JP2022009356A - スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート - Google Patents

スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート Download PDF

Info

Publication number
JP2022009356A
JP2022009356A JP2021172379A JP2021172379A JP2022009356A JP 2022009356 A JP2022009356 A JP 2022009356A JP 2021172379 A JP2021172379 A JP 2021172379A JP 2021172379 A JP2021172379 A JP 2021172379A JP 2022009356 A JP2022009356 A JP 2022009356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melt adhesive
adhesive sheet
smart card
solder particles
hot melt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021172379A
Other languages
English (en)
Inventor
良介 小高
Ryosuke Odaka
盛男 関口
Morio Sekiguchi
博之 熊倉
Hiroyuki Kumakura
智幸 阿部
Tomoyuki Abe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dexerials Corp
Original Assignee
Dexerials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dexerials Corp filed Critical Dexerials Corp
Publication of JP2022009356A publication Critical patent/JP2022009356A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conductive Materials (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

【課題】優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができるスマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シートを提供する。【解決手段】カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シートを、カード部材10とICチップ20との間に介在させ、熱圧着させる。カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドにより、非共晶合金のはんだ濡れ性が向上し、優れた接続信頼性を得ることができる。これは、結晶性ポリアミドに存在するカルボキシル基によるフラックス効果であると考えられ、結果として、フラックス化合物の添加による接着層の弾性率の低下を防ぎ、優れた耐曲げ性を得ることができる。【選択図】図1

Description

本技術は、導電粒子含有ホットメルト接着シートを用いたスマートカードの製造方法及びスマートカードに関する。
近年、ICチップを搭載したスマートカードが普及している。スマートカードにICチップを搭載する方法の一例として、結晶性樹脂を含むバインダーに導電粒子を配合した異方性導電フィルムを用いることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に挙げられているように、ICチップを搭載したスマートカードには異方性導電フィルム(ACF)、異方性導電ペースト(ACP)などの接続材料が用いられることもある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、これらの技術は、導電粒子の接触により導通を得ているため、スマートカードを高温高湿などの信頼性試験に投入した際、樹脂の膨張により導通がとれなくなることがあった。
特開2017-117468号公報 特許第5964187号
本技術は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができるスマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シートを提供する。
本技術に係るスマートカードの製造方法は、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シートを、カード部材とICチップとの間に介在させ、熱圧着させる。
本技術に係るスマートカードは、カード部材と、ICチップと、前記カード部材と前記ICチップと接着する接着層とを備え、接着層が、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する。
本技術に係る導電粒子含有ホットメルト接着シートは、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する。
本技術によれば、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドにより、非共晶合金のはんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができる。
図1は、スマートカードの一例を示す概略斜視図である。 図2は、カード部材のICチップ領域の一例を示す上面図である。
以下、本技術の実施の形態について、図面を参照しながら下記順序にて詳細に説明する。
1.スマートカード
2.スマートカードの製造方法
3.導電粒子含有ホットメルト接着シート
4.第1の実施例
5.第2の実施例
<1.スマートカード>
本実施の形態に係るスマートカードは、カード部材と、ICチップと、カード部材とICチップと接着する接着層とを備え、接着層が、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有するものである。接着層が、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有することにより、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができる。
本明細書において、スマートカード(Smart card)は、情報(データ)の記録や演算をするために集積回路(IC:Integrated circuit)を組み込んだカードであり、「ICカード(Integrated circuit card)」、「チップカード(Chip card)」とも呼ばれる。また、スマートカードは、1つのICチップで、接触型、非接触型の2つのインターフェースを持つデュアルインターフェイスカードであってもよく、接触型ICチップと非接触型ICチップとが搭載されたハイブリッドカードであってもよい。他にも指紋認証素子を搭載した指紋認証カードや、バッテリー素子やディスプレイ素子を組み込んだワンタイムパスワード機能などを持ったカードであっても良い。これらのICチップや素子は、パッドを備え、カード部材側の電極になる部分と電気的に接合される。
図1は、スマートカードの一例を示す概略斜視図であり、図2は、カード部材のICチップ領域の一例を示す上面図である。スマートカードは、カード部材10と、ICチップ20とを備える。カード部材10は、第1の基材と、アンテナを備える第2基材と、第3の基材とがこの順番に積層された積層体である。ICチップ20は、表面に複数の接触端子21を有し、裏面に例えば全面に電極を有する。
第1の基材、第2の基材、及び第3の基材は、例えば、樹脂からなる複数の層が積層されて構成される。各層を構成する樹脂としては、例えば、リサイクル品を含むPVC(ポリ塩化ビニル)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PET-G、PC(ポリカーボネート)、環境に配慮された生分解性プラスチック(一例としてPLA(ポリ乳酸))、Ocean plasticと呼ばれる海に流入する前に回収されたプラスチック廃棄物で作られた基材などが挙げられる。基材を、複数の層から構成することにより、1つの層から構成する場合に比べて、剛性が必要以上に高くなるのを防ぐことができる。
第1の基材は、ICチップ20の形状に対応する開口11を有し、開口11は、第2の基材を露出させ、ICチップ領域を形成する。第2の基材は、第1の基材と第3の基材との間に配され、例えば樹脂からなる層の内部に、外周部を複数周回するアンテナパターン12を有する。また、第2の基材は、開口11に面するICチップ領域において、例えば埋設されたアンテナパターンの一部が露出するようにICチップ20の裏面に対応して削られ、凹部を形成する。すなわち、第2の基材の凹部は、開口11の形状に対応しており、ICチップ領域には、アンテナパターン12の第1の露出部12a及び第2の露出部12bが形成されている。アンテナパターン12の金属ワイヤーとしては、例えば銅線などが挙げられる。
また、第2の基材は、ICチップの領域に非貫通孔である溝や複数の孔を有することが好ましい。これにより、接着層の樹脂が溝や孔に流入し、接着層との密着力を向上させることができる。また、溝や孔の開口部の最短長さは、はんだ粒子の平均粒子径よりも小さいことが好ましい。具体的な溝や孔の開口部の最短長さの下限は、はんだ粒子の平均粒子径の20%以上であることが好ましく、30%以上であることがより好ましく、40%以上であることが特に好ましい。また、具体的な孔の開口部の最短長さの上限は、はんだ粒子の平均粒子径の80%以下であることが好ましく、70%以下であることがより好ましく、60%以下であることが特に好ましい。これにより、溝や孔にはんだ粒子が嵌まりやすくなり、はんだ粒子の捕捉性が向上し、ICチップとの優れた電気的接続を得ることができる。
接着層は、開口11のICチップ領域とICチップ20との間に介在し、ICチップ20とアンテナパターン12の第1の露出部12a及び第2の露出部12bとを電気的に接続する。
本実施の形態に係るスマートカードは、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する接着層を備えるため、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性を得ることができる。これは、結晶性ポリアミドに存在するカルボキシル基によるフラックス効果であると考えられ、結果として、フラックス化合物の添加による接着層の弾性率の低下を防ぎ、優れた耐曲げ性を得ることができる。また、非共晶合金のはんだ粒子は、共晶合金のはんだ粒子に比べ、熱圧着時の半溶融状態の時間が長いため、樹脂を十分に排除することができ、優れた接続信頼性を得ることができる。また、本実施の形態に係るスマートカードは、ICチップの回路(導通部)とアンテナパターンの回路(導通部)とが、はんだ粒子の溶融により金属結合しているため、湿熱試験におけるバインダーの吸湿による膨潤伸びを抑えることができ、優れた接続信頼性を得ることができる。なお、本技術は、一般的な異方性接合体に適用することもできる。また、本技術の適用範囲は、接合体の製造方法についても、略同様である。
<2.スマートカードの製造方法>
本実施の形態に係るスマートカードの製造方法は、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シートを、カード部材とICチップとの間に介在させ、熱圧着するものである。これにより、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができる。
以下、図1及び図2を参照して、ICチップの接続面に導電粒子含有ホットメルト接着シートを貼り付ける貼付工程(A)、カード部材のICチップ領域にICチップを載置する載置工程(B)、及び、ICチップとカード部材とを熱圧着する圧着工程(C)について説明する。
[貼付工程(A)]
貼付工程(A)では、ICチップ20の接続面(裏面)に、導電粒子含有ホットメルト接着シートを貼り付ける。貼付工程(A)は、導電粒子含有ホットメルト接着シートをICチップ20の接続面にラミネートするラミネート工程であってもよく、ICチップ20の接続面に導電粒子含有ホットメルト接着シートを低温で貼着する仮貼り工程であってもよい。
貼付工程(A)がラミネート工程である場合、加圧式ラミネータを用いても、真空加圧式ラミネータを用いてもよい。貼付工程(A)がラミネート工程であることにより、仮貼り工程に比べ、比較的広い面積を一括で搭載できる。また、貼付工程(A)が仮貼り工程である場合、従前の装置からツールの設置や変更といった最低限の変更だけですむため、経済的なメリットを得ることができる。
貼付工程(A)において、導電粒子含有ホットメルト接着シートに到達する温度は、バインダーが流動する温度以上、はんだが溶融する温度未満であることが好ましい。ここで、バインダーが流動する温度は、導電粒子含有ホットメルト接着シートの溶融粘度が100~1000000Pa・sとなる温度であってもよく、好ましくは1000~100000Pa・sとなる温度である。これにより、はんだ粒子の形状を維持した状態で導電粒子含有ホットメルト接着シートをICチップ20の接続面に貼付することができる。なお、導電粒子含有ホットメルト接着シートの溶融粘度は、例えば、回転式レオメーター(TA instrument社製)を用い、測定圧力5g、温度範囲30~200℃、昇温速度10℃/分、測定周波数10Hz、測定プレート直径8mm、測定プレートに対する荷重変動5gの条件で測定することができる。
[載置工程(B)]
載置工程(B)では、例えば吸着機構を備えるツールを用いてICチップ20をピックアップし、カード部材10のICチップ領域とICチップ20とを位置合わせし、導電粒子含有ホットメルト接着シートを介してICチップ20を載置する。
[圧着工程(C)]
圧着工程(C)では、圧着装置を用いて、ICチップ20とカード部材10とを熱圧着する。圧着工程(C)において、熱圧着の回数は、接続対象物に応じて設定すればよく、1回であってもよいが、複数回することが好ましい。これにより、導電粒子含有ホットメルト接着シートのバインダーを十分に排除させ、ICチップ20とアンテナパターン12の第1の露出部12a及び第2の露出部12bとを、はんだ粒子の溶融により金属結合させることができる。
圧着工程(C)における熱圧着温度は、導電粒子含有ホットメルト接着シートに到達する温度がはんだ粒子の融点以上であることが好ましい。ここで、融点は、固相線温度のことをいう。すなわち、圧着工程(C)における熱圧着温度は、導電粒子含有ホットメルト接着シートに到達する温度がはんだ粒子の固相線温度以上であることが好ましい。ここで、固相線は、固相と平衡にある液相の温度(融点)と固相の組成との関係を示す曲線である。具体的な導電粒子含有ホットメルト接着シートに到達する温度は、好ましくは120~160℃、より好ましくは120~155℃、さらに好ましくは120~150℃である。これにより、カード部材10やICチップ20の熱衝撃を抑制し、カード部材10の変形を防ぐことができる。
本実施の形態に係るスマートカードの製造方法は、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シートを用いているため、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性を得ることができる。これは、結晶性ポリアミドに存在するカルボキシル基によるフラックス効果であると考えられ、結果として、フラックス化合物の添加による接着層の弾性率の低下を防ぎ、優れた耐曲げ性を得ることができる。また、非共晶合金のはんだ粒子は、共晶合金のはんだ粒子に比べ、熱圧着時の半溶融状態の時間が長いため、樹脂を十分に排除することができ、優れた接続信頼性を得ることができる。また、本実施の形態に係るスマートカードの製造方法は、ICチップの導通部とアンテナパターンの導通部とを、はんだ粒子の溶融により金属結合させるため、湿熱試験におけるバインダーの吸湿による膨潤伸びを抑えることができ、優れた接続信頼性を得ることができる。
<3.導電粒子含有ホットメルト接着シート>
本施の形態に係る導電粒子含有ホットメルト接着シートは、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有するものである。これにより、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができる。
導電粒子含有ホットメルト接着シートの厚みの下限は、好ましくは10μm以上、より好ましくは20μm以上、より好ましくは30μm以上である。また、導電粒子含有ホットメルト接着シートの厚みの上限は、好ましくは100μm以下、より好ましくは80μm以下、さらに好ましくは60μm以下である。これにより、カード部材にICチップを熱圧着させるスマートカードの製造に好適に用いることができる。
[バインダー]
バインダーは、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを少なくとも含む。なお、結晶性樹脂は、例えば、示差走査熱量測定において、昇温過程で吸熱ピークを観察することにより確認することができる。
結晶性ポリアミドの末端カルボキシル基濃度は、0.5mgKOH/g以上であることが好ましく、1.0mgKOH/g以上であることがより好ましく、2.0mgKOH/g以上であることがさらに好ましい。また、結晶性ポリアミドの末端カルボキシル基濃度は、50mgKOH/g以下であっても、30mgKOH/g以下であっても、10mgKOH/g以下であってもよい。結晶性ポリアミドの末端カルボキシル基濃度は、例えばJISK 0070-1992やISO2114に準じて評価を行うことができる。カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドの市販品の具体例としては、例えば、アルケマ株式会社製の「HX2519」、「M1276」などが挙げられる。
バインダーがカルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを少なくとも含むことにより、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性を得ることができる。これは、結晶性ポリアミドに存在するカルボキシル基によるフラックス効果であると考えられ、結果として、フラックス化合物の添加による接着層の弾性率の低下を防ぎ、優れた耐曲げ性を得ることができる。
また、バインダーは、必要に応じてその他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、結晶性樹脂、非晶性樹脂など、目的に応じて適宜選択することができる。結晶性樹脂としては、結晶領域を有する樹脂であれば、特に制限はなく、例えば、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。ポリエステル樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などが挙げられ、ポリオレフィン樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレン樹脂などが挙げられる。また、非晶性樹脂としては、結晶性樹脂の説明において例示したものと同様のものが挙げられる。これらの中でも、低温かつ短時間での接着の観点から、その他の成分として結晶性ポリエステル樹脂を含むことが好ましい。
また、バインダーに占めるカルボキシル基を有する結晶性ポリアミドの割合は、10~100wt%であることが好ましく、30~100wt%であることがより好ましく、50~100wt%であることがさらに好ましい。これにより、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性を得ることができる。
[はんだ粒子]
はんだ粒子は、非共晶合金が用いられれば特に制限はなく、Sn、Bi、Ag、In、Cu、Sb、Pb、Znからなる群より選択される2種以上を含む合金であることが好ましい。はんだ粒子としては、例えば、JIS Z 3282-2017(対応国際規格:ISO9453:2014)に規定されている、Sn-Pb系、Pb-Sn-Sb系、Sn-Sb系、Sn-Pb-Bi系、Bi-Sn系、Sn-Bi-Cu系、Sn-Cu系、Sn-Pb-Cu系、Sn-In系、Sn-Ag系、Sn-Pb-Ag系、Pb-Ag系などの中から、端子材料や接続条件などに応じて適宜選択することができる。非共晶合金のはんだ粒子は、共晶合金のはんだ粒子に比べ、熱圧着時の半溶融状態の時間が長いため、樹脂を十分に排除することができ、優れた接続信頼性を得ることができる。なお、本明細書において、「非共晶合金」とは、共晶点を有さない合金のことを呼ぶ。
はんだ粒子の固相線温度(融点)の下限は、好ましくは120℃以上、より好ましくは130℃以上、さらに好ましくは135℃以上である。はんだ粒子の液相線温度の上限は、210℃以下でもよく、好ましくは200℃以下、より好ましくは195℃以下、さらに好ましくは190℃以下である。ここで、液相線は、固相と平衡にある液相の温度(融点)と液相の組成との関係を示す曲線である。また、はんだ粒子の固相線温度の上限は、155℃以下でもよく、好ましくは150℃以下、より好ましくは145℃以下、さらに好ましくは140℃以下である。また、はんだ粒子は、表面を活性化させる目的でフラックス化合物が直接表面に結合されていても構わない。表面を活性化させることで金属ワイヤーや電極との金属結合を促進することができる。
また、はんだ粒子は、固相線温度(融点)が155℃以下、好ましくは150℃以下であって、Sn-Bi-Cu合金、Sn-Bi-Ag合金、Sn-Bi合金、Sn-Pb-Bi合金、及びSn-In合金からなる群より選択される1種以上であることが好ましい。はんだ粒子の具体例としては、Sn30Bi0.5Cu、Sn30Bi、Sn40Bi、Sn50Bi、Sn58Bi、Sn40Bi0.1Cu、Sn43Pb14Bi、Sn20Inなどが挙げられる。これにより、優れた接続信頼性を得ることができる。
はんだ粒子の配合量の質量比範囲の下限は、バインダー100重量部に対して、好ましくは20質量部以上、より好ましくは40質量部以上、さらに好ましくは80質量部以上であり、はんだ粒子の配合量の質量比範囲の上限は、バインダー100重量部に対して、好ましくは500質量部以下、より好ましくは400質量部以下、さらに好ましくは300質量部以下である。
はんだ粒子の配合量が少なすぎると優れた導通性が得られなくなり、配合量が多すぎると十分な接着力が得られず、またICチップ内の絶縁性が損なわれ易くなり、優れた導通信頼性が得られ難くなる。なお、はんだ粒子がバインダー中に存在する場合には、体積比を用いてもよく、導電粒子含有ホットメルト接着シートを製造する場合(はんだ粒子がバインダーに存在する前)には、質量比を用いてもよい。質量比は、配合物の比重や配合比などから体積比に変換することができる。
また、はんだ粒子は、導電粒子含有ホットメルト接着シートの樹脂中に混練りされて分散されていてもよく、離間した状態に配置されていてもよい。この配置は、一定の規則で配置されていてもよい。規則的配置の態様としては、正方格子、六方格子、斜方格子、長方格子等の格子配列を挙げることができる。また、はんだ粒子は、複数個が凝集した凝集体として配置されていてもよい。この場合、導電粒子含有ホットメルト接着シートの平面視における凝集体の配置は、前述のはんだ粒子の配置と同様に、規則的配置でもランダム配置でもよい。
はんだ粒子の平均粒子径は、導電粒子含有ホットメルト接着シートの厚みの70%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。これにより、熱圧着時に容易にはんだ粒子をICチップの導通部とカード部材の導通部との間に挟持することができ、金属結合させることができる。
はんだ粒子の平均粒子径の下限は、好ましくは10μm以上、より好ましくは15μm以上、さらに好ましくは20μm以上である。また、はんだ粒子の平均粒子径の上限は、好ましくは50μm以下、より好ましくは45μm以下、さらに好ましくは40μm以下である。また、はんだ粒子の最大径は、平均粒子径の200%以下、好ましくは平均粒子径の150%以下、より好ましくは平均粒子径の120%以下とすることができる。はんだ粒子の最大径が、上記範囲であることにより、はんだ粒子をICチップの導通部とカード部材の導通部との間に挟持させ、はんだ粒子の溶融により導通部間を金属結合させることができる。
また、はんだ粒子は、複数個が凝集した凝集体であってもよい。複数のはんだ粒子が凝集した凝集体である場合、凝集体の大きさを前述のはんだ粒子の平均粒子径と同等にしてもよい。なお、凝集体の大きさは、電子顕微鏡や光学顕微鏡で観察して求めることができる。
ここで、平均粒子径は、金属顕微鏡、光学顕微鏡、SEM(Scanning Electron Microscope)等の電子顕微鏡などを用いた観察画像において、例えばN=20以上、好ましくはN=50以上、さらに好ましくはN=200以上で測定した粒子の長軸径の平均値であり、粒子が球形の場合は、粒子の直径の平均値である。また、観察画像を公知の画像解析ソフト(「WinROOF」:三谷商事(株)、「A像くん(登録商標)」:旭化成エンジニアリング株式会社など)を用いて計測された測定値、画像型粒度分布測定装置(例として、FPIA-3000(マルバーン社))を用いて測定した測定値(N=1000以上)であってもよい。観察画像や画像型粒度分布測定装置から求めた平均粒子径は、粒子の最大長の平均値とすることができる。なお、導電粒子含有ホットメルト接着シートを作製する際には、簡易的にレーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における頻度の累積が50%になる粒径(D50)、算術平均径(体積基準であることが好ましい)などのメーカー値を用いることができる。
[他の添加剤]
導電粒子含有ホットメルト接着シートには、上述したバインダー及びはんだ粒子に加えて、本技術の効果を損なわない範囲で様々な添加剤を配合することができる。例えば、ガスバリア性及弾性率を向上させるため、ナノサイズ(1次粒子径が1nm以上1000nm未満)のシリカを分散させてもよい。また、圧着後の半田粒子の高さを一定に制御するため、スペーサー粒子として規定サイズの樹脂粒子、ゴム粒子、シリコーンゴム粒子、シリカ等を分散させてもよい。また、本技術の効果を損なわない範囲で熱硬化性樹脂や硬化剤を添加してもよい。
本実施の形態に係る導電粒子含有ホットメルト接着シートは、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有するため、はんだ濡れ性を向上させ、優れた接続信頼性を得ることができる。これは、結晶性ポリアミドに存在するカルボキシル基によるフラックス効果であると考えられ、結果として、フラックス化合物の添加による接着層の弾性率の低下を防ぎ、優れた耐曲げ性を得ることができる。また、非共晶合金のはんだ粒子は、共晶合金のはんだ粒子に比べ、熱圧着時の半溶融状態の時間が長いため、樹脂を十分に排除することができ、優れた接続信頼性を得ることができる。また、本実施の形態に係る導電粒子含有ホットメルト接着シートは、ICチップの導通部とアンテナパターンの導通部とを、はんだ粒子の溶融により金属結合させるため、湿熱試験におけるバインダーの吸湿による膨潤伸びを抑えることができ、優れた接続信頼性を得ることができる。なお、スマートカード以外の用途に用いることもでき、異方性導電フィルムとして使用してもよい。
[導電粒子含有ホットメルト接着シートの製造方法]
導電粒子含有ホットメルト接着シートの製造方法は、バインダーの各樹脂成分を溶剤に溶解しワニスを調製するワニス調製工程と、はんだ粒子を加えて導電粒子含有樹脂組成物を得る導電粒子含有樹脂組成物調製工程と、導電粒子含有樹脂組成物を剥離性基材上に所定厚みとなるように塗布し、乾燥させる乾燥工程とを有する。なお、導電粒子含有ホットメルト接着シート内のはんだ粒子を離間させて配置する場合や規則的に配置する場合は、はんだ粒子を加えずにシートを設け、別途公知の方法ではんだ粒子を配置させればよい。
各樹脂成分に使用する溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチルエチルケトン:トルエン:シクロヘキサノンの50:40:10(質量比)の混合溶剤、トルエン:酢酸エチルの50:50(質量比)の混合溶剤などを用いることができる。
また、剥離性基材としては、例えば、水に対する接触角が80°以上であるものが挙げられ、剥離性基材の具体例としては、例えば、シリコーン系フィルム、フッ素系フィルム、シリコーン系フィルムや、フッ素系などの離型剤で離型処理されたPET、PEN、グラシン紙などが挙げられる。また。剥離性基材の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、20μm~120μmであることが好ましい。
また、導電粒子含有ホットメルト接着シートは、テープ状に成型され、巻芯に巻装されたフィルム巻装体として供給されてもよい。巻芯の直径は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50~1000mmであることが好ましい。フィルム長についても特に制限はないが、5m以上であれば製造装置による試作検討ができ、1000m以下であれば作業性や取り扱い性の負担が重くなりすぎない。
<4.第1の実施例>
本実施例では、はんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シートを作製し、これを用いてスマートカードを作成した。そして、スマートカードのはんだ濡れ性の評価、曲げ試験の評価、及び接続信頼性の評価を行った。なお、本実施例は、これらに限定されるものではない。
[はんだ粒子の作製]
金属材料を所定の配合比で加熱中の容器に入れて溶融後に冷却し、はんだ合金を得た。そのはんだ合金から、アトマイズ法にて粉末を作製し、粒子径が20~38μmの範囲となるように分級して、以下の組成のはんだ粒子を得た。
・Type 4 Sn-40Bi (非共晶、固相線温度:139℃、液相線温度:167℃)
・Type 4 Sn-58Bi (共晶、固相線温度・液相線温度:138℃)
[導電粒子含有ホットメルト接着シートの作製]
下記樹脂を準備した。
・PES111EE(東亜合成社製、結晶性ポリエステル)→固形分/シクロヘキサノン=25/75にて溶液化
・HX2519(アルケマ株式会社製、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミド、末端カルボキシル基濃度6.56mgKOH/g)
・UE3500(ユニチカ株式会社製、非晶性ポリエステル樹脂)
・N-5196(日本ポリウレタン工業製、ポリカーボネート骨格のポリウレタン系エラストマー)
表1に示すように、上記樹脂を固形分で所定の配合量(質量部)になるように混合及び撹拌し、混合ワニスを得た。続いて、得られた混合ワニスに、導電粒子を、混合ワニスの固形分100質量部に対し45質量部加え、導電粒子含有樹脂組成物を得た。得られた導電粒子含有樹脂組成物を、50μm厚みのPETフィルム上に、乾燥後の平均厚みが40μmとなる様に塗布し、70℃にて5分間、続けて120℃にて5分間乾燥させ、導電粒子含有ホットメルト接着シートを作製した。
[スマートカードの作製]
カード部材として、第1の基材と、アンテナを備える第2基材と、第3の基材とが積層された積層体を準備した。このカード部材のICチップ領域には、基材であるPVCからCuワイヤーが露出している。また、ICチップとして、テスト用のチップモジュール(12mm×13mm、金メッキ)を準備した。
導電粒子含有ホットメルト接着シートを、チップモジュールの接続面に3barの条件でラミネートした。そして、導電粒子含有ホットメルト接着シートが貼り付けられたチップモジュールを、カード部材のICチップ領域に載置し、215~230℃、1.0sec、2.5barの条件で3回熱圧着し、スマートカードを作製した。なお、上記熱圧着条件で導電粒子含有ホットメルト接着シートに到達する温度は約150~165℃であった。
[はんだ濡れ性の評価]
チップモジュールをスマートカードから剥がし、アセトンでチップモジュール及びCuワイヤーに付着した樹脂を除去した。そして、チップモジュールの金メッキ上、及びCuワイヤー上にはんだが付着しているか否かを観察した。はんだが付着している場合の評価を「OK」とし、はんだが付着していない場合の評価を「NG」とした。
[曲げ試験の評価]
ISO 10373-1 5.8に準拠し、スマートカードに対して、規定の強さ及び方向で周期的に曲げ力を加えた。そして、4000周期の曲げ試験後のスマートカードについて、共振周波数チェッカーMP300CL3(micropross社製)でQ値を測定した。Q値が50%以上低下した場合の評価を「NG」とし、それ以外の評価を「OK」とした。
[接続信頼性の評価]
ISO 24789-2に準拠した高温高湿試験(50℃93%RH環境下で72時間放置)後のスマートカードについて、共振周波数チェッカーMP300CL3(micropross社製)でQ値を測定した。Q値が50%以上低下した場合の評価を「NG」とし、それ以外の評価を「OK」とした。
表1に、実施例1~2、比較例1~3の導電粒子含有ホットメルト接着シートの配合、スマートカードのはんだ濡れ性の評価、曲げ試験の評価、及び接続信頼性の評価を示す。
Figure 2022009356000002
比較例1は、共晶合金のはんだ粒子を用いているため、優れた接続信頼性が得られなかった。これは、熱圧着時にはんだ粒子が共晶点に達して液化してしまい、樹脂を十分に排除することができないためだと考えられる。比較例2は、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを用いずにフラックス化合物を用いているため、接着層の弾性率が低下し、優れた耐曲げ性が得られなかった。比較例3は、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドもフラックス化合物も用いていないため、はんだ濡れ性が悪く、また、優れた耐曲げ性も得られなかった。
一方、実施例1及び実施例2は、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミド及び非共晶合金のはんだ粒子を用いているため、優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができた。これは、結晶性ポリアミドに存在するカルボキシル基によるフラックス効果であると考えられ、結果として、フラックス化合物の添加による接着層の弾性率の低下を防ぎ、優れた耐曲げ性を得ることができた。
<5.第2の実施例>
前述の実施例と同様に、はんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シートを作製し、これを用いてスマートカードを作成した。そして、スマートカードのはんだ濡れ性の評価、曲げ試験の評価、及び接続信頼性の評価を行った。
はんだ粒子は、前述の実施例と同様に作製し、以下の組成のはんだ粒子を得た。また、導電粒子含有ホットメルト接着シートの作製、スマートカードの作製、はんだ濡れ性の評価、曲げ試験の評価、及び、接続信頼性の評価を、前述の実施例と同様に行った。
・Type 4 Sn-17Bi (非共晶、固相線温度:157℃、液相線温度:205℃)
・Type 4 Sn-30Bi (非共晶、固相線温度:139℃、液相線温度:183℃)
表2に、実施例1~3、比較例1~5の導電粒子含有ホットメルト接着シートの配合、スマートカードのはんだ濡れ性の評価、曲げ試験の評価、及び接続信頼性の評価を示す。
Figure 2022009356000003
比較例4は、固相線温度未満の熱圧着温度であったため、はんだ粒子が溶融しなかったためと考えられる。比較例5は、熱圧着温度が高すぎたために、導電粒子含有ホットメルト接着シートに接しているカード表面を溶融させ、埋め込まれているCuワイヤーの位置を下げてしまった。このため、はんだ接続されたはんだ粒子が下方向に引き伸ばされて割れが生じ、優れた曲げ耐性を得る事ができなかったと考えられる。
実施例3は、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミド及び非共晶合金のはんだ粒子を用いているため、優れた接続信頼性及び耐曲げ性を得ることができた。これは、結晶性ポリアミドに存在するカルボキシル基によるフラックス効果であると考えられ、結果として、フラックス化合物の添加による接着層の弾性率の低下を防ぎ、優れた耐曲げ性を得ることができた。
10 カード部材、11 開口、12 アンテナパターン、12a 第1の露出部、12b 第2の露出部、20 ICチップ、21 接触端子

Claims (16)

  1. カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シートを、カード部材とICチップとの間に介在させ、熱圧着させるスマートカードの製造方法。
  2. 前記バインダーが、結晶性ポリエステル樹脂をさらに含む請求項1記載のスマートカードの製造方法。
  3. 前記バインダーに占める前記結晶性ポリアミドの割合が、50~100wt%である請求項1又は2記載のスマートカードの製造方法。
  4. 前記はんだ粒子の固相線温度が、155℃以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスマートカードの製造方法。
  5. 前記はんだ粒子が、Sn、Bi、Ag、In、Cu、Sb、Pb、Znからなる群より選択される2種以上を含む合金である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスマートカードの製造方法。
  6. 前記はんだ粒子の含有量が、前記バインダー100重量部に対して40~400重量部である請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスマートカードの製造方法。
  7. 前記はんだ粒子の平均粒子径が、前記導電粒子含有ホットメルト接着シートの厚みの70%以上である請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスマートカードの製造方法。
  8. 前記熱圧着における導電粒子含有ホットメルト接着シートに到達する温度が、120~160℃である請求項1乃至7のいずれか1項に記載のスマートカードの製造方法。
  9. カード部材と、ICチップと、前記カード部材と前記ICチップと接着する接着層とを備え、
    前記接着層が、カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有するスマートカード。
  10. カルボキシル基を有する結晶性ポリアミドを含むバインダー中に非共晶合金であるはんだ粒子を含有する導電粒子含有ホットメルト接着シート。
  11. 前記バインダーが、結晶性ポリエステル樹脂をさらに含む請求項10記載の導電粒子含有ホットメルト接着シート。
  12. 前記バインダーに占める前記結晶性ポリアミドの割合が、50~100wt%である請求項10又は11記載の導電粒子含有ホットメルト接着シート。
  13. 前記はんだ粒子の固相線温度が、155℃以下である請求項10乃至12のいずれか1項に記載の導電粒子含有ホットメルト接着シート。
  14. 前記はんだ粒子が、Sn、Bi、Ag、In、Cu、Sb、Pb、及びZnからなる群より選択される2種以上を含む合金である請求項10乃至13のいずれか1項に記載の導電粒子含有ホットメルト接着シート。
  15. 前記はんだ粒子の含有量が、前記熱可塑性樹脂100重量部に対して40~400重量部である請求項10乃至14のいずれか1項に記載の導電粒子含有ホットメルト接着シート。
  16. 前記はんだ粒子の平均粒子径が、当該導電粒子含有ホットメルト接着シートの厚みの70%以上である請求項10乃至15のいずれか1項に記載の導電粒子含有ホットメルト接着シート。

JP2021172379A 2020-06-05 2021-10-21 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート Pending JP2022009356A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020098845 2020-06-05
JP2020098845 2020-06-05
JP2021005393A JP6966659B1 (ja) 2020-06-05 2021-01-15 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021005393A Division JP6966659B1 (ja) 2020-06-05 2021-01-15 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022009356A true JP2022009356A (ja) 2022-01-14

Family

ID=78509543

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021005393A Active JP6966659B1 (ja) 2020-06-05 2021-01-15 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
JP2021093294A Pending JP2021193730A (ja) 2020-06-05 2021-06-02 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
JP2021172379A Pending JP2022009356A (ja) 2020-06-05 2021-10-21 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021005393A Active JP6966659B1 (ja) 2020-06-05 2021-01-15 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
JP2021093294A Pending JP2021193730A (ja) 2020-06-05 2021-06-02 スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP6966659B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024021861A (ja) * 2022-08-04 2024-02-16 デクセリアルズ株式会社 スマートカード

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5387844B2 (ja) * 2008-11-13 2014-01-15 荒川化学工業株式会社 鉛フリーはんだ用フラックス組成物及び鉛フリーはんだペースト
JP5604957B2 (ja) * 2010-04-23 2014-10-15 日立化成株式会社 リフローフィルム、及びそれを用いた半田バンプの形成方法、電極間の接合方法
JP2016157781A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社巴川製紙所 導電性接着シート、シールドプリント配線板および電子機器
JP7005138B2 (ja) * 2015-12-22 2022-01-21 デクセリアルズ株式会社 Icカード
JP6898413B2 (ja) * 2018-10-31 2021-07-07 デクセリアルズ株式会社 接続体の製造方法、異方性接合フィルム、接続体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021193730A (ja) 2021-12-23
JP6966659B1 (ja) 2021-11-17
JP2021192216A (ja) 2021-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI382500B (zh) 奈米管強化銲料帽及其組裝方法,晶片構裝及含有晶片構裝之系統
JP5690648B2 (ja) 異方性導電フィルム、接続方法及び接続構造体
WO2021246482A1 (ja) 接合体の製造方法、接合体、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
JP4993880B2 (ja) 異方導電性接着シート及び微細接続構造体
JP6966659B1 (ja) スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
WO2021246483A1 (ja) 接合体の製造方法、接合体、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
JP2009199746A (ja) 発熱ガラスおよびその製造方法
WO2021246484A1 (ja) スマートカードの製造方法、スマートカード、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
JP2021193175A (ja) 接合体の製造方法、接合体、及び導電粒子含有ホットメルト接着シート
JP5699472B2 (ja) はんだ材料とその作製方法、及びこれを用いた半導体装置の製造方法
JP4993877B2 (ja) 異方導電性接着シート及び微細接続構造体
JP2006299177A (ja) 異方導電性接着シート及び微細接続構造体
JP2010009804A (ja) 異方導電性接着シート及び微細接続構造体
JP2012155950A (ja) 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体
JP5584615B2 (ja) 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体
WO2024111481A1 (ja) 異方性導電膜、電子部品の製造方法、及びカード積層体
JP2004006417A (ja) 接続部材及びこれを用いた電極の接続構造
JP5438450B2 (ja) 導電性微粒子、異方性導電材料、及び、接続構造体
JP2024076359A (ja) 異方性導電膜、電子部品の製造方法、及びカード積層体
WO2021079812A1 (ja) 接続体の製造方法、異方性導電接合材料、及び接続体
JP2012142137A (ja) 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体
JP2008112732A (ja) 電極の接続方法
JP2013105886A (ja) 電子部品の接合条件決定方法
JP2012155951A (ja) 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体
JP2008153206A (ja) 接続部材及びこれを用いた電極の接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220117