JP2022007754A - 作業車 - Google Patents
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Abstract
Description
自脱型コンバインについて、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下の説明では、矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、矢印Uの方向を「上側」、矢印Dの方向を「下側」、矢印Rの方向を「右側」、矢印Lの方向を「左側」とする。
図1及び図2には、自脱型コンバインが示されている。本コンバインの機体には、機体フレーム1と、機体を支持する左右のクローラ走行装置2と、が備えられている。機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が設けられている。機体の前部における右側部分には、運転キャビン4が設けられている。運転キャビン4には、運転者が搭乗する運転部5と、運転部5を覆うキャビン6と、が備えられている。
クローラ走行装置2は、駆動スプロケット10、従動スプロケット11、転輪12、及びこれらに巻き回されるベルト13を備える。転輪12は、トラックフレーム14に支持されている。
図2、図8~11に示されるように、自脱型コンバインは、車高変更機構Xを備えている。車高変更機構Xは、クローラ走行装置2の接地面と機体との距離を第1距離L1とする第1状態(図8、図11)と、クローラ走行装置2の接地面と機体との距離を第1距離L1より大きい第2距離L2とする第2状態(図9、図10)と、に状態変化可能な機構である。
図2~11に示されるように、自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yを備えている。本実施形態では、アウトリガー機構Yは、機体の前部に配置される前アウトリガー機構30と、機体の後部に配置される後アウトリガー機構40を備えている。アウトリガー機構Yは、格納状態(図8、9等)と使用状態(図10、11等)とに状態変化可能である。
以下、図12のブロック図を参照しながら、自脱型コンバインの制御に関する構成について説明する。自脱型コンバインの制御装置50は、動作制御部51及び停止制御部52を備えている。
図13のフローチャート、及び図8~11を参照しながら、自動泥落とし処理について説明する。
以下、上述した自脱型コンバインの変形例について説明する。以下の説明では、上述の実施形態と共通する構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
図14~16に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、シート60、及び保持装置70を備えている。シート60は、地面から離間したクローラ走行装置2の下に配置されて、クローラ走行装置2から落下した泥を受け止める。
保持装置70は、シート60を保持すると共にシート60の巻き取り及び繰り出しが可能なように構成されている。保持装置70は、シート60が保持装置70から繰り出されたときに左右のクローラ走行装置2の下方に配置可能なように、機体(機体フレーム1)に支持されている。
図14、17に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yとして後アウトリガー機構80を備えている。後アウトリガー機構80は、主フレーム1aの後端部に設けられている。後アウトリガー機構80は、機体を支持可能な柱状部材81(支持部材の一例)、及び軸部82を備えている。機体フレーム1の主フレーム1aは、機体前後方向に延び、中空筒状である。中空筒状の主フレーム1aの内面に、溝1dが形成されている。溝1dに軸部82が入り込んでいる。
〔後アウトリガー機構〕
図18に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yとして後アウトリガー機構90を備えている。後アウトリガー機構90は、柱状部材91、ダンパー92、及び検知センサ93を備えている。柱状部材91は、軸芯C4の周りに揺動可能な状態で、主フレーム1aの後端部に支持されている。ダンパー92は、一方の端部が柱状部材91に支持され、他方の端部が主フレーム1aに支持されている。検知センサ93は、後アウトリガー機構90が使用状態にあることを検知するセンサである。検知センサ93は、主フレーム1aの後端部に支持されている。検知センサ93は、接触式センサであって、使用状態にある後アウトリガー機構90の柱状部材91と接触して信号を制御装置50へ送信する。主フレーム1aに、ストッパ1f、1gが設けられている。ストッパ1fは、使用状態にある後アウトリガー機構90の柱状部材91と接触して位置決めする。ストッパ1gは、格納状態にある後アウトリガー機構90の柱状部材91と接触して位置決めする。
図19に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yとして前アウトリガー機構100を備えている。前アウトリガー機構100は、左右の柱状部材101、102と、左のアクチュエータ105に駆動されるギヤ式の駆動機構103と、右のアクチュエータ106に駆動されるギヤ式の駆動機構104と、を備えている。アクチュエータ105、106は、例えば電動モータである。柱状部材101,102は、機体左右方向に延びる軸芯C1の周りに揺動可能な状態で、円筒状の横フレーム1bに支持されている。駆動機構103は、アクチュエータ105に駆動されて、柱状部材101を軸芯C1の周りに揺動させる。駆動機構104は、アクチュエータ106に駆動されて、柱状部材102を軸芯C1の周りに揺動させる。すなわち、柱状部材101、102は、前アウトリガー機構100(アウトリガー機構Y)が使用状態と格納状態との間で状態変化するときに揺動する。前アウトリガー機構100が使用状態にあるとき、柱状部材101、102は上下方向に沿って延びる姿勢となる。前アウトリガー機構100が格納状態にあるとき、柱状部材101、102は前後方向に沿って延びる姿勢となる。以上述べたとおり、本変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yを駆動して格納状態と使用状態との間で状態変化させるアクチュエータ105、106を備える。
図20に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yとして前アウトリガー機構110を備えている。前アウトリガー機構110は、左右の柱状部材111、112と、アクチュエータ114に駆動されるギヤ式の駆動機構113と、を備えている。アクチュエータ114は、例えば電動モータである。柱状部材111,112は、機体左右方向に延びる軸芯C1の周りに揺動可能な状態で、円筒状の横フレーム1bに支持されている。駆動機構113は、アクチュエータ114に駆動されて、柱状部材101を軸芯C1の周りに揺動させる。すなわち、柱状部材111、112は、前アウトリガー機構110(アウトリガー機構Y)が使用状態と格納状態との間で状態変化するときに揺動する。前アウトリガー機構110が使用状態にあるとき、柱状部材111、112は上下方向に沿って延びる姿勢となる。前アウトリガー機構110が格納状態にあるとき、柱状部材111、112は前後方向に沿って延びる姿勢となる。以上述べたとおり、本変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yを駆動して格納状態と使用状態との間で状態変化させるアクチュエータ114を備える。本変形例では、1つのアクチュエータ114により左右の柱状部材111、112の姿勢変更が行われる。
図21に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yとして前アウトリガー機構120及び後アウトリガー機構130を備えている。前アウトリガー機構120は、柱状部材121を備えている。柱状部材121は、機体左右方向に沿って延びる軸芯C1の周りに揺動可能な状態で、機体フレーム1に支持されている。後アウトリガー機構130は、柱状部材131を備えている、柱状部材131は、機体左右方向に沿って延びる軸芯C2の周りに揺動可能な状態で、機体フレーム1に支持されている。
図22に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、アウトリガー機構Yとして前アウトリガー機構150及び後アウトリガー機構160を備えている。前アウトリガー機構150は、柱状部材151を備えている。柱状部材151は、機体左右方向に沿って延びる軸芯C1の周りに揺動可能な状態で、機体フレーム1に支持されている。後アウトリガー機構160は、柱状部材161を備えている、柱状部材161は、機体左右方向に沿って延びる軸芯C2の周りに揺動可能な状態で、機体フレーム1に支持されている。
図23に示されるように、この変形例の自脱型コンバインは、クローラ走行装置2のベルト13の外周面に付着した泥をベルト13から除去する除去機構180を備えている。除去機構180は、クローラ走行装置2の後端部において、泥をベルト13から除去可能なように構成されている。
(1)前アウトリガー機構及び後アウトリガー機構は、機体左右方向に関して左右のクローラ走行装置2よりも外に配置されてもよい。前アウトリガー機構の柱状部材及び後アウトリガー機構の柱状部材は、機体左右方向に関して左右のクローラ走行装置2よりも外に配置されてもよい。
1b :横フレーム
1c :横フレーム
1e :ストッパ
1f :ストッパ
2 :クローラ走行装置
13 :ベルト
17 :センサ
18 :指令具
24 :ベルト
30 :前アウトリガー機構
31 :柱状部材
33 :アクチュエータ
40 :後アウトリガー機構
41 :柱状部材
43 :アクチュエータ
51 :動作制御部
52 :停止制御部
60 :シート
70 :保持装置
80 :後アウトリガー機構
81 :柱状部材
90 :後アウトリガー機構
91 :柱状部材
100 :前アウトリガー機構
101 :柱状部材
102 :柱状部材
105 :アクチュエータ
106 :アクチュエータ
110 :前アウトリガー機構
111 :柱状部材
112 :柱状部材
114 :アクチュエータ
120 :前アウトリガー機構
121 :柱状部材
130 :後アウトリガー機構
131 :柱状部材
150 :前アウトリガー機構
151 :柱状部材
160 :後アウトリガー機構
161 :柱状部材
180 :除去機構
L1 :第1距離
L2 :第2距離
X :車高変更機構
Y :アウトリガー機構
Claims (16)
- 機体を支持する左右のクローラ走行装置と、
前記クローラ走行装置の接地面と前記機体との距離を第1距離とする第1状態と、前記クローラ走行装置の前記接地面と前記機体との距離を前記第1距離より大きい第2距離とする第2状態と、に状態変化可能な車高変更機構と、
格納状態と使用状態とに状態変化可能なアウトリガー機構と、を備え、
前記使用状態にある前記アウトリガー機構は、前記車高変更機構が前記第1状態にあるときに接地して前記機体を支持可能な状態となり、前記車高変更機構が前記第2状態にあるときに接地しない状態となる、作業車。 - 前記アウトリガー機構は、前記機体の前部に配置される前アウトリガー機構と、前記機体の後部に配置される後アウトリガー機構と、を備え、
前記前アウトリガー機構及び前記後アウトリガー機構のうち少なくとも一方が、機体左右方向に関して左右の前記クローラ走行装置よりも内に配置されている請求項1に記載の作業車。 - 前記アウトリガー機構は、前記機体の前部に配置される前アウトリガー機構と、前記機体の後部に配置される後アウトリガー機構と、を備え、
前記前アウトリガー機構及び前記後アウトリガー機構のうちの一方が、機体左右方向視で前記クローラ走行装置と重なる位置に配置され、
前記前アウトリガー機構及び前記後アウトリガー機構のうちの他方が、機体左右方向視で前記クローラ走行装置と重ならない位置に配置される請求項1又は2に記載の作業車。 - 機体前後方向に延びる左右の主フレームと、左右の前記主フレームに渡る状態で設けられる横フレームと、を備え、
前記アウトリガー機構は、前記機体の前部に配置される前アウトリガー機構と、前記機体の後部に配置される後アウトリガー機構と、を備え、
前記前アウトリガー機構及び前記後アウトリガー機構のうち少なくとも一方が、前記横フレームに設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の作業車。 - 機体前後方向に延びる中空筒状の左右の主フレームを備え、
前記アウトリガー機構は、機体を支持可能な支持部材を備え、
前記支持部材は、前記アウトリガー機構が前記格納状態にあるときに、その一部が前記主フレームの中空筒の内部に収納された状態となる請求項1から4のいずれか1項に記載の作業車。 - 前記アウトリガー機構は、前記使用状態と前記格納状態との間で状態変化するときに揺動する柱状部材を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の作業車。
- 前記アウトリガー機構が前記使用状態にあるときに前記柱状部材と接触して前記柱状部材を位置決めするストッパを備える請求項6に記載の作業車。
- 前記アウトリガー機構を駆動して前記格納状態と前記使用状態との間で状態変化させるアクチュエータを備える請求項1から7のいずれか1項に記載の作業車。
- 前記アウトリガー機構が前記使用状態にあることを検知するセンサと、
前記アクチュエータの動作を制御すると共に、前記アウトリガー機構が前記使用状態にあることを前記センサが検知したことに応じて前記アクチュエータの動作を停止させる停止制御部と、を備える請求項8に記載の作業車。 - 人為指令を受け付ける指令具と、
前記指令具が受け付けた指令に応じて前記車高変更機構及び前記アクチュエータを動作させる動作制御部と、を備え、
前記動作制御部は、前記車高変更機構を前記第1状態から前記第2状態へ変化させ、次に前記アウトリガー機構を前記格納状態から前記使用状態に変化させ、次に前記車高変更機構を前記第2状態から前記第1状態に変化させる上昇処理を実行する請求項8又は9に記載の作業車。 - 人為指令を受け付ける指令具と、
前記指令具が受け付けた指令に応じて前記車高変更機構及び前記アクチュエータを動作させる動作制御部と、を備え、
前記動作制御部は、前記車高変更機構を前記第1状態から前記第2状態へ変化させ、次に前記アウトリガー機構を前記使用状態から前記格納状態に変化させ、次に前記車高変更機構を前記第2状態から前記第1状態に変化させる下降処理を実行する請求項8から10のいずれか1項に記載の作業車。 - シートと、
前記シートを保持すると共に前記シートの巻き取り及び繰り出しが可能な保持装置と、を備え、
前記保持装置は、前記シートが前記保持装置から繰り出されたときに左右の前記クローラ走行装置の下方に配置可能なように、前記機体に支持されており、
前記シートは、前記保持装置から繰り出されて左右の前記クローラ走行装置の下方に配置されたときに、鉛直方向視で左右の前記クローラ走行装置のベルトの全体が前記シートと重なる状態となる形状に形成されている請求項1から11のいずれか1項に記載の作業車。 - 前記保持装置は、前記機体への取り付け位置が変更可能なように構成されている請求項12に記載の作業車。
- 前記シートがメッシュ状である請求項12又は13に記載の作業車。
- 前記クローラ走行装置のベルトの外周面に付着した泥を前記ベルトから除去する除去機構を備え、
前記除去機構は、作動状態と収納状態とに状態変化可能に構成されている請求項1から14のいずれか1項に記載の作業車。 - 前記除去機構は、前記クローラ走行装置の前端部又は後端部のうちの少なくとも一方において、泥を前記ベルトから除去可能なように構成されている請求項15に記載の作業車。
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