JP2022006403A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

【課題】画像記録装置においてユーザが部品を交換する作業を容易にできる手段を提供する。
【解決手段】画像記録装置１０は、引出口１８を有する筐体１４と、筐体１４の内部空間に位置するガイドローラ２１、搬送路２２、第１搬送ローラ対５４、第２搬送ローラ対５５、印刷ヘッド２４と、引出口１８から引き出し可能なホルダ９０と、を具備する。ホルダ９０は、ロール体１１を回転可能に支持するスピンドル９２と、スピンドル９２に支持されたロール体１１から引き出されたシートを引出可能に保持するニップローラ９３，９４と、タンク７０と、廃液タンク７２と、を支持する。
【選択図】図４

Description

本発明は、支持部材に装填されたロール体から引き出されたシートに画像記録する画像記録装置に関する。

例えば、ロール体から繰り出されたシートに画像記録する画像記録装置が知られている。画像記録装置の内部空間において、ロール体は、ロール体装着に支持されている。装置ケースにはロール体供給口が設けられている。ロール体供給口は、装置ケースに回動可能に設けられた外装カバーの回動によって開閉される（特許文献１参照）。

また、画像記録装置の内部には、インクを貯留するカートリッジ、及び廃インクを貯留する廃液ボックスが設けられている。カートリッジ及び廃液ボックスはいずれもユーザにより交換される部材である。特許文献１に記載された画像記録装置において、カートリッジは、装置ケースの前面に位置するカバーを開くことにより交換可能である。また、廃液ボックスは、装置ケースの側面に位置するカバーを開くことにより交換可能である。

特開２０１５－１２０５７８号公報

画像記録装置の内部空間には、ロール体、カートリッジ、及び廃液ボックスなどのユーザが交換する部材がそれぞれ位置するが、各部材を交換するために操作するカバーの位置や操作方向が異なるので、不慣れなユーザには操作が理解し難いという問題がある。

本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像記録装置においてユーザが部品を交換する作業を容易にできる手段を提供することにある。

(1) 本発明に係る画像記録装置は、筐体と、上記筐体から引き出し可能な引出部と、上記引出部に支持されており、シートロールを支持する支持部材と、上記引出部に支持されており、液体を保持する液体保持部と、上記筐体の内部空間に位置しており、シートロールから延びるシートを搬送する搬送機構と、上記筐体の内部空間に位置しており、上記搬送機構が搬送するシートに画像を記録する記録部と、を具備する。上記液体保持部は、上記記録部に供給する液体を貯留するタンク、又は上記記録部から排出された液体を貯留する廃液タンクの少なくともいずれか一方である。

装置の消耗品の交換などの作業のためにユーザが行う動作が一元化される。

(2) 好ましくは、上記引出部が上記筐体に装着された装着状態において、上記液体保持部は、上記支持部材より前方に位置しており、上記筐体は、画像記録済みのシートの排出口を有しており、上記排出口は、上記支持部材より前方に位置する。

筐体の後方に位置する支持部材へシートロールをセッティングする作業が容易である。

(3) 好ましくは、上記画像記録装置は、上記引出部に支持されており、シートロールから延びるシートを保持して上記搬送機構へ給送する保持部材と、上記保持部材よりシートの搬送向きの下流であって、且つ上記搬送機構より搬送向きの上流に位置するガイド部材を更に具備しており、上記保持部材及び上記ガイド部材は、上記装着状態における上記支持部材よりも後方に位置する。

シートの搬送経路を短くして装置を小型化しやすい。

(4) 好ましくは、上記保持部材は、シートを保持する保持位置と、シートを保持しない非保持位置とに移動可能である。

保持部材が保持位置に位置することによって、セッティングのときにシートの先端位置が位置決めされる。保持部材が非保持位置に位置することによって、搬送機構によるシートの搬送に保持部材の保持力が影響しないので、シートの搬送精度が向上する。

(5) 好ましくは、上記画像記録装置は、上記搬送機構より搬送向きの下流に位置しており、シートロールから延びるシートを検知するセンサと、上記保持部材を移動させるアクチュエータと、コントローラと、を更に具備しており、上記コントローラは、上記センサの検知信号に基づいて、上記搬送機構より搬送向きの下流に上記シートが位置するかを判定し、上記搬送機構より搬送向きの下流に上記シートが位置すると判定したことを条件として、上記アクチュエータを駆動して上記保持部材を上記非保持位置へ移動させる。

(6) 好ましくは、上記引出部は、上記筐体の外面を形成する外壁を有しており、上記ガイド部材は、第１位置と第２位置とに移動可能であって、上記第１位置又は上記第２位置のいずれかに位置する上記ガイド部材の少なくとも一部は、上記引出部が上記筐体に装着された状態における上記外壁の上端よりも下方に位置する。

装置が小型化される。また、筐体に対して引出部を着脱する作業が簡易である。

(7) 好ましくは、上記引出部は、前方へ引き出し可能である。

シートロールのセッティング作業や、タンク又は廃液タンクの交換作業が容易である。

(8) 好ましくは、上記液体保持部は上記タンクであり、上記タンクは、複数が左右方向に並んで位置する。

引出部における液体保持部と支持部材とのレイアウトの効率が良く、装置を小型化しやすい。

(9) 好ましくは、上記外壁は、光を透過する第１窓を有する。

装着状態において、液体保持部の状態を目視で確認できる。

(10) 好ましくは、上記筐体の側壁であって上記引出部が上記筐体に装着された状態の上記支持部材の側方に、光を透過する第２窓を有する。

装着状態において、シートロールの状態を目視で確認できる。

(11) 好ましくは。上記支持部材は、上記引出部に対して着脱可能である。

シートロールのセッティング作業が容易である。

(12) 好ましくは、上記引出部には、上記支持部材に支持されたシートロールから延びるシートの先端位置を示すマークが付されている。

シートロールのセッティング作業が容易である。

本発明によれば、画像記録装置においてユーザが部品を交換する作業が容易である。

図１は、画像記録装置１０の前壁３１側の斜視図である。 図２は、ホルダ９０が引出口１８から引き出される状態の画像記録装置１０の斜視図である。 図３は、図１のIII－III断面の模式図である。 図４は、ホルダ９０の斜視図である。 図５は、コントローラ１３０を含むブロック図である。 図６は、ホルダ９０の脱着におけるフローチャートである。

以下、本発明の実施形態に係る画像記録装置１０について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、以下の説明においては、画像記録装置１０が使用可能に設置された状態（図１の状態）を基準として上下方向７が定義され、排出口１３が設けられている側を手前側（前面）として前後方向８が定義され、画像記録装置１０を手前側（前面）から視て左右方向９が定義される。

［画像記録装置１０の外観構成］
図１に示されるように、画像記録装置１０は、インクジェット記録方式でロール体１１（図３参照）などに画像を記録する。筐体１４は、壁により内部空間が区画された概ね直方体形状である。筐体１４は、左右方向に離れて位置する右壁３５及び左壁３６と、上下方向７に離れて位置して右壁３５と左壁３６とを繋ぐ上壁３３及び下壁３４と、前後方向８に離れて位置して上壁３３と下壁３４とを繋ぐ前壁３１及び後壁３２と、を有する。

筐体１４は、卓上に載置可能な大きさである。すなわち、画像記録装置１０は、卓上に載置されて使用されるに適している。もちろん、画像記録装置１０は、床面に載置されて使用されてもよい。

筐体１４の前壁３１には、前壁３１を貫通して内部空間と通じる排出口１３が形成されている。排出口１３は、前壁３１の右上部に位置する。前壁３１における排出口１３の左方に、操作パネル１７が位置する。操作パネル１７は、例えば、ディスプレイや入力キーなどを有する。ユーザは、操作パネル１７において画像記録装置１０を動作させたり各種設定を確定したりするための入力を行う。

図２に示されるように、前壁３１における、排出口１３及び操作パネル１７の下方に引出口１８が設けられている。引出口１８は、筐体１４の内部空間と外部とを連通する。引出口１８には、ホルダ９０（引出部の一例）が挿入される。図１に示されるように、引出口１８に挿入されたホルダ９０のホルダ外壁９５は、前壁３１と一体に筐体１４の外壁を構成する。ホルダ９０の詳細な構成は後述される。

ホルダ外壁９５において、排出口１３の下方には、窓１９（第１窓の一例）が設けられている。窓１９は、ホルダ外壁９５を貫通する貫通孔を塞ぐ透光性の部材である。窓１９は、筐体１４の内部空間に位置するタンク７０を外部から視認するためのものである。窓１９の大きさや形状は特に限定されないが、タンク７０に貯留されたインクの残り量が確認できることが望ましい。その一例として、上下方向７において、窓１９の下端は、タンク７０の下端付近にあり、窓１９の上端は、タンク７０の上端付近にあってもよい。窓１９は、貫通孔であってもよいし、貫通孔に透光性の部材がはめ込まれて構成されてもよい。

右壁３５には、窓３９（第２窓の一例）が設けられている。窓３９は、右壁３５を貫通する貫通孔を塞ぐ透光性の部材である。窓３９は、筐体１４の内部空間に位置するロール体１１を外部から視認するためのものである。窓３９は、後述されるスピンドル９２（図３参照）の左方に位置する。窓３９の大きさや形状は特に限定されないが、スピンドル９２に支持されたロール体１１の残り量が確認できることが望ましい。その一例として、上下方向７において、窓３９の下端は、スピンドル９２付近にあり、窓３９の上端は、スピンドル９２に支持された新品のロール体１１の上端付近にあってもよい。窓３９は、貫通孔であってもよいし、貫通孔に透光性の部材がはめ込まれて構成されてもよい。

図１，２に示されるように、ホルダ外壁９５の外面には、後方へ向かって凹む持ち手１０１が形成されている。持ち手１０１は、ホルダ９０が筐体１４に装着された状態において、筐体１４の外部に露出される。したがって、ユーザは、ホルダ９０が筐体１４に装着された状態（図１に示された状態）において、筐体１４の前方から手や指を持ち手１０１へ差し入れることによって、持ち手１０１を持つことができる。なお、持ち手１０１は、例えば、右方へ向かって突出するＣ字形状などの他の形状であってもよい。

［画像記録装置１０の内部構成］
図３に示されるように、筐体１４の内部空間には、搬送路２２が形成されている。筐体１４の内部空間には、ガイドローラ２０、第１搬送ローラ対５４、第２搬送ローラ対５５、プラテン２５、キャップ２６、ポンプ２７、及び制御基板２８が配置されている。なお、同図には示されていないが、筐体１４の内部空間には、印刷ヘッド２４のためのメンテナンスユニットや、電源回路などのその他の部材が配置されていてもよい。

印刷ヘッド２４（記録部の一例）は、吐出モジュール２４２を備える。吐出モジュール２４２において、複数のノズル３０が左右方向９に並んで配置されている。複数のノズル３０から、インク滴がプラテン２５へ向かって下方へ吐出される。なお、図３においては、前後方向８に離れた２つのノズル３０のみが示されているが、複数のノズル３０は、左右方向９に沿って並んでおり、また、前後方向８に沿っても２以上の複数が並んでいてもよい。

ガイドローラ２０（ガイド部材の一例）は、筐体１４の内部空間であって後壁３２付近に配置されている。ガイドローラ２０は、左右方向９を軸方向とする細長なローラである。ロール体１１（シートロールの一例）から上方へ引き出されたシート１１Ａは、ガイドローラ２０に巻き付いて前壁３１へ向かって延びる。ガイドローラ２０のローラ面には、シート１１Ａの印刷面と反対側の面が接触する。

ガイドローラ２０は、図３に実線で示される第１位置と、破線で示される第２位置と、に移動可能である。第１位置は、第２位置よりも搬送路２２の湾曲内側である。同図には示されていないが、ガイドローラ２０は、バネなどの弾性部材によって第２位置へ向かって付勢されている。ガイドローラ２０にシート１１Ａが巻き付き、シート１１Ａが第１搬送ローラ対５４及びニップローラ９３，９４に保持されることによって、シート１１Ａの張力がガイドローラ２０に加わり、ガイドローラ２０が第２位置から第１位置へ移動する。第１位置のガイドローラ２０は、ホルダ９０のホルダ外壁９５の上端よりも上方に位置している。第２位置のガイドローラ２０は、少なくとも一部が、ホルダ９０のホルダ外壁９５の上端よりも下方に位置している。

図３に示されるように、ホルダ９０の後端且つ上端付近から、ガイドローラ２０、排出口１３に亘って搬送路２２が形成されている。ホルダ９０の後端且つ上端付近からガイドローラ２０までにおいて、搬送路２２は湾曲しているので、搬送路２２を区画するガイド部材も曲面を有する。ガイドローラ２０と排出口１３との間において、搬送路２２は、前後方向８に沿って、ほぼ直線状に延びている。搬送路２２は、シート１１Ａが通過可能な空間である。搬送路２２は、上下方向７に離れて位置するガイド部材や、ガイドローラ２０、印刷ヘッド２４、プラテン２５などによって画定されている。ガイドローラ２０と排出口１３との間の搬送路２２において、前向きが搬送向きである。

図３に示されるように、筐体１４の内部空間であって、搬送路２２におけるガイドローラ２０よりも搬送向きの下流、且つ搬送路２２における印刷ヘッド２４よりも搬送向きの上流に、第１搬送ローラ対５４（搬送機構の一例）が設けられている。第１搬送ローラ対５４は、第１搬送ローラ６０とピンチローラ６１とを有する。搬送路２２において、印刷ヘッド２４よりも搬送向きの下流に、第２搬送ローラ対５５（搬送機構の一例）が設けられている。第２搬送ローラ対５５は、第２搬送ローラ６２とピンチローラ６３とを有する。第１搬送ローラ６０及び第２搬送ローラ６２は、モータ（不図示）の回転が伝達されて回転する。ピンチローラ６１は、第１搬送ローラ６０へ向かって付勢されている。ピンチローラ６３は、第２搬送ローラ６２へ向かって付勢されている。第１搬送ローラ対５４及び第２搬送ローラ対５５は、それぞれを構成する各ローラの間にロール体１１から延びたシート１１Ａを挟持した状態において、第１搬送ローラ６０及び第２搬送ローラ６２が回転することによって、シート１１Ａを搬送向き（前方）に搬送する。

図３に示されるように、第１搬送ローラ対５４と第２搬送ローラ対５５との間の搬送路２２に、印刷ヘッド２４、及びプラテン２５が位置する。

図３に示されるように、印刷ヘッド２４の下方に、プラテン２５が位置する。プラテン２５の上面は、印刷ヘッド２４の各ノズル３０が開口する面と平行である。プラテン２５の上面の左右方向９に沿った寸法は、ロール体１１の左右方向９に沿った寸法よりも大きい。プラテン２５は、その上面において、第１搬送ローラ対５４及び第２搬送ローラ対５５によって搬送されるシート１１Ａを支持する。同図には示されていないが、負圧や静電気によって、プラテン２５の上面にシート１１Ａが吸着されてもよい。プラテン２５は、ホルダ９０には取り付けられていないので、ホルダ９０が筐体１４から引き出されても、プラテン２５は移動せずに筐体１４の内部空間に位置する。

図３に示されるように、印刷ヘッド２４の下方であって、プラテン２５の左方（図３における奥側）に、キャップ２６が位置する。印刷ヘッド２４は、左右方向９に沿って移動可能である。印刷ヘッド２４は、シート１１Ａに印刷を行うときには、プラテン２５の上方に位置する。印刷ヘッド２４は、印刷を行わないときやメンテナンスを行うときには、キャップ２６の上方に位置する。キャップ２６は、上下方向７に移動可能である。印刷ヘッド２４が移動するときには、キャップ２６は下方に位置しており印刷ヘッド２４とは非接触である。メンテナンスや待機状態において、キャップ２６は上方に位置して印刷ヘッド２４の下面と接触する。この状態において、キャップ２６は、吐出モジュール２４２の全てのノズル３０のノズル口を覆う。キャップ２６の内部空間は、チューブ７３を通じて廃液タンク７２（液体保持部の一例）と連通されている。キャップ２６と廃液タンク７２の間において、チューブ７３にはポンプ２７が位置する。ポンプ２７が駆動すると、キャップ２６の内部空間が負圧となり、ノズル３０からインクがキャップ２６の内部空間へ吸い出される。キャップ２６の内部空間へ吸い出されたインクは、チューブ７３を通じて廃液タンク７２へ流出する。このようなノズル３０からインクを吸い出す処理はパージと称される。

図３に示されるように、第１搬送ローラ対５４より搬送向きの下流であってプラテン２５より搬送向きの上流には、シートセンサ１２０が位置する。シートセンサ１２０は、シート１１Ａの有無によって異なる信号を出力する。シートセンサ１２０から出力された信号は、コントローラ１３０（図５参照）が受信する。

図３に示されるように、筐体１４の下壁３４であって後壁３２付近には装着センサ１２１が位置する。装着センサ１２１は、ホルダ９０の有無によって異なる信号を出力する。装着センサ１２１から出力された信号は、コントローラ１３０（図５参照）が受信する。

［ホルダ９０］
図１及び図２に示されるように、ホルダ９０は、筐体１４の前壁３１に形成された引出口１８に対して前後方向８に沿って挿入及び引出し可能である。

図３及び図４に示されるように、ホルダ９０は、ホルダ筐体９１、スピンドル９２、ニップローラ９３，９４、タンク７０、及び廃液タンク７２を有する。

ホルダ筐体９１は、ホルダ外壁９５及び本体９６を有する。本体９６の前面は、ホルダ外壁９５と接続されている。ホルダ外壁９５は、ホルダ９０が引出口１８に挿入された状態（図１参照）において、引出口１８を塞ぐ。この状態において、ホルダ外壁９５の外面は、筐体１４の前壁３１の外面と同一の平面を構成する。

本体９６は、筐体１４の下壁３４に沿う下部分９６Ｌと後壁３２に沿う後部分９６Ｂを有する略Ｌ字形状の部材である。下部分９６Ｌは、筐体１４の下壁３４に支持される。下部分９６Ｌの前後方向８に沿った長さは、筐体１４の下壁３４よりも若干短い。下部分９６Ｌは、段差部９６Ｓを有する。段差部９６Ｓより前方の上面は、段差部９６Ｓより後方の上面よりも低い。

下部分９６Ｌにおいて、段差部９６Ｓより前方には、タンク７０（液体保持部の一例）及び廃液タンク７２が位置する。タンク７０及び廃液タンク７２は、タンク７０を左方として左右方向９に並んでいる。タンク７０にインクが貯留される。タンク７０は、ホルダ９０に対して着脱可能なカートリッジタイプである。タンク７０からチューブ７１を通じてインクが印刷ヘッド２４（図３参照）に供給される。タンク７０は、貯留されているインクの液面が目視可能な透光性の部材からなる。図５に示されるように、タンク７０は、インクの種類、例えば色に応じて左右方向９に複数が配置されている。本実施形態では、４つのタンク７０が左右方向９に並んで配置されている。インクは、顔料などを含む液体である。インクは、顔料を均一に分散させるに適した粘度を有している。顔料は、インクの色となるものである。

廃液タンク７２は、内部空間にインクを貯留可能な容器である。廃液タンク７２の内部空間は空洞であってもよいし、樹脂フォームなどの液体を吸収して保持する部材が充填されていてもよい。廃液タンク７２は、ホルダ９０に対して着脱可能である。

図３に示されるように、段差部９６Ｓから後方へ向かってジョイント７５が突出している。ジョイント７５は、タンク７０及び廃液タンク７２にそれぞれ対応して、左右方向９に離れて２つが配置されている。各ジョイント７５は、タンク７０及び廃液タンク７２とそれぞれ液体を流通可能に連結されている。タンク７０及び廃液タンク７２は、ホルダ９０からの着脱によって、ジョイント７５に対して着脱される。

図３には現れていないが、筐体１４の下壁３４には、ジョイント７５と連結するジョイント受けが設けられている。ホルダ９０が筐体１４に装着された状態において、ジョイント７５はジョイント受けと液体を流通可能に連結される。筐体１４のジョイント受けは、２つのジョイント７５に対応して左右方向９に離れて２つが配置されている。タンク７０に対応するジョイント７５と連結するジョイント受けには、チューブ７１の一端が接続されている。廃液タンク７２に対応するジョイント７５と連結するジョイント受けには、チューブ７３の一端が接続されている。

図３及び図４に示されるように、下部分９６Ｌの上面と後部分９６Ｂと内面（前方を向く面）とは、曲面９６Ａとして滑らかに連続する。曲面９６Ａは、上方及び前方を向く曲面である。曲面９６Ａは、ロール体１１から引き出されたシート１１Ａを案内する。

本体９６は、スピンドル９２の両端をそれぞれ支持する支持部材９７と、ニップローラ９３の両端をそれぞれ支持する支持部材９８と、を有する。支持部材９７は、本体９６の左右方向９の両端に位置して曲面９６Ａから上方へ延びている。支持部材９８は、本体９６の左右方向９の両端に位置して曲面９６Ａから前方へ延びている。支持部材９７，９８は、それぞれが左右方向９に対向する一対である。スピンドル９２は、タンク７０及び廃液タンク７２よりも後方に位置する。また、スピンドル９２は、排出口１３よりも後方に位置する。また、ガイドローラ２０は、スピンドル９２よりも後方に位置する。

本体９６の曲面９６Ａの湾曲内側には、左右方向９に沿って延びるスピンドル９２（支持部材の一例）が位置する。スピンドル９２の両端は、一対の支持部材９７にそれぞれ回転可能に支持されている。スピンドル９２は、支持部材９７に対して着脱可能である。スピンドル９２は、ロール体１１の中心に挿通されてロール体１１を支持する。スピンドル９２は、筐体１４の内部空間に位置する不図示のモータから回転が伝達されて回転する。スピンドル９２の回転に伴って、スピンドル９２に支持されているロール体１１も回転する。図３に示されるように、ホルダ９０が筐体１４に装着された状態において、スピンドル９２の前後方向８における中心は、筐体１４の前後方向８の中央１４Ｃより後方に位置する。

図３，４に示されるように、本体９６の曲面９６Ａの湾曲内側には、左右方向９に沿って延びるニップローラ９３（保持部材の一例）が位置する。ニップローラ９３は、前後方向８においてスピンドル９２よりも後方且つ上方に位置する。ニップローラ９３の両端は、一対の支持部材９７に回転可能に支持されている。ニップローラ９３は、左右方向９を軸線方向として回転する。

ニップローラ９３は、支持部材９７に支持された状態で、図３において実線で示される保持位置と、破線で示される非保持位置に移動可能である。ニップローラ９３の移動は、例えば不図示のモータや電磁弁から駆動伝達されたることによって実現される。保持位置のニップローラ９３は、ニップローラ９４との間にシート１１Ａを挟み込んで支持する。非保持位置のニップローラ９３は、ニップローラ９４と接触せずに離間しており、ニップローラ９３とニップローラ９４との間は、シート１１Ａの厚みより充分に大きい。したがって、非保持位置のニップローラ９３とニップローラ９４とは、シート１１Ａを保持しない。

本体９６には、ニップローラ９４（保持部材の一例）が設けられている。ニップローラ９４は、ニップローラ９３の後方に位置する。ニップローラ９４は、左右方向９を軸線方向として回転する。ニップローラ９４の一部分は、本体９６の曲面９６Ａよりも後方に位置する。ニップローラ９４は、前方の一部分が曲面９６Ａから前方へ膨出している。曲面９６Ａから膨出しているニップローラ９４は、保持位置のニップローラ９３と当接する。ニップローラ９４は、筐体１４の内部空間に位置する不図示のモータから駆動伝達されて回転する。図３に示されるように、ホルダ９０が筐体１４に装着された状態において、ニップローラ９３，９４及びガイドローラ２０は、スピンドル９２よりも前後方向８の後方に位置する。また、ニップローラ９３，９４は、ホルダ９０が筐体１４に装着された状態において、スピンドル９２の上下方向７の中心より上方であって、且つガイドローラ２０より下方に位置する。

図４に示されるように、本体９６の曲面９６Ａの上端付近には、マーク１００が記されている。マーク１００は、曲面９６Ａの左右方向９の中央付近に位置しており、下向きを示す三角印である。マーク１００が下向きに示す位置は、ロール体１１から引き出されたシート１１Ａの先端の位置を示している。マーク１００は、曲面９６Ａにエンボス加工などの凹凸によって記されていてもよいし、インクなどによって印刷されていてもよいし、マーク１００が印刷されたシールなどが曲面９６Ａに貼られていてもよい。

［コントローラ１３０］
図５に示されるように、コントローラ１３０は、ＣＰＵ１３１、ＲＯＭ１３２、ＲＡＭ１３３、ＥＥＰＲＯＭ１３４、及びＡＳＩＣ１３５を備えている。ＣＰＵ１３１、ＲＯＭ１３２、ＲＡＭ１３３、ＥＥＰＲＯＭ１３４、及びＡＳＩＣ１３５は、内部バス１３７によって接続されている。ＲＯＭ１３２には、ＣＰＵ１３１が各種動作を制御するためのプログラムや、後述される搬送制御において読み出される上限値ＵＶ及び下限値ＬＶなどが格納されている。ＲＡＭ１３３は、ＣＰＵ１３１が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。ＥＥＰＲＯＭ１３４には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。

ＡＳＩＣ１３５には、モータ１０２が接続されている。ＡＳＩＣ１３５は、モータ１０２を回転させるための駆動信号を生成し、この駆動信号を元にモータ１０２を制御する。モータ１０２は、ＡＳＩＣ１３５からの駆動信号によって順回転及び逆回転する。例えば、コントローラ１３０は、モータ１０２の駆動を制御して各ローラ及びスピンドル９２を駆動させる。

また、ＡＳＩＣ１３５には、アクチュエータ１０３が接続されている。アクチュエータ１０３は、モータであってもよいし電磁弁であってもよい。アクチュエータ１０３は、ＡＳＩＣ１３５からの駆動信号によって駆動し、アクチュエータ１０３の駆動が伝達されてニップローラ９３が保持位置又は非保持位置へ移動する。

また、ＡＳＩＣ１３５には、シートセンサ１２０が接続されている。コントローラ１３０は、シートセンサ１２０から出力される検知信号に基づいて、シートセンサ１２０の配置位置にシート１１Ａが存在することを検知する。また、コントローラ１３０は、印刷ヘッド２４を制御してノズル３０からインクを吐出させる。

また、ＡＳＩＣ１３５には、装着センサ１２１が接続されている。コントローラ１３０は、装着センサ１２１から出力される検知信号に基づいて、ホルダ９０が筐体１４に装着されているかを検知する。

［画像記録装置１０の動作］
以下、画像記録装置１０による画像記録動作が説明される。
印刷データを受信した画像記録装置１０は、モータ１０２を制御して、スピンドル９２、ガイドローラ２０、第１搬送ローラ６０、第２搬送ローラ６２を回転させる。このとき、ニップローラ９３は非保持位置に位置される。これにより、ロール体１１のシート１１Ａの先端が、印刷ヘッド２４の下方へ送り出される。送り出されたロール体１１のシート１１Ａは、ロールにおいて径方向の外向きとなる面が、印刷ヘッド２４と対向する。そして、画像記録装置１０は、各ローラを回転させつつ、印刷データに基づいて、印刷ヘッド２４からシート１１Ａへ向けてインクを吐出させる。印刷ヘッド２４から吐出されたインク滴は、プラテン２５に支持されているシート１１Ａに付着する。

画像記録装置１０は、印刷データに基づく印刷が終了したと判定したことに応じて、ロール体１１から引き出されたシート１１Ａのうち印刷がされた部分が排出口１３から筐体１４の外部へ出るまでシートを搬送させてから、モータ１０２を制御して、スピンドル９２、ガイドローラ２０、第１搬送ローラ６０、及び第２搬送ローラ６２の回転を停止する。

［ロール体１１、タンク７０、及び廃液タンク７２の交換作業］
以下、ロール体１１、タンク７０、及び廃液タンク７２の交換作業について説明がされるが、交換対象となる部材が異なるほかはホルダ９０の操作は同様であるので、ロール体１１の交換作業を例に説明がされる。

印刷によってシートが使用され、スピンドル９２に支持されているロール体１１からすべてのシートが引き出されると、ユーザによりロール体１１が交換される。ロール体１１の交換作業において、ユーザは、筐体１４に装着されているホルダ９０の持ち手１０１を持って、ホルダ９０を前後方向８の前方へ引き出す。これにより、図２に示されるように、ホルダ９０が筐体１４からスライドされて、筐体１４の引出口１８から引き出される。また、印刷によってインクが使用されてタンク７０に貯留されたインクがなくなったときや、廃液タンク７２に貯留可能な最大量近くのインクが貯留されたときにも、同様に、ホルダ９０が筐体１４から前方へ引き出される。

コントローラ１３０は、装着センサ１２１が出力する信号に基づいて、ホルダ９０が引き出されたと判定する（Ｓ１１：Ｙｅｓ）。また、ホルダ９０が筐体１４から前方へ引き出されることにより、ジョイント７５がジョイント受けから離脱する。

なお、ホルダ９０は、図４に示されるように、筐体１４から完全に引き出されてもよいし、スピンドル９２に新しいロール体１１を装填可能な程度に、筐体１４か一部のみが引き出されてもよい。筐体１４から引き出されたホルダ９０において、スピンドル９２が外部へ露出される。同様に、タンク７０や廃液タンク７２の交換においては、タンク７０や廃液タンク７２が交換可能な程度にホルダ９０が筐体１４から引き出されてもよい。

ユーザは、ホルダ９０の上方から、使用済みのロール体１１及びスピンドル９２を持ってホルダ筐体９１から取り外す。そして、新しいロール体１１を、スピンドル９２に装填する。そして、ユーザは、スピンドル９２に装填した新しいロール体１１をホルダ筐体９１に装着し、ロール体１１からシート１１Ａを引き出してニップローラ９３，９４の間に挿通させて、マーク１００が示す先端位置まで引き出す。

そして、ユーザが、ホルダ９０を引出口１８に挿入して筐体１４に装着すると、コントローラ１３０は、装着センサ１２１が出力する信号に基づいて、ホルダ９０が筐体１４に装着されたと判定する（Ｓ１２：Ｙｅｓ）。コントローラ１３０は、ホルダ９０が筐体１４に装着されたと判定すると、アクチュエータ１０３を駆動する（Ｓ１３）。これにより、ニップローラ９３が非保持位置から保持位置へ移動されて、シート１１Ａがニップローラ９３，９４に挟まれて保持される。そして、コントローラ１３０は、モータ１０２を駆動して（Ｓ１４）、ニップローラ９４、ガイドローラ２０、及び第１搬送ローラ６０を回転させる。これにより、ロール体１１から引き出されたシート１１Ａが、搬送路２２を区画するガイド部材に案内されて第１搬送ローラ対５４へ導かれ、第１搬送ローラ対５４に挟持される。

第１搬送ローラ対５４に狭持されたシート１１Ａの先端が搬送向きへ搬送されると、シートセンサ１２０がシート１１Ａを検知する（Ｓ１５：Ｙｅｓ）。コントローラ１３０は、シートセンサ１２０の検知信号に基づいてシート１１Ａを検知すると、モータ１０２を停止する（Ｓ１６）。また、コントローラ１３０は、アクチュエータ１０３を駆動して（Ｓ１７）、ニップローラ９３を保持位置から非保持位置へ移動する。

［実施形態の作用効果］
本実施形態によれば、筐体１４からホルダ９０を引き出すことにより、ロール体１１、タンク７０、及び廃液タンク７２のいずれもが交換可能なので、画像記録装置１０におけおる消耗品の交換作業のためにユーザが行う動作が一元化される。また、ロール体１１を支持するスピンドル９２が後方にあっても、ロール体１１のセッティング作業が容易である。また、ホルダ９０が、筐体１４の前方に引き出されるので、交換作業が容易である。

また、ニップローラ９３，９４及びガイドローラ２０は、ホルダ９０が筐体１４に装着された状態において、スピンドル９２よりも前後方向８の後方に位置するので、搬送路２２を短くして装置を小型化しやすい。

また、ニップローラ９３が保持位置に位置することによって、セッティングのときにシート１１Ａが第１搬送ローラ対５４へ向かって給送される。ニップローラ９３が非保持位置に位置することによって、第１搬送ローラ対５４及び第２搬送ローラ対５５によるシート１１Ａの搬送にニップローラ９３，９４の保持力が影響しないので、シート１１Ａの搬送精度が向上する。

また、ホルダ９０が筐体１４に装着された状態において、第１位置のガイドローラ２０の一部が、ホルダ外壁９５の上端よりも下方に位置するので、装置が小型化される。なお、第１位置及び第２位置は相対的な位置関係であるので、いずれが第１位置又は第２位置であってもよい。また、第１位置のガイドローラ２０のすべてが、ホルダ外壁９５の上端よりも下方に位置してもよい。

また、複数のタンク７０が左右方向９に並んで位置するので、廃液タンク７２及びスピンドル９２とのレイアウトの効率が良く、画像記録装置１０を小型化しやすい。

また、ホルダ９０は、筐体１４の前面を形成するホルダ外壁９５を有するので、筐体１４に対してホルダ９０を着脱するときに引出口１８を開閉するカバーが不要であり、作業が簡易である。

また、ホルダ外壁に窓１９が設けられているので、筐体１４にホルダ９０が装着された状態において、タンク７０に貯留されているインクの残量を目視で確認できる。

また、筐体１４の右壁３５に窓３９が設けられているので、筐体１４にホルダ９０が装着された状態において、ロール体１１の状態を目視で確認できる。

また、スピンドル９２がホルダ９０の本体９６に対して着脱可能なので、ロール体１１のセッティング作業が容易である。

また、ホルダ９０の曲面９６Ａには、マーク１００が付されているので、ロール体１１から引き出したシート１１Ａのセッティング作業が容易である。

［変形例］
前述された実施形態では、ホルダ９０は、筐体１４に対して前方へ引き出し可能であるが、ホルダ９０は、その他の方向、例えば右方へ引き出し可能であってもよい。また、ホルダ９０は、ホルダ外壁９５を有していなくてもよい。その場合、筐体１４には、引出口１８を開閉するカバーが設けられてもよい。

また、タンク７０は、複数でなくても１個であってもよい。また、タンク７０は、ホルダ９０に対して着脱可能なカートリッジタイプでなく、ホルダ９０に固定されたものであってもよい。その場合は、タンク７０には、注入口７１が形成されており、注入口を通じて、タンク７０にインクが補充される。また。ホルダ９０には、タンク７０及び廃液タンク７２の両方が設けられている必要は無く、少なくとも一方が設けられていればよい。

また、前述された実施形態では、ホルダ９０において、ロール体１１から引き出されたシート１１Ａは上方へ送り出されるが、これに代えて、ロール体１１から引き出されたシート１１Ａが後方へ送り出されてから上方へ搬送されてもよい。

前述された実施形態では、ホルダ９０において、ホルダ筐体９１の上方及び側方は開放されているが、ホルダ筐体９１の上方及び側方を覆うカバーが設けられてもよい。例えば、カバーはホルダ筐体９１に対して着脱可能である。ロール体１１が交換されるときは，ホルダ筐体９１からカバーが取り外される。

また、ホルダ９０に設けられたニップローラ９３，９４に代えて、シートの左右方向９の両端をそれぞれ前方から曲面９６Ａへ向かって押さえる押さえ部材が設けられてもよい。押さえ部材が設けられた場合、ホルダ９０には、シート１１Ａの先端をガイドローラ２０へ向かって送り出すピックアップローラが更に設けられる。

また、画像記録装置１０の前壁３１における排出口１３及び操作パネル１７のレイアウトは適宜変更されてもよい。また、排出口１３又は操作パネル１７が前壁３１以外に配置されてもよい。例えば、排出口１３が筐体１４の上壁３３に形成されて、排出口１３を通過する印刷済みのシートが、斜め上方や上方に排出されてもよい。

また、ガイドローラ２０に代えて、シートに当接して案内する曲面を有するガイド部材が設けられてもよい。

また、前述された実施形態では、搬送路２２において第１搬送ローラ対５４及び第２搬送ローラ対５５がシートを挟持して搬送するが、これに代えて、搬送ベルトなどの他の搬送部材が用いられてもよい。

また、インクの乾燥を促進するために、印刷ヘッド２４より搬送方向の下流に、シート又はインクの少なくとも一方を加熱するヒータが設けられてもよい。また、インクとしては、紫外線により硬化する樹脂を含有するインクが用いられてもよい。その場合、印刷ヘッド２４の下流に紫外線照射器が設けられる。

また、前述された実施形態では、インクジェット方式によってシートに印刷する印刷ヘッド２４が印刷部として用いられているが、これに代えて 電子写真式の印刷方式が採用されたり、サーマルヘッドが採用されたりしてもよい。

また、前述された実施形態では、ロール体１１はスピンドル９２に支持されるが、ロール体を回転可能に支持する棒状の支持部材はスピンドル９２のように回転するものでなくてもよい。回転しない支持部材としては、例えば、ロール体１１の芯の内径よりも小さい外径の筒状又は円柱状の部材があげられる。

また、前述された画像記録装置１０は、筐体１４の前壁３１及び後壁３２が上下方向７及び左右方向９に沿った状態で使用されるが、画像記録装置１０の使用姿勢はこれに限らない。

１０・・・画像記録装置
１１・・・ロール体
１３・・・排出口
１４・・・筐体
１９，３９・・・窓
２０・・・ガイドローラ（ガイド部材）
２４・・・印刷ヘッド（記録部）
５４・・・第１搬送ローラ対（搬送機構）
５５・・・第２搬送ローラ対（搬送機構）
７０・・・タンク（液体保持部）
７２・・・廃液タンク（液体保持部）
９０・・・ホルダ（引出部）
９２・・・スピンドル（支持部材）
９３，９４・・・ニップローラ（保持部材）
９５・・・ホルダ外壁（外壁）
１００・・・マーク
１０３・・・アクチュエータ
１２０・・・シートセンサ
１３０・・・コントローラ

Claims (12)

1. 筐体と、
   上記筐体から引き出し可能な引出部と、
   上記引出部に支持されており、シートロールを支持する支持部材と、
   上記引出部に支持されており、液体を保持する液体保持部と、
   上記筐体の内部空間に位置しており、シートロールから延びるシートを搬送する搬送機構と、
   上記筐体の内部空間に位置しており、上記搬送機構が搬送するシートに画像を記録する記録部と、を具備しており、
   上記液体保持部は、上記記録部に供給する液体を貯留するタンク、又は上記記録部から排出された液体を貯留する廃液タンクの少なくともいずれか一方である画像記録装置。
2. 上記引出部が上記筐体に装着された装着状態において、上記液体保持部は、上記支持部材より前方に位置しており、
   上記筐体は、画像記録済みのシートの排出口を有しており、
   上記排出口は、上記支持部材より前方に位置する請求項１に記載の画像記録装置。
3. 上記引出部に支持されており、シートロールから延びるシートを保持して上記搬送機構へ給送する保持部材と、
   上記保持部材よりシートの搬送向きの下流であって、且つ上記搬送機構より搬送向きの上流に位置するガイド部材を更に具備しており、
   上記保持部材及び上記ガイド部材は、上記装着状態における上記支持部材よりも後方に位置する請求項２に記載の画像記録装置。
4. 上記保持部材は、シートを保持する保持位置と、シートを保持しない非保持位置とに移動可能である請求項３に記載の画像記録装置。
5. 上記搬送機構より搬送向きの下流に位置しており、シートロールから延びるシートを検知するセンサと、
   上記保持部材を移動させるアクチュエータと、
   コントローラと、を更に具備しており、
   上記コントローラは、上記センサの検知信号に基づいて、上記搬送機構より搬送向きの下流に上記シートが位置するかを判定し、
   上記搬送機構より搬送向きの下流に上記シートが位置すると判定したことを条件として、上記アクチュエータを駆動して上記保持部材を上記非保持位置へ移動させる請求項４に記載の画像記録装置。
6. 上記引出部は、上記筐体の外面を形成する外壁を有しており、
   上記ガイド部材は、第１位置と第２位置とに移動可能であって、
   上記第１位置又は上記第２位置のいずれかに位置する上記ガイド部材の少なくとも一部は、上記引出部が上記筐体に装着された状態における上記外壁の上端よりも下方に位置する請求項３又は４に記載の画像記録装置。
7. 上記引出部は、前方へ引き出し可能である請求項１から６のいずれかに記載の画像記録装置。
8. 上記液体保持部は上記タンクであり、
   上記タンクは、複数が左右方向に並んで位置する請求項１から７のいずれかに記載の画像記録装置。
9. 上記外壁は、光を透過する第１窓を有する請求項６に記載の画像記録装置。
10. 上記筐体の側壁であって上記引出部が上記筐体に装着された状態の上記支持部材の側方に、光を透過する第２窓を有する請求項１から９のいずれかに記載の画像記録装置。
11. 上記支持部材は、上記引出部に対して着脱可能である請求項１から１０のいずれかに記載の画像記録装置。
12. 上記引出部には、上記支持部材に支持されたシートロールから延びるシートの先端位置を示すマークが付されている請求項１から１１のいずれかに記載の画像記録装置。

Images