JP2022013223A - レーザ加工装置の制御装置、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置の制御装置、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非導電体や、表面に段差を有している加工対象物と、レーザノズルとの間隔を計測することが可能なレーザ加工装置の制御装置を提供する。【解決手段】レーザノズルが加工対象物に対向してレーザビームを照射する。オートフォーカス機能を持つカメラが、レーザノズルと、加工対象物の表面の画像を取得する。カメラで加工対象物の表面にピントを合わせたときのカメラの光学部品の位置情報に基づいて、制御装置が、レーザノズルと加工対象物との間隔を算出する。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ加工装置の制御装置、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法に関する。
加工対象物(ワーク)にレーザビームを入射させて切断、溶接などの加工を行うレーザ加工装置が知られている。このレーザ加工装置には、レーザヘッドのノズルの先端とワークの表面との間のギャップを検出するための静電容量センサが備えられている。
特開2016-147272号公報
静電容量センサは、センサ電極と計測対象物との間の静電容量を測定し、静電容量の測定値からセンサ電極と対象物との間隔を求める。このため、計測対象物が金属等の導電体であることが必要とされ、対象物が非導電体である場合には、間隔を計測することができない。また、対象物の被計測箇所の近傍に段差が存在するような場合、この段差の形状が静電容量に影響を与える。このため、センサ電極と対象物の被計測箇所との間隔を精度よく計測することが困難である。
本発明の目的は、非導電体や、表面に段差を有している加工対象物と、レーザノズルとの間隔を計測することが可能なレーザ加工装置の制御装置、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
加工対象物に対向してレーザビームを照射するレーザノズルと、加工対象物の表面の画像を取得するオートフォーカス機能を持つカメラとを備えたレーザ加工装置の制御装置であって、
前記カメラで加工対象物の表面にピントを合わせたときの前記カメラの光学部品の位置情報に基づいて、前記レーザノズルと加工対象物との間隔を算出する制御装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
加工対象物にレーザビームを照射するレーザノズルと、
加工対象物の表面にピントを合わせるオートフォーカス機能を持つカメラと、
前記カメラが加工対象物の表面にピントを合わせたときの前記カメラの光学部品の位置情報に基づいて、前記レーザノズルと加工対象物との間隔を算出する制御装置と
を有するレーザ加工装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によると、
レーザノズルから加工対象物にレーザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工方法であって、
カメラで、前記加工対象物の表面にオートフォーカスさせたときの前記カメラの光学部品の位置情報に基づいて、前記レーザノズルと前記加工対象物との間隔を算出し、
前記加工対象物のレーザ加工前またはレーザ加工中に、前記レーザノズルと前記加工対象物との間隔を算出した結果に基づいて、前記レーザノズルと前記加工対象物との間隔を目標値に近付けるレーザ加工方法が提供される。
オートフォーカス機能を持つカメラを用いてレーザノズルと加工対象物との間隔を算出するため、非導電体や、表面に段差を有している加工対象物に対しても適用することが可能である。
図1は、一実施例によるレーザ加工装置の概略側面図である。 図2は、図1に示した実施例によるレーザ加工装置の支持機構の概略正面図である。 図3は、レーザノズルの内部を示す概略図である。 図4は、レーザノズルと加工対象物との間隔を調整する手順を示すフローチャートである。 図5Aは、加工対象物の斜視図であり、図5Bは、カメラで得られる画像の一例を示す図である。 図6は、他の実施例によるレーザ加工装置のレーザノズル及びカメラの概略図である。 図7は、本実施例によるレーザ加工装置の概略正面図である。
図1~図5Bを参照して、一実施例によるレーザ加工装置について説明する。
図1は、本実施例によるレーザ加工装置の概略側面図である。共通ベース100に、移動機構支持部101及び架台102が固定されている。共通ベース100によって、移動機構支持部101と架台102との相対位置が固定される。共通ベース100は、建物の床でもよいし、1つの部材でもよいし、相互に連結された複数の部材でもよい。移動機構支持部101に、多関節型ロボットアームである移動機構50の基部が固定されている。移動機構50は、その先端にレーザノズル10を支持する。架台102に、支持機構70が取り付けられている。支持機構70は、加工対象物を支持する。支持機構70の詳細な構造については、後に図2を参照して説明する。
まず、移動機構50の構造及び機能について説明する。移動機構50は、下腕L1、上腕L2、及び手首L3を含む6軸ロボットアームである。下腕L1の基部が、第1関節J1及び全体旋回関節SJ1を介して移動機構支持部101に取り付けられている。下腕L1の先端に、第2関節J2を介して上腕L2が取り付けられている。上腕L2の先端に、第3関節J3を介して手首L3が取り付けられている。上腕L2は、旋回関節SJ2を含む。手首L3は、回転関節RJを含む。手首L3の先端に支持ユニット51が取り付けられている。
全体旋回関節SJ1は、ロボットアーム全体を、鉛直軸を中心として旋回させる。第1関節J1は下腕L1を前後に動かす。第2関節J2は上腕L2を上下に動かす。旋回関節SJ2は、手首L3を旋回させる。第3関節J3は手首L3を曲げる。回転関節RJは手首L3の先端に取り付けられた支持ユニット51を回転させる。
支持ユニット51に多軸移動ステージ52を介してレーザノズル10が取り付けられている。レーザノズル10に、オートフォーカス機能を持つカメラ20が取り付けられている。多軸移動ステージ52は、相互に直交する3軸方向にレーザノズル10を移動させることができる。
制御装置40が、カメラ20からの信号を受信して移動機構50を制御することにより、レーザノズル10を目標とする位置まで移動させる。例えば、支持機構70に対してレーザノズル10を基準となる位置に配置した状態で、移動機構50のキャリブレーションを行うことにより、制御装置40は、レーザノズル10を、キャリブレーション時の基準となる位置から所望の位置まで移動させることができる。制御装置による制御については、後に詳細に説明する。
図2は、支持機構70の概略正面図である。支持機構70は、相互に対向して配置された一対の把持装置71を有する。一対の把持装置71は、それぞれ架台102を介して共通ベース100に支持されている。架台102の各々は、長方形の天板102Aと、天板102Aの四隅から下向きに延びて共通ベース100に固定される脚部102Bを含む。
把持装置71の各々は、架台102から上方に延びる支持部72、及び支持部72の上端に支持された把持部73を含む。一対の把持装置71の把持部73が、相互に水平方向に向かい合っている。一対の把持装置71は、両者を隔てる方向に移動可能である。一対の把持装置71の間隔を広げた状態で、棒状の加工対象物30を一対の把持部73の間に配置し、把持装置71の間隔を狭めると、加工対象物30が一対の把持部73の間に保持される。レーザノズル10が加工対象物30の表面の近傍に配置される。
把持装置71の各々は、さらにモータ74を備えている。一対のモータ74の回転軸は1本の直線上に位置する。モータ74は、把持部73を回転させることができる。把持部73が回転すると、把持部73に保持されている加工対象物30も回転する。
図3は、レーザノズル10の内部を示す概略図である。ノズルケース11内に、光路分離素子12及び集光レンズ13が配置されている。図3において集光レンズ13の光軸15を二点鎖線で表している。ノズルケース11は、集光レンズ13の光軸方向に長い形状を有し、一方の端部は、先端に向かって徐々に細くなる円錐状の形状とされている。円錐状形状の先端に、レーザビームを通過させる穴14が設けられている。この先端の穴14の中心を、集光レンズ13の光軸15が通過する。レーザノズル10の先端が加工対象物30に間隔Gを隔てて対向する。
ノズルケース11の側方からノズルケース11内に加工用のレーザビームLBが導入される。ノズルケース11内に導入されたレーザビームLBは、図3に矢印で示すように、光路分離素子12で集光レンズ13に向かって反射される。光路分離素子12として、例えばダイクロイックミラーが用いられる。光路分離素子12は、レーザビームLBの波長域の光を反射し、可視光を透過させる特性を有する。集光レンズ13は、レーザビームLBを加工対象物30の表面に集光させる。
ノズルケース11の、先端とは反対側の端部に、オートフォーカス機能を持つカメラ20が取り付けられている。カメラ20の光軸は、集光レンズ13の光軸15と一致する。カメラ20は、複数のレンズ21、レンズ駆動機構22、撮像面23、及び制御回路24を含む。光路分離素子12は、可視光を透過させる特性を有するため、穴14を通ってノズルケース11内に導入された可視光を、加工用のレーザビームLBの光路から分離してカメラ20まで導く。これにより、カメラ20は、光路分離素子12、集光レンズ13、及びレーザノズル10の穴14を通して加工対象物30の表面を撮像することができる。
制御回路24は、加工対象物30の表面にピントが合うようにレンズ21を光軸方向に移動させる。オートフォーカスの方式として、例えばコントラスト検出方式を採用することができる。制御回路24は、レンズ21の位置情報及び画像データを、制御装置40に送信する。
次に、加工対象物30に対してレーザノズル10を位置決めする方法について説明する。位置決めには、レーザノズル10の先端から加工対象物30の表面までの間隔G(図3)の調整、及び加工対象物30の表面の面内方向に関する位置決めの2種類がある。まず図4を参照して、間隔Gの調整方法について説明する。
図4は、間隔Gを調整する手順を示すフローチャートである。まず、制御装置40(図1)が移動機構50を制御して、レーザノズル10の先端を加工対象物30の表面に対向させる。例えば、移動機構50を制御してレーザノズル10の先端を加工対象物30の表面に対向させるための、移動機構50に対する移動指令を規定する情報が、予め制御装置40に設定されている。制御装置40は、この移動指令に基づいて移動機構50を制御することにより、レーザノズル10を加工対象物30の所定の位置に対向させる。
レーザノズル10を加工対象物30の所定の位置に対向させた状態で、カメラ20の制御回路24がレンズ駆動機構22を駆動してレンズ21を移動させることにより、加工対象物30の表面にピントを合わせる(ステップS1)。ピントを合わせた後、制御回路24は、レンズ21の位置情報を制御装置40(図1)に送信する(ステップS2)。
制御装置40は、レンズ21の位置情報を受信すると、レンズ21の位置情報から間隔Gを算出する(ステップS3)。以下、間隔Gを求める方法について説明する。撮像面23からピントが合っている位置までの距離と、レンズ21の位置との関係が、予め求められている。この関係と、加工対象物30の表面にピントを合わせた状態のレンズ21の位置情報とに基づいて、撮像面23から加工対象物30の表面までの距離を求める。撮像面23からレーザノズル10の先端の穴14(図3)までの距離は固定値であり、予め測定されている。撮像面23から加工対象物30の表面までの距離と、撮像面23から穴14までの固定距離とに基づいて、間隔Gを求めることができる。
間隔Gが求まると、制御装置40は、移動機構50を制御して、間隔Gが目標値に近づくようにレーザノズル10を光軸15に平行な方向に変位させる(ステップS4)。レーザノズル10の現在の位置及び光軸15の方向は、6軸ロボットアームである移動機構50の全体旋回関節SJ1、第1関節J1、第2関節J2、第3関節J3、回転関節RJの回転角、下腕L1、上腕L2、手首L3の長さから求めることができる。レーザノズル10の現在の位置及び光軸15の方向が求まると、6軸ロボットアームを動作させて、レーザノズル10を光軸15に平行な方向に移動させることができる。図4に示した手順は、レーザ加工前及びレーザ加工中のいずれか、または両方で実行する。
次に、図5A及び図5Bを参照して、加工対象物30の表面の面内方向に関する位置決めの手順について説明する。
図5Aは、加工対象物30の斜視図である。加工対象物30の表面に、位置の基準となる基準マーク31が設けられている。基準マーク31は、例えば直交する2本の線分で構成される。
まず、制御装置40(図1)が移動機構50を制御して、レーザノズル10の先端を加工対象物30の基準マーク31の位置に対向させる。例えば、移動機構50を制御してレーザノズル10の先端を基準マーク31の位置に対向させるための、移動機構50に対する移動指令を規定する情報が、予め制御装置40に設定されている。制御装置40が、この移動指令に基づいて移動機構50を制御することにより、レーザノズル10を加工対象物30の基準マーク31の位置に対向させる。例えば、レーザノズル10の光軸15(図3)が加工対象物30の表面に対してほぼ垂直になるように対向させる。ところが、移動機構50の位置決め精度や、加工対象物30を支持機構70に支持させるときの位置ずれ等により、基準マーク31とレーザノズル10の先端との間で、加工対象物30の表面の面内方向の位置ずれが生じる。
図5Bは、レーザノズル10の先端を基準マーク31の位置に対向させた状態で、カメラ20で得られる画像の一例を示す図である。レーザノズル10の先端の穴14(図3)の縁の像14A、及び穴14を通して見える基準マーク31(図5A)の像31Aが得られている。基準マーク31とレーザノズル10の先端との間で位置ずれが生じていない場合には、例えば、基準マーク31の像31Aの特徴点と、穴14の像14Aの中心とが一致する。実際には、両者の間の位置ずれにより、基準マーク31の像31Aの特徴点が、穴14の像14Aの中心からずれる。
制御装置40が画像のパターン認識を行い、穴14と基準マーク31の特徴点(例えば2本の直線が交差する点)との相対位置関係を求める。両者の相対位置関係から、基準マーク31の基準点に対するレーザノズル10の先端の、加工対象物30の軸方向及び周方向のずれ量が求まる。基準マーク31の特徴点は、加工対象物30の表面内における位置の基準となり、穴14は、レーザノズル10の先端の位置の基準となる。制御装置40は、基準マーク31の基準点に対するレーザノズル10の先端の位置ずれ量を加味してレーザノズル10を移動させることにより、加工対象物30の表面の目標とする位置に正確に位置決めすることができる。
次に、上記実施例の優れた効果について説明する。
上記実施例では、レーザノズル10と加工対象物30との間隔Gの計測にカメラ20のオートフォーカス機能を用いており、静電容量センサを用いていないため、加工対象物30が非導電体であっても間隔Gを計測することができる。
加工対象物30が導電体である場合、レーザノズル10の先端の周辺の表面に段差等が存在するすると、段差等が静電容量に影響を与えてしまう。このため、静電容量センサを用いる場合には、間隔Gの計測精度が低下してしまう。これに対して上記実施例では、レーザノズル10の先端の穴14を通した画像に基づいて間隔Gを求めるため、穴14の周辺の段差等の影響を受けることなく、間隔Gを計測することができる。
レーザノズル10の先端に静電容量センサを取り付ける構成では、静電容量センサに接続する配線をレーザノズル10の先端の近傍に配置しなければならない。この配線と加工対象物30とが空間的に干渉し、加工対象物30に対するレーザノズル10の相対位置が制約を受ける場合がある。また、レーザ加工中に加工対象物30からの反射光が配線に照射されると、配線の劣化が速まるため、反射光対策を講じなければならない。
これに対して上記実施例では、レーザノズル10の先端とは反対側の端部に取り付けたカメラ20によって間隔Gを計測している。レーザノズル10の先端には、間隔Gを計測するための計測器を取り付ける必要がないため、計測器と加工対象物30との空間的な干渉を心配する必要がなく、反射光対策を講じる必要もない。
さらに、上記実施例では、加工対象物30の表面の面内方向に関してレーザノズル10の位置合わせを行うためのカメラ20を、間隔Gを計測するためのカメラとして利用している。このため、装置のコスト増大を抑制することができる。
次に、上記実施例の変形例について説明する。
上記実施例では、レーザノズル10と加工対象物30との間隔Gを求めるために、カメラ20のレンズ21の位置情報を用いている。レンズ21の位置情報以外に、カメラ20でオートフォーカスした状態を規定するその他の情報を用いてもよい。例えば、カメラ20の種々の光学部品の位置情報を用いて、カメラ20の基準位置から加工対象物30までの距離を求めてもよい。カメラ20の基準位置から穴14までの距離は予め測定されている。カメラ20の基準位置から加工対象物30までの距離と、カメラ20の基準位置から穴14までの距離とに基づいて、レーザノズル10と加工対象物30との間隔Gを求めることができる。
上記実施例では、レーザノズル10の先端とは反対側の端部にカメラ20を取り付けているが、レーザノズル10の側面にカメラ20を取り付けてもよい。例えば、図3に示した光路分離素子12とカメラ20との間の光軸15上にミラーを配置し、穴14からノズルケース11内に導入され、光路分離素子12を透過した光を、側方のカメラ20まで導光すればよい。
上記実施例では、加工対象物30の表面にピントを合わせ、そのときのレンズ21の位置情報に基づいて間隔Gを求めている。加工対象物30の表面にピントを合わせたときのレンズ21の位置情報に加え、レーザノズル10の先端の穴14(図3)にピントを合わせたときのレンズ21の位置情報に基づいて、間隔Gを求めてもよい。この方法では、穴14にピントが合っている状態から、加工対象物30の表面にピントが合っている状態までのレンズ21の移動量に基づいて、間隔Gを求めることができる。
上記実施例では、棒状の加工対象物30(図2)のレーザ加工を行っているが、その他の形状の加工対象物30のレーザ加工を行うことも可能である。例えば、加工対象物30が板状である場合には、板状の加工対象物30の縁を厚さ方向に挟んで加工対象物30を保持すればよい。
次に、図6を参照して他の実施例によるレーザ加工装置について説明する。以下、図1~図5Bに示した実施例によるレーザ加工装置と共通の構成については説明を省略する。
図6は、本実施例によるレーザ加工装置のレーザノズル10及びカメラ20の概略図である。図3に示した実施例では、カメラ20がレーザノズル10の先端とは反対側の端部に取り付けられており、カメラ20の光軸と、加工用のレーザビームLBを集光する集光レンズ13の光軸とが一致している。これに対して本実施例では、カメラ20がレーザノズル10の側方に配置されており、カメラ20の光軸は、ノズルケース11の外側に位置している。図6において、カメラ20の光軸25を二点鎖線で示している。
カメラ20は、加工対象物30の表面のうち、レーザノズル10の先端が対向する位置の近傍を撮像する。加工対象物30の表面にピントを合わせた状態におけるレンズ21の位置情報に基づいて、撮像面23から加工対象物30の表面までの距離が算出される。カメラ20とレーザノズル10との相対位置は固定されており、撮像面23からレーザノズル10の先端までの距離は、予め求められている。このため、撮像面23から加工対象物30の表面までの距離に基づいて間隔Gを求めることができる。
図6において、加工対象物30の表面におけるレーザビームLBの入射位置の進行方向を矢印35で示す。カメラ20は、レーザビームLBの入射位置より進行方向の前方側にずれた位置を撮像する。
次に、図6に示した実施例の優れた効果について説明する。
図6に示した実施例においても、図1~図5Bに示した実施例と同様に静電容量センサを使用しないため、加工対象物30が非導電体である場合にも、間隔Gを計測することができる。
また、本実施例では、カメラ20が撮像している位置が、加工用のレーザビームLBが入射している位置からずれているため、レーザ加工中に被加工点から発生する可視光の影響を受けにくいという効果が得られる。さらに、本実施例では、加工用のレーザビームLBの入射位置の進行方向の前方側で間隔Gを計測しているため、レーザノズル10の先端が間隔Gを計測した位置に達するまでに、間隔Gの計測値をフィードバックして間隔Gを調整することができる。このため、常に目標とする間隔Gで加工を行うことが可能になる。
次に、図7を参照してさらに他の実施例によるレーザ加工装置について説明する。以下、図1~図5Bに示した実施例によるレーザ加工装置と共通の構成については説明を省略する。
図7は、本実施例によるレーザ加工装置の概略正面図である。図1に示した実施例では、移動機構50として多関節型ロボットアームを用いている。これに対して本実施例では、移動機構50として昇降機構55及びXYステージ56を用いている。共通ベース100に支持されたXYステージ56によって加工対象物30が保持されている。XYステージ56は、制御装置40からの指令により加工対象物30を水平面内で移動させる。
共通ベース100に門型フレーム57が固定されている。レーザノズル10が、昇降機構55を介して門型フレーム57に支持されており、加工対象物30の上方に配置されている。これにより、レーザノズル10の先端が加工対象物30の表面に対向する。制御装置40が昇降機構55を制御してレーザノズル10を昇降させることにより、レーザノズル10の先端から加工対象物30の表面までの間隔Gを調整することができる。
次に、本実施例の優れた効果について説明する。
本実施例においても図1~図5Bに示した実施例と同様に静電容量センサを用いていないため、加工対象物30が非導電体である場合にも、間隔Gを計測することができる。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 レーザノズル
11 ノズルケース
12 光路分離素子
13 集光レンズ
14 穴
14A 穴の外周の像
15 光軸
20 カメラ
21 レンズ
22 レンズ駆動機構
23 撮像面
24 制御回路
25 光軸
30 加工対象物
31 基準マーク
31A 基準マークの像
35 加工点の進行方向を表す矢印
40 制御装置
50 移動機構
51 支持ユニット
52 多軸移動ステージ
55 昇降機構
56 XYステージ
57 門型フレーム
70 支持機構
71 把持装置
72 支持部
73 把持部
74 モータ
100 共通ベース
101 移動機構支持部
102 架台
102A 天板
102B 脚部
J1 第1関節
J2 第2関節
J3 第3関節
L1 下腕
L2 上腕
L3 手首
LB 加工用のレーザビーム
RJ 回転関節
SJ1 全体旋回関節
SJ2 旋回関節

Claims (8)

  1. 加工対象物に対向してレーザビームを照射するレーザノズルと、加工対象物の表面の画像を取得するカメラとを備えたレーザ加工装置の制御装置であって、
    前記カメラで加工対象物の表面にピントを合わせたときの前記カメラの光学部品の位置情報に基づいて、前記レーザノズルと加工対象物との間隔を算出する制御装置。
  2. 前記レーザ加工装置は、前記レーザノズルと加工対象物との間隔を変化させる移動機構を含み、
    前記レーザノズルと加工対象物との間隔を計測した結果に基づいて前記移動機構を制御し、前記レーザノズルと加工対象物との間隔を目標値に近付ける請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記移動機構は、加工対象物の表面に沿う方向に前記レーザノズルを相対的に移動させる機能を有し、
    加工対象物の表面に基準マークが設けられており、
    前記カメラで撮像された画像から前記基準マークの像を検出し、前記レーザノズルと加工対象物との面内方向の位置合わせを行う請求項2に記載の制御装置。
  4. 加工対象物にレーザビームを照射するレーザノズルと、
    加工対象物の表面にピントを合わせるオートフォーカス機能を持つカメラと、
    前記カメラが加工対象物の表面にピントを合わせたときの前記カメラの光学部品の位置情報に基づいて、前記レーザノズルと加工対象物との間隔を算出する制御装置と
    を有するレーザ加工装置。
  5. 前記レーザノズルの先端の穴を通ってレーザビームが出力され、
    前記カメラは、前記レーザノズルの先端の穴を通して加工対象物の表面を撮像し、
    さらに、加工対象物の表面から前記レーザノズルの先端の穴を通って前記レーザノズルの中に導入された光を、レーザビームの光路から分離して前記カメラまで導く光路分離素子と
    を有する請求項4に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記レーザノズルの先端の穴を通ってレーザビームが出力され、
    前記カメラで撮像される箇所は、前記レーザビームの入射位置からずれている請求項4に記載のレーザ加工装置。
  7. さらに、前記制御装置から制御されて、加工対象物と前記レーザノズルとの間隔を変化させる移動機構を有し、
    前記制御装置は、前記カメラで加工対象物の表面にピントを合わせたときの前記カメラの光学部品の位置情報に基づいて、前記レーザノズルと加工対象物との間隔を算出し、算出した結果に基づいて前記移動機構を制御して、加工対象物と前記レーザノズルとの間隔を目標値に近付ける請求項4乃至6のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  8. レーザノズルから加工対象物にレーザビームを照射してレーザ加工を行うレーザ加工方法であって、
    カメラで、前記加工対象物の表面にオートフォーカスさせたときの前記カメラの光学部品の位置情報に基づいて、前記レーザノズルと前記加工対象物との間隔を算出し、
    前記加工対象物のレーザ加工前またはレーザ加工中に、前記レーザノズルと前記加工対象物との間隔を算出した結果に基づいて、前記レーザノズルと前記加工対象物との間隔を目標値に近付けるレーザ加工方法。
JP2020115640A 2020-07-03 2020-07-03 レーザ加工装置の制御装置、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法 Pending JP2022013223A (ja)

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WO2024062737A1 (ja) * 2022-09-21 2024-03-28 株式会社アマダ レーザ溶接機及び溶接ヘッドの高さ位置調整方法
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