JP2021525113A - 手当用品用多機能性剥離ライナー - Google Patents

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Abstract

本発明は一般に、裏打ち層、(吸収性)パッド、接着コーティング、及び剥離ライナーを含む手当用品(dressing)に関する。前記剥離ライナーは、前記接着コーティングに剥離可能に取り付けられている。前記剥離ライナーは、他の方法では、(輸送若しくは貯蔵の前に又は)その使用時点での適用前若しくは適用中に皺が寄ったり、折り目がついたり、ねじれたり、又は他の態様で損傷したり若しくは損ねられたりする可能性のある、前記手当用品の突出部及び/若しくは端部分を、硬くし及び保護するように構成されている。本発明の手当用品は創傷治療に好適である。前記手当用品は特に、せん断及び/若しくは摩擦による(深部組織)皮膚損傷の予防に適しており、特に褥瘡の予防に好適である。

Description

本発明は、裏打ち層、パッド、接着コーティング、及び剥離ライナーを含む手当用品(dressing)に関する。前記剥離ライナーは、接着コーティングに剥離可能に取り付けられている。前記剥離ライナーは、他の方法では、例えば輸送若しくは貯蔵中に又はその使用時点での適用中に、皺が寄ったり、折れ目がついたり、ねじれたり、又はいずれかの態様で損傷したり若しくは損ねられたりする可能性がある前記手当用品の突出部及び/若しくは端部分を、硬くして保護するように構成される。
本発明の手当用品は、創傷の治療及び創傷の予防に、特に創傷の予防に、更に特には起伏を有する身体部位に適用するのに、好適である。
当該技術分野により、特に例えば特許文献1、特許文献2、若しくは特許文献3(全てメンリッケヘルスケア(Molnlycke Health Care)に譲渡)により、より精巧な剥離ライナーを有する種々の大きさ及び形状の手当用品が知られている。前記剥離ライナーは、手当用品を使用前に汚染から保護し、及び手当用品の適用を容易にすることによって使用中の手当用品の機能性及び耐久性を向上させる場合もある。
特許文献2及び特許文献3は、起伏を有する身体部位、即ち、特に仙骨及び踵にそれぞれ適用されるようになされた手当用品を開示している。これらの手当用品は、褥瘡を防止するのに好適である。これらの種類の手当用品は、比較的大きい場合があり、及び突出部、即ち手当用品全体の特徴的な延在、例えばこうした手当用品の縁における端領域、を超えて延在するエリア、を有する場合がある。
1つ以上の突出部を有するこうした手当用品について生じ得る安定性の問題はおそらく図1に最もよく例示されており、図1は、起伏を有する身体部位、特に踵(図1a)及び仙骨(図1b)に適用するための2つの市販の手当用品を示している。例えば、より薄い端領域(102、102’)の突出部(103a、103a’)及び突出部(103b、104b’)がより厚いパッド(101、101’)を距離d1’だけ超えて延在している。
典型的には、各手当用品は個装パック中に包装され、その後、複数枚の個装済み手当用品がカートンボックスのようなより大きなパッケージ中に包装される。貯蔵及び輸送中、個装パックの内面に押しつけられたときに突出部が折れ曲がったり、若しくは皺が寄ったりする場合がある。パッケージから取り出したときの手当用品の視覚的外観を損なうだけでなく、このような折れ曲がり若しくは皺の形成は、手当用品のステイオン能に影響を及ぼす場合がある。形成された皺が体液のための区画となり、その結果、流体の蓄積及びステイオン能の低下に繋がるリスクがある。これらの潜在的な問題は、より大きな手当用品及び/若しくは比較的限定された固有剛性を有する手当用品については、例えばそれらの手当用品は薄いか又は比較的可撓性である必要があるため、より深刻となる場合がある。
そうした「可撓性の」手当用品若しくは曲がりやすい部分を有する手当用品が、剛性のある若しくは他の態様で特別に設計されたパッケージによって一時的に保護され及び支持されるとしても、手当用品は結局は前記パッケージから取り出されて患者若しくは介護者によって取り扱われて、最終的には適用されなければならず、このことが再び、適用工程中に(即ち全ての剥離ライナーが除去されてその手当用品が確実に患者の上に置かれる前に)手当用品に皺が寄ったり、それが巻かれたり、ねじられたり、若しくは他の態様で損ねられたりする原因となり得る。
国際公開第2017/081012号 国際公開第2017/220401号 国際公開第2017/220402号
したがって、本出願の基礎となる1つの目的は、突出部を有する手当用品であって、このような手当用品に付随する上記に概説したような問題が回避され若しくは緩和される手当用品を提供することである。
これらの及び他の問題は、最大横(X2)(即ち「横向き」)及び最大縦(Y2)(即ち「横向き」伸長と垂直な及び好ましくは対称軸に沿った)伸長を有する手当用品によって少なくとも部分的に解決され;前記手当用品は、少なくとも1つの突出部を有し、前記突出部は、手当用品全体の前記最大横(X2)若しくは最大縦(Y2)伸長又は両方の50%未満である横(X1)若しくは縦(Y1)伸長又は両方を有し;
前記手当用品は第1の側及び第2の反対側を有し、前記第1の側は、前記手当用品を皮膚表面に着脱可能に接着するようになされた皮膚対向面を有する接着コーティングを含み、
前記手当用品は前記接着コーティングに剥離可能に取り付けられた剥離ライナーを含み;
前記剥離ライナーは、前記少なくとも1つの突出部のエリアの少なくとも一部に及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの一部(であるが前記少なくとも1つの突出部の外側のエリア全体ではない)に、厚みが増大された若しくは剛性が増大された又は両方のエリアを有し;
前記増大された厚み若しくは増大された剛性又は両方は、残りのエリア、即ち前記剥離ライナーが厚み及び/若しくは剛性に関して補強されていないエリア(これが「残りのエリア」である)における前記剥離ライナーの厚み若しくは剛性又は両方に対比して測定される。
実施形態において、前記手当用品は、
・裏打ち層と
・パットであって、好ましくは縦方向において互いに対して実質的に平行に伸長する、一対の横縁によって輪郭付けされ、及び好ましくは横方向において互いに対して実質的に平行に伸長する、一対の縦縁によって輪郭付けされたパッドと
を含み、
前記パッドは、前記裏打ち層と前記接着層との間に配置されている。
本発明によると、「突出部」は、手当用品の中央エリアを超えて延在し、及び手当用品全体のそれぞれ(最大)横及び縦伸長の50%以下の(最大)横及び縦伸長によって特徴づけられる、手当用品のセグメントである。突出部の例は、図1a/1bにおけるセグメント(103a/103a’)、図2におけるセグメント203、若しくは図3におけるセグメント(303)である。
前記突出部の外形の一部は手当用品全体の外側輪郭によって画定され及びそれと一致し、前記突出部の残部は手当用品の残りのエリアを前記突出部から分離する仮想線によって画定される。突出部(203)及び突出部(303)のためのこのような分離線は、それぞれ図2及び3に点線で示されている。本発明の「補強された」(厚み及び/若しくは剛性が増大された)剥離ライナーはこの仮想線を超えて延在し、前記突出部の少なくとも一部だけでなく、手当用品の残りのエリアの少なくとも一部をも覆うため、この(仮想)線の正確な位置は、本発明にとっては関係ない。このことは、突出部が、手当用品全体、特に残りのエリアの安定性及び剛性から「利益を得る」ことを確実にする。
本発明の実施形態において、剥離ライナーは、前記突出部の全エリアにおいて、及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの一部において、厚みが増大された及び/若しくは剛性が増大されたエリアを有する。
本発明の実施形態において、前記少なくとも1つの突出部の前記エリアは100mm〜5000mm、好ましくは100mm〜2000mmであり、前記残りのエリアは500mm〜50000mm、好ましくは1000mm〜40000mmである。
本発明の実施形態において、手当用品は、パッド、好ましくは吸収性パッドを含み、及び前記裏打ち層は、前記パッドの周囲を超えて延在して前記パッドの輪郭の少なくとも一部に沿って、好ましくは前記パッドの輪郭全体に沿って、端部分を画定する。
こうした端部分の存在及び関連性はおそらく図1a及び1bに最もよく示されており、これらの図はパッド(101、101’)の周囲全体の周りに延びるが、手当用品の底部において、特に強調されている −及び突出部(103a、103a’)及び突出部(103b、103b’)を画定している− 端部分(102、102’)を有する手当用品(100、100’)を示している。
手当用品のこの端部分は一般に、パッドにより補強されているその手当用品の内部(中央)部(「残りのエリア」)よりも顕著に可撓性が強く硬直性が弱い。したがって、この端部分、若しくはその一部は一般に、皺形成、折れ曲がり、ねじれ等をより受けやすい場合がある。
したがって本発明の実施形態において、前記端部分の少なくとも一部は、増大された厚み若しくは増大された剛性又は両方を有する剥離ライナーのエリアによって包含される。
本発明の実施形態において、前記端部分の少なくとも一部は突出部の少なくとも一部を画定する。好ましい実施形態では、前記端部分の少なくとも一部は突出部である。
本発明の実施形態において、手当用品は中央セグメント及び端部分を含み、前記中央セグメントの厚さは1mm〜20mm、好ましくは2mm〜10mmであり、一方前記端部分の厚さは10μm〜200μm、好ましくは20μm〜100μmである。
本発明の実施形態において、少なくとも1つの突出部(特に端部分)の横若しくは縦(即ち最も外側の)縁と前記パッドの最も近い縁との間の、特に突出部(端部分)の外縁から前記パッドの外縁まで測定された、最大距離d1は、10mm〜80mm、例えば25mm〜60mmである。
本発明の実施形態において、前記端の少なくとも2つの横縁及び/若しくは少なくとも2つの縦縁は実質的に平行に伸びている。
本発明によると、端の横(縦)縁は、以下の場合に「実質的に平行に」延びている:所与の横(縦)縁について前記横(縦)縁を包含する割線若しくは接線を画定することができ、また第2の横(縦)縁が存在して、この縁についてもこうした「包含する」割線若しくは接線を画定することができ、この際これらの2本の横(縦)縁のこれらの2本の割線若しくは接線の間の角度が、互いに対して0度+/−45度、好ましくは0度+/−20度の角度を有する場合。(完全に)平行な縁に対しては、これらの2つの割線、接線の角度が0度となる。
一般に、前記剥離ライナーは、手当用品が使用される前のその層の全てを含む手当用品の無菌状態を保護することのできるバリアとして作用する。
本明細書で使用するとき、用語「剥離可能に取り付けられた」とは、剥離層が手当用品の残りから手で剥がされ得るということを意味する。
本発明の実施形態において、剥離ライナーの取り外し可能な部分は、互いに剥離可能に接続され、それは、それらの部分のうちの1つ若しくは全てに分離力が適用されなければそれらの部分が接続されたままであり、及び分離力が適用されるとそれらの部分が分離されることができるように、それらが接続されていることを意味する。
少なくとも2つの異なる部分に分割される場合の剥離ライナーの実現に関して具体的に、国際公開第2017/081012号(特許文献1)の該当する内容が関連し及び参照により組み込まれる。
別々に除去されることのできる、好ましくは分割線に沿って分割されることのできる2つ以上の別個の部分として剥離ライナーを実現するのが好ましい。
厚み若しくは剛性又は両方が増大されたエリアを有する1つの一体化ユニットとしての、剥離ライナーの実現もまた本発明の範囲内である。
本発明の実施形態において、剥離ライナーの2つ以上の別個の部分が存在する場合、これらの2つ以上の別個の部分は、同一の材料からなってもよく、若しくは異なる材料からなってもよい。
本発明によると、前記接着コーティングの主たる機能は、剥離ライナーを手当用品の残部に接着することである。下記でより詳細に概説するように、前記接着コーティングはまた、接着層として実現されてもよく、及びまた、好ましくは、創傷(身体)接触層の一部として機能するか若しくは一部であってもよい。
本発明の実施形態において、接着コーティングは、パッド上若しくは剥離ライナー上又は両方に、直接適用される。
実施形態において、接着コーティングは、皮膚対向面及び非皮膚対向面を有し、及び好ましくは5μm〜100μm、さらに好ましくは10μm〜60μmの厚さを有する層として実現される。
本発明の実施形態において、接着コーティング若しくは層は、パッドを完全に若しくは部分的に覆う。
本発明の実施形態において、接着コーティングは、創傷接触層としても機能するように構成され、好ましくは接着コーティングはシリコーンゲルを含むコーティングである。
本発明によると、手当用品の剥離ライナーは、側部突出部の外側のエリア全体においてではなく、前記少なくとも1つの突出部のエリアの少なくとも一部において及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの一部(「より厚みのある/より剛性のあるエリア」)において、厚みが増大された若しくは剛性が増大された又は両方のエリアを有する。
前記増大された厚み若しくは増大された剛性又は両方は、残りのエリア、即ち厚み及び/若しくは剛性に関して補強されていないエリア(「残りのエリア」)における剥離ライナーの厚み若しくは剛性又は両方に対比して測定される。
本発明の実施形態において、前記少なくとも1つの突出部のエリアの前記一部における及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部における剥離ライナーの増大された厚さは、50μm〜1000μm、任意で100μm〜500μm、さらに任意で150μm〜400μm、さらに任意で180μm〜300μmの範囲であり、一方前記残りのエリアにおける剥離ライナーの厚さは、前記少なくとも1つの突出部のエリアの前記一部における及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部におけるよりも小さく、及び10μm〜500μm、任意で20μm〜200μm、さらに任意で20μm〜180μm、さらに任意で50μm〜150μmの範囲である。
本発明の実施形態において、前記少なくとも1つの突出部のエリアの前記少なくとも一部における及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部における剥離ライナーの前記増大された厚さは、前記残りのエリアにおける剥離ライナーの厚さよりも、25%以上、好ましくは40%以上大きい。
本発明の実施形態において、下記に記載する方法に従って測定した場合、前記少なくとも1つの突出部のエリアの前記少なくとも一部における及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部における材料変形時の荷重によって定義した場合の剥離ライナーの前記増大された剛性は、25N〜150N、好ましくは40〜80Nであり、一方前記残りのエリアにおける剥離ライナーの剛性は、10N〜60N、好ましくは20〜40Nである。
理論に拘泥されるものではないが、手当用品の剛性が低すぎる場合;即ち前記残りのエリアの剛性について上述した範囲よりも低い場合には、個装パック中に包装した場合に皺の形成に対する十分な保護がないと考えられる。一方、手当用品の「剛性が高すぎる」場合;即ち特定した範囲を超える場合には、手当用品の紙若しくはプラスチック個装パックを「切り裂く/突き破ることによって、手当用品は実際に個装パックを損傷する。
本発明の実施形態において、前記少なくとも1つの突出部の前記エリアにおける及び前記少なくとも1つの突出部の外側の前記エリアの前記一部における材料変形時の荷重によって定義した剥離ライナーの剛性は、前記残りのエリアにおける剥離ライナーの剛性よりも25%以上、好ましくは40%以上大きく、前記剛性は本明細書に記載される方法に従って測定される。
本発明の実施形態において剥離ライナーの「より剛性のある」一部は、1以上の追加の材料層、例えば不織布若しくはプラスチックフィルムを含める方法によって及び/又は剥離ライナーのこの一部をエンボス加工する方法によって前記剥離ライナーの残りの一部に対して補強され、それによって剥離ライナーをより剛性にしてもよい。
原則として、様々な程度の厚み及び/若しくは剛性を調節することができ及びそのライナー材料がその他にも本体の起伏に従うのに十分なだけの可撓性を有する限りにおいて、剥離ライナーのために使用される材料に関して制限はない。
本発明の実施形態において、剥離ライナーは、ポリウレタン、ポリエチレン、若しくはポリプロピレン、又はそれらのいずれかの組み合わせ、特に低密度ポリウレタンであるか又はそれを含む。
本発明の実施形態において、剥離ライナーは、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、若しくはシリコーンコーティング紙を含む。例えば、剥離ライナーは、30〜300μm、例えば50〜150μmの範囲の厚さを有するポリエチレンフィルムであってよい。
実施形態において、剥離ライナーのより厚みのある及び/若しくはより剛性のある一部は、剥離ライナーの全エリアの15%以上、好ましくは20%以上、更に好ましくは25%以上を包含すると同時に、剥離ライナーの全エリアの75%未満、好ましくは50%未満、更に好ましくは40%未満を包含する。
本発明の実施形態において、手当用品は、対称軸を1本だけ有し若しくは対称軸を1本も有さない。
本発明の好ましい実施形態では、手当用品は1本の対称軸を有し、前記対称軸は前記少なくとも1つの突出部をも包含し、この対称軸はまた、前記増大された厚み若しくは前記増大された剛性又は両方を同様に有する前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部をも包含する。
本発明の実施形態において、前記(正確に)1本の対称軸は前記最大縦伸長Y2と一致する。
本発明の実施形態において、手当用品は、その手当用品の縦(y)伸長に沿った3つの別個の帯域:1つの中央帯域及び2つの側部帯域、に分割され、剥離ライナーは、前記中央帯域において増大された厚み及び/若しくは剛性を有する。
本発明の実施形態において、手当用品は、増大された厚み及び/若しくは増大された剛性を有する剥離ライナーの部分が最初に除去されるような使用のために構成されている。本実施形態は好ましくは、主に仙骨に使用するように意図された手当用品に該当する。
他の実施形態では、その順番を逆にすることもでき、即ち増大された厚み及び/若しくは増大された剛性を有さない剥離ライナーの部分が最初に除去される。本実施形態は主に踵に使用するように意図された手当用品に該当し得る。
代表的な実施形態では、剥離ライナーの除去並びにヒトの身体の皮膚上への手当用品の適用を容易にするために、使用説明書及び/若しくは視覚的インジケータが剥離ライナーに付随していてもよい。
本発明の実施形態において、手当用品は、少なくとも1つの把持用タブを含み、好ましくは前記把持用タブは、手当用品の周囲と同一平面上にあり、及びそこから外側に突出している。例えば、前記把持用タブは手当用品の端部分から外側に突出している。
本発明の実施形態において、前記手当用品は、起伏を有する身体部位、特に仙骨、踵、肘、膝等への適用のための手当用品である。
本発明の実施形態において、本明細書に記載される手当用品は、予防において及び/若しくは治療若しくは創傷ケアにおいて、好ましくは予防において使用される。
起伏を有する身体部位、特に踵(図1a)及び仙骨(図1b)に適用するための2つの市販の手当用品を示す。 図1aの手当用品を例示し、中央剥離ライナーが剥離されている。 1本の対称軸を有し及び底端部に「w」型の突出部を有する仙骨に好適な手当用品を示す。 本発明による一実施形態を示す:3パート剥離ライナーの中央エリアは、増大された厚み及び/若しくは増大された剛性を有し並びに底部突出部を被覆して硬くする。 本発明の代表的な一実施形態による手当用品を示す。
以下に本発明を添付の図面を参照してさらに詳しく説明する。ここでは本発明の現時点で好ましい実施形態を示す。しかしながら、本発明は多くの異なる形態で具現化されてよく、及び本明細書で述べる実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、徹底及び完全性のために、及び当業者に対して本発明の範囲をより十分に伝えるために提供される。
接着コーティング中で使用される接着剤は好ましくは、肌に優しく、手当用品が定位置に収まり及び取り外して貼り直すことを繰り返してもその接着性を維持するように皮膚に対して十分に接着性がある。前記接着剤は外傷を引き起こすことなく容易に取り外されなければならない。
本発明の実施形態において、前記接着剤はシリコーンゲル、好ましくはソフトシリコーンゲルを含む。好適なシリコーンゲルとしては、Q72218(ダウコーニング(Dow Corning))及びSilGel612(ワッカーケミー(Wacker Chemie AG))等の2液性RTV系、並びにNuSilシリコーンエラストマー類などが挙げられる。
本発明の実施形態において、手当用品の接着層は、パッドの表面の50%以上、好ましくは60%以上、更に好ましくはパッドの70%以上を被覆する。このことが、使用中に手当用品全体が患者の皮膚に十分に接着することを確実にするか又は少なくとも容易にする。
前記接着層は、穴があけられていてもあけられていなくてもよい。
本発明の実施形態において、前記接着層は身体接触層であるように構成されてよい。本明細書で使用するとき、用語「身体接触層」とは、着用者の皮膚と接触する層を意味する。
医療用手当用品、特に創傷手当用品の分野では、患者に接着するための接着層が設けられたフィルムを創傷接触層と称することが多い。本発明の手当用品は、創傷を有さないヒトの身体エリア上で使用されてもよく、そのためフィルムと接着層の組み合わせを身体接触層と呼ぶ。
こうした身体/創傷接触層において前記接着層が適用されるフィルムは、薄いプラスチックフィルム、若しくは薄いプラスチックフィルムを含む積層体から成っていてよい。前記フィルムのための好適な材料としては、通気性のポリオレフィン系フィルム(ポリエチレン等)、ポリアミド、ポリエステルポリウレタン、及びシリコーンが挙げられるがそれらに限定されない。フィルムとして使用するための好適な材料は薄いポリウレタンフィルムである。例えば、身体接触層のフィルムは、15〜100μm、例えば40〜80μm、好ましくは45〜60μmの厚さを有するポリウレタンフィルムであってよい。
上記で既に論じたように、本発明の実施形態において、手当用品は、端部分[例えば図1a/1b中の(102及び102’)若しくは図3中の(302)参照]を含む。実施形態において、少なくとも前記裏打ち層が前記(吸収性)パッドの周囲を超えて延在し、パッドの、或いはまたパッドの一部のみの、輪郭の周りに端部分を画定する。図1では、裏打ち層及び接着層がパッドの周囲を超えて延在し、パッドの輪郭の周りに端部分を画定している。
接着層は好ましくは、裏打ち層と同一の広がりを持ち、及び同一の外寸(全ての突出部を含む、横及び縦伸長)を有する。
本発明の実施形態において、及び特に十分な接着特性を達成するために、前記端部分は5〜60mmの幅を有し、及びパッドの輪郭の少なくとも一部に沿って、好ましくはパッド全体に沿って、延在する。
より小さなサイズの手当用品は、より大きなサイズの手当用品よりも小さな端部分を有し得る。
本発明の実施形態において、そのような手当用品が存在する場合には対応する端部分は、実質的に、第1の及び第2の分葉部分がハート型の分葉化された上辺の一部を形成するようなハート型とされていてもよい(図3参照)。手当用品は対称軸(304)、最大横伸長X2、及び最大縦伸長Y2を有する。
この例示的な実施形態において、手当用品は縦中心線(304)について対称であり、及び縦中心線(304)の一方の側に第1の分葉部分(305)を、及び縦中心線の他方の側に第2の分葉部分(306)を含む。第1の及び第2の分葉部分(305及び306)は、ハート型の尖った下方の一部を置換するフォーク型部分(「w」部分)(307)によって分離されている。そのようなフォーク型部分(307)は突出部であるか、又は縦中心線と同軸に配置された割れ目のどちらかの側に突出部を含むように見えてもよい。どちらにしても、この突出部若しくはこれらの2つの突出部は、本発明により、剥離ライナーの補強された(厚み若しくは剛性若しくは両方が増大された)一部を組み込むことによって、皺形成若しくはねじれから有利に保護される。
本明細書で使用するとき、用語「分葉部分」とは、手当用品の湾曲した若しくは丸くなった部分である。実施形態において、前記タブが前記端部分から「外側に」突出している。これに関連して、内側にとは、端エリアの内周に向かう方向、即ちパッドに向かう方向を意味し、一方外側にとは反対の方向を意味することを理解すべきである。
手当用品は、端領域(302)及びパッド(301)、並びに把持用タブ(308)及び(309)を有する。この好ましい手当用品の形状は、ヒトの身体の仙骨領域にフィットするように適合されている。前記フォーク型部分は殿裂領域におけるステイオン能の改善を可能にする。この種の手当用品がこの領域において接着状態を維持することは、別の方法では(例えば失禁の結果としての)体液が手当用品中に入り込んで皮膚との接着を損うおそれがあるため、重要である。
横(x)方向X1における前記突出部の最大伸長は、横(x)方向における手当用品全体の最大伸長X2の10%〜40%である。
このような好ましい仙骨手当用品の最大伸長X2は典型的に、12〜30cm、好ましくは15〜20cmの範囲である。前記突出部の最大伸長X1は好ましくは、手当用品のサイズによって、2〜10cm、例えば4〜7cmの範囲である。
本発明の実施形態において、パッドは下方領域に向かって下方向に先細りするように配置され、手当用品の下方領域においてより狭い幅を有する。パッドのこの形状は、褥瘡の発症のリスクのある骨の突起部である尾てい骨の適正な保護を可能にする。こうしたパッドはまた、殿裂領域においても身体によく適合する。図3に示したように、パッド(301)のこの一部はまた、突出部(303)の一部であり得、及びしたがって、好ましくは補強された剥離ライナーとともに、前記突出部の安定性/剛性の増大を補助し得る。
本発明の実施形態において、パッドは吸収性である。パッドは1つの層若しくは複数の層から成り得る。
本発明の実施形態において、手当用品全体の裏打ち層は、蒸気透過性及び防水性である薄いフィルム、シート、若しくは膜である。裏打ち層の好適な材料としては、ポリウレタン、ポリエチレン、若しくはポリアミドフィルム、シリコーンフィルム、ポリエステル系不織布材料、及びポリエステル系不織布材料とポリウレタンフィルムとの積層体が挙げられるがそれらに限定されない。
本発明の実施形態において、裏打ち層はポリウレタンフィルムであり、及び好ましくは5〜40μm、例えば15〜25μmの厚さを有する。
裏打ち層は、例えば感圧性接着剤(例えばアクリル系接着剤)等の接着剤を介して、部分的に若しくは完全にパッドに接着されていてよい。
実施形態において、手当用品は少なくとも1つの把持用タブを含み、前記把持用タブは好ましくは手当用品の周囲と同一平面上にあり及びそこから外側に突出している[図3中の(308)及び(309)参照]。
把持用タブは、介護者が手当用品を持ち上げ、手当用品の下の皮膚を検査し、そしてその後手当用品を皮膚上に貼り直す(その皮膚が問題ないように見えた場合)ように案内する。皮膚の検査は、手当用品が透明である場合にはそれほど頻繁でなくてもよいが、なお必要であり得る。
実施形態において、把持用タブは、前記端と一体にされ及びその端から外側に突出している。把持用タブは端部分と同一の材料で作られてもよく、例えば前記裏打ち層及び前記身体接触層から作られてもよい。したがって、端部分が端から把持用タブまで途切れずに延在していてもよい。このことは、製造の観点から有利である。しかしながら、少なくとも幾つかの代表的な実施形態において、把持用タブは異なる(若しくは同一の)材料から作製されて端部分に取り付けられてもよい。
前記皮膚の検査は典型的に、患者がベッドにおいて側臥位で横たわっている状態で行われるため、特に仙骨手当用品に該当する好ましい実施形態では、患者がどちら側を向いて横になっているかにかかわらず介護者が手当用品を持ち上げることができるように、手当用品は少なくとも2つの把持用タブを有する。したがって、実施形態において、前記把持用タブは第1の把持用タブであり、及び手当用品はさらに、前記第2の分葉部分と同一平面上にあり及びそこから外側に突出している第2の把持用タブを含む。
図4に最もよく示されているように、手当用品はその手当用品の縦(y)伸長に沿った3つの別個の帯域:1つの中央帯域(410)及び2つの側部帯域(411及び412)に分割され得、好ましくは剥離ライナーの中央部は剥離ライナーの補強された一部であり、即ち増大された厚み若しくは剛性又は両方を有する(網掛けエリア参照)。上述したように、手当用品の中央帯域(410)を被覆する剥離ライナーは好ましくは最初に除去される。剥離ライナー(411及び412)は好ましくは、手当用品の、患者の皮膚へのスムーズな適用を容易にするために、前記中央部よりも薄く及び/若しくは剛性が弱い。
踵手当用品を例示している図2に戻って参照すると、中央剥離ライナー(212a)が最初に除去されることが好ましい。その後、前記残りの剥離ライナー部分(212b−212e)が除去され及び手当用品が患者の身体にゆっくりと適用される。図2に例示された実施形態では、剥離ライナーの中央部(212a)は剛性及び/若しくは厚みのある剥離ライナー部分であってよい(突出部の十分な被覆及び保護を提供する限りにおいて)。あるいは、剥離ライナー部分212b−212eが中央部分(212a)よりも剛性であり及び/若しくは厚みがある。
代表的な手当用品の特徴的な寸法がさらに、パッド(501)及び端部分(502)を有する仙骨手当用品の底面図を示している図5に例示されている。「w」型の延在(506)を含む突出部(P)が(仮想)点線によって残りのエリア(RA)から分離されている。この代表的な実施形態に見られるように、突出部は端部分の「w」型の一部を含むが、パッドの狭幅の一部も含む。この実施形態では、前記補強された剥離ライナー(509、網掛けエリア)は突出部全体だけでなく、残りのエリアのかなりの部分も被覆し、このようして突出部を安定化する。
剥離ライナーの剛性の測定(規格:ASTM D882−12)
2つの異なるポリエチレンフィルム:厚さ100μm及び坪量92g/mのもの(サンプルA)及び厚さ200μm及び坪量184g/mのもの(サンプルB)から、幅25mm及び長さ150mmの剥離ライナー用試験片を打ち抜いた。引張試験機(インサイトMTS(Insight MTS))を使用して弾性率及び材料変形時のピーク荷重を決定した。この引張試験機を装置(引張試験機:インサイト(Insight)、供給元:MTS、年:2008)使用説明書に基づき校正し、ゼロ設定を行った。サンプルをクランプに取り付け、試験速度を50mm/分に設定した。ゲージの長さは80mmとした。
引張試験機をスタートさせてサンプルを破壊されるまで若しくは100%伸長に達するまで伸長した。早期破壊(即ちクランプで破壊してしまう若しくは準備中に損傷されるサンプル)に起因する測定値は無視した。
試験全体を通して引張力及び伸長を測定し、それらの測定から以下の結果を得た:
ピーク荷重(N):試験中に記録された最大荷重
ピーク荷重におけるひずみ(%)
以下の式により10%ひずみにおけるヤング率を得た:
10%=10%ひずみにおける応力/0.1(材料の変形が始まった以前、即ち、データプロットが直線状になる前のデータポイントに基づいて計算した)
結果を以下の表1にまとめる。
Figure 2021525113
100、100’ 手当用品
102、102’ 端部分
103a、103a’ 突出部
103b、103b’ 突出部
301 パッド
302 端領域
308、309 把持用タブ
410 中央帯域
411、412 剥離ライナー
X1 横伸長
Y1 縦伸長
X2 最大横伸長
Y2 最大縦伸長

Claims (16)

  1. 最大横(X2)及び最大縦(Y2)伸長を有する手当用品であって、
    前記手当用品は少なくとも1つの突出部を有し、前記突出部は、手当用品全体の最大横(X2)若しくは最大縦(Y2)伸長又は両方の50%未満である横(X1)若しくは縦(Y1)伸長又は両方を有し、
    前記手当用品は第1の側及び第2の反対側を有し、前記第1の側は、前記手当用品を皮膚表面に着脱可能に接着するようになされた皮膚対向面を有する接着コーティングを含み、
    前記手当用品は、前記接着コーティングに剥離可能に取り付けられた剥離ライナーを含み;
    前記剥離ライナーは、前記少なくとも1つの突出部のエリアの少なくとも一部において、及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの一部において、厚みが増大されたエリア若しくは剛性が増大されたエリア又は両方を有し;
    前記増大された厚み若しくは増大された剛性又は両方は、残りのエリア、即ち前記剥離ライナーが厚み及び/若しくは剛性に関して補強されていないエリアにおける、前記剥離ライナーの厚み若しくは剛性又は両方に対比して測定される、
    手当用品。
  2. 前記手当用品は、
    ・裏打ち層と
    ・好ましくは縦方向において互いに対して実質的に平行に伸長する、一対の横縁によって輪郭付けされ、及び好ましくは横方向において互いに対して実質的に平行に伸長する、一対の縦縁により輪郭付けされたパッドと
    を含み、
    前記パッドは前記裏打ち層と前記接着層との間に配置される、
    請求項1に記載の手当用品。
  3. 前記裏打ち層は、前記パッドの周囲を超えて延在して、前記パッドの輪郭の少なくとも一部に沿って、好ましくは前記パッドの輪郭全体に沿って、端部分を画定する、請求項2に記載の手当用品。
  4. 前記端部分の少なくとも一部は突出部の少なくとも一部を画定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の手当用品。
  5. 少なくとも1つの突出部の横若しくは縦縁と前記パッドの最も近くの縁との間、特に前記突出部の外縁から前記パッドの外縁までの最大距離d1は、10mm〜80mm、好ましくは20mm〜60mmである、請求項3に記載の手当用品。
  6. 前記少なくとも1つの突出部の前記エリアにおける及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部における前記剥離ライナーの前記増大された厚さは、50μm〜1000μm、任意で100μm〜500μm、さらに任意で150μm〜400μm、さらに任意で180μm〜300μmの範囲であり、及び前記残りのエリアにおける前記剥離ライナーの厚さは、前記少なくとも1つの突出部のエリアの前記一部における及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部における前記剥離ライナーの厚さよりも小さく、及び10μm〜500μm、任意で20μm〜200μm、さらに任意で20μm〜180μm、さらに任意で50μm〜150μmの範囲である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の手当用品。
  7. 前記少なくとも1つの突出部の前記エリアにおける及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部における前記剥離ライナーの前記増大された厚さは、前記残りのエリアにおける前記剥離ライナーの厚さよりも、25%以上、好ましくは40%以上大きい、請求項1〜6のいずれか1項に記載の手当用品。
  8. 本明細書に記載した方法に従い測定した場合、前記少なくとも1つの突出部の前記エリアにおける及び前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部における材料変形時の荷重により定義した場合の前記剥離ライナーの前記増大された剛性は、25N〜150N、好ましくは40〜80Nであり、前記残りのエリアにおける前記剥離ライナーの剛性は、10N〜60N、好ましくは20〜40Nである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の手当用品。
  9. 前記少なくとも1つの突出部の前記エリアにおける及び前記少なくとも1つの突出部の外側の前記エリアの前記一部における材料変形時の荷重により定義した前記剥離ライナーの剛性は、前記残りのエリアにおける前記剥離ライナーの剛性よりも、25%以上、好ましくは40%以上大きく、前記剛性は本明細書に記載の方法に従い測定される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の手当用品。
  10. 前記手当用品は、対称軸を1本だけ有するか又は対称軸を1本も有さない、請求項1〜9のいずれか1項に記載の手当用品。
  11. 前記手当用品は1本の対称軸を有し、前記対称軸はまた前記少なくとも1つの突出部をも包含し、前記対称軸はまた、同様に前記増大された厚み若しくは前記増大された剛性又は両方を有する前記少なくとも1つの突出部の外側のエリアの前記一部をも包含する、請求項10に記載の手当用品。
  12. 少なくとも1つの突出部は、手当用品全体の前記最大横(X2)若しくは前記最大縦(Y2)伸長又は両方の30%以下、好ましくは20%以下の横(X1)伸長若しくは縦(Y1)伸長を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の手当用品。
  13. 前記手当用品は、前記手当用品の縦(y)伸長に沿った3つの別個の帯域:1つの中央帯域及び2つの側部帯域に分割され、好ましくは前記剥離ライナーは前記中央帯域において増大された厚み及び/若しくは剛性を有する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の手当用品。
  14. 前記手当用品は、起伏を有する身体部位、特に仙骨、踵、肘、膝等に適用するための手当用品である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の手当用品。
  15. 前記手当用品は、少なくとも1つの把持用タブを含み、好ましくは前記把持用タブは前記手当用品の周囲と同一平面上にあり及び前記手当用品の周囲から外側に突出している、請求項1〜14のいずれか1項に記載の手当用品。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の手当用品の、創傷の予防若しくは治療における使用。
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A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

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