JP2022013388A - 移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のノードを接続して生成された経路にしたがって移動する移動体において、前進および方向転換が制限される障害物が発生しても、目的地への移動体の前進を可能する。【解決手段】移動体10は、複数のノードを接続して目的地D3に向かう移動体10の経路P3を生成する経路生成部と、経路P3にしたがって移動体10が前進するように移動体の移動を制御する移動制御部と、障害物B2を検知する障害物検知部とを有する。障害物検知部が移動体10の前進および方向転換を制限する障害物B2を検知すると、移動制御部が、移動体10を、移動体10の後方の到着可能な位置に存在するノードである後退先ノードN14に向かって後進させ、目的地D3に向かって前進可能な方向に方向転換させ、目的地D3に向かって前進させる。【選択図】図7B

Description

本開示は、予め設定された複数のノードを接続して生成された経路にしたがって移動する移動体に関する。
例えば、特許文献1には、予め設定された複数のノードを接続して生成された経路にしたがって移動する移動体が開示されている。移動体は、複数のノードの情報を保持しており、目的地の情報が提供されると、現在位置から目的地に向かう経路を複数のノードを接続して生成する。その生成された経路にしたがって移動体は前進する。
また、特許文献1に記載された移動体は、障害物を検知可能であって、経路にしたがって前進しているときに前方に障害物を検知した場合、前進しながら障害物を回避する。
特開2005-50105号公報
ところで、移動体の近傍に、すなわち移動体の前進および方向転換を制限する障害物が発生することがある。その結果、目的地に向かって移動体が前進できなくなる可能性がある。
そこで、本開示は、複数のノードを接続して生成された経路にしたがって移動する移動体において、前進および方向転換が制限される障害物が発生しても、目的地への移動体の前進を可能にすることを課題とする。
本開示の一態様によれば、
移動体であって、
予め設定された複数のノードの中からいくつかのノードを選択し、選択したノードを接続して目的地に向かう前記移動体の経路を生成する経路生成部と、
前記経路にしたがって前記移動体が前進するように前記移動体の移動を制御する移動制御部と、
障害物を検知する障害物検知部と、を有し、
前記障害物検知部が前記移動体の前進および方向転換を制限する障害物を検知すると、前記移動制御部が、前記移動体を、前記移動体の後方の到着可能な位置に存在するノードである後退先ノードに向かって後進させ、前記目的地に向かって前進可能な方向に方向転換させ、前記目的地に向かって前進させる、移動体が提供される。
本開示によれば、複数のノードを接続して生成された経路にしたがって移動する移動体において、前進および方向転換が制限される障害物が発生しても、目的地への移動体の前進を実行することができる。
本開示の一実施の形態に係る移動体の概略的な斜視図 移動体のブロック図 複数のノードを接続して生成される経路の一例を示す図 複数のノードそれぞれの通過判定範囲の一例を示す図 通過判定範囲が変更される前のノードを示す図 通過判定範囲が変更された後のノードを示す図 移動体の前方に存在する障害物の一例を示す図 障害物を回避する経路の一例を示す図 目的地が前方に位置し、前進および方向転換を制限する障害物が発生している移動体の状況の一例を示す図 図7Aに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図7Bに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図7Cに示す状況に続く移動体の状況を示す図 目的地が前方に位置し、前進および方向転換を制限する障害物が発生している移動体の状況の別例を示す図 図8Aに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図8B示す状況に続く移動体の状況を示す図 後退先ノードの決定方法を説明するための図 後退先ノードの決定方法を説明するための図 目的地が後方に位置し、前進および方向転換を制限する障害物が発生している移動体の状況の一例を示す図 図11Aに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Bに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Cに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Dに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Eに示す状況に続く移動体の状況を示す図 目的地が後方に位置している移動体の状況の別例を示す図 図11Aに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Bに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Cに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Dに示す状況に続く移動体の状況を示す図 図11Eに示す状況に続く移動体の状況を示す図 目的地に移動体が到着するまでの処理の流れの一例を示すフロチャート
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下に、本開示の実施の形態に係る移動体について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の一実施の形態に係る移動体の概略的な斜視図である。また、図2は移動体のブロック図である。なお、図1に示すX-Y-Z直交座標系は、本開示の理解を容易にするためのものであって、本開示を限定するものではない。X軸方向は移動体の前後方向を示し、Y軸方向は移動体の左右方向を示し、Z軸方向は高さ方向を示している。
移動体10は、いわゆる自律移動を行う移動体であって、本実施の形態の場合、本体12と、本体12に取り付けられた一対の車輪14L、14Rとを有する。車輪14L、14Rそれぞれが同一回転速度で正転することにより、移動体10はその前方に(矢印方向FDに)走行する(前進する)。また、車輪14L、14Rそれぞれが同一回転速度で逆転することにより、移動体10はその後方に(矢印方向BD)走行する(後進する)。また、車輪14L、14Rが異なる回転速度で回転することにより、移動体10は方向転換する。前進走行と方向転換、および後進走行と方向転換は、同時に行うこともできる。
本実施の形態の場合、車輪14L、14Rそれぞれの回転中心線が同一直線上に位置する。したがって、同一回転速度で車輪14L、14Rの一方が正転して他方が逆転することにより、移動体10は超信地旋回を実行することができる。なお、本実施の形態の場合、移動体10の基準点RPは、超信地旋回の旋回中心線RL上に位置する。また、本実施の場合、基準点RPは、移動体10の前後方向(X軸方向)の中心に対して前側に位置する。
移動体10はまた、図2に示すように、移動体10の周囲の障害物を検知するための測域センサ16と、車輪14L、14Rを回転させるモータ18と、外部装置と信号などをやり取りするための通信デバイス20と、制御装置22とを有する。
測域センサ16は、移動体10の本体12に搭載され、移動体10の周囲に存在する障害物を検知するためのものであって、例えばレーザセンサや超音波センサなどである。測域センサ16の測定結果は、制御装置22に送信される。
モータ18は、移動体10の本体12に搭載され、車輪14L、14Rを回転駆動する。また、モータ18は、制御装置22によって制御される。
通信デバイス20は、移動体10の本体12に搭載され、移動体10の外部に位置する外部装置(図示せず)と信号や情報をやりとりする。移動体10は、通信デバイス20を介して、移動体10の最終到達地の情報を取得する。
制御装置22は、例えばCPUなどの演算装置30と、メモリやハードディスクなどの記憶装置32とから構成される。
演算装置30は、経路生成部34と、移動制御部36と、通過判定変更部38と、障害物検知部40とを備える。演算装置30がCPUである場合、記憶装置32に記憶されているプログラムにしたがって動作することにより、CPUが経路生成部34などとして機能する。
演算装置30の経路生成部34は、移動体10が目的地に向かって移動するための経路を生成する。
図3は、複数のノードを接続して生成される経路の一例を示している。
図3に示すように、演算装置30の経路生成部34は、予め設定された複数のノードN1~N7の中からいくつかのノードを選択し、選択したノードを接続して目的地D1に向かう移動体10の経路P1を生成する。
具体的には、記憶装置32には、移動体10の走行禁止エリアなどの位置の情報を含む情報(地図情報)42と、複数のノードN1~N7の位置や、ノード間の接続関係に関する情報(ノード情報)44とが予め記憶されている。経路生成部34は、これらの地図情報42とノード情報44に基づいて、移動体10が現在位置から目的地D1に向かうために通過する複数のノードN3、N4、N6、N7を選択し、これらの選択したノードを接続して経路P1を生成する。このとき、経路生成部34は、経路P1の長さや移動時間が最小になるように、複数のノードを選択する。なお、目的地D1は、最終到達地、または経路生成部34によって作成される一時的な中継ノードである。また、地図情報42およびノード情報44は、通信デバイス20を介して外部から取得されてもよい。地図情報42は、壁W1~W5などの恒久的な構造物(すなわち位置が不変の構造物)をさらに記憶していても良い。
演算装置30の移動制御部36は、経路生成部34によって生成された経路P1にしたがって移動体10が前進するように、移動体10の移動を制御する。本実施の形態の場合、移動制御部36は、モータ18を介して、車輪14L、14Rそれぞれの回転方向と回転速度を制御することにより、移動体10の移動を制御する。これにより、移動体10は、前進、後進、および方向転換を実行する。なお、本明細書において「方向転換」には、右折、左折、Uターンなどが含まれ、特に本実施の形態における超信地旋回も含まれる。
本実施の形態の場合、複数のノードN1~N7それぞれについて、通過判定範囲A1~A7が設定されている。
図4は、複数のノードそれぞれの通過判定範囲の一例を示している。
図4には、移動体10の基準点Cの軌跡Tが示されている。軌跡Tが示すように、移動体10は、経路P1に含まれるノードN3、N4、N6、N7上を通過するのではなく、それらのノードそれぞれの通過判定範囲A3、A4、A6、A7を通過する。なお、本実施の形態の場合、通過判定範囲An(nは整数)は、ノードNnを中心とする円形状の範囲である。
具体的には、移動体10の基準点RPがあるノードの通過判定範囲内に進入すると、そのノードを移動体10が通過したものとみなされる。そしてすぐに、移動体10は、次のノードに向かって前進する。このような通過判定範囲を設定することにより、移動体10はスムーズに且つ短時間で目的地に向かって移動することができる。これと異なり、移動体10がノード上を正確に通過する必要がある場合、移動体10の基準点RPをノードに位置合わせする必要が生じる。その結果として、移動体10は加減速を繰り返し、複雑な移動軌跡で移動する。
なお、複数のノードN1~N7それぞれに設定されている通過判定範囲A1~A7の大きさや形状は、ノードが設定されている位置に基づいて異なっていてもよい。
演算装置30の通過判定変更部38は、ノードに設定されている通過判定範囲の大きさを変更する。
図5Aは、通過判定範囲が変更される前のノードを示している。図5Bは、通過判定範囲が変更された後のノードを示している。
図5Aおよび図5Bに示すように、通過判定変更部38は、経路生成部34によって生成された経路Pのカーブ(直角カーブ)上のノードN3の通過判定範囲A3の大きさを縮小する。その結果、移動体10は、壁W3と壁W5からなるコーナC1から離れた状態で左折することができる、すなわち、移動体10とコーナC1との干渉による回避動作の発生を防ぐことができる。また、さらには移動体10とコーナC1との接触を回避することができる。
演算装置30の障害物検知部40は、測域センサ16の測定結果に基づいて、移動体10の周囲の障害物を検知する。障害物検知部40は、例えば壁W1~W5などの恒久的な物体、すなわち地図情報42に含まれる構造物を、移動体10の障害物として、測域センサ16の測定結果に基づいて検知する。また、障害物検知部40は、人などの一時的に存在する物体を、移動体10の障害物として検知する。すなわち、障害物検知部40は、移動体10と接触しうる物体を障害物として検知する。
図6Aは、移動体の前方に存在する障害物の一例を示している。図6Bは、障害物を回避する経路の一例を示している。
図6Aに示すように、経路P2にしたがって目的地D2に向かって移動体10が前進しているときに、その移動体10の前方に障害物B1を障害物検知部40が検知する。障害物B1が検知されると、経路生成部34が、経路P2をその障害物B1を回避できるように変更し、新たな経路P2’を生成する。
具体的には、図6Bに示すように、経路生成部34は、まず、障害物B1を回避するために通過すべき回避用ノードNtを一時的に生成する。回避用ノードNtは、測域センサ16の測定結果に基づいて移動体10が通過できるスペースを検知し、そのスペースに生成される。本実施の形態の場合、障害物B1と壁W6との間のスペースに回避用ノードNeが生成される。そして、経路生成部34は、回避用ノードNeを通過して目的地D2に向かう経路P2’を生成する。この経路P2’にしたがって前進することにより、移動体10は、前進しつつ方向転換して障害物B1を回避し、最終的に目的地D2に到着することができる。なお、本開示では回避用ノードNtを一時的に生成することで障害物回避経路を生成するが、その他の障害物回避アルゴリズムを適用することで障害物回避経路を生成しても良い。
ところで、障害物が、移動体10の近傍に発生する場合がある。すなわち、移動体10の前進および方向転換を制限する障害物が発生する場合がある。例えば、移動体10の前進中に、人が突然現れる可能性がある。また、移動体10の停止中に、その移動体10の前方に荷物などの物体が置かれる可能性がある。このような障害物が発生した場合、移動体10は、以下のように動作する。
図7A~7Dは、目的地が前方に位置し、前進および方向転換を制限する障害物が発生している移動体の状況の一例を示している。また、図8A~8Cは、目的地が前方に位置し、前進および方向転換を制限する障害物が発生している移動体の状況の別例を示している。
図7Aに示すように、移動体10の前方に前進および目的地D3に向かう方向への方向転換を制限する障害物B2が発生している。このとき、障害物B2の向こう側に位置する目的地D3に向かう経路P3(ノードN15、N16を含む経路)が生成されている。この経路P3にしたがって目的地D2に向かって前進するためには、移動体10は、ひとまず後進して障害物B2から離れる必要がある。
そのために、移動体10の後進先として、移動体10の後方の到着可能な位置に存在するノード(後退先ノード)が決定される。図7Aに示す例では、移動体10の後方に位置するノードN14が後退先ノードとして決定される。その後退先ノードの決定について説明する。
図9および図10は、後退先ノードの決定方法を説明するための図である。
図9に示すように、まず、移動体10に対して、後退先ノードを決定するための第1の後方範囲R1が設定されている。第1の後方範囲R1は、移動体10の前後方向(X軸方向)に延在する第1の基準線CL1に対して左右α度の角度範囲である。本実施の形態の場合、第1の基準線CL1は上方視(Z軸方向視)で移動体10の基準点RPを通過し、また、第1の後方範囲R1が移動体10の基準点RPを基準とする角度範囲である。角度αは、例えば45度または90度である。
後退先ノードとして、第1の後方範囲R1にあって、最も近く、且つ、移動体10が到着可能な位置に存在するノードが決定される。
第1の後方範囲R1内に後退先ノードとなるノードが全く存在しない場合、図10に示す第2の後方範囲R2が使用される。
図10に示すように、第2の後方範囲R2は、目的地Dnと移動体10の基準点RPとの位置関係によって定義される。第1の後方範囲R1が移動体10に対して定義された固定の範囲であるのに対して、第2の後方範囲R2は移動体10に対する目的地Dnの相対位置によって変化する範囲である。
具体的には、第2の後方範囲R2は、移動体10の基準点RPと目的地Dnを結ぶ第2の基準線CL2に対して左右β度の角度範囲である。また、第2の後方範囲R2は、移動体10の基準点RPを基準とする角度範囲である。角度βは、例えば90度または135度である。すなわち、第2の後方範囲R2は、第1の後方範囲R1に比べて大きく設定されている。
第1の後方範囲R1内に後退先ノードとなるノードが全く存在しない場合、後退先ノードとして、第2の後方範囲R2にあって、最も近く、且つ、移動体10が到着可能な位置に存在するノードが決定される。
なお、第1の後方範囲R1または第2の後方範囲R2にあって、最も近く、且つ、移動体10が到着可能な位置に存在するノードであっても、そのノードでの方向転換が不可能である場合、次に近いノードが後退先のノードとして決定される。ノードでの方向転換が可能か不可能かの判断は、障害物検知部40のそのノード周囲における障害物の検知結果に基づいて行うことができる。
図7Aに示す例の場合、ノードN14が後退先ノードとして決定される。演算装置30の移動制御部36が、移動体10をノードN14に向かって後進させる。
図7Bに示すように、移動体10(その基準点RP)が後退先ノードであるノードN14に到着すると、図7Cに示すように、経路生成部34がノードN14から目的地D3に向かう経路P4を再生成する。
移動制御部36は、図7Dに示すように、再生成された経路P4にしたがって移動体10を前進させる。具体的には、移動制御部36は、目的地D3に向かって前進できる方向に移動体10を方向転換させる。そして、移動制御部36は、移動体10を、障害物B2を回避して目的地D3に向かうように前進させる。
なお、移動体10が後進して後退先ノードに到着する前に、方向転換が可能になる場合がある。すなわち、方向転換可能なスペースが発生する場合がある。その場合、移動体10は、後退先ノードに到着する前に、目的地に向かって前進可能な方向に方向転換し、その方向転換後に目的地に向かって前進してもよい。
例えば、図8Aおよび図8Bに示すように、経路P5が生成され、ノードN19が後退先ノードとして決定され、移動体10がノードN19に向かって後進する。そして、移動体10(その基準点RP)がノードN19に到着する前に、方向転換可能なスペースが発生したとして、移動体10が目的地D4に向かって前進可能な方向に方向転換する。そして、移動体10は、経路P5にしたがって目的地D4に向かって前進しつつ、障害物B3を回避する。なお、方向転換可能なスペースが発生したか否かの判断は、障害物検知部40の移動体10の周囲における障害物の検知結果に基づいて行うことができる。
図7A~7Dおよび図8A~8Cは、目的地が移動体10の前方にあって、移動体10の前進および方向転換を制限する障害物が発生している状況の例を示している。次に、目的地が移動体10の後方に位置する場合を説明する。
図11A~11Fは、目的地が後方に位置し、前進および方向転換を制限する障害物が発生している移動体の状況の一例を示している。また、図12A~12Fは、目的地が後方に位置している移動体の状況の別例を示している。
図11Aに示すように、移動体10の前方に、移動体10の前進および方向転換を制限する障害物B4が存在する。また、移動体10の後方に位置する目的地D5に向かう経路P6が生成されている。すなわち、移動体10は、Uターンなどの180度の方向転換ができない状況にある。この場合、ノードN25が後退先ノードとして決定される。そして、図11Bに示すように、ノードN25に向かって移動体10は後進する。
ノードN25に向かっての後進中、移動体10は、方向転換可能なスペースが発生したために、図11C~11Eに示すように、目的地D5に向かって前進できる方向に方向転換する、すなわち約180度の超信地旋回を実行する。その約180度の超信地旋回の後、移動体10は、図11Fに示すように、経路P6にしたがって目的地D5に向かって前進する。
図12Aに示すように、移動体10の前方には、障害物が存在しない。ただし、移動体10は、壁W8、W9が障害物となってUターンなどの方向転換が不可能な状況にある。また、移動体10の後方に位置する目的地D6に向かう経路P7が生成されている。この場合、ノードN29が後退先ノードとして決定される。そして、図12Bに示すように、ノードN29に向かって移動体10は後進する。
ノードN29に向かっての後進中、方向転換可能なスペースが発生したために、図12C~12Eに示すように、目的地D6に向かって前進できる方向に方向転換する、すなわち約180度の超信地旋回を実行する。その約180度の超信地旋回の後、移動体10は、図12Fに示すように、経路P7にしたがって目的地D6に向かって前進する。
次に、目的地が決定し、その目的地に到着するまでの演算装置30の処理の流れについて説明する。
図13は、目的地に移動体が到着するまでの処理の流れの一例を示すフロチャートである。
図13に示すように、ステップS100において、移動体10は目的地への移動を開始する。
移動体10の前進中または移動開始前(前進開始前または後進開始前)に、ステップS110において、演算装置30の障害物検知部40によって移動体10の前方に障害物が検知されているか否かの判定処理が実行される。障害物が検知されている場合、処理は、ステップS120に進む。そうでない場合、処理は、ステップS190にスキップする。
ステップS120において、移動体10が前進および方向転換が不可能か否か、すなわちステップS110で検知された障害物が移動体10の前進および方向転換を制限するものか否かの判定処理が実行される。移動体10の前進および方向転換が不可能な場合、処理は、ステップS130に進む。そうでない場合、処理は、ステップS170にスキップする。
ステップS130において、移動体10が後進可能な否かの判定処理が実行される。後進可能である場合、処理はステップS140に進む。そうでない場合、すなわち、移動体10が、前進、後進、および方向転換を実行できない場合、ステップS230に進み、演算装置30は、移動体10が移動不可能であることを通知する。例えば、移動体10のユーザ、移動体10の周囲の人に対して通知する。そして、処理は終了する。なお、ステップS130において、移動体10が前進、後進、および方向転換を実行できないと判定された場合に、すぐにステップS230に進まず、一定時間待機し、一定時間後に再度ステップS110からステップS130までを判定しても良い。このことで、移動体10は、例えば周囲を移動している人や物などの障害物が周囲から遠ざかることで、移動可能となった場合に移動を開始することができる。
ステップS140において、後退先ノードが決定される。
ステップS150において、演算装置30の移動制御部36が、ステップS140で決定された後退先ノードに向かって移動体10を後進させる。
ステップS160において、移動体10の後進中、方向転換可能なスペースが発生したか否かの判定処理が実行される。方向可能なスペースが発生した場合、処理は、ステップS170に進む。そうでない場合、処理はステップS200に進む。
ステップS170において、演算装置30の移動制御部36は、目的地に向かって前進可能な方向に移動体10を方向転換させる。
ステップS170で移動体10を方向転換させた後、ステップS180において、演算装置30の移動制御部36は、目的地に向かって移動体10を前進させる。
ステップS190において、移動体10が目的地に到着したか否かの判定処理が実行される。移動体10が目的地に到着した場合、処理が終了する。そうでない場合、処理は、ステップS110に戻る。
ステップS160の判定処理で移動体10の後進中に方向転換可能のスペースが発生していないと判定された場合、ステップS200において、移動体10が後退先ノードに到着したか否かの判定処理が実行される。移動体10が後退先ノードに到着した場合、処理は、ステップS210に進む。そうでない場合、処理は、ステップS150に戻る。
ステップS210において、演算装置30の経路生成部34は、後退先ノードから目的地までの経路を再生成する。
ステップS220において、演算装置30の移動制御部36は、ステップS200で再生成された経路にしたがって移動体10を前進させる。そして、処理は、ステップS190に進む。
以上のような本実施の形態によれば、複数のノードを接続して生成された経路にしたがって移動する移動体において、前進および方向転換が制限される障害物が発生しても、目的地への移動体の前進を実行することができる。
以上、上述の実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示の実施の形態はこれに限定されない。
例えば、上述の実施の形態の場合、図1に示すように、移動体10は、本体12の前後方向(X軸方向)の中心に対して前側に位置する基準点RPを中心にして超信地旋回が可能である。しかしながら、本開示の実施の形態はこれに限らない。超信地旋回の旋回中心の基準点は、移動体の前後方向の中心またはその中心に対して後側に位置してもよい。また、移動体は、超信地旋回が不可能な構成であってもよい。広義には、本開示に係る移動体は、前側部分と後側部分とが明確に区別され、基本的には前側部分が後側部分に比べて先行するように目的地に向かって移動する、すなわち前進する移動体であればよい。
すなわち、本開示の実施の形態は、広義には、移動体であって、予め設定された複数のノードの中からいくつかのノードを選択し、選択したノードを接続して目的地に向かう前記移動体の経路を生成する経路生成部と、前記経路にしたがって前記移動体が前進するように前記移動体の移動を制御する移動制御部と、障害物を検知する障害物検知部と、を有し、前記障害物検知部が前記移動体の前進および方向転換を制限する障害物を検知すると、前記移動制御部が、前記移動体を、前記移動体の後方の到着可能な位置に存在するノードである後退先ノードに向かって後進させ、前記目的地に向かって前進可能な方向に方向転換させ、前記目的地に向かって前進させるものである。
以上のように、本開示における技術の例示として、上述の実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、予め設定された複数のノードの中からいくつかのノードを接続して生成された経路にしたがって前進する移動体に適用可能である。
10 移動体
B2 障害物
D3 目的地
N14 ノード
P3 経路

Claims (9)

  1. 移動体であって、
    予め設定された複数のノードの中からいくつかのノードを選択し、選択したノードを接続して目的地に向かう前記移動体の経路を生成する経路生成部と、
    前記経路にしたがって前記移動体が前進するように前記移動体の移動を制御する移動制御部と、
    障害物を検知する障害物検知部と、を有し、
    前記障害物検知部が前記移動体の前進および方向転換を制限する障害物を検知すると、前記移動制御部が、前記移動体を、前記移動体の後方の到着可能な位置に存在するノードである後退先ノードに向かって後進させ、前記目的地に向かって前進可能な方向に方向転換させ、前記目的地に向かって前進させる、移動体。
  2. 前記移動制御部が、前記後退先ノードに向かって後進中に前記移動体の方向転換が可能になると、前記後退先ノードに到着する前に、前記移動体の方向転換を実行して前記移動体を前記目的地に向かって前進させる、請求項1に記載の移動体。
  3. 前記移動体が前記後退先ノードに到着すると、前記経路生成部が、前記後退先ノードから前記目的地までの経路を再生成する、請求項1に記載の移動体。
  4. 前記移動体の前後方向に延在する第1の基準線に対して左右45度または左右90度の範囲である第1の後方範囲にあって且つ前記移動体に最も近いノードを前記後退先ノードとする、請求項1から3のいずれか一項に記載の移動体。
  5. 前記第1の後方範囲内に前記後退先ノードとなるノードが存在しない場合、前記移動体の基準点と前記目的地を結ぶ第2の基準線に対して左右90度または左右135度の範囲である第2の範囲にあって且つ前記移動体に最も近いノードを前記後退先ノードとする、請求項4に記載の移動体。
  6. 前記移動体が、超信地旋回が可能であって、
    前記移動体の基準点が、超信地旋回の旋回中心である、請求項5に記載の移動体。
  7. 前記移動体の基準点が、前記移動体の前後方向の中心に対して前側または後側に位置する、請求項6に記載の移動体。
  8. 前記複数のノードそれぞれについて通過判定範囲が設定され、
    前記移動制御部が、前記経路に含まれるノードそれぞれの通過判定範囲を通過するように前記移動体の移動を制御する、請求項1から7のいずれか一項に記載の移動体。
  9. 前記経路にカーブが含まれる場合、前記カーブ上のノードの通過判定範囲を縮小する通過判定変更部を有する、請求項8に記載の移動体。
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