07-10 | 2020-07-10 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7235013B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011030434A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Iseki & Co Ltd | 苗植機 |
JP2013090608A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Terada Seisakusho Co Ltd | 茶苗植装置、それを使用した茶苗の植付け方法、及び茶苗 |
JP2020065517A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 株式会社クボタ | 作業機 |
-
2020
- 2020-07-10 JP JP2020119339A patent/JP7235013B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011030434A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Iseki & Co Ltd | 苗植機 |
JP2013090608A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Terada Seisakusho Co Ltd | 茶苗植装置、それを使用した茶苗の植付け方法、及び茶苗 |
JP2020065517A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7235013B2 (ja) | 2023-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2022016068A (ja) | 移植機 | |
JP4810992B2 (ja) | 複数条植えの苗植機 | |
JP2013106580A (ja) | 苗植付作業機 | |
JP2007143521A (ja) | 複数条植えの苗植機 | |
JP2013081486A (ja) | 苗植機 | |
JP2006067861A (ja) | 苗植機 | |
JP2003325009A (ja) | 乗用型多条植移植機 | |
JP2020103216A (ja) | 苗移植機 | |
JP2013212091A (ja) | 歩行型の作業機 | |
JP4697396B2 (ja) | 苗植え機 | |
JP6859987B2 (ja) | 苗植機 | |
JP4247580B2 (ja) | 苗植機 | |
JP2013048570A (ja) | 移植機 | |
JP6740858B2 (ja) | 移植機 | |
JP2021040597A (ja) | 苗移植機 | |
JP4466095B2 (ja) | 乗用型苗植機 | |
JP6069903B2 (ja) | 予備苗載せ台 | |
JP4355856B2 (ja) | 苗植機 | |
CN213152889U (zh) | 移植机 | |
JP7164838B2 (ja) | 移植機 | |
JP6956690B2 (ja) | 田植機 | |
JP6841265B2 (ja) | 移植機 | |
JP2024042441A (ja) | 乗用型苗植機 | |
JP3559918B2 (ja) | 移植機 | |
JP2019208414A (ja) | 移植機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221018 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7235013 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |