JP2013212091A - 歩行型の作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、操縦ハンドルの押し下げ操作又は引き上げ操作により、前輪又は後輪を軽い力で地面から浮上させることができ、機体の旋回や接地スタンドの設置等を容易に行える構成とすることを課題とする。
【解決手段】 前輪と後輪を設け、機体の後端部には、後側へ向く左右一対のフレームパイプ(51)と、U字型の操縦ハンドル(2)を設け、U字型の操縦ハンドル(2)の共に前側へ向く両端部(52)を左右のフレームパイプ(51)内に挿入して、フレームパイプ(51)を基準にして操縦ハンドル(2)を前後移動可能に設け、操縦ハンドル(2)を前側へ付勢するスプリング(54)を操縦ハンドル(2)に連結した歩行型の作業機とした。
【選択図】図6
【解決手段】 前輪と後輪を設け、機体の後端部には、後側へ向く左右一対のフレームパイプ(51)と、U字型の操縦ハンドル(2)を設け、U字型の操縦ハンドル(2)の共に前側へ向く両端部(52)を左右のフレームパイプ(51)内に挿入して、フレームパイプ(51)を基準にして操縦ハンドル(2)を前後移動可能に設け、操縦ハンドル(2)を前側へ付勢するスプリング(54)を操縦ハンドル(2)に連結した歩行型の作業機とした。
【選択図】図6
Description
この発明は、歩行型の作業機の技術分野に属する。
従来、機体の後端部に操縦ハンドルを設けた歩行型の作業機がある。例えば、特許文献1に開示された歩行型の作業機は、走行車体と、圃場に苗を植付ける苗植付装置と、該苗植付装置に苗を供給する苗供給装置を備えた歩行型の苗移植機となっている。この歩行型の苗移植機の走行車体には、転動自在で遊転する左右一対の前輪と、駆動する左右一対の後輪と、接地するスタンドを備えている。スタンドは、機体の前部で前輪の近くに配置される。
そして、機体を旋回させるときには、作業者が操縦ハンドルを押し下げて後輪を支点に前輪を地面から浮上させ、旋回内側となる後輪の駆動を断って旋回する。このとき、畝がある圃場では、畝を乗り越えるべく前輪を畝より高い位置まで浮上させる必要がある。また、スタンドを設置するときには、作業者が操縦ハンドルを押し下げて後輪を支点に前輪を地面から浮上させ、機体と地面の間にスタンドを介在させて設置させる。
本発明は、操縦ハンドルの押し下げ操作又は引き上げ操作により、前輪又は後輪を軽い力で地面から浮上させることができ、機体の旋回や接地スタンドの設置等を容易に行える構成とすることを課題とする。
また、植え付けた苗の周辺の土壌を確実に鎮圧すると共に、土壌を植え付けた苗の側へ押し寄らせて覆土し、苗の植付精度を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1に係る発明は、前輪(8)と後輪(7)を設け、機体の後端部には、後側へ向く左右一対のフレームパイプ(51)と、U字型の操縦ハンドル(2)を設け、U字型の操縦ハンドル(2)の共に前側へ向く両端部(52)を左右のフレームパイプ(51)内に挿入して、フレームパイプ(51)を基準にして操縦ハンドル(2)を前後移動可能に設け、操縦ハンドル(2)を前側へ付勢するスプリング(54)を操縦ハンドル(2)に連結した歩行型の作業機とした。
すなわち、請求項1に係る発明は、前輪(8)と後輪(7)を設け、機体の後端部には、後側へ向く左右一対のフレームパイプ(51)と、U字型の操縦ハンドル(2)を設け、U字型の操縦ハンドル(2)の共に前側へ向く両端部(52)を左右のフレームパイプ(51)内に挿入して、フレームパイプ(51)を基準にして操縦ハンドル(2)を前後移動可能に設け、操縦ハンドル(2)を前側へ付勢するスプリング(54)を操縦ハンドル(2)に連結した歩行型の作業機とした。
また、請求項2に係る発明は、作業者が足をかけるための足かけ部材(57)を、操縦ハンドル(2)に連結した請求項1に記載の歩行型の作業機とした。
また、請求項3に係る発明は、足かけ部材(57)を、接地する高さまで高さ調節可能な構成とした請求項2に記載の歩行型の作業機とした。
また、請求項3に係る発明は、足かけ部材(57)を、接地する高さまで高さ調節可能な構成とした請求項2に記載の歩行型の作業機とした。
また、請求項4に係る発明は、上下動しながら圃場に苗を植え付ける苗植付け体(20)を設け、苗植付け体(20)の左右両側には、圃場の土壌面を押圧して土壌を鎮圧する鎮圧板(67)を左右各々設け、左右の鎮圧板(67)を苗植付け体(20)の前側から後側にわたる前後幅に構成し、鎮圧板(67)の苗植付け体(20)側となる端面の少なくとも一部には、後側へいくほど苗植付け体(20)側へ近づく斜め部分(70)を形成し、斜め部分(70)から上側に立ち上がる立ち上がり部分(71)を形成した請求項1に記載の歩行型の作業機とした。
請求項1に係る発明によれば、通常作業時等はスプリング54の付勢により操縦ハンドル2が前側に位置するので、機体の前後長の短縮化が図れる。作業者がスプリング54に抗して操縦ハンドル2を後側に引けば、前輪8及び後輪7と操縦ハンドル2の間の間隔が大きくなるので、操縦ハンドル2の押し下げ操作又は引き上げ操作により、前輪8又は後輪7を軽い力で地面から浮上させることができ、機体の旋回や接地スタンドの設置等を容易に行える。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、作業者が足かけ部材57に足をかけて作業者の体重を利用して操縦ハンドル2を押し下げることができるので、前輪8を容易に地面から浮上させることができる。
請求項3に係る発明によれば、請求項2に係る発明の効果に加えて、足かけ部材57を接地スタンドとして兼用することができ、機体の軽量化が図れる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、左右の鎮圧板67を苗植付け体20の前側から後側にわたる前後幅に構成したので、苗植付け体20で植え付けた苗の周辺の土壌を確実に鎮圧することができると共に、立ち上がり部分71により土壌を植え付けた苗の側へ押し寄らせて覆土することができ、苗の植付精度が向上する。
請求項4に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、左右の鎮圧板67を苗植付け体20の前側から後側にわたる前後幅に構成したので、苗植付け体20で植え付けた苗の周辺の土壌を確実に鎮圧することができると共に、立ち上がり部分71により土壌を植え付けた苗の側へ押し寄らせて覆土することができ、苗の植付精度が向上する。
この発明の実施の一形態を、以下に説明する。尚、以下の実施の形態は、あくまで実施の一形態であって、特許請求の範囲を拘束するものではない。
尚、苗移植機に係る以下の説明では、操縦ハンドル2を配置した側を後とし、その反対側、即ちエンジン3を配置した側を前とする。そして、機体前側に向かって右手側を右とし、左手側を左とする。
尚、苗移植機に係る以下の説明では、操縦ハンドル2を配置した側を後とし、その反対側、即ちエンジン3を配置した側を前とする。そして、機体前側に向かって右手側を右とし、左手側を左とする。
この苗移植機は、機体を前進走行可能とする走行車体4と、該走行車体4の後部に設けた歩行操縦用の操縦ハンドル2と、圃場に苗を植付ける苗植付装置5と、該苗植付装置5に苗を供給する苗供給装置6を備えた構成としている。
走行車体1は、エンジン3と、該エンジン3の動力が伝達されて駆動回転する左右一対の駆動車輪である後輪7と、該後輪7の後方に転動自在に支持した左右一対の前輪8とを備えたものとしている。
エンジン3の後側にはミッションケース9を配置し、そのミッションケース9は、その左側部からエンジン3の左側方に延びるケース部分を有し、これがエンジン3の左側部と連結している。このケース部分にエンジン3の出力軸が入り込んでミッションケース9内の伝動機構に動力が伝達する構成となっている。ミッションケース9の左右両側部には、前後に長い走行用の伝動ケース10の前部を回動自在に取り付けている。具体的には、走行用の伝動ケース10の前部の機体内側部に、該伝動ケース10と一体回転可能に設けたアクスルケース11を設け、このアクスルケース11をミッションケース9の左右両側部に回動自在に取付けて、走行用の伝動ケース10をミッションケース9の左右両側部に対して回動自在に取付けている。そして、この走行用の伝動ケース10の後部側方に突出させた車軸12に後輪7を装着している。伝動ケース10の前部の回動軸心位置には、ミッションケース9から左右両外側方に延出させた車輪駆動軸の先端が入り込んで、ミッションケース9内の走行部系変速伝動部を経た走行用の動力が伝動ケース10内の伝動機構に伝達している。そして、走行用の動力は伝動ケース10内の伝動機構を介して、伝動ケース10の後端側の車軸12に伝動し、後輪7が駆動回転するようになっている。
尚、ミッションケース9内に設けた左右それぞれのサイドクラッチにより、左右各々の後輪7の駆動を断つことができる構成になっている。従って、機体を旋回させるときには、前記サイドクラッチにより旋回内側となる左右一方の後輪7を非駆動状態にしてスム−ズに旋回できるようになっている。
また、走行用の伝動ケース10には、該伝動ケース10の前部側を回動支点として後輪7を上下させるよう上下回動する駆動手段が連結している。具体的には、伝動ケース10のミッションケース9への取付部には、上方に延びるアーム13を一体的に取り付けていて、これがミッションケース9に固定された昇降用油圧シリンダのピストンロッド先端に取り付けた連結体の左右両側部と連結している。左右一方側(右側)は、ロッドで連結し、他方側(左側)は、機体の傾斜に応じて伸縮作動可能な左右水平制御用油圧シリンダで連結している。
昇降用油圧シリンダが作動してそのピストンロッドが機体後方に突出すると、左右の前記アーム13は前方に回動し、これに伴い伝動ケース10が下方に回動して、機体が上昇する。反対に、昇降用油圧シリンダのピストンロッドが機体前方に移動してシリンダ内に引っ込むと、左右の前記アーム13は前方に回動し、これに伴い伝動ケース10が上方に回動して、機体が下降する。この昇降用油圧シリンダは、畝面に接地して機体と畝面との上下間隔の変動にともなって動作するセンサー14によって作動する。センサー14の動作は機体に対する畝上面高さを検出する動作となり、そのセンサー14の検出動作に基づいて機体を畝上面高さに対して設定高さになるよう昇降用油圧シリンダが作動するよう構成している。また、操縦ハンドル2近傍に配置した植付・昇降操作具(植付・昇降操作レバー)15の人為操作によって機体を上昇或は下降させるよう昇降用油圧シリンダが作動する構成ともしている。尚、この植付・昇降操作具15は、苗植付装置5及び苗供給装置6の駆動の入切も行える構成となっている。
また、前記左右水平制御用油圧シリンダが伸縮作動すると、その左右水平制御用油圧シリンダと連結する左側のアーム13が回動して、左側の後輪7のみを上下動させ、機体を左右に傾斜させる。この左右水平制御用油圧シリンダは、左右水平に対する機体の左右傾斜を検出するセンサの検出結果に基づいて機体を左右水平になるように作動するよう構成している。
前記左右前輪8は、エンジン3下方の左右中央位置で前後方向の軸心周りに回動自在に取り付けた横フレーム16の左右両側部に、上下に長い縦フレーム17を取付け、その下端部側方に固着した車軸18に回転自在に取り付けている。従って、左右前輪8は、機体の左右中央の前後方向の軸心周りにローリング動自在となっている。横フレーム16の左右両側部に対して縦フレーム17を上下調節可能に設けていて、前輪8の高さ調節をすることができるようになっている。
操縦ハンドル2は、機体後部に設けられていて、後輪7の車軸12より機体後側に位置している。ミッションケース9に前端部を固定した機体フレーム19の後端部に、菊座で構成された角度調節具を介して、前後方向に延びる左右一対のフレームパイプ51を上下角度調節可能に設けている。尚、機体フレーム19は、機体の左右中央で後方に延び、また、前後中間部から斜め後上方に延びている。操縦ハンドル2は、丸軸状の部材(パイプ)を屈曲させて形成されており、前後方向に延びる左右の前後方向部52と、左右の前後方向部52の後端を繋ぐ左右に延びる左右方向部53を備え、平面視でU字型に構成されている。作業者が左右方向部53を把持して機体を操向させる等の操縦を行う。また、左右の前後方向部52が、U字型の操縦ハンドル2の共に前側へ向く両端部となる。左右の前後方向部52の間隔と左右のフレームパイプ51の間隔は同一に設定され、且つ左右の前後方向部52と左右のフレームパイプ51は共に平行に向いており、左右の前後方向部52が左右のフレームパイプ51内に挿入されている。そして、左右のフレームパイプ51内において、左右の前後方向部52の前端には操縦ハンドル2を前側へ付勢する引っ張り式のスプリング54を左右各々設けている。従って、作業者がスプリング54に抗して操縦ハンドル2を後側に引けば、操縦ハンドル2がフレームパイプ51から引き出されて後側に移動する構成となっている。すなわち、操縦ハンドル2は、フレームパイプ51を基準にして前後移動可能に設けられている。
また、左右の前後方向部52の下側には、下方へ延びる下方向部55を左右各々固着して設けている。左右の下方向部55は、丸軸形状のパイプで構成され、上下方向の適宜位置に複数の高さ調節用孔56が形成されており、下側から足かけ部材57が挿入されている。足かけ部材57は、作業者が足をかける部材であり、作業者の体重を利用して操縦ハンドル2ひいては機体の後端部を押し下げることができるものである。この足かけ部材57は、丸軸状の部材(パイプ)を屈曲させて形成されており、上下方向に延びる左右の端部58と、左右の端部58の下端を繋ぐ左右に延びる足かけ用部59を備え、正面視及び背面視でU字型に構成されており、足かけ用部59に作業者が上側から足をかける構成となっている。左右の端部58には位置固定用孔が形成されており、位置固定用孔と複数から選択した高さ調節用孔56に高さ調節用ピン60を貫通させ、足かけ部材57の高さを調節して固定する構成となっている。
従って、機体の旋回時に操縦ハンドル2を押し下げるとき、作業者が足かけ部材57に足をかけて作業者自身の体重を利用して操縦ハンドル2を押し下げることができるので、前輪8を容易に地面から浮上させることができる。尚、軽い力で押し下げるべく操縦ハンドル2を後側へ引き出したとき、足かけ部材57も共に後側へ移動するので、操縦ハンドル2の移動に拘らず操縦ハンドル2の把持部分と足かけ部材57の位置関係が変わらず、手と足による押し下げ力を効率良く機体に作用させることができる。
そして、高さ調節用ピン60により足かけ部材57の高さを最も低位に設定したとき、足かけ部材57の足かけ用部59が地面に接地する状態となる。従って、足かけ部材57を接地スタンドとして兼用することができ、接地スタンドを格別に設ける必要がないので、機体の軽量化が図れる。また、作業者の体格に対応して、足をかけやすい高さに足かけ部材57の高さを調節することができる。
尚、スプリング54の付勢により操縦ハンドル2が前側へ引かれているが、下方向部55がフレームパイプ51の後端に当たることで操縦ハンドル2が前側へ移動するのを規制するストッパとなっている。
苗植付装置5は、先端が下方に向かうくちばし状の苗植付け体20と、該苗植付け体20の下端部が圃場面より上方となる位置と圃場面より下方となる位置とに苗植付け体20を上下動させる上下動機構21と、くちばし状の苗植付け体20の下端部が閉じて上方から苗を受け入れて内側に苗を収容可能する閉状態と苗植付け体20の下端部が左右に開いて内側に収容した苗を下方に放出可能する開状態とに苗植付け体20を開閉する開閉機構とを備え、苗供給装置6は、苗を上方から受け入れて内側に苗を収容する複数の苗収容体22と、該苗収容体22を苗植付け体20の上方を通過するように周回移動させる移動機構23と、苗植付け体20の上方位置で苗収容体22の底部を開放して内側に収容した苗を落下させて苗植付け体20に苗を供給する苗落下供給機構となる開放機構24を備えた苗供給装置6を備える。
苗植付装置5は、苗植付け体20を左右に略等間隔となる設定間隔で複数体並べて配備した複数条植の構成としている。本例では、苗植付け体20を左右に設定間隔で四体並べて配備した四条植えの構成としている。
四体の苗植付け体20は、ミッションケース9から伝動される伝動ケース26の左右両側部に設けた上下動機構21に二体づつ装着している。尚、前記伝動ケース26は、機体フレーム19に下部を固定した取付部材25の上部に固着されている。前記上下動機構21は、伝動ケース26に対して前部を上下回動自在に装着し後部を苗植付け体20に連結した上側と下側の昇降リンクを備えている。そして、別途設けた駆動機構により伝動ケース26内からの動力で上下の昇降リンクを上下動させ、左右の苗植付け体20が上下動する構成となっている。この上下動の上昇位置では苗植付け体20の下端部が圃場面より上方に位置し、下降位置では苗植付け体20の下端部が圃場面より下方に位置する。苗植付け体20の開閉機構は、伝動ケース26内からの動力で作動し、上下動機構21の作動に連動して、苗植付け体20が下降下端位置に達すると該苗植付け体20の下部側を左右に開いて下方に開放状態とし、苗植付け体20が上昇上端位置に達すると該苗植付け体20の下部側を閉じて閉塞状態とする構成である。
四体の苗植付け体20のうち、左右外側の苗植付け体20は左右内側の苗植付け体20より後側に位置している。また、左右の上下動機構21は、180度位相を異ならせて作動する構成となっており、左右一方の外側の苗植付け体20と左右他方の内側の苗植付け体20とが圃場において同じ前後位置に苗を植付けるようにしている。従って、この苗移植機は、千鳥状に4条に苗を植付ける構成となっている。
尚、マルチフィルムで覆われた圃場に苗を植え付けるときは、苗植付け体20によりマルチフィルムに孔を開けながら苗を植え付けるが、苗植付け体20の下部側の開閉でマルチフィルムに大きい亀裂が入って不必要に大きい孔が形成されるおそれがある。これを防止するべく、苗植付け体20にマルチフィルムを上側から押さえるフィルム押さえ装置を設けることができる。このフィルム押さえ装置は、苗植付け体20を基準に上下に摺動可能な押さえロッドと、押さえロッドの下端に回動自在に設けた押さえローラを備え、苗植付け体20が土中に突入したときに苗植付け体20の近くで押さえローラがマルチフィルムに接触してマルチフィルムを押さえ、苗植付け体20の開閉でマルチフィルムに亀裂が入るのを防止する。マルチフィルムに亀裂は、苗植付け体20の開閉で苗植付け体20の開閉方向(左右方向)と直交する方向(前後方向)に入りやすいから、亀裂の発生を防止するべく、苗植付け体20の前記直交する方向の近く(例えば、前側)に押さえローラを配置するのが望ましい。
苗供給装置6は、上下に開口する筒状体と該筒状体の下側の開口部を開閉する底蓋27とを有し互いにループ状に連結する複数の苗収容体22と、該苗収容体22を前記苗植付け体20の上方近傍を通過する状態で機体平面視左右に長い長円形状のループ状の軌跡で左回りに周回動させる移動機構23と、前記苗収容体22の底蓋27を苗植付け体20の上方位置で開放する開放機構24を設けた構成である。この苗供給装置6は、前記苗収容体22の外周に円筒外周部を形成し、該円筒外周部に外側から回動自在に係合する係合部(丸孔)を有して二つの苗収容体22を連結する連結体を複数設け、該連結体の係合部を苗収容体22の円筒外周部に回動自在に係合し該円筒外周部を回動軸として隣の苗収容体22が回動自在に連結する状態として複数の苗収容体22を互いに連結した構成としている。即ち、苗収容体22と連結体とで無端チェーンのように連結した構成である。これにより、苗収容体22は、直線的に移動する部分28でも円弧状に移動する部分29でも隣接する苗収容体22との間隔が変わらないので、苗収容体22から苗植付け体20に苗を供給する個所で苗収容体22が苗植付け体20に対して位置ズレが生じにくくなり苗供給が適正に行われて適確な苗の移植ができる。苗収容体22の個数と周回動する範囲を設定したうえで、苗収容体22の上側開口部を可能な限り広く形成できて、機体のコンパクト化を図りつつ苗収容体22への苗補給作業をできるだけ容易に行えるものとなる。
苗供給装置6の移動機構23は、無端チェーンのように互いに連結する苗収容体22を左右に設けたスプロケット23の外周の円弧状切欠部に係合させて巻き掛け、この左右のスプロケット23を伝動ケース26内から取り出した動力で駆動回転することにより、各苗収容体22を周回動させる構成としている。
苗収容体22が周回する周回移動経路は、平面視で左右方向に延びる直線状部分とスプロケット23により前記直線状部分28から前側又は後側に円弧状に曲がる円弧状部分29とを備えた長円状であり、左右の後輪7より機体内側に配置している。また、苗植付け体20は、後輪7の車軸12位置より後側に配置している。
苗供給装置6の開放機構24は、苗収容体22の周回軌跡下方で底蓋27が下方に回動しないように底蓋27を下方から支持する支持体30を設け、この支持体30を苗植付け体20の上方位置には設けないようにすることで、苗植付け体20の上方位置を苗収容体22が通過するとき、底蓋27が支持体30による支持状態が解かれて下方回動し苗収容体22を苗を下方に落下可能に開放する構成としている。苗収容体22の底蓋27が開くタイミングは、苗植付け体20が苗収容体22の直下まで上昇したときとなるように調整しておく。また、上記構成に代えて、苗植付け体20が苗収容体22の直下まで上昇したときに、苗植付け体20に設けた開放作動部材が、苗植付け体20の上方に位置する苗収容体22の底蓋27が開くのを規制する規制手段を規制解除動作させる構成も採用できる。
苗供給装置6は、四体の苗植付け体20に対して苗収容体22が一回りで周回移動して苗を供給する構成としている。このように四体の苗植付け体20に対して苗収容体22が一回りで周回移動して苗を供給する構成とした場合は、各々の苗植付け体20に対応して落下供給する苗を収容する苗収容体22を各別に設けて、この各別の苗収容体22を各々1個づつ備えて周回移動経路で隣接させた4個の苗収容体22からなる苗収容ユニットを構成し、移動機構23により前記苗収容ユニットを同一の周回移動経路で複数組(6組)周回移動させる構成とし、計24個の苗収容体22を周回移動させる。従って、四体の苗植付け体20に対応する4箇所の落下供給位置31,32,33,34を、苗収容体22の同一の周回移動経路上に設定している。また、左右一方側の二体の苗植付け体20が上下動機構21により上死点位置まで上動したとき、該苗植付け体20に落下供給する各々の苗収容体22が対応する落下供給位置に同時に到達する構成となっており、これから上下動機構21が半周期作動して左右他方側の二体の苗植付け体20が上死点位置まで上動したとき、該苗植付け体20に落下供給する各々の苗収容体22が対応する落下供給位置に同時に到達する構成となっている。尚、厳密には、苗植付け体20が上死点位置に到達する手前のタイミングで苗収容体22の底蓋27が開き始め、苗植付け体20が上死点位置に到達したときには前記底蓋27が確実に開いた状態となるよう設定しており、苗植付け体20への苗供給が適確に行われるようにしている。従って、苗植付装置5の上下動機構21の作動と移動機構23による苗収容ユニットの移動とは同じ周期で行われ、この半周期の作動で苗収容体22がその配列の2ピッチ分移動する構成となっている。これにより、苗収容体22が4箇所の落下供給位置31,32,33,34を直列的に通過しながら四体の苗植付け体20に対して苗供給漏れが生じることなく苗を供給でき、且つ4箇所の落下供給位置31,32,33,34を通過した後に苗が供給されなかった苗収容体22が生じないよう余すことなく苗植付け体20に対して苗を供給できるものとなり、苗供給作業が余裕をもって行え、且つ四体の苗植付け体20に対して確実に苗を供給できる。
また、少なくとも、苗収容体22の周回移動方向下手側の苗植付け体20に落下供給する苗収容体22が、苗収容体22の周回移動方向上手側の苗植付け体20の上方を通過するときは、その苗収容体22については開放動作されないようにする開放機構24を設けている。この開放機構24について説明すると、苗収容体22の底蓋27に突起35を設け、この突起35を当該苗収容体22の落下供給位置32,33,34より周回移動方向上手側の落下供給位置31,32,33を通過するときに下方から支持する支持軸30を設けている。尚、前記底蓋27は、周回移動方向下手側の回動支点軸回りに回動して周回移動方向上手側から開く構成となっている。具体的には、各々の落下供給位置31,32,33,34に対応する苗収容体22ごとに底蓋27の突起35の形状を異ならせており、この突起35は、苗収容体22の周回外側に短く突出するもの、苗収容体22の周回内側に短く突出するもの、苗収容体22の周回内側に長く突出するもの及び苗収容体22の周回外側に長く突出するものの4種類を周回移動方向上手側(左側)の落下供給位置31,32,33,34に対応するものから順に設定している。一方、支持軸30は、苗収容体29の周回移動経路に沿って延び、底蓋27の突起35の種類に対応して該突起35を支持するべく、苗収容体22の周回内側から外側まで位置を異ならせた4種類のもので構成される。従って、周回移動方向上手側(左側)から順に第一から第四の落下供給位置31,32,33,34と定義すると、第一の落下供給位置31では周回内側から3番目の支持軸30を欠如させ、第二の落下供給位置32では周回内側から2番目の支持軸30を欠如させ、第三の落下供給位置33では周回内側から1番目の支持軸30を欠如させ、第四の落下供給位置34では周回内側から4番目の支持軸30を欠如させている。尚、周回内側から3番目の支持軸30は第四の落下供給位置34でも欠如し、周回内側から2番目の支持軸30は第三の落下供給位置33でも欠如し、第三及び第四の落下供給位置33,34で前記2及び3番目の支持軸30が当該落下供給位置33,34で開くべき底蓋27の開放の支障にならないようにしている。尚、周回移動経路の前側の直線状部分28等、苗補給のために全ての底蓋27を閉じておく必要がある区域では、1番目から4番目の支持軸30を全て配置してもよいが、底蓋48の中央付近を支持する共通の支持軸30aを設けた構成とすれば、構成が簡単になる。
苗収容ユニットは、前記第一から第四の落下供給位置31,32,33,34に対応して周回移動方向上手側から順に第一から第四の苗収容体22が配列されている。また、苗収容体22の周回移動経路における第一から第四の落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔は、周回移動方向上手側から順に苗収容体22の配列の5ピッチ、3ピッチ、5ピッチに設定されている。また、第二及び第三の落下供給位置32,33は周回移動経路の直線状部分28に位置し、第一及び第四の落下供給位置31,34は周回移動経路の円弧状部分29で第二及び第三の落下供給位置32,33が位置する直線状部分28とは前後反対側(前側)の直線状部分28に近い位置にある。これにより、隣接する落下供給位置31,32,33,34の前記周回移動経路に沿う互いの配列間隔を異ならせると共に、前記互いの配列間隔のうち狭い配列間隔が前記直線状部分28に位置し広い配列間隔の少なくとも一部が前記円弧状部分29に位置するように第一から第四の落下供給位置31,32,33,34が設定され、左右方向における第一から第四の落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔が略同一となるよう設定されている。尚、この構成は、周回移動経路における第一から第四の落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔を、周回移動方向上手側から順に苗収容体22の配列の5ピッチ、3ピッチ、5ピッチに設定したが、これに限らず、順に9ピッチ、7ピッチ、9ピッチとすることもでき、左右両外側部の各々の間隔をXピッチ、左右中央部の間隔をYピッチとすると、X=1+4n,Y=3+4m(n,mは0以上の整数とする)であれば、第一から第四の落下供給位置31,32,33,34で各々対応する苗収容体22から苗植付け体20へ苗を供給する構成とすることができる。
また、第二から第四の落下供給位置32,33,34において対応する苗植付け体20の上方位置で適確に苗を供給できるように、第一から第四の落下供給位置31,32,33,34を周回移動経路の左右中央に対して周回移動上手側に若干ずらせて設定している。そのため、第一の落下供給位置31が対応する左端の苗植付け体20の位置に対して若干ずれ、該苗植付け体20へ適確に苗を供給できなくなるおそれがある。そこで、第一の落下供給位置31にのみ、苗収容体22からの苗を苗植付け体20側へ案内する案内具となる苗シューター36を設けている。このように一部の落下供給位置31にのみ苗シューター36を設けることで、機体の軽量化及びコストダウンが図れる。この苗シューター36は、苗収容体22の周回移動方向(後方)に傾斜して設けられ、周回移動方向上手側から開く底蓋27の開放動作に干渉せず、また底蓋27の回動で周回移動方向上手側に若干傾くが、その傾きと同じ方向に苗シューター36が配置されているので、苗を苗シューター36上で円滑に案内することができる。また、前記苗シューター36は、苗供給装置6側のフレームから支持されており、苗植付装置5側に設けていないので、上下動機構21で上下動させる部分の重量を増大させることなく、苗植付け体20の上下動を円滑に行える。
この苗移植機は、苗植付け体20が植付けた苗に対して覆土鎮圧するための覆土鎮圧輪37を各苗植付け体20の苗植付け個所の各後方左右両側近傍位置に設けている。この覆土鎮圧輪37は、転動輪であって、機体に固定された取付部材25に左右方向の回動支点軸38回りに各植付条ごとに上下回動自在に取り付けられた覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の回動先端側(後側)に取り付けられている。前記覆土鎮圧輪支持フレ−ム39は、平面視で前側(回動支点軸38側)が開放するようなU字型であり、パイプフレ−ムを適宜折り曲げて構成されている。この覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の後端部には各植付条ごとに上下方向に延びるロッド40の下端を連結し、各植付条のロッド40(計4本)の上端を左右に延びるパイプ状の左右フレ−ム41の適宜位置で貫通させ、前後方向のピンで前記左右フレ−ム41に対してロッド40が摺動しないように固定している。なお、前記ピンをロッド40の上端部に備える孔(図示せず)に挿通して固定する構成であるが、前記孔はロッド40の上下方向の所定間隔おきに複数設けられている。従って、ピンを挿通するロッド40の孔の位置を各植付条のロッド40で異ならせることにより、覆土鎮圧輪37の鎮圧荷重を各植付条で個別に変更して調節でき、圃場の畝面の形状や土壌の特性(畝が崩れやすい土壌の特性等)に応じて各植付条で適正に苗の周辺に覆土及び鎮圧でき、各植付条の苗植付の適正化が図れる。
そして、前記左右フレ−ム41は、機体フレーム19に固着された左右方向の回動軸42回りに前後又は上下に回動する回動ア−ム43に固着されている。尚、前記回動軸42は機体フレーム19から左右に延設され、該回動軸42の両端部に回動ア−ム43を左右それぞれ設け、左右それぞれの回動ア−ム43が左右フレ−ム41の適宜位置を支持した構成となっている。そして、左右の回動ア−ム43を繋ぐようにU字状の回動レバー44を固着して設けており、該回動レバー44が左右の回動ア−ム43と一体で回動するようになっている。従って、該回動レバー44を回動操作することにより、左右の回動ア−ム43を回動させて全ての植付条(計4条分)の覆土鎮圧輪37を同時に上下動させることもできる。よって、前記覆土鎮圧輪支持フレ−ム39、ロッド40、左右フレ−ム41、回動ア−ム43及び回動レバー44等により、覆土鎮圧輪支持機構を構成している。
覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の回動支点軸38は、機体側面視で上下動機構21の上下の昇降リンクの基部側(前側)の支点の近くに配置することが望ましい。これにより、圃場面を基準として機体が上下することにより、覆土鎮圧輪支持フレ−ム39が回動しても、苗植付け体20と覆土鎮圧輪37の位置関係が変化しにくくなり、覆土及び鎮圧の適正化、安定化が図れる。このとき、回動支点軸38が覆土鎮圧輪37よりも高い位置となり、覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の回動で覆土鎮圧輪37の前後移動量が大きくなるときは、覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の中途部で且つ覆土鎮圧輪37と同じ高さに別途の上下用回動支点を設け、覆土鎮圧輪支持フレ−ム39を上下用回動支点で屈曲可能に構成し、上下用回動支点回りに覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の後部を上下に回動させて覆土鎮圧輪37を上下動させる構成とすればよい。尚、覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の後部の下側への回動を規制するストッパを設け、機体の旋回時等に覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の後部を引き上げて強制的に覆土鎮圧輪37を上昇させるときは、覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の後部がストッパで規制された状態で、覆土鎮圧輪支持フレ−ム39の前部を後側に回動させ、覆土鎮圧輪37が後側へ移動しながら上昇する構成とすれば、覆土鎮圧輪37が苗植付け体20に干渉することを防止できる。
また、覆土鎮圧輪37の外周面に付着する土を除去するスクレーパ61を設けている。このスクレーパ61は、覆土鎮圧輪37の回転軸心を中心に回動自在に設けられ、上下動機構21にスクレーパ連動ロッド62を介して連結され、苗植付け体20が上動して作動軌跡の上部に位置するときに下側に回動し、作動軌跡の下部に位置するときには上側に回動する。従って、苗植付け体20の上下動に伴ってスクレーパ61が覆土鎮圧輪37の外周面に沿って移動し、覆土鎮圧輪37の外周面に付着する土を効率良く除去することができる。
操縦ハンドル2近傍には機体を走行させずに苗植付装置5及び苗供給装置6のみを駆動させるための空苗植えレバ−45を設けており、該空苗植えレバ−45により苗植付装置5及び苗供給装置6のみを駆動させてこれらの装置5,6の作動の確認や点検が行える構成となっている。図1に示すように前記空苗植えレバ−45を下向きになるよう操作すると、空苗植え機能が切となって植付・昇降操作具15の操作で機体を走行させながら苗植付装置5及び苗供給装置6を作動させる通常の植付が行える状態となる。一方、前記空苗植えレバ−45を後向きになるよう操作すると、空苗植え機能が入となって走行停止状態で苗植付装置5及び苗供給装置6のみが作動する。
植付・昇降操作具15は、前後方向に直線状に操作する直線操作経路63を備え、この直線操作経路63を後側から前側に操作するにつれて、機体を上昇させる上昇位置、機体を昇降させずに高さを固定する固定位置、機体を下降させる下降位置、苗植付装置5及び苗供給装置6を作動させて植付作業をする植付位置の4位置に順に操作する構成となっている。直線操作経路63上の前記固定位置の側方には、植付・昇降操作具15を固定位置で保持する固定保持位置64を設けている。一方、空苗植えレバ−45には、該空苗植えレバ−45の操作を規制する規制具65を固着している。そして、植付・昇降操作具15を直線操作経路上に位置させている状態では、空苗植えレバ−45を空苗植え機能が入となる側(後側)へ操作すると、規制具65が植付・昇降操作具15に後側から当たって空苗植え機能が入になることが規制される。植付・昇降操作具15を固定保持位置64に操作した状態では、空苗植えレバ−45を空苗植え機能が入となる側(後側)へ操作しても、植付・昇降操作具15が側方(右側)に移動しているので規制具65が植付・昇降操作具15に当たらず、空苗植え機能が入にできる。よって、植付・昇降操作具15を直線操作経路63上で操作する通常の植付作業時に、誤って空苗植えレバ−45が操作されて苗植付装置5及び苗供給装置6が不意に作動することを防止でき、安全性が向上する。尚、植付・昇降操作具15を直線操作経路63上の最前である植付位置に操作している状態では、空苗植えレバ−45を空苗植え機能が入となる側(後側)へ操作しても、規制具65が植付・昇降操作具15に当たらず、空苗植え機能が入になる構成としてもよい。このときは、植付・昇降操作具15を植付位置に操作して苗植付装置5及び苗供給装置6が作動する状態であるので、空苗植え機能が入になっても実質的に機体の作動状況に変化が生じないからである。逆に、空苗植えレバ−45を後側へ操作して空苗植え機能が入に操作している状態では、規制具65が固定保持位置64にある植付・昇降操作具15の側方(右側)に位置し、規制具65により植付・昇降操作具15が直線操作経路63上に操作されることを規制している。これにより、メンテナンスや調整等により空苗植え機能が入にして苗植付装置5及び苗供給装置6のみを作動させているとき、機体が不意に昇降することを防止でき、安全性が向上する。
また、植付・昇降操作具15及び空苗植えレバ−45の左側には、後輪7、苗植付装置5及び苗供給装置6の全ての作動を停止する主クラッチレバー66を設けている。この主クラッチレバー66は、後側に操作して全ての作動を停止する停止位置に操作する構成である。主クラッチレバー66には、空苗植えレバ−45を連動する連動具を固着している。主クラッチレバー66を停止位置に操作すると、連動具が上側から空苗植え機能が入の位置にある空苗植えレバ−45に当たって該空苗植えレバ−45を下向きに回動させ、空苗植え機能が切になる。また、主クラッチレバー66を停止位置にあるとき、連動具により空苗植えレバ−45を空苗植え機能が入の位置に操作することを規制する。これにより、主クラッチレバー66を停止位置に操作したときは、空苗植え機能も作動しないので、安全性が向上する。
この苗移植機1は、苗供給装置6に苗を補給する作業者が乗車して苗補給作業が行えるよう、作業者が座る作業者用座席46を設けている。具体的には、苗供給装置6の前側となる機体左右中央位置に後向きに作業者用座席46を配置している。この座席46に座る作業者は、苗供給装置6の前側部に向って後側向き姿勢で着座して、苗供給装置6の前側部、特に苗収容体22の周回移動経路における前側の直線状部分28に対して苗補給作業を行う。また、本例の苗移植機1は、畝溝を走行する後輪7の後側で機体後部に設けた操縦ハンドル2の左右方向外側に、作業者が立って前に歩きながら苗供給装置6の後側部に苗を補給する作業を可能とする作業空間Wを形成しており、この作業空間Wに立つ作業者から苗供給装置6の後側部に対して苗補給作業を行うことができる。尚、座席46を載せて支持する略水平方向に延びる座席フレーム47を設け、座席46は前記座席フレーム47に対して後側の回動支点軸回りに後方へ回動できる構成となっており、前記座席フレーム47よりその近傍に位置する燃料タンクの給油キャップ48が低い位置にある。これにより、燃料タンクに燃料を補給するときは、座席46を後方へ回動させ、座席フレーム47に燃料を収容する補給タンク等を置いて、手動ポンプ等により容易に燃料タンクへ燃料を補給することができる。
作業者用座席46の後側及び左右両側には、ステップ49を設けている。このステップ49は、機体側面視で作業者用座席46の下方位置から前輪8の上方位置すなわち機体前端近傍にわたって延設している。従って、作業者は、機体前方を介して該ステップ49に乗降することができる。後輪7は大径車輪で、前輪8は小径車輪であり、機体側面視で、この小径車輪の前輪8の上方にステップ49の前側部分が位置するように設けている。走行用の伝動ケース10を下方回動させて後輪7を下降させると、機体が前下がりに傾斜して前記ステップ49も前側に傾斜するため、作業者が機体前方と該ステップ49との間で容易に乗降することができる。また、後輪7を下降させても、機体前方の地面と該ステップ49との間の段差があまり大きくならないので、容易に乗降することができる。
作業者用座席46の左右両側で機体側面視で後輪7の車軸12の上方位置に、苗供給装置6に補給する苗を収容可能な苗載台50を設けている。
尚、上述では、苗収容体22の周回移動経路における第一から第四の落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔において、左右両外側部の各々の間隔をXピッチ、左右中央部の間隔をYピッチとすると、X=1+4n,Y=3+4m(n,mは0以上の整数とする)であれば、第一から第四の落下供給位置31,32,33,34で各々対応する苗収容体22から苗植付け体20へ苗を供給する構成とすることができることを開示したが、他に、X=2+4n,Y=3+4mの形態であっても、第一から第四の落下供給位置31,32,33,34で各々対応する苗収容体22から苗植付け体20へ苗を供給する構成とすることができる。従って、苗収容体22の周回移動経路の左右中央部に円弧状部分が位置するとき等、前記周回移動経路に応じて所望の植付条間あるいは千鳥植えの場合は前後方向の千鳥間隔が得られるように、周回移動経路における第一から第四の落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔を設定すればよい。
尚、上述では、苗収容体22の周回移動経路における第一から第四の落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔において、左右両外側部の各々の間隔をXピッチ、左右中央部の間隔をYピッチとすると、X=1+4n,Y=3+4m(n,mは0以上の整数とする)であれば、第一から第四の落下供給位置31,32,33,34で各々対応する苗収容体22から苗植付け体20へ苗を供給する構成とすることができることを開示したが、他に、X=2+4n,Y=3+4mの形態であっても、第一から第四の落下供給位置31,32,33,34で各々対応する苗収容体22から苗植付け体20へ苗を供給する構成とすることができる。従って、苗収容体22の周回移動経路の左右中央部に円弧状部分が位置するとき等、前記周回移動経路に応じて所望の植付条間あるいは千鳥植えの場合は前後方向の千鳥間隔が得られるように、周回移動経路における第一から第四の落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔を設定すればよい。
尚、上述では、左右二対づつの苗植付け体20が半周期位相をずらせて作動し、第一及び第二の落下供給位置31,32と第三及び第四の落下供給位置33,34とで落下する苗を供給する苗収容体22が到達するタイミングが異なる場合について説明したが、全ての苗植付け体20が同期して作動し全ての落下供給位置31,32,33,34に同時に苗を供給する構成としてもよい。このとき、落下供給位置31,32,33,34の互いの間隔は、X=2+4n,Y=1+4mの形態又はX=3+4n,Y=1+4mの形態とすればよい。
尚、上述では、覆土鎮圧輪37により植え付けた苗の周辺に土壌を覆土しながら鎮圧する構成について説明したが、覆土鎮圧輪37に代えて鎮圧板67により植え付けた苗の周辺に土壌を覆土しながら鎮圧することもできる。この鎮圧板67は、苗植付け体20の苗植付位置の左右に各々設けられ、且つ苗植付け体20の前側から後側にわたって配置されている。鎮圧板67の基部68は略水平に構成され、鎮圧板67の前部69は前上がり側に傾斜している。そして、鎮圧板67の苗植付け体20側となる端面は、後側へいくほど苗植付け体20側へ近づく斜め部分70となっている。つまり、平面視で左右の鎮圧板67の対向する内側面が前記斜め部分70となっており、後側へいくほど左右の鎮圧板67の間隔が狭まる構成となっている。また、斜め部分70の後側部分(苗植付け体20の苗植付位置よりも後側の部分)には、斜め部分70から折り曲げられて上方(鉛直方向)へ立ち上がる立ち上がり部分71を設けている。機体の走行により、立ち上がり部分71により土壌が植え付けた苗の側へ押し寄せられて該苗に覆土される。
また、左右の前輪8に代えて、畝上面を転動する前輪を兼用した前鎮圧輪72を設けることができる。この前鎮圧輪72とは別に、畝上面と畝の肩部を固める畝成形板73を前鎮圧輪72の後側に設け、この畝成形板73を機体から支持する支持ステー74を、前鎮圧輪72の後側の外周面に接触させることにより、前鎮圧輪72の外周面に付着する土を除去することができる。また、支持ステー74を回動させて畝成形板73が左右に操向する構成とすれば、畝成形板73の操向により機体の進行方向を修正することができる。尚、畝成形板73は、畝上面には接触せず畝の肩部のみに接触する構成としてもよい。また、畝成形板73に代えて、畝上面に突き刺さる突入板とし、突入板の支持ステーにより前鎮圧輪72の外周面に付着する土を除去したり、突入板の操向により機体を操向させる構成としてもよい。また、左右の前輪8と前鎮圧輪72を併用する構成としてもよい。
また、左右の前輪8と前鎮圧輪72を併用するとき、前鎮圧輪72を上下動自在に支持し、前鎮圧輪72の上下動により圃場面の高さを検出して、圃場面を基準に期待を所定の高さに制御するべく油圧バルブを介して昇降用油圧シリンダを作動させ、左右の後輪7を上下動させる構成としてもよい。このとき、前鎮圧輪72の後側に前後傾斜検出用センサを設け、この前後傾斜検出用センサが接地して圃場面の高さを検出することにより、機体の前後傾斜角度を検出し、所望の前後傾斜角度でないときには警報を発する構成とすることができる。つまり、前後傾斜検出用センサが低位で圃場面を検出するときは機体が前下がり傾斜していると判断し、逆に前後傾斜検出用センサが高位で圃場面を検出するときは機体が前上がり傾斜していると判断するのである。そして、機体の前後傾斜角度が不適正であるときに前記警報が発されると、作業者は所望の前後傾斜角度にするべく左右の前輪8の高さを変更して調節すればよい。
尚、上述では、高さ調節用ピン60を挿入する孔を複数の高さ調節用孔56から選択して高さ調節する高さ調節機構について説明したが、操縦ハンドル2の下方向部55と足かけ部材57の間に筒状の高さ変更用部材75を設けた構成とすることもできる。この高さ変更用部材75は、筒状部分の上側から下方向部55を挿入し、筒状部分の下側から足かけ部材57の端部58を挿入し、側面には高さ変更用溝76を備えている。一方、下方向部55には第一の高さ変更用ピン77を設け、足かけ部材57の端部58には第二の高さ変更用ピン78を設け、第一の高さ変更用ピン77及び第二の高さ変更用ピン78を高さ変更用溝76に貫通させている。高さ変更用溝76は、上下鉛直方向に真直に延びる上下真直部分79と、上下真直部分79の上下両端に各々設けた係止部分80を備える。従って、上側の係止部分80に第一の高さ変更用ピン77を係止し、下側の係止部分80に第二の高さ変更用ピン78を係止することにより、操縦ハンドル2の下方向部55を基準に足かけ部材57を固定し、足かけ部材57を接地スタンドとして使用する高さに固定する構成となっている。これにより、足かけ部材57を接地スタンドとして使用する高さに容易に切り替えできる。尚、別の形態としては、操縦ハンドル2の下方向部55を廃止し、その代わりに足かけ部材57を操縦ハンドル2、フレームパイプ51又は機体フレーム19に直接回動可能に取り付け、この足かけ部材57を上下に回動させて足かけ用部59の高さを調節する構成とすることもできる。また、足かけ部材57を操縦ハンドル2の下方向部55側に付勢する足かけ部材用スプリングを設け、作業者が足をかけないときは、足かけ部材57が邪魔になるのを防ぐべく上側へ移動する構成とすることもできる。尚、これらの足かけ部材用スプリングを設ける構成、高さ変更用部材75を設ける構成、足かけ部材57を上下に回動させる構成、更には複数の高さ調節用孔56による構成は、互いに併用してもよい。
以上により、歩行型の苗移植機1である歩行型の作業機は、前輪8と後輪7を設け、機体の後端部には、後側へ向く左右一対のフレームパイプ51と、U字型の操縦ハンドル2を設け、U字型の操縦ハンドル2の共に前側へ向く両端部52を左右のフレームパイプ51内に挿入して、フレームパイプ51を基準にして操縦ハンドル2を前後移動可能に設け、操縦ハンドル2を前側へ付勢するスプリング54を操縦ハンドル2に連結している。
よって、通常作業時等はスプリング54の付勢により操縦ハンドル2が前側に位置するので、機体の前後長の短縮化が図れる。作業者がスプリング54に抗して操縦ハンドル2を後側に引けば、前輪8及び後輪7と操縦ハンドル2の間の間隔が大きくなるので、操縦ハンドル2の押し下げ操作又は引き上げ操作により、前輪8又は後輪7を軽い力で地面から浮上させることができ、機体の旋回や接地スタンドの設置等を容易に行える。
また、作業者が足をかけるための足かけ部材57を、操縦ハンドル2に連結しているので、作業者が足かけ部材57に足をかけて作業者の体重を利用して操縦ハンドル2を押し下げることができるので、前輪8を容易に地面から浮上させることができる。
また、足かけ部材57を、接地する高さまで高さ調節可能な構成としているので、足かけ部材57を接地スタンドとして兼用することができ、機体の軽量化が図れる。
また、上下動しながら圃場に苗を植え付ける苗植付け体20を設け、苗植付け体20の左右両側には、圃場の土壌面を押圧して土壌を鎮圧する鎮圧板67を左右各々設け、左右の鎮圧板67を苗植付け体20の前側から後側にわたる前後幅に構成し、鎮圧板67の苗植付け体20側となる端面の少なくとも一部には、後側へいくほど苗植付け体20側へ近づく斜め部分70を形成し、斜め部分70から上側に立ち上がる立ち上がり部分71を形成している。
また、上下動しながら圃場に苗を植え付ける苗植付け体20を設け、苗植付け体20の左右両側には、圃場の土壌面を押圧して土壌を鎮圧する鎮圧板67を左右各々設け、左右の鎮圧板67を苗植付け体20の前側から後側にわたる前後幅に構成し、鎮圧板67の苗植付け体20側となる端面の少なくとも一部には、後側へいくほど苗植付け体20側へ近づく斜め部分70を形成し、斜め部分70から上側に立ち上がる立ち上がり部分71を形成している。
よって、左右の鎮圧板67を苗植付け体20の前側から後側にわたる前後幅に構成したので、苗植付け体20で植え付けた苗の周辺の土壌を確実に鎮圧することができると共に、立ち上がり部分71により土壌を植え付けた苗の側へ押し寄らせて覆土することができ、苗の植付精度が向上する。
ところで、この苗移植機1で移植する苗は、縦横に複数のセル81を配置した苗トレイ82により育苗することができる。複数のセル81により一株分ずつ苗を育苗する構成である。苗トレイ82にて育苗した苗を移植するべくセル81から抜き出す必要がある。そこで、複数のセルに対応して配置された複数の苗抜出ピン83を備える苗抜出枠84を設け、苗抜出枠84に苗トレイ82を上側から供給して該苗トレイ82を下側に押し付けることにより、苗抜出ピン83がセル81内に突入して苗を抜き出すことができる。苗抜出枠84は、複数の苗抜出ピン83を固着した底板85と、複数の苗抜出ピン83の四方(側方)に配置された側板86を備え、上側が開放された箱形状に構成されている。上側から供給される苗トレイ82の外周が四方の側板86内に案内されることにより、複数の苗抜出ピン83と複数のセル81の位置が合致する構成となっている。苗トレイ82を下側に押し付けるに際しては、押し付け用網87を使用することができる。この押し付け用網87は、苗トレイ82のセル81が配置されていない位置(セル81とセル81の間)に接触して苗トレイ82を押し付ける構成となっている。これにより、苗トレイ82の全面にわたって均等に押し付けることができ、苗の抜き出しを容易に行える。尚、苗トレイ82の押し付けに際しては、押し付け用網87に限らず、セル81が配置されていない位置(セル81とセル81の間)に接触する苗トレイ押し付け具であればよい。
1:苗移植機、2:操縦ハンドル、7:後輪、8:前輪、20:苗植付け体、51:フレームパイプ、52:前後方向部、54:スプリング、57:足かけ部材、67:鎮圧板、70:斜め部分、71:立ち上がり部分
Claims (4)
- 前輪(8)と後輪(7)を設け、機体の後端部には、後側へ向く左右一対のフレームパイプ(51)と、U字型の操縦ハンドル(2)を設け、U字型の操縦ハンドル(2)の共に前側へ向く両端部(52)を左右のフレームパイプ(51)内に挿入して、フレームパイプ(51)を基準にして操縦ハンドル(2)を前後移動可能に設け、操縦ハンドル(2)を前側へ付勢するスプリング(54)を操縦ハンドル(2)に連結した歩行型の作業機。
- 作業者が足をかけるための足かけ部材(57)を、操縦ハンドル(2)に連結した請求項1に記載の歩行型の作業機。
- 足かけ部材(57)を、接地する高さまで高さ調節可能な構成とした請求項2に記載の歩行型の作業機。
- 上下動しながら圃場に苗を植え付ける苗植付け体(20)を設け、苗植付け体(20)の左右両側には、圃場の土壌面を押圧して土壌を鎮圧する鎮圧板(67)を左右各々設け、左右の鎮圧板(67)を苗植付け体(20)の前側から後側にわたる前後幅に構成し、鎮圧板(67)の苗植付け体(20)側となる端面の少なくとも一部には、後側へいくほど苗植付け体(20)側へ近づく斜め部分(70)を形成し、斜め部分(70)から上側に立ち上がる立ち上がり部分(71)を形成した請求項1に記載の歩行型の作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012084863A JP2013212091A (ja) | 2012-04-03 | 2012-04-03 | 歩行型の作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012084863A JP2013212091A (ja) | 2012-04-03 | 2012-04-03 | 歩行型の作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013212091A true JP2013212091A (ja) | 2013-10-17 |
Family
ID=49586001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012084863A Pending JP2013212091A (ja) | 2012-04-03 | 2012-04-03 | 歩行型の作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013212091A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104071239A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-10-01 | 重庆嘉木机械有限公司 | 一种便携式微耕机手把座、后轮总成及发动机布置结构 |
JP2019004825A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社クボタ | 移植機 |
JP2021180616A (ja) * | 2020-05-18 | 2021-11-25 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
-
2012
- 2012-04-03 JP JP2012084863A patent/JP2013212091A/ja active Pending
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JP2019004825A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社クボタ | 移植機 |
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