JP2022002488A - 脱穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】、受網が扱胴に接触して受網が損傷するのを防止することが可能な脱穀装置が要望されている。【解決手段】脱穀装置6は、回転軸心Y1周りで回転可能な扱胴12と、扱胴12の周囲に設けられる受網14と、扱胴12を支持する脱穀フレーム29と、を備えている。受網14の上端部に、脱穀フレーム29に扱胴12の径方向外側から当接して受網14の上端部が扱胴12の径方向内側に変位するのを規制する規制部材45が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、脱穀装置に関する。
従来、脱穀装置として、例えば、特許文献1に記載の脱穀装置が知られている。特許文献1に記載の脱穀装置には、回転軸心(文献では「回転軸芯〔Y1〕」)周りで回転可能な扱胴(文献では「扱胴〔11〕」)と、扱胴の周囲に設けられる受網(文献では「受網〔27〕」)と、扱胴を支持する脱穀フレーム(文献では「可動壁〔55〕等」)と、が備えられている。
特開2020−65475号公報
特許文献1に記載の脱穀装置では、振動(例えば、コンバインの走行時の振動等)によって、受網の上端部が扱胴の径方向内側に変位することがある。この場合、受網の上端部が扱胴の径方向内側に変位すると、受網が扱胴に接触して受網が損傷する虞がある。
上記状況に鑑み、受網が扱胴に接触して受網が損傷するのを防止することが可能な脱穀装置が要望されている。
本発明の特徴は、回転軸心周りで回転可能な扱胴と、前記扱胴の周囲に設けられる受網と、前記扱胴を支持する脱穀フレームと、を備えている脱穀装置であって、前記受網の上端部に設けられ、前記脱穀フレームに前記扱胴の径方向外側から当接して前記受網の上端部が前記扱胴の径方向内側に変位するのを規制する規制部材を備えていることにある。
本特徴構成によれば、振動によって、受網の上端部が扱胴の径方向内側に変位しようとしても、規制部材が脱穀フレームに扱胴の径方向外側から当接することにより、受網の上端部が扱胴の径方向内側に変位するのが規制されることになる。これにより、受網が扱胴に接触して受網が損傷するのを防止することができる。
さらに、本発明において、前記脱穀装置は、コンバインにおいて、機体左右方向で一方側に配置され、前記受網は、前記扱胴の周方向に並ぶ複数の網体を有し、かつ、前記複数の網体に前記扱胴の周方向に分割可能に構成され、前記網体として、機体横外側となる手前側に位置する手前側網体と、機体横内側となる奥側に位置する奥側網体と、が備えられ、前記奥側網体のうち前記手前側網体とは反対側の端部に、前記規制部材が設けられていると好適である。
ここで、受網において、奥側網体のうち手前側網体とは反対側の端部(上端部)の方が手前側網体のうち奥側網体とは反対側の端部よりも高い高さ位置に位置しているものがある。この場合において、振動によって、奥側網体の上端部が扱胴の径方向内側に変位しようとしても、規制部材が脱穀フレームに扱胴の径方向外側から当接することにより、奥側網体の上端部が扱胴の径方向内側に変位するのが規制されることになる。これにより、奥側網体が扱胴に接触して奥側網体が損傷するのを防止することができる。
さらに、本発明において、前記規制部材の上端部のうち前記脱穀フレームに対向する部分に、上端に近付くほど前記扱胴の径方向外側に位置するように傾斜する傾斜部が形成されていると好適である。
本特徴構成によれば、規制部材が脱穀フレームと干渉しない状態で受網を取り付けることができる。
さらに、本発明において、前記脱穀フレームは、前記回転軸心方向に沿って延びる揺動軸心周りで前記扱胴と共に上下揺動可能に構成され、前記規制部材の上端部のうち前記脱穀フレームに対向する部分は、前記脱穀フレームのうち前記規制部材の上端部に対向する部分の揺動軌跡に沿う形状に形成されていると好適である。
本特徴構成によれば、脱穀フレームが上下揺動する際に、脱穀フレームが規制部材に接触することがなく、規制部材が脱穀フレームの上下揺動を阻害することがない。
さらに、本発明において、前記規制部材は、前記受網に対して前記扱胴の径方向外側に位置していると好適である。
本特徴構成によれば、規制部材が扱胴と受網との間に位置していないことになる。これにより、規制部材が扱胴による刈取穀稈の扱き処理を阻害することがない。
さらに、本発明において、前記規制部材は、前記受網に対して着脱可能に構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、規制部材を容易に交換することができる。また、規制部材を使用するか否かを選択することができる。
さらに、本発明において、前記規制部材を前記受網に取り付けるためのステーを備え、前記規制部材は、前記規制部材及び前記ステーによって前記受網を前記扱胴の径方向の両側から挟み込む状態で前記受網に取り付けられていると好適である。
本特徴構成によれば、規制部材が扱胴の径方向にぐらつかないように、規制部材を受網にしっかりと取り付けることができる。
さらに、本発明において、前記受網は、前記回転軸心方向に間隔をあけて複数設けられ、前記回転軸心方向視で略円弧形状の桟部材を有し、前記規制部材又は前記ステーは、前記桟部材を前記回転軸心方向に跨ぐように構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、規制部材が扱胴の回転軸心方向にぐらつかないように、規制部材を桟部材にしっかりと取り付けることができる。
コンバインを示す左側面図である。 脱穀装置を示す左側面断面図である。 脱穀装置を示す正面図である。 脱穀部を示す正面断面図である。 奥側網体及び扱胴を示す図である。 図5におけるVI−VI断面図である。 規制ステーを示す正面図である。 図7におけるVIII−VIII断面図である。 規制ステーを示す分解斜視図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、矢印Fの方向を「機体の前方」、矢印Bの方向を「機体の後方」、矢印Lの方向を「機体の左方」、矢印Rの方向を「機体の右方」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1には、自脱型コンバインを示している。本コンバインには、走行機体1が備えられている。走行機体1には、機体フレーム2と、機体フレーム2を支持するクローラ走行装置3と、が備えられている。走行機体1の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。走行機体1の前部には、運転部5が設けられている。運転部5の下方には、エンジンEが設けられている。
刈取部4の後方には、刈取穀稈を脱穀して脱穀処理物を選別する脱穀装置6が設けられている。脱穀装置6の左側部には、刈取穀稈を搬送するフィードチェーン7が設けられている。脱穀装置6は、走行機体1において、左側に配置されている。脱穀装置6の右隣には、穀粒を貯留する穀粒貯留タンク8が設けられている。脱穀装置6及び穀粒貯留タンク8は、機体フレーム2に支持されている。穀粒貯留タンク8には、穀粒貯留タンク8内の穀粒を排出する穀粒排出装置9が接続されている。
〔脱穀装置〕
図2から図4に示すように、脱穀装置6には、刈取穀稈を脱穀する脱穀部10と、脱穀部10の下方に設けられ、脱穀処理物を選別する選別部11と、が備えられている。脱穀部10には、機体前後方向に沿って延びる回転軸心Y1周りで回転可能な扱胴12と、扱胴12を収容する扱室13と、扱胴12の周囲に設けられる受網14と、脱穀処理物を拡散させながら切れ藁と穀粒とを分離する分離ドラム15と、塵埃を外部に排出する排塵ファン16と、が備えられている。
扱胴12には、略円筒形状の扱胴ドラム17と、扱胴ドラム17の外周部に取り付けられる多数の扱歯18と、扱胴ドラム17を支持する扱胴軸19と、が備えられている。扱胴ドラム17は、扱胴軸19と回転軸心Y1周りで一体回転可能なように、扱胴軸19に支持されている。
扱胴12と受網14との間には、刈取穀稈が扱処理される扱処理空間20が形成されている。扱胴12が回転軸心Y1周りで矢印方向(図4参照)に回転することにより、刈取穀稈が扱処理空間20で扱き処理されることになる。
選別部11には、穀粒を揺動選別する揺動選別装置21と、揺動選別装置21に選別風を送風する唐箕22と、揺動選別装置21の下方に設けられ、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部23と、揺動選別装置21の下方に設けられ、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部24と、が備えられている。
一番回収部23には、一番物の穀粒を右方に搬送する一番スクリュ25が備えられている。一番回収部23の右端部には、一番スクリュ25からの一番物の穀粒を穀粒貯留タンク8に向けて揚穀する揚穀装置26が接続されている。二番回収部24には、二番物の穀粒を右方に搬送する二番スクリュ27が備えられている。二番回収部24の右端部には、二番スクリュ27からの二番物の穀粒を揺動選別装置21に還元する二番還元装置28が接続されている。
〔脱穀フレーム〕
図2から図4に示すように、扱胴12を支持する脱穀フレーム29が設けられている。脱穀フレーム29は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心Y2周りで扱胴12と共に上下揺動可能に構成されている。揺動軸心Y2は、回転軸心Y1方向に沿って延びている。脱穀フレーム29には、前後の側板30と、扱室ガイド31と、が備えられている。
前後の側板30には、扱胴軸19が回転可能に支持されている。扱胴軸19は、前後の側板30に亘って設けられている。
扱室ガイド31は、扱胴12に連れ回る切れ藁を案内するように構成されている。扱室ガイド31は、前後の側板30に亘って設けられている。扱室ガイド31は、扱室13の右上部において、受網14の上端部に隣接する状態で設けられている。扱室ガイド31には、扱胴12に連れ回る切れ藁を切断する切断刃32が機体前後方向に間隔をあけて複数設けられている。
〔受網〕
図4及び図5に示すように、受網14は、扱胴12の周方向に並ぶ二つの網体33を有し、かつ、二つの網体33に扱胴12の周方向に分割可能に構成されている。網体33として、機体横外側(左側)となる手前側に位置する手前側網体34と、機体横内側(右側)となる奥側に位置する奥側網体35と、が備えられている。
手前側網体34及び奥側網体35は、着脱可能に構成されている。脱穀フレーム29を揺動軸心Y2周りで扱胴12と共に上昇揺動させた状態で、脱穀装置6の左方から手前側網体34及び奥側網体35の着脱を行うことができる。受網14において、奥側網体35のうち手前側網体34とは反対側の端部(上端部)の方が手前側網体34のうち奥側網体35とは反対側の端部よりも高い高さ位置に位置している。
手前側網体34には、複数の桟部材36と、多数の線状部材37と、端部フレーム38と、端部フレーム39と、が備えられている。
桟部材36は、回転軸心Y1方向に間隔をあけて複数設けられている。桟部材36は、回転軸心Y1方向視で略円弧形状に形成されている。線状部材37は、回転軸心Y1方向に沿って延びる状態で複数の桟部材36に亘って設けられている。線状部材37は、金属製の線状部材(例えば、超硬ピアノ線)によって構成されている。
端部フレーム38は、手前側網体34のうち奥側網体35側の端部に、回転軸心Y1方向に沿って延びる状態で設けられている。端部フレーム38は、断面形状が略C字形状の部材によって構成されている。
端部フレーム39は、手前側網体34のうち奥側網体35とは反対側の端部に、回転軸心Y1方向に沿って延びる状態で設けられている。端部フレーム39は、断面形状が略C字形状の部材によって構成されている。
奥側網体35には、複数の桟部材40と、多数の線状部材41と、端部フレーム42と、端部フレーム43と、が備えられている、
桟部材40は、回転軸心Y1方向に間隔をあけて複数設けられている。桟部材40は、回転軸心Y1方向視で略円弧形状に形成されている。線状部材41は、回転軸心Y1方向に沿って延びる状態で複数の桟部材40に亘って設けられている。線状部材41は、金属製の線状部材(例えば、超硬ピアノ線)によって構成されている。
端部フレーム42は、奥側網体35のうち手前側網体34側の端部に、回転軸心Y1方向に沿って延びる状態で設けられている。端部フレーム42は、断面形状が略C字形状の部材によって構成されている。
端部フレーム43は、奥側網体35のうち手前側網体34とは反対側の端部に、回転軸心Y1方向に沿って延びる状態で設けられている。端部フレーム43は、断面形状が略C字形状の部材によって構成されている。
図5及び図6に示すように、奥側網体35の前部には、穀粒が漏下しないように、奥側網体35を塞ぐ塞ぎ板44が設けられている。図5において、回転軸心Y1方向における塞ぎ板44の範囲をAで示している。
ここで、扱歯18として、第一扱歯18Aと、第二扱歯18Bと、第三扱歯18Cと、が備えられている。第一扱歯18A、第二扱歯18B及び第三扱歯18Cは、前側からこの順で配置されている。第一扱歯18A、第二扱歯18B及び第三扱歯18Cにおいて、第一扱歯18Aの高さが最も低い高さであり、第三扱歯18Cの高さが最も高い高さであり、第二扱歯18Bの高さが第一扱歯18Aよりも高く、かつ、第三扱歯18Cよりも低い高さである。
塞ぎ板44の後端44aは、回転軸心Y1方向で第二扱歯18Bと第三扱歯18Cとの間に位置している。すなわち、塞ぎ板44は、回転軸心Y1方向で第二扱歯18Bと第三扱歯18Cとの間の位置までしか延びていない。
ここで、仮に、塞ぎ板44が回転軸心Y1方向で第三扱歯18Cの位置まで延びていると、扱胴12の径方向における塞ぎ板44と扱歯18(この場合、第三扱歯18C)との間隔が狭くなる。このため、扱処理空間20内の脱穀処理物によって塞ぎ板44が摩耗し易くなる。
しかし、本実施形態では、塞ぎ板44が回転軸心Y1方向で第二扱歯18Bと第三扱歯18Cとの間の位置までしか延びていない。このため、扱胴12の径方向における塞ぎ板44と扱歯18(この場合、第二扱歯18B)との間隔が広くなる。これにより、扱処理空間20内の脱穀処理物による塞ぎ板44の摩耗を低減することができる。
図6に示すように、端部フレーム43のうち桟部材40に隣接する部分には、角部43aが形成されている。塞ぎ板44は、角部43aよりも上側に延びている。このため、角部43aが塞ぎ板44によって扱胴12の径方向内側から覆われることになる。これにより、扱処理空間20内の脱穀処理物が角部43aに接触して角部43aが摩耗するのを防止することができる。
〔規制ステー〕
図4及び図5に示すように、脱穀フレーム29に扱胴12の径方向外側から当接して受網14の上端部が扱胴12の径方向内側に変位するのを規制する規制ステー45(本発明に係る「規制部材」に相当)が設けられている。規制ステー45は、奥側網体35の上端部に設けられている。規制ステー45は、線状部材41に対して扱胴12の径方向外側に位置している。すなわち、規制ステー45は、受網14に対して扱胴12の径方向外側に位置している。言い換えると、規制ステー45は、扱処理空間20に位置していない。
規制ステー45は、回転軸心Y1方向に間隔をあけて複数(本実施形態では、二つ)設けられている。具体的には、規制ステー45は、奥側網体35における回転軸心Y1方向の中心C1に対して、前側と後側とに振り分け配置されている。
図7から図9に示すように、規制ステー45は、二枚の板材が重ね合わされて構成されている。規制ステー45には、当接部45aと、第一係合部45bと、第二係合部45cと、が備えられている。
当接部45aは、扱室ガイド31に当接するように構成されている。具体的には、当接部45aは、扱室ガイド31のうち当接部45aに対向する部分31aに当接するように構成されている。当接部45aは、規制ステー45の上端部に形成されている。当接部45aのうち扱室ガイド31に対向する部分には、上端に近付くほど扱胴12の径方向外側に位置するように傾斜する傾斜部45dが形成されている。
図7において、脱穀フレーム29が揺動軸心Y2周りで上下揺動する際における、扱室ガイド31のうち当接部45aに対向する部分31aの揺動軌跡をTで示している。傾斜部45dは、揺動軌跡Tに沿う形状に形成されている。
第一係合部45bは、端部フレーム43に係合するように構成されている。第二係合部45cは、桟部材40に係合するように構成されている。第二係合部45cは、規制ステー45を構成する二枚の板材のうちの一方の板材によって構成されている。
規制ステー45を受網14に取り付けるための取り付けステー46(本発明に係る「ステー」に相当)が設けられている。取り付けステー46は、桟部材40を扱胴12の径方向内側から回転軸心Y1方向に跨ぐように構成されている。取り付けステー46は、規制ステー45を、回転軸心Y1方向の両側から挟み込む状態で桟部材40に取り付けるように構成されている。取り付けステー46には、線状部材41との干渉を避けるための溝46aが形成されている。
規制ステー45は、取り付けステー46、ボルト47及びナット48によって、桟部材40に着脱可能に取り付けられている。すなわち、規制ステー45は、受網14に対して着脱可能に構成されている。規制ステー45は、規制ステー45及び取り付けステー46によって桟部材40を扱胴12の径方向の両側から挟み込む状態で桟部材40に取り付けられている。具体的には、第一係合部45bが端部フレーム43の内部に入り込んだ状態で端部フレーム43の内面に係合し、かつ、第二係合部45cが桟部材40のうち扱胴12の径方向外側の縁部に扱胴12の径方向外側から係合し、かつ、取り付けステー46が桟部材40のうち扱胴12の径方向内側の縁部に扱胴12の径方向内側から当て付けられた状態で、規制ステー45が桟部材40にボルト47及びナット48によって固定されている。
このような構成によれば、振動(例えば、コンバインの走行時の振動等)によって、奥側網体35の上端部が扱胴12の径方向内側に変位しようとしても、規制ステー45が扱室ガイド31(部分31a)に扱胴12の径方向外側から当接することにより、奥側網体35の上端部が扱胴12の径方向内側に変位するのが規制されることになる。すなわち、奥側網体35が扱胴12の径方向内側に倒れるのが防止されることになる。これにより、奥側網体35が扱歯18に接触して奥側網体35が損傷するのを防止することができる。
ここで、上述のように、奥側網体35の前部には、穀粒が漏下しないように、奥側網体35を塞ぐ塞ぎ板44が設けられているところ、奥側網体35が扱胴12の径方向内側に倒れるのが防止されることにより、塞ぎ板44が扱歯18に接触して塞ぎ板44が摩耗するのを防止することができる。
本実施形態では、規制ステー45は、奥側網体35の上端部が扱胴12の径方向内側に変位するのを規制している。すなわち、規制ステー45は、奥側網体35の上端部の変位を一方向にしか規制していない。したがって、網体33の着脱を容易に行うことができると共に、脱穀フレーム29を揺動軸心Y2周りで扱胴12と共に上下揺動するのにも支障がない。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、受網14は、扱胴12の周方向に並ぶ二つの網体33を有し、かつ、二つの網体33に扱胴12の周方向に分割可能に構成されている。しかし、受網14は、扱胴12の周方向に並ぶ三つ以上の網体33を有し、かつ、三つ以上の網体33に扱胴12の周方向に分割可能に構成されていてもよい。あるいは、受網14は、扱胴12の周方向に分割不能に構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、規制ステー45は、受網14に対して着脱可能に構成されている。しかし、規制ステー45は、受網14に対して着脱不能に構成されていてもよい。すなわち、規制ステー45は、受網14と一体に構成されていてもよい。例えば、規制ステー45は、桟部材40と一体に構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、規制ステー45は、規制ステー45及び取り付けステー46によって桟部材40を扱胴12の径方向の両側から挟み込む状態で桟部材40に取り付けられている。しかし、規制ステー45を受網14に取り付ける構成は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、取り付けステー46を使用せずに、規制ステー45が桟部材40に取り付けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、取り付けステー46が桟部材40を回転軸心Y1方向に跨ぐように構成されている。しかし、規制ステー45が桟部材40を回転軸心Y1方向に跨ぐように構成されていてもよい。
(5)上記実施形態では、規制ステー45は、回転軸心Y1方向に間隔をあけて二つ設けられている。しかし、規制ステー45は、回転軸心Y1方向に間隔をあけて三つ以上設けられていてもよい。あるいは、規制ステー45は、一つだけ設けられていてもよい。
(6)上記実施形態では、脱穀フレーム29は、揺動軸心Y2周りで扱胴12と共に上下揺動可能に構成されている。しかし、本発明は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、脱穀フレーム29は、揺動軸心Y2周りで扱胴12とは別に上下揺動可能に構成されていてもよい。この場合、上記実施形態と同様に、規制ステー45に、揺動軌跡Tに沿うように傾斜する傾斜部45dが形成されているとよい。
本発明は、自脱型コンバインの脱穀装置の他、全稈投入型コンバインの脱穀装置にも利用可能である。
6 脱穀装置
12 扱胴
14 受網
29 脱穀フレーム
33 網体
34 手前側網体
35 奥側網体
40 桟部材
45 規制ステー(規制部材)
45d 傾斜部
46 取り付けステー(ステー)
Y1 回転軸心
Y2 揺動軸心

Claims (8)

  1. 回転軸心周りで回転可能な扱胴と、
    前記扱胴の周囲に設けられる受網と、
    前記扱胴を支持する脱穀フレームと、を備えている脱穀装置であって、
    前記受網の上端部に設けられ、前記脱穀フレームに前記扱胴の径方向外側から当接して前記受網の上端部が前記扱胴の径方向内側に変位するのを規制する規制部材を備えている脱穀装置。
  2. 前記脱穀装置は、コンバインにおいて、機体左右方向で一方側に配置され、
    前記受網は、前記扱胴の周方向に並ぶ複数の網体を有し、かつ、前記複数の網体に前記扱胴の周方向に分割可能に構成され、
    前記網体として、機体横外側となる手前側に位置する手前側網体と、機体横内側となる奥側に位置する奥側網体と、が備えられ、
    前記奥側網体のうち前記手前側網体とは反対側の端部に、前記規制部材が設けられている請求項1に記載の脱穀装置。
  3. 前記規制部材の上端部のうち前記脱穀フレームに対向する部分に、上端に近付くほど前記扱胴の径方向外側に位置するように傾斜する傾斜部が形成されている請求項1又は2に記載の脱穀装置。
  4. 前記脱穀フレームは、前記回転軸心方向に沿って延びる揺動軸心周りで前記扱胴と共に上下揺動可能に構成され、
    前記規制部材の上端部のうち前記脱穀フレームに対向する部分は、前記脱穀フレームのうち前記規制部材の上端部に対向する部分の揺動軌跡に沿う形状に形成されている請求項1から3の何れか一項に記載の脱穀装置。
  5. 前記規制部材は、前記受網に対して前記扱胴の径方向外側に位置している請求項1から4の何れか一項に記載の脱穀装置。
  6. 前記規制部材は、前記受網に対して着脱可能に構成されている請求項1から5の何れか一項に記載の脱穀装置。
  7. 前記規制部材を前記受網に取り付けるためのステーを備え、
    前記規制部材は、前記規制部材及び前記ステーによって前記受網を前記扱胴の径方向の両側から挟み込む状態で前記受網に取り付けられている請求項6に記載の脱穀装置。
  8. 前記受網は、前記回転軸心方向に間隔をあけて複数設けられ、前記回転軸心方向視で略円弧形状の桟部材を有し、
    前記規制部材又は前記ステーは、前記桟部材を前記回転軸心方向に跨ぐように構成されている請求項7に記載の脱穀装置。
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