JP2021527176A - 2つの保護材料を接合する方法及びこの方法を用いて作られた物品を備える保護衣服 - Google Patents

2つの保護材料を接合する方法及びこの方法を用いて作られた物品を備える保護衣服 Download PDF

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Abstract

本発明は、第1の保護材料と、メッシュ形状の断熱性生地から作製される第2の保護材料とを接合する方法に関する。本方法は、以下の工程:−第1の保護材料の内面に複数の分離した接着点を設ける工程;および−第2の保護材料を第1の保護材料にしっかりと固定するために、第2の保護材料を第1の保護材料にホットプレスして、複数の分離した接着点を融解させる工程を含む。本発明はさらに、この方法を用いて製造された物品を含む、特にモーターサイクリスト用の保護衣服に関する。

Description

本発明は、第1の保護材料を、第2の保護材料と接合する方法に関する。特に、本発明は、天然皮革または類似の材料等の保護材料を、メッシュ形状を有する断熱性生地と接合する方法に関する。
本発明はさらに、この方法を用いて製造された物品を備える保護衣服(protective garment)、特にモーターサイクリスト用の保護衣服に関する。
スクーターまたはオートバイなどの二輪車のライダーは、通常、天然皮革またはイミテーションレザーで一般的に作られた保護衣服を着用する。
実際、皮革は、摩耗や風雨などの大気中の物質からの保護に優れ、適度な通気性も確保する。
しかし、路面に沿って滑る場合には、衣服が引き裂かれるか否かにかかわらず、地面と衣服との間に摩擦が生じ、衣服の外面を過熱させるかなりの熱が発生する。
この熱がライダーの皮膚に伝わり、炎症や熱傷を引き起こすことがある。
熱伝導率を低下させるために、ケブラー(登録商標)のような摩耗に対して追加的な保護を提供することができる断熱性生地と革を組み合わせることは公知である。
特許文献1及び特許文献2には、内面に耐摩耗性及び断熱性を有する生地で作製される複数のパネルがステッチによって固定された革製の衣服が記載されている。
EP 2207438 AU 19996318
これらの解決策は有効であると考えられるが、欠点がないわけではない。
まず、滑る場合、ステッチは、革より先に裂けやすいために、ジャケットまたはスーツの弱点となる。そのため、ステッチは、二重に撚ったナイロン糸のような特殊な糸を用いて作らなければならない。
さらに、ステッチの提供は、ステッチが見えたままであるので、最終的な衣服の外観に悪影響を及ぼす。
さらに、ステッチは、一般に、単一のパネルの周囲に沿って配置されており、これは、パネルが外側の生地に完全に接着することができないという効果を有する。その結果、形成された衣服は、全体として、不規則な厚さを有することがあり、着用者の快適性および空気力学的形状(aerodynamic form)を損なうことがある。
最後に、ステッチによる固定方法は比較的ゆっくりであり、高度に専門化された労働による実施を必要とする。
また、天然皮革と耐摩耗性の生地を接着によって接合することも公知である。
しかしながら、生地と革との接合は、一方ではステッチの使用を省くことができるが、他方では革の通気性に悪影響を及ぼす連続ポリマーフィルムによって行われる。
さらに、これらの連続ポリマーフィルムの提供は、革およびその下にある生地によって形成されるアセンブリを強固にし、従って、衣服全体の快適性を低下させる。
本発明の目的は、従来技術を参照して説明した欠点を克服することができる、または少なくとも制限することができる、天然皮革または類似の材料等の、第1の保護材料を断熱性生地と共に接合する方法を提供することである。
特に、本発明の課題は、第1の保護材料の通気性に悪影響を与えることなく、断熱性生地が第2の保護材料に強固かつ確実に固定されるように、第1の保護材料と断熱性生地とを接合する方法を提供することである。
本発明の別の課題は、得られた物品が規則的かつ一定の厚さを有するように、第1の保護材料を断熱性生地と共に接合する方法を提供することである。
本発明のさらなる課題は、第1の保護材料の外観に悪影響を及ぼさないように、第1の保護材料を断熱性生地と共に接合する方法を提供することである。
また、本発明の課題は、特別な労力を要することなく、簡単かつ迅速に第1の保護材料と断熱性生地とを接合する方法を提供することにある。
最後に、本発明の課題は、より良いレベルの保護を提供しながら、喜びを与える外観を有し、極めて快適な保護衣服を提供することである。
上記の目的および主要な課題は、請求項1に記載の方法および請求項13に記載の保護衣服によって達成される。
本発明の特徴的な特徴およびさらなる利点は、以下に提供される、添付の図面を参照して、非限定的な例示として提供される、実施形態の多くの例の説明から明らかになる。
本発明による方法の工程の概略図である。 図1と類似しているが、本発明による方法の異なる実施形態に関する図を示す。 図1と類似しているが、本発明による方法のさらなる実施形態に関する図を示す。 本発明による方法のさらなる工程の概略図である。 本発明による方法によって得られた物品の概略断面図である。 本発明による方法を用いて作製された物品を備える、開放形態の保護衣服の概略図である。
まず図1から図5を参照すると、本発明は、第1の保護材料10を第2の保護材料20と共に接合する方法に関する。
第1の保護材料10は、人目につくように意図された外面12と、外面12に対向する内面14とを有する。第1の保護材料10は、好ましくは、耐摩耗性材料、特に天然皮革、例えば牛皮革またはカンガルー皮革または類似の材料を用いて作られる。
第1の保護材料10が天然皮革および類似の材料で作製される場合、外面12はいわゆる「上面」であり、内面14はいわゆる皮革の「皮膚側(skin side)」である。
好ましくは、第1の保護材料10は、1から1.5mmの厚さを有する。
第2の保護材料20は、断熱性生地で作られており、メッシュ形状または編み目の粗い形状(loose-weave configuration)を有する。
本発明の目的のために、「メッシュ形状または編み目の粗い形状」とは、生地を形成する縦糸と横糸との間に、空気が通過できるように材料に沿って横方向に広がるチャネル又は開口22があることを意味するものと理解される。従って、第2の保護材料20は、その断熱性を実質的に変化させずに、同時に通気性を有する。
有利には、第2の保護材料20は、断熱性であることに加えて、耐摩耗性でもある生地を用いて作製することができる。好ましくは、第2の保護材料20は、アラミド繊維、特にケブラー(登録商標)を用いて作られる。
好ましくは、第2の保護材料の厚さは、1から1.5mmである。
図1を特に参照すると、本発明によれば、方法は、接着剤の小さなクラスターによって形成された、複数の分離した接着点30が第1の保護材料10の内面14に配置される第1の工程を含む。
好ましくは、前記複数の分離した接着点30は、熱によって活性化され得る接着剤(ホットメルト接着剤)の小さなクラスターによって形成される。この複数の接着点30は、後述するように、第1の保護材料10と第2の保護材料20とを、第2の保護材料20すなわち断熱性生地の通気性を損なうことなく接着することができる。
複数の分離した接着点30は、第1の保護材料の内面14に、手動又はプログラム可能な制御ユニットによって制御可能な接着剤供給装置(当業者には周知であるため図示していない)によって配置することができる。
図2に示す別の実施形態では、複数の分離した接着点30は、第1の保護材料10の内面14と第2の保護材料20の対向面との間に配置されるように構成された支持層32上に配置される。
例えば、支持層32は、通気性の紙のシートであってもよく、または通気性の不織布を用いて作製されてもよい。
接着点は、支持層の両側に配置されてもよいし、支持層の一方の側に配置された接着剤が前記層にしみ込み、反対側に通り抜けるように設けられてもよい。
従って、接着点30が配置された支持層32は、第1の保護材料と第2の保護材料との間に一旦配置されると、第1の保護材料と第2の保護材料との間の接着を可能にする。
図2から明らかなように、支持層32は、有利には、メッシュまたは編み目の粗い形状を有することもできる。本発明の目的のために、支持層32のメッシュまたは編み目の粗い形状では、第2の保護材料20を参照して説明したのと類似の方法で、支持層32を形成するフィラメント間に、支持層に沿って横方向に広がる空気の通過を可能にするチャネルまたは開口34があることが理解される。
図3を参照すると、複数の分離した接着点は、メッシュ形状を有する支持層に統合されてもよい。本発明の目的のために、「支持層に統合される」は、複数の分離した接着点が支持層と単一の本体を形成し、より詳細には、接着点が支持層内に埋め込まれることを意味するものとして理解されるべきである。この場合、前記支持層は、参照番号30によって識別される。
好ましくは、支持層30は、接着剤を吸い込んでいてもよい。
あるいは、支持層30は、接着剤、例えば溶剤系接着剤または水性接着剤によって直接形成されてもよい。
特に、メッシュ支持層は、低融点、例えば75℃〜90℃、さらにより好ましくは80℃〜85℃のポリアミド接着剤で作製することができる。
前述したように、複数の分離した接着点30、又は複数の分離した接着点を有する支持層30を第1の保護材料10の内面14に配置した後、第2の保護材料20を第1の保護材料10にホットプレスする。
図4を参照すると、この押圧操作は、通常のホットプレス操作によって簡単に行うことができる。
好ましくは、ホットプレス工程は、第1の保護材料と第2の保護材料との間の接着(gluing)および接着(adhesion)を可能にするために、分離している、または支持層の一部を形成する複数の接着点30の融点よりも高い温度で行われる。温度は、第2の断熱性生地の存在が、このプロセス工程中においても、熱絶縁体として作用するため、接着点の溶融温度よりも高く設定される。
例えば、低融点の接着剤を使用する場合、接着を確実にすると同時に、第1の保護材料が、特に天然皮革からなる場合には、それを損傷しないように、約130℃の温度でホットプレス操作を行ってもよい。
ホットプレス操作は、好ましくは、40秒〜60秒の時間、さらにより好ましくは約50秒間の時間にわたって行われる。この時間は、第1の保護材料の表面が損傷されることなく、プレス動作の終了時における全ての接着点30又は支持層が完全に溶融されることを保証する。
好ましくは、ホットプレス動作は、2〜4バール、特に3バールの圧力で行われる。
したがって、ホットプレス操作の終了時に、3層構造を有する物品50が得られる(図5参照)。3層構造とは、第1の保護材料10によって形成される外層と、複数の接着点および/または支持層30によって形成される中間層と、第2の保護材料20によって形成される内層とである。
図5から明らかなように、第1の保護材料10とメッシュ形状を有する第2の保護材料20とを、分離した接着点を用いて、またはメッシュ形状も有する支持層を用いて接合する特別な特徴は、結果として、全体として通気性を維持する物品50をもたらす。
第2の保護材料のチャネル又は開口22は、好ましくは、分離した接着点がない第1の保護材料の部分と、又は、メッシュ支持層30がある場合には、メッシュ支持層30の開口又はチャネル34と一致するように意図される。
本発明の方法で製造された物品50が衣料品に使用される場合、第2の保護材料20の構成によって、身体の発汗によって生成されるあらゆる水蒸気が後者を通過できるようになる。このため、第1の保護材料10が天然皮革で作られている場合には、水蒸気を外部に拡散させることができ、使用者の快適性を高める。
図6は、開放形態において、本発明による方法を用いて製造された物品50を備える保護衣服60を示す。
特に、衣服60の後部は、天然皮革又は類似の材料で作られてもよく、メッシュ形状を有する断熱性生地20が、上述のように、この部分の内面に適用されてもよい。
断熱性生地が熱伝導率0.043W/m*Kのケブラー(登録商標)製の場合、この生地を衣服の外革と接合することにより、衣服の通気性に何ら悪影響を与えることなく、衣服の耐衝撃摩耗性が約40%増加し、熱伝導率が約60%低減することを観察することができた。
本発明による物品の耐摩耗性は、標準UNI EN 13595−1:2004に従って、P60サンドペーパーを用いて試験された。
断熱性生地なしの皮革層の耐摩耗性は6〜8秒の範囲にあり,平均値は6.66秒であることが示された。
ケブラーで作製された断熱性生地の層を同一の皮革層と接合した本発明の物品の耐摩耗性は、9〜11秒の範囲であり、平均値は9.46秒である。
本発明による物品の熱伝導率を、標準UNI EN ISO 12127−1:2016に従って、接触温度80℃で試験した。
断熱性生地を有しない皮革層の接触熱抵抗は40〜43秒の範囲にあり、平均値は41.4秒であることが示された。
本発明の方法によりケブラー製断熱性生地層と接合された同一皮革層の接触熱抵抗は67〜70秒の範囲であり、平均値は68.7秒である。
このため、アスファルトに沿ってすべる場合には、衣服が破れる危険性が低減し、ユーザが地面と衣服との摩擦により生じた熱により火傷を負う危険性がさらに低減される。
図6は、ジャケットを示すが、ズボン、スーツ又はジャンパーなどの他の種類の衣服も、本発明による方法を用いて製造された物品を含むように工夫されてもよい。
以上の説明から、本発明による方法および衣服を用いて、所定の目的を有利に達成する方法が明らかになる。
特に、本発明の方法によれば、皮革等の保護材料を、皮革の通気性に悪影響を及ぼすことなく、安定かつ安全に断熱性生地に接合することができる。断熱性生地のメッシュ構造の結果として、全体として通気性のある物品を得ることができる。
さらに、得られた物品は均一で一定の厚さを有する。事実、断熱性生地は、もはやその周縁に沿ってのみ固定されるのではない。それは、外側の革全体の領域に付着するので、高いグリップ力を保証し、その中央部分に沿ったシワまたはくぼみの形成を防ぐ。
また、本発明の方法によれば、第1の保護材料と第2の保護材料との間の縫い目の配置をなくすことができ、エンド衣服(end garment)の外観を向上させることができる。
また、第1の保護材料と第2の保護材料とを接合するホットプレス操作は、実施が容易であり、迅速に行うことができるだけでなく、非専門労働によっても行うこともできる。
最後に、本発明による方法を用いて製造された物品を用いて得られた衣服は、ユーザにとって改善された快適性を保証し、同時に、衝撃および摩擦による火傷に対する改善された保護を提供する。
明らかに、本発明の革新的原理を適用する実施形態の上述の説明は、これらの革新的原理の例として提供されるものであり、したがって、本明細書において主張される権利の範囲を限定するものとみなされてはならない。
例えば、ここに示される種々の解決策の特徴は、特定の必要性および要望に応じて、互いに組み合わされてもよい。
最後に、様々な部品の正確な形状および比率は、特定の実際的な要件に応じて変化し得る。

Claims (13)

  1. 人目につくように設計された外面(12)と、前記外面(12)とは反対側の内面(14)とを有する第1の保護材料(10)を、断熱性生地で作られた、第2の保護材料(20)と接合する方法であって、前記第2の保護材料(20)は、メッシュ形状を有し、
    以下の工程:
    −第1の保護材料(10)の前記内面(14)に、接着剤の小さなクラスターによって形成された、複数の分離した接着点(30)を提供する工程と、
    −前記第1の保護材料(10)上に配置した前記複数の分離した接着点(30)を溶融するために、第2の保護材料(20)を、第1の保護材料(10)上にホットプレスして、前記複数の分離した接着点(30)によって第2の保護材料(20)を第1の保護材料(10)に強固に固定する工程と、
    を含むことを特徴とする、方法。
  2. 前記複数の分離した接着点(30)は、前記第1の保護材料(10)の前記内面(14)と前記第2の保護材料(20)の対向面との間に配置されるように構成された支持層(32)上に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記支持層(32)は、メッシュ形状を有し、前記複数の分離した接着点(30)は前記メッシュ内に統合されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記支持層(30)が、接着剤を吸い込んでいることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記支持層(30)は、接着剤により形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  6. 前記支持層(30)は、融点が75℃〜90℃、好ましくは80℃〜85℃のポリアミド接着剤で形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ホットプレス工程は、前記複数の分離した接着点(30)又は前記支持層の融点と実質的に同じ温度で行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ホットプレス工程は、2〜4バールの圧力で行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 前記ホットプレス工程は、40秒〜60秒の時間で行われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1の保護材料(10)が、天然皮革、特に牛皮革またはカンガルー皮革、または類似の材料で作られていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. メッシュ形状を有する前記第2の保護材料(20)が、断熱性および耐摩耗性を有する生地を用いて作製されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  12. メッシュ形状を有する前記第2の保護材料(20)が、アラミド繊維、特にケブラー(登録商標)によって形成されることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 保護衣服(60)、特にモーターサイクリスト用の衣服であって、天然皮革または類似の材料で作られた、少なくとも1つの外側部分を含み、前記外側部分の内面上に、メッシュ形状を有する断熱性生地(20)が、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を用いて適用されることを特徴とする、保護衣服(60)。
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