JP2022000478A - 脳卒中後の後遺症改善のための組成物 - Google Patents

脳卒中後の後遺症改善のための組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善するための物質を提供する。【解決手段】分子状水素を有効成分として含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善するための組成物、並びに、この組成物を脳卒中後の後遺症を有するヒトに投与することを含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善する方法。【選択図】図1A

Description

本発明は、分子状水素を有効成分として含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症改善のた
めの組成物に関する。
本発明はまた、上記組成物を脳卒中後の後遺症を有するヒトに投与することを含む、脳
卒中後の後遺症を改善する方法に関する。
脳卒中などの脳血管疾患は、発症により重い後遺症を併発しやすく、また寝たきりにな
る割合も最も高い疾患である。脳卒中の場合、痙縮、疼痛、麻痺、言語障害、下半身不随
、などの重い後遺症が起こりやすいことが知られている。例えば脳卒中後疼痛は、神経障
害性疼痛に分類され、軽い刺激によっても痛みが誘発されるため日常生活を著しく阻害す
る。薬物による治療も行われているが、有効な治療法は確立されていない(非特許文献1
)。
後遺症に対しては、薬物療法の他に、運動機能回復のための理学療法士によるリハビリ
テーションや、言語機能回復のための言語聴覚士による訓練などが通常行われているが、
完全寛解することが難しい場合が多い。
脳卒中患者に対する水素治療について、次のような報告がある。
特許文献1は、分子状水素を有効成分として含む治療後のリハビリテーションの効率を
向上させるための急性期脳梗塞の治療剤を開示しており、急性期脳梗塞は発症後24時間
以内の脳梗塞であり、また分子状水素の濃度は例えば1〜4%(V/V)である。
非特許文献2は、急性脳梗塞患者に対し、急性酸化ストレスを防御するために、安全で
かつ有効である水素治療を患者に施すことを開示している。
非特許文献3は、急性脳幹梗塞患者にヒドロキシラジカルスカベンジャーであるエダラ
ボン(Edaravon)と分子状水素を投与することによる併用治療を開示している。
上記の報告はいずれも急性脳梗塞患者に対する水素治療の有用性に関するものであるが
、脳卒中後後遺症の軽減もしくは改善のために水素療法を適用することについて、その効
果は明らかでない。
特開2017−210433号公報
原田慎一ら,日本緩和医療薬学雑誌,2013;6:51−56 H. Ono et al.,J Stroke and Cerebrovascular Diseases 2017;26(11):2587−2594 H. Ono et al.,Medical Gas Research 2011;1:12
本発明は、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善するための組成物及び方法を提供する
ことを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、意外にも分子状水素が有効であることを見
出した。具体的には、本発明は、以下の特徴を包含する。
(1)分子状水素を有効成分として含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善するため
の組成物。
(2)脳卒中が、脳出血(脳内出血)、くも膜下出血、及び脳梗塞(例えばアテローム血
栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓、脳虚血など)からなる群から選択される、(1
)に記載の組成物。
(3)後遺症が、運動障害、感覚障害、言語障害、脳卒中後疼痛、及びアロディニアから
なる群から選択される少なくとも1つの症状である、(1)又は(2)に記載の組成物。
(4)組成物が有効量の分子状水素と空気もしくは酸素を含む気体である、(1)〜(3
)のいずれかに記載の組成物。
(5)分子状水素を0.5〜18.5体積%含む気体である、(4)に記載の組成物。
(6)組成物が有効量の分子状水素を含む生体適合性液体である、(1)〜(3)のいず
れかに記載の組成物。
(7)生体適合性液体が、水、生理食塩水もしくは輸液である、(6)に記載の組成物。
(8)生体適合性液体中に溶存する分子状水素の濃度が1〜10ppmである、(6)又
は(7)に記載の組成物。
(9)有効成分としての分子状水素を含む(1)〜(8)のいずれかに記載の組成物を脳
卒中後の後遺症を有するヒトに投与することを含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改
善する方法。
本発明により、分子状水素の投与によって、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症(例えば、
疼痛、身体のフラツキ、痙縮、手足のしびれ、言語障害など)を改善(もしくは軽減)す
ることができる。
脳卒中(橋出血)に罹患したヒトの脳卒中後の後遺症である疼痛に対する分子状水素を含む空気の吸入による改善を示す。数値は約15日間におけるVASの平均±標準偏差を示し、Pの値は、分子状水素を含む空気の吸入開始時(0.5か月)に対する統計学的な有意差を示す。また、縦軸のVASは、Visual Analogue Scale(スケール:0〜5)の値を表しており、VAS「0」は上記の各症状がない状態を示しており、VAS「5」は上記の各症状が最悪の状態を示している。 脳卒中(橋出血)に罹患したヒトの脳卒中後の後遺症である身体のフラツキに対する分子状水素を含む空気の吸入による改善を示す。数値は約15日間におけるVASの平均±標準偏差を示し、Pの値は、分子状水素を含む空気の吸入開始時(0.5か月)に対する統計学的な有意差を示す。また、縦軸のVASは、Visual Analogue Scale(スケール:0〜5)の値を表しており、VAS「0」は上記の各症状がない状態を示しており、VAS「5」は上記の各症状が最悪の状態を示している。 脳卒中(橋出血)に罹患したヒトの脳卒中後の後遺症である手足のしびれに対する分子状水素を含む空気の吸入による改善を示す。数値は約15日間におけるVASの平均±標準偏差を示し、Pの値は、分子状水素を含む空気の吸入開始時(0.5か月)に対する統計学的有意差を示す。また、縦軸のVASは、Visual Analogue Scale(スケール:0〜5)の値を表しており、VAS「0」は上記の各症状がない状態を示しており、VAS「5」は上記の各症状が最悪の状態を示している。
本発明をさらに詳細に説明する。
1.分子状水素を含む組成物
本発明の組成物は、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善することができる。その有効
成分は分子状水素である。
本明細書中、対象である「ヒト」は、脳卒中の治療を受けているヒト及び脳卒中を経験
したことがあるヒトにおいて、脳卒中後の後遺症を有するヒトを含む。
本明細書中、「分子状水素」という用語は、水素分子、気体状水素又は水素ガスと互換
的に使用しうる。また、後述するように、分子状水素を含む組成物は、所定量の分子状水
素と、所定量の、例えば、空気もしくは酸素との混合気体であってもよいし、或いは所定
量の分子状水素が溶存された生体適合性液体であってもよい。
本明細書中、「脳卒中」という用語は、脳の血管が破れて出血する例えば脳出血やくも
膜下出血、並びに、血管が詰まって血液が脳に流れにくくなる例えば脳梗塞(アテローム
血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓、脳虚血など)を含む。
脳出血では、脳の中に出血した血液の塊が脳細胞を圧迫して壊し、それによって頭痛、
運動麻痺、言語障害、意識が悪くなるなど種々の症状が起こる。脳出血の起きやすい部位
は知られており、主に、その部位の名前により被殻出血、視床出血、皮質下出血、橋出血
、小脳出血などに分類されている。
くも膜下出血は、脳の外側の血管の分岐部にできたこぶが破れ、脳とくも膜下との隙間
に出血することによって起こる。
脳梗塞では、その発症の前触れとして一過性脳虚血発作が起こることがあり、適切な治
療を受けないで放置すると重い脳梗塞を発症しやすいと云われている。血管が詰まること
によって、その先の脳細胞に血流が行き渡らず、酸素や養分を送ることができなくなって
障害(脳虚血)が起きる。脳梗塞には、例えばラクナ梗塞(脳内の動脈が細くなって血管
が詰まる)、アテローム血栓性脳梗塞(アテローム動脈硬化が原因となって、その場で血
液が凝固して梗塞を引き起こす)、及び心原性脳塞栓症(不整脈に起因して心臓で発生し
た血栓が脳内の血管に詰まり梗塞を引き起こす)などが挙げられる。
本明細書中、「脳卒中後の後遺症」という用語は、脳卒中の発作に対し適切な処置を施
した後でさえ脳や身体に残る障害を指す。障害の種類や程度は、脳内の出血や梗塞の部位
やその程度によって変化する。後遺症として、例えば、運動障害(片麻痺、半身麻痺、嚥
下、痙縮、身体のフラツキ、など)、感覚障害(手足のしびれ、無感覚、など)、言語障
害(構音障害、失語症、など)、高次機能障害(認知障害、記憶障害、社会的行動障害、
注意障害、など)、脳卒中後疼痛(CPSP)、アロディニアなどが挙げられる。
本明細書中、「脳卒中後疼痛」は、脳卒中によって脳に損傷を受けた後、数週間から数
か月経過した後に生じる痛みをいう。また、そのような疼痛には、通常であれば痛くない
刺激(例えば手足の痺れ)に対して痛みと感じる異痛症と呼ばれるアロディニアも含まれ
る。
後述の実施例では、本発明の組成物の継続的投与により、脳卒中後疼痛については約1
か月以降において、身体のフラツキ、痙縮、言語障害については約1〜3.5か月以降に
おいて、手足のしびれについては約4.5か月以降において改善傾向が認められた。
痙縮は、運動障害の一つであり、筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくかったり、勝手
に動いたり、肘が曲がったり、足先が足の裏側のほうに曲がったりするなどの症状である
本明細書中、本発明の組成物の有効成分である「水素」は分子状水素である。また、本
明細書中で使用する用語「分子状水素」は、分子式でH、D(重水素)、HD(重水
素化水素)、又はそれらの混合ガスを指す。Dは、高価であるが、Hよりスーパーオ
キシド消去作用が強いことが知られている。本発明で使用可能な水素は、H、D(重
水素)、HD(重水素化水素)、又はそれらの混合ガスであり、好ましくはHであり、
或いはHに代えて、又はHと混合して、D及び/又はHDを使用してもよい。
分子状水素含有気体は、好ましくは、分子状水素を含む空気又は、分子状水素と酸素を
含む混合ガスである。分子状水素含有気体の分子状水素の濃度は、ゼロ(0)より大きく
、かつ18.5体積%以下、例えば0.5〜18.5体積%であり、好ましくは1〜10
体積%、例えば2〜8体積%、3〜7体積%、3〜6体積%、4〜6体積%、4〜5体積
%、5〜10体積%、5〜8体積%、6〜8体積%、6〜7体積%など、より好ましくは
5〜8体積%、例えば6〜8体積%、6〜7体積%などである。本発明では、爆発限界以
下で分子状水素濃度が高いほど脳卒中後後遺症の改善(もしくは軽減)効果が大きい傾向
がある。
分子状水素は可燃性かつ爆発性ガスであるため、脳卒中後後遺症の改善(もしくは軽減
)においては、ヒトに、安全な条件で本発明の組成物に水素を含有させて投与することが
好ましい。
分子状水素以外の気体が空気であるときには、空気の濃度は、例えば81.5〜99.
5体積%の範囲である。
分子状水素以外の気体が酸素を含む気体であるときには、酸素の濃度は、例えば21〜
99.5体積%の範囲である。
その他の主気体として例えば窒素を含有させることができる。
分子状水素溶存液体は、具体的には、分子状水素を溶存させた水性液体であり、ここで
、水性液体は、非限定的に、例えば水(例えば精製水、滅菌水)、生理食塩水、緩衝化生
理食塩水(例えばpH4〜7.4)、点滴液、輸液、注射溶液、飲料(例えば、緑茶、紅
茶などの茶飲料、果汁、青汁、野菜ジュース、など)などである。分子状水素溶存液体の
分子状水素濃度は、非限定的に、例えば1〜10ppm、好ましくは1.2〜8ppm、
例えば1.5〜7ppm、1.5〜5ppm、2〜10ppm、2〜9ppm、2〜8p
pm、2〜7ppm、2〜6ppm、2〜5ppm、3〜10ppm、3〜9ppm、3
〜8ppm、3〜7ppm、4〜10ppm、4〜9ppm、4〜8ppm、5〜10p
pm、5〜9ppm、5〜8ppmなど、より好ましくは3〜8ppm、例えば3〜7p
pm、4〜8ppm、5〜8ppmなどである。
分子状水素溶存液体には、脳卒中後の後遺症を治療するための医薬品を添加してもよい
。或いは、当該医薬品は、分子状水素溶存液体又は分子状水素含有気体の投与と別に投与
してもよい。
分子状水素含有気体又は分子状水素溶存液体は、所定の分子状水素濃度になるように配
合されたのち、例えば耐圧性の容器(例えば、ステンレスボンベ、アルミ缶、好ましくは
内側をアルミフィルムでラミネーションした、耐圧性プラスチックボトル(例えば耐圧性
ペットボトル)及びプラスチックバッグ、アルミバッグ、等)に充填される。アルミは水
素分子を透過させ難いという性質を有している。或いは、分子状水素含有気体又は分子状
水素溶存液体は、投与時に、水素ガス生成装置、水素水生成装置、又は水素ガス添加装置
、例えば、公知のもしくは市販の水素ガス供給装置(分子状水素含有気体の生成用装置)
、水素添加器具(水素水生成用装置)、非破壊的水素含有器(例えば点滴液などの生体適
用液バッグ内部へ非破壊的に分子状水素を添加するための装置)などの装置を用いてその
場で作製されてもよい。
水素ガス供給装置は、水素発生剤(例えば金属アルミニウム、水素化マグネシウム、等
)と水の反応により発生する分子状水素を、希釈用ガス(例えば空気、酸素、等)と所定
の比率で混合することを可能にする(日本国特許第5228142号公報、等)。あるい
は、水の電気分解を利用して発生した分子状水素を、酸素、空気などの希釈用ガスと混合
する(日本国特許第5502973号公報、日本国特許第5900688号公報、等)。
これによって0.5〜18.5体積%の範囲内の水素濃度の分子状水素含有気体を調製す
ることができる。
水素添加器具は、水素発生剤とpH調整剤を用いて水素を発生し、水などの生体適用液
に溶存させる装置である(日本国特許第4756102号公報、日本国特許第46524
79号公報、日本国特許第4950352号公報、日本国特許第6159462号公報、
日本国特許第6170605号公報、特開2017−104842号公報、等)。水素発
生剤とpH調整剤の組み合わせは、例えば、金属マグネシウムと強酸性イオン交換樹脂も
しくは有機酸(例えばリンゴ酸、クエン酸、等)、金属アルミニウム末と水酸化カルシウ
ム粉末、などである。これによって1〜10ppm程度の溶存水素濃度の水素溶存液体を
調製できる(例えば、商品名「セブンウォーター」(クオシア)、等)。
非破壊的水素含有器は、点滴液などの市販の生体適用液(例えば、ポリエチレン製バッ
グなどの水素透過性プラスチックバッグに封入されている。)に水素分子をパッケージの
外側から添加する装置又は器具であり、例えばMiZ(株)から市販されている(htt
p://www.e−miz.co.jp/technology.html)。この装
置は、生体適用液を含むバッグを飽和水素水に浸漬することによってバッグ内に水素を透
過し濃度平衡に達するまで無菌的に水素を生体適用液に溶解させることができる。当該装
置は、例えば電解槽と水槽から構成され、水槽内の水が電解槽と水槽を循環し電解により
水素を生成することができる。或いは、簡易型の使い捨て器具は同様の目的で使用するこ
とができる(特開2016−112562号公報、等)。この器具は、アルミバッグの中
に生体適用液含有プラスチックバッグ(水素透過性バッグ、例えばポリエチレン製バッグ
)と水素発生剤(例えば、金属カルシウム、金属マグネシウム/陽イオン交換樹脂、等)
を内蔵しており、水素発生剤は例えば不織布(例えば水蒸気透過性不織布)に包まれてい
る。不織布に包まれた水素発生剤を水蒸気などの少量の水で濡らすことによって発生した
水素がプラスチックバッグを透過し生体適用液に非破壊的かつ無菌的に溶解される。
上記の装置又は器具を用いて調製された、分子状水素含有気体や分子状水素飽和生体適
用液(例えば水(例えば精製水、滅菌水)、生理食塩水、点滴液、等)は、脳卒中後の上
記後遺症を有するヒトに経口的に又は非経口的に投与されうる。
本発明の組成物の別の形態には、ヒトに経口投与(もしくは摂取)するように調製され
た、消化管内で水素の発生を可能にする水素発生剤を含有する剤型(例えば、錠剤、カプ
セル剤、等)が含まれる。水素発生剤は、例えば食品もしくは食品添加物として承認され
ている成分によって構成されることが好ましい。
本発明の組成物をヒトに投与する方法としては、分子状水素含有気体を投与するとき、
例えば吸入、吸引等による経肺投与が好ましい、また、分子状水素溶存液体を投与すると
き、経口投与又は静脈内投与(点滴を含む)が好ましい。分子状水素含有気体を吸入する
ときには、鼻カニューラや、口と鼻を覆うマスク型の器具を介して口又は鼻から分子状水
素含有気体を吸入して肺に送り、血液を介して全身に送達することができる。
経口投与する分子状水素溶存液体については、好ましくは低温下に保存し、冷却した液
体、又は常温で保存した液体をヒトに投与してもよい。水素は常温常圧下で約1.6pp
m(1.6mg/L)の濃度で水に溶解し、温度による溶解度差が比較的小さいことが知
られている。或いは、分子状水素溶存液体は、例えば上記の非破壊的水素含有器を用いて
調製された分子状水素を含有させた点滴液又は注射液の形態であるときには、静脈内投与
、動脈内投与などの非経口投与経路によってヒトに投与してもよい。
上記水素濃度の分子状水素含有気体又は上記溶存水素濃度の水素溶存液体を1日あたり
1回又は複数回(例えば2〜3回)、1週間〜3か月又はそれ以上の期間、例えば1週間
〜6か月又はそれ以上(例えば、1年以上、2年以上、など)にわたりヒトに投与するこ
とができる。分子状水素含有気体が投与されるときには、1回あたり例えば30分〜3時
間もしくはそれ以上、好ましくは1〜3時間もしくはそれ以上、さらに好ましくは1〜2
時間かけて投与することができる。また、分子状水素含有気体を吸入又は吸引によって経
肺投与するときには、大気圧環境下で、或いは、例えば標準大気圧(約1.013気圧を
いう。)を超える且つ7.0気圧以下の範囲内の高気圧、例えば1.02〜7.0気圧、
好ましくは1.02〜5.0気圧、より好ましくは1.02〜4.0気圧、さらに好まし
くは1.02〜1.35気圧の範囲内の高気圧環境下(分子状水素含有気体を含む)でヒ
トに分子状水素含有気体を投与することができる。
本発明の組成物による脳卒中後の後遺症の処置の際には、十分な治療効果と安全性が確
認された、水素ガス生成装置、水素水生成装置、又は水素ガス添加装置(例えば、上記の
水素ガス供給装置(もしくは気体状水素吸入装置)、水素添加器具(もしくは水素水生成
装置)、非破壊的水素含有器(水素透過性バッグに封入された点滴液などの生体適用液に
非破壊的に分子状水素を溶解する装置)などの装置)を使用することが望ましい。
2.脳卒中後の後遺症を改善する方法
本発明はさらに、上記1.で説明した分子状水素を有効成分として含む組成物を脳卒中
後の後遺症を有するヒトに投与することを含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善す
る方法を提供する。
分子状水素を含む組成物、脳卒中、脳卒中後の後遺症、投与量、投与方法、などについ
ては、上記1.で説明したとおりである。
本発明の方法は、脳卒中の発症後、できるかぎり早い段階(例えば発症後1〜7日目)
から、脳卒中後の後遺症を有するヒトに本発明の組成物を投与することができるが、本発
明の方法はまた、たとえ例えば発症後10日〜1か月もしくはそれ以上(例えば、6か月
以上、1年以上、2年以上又は3年以上)経過した時点から実施したとしても有効である
本発明の方法では、脳卒中後の後遺症を有するヒトに、例えば0.5〜18.5体積%
(好ましくは5〜10体積%、5〜8体積%、6〜8体積%、6〜7体積%など、より好
ましくは5〜8体積%、例えば6〜8体積%、6〜7体積%など)の分子状水素を含有す
る気体(好ましくは、空気もしくは酸素)を1日あたり例えば1〜3時間もしくはそれ以
上にわたり吸入又は吸引し、例えば1〜3か月もしくはそれ以上、4〜7か月もしくはそ
れ以上、1〜3年もしくはそれ以上継続することができる。
或いは、本発明の方法では、脳卒中後の後遺症を有するヒトに、例えば1〜10ppm
(好ましくは3〜10ppm、4〜10ppm、5〜10ppmなど)の分子状水素含有
液体を、静脈内投与の場合1回あたり例えば200〜500mL、また経口投与の場合1
回あたり例えば500〜1000mLを投与し、例えば0.5〜3か月もしくはそれ以上
、4〜7か月もしくはそれ以上、1〜3年もしくはそれ以上継続することができる。
いずれの投与形態の場合にも、脳卒中後後遺症の改善の程度をみながら投与期間を決定
することができる。例えば、後遺症の改善の兆候が認められるならば投与期間を継続し、
寛解が認められるのであれば投与を中止してもよい。
本発明の方法はさらに、脳卒中後後遺症の症状(例えば、しびれ、痙攣、疼痛、言語障
害、など)に対する治療やリハビリテーションと併用することができる。併用することに
よって、後遺症の改善効果が高まることが期待される。
リハビリテーションとしては、例えば、立ち上がりや歩行などの訓練をする運動療法、
箸を使ったり家事の訓練をしたりする作業療法、言葉を話したり、食べ物の飲み込み方を
訓練したりする言語療法などが挙げられる。
以下の実施例を参照しながら本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の技術的範囲
はその実施例により制限されないものとする。
[実施例1]分子状水素含有空気の吸入による脳卒中後遺症障害の改善の症例1
脳出血(橋出血)を発症した50代の女性は、出血部位が橋の奥深いところであったた
め手術ができず薬剤投与で止血処置を受けた。発症後約1年目以降、分子状水素含有空気
(MiZ社製装置(MHG−2000α)、分子状水素濃度約6〜7.5体積%、140
mL/分)の吸入(1日あたり5〜6時間)、並びに、定期的な、訪問リハビリテーショ
ン、訪問マッサージ、及び医師による往診が行われた。分子状水素吸入0〜7か月後の、
後遺症障害である疼痛、身体のふらつき、及び手足のしびれの状態は、毎日測定したVA
S値の15日間における平均値±標準偏差を求めると同時に、分子状水素を含む空気の吸
入開始時(0.5か月)に対する各測定期間の統計学的な有意差をMann−Whitn
ey U testにより解析し、図1A、1B、1Cに示したように、吸入4か月以降
、すべての症状が改善傾向を示した。具体的には、疼痛は、吸入開示から1か月の間、V
AS5.0前後であったが、それ以降4.5〜4.8の間で上下しておりデータ的には有
意な改善傾向がみられた(図1A)。また、身体のフラツキは、吸入開始から3.5か月
以降4.5〜4.8まで改善し(図1B)、さらにまた、手足のしびれは、吸入開始から
4.5か月まで5.0であったが、それ以降4.8前後まで改善している(図1C)。特
に、この症例の女性が主訴した脳卒中後の疼痛は神経障害性疼痛の一種であるアロディニ
ア(通常では痛みを引き起こさない刺激により生じる痛み)の状態であり、現代の医薬品
では抑制することができないアロディニアに対して分子状水素を含む空気の吸入が有効性
を示した結果は注目に値する。
[実施例2]分子状水素含有空気の吸入による脳出血後遺症障害の改善の症例2
現在70代の男性は、約8年前に小脳出血を発症して入院し、退院後、リハビリテーシ
ョン病院に転院しリハビリテーションを実施し、現在も続けて行っている。分子状水素含
有空気(MiZ社製装置(MHG−2000α)、分子状水素濃度約6〜7.5体積%、
140mL/分)の吸入を2018年10月に開始したとき、運動調節の失調(機敏かつ
運動ができない、身体のバランスをとることができない。)などの後遺症が認められた。
分子状水素の吸入は、最初の2か月間、毎日、朝1〜1.5時間及び夕方1〜1.5時
間行い、その後1か月間、毎日、朝2〜3時間及び夕方2〜3時間行い、さらにその後1
か月間、毎日、朝1時間及び夕方1時間行った。
分子状水素を吸入して約1か月後、それまでのたどたどしい活舌(言語障害)から聞き
取りやすい単語が増えたうえに、いつも20分かけて歩く所を約10分で歩けるようにな
った。吸入約2か月後、歩きながらの通話が可能となり、リハビリの歩幅が広がり、囲碁
の棋力も上がり、年賀状を手書きできるようになった。吸入約3か月後、さらに活舌が聞
こえやすくなった。このため、病院の判断で水素吸入が中止された。
本発明は、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善(もしくは、軽減)することができる
ため、通常行われる医療やリハビリテーションと組み合わせることによって、脳卒中後の
後遺症を有するヒトの日常生活を支援することができる。

Claims (9)

  1. 分子状水素を有効成分として含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善するための組
    成物。
  2. 脳卒中が、脳出血、くも膜下出血及び脳梗塞からなる群から選択される、請求項1に記
    載の組成物。
  3. 後遺症が、運動障害、感覚障害、言語障害、脳卒中後疼痛、及びアロディニアからなる
    群から選択される少なくとも1つの症状である、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 組成物が有効量の分子状水素と空気もしくは酸素を含む気体である、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  5. 分子状水素を0.5〜18.5体積%含む気体である、請求項4に記載の組成物。
  6. 組成物が有効量の分子状水素を含む生体適合性液体である、請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の組成物。
  7. 生体適合性液体が、水、生理食塩水もしくは輸液である、請求項6に記載の組成物。
  8. 生体適合性液体中に溶存する分子状水素の濃度が1〜10ppmである、請求項6又は
    7に記載の組成物。
  9. 有効成分としての分子状水素を含む請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物を脳卒
    中後の後遺症を有するヒトに投与することを含む、ヒトにおいて脳卒中後の後遺症を改善
    する方法。

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