JP2022009989A - 基板処理装置、基板処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

Figure 2022009989000001
【課題】基板の表面に形成された有機被膜に対するアッシング処理の均一性向上に有効な基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置1は、有機被膜を表面Waに有するウェハWを保持して回転させる回転保持部30と、ウェハWの表面に有機被膜のアッシング用の光を照射する光照射部40と、ウェハWと光照射部40との間を通過するように酸素含有ガスの気流を形成する気流形成部50と、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に上記気流を形成している状態にてウェハWの表面Waに上記光を照射するように光照射部40を制御する照射制御部114と、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に上記気流を形成しており光照射部40がウェハWの表面に上記光を照射している状態にてウェハWを回転させるように回転保持部30を制御する回転制御部115と、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、基板処理装置、基板処理方法、及び記憶媒体に関する。
特許文献1には、被処理膜が形成された基板を、気体の流速が10cm/秒以下である酸素含有雰囲気の処理室内に配置し、当該基板に紫外線を照射して被処理膜の一部を除去する基板処理方法が開示されている。
特開2016-27617号公報
本開示は、基板の表面に形成された有機被膜に対するアッシング処理の均一性向上に有効な基板処理装置及び基板処理方法を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る基板処理装置は、有機被膜を表面に有する基板を保持して回転させる回転保持部と、回転保持部により保持された基板の表面に有機被膜のアッシング用の光を照射する光照射部と、回転保持部により保持された基板と光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成する気流形成部と、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該基板の表面にアッシング用の光を照射するように光照射部を制御する照射制御部と、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部が当該基板の表面にアッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させるように回転保持部を制御する回転制御部と、を備える。
この基板処理装置によれば、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該基板の表面にアッシング用の光が照射される。このため、アッシング用の光の照射中に、基板と光照射部との間に継続的に酸素が供給されるので、所望のレベルまで容易にアッシングを進行させることができる。更に、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部が当該基板の表面にアッシング用の光を照射している状態にて、当該基板が回転する。このため、気流に起因するアッシングの斑が抑制される。従って、アッシングの均一性向上に有効である。
基板処理装置は、基板の裏面に対向するように回転保持部に設けられ、当該基板と共に回転する熱板と、基板の径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、温度分布を調節するように熱板を制御する加熱制御部と、を更に備えていてもよい。気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部が当該基板の表面にアッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させる構成によれば、特に、基板の周方向におけるアッシングの均一性向上に有効である。これに加え、基板の径方向に並ぶ領域ごとに温度分布を調節する構成により、基板の径方向におけるアッシングの均一性も向上させることができる。
照射制御部は、基板の径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、アッシング用の光の照射量を調節するように光照射部を制御してもよい。この場合、基板の径方向に並ぶ領域ごとにアッシング用の光の照射量を調節する構成により、基板の径方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。
基板処理装置は、回転保持部に保持された基板と、光照射部との間の距離を変更する距離変更部と、基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該基板と光照射部との距離が互いに異なる複数条件下でアッシング用の光が照射されるように、当該基板と光照射部との間の距離を変更するように距離変更部を制御する距離変更制御部と、を更に備えていてもよい。この場合、基板と光照射部との間の距離を変更することにより、気流方向における酸素濃度の分布を変更し、気流方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。
基板処理装置は、酸素含有ガスに酸素を添加する酸素添加部と、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部が当該基板の表面に光を照射している状態にて、基板と光照射部との間に進入する前の酸素含有ガスに酸素を添加するように酸素添加部を制御する添加制御部と、を更に備えていてもよい。この場合、酸素の添加により、気流の下流側における酸素の不足を抑制し、気流方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。このため、例えば中央部のアッシングの進行が外周部のアッシングの進行より小さくなる条件において、その差異を酸素の添加により低減することができる。
酸素添加部は、酸素の添加用のガスを供給する供給口を有し、供給口は、基板と光照射部との間の中央に向かって開口していてもよい。この場合、酸素の添加用のガスが供給される際の流速により、気流の下流側への酸素の添加がより促進される。
光照射部は、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該基板と光照射部との間に進入する前の酸素含有ガスにもアッシング用の光を照射するように構成されていてもよい。この場合、基板と光照射部との間に酸素含有ガスが進入する前に酸素を活性化し、酸素含有ガスの進入直後における活性酸素の不足を抑制することで、気流方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。
回転制御部は、基板へのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、基板の回転速度を低下させるように回転保持部を制御してもよい。同一条件下におけるアッシングの進行速度(以下、単に「アッシングの進行速度」という。)は、時間の経過に伴って低下する傾向がある。基板の回転中にアッシングの進行速度が変化すると、基板の回転による均一性向上の作用が縮小する。これに対し、基板へのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて基板の回転速度を低下させることにより、アッシングの進行速度低下の影響を抑制し、上記均一性向上の作用の縮小を抑制することができる。
照射制御部は、基板へのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、アッシング用の光の照射量を増やすように光照射部を制御してもよい。この場合、基板へのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じてアッシング用の光の照射量を増やすことにより、アッシングの進行速度低下の影響を抑制し、上記均一性向上の作用の縮小を抑制することができる。
回転制御部は、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部が当該基板の表面にアッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を二回転以上回転させるように回転保持部を制御してもよい。この場合、基板が一回転する間におけるアッシングの進行速度の低下が小さくなる。これにより、上記均一性向上の作用の縮小を抑制することができる。
本開示の他の側面に係る基板処理方法は、有機被膜を表面に有する基板と、アッシング用の光を照射する光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成することと、基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流が形成されている状態にて、当該光照射部から当該基板の表面にアッシング用の光を照射することと、気流形成部が基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流が形成されており、光照射部が当該基板の表面にアッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させることと、を含む。
基板処理方法は、基板と光照射部との間に酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該基板と光照射部との距離が互いに異なる複数条件下でアッシング用の光が照射されるように、当該基板と光照射部との間の距離を変更することを更に含んでもよい。
本開示の更に他の側面に係る記憶媒体は、上記基板処理方法を装置に実行させるためのプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
本開示によれば、基板の表面に形成された有機被膜に対するアッシング処理の均一性向上に有効な基板処理装置及び基板処理方法を提供することができる。
基板処理装置の構成を模式的に示す斜視図である。 図1中のII-II線に沿う断面図である。 アッシングユニットの構成を模式的に示す断面図である。 熱板の模式的平面図である。 照射部の模式的斜視図である。 制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。 アッシングユニットによる処理手順を示すフローチャートである。 ウェハの搬入時におけるアッシングユニットの状態を示す模式図である。 アッシング処理手順を示すフローチャートである。 アッシング用の光の照射時におけるアッシングユニットの状態を示す模式図である。 アッシング処理手順の変形例を示すフローチャートである。 アッシング処理手順の他の変形例を示すフローチャートである。 アッシング処理手順の更に他の変形例を示すフローチャートである。 アッシング処理手順の更に他の変形例を示すフローチャートである。 ウェハと光照射部との間の距離を変更する際におけるアッシングユニットの状態を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
〔基板処理装置〕
本実施形態に係る基板処理装置1は、基板に対し、保護膜(有機被膜)の形成と、エッチングによる保護膜表面の平滑化とを行う装置である。処理対象の基板は、例えば半導体のウェハWである。保護膜は、例えばスピンオンカーボン(SOC)等の所謂ハードマスクである。図1及び2に示すように、基板処理装置1は、互いに隣接するキャリアブロック2及び処理ブロック3と、制御部100とを備える。
キャリアブロック2は、基板処理装置1内へのウェハWの導入及び基板処理装置1内からのウェハWの導出を行う。例えばキャリアブロック2は、ウェハW用の複数のキャリア11を支持可能であり、受け渡しアームA1を内蔵している。キャリア11は、例えば円形の複数枚のウェハWを収容する。受け渡しアームA1は、キャリア11からウェハWを取り出して処理ブロック3に渡し、処理ブロック3からウェハWを受け取ってキャリア11内に戻す。
処理ブロック3は、複数の液処理ユニットU1と、複数のアッシングユニットU2と、これらのユニットにウェハWを搬送する搬送アームA2とを有する。液処理ユニットU1は、ハードマスク形成用の処理液をウェハWの表面に供給して被膜を形成する処理(以下、「塗布処理」という。)を行う。アッシングユニットU2は、上記被膜をハードマスク化するための熱処理と、エッチングによりハードマスクの表面を平滑化する処理(以下、「エッチング処理」という。)とを行う。処理ブロック3内におけるキャリアブロック2側には棚部U10が設けられている。棚部U10は、上下方向に並ぶ複数のセルに区画されている。
制御部100は、ウェハWに対する塗布処理、熱処理、及びエッチング処理を実行するようにキャリアブロック2及び処理ブロック3を制御する。例えば制御部100は、まずキャリア11内のウェハWを棚部U10に搬送するように受け渡しアームA1を制御する。次に、制御部100は、棚部U10のウェハWを液処理ユニットU1に搬送するように搬送アームA2を制御し、当該ウェハWに塗布処理を施すように液処理ユニットU1を制御する。次に、制御部100は、ウェハWを液処理ユニットU1からアッシングユニットU2に搬送するように搬送アームA2を制御し、当該ウェハWに熱処理及びエッチング処理を施すようにアッシングユニットU2を制御する。次に、制御部100は、ウェハWをアッシングユニットU2から棚部U10に搬送するように搬送アームA2を制御し、当該ウェハWを棚部U10からキャリア11内に戻すように受け渡しアームA1を制御する。以上で一枚のウェハWに対する塗布処理、熱処理及びエッチング処理が完了する。
〔アッシングユニット〕
続いて、アッシングユニットU2について詳細に説明する。図3に示すように、アッシングユニットU2は、上記保護膜を表面Waに有するウェハWを保持して回転させる回転保持部30と、回転保持部30により保持されたウェハWの表面Waに保護膜のアッシング用の光を照射する光照射部40と、回転保持部30により保持されたウェハWと光照射部40との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成する気流形成部50と、を有する。より具体的な例として、アッシングユニットU2は、ケース20と、回転保持部30と、光照射部40と、気流形成部50と、支持部60と、距離変更部70と、酸素添加部80とを有する。
ケース20は、アッシングユニットU2の各構成要素を収容する。ケース20は、隔壁23と、出入口25と、シャッター26とを含む。隔壁23は、ケース20の内部を上側の第一空間21及び下側の第二空間22に区画する。第一空間21は、後述の光源41を収容し、第二空間22は、後述の気流形成部50、支持部60、距離変更部70及び酸素添加部80を収容する。出入口25は、第二空間22の側壁に設けられており、第二空間22内へのウェハWの搬入及び第二空間22内からのウェハWの搬出に用いられる。シャッター26は、例えば電動モータ又はエアシリンダ等を動力源として、出入口25の状態を開状態又は閉状態に切り替える。開状態は、出入口25を通したウェハWの搬入・搬出が可能な状態であり、閉状態は、出入口25を通したウェハWの搬入・搬出が不可となる状態である。シャッター26は、閉状態においても、出入口25を通した通気を可能とする。すなわちシャッター26は、通気用の開口を残した状態で出入口25を閉じる。
回転保持部30は、保持部31と、回転駆動部32とを有する。保持部31は、表面Waを上にして水平に配置されたウェハWを下方から保持する。保持部31は熱板33を含む。熱板33はウェハWの裏面Wbに対向するように設けられている。図4に示すように、熱板33は、ウェハWの径方向に並ぶ複数の加熱領域を含む。例えば熱板33は、ウェハWの中心から外周側に向って同心円状に並ぶ複数(図示では四つ)の加熱領域33a,33b,33c,33dを含む。加熱領域33a,33b,33c,33dは個別にヒータを内蔵している。これにより、加熱領域33a,33b,33c,33dごとに温度分布を調節することが可能となっている。
回転駆動部32は、保持部31が保持するウェハW及び熱板33を共に回転させる。例えば回転駆動部32は、電動モータ等を動力源とし、ウェハW及び熱板33の中心を通る鉛直な軸線回りに保持部31を回転させる。
図3に戻り、光照射部40は、光源41と、窓部42とを有する。光源41は、上述した第一空間21内に収容され、保持部31に保持されたウェハWの表面Waに有機被膜のアッシング用の光を照射する。アッシング用の光は、例えば波長10~300nmの紫外線である。光源41は、ウェハWの表面Waにおいて、少なくとも周方向に照度斑が生じるように配置されている。例えば光照射部40は、保持部31に保持されたウェハWに対向する面に沿った少なくとも一本の直管型の光源41を有する。図5に示すように、光照射部40は、水平面に沿って互いに平行に並ぶ複数本の光源41を有してもよい。図示において、光照射部40は4本の光源41を有しているがこれに限られない。例えば光照射部40は、より多くの光源41を有してもよい。窓部42は、隔壁23において保持部31に対応する位置に設けられており、光源41からの光を第二空間22側に透過させる。
図3に戻り、気流形成部50は、回転保持部30により保持されたウェハWと光照射部40との間を通過するように、酸素含有ガス(例えば空気)の気流を形成する。例えば気流形成部50は、第二空間22内において、窓部42とウェハWとの間を横切るように気流を形成する。具体的に、気流形成部50は、開口51と、排気口52とを有する。開口51は、上記シャッター26を閉じた状態にて出入口25に残される開口である。排気口52は、第二空間22の側壁において、出入口25の逆側に設けられている。気流形成部50は複数の排気口52を有してもよい。例えば気流形成部50は、出入口25の逆側において上下に並ぶ2つの排気口52を有する。各排気口52は、排気用のダクト53に接続されており、第二空間22内から第二空間22外に排気を導く。これにより、第二空間22内には、出入口25側から第二空間22の奥側に向う気流が形成される。この気流の一部が、窓部42とウェハWとの間を通過し、アッシングによる昇華物と共に排気口52から排出される。
ここで、上記光照射部40は、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該ウェハWと光照射部40との間に進入する前の酸素含有ガスにも光を照射するように構成されている。例えば、窓部42の周縁のうち、少なくとも開口51側の部分は、ウェハWの外周よりも外に張り出している。これにより、開口51からウェハWと光照射部40との間に向う酸素含有ガスに光源41からの光が照射される。なお、図3に示すように、窓部42の周縁は、全周に亘ってウェハWの外周よりも外に張り出していてもよい。
支持部60は、第二空間22内において保持部31の下方に設けられている。支持部60は、上方に突出しする複数の支持ピン61を含む。支持ピン61の先端部は、保持部31を通って熱板33の上に出没し、第二空間22内へのウェハWの搬入・搬出に際してウェハWを支持する。
距離変更部70は、回転保持部30に保持されたウェハWと、光照射部40との間の距離を変更する。例えば距離変更部70は、電動モータ又はエアシリンダ等を動力源として回転保持部30を昇降させる。距離変更部70が回転保持部30を上昇させるとウェハWと光照射部40との間の距離が小さくなり、距離変更部70が回転保持部30を下降させるとウェハWと光照射部40との間の距離が大きくなる。なお、距離変更部70は、支持部60の支持ピン61の先端部を熱板33の上に出没させる機構としても機能する。具体的に、距離変更部70が回転保持部30を下降させると、支持ピン61が保持部31を貫通し、支持ピン61の先端部が熱板33の上に突出する。
酸素添加部80は、開口51からウェハWと光照射部40との間に向う酸素含有ガスに酸素を添加する。例えば酸素添加部80は、開口51と、ウェハWの外周との間に開口するノズル81と、ノズル81に酸素を供給する酸素供給源82と、酸素供給源82からノズル81への流路を開閉するバルブ83とを含む。ノズル81の開口(供給口)は、ウェハWと光照射部40との間の中央に向かって開口していてもよい。なお、酸素供給源82は、少なくとも上記酸素含有ガスよりも酸素濃度の高いガスを酸素の添加用のガスとしてノズル81に供給するように構成されていることが好ましい。
このように構成されたアッシングユニットU2は、上述の制御部100により制御される。制御部100は、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射するように光照射部40を制御することと、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部40が当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射している状態(以下、「気流有りの照射状態」という。)にて、当該ウェハWを回転させるように回転保持部30を制御することと、を実行するように構成されている。
制御部100は、ウェハWの径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、温度分布を調節するように熱板33を制御することを更に実行するように構成されていてもよく、ウェハWの径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、アッシング用の光の照射量を調節するように光照射部40を制御することを更に実行するように構成されていてもよい。制御部100は、ウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該ウェハWと光照射部40との距離が互いに異なる複数条件下でアッシング用の光が照射されるように、ウェハWと光照射部40の間の距離を変更するように距離変更部70を制御することを更に実行するように構成されていてもよい。
制御部100は、気流有りの照射状態にて、ウェハWと光照射部40との間に進入する前の酸素含有ガスに酸素を添加するように酸素添加部80を制御することを更に実行するように構成されていてもよい。制御部100は、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、ウェハWの回転速度を低下させるように光照射部40を制御するように構成されていてもよく、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、アッシング用の光の照射量を増やすように光照射部40を制御するように構成されていてもよい。制御部100は、気流有りの照射状態にて、当該ウェハWを二回転以上回転させるように回転保持部30を制御するように構成されていてもよい。
例えば制御部100は、アッシングユニットU2を制御するための機能上の構成(以下、「機能モジュール」という。)として、加熱制御部111と、搬入・搬出制御部112と、距離変更制御部113と、照射制御部114と、回転制御部115と、添加制御部116と、レシピ記憶部117とを有する。
加熱制御部111は、ウェハWの径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、温度分布を調節するように熱板33を制御する。例えば加熱制御部111は、温度分布が均一である場合にアッシングの進行速度が高くなる領域に対応する加熱領域の温度を低くし、温度分布が均一である場合にアッシングの進行速度が低くなる領域に対応する加熱領域の温度を高くするように熱板33を制御する。搬入・搬出制御部112は、第二空間22内へのウェハWの搬入及び搬出を行うようにシャッター26、距離変更部70及び搬送アームA2を制御する。
距離変更制御部113は、ウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該ウェハWと光照射部40との距離が互いに異なる複数条件下でアッシング用の光が照射されるように、ウェハWと光照射部40との間の距離を変更するように距離変更部70を制御する。気流形成部50と光照射部40との間の距離が大きくなると、気流の下流側に酸素が届きやすくなる。このため、気流形成部50と光照射部40との間の距離が大きくなると、気流の下流側におけるアッシングの進行が速くなる傾向がある。距離変更制御部113は、ウェハWの外周部(外周の近傍部分)に比較して中央部(中心を含む部分)におけるアッシングの進行が大きくなる第一距離と、ウェハWの外周部に比較して中央部におけるアッシングの進行が小さくなる第二距離とを含む範囲で、気流形成部50と光照射部40との間の距離を変更する。
照射制御部114は、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射するように光照射部40を制御する。照射制御部114は、ウェハWの径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、アッシング用の光の照射量を調節するように光照射部40を制御してもよい。例えば照射制御部114は、照射量が均一である場合にアッシングの進行速度が高くなる領域への照射量を少なくし、照射量が均一である場合にアッシングの進行速度が低くなる領域への照射量を多くするように光照射部40を制御する。照射制御部114は、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、アッシング用の光の照射量を増やすように前記光照射部を制御する。
回転制御部115は、気流有りの照射状態にて、当該ウェハWを回転させるように回転保持部30を制御する。回転制御部115は、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、ウェハWの回転速度を低下させるように回転保持部30を制御してもよい。回転制御部115は、気流有りの照射状態にて、当該ウェハWを二回転以上回転させるように回転保持部30を制御してもよい。
添加制御部116は、気流有りの照射状態にて、ウェハWと光照射部40との間に進入する前の酸素含有ガスに酸素を添加するように酸素添加部80を制御する。
レシピ記憶部117は、予め設定された制御用パラメータを記憶する。当該制御用パラメータは、加熱制御部111の制御用に予め設定された熱板33の制御目標値(例えば、各加熱領域の温度目標値等)、距離変更制御部113の制御用に予め設定された距離変更部70の制御目標値(例えば、保持部31の高さ目標値等)、照射制御部114の制御用に予め設定された光照射部40の制御目標値(例えば、各光源41の光量目標値等)、回転制御部115の制御用に予め設定された回転保持部30の制御目標値(例えば、保持部31の回転速度目標値、回転回数等)、等を含む。
制御部100は、一つ又は複数の制御用コンピュータにより構成される。例えば制御部100は、図6に示す回路120を有する。回路120は、一つ又は複数のプロセッサ121と、メモリ122と、ストレージ123と、入出力ポート124とを有する。ストレージ123は、例えばハードディスク等、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を有する。記憶媒体は、後述の基板処理手順をアッシングユニットU2に実行させるためのプログラムを記憶している。記憶媒体は、不揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク及び光ディスク等の取り出し可能な媒体であってもよい。メモリ122は、ストレージ123の記憶媒体からロードしたプログラム及びプロセッサ121による演算結果を一時的に記憶する。プロセッサ121は、メモリ122と協働して上記プログラムを実行することで、上述した各機能モジュールを構成する。入出力ポート124は、プロセッサ121からの指令に従って、熱板33、シャッター26、搬送アームA2、回転保持部30、光照射部40、距離変更部70、酸素添加部80との間で信号の入出力を行う。なお、制御部100のハードウェア構成は、必ずしもプログラムにより各機能モジュールを構成するものに限られない。例えば制御部100の各機能モジュールは、専用の論理回路又はこれを集積したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成されていてもよい。
〔基板処理方法〕
続いて、基板処理方法の一例として、アッシングユニットU2が実行する基板処理手順を説明する。この基板処理手順は、ウェハWと光照射部40との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成することと、ウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流が形成されている状態にて、当該光照射部40から当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射することと、気流有りの照射状態にて、当該ウェハWを回転させることと、を含む。以下、図7~15を参照し、基板処理手順を具体的に例示する。なお、図7~15の手順は、気流形成部50による気流の形成が継続された状態(すなわち、排気口52からの排気が継続された状態)で実行されるものとする。
図7に示すように、制御部100は、まずステップS01,S02を実行する。ステップS01では、加熱制御部111が、レシピ記憶部117に記憶された熱処理用の温度目標値に従って、各加熱領域の温度調節を開始するように熱板33を制御する。ステップS02では、搬入・搬出制御部112が、ウェハWを第二空間22内に搬入するための制御を実行する。
例えば、搬入・搬出制御部112は、出入口25の状態を閉状態から開状態に切り替えるようにシャッター26を制御し、支持ピン61の先端部が熱板33上に突出する位置(以下、「搬入・搬出用の位置」という。)まで保持部31を下降させるように距離変更部70を制御する。その後、搬入・搬出制御部112は、出入口25を通してウェハWを第二空間22内に搬入し、表面Waを上にして支持ピン61の上に水平に配置するように搬送アームA2を制御する(図8の(a)参照)。その後、搬入・搬出制御部112は、出入口25の状態を開状態から閉状態に切り替えるようにシャッター26を制御し、支持ピン61の先端が熱板33よりも下に位置するまで保持部31を上昇させるように距離変更部70を制御する(図8の(b)参照)。これにより、ウェハWが熱板33上に配置され、熱板33によるウェハWの加熱が開始される。
次に、制御部100は、ステップS03,S04,S05を実行する。ステップS03では、加熱制御部111が、レシピ記憶部117に記憶された所定時間の経過を待機する。所定時間は、上記有機被膜のハードマスク化を十分に進行させる観点にて予め設定されている。ステップS04は、ウェハWの表面Waの有機被膜にアッシング用の光を照射するアッシング処理を含む。アッシング処理の具体的手順については後述する。次に、制御部100はステップS05を実行する。ステップS05では、処理対象の全ウェハWの処理が完了したか否かを搬入・搬出制御部112が確認する。
ステップS05において、全ウェハWの処理が完了していないと判定した場合、制御部100はステップS06を実行する。ステップS06では、搬入・搬出制御部112が、ウェハWを第二空間22内から搬出し、次のウェハWを第二空間22内に搬入するための制御を実行する。例えば、搬入・搬出制御部112は、出入口25の状態を閉状態から開状態に切り替えるようにシャッター26を制御し、上記搬入・搬出用の位置まで保持部31を下降させるように距離変更部70を制御する。その後、搬入・搬出制御部112は、出入口25を通してウェハWを第二空間22内から搬出し、出入口25を通して次のウェハWを第二空間22内に搬入し、表面Waを上にして支持ピン61の上に水平に配置するように搬送アームA2を制御する。その後、搬入・搬出制御部112は、出入口25の状態を開状態から閉状態に切り替えるようにシャッター26を制御し、支持ピン61の先端が熱板33よりも下に位置するまで保持部31を上昇させるように距離変更部70を制御する(図8の(b)参照)。ステップS06の次に、制御部100は処理をステップS03に戻す。以後、全ウェハWの処理が完了するまで、熱処理及びアッシング処理が繰り返される。
ステップS05において、全ウェハWの処理が完了したと判定した場合、制御部100はステップS07,S08を実行する。ステップS07では、搬入・搬出制御部112が、ウェハWを第二空間22内から搬出するための制御を実行する。例えば、搬入・搬出制御部112は、出入口25の状態を閉状態から開状態に切り替えるようにシャッター26を制御し、上記搬入・搬出用の位置まで保持部31を下降させるように距離変更部70を制御する。その後、搬入・搬出制御部112は、出入口25を通してウェハWを第二空間22内から搬出するように搬送アームA2を制御する。その後、搬入・搬出制御部112は、出入口25の状態を開状態から閉状態に切り替えるようにシャッター26を制御する。ステップS08では、加熱制御部111が、加熱を停止するように熱板33を制御する。以上で、制御部100によるアッシングユニットU2の制御手順が完了する。
(アッシング処理手順)
続いて、上記ステップS04のアッシング処理の具体的手順を例示する。図9に示すように、制御部100は、まずステップS11,S12,S13を実行する。ステップS11では、加熱制御部111が、レシピ記憶部117に記憶されたアッシング処理用の温度目標値に従って、各加熱領域の温度を変更するように熱板33を制御する。アッシング処理用の温度目標値は、温度分布が均一である場合にアッシングの進行速度が高くなる領域に対応する加熱領域の温度を低くし、温度分布が均一である場合にアッシングの進行速度が低くなる領域に対応する加熱領域の温度を高くするように予め設定されている。ステップS12では、回転制御部115が、回転駆動部32による保持部31の回転駆動を開始するように回転保持部30を制御する。これにより、ウェハW及び熱板33の回転が開始される。ステップS13では、照射制御部114が、光源41を点灯させるように光照射部40を制御する。
次に、制御部100はステップS14を実行する。ステップS14では、回転制御部115が、光源41の点灯開始の後にウェハWが一回転したか(ウェハWの回転角度が360°に達したか)否かを確認する。ステップS14において、ウェハWは未だ一回転していないと判定した場合、制御部100はステップS15を実行する。ステップS15では、回転制御部115が、レシピ記憶部117に記憶された減速ピッチにて保持部31の回転速度を低下させるように回転保持部30を制御する。
ここで、同一条件下におけるアッシングの進行速度(以下、単に「アッシングの進行速度」という。)は、時間の経過に伴って低下する傾向がある。ウェハWの回転中にアッシングの進行速度が低下すると、ウェハWの回転による均一性向上の作用が縮小する。これに対し、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じてウェハWの回転速度を低下させることにより、アッシングの進行速度低下の影響を抑制し、上記均一性向上の作用の縮小を抑制することができる。上記減速ピッチは、アッシングの進行速度低下の影響を抑制し得るように予め設定されている。
ステップS15の次に、制御部100は処理をステップS14に戻す。以後、ウェハWが一回転するまで、回転制御部115は、上記気流有りの照射状態にて、回転速度を徐々に低下させながら回転駆動部32によるウェハWの回転を継続するように回転保持部30を制御する(図10参照)。
ステップS14において、ウェハWは一回転したと判定した場合、制御部100はステップS16,S17,S18,S19を実行する。ステップS16では、照射制御部114が、光源41を消灯させるように光照射部40を制御する。ステップS17では、回転制御部115が、回転駆動部32による保持部31の回転駆動を停止するように回転保持部30を制御する。ステップS18では、回転制御部115が、ステップS12の実行前の位置まで保持部31を逆回転させるように回転保持部30を制御する。ステップS19では、加熱制御部111が、各加熱領域の温度を上記熱処理用の温度に戻すように熱板33を制御する。以上でアッシング処理が完了する。
なお、ステップS15では、保持部31の回転速度の低下に代えて、照射制御部114が、レシピ記憶部117に記憶された増加ピッチにてアッシング用の光の照射量を増やすように光照射部40を制御してもよい。この増加ピッチは、上述のアッシングの進行速度低下の影響を抑制し得るように予め設定されている。また、ステップS15では、レシピ記憶部117に記憶された減速ピッチにて保持部31の回転速度を低下させることと、レシピ記憶部117に記憶された増加ピッチにてアッシング用の光の照射量を増やすこととの両方が実行されてもよい。更に、回転制御部115は、ステップS15を実行せずに、実質的に一定の回転速度で回転駆動部32によるウェハWの回転を継続するように回転保持部30を制御してもよい。以下、アッシング処理手順の他の変形例を更に示す。
(第一変形例)
図11のステップS31~S37は、図9のアッシング手順から温度調節に係るステップS11,S19を省略し、代わりに光量分布を調節して光源41を点灯させるようにした手順を示している。ステップS31~S37は、ステップS12~S18にそれぞれ対応している。
光源41の点灯に係るステップS32では、照射制御部114が、レシピ記憶部117に記憶されたアッシング処理用の光量分布にて、各光源41を点灯させるように光照射部40を制御する。アッシング処理用の光量分布は、照射量が均一である場合にアッシングの進行速度が高くなる領域への照射量を少なくし、照射量が均一である場合にアッシングの進行速度が低くなる領域への照射量を多くするように設定されている。ステップS31及びステップS33~S37は、ステップS12及びステップS14~S18と同じである。なお、温度調節に係るステップS11,S19と、照射量調節に係るステップS32とを組み合わせて実行してもよい。
(第二変形例)
図12のステップS41~S49は、図9のアッシング手順から温度調節に係るステップS11,S19を省略し、代わりに酸素添加部80による酸素の添加に係るステップS41,S48を追加した手順を示している。ステップS42~S47及びステップS49は、ステップS12~S18と同じである。酸素の添加開始に係るステップS41では、添加制御部116が、バルブ83を開くように酸素添加部80を制御する。これにより、酸素含有ガスへの酸素の添加が開始される。酸素の添加停止に係るステップS48では、添加制御部116が、バルブ83を閉じるように酸素添加部80を制御する。これにより、酸素含有ガスへの酸素の添加が停止される。
図12は、ウェハWの回転開始に係るステップS42の前に酸素の添加開始に係るステップS41を実行し、ウェハWの回転停止に係るステップS47とウェハWの逆回転に係るステップS49との間でステップS48を実行する場合を例示しているが、これに限られない。酸素の添加開始に係るステップS41は、少なくとも光源41の点灯に係るステップS43以前に実行されればよく、酸素の添加停止に係るステップS48は、少なくとも光源41の消灯に係るステップS46以後に実行されればよい。なお、温度調節に係るステップS11,S19と、第一変形例の照射量調節に係るステップS32と、第二変形例の酸素の添加に係るステップS41,S48とを組み合わせて実行してもよい。
(第三変形例)
図13のステップS51~S59は、光源41の点灯中においてウェハWを二回転以上回転させるように、図9のステップS11~S19を改変した手順を示している。図13に示すように、制御部100は、まずステップS11,S12,S13と同様のステップS51,S52,S53を実行する。ステップS51では、加熱制御部111が、レシピ記憶部117に記憶されたアッシング処理用の温度目標値に従って、各加熱領域の温度を変更するように熱板33を制御する。ステップS52では、回転制御部115が、回転駆動部32による保持部31の回転駆動を開始するように回転保持部30を制御する。ステップS53では、照射制御部114が、光源41を点灯させるように光照射部40を制御する。
次に、制御部100はステップS54を実行する。ステップS54では、光源41の点灯開始の後にウェハWが一回転するのを回転制御部115が待機する。次に、制御部100は、ステップS16,S17と同様のステップS55,S56を実行する。ステップS55では、照射制御部114が、光源41を消灯させるように光照射部40を制御する。ステップS56では、回転制御部115が、回転駆動部32による保持部31の回転駆動を停止するように回転保持部30を制御する。
次に、制御部100はステップS57を実行する。ステップS57では、ウェハWの回転回数がレシピ記憶部117に記憶された設定回数に達したか否かを回転制御部115が確認する。設定回数は、二回以上の値に予め設定されている。ステップS57において、ウェハWの回転回数は上記設定回数に達していないと判定した場合、制御部100はステップS58を実行する。ステップS58では、回転制御部115が、回転方向を逆転させ、回転駆動部32による保持部31の回転駆動を開始するように回転保持部30を制御する。ステップS58の次に、制御部100は処理をステップS53に戻す。以後、ウェハWの回転回数が上記設定回数に達するまで、光源41の点灯中においてウェハWを一回転させることが繰り返される。
ステップS57において、ウェハWの回転回数が上記設定回数に達したと判定した場合、制御部100はステップS19と同様のステップS59を実行する。ステップS59では、加熱制御部111が、各加熱領域の温度を上記熱処理用の温度に戻すように熱板33を制御する。以上でアッシング処理が完了する。
なお、ステップS51~59にて例示した改変と同様に、第一変形例に係る手順においてウェハWの回転回数を二回転以上にしてもよいし、第二変形例に係る手順においてウェハWの回転回数を二回転以上にしてもよい。更に、温度調節に係るステップS11,S19と、第一変形例の照射量調節に係るステップS32と、第二変形例の酸素の添加に係るステップS41,S48とを組み合わせた手順においてウェハWの回転回数を二回転以上にしてもよい。また、回転制御部115は、一回転ごとに回転駆動部32による保持部31の回転速度を小さくするように回転保持部30を制御してもよい。更に、照射制御部114は、一回転ごとにアッシング用の光の照射量を増やすように光照射部40を制御してもよい。
(第四変形例)
図14のステップS61~S68は、図13のアッシング手順から温度調節に係るステップS51,S59を省略し、代わりにウェハWと光照射部40との間の距離を一回転ごとに変更するステップS67を追加した手順を示している。ステップS61~ステップS66及びステップS68は、図13のステップS52~S58と同じである。制御部100は、ウェハWの回転停止に係るステップS65と、ウェハWの逆回転開始に係るステップS68との間でステップS67を実行する。ステップS67では、距離変更制御部113が、レシピ記憶部117に記憶された制御目標値に従って、ウェハWと光照射部40との間の距離を変更するように距離変更部70を制御する(図15の(a)及び(b)参照)。当該制御目標値は、上記第一距離及び第二距離を含む範囲でウェハWと光照射部40との間の距離を変更させるように予め設定されている。なお、距離変更に係るステップS67は、第三変形例において例示したいずれの手順にも組み合わせ可能である。
〔本実施形態の効果〕
以上に説明したように、基板処理装置1は、有機被膜を表面Waに有するウェハWを保持して回転させる回転保持部30と、回転保持部30により保持されたウェハWの表面Waに有機被膜のアッシング用の光を照射する光照射部40と、回転保持部30により保持されたウェハWと光照射部40との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成する気流形成部50と、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射するように光照射部40を制御する照射制御部114と、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部40が当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射している状態にて、当該ウェハWを回転させるように回転保持部30を制御する回転制御部115と、を備える。
この基板処理装置1によれば、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光が照射される。このため、アッシング用の光の照射中に、ウェハWと光照射部40との間に継続的に酸素が供給されるので、所望のレベルまで容易にアッシングを進行させることができる。更に、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部40が当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射している状態にて、当該ウェハWが回転する。このため、気流に起因するアッシングの斑が抑制される。従って、アッシングの均一性向上に有効である。
基板処理装置1は、ウェハWの裏面Wbに対向するように回転保持部30に設けられ、当該ウェハWと共に回転する熱板33と、ウェハWの径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、温度分布を調節するように熱板33を制御する加熱制御部111と、を更に備えていてもよい。気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部40が当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射している状態にて、当該ウェハWを回転させる構成によれば、特に、ウェハWの周方向におけるアッシングの均一性向上に有効である。これに加え、ウェハWの径方向に並ぶ領域ごとに温度分布を調節する構成により、ウェハWの径方向におけるアッシングの均一性も向上させることができる。
照射制御部114は、ウェハWの径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、アッシング用の光の照射量を調節するように光照射部40を制御してもよい。この場合、ウェハWの径方向に並ぶ領域ごとにアッシング用の光の照射量を調節する構成により、ウェハWの径方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。
基板処理装置1は、回転保持部30に保持されたウェハWと、光照射部40との間の距離を変更する距離変更部70と、ウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該ウェハWと光照射部40との距離が互いに異なる複数条件下でアッシング用の光が照射されるように、ウェハWと光照射部40との間の距離を変更するように距離変更部70を制御する距離変更制御部113と、を更に備えていてもよい。この場合、ウェハWと光照射部40との間の距離を変更することにより、気流方向における酸素濃度の分布を変更し、気流方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。
基板処理装置1は、酸素含有ガスに酸素を添加する酸素添加部80と、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部40が当該ウェハWの表面Waに光を照射している状態にて、ウェハWと光照射部40との間に進入する前の酸素含有ガスに酸素を添加するように酸素添加部80を制御する添加制御部116と、を更に備えていてもよい。この場合、酸素の添加により、気流の下流側における酸素の不足を抑制し、気流方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。このため、例えば中央部のアッシングの進行が外周部のアッシングの進行より小さくなる条件において、その差異を酸素の添加により低減することができる。
酸素添加部80は、酸素の添加用のガスを供給する供給口を有し、供給口は、ウェハWと光照射部40との間の中央に向かって開口していてもよい。この場合、酸素の添加用のガスが供給される際の流速により、気流の下流側への酸素の添加がより促進される。
光照射部40は、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該ウェハWと光照射部40との間に進入する前の酸素含有ガスにもアッシング用の光を照射するように構成されていてもよい。この場合、ウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスが進入する前に酸素を活性化し、酸素含有ガスの進入直後における活性酸素の不足を抑制することで、気流方向におけるアッシングの均一性を向上させることができる。
回転制御部115は、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、ウェハWの回転速度を低下させるように回転保持部30を制御してもよい。同一条件下におけるアッシングの進行速度(以下、単に「アッシングの進行速度」という。)は、時間の経過に伴って低下する傾向がある。ウェハWの回転中にアッシングの進行速度が低下すると、ウェハWの回転による均一性向上の作用が縮小する。これに対し、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じてウェハWの回転速度を低下させることにより、アッシングの進行速度低下の影響を抑制し、上記均一性向上の作用の縮小を抑制することができる。
照射制御部114は、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、アッシング用の光の照射量を増やすように光照射部40を制御してもよい。この場合、ウェハWへのアッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じてアッシング用の光の照射量を増やすことにより、アッシングの進行速度低下の影響を抑制し、上記均一性向上の作用の縮小を抑制することができる。
回転制御部115は、気流形成部50がウェハWと光照射部40との間に酸素含有ガスの気流を形成しており、光照射部40が当該ウェハWの表面Waにアッシング用の光を照射している状態にて、当該ウェハWを二回転以上回転させるように回転保持部30を制御してもよい。この場合、ウェハWが一回転する間におけるアッシングの進行速度の低下が小さくなる。これにより、上記均一性向上の作用の縮小を抑制することができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。基板処理装置1における処理対象の基板は、半導体ウェハに限られず、例えばガラス基板、マスク基板、FPD(Flat Panel Display)等であってもよい。
1…基板処理装置、30…回転保持部、33…熱板、40…光照射部、50…気流形成部、70…距離変更部、80…酸素添加部、111…加熱制御部、113…距離変更制御部、114…照射制御部、115…回転制御部、116…添加制御部、W…ウェハ(基板)、Wa…表面、Wb…裏面。

Claims (12)

  1. 有機被膜を表面に有する基板を保持して回転させる回転保持部と、
    前記回転保持部により保持された前記基板の表面に前記有機被膜のアッシング用の光を照射する光照射部と、
    前記回転保持部により保持された前記基板と前記光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成する気流形成部と、
    前記気流形成部が前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射するように光照射部を制御する照射制御部と、
    前記気流形成部が前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流を形成しており、前記光照射部が当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させるように前記回転保持部を制御する回転制御部と、を備え、
    前記回転制御部は、前記基板への前記アッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、前記基板の回転速度を低下させるように前記回転保持部を制御する基板処理装置。
  2. 有機被膜を表面に有する基板を保持して回転させる回転保持部と、
    前記回転保持部により保持された前記基板の表面に前記有機被膜のアッシング用の光を照射する光照射部と、
    前記回転保持部により保持された前記基板と前記光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成する気流形成部と、
    前記気流形成部が前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射するように光照射部を制御する照射制御部と、
    前記気流形成部が前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流を形成しており、前記光照射部が当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させるように前記回転保持部を制御する回転制御部と、を備え、
    前記照射制御部は、前記基板への前記アッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、前記アッシング用の光の照射量を増やすように前記光照射部を制御する基板処理装置。
  3. 前記基板の裏面に対向するように前記回転保持部に設けられ、当該基板と共に回転する熱板と、
    前記基板の径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、温度分布を調節するように前記熱板を制御する加熱制御部と、を更に備える、請求項1又は2記載の基板処理装置。
  4. 前記照射制御部は、前記基板の径方向に並ぶ領域間におけるアッシングの進行の差異を削減する条件にて、前記アッシング用の光の照射量を調節するように前記光照射部を制御する、請求項1~3のいずれか一項記載の基板処理装置。
  5. 前記回転保持部に保持された前記基板と、前記光照射部との間の距離を変更する距離変更部と、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該基板と前記光照射部との距離が互いに異なる複数条件下で前記アッシング用の光が照射されるように、当該基板と前記光照射部との間の距離を変更するように前記距離変更部を制御する距離変更制御部と、を更に備える、請求項1~4のいずれか一項記載の基板処理装置。
  6. 前記光照射部は、前記気流形成部が前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該基板と前記光照射部との間に進入する前の前記酸素含有ガスにも前記アッシング用の光を照射するように構成されている、請求項1~5のいずれか一項記載の基板処理装置。
  7. 有機被膜を表面に有する基板を保持して回転させる回転保持部と、
    前記回転保持部により保持された前記基板の表面に前記有機被膜のアッシング用の光を照射する光照射部と、
    前記回転保持部により保持された前記基板と前記光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成する気流形成部と、
    前記回転保持部に保持された前記基板と、前記光照射部との間の距離を変更する距離変更部と、
    前記気流形成部が前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流を形成している状態にて、当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射するように光照射部を制御する照射制御部と、
    前記気流形成部が前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流を形成しており、前記光照射部が当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させるように前記回転保持部を制御する回転制御部と、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該基板と前記光照射部との間の距離を変更することで、前記気流の方向における酸素濃度の分布を変更するように前記距離変更部を制御する距離変更制御部と、を備える基板処理装置。
  8. 有機被膜を表面に有する基板と、アッシング用の光を照射する光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成することと、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されている状態にて、当該光照射部から当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射することと、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されており、前記光照射部が当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させることと、を含み、
    前記基板を回転させることは、前記基板への前記アッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、前記基板の回転速度を低下させることを含む基板処理方法。
  9. 有機被膜を表面に有する基板と、アッシング用の光を照射する光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成することと、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されている状態にて、当該光照射部から当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射することと、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されており、前記光照射部が当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させることと、を含み、
    前記アッシング用の光を照射することは、前記基板への前記アッシング用の光の照射開始時からの時間の経過に応じて、前記アッシング用の光の照射量を増やすことを含む基板処理方法。
  10. 前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該基板と前記光照射部との距離が互いに異なる複数条件下で前記アッシング用の光が照射されるように、前記基板と前記光照射部との間の距離を変更することを更に含む、請求項8又は9記載の基板処理方法。
  11. 有機被膜を表面に有する基板と、アッシング用の光を照射する光照射部との間を通過するように、酸素含有ガスの気流を形成することと、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されている状態にて、当該光照射部から当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射することと、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されており、前記光照射部が当該基板の表面に前記アッシング用の光を照射している状態にて、当該基板を回転させることと、
    前記基板と前記光照射部との間に前記酸素含有ガスの気流が形成されている状態において、当該基板と前記光照射部との間の距離を変更することで、前記気流の方向における酸素濃度の分布を変更することと、を含む基板処理方法。
  12. 請求項8~11のいずれか一項に記載の基板処理方法を装置に実行させるためのプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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