JP2021536473A - 5−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン誘導体 - Google Patents

5−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン誘導体 Download PDF

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Abstract

R1、R2およびR3は請求項1に指し示された意味を有する、式Iaおよび式Ibで表される化合物は、ATRのインヒビターであり、およびがんなどの疾患の処置のために採用され得る。

Description

本発明の背景
本発明は、貴重な特性、とりわけ医薬の調製のために使用され得るものを有する新規化合物を見出す目的を有した。
本発明は、ATR(Ataxia telangiectasia mutated and Rad3-related kinase;毛細血管拡張性運動失調症変異およびRad3に関するキナーゼ)を阻害する5−モルホリン−4−イル−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン誘導体に関する。したがって、本発明の化合物は、がんなどの疾患を処置することにおいて有用である。
本発明はまた、これらの化合物を調製するための方法、これらの化合物を含む医薬組成物、およびこれらの化合物を含む医薬組成物を利用する疾患を処置する方法を提供する。
本発明の化学物質は、ATRのインヒビターであり、および数多の、具体的にがんの処置における、治療的用途を有する。
がんは、多種多様の異なる組織の制御されない細胞成長の結果である。多くの場合において、新しい細胞は存在する組織中に侵入するか、またはそれらは離れた器官中に転移する。がんは、多種多様の器官において生じ、およびしばしば組織に特定のやり方で進行する。したがって、一般用語としての用語「がん」は、異なる器官、組織および細胞型の定義された疾患の大きな群を説明するものである。
2008年に、世界中で1200万人を超える人々ががんと診断された。同じ年に、概ね750万人の死が、これらの疾患の結果であると推測された(Globocan 2008 Report)。USA単独において、2012年に、160万人より多い新しいケースおよび500,000人の死ががんから予測された。これらの新しいケースの大多数が結腸(〜100,000)、肺(〜230,000)、乳房(〜230,000)および前立腺(〜240,000)のがんに関する(American Cancer Society、Cancer Facts and Figures 2012)。
化学治療剤および電離放射線を包含する多くの現在のがん処置は、DNA損傷および複製フォークの進行阻害を誘導し、それによって細胞周期チェックポイント経路を活性化し、および細胞周期停止につながる。様々な研究が、この応答ががん細胞が処置から生き残ることを助ける重要な機構であることを示してきた。これらの知見は、DNA損傷応答シグナル経路を標的とする剤の開発を促進してきた。
ATRは、ホスファチジルイノシトールキナーゼに関するキナーゼ(PIKK)タンパク質ファミリーのメンバーであり、および多種多様のDNA損傷事象によって活性化される。とりわけATRは、複製ストレス(RS)への応答を統合するのに不可欠であり、それは一本鎖DNA(ssDNA)の病的な蓄積を表す。ssDNAの組み換えの性質は、がんの特徴である染色体再配列につながる。RSに応答して、ATRは、CHK1のリン酸化によってS期およびG2/M期における細胞周期の停止を引き起こす。
ATRは、ATRチェックポイント応答ががん遺伝子活性化の結果としてRSを受ける前がん性の細胞の拡大を制限し得るため、がん発症を防ぐことができる。その上、ATR−CHK1チェックポイント経路はRS後の細胞生存を保証する役割を果たすため、正常なかつ安定したATR−CHK1チェックポイントは、化学治療への耐性機構となり得、およびがん細胞がRSの高い内在性レベルで生き残ることを可能にさせ得る。
ATR−CHK1経路構成要素の阻害は、複製インヒビターの有効性を潜在的に強化することができる。加えて、ATR阻害は、RSの高いレベルを有する細胞、例えばがん遺伝子を発現するかまたは腫瘍サプレッサーが欠如しているものなどに具体的に有毒であり得る。これらの細胞において、ATR活性の強い制限(例えば、ATRインヒビターの使用による)は、細胞死につながる致死的な量のRSを生成するだろう。
このように細胞を感作することの潜在的な利点は、複製インヒビターの用量を低下させる能力であるだろう。これは、正常な細胞が同じ程度感作されていない場合、数ある中でも血液および胃腸器官システムへの低減された毒性をもたらすだろう。がん細胞死を引き起こすための複製インヒビターの特異性は、形質転換されていない細胞が腫瘍細胞よりもより安定したSおよびG2チェックポイントを有するという事実によって支援され得る。例えば、多くのがんは、細胞周期を停止し、ならびに修復および生存を提供するSおよびG2チェックポイントへの依存につながる、p53またはp53経路の他の構成要素における突然変異を有する。次いで、SおよびG2チェックポイントの阻害は、これらのp53を欠損した腫瘍細胞を優先的に殺し得る。
本明細書中の一見前に公開された文献の一覧または議論は、文献が技術水準の一部であるか一般常識であるという認識として必ずしも解釈されるべきではない。
ATRの強力なインヒビターの欠如がある。したがって、臨床使用のための、または、ATR応答のさらなる研究のためのATRを選択的に阻害する化学物質への需要が存在する。
本発明に従う化合物およびそれらの塩が、十分に忍容性が認められながら、極めて貴重な薬理学的な特性を有することが見出された。
宿主または患者は、任意の哺乳類の動物種、例えば霊長目の動物種、具体的にヒト;マウス、ラットおよびハムスターを包含する齧歯類の動物;ウサギ;ウマ、ウシ、イヌ、ネコ、等々に属し得る。動物モデルは、ヒトの疾患の処置についてのモデルを提供する実験的調査に関心がある。
本発明に従う化合物を用いた処置に対する具体的な細胞の感受性は、in vitro試験によって決定され得る。典型的には、細胞の培養は、本発明に従う化合物と、抗IgMなどの活性剤が表面マーカーの発現などの細胞応答を誘導するのを可能にするのに充分である期間、大抵約1時間および1週の間、様々な濃度で合わせられる。in vitro試験は、血液からのまたは生検試料からの培養された細胞を使用して実行され得る。発現された表面マーカーの量は、マーカーを認識する特定の抗体を使用するフローサイトメトリーによって評価される。
用量は、使用される特定の化合物、特定の疾患、患者の状態、等々に応じて変化する。治療的用量は、典型的には、患者の生存率を維持しながら、標的組織中の望ましくない細胞集団を大幅に低減させるのに充分である。処置は、一般に、相当な低減が生じる、例えば細胞負担における少なくとも約50%低減まで継続され、および望ましくない細胞が体内で本質的に検出されなくなるまで継続されてもよい。
先行技術
がんの処置のための他の二環式複素環式化合物が、WO 2013/130660 A1に、およびWO 2017/121684 A1に記載されている。
本発明の概要
本発明は、式IaおよびIb
Figure 2021536473
式中
は、H、Het、Ar、(CHOH、1−メチルスルホニル−シクロプロパ−1−イル、CONH、CONHA、CONA、Cyc、OAまたはCH(A)SOAを示し、
は、H、A、(CHAr、(CHCycまたは(CHHetを示し、
は、HまたはAを示し、
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/またはS原子を有する単環式または二環式の芳香族、不飽和または飽和ヘテロ環を示し、それは、非置換であるか、またはNH、NHA、NA、COOH、COOA、CONH、CONHA、CONA、CONHAr、CN、OH、(CHAr、O(CHAr、A、SOA、SOA、Hal、=NHおよび/もしくは=Oによって単置換、二置換、もしくは三置換されていてもよく、
Arは、フェニル、ナフチルまたはビフェニルを示し、その各々は、非置換であるか、またはNH、NHA、NA、COOH、COOA、CONH、CONHA、CONA、NHCOA、CHO、COA、SOH、SONH、O(CHNH、(CHHet、O(CHHet、(CHAr、O(CHAr、O(CHCONH、O(CHNHCOA、Hal、SOA、S(=O、=NH)A、SOA、A、CNおよび/もしくは(CHOHによって単置換、二置換、もしくは三置換されており、
Arは、非置換であるか、またはHal、A、OHおよび/もしくはOAによって単置換、二置換、もしくは三置換されているフェニルを示し、
Hetは、1〜4個のN、Oおよび/またはS原子を有する単環式または二環式の芳香族、不飽和または飽和ヘテロ環を示し、それは、非置換であるか、またはHal、A、COOA、NH、NHAおよび/もしくはNAによって単置換、二置換、もしくは三置換されていてもよく、
Aは、1〜6個のC原子を有する非分枝または分枝のアルキルを示し、ここで、1〜7個のH原子は、OH、F、Clおよび/もしくはBrによって置き換えられていてもよく、ならびに/または、ここで、1もしくは2の非隣接CH基は、Oおよび/もしくはNH基によって置き換えられていてもよく、
Cycは、3、4、5、6または7個のC原子を有する環状アルキルを示し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
nは、0、1、2、3または4を示し、
pは、1、2、3または4を示す、
で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物に関する。
本発明はまた、これらの化合物の光学活性形態(立体異性体)、鏡像異性体、ラセミ体、ジアステレオマー、ならびに、水和物および溶媒和物にも関する。
その上、本発明は、式IaおよびIbで表される化合物の薬学的に許容し得る 誘導体に関する。
化合物の溶媒和物という用語は、それらの相互引力に起因して形成する、不活性な溶媒分子の化合物上への付加物を意味すると解釈される。溶媒和物は、例えば、一水和物もしくは二水和物またはアルコキシドである。
本発明はまた、塩の溶媒和物にも関すると理解される。
薬学的に許容し得る誘導体という用語は、例えば、本発明に従う化合物の塩、およびまた所謂プロドラッグ化合物を意味すると解釈される。
本明細書に使用されるとき、および他に指示されない限り、用語「プロドラッグ」は、活性化合物、具体的には式Iで表される化合物を提供するために、加水分解、酸化、またはそうでなければ生物学的条件下(in vitroまたはin vivo)で反応することができる、式Iで表される化合物の誘導体を意味する。プロドラッグの例は、これらに限定されないが、生物加水分解性部分、例えば生物加水分解性アミド、生物加水分解性エステル、生物加水分解性カルバマート、生物加水分解性カルボナート、生物加水分解性ウレイド、および生物加水分解性ホスファート類似体などを包含する式Iで表される化合物の誘導体および代謝体を包含する。
ある態様において、カルボキシル官能基を有する化合物のプロドラッグは、カルボン酸の低級アルキルエステルである。カルボキシラートエステルは、分子上に存在する任意のカルボン酸部分をエステル化することによって都合よく形成される。プロドラッグは、典型的には、Burger's Medicinal Chemistry and Drug Discovery 6th 編 (Donald J. Abraham編, 2001, Wiley)およびDesign and Application of Prodrugs (H.Bundgaard編, 1985, Harwood Academic Publishers Gmfh)によって記載されたものなどの周知の方法を使用して調製され得る。
「有効量」という表現は、組織、系、動物またはヒトにおいて、例えば、研究者または医者によって求められるかまたは所望される生物学的応答または医学的応答を引き起こす、医薬の量または医薬活性成分の量を示す。
加えて、「治療的に有効な量」という表現は、この量を投与されていない対応する対象と比較して、以下の結果:
疾患、症候群、状態、愁訴、障害もしくは副作用の、改善された処置、治癒、予防もしくは解消、またはまた、疾患、愁訴もしくは障害の進行の低減
を有する量を示す。
「治療的に有効な量」という表現はまた、正常な生理学的機能を増加させるために有効である量も網羅する。
本発明はまた、式IaおよびIbで表される化合物の混合物、例えば2種のジアステレオマーの混合物の、例えば比率1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:10、1:100または1:1000における使用にも関する。
これらは、具体的に好ましくは、立体異性の化合物の混合物である。
「互変異性体」は、互いに平衡にある化合物の異性体の形態を指す。異性体の形態の濃度は、化合物が見出される環境に依存するだろうし、および例えば、化合物が固体であるか、または有機溶液中もしくは水性溶液中にあるかに依存して異なってもよい。
上記および下記で、ラジカルR、RおよびRは、他に明確に記述されない限り、式Iに指し示された意味を有する。
Aはアルキルを示し、これは、非分枝(線状)または分枝であり、および1、2、3、4、5、6、7または8個のC原子を有する。Aは、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチル、また、さらにまた、ペンチル、1−、2−または3−メチルブチル、1,1−、1,2−または2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1−、2−、3−または4−メチルペンチル、1,1−、1,2−、1,3−、2,2−、2,3−または3,3−ジメチルブチル、1−または2−エチルブチル、1−エチル−1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、1,1,2−または1,2,2−トリメチルプロピル、さらにより好ましくは、例えば、トリフルオロメチルを示す。
Aは、極めて具体的に好ましくは、1、2、3、4、5または6個のC原子を有するアルキル、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルまたは1,1,1−トリフルオロエチルを示す。
その上、Aは、好ましくは、CHOCH、CHCHOHまたはCHCHOCHを示す。
は、好ましくは、HまたはCH、最も好ましくは、Hを示す。
Cycは、シクロプロリル(cycloprolyl)、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルまたはシクロへプチルを示す。
複素環式置換基ピリジル=ピリジニル。
さらなる置換に関係なく、Hetは、例えば、2−または3−フリル、2−または3−チエニル、1−、2−または3−ピロリル、1−、2、4−または5−イミダゾリル、1−、3−、4−または5−ピラゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル、3−、4−または5−イソオキサゾリル、2−、4−または5−チアゾリル、3−、4−または5−イソチアゾリル、2−、3−または4−ピリジル、2−、4−、5−または6−ピリミジニル、
さらにより好ましくは、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−または−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−または5−イル、1−または5−テトラゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−または−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−または−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−または−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−または−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−または−5−イル、3−または4−ピリダジニル、ピラジニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−または7−インドリル、4−または5−イソインドリル、インダゾリル、1−、2−、4−または5−ベンズイミダゾリル、1−、3−、4−、5−、6−または7−ベンゾピラゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンズオキサゾリル、3−、4−、5−、6−または7−ベンズイソオキサゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンゾチアゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンズイソチアゾリル、4−、5−、6−または7−ベンズ−2,1,3−オキサジアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−キノリル、1−、3−、4−、5−、6−、7−または8−イソキノリル、3−、4−、5−、6−、7−または8−シンノリニル、2−、4−、5−、6−、7−または8−キナゾリニル、5−または6−キノキサリニル、2−、3−、5−、6−、7−または8−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、ピロロピリジニル、プリニル、
さらに好ましくは、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−または−5−イル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−5−イル、アザビシクロ[3.2.1]−オクチルあるいはジベンゾフラニルを示す。
複素環式ラジカルはまた、部分的または完全に水素化されていてもよい。
さらなる置換に関係なく、Hetは、よってまた、例えば、2,3−ジヒドロ−2−、−3−、−4−または−5−フリル、2,5−ジヒドロ−2−、−3−、−4−または5−フリル、テトラヒドロ−2−または−3−フリル、1,3−ジオキソラン−4−イル、テトラヒドロ−2−または−3−チエニル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−ピロリル、2,5−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−ピロリル、1−、2−または3−ピロリジニル、テトラヒドロ−1−、−2−または−4−イミダゾリル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−ピラゾリル、テトラヒドロ−1−、−3−または−4−ピラゾリル、1,4−ジヒドロ−1−、−2−、−3−または−4−ピリジル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−または−6−ピリジル、1−、2−、3−または4−ピペリジニル、2−、3−または4−モルホリニル、テトラヒドロ−2−、−3−または−4−ピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサン−2−、−4−または−5−イル、ヘキサヒドロ−1−、−3−または−4−ピリダジニル、ヘキサヒドロ−1−、−2−、−4−または−5−ピリミジニル、1−、2−または3−ピペラジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−または−8−キノリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−,−2−,−3−、−4−、−5−、−6−、−7−または−8−イソキノリル、2−、3−、5−、6−、7−または8−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、
さらにより好ましくは、2,3−メチレンジオキシフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−エチレンジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェニル、3,4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フェニル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−または6−イル、2,3−(2−オキソメチレンジオキシ)フェニルあるいはまた3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−6−または−7−イル、
さらにより好ましくは、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−2−オキソフラニル、3,4−ジヒドロ−2−オキソ−1H−キナゾリニル、2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2,3−ジヒドロベンズイミダゾリル、1,3−ジヒドロインドール、2−オキソ−1,3−ジヒドロインドールまたは2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズイミダゾリルを示し得る。
さらなる置換に関係なく、Hetは、例えば、2−または3−フリル、2−または3−チエニル、1−、2−または3−ピロリル、1−、2、4−または5−イミダゾリル、1−、3−、4−または5−ピラゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル、3−、4−または5−イソオキサゾリル、2−、4−または5−チアゾリル、3−、4−または5−イソチアゾリル、2−、3−または4−ピリジル、2−、4−、5−または6−ピリミジニル、
さらにより好ましくは、1,2,3−トリアゾール−1−、−4−または−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−、−3−または5−イル、1−または5−テトラゾリル、1,2,3−オキサジアゾール−4−または−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−または−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−または−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−または−5−イル、1,2,3−チアジアゾール−4−または−5−イル、3−または4−ピリダジニル、ピラジニル、1−、2−、3−、4−、5−、6−または7−インドリル、4−または5−イソインドリル、インダゾリル、1−、2−、4−または5−ベンズイミダゾリル、1−、3−、4−、5−、6−または7−ベンゾピラゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンズオキサゾリル、3−、4−、5−、6−または7−ベンズイソオキサゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンゾチアゾリル、2−、4−、5−、6−または7−ベンズイソチアゾリル、4−、5−、6−または7−ベンズ−2,1,3−オキサジアゾリル、2−、3−、4−、5−、6−、7−または8−キノリル、1−、3−、4−、5−、6−、7−または8−イソキノリル、3−、4−、5−、6−、7−または8−シンノリニル、2−、4−、5−、6−、7−または8−キナゾリニル、5−または6−キノキサリニル、2−、3−、5−、6−、7−または8−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、ピロロピリジニル、プリニル、
さらに好ましくは、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、1,4−ベンゾジオキサン−6−イル、2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−または−5−イル、2,1,3−ベンゾオキサジアゾール−5−イル、アザビシクロ[3.2.1]−オクチルあるいはジベンゾフラニルを示す。
複素環式ラジカルはまた、部分的または完全に水素化されていてもよい。
さらなる置換に関係なく、Hetは、よってまた、例えば、2,3−ジヒドロ−2−、−3−、−4−または−5−フリル、2,5−ジヒドロ−2−、−3−、−4−または5−フリル、テトラヒドロ−2−または−3−フリル、1,3−ジオキソラン−4−イル、テトラヒドロ−2−または−3−チエニル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−ピロリル、2,5−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−ピロリル、1−、2−または3−ピロリジニル、テトラヒドロ−1−、−2−または−4−イミダゾリル、2,3−ジヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−または−5−ピラゾリル、テトラヒドロ−1−、−3−または−4−ピラゾリル、1,4−ジヒドロ−1−、−2−、−3−または−4−ピリジル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−または−6−ピリジル、1−、2−、3−または4−ピペリジニル、2−、3−または4−モルホリニル、テトラヒドロ−2−、−3−または−4−ピラニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサン−2−、−4−または−5−イル、ヘキサヒドロ−1−、−3−または−4−ピリダジニル、ヘキサヒドロ−1−、−2−、−4−または−5−ピリミジニル、1−、2−または3−ピペラジニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−、−2−、−3−、−4−、−5−、−6−、−7−または−8−キノリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−1−,−2−,−3−、−4−、−5−、−6−、−7−または−8−イソキノリル、2−、3−、5−、6−、7−または8−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ−1,4−オキサジニル、
さらにより好ましくは、2,3−メチレンジオキシフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−エチレンジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェニル、3,4−(ジフルオロメチレンジオキシ)フェニル、2,3−ジヒドロベンゾフラン−5−または6−イル、2,3−(2−オキソメチレンジオキシ)フェニルあるいはまた3,4−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジオキセピン−6−または−7−イル、
さらにより好ましくは、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、2,3−ジヒドロ−2−オキソフラニル、3,4−ジヒドロ−2−オキソ−1H−キナゾリニル、2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズオキサゾリル、2,3−ジヒドロベンズイミダゾリル、1,3−ジヒドロインドール、2−オキソ−1,3−ジヒドロインドールまたは2−オキソ−2,3−ジヒドロベンズイミダゾリルを示し得る。
Arは、例えば、フェニル、o−、m−またはp−トリル、o−、m−またはp−エチルフェニル、o−、m−またはp−プロピルフェニル、o−、m−またはp−イソプロピルフェニル、o−、m−またはp−tert−ブチルフェニル、o−、m−またはp−ヒドロキシフェニル、o−、m−またはp−ニトロフェニル、o−、m−またはp−アミノフェニル、o−、m−またはp−(N−メチルアミノ)フェニル、o−、m−またはp−(N−メチルアミノカルボニル)フェニル、o−、m−またはp−アセトアミドフェニル、o−、m−またはp−メトキシフェニル、o−、m−またはp−エトキシフェニル、o−、m−またはp−エトキシカルボニルフェニル、o−、m−またはp−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル、o−、m−またはp−(N,N−ジメチルアミノカルボニル)フェニル、o−、m−またはp−(N−エチルアミノ)フェニル、o−、m−またはp−(N,N−ジエチルアミノ)フェニル、o−、m−またはp−フルオロフェニル、o−、m−またはp−ブロモフェニル、o−、m−またはp−クロロフェニル、o−、m−またはp−(メチルスルホンアミド)フェニル、o−、m−またはp−(メチルスルホニル)フェニル、o−、m−またはp−シアノフェニル、o−、m−またはp−カルボキシフェニル、o−、m−またはp−メトキシカルボニルフェニル、o−、m−またはp−アミノスルホニルフェニル、o−、m−またはp−(ベンジルアミノ)フェニル
さらにより好ましくは、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−または3,5−ジフルオロフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−または3,5−ジクロロフェニル、2,3−、2,4−、2,5−、2,6−、3,4−または3,5−ジブロモフェニル、2,4−または2,5−ジニトロフェニル、2,5−または3,4−デメトキシフェニル、3−ニトロ−4−クロロフェニル、3−アミノ−4−クロロ−、2−アミノ−3−クロロ−、2−アミノ−4−クロロ−、2−アミノ−5−クロロ−または2−アミノ−6−クロロフェニル、2−ニトロ−4−N,N−ジメチルアミノ−または3−ニトロ−4−N,N−ジメチルアミノフェニル、2,3−ジアミノフェニル、2,3,4−、2,3,5−、2,3,6−、2,4,6−または3,4,5−トリクロロフェニル、2,4,6−トリメトキシフェニル、2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル、p−ヨードフェニル、3,6−ジクロロ−4−アミノフェニル、4−フルオロ−3−クロロフェニル、2−フルオロ−4−ブロモフェニル、2,5−ジフルオロ−4−ブロモフェニル、3−ブロモ−6−メトキシフェニル、3−クロロ−6−メトキシフェニル、3−クロロ−4−アセトアミドフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、3−アミノ−6−メチルフェニル、3−クロロ−4−アセトアミドフェニルあるいは2,5−ジメチル−4−クロロフェニルを示す。
Hetは、好ましくは、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、イミダゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、ピラゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル、テトラヒドロピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラニルまたはヘキサヒドロ−チオピラニルを示し、その各々は、非置換であるか、またはA、SOA、SOA、Halおよび/もしくは=Oによって単置換、二置換、もしくは三置換されている。
Arは、好ましくは、フェニルを示し、それは、非置換であるか、またはSOA、S(=O、=NH)A、SOA、A、CNおよび/もしくは(CHOHによって単置換、二置換、もしくは三置換されている。
本発明を通して、1回よりも多く出現するすべてのラジカルは、同一であってもまたは異なっていてもよく、すなわち相互に独立している。
式IaおよびIbで表される化合物は、1以上のキラル中心を有してもよく、およびしたがって、様々な立体異性体の形態で出現し得る。式IaおよびIbは、すべてのこれらの形態を網羅する。
結果的に、本発明は、とりわけ、該ラジカルの少なくとも1が上記に指し示された好ましい意味の1つを有する式IaおよびIbで表される化合物に関する。化合物のいくつかの好ましい群は、以下の従属式IaaおよびIba〜IadおよびIbdによって表されてもよく、それは式IaおよびIbに適合し、およびここで、より詳細に指定されないラジカルは、式IaおよびIbについて指し示される意味を有するが、ここで、
IaaおよびIbaにおいて、Hetは、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、イミダゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、ピラゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル、テトラヒドロピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラニルまたはヘキサヒドロ−チオピラニルを示し、その各々は、非置換であるか、またはA、SOA、SOA、Halおよび/もしくは=Oによって単置換、二置換、もしくは三置換されており;
IabおよびIbbにおいて、Arは、フェニルを示し、それは、非置換であるか、またはSOA、S(=O、=NH)A、SOA、A、CNおよび/もしくは(CHOHによって単置換、二置換、もしくは三置換されており;
IacおよびIbcにおいて、Rは、Hまたはメチルを示し;
IadおよびIbdにおいて、Rは、H、Het、Ar、(CHOH、1−メチルスルホニル−シクロプロパ−1−イル、CONH、CONHA、CONA、Cyc、OAまたはCH(A)SOAを示し;
は、H、A、(CHAr、(CHCycまたは(CHHetを示し、
は、HまたはAを示し、
Hetは、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、イミダゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、ピラゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル、テトラヒドロピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラニルまたはヘキサヒドロ−チオピラニルを示し、その各々は、非置換であるか、またはA、SOA、SOA、Halおよび/もしくは=Oによって単置換、二置換、もしくは三置換されており、
Arは、フェニルを示し、それは、非置換であるか、またはSOA、S(=O、=NH)A、SOA、A、CNおよび/もしくは(CHOHによって単置換、二置換、もしくは三置換されており、
Aは、1〜6個のC原子を有する非分枝または分枝のアルキルを示し、ここで、1〜7個のH原子は、OH、F、Clおよび/もしくはBrによって置き換えられていてもよく、ならびに/または、1もしくは2の非隣接CH基は、Oおよび/もしくはNH基によって置き換えられていてもよく、
Cycは、3、4、5、6または7個のC原子を有する環状アルキルを示し、
Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
nは、0、1、2、3または4を示す、
およびその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物。
本発明に従う最も好ましい化合物は、例1、26、42および61である。
式IaおよびIbで表される化合物およびまたそれらの調製のための出発材料は、加えて、文献(例えば、Houben-Weyl, Methoden der organischen Chemie [Methods of Organic Chemistry], Georg-Thieme-Verlag, Stuttgartなどの、標準的な著作物)に記載されるとおり、それ自体公知の方法によって、正確には公知でありおよび該反応に好適な反応条件下で、調製される。本明細書でより詳細には言及されない、それ自体公知の変化形の使用もまた本明細書でなされ得る。
薬学的塩および他の形態
本発明に従う該化合物は、それらの最終的な非塩形態において使用され得る。他方、本発明はまた、これらの化合物の、当該技術分野における公知の手順によって様々な有機酸および無機酸ならびに塩基から導き出され得る、それらの薬学的に許容し得る塩の形態における使用を網羅する。式IaおよびIbで表される化合物の薬学的に許容し得る塩形態は、大部分は、従来の方法によって調製される。式IaおよびIbで表される化合物がカルボキシル基を含有する場合、その好適な塩の1種は、化合物と好適な塩基とを反応させて、対応する塩基付加塩を与えることによって形成され得る。かかる塩基は、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムおよび水酸化リチウムを包含するアルカリ金属水酸化物;アルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化バリウムおよび水酸化カルシウムなど;アルカリ金属アルコキシド、例えばカリウムエトキシドおよびナトリウムプロポキシドなど;ならびに、様々な有機塩基、例えばピペリジン、ジエタノールアミンおよびN−メチルグルタミンなどである。式IaおよびIbで表される化合物のアルミニウム塩も同じく包含される。
式IaおよびIbで表されるある化合物の場合、酸付加塩は、これらの化合物を薬学的に許容し得る有機酸および無機酸、例えば、ハロゲン化水素、例えば塩化水素、臭化水素またはヨウ化水素など、他の鉱酸、例えば硫酸塩、硝酸塩またはリン酸塩等および対応するその塩、および、アルキルアリールスルホン酸塩およびモノアリールスルホン酸塩、例えばエタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩およびベンゼンスルホン酸塩など;ならびに、他の有機酸および対応するその塩、例えば酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、アスコルビン酸塩等などで処理することによって形成され得る。
結果的に、式IaおよびIbで表される化合物の薬学的に許容し得る酸付加塩は、以下を包含する:酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アルギニン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩(ベシル酸塩)、重硫酸塩、亜硫酸水素塩、臭化物塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、カプリル酸塩、塩化物塩、クロロ安息香酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、リン酸二水素塩、ジニトロ安息香酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、ギ酸塩、ガラクタル酸塩(ムチン酸から)、ガラクツロン酸塩、グルコヘプタン酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミコハク酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、馬尿酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩、ヨウ化物塩、イセチオン酸塩、イソ酪酸塩、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メタリン酸塩、メタンスルホン酸塩、メチル安息香酸塩、リン酸一水素塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、オレイン酸塩、パモ酸塩(palmoate)、ペクチン酸塩、過硫酸塩、フェニル酢酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、フタル酸塩、しかし、これは限定を表すものではない。
さらにまた、本発明に従う化合物の塩基性塩は、アルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、鉄(III)、鉄(II)、リチウム、マグネシウム、マンガン(III)、マンガン(II)、カリウム、ナトリウムおよび亜鉛塩を包含するが、これは限定を表すことを意図するものではない。上述の塩のうち、好ましいのは、アンモニウム;アルカリ金属塩ナトリウムおよびカリウム、ならびにアルカリ土類金属塩カルシウムおよびマグネシウムである。
薬学的に許容し得る有機非毒性塩基から導き出される式IaおよびIbで表される化合物の塩は、第一級、第二級および第三級アミン、天然に存在する置換アミンもまた包含する置換アミン、環状アミン、ならびに塩基性イオン交換樹脂、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、クロロプロカイン、コリン、N,N'−ジベンジルエチレンジアミン(ベンザチン)、ジシクロヘキシルアミン、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−エチルモルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リドカイン、リシン、メグルミン、N−メチル−D−グルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミンおよびトリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン(トロメタミン)の塩を包含するが、これは限定を表すことを意図するものではない。
塩基性の窒素を含有する基を含有する本発明の化合物は、(C〜C)アルキルハロゲン化物、例えば、塩化、臭化およびヨウ化メチル、エチル、イソプロピルおよびtert−ブチル;ジ(C〜C)アルキル硫酸塩、例えば、ジメチル、ジエチルおよびジアミル硫酸塩;(C10〜C18)アルキルハロゲン化物、例えば、塩化、臭化およびヨウ化デシル、ドデシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリル;ならびにアリール(C〜C)アルキルハロゲン化物、例えば、塩化ベンジルおよび臭化フェネチルなどの剤を使用して四級化され得る。本発明に従う水溶性および油溶性の両方の化合物は、かかる塩を使用して調製され得る。
好ましい上述の薬学的塩は、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、ベシル酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、ヘミコハク酸塩、馬尿酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、イセチオン酸塩、マンデル酸塩、メグルミン、硝酸塩、オレイン酸塩、ホスホン酸塩、ピバル酸塩、リン酸ナトリウム、ステアリン酸塩、硫酸塩、スルホサリチル酸塩、酒石酸塩、チオリンゴ酸塩、トシル酸塩およびトロメタミンを包含するが、これは限定を表すことを意図するものではない。
具体的に好ましいのは、塩酸塩、二塩酸塩、臭化水素酸塩、マレイン酸塩、メシル酸塩、リン酸塩、硫酸塩およびコハク酸塩である。
式IaおよびIbで表される塩基性化合物の酸付加塩は、従来のやり方で、遊離塩基形態を充分な量の所望される酸と接触させ、塩の形成を引き起こすことによって調製される。遊離塩基は、従来のやり方で、塩形態を塩基と接触させ、および遊離塩基を単離することによって再生され得る。遊離塩基は、ある観点において、ある物理的特性、例えば極性溶媒中の可溶性などに関して、その対応する塩形態と異なる;しかしながら、本発明の目的のために、塩は、その他の点ではその夫々の遊離塩基形態に相当する。
言及されたとおり、式Iで表される化合物の薬学的に許容し得る塩基付加塩は、金属またはアミン、例えばアルカリ金属およびアルカリ土類金属または有機アミンなどを用いて形成される。好ましい金属は、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムである。好ましい有機アミンは、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、N−メチル−D−グルカミンおよびプロカインである。
本発明に従う酸性化合物の塩基付加塩は、従来のやり方で、遊離酸形態を充分な量の所望される塩基と接触させ、塩の形成を引き起こすことによって調製される。遊離酸は、従来のやり方で、塩形態を酸と接触させ、および遊離酸を単離することによって再生され得る。遊離酸形態は、ある観点において、ある物理的特性、例えば極性溶媒中の可溶性などに関して、その対応する塩形態と異なる;しかしながら、本発明の目的のために、塩は、その他の点ではその夫々の遊離酸形態に相当する。
本発明に従う化合物が、このタイプの薬学的に許容し得る塩を形成することができる1より多くの基を含有する場合、本発明はまた複塩(multiple salts)を網羅する。典型的な複塩は、例えば、二酒石酸塩、二酢酸塩、二フマル酸塩、ジメグルミン、二リン酸塩、二ナトリウムおよび三塩酸塩を包含するが、これは限定を表すことを意図するものではない。
上記に述べたことに関して、本文脈における「薬学的に許容し得る塩」という表現が式IaおよびIbで表される化合物をその塩の1種の形態で含む活性成分を意味すると解釈されることは、とりわけこの塩形態が活性成分の遊離形態または前から使用されていた活性成分のいずれの他の塩形態と比較して活性成分に改善された薬物動態特性を付与する場合、明らかである。活性成分の薬学的に許容し得る塩形態はまた、活性成分に前には有していなかった所望される薬物動態特性を初めて提供し得、およびこの活性成分の体内におけるその治療的有効性に関する薬理学への肯定的な影響をも有し得る。
同位体
式IaおよびIbで表される化合物がその同位体標識された形態を包含することが、さらにまた意図される。式IaおよびIbで表される化合物の同位体標識された形態は、化合物の1以上の原子が通常天然に存在する原子質量または原子の質量数とは異なる原子質量または質量数を有する原子(単数)または原子(複数)によって置き換えられているという事実は別として、この化合物と同一である。容易に商業的に入手可能であり、および周知の方法によって式IaおよびIbで表される化合物中へ組み込まれ得る同位体の例は、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体、例えば、夫々、H、H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18Fおよび36CIを包含する。上述の同位体および/または他の原子の他の同位体の1以上を含有する式IaおよびIbで表される化合物またはその薬学的に許容し得る塩は、本発明の一部であることが意図される。
式IaおよびIbで表される同位体標識された化合物は、数多の有益な手法において使用され得る。例えば、式IaおよびIbで表される同位体標識された化合物であって、例えば、Hまたは14Cなどの放射性同位体が組み込まれた該化合物は、医薬および/または基質組織分布アッセイに好適である。これらの放射性同位体、すなわちトリチウム(H)および炭素−14(14C)は、単純な調製および優れた検出能に起因して具体的に好ましい。より重い同位体、例えば重水素(H)の式IaおよびIbで表される化合物への組み込みは、この同位体標識された化合物のより高い代謝安定性に起因して治療的利点を有する。より高い代謝安定性は増大したin vivo半減期またはより低い投薬量に直接的に変わり、それはほとんどの状況下で本発明の好ましい態様を表すだろう。
式IaおよびIbで表される同位体標識された化合物は、大抵、本テキスト中の合成スキームおよび関連記載に、例の部に、ならびに調製の部に開示される手順を実行し、非同位体標識された反応物を容易に入手可能な同位体標識された反応物に置き換えることによって調製され得る。
重水素(H)はまた、一次速度論的同位体効果(primary kinetic isotope effect)を通じて化合物の酸化的代謝を操作するための目的で、式IaおよびIbで表される化合物中へ組み込まれ得る。一次速度論的同位体効果は、同位体の核の交換からもたらされる化学反応の速度の変化であり、それはこの同位体の交換後に共有結合形成に必要な基底状態エネルギーの変化によって順に引き起こされる。より重い同位体の交換は、大抵、化学結合のための基底状態エネルギーの低下をもたらし、およびよって律速的な結合破壊において速度の低減を引き起こす。結合破壊が多生成物反応の座標に沿った鞍点領域でまたはその近傍で生じる場合、生成物分布比率が実質的に変化され得る。説明のために:重水素が炭素原子に交換不可能な位置で結合される場合、k/k=2〜7の速度差が典型的である。この速度差が酸化を起こしやすい式IaおよびIbで表される化合物に首尾よく適用される場合、この化合物のin vivoでのプロファイルは劇的に改変され得、および改善された薬物動態特性をもたらし得る。
治療剤を探し当てるかまたは開発する場合、当業者は、所望のin vitro特性を保持しながら、薬物動態パラメータを最適化することを試みる。乏しい薬物動態プロファイルを有する多くの化合物が酸化的代謝を起こしやすいと仮定することは、合理的である。目下入手可能なin vitroでの肝臓ミクロソームアッセイは、このタイプの酸化的代謝の経過に関する貴重な情報を提供し、それは順に、かかる酸化的代謝に対する耐性を通じて改善された安定性を有する式Iで表される重水素化された化合物の論理的な設計を可能にする。式Iで表される化合物の薬物動態プロファイルにおける有意な改善は、それによって得られ、およびin vivo半減期(t1/2)、最大治療的効果での濃度(Cmax)、用量応答曲線下面積(AUC)、およびFにおける増加の観点から;ならびに低減されたクリアランス、用量および材料コストの観点から定量的に表現され得る。
以下は、上記を説明することが意図される:酸化的代謝のための複数の潜在的な攻撃の部位、例えば、ベンジルの水素原子および窒素原子に結合される水素原子を有する式IaおよびIbで表される化合物は、水素原子の様々な組み合わせが重水素原子によって置き換えられ、それによってこれらの水素原子のいくつか、ほどんどまたはすべてが重水素原子によって置き換えられている一連の類似体として調製される。半減期の決定は、酸化的代謝に対する耐性の改善が改善される程度の好ましく、および正確な決定を可能にする。このように、親化合物の半減期が、このタイプの重水素−水素交換の結果として、最大100%まで延長され得ることが決定される。
式IaおよびIbで表される化合物における重水素−水素交換はまた、望ましくない有毒な代謝体を減少または除去するために、出発化合物の代謝体範囲の好ましい改変を達成するためにも使用され得る。例えば、有毒な代謝体が酸化的炭素−水素(C−H)結合切断を通じて現れる場合、重水素化された類似体が、具体的な酸化が律速ステップではない場合でさえも、不要な代謝体の産生を大幅に減少または除去するだろうことが、合理的に仮定され得る。重水素−水素交換に関する技術水準のさらなる情報は、例えば、Hanzlik et al., J. Org. Chem. 55, 3992-3997, 1990、Reider et al., J. Org. Chem. 52, 3326-3334, 1987, Foster, Adv. Drug Res. 14, 1-40, 1985、Gillette et al, Biochemistry 33(10) 2927-2937, 1994、およびJarman et al. Carcinogenesis 16(4), 683-688, 1993に見出され得る。
本発明はさらにまた、式IaおよびIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物の少なくとも1種と、任意に賦形剤および/またはアジュバントとを含む医薬にも関する。
医薬製剤は、投薬単位あたり予め決められた量の活性成分を含む投薬単位の形態で投与され得る。かかる単位は、処置される状態、投与の方法、ならびに患者の年齢、体重および状態に依存して、例えば、0.5mg〜1g、好ましくは1mg〜700mg、具体的に好ましくは5mg〜100mgの本発明に従う化合物を含み得、または医薬製剤は、投薬単位あたり予め決められた量の活性成分を含む投薬単位の形態で投与され得る。好ましい投薬単位製剤は、上記に指し示されたとおりの日用量もしくは部分用量、または活性成分のその対応する画分を含むものである。さらにまた、このタイプの医薬製剤は、薬学分野において一般に公知であるプロセスを使用して調製され得る。
医薬製剤は、任意の所望される好適な方法を介する、例えば、経口(口腔内もしくは舌下を包含する)、直腸、経鼻、局所(口腔内、舌下もしくは経皮を包含する)、膣内または非経口(皮下、筋肉内、静脈内もしくは皮内を包含する)の方法による投与に適合し得る。かかる製剤は、薬学分野において公知のすべてのプロセスを使用して、例えば、活性成分と賦形剤(単数もしくは複数)またはアジュバント(単数もしくは複数)とを合わせることによって調製され得る。
経口投与に適合する医薬製剤は、例えば、カプセルもしくは錠剤;粉末もしくは顆粒;溶液もしくは水性もしくは非水性液体中の懸濁液;可食性泡体もしくは泡体食品;または水中油型液体エマルションもしくは油中水型液体エマルションなどの個別の単位として投与され得る。
よって、例えば、錠剤またはカプセルの形態での経口投与の場合、活性成分構成要素は、経口の非毒性および薬学的に許容し得る不活性賦形剤、例えば、エタノール、グリセロール、水等と合わせられ得る。粉末は、化合物を好適な微細なサイズまで粉砕し、および、それと、同様のやり方で粉砕された医薬賦形剤、例えば可食性炭水化物など、例えばデンプンまたはマンニトールなどと混合することによって調製される。フレーバー、防腐剤、分散剤および色素も、同じく存在してもよい。
カプセルは、上に記載のとおりの粉末混合物を調製し、および成形されたゼラチンシェルをそれで充填することによって生成される。流動促進剤および潤滑剤、例えば、固体形態での、高度に分散性のケイ酸、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムまたはポリエチレングリコールなどが、充填操作の前に粉末混合物に添加され得る。崩壊剤または可溶化剤、例えば、寒天、炭酸カルシウムまたは炭酸ナトリウムなどが、カプセルが服用された後の医薬の有効性を改善するために、同じく添加されてもよい。
加えて、所望されるかまたは必要な場合、好適な結合剤、潤滑剤および崩壊剤ならびに色素が、同じく混合物中に組み込まれ得る。好適な結合剤は、デンプン、ゼラチン、天然糖、例えば、グルコースまたはベータ−ラクトースなど、トウモロコシから作られた甘味料、天然および合成ゴム、例えば、アカシアなど、トラガカントまたはアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、蝋等を包含する。これらの投薬形態に使用される潤滑剤は、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム等を包含する。崩壊剤は、これらに限定されないが、デンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンガム等を包含する。
錠剤は、例えば、粉末混合物を調製し、混合物を造粒または乾式プレスし、潤滑剤および崩壊剤を添加し、ならびに混合物全体を圧縮して、錠剤を得ることによって形成される。粉末混合物は、好適なやり方で粉砕された化合物と、上に記載のとおりの希釈剤もしくは塩基と、ならびに任意に結合剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、ゼラチンもしくはポリビニルピロリドンなど、溶解遅延剤、例えば、パラフィンなど、吸収促進剤、例えば、四級塩など、および/または、吸収剤、例えば、ベントナイト、カオリンもしくはリン酸二カルシウムとを、混合することによって調製される。粉末混合物は、それを、結合剤、例えば、シロップ、デンプンペースト、アラビアゴム粘液、またはセルロースもしくはポリマー材料の溶液などで湿潤化し、およびそれをふるいを通じて圧縮することによって造粒され得る。造粒の代替として、粉末混合物を、打錠機にかけて、不均一形状の塊を得て、それを破壊して顆粒を形成し得る。
顆粒は、錠剤流延型への粘着を防止するために、ステアリン酸、ステアリン酸塩、タルクまたは鉱油の添加によって潤滑化され得る。次いで、潤滑化された混合物は圧縮され、錠剤を得る。本発明の化合物はまた、自由流動の不活性賦形剤と合わせられ、次いで直接圧縮され、顆粒化または乾式プレスステップを行わずに錠剤を得ることもできる。セラック密封層、糖またはポリマー材料の層および蝋の光沢層からなる透明なまたは不透明な保護層が、存在してもよい。色素が、異なる投薬単位間を区別することができるように、これらのコーティングに添加され得る。
所与の分量が化合物の予め特定された量を含むように、経口液体、例えば溶液、シロップおよびエリキシル剤などが、投薬単位の形態で調製され得る。シロップは、化合物を好適なフレーバーと共に水性溶液中に溶解することによって調製され得るが、一方でエリキシル剤は、非毒性アルコール性ビヒクルを使用して調製され得る。懸濁液は、化合物の非毒性ビヒクル中での分散によって製剤化され得る。可溶化剤および乳化剤、例えばエトキシル化イソステアリルアルコールおよびポリオキシエチレンソルビトールエーテルなど、防腐剤、フレーバー添加剤、例えばペパーミント油もしくは天然甘味料もしくはサッカリン、または他の人工甘味料等々が、同じく添加され得る。
経口投与用の投薬単位製剤は、所望される場合、マイクロカプセル中にカプセル化され得る。製剤はまた、放出が延長されるかまたは遅延されるように、例えば微粒子材料をポリマー、蝋等の中にコーティングするか、または包埋することなどによって調製され得る。
式IaおよびIbで表される化合物、およびその薬学的塩、互変異性体および立体異性体はまた、リポソーム送達系、例えば、小さな単層ベシクル、大きな単層ベシクル、および多重膜ベシクルなどの形態で投与され得る。リポソームは、様々なリン脂質、例えばコレステロール、ステアリルアミンまたはホスファチジルコリンなどから形成され得る。
式IaおよびIbで表される化合物、およびその塩、互変異性体および立体異性体はまた、化合物分子が結合する個々の担体としてモノクローナル抗体を使用して送達され得る。化合物はまた、標的化された医薬担体としての可溶性ポリマーに結合し得る。かかるポリマーは、パルミトイルラジカルによって置換されたポリビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミドフェノール、ポリヒドロキシエチルアスパルトアミドフェノールまたはポリエチレンオキシドポリリジンを網羅してもよい。化合物はさらにまた、医薬の制御放出を達成するのに好適である生分解性ポリマーの類、例えばポリ乳酸、ポリ−イプシロン−カプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロキシピラン、ポリシアノアクリレート、およびヒドロゲルの架橋ブロックコポリマーまたは両親媒性ブロックコポリマーに結合してもよい。
経皮的投与に適合した医薬製剤は、レシピエントの表皮との長期間の、密接な接触のための独立した硬膏剤として投与され得る。よって、例えば、活性成分は、Pharmaceutical Research, 3(6), 318 (1986)に一般に記載されるとおりの、イオン泳動によって硬膏剤から送達され得る。
局所投与に適合した医薬化合物は、軟膏、クリーム、懸濁液、ローション、粉末、溶液、ペースト、ゲル、スプレー、エアロゾルまたは油として処方され得る。
目または他の外部組織、例えば口および皮膚の処置のために、製剤は、好ましくは、局所用軟膏またはクリームとして適用される。軟膏を得るための製剤の場合、活性成分は、パラフィン系または水混和性クリームベースのいずれかと共に採用され得る。代替的に、活性成分は、水中油型クリームベースまたは油中水型ベースと共にクリームを得るために処方され得る。
目への局所適用に適合した医薬製剤は、点眼剤を包含し、ここで活性成分は、好適な担体、とりわけ水性溶媒中に溶解されるか、または懸濁される。
口における局所適用に適合した医薬製剤は、薬用キャンディー、トローチおよび洗口剤を網羅する。
直腸投与に適合した医薬製剤は、坐薬または浣腸剤の形態で投与され得る。
担体物質が固体である経鼻投与に適合した医薬製剤は、粒子サイズが、例えば20〜500ミクロンの範囲を有する粗粉末を含み、これが、嗅ぎタバコが服用されるやり方で、すなわち鼻に近接して保持された粉末を収容する容器からの鼻道を介した迅速な吸入によって投与される。担体物質としての液体と共に経鼻スプレーまたは点鼻剤としての投与のための好適な製剤は、水または油中の活性成分溶液を網羅する。
吸入による投与に適合した医薬製剤は、微粒子細粉またはミストを網羅し、それは、エアロゾル、噴霧器または吸入器を有する様々なタイプの加圧ディスペンサによって生成され得る。
膣内投与に適合した医薬製剤は、膣坐薬、タンポン、クリーム、ゲル、ペースト、泡体またはスプレー製剤として投与され得る。
非経口投与に適合した医薬製剤は、抗酸化剤、緩衝液、静菌剤および溶質を含む水性および非水性の滅菌注射溶液であって、それを用いて製剤が処置されるレシピエントの血液と等張にされる該溶液;ならびに、水性および非水性の滅菌懸濁液であって、懸濁媒体および増粘剤を含んでもよい該懸濁液を包含する。製剤は、単一用量または複数用量の容器、例えば密封されたアンプルおよびバイアルで投与され得、ならびに使用の直前に滅菌された担体液体、例えば注射用水の添加のみを要するように、フリーズドライ(凍結乾燥)状態で貯蔵され得る。レシピに従って調製される注射溶液および懸濁液は、滅菌粉末、顆粒および錠剤から調製され得る。
上記で具体的に言及された構成物質に加えて、製剤が製剤の具体的なタイプに関して当該分野において通常である他の剤もまた含んでもよいことは、言うまでもない;よって、例えば、経口投与に好適である製剤は、フレーバーを含んでもよい。
式IaおよびIbで表される化合物の治療的に有効な量は、例えば、動物の年齢および体重、処置を必要とする正確な状態およびその重症度、製剤の性質および投与の方法を包含する数多の因子に依存し、ならびに最終的には、処置する医師または獣医によって決定される。しかしながら、本発明に従う化合物の有効量は、一般的に、1日あたり0.1〜100mg/レシピエント(哺乳動物)の体重1kgの範囲、および具体的に典型的には1日あたり1〜10mg/体重1kgの範囲にある。よって、体重が70kgである成体の哺乳動物についての1日あたりの実際の量は、大抵は70および700mgの間であり、ここで、合計の毎日の用量が同じであるように、この量が、1日あたりの単回用量として、または大抵は1日あたり一連の部分用量(例えば2回、3回、4回、5回もしくは6回など)で投与され得る。その塩もしくは溶媒和物または生理学的に官能性の誘導体の有効量は、本発明に従う化合物自体の有効量の画分として決定され得る。同様の用量が、上に言及された他の状態の処置に好適であると仮定され得る。
このタイプの併用処置は、処置の個々の構成要素の同時の、連続的な、または個別の分配を活用して達成され得る。このタイプの組み合わせ生成物は、本発明に従う化合物を採用する。
本発明はさらにまた、式IaおよびIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物の少なくとも1種と、さらなる医薬活性成分の少なくとも1種とを含む医薬にも関する。
本発明はまた、
(a)有効量の、式IaおよびIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物、ならびに
(b)有効量のさらなる医薬活性成分
の個別のパックからなるセット(キット)にも関する。
セットは、箱、個々の瓶、袋またはアンプルなどの好適な容器を含む。セットは、例えば、各々が、有効量の、式Iで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物、
ならびに、有効量の溶解形態または凍結乾燥形態でのさらなる医薬活性成分
を含有する個別のアンプルを含んでもよい。
本明細書に使用されるとき、「処置」は、障害もしくは疾患に関連する症状の全体的もしくは部分的な緩和、またはそれらの症状のさらなる進行もしくは悪化の緩徐化もしくは停止、または疾患もしくは障害を発症する危険にある対象における疾患もしくは障害の予防もしくは予防法を意味する。
式IaおよびIbで表される化合物に関係する用語「有効量」は、障害もしくは疾患に関連する症状を全体的もしくは部分的に緩和するか、またはそれらの症状のさらなる進行もしくは悪化を緩徐化もしくは停止するか、または本明細書中に開示された疾患、例えば炎症性状態、免疫学的状態、例えばがんもしくは代謝的状態などを有するかもしくは発症する危険にある対象における疾患もしくは障害の防止もしくは予防を提供することができる量を意味し得る。
一態様において、式IaおよびIbで表される化合物の有効量は、細胞におけるATRを、例えばin vitroまたはin vivoなどで阻害する量である。いくつかの態様において、有効量の式(I)で表される化合物は、細胞におけるタンキラーゼを、処置されてない細胞におけるATRの活性と比較して、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%または99%まで阻害する。有効量の式IaおよびIbで表される化合物、例えば医薬組成物中のものは、所望される効果を発揮するレベル;例えば経口投与および非経口投与の両方のための単位投薬において対象の体重の約0.005mg/kg〜対象の体重の約10mg/kgであってもよい。
使用
本化合物は、がんの処置における、哺乳動物のための、とくにヒトのための医薬活性成分として好適である。
本発明は、式IaおよびIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体の、がんの処置または予防のための医薬の調製のための使用を網羅する。
その上、本発明は、がんの処置または予防のための使用のための、式IaおよびIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体を網羅する。
また網羅されるのは、式IaおよびIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体の、哺乳動物におけるATR誘導疾患またはATR誘導状態の処置または予防のための医薬の調製のための使用であり、ここでこの方法に対して、本発明に従う治療的に有効な量の化合物が、かかる処置を必要とする病気の哺乳動物に投与される。治療的量は特定の疾患に従って変動し、および当業者によって過度の労力を伴わずに決定され得る。
本発明は、具体的に言うと、ATRの阻害、調節および/またはモジュレーション阻害が役割を果たす疾患の処置のための使用のための、式IaおよびIbで表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物に関する。
本発明は、具体的に言うと、ATRの阻害のための使用のための、式IaおよびIbで表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物に関する。
式IaおよびIbで表される化合物が処置または予防に有用である代表的ながんは、これらに限定されないが、頭部、頸部、目、口、喉、食道、気管支、喉頭、咽頭、胸部、骨、肺、結腸、直腸、胃、前立腺、膀胱、子宮、子宮頸、乳房、卵巣、精巣または他の生殖器、皮膚、甲状腺、血液、リンパ節、腎臓、肝臓、膵臓、脳、中枢神経系のがん、固形腫瘍および血液由来の腫瘍を包含する。
好ましくは、本発明は、疾患ががんである方法に関する。
具体的に好ましい本発明は、疾患ががんである方法に関し、ここで、投与は少なくとも1種の他の活性薬剤の投与と同時、逐次的、または交互である。
開示された式IaおよびIbで表される化合物は、抗がん剤を包含する他の公知の治療剤と組み合わせて投与され得る。本明細書で使用されるとき、用語「抗がん剤」は、がんを処置する目的でがんを患う患者に投与される任意の剤に関する。
上記に定義された抗がん処置は、単剤治療として適用されてもよく、または本明細書に開示された式Iで表される化合物に加えて、従来の外科手術もしくは放射線治療もしくは薬物治療を含んでもよい。かかる薬物治療、例として化学治療または標的治療は、1以上の、好ましくは1の以下の抗腫瘍剤を包含してもよい。
アルキル化剤
アルトレタミン、ベンダムスチン、ブスルファン、カルムスチン、クロラムブシル、クロルメチン、シクロホスファミド、ダカルバジン、イホスファミド、インプロスルファン、トシラート、ロムスチン、メルファラン、ミトブロニトール、ミトラクトール、ニムスチン、ラニムスチン、テモゾロミド、チオテパ、トレオスルファン、メクロレタミン、カルボコン;
アパジコン、ホテムスチン、グルホスファミド、パリホスファミド、ピポブロマン、トロホスファミド、ウラムスチン、TH−302、VAL−083など;
白金化合物
カルボプラチン、シスプラチン、エプタプラチン、ミリプラチン水和物、オキサリプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、ピコプラチン、サトラプラチン;
ロバプラチン、ネダプラチン、ピコプラチン、サトラプラチンなど;
DNA変化剤
アムルビシン、ビサントレン、デシタビン、ミトキサントロン、プロカルバジン、トラベクテジン、クロファラビン;
アムサクリン、ブロスタリシン、ピクサントロン、ラロムスチン1、3など;
トポイソメラーゼインヒビター
エトポシド、イリノテカン、ラゾキサン、ソブゾキサン、テニポシド、トポテカン;
アモナフィド、ベロテカン、エリプチニウムアセタート、ボレロキシンなど;
微小管修飾因子
カバジタキセル、ドセタキセル、エリブリン、イクサベピロン、パクリタキセル、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンデシン、ビンフルニン;
フォスブレタブリン、テセタキセルなど;
代謝拮抗薬
アスパラギナーゼ3、アザシチジン、レボホリナートカルシウム、カペシタビン、クラドリビン、シタラビン、エノシタビン、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、ゲムシタビン、メルカプトプリン、メトトレキサート、ネララビン、ペメトレキセド、プララトレキサート、アザチオプリン、チオグアニン、カルモフール;
ドキシフルリジン、エラシタラビン、ラルチトレキセド、サパシタビン、テガフール2、3、トリメトレキサートなど;
抗がん抗生物質
ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、レバミソール、ミルテホシン、マイトマイシンC、ロミデプシン、ストレプトゾシン、バルルビシン、ジノスタチン、ゾルビシン、ダウノルビシン、プリカマイシン;
アクラルビシン、ペプロマイシン、ピラルビシンなど;
ホルモン/アンタゴニスト
アバレリックス、アビラテロン、ビカルタミド、ブセレリン、カルステロン、クロロトリアニセン、デガレリクス、デキサメタゾン、エストラジオール、フルオコルトロン、フルオキシメステロン、フルタミド、フルベストラント、ゴセレリン、ヒストレリン、リュープロレリン、メゲストロール、ミトタン、ナファレリン、ナンドロロン、ニルタミド、オクトレオチド、プレドニゾロン、ラロキシフェン、タモキシフェン、サイロトロピンアルファ、トレミフェン、トリロスタン、トリプトレリン、ジエチルスチルベストロール;
アコルビフェン、ダナゾール、デスロレリン、エピチオスタノール、オルテロネル、エンザルタミド1,3など;
アロマターゼインヒビター
アミノグルテチミド、アナストロゾール、エキセメスタン、ファドロゾール、レトロゾール、テストラクトン;
ホルメスタンなど;
小分子キナーゼインヒビター
クリゾチニブ、ダサチニブ、エルロチニブ、イマチニブ、ラパチニブ、ニロチニブ、パゾパニブ、レゴラフェニブ、ルキソリチニブ、ソラフェニブ、スニチニブ、バンデタニブ、ベムラフェニブ、ボスチニブ、ゲフィチニブ、アキシチニブ;
アファチニブ、アリサーチブ、ダブラフェニブ、ダコミチニブ、ジナシクリブ、ドビチニブ、エンザスタウリン、ニンテダニブ、レンバチニブ、リニファニブ、リンシチニブ、マシチニブ、ミドスタウリン、モテサニブ、ネラチニブ、オランチニブ、ペリフォシン、ポナチニブ、ラドチニブ、リゴセルチブ、テポチニブ、ティピファニブ、チバンチニブ、チボザニブ、トラメチニブ、ピマセルチブ、ブリバニブアラニナート、セジラニブ、アパチニブ、カボザンチニブS−マラート1,3、イブルチニブ1,3、イコチニブ、ブパルリシブ、シパチニブ、コビメチニブ1,3、イデラリシブ1,3、フェドラチニブ1、XL−647など;
光感作物質
メトキサレン
ポルフィマーナトリウム、タラポルフィン、テモポルフィンなど;
抗体
アレムツズマブ、ベシレソマブ、ブレンツキシマブベドチン、セツキシマブ、デノスマブ、イピリムマブ、オファツムマブ、パニツムマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、トラスツズマブ、ベバシズマブ、ペルツズマブ2,3
カツマキソマブ、エロツズマブ、エプラツズマブ、ファーレツズマブ、モガムリズマブ、ネシツムマブ、ニモツズマブ、オビヌツズマブ、オカラツズマブ、オレゴボマブ、ラムシルマブ、リロツムマブ、シルツキシマブ、トシリズマブ、ザルツムマブ、ザノリムマブ、マツズマブ、ダロツズマブ1,2,3、オナルツズマブ1,3、ラコツモマブ、タバルマブ1,3、EMD−525797、アベルマブ、ニボルマブ1,3など;
サイトカイン
アルデスロイキン、インターフェロンアルファ、インターフェロンアルファ2a、インターフェロンアルファ2b2、3
セルモロイキン、タソネルミン、テセロイキン、オプレルベキン1,3、組換えインターフェロンベータ−1aなど;
薬物抱合体
デニロイキンジフチトクス、イブリツモマブチウキセタン、イオベングアンI123、プレドニムスチン、トラスツズマブエムタンシン、エストラムスチン、ゲムツズマブ、オゾガマイシン、アフリベルセプト;
シントレデキンベスドトックス、エドトレオチド、イノツズマブオゾガマイシン、ナプツモマブエスタフェナトクス、オポルツズマブモナトックス、テクネチウム(99mTc)アルシツモマブ1,3、ビンタフォリド1,3など;
ワクチン
シプロイセル;ビテスペン、エメペピムト−S、oncoVAX、リンドペピムト、troVax、MGN−1601、MGN−1703など;
その他
アリトレチノイン、ベキサロテン、ボルテゾミブ、エベロリムス、イバンドロン酸、イミキモド、レナリドミド、レンチナン、メチロシン、ミファムルチド、パミドロン酸、ペグアスパルガーゼ、ペントスタチン、シプロイセル、シゾフィラン、タミバロテン、テムシロリムス、サリドマイド、トレチノイン、ビスモデギブ、ゾレドロン酸、ボリノスタット;セレコキシブ、シレンジチド、エンチノスタット、エタニダゾール、ガネテスピブ、イドロノキシル、イニパリブ、イキサゾミブ、ロニダミン、ニモラゾール、パノビノスタット、ペレチノイン、プリチデプシン、ポマリドミド、プロコダゾール、リダフォロリムス、タスキニモド、テロトリスタット、チマルファシン、チラパザミン、トセドスタット、トラベデルセン、ウベニメクス、バルスポダル、ゲンジシン、ピシバニール、レオリシン、レタスピマイシン塩酸塩1、3、トレバナニブ2,3、ビルリジン、カルフィルゾミブ1,3、エンドスタチン、イムコテル、ベリノスタット、MGN−1703
PARPインヒビター
オラパリブ、ベリパリブ。
Prop. INN(提唱された国際一般名(Proposed International Nonproprietary Name))
Rec. INN(推奨された国際一般名(Recommended International Nonproprietary names))
USAN(米国一般名(United States Adopted Name))
4 no INN.
以下の略語は、夫々下記の定義を指す:
aq(水性)、h(時間)、g(グラム)、L(リットル)、mg(ミリグラム)、MHz(メガヘルツ)、min(分)、mm(ミリメートル)、mmol(ミリモル)、mM(ミリモル)、m.p.(融点)、eq(当量)、mL(ミリリットル)、L(マイクロリットル)、ACN(アセトニトリル)、AcOH(酢酸)、CDCl(重水素化クロロホルム)、CDOD(重水素化メタノール)、CHCN(アセトニトリル)、c−hex(シクロヘキサン)、DCC(ジシクロヘキシルカルボジイミド)、DCM(ジクロロメタン)、DIC(ジイソプロピルカルボジイミド)、DIEA(ジイソプロピルエチル−アミン)、DMF(ジメチルホルムアミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、DMSO−d(重水素化ジメチルスルホキシド)、EDC(1−(3−ジメチル−アミノ−プロピル)−3−エチルカルボジイミド)、ESI(エレクトロスプレーイオン化)、EtOAc(酢酸エチル)、EtO(ジエチルエーテル)、EtOH(エタノール)、HATU(ジメチルアミノ−([1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−イルオキシ)−メチレン]−ジメチル−アンモニウムヘキサフルオロホスファート)、
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)、i−PrOH(2−プロパノール)、KCO(炭酸カリウム)、LC(液体クロマトグラフィー)、MeOH(メタノール)、MgSO(硫酸マグネシウム)、MS(質量分析)、MTBE(メチルtert−ブチルエーテル)、NaHCO(重炭酸ナトリウム)、NaBH(水素化ホウ素ナトリウム)、NMM(N−メチルモルホリン)、NMR(核磁気共鳴)、PyBOP(ベンゾトリアゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート)、RT(室温)、Rt(保持時間)、SPE(固相抽出)、TBTU(2−(1−H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボラート)、TEA(トリエチルアミン)、TFA(トリフルオロ酢酸)、THF(テトラヒドロフラン)、TLC(薄層クロマトグラフィー)、UV(紫外線)。
上記および下記のすべての温度は、℃で指し示される。以下の例において、「従来のワークアップ(work-up)」は、以下を意味する:水は必要ならば添加され、pHは必要ならば最終生成物の構成に依存して2および10の間の値に調整され、混合物は酢酸エチルまたはジクロロメタンで抽出され、相は分離され、有機相は硫酸ナトリウム上で乾燥および蒸発され、ならびに残渣はシリカゲルのクロマトグラフィーによっておよび/または結晶化によって精製される。シリカゲルのRf値;溶離液:酢酸エチル/メタノール9:1。
H NMRは、内部標準としての重水素化された溶媒の残余シグナルを使用して、Bruker DPX-300、DRX-400、AVII-400上で、または500MHz分光計上で記録された。化学シフト(δ)は、残余溶媒シグナルと比べてのppmで報告される(DMSOにおけるH NMRについてδ=2.49ppm)。H NMRデータは、次のとおり報告される:化学シフト(多重度、カップリング定数、および水素の数)。多重度は、次のとおり略される:s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)、m(多重項)、br(広い)。
LC−MS
例において提供されるLCMSデータは、保持時間、純度および/またはm/zにおける質量と共に与えられる。結果は、次のとおり得られた:マススペクトル: LC/MS Waters ZMD (ESI)またはHP 1100シリーズのHewlett Packard System (イオン源: Electrospray (ポジティブモード)またはWaters Acquity H Class SQD;スキャン:100−1000m/z;フラグメンテーション電圧:60V;ガス温度:300℃、DAD:220nm。流速:2.4ml/Min。使用されたスプリッターはMSのDAD後の流速を0.75ml/Minまで低減させた;カラム: Chromolith Speed ROD RP-18e 50-4.6;溶媒: Merck KgaA社からのLiChrosolv-qualityまたは方法において言及されるとおりのもの。
方法A:Shimadzu LCMS-2020カラム:Poroshell HPH-C18、3.0*5mm、2.7μm;移動相A:水/5mM NH4HCO3、移動相B:アセトニトリル;流速:1.2mL/min;勾配:2.1minで10%B〜95%B、0.6min保持;254nm
方法B:Shimadzu LCMS-2020カラム:Shim-packXR-ODS、3.0*50mm、2.2μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流速:1.2mL/min;勾配:3.8minで5%B〜100%B、1.0min保持;254nm
方法C:Waters AcquityH-Class-SQD;カラム:BEHC-182.1-50 1.7μm;カラム温度:40℃;検出:220nm;溶離液A:水+0.1%HCOOH;溶離液B:アセトニトリル+0.08%HCOOH;流速:0.9ml/min;勾配:0min 4%B、1minで最大100%B、1.3minまで100%B、1.4minまで〜4%B、2minまで4%B
方法D:Shimadzu LCMS-2020カラム:Ascentis Express C18、3.0*50mm、2.7μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相:ACN/0.05%TFA;流速:1.5mL/min;勾配:2.1minで5%B〜100%B、0.7min保持;254nm
方法E:Shimadzu LCMS-2020カラム:Shim-packXR-ODS、3.0*50mm、2.2μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流速:1.2mL/min;勾配:2.0minで5%B〜100%B、0.7min保持;254nm
方法F:Agilent 1200-6120B;Chromolith Performance RP18e、100mm長、内径3mm;波長220nm;勾配:4.2min;流速:2ml/min99:01〜0:100;水+0.1%(Vol.)TFA:アセトニトリル+0.1%(Vol.)TFA;0.0〜0.2min:99:01;0.2〜3.8min:99:01〜0:100;3.8〜4.2min:0:100
方法G:Shimadzu LCMS-2020、LC20ADXR、カラム:Kinetex EVOC 18、3.0*50mm、2.6μm;移動相A:水/5mM NHHCO、移動相B:ACN;流速:1.3mL/min;勾配:2.1minで10%B〜95%B、0.6min保持;254nm
方法H:Shimadzu LCMS-2020カラム:Poroshell HPH-C18、3.0*50mm、2.7μm;移動相A:水/5mM NHHCO、移動相B:アセトニトリル;流速:1.3mL/min;勾配:2.1minで10%B〜95%B、0.6min保持;254nm
方法I:Shimadzu LCMS-2020カラム:Poroshell HPH-C18、3.0*50mm、2.7μm;移動相A:水/5mM NHHCO、移動相B:アセトニトリル;流速:1.3mL/min;勾配:4.0minで10%B〜95%B、0.8min保持;254nm
方法J:Shimadzu LCMS-2020カラム:Shim-pack XR-ODS、3.0*50mm、2.2μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流速:1.2mL/min;勾配:1.1minで5%B〜100%B、0.6min保持;254nm
方法K:Waters AcquityH-Class-SQD;カラム:kinetex EVO C182.1-50 1.7μm;カラム温度:40℃;検出:220nm;溶離液A:水+0.1%HCOOH;溶離液B:アセトニトリル+0.08%HCOOH;流速:0.9ml/min;勾配:0min 4%B、1minで最大100%B、1.3minまで100%B、1.4minまで〜4%B、2minまで4%B
方法L:Shimadzu LCMS-2020カラム:CORTECS C18+ 100A、2.1*50mm、2.7μm;移動相A:水/0.1%FA、移動相B:アセトニトリル/0.1%FA;流速:1.0mL/min;勾配:1.1minで10%B〜100%B、0.5min保持;254nm
方法M:Shimadzu LCMS-2020カラム:Ascentis Express C18、3.0*50mm、2.7μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相:ACN/0.05%TFA;流速:1.5mL/min;勾配:2.0minで5%B〜100%B、0.7min保持;254nm
方法N:Shimadzu LCMS-2020カラム:Shim-pack XR-ODS、3.0*50mm、2.2μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:MeOH;流速:0.82mL/min;勾配:6.2minで30%B〜100%B、1.1min保持;254nm
方法O:Shimadzu LCMS-2020カラム:kinetex EVO C18 3.0-50 2.6μm;移動相A:水/5mM NHHCO、移動相B:アセトニトリル;流速:1.2mL/min;勾配:2.1minで10%B〜95%B、0.6min保持;254nm
方法P:Shimadzu LCMS-2020カラム:Ascentis Express C18、3.0*50mm、2.7μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相:ACN/0.05%TFA;流速:1.5mL/min;勾配:1.2minで5%B〜100%B、0.5min保持;254nm
方法Q:Waters AcquityH-Class-SQD;カラム:CORTECS C18 2.1-50 1.6μm;カラム温度:30℃;検出:220nm;溶離液A:水+0.05%HCOOH;溶離液B:アセトニトリル+0.04%HCOOH;流速:0.9ml/min;勾配:1.0minで2%B〜100%B、0.3min保持
方法R:Waters Acquity H-Class-SQD;カラム:kinetex EVO C18 2.1-50 1.7μm;カラム温度:30℃;検出:220nm;溶離液A:水+0.05%HCOOH;溶離液B:アセトニトリル+0.04%HCOOH;流速:0.9ml/min;勾配:1.0minで1%B〜99%B、0.3min保持
方法S:Shimadzu LCMS-2020カラム:kinetex EVO C18 3.0-50 2.6μm;移動相A:水/0.04%NHOH、移動相B:アセトニトリル;流速:1.2mL/min;勾配:2.1minで10%B〜95%B、0.6min保持;254nm
方法T:Shimadzu LCMS-2020カラム:kinetex EVO C18 3.0-50 2.6μm;移動相A:水/0.04%NHOH、移動相B:アセトニトリル;流速:1.2mL/min;勾配:1.2minで10%B〜95%B、0.5min保持;254nm
方法U:Shimadzu LCMS-2020カラム:Shim-pack XR-ODS、3.0*50mm、2.2μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相B:ACN/0.05%TFA;流速:1.2mL/min;勾配:4.2minで5%B〜100%B、0.8min保持;254nm
方法V:Agilent 1200-6120B;カラム:waters sunfire C18、3*100mm、5μm;勾配:4.3min;流速:1.3ml/min 99:01〜0:100;水+0.1%(Vol.)TFA:アセトニトリル+0.1%(Vol.)TFA;0.0〜0.2min:99:01;0.2〜3.8min:99:01〜0:100;3.8〜4.3min:0:100
方法W:Shimadzu LCMS-2020カラム:CORTECS C18+ 100A、2.1*50mm、2.7μm;移動相A:水/0.1%FA、移動相B:アセトニトリル/0.1%FA;流速:1.0mL/min;勾配:2.0minで10%B〜100%B、0.6min保持;254nm
方法X:Shimadzu LCMS-2020カラム:Ascentis Express C18、3.0*50mm、2.7μm;移動相A:水/0.05%TFA、移動相:ACN/0.05%TFA;流速:1.5mL/min;勾配:3.0minで5%B〜100%B、1.5min保持;254nm
分取カラムクロマトグラフィーを、以下の溶媒系の1を有するTeledyne Isco Combi Flash Rf、シリカゲルカートリッジによって行った
方法A:ジクロロメタン/メタノール 10:1
方法B:酢酸エチル/石油エーテル 2:3)
方法C:(酢酸エチル/石油エーテル 3:7)
方法D:(n−ヘプタン/EtOAc)。
方法E:酢酸エチル/石油エーテル 1:1
方法F:酢酸エチル/PE 1:10
方法G:酢酸エチル/石油エーテル 1:5
方法H:ジクロロメタン/メタノール 2:3
方法I:酢酸エチル/PE 4:1
方法J:EA/PE 10:1
方法K:CHCN/H2O 3:7
方法L:DCM−MeOH−勾配
方法M:n−ヘプタン/EtOAc勾配
方法N:n−ヘプタン/EtOAc/MeOH勾配
方法O:DCM/MeOH勾配
方法P:酢酸エチル/石油エーテル勾配
分取HPLCを、Agilent 1200上で実行した。カラム: Chromolith prep RP 18e Merck KGaA。移動相:水中0.1%ギ酸/アセトニトリル中0.1%ギ酸。代替的な方法は、以下であった:
方法A:1min 99%A。2.5minで99%A〜100%B。これに続き1.5min 100%Bおよび1min 99%A。カラム Chromolith SpeedRod RP-18e;50〜4.6mm;検出 220nM(溶媒A:H20(0.1%TFA)、溶媒B:ACN(0.1%TFA)
方法B:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(0.05%NHO)およびACN(20%ACN 8minで最大39%);検出器、UV254nm
方法C:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Prep C18 OBDカラム、19??150mm 5μm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(25.0%ACN 8minで最大で46.0%);検出器、UV254nm。
方法D:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Prep C18 OBDカラム、19*150mm 5μm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(31%ACN 8minで最大53%);検出器、UV254/220nm
方法E:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(22%ACN 9minで最大58%);検出器、uv254nm
方法F:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Prep C18 OBDカラム、19??150mm 5μm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(45.0%ACN 8minで最大65.0%);検出器、uv254nm
方法G:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(20.0%ACN 10minで最大35.0%);検出器、uv254nm
方法H:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Prep C18 OBDカラム、19??150mm 5μm;移動相、および(60% 10minで最大62%);検出器、uv254nm。
方法I:キラル−分取HPLC():カラム、移動相、検出器、20mgの生成物が得られた アルファC度
方法J:2#SHIMADZU(HPLC-01)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(10%ACN 7minで最大33%);検出器、uv254nm
方法K:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(10%ACN 8minで最大35%);検出器、UV254nm
方法L:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(18.0%ACN 8minで最大53.0%);検出器、uv254nm
方法M:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(18.0%ACN 9minで最大60.0%);検出器、uv254nm.
方法N:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Prep C18 OBDカラム、19*150mm 5μm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(25%ACN 8minで最大41%);検出器、UV254nm。
方法O:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Prep OBD C18カラム、19*250mm、5μm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(18%ACN 8minで最大41%);検出器、UV254nm。
方法P:(2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Prep C18 OBDカラム、19*150mm5μm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(18%ACN 8minで最大38%);検出器、UV254nm。
方法Q:2#-AnalyseHPLC-SHIMADZU(HPLC-10)):カラム、Xbridge Shield RP18 OBDカラム、5μm、19*150mm;移動相、水(10MMOL/L NHHCO+0.1%NH.HO)およびACN(20%相B 9minで最大60%);検出器、uv254nm。
方法R:Watetrs Acquity H-Class-SQD;カラム:BEHC-182,1-50 1,7μm;カラム温度:40℃;検出:220nm;溶離液A:水+0.1%HCOOH;溶離液B:アセトニトリル+0.08%HCOOH;流速:0.9ml/min;勾配:0min 4%B、1minで最大100%B、1.3minまで100%B、1.4minまで〜4%B 2minまで4%B。
マイクロ波化学は、Personal Chemistryからのシングルモードマイクロ波反応器Emrys(商標)Optimiser上で実行される。
ATR/ATRIPキナーゼアッセイ−ATR/ATRIP阻害の測定
IC50値を、ATR/ATRIP酵素アッセイによって決定した。アッセイは、2つのステップを含む:酵素反応および検出ステップ。第一に、ATR/ATRIPタンパク質(毛細血管拡張性運動失調症変異およびRad3に関するキナーゼ/ATR相互タンパク質)の混合物、異なる濃度での本件の化合物、基質タンパク質としてのp53およびアデノシン三リン酸(ATP)を、アッセイ緩衝液中でインキュベートする。ATRによって、Ser15でのp53および他の残基はリン酸化される。次いで、リン酸化されたp53の量を、特定の抗体およびTR−FRETアッセイ技術を使用して検出する。
詳細に:ATR/ATRIP酵素アッセイを、TR-FRET-(HTRF(商標)、Cisbio Bioassays)ベースの384−ウェルアッセイとして実行する。第一のステップにおいて、精製されたヒト組換えATR/ATRIP(ヒトATR、完全長、GenBank ID:NM_001184.3、およびヒトATRIP、完全長、GenBank ID AF451323.1、哺乳動物の細胞株中で共発現した)を、異なる濃度での試験化合物を用いて、または、試験化合物なしで(陰性対照として)、22℃で15分間、アッセイ緩衝液中でインキュベートする。アッセイ緩衝液は、25mM HEPES pH8.0、10mMMg(CHCOO)、1mM MnCl、0.1%BSA、0.01%Brij(登録商標)35、および5mM ジチオスレイトール(DTT)を含有する。Echo 555(Labcyte)を、化合物溶液の分注のために使用する。
次いで、第二のステップにおいて、精製されたヒト組換えcmyc−タグ付けされたp53(ヒトp53、完全長、GenBank ID:BC003596、Sf21昆虫細胞中で発現した)およびATPを添加し、反応混合物を、22℃で、25〜35分間、典型的には25分間インキュベートする。薬理学的に関係のあるアッセイ体積は、5μlである。反応混合物のインキュベーションの間のアッセイにおける最終的な濃度は、0.3〜0.5nM、典型的には0.3nM、ATR/ATRIP、50nM p53、および0.5μM ATPである。酵素反応を、EDTAの添加によって停止させる。ATP存在下のATR媒介反応の結果としてリン酸化されたp53の生成を、FRETを可能にする特定の抗体(ドナーとして蛍光ユウロピウム(Eu)およびアクセプターとしてd2(Cisbio Bioassays)を用いて標識した)を使用して検出する。この目的のために、2μlの抗体を含有する停止溶液(12.5mM HEPES pH8.0、125mM EDTA、30mM 塩化ナトリウム、300mM フッ化カリウム、0.006%Tween-20、0.005%Brij(登録商標)35、0.21nM 抗ホスホ−p53(Ser15)−Eu抗体、15nM 抗cmyc−d2抗体)を、反応混合物に添加する。
2hのシグナル発生が続き、プレートを、レーザー励起を用いるTRFモードを使用して、EnVision(PerkinElmer)マイクロプレートリーダーにおいて分析する。ドナーユウロピウムの340nmでの励起に際して、アクセプターd2の665nmでの、ならびにドナーEuからの615nmでの発光蛍光を測定する。リン酸化されたp53の量は、放射光の量の比率、すなわち665nmおよび615nmでの相対的な蛍光ユニットの比率(rfu)に直接的に比例する。データを、Genedata Screenerソフトウェアを採用して加工する。とりわけ、IC50値を、非線形回帰分析を使用して用量応答曲線をデータ点に適合させることによって、通常のやり方において決定する。
IC50=半数阻害濃度
ATP=アデノシン三リン酸
TR−FRET=時間分解蛍光共鳴エネルギー移動
HTRF(登録商標)=均一時間分解蛍光
HEPES=2−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル)−エタンスルホン酸
Mg(CH3COO)=酢酸マグネシウム
MnCl=塩化マンガン(II)
BSA=ウシ血清アルブミン
EDTA=エチレンジアミンテトラアセタート
TRF=時間分解蛍光
pCHK1細胞アッセイ
Chk1キナーゼは、ATRの下流として作用し、DNA損傷チェックポイント制御において中心的役割を有する。Chk1の活性化は、Ser317およびSer345(ATRによるリン酸化/活性化のための優先的な標的とみなされる)に関与し、阻止されたDNA複製および遺伝毒性ストレスのある形態に応じて生じる。Ser345でのリン酸化は、チェックポイント活性化に伴い、Chk1を核に局在化させる役割を果たす。
このアッセイは、化合物およびヒドロキシ尿素(dNTP欠乏のためフォーク複製進行阻害を促進する)を用いる処置に伴い、ならびに免疫化学細胞的な手順およびハイコンテントイメージングを使用して、HT29結腸腺癌細胞中のChk1(Ser345)のリン酸化における減少を測定する。
アッセイのために、HT29細胞を培養培地(Greiner 384 ウェルプレート、黒色、μclear#781090(2500細胞/ウェル/30μl)中へDMEM高グルコース(フェノールレッドなし)、2mM Glutamax、1mM ピルビン酸、10%FCS)中に置き、少なくとも20時間、37℃、10%CO2および90%rHでインキュベートする。希釈された試験化合物(1nM〜30μM 最終)およびヒドロキシ尿素(3mM 最終)を同時に添加し、細胞を37℃で4hインキュベートする。100% MeOH(−20℃ 氷点下)を用いた固定化/透過化および0.2% Triton X-100を用いた透過化の後、完全な免疫細胞化学的手順を、特定の抗pChk1抗体(Cell Signaling、#2348BF)および蛍光標識二次抗体(Alexa Fluor(登録商標) 488 ヤギ抗ウサギF(ab’)2フラグメント、Invitrogen A11070)および細胞計数のための並列の核染色を使用して実行する。
核に局在化したpChk1シグナルを、ImageXpress Ultra confocalハイコンテントリーダー上で検出し、%陽性細胞(核)として報告する。
Kv11.1(hERG)イオンチャネル活性
このアッセイにおいて、急速活性型遅延整流性カリウム電流(IKr)を媒介するKv11.1(hERG)イオンチャネル電流に対する試験化合物の潜在的なin vitro効果を調査する。このアッセイを、安定したKv11.1(hERG)をトランスフェクトしたヒト胚性腎臓細胞株(HEK293)を用いて、室温で行われる全細胞パッチクランプ法によって実行する。
Kv11.1(hERG)イオンチャネル遮断剤キニジンを、参照化合物として使用する。試験化合物およびキニジンの効果を、対応するビヒクル対照に対して正規化する。全細胞記録を、自動パッチクランプ装置Patchliner(商標)Nanion Technologies, Munich)を用いて行う。パッチクランプ測定を、所定の直径の穴を有するシリコン被覆チップ上で行う。溶液、細胞懸濁液および化合物を、テフロンラミネートピペット針によって、マイクロ流路シリコンラミネートチャネルを介して適用する。市販のパッチクランプ増幅器(EPC10,HEKA Elektronik Dr. Schulze GmbH,ドイツ)を、パッチクランプの記録のために使用する。hERG遺伝子を安定的に発現させるHEK293細胞を、−80mVで保持する。試験/参照化合物の適用に起因するKv11.1(hERG)カリウム電流の定常状態阻害を、固定された振幅を有するパルスパターンを使用して測定する。51ms/−80mV、500ms/+40mV、500ms/−40mV、200ms/−80mV。
hERGの特異的な電圧プロトコルを、10s間隔で繰り返す。リーク電流を、P4リークサブトラクションによって取り除く。細胞を、細胞外パッチクランプ液(EC)中で再懸濁させ、およびチップ中に適用する。細胞を捕捉後、ECをシールエンハンサー溶液(SE)によって交換し、シール手順を改善する。細胞全体の配置を完了したとき、シールエンハンサーをECの適用によって洗浄する。記録を、1.5min、ECにおいて開始する。その後、DMSO(ビヒクル対照、0.1% DMSO)を適用し、対照電流を3min測定する。対照の定常状態電流に続いて、試験化合物を同じ濃度で2回適用し、およびテール電流を各3.5min測定する。
濃度関係性の決定のために、試験化合物を累積濃度−応答曲線として適用し、および各濃度を5min測定する。参照化合物キニジンを、同様に処置する。Kv11.1(hERG)イオンチャネル活性に対する効果を、−40mV(関心のある電流、COI)でモニターされたテール電流振幅から判断する。結果を、最後に記録された電流トレースから算出する。Kv11.1(hERG)イオンチャネル活性を100%と定義した対照値、試験化合物の適用およびキニジンの適用の間のKv11.1(hERG)イオンチャネル活性の変化を、COIの対照値のパーセント変化として報告する。試験化合物のアリコートを、記録中に濃度検証のために回収する。試料を即時にHPLCによって測定し、およびアッセイ内の最終的な化合物濃度を検量線に従って算出する。
]
薬理学的データ
表1
ATR−ATRIPの阻害(IC50);
pCHK1細胞のアッセイ;
Kv11.1(hERG)イオンチャネル活性
Figure 2021536473
Figure 2021536473
Figure 2021536473
Figure 2021536473
Figure 2021536473
表1に示される化合物は、本発明に従う具体的に好ましい化合物である。
合成スキームの説明および化合物例
以下の式において、「abs」は、指し示されるとおりの絶対立体化学を意味する。アザインダゾール誘導体は、合成スキーム1に従って合成され得る。
スキーム1:アザインダゾール10への合成ルート
Figure 2021536473
1’置換ニトロピラゾール1は、H/PdCまたはFeまたはSnClを用いてアミン2へ還元され得る。イミン3の形成は、アセチルモルホリンおよび塩化ホスホリルとの反応によって行われ得る。アザインダゾール4への環化は、LiHMDSなどの塩基性条件下で実行可能である。その後、ヒドロキシ基は脱離基、TfまたはClなどへ変換され得、5(R4=脱離基)へ至る。Suzukiタイプ反応は、アザインダゾール6を生産する。化合物7へのハロゲン化は、NISまたはNBSを用いて実行可能である。保護ピラゾールを用いるSuzukiタイプ反応は、1’または2’保護誘導体8または9につながる。脱保護後、アザインダゾール10は単離され得る。
非置換アザインダゾール誘導体は、スキーム2に従って合成され得る。
Figure 2021536473
スキーム2:非置換アザインダゾール13への合成ルート
3(R2=H)から開始し、保護基は、アザインダゾールコアに導入され得、11へ至る。以下のステップは、スキーム1のとおり記載されるとおりである。保護基は最後のステップにおいて12から除去され得、非置換アザインダゾール13を生産する。
ピリジン誘導体から開始するアザインダゾール誘導体への代替的なルートは、スキーム3に記載される。
Figure 2021536473
スキーム3:アザインダゾール10への代替的な合成ルート
2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン14は、Sandmeyer条件下で15へ臭素化され得る。Suzukiタイプ反応は、16へつながる。メチルモルホリンは、Buchwald条件下で、または、塩基性条件下で求核芳香族置換を介して、17へ導入され得る。ニトロ基は、H/PdCまたはFeまたはSnClを用いてアミン18へ還元され得る。19への環化は、酢酸中亜硝酸ナトリウムを用いて実行可能である。化合物は、NBS、NIS、BrまたはIを用いて20へハロゲン化され得、および7へアルキル化され得る。代替的に、7は19から21へのアルキル化、およびNBSまたはNISを用いたハロゲン化によって調製され得る。ステップ7〜10は、スキーム1に記載されるとおりである。
アザインダゾール誘導体はまた、スキーム4に従っても合成され得る。
Figure 2021536473
スキーム4:アザインダゾール6への、および続いて10への代替的なSuzukiタイプ反応
アザインダゾール5は、ボロン酸22へ変換され得る。Suzukiタイプ反応は、スキーム1に記載されるとおり、6を生産し、10へ反応され得る。
(R=H)での置換なしのアザインダゾール誘導体は、スキーム5に従って合成され得る。
Figure 2021536473
スキーム5:アザインダゾール24への合成ルート
アザインダゾール5からPdClおよびdppfなどのホスフィンリガンドを用いて開始し、アザインダゾール23が調製され得る。代替的に、アザインダゾール25は、Buchwald条件下でアザインダゾール23へ反応され得る。24への反応ステップは、アザインダゾール10の合成について記載されるスキーム1のとおりである。
アザインダゾール34への代替的な合成ルートは、スキーム6に記載される。
Figure 2021536473
スキーム6:シクロプロピルアザインダゾール35への合成ルート
アザインダゾール5は、26へカルボニル化され得、NBSまたはNISを用いて27へハロゲン化され得る。Suzukiタイプ反応は、アザインダゾール28を生産する。エステルの、例としてLiBHを用いた還元は、アルコール29をもたらし、脱離基、TfまたはClなどへ、30(R4=脱離基)へ転換され得る。R4は、スルフィナートを用いてスルホン31へ交換され得る。(ジメチルアミノ)メチルジメチルアミンを用いて、アルケン32は合成され得る。ヨウ化メタンスルホニルとの反応は、シクロプロピルスルホン33を生産する。ピラゾール脱保護に続き、アザインダゾール34が単離され得る。
シクロプロピルアザインダゾール誘導体34は、スキーム7に記載されるとおり代替的に合成され得る。
Figure 2021536473
スキーム7:シクロプロピルアザインダゾール誘導体への代替的な合成ルート
アザインダゾール27は、例としてLiBHを用いて、アルコール34へ還元され、脱離基、TfまたはClなどへ、35(R4=脱離基)へ転換され得る。R4は、スルフィナートを用いてスルホン36へ交換され得る。ジブロメタン(dibromethane)またはジクロロエタンとの反応は、シクロプロピル37をもたらし、上の反応スキームに記載されるとおりのアザインダゾール34へ合成され得る。
ビルディングブロック
メチル4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシラート
Figure 2021536473
メチル1−メチル−4−ニトロ−1H−ピラゾール−5−カルボキシラート(10g、51.31mmol、1.eq.)およびパラジウム炭素(11.50g、103mmol、2.00eq)を、メタノール(100mL)中に懸濁させた。その結果得られる溶液を、25℃で、16h、H雰囲気下で攪拌した。固体を濾過した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトフラフィーによって精製した(方法A)。メチル4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシラートを、桃色固体として単離した、(9g、quant);LC/MS(方法J):Rt 0.641min、[MH]+ 156.1m/z。
1−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]エタン−1−オン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチルモルホリン(12g、112.71mmol)、炭酸カリウム(86.08g、591.70mmol、5.25eq)をジクロロメタン(280mL)中に溶解し、0℃で30min攪拌した。これへ、塩化アセチル(32.60g、395mmol、3.50eq.)を添加した。その結果得られる溶液を、25℃で16h攪拌した。固体を、濾過して取り除いた。その結果得られる混合物を真空下で濃縮することで、1−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]エタン−1−オンが黄色油として得られた(15g、88%);LC/MS(方法J):Rt 1.151min、[MH]+ 144.0m/z。
メチル1−メチル−4−[(E)−{1−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]エチリデン}アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキシラート
Figure 2021536473
メチル4−アミノ−1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルボキシラート(9g、52.21mmol)および1−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]エタン−1−オン(15g、94.28mmol、1.81eq.)をDCE(200mL、2.40mol)中に溶解し、0.5h、0℃で攪拌した。これへ、塩化ホスホリル(40g、247.95mmol、4.75eq.)を添加した。その結果得られる溶液を、40℃で16h攪拌した。次いで、反応物を、20mLのNHClの添加によってクエンチした。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトフラフィーによって精製した(方法B)。メチル1−メチル−4−[(E)−[1−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]エチリデン]アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(11g、68%);LC−MS(方法J)Rt:0.664min、[MH]+ 281.2。
1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール
Figure 2021536473
メチル1−メチル−4−[(E)−[1−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]エチリデン]アミノ]−1H−ピラゾール−5−カルボキシラート(11g、35.32mmol、1.eq.)を、DMF(300mL)中に溶解した。溶液を、0℃で30min攪拌した。これへ、LiHMDS(100mL、6.19mmol)を添加した。その結果得られる溶液を、水/氷浴中、0℃で1h攪拌した。次いで、反応物を、aq.NHClの添加によってクエンチした。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製し(方法A)、酢酸エチルによって再結晶化させた。1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オールを、無色固体として得た(6g、68%);LC/MS(方法B):Rt 1.458min、[MH]+ 249.2。
1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルトリフルオロメタンスルホナート
Figure 2021536473
1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール(6g、21.75mmol、1.00eq)、DCM(700mL)、DIEA(20.26g、148.92mmol、3.16eq.)および1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメタン)スルホニルメタンスルホンアミド(37.39g、99.43mmol、2.11eq.)を合わせ、室温で16h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法C)。1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルトリフルオロメタンスルホナートを、黄色固体として単離した(18g、90%);LC/MS(方法L):Rt 0.978min、[MH]+ 381.0。
トリフルオロ−メタンスルホン酸1−イソプロピル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル エステル
Figure 2021536473
トリフルオロ−メタンスルホン酸1−イソプロピル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルエステルビルディングブロックを、上のビルディングブロックに類似して調製した。トリフルオロ−メタンスルホン酸1−イソプロピル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルエステルを、褐色固体として単離した(105mg、86%);LC/MS(方法F):Rt 2.781min;[MH]+ 409.1m/z。
4−アミノ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステル
Figure 2021536473
4−ニトロ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステル(3g、0.017mol)およびPd−C5%(0.75g)をメタノール(30ml)中に懸濁させ、RTで、14h、水素下で攪拌した。懸濁液を濾過し、溶媒を真空下で除去した。4−アミノ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステルを、薄桃色固体として単離した(2.4g、quant);LC/MS(方法F)Rt 0.363min;[MNa]+ 164.1m/z。
4−[1−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−エタ−(E)−イリデンアミノ]−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステル
Figure 2021536473
1−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−エタノン(3.409g;23.808mmol;1.40eq.)を1,2−ジクロロエタン(24ml)中に溶解し、塩化ホスホリル(4.684ml;51.018mmol;3eq.)を滴加した。褐色溶液をRTで30分間攪拌し、次いで4−アミノ−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステル(2.400g;17.006mmol;1eq.)を添加し、2時間、80℃で攪拌した。反応溶液を、蒸発乾固させた。残渣を水(50ml)中に懸濁させ、pHをaq NaOH(32%)を用いて12まで調整し、EtOAcで抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。4−[1−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−エタ−(E)−イリデンアミノ]−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステルを、黄色固体として単離した(5g、quant);LC/MS(方法F):Rt 0.968min;[MH]+ 267m/z。
4−[1−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−エタ−(E)−イリデンアミノ]−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステル
Figure 2021536473
4−[1−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−エタ−(E)−イリデンアミノ]−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステル(1g;3.755mmol)をTHF(20ml)中に懸濁させ、トリエチルアミン(781μl;5.633mmol;1.50eq.)および2−(トリメチルシリル)塩化エトキシメチル(731.084μl;4.131mmol;1.10eq.)を添加し、RTで1時間攪拌した。溶媒を真空下で除去し、EtOAc/水で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法D)。4−[1−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−エタ−(E)−イリデンアミノ]−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステルを、無色固体として単離した(580mg、38%);LC/MS(方法F):Rt 2.251min、[MH]+ 397.2m/z。
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール
Figure 2021536473
4−[1−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−エタ−(E)−イリデンアミノ]−2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−カルボン酸メチルエステル(200mg;0.494mmol;1、eq.)をTHF(3ml)中に溶解し、THF(1.977ml;1.977mmol;4、eq.)中リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液1Mを添加し、2時間、RTで攪拌した。反応溶液へ水(0.2ml)を添加し、溶媒を真空下で除去した。残渣を水(2ml)中に懸濁させ、pHを2N HClおよび飽和塩化アンモニウム溶液を用いて7まで調整し、DCMで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濾過し、蒸発させた。5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オールを、黄色固体として単離した(182mg、95%);LC/MS(方法F):Rt 2.28min;[MH]+ 365.2m/z。
トリフルオロ−メタンスルホン酸5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルエステル
Figure 2021536473
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール(50mg;0.137mmol;1.0eq.)をDCM(1ml)中に溶解し、トリエチルアミン(34.226μl;0.247mmol;1.80eq.)を添加した。反応混合物を5℃まで冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(41μl;0.247mmol;1.80eq.)を添加し、1時間攪拌し、RTまで温めるようにした。反応溶液をDCMおよび水で抽出し、合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発乾固させた。トリフルオロ−メタンスルホン酸5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルエステルを、橙褐色固体として単離した(61mg、90%)。LC/MS(方法F):Rt 3.006min、[MH]+ 497.1m/z。

例1:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(1)
Figure 2021536473
例1の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルトリフルオロメタンスルホナート(1g、2.37mmol、1.0eq.)、(6−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸(680mg、4.72mmol、1.99eq.)、Pd(dppf)Cl.CHCl(210mg、0.23mmol、0.10eq.)および炭酸ナトリウム(790mg、7.08mmol、2.99eq.)をDMF(12mL)、水(3mL)中に懸濁させた。最終的な反応混合物を、マイクロ波中で1h、100℃まで加熱した。(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを黄色固体(600mg、70%)として単離した。
例1の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−[3−ブロモ−1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(12g、33.40mmol、1.eq.)およびNBS(9.39g、50.12mmol、1.50eq.)をMeCN(480mL)中に溶解し、25℃で1h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。(3R)−4−[3−ブロモ−1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを黄色固体として単離した(15g、100%)。
例1の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−4−[3−ブロモ−1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(1.20g、2.68mmol、1.0eq.)、1−(オキサン−2−イル)−3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(2.36g、8.06mmol、3eq.)、Pd(pph3)4(340mg、0.26mmol、0.10eq.)および炭酸ナトリウム(900mg、8.07mmol、3eq.)を、テトラヒドロフラン(12mL)、水(3mL、158.20mmol、58.93eq.)中に懸濁させた。その結果得られる溶液を、90℃で1h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色固体として単離した(700mg、50%)。
例1:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(1)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(10g、19.00mmol、1.eq.)を、メタノール性HCl(200mL)中に溶解した。その結果得られる溶液を、25℃で1hで攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した。1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(2g、28%);融点:118〜120℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 12.81 (s、1H)、8.63 (d、J = 2.4 Hz、1H)、7.88 (dd、J = 7.9、2.4 Hz、1H)、7.62 (s、1H)、7.41 (d、J = 8.1 Hz、1H)、7.00 (s、1H)、6.89 - 6.81 (m、1H)、4.46 (s、1H)、4.07 - 3.90 (m、2H)、3.72 (s、1H)、3.62 - 3.48 (m、1H)、3.23 (td、J = 12.5、11.7、3.7 Hz、1H)、3.01 (s、1H)、2.58 (d、J = 2.8 Hz、4H)、2.02 (d、J = 2.7 Hz、0H)、1.21 (dd、J = 6.9、2.6 Hz、3H);
LC/MS(方法A) Rt 1.338min、[MH]+ 390.0。
例2:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(2)
Figure 2021536473
例2の合成のためのビルディングブロック:6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジン−4−アミン
Figure 2021536473
2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン−4−アミン(1g、4.33mmol、1.eq.)、Pd(PPh(557mg、0.46mmol、0.11eq.)およびAlMe(2.64mL、23.94mmol、5.53eq.)をDMF(15mL)中に溶解し、70℃で3h攪拌した。反応物を、50mLの氷/塩の添加によってクエンチした。固体を濾過して取り除いた。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法B)。6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジン−4−アミンを、黄色固体として単離した(500mg、55%)。
例2の合成のためのビルディングブロック:4−ブロモ−6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジン
Figure 2021536473
6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジン−4−アミン(1g、4.80mmol、1.eq.)、CuBr(1601.79mg、6.81mmol、1.42eq.)およびtBuONO(697.86mg、6.43mmol、1.34eq.)をMeCN(20mL)中に溶解し、65℃で2h攪拌した。溶液のpHを、塩化水素を用いて2まで調整した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法F)。4−ブロモ−6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジンを、黄色固体として単離した(1g、75%)。
例2の合成のためのビルディングブロック:6−クロロ−2−メチル−4−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−ニトロピリジン
Figure 2021536473
4−ブロモ−6−クロロ−2−メチル−3−ニトロピリジン(500mg、1.79mmol、1.eq.)、(6−メチルピリジン−3−イル)ボロン酸(326.75mg、2.15mmol、1.20eq.)、Pd(pphCl(130mg、0.18mmol、0.10eq.)および炭酸ナトリウム(604.65mg、5.42mmol、3.03eq.)をジオキサン(2mL)、水(0.4mL)中に溶解し、80℃で3h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法G)。6−クロロ−2−メチル−4−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−ニトロピリジンを、黄色固体として単離した(400mg、76%)。
例2の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[6−メチル−4−(6−メチルピリジン−3−イル)−5−ニトロピリジン−2−イル]モルホリン
Figure 2021536473
6−クロロ−2−メチル−4−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−ニトロピリジン(500mg、1.71mmol、1.eq.)、(3R)−3−メチルモルホリン(230.16mg、2.05mmol、1.20eq.)、DIPEA(696.53mg、5.12mmol、3eq.)をDMA(25mL)中に溶解し、110℃で16h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。(3R)−3−メチル−4−[6−メチル−4−(6−メチルピリジン−3−イル)−5−ニトロピリジン−2−イル]モルホリンを粗生成物として単離し、さらなる精製はせずに次のステップにおいて使用した。
例2の合成のためのビルディングブロック:2−メチル−6−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−4−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリジン−3−アミン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[6−メチル−4−(6−メチルピリジン−3−イル)−5−ニトロピリジン−2−イル]モルホリン(200mg、0.55mmol、1.eq.)、Fe(170mg、2.89mmol、5.28eq.)およびNHCl(170mg、3.02mmol、5.51eq.)を水(10mL)およびi−プロパノール(10mL)中に溶解し、70℃で5h攪拌した。固体を濾過して取り除いた。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法H)。2−メチル−6−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−4−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリジン−3−アミンを、黄色油として単離した(70mg、38%)。
例2の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
2−メチル−6−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−4−(6−メチルピリジン−3−イル)ピリジン−3−アミン(480mg、1.45mmol、1.eq.)、およびNaNO(95.69mg、1.32mmol、0.91eq.)をAcOH(96mL)中に溶解し、25℃で2h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法B)。(3R)−3−メチル−4−[7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色固体として単離した(100mg、20%)。
例2の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−[3−ヨード−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(100mg、0.29mmol、1.eq.)、水酸化カリウム(59.96mg、1.02mmol、3.49eq.)およびI2(150.01mg、0.56mmol、1.93eq.)をメタノール(10mL)中に溶解し、25℃で16h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法I)。(3R)−4−[3−ヨード−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを、黄色固体として単離した(90mg、64%)。
例2の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−4−[3−ヨード−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(90mg、0.19mmol、1.0eq.)、1−(オキサン−2−イル)−3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(180mg、0.58mmol、3.13eq.)、Pd(PPh(27mg、0.02mmol、0.12eq.)、水(3mL)、テトラヒドロフラン(12mL)および炭酸ナトリウム(65mg、0.58mmol、3.13eq.)を合わせ、その結果得られる溶液を80℃で1h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法B)。(3R)−3−メチル−4−[7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色固体として単離した(75mg、77%)。
例2:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(2)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(70mg、0.14mmol、1.eq.)をメタノール(3mL)中塩化水素中に溶解し、25℃で1h攪拌した。溶液のpH値を、重炭酸ナトリウム(0.5mLmol/L)を用いて9まで調整した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した。5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(4mg、8%);融点180〜182℃;
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.31 (s、1H)、8.89 (s、1H)、8.12 (s、1H)、7.65 (s、1H)、7.46 (d、J = 8.2 Hz、1H)、7.14 (s、1H)、7.07 (s、1H)、4.54 (s、1H)、4.08 (d、J = 13.1 Hz、1H)、3.99 (dd、J = 11.3、3.4 Hz、1H)、3.80- 3.66 (m、2H)、3.54 (m、1H)、3.25 -3.13 (m、1H)、2.57 (s、3H)、1.18 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法B): Rt 1.544min、[MH]+ 376.0。
例3:(3R)−3−メチル−4−[3−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(3)
Figure 2021536473
例3の合成のためのビルディングブロック:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−[5−メチル−2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
(3R)−4−[3−ヨード−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(56mg;0.114mmol;0.789eq.)および(3R)−4−[3−ヨード−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(15mg;0.031mmol;0.211eq.)を、テトラヒドロフラン(1.42ml)および水(142,00μl)中に溶解した。1−BOC−3−メチルピラゾール−5−ボロン酸(49mg;0.217mmol;1.5eq.)、炭酸ナトリウム(0.02ml;0.434mmol;3eq.)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(20mg;0.017mmol;0.120eq.)を添加した。反応懸濁液を、1時間、80℃で攪拌した。3−メチル−1−(オキサン−2−イル)−5−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(66.67mg;0.217mmol;1.5eq.)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(20.04mg;0.017mmol;0.120eq.)を添加し、それを1時間、80℃で攪拌した。固体を濾過して取り除き、濾過物を減圧下で濃縮した。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(n−ヘプタン/EtOAc勾配)によって精製することで、35mg(47.9%)が褐色固体として産出された;LC/MS(方法C):Rt 0.946min;[MH]+ 474.2。
例3:(3R)−3−メチル−4−[3−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(3)
Figure 2021536473
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−[5−メチル−2−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(35mg;0.069mmol;1eq.)を、ジオキサン(0.86ml)中塩化水素溶液中に溶解した。懸濁液を、48hに亘り室温にて攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーによって精製した(方法О)。(3R)−3−メチル−4−[3−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色固体として単離した(10mg、37%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6/90℃) δ 9.09 - 9.04 (m、1H)、8.37 - 8.32 (m、1H)、7.53 (d、J = 8.1 Hz、1H)、7.16 (s、1H)、6.78 (s、1H)、4.56 - 4.49 (m、1H)、4.10 - 4.03 (m、1H)、4.01 - 3.96 (m、1H)、3.76 - 3.71 (m、2H)、3.58 (td、J = 11.5、3.1 Hz、1H)、3.32 - 3.23 (m、1H)、2.62 (s、3H)、2.30 (s、3H)、1.23 (d、J = 6.7 Hz、3H);
LC/MS(方法C):Rt 0.821min;[MH]+ 390.2。
例4:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(4)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(2−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(160mg、36%)、融点228−230℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.24 (s、1H)、8.64 (dd、J = 4.9、1.7 Hz、1H)、7.83 (dt、J = 7.6、2.1 Hz、1H)、7.69 (s、1H)、7.43 (dd、J = 7.6、4.9 Hz、1H)、7.09 (s、1H)、6.97 (s、1H)、4.46 (s、1H)、4.13- 3.94 (m、2H)、3.82- 3.62 (m、2H)、3.62 -3.49 (m、1H),3.46 (s,3H)、3.18 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、2.33 (d、J = 1.4 Hz、3H)、1.20 (dd、J = 6.7、3.0 Hz、3H);
LC/MS(方法D):Rt 0.782min、[MH]+ 390.2。
例5:7−(4−メタンスルフィニル−フェニル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(5)
Figure 2021536473
7−(4−メタンスルフィニル−フェニル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(90mg、23%);155〜157℃の融点。
1H NMR (メタノール-d4): δ 7.89 (d、J = 8.2 Hz、2H)、7.78 (d、J = 8.0 Hz、2H)、7.68 (s、1H)、7.12 (s、1H)、6.89 (s、1H)、4.47 (t、J = 6.8 Hz、1H)、4.04 (dd、J = 11.3、3.2 Hz、2H)、3.82 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.73 - 3.62 (m、4H)、3.38 - 3.32 (m、1H)、 2.65 (s、1H)、1.29 (d、J = 6.7 Hz、3H);
LC/MS(方法B):Rt 1.993min、[MH]+ 437.1。
例6:イミノ(メチル)(4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}フェニル)−ラムダ6−スルファノン(6)
Figure 2021536473
例6の合成のためのビルディングブロック:2,2,2−トリフルオロ−N−[メタン(4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}ベンゼン)スルフィニリデン]アセトアミド
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(4−メタンスルフィニルフェニル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(70mg、0.12mmol、1.eq.)、MgO(25.67mg、0.61mmol、5.eq.)、ジクロロメタン(5mL)、Rh(OAc)(5.63mg、0.01mmol、0.10eq.)およびヨウ化フェニルジアセタート(82.05mg、0.24mmol、2.eq.)を合わせ、溶液を25℃で12h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。2,2,2−トリフルオロ−N−[メタン(4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]ベンゼン)スルフィニリデン]アセトアミドを黄色固体として単離し(70mg、74%)、さらなる精製はせずに次のステップにおいて使用した。
例6の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−(7−{4−[イミノ(メタン)スルフィニル]フェニル}−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
メタノール(5mL)中2,2,2−トリフルオロ−N−[メタン(4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]ベンゼン)スルフィニリデン]アセトアミド(70mg、0.08mmol、1.0eq.70%)および炭酸カリウム(33.86mg、0.23mmol、3eq.)を合わせ、溶液を25℃で1h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。(3R)−4−(7−[4−[イミノ(メタン)スルフィニル]フェニル]−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)−3−メチルモルホリンを黄色固体として単離し(70mg、quant)、さらなる精製はせずに次のステップにおいて使用した。
例6:イミノ(メチル)(4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}フェニル)−ラムダ6−スルファノン(6)
Figure 2021536473
(3R)−4−(7−[4−[イミノ(メタン)スルフィニル]フェニル]−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)−3−メチルモルホリン(70mg、0.09mmol、1.0eq.70%)をジオキサン(5mL)中塩化水素中に溶解し、25℃で1h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法B)。イミノ(メチル)(4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}フェニル)−ラムダ6−スルファノンを、黄色固体として単離した(14mg、34%);180℃の融点;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6) δ 13.17(br、1H) 8.10 (d、J = 8.4 Hz、2H)、7.84 (d、J = 8.4 Hz、2H)、7.67 (s、1H)、7.07 (d、J = 1.9 Hz、1H)、6.93 (s、1H)、4.56-4.41 (m、1H)、4.37 (s、1H)、4.02 (ddd、J = 24.4、11.9、3.1 Hz、2H)、3.80-3.64 (m、2H)、3.61 (s、3H)、3.58-3.44 (m、1H)、3.34-3.16 (m、4H)、1.18 (d、J = 6.5 Hz、3H)。LC/MS(方法B):Rt 1.857min、[MH]+ 452.1。
例7:7−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(7)
Figure 2021536473
7−(4−メタンスルホニル−フェニル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(18mg、31%);>300℃の融点;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6) δ 13.09 (d、J = 90.7 Hz、1H)、8.28-7.99 (m、2H)、7.71 (d、J = 67.8 Hz、1H)、7.04 (s、1H)、6.96 (s、1H)、4.46 (d、J = 11.2 Hz、1H)、4.18-3.92 (m、2H)、3.81- 3.64 (m、2H)、3.64- 3.44 (m、4H)、3.32 (s、4H)、3.24-3.04 (m、1H)、1.18 (d、J = 6.5 Hz、3H);
LC/MS(方法F):Rt 1.298min、[MH]+ 453.1。
例8:7−(6−メタンスルフィニル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(8)
Figure 2021536473
例8の合成のためのビルディングブロック:3−ブロモ−2−メチル−6−(メチルスルファニル)ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルピリジン(3g、15.00mmol、1.0eq.)、DMF(300mL)および(メチルスルファニル)ナトリウム(1.44g、19.52mmol、1.30eq.)を合わせ、0℃で4h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。3−ブロモ−2−メチル−6−(メチルスルファニル)ピリジンを、黄色油として単離した(2.5g、69%);LC/MS(方法J):Rt 1.324min、[MH]+ 220.0。
例8のためのビルディングブロック:3−ブロモ−6−メタンスルフィニル−2−メチルピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−2−メチル−6−(メチルスルファニル)ピリジン(2.50g、10.32mmol、1.0eq.)、ジクロロメタン(200mL)およびm−CPBA(1.87g、10.29mmol、1.0eq.)を合わせ、25℃で2h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法J)。黄色油としての3−ブロモ−6−メタンスルフィニル−2−メチルピリジン(1.8g、67%);LC/MS(方法J):Rt 0.937min、[MH]+ 233.9。
例8のためのビルディングブロック:6−メタンスルフィニル−2−メチル−3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−6−メタンスルフィニル−2−メチルピリジン(1.80g、6.92mmol、1.0eq.)、4,4,5,5−テトラメチル−2−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(7.77g、29.07mmol、4.20eq.)、ジオキサン(120mL、1.35mol、194.47eq.)、CHCOOK(3g、29.04mmol、4.19eq.)およびPd(dppf)Cl.CHCl(820mg、0.90mmol、0.13eq.)を、25℃で3h合わせた。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法J)。黄色油としての6−メタンスルフィニル−2−メチル−3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン;LC/MS(方法J):Rt 1.131min [MH]+ 282.1.
例8:7−(6−メタンスルフィニル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(8)
Figure 2021536473
7−(6−メタンスルフィニル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(150mg、41%);融点174〜176℃;
1H NMR (300 MHz、CD3OD): δ 8.05 (dd、J = 7.9、1.8 Hz、1H)、7.94 (dd、J = 7.9、3.0 Hz、1H)、7.64 (s、1H)、7.08 (s、1H)、6.90 (s、1H)、4.44 (d、J = 7.0 Hz、1H)、4.09 -3.96 (m、2H)、3.80 (d、J = 1.9 Hz、2H)、3.64 (td、J = 11.8、3.1 Hz、1H)、3.51 (s、3H)、3.38 -3.30 (m、0H)、2.93 (d、J = 6.0 Hz、3H)、2.40 (d、J = 2.6 Hz、3H)、1.27 (dd、J = 6.7、4.4 Hz、3H);
LC/MS(方法E):Rt 1.199min、[MH]+ 452.0。
例9:(3R)−4−(7−{6−[(S)−メタンスルフィニル]−2−メチルピリジン−3−イル}−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)−3−メチルモルホリン(9)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(6−メタンスルフィニル−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンのジアステレオ異性体をキラルクロマトグラフィー(溶媒系CO:2−プロパノール+0.5%DEA60:40を有するChiralPak AS-H)によって分離することで、(3R)−4−(7−{6−[(S)−メタンスルフィニル]−2−メチルピリジン−3−イル}−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)−3−メチルモルホリンが黄色固体として単離された(30mg、40%)。
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.26 - 12.90 (m、1H)、8.15 - 8.12 (m、1H)、7.94 - 7.89 (m、1H)、7.86 - 7.56 (m、1H)、7.14 - 6.96 (m、2H)、4.50 - 4.38 (m、1H)、4.15 - 4.02 (m、1H)、3.99 (dd、J = 11.4、3.6 Hz、1H)、3.77 - 3.72 (m、1H)、3.71 - 3.67 (m、1H)、3.54 (td、J = 11.8、3.0 Hz、1H)、3.49 - 3.44 (m、3H)、3.21 - 3.14 (m、1H)、2.90 - 2.86 (m、3H)、2.39 - 2.36 (m、3H)、1.21 - 1.16 (m、3H)、LC/MS(方法F):Rt 2.017min;[MH]+ 452.2。
例10:(3R)−4−(7−{6−[(R)−メタンスルフィニル]−2−メチルピリジン−3−イル}−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)−3−メチルモルホリン(10)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(6−メタンスルフィニル−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンのジアステレオ異性体をキラルクロマトグラフィー(溶媒系CO:2−プロパノール+0.5%DEA60:40を有するChiralPak AS-H)によって分離することで、(3R)−4−(7−{6−[(R)−メタンスルフィニル]−2−メチルピリジン−3−イル}−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)−3−メチルモルホリンが黄色固体として単離された(33mg、44%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.25 - 12.90 (m、1H)、8.16 - 8.11 (m、1H)、7.93 - 7.89 (m、1H)、7.86 - 7.55 (m、1H)、7.14 - 6.97 (m、2H)、4.51 - 4.38 (m、1H)、4.13 - 4.02 (m、1H)、3.98 (dd、J = 11.4、3.5 Hz、1H)、3.77 - 3.72 (m、1H)、3.69 (dd、J = 11.3、3.0 Hz、1H)、3.54 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.49 - 3.43 (m、3H)、3.22 - 3.13 (m、1H)、2.90 - 2.86 (m、3H)、2.39 - 2.36 (m、3H)、1.21 - 1.16 (m、3H);
LC/MS(方法F):Rt2.024 min;[MH]+452。
例11:(3R)−4−[7−(6−メタンスルホニル−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(11)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(6−メタンスルフィニル−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(20mg、0.04mmol、1.0eq.)、メタノール(0.1mL)、水(1.5mL)およびオキソン(7.69mg、0.04mmol、1.23eq.)を合わせ、25℃で16h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法C)。黄色固体としての(3R)−4−[7−(6−メタンスルホニル−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(3mg、16%);融点276〜278℃;
1H NMR (400 MHz、メタノール-d4): δ 8.12 (d、J = 1.4 Hz、2H)、7.71 (s、1H)、7.16 (s、1H)、6.95 (s、1H)、4.49 (q、J = 6.8、6.2 Hz、1H)、4.08 (dq、J = 11.1、3.9、3.3 Hz、2H)、3.90 - 3.82 (m、2H)、3.69 (td、J = 11.7、3.1 Hz、1H)、3.56 (d、J = 1.2 Hz、3H)、3.41 - 3.36 (m、1H)、2.50 (d、J = 3.8 Hz、3H)、1.31 (d、J = 4.9 Hz、3H);LC/MS(方法G):Rt 1.213min [MH]+ 468.2。
例12:7−(6−メタンスルホニル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(12)
Figure 2021536473
7−(6−メタンスルホニル−2−メチル−ピリジン−3−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、薄黄色固体として単離した(58mg、72%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.09 (s、1H)、8.17 (d、J = 7.8 Hz、1H)、8.05 (d、J = 7.9 Hz、1H)、7.73-7.65 (m、1H)、7.09 (d、J = 2.2 Hz、2H)、4.46 (d、J = 7.3 Hz、1H)、4.14-4.06 (m、1H)、4.00 (dd、J = 11.3、3.5 Hz、1H)、3.81-3.66 (m、2H)、3.56 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.32 (s、3H)、3.20 (td、J = 12.8、3.8 Hz、1H)、2.49 (s、3H)、1.21 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法E):Rt 1.191;[MH]+ 454.0。
例13:(3R)−4−[7−(6−メタンスルホニル−2−メチルピリジン−3−イル)−3−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(13)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(6−メタンスルホニル−2−メチルピリジン−3−イル)−3−(3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(2mg、15%);LC/MS(方法F):Rt 2.049min;[MH]+ 468.2。
例14:2−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(14)
Figure 2021536473
例14のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[2−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(75.000mg、0.15mmol、1.eq.)、DMF(5mL)および水素化ナトリウム(8.812mg、0.22mmol、1.5eq.)を合わせ、溶液を0〜5℃で0.5h攪拌した。これへ、CHI(32.919mg、0.22mmol、1.50eq.)を添加した。その結果得られる溶液を、25℃で2h攪拌した。次いで、反応物をNHClaqの添加によってクエンチした。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。(3R)−3−メチル−4−[2−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色固体として単離した(20mg、25%)。
例14:2−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(14)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[2−メチル−7−(6−メチルピリジン−3−イル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(20mg、0.04mmol、1.0eq.)をメタノール(5mL)中HCl中に溶解し、25℃で2h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法D)。2−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−3−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(6mg、38%);融点140〜142℃;
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6);δ 13.19 (s、1H)、9.32 (d、J = 2.4 Hz、1H)、8.51 (dd、J = 8.0、2.5 Hz、1H)、7.93 (s、1H)、7.43 (d、J = 8.1 Hz、1H)、7.35 (s、1H)、7.32 (s、1H)、4.57 (d、J = 7.6 Hz、1H)、4.46 (s、3H)、4.10 (d、J = 13.2 Hz、1H)、4.00 (dd、J = 11.7、3.6 Hz、1H)、3.75 (q、J = 11.0 Hz、2H)、3.56 (t、J = 10.9 Hz、1H)、3.23 (dt、J = 14.5、7.2 Hz、1H)、2.57 (s、3H)、1.21 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法G):Rt 1.303min、[MH]+ 390.2。
例15:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(15)
Figure 2021536473
例15のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−(1−メチル−7−{1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル}−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−(1−メチル−7−[1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(100mg、83%)。
例15:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(15)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−(1−メチル−7−[1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル)モルホリン(50.000mg、0.08mmol、1.0eq.)をメタノール(5mL)中に溶解し、水酸化ナトリウム(9.995mg、0.24mmol、3.0eq.)を添加した。その結果得られる溶液を、セ氏25度で6h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法E)。1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(4mg、12%);融点200℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.09 (d、J = 86.7 Hz、1H)、11.97 (s、1H)、8.39 (d、J = 4.8 Hz、1H)、7.57 (t、J = 2.9 Hz、2H)、7.25 (d、J = 4.8 Hz、1H)、7.04 (d、J = 29.0 Hz、2H)、6.18 (dd、J = 3.4、1.6 Hz、1H)、4.44 (d、J = 7.6 Hz、1H)、4.21-3.86 (m、2H)、3.85-3.63 (m、2H)、3.54 (td、J = 11.7、2.9 Hz、1H)、3.42 (s、3H)、3.18 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、1.19 (d、J = 6.5 Hz、3H);
LC/MS(方法H):Rt 1.258min [MH]+ 415.3。
例16:2−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(16)
Figure 2021536473
2−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上と類似して調製し、黄色固体として単離した(74mg、99%);融点280℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.16 (s、1H)、11.83 (s、1H)、8.33 (d、J = 4.9 Hz、1H)、7.91 (s、1H)、7.67 (d、J = 4.9 Hz、1H)、7.58 ? 7.44 (m、1H)、7.30 (d、J = 3.7 Hz、2H)、6.55 (dd、J = 3.5、1.7 Hz、1H)、4.39 (s、4H)、4.10-3.83 (m、2H)、3.73 (t、J = 9.4 Hz、2H)、3.54 (t、J = 11.2 Hz、1H)、3.19 (d、J = 12.6 Hz、1H)、1.21 (d、J = 6.5 Hz、4H);LC/MS(方法I):2.41min、[MH]+ 415.3.
例17:7−(6−メタンスルホニル−4−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(17)
Figure 2021536473
7−(6−メタンスルホニル−4−メチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(30mg、22%);融点189〜190℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.24 (m、1H)、8.79 (s、1H)、8.17 (s、1H)、7.61 (m、1H)、7.04 (d、J = 11.1 Hz、2H)、4.44 (s、1H)、4.08-3.99 (m、2H)、3.81- 3.63 (m、2H)、3.62 - 3.51 (m、1H)、3.47 (s、3H)、3.36 (s、3H)、3.18 (m、1H)、2.29 (s、3H)、1.19 (t、J = 6.4 Hz、3H);
LC/MS(方法G):Rt 1.212min、[MH]+ 468.3。
例18:7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(18)
Figure 2021536473
7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、白色固体として単離した(50mg、41%);融点114〜115℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.22 - 13.14 (m、1H)、8.27 (s、1H)、7.84 (s、1H)、7.58 (s、1H)、7.01 (s、1H)、6.87 (d、J = 11.2 Hz、1H)、4.70 - 4.56 (m、1H)、4.56 -4.44 (m、1H)、4.09-3.93 (m、2H)、3.80 -3.65 (m、2H)、3.88 (s、3H),3.53 (td、J = 11.6、2.9 Hz、1H)、3.17 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、1.50 (d、J = 6.6 Hz、6H)、1.17 (d、J = 6.5 Hz、3H);LC/MS(方法G):Rt 1.295min [MH]+407.3。
例19:7−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(19)
Figure 2021536473
7−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(35mg、28%);融点139〜140℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.17 -12.90 (m,1H)、7.95 (s、1H)、7.79-7.61 (m、1H)、7.02 (s、1H)、6.80 (s、1H)、4.42 (s、1H)、4.09- 3.95 (m、2H)、3.89(s、3H),3.77-3.70 (m,5H)、3.54 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.14 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、2.12 (s、3H)、1.16 (d、J = 6.5 Hz、3H);LC/MS(方法G):Rt 1.158min [MH]+393.3。
例20:7−(3−フルオロ−ピリジン−4−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(20)
Figure 2021536473
7−(3−フルオロ−ピリジン−4−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(33mg、40%);融点145〜147℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.05 (s、1H)、8.78 (d、J = 1.4 Hz、1H)、8.62 (dd、J = 4.8、1.2 Hz、1H)、7.77-7.61 (m、2H)、7.07-6.99 (m、2H)、4.43 (q、J = 7.0 Hz、1H)、4.07-3.89 (m、2H)、3.78-3.42 (m、6H)、3.15 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、1.15 (d、J = 6.5 Hz、3H);
LC/MS(方法E):Rt 1.285min、[MH]+394.0。
例21:7−(6−メタンスルホニル−4−メチル−ピリジン−3−イル)−2−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(21)
Figure 2021536473
7−(6−メタンスルホニル−4−メチル−ピリジン−3−イル)−2−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(2mg、4%);融点188〜190℃;
1H NMR (300 MHz、CDCl3): δ 8.67 (s、1H)、8.06 (s、1H)、7.72 (d、J = 2.0 Hz、1H)、6.79 (d、J = 14.0 Hz、2H)、4.32 (s、3H)、4.15- 3.94 (m、2H)、3.84 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.68 (td、J = 11.8、3.0 Hz、1H)、3.40 (td、J = 12.6、3.7 Hz、1H)、3.25 (s、3H)、2.43 (s、3H)、1.34 (d、J = 6.7 Hz、3H)、1.23 (s、1H);
LC/MS(方法G):Rt 1.265min、[MH]+ 468.0。
例22:7−(2,4−ジメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(22)
Figure 2021536473
7−(2,4−ジメチル−ピリジン−3−イル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(11mg、18%);融点128〜130℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 8.48 (d、J = 5.1 Hz、1H)、7.69 (s、1H)、7.32 (d、J = 5.1 Hz、1H)、7.08 (s、1H)、6.95 (s、1H)、4.42 (d、J = 7.5 Hz、1H)、4.16-3.95 (m、2H)、3.73 (d、J = 4.6 Hz、2H)、3.64-3.49 (m、1H)、3.33 (s、3H)、3.17 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、2.23 (d、J = 1.7 Hz、3H)、2.06 (d、J = 2.1 Hz、3H)、1.28-1.14 (m、3H);LC/MS(方法B):Rt 2.095min、[MH]+ 404.0。
例23:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(3−メチル−ピリジン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(23)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(3−メチル−ピリジン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(32mg、44%);融点145℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6) δ 13.15 (s、1H)、8.64 (s、1H)、8.57 (d、J = 4.9 Hz、1H)、7.67 (s、1H)、7.44 (dd、J = 5.0、2.0 Hz、1H)、7.06 (s、1H)、6.90 (s、1H)、4.55-4.33 (m、1H)、4.02 (ddd、J = 23.6、11.5、4.7 Hz、2H)、3.83- 3.61 (m、2H)、3.53 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.44 (d、J = 1.1 Hz、3H)、3.16 (td、J = 12.6、3.7 Hz、1H)、2.11 (s、3H)、1.17 (dd、J = 6.6、4.0 Hz、3H);
LC/MS(方法E):RT 1.021min、[MH]+ 390.1。
例24:[1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−メタノール(24)
Figure 2021536473
例24のためのビルディングブロック:メチル1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
Figure 2021536473
7−クロロ−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(2.95g、11.06mmol)、Pd(dppf)Cl.CHCl(271mg、0.332mmol、0.03eq.)、1,1−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン(184mg、0.332mmol)、トリエチルアミン(1.5g、14.4mmol、1.3eq.)、THF(30ml)およびメタノール(30mL)を合わせ、6.3バールでCO雰囲気下、100℃で16h攪拌した。その結果得られる溶液を真空下で濃縮し、カラムクロマトグラフィーによって精製した。1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(3.1g、96%);LC/MS(方法K):RT 0.872min、[MH]+ 291.1。
例24のためのビルディングブロック:メチル3−ブロモ−1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
Figure 2021536473
メチル1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(200mg、0.62mmol、1.0eq.)、NBS(147.13mg、0.74mmol、1.20eq.)およびMeCN(20mL)を合わせ、25℃で1h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。メチル3−ブロモ−1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(120mg、43%)。LC/MS(方法J):RT 1.238min、[MH]+ 369.0。
例24のためのビルディングブロック:メチル1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
Figure 2021536473
メチル3−ブロモ−1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(110mg、0.27mmol、1.0eq.)、1−(オキサン−2−イル)−3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(235.53mg、0.80mmol、3eq.)、Pd(pph(34.43mg、0.03mmol、0.10eq.)、炭酸ナトリウム(89.75mg、0.80mmol、3.0eq.)、テトラヒドロフラン(17.60mL)および水(4.40mL)を合わせ、マイクロ波中で、80℃で1h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。メチル1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(80mg、61%);LC/MS(方法J):RT 1.242min、[MH]+ 441.0。
例24のためのビルディングブロック:{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}メタノール
Figure 2021536473
THF(400mL)中メチル1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(16g、32.69mmol)の攪拌した混合物へ、LiBH(1117mg、48.71mmol、1.5eq.95%)を、窒素雰囲気下、0℃で滴加した。その結果得られる混合物を、窒素雰囲気下、室温で2h攪拌した。反応物を、0℃で飽和NHCl(aq.)を用いてクエンチした。その結果得られる混合物を、減圧下で濃縮した。水性層を、CHClで抽出した。その結果得られる混合物を、減圧下で濃縮した。残渣を、クロマトグラフィーによって精製することで(方法O)、[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]メタノール(13g、87%)が黄色固体として供与された。
例24:[1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−メタノール
Figure 2021536473
[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]メタノール(50mg、0.11mmol、1eq.)を、メタノール(3.000mL)中HCl中に溶解した。その結果得られる溶液を、25℃で1h攪拌した。溶液のpHを、重炭酸ナトリウム(0.5mL)を用いて9まで調整した。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法F)。[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]メタノールを、無色固体として単離した(30mg、82%);融点195〜197℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.09 (s、1H)、7.55 (s、1H)、6.99 (d、J = 14.7 Hz、2H)、5.59 (t、J = 5.5 Hz、1H)、4.90 (d、J = 4.4 Hz、2H)、4.36 (d、J = 10.8 Hz、1H)、3.96 (dd、J = 11.1、3.6 Hz、2H)、3.79- 3.60 (m、2H)、3.50 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.28 (s、2H)、3.12 (td、J = 12.8、3.8 Hz、1H)、1.12 (d、J = 6.6 Hz、3H)。LC/MS(方法E):RT 0,932min、[MH]+ 329.1。
例25:2−[1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−プロパン−2−オール(25)
Figure 2021536473
例25の合成のためのビルディングブロック:2−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}プロパン−2−オール
Figure 2021536473
メチル1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(700mg、1.43mmol)およびテトラヒドロフラン(20mL)中CHMgBr(575.11mg、4.58mmol、3.0eq.)の溶液を合わせ、25℃で2h攪拌した。反応物を、NHClの添加によってクエンチした。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。2−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]プロパン−2−オールを、黄色固体として単離した(600mg、86%)。
例25:2−[1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−プロパン−2−オール
Figure 2021536473
2−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]プロパン−2−オールを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(80mg、18%);融点123〜125℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.11 (s、1H)、12.85 (s、0H)、7.75 (s、0H)、7.53 (s、1H)、7.08 (s、0H)、6.96 (s、1H)、6.81 (s、1H)、5.70 (s、1H)、4.38 (s、4H)、3.95 (dd、J = 11.1、3.5 Hz、2H)、3.79 - 3.60 (m、2H)、3.50 (td、J = 11.7、2.9 Hz、1H)、3.12 (td、J = 12.6、3.8 Hz、1H)、2.04 (s、0H)、1.62 (d、J = 3.5 Hz、5H)、1.12 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法D):Rt 0.867min、[MH]+ 357.2。
例26:7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(26)
Figure 2021536473
例26の合成のためのビルディングブロック:{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}メチルメタンスルホナート
Figure 2021536473
[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]メタノール(700mg、1.53mmol、1.0eq.)をジクロロメタン(34.48mL)中に溶解し、0℃で0.5h攪拌した。これへ、トリエチルアミン(700mg、6.57mmol、3eq.)、MsCl(340mg、2.82mmol、1.30eq.)を添加した。その結果得られる溶液を、25℃で1h攪拌した。次いで、反応物を、2mLのNHCl溶液の添加によってクエンチした。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]メチルメタンスルホナートを、黄色固体として単離した(1g、quant)。LC/MS(方法J):RT 1.165min、[MH]+ 491.0。
例26の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−[7−(メタンスルホニルメチル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]メチルメタンスルホナート(900mg、1.65mmol、1eq.)、ナトリウムメタンスルフィナート(230.66mg、2.15mmol、1.30eq.)、トリエチルアミン(527.61mg、4.95mmol、3.0eq.)、CHCN(90mL)およびDMF(9mL)を合わせ、120℃で16h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。(3R)−4−[7−(メタンスルホニルメチル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを、黄色固体として単離した(700mg、80%);LC/MS(方法L):RT 0.788min、[MH]+ 413.1。
例26の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルエテニル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(メタンスルホニルメチル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(100mg、0.19mmol、1.eq.)、[(ジメチルアミノ)メチル]ジメチルアミン(44.87mg、0.42mmol、2.20eq.)、無水酢酸(44.83mg、0.42mmol、2.20eq.)およびDMF(20mL)を合わせ、60℃で16h攪拌した。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルエテニル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを、黄色固体として単離した(60mg、58%);LC/MS(方法J):Rt 1.119min [MH]+ 487.2。
例26の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルシクロプロピル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
ヨウ化メタンスルホニル(24.06mg、0.11mmol、1.20eq.)およびDMSO(10mL)を合わせ、0℃で30min攪拌した。これへ、水素化ナトリウム(4.40mg、0.11mmol、1.19当量、60%)および(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルエテニル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(50mg、0.09mmol、1.0eq.)を添加した。混合物を、マイクロ波中で、25℃で1h攪拌した。次いで、反応物を、NHClの添加によってクエンチした。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルシクロプロピル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを、黄色固体として単離した(40mg、80%);LC/MS(方法L):RT:0.887min、[MH]+ 501.0。
例26:7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルシクロプロピル)−1−メチル−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(30mg、0.05mmol、1.eq.)を、メタノール(3mL)中塩化水素中に溶解した。その結果得られる溶液を、25℃で1h攪拌した。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法G)。(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルシクロプロピル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを、薄黄色固体として単離した(5mg、24%);融点180〜182℃;
1H NMR (400 MHz、メタノール-d4): δ 7.64 (s、1H)、7.25 (s、2H)、7.06 (s、1H)、4.51 (d、J = 7.1 Hz、2H)、4.38 (s、5H)、4.07 (d、J = 12.5 Hz、4H)、3.86 (s、3H)、3.76-3.65 (m、2H)、3.05 (s、4H)、2.28 (dd、J = 10.7、5.6 Hz、2H)、1.82 (p、J = 5.1 Hz、2H)、1.70 (q、J = 6.7、5.9 Hz、4H)、1.30 (t、J = 6.0 Hz、7H);LC/MS(方法E):Rt 1.235min [MH]+ 417.0。
例26を、代替的な合成ルートを介して合成できる:
例26に代替する合成ルートのためのビルディングブロック:3−ブロモ−7−クロロメチル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
[3−ブロモ−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−メタノール(500mg、1.46mmol)、ジクロロメタン(3.72ml)および塩化チオニル(0.32ml;4.37mmol;3eq.)を合わせ、14h、室温で攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、飽和NaHCO溶液およびDCMで抽出した。合わせた有機層を、減圧下で濃縮した。3−ブロモ−7−クロロメチル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、褐色固体として単離した(519mg、99%);LC/MS(方法F):Rt 2.798min;[MH]+ 359.0。
例26に代替する合成ルートのためのビルディングブロック:3−ブロモ−7−メタンスルホニルメチル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−7−クロロメチル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(518.70mg;1.44mmol;1eq.)、2−プロパノール(3.86ml)およびナトリウムメタンスルフィナート(250mg;2.45mmol;1.70eq.)を合わせ、14h、80℃で攪拌した。反応懸濁液を、減圧下で濃縮した。残渣を水で処理し、その結果得られる沈殿物を濾過し、水で洗浄し、5日間乾燥させた。3−ブロモ−7−メタンスルホニルメチル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(484mg、83%);LC/MS(方法F):Rt 2.339min;[MH]+ 403.1。
例26に代替する合成ルートのためのビルディングブロック:3−ブロモ−7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−7−メタンスルホニルメチル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(800mg;1.9mmol;1.0eq.)、炭酸セシウム(12.63g;38.8mmol;20eq.)および臭化テトラブチルアンモニウム(126mg;0.39mmol;0.2eq.)を合わせた。窒素雰囲気下、乾燥ジメチルスルホキシド(20ml)および1,2−ジブロメタン(dibromethane)(506μl;5.8mmol;3.0eq.)を添加し、反応懸濁液を2日間60℃で攪拌した。反応混合物を水中へ注ぎ、固体を濾過して取り除き、水で洗浄し、減圧下で乾燥させた。水性層をDCMで抽出し、合わせた有機層をMgSO上で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。3−ブロモ−7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、褐色固体として単離した(311mg、37.4%);LC/MS(方法K)、RT:0.967min [MH]+429.1。
例26に代替する合成ルートのためのビルディングブロック:7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
1−(2−トリメチルシリルエトキシ)メチルピラゾール−5−ボロン酸、ピナコールエステル(421mg;1.2mmol;1.5eq.)、炭酸ナトリウム(264mg;2.5mmol;3.0eq.)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(116mg;0.1mmol;0.1eq.)を添加した。次いで、テトラヒドロフラン(7ml)中3−ブロモ−7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(357mg;0.8mmol;1.0eq.)および水を、窒素で流しながら添加した。反応懸濁液を、3h、90℃で攪拌した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM中に溶解し、カラムクロマトフラフィーによって精製した(方法M)。7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(364;80.1%);LC/MS(方法K):Rt 1.176min、[MH]+ 547.2。
例26に代替する合成ルートのためのビルディングブロック:1−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(364mg;0.666mmol;1eq.)を、MeOH中HCl中に溶解した(10.7ml、1.25M)。溶液を、14h、室温で攪拌した。反応溶液を減圧下で濃縮し、1M NaOHで希釈し、その結果得られる沈殿物を濾過して取り除き、水で洗浄し、14h、減圧下、50℃で乾燥させた。7−(1−メタンスルホニル−シクロプロピル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(230mg、83%);LC/MS(方法K)、RT:0.843min [MH]+ 417.2。
例27:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸ジメチルアミド(27)
Figure 2021536473
例27の合成のためのビルディングブロック:メチル5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
Figure 2021536473
5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルトリフルオロメタンスルホナート(2g、3.6mmol、1.0eq.、90%)、Pd(dppf)Cl.CHCl(165mg、0.18mmol、0.05当量、90%)、メタノール(20ml)およびトリエチルアミン(1.5g、3.9eq.)を合わせ、2min、窒素でパージし、次いで14h、80℃で、一酸化炭素を用いて10atmまで加圧した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法P)。メチル5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(1.5g、92%)。
例27の合成のためのビルディングブロック:メチル3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
Figure 2021536473
メチル5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(350mg、1.14mmol、1.0eq.)、メタノール(4mL)、炭酸カリウム(261mg、1.8mmol、1.6eq.)およびI(481mg、1.8mmol、1.6eq.)を合わせた。その結果得られる溶液を25℃で1h攪拌し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。メチル3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(130mg、26%)。
例27の合成のためのビルディングブロック:メチル3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
Figure 2021536473
メチル3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(75mg、0.17mmol、1.0eq.)、テトラヒドロフラン(10mL)および水素化ナトリウム(8.06mg、0.20mmol、1.2eq.、60%)を合わせ、水/氷浴中で、0〜5℃で0.5h攪拌した。これへ、SEMCl(32.37mg、0.20mmol、1.20eq.)を添加した。その結果得られる溶液を、25℃で1h攪拌した。次いで、反応物を、NHClaqの添加によってクエンチした。その結果得られる混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。メチル3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(90mg、91%)。
例27の合成のためのビルディングブロック:メチル5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート
Figure 2021536473
メチル3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(90mg、0.15mmol、1.0eq.)、1−(オキサン−2−イル)−3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(67mg、0.23mmol、1.50eq.)、Pd(PPh(18.50mg、0.02mmol、0.10eq.)、炭酸ナトリウム(50.92mg、0.46mmol、3eq.)、テトラヒドロフラン(18mL)および水(4.50mL)を合わせ、80℃で2h攪拌した。その結果得られる混合物を真空下で濃縮し、残渣をカラムクロマトフラフィーによって精製した(方法O)。メチル5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラートを、黄色固体として単離した(90mg、96%)。
例27の合成のためのビルディングブロック:5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸
Figure 2021536473
5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキシラート(85mg、0.14mmol)、テトラヒドロフラン(17mL、199mmol)、水(4.25mL)およびLiOH(17.3mg、0.69mmol、5.0eq.)を合わせた。その結果得られる溶液を、25℃で14h攪拌した。溶液のpH値を、塩化水素を用いて5まで調整した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸を、黄色固体として単離した(60mg、72%)。
例27の合成のためのビルディングブロック:N,N−ジメチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキサミド
Figure 2021536473
5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸(10mg、0.02mmol、1.0eq.)をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)およびHATU(7.965mg、0.02mmol、1.2eq.)、ジメチルアミン塩酸塩(2.847mg、0.03mmol)およびDIEA(6.768mg、0.05mmol、3.0eq.)を添加した。その結果得られる溶液を、25℃で2h攪拌した。その結果得られる混合物を真空下で濃縮することで、N,N−ジメチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキサミドが黄色固体として得られた(5mg、48%)。
例27:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸ジメチルアミド
Figure 2021536473
N,N−ジメチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−[[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボキサミド(50mg、0.08mmol、1eq.)を、メタノール(5mL)中HCl中に溶解した。その結果得られる溶液を、25℃で5h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。粗生成物を分取HPLCによって精製することで(方法K)、5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸ジメチルアミドが黄色固体として得られた(5mg、17%);融点168〜170℃。
1H NMR (400 MHz、メタノール-d4): δ 7.70 (m、1H)、7.06 (m、2H)、4.46 (d、J = 7.2 Hz、1H)、4.05 (dd、J = 11.8、4.8 Hz、2H)、3.83 (d、J = 2.3 Hz、2H)、3.67 (td、J = 11.7、3.1 Hz、1H)、3.34 (dd、J = 12.8、3.2 Hz、1H)、3.01 (s、3H)、1.28 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法B):Rt 2.075min、[MH]+ 356.0。
例28:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸メチルアミド(28)
Figure 2021536473
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸メチルアミドを上の例と類似して調製し、薄黄色固体として単離した(8mg、38%);融点186〜188℃;
1H NMR (300 MHz、メタノール-d4): δ 7.68 (d、J = 2.1 Hz、1H)、7.39 (s、1H)、7.09 (d、J = 2.1 Hz、1H)、4.47 (d、J = 6.9 Hz、1H)、4.03 (dd、J = 11.4、3.3 Hz、2H)、3.82 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.66 (td、J = 11.4、2.9 Hz、1H)、3.36 (dd、J = 13.1、3.8 Hz、1H)、2.99 (s、3H)、1.27 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法M):Rt 0.824min、[MH]+ 342.1。
例29:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸アミド(29)
Figure 2021536473
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸アミドを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(2mg、10%);融点>280℃;
1H NMR (300 MHz、メタノール-d4): δ 7.68 (s、1H)、7.48 (s、1H)、7.11 (s、1H)、4.52 (d、J = 7.1 Hz、1H)、4.14 - 3.99 (m、2H)、3.85 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.69 (t、J = 10.4 Hz、1H)、3.44 - 3.35 (m、1H)、1.30 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法N)Rt 2.694min、[MH]+ 327.9。
例30:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸ジメチルアミド(30)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸ジメチルアミドを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(10mg、29%);融点128〜130℃。
H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.23 (s、1H)、7.58 (s、1H)、7.14 - 6.88 (m、2H)、4.44 (s、1H)、4.12 - 3.94 (m、2H)、3.88 (d、J = 9.3 Hz、3H)、3.80 - 3.66 (m、2H)、3.54 (td、J = 11.9、3.0 Hz、1H)、3.11 (m、4H)、2.90 (d、J = 2.1 Hz、3H)、1.16 (d、J = 6.5 Hz、3H);LC/MS(方法O):Rt 1.045min、[MH]+ 370.3。
例31:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸メチルアミド(31)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸メチルアミドを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(10mg、31%);融点146〜148℃;
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.22 (s、1H)、8.82 (d、J = 5.8 Hz、1H)、7.57 (s、1H)、7.20 - 6.91 (m、2H)、4.46 (s、1H)、3.99 (d、J = 10.3 Hz、5H)、3.82 - 3.64 (m、2H)、3.53 (td、J = 11.9、3.0 Hz、1H)、3.18 (t、J = 11.6 Hz、1H)、2.86 (d、J = 4.6 Hz、3H)、1.18 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法O):Rt 0.983min、[MH]+ 356.3。
例32:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸アミド(32)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−カルボン酸アミドを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(5mg、15%);融点228〜230℃;
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.23 (s、1H)、8.34 (m、J = 10.1 Hz、1H)、8.09 - 7.53 (m、2H)、7.21 - 6.89 (m、2H)、4.48 (d、J = 8.0 Hz、1H)、4.15 - 3.92 (m、4H)、3.84 - 3.66 (m、2H)、3.54 (td、J = 11.7、2.9 Hz、1H)、3.26 - 3.12 (m、1H)、1.19 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法O):Rt 0.920min、[MH]+ 342.3。
例33:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(33)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−(6−メチル−ピリジン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(14mg、33%);融点115℃;
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.21 (s、1H)、7.92 (t、J = 7.7 Hz、1H)、7.66 (d、J = 7.7 Hz、2H)、7.43 (d、J = 7.8 Hz、1H)、7.06 (d、J = 11.8 Hz、2H)、4.50 (s、1H)、4.11- 3.94 (m、2H)、3.73 (s、5H)、3.56 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.20 (td、J = 12.9、3.7 Hz、1H)、2.60 (s、3H)、1.19 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法E):RT 1.190min、[MH]+ 390.1。
例34:7−[1−(2−フルオロ−エチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(34)
Figure 2021536473
例34の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(340mg、0.84mmol、1.0eq.95%)をメタノール(10mL)中塩化水素の溶液中に溶解し、室温で2h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。溶液のpH値を、重炭酸ナトリウムを用いて7〜8まで調整した。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、真空下で濃縮した。(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色油として単離した(250mg、96%);LC/MS(方法P):Rt 0.566min、[MH]+ 299.2。
例34の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−{7−[1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(150mg、0.48mmol、1.0eq.96%)、DMF(5mL)、水素化ナトリウム(80.3mg、2mmol、4.2当量、60%)および1−フルオロ−2−ヨードエタン(174.6mg、0.95mmol、1.98eq.)を合わせ、室温で2h攪拌した。次いで、反応物を、NHClの添加によってクエンチした。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトフラフィーによって精製した(方法K)。(3R)−4−[7−[1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを、黄色油として単離した(110mg、66%);LC/MS(方法P):Rt 0.667min、[MH]+ 345.3。
例34:7−[1−(2−フルオロ−エチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
7−[1−(2−フルオロ−エチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、薄黄色固体として単離した(8mg、21%);融点106〜107℃;薄黄色固体;
1H NMR (300 MHz、メタノール-d4): δ 7.86 (d、J = 2.4 Hz、1H)、7.63 (s、1H)、7.04 (s、2H)、6.71 (d、J = 2.3 Hz、1H)、4.91 (t、J = 4.7 Hz、2H)、4.75 (t、J = 4.7 Hz、1H)、4.62 (t、J = 4.7 Hz、1H)、4.53 (t、J = 4.7 Hz、1H)、4.04 (d、J = 11.9 Hz、2H)、3.95 (s、3H)、3.83 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.68 (td、J = 11.7、3.1 Hz、1H)、1.29 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 1.238min、[MH]+ 411.2。
例35:(3R)−3−メチル−4−[7−(2−メチルフェニル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(35)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[7−(2−メチルフェニル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(17mg、64%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ d 7.74 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.47 - 7.34 (m、5H)、7.08 (d、J = 1.9 Hz、1H)、6.91 (s、1H)、4.49 - 4.42 (m、1H)、4.10 - 4.04 (m、1H)、4.02 - 3.96 (m、1H)、3.77 - 3.73 (m、1H)、3.70 (dd、J = 11.1、2.9 Hz、1H)、3.56 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.21 (td、J = 12.5、3.6 Hz、1H)、2.20 (s、3H)、1.20 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.102min;[MH]+ 375.2。
例36:7−[2−(2−フルオロ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(36)
Figure 2021536473
例36の合成のためのビルディングブロック:(3R)−4−{7−[1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(450mg、1.49mmol、1.0eq.99%)、DMF(10mL)、水素化ナトリウム(240.8mg、6.02mmol、4.03当量、60%)および1−フルオロ−2−ヨードエタン(523.7mg、2.86mmol、1.92eq.)を合わせ、室温で2h攪拌した。次いで、反応物を、NHClの添加によってクエンチした。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法H)。(3R)−4−[7−[1−(2−フルオロエチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを、黄色油として単離した(60mg、12%);LC/MS(方法P):Rt 0.668min、[MH]+ 345.3
例36:7−[2−(2−フルオロ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
7−[2−(2−フルオロ−エチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、薄黄色固体として単離した(15mg、30%);融点120〜121℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 12.93-13.24 (m,1H)、7.89 - 7.59 (m、2H)、7.13 -6.94 (m、2H)、6.66 (s、1H)、4.77 (s、1H)、4.61 (s、1H)、4.39 (dd、J = 27.7、16.9 Hz、3H)、4.04 (dd、J = 29.2、12.1 Hz、2H)、3.79- 3.64 (m、2H)、3.62-3.42 (m、4H)、3.17 (t、J = 13.0 Hz、1H)、1.18 (d、J = 6.5 Hz、3H);LC/MS(方法B):Rt 2.294min、[MH]+ 411.2。
例37:2−{3−[1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノール(37)
Figure 2021536473
2−{3−[1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−ピラゾール−1−イル}−エタノールを上の例と類似して調製し、薄黄色固体として単離した(60mg、33%);融点110〜111℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.18 (s、1H)、7.91 (d、J = 2.3 Hz、1H)、7.65 (s、1H)、7.04 (d、J = 11.3 Hz、2H)、6.78 (d、J = 2.3 Hz、1H)、4.95 (t、J = 5.4 Hz、1H)、4.54 -4.41 (m、1H)、4.28 (t、J = 5.6 Hz、2H)、4.05-3.97 (m、5H),3.88-3.64 (m、4H)、3.55 (td、J = 11.8、3.0 Hz、1H)、3.18 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、1.17 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 1.073min、[MH]+ 409.2。
例38:(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(38)
Figure 2021536473
例38の合成のためのビルディングブロック:[5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]ボロン酸
Figure 2021536473
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルエステル(50mg;0.101mmol;1.0eq.)を1,4−ジオキサン(2ml)中に溶解し、酢酸カリウム(19.764mg;0.201mmol;2.0eq.)、ビス(ピナコラート)ジボロン(38.353mg;0.151mmol;1.50eq.)および(1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)−ジクロロパラジウム(II)(7.067mg;0.010mmol;0.10eq.)を添加し、4h、110℃で攪拌した。反応溶液を、さらなる精製はせずに次の反応ステップにおいて使用した。
例38の合成のためのビルディングブロック:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−ピリジン−2−イル−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
[5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1−(2−トリメチルシリルエトキシメチル)ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]ボロン酸の反応混合物へ、2−ブロモピリジン(19.149mg;0.121mmol;1.20eq.)を添加し、炭酸カリウム(42.038mg;0.304mmol;3.01eq.)、水(0.300ml)および1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセンジクロロパラジウム−(II)*DCM(8.248mg;0.010mmol;0.10eq.)を添加し、2時間、100℃で攪拌した。反応混合物を濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(方法L)。5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−7−ピリジン−2−イル−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、褐色樹脂として単離した(64mg、79%);LC/MS(方法F):Rt 2.464min;[MH]+ 426.2。
例38:(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(7mg、38%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 8.86 - 8.83 (m、1H)、8.49 - 8.44 (m、1H)、8.03 (td、J = 7.8、1.9 Hz、1H)、7.69 (d、J = 1.8 Hz、1H)、7.66 (s、1H)、7.55 - 7.51 (m、1H)、7.09 (d、J = 1.9 Hz、1H)、4.65 - 4.57 (m、1H)、4.15 - 4.10 (m、1H)、4.03 (dd、J = 11.3、3.5 Hz、1H)、3.83 - 3.78 (m、1H)、3.75 (dd、J = 11.2、3.0 Hz、1H)、3.63 - 3.55 (m、1H)、3.28 - 3.20 (m、1H)、1.21 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.026min;[MH]+ 362.2。
例39:(3R)−3−メチル−4−[7−(3−メチルピリジン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(39)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[7−(3−メチルピリジン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(11mg、50%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6) δ 13.28 - 13.10 (m、1H)、12.99 - 12.78 (m、1H)、8.63 - 8.58 (m、1H)、7.88 - 7.83 (m、1H)、7.68 - 7.53 (m、1H)、7.45 (dd、J = 7.7、4.7 Hz、1H)、7.11 - 7.03 (m、2H)、4.48 - 4.42 (m、1H)、4.11 - 4.03 (m、1H)、4.00 (dd、J = 11.4、3.5 Hz、1H)、3.79 - 3.74 (m、1H)、3.71 (dd、J = 11.4、2.9 Hz、1H)、3.57 (td、J = 11.7、2.9 Hz、1H)、3.19 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、2.34 (s、3H)、1.19 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 1.836min;[MH]+ 376。
例40:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(40)
Figure 2021536473
例40の合成のためのビルディングブロック:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
トリフルオロ−メタンスルホン酸1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルエステル(350mg;0.810mmol;1eq.)、ジオキサン(7.00ml)、トリエチルアミン(354.48μl;2.429mmol;3eq.)、パラジウム(II)アセタート(18.18mg;0.081mmol;0.1eq.)、1,1’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン(47.12mg;0.081mmol;0.1eq.)およびギ酸(61.10μl;1.620mmol;2eq.)を合わせ、45min、80℃で攪拌した。反応混合物を蒸発乾固させ、粗生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(方法M)。1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(104mg、55%);LC/MS(方法C):Rt 0.662min;[MH]+233.1。
例40:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(52mg、82%);
1H NMR (700 MHz、DMSO-d6): δ 7.99 (d、J = 9.3 Hz、1H)、7.66 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.12 (d、J = 9.4 Hz、1H)、7.01 (d、J = 1.9 Hz、1H)、4.60 - 4.27 (m、1H)、4.07 - 3.95 (m、5H)、3.76 (d、J = 11.1 Hz、1H)、3.70 (dd、J = 11.2、3.1 Hz、1H)、3.54 (td、J = 11.8、3.1 Hz、1H)、3.15 (td、J = 12.8、3.9 Hz、1H)、1.15 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法C):Rt 0.832min;[MH]+ 299.1。
例41:(3R)−4−[7−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−(プロパン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(41)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(4−メタンスルホニルフェニル)−1−(プロパン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(21mg、34%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 8.13 - 8.09 (m、2H)、7.91 - 7.86 (m、2H)、7.70 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.08 (d、J = 2.0 Hz、1H)、6.87 (s、1H)、4.50 - 4.43 (m、1H)、4.12 - 4.01 (m、2H)、3.98 (dd、J = 11.3、3.5 Hz、1H)、3.75 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.68 (dd、J = 11.3、3.1 Hz、1H)、3.57 - 3.53 (m、1H)、3.33 (s、3H)、3.18 (td、J = 12.6、3.6 Hz、1H)、1.30 - 1.25 (m、6H)、1.19 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.273min;[MH]+ 481.2。
例42:1−メチル−7−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(42)
Figure 2021536473
例42の合成のためのビルディングブロック:1−メチル−7−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−1−メチル−7−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(63mg;0.161mmol;0.694eq.)、1−(2−トリメチルシリル)エトキシメチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステル(158.45mg;0.464mmol;2eq.)、炭酸ナトリウム(73.80mg;0.696mmol;3eq.)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(32.51mg;0.028mmol;0.120eq.)を合わせ、THF(1.90ml)および水(190.00μl.)を添加し、1.5h、90℃で攪拌した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、カラムクトマトグラフィーによって精製した(方法N)。1−メチル−7−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、褐色固体として単離した(61.50mg;52.1%);LC/MS(方法Q):Rt 0.946min;[MH]+ 509.8。
例42:1−メチル−7−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
1−メチル−7−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[2−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−2H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(61.50mg;0.121mmol;1eq.)を添加し、MeOH(1.93ml)中HCl中に溶解し、21h、室温で攪拌した。反応溶液を、減圧下で濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法O)。1−メチル−7−(3−メチル−3H−イミダゾール−4−イル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(35mg;75.0%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.27 - 12.88 (m、1H)、7.93 - 7.53 (m、2H)、7.30 - 6.94 (m、3H)、4.47 (s、1H)、4.08 (d、J = 13.7 Hz、1H)、3.99 (dd、J = 11.3、3.6 Hz、1H)、3.75 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.69 (dd、J = 11.3、3.1 Hz、1H)、3.61 (s、3H)、3.56 - 3.50 (m、4H)、3.17 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、1.18 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法R):Rt 0.399min;[MH]+ 379.2。
例43:7−シクロプロピル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(43)
Figure 2021536473
7−シクロプロピル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン塩酸塩を上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(5mg、26%);融点234〜235℃;
1H NMR (300 MHz、メタノール-d4): δ 7.88 (d、J = 2.4 Hz、1H)、6.95 -6.84 (m、2H)、4.46 (s、4H)、4.12 (d、J = 9.3 Hz、1H)、3.96- 3.84 (m、3H)、3.73 (q、J = 12.5、12.0 Hz、2H)、2.65 (p、J = 5.9、4.8 Hz、1H)、1.45 (d、J = 6.5 Hz、3H)、1.40 -1.31 (m、2H)、1.19 (q、J = 4.5、3.8 Hz、2H);LC/MS(方法S):Rt 1.340min [MH]+ 339.3。
例44:7−イソプロポキシ−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(44)
Figure 2021536473
例44の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール(500mg、1.81mmol、1eq.)、DMF(50mL)、炭酸カリウム(545.1mg、3.75mmol、2.07eq.)および2−ヨードプロパン(450mg、2.51mmol、1.39eq.)を合わせ、室温で2h攪拌した。反応混合物を濾過し、真空下で濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色油として単離した(500mg(89%);LC/MS(方法T):Rt 0.997min、[MH]+ 291.3。
例44:7−イソプロポキシ−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
7−イソプロポキシ−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、白色固体として単離した(10mg、31%);融点134〜135℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 12.72 (s、1H)、7.54 (s、1H)、6.90 (s、1H)、6.41 (s、1H)、4.96 (h、J = 6.0 Hz、1H)、4.39 (d、J = 7.3 Hz、1H)、4.12 (s、3H)、3.97 (d、J = 3.4 Hz、1H)、3.93 (d、J = 3.3 Hz、1H)、3.71 (t、J = 2.2 Hz、2H)、3.54 (td、J = 11.4、3.0 Hz、1H)、3.26 -3.10 (m、1H)、1.42 (d、J = 6.0 Hz,6H)、1.18 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 1.219min、[MH]+ 357.2。
例45:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール(45)
Figure 2021536473
例45の合成のためのビルディングブロック:1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル アセタート
Figure 2021536473
1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール(300mg、1.09mmol、1.eq.)、ジクロロメタン(10mL)、NEt(366.8mg、3.44mmol、3.17eq.)および塩化アセチル(189.7mg、2.30mmol、2.11eq.)を合わせ、室温で2h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。溶液のpH値を、重炭酸ナトリウムを用いて7〜8まで調整した。その結果得られる溶液をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イルアセタートを、黄色油として単離した(310mg、88%);LC/MS(方法P):Rt 0.621min、[MH]+ 291.3。
例45:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オール
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−オールを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(20mg、70%);融点190〜191℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 7.67 - 7.59 (m、1H)、6.80 (s、1H)、5.94 (s、1H)、4.16 (m、4H)、3.93 (d、J = 7.9 Hz、1H)、3.70 (d、J = 2.4 Hz、2H)、3.65 -3.47 (m、3H)、3.20 (m、1H)、1.17 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 1.035min、[MH]+ 315.1。
例46:1−(4−メタンスルホニル−フェニル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(46)
Figure 2021536473
(3R)−4−[1−(4−メタンスルホニルフェニル)−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(200mg、0.34mmol、1.eq.)をメタノール(10mL)中塩化水素中に溶解し、25℃で1h攪拌した。その結果得られる溶液を酢酸エチルで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法I)。1−(4−メタンスルホニル−フェニル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(20mg、13%);融点155〜157℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.22 (s、1H)、8.37 (d、J = 9.5 Hz、1H)、8.22-8.07 (m、4H)、7.80 (s、1H)、7.29-7.19 (m、2H)、4.54-4.43 (m、1H)、4.15-3.97 (m、2H)、3.86-3.66 (m、2H)、3.57 (td、J = 11.8、2.8 Hz、1H)、3.37-3.12 (m、3H)、1.21 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 1.396min [MH]+ 439.1。
例47:1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(47)
Figure 2021536473
1−(3−メタンスルホニル−フェニル)−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(4mg、10%);融点133〜135℃;
1H NMR (300 MHz、CD3OD): δ 8.46 (s、2H)、8.22 (t、J = 8.5 Hz、4H)、8.00-7.80 (m、4H)、7.71 (s、1H)、7.37 (s、1H)、7.28 (s、1H)、7.18 (d、J = 9.5 Hz、2H)、4.52 (d、J = 7.1 Hz、2H)、4.09 (dd、J = 12.4、6.1 Hz、4H)、3.86 (d、J = 2.6 Hz、3H)、3.70 (td、J = 11.8、3.2 Hz、2H)、3.38 (dd、J = 12.7、3.9 Hz、2H)、3.26 (s、5H)、1.33 (d、J = 6.7 Hz、7H);LC/MS(方法E):Rt 1.395min [MH]+439.2。
例48:3−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}ベンゾニトリル(48)
Figure 2021536473
3−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}ベンゾニトリルを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(34mg、25%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 8.16 - 8.14 (m、1H)、8.03 - 8.00 (m、1H)、7.98 - 7.94 (m、1H)、7.79 - 7.73 (m、1H)、7.68 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.07 (d、J = 2.0 Hz、1H)、6.96 (s、1H)、4.53 - 4.46 (m、1H)、4.09 - 4.03 (m、1H)、4.01 - 3.96 (m、1H)、3.78 - 3.74 (m、1H)、3.68 (dd、J = 11.4、3.0 Hz、1H)、3.60 (s、3H)、3.54 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.18 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、1.19 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.226min;[MH]+ 400.2。
例49:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(2−メチルフェニル)−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(49)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(2−メチルフェニル)−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、ベージュ色固体として単離した(27mg;18%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 7.68 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.48 - 7.32 (m、4H)、7.06 (dd、J = 1.9、0.9 Hz、1H)、6.84 (s、1H)、4.43 (t、J = 7.6 Hz、1H)、4.12 - 3.94 (m、2H)、3.77 - 3.66 (m、2H)、3.54 (td、J = 11.8、3.0 Hz、1H)、3.40 (d、J = 0.8 Hz、3H)、3.17 (td、J = 12.6、3.8 Hz、1H)、2.10 (s、3H)、1.99 (s、1H)、1.91 (s、0H)、1.20-1.15 (m、3H).LC/MS(方法C):Rt 1.116min;[MH]+ 389.2。
例50:(3R)−4−[7−(4−メタンスルホニル−2−メチルフェニル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(50)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(4−メタンスルホニル−2−メチルフェニル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上のの例と類似して調製し、黄色固体として単離した(41mg、31%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 8.01 - 7.99 (m、1H)、7.93 - 7.89 (m、1H)、7.70 - 7.65 (m、2H)、7.08 - 7.06 (m、1H)、6.91 (s、1H)、4.47 - 4.39 (m、1H)、4.12 - 4.03 (m、1H)、4.01 - 3.95 (m、1H)、3.77 - 3.66 (m、2H)、3.58 - 3.50 (m、1H)、3.43 - 3.40 (m、3H)、3.30 (s、3H)、3.17 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、2.21 (s、3H)、1.21 - 1.16 (m、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.136min;[MH]+ 467.1。
例51:(3R)−4−{7−[4−(メトキシメチル)フェニル]−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリン(51)
Figure 2021536473
(3R)−4−{7−[4−(メトキシメチル)フェニル]−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(104mg、74%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 7.68 - 7.67 (m、1H)、7.59 - 7.56 (m、2H)、7.51 - 7.48 (m、2H)、7.06 (d、J = 1.9 Hz、1H)、6.87 (s、1H)、4.53 (s、2H)、4.50 - 4.44 (m、1H)、4.07 - 4.02 (m、1H)、3.98 (dd、J = 11.4、3.6 Hz、1H)、3.77 - 3.73 (m、1H)、3.69 (dd、J = 11.3、3.0 Hz、1H)、3.60 (s、3H)、3.54 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.36 (s、3H)、3.18 (td、J = 12.7、3.7 Hz、1H)、1.19 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.259min;[MH]+ 419.2。
例52:(4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}フェニル)メタノール(52)
Figure 2021536473
(4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}フェニル)メタノールを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(112mg、65%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 7.69 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.56 - 7.53 (m、2H)、7.51 - 7.48 (m、2H)、7.07 (d、J = 2.0 Hz、1H)、6.85 (s、1H)、4.61 (s、2H)、4.51 - 4.43 (m、1H)、4.07 - 4.01 (m、1H)、4.01 - 3.95 (m、1H)、3.78 - 3.66 (m、2H)、3.61 (s、3H)、3.54 (td、J = 11.8、3.0 Hz、1H)、3.19 (td、J = 12.6、3.7 Hz、1H)、1.19 - 1.18 (m、3H);LC/MS(方法F):Rt 1.997min;[MH]+ 405.2。
例53:3−[5−((3R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]−ベンゾニトリル(53)
Figure 2021536473
3−[5−((3R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]−ベンゾニトリルを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(8mg、26%);融点115〜117℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.50 (s、1H)、13.15 (s、1H)、8.37 (s、4H)、8.24 (s、3H)、7.84 (s、5H)、7.68 (s、1H)、7.22 (d、J = 16.2 Hz、4H)、4.50 (s、2H)、4.03 (d、J = 9.7 Hz、3H)、3.86-3.67 (m、4H)、3.65-3.50 (m、2H)、3.29-3.14 (m、2H)、1.21 (d、J = 6.5 Hz、7H);LC/MS(方法U):Rt 2.952min [MH]+ 386.2。
例54:(3R)−4−[7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(54)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(35mg、65%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.19 - 12.86 (m、1H)、7.82 - 7.53 (m、1H)、7.11 - 6.95 (m、1H)、6.86 - 6.77 (m、1H)、6.01 - 5.96 (m、1H)、4.50 - 4.39 (m、1H)、4.29 - 4.25 (m、2H)、4.04 - 3.95 (m、5H)、3.90 (t、J = 5.4 Hz、2H)、3.75 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.68 (dd、J = 11.2、3.0 Hz、1H)、3.52 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.14 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、2.50 - 2.45 (m、2H)、1.16 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 1.941min;[MH]+ 381.2。
例55:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(55)
Figure 2021536473
例55の合成のためのビルディングブロック:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(オキサン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−メチル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(400mg、1.15mmol、1.eq.)、メタノール(30mL)およびPd/C(2437.24mg、2.29mmol、2.0eq.10%)を合わせ、セ氏25度で5h攪拌した。反応混合物を濾過し、真空下で濃縮した。(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(オキサン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色固体として単離した(300mg 74%);LC/MS(方法J):Rt 0.752min、[MH]+ 317.2。
例55:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(20mg 27%);融点240〜242℃;
1H NMR (300 MHz、メタノール-d4): δ 7.62 (s、1H)、7.01 (s、1H)、6.84 (s、1H)、4.43 (d、J = 7.3 Hz、1H)、4.25 (s、3H)、4.15 -4.03 (m、2H)、4.07 -3.91 (m、2H)、3.80 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.64 (dtd、J = 14.3、11.1、6.6 Hz、2H)、3.32 (d、J = 4.0 Hz、0H)、3.23 (d、J = 3.7 Hz、0H)、2.04 -1.85 (m、4H)、1.23 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 1.150min、[MH]+ 383.2。
例56:(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(56)
Figure 2021536473
例56の合成のためのビルディングブロック:3−ブロモ−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−5−クロロ−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(2g、8.6mmol)、(R)−3−メチル−モルホリン(957mg、9.5mmol)、XPhos−Pd−G2(339mg、0.43mmol)、ビス−cy−xPhos(205mg、0.43mmol)、LHMDS(3g、17mmol)およびジオキサン(20ml)を合わせ、60℃で3時間攪拌した。反応物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(n−ヘプタン/EtOAc−勾配)。3−ブロモ−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(280mg、6%);LC/MS(方法V):Rt 2.802min;[MH]+ 297。
例56の合成のためのビルディングブロック:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(280mg;0.518mmol;1.0eq.)をTHF(8ml)および水(0.800ml)中に溶解した。1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(294.194mg;1,037mmol;2.0eq.)、炭酸ナトリウム(164.786mg;1.555mmol;3.0eq.)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(72.591mg;0.062mmol;0.12eq.)を合わせ、3h、90℃で攪拌した。1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−[1,3,2]ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(294.194mg;1.037mmol;2.0eq.)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(0)(72.591mg;0.062mmol;0.12eq.)を添加し、14h、90℃で攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(n−ヘプタン/EtOAc−勾配)。5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(131mg、61%);LC/MS(方法F):Rt 1.903min;[MH]+ 369.2。
例56:(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン
Figure 2021536473
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−[1−(テトラヒドロ−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(131mg;0.316mmol;1.0eq.)をメタノール(3.500ml)中およびジオキサン(3.164ml;4.0M)中塩化水素溶液中に溶解した。反応溶液を、2時間、rtで攪拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物をカラムクロマトグラフィーによって精製した(DCM/MeOH−勾配)。(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを、黄色固体として単離した(90mg、99%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.21 - 12.76 (m、2H)、7.89 - 7.53 (m、2H)、7.11 - 6.96 (m、2H)、4.45 - 4.36 (m、1H)、4.06 - 3.93 (m、2H)、3.76 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.70 (dd、J = 11.3、3.0 Hz、1H)、3.54 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.15 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、1.16 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 1.586min;[MH]+ 285.1。
例57:(3R)−4−{1−[(3−メタンスルホニルフェニル)メチル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリン(57)
Figure 2021536473
5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(56mg;0.197mmol;1.0eq.)、アセトニトリル(2.8ml)、炭酸カリウム(42.981mg;0.295mmol;1.50eq.)および1−ブロモメチル−3−メタンスルホニル−ベンゼン(51.651mg;0.197mmol;1.0eq.)を合わせ、2時間、80℃で攪拌した。反応溶液をEtOAc/水で抽出し、有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、溶媒を真空下で除去した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した。(3R)−4−{1−[(3−メタンスルホニルフェニル)メチル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリンを、黄色固体として単離した(27mg、28%);
1H NMR (700 MHz、DMSO-d6): δ 8.14 (d、J = 9.4 Hz、1H)、7.90 - 7.88 (m、1H)、7.87 - 7.84 (m、1H)、7.81 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.61 (t、J = 7.8 Hz、1H)、7.53 - 7.50 (m、1H)、7.18 (d、J = 9.5 Hz、1H)、7.11 (d、J = 1.9 Hz、1H)、5.80 (s、2H)、4.44 - 4.40 (m、1H)、4.04 - 4.01 (m、1H)、3.99 (dd、J = 11.3、3.7 Hz、1H)、3.78 - 3.75 (m、1H)、3.69 (dd、J = 11.2、3.1 Hz、1H)、3.53 (td、J = 11.7、3.1 Hz、1H)、3.20 (s、3H)、3.19 - 3.15 (m、1H)、1.16 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法F):Rt 1.981min;[MH]+ 453.1。
例58:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(58)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、橙色固体として単離した(40mg、72.9%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 8.82 - 8.79 (m、1H)、8.07 (td、J = 7.7、1.8 Hz、1H)、7.90 - 7.86 (m、1H)、7.74 (d、J = 2.0 Hz、1H)、7.62 - 7.57 (m、1H)、7.09 (d、J = 1.9 Hz、1H)、7.08 (s、1H)、4.54 - 4.47 (m、1H)、4.09 - 4.03 (m、1H)、3.99 (dd、J = 11.2、3.5 Hz、1H)、3.77 (d、J = 11.3 Hz、1H)、3.71 (s、3H)、3.73 - 3.68 (m、1H)、3.55 (td、J = 11.8、3.0 Hz、1H)、3.26 - 3.17 (m、1H)、1.20 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法C):Rt 0.947min;[MH]+ 376.2。
例59:(3R)−4−[1−ベンジル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(59)
Figure 2021536473
(3R)−4−[1−ベンジル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン塩酸塩を上の例と類似して調製し、ベージュ色固体として単離した(120mg;52.3%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 8.04 (d、J = 9.4 Hz、1H)、7.73 (d、J = 2.0 Hz、1H)、7.34 - 7.30 (m、2H)、7.28 - 7.22 (m、3H)、7.12 (d、J = 9.5 Hz、1H)、7.07 (d、J = 2.0 Hz、1H)、5.65 (s、2H)、4.44 - 4.38 (m、1H)、4.03 - 3.97 (m、2H)、3.76 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.68 (dd、J = 11.2、3.1 Hz、1H)、3.54 - 3.50 (m、1H)、3.16 (td、J = 12.8、3.9 Hz、1H)、1.16 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法C):Rt 1.075min;[MH]+ 375.2。
例60:4−[5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]ベンゾニトリル(60)
Figure 2021536473
4−[5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]ベンゾニトリルを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(10mg、26%);融点140〜142℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.20 (s、1H)、8.33 (d、J = 9.5 Hz、1H)、8.05 (q、J = 8.9 Hz、4H)、7.76 (s、1H)、7.23-7.14 (m、2H)、4.53-4.40 (m、1H)、4.11-3.94 (m、2H)、3.83-3.63 (m、2H)、3.53 (td、J = 11.8、2.9 Hz、1H)、3.26-3.09 (m、1H)、1.17 (d、J = 6.5 Hz、3H);LC/MS(方法D):Rt 1.295min [MH]+ 386.0。
例61:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(61)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(30mg、16%);
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.11 (s、1H)、7.85 -7.51 (m、2H)、7.06 (d、J = 1.7 Hz、2H)、6.61 (d、J = 1.9 Hz、1H)、4.47 (d、J = 7.4 Hz、1H)、4.22- 3.88 (m、2H)、3.72 (d、J = 6.5 Hz、5H)、3.32 (s、4H)、3.25- 3.01 (m、1H)、1.18 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法K):Rt 1.177min [MH]+379.3。
例62:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(3−メチルピリジン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(62)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(3−メチルピリジン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(15.70mg、18.2%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.24 - 12.88 (m、1H)、8.59 - 8.57 (m、1H)、7.89 - 7.86 (m、1H)、7.84 - 7.56 (m、1H)、7.49 (dd、J = 7.7、4.8 Hz、1H)、7.15 - 6.92 (m、2H)、4.49 - 4.40 (m、1H)、4.13 - 4.01 (m、1H)、3.99 (dd、J = 11.4、3.6 Hz、1H)、3.76 - 3.72 (m、1H)、3.70 (dd、J = 11.4、3.0 Hz、1H)、3.55 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.42 - 3.36 (m、3H)、3.17 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、2.20 (s、3H)、1.17 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法C):Rt 0.953min;[MH]+ 390.2。
例63:(3R)−4−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(63)
Figure 2021536473
(3R)−4−[1−(シクロプロピルメチル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(20mg、43%);融点80℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.07 (s、1H)、8.05 (d、J = 9.3 Hz、1H)、7.67 (s、1H)、7.11 (d、J = 9.4 Hz、1H)、7.04 (d、J = 1.9 Hz、1H)、4.43 (d、J = 7.1 Hz、1H)、4.29 (d、J = 6.9 Hz、2H)、4.10- 3.90 (m、2H)、3.83-3.62 (m、2H)、3.62 -3.47 (m、1H)、3.23- 3.08 (m、1H)、1.29 (q、J = 5.6 Hz、1H)、1.17 (d、J = 6.6 Hz、3H)、0.58- 0.45 (m、2H)、0.4- 0.33 (m、2H);
LC/MS(方法A):RT 1.475min、[MH]+ 339.3。
例64:5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1−フェネチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(64)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−(2−フェニルエチル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して、無色固体として調製した(27mg、52%);融点83℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.04 (d、J = 86.7 Hz、1H)、7.95-7.45 (m、2H)、7.38- 6.82 (m、7H)、4.60 (s、2H)、4.36 (s、1H)、3.96 (d、J = 10.0 Hz、2H)、3.86 -3.62 (m、2H)、3.59 -3.39 (m、1H)、3.22-3.01 (m、3H)、1.11 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法J):RT 1.030min、[MH]+ 389.1。
例65:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(65)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(26mg、93%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.29 - 12.89 (m、1H)、9.05 - 9.03 (m、1H)、8.41 - 8.37 (m、1H)、8.12 - 8.09 (m、1H)、7.85 - 7.54 (m、1H)、7.13 - 7.00 (m、2H)、4.55 - 4.45 (m、1H)、4.08 (q、J = 5.3 Hz、1H)、3.99 (dd、J = 11.4、3.6 Hz、1H)、3.76 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.69 (dd、J = 11.3、3.0 Hz、1H)、3.63 (s、3H)、3.54 (td、J = 11.7、3.1 Hz、1H)、3.23 - 3.16 (m、1H)、1.19 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.351min;[MH]+ 444.1。
例66:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(66)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−7−[2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン塩酸塩を上の例と類似して調製し、橙色固体として単離した(90mg、quant);
1H NMR (700 MHz、DMSO-d6): δ 8.95 - 8.93 (m、1H)、8.24 - 8.21 (m、1H)、7.93 - 7.91 (m、1H)、7.71 (d、J = 1.5 Hz、1H)、7.08 - 7.06 (m、1H)、7.03 (d、J = 10.1 Hz、1H)、4.41 - 4.35 (m、1H)、4.08 - 4.03 (m、1H)、4.01 - 3.96 (m、1H)、3.75 - 3.66 (m、2H)、3.54 (tt、J = 11.7、2.8 Hz、1H)、3.41 - 3.39 (m、3H)、3.16 (td、J = 12.8、3.9 Hz、1H)、1.19 - 1.13 (m、3H);
LC/MS(方法C):Rt 1.058min;[MH]+ 444.2。
例67:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−ピラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(67)(ジアステレオマーの混合物)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−ピラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(30mg、41%);融点198〜200℃;
11H NMR (300 MHz、メタノール-d4): δ 7.60 (s、1H)、6.99 (s、1H)、6.90 (d、J = 5.7 Hz、1H)、4.42 (d、J = 7.6 Hz、1H)、4.25 (s、3H)、4.08 (dd、J = 10.1、2.6 Hz、1H)、4.07 - 3.90 (m、3H)、3.80 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.71 - 3.50 (m、4H)、3.32 (s、0H)、3.23 (d、J = 3.7 Hz、0H)、2.16 (d、J = 12.2 Hz、1H)、2.04 - 1.71 (m、2H)、1.27 - 1.18 (m、3H);LC/MS(方法W):Rt 0.970min、[MH]+ 383.1。
例68:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(R)−テトラヒドロ−ピラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(68)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−ピラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンのジアステレオ異性体を、キラルSFC(ChiralCel OJ-H;CO:メタノール+0.5%DEA88:12)によって分離した。1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(R)−テトラヒドロ−ピラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、無色固体として単離した(14mg;41.5%);LC/MS(方法C):Rt 0.932min;[MH]+ 383.3;カラムから最初に溶出したRt。
例69:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(S)−テトラヒドロ−ピラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(69)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−ピラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンのジアステレオ異性体を、キラルSFC(ChiralCel OJ-H;CO:メタノール+0.5%DEA88:12)によって分離した。1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(S)−テトラヒドロ−ピラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、無色固体として単離した(17.80mg;52.7%);LC/MS(方法C):Rt 0.93min;[MH]+ 383.3;カラムから第二に溶出したRt。
例70:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(70)(ジアステレオマーの混合物)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(40mg(53%);融点98〜100℃;
1H NMR (300 MHz、メタノール-d4): δ 7.59 (s、1H)、7.14 (s、0H)、6.98 (s、1H)、6.87 (s、1H)、4.25 (s、3H)、4.24 - 3.88 (m、7H)、3.79 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.78 - 3.54 (m、2H)、3.35 - 3.18 (m、1H)、2.52 (ddd、J = 13.1、8.1、6.6 Hz、1H)、2.19 - 2.05 (m、1H)、1.52 (s、0H)、1.22 (dd、J = 6.7、1.3 Hz、3H);
LC/MS(方法W):Rt 0.870min、[MH]+ 369.0。
例71:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(S)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(71)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンのジアステレオ異性体を、キラルSFC(ChiralCel OJ-H;CO:メタノール+0.5%DEA90:10)によって分離した。1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(S)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、無色固体として単離した(7mg;41.2%);LC/MS(方法C):Rt 0.867min;[MH]+ 369.3;カラムから最初に溶出したRt。
例72:1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(72)
Figure 2021536473
1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(テトラヒドロ−フラン−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンのジアステレオ異性体を、キラルSFC(ChiralCel OJ-H;CO:メタノール+0.5%DEA90:10)によって分離した。1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−3−(2H−ピラゾール−3−イル)−7−(R)−テトラヒドロ−フラン−3−イル−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、無色固体として単離した(7mg;41.2%);LC/MS(方法C):Rt 0.867min;[MH]+ 369.2;カラムから第二に溶出したRt。
例73:(3R)−3−メチル−4−[1−(プロパン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(73)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−(プロパン−2−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して、無色固体として調製した(18mg、28%);融点94〜95℃;
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 12.99 (d、J = 89.2 Hz、1H)、8.05 (d、J = 9.1 Hz、1H)、7.68 (d、J = 89.7 Hz、1H)、7.03 (d、J = 49.1 Hz、2H)、4.98 - 4.89 (m、1H)、4.41 (s、1H)、3.99 (dd、J = 11.2、3.6 Hz、2H)、3.76 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.69 (dd、J = 11.2、3.0 Hz、1H)、3.54 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.14 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、1.51 (d、J = 6.5 Hz、6H)、1.15 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法E):RT 1.241min、[MH]+ 327.4。
例74:(3R)−4−[7−(6−メタンスルホニル−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−3−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(74)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(6−メタンスルホニル−2−メチルピリジン−3−イル)−1−メチル−3−[3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(19mg;64%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 14.14 (s、1H)、8.22 - 8.19 (m、1H)、8.07 - 8.04 (m、1H)、7.33 - 7.31 (m、1H)、7.12 - 7.10 (m、1H)、4.48 - 4.39 (m、1H)、4.15 - 4.07 (m、1H)、4.00 (dd、J = 11.4、3.6 Hz、1H)、3.76 (dd、J = 11.3、7.0 Hz、1H)、3.69 (dd、J = 11.3、3.1 Hz、1H)、3.58 - 3.51 (m、1H)、3.52 - 3.50 (m、3H)、3.36 (s、3H)、3.19 (td、J = 12.8、3.8 Hz、1H)、2.46 - 2.43 (m、3H)、1.21 - 1.17 (m、3H);LC/MS(方法C):Rt 1.146min;[MH]+ 536.2。
例75:(3R)−4−[7−(5−メタンスルホニル−2−メチルフェニル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(75)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(5−メタンスルホニル−2−メチルフェニル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(144mg;quant);
1H NMR (700 MHz、DMSO-d6): δ 8.00 - 7.97 (m、1H)、7.92 - 7.90 (m、1H)、7.76 - 7.74 (m、1H)、7.72 - 7.70 (m、1H)、7.11 - 7.09 (m、1H)、6.98 - 6.96 (m、1H)、4.48 - 4.44 (m、1H)、4.09 - 4.04 (m、1H)、4.00 - 3.96 (m、1H)、3.77 - 3.73 (m、1H)、3.72 - 3.65 (m、1H)、3.54 (dd、J = 11.6、3.1 Hz、1H)、3.42 - 3.40 (m、3H)、3.29 - 3.27 (m、3H)、3.22 - 3.16 (m、1H)、2.22 - 2.20 (m、3H)、1.21 - 1.16 (m、3H);
LC/MS(方法C):Rt 0.991min;[MH]+ 467。
例76:(3R)−4−[7−(3−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(76)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(3−メタンスルホニルフェニル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(47mg;30%);
1H NMR (700 MHz、DMSO-d6): δ 8.15 - 8.13 (m、1H)、8.10 - 8.08 (m、1H)、8.00 - 7.98 (m、1H)、7.84 (t、J = 7.7 Hz、1H)、7.70 - 7.68 (m、1H)、7.09 - 7.07 (m、1H)、6.99 (s、1H)、4.53 - 4.49 (m、1H)、4.07 - 4.04 (m、1H)、3.99 (dd、J = 11.2、3.8 Hz、1H)、3.78 - 3.75 (m、1H)、3.69 (dd、J = 11.3、3.1 Hz、1H)、3.59 (s、3H)、3.54 (td、J = 11.6、3.1 Hz、1H)、3.33 (s、3H)、3.19 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、1.19 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法C):Rt 0.992min;[MH]+ 453.2。
例77:(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1−[2−(ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(77)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1−[2−(ピリジン−4−イル)エチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(10mg、20%);融点180〜181℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 13.18 (s、1H)、8.41-8.32 (m、2H)、7.84 (d、J = 9.4 Hz、1H)、7.23-7.14 (m、2H)、7.00 (d、J = 9.6 Hz、2H)、4.65 (t、J = 7.0 Hz、2H)、4.37 (s、1H)、4.02-3.91 (m、2H)、3.79-3.60 (m、2H)、3.57-3.42 (m、1H)、3.24-3.02 (m、3H)、1.11 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 0.929min、[MH]+ 390.0。
例78:(3R)−4−{7−[1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリン(78)
Figure 2021536473
(3R)−4−{7−[1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル}−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(49mg;94%);
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.27 - 12.85 (m、1H)、8.02 (d、J = 1.7 Hz、1H)、7.90 - 7.57 (m、1H)、7.16 - 6.98 (m、2H)、6.94 (d、J = 1.8 Hz、1H)、4.53 - 4.28 (m、1H)、4.12 - 3.95 (m、2H)、3.80 - 3.49 (m、6H)、3.24 - 3.10 (m、2H)、1.18 (dd、J = 6.8、5.3 Hz、3H);LC/MS(方法C):Rt 0.989min;[MH]+ 415.3。
例79:(3R)−4−[7−(3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(79)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン−4−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(10mg、18%);融点215〜216℃;
1H NMR (400 MHz、DMSO-d6): δ 13.05 (d、J = 108.8 Hz、1H)、7.60 (s、1H)、7.02 (s、1H)、6.79 (s、1H)、6.05 (d、J = 4.9 Hz、1H)、4.44 (s、1H)、4.01 (d、J = 9.5 Hz、5H)、3.75 (d、J = 11.2 Hz、1H)、3.68 (dd、J = 11.3、3.0 Hz、1H)、3.52 (td、J = 11.6、3.1 Hz、1H)、3.36 (d、J = 3.7 Hz、2H)、3.14 (td、J = 12.6、3.8 Hz、1H)、2.92 (t、J = 5.7 Hz、2H)、2.61 (s、2H)、1.16 (d、J = 6.6 Hz、3H);
LC/MS(方法D)Rt 1.129min、[MH]+ 397.1。
例80:4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オン(80)
Figure 2021536473
例80の合成のためのビルディングブロック:4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オン
Figure 2021536473
4−[3−ブロモ−1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オン(100mg、0.21mmol、1.0eq.)、1−(オキサン−2−イル)−5−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(123.91mg、0.42mmol、2.0eq.)、Pd(dppf)Cl.CHCl(19.20mg、0.02mmol、0.10eq.)、KPO(141.83mg、0.63mmol、3.0eq.)、ジオキサン(12mL)および水(3mL)を合わせ、マイクロ波中、100℃で1h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法E)。4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オンを、黄色油として単離した(70mg、60%);LC/MS(方法P):Rt 0.875min、[MH]+ 425.2。
例80:4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オン
Figure 2021536473
4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オン(60mg、0.11mmol、1.0eq.)、ジクロロメタン(5mL)およびトリフルオロ酢酸(1mL)を合わせ、室温で5h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。粗生成物を、分取HPLCによって精製した(方法J)。20mg 4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オンを、赤色油として得た(20mg、32%);
1H NMR (400 MHz、メタノール-d4): δ 7.81 (s、1H)、7.06 (d、J = 14.8 Hz、2H)、5.95 (d、J = 4.6 Hz、1H)、4.44 (d、J = 7.6 Hz、1H)、4.11 (d、J = 26.7 Hz、4H)、4.00 (d、J = 13.0 Hz、1H)、3.92 -3.80 (m、2H)、3.77 - 3.66 (m、2H)、3.62 (dd、J = 18.3、5.1 Hz、1H)、3.47 (td、J = 12.5、3.7 Hz、1H)、3.39 (d、J = 12.8 Hz、1H)、3.19 -2.97 (m、2H)、2.79- 2.65 (m、1H)、1.37 (d、J = 6.7 Hz、3H);
LC/MS(方法X):Rt 0.953min、[MH]+ 413.1。
例81:4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ6−チオピラン−1,1−ジオン(81)
Figure 2021536473
例81の合成のためのビルディングブロック:4−{1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル}−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ6−チオピラン−1,1−ジオン
Figure 2021536473
4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ4−チオピラン−1−オン(500mg、1.30mmol、1.0eq.)、メタノール(20mL)および水(5mL)中オキソン(484mg、2.73mmol、2.10eq.)の溶液を合わせ、室温で2h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトフラフィーによって精製した(方法A)。4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ6−チオピラン−1,1−ジオンを、黄色油として単離した(500mg、96%);LC/MS(方法T):Rt 0.833min、[MH]+ 363.2。
例81:4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ6−チオピラン−1,1−ジオン
Figure 2021536473
4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−3,6−ジヒドロ−2H−1ラムダ6−チオピラン−1,1−ジオンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(15mg、25%);融点167〜168℃;
1H NMR (400 MHz、メタノール-d4): δ 7.87 (d、J = 2.4 Hz、1H)、7.10 (s、1H)、7.04 (d、J = 2.3 Hz、1H)、6.00 - 5.92 (m、1H)、4.43 (d、J = 7.3 Hz、1H)、4.16 (s、3H)、4.09 (dd、J = 11.6、3.8 Hz、1H)、3.98 (d、J = 10.2 Hz、3H)、3.89 - 3.81 (m、2H)、3.73 -3.66 (m、1H)、3.53 (dd、J = 12.6、3.9 Hz、1H)、3.45 (d、J = 6.3 Hz、2H)、3.15 (s、2H)、1.38 (d、J = 6.8 Hz、3H);LC/MS(方法D):Rt 0.869min、[MH]+ 429.1。
例82:4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−2H−1ラムダ6−チオピラン−1,1−ジオン(82)
Figure 2021536473
4−[1−メチル−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−5−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−7−イル]−2H−1ラムダ6−チオピラン−1,1−ジオンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(10mg、16%);融点189〜190℃;
1H NMR (400 MHz、メタノール-d4): δ 7.83 (d、J = 2.3 Hz、1H)、7.07 (s、1H)、6.98 (d、J = 2.2 Hz、1H)、4.45 (d、J = 7.3 Hz、1H)、4.36 (s、3H)、4.10 (dd、J = 11.7、3.7 Hz、1H)、3.97 (d、J = 12.4 Hz、1H)、3.91- 3.67 (m、4H)、3.61 -3.47 (m、3H)、3.22 (d、J = 13.9 Hz、2H)、2.52- 2.38 (m、4H)、1.39 (d、J = 6.8 Hz、3H);LC/MS(方法D):Rt 0.831min、[MH]+ 431.1。
例83:(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1−[(ピリジン−3−イル)メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(83)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1−[(ピリジン−3−イル)メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン塩酸塩を上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(6mg;75%);
1H NMR (700 MHz、DMSO-d6): δ 8.82 - 8.80 (m、1H)、8.76 - 8.74 (m、1H)、8.16 - 8.13 (m、2H)、7.82 (dd、J = 8.1、5.4 Hz、1H)、7.72 (d、J = 2.0 Hz、1H)、7.16 (d、J = 9.5 Hz、1H)、7.07 (d、J = 2.0 Hz、1H)、5.83 (s、2H)、4.44 - 4.40 (m、1H)、4.02 (dd、J = 13.4、2.8 Hz、1H)、3.99 (dd、J = 11.3、3.7 Hz、1H)、3.76 (d、J = 11.1 Hz、1H)、3.68 (dd、J = 11.2、3.1 Hz、1H)、3.53 (td、J = 11.7、3.1 Hz、1H)、3.15 (td、J = 12.7、3.8 Hz、1H)、1.16 (d、J = 6.7 Hz、3H);
LC/MS(方法R):Rt 0.483min;[MH]+ 376.2。
例84:(3R)−4−[7−(1,5−ジメチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(84)
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(1,5−ジメチル−1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(34mg;85%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.23 - 12.90 (m、1H)、7.84 - 7.57 (m、1H)、7.14 - 7.01 (m、1H)、6.95 - 6.87 (m、1H)、4.48 - 4.37 (m、1H)、4.07 (s、3H)、4.10 - 4.05 (m、1H)、4.02 - 3.97 (m、1H)、3.82 - 3.74 (m、4H)、3.70 (dd、J = 11.3、3.0 Hz、1H)、3.55 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.21 - 3.13 (m、1H)、2.40 - 2.37 (m、3H)、1.18 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法C):Rt 0.877min;[MH]+ 394.3。
例85:2−メチル−1−{5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}プロパン−2−オール(85)
Figure 2021536473
例85の合成のためのビルディングブロック:メチル2−{3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}アセタート
Figure 2021536473
(3R)−4−[3−ヨード−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(200mg、0.52mmol、1.eq.)、DMF(2mL)、メチル2−ブロモアセタート(126.33mg、0.78mmol、1.50eq.)およびCsCO(358.76mg、1.05mmol、2.0eq.)を合わせ、25℃で2h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法P)。メチル2−[3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]アセタートを、黄色固体として単離した。
例85の合成のためのビルディングブロック:メチル2−{5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}アセタート
Figure 2021536473
メチル2−[3−ヨード−5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]アセタート(200mg、0.43mmol、1.0eq.)、テトラヒドロフラン(2mL)、炭酸ナトリウム(96.50mg、0.86mmol、2.eq.)、水(0.2mL)、1−(オキサン−2−イル)−3−(テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(189.94mg、0.65mmol、1.50eq.)およびPd(PPh(55.53mg、0.04mmol、0.10eq.)を合わせ、マイクロ波中、80℃で1h攪拌した。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法P)。メチル2−[5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]アセタートを、黄色固体として単離した(100mg;48%)。
例85の合成のためのビルディングブロック:2−メチル−1−{5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}プロパン−2−オール
Figure 2021536473
メチル2−[5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]アセタート(90mg、0.18mmol、1.0eq.)、テトラヒドロフラン(1mL)およびブロモ(メチル)マグネシウム(461.62mg、3.68mmol、20.eq.)を合わせ、25℃で5h攪拌した。次いで、反応物を、水の添加によってクエンチした。その結果得られる混合物を、真空下で濃縮した。残渣を、カラムクロマトグラフィーによって精製した(方法P)。2−メチル−1−[5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−[1−(オキサン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル]プロパン−2−オールを、褐色固体として単離した(60mg;68%)。
例85:2−メチル−1−{5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}プロパン−2−オール
Figure 2021536473
2−メチル−1−{5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}プロパン−2−オールを上の例と類似して調製し、無色固体として単離した(8mg、22%);融点235〜236℃;
1H NMR (400 MHz、 メタノール-d4): δ 7.93 (d、J = 9.4 Hz、1H)、7.66 (s、1H)、7.07 (d、J = 9.4 Hz、2H)、4.46 (d、J = 7.0 Hz、1H)、4.35 (s、2H)、4.10-3.99 (m、2H)、3.84 (d,J = 2.2 Hz、2H)、3.68 (td、J = 11.7、3.1 Hz、1H)、3.29 (d、J = 3.7 Hz、1H)、1.27 (d、J = 10.4 Hz、9H);
LC/MS(方法E):Rt 1.034min、[MH]+ 357.2。
例86:2−メチル−2−{5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}プロパン−1−オール(86)
Figure 2021536473
2−メチル−2−{5−[(3R)−3−メチルモルホリン−4−イル]−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−1−イル}プロパン−1−オールを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(50mg、52%);融点210〜212℃;
1H NMR (400 MHz、メタノール-d4): δ 8.11 (d、J = 9.5 Hz、1H)、7.64 (s、1H)、7.27-6.97 (m、2H)、4.45 (d、J = 13.1 Hz、1H)、4.09-3.97 (m、4H)、3.84 (d、J = 2.2 Hz、2H)、3.68 (td、J = 11.7、3.0 Hz、1H)、3.36-3.25 (m、1H)、1.75 (s、6H)、1.27 (d、J = 6.7 Hz、3H);LC/MS(方法E):Rt 1.102min、[MH]+ 357.2。
例87:(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(4−メチルピリミジン−5−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(87)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[1−メチル−7−(4−メチルピリミジン−5−イル)−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(15mg、20%);融点140〜142℃;
1H NMR (300 MHz、DMSO-d6): δ 9.17 (s、1H)、8.76 (s、1H)、7.63 (s、1H)、7.01 (s、1H)、6.96 (s、1H)、4.44 (s、1H)、4.14 - 3.90 (m、2H)、3.72 (s、2H)、3.65 - 3.52 (m、1H)、3.50 (s、3H)、3.25 (d、J = 10.7 Hz、1H)、2.35 (s、3H)、1.22 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法A)Rt 1.146min、[MH]+ 391.2。
例88:(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1−[(ピリジン−2−イル)メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン(88)
Figure 2021536473
(3R)−3−メチル−4−[3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1−[(ピリジン−2−イル)メチル]−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]モルホリン塩酸塩を上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(62mg;92%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 8.60 - 8.57 (m、1H)、8.06 (d、J = 9.4 Hz、1H)、7.88 (td、J = 7.7、1.8 Hz、1H)、7.73 (d、J = 2.0 Hz、1H)、7.44 - 7.40 (m、1H)、7.17 - 7.13 (m、2H)、7.08 (d、J = 2.0 Hz、1H)、5.82 (s、2H)、4.45 - 4.39 (m、1H)、4.05 - 3.97 (m、2H)、3.79 - 3.75 (m、1H)、3.69 (dd、J = 11.3、3.1 Hz、1H)、3.54 (td、J = 11.4、2.8 Hz、1H)、3.17 (td、J = 12.9、3.8 Hz、1H)、1.17 (d、J = 6.6 Hz、3H);LC/MS(方法C):Rt 0.875min;[MH]+ 376.2。
例89:(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルエチル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン(89)
Figure 2021536473
例89の合成のためのビルディングブロック:3−ブロモ−7−(1−メタンスルホニル−エチル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン
Figure 2021536473
3−ブロモ−7−メタンスルホニルメチル−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン(100mg;0,25mmol;1、eq.)、トルエン(1523μl)、水(170μl)、水酸化ナトリウム(199mg;20,07eq.)、ヨウ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(8,24mg;0,02mmol;0,09eq.)、ジクロロメタン(170μl)およびヨードメタン(30,99μl;0,50mmol;2、eq.)を合わせ、3h、80℃で攪拌した。反応混合物を、水およびDCMで抽出した。合わせた有機層を、減圧下で濃縮した。3−ブロモ−7−(1−メタンスルホニル−エチル)−1−メチル−5−((R)−3−メチル−モルホリン−4−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジンを、黄色固体として単離した(130mg、55%);LC/MS(方法F):Rt 2.433min;[MH]+ 417.1。
例89:(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルエチル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリン
Figure 2021536473
(3R)−4−[7−(1−メタンスルホニルエチル)−1−メチル−3−(1H−ピラゾール−3−イル)−1H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−5−イル]−3−メチルモルホリンを上の例と類似して調製し、黄色固体として単離した(20mg、30%);
1H NMR (500 MHz、DMSO-d6): δ 13.42 - 12.64 (m、1H)、7.68 - 7.62 (m、1H)、7.04 (d、J = 5.0 Hz、1H)、7.02 - 6.99 (m、1H)、5.29 - 5.22 (m、1H)、4.45 - 4.38 (m、1H)、4.28 (s、3H)、4.04 - 3.97 (m、2H)、3.79 - 3.75 (m、1H)、3.73 - 3.69 (m、1H)、3.59 - 3.52 (m、1H)、3.20 - 3.12 (m、1H)、3.13 (d、J = 9.9 Hz、3H)、1.85 (d、J = 6.9 Hz、3H)、1.18 - 1.13 (m、3H);LC/MS(方法F):Rt 2.022min;[MH]+ 405.2。
以下の例は、医薬に関する:
例A:注射バイアル
3lの再蒸留水中の100gの式Iの活性成分および5gのリン酸水素二ナトリウムの溶液を2N塩酸を使用してpH6.5まで調整し、滅菌濾過し、注射バイアル中へ移し、滅菌条件下で凍結乾燥させ、滅菌条件下で密封する。各注射バイアルは、5mgの活性成分を含有する。
例B:坐薬
20gの式Iの活性成分と100gの大豆レシチンおよび1400gのカカオバターの混合物を溶融し、型中に注ぎ、冷却するようにする。各坐薬は、20mgの活性成分を含有する。
例C:溶液
溶液を、940mlの再蒸留水中1gの式Iの活性成分、9.38gのNaHPO・2HO、28.48gのNaHPO・12HOおよび0.1gのベンザルコニウムクロリドから調製する。pHを6.8まで調整し、溶液を最大1lにし、照射によって滅菌する。この溶液は、点眼薬の形態で使用され得る。
例D:軟膏
500mgの式Iの活性成分を、無菌条件下で99.5gのワセリンと混合する。
例E:錠剤
1kgの式Iの活性成分、4kgのラクトース、1.2kgのジャガイモデンプン、0.2kgのタルクおよび0.1kgのステアリン酸マグネシウムの混合物を従来のやり方で圧縮することで、各錠剤が10mgの活性成分を含有するように錠剤が与えられる。
例F:ドラジェ(Dragees)
錠剤を、例Eに類似して圧縮し、続いて従来のやり方において、スクロース、ジャガイモデンプン、タルク、トラガラントおよび色素のコーティングで被覆する。
例G:カプセル
2kgの式Iの活性成分を、従来のやり方において、各カプセルが20mgの活性成分を含有するように、硬質ゼラチンカプセル中に導入する。
例H:アンプル
60lの再蒸留水中1kgの式Iの活性成分の溶液を滅菌濾過し、アンプル中に移し、滅菌条件下で凍結乾燥させ、滅菌条件下で密封する。各アンプルは、10mgの活性成分を含有する。

Claims (10)

  1. 式IaまたはIb
    Figure 2021536473
    式中
    は、H、Het、Ar、(CHOH、1−メチルスルホニル−シクロプロパ−1−イル、CONH、CONHA、CONA、Cyc、OAまたはCH(A)SOAを示し、
    は、H、A、(CHAr、(CHCycまたは(CHHetを示し、
    は、HまたはAを示し、
    Hetは、1〜4個のN、Oおよび/またはS原子を有する単環式または二環式の芳香族、不飽和または飽和ヘテロ環を示し、それは、非置換であるか、またはNH、NHA、NA、COOH、COOA、CONH、CONHA、CONA、CONHAr、CN、OH、(CHAr、O(CHAr、A、SOA、SOA、Hal、=NHおよび/もしくは=Oによって単置換、二置換、もしくは三置換されていてもよく、
    Arは、フェニル、ナフチルまたはビフェニルを示し、その各々は、非置換であるか、またはNH、NHA、NA、COOH、COOA、CONH、CONHA、CONA、NHCOA、CHO、COA、SOH、SONH、O(CHNH、(CHHet、O(CHHet、(CHAr、O(CHAr、O(CHCONH、O(CHNHCOA、Hal、SOA、S(=O、=NH)A、SOA、A、CNおよび/もしくは(CHOHによって単置換、二置換、もしくは三置換されており、
    Arは、非置換であるか、またはHal、A、OHおよび/もしくはOAによって単置換、二置換、もしくは三置換されているフェニルを示し、
    Hetは、1〜4個のN、Oおよび/またはS原子を有する単環式または二環式の芳香族、不飽和または飽和ヘテロ環を示し、それは、非置換であるか、Hal、A、COOA、NH、NHAおよび/もしくはNAによって単置換、二置換、もしくは三置換されていてもよく、
    Aは、1〜6個のC原子を有する非分枝または分枝のアルキルを示し、ここで、1〜7個のH原子は、OH、F、Clおよび/もしくはBrによって置き換えられていてもよく、ならびに/または、ここで、1もしくは2の非隣接CHは、Oおよび/もしくはNH基によって置き換えられていてもよく、
    Cycは、3、4、5、6または7個のC原子を有する環状アルキルを示し、
    Halは、F、Cl、BrまたはIを示し、
    nは、0、1、2、3または4を示し、
    pは、1、2、3または4を示す、
    で表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物。
  2. Hetが、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、イミダゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、ピラゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル、テトラヒドロピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラニルまたはヘキサヒドロ−チオピラニルを示し、その各々が、非置換であるか、またはA、SOA、SOA、Halおよび/もしくは=Oによって単置換、二置換、もしくは三置換されている、
    請求項1に記載の化合物、およびその薬学的に許容し得る溶媒和物、塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物。
  3. Arが、フェニルを示し、それが、非置換であるか、またはSOA、S(=O、=NH)A、SOA、A、CNおよび/もしくは(CHOHによって単置換、二置換、もしくは三置換されている、
    請求項1または2に記載の化合物、およびその薬学的に許容し得る溶媒和物、塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物。
  4. が、H、Het、Ar、(CHOH、1−メチルスルホニル−シクロプロパ−1−イル、CONH、CONHA、CONA、Cyc、OAまたはCH(A)SOAを示し、
    が、H、A、(CHAr、(CHCycまたは(CHHetを示し、
    が、HまたはAを示し、
    Hetが、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジニル、1H−ピロロ[2,3−c]ピリジニル、インドリル、ベンズイミダゾリル、イミダゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、ピリジル、ピリミジニル、トリアゾリル、ピラゾリル、キノリル、イソキノリル、キナゾリニル、フラニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−ピラニル、テトラヒドロピラニル、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラニルまたはヘキサヒドロ−チオピラニルを示し、その各々が、非置換であるか、またはA、SOA、SOA、Halおよび/もしくは=Oによって単置換、二置換、もしくは三置換されており、
    Arが、フェニルを示し、それが、非置換であるか、またはSOA、S(=O、=NH)A、SOA、A、CNおよび/もしくは(CHOHによって単置換、二置換、もしくは三置換されており、
    Aが、1〜6個のC原子を有する非分枝または分枝のアルキルを示し、ここで、1〜7個のH原子が、OH、F、Clおよび/もしくはBrによって置き換えられていてもよく、ならびに/または、ここで、1もしくは2の非隣接CH基が、Oおよび/もしくはNH基によって置き換えられていてもよく、
    Cycが、3、4、5、6または7個のC原子を有する環状アルキルを示し、
    Halが、F、Cl、BrまたはIを示し、
    nが、0、1、2、3または4を示す、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、およびその薬学的に許容し得る塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物。
  5. 以下の群:
    Figure 2021536473
    Figure 2021536473
    Figure 2021536473
    Figure 2021536473
    Figure 2021536473
    Figure 2021536473
    Figure 2021536473
    から選択される、請求項1に記載の化合物、およびその薬学的に許容し得る溶媒和物、塩、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物。
  6. 請求項1に記載の記載の式IaまたはIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物の少なくとも1種と、任意に薬学的に許容し得る担体、賦形剤またはビヒクルとを含む、医薬。
  7. がん、加齢性黄斑変性症(AMD)、脈絡膜新生血管(CNV)、糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫(DME)、進行性骨化性線維異形成症、炎症、血管新生関連障害および細菌感染症の処置および/または予防のための使用のための、請求項1に記載の式Iaまたは式Ibで表される化合物、およびその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、互変異性体および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物。
  8. 頭部、頸部、目、口、喉、食道、気管支、喉頭、咽頭、胸部、骨、肺、結腸、直腸、胃、前立腺、膀胱、子宮、子宮頸、乳房、卵巣、精巣または他の生殖器、皮膚、甲状腺、血液、リンパ節、腎臓、肝臓、膵臓、脳、中枢神経系のがん、固形腫瘍および血液由来の腫瘍の処置および/または予防のための使用のための、請求項7に記載の化合物。
  9. 請求項1に記載の記載の式IaまたはIbで表される化合物、および/またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物の少なくとも1種と、さらなる医薬活性成分の少なくとも1種とを含む、医薬。
  10. (a)有効量の、請求項1に記載の式IaまたはIbで表される化合物および/またはその薬学的に許容し得る塩、溶媒和物、塩および立体異性体、ならびにあらゆる比率におけるそれらの混合物、ならびに
    (b)有効量のさらなる医薬活性成分
    の個別のパックからなるセット(キット)。
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