JP2021518565A - 瞬時的エリプソメータ又は光波散乱計及び関連する測定方法 - Google Patents

瞬時的エリプソメータ又は光波散乱計及び関連する測定方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、光源(1)と、偏光子(5)と、入射偏光ビーム(11)を試料(6)に向かって方向付けるのに適した光学照明システム(2、4)と、反射、透過、又は回折により生成される第二の光ビーム(12)を受け取るように配置された波面分割光学ビームスプリッタ(20)であって、3つの平行分割ビームを形成するように配向された波面分割光学ビームスプリッタ(20)と、6つの角分割ビームを形成するための光学偏光変調装置(25)及び光学偏光スプリッタ装置(26)と、6つの分割ビームを検出するのに適した検出システムと、そこからエリプソメータ又は光波散乱計による測定データを推測するのに適した処理システムと、を含むエラプソメータ又は光波散乱計に関する。

Description

本発明は一般に、物質及び/又は薄膜を測定する光学機器の分野に関する。
より詳しくは、分光若しくは単色エリプソメータ又は散乱計及び分光若しくは単色エリプソメトリ又は光波散乱計測方法に関する。
より詳しくは、非常に高い測定速度を有する分光若しくは単色エリプソメータ又は光波散乱計に関する。
分光エリプソメータ又は光波散乱計は一般に、照明アームと検出アームを含む。照明アームは、広スペクトルバンドの光源と、試料に所定の入射角(AOI:angle of incidence)で入射する光ビームを偏光するように構成された偏光子と、を含む。検出アームは、試料に入射するビームの、エリプソメータのためには反射又は透過によって、及び光波散乱計のためには回折によって形成される光ビームを受け取り、反射、透過、又は回折ビームを波長に応じて検出する偏光アナライザ及び分光計を含む。
単色エリプソメータ又は光波散乱計は同じ要素を含み、光源は一般に単色であり、検出器は偏光アナライザから下流の反射、透過、又は回折ビームを受け取り、分光計を必要としない。
試料上の反射において動作するエリプソメータの場合、検出アームは、入射面で、試料に対する法線に関する入射角と反対の角度を形成する反射ビームを受け取るように配置される。透過において動作するエリプソメータの場合、検出アームは入射面で試料により透過されたビームを受け取るように配置される。
光波散乱計の場合、検出アームは入射面で試料により回折され、試料に対する法線に関する入射角とは一般に異なる角度を形成するビームを受け取るように配置される。
多くの単色又は分光エリプソメータがある。これらのエリプソメータのほとんどが、試料上に入射する、又はそれによって反射されるビームの偏光状態を一時的に変調することにより、少なくとも2つの別々の偏光状態に従って試料により反射又は透過されたビームの偏光成分を取得する光学偏光変調器を含む。
回転偏光子若しくは回転補償子型、光学位相変調器、又は複屈折液晶システムに基づく単色又は分光エリプソメータが知られており、これらによって光ビームの偏光を時間に応じて変化させることができる。光学偏光変調器の種類が何であっても、時間に応じた、すなわち偏光変調に応じた一連の測定値又はスペクトルを取得するために検出システムが使用される。分光計は一般に、光ビームの強度を測定するピクセルのアレイ又はマトリクスからなる光検出器を含み、各ピクセル又はピクセルの各コラムは1つの波長に関連付けられる。これらの条件で、エリプソメータ測定において求められるパラメータの特定は、少なくとも1変調周期にわたり、時間に応じた強度スペクトルl(ラムダ)の一連の単色測定値又は測定値の分析により行われる。多くの文献に、偏光を変調するコンポーネントの異なる位置について特定された一連の単色又はスペクトルl(ラムダ)の測定値からエリプソメトリ数量を推測するための様々な方法が記載されている。一連の単色又はスペクトルl(ラムダ)測定値の分析は、周波数ドメイン又は時間ドメインで行われてよい。
しかしながら、一時的偏光変調に基づくこの方式には、特定の数の欠点がある。第一に、測定精度が使用される光源の強度不安定性によって影響を受ける。さらに、測定の最小持続時間は偏光変調周期により固定され、変調周期の半分より小さくすることはできない。特に、回転コンポーネントに基づく光学偏光変調器の使用には、振動の発生という点だけでなく、長期的な信頼性及び堅牢性の点で欠陥がある場合がある。最後に、変調周期にわたって一連のスペクトルを取得している間に、一般に、スペクトルの取得時間をその強度に応じて調整することは不可能であり、それは、スペクトル取得持続時間が変調周期により決まるからである。したがって、この方式では、各スペクトルを測定するためのそのダイナミクスの好ましい強度範囲内で、飽和を回避し、且つ弱すぎる信号を回避しながら、検出器を使用することはできない。このように、同じ単色又は分光エリプソメータを使って反射率の値が大きく異なる物質を検査し、又はサイズが大きく異なるスポットを使用することは難しい場合がある。
他方で、特許文献、国際公開第2014/016528 A1号パンフレットから、光源光ビームを6つの偏光ビームに分割し、6つの偏光ビームに対応するスペクトル画像の強度を同時に測定して、そこから光源光ビームの偏光状態の分光測定を推測することを可能にする波面分割分光偏光計が知られている。しかしながら、波面分割偏光計には、異なるスペクトル画像上の光強度分布が実験的条件に強く依存するという欠点がある。したがって、画像の各々の光強度測定値は偏光状態だけでなく、波面分割が行われる場所での光強度分布にも依存する。このような偏光計による偏光状態の測定は、不正確及び/又は誤ったものであることがある。さらに、この文献には、試料により反射、透過、又は回折された光ビームの偏光状態を、明確に定義された入射角及び反射、透過、又は回折角度で分析することを必要とするエリプソメータ又は光波散乱計は記載されていない。
一般に、エリプソメータ又は光波散乱計においては、系統的測定誤差の導入を回避するために、光ビームの偏光を変化させやすい光学系を、一方で照明アームの偏光子と試料との間、他方で試料と検出アームの偏光アナライザとの間に一切挿入しないことが望ましい。さらに、光学系の挿入は、光ビームの光強度を低下させ、スペクトルバンドを限定し、及び/又は光ビームの発散を変化させやすい。
最後に、単色又は分光エリプソメトリ又は光波散乱計測による測定を50Hzを超えやすい速度で取得することが望ましい。
特定の用途において、時間に応じて分解される単色又は分光エリプソメトリ測定を取得することが望ましく、これは例えば薄膜成長、堆積、又はエッチングプロセスのその場でのモニタリングの場合である。
これらの用途では、回転によって誘発される機械的振動から、回転式の光学コンポーネントの使用を回避することが望ましい。
他方で、エリプソメトリ又は光波散乱計測による測定のスペクトルドメインを、これらの測定の品質を保持又は改善しながら拡張することが望ましい。
最新技術の上述のような欠点を解消するために、本発明はエリプソメータ又は光波散乱計を提案する。
より詳しくは、本発明によれば、光源光ビームを発生するようになされた光源と、光源光ビームを受け取って、偏光入射光ビームを形成するようになされた偏光子と、偏光入射光ビームを、入射面内の入射光軸に沿って試料へと向けるようになされた照明光学系と、試料上の所定の入射角での偏光入射光ビームの反射又は透過により形成される第二の光ビームを受け取るようになされた光学波面分割ビームスプリッタであって、第二の光ビームは入射面内の第二の光軸に沿って伝搬し、入射面を横切る平面内で角度的に分離された3つの異なる光軸に沿って伝搬する3つの平行分割ビームを形成するように方向付けられた光学波面分割ビームスプリッタと、3つの平行分割ビームを受け取って、3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを形成するようになされた光学偏光変換装置と、3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを受け取って、入射面を横切る平面内で角度的に分離された6つの光軸に沿って伝搬する6つの分離ビームを形成するように配置され、方向付けられた光学偏光スプリッタ装置と、6つの分離ビームを検出するようになされた検出システムと、そこからエリプソメトリ測定データを推測するようになされた処理システムと、を含むエリプソメータが提案される。
このエリプソメータにより、偏光変調せずに、瞬時のエリプソメトリ測定データの取得が可能となる。エリプソメトリ測定の取得持続時間は、6つの検出ビームの各々の強度に応じて容易に適応されてよい。
特定の態様によれば、エリプソメータは単色である。
他の特定の態様によれば、検出システムは、6つの分離ビームを検出するようになされた少なくとも1つの分光計を含む。
特定の実施形態によれば、エリプソメータは、6つの分離ビームを受け取り、相互に整列されて相互に空間的に分離された6つの画像を形成するように配置された光学集光システムを含み、前記少なくとも1つの分光計は、1つの方向に沿って長く、6つの画像を同時に受け取るように配置された入射スリットを含むイメージング分光計を含み、イメージング分光計は、6つの画像をスペクトル分散させ、空間的に分離された6つのスペクトル部分画像を画像検出器上に同時に形成するようになされ、画像検出器は、6つのスペクトル部分画像の画像を取得するようになされ、処理システムは、6つのスペクトル部分画像の画像を処理し、そこから分光エリプソメトリ測定データを推測するようになされる。
分光測定の取得持続時間は、検出されたスペクトル部分画像の強度に応じて容易に適応させることができる。
第一の実施形態によれば、光学照明システムは、偏光入射光ビームを試料上に集光させるようになされ、光学波面分割ビームスプリッタは、同じ焦点距離と、相互に平行で、相互に空間的に分離された光軸を有する3つのレンズセグメントを含むセグメントレンズを含み、各レンズセグメントは物体焦点を有し、3つのレンズセグメントは、前記3つの物体焦点が試料上で入射面を横切るように整列されるように組み立てられ、各レンズセグメントは、第二のビームの異なる部分を受け取り、平行分割ビームを形成するように配置され、3つのレンズセグメントは、前記3つの分割ビームが3つの異なる光軸に沿って伝搬するように組み立てられる。
第二の実施形態によれば、光学照明システムは、試料上で偏光入射光ビームをコリメートするようになされ、光学波面分割ビームスプリッタは、それらの縁辺が入射面に平行に配置される少なくとも2つのプリズムを含み、各プリズムは、第二のビームの異なる部分を受け取り、第二の光軸に関して角度的に偏向された光軸に沿って伝搬する平行分割ビームを形成するように配置され、少なくとも2つのプリズムは、前記3つの平行分割ビームが3つの異なる光軸に沿って伝搬するように方向付けられ、組み立てられる。
本発明によるエリプソメータ又は光波散乱計のその他の非限定的で有利な特徴は、個別に、又は技術的に可能なあらゆる組合せで考えた場合に、以下の通りである:
−光学波面分割ビームスプリッタは、3つの空間的に分離された開口を含むマスクをさらに含む。
−光学偏光変換装置は、少なくとも2つの、好ましくはアクロマティックの波長板を含み、各波長板は異なる位相差を有し、1つの波長板は、3つの分割ビームのうちの1つの上に配置され、他の波長板は3つの分割ビームのうちの他の1つの上に配置される。
−光学偏光スプリッタ装置としては、ウォラストンプリズム、ロションプリズム、セナルモンプリズム、又は回折波長板が含まれる。
−光学波面分割ビームスプリッタは、3つの分割ビームを、隣接する分割ビーム間の角度ALPHAだけ角度的に分離するようになされ、光学偏光スプリッタ装置は、6つの分離ビームを隣接する分離ビーム間の角度BETAだけ角度的に分離するようになされ、角度BETAは0.6ALPHA/2〜1.5ALPHA/2である。
−光源としては、ハロゲンランプ、キセノンフラッシュランプ、スーパコンティニアムレーザ源、及び/又は光ファイバレーザ及び/又はパルス源が含まれる。
−光源は、スーパコンティニアムレーザ源であり、イメージング分光計の入射スリットから上流の第二のビームの光路上に配置された円柱レンズをさらに含み、円柱レンズは、入射スリットの長さ方向を横切る方向に6つの画像を拡張するようになされ、方向付けられる。
有利な点として、エリプソメータ又は光波散乱計は、第一の光源ダイアフラムを含み、光学照明システムは、第一の光源ダイアフラムの第一の画像を試料上に形成するようになされ、及び/又は第二の光源ダイアフラムを含み、光学照明システムは第二の光源ダイアフラムの第二の画像を試料上に形成するようになされ、第一の光源ダイアフラムと第二の光源ダイアフラムとの表面積の比は10より大きいか、これと等しい。
特定の有利な実施形態によれば、光源は、N1個の光パルスの第一の連続を発生するようになされ、N1は自然数であり、画像検出器は、画像検出器が飽和せずに、N1個の光パルスの第一の連続の6つのスペクトル部分画像の第一の画像を取得するようになされ、光源は、N2個の光パルスの第二の連続を発生するようになされ、N2は自然数であり、N2はN1+1〜25.N1の間であり、画像検出器は、6つのスペクトル部分画像の第一の部分では画像検出器が飽和し、且つ6つのスペクトル部分画像の第二の部分では画像検出器が飽和せずに、N2個の光パルスの第二の連続の第二の画像を取得するようになされ、処理システムは、第一の画像の6つのスペクトル部分画像の第一の部分を第二の画像の6つのスペクトル部分画像の第二の部分と結合して、そこから分光エリプソメトリ測定データを推測するようになされる。
特定の有利な方法で、少なくとも2つのスペクトル部分画像は中間領域によって相互に空間的に分離され、画像処理システムは、中間領域内のスプリアス光の強度を測定して、前記スプリアス光の強度を6つのスペクトル部分画像の画像の少なくとも一部から差し引くようになされる。
特定の態様によれば、エリプソメータは、試料ホルダを移動させるためのシステムをさらに含み、光源は、光パルスの連続を発生するようになされ、検出システムは、試料ホルダの変位中に光パルスの連続に対応する6つの分離ビームの取得の連続を取得するようになされ、処理システムは、取得の連続を処理して、そこから、試料ホルダの変位に応じたエリプソメトリ測定データの連続を推測するようになされる。
他の特定の態様によれば、エリプソメータ又は光波散乱計は、試料の表面を照明するようになされた補助光源及び/又は試料の少なくとも1つの画像を取得するようになされた補助カメラを含む。
本発明はまた、エリプソメトリ測定方法も提案し、これは以下のステップ、すなわち:
−偏光入射光ビームを発生するステップと、
−偏光入射光ビームを、入射面内の入射光軸に沿って試料に向かって方向付けるステップと、
−試料上の所定の入射角での偏光入射光ビームの反射又は透過により形成される第二のビームを受け取るステップであって、第二のビームは入射面内の第二の光軸に沿って伝搬するステップと、
−波面分割により第二のビームを光学的に分割して、3つの異なる光軸に沿って伝搬する3つの平行分割ビームを形成するステップであって、3つの異なる光軸は、入射面を横切る平面において角度的に分離されるステップと、
−3つの平行分割ビームのうちの少なくとも2つの偏光を変化させて、3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを形成するステップと、
−3つの偏光ビームを偏光分割して、入射面を横切る平面内で角度的に分離された6つの光軸に沿って伝搬する6つの分離ビームを形成するステップと、
−6つの分離ビームを検出して、それらからエリプソメトリ測定データを推測するステップと、
を含む。
特定の態様によれば、方法は次の追加のステップ、すなわち:
−整列され、空間的に分離された6つの画像への6つの分離ビームを、分光計の入射スリットへと同時に集光するステップと、
−6つの画像を空間的に散乱させて、画像検出器上に空間的に分離された6つのスペクトル部分画像を同時に形成するステップと、
−6つのスペクトル部分画像の画像を取得するステップと、
−6つのスペクトル部分画像の画像を処理して、そこから分光エリプソメトリ又は光波散乱計測による測定を推測するステップと、
を含む。
本発明はまた、光波散乱計にも関し、これは、光源光ビームを発生するようになされた光源と、光源光ビームを受け取って、偏光入射光ビームを形成するようになされた偏光子と、偏光入射光ビームを入射面内の入射光軸に沿って試料へと方向付けるようになされた光学照明システムと、所定の入射角での試料上の偏光入射光ビームの回折により形成される第二の光ビームを受け取るように配置された光学波面分割ビームスプリッタであって、第二の光ビームは入射面内の第二の光軸に沿って伝搬し、入射面を横切る平面において角度的に分離された3つの異なる光軸に沿って伝搬する3つの平行分割ビームを形成するように方向付けられる光学波面分割ビームスプリッタと、3つの平行分割ビームを受け取り、3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを形成するようになされた光学偏光変換装置と、3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを受け取って、入射面を横切る平面内の6つの角度的に分離された光軸に沿って伝搬する6つの分離ビームを形成するように配置され、方向付けられた光学偏光スプリッタ装置と、6つの分離ビームを検出するようになされた検出システム及びそこから光波散乱計測による測定データを抽出する処理システムと、を含む。
特定の実施形態によれば、光波散乱計は、6つの分離ビームを受け取って、整列され、空間的に分離された6つの画像を形成するように配置された光学集光システムと、1つの方向に沿って長く、6つの画像を同時に受け取るように配置された入射スリットを含むイメージング分光計であって、6つの画像をスペクトル散乱させて、画像検出器上に空間的に分離された6つのスペクトル部分画像を同時に形成するようになされたイメージング分光計と、を含み、画像検出器は、6つのスペクトル部分画像の画像を取得するようになされ、処理システムは、6つのスペクトル部分画像の画像を処理し、そこから分光光波散乱計測による測定データを推測するようになされる。
非限定的な例として提供される添付の図面に関する以下の説明により、本発明が何から構成され、どのように実施できるかをよく理解できるであろう。
第一の実施形態によるエリプソメータ又は光波散乱計の断面図を、試料上に集光された入射光と共に概略的に示す。 図1に示されるエリプソメータ又は光波散乱計の検出アームの切断面BBに沿った図を概略的に示す。 光学波面分割ビームスプリッタの第一のマスクの正面図を概略的に示す。 図1及び2において検出アームの中で使用されているセグメントレンズの斜視図を概略的に示す。 第一の実施形態による分光エリプソメータ又は光波散乱計の3D図を概略的に示す。 第二の実施形態によるエリプソメータ又は光波散乱計の断面図を、平行入射ビームと共に概略的に示す。 図6に示されるエリプソメータ又は光波散乱計の検出アームの切断面CCによる図を概略的に示す。 実施形態のうちの1つによる分光エリプソメータ又は光波散乱計を通じた光源ダイアフラムの、光学収差のない分光偏光画像を概略的に示す。 実施形態のうちの1つによる分光エリプソメータ又は光波散乱計を通じた光源ダイアフラムの、光学収差を含めた分光偏光画像を概略的に示す。 補助的光源及び補助的可視化機能を備えるエリプソメータ又は光波散乱計の断面図を概略的に示す。 試料のPSIの画像及びDELTAの画像を形成するために使用されるスペクトル部分画像の例を概略的に示す。 補助的可視化画像の例を、試料の画像に重ね合わせられたエリプソメトリスポットと共に示す。
装置と方法
図1〜5において、第一の実施形態によるエリプソメータ又は光波散乱計を示す。
エリプソメータ又は光波散乱計は、測定対象の試料6のそれぞれの側に配置された照明アーム50と検出アーム60を含む。照明アーム50は、光源1と、第一の光学系2と、光源ダイアフラム3と、他の光学集光系4と、偏光子5と、を含む。好ましくは、偏光子5は、光学集光システム4から下流に配置される。代替案として、偏光子5は、光学集光システム4から上流に、又は光学集光システム4の異なるコンポーネント間に配置できる。
光源1は、キセノンフラッシュランプの場合に好ましくはスペクトル拡張された波長範囲、例えば360nm〜700nmの光源光ビーム10を発出する。第一の光学系2は、光源の画像を光源ダイアフラム3上に形成する。代替案として、その端が光源ダイアフラム3を形成するファイバ光源が使用される。光源1は、後述のように、時間に関して連続的、又はパルス式の光放射を発出する光源とすることができる。光源1は、例えばハロゲンランプ、キセノンフラッシュランプ、スーパコンティニアムレーザ源、及び/又は光ファイバレーザを含む。変形型として、光源1は単色光源光ビーム10を発出する。
偏光子5は、光源光ビーム10を受け取り、偏光入射光ビーム11を形成する。光学集光システム4は光源ダイアフラム3の画像を試料6上に形成し、それによって偏光入射光ビーム11は試料6の空間的に限定された領域を照明する。偏光入射光ビーム11は、入射光軸9に沿って試料へと伝搬する。
第一の実施形態において、偏光入射光ビーム11は、試料上に合焦されるビームであり、換言すれば、球波面に対応する収束ビームである。
偏光入射光ビーム11の光軸9と試料に対する法線7は入射面8を画定し、これは本明細書において、図1の平面と融合する。偏光子5は例えば、ロション型偏光子であり、その偏光軸は入射面から45度の向きである。
光源ダイアフラム3は、入射光軸9を横切る平面内に配置され、Wl,sで示される、入射面に垂直な寸法と、Wl,pで示される、入射面に平行な寸法を有する長方形に形成された開口を含む。例えば、光源ダイアフラム3は、ランプの正面に、又はランプの発光領域の画像上に設置された、寸法Wl,s及びWl,pの長方形の開口を含む。
検出アーム60は、試料6上の偏光入射光ビーム11の反射、透過、又は回折により形成された第二の光ビーム12を分析する。第二の光ビーム12が試料6によって反射又は透過される場合、反射エリプソメータ、又は透過エリプソメータについて述べられる。第二の光ビーム12が試料6上で回折される場合、波面散乱計について述べられる。
第二の光ビーム12は、入射面8内の第二の光軸19に沿って伝搬する。エリプソメータでは、第二の光軸19と試料に対する法線7との間の角度は入射角(AOI)の絶対値と等しい。光波散乱計の場合、第二の光軸19と試料に対する法線7との間の角度は一般に、入射角とは異なる。
第一の実施形態において、第二の光ビーム12は、球波面に対応する発散ビームである。
図2は、第一の実施形態による検出アーム60を、入射面8を横切り、第二の光軸19を含む切断面BBにおいて概略的に示す。検出アーム60は、光学波面分割ビームスプリッタ20と、光学偏光変換装置25と、光学偏光スプリッタ装置26と、光学集光システム27と、検出システムと、を含む。分光エリプソメータ又は光波散乱計の場合、検出システムは少なくとも1つの分光計30を含む。特定の有利な態様では、分光計30はイメージング分光計のタイプのものである。
より正確には、第一の実施形態において、光学波面分割ビームスプリッタ20は、第一のマスク21とセグメントレンズ22を含む。任意選択により、光学波面分割ビームスプリッタ20は、セグメントレンズ22と光学偏光スプリッタ装置26との間に配置された第二のマスク24を含む。
図3は、空間的に相互に分離され、不透明バーにより取り囲まれる3つの開口211、212、213を含む第一のマスク21の正面図である。第一のマスク21は、例えばブラックニッケルの薄板で生成され、この薄板の厚さは12μm〜80μmである。3つの開口211、212、213は、第二の光軸19を横切る平面内に配置される。図の例では、マスク21の中央の開口212は、入射面8内に配置され、側方開口211及び213は、入射面に関して対称に配置される。好ましくは、3つの開口211、212、213は長方形であり、横並びに配置され、一方の辺は入射面に平行であり、他方の辺は入射面に垂直である。例えば、3つの開口211、212、213は、入射面を横切る幅Dが2mmであり、入射面内の長さLは1.5mmであり、隣接する開口間の距離Gは0.5mmである。距離Gは、不透明バーの厚さに対応する。
マスク1の開口211、212、213は、第二のビーム12の入射角を限定するために、限定された長さLを有する。代替案として、少なくとも他の開口ダイアフラムが照明アーム上に、及び/又は検出アーム上に配置されて、入射ビームの、及び/又は、それぞれ、反射、透過、若しくは回折ビームの入射角を限定する。
セグメントレンズ22は図4に示されている。セグメントレンズ22は、同じ焦点距離の3つのレンズセグメント221、222、223の組立体から形成される。3つのレンズセグメント221、222、223は、同一の球面レンズから、又は3つの同様の球面レンズから得ることができる。レンズセグメント221、222、223は、等方性(非複屈折)材料からカットされて、再組立され、ビームの偏光を変化させやすい複屈折パターンの形成が回避される。レンズセグメント221、222、223は例えば、接着される。レンズセグメントのカットと再組立は、辺間の接合面が相互に平行で、入射面に平行に配置されるように行われなければならない。セグメントレンズ22は、多焦点レンズである。ここで使用される3つの焦点を持つセグメントレンズは、通常、レンズと呼ばれるものの特定の種類ではなく、それとは違い、異なる、特定の光学コンポーネントである。
Fa、又はFb、Fcをレンズセグメント221、又は222、223の光軸225、又は226、227上の物体焦点とする。セグメントレンズ22は、3つの光軸225、226、227が相互に平行で、3つの物体焦点Fa、Fb、及びFcが入射面を横切る方向に沿って並び、少なくとも1つの物体焦点Fa、Fb、Fcが試料6のものであるように配置される。例えば、中央のレンズセグメント222の光軸は第二のビーム12の光軸19と整列し、物体焦点Fbは試料6上の第二の光ビーム12の交点にある。換言すれば、物体焦点Fbは、試料上に合焦されるビームのスポット66の上にある。
非限定的な例として、3つのレンズセグメント221、222、223の焦点距離は100mm、入射面内の高さHは3mm、及び入射面を横切る厚さEは2mmである。
第一のマスク21は好ましくは、セグメントレンズ22の正面付近に配置され、それによって光軸225、又は226、227は第一のマスク21の開口211、又は212、213を通過する。したがって、第一のマスク21は、セグメントレンズと共に、第二の光ビーム12の波面を3つの分割光ビームに分割する。開口221、222、223の幅Dと第一のマスク21の不透明バーの厚さGは、レンズ221、222、223の厚さEに応じて、セグメントレンズ22の各レンズセグメントが1つのみの分割ビームを受け取るようになされる。レンズセグメント221、又は222、223は、分割ビーム13、又は14、15をコリメートする。レンズセグメント221は第一の分割ビーム13を形成し、これは第二のビーム12の光軸19に関して角度ALPHAだけ傾斜された光軸に沿ってコリメートされ、伝搬する。レンズセグメント222は第二の分割ビーム14を形成し、これは第二のビーム12の光軸19に沿ってコリメートされて伝搬する。レンズセグメント223は第三の分割ビーム15を形成し、これは第二のビーム12の光軸19に関して、角度−ALPHAだけ、好ましくは対称に傾斜された光軸に沿ってコリメートされ、伝搬する。
したがって、3つの平行分割ビーム13、14、15は、3つの異なる光軸16、17、18に沿って伝搬する。3つの平行分割ビーム13、14、15の各々は、平面波面を有する。3つの異なる光軸16、17、18は、入射面を横切る図2の平面内にある。3つの平行分割ビーム13、14、15のうちの何れの2つの隣接ビームも、光学波面分割ビームスプリッタ20の射出口において、角度ALPHAだけ角度的に分離される。
第一の実施形態の変形型によれば、セグメントレンズと1つ又は複数の従来の発散又は収束レンズの組合せを含む光学系を使って、第二のビームの少なくとも3つのビームへの角度分離を得る。
任意選択により、マスク21と同様の3つの開口を持つ第二のマスク24が、セグメントレンズ22の中のスプリアス散乱をブロックするために配置される。第二のマスク24は、第一のマスク21のそれと同様の構造を有し、3つの開口が第一のマスク21と同じ方向の不透明バーによって分離される。
光学偏光変換装置25は、セグメントレンズ22と光学偏光スプリッタ装置26との間に設置される。光学偏光変換装置25は、各々が異なる位相差を有する少なくとも2つの複屈折波長板251、253を含む。図2に示される例において、複屈折波長板251は、第一の平行ビーム13の光路上に挿入され、他の複屈折波長板253は第三の平行分割ビーム15の光路上に挿入される。この例では、第二の平行分割ビーム14の光路上に波長板は配置されない。例えば、波長板251はその軸が入射面から約22.5度の方向のアクロマティック1/2波長板であり、他方の波長板253は、その軸が入射面内の方向であるアクロマティック1/4波長板である。波長板251、253は、平行分割ビーム13、15の伝搬光軸を変化させず、平行分割ビーム13、15の偏光のみを変化させる。さらに、波長板251、253は、時間に応じて一定の位相差を導入する。波長板251、253はしたがって、時間に応じた偏向変調を導入しない。
光学偏光変換装置25の射出口では、したがって、3つのビームが得られ、これらはコリメートされ、3つの異なる偏光状態により偏光され、入射面を横切る平面内の3つの光軸16、17、18に沿って伝搬する。
光学偏光スプリッタ装置はここでは、ウォラストンプリズム26を含む。ウォラストンプリズム26は、光学偏光変換装置25の下流に設置される。ウォラストンプリズム26の入射面261は、第二の平行分割ビーム14の光軸を横切り、その上に中心を有する。そのように配置されると、ウォラストンプリズム26は、その入射面261に入射する、3つの異なる偏光状態に従って偏向される、第一、第二、及び第三の平行分割光ビーム13、14、15を捉える。
ウォラストンプリズム26はここでは、平面分割界面262において横並びに配置される2つの直角プリズム264、265で形成される。ウォラストンプリズムは、各入射ビーム13、14、15を入射面に垂直な分割面に従って偏光分割する。図2の平面は分割面に対応する。同じ平行入射ビームからのウォラストンプリズム26の射出口における2つの偏光分割ビーム間の分割角度は、BETAで示される。ウォラストンプリズム26は、角度BETAが0.6ALPHA/2〜1.5ALHPA/2となるように選択される。好ましくは、BETAはALPHA/2と等しくなるように選択される。例えば、角度BETAは、波長589nmの場合に2.65度と等しい。ウォラストンプリズムは例えば、2.65度の分離角度BETAのクォーツ、ホウ酸バリウム、カルサイト結晶で、又は分離角度が0.75度のフッ化マグネシウムで製作される2つのプリズムで形成できる。
第一の種類のウォラストンプリズムによれば、分離ビームの偏光はそれぞれ、分割面に平行及び垂直である。本明細書において、偏光分割からの2つのビームの偏光が分割面から45度である、別の種類のウォラストンの使用が好ましい。ビームを分割面から+45度又は−45度で偏光分割するというこの推奨の理由は以下の通りである:回折格子分光計の効率は、偏光に依存することが知られている。第一の種類のウォラストンプリズムの場合、偏光ステージにより分離されるビームの偏光はすると、検討中のビームに応じて、格子の線に平行又は垂直となる。強度が同じで偏光が異なる2つのビームはすると、この、偏光に応じて異なる効率によって、イメージング分光計のイメージセンサ上に異なる信号を生成する。それに対して、分割面から+45度又は−45度でビームの偏光を分離することによって、異なる偏光のビームが回折格子によって同じ効率で、また、その偏光Ii,+又はIi,−に関係なく回折され、インデックスi=1、2、3は、光学波面分割ビームスプリッタにより分割されるビーム13、14、15のうちの1つを示し、インデックス+は、ウォラストンプリズムにより分離される、+45度のコンポーネントを表し、インデックス−は−45度のコンポーネントを表す。この特性は、偏光に応じた格子ネットワークの効率の差に関係するエラーによって影響を受けない形態δ=(ii,+−Ii,−)/(ii,++Ii,−)のエリプソメトリ又は光波散乱計測の値を得るために有益である。適当なキャリブレーションによって異なる経路の応答を補正することができれば、この推奨による構成により、このキャリブレーションを実行しないか、又はそれにも関わらず実行された場合に、キャリブレーション係数を、これらの係数の波長依存性等のエラーの原因の影響を受けにくいものとすることが可能となる。
図2に示される例において、第一の種類のウォラストンプリズムによれば、第一の直角プリズム264の光軸は入射面8に平行且つ、3つの分割光ビーム13、14、15の3つの光軸16、17、18に垂直であり、第二の直角プリズム265の光軸は入射面8に垂直である。
このような向きで、ウォラストンプリズム26は、分割界面262に入射する第一の平行分割光ビーム13から、ウォラストンプリズム26の射出面263から出る2つの偏光ビーム131、132を生成する。
2つの偏光ビーム131、132は、好ましくは±45度で相互に直交する2つの偏光状態に応じて偏光される。2つの偏光ビーム131、132は、ウォラストンプリズムの分離角度BETA、ここでは2.65度だけ角度的に分離される2つの伝搬方向に沿って伝搬する。2つの偏光ビーム131、132はコリメートされる。
同様にして、ウォラストンプリズム26は、それぞれ分割界面262に入射する第二の分割光ビーム14及び第三の分割光ビーム15から、ウォラストンプリズム26の射出面265から出る2つの偏光ビーム133、134及び2つの偏光ビーム135、136を生成する。
2つの偏光ビーム133、134(又は、2つの偏光ビーム135、136)は、相互に垂直な2つの偏光に応じて偏光され、ウォラストンプリズム26の分離角度BETAだけ分離される2つの異なる伝播方向に沿って伝搬する。
したがって、ウォラストンプリズム26は合計6つの偏光ビーム131、132、133、134、135、136を生成する。
ウォラストンプリズム26の分離角度は、6つの偏光ビーム131、132、133、134、135、136が相互に角度的に分離され、その一方で入射面8を横切る平面内で伝搬する、というものである(図5の斜視図参照)。有利な点として、BETA=ALPHA/2の場合、6つの偏光ビーム131、132、133、134、135、136のうちの何れの2つの隣接ビームも、ウォラストンプリズム26の射出口で角度BETAだけ角度的に分離される。
変形型として、ウォラストンプリズムの代わりに、偏光分割手段26は例えば、ロションプリズム、セナルモンプリズム、又は回折波長板を含んでいてもよい。
有利な点として、光学集光システム27は、ウォラストンプリズム26の射出口に設置される。光学集光システム27は、例えば、焦点距離が10mmのレンズを含む。光学集光システム27は、6つの平行偏光ビーム131、132、133、134、135、136を受け取り、これらを検出システム上の6つの画像141、142、143、144、145、146に集光させる。例えば、検出システムは、6つの偏光ビーム131、132、133、134、135、136に対応する6つの強度測定データを取得するための幾つかの独立した検出器を含む。他の例では、イメージング検出器は、6つの画像141、142、143、144、145、146を受け取って、6つの強度測定データを取得する。分光エリプソメータ又は光波散乱計の特定の例において、6つの画像141、142、143、144、145、146は、イメージング分光計30の入射スリット31上に集光される。6つの画像は相互に空間的に分離され、他方で、入射面8を横切る方向に沿って整列される。
本開示の特定の態様によれば、イメージング分光計30は、その入射スリット31が、光学波面分割ビームスプリッタ20、ウォラストンプリズム26、及び光学集光システム27により作られる6つの画像の平面内にあるように設置される。好ましくは、入射スリット31は、6つの画像141、142、143、144、145、146の整列方向に平行な、すなわち入射面8に垂直な軸に沿って長い長方形である。
イメージング分光計30は周知の何れかの分光計であり、入射スリット31、散乱及び集光手段、及びイメージセンサ33を有する。得られた画像は、入射スリット31に沿って異なる横座標で入射する光に対応するスペクトル群を表す。イメージング分光計の例は、株式会社堀場製作所の分光計CP140又は、同社のCP20である。これらの分光計は、色収差から補正された凹型回折格子の使用に基づくものであり、これによってスペクトル散乱とイメージセンサ上でのスペクトルの集光が確実に行われる。オフナイメージング分光計等、同じくこの用途に適応されるその他のイメージング分光計もある。イメージング分光計は、スペクトル散乱方向が入射スリットの軸に直交するように配置される。回折格子イメージング分光計の場合、回折格子21の線は好ましくは、入射スリット31に平行である。
図8に示される本開示の態様によれば、光源ダイアフラム3の寸法と、より正確には入射面に垂直な寸法Wl,sは、照明アームの光学系2、4の、及び検出アームの光学系22、27の大きさを考慮して十分に小さく、それによって光源ダイアフラム3の6つの画像141、142、143、144、145、146は、検出システムによって、高さWf,sより大きい距離だけ相互に空間的に分離される。特に、イメージング分光計を含む分光エリプソメータ又は光波散乱計の場合、光源ダイアフラム3の6つの画像141、142、143、144、145、146は、イメージング分光計の入射スリット31の平面において、高さWf,sより大きい距離だけ空間的に分離される。換言すれば、6つの画像141、142、143、144、145、146は、検出システムの、又はイメージング分光計30の入射スリット31の平面において相互に重複しない。任意選択によるが、推奨される態様において、光源ダイアフラム3の他方の寸法Wl,pは十分に小さく、それによって6つの画像141、142、143、144、145、146の各々の入射面に平行な他方の寸法Wf,pはイメージング分光計30の入射スリット31の幅より小さい。本開示によれば、イメージング分光計30の回折格子32はすると、イメージセンサ33上で、第二のビーム12の6つのスペクトル部分画像(又はそれ以上)を含む画像を生成する。これら6つのスペクトル部分画像は、41、42、43、44、45、46で示され、イメージセンサ33の表面上で空間的に分離される。各スペクトル部分画像4jは、スペクトル拡張された画像14jに対応する。
イメージセンサ33は、6つのスペクトル部分画像41、42、43、44、45、46のうちの1つの画像を記録するのに適した検出面を有する。イメージセンサ33は、例えば、n行×m列のピクセルを含むグレイレベルCMOSカメラを含む。例えば、1200〜1920のピクセルを含む黒白CMOSソニーカメラが使用され、約400×1800ピクセルの表面積が高速読出しのために使用される。各ピクセルの表面積は5.86×5.68μmである。各スペクトル部分画像4j(j=1,...,6)は、ピクセルの少なくとも1行にわたって延びる。CMOSカメラは、高いシンク密度、好ましくは800電子/μm以上のシンク密度を有するように選択される。イメージセンサ33は、1ヘルツ、50Hz、100Hz、又はさらには200Hz以上の画像取得速度で動作する。
エリプソメータ又は光波散乱計はまた、画像処理システムも含み、これは以下のステップを適用するようになされる:
−スペクトル部分画像のうち、同じ波長に対応する同じ列の全ピクセルを加算して、6つ(又はそれ以上)の強度スペクトルを得るステップ;
−各波長及び各インデックスiに関する比δ=(Ii,+−Ii,−)/(Ii,++Ii,−)を計算するステップであって、i=1,2,3、インデックス1,+はスペクトル部分画像41に対応し、インデックス1,−はスペクトル部分画像42に対応し、インデックス2,+はスペクトル部分画像43に対応し、インデックス2,−はスペクトル部分画像44に対応し、インデックス3,+はスペクトル部分画像45に対応し、インデックス3,−はスペクトル部分画像46に対応するステップ;
−縮約ストークスベクトル、すなわちその第一の成分で割ったストークスベクトルを、ベクトル(δ、δ、δ)に適当なマトリクスを乗じることによって計算するステップ。このマトリクスはキャリブレーションにより、既知の偏光状態での測定によって既に特定されている。
同様に、単色エリプソメータ又は光波散乱計もまた、処理システムを含み、これは以下のステップを適用するようになされる:
−6つの偏光ビーム131、132、133、134、135、136に対応する6つの強度取得を受け取るステップ;
−各インデックスiに関する強度比δ=(Ii,+−Ii,−)/(Ii,++Ii,−)を計算するステップであって、i=1,2,3、インデックス1,+は偏光ビーム131に対応し、インデックス1,−は偏光ビーム132に対応し、インデックス2,+は偏光ビーム133に対応し、インデックス2,−は偏光ビーム134に対応し、インデックス3,+は偏光ビーム135に対応し、インデックス3,−は偏光ビーム136に対応するステップ;
−縮約ストークスベクトル、すなわちその第一の成分で割ったストークスベクトルを、ベクトル(δ、δ、δ)に適当なマトリクスを乗じることによって計算するステップ。このマトリクスはキャリブレーションにより、既知の偏光状態での測定によって既に特定されている。
すると、当業者であれば、測定されたストークスベクトルから、及び入射光の偏光状態の知識から、エリプソメータにおいて一般的に使用されるプサイとデルタの値がどのように特定されるかがわかる。偏光係数のほか、光波散乱計で使用される回折係数もまた、同時に特定される。
すると、瞬時的単色又は分光エリプソメトリ又は光波散乱計測による測定、すなわち、偏光変調を行わず、且つ、光学コンポーネントの回転によって振動を誘発させずに、検出システム上での1回の取得、例えば画像検出器上での1つの画像の取得に基づくものが得られる。取得速度は、イメージセンサの読み取り速度によって限定される。単色又は分光エリプソメトリ又は光波散乱計測による測定は、したがって、広いスペクトルバンドについて、1ヘルツから数十ヘルツ、さらには100Hz又は200Hzより高い速度で実行できる。
図6及び7は、第二の実施形態によるエリプソメータ又は光波散乱計を示す。図1〜5のそれらと同様のコンポーネント又はシステムには、同じ参照符号が付与されている。
第一の実施形態と同様に、照明アーム50は、光源ダイアフラム3と、光学系4と、偏光子5と、を含む。しかしながら、第一の実施形態とは異なり、照明アーム50の光学系4は、コリメートされ、試料6上に集光されない偏光入射光ビーム11で試料6を照明するように配置される。第二の実施形態において、偏光入射光ビーム11は、平面波面に対応する、試料上でのコリメートされたビームである。さらに、第二の実施形態において、試料6上での偏光入射光ビーム11の反射、透過、又は回折により形成された第二の光ビーム12はまた、平面波面に対応するコリメートビームでもある。
図7は、第二の実施形態による検出アーム60を、入射面8を横切り、第二の光軸19を含む切断面CCにおいて概略的に示す。
第二の実施形態において、光学波面分割ビームスプリッタ20は、第一のマスク21と、少なくとも2つのプリズム231、233を含む。第一のマスク21は、図3に関連して説明したものと同様である。第一のマスク21は、第二の光ビーム12の波面を3つの分割光ビームに分割し、これらはここではコリメートされている。任意選択により、光学波面分割ビームスプリッタ20は、プリズム231、233と光学偏光スプリッタ装置26との間に配置された第二のマスク24を含む。
例えば、光学波面分割ビームスプリッタ20は、マスク21の開口211に対向して配置された第一のプリズム231と、マスク21の開口213に対向して配置された第二のプリズム233を含む。したがって、各プリズム231、又は233は、1つのみの分割ビーム13、又は15を受け取る。有利な点として、開口212に対向して配置されるプリズムはなく、3つの分割光ビームうちの1つ、図の例では分割ビーム14が偏向されずに通過させられる。プリズム231、233は好ましくは同じであり、それらの縁辺が各々、入射面に平行且つ第二の光軸19に垂直な方向に沿って延びるように方向付けられる。例えば、シリカで製作される、断面が三角形又は四角形で、入射面と射出面との間の角度が1°〜8°のプリズムが使用される。好ましくは、プリズム231、233は、わずかなスペクトル発散を有する。プリズム231、233は好ましくは、それらのそれぞれの底部が相互に対面するか、又はそれらのそれぞれの縁辺が相互に対面するように方向付けられ、開口211及び213間の距離と等しい距離だけ分離される。したがって、第一のプリズム231は、分割ビーム13を受け取り、それを入射面を横切る平面内で第二のビーム12の光軸19に関して角度ALPHAだけ偏向させる。それと対称に、第二のプリズム233は分割ビーム15を受け取り、それを入射面を横切る平面内で第二のビーム12の光軸19に関して角度−ALPHAだけ偏向させる。
したがって、3つの平行分割ビーム13、14、15は、3つの異なる光軸16、17、18に沿って伝搬する。分割ビーム14の光路上にプリズムがないため、このビームは偏向されず、光軸17は第二の光軸19と融合する。3つの平行分割ビーム13、14、15の各々は、平面波面を有する。3つの異なる光軸16、17、18は、入射面を横切る図7の平面内にある。有利な点として、3つの平行分割ビーム13、14、15のうちの何れの2つの隣接ビームも、光学波面分割ビームスプリッタ20の射出口において、角度ALPHAだけ角度的に分離される。
第二の実施形態の変形型によれば、プリズムと1つ又は複数の従来の収束レンズの組合せを含んで、第二のビームを少なくとも3つのビームに角度分離する光学系が使用される。
光学偏光変換装置25は、3つの分割ビームのうちの少なくとも2つの偏光を変化させて、入射面を横切る平面で3つの光軸16、17、18に沿って伝搬する、3つの異なる偏光状態に応じて偏光される3つの平行ビームを形成するように配置される。
第二の実施形態の偏光分離装置26は、第一の実施形態のそれと同様であり、同様に相互に角度的に分離された6つの偏光ビーム131、132、133、134、135、136を形成するように動作する。光学集光システム27とイメージング分光計30は、第一の実施形態の図1、2、及び7に関して説明したものと同様である。
上述の2つの実施形態において、6つの空間的に分離された偏光ビームが検出システム上で得られる。有利な点として、イメージング分光計を含む分光エリプソメータ又は光波散乱計において、6つの偏光ビームは、イメージング分光計30の入射スロット上に6つの画像を形成する。
図8は、選択された構成に応じて分光エリプソメータ又は光波散乱計及び反射性又は透過性試料を通じた光源ダイアフラムの分光偏光画像を概略的に示す。光源ダイアフラム3(図8の正面図内)は、入射光軸9を横切る平面内で寸法Wl,s及びWl,pの長方形の開口内に内接する。照明アームの光学系4は、試料上に、試料の平面内で寸法We,s及びWe,pの光源ダイアフラム3の画像66を形成する。一方で寸法We,s及びWl,s間の、及び他方で寸法We,p及びWl,p間の比は、光学システム4の、及び試料6への入射角の光学的大きさに依存する。イメージング分光計30の入射スロット31の平面内で、6つの画像141、142、143、144、145、及び146が得られ、各々、光学収差がなく、同じ寸法Wf,s及びWf,pを有する長方形を有する。イメージング分光計30の2次元イメージセンサ33の平面内で、6つのスペクトル部分画像41、42、43、44、45、及び46が得られ、各々、光学収差のない、同じ寸法Wi,s×Wi,pの長方形を有する。6つのスペクトル部分画像41、42、43、44、45、及び46は、相互に、ピクセル1行又は複数行分だけ空間的に分離される。より正確には、6つのスペクトル部分画像41、42、43、44、45、及び46は、イメージセンサ33の平面内で、その中で検出される強度がヌル又は非常に低い、それぞれ51、52、53、54、及び55で示される少なくとも5つの中間領域によって分離される。ヌル又は低いとは、本明細書では、6つのスペクトル部分画像41、42、43、44、45、及び46の何れにおいても、背景信号を差し引くと、関心対象の各波長について、分離領域内の信号の値が、この同じ波長に対応するピクセルで観察される信号の最大値の少なくとも10分の1であることを意味する。
6つの画像141、142、143、144、145、及び146をイメージング分光計の入射スロット31の平面内で分離するために、寸法Wf,sが2つの隣接画像、例えば131及び132間の間隔に関して十分に小さく、画像が相互に重複しないようにすることが必要である。その目的のために、一方で光学波面分割ビームスプリッタ20により、他方で光学偏光スプリッタ装置26によって行われた6つの経路間の角度分離は、6つの画像141、142、143、144、145、及び146が入射スロット31の平面内で空間的に分離されるように、十分に高い。異なる光学集光及びイメージングシステム2、4、22、27に収差がない場合、当業者は、特段の問題なく、光学波面分割ビームスプリッタ20の、及び光学偏光スプリッタ装置26のパラメータを、光源ダイアフラム3の寸法及び照明及び検出アームの光学系の焦点距離に応じて適応させて、イメージング分光計の入射スロット31の平面内の光源面の6つの画像が相互に重複しないようにするであろう。
しかしながら、光学系は一般に、幾何学及び/又は色光学収差を示す。図9に示されているように、イメージング分光計のセンサで観察されるスペクトル部分画像41、42、43、44、45、及び46の各々の幅Wi,sは収差、不完全性によって、及び光学集光システム4及び/又は27からのスプリアス光の、光学波面分割ビームスプリッタ20の、光学偏光スプリッタ装置26の、及び/又はイメージング分光計30の生成によって影響を受ける。
本開示の特定の態様によれば、その中で検出される強度がヌル又は非常に低い中間領域51、52、53、54、及び55は、有利な点として、6つの相補的な偏光に関する情報に関連付けられる6つのスペクトル部分画像間にクロストークが生じないことを確実にするために使用される。他方で、たとえクロストークがなくても、ある程度のスプリアス光が依然として存在する。このスプリアス光は、画像の非常に照明された領域が、非常に照明された領域のみを超えて広がるスプリアス照明を生成することに対応する。小型分光計でスプリアス光のレベルを0.5%未満に下げることは難しい。現在、エリプソメータにおいて、0.1%より高い測定精度が一般に求められる。すると、スプリアス光を特定して、その後差し引くことが可能であれば有利となる。その目的のために、スプリアス光が一般にほとんど合焦されないこと、すなわち、スプリアス光のレベルは空間座標に応じてゆっくりと増大することが利用される。中間領域51、52、53、54、及び55は、理論的に信号をまったく受け取らない。本開示の特定の態様によれば、信号は1つ又は複数の中間領域51、52、53、54、及び/又は55の中で測定されて、隣接するピクセルでのスプリアス光のレベルが推定される。隣接するピクセルとは、本明細書において、約10〜数十のピクセルの辺を有する長方形の中に配置されるピクセルを意味する。測定は、スペクトル部分画像41、42、43、44、45、及び46の中で、捜索対象の信号に対応する経路のピクセルから、例えば最も近い中間領域51、52、53、54、及び55の、換言すれば、平均約10〜数十のピクセルの辺を有する長方形の中の特定の数の隣接するピクセルの、すなわち隣接する波長についての値の平均によって得られるスプリアス光の推定値を差し引くことによって補正される。
前述のように、縮減ストークスベクトルは、6つの偏光ビームの、又は空間的に分離され、画像検出器上で偏光分割される6つのスペクトル部分画像41、42、43、44、45、及び46の測定から得られる。この測定は、検出システムの取得速度、例えば50Hz又は100Hzで取得できる。本明細書において、時間的な偏光変調が不要であることが強調される。
第一の例示的な実施形態によれば、照明アーム50は、5Wのパワーを有するキセノンフラッシュランプ1を含み、第一の光学系2は、キセノンフラッシュランプ1のアークの画像を幾つかの光源ダイアフラムを担持するデバイスに合焦させるレンズと、大きさがWl,s=540μm×Wl,p=250μmの第一の光源ダイアフラムと、大きさがWl,s=50μm×Wl,p=25μmの第二の光源ダイアフラムと、を含む。光学集光システムはレンズ4を含み、これは焦点距離が50mmであり、光源ダイアフラムの画像をレンズ4から100mmの位置に設置された試料6の上に拡大率1で形成する。ロション偏光子5は、このレンズ4の射出部に設置され、その偏光軸は入射面8から45度で方向付けられる。受容アーム60は、焦点距離が100mmのセグメントレンズ22を含む。このセグメントレンズ22は、N−BK7で製作された焦点距離100mmの両凸レンズから、図4に示されるように、幅E≒1mm、高さH≒8mmの3つのセグメント221、222、223をカットし、その後、3つのセグメント221、222、223を接着により組み立てることによって製造される。反射された第二のビーム12の光路上の、試料から100mmの位置に設置されたセグメントレンズ22は、約1.8度の角度だけ分離された3つの平行ビーム13、14、15を作る。分割平面は、第二のビーム12の光軸19を含む入射面に垂直な平面である。3つの開口211、212、213を有するマスク21は、セグメントレンズ22の正面に設置されて、3つの平行ビーム13、14、15を有効に分離しながら、第二のビームのうち2つの隣接するセグメント間の接合領域に入射する部分がレンズセグメントを通って入り、他のレンズセグメントを通って出ることを回避する。セグメントレンズ22の直後に、波長板251がレンズセグメント221の正面に設置され、又は、他の波長板253が他のレンズセグメント223の正面に設置されて、各々がこれら2つのレンズセグメント221、又は223のうちの一方を通過する平行ビーム13、又は15を正確に捉える。波長板251は例えば、その軸が入射面から約22.5度に方向付けられるアクロマティック1/2波長板である。波長板253は例えば、その軸が入射面内で方向付けられるアクロマティック1/4波長板である。非偏光ビームを0.9度の角度BETAだけ分離して、分割面から+45及び−45度だけ偏向された2つのビームにするウォラストンプリズム26が、3つすべての平行ビーム13、14、15の経路上に設置され、その分割平面は入射面に垂直である。焦点距離10mmのレンズ27は、ウォラストンプリズム26の射出部に設置されて、6つの分離ビーム131、...、136を株式会社堀場製作所の分光計CP20の入射スリット31に集光する。入射スリットの大きい寸法、2mmが、6つの分離ビーム131、...、136の散乱面内に設置される。入射スリットの小さい寸法は25μmである。分光計CP20を備える画像検出器33は、そのピクセルが5.86μmの辺であるソニーの単色センサである。
図8は、センサにより得られる画像と、上で定義された、信号処理に関連する異なる領域41、...、46を概略的に示す。これらの領域41、...、46の各々で取得される強度の値によって、そこから試料のプサイ及びデルタの分光分析値を推測することが可能となる。
本開示の分光エリプソメータ又は光波散乱計により、測定データ取得持続時間を光源ダイアフラム3の大きさ及び測定対象の試料の特性に応じて適応させることができる。実際に、反射エリプソメータは、アルミニウム等の高反射性材料で、又はガラス等のほとんど反射性のない材料で使用できる。現在、マトリクスイメージセンサで得られる信号対ノイズ比は、露光時間が、最大信号が飽和に近いがそれに到達せず、最善でもイメージセンサ33のダイナミックを使用するように選択されたときによりよい場合が多いと知られている。本開示によるシステムによって、イメージセンサ33の取得持続時間を、関心対象の波長バンド上で最大の信号、すなわち飽和に近いが、この飽和に到達しない信号を取得するために適応させることが可能となる。本開示によれば、イメージセンサ33の取得持続時間は、欠点を生じさせることなく、実験条件に応じて広い範囲に、例えば4msから1sに適応させることができ、取得速度は1ヘルツ〜数十ヘルツ、さらに100Hz又は200Hzを超え、各分光測定は数百ナノメートルのスペクトル範囲にわたり、スペクトル分解能は数ナノメートルである。
それに対して、例えば回転する光学コンポーネントに基づく時間偏光変調エリプソメータにおいては、完全な測定データの取得持続時間は、変調周期、例えば回転する光学コンポーネントの回転周期にわたる一連のスペクトル測定データを取得するために設定される変調速度によって固定される。
他の特定の態様によれば、異なる大きさ及び/又は形状を有する幾つかの光源ダイアフラム3が配置される。例えば、相互間の表面積の比が少なくとも10である少なくとも2つの光源ダイアフラム3が配置される。スイッチによって、所望の測定に応じて適当な大きさを有する光源ダイアフラム3を選択できる。他方で、大型の光源ダイアフラムは、例えば540μm×250μmの大型のスポットを形成して、パターンを持たない、又はスポット表面より小さい不均質性の試料について高速で測定データを取得するために使用される。他方で、小型の光源ダイアフラムは、小さいパターンを有する試料上に、例えば50μm×25μmの小型のスポットを形成するために、又は良好な空間分解能のエリプソメトリ画像を取得するために使用される。この場合、イメージセンサに到達する最大の光の流れは、大型の光源ダイアフラムを用いる場合の約100分の1であり、すると、試料を探索するために使用されるスポットの大きさに応じて、最善でもイメージセンサのダイナミクスを使用するために、取得持続時間を100倍に増大させることは興味深い。
本開示によるエリプソメータの、又は光波散乱計の重要な利点は、強度が時間によって一定でない光源を使用できることである。光源1は、経時的に不安定であり、例えば数パーセント変動する光の流れを発出する従来のランプ、又はフラッシュランプ若しくはパルスレーザ等のパルス光源とすることができる。特に、白色レーザとも呼ばれるスーパコンティニアム型の光源は、本願において興味深く、それは、これが広いスペクトル範囲、典型的には390nm〜1.2μmにわたり、非常に高い輝度で、高い繰返し速度、例えば20kHzで光を発出するものの、この種のパルス光源は、強度及び/又はスペクトル形状の点ではパルスごとに繰返し可能性がほとんどないことが知られているからである。有利な点として、パルス光源が使用される場合、パルス光源と検出システムは同期されて、取得が行われる間のパルス数を制御できる。本開示によるエリプソメータは、時間に応じてほとんど安定していない光源及び/又はパルス光源で容易且つ有利に使用されることがある。それに対して、時間的偏光変調を用いる従来のエリプソメータは、不安定又はパルス光源では動作品質が非常に低い。実際に、この場合、経時的な信号の展開は偏光変調だけによるものとすることができず、実行される信号処理にはエラーが含まれる。
特定の態様によれば、パルス光源、例えばキセノンフラッシュランプ又はスーパコンティニアム光源は、取得持続時間を、光パルスの数Nが関心対象の波長において飽和直前の強度を有する画像をイメージング分光計30のイメージセンサ33上に生成するように調整することと組み合わされる。換言すれば、取得持続時間は、N個のパルスでは画像の飽和が起こらず、N+1個のパルスで画像の飽和が生じるように調整される。
他の特定の態様によれば、イメージセンサが受け取る最大の信号は、波長に応じて数桁変化することが分かっている。この変化は、光源の強度の波長に応じた変化、試料の光学特性、回折格子の効率、及び/又はセンサの効率に依存する。取得持続時間が上述のように、信号の強度がより高い波長における飽和を避けるように特定されると、信号の強度がより低い波長における飽和値より数桁低い信号値が観察できる。低い信号波長では、エラー又は不確実性の原因ができ、これは例えばイメージセンサの定量化ノイズに関する。この欠点を解消する1つの方法は、パルス光源のパルス数の2つの異なる値、N1及びN2に対応する2つの連続する画像を取得することである。N1は、信号が関心対象の何れの波長についても飽和しないように選択される。すると、N2は、4N1<N2<25N1の範囲内で選択され、例えばN2=10N1となる。次にそれぞれN1及びN2個のパルスで取得された2つの画像が前述のように別々に処理され、プサイ及びデルタのエリプソメトリ値が得られる。画像の飽和のない波長でのN2個のパルスの画像から得られたこれらの波長でのプサイ及びデルタの値だけが保持される。他の波長でのプサイ及びデルタスペクトルは、N1個のパルスについて得られた画像の処理によるそれらにより完成する。したがって、2つの画像の撮影により、イメージセンサのより大きいダイナミクスの利用のおかげで、明らかに改善された信号条件でのプサイ及びデルタ値を得ることが可能となる。
例示的な実施形態によれば、照明アーム50はスーパコンティニアム光源1を含み、シングルモード光ファイバの射出口において光源光ビーム10を400nm〜数マイクロメートルに及ぶスペクトル範囲で発散させる。1つ又は複数の凹面ミラーは、光源光ビーム10を試料6上のスポット66に集光する。反射した第二のビーム12は、先に第一の例において説明したものと同様の照明アームにより捕捉される。スーパコンティニアム光源1は、イメージセンサの取得持続時間にわたり10個のパルスのトレインを発出する。第一の画像33aは、コンピュータにより読み出され、信号の最大信号が画像検出器30の飽和に到達しないが、飽和レベルの75%に達するか、それを超えることが確認される。するとスーパコンティニアム光源1は、100個のパルスのトレインを発出し、この100個のパルスのトレイン中に得られた第二の画像33bがコンピュータ上で読み出される。第一の画像33aと第二の画像33bは、詳しく前述されたステップに従って処理され、スペクトル範囲全体のエリプソメトリ信号が得られる。保持されたエリプソメトリ値はすると、第二の画像33bから得られたものであり、飽和が観察される波長を除き、より高い信号を有し、これらの波長では、保持されるエリプソメトリ値は第一の画像33aから得られる。
他の特定の態様によれば、推定量がさらに抽出され、それによって測定ノイズレベルを定量化できる。エリプソメトリ測定は、材料及び/又は薄層のデジタルシミュレーションモデルのパラメータを調整するために使用されることが多い。光学的モデルパラメータを求めることは一般に、測定されたエリプソメトリ角度、プサイ及びデルタとモデルから得られたそれらとの差をなるべく小さくすることに基づく。これらの差を実験による測定の精度を反映するようなパラメータにより重み付けすることが適当である。実験の不確実性の主原因は、検出器のショットノイズである。エリプソメータでは、エリプソメトリ角度、プサイ及びデルタのノイズが検討されているスペクトルボックス内で測定された光子の数の平方根の逆数のオーダである。本明細書において、「スペクトルボックス」とは、同じ波長に割り当てられた6つのスペクトル部分画像41〜46のピクセルを意味する。本開示によるエリプソメータにおいて、ストークスベクトルがプサイ、デルタ、及び偏光解消の値を提供するだけでなく、イメージセンサがさらに、測定された光子の総数を提供する。この光子の総数は、検討されている波長でのピクセル値の和に、桁ごとの光子の数を乗じることから容易に推測され、この最後の数量はイメージセンサ30が知る特徴である。後者に関連付けられる数量は計算可能であり、例えば、スペクトルボックス内で検出された光子数を2で割ったものの平方根の逆数であり、これは、エリプソメトリ角度、プサイ及びデルタの、これらがラジアンで表現される場合、定量化ノイズの推定量を直接提供する。信号対ノイズ比を示すその他の数量は、イメージセンサ30の部分的領域のピクセル値の和から計算できる。
広いスペクトル範囲、例えば300nm〜1.2μmにわたり非常に高い輝度を有するスーパコンティニアム光源を使用する利点については既に述べた。スーパコンティニアム光源により発せられる放射は、コア径が一般に5μm未満である光ファイバから射出する。入射光ビームは、試料上の非常に小さいスポット、例えばWe.s=10μm及びWe,p=20μmに集光できる。光源の表面積は小さく、イメージング分光計の入射スリット31の平面内のその6つの画像もまた小さく、空間的に大きく分離され、例えばWf,s及びWf,pは約5μmであり、異なるスポットはスリット31の長さ方向に450μmだけ分離される。入射スリットでの6つの画像のこの空間的分離によって、非常に良好なスペクトル分解能を得ることができるが、これは、従来の分光計のようなイメージング分光計では、分光計の入射のスリット(実際又は仮想)の幅Wf,pが小さいため、スペクトル分解能がはるかに高いからである。すると、イメージ分光計30のイメージセンサ33では、各偏光のスペクトル拡張に対応する6つのトレイルが観察され、その幅Wi,sは2つの隣接する領域、例えば41及び42(図8参照)間の間隔と比較して非常に小さい。変形型によれば、スーパコンティニアム光源のように小さい範囲の光源と共に、収束又は発散型円柱レンズが検出アーム60内の試料6とイメージング分光計の入射スリット31との間に、好ましくはビームがコリメートされる空間内に追加される。円柱レンズは、6つの画像を入射スリット31の方向に空間的に分散させながら、6つの画像が相互に重ならないように方向付けられる。したがって、スーパコンティニアム光源からの強度はイメージセンサ33のより多くのピクセルに、スペクトル分解能を損なわずに広がる。この変形型により、イメージセンサによる毎回の取得中に、イメージングセンサの飽和に到達せずに、より多くの光を検知することが可能となる。
他の特定の態様によれば、エリプソメータ又は光波散乱計は、サンプルホルダを移動させるテーブルをさらに含む。移動テーブルは一般に、試料に対する法線を横切る2つの並進軸を含む。このような移動テーブルにより、試料の異なる点におけるエリプソメトリスペクトルを取得できる。したがって、試料、例えば半導体プレートのマップが得られる。偏光変調エリプソメータでは、完全な測定データを得るために変位を停止することが重要であり、これは、測定持続時間が少なくとも変調周期の半分であるからである。しかしながら、点ごとの取得は、移動テーブルの少し進んでは止まることを繰り返す動きによって時間がかかる。試料のマップをより高速で得ることが望ましい。本開示による瞬時的エリプソメータ又は光波散乱計によれば、短パルスのパルス光源の使用を連続移動する移動テーブルと組み合わせることが可能となる。本明細書において、「短パルス」とは、パルス持続時間について変位が無視できる程度に十分に短いパルスを意味する。このようにして、測定のたびにサンプルホルダの変位を停止する必要がなく、これは、瞬時的エリプソメトリ測定データが1パルス(又は数パルス)中に取得されるからである。この取得モードによって、一連の測定データを各光源パルスにおいてオンザフライで取得でき、移動デーブルをいちいち停止して測定を行う必要がないからである。測定データの取得速度は、光源の繰返し速度及び/又は同期させられることになるイメージング分光計30の画像検出器33の読取り速度によって決まる。CMOSカメラを用いると、50Hz又はさらには100Hzより高い読取り速度を得ることができる。キセノンフラッシュラップにより、数ナノ秒のパルスで多くの量の光を同じ程度かそれより速い速度で生成することが可能となる。スーパコンティニアム光源の繰返し速度は20kHzに到達し得る。そのようにして、本開示による分光エリプソメータでは、数秒間で数百の点を含むマップを得ることができる。これに対して、時間的偏光変調に基づく従来のエリプソメータでは、少なくとも1回の変調周期中に移動テーブルを止めて測定を行う必要がある。現在、回転する光学コンポーネントの変調速度は一般に、数Hz〜最大約20Hzのオーダであり、これは短パルスのパルス光源で動作する本開示によるエリプソメータの最大取得速度よりはるかに遅い。さらに、テーブルを停止させ、その後再び移動させなければならないことにより、変位速度は数Hzに限定される。そこから、時間的偏光変調によるエリプソメータによって約10Hzのオーダの最大速度でしかマップを得ることができず、すなわち、短パルスのパルス光源と移動テーブルの連続運動の組合せで動作する本開示によるエリプソメータの最大速度より少なくとも1桁遅いことが確実となる。
図10に示される変形型によれば、エリプソメータ又は光波散乱計は、補助イメージングシステムをさらに含む。補助イメージングシステムは、その画像が試料6へと、1.5mm×4mmのオーダの表面積上に投射される補助イメージングマスク71に関連付けられる、スペクトル幅の小さい光ビーム75を発出する、例えばLED型の補助光源70と、光学偏光スプリッタ装置26の後の光路上に配置される、レンズ77が提供される補助カメラ78と、を含む。図10に示されているように、光源ダイアフラム3と光学集光システム4との間に配置された反射性光学コンポーネント73によって、補助光ビーム75を入射光軸9上で試料に向かって注入できる。他の反射性光学コンポーネント76により、反射補助光ビーム79を第二の光軸19上で補助カメラ78に向かって反射させることができる。補助カメラ78は、補助イメージングマスク71からの6つの画像と光学的に共役関係にあり、6つの画像は重複しないか、最大でも部分的である。試料上に結像可能な視野は、数mm〜数十mmに拡張できる。
前述のセグメントレンズ及びウォラストンプリズムにより、補助カメラ78は補助照明器により照明された領域の6つの画像341、...、346を受け取り、これは例えば図11に示されている。試料上の照明領域が補助光源70の波長で異なるエリプソメトリ特性を有するパターンを含んでいる場合、これらのパターンの光学的応答は6つの画像の各々で、これらの6つの画像が異なる偏光に対応するため、異なって現れる。そこからエリプソメトリパラメータ、プサイ及びデルタの画像を抽出するためには、各画像内に同じ座標を有する点361、362、363、364、365、366の各群について、受け取った強度をp.14の20行目以降に示されているように処理することによって、この同じ点におけるプサイの値及びデルタの値を特定すればよい。したがって、試料6の照明領域上において、補助光源70の波長で、2つの画像、すなわちPSIを表す画像340、DELTAを表すもう一方の画像349が得られる。したがって、1つの波長でエリプソメトリイメージングを行う方法が示されている。RGBダイオード型の補助光源を使用すれば、試料のエリプソメトリ画像を3つの異なる波長で連続的に取得できる。
補助イメージングシステムの他の使用は、試料上の分光エリプソメータのスポットの位置の可視化のためである。主光源1からの偏光入射光ビーム11がオフにされるかブロックされる前述の例とは異なり、この使用では、補助カメラ78が主光源1の、及び補助光源70の画像を同時に受け取る。主エリプソメータのスポット371の強度がはるかに高いことから、その位置を明確に特定できる。したがって、図12は、試料6のより大きい領域の画像341に重ねられたエリプソメトリビーム371のスポットを一度に可視化できる例を示す。試料のより大きい領域のこの画像341は、6つの画像341、...、346のうちの1つでも、又はPSIの画像340及び/又はDELTAの画像349でもよい。
試料のある部分及び試料上のスポットの位置をエリプソメータ上で可視化すること及び変調エリプソメータ上でのその実装に対する関心は既に知られていたが、瞬時的エリプソメータでのその実装も、その取得方法も知られていない。
この変形型の特定の態様によれば、補助カメラのセンサの平面は、シャインプルーフの条件を満たすように傾斜される。より正確には、補助カメラのセンサの平面の、光軸に関する傾斜角度i3は、セグメントレンズ22の焦点距離F1及び補助カメラ78のレンズ77の焦点距離F3での試料上の入射角iに以下の関係により関連付けられる。
Figure 2021518565
補助イメージングマスクも傾斜され、その法線は入射ビームと、前のパラメータの、及び光学照明システム4の倍率Gの、以下の関係による関数として表現される角度iを成す。
Figure 2021518565
特定の有利な方法で、スペクトル偏光経路の各々に関するプサイ及びデルタを得るための処理は、補助カメラ78上に同時に形成される6つの画像341、...、346の中にある試料の各点における補助照明の波長に適用されて、試料のプサイ及びデルタのマップが、変位させることなく得られる。
例示的な実施形態において、約10nmのスペクトル幅にわたり640nmの光ビームを発出するダイオードを含む補助光源70は、第一の例で説明したエリプソメータに追加される。さらに、このエリプソメータは入射角度i=70°で動作すると仮定される。このダイオードにより発出される補助光ビームは、Wa,s=0.75及びWa,p=2mmの大きさの補助イメージングマスク71上に結像され、それ自体は試料6上で拡大光学系2により再結像される。この補助イメージングマスク71に対する法線は、補助光ビーム75の光軸に関して53度の角度iだけ傾斜される。半反射性ブレード73によって、2つの光源1及び70からのビームを結合でき、2つの光源は照明アーム50の集光レンズ4から100mmの距離にある。
検出アーム60は、例1のそれと同様であり、ウォラストンプリズム26の後に設置された分離プレート76をさらに含む。焦点距離F3=35mmの視補助カメラ78のレンズ77は、フェッチされたビームを補助カメラ78のセンサ上に合焦させる。有利な点として、上で詳述したように、補助カメラ78のセンサの平面に対する法線は、シャインプルーフの条件に従って、光軸と43度の角度iを成す。

Claims (21)

  1. エリプソメータ(100)であって、
    −光源光ビーム(10)を発生するようになされた光源(1)と、
    −前記光源光ビーム(10)を受け取って、偏光入射光ビーム(11)を形成するようになされた偏光子(5)と、
    −前記偏光入射光ビーム(11)を、入射面(8)内の入射光軸(9)に沿って試料(6)へと向けるようになされた照明光学系(2、4)と、
    −前記試料上の所定の入射角での前記偏光入射光ビーム(11)の反射又は透過により形成される第二の光ビーム(12)を受け取るように配置された光学波面分割ビームスプリッタ(20)であって、前記第二の光ビーム(12)は前記入射面(8)内の第二の光軸(19)に沿って伝搬し、前記入射面(8)を横切る平面内で角度的に分離された3つの異なる光軸(16、17、18)に沿って伝搬する3つの平行分割ビーム(13、14、15)を形成するように方向付けられた光学波面分割ビームスプリッタ(20)と、
    −前記3つの平行分割ビーム(13、14、15)を受け取って、3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを形成するようになされた光学偏光変換装置(25)と、
    −3つの異なる偏光状態に応じて偏光された前記3つのビームを受け取って、前記入射面を横切る前記平面内で角度的に分離された6つの光軸に沿って伝搬する6つの分離されたビーム(131、132、133、134、135、136)を形成するように配置され、方向付けられた光学偏光スプリッタ装置(26)と、
    −前記6つの分離されたビーム(131、132、133、134、135、136)を検出するようになされた検出システムと、そこからエリプソメトリ測定データを推測するようになされた処理システムと、
    を含むエリプソメータ(100)。
  2. 前記エリプソメータは単色である、請求項1に記載のエリプソメータ。
  3. 前記検出システムは、前記6つの分離されたビーム(131、132、133、134、135、136)を検出するようになされた少なくとも1つの分光計を含む、請求項1に記載のエリプソメータ。
  4. −前記6つの分離されたビーム(131、132、133、134、135、136)を受け取り、相互に整列されて相互に空間的に分離された6つの画像(141、142、143、144、145、146)を形成するように配置された光学集光システム(27)を含み、
    −前記少なくとも1つの分光計は、1つの方向に沿って長く、前記6つの画像(141、142、143、144、145、146)を同時に受け取るように配置された入射スリット(31)を含むイメージング分光計(30)を含み、前記イメージング分光計(30)は、前記6つの画像(141、142、143、144、145、146)をスペクトル分散させ、空間的に分離された6つのスペクトル部分画像(41、42、43、44、45、46)を画像検出器(33)上に同時に形成するようになされ、
    −前記画像検出器(33)は、前記6つのスペクトル部分画像(41、42、43、44、45、46)の画像を取得するようになされ、
    −前記処理システムは、前記6つのスペクトル部分画像の画像を処理し、そこから分光エリプソメトリ測定データを推測するようになされる
    請求項3に記載のエリプソメータ。
  5. 前記光学照明システム(2、4)は、前記偏光入射光ビーム(11)を前記試料(6)上に集光させるようになされ、前記光学波面分割ビームスプリッタは、同じ焦点距離と、相互に平行で、相互に空間的に分離された光軸(225、226、227)を有する3つのレンズセグメント(221、222、223)を含むセグメントレンズ(22)を含み、各レンズセグメント(221、222、223)は物体焦点(Fa、Fb、Fc)を有し、前記3つのレンズセグメント(221、222、223)は、前記3つの物体焦点(Fa、Fb、Fc)が前記試料(6)上で前記入射面を横切るように整列されるように組み立てられ、各レンズセグメント(221、222、223)は、前記第二のビーム(12)の異なる部分を受け取り、平行分割ビーム(13、14、15)を形成するように配置され、前記3つのレンズセグメント(221、222、223)は、前記3つの分割ビーム(13、14、15)が前記3つの異なる光軸に沿って伝搬するように組み立てられる、請求項1〜4の何れか1項に記載のエリプソメータ。
  6. 前記光学照明システム(2、4)は、前記試料(6)上で前記偏光入射光ビーム(11)をコリメートするようになされ、前記光学波面分割ビームスプリッタは、それらの縁辺が前記入射面(8)に平行に配置される少なくとも2つのプリズム(231、232、233)を含み、各プリズム(231、232、233)は、前記第二のビーム(12)の異なる部分を受け取り、前記第二の光軸(19)に関して角度的に偏向された光軸に沿って伝搬する平行分割ビーム(13、14、15)を形成するように配置され、前記少なくとも2つのプリズム(231、232)は、前記3つの平行分割ビーム(13、14,15)が前記3つの異なる光軸に沿って伝搬するように方向付けられ、組み立てられる、請求項1〜5の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  7. 前記光学波面分割ビームスプリッタは、3つの空間的に分離された開口(211、212、213)を含むマスク(21)をさらに含む、請求項1〜6の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  8. 前記光学偏光変換装置(25)は、少なくとも2つの波長板を含み、各波長板は異なる位相差を有し、1つの波長板は、前記3つの分割ビーム(13、14、15)のうちの1つの上に配置され、他の波長板は前記3つの分割ビーム(13、14、15)のうちの他の1つの上に配置される、請求項1〜7の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  9. 前記光学偏光スプリッタ装置(26)としては、ウォラストンプリズム、ロションプリズム、セナルモンプリズム、又は回折波長板が含まれる、請求項1〜8の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  10. 前記光学波面分割ビームスプリッタ(20)は、前記3つの分割ビーム(13、14、15)を、隣接する分割ビーム(13、14、15)間の角度ALPHAだけ角度的に分離するようになされ、前記光学偏光スプリッタ装置(26)は、前記6つの分離ビーム(131、132、133、134、135、136)を隣接する分離ビーム(131、132、133、134、135、136)間の角度BETAだけ角度的に分離するようになされ、前記角度BETAは0.6ALPHA/2〜1.5ALPHA/2である、請求項1〜9の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  11. 前記光源としては、ハロゲンランプ、キセノンフラッシュランプ、スーパコンティニアムレーザ源、及び/又は光ファイバレーザ及び/又はパルス源が含まれる、請求項1〜10の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  12. 前記光源(1)は、スーパコンティニアムレーザ源であり、前記イメージング分光計(30)の前記入射スリット(31)から上流の前記第二のビームの前記光路上に配置された円柱レンズをさらに含み、前記円柱レンズは、前記入射スリット(31)の前記長さ方向を横切る方向に前記6つの画像を拡張するようになされ、方向付けられる、請求項11に記載のエリプソメータ(100)。
  13. 第一の光源ダイアフラム(3)を含み、前記光学照明システム(2、4)は、前記第一の光源ダイアフラム(3)の第一の画像を前記試料(6)上に形成するようになされ、及び/又は第二の光源ダイアフラムを含み、前記光学照明システム(2、4)は前記第二の光源ダイアフラムの第二の画像を前記試料(6)上に形成するようになされ、前記第一の光源ダイアフラム(3)と前記第二の光源ダイアフラムとの表面積の比は10より大きいか、これと等しい、請求項1〜12の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  14. 前記光源(1)は、N1個の光パルスの第一の連続を発生するようになされ、N1は自然数であり、前記画像検出器(33)は、前記画像検出器(33)が飽和せずに、N1個の光パルスの前記第一の連続の前記6つのスペクトル部分画像の第一の画像を取得するようになされ、前記光源(1)は、N2個の光パルスの第二の連続を発生するようになされ、N2は自然数であり、N2はN1+1〜25.N1であり、前記画像検出器(33)は、前記6つのスペクトル部分画像の第一の部分では前記画像検出器(33)が飽和し、且つ前記6つのスペクトル部分画像の第二の部分では前記画像検出器(33)が飽和せずに、N2個の光パルスの前記第二の連続の第二の画像を取得するようになされ、前記処理システムは、前記第一の画像の前記6つのスペクトル部分画像の前記第一の部分を前記第二の画像の前記6つのスペクトル部分画像の前記第二の部分と結合して、そこから前記分光エリプソメトリ測定データを推測するようになされる、請求項4に記載のエリプソメータ(100)。
  15. 前記少なくとも2つのスペクトル部分画像(41、42、43、44、45、46)は中間領域(51、52、53、54、55)によって相互に空間的に分離され、前記画像処理システムは、前記中間領域(51、52、53、54、55)内のスプリアス光の強度を測定して、前記スプリアス光の強度を前記6つのスペクトル部分画像の前記画像の少なくとも一部から差し引くようになされる、請求項4又は14に記載のエリプソメータ(100)。
  16. 試料ホルダを移動させるためのシステムをさらに含み、前記光源(1)は、光パルスの連続を発生するようになされ、前記検出システムは、前記試料ホルダの変位中に光パルスの前記連続に対応する前記6つの分離ビームの取得の連続を取得するようになされ、前記処理システムは、前記取得の連続を処理して、そこから、前記試料ホルダの変位に応じたエリプソメトリ測定データの連続を推測するようになされる、請求項1〜15の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  17. 前記試料の表面を照明するようになされた補助光源(70)及び/又は前記試料の少なくとも1つの画像を取得するようになされた補助カメラ(78)をさらに含む、請求項1〜16の何れか1項に記載のエリプソメータ(100)。
  18. エリプソメトリ測定方法であって、
    −偏光入射光ビーム(11)を発生するステップと、
    −前記偏光入射光ビーム(11)を、入射面(8)内の入射光軸(9)に沿って試料(6)に向かって方向付けるステップと、
    −前記試料(6)上の所定の入射角での前記偏光入射光ビーム(11)の反射又は透過により形成される第二のビーム(12)を受け取るステップであって、前記第二のビーム(12)は前記入射面(8)内の第二の光軸(19)に沿って伝搬するステップと、
    −波面分割により前記第二のビームを光学的に分割して、3つの異なる光軸に沿って伝搬する3つの平行分割ビーム(13、14、15)を形成するステップであって、前記3つの異なる光軸は、前記入射面を横切る平面において角度的に分離されるステップと、
    −前記3つの平行分割ビーム(13、14、15)のうちの少なくとも2つの偏光を変化させて、3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを形成するステップと、
    −前記3つの偏光ビームを偏光分割して、前記入射面(8)を横切る平面内で角度的に分離された6つの光軸に沿って伝搬する6つの分離ビーム(131、132、133、134、135、136)を形成するステップと、
    −前記6つの分離ビーム(131、132、133、134、135、136)を検出して、それらからエリプソメトリ測定データを推測するステップと、
    を含む方法。
  19. −整列され、空間的に分離された6つの画像(141、142、143、144、145、146)への前記6つの分離ビーム(131、132、133、134、135、136)を、分光計(30)の入射スリット(31)へと同時に集光するステップと、
    −前記6つの画像(141、142、143、144、145、146)を空間的に散乱させて、画像検出器(33)上に空間的に分離された6つのスペクトル部分画像(41、42、43、44、45、46)を同時に形成するステップと、
    −前記6つのスペクトル部分画像(41、42、43、44、45、46)の画像を取得するステップと、
    −前記6つのスペクトル部分画像の前記画像を処理して、そこから分光エリプソメトリ測定データを推測するステップと、
    を含む、請求項18に記載の測定方法。
  20. 光波散乱計(100)であって、
    −光源光ビーム(10)を発生するようになされた光源(1)と、
    −前記光源光ビーム(10)を受け取って、偏光入射光ビーム(11)を形成するようになされた偏光子(5)と、
    −前記偏光入射光ビーム(11)を入射面(8)内の入射光軸(9)に沿って試料(6)へと方向付けるようになされた光学照明システム(2、4)と、
    −所定の入射角での前記試料上の前記偏光入射光ビーム(11)の回折により形成される第二の光ビーム(12)を受け取るように配置された光学波面分割ビームスプリッタ(20)であって、前記第二の光ビーム(12)は前記入射面(8)内の第二の光軸(19)に沿って伝搬し、前記入射面(8)を横切る平面において角度的に分離された3つの異なる光軸(16、17、18)に沿って伝搬する3つの平行分割ビーム(13、14、15)を形成するように方向付けられる光学波面分割ビームスプリッタ(20)と、
    −前記3つの平行分割ビーム(13、14、15)を受け取り、前記3つの異なる偏光状態に応じて偏光された3つのビームを形成するようになされた光学偏光変換装置(25)と、
    −3つの異なる偏光状態に応じて偏光された前記3つのビームを受け取って、前記入射面を横切る前記平面内の6つの角度的に分離された光軸に沿って伝搬する6つの分離ビーム(131、132、133、134、135、136)を形成するように配置され、方向付けられた光学偏光スプリッタ装置(26)と、
    −前記6つの分離ビーム(131、132、133、134、135、136)を検出するようになされた検出システム及びそこから光波散乱計測による測定データを抽出する処理システムと、
    を含む光波散乱計(100)。
  21. −前記6つの分離ビーム(131、132、133、134、135、136)を受け取って、整列され、空間的に分離された6つの画像(141、142、143、144、145、146)を形成するように配置された光学集光システム(27)と、
    −1つの方向に沿って長く、前記6つの画像(141、142、143、144、145、146)を同時に受け取るように配置された入射スリット(31)を含むイメージング分光計(30)であって、前記6つの画像(141、142、143、144、145、146)をスペクトル散乱させて、画像検出器(33)上に空間的に分離された6つのスペクトル部分画像(41、42、43、44、45、46)を同時に形成するようになされたイメージング分光計(30)と、
    を含み、
    −前記画像検出器(33)は、前記6つのスペクトル部分画像(41、42、43、44、45、46)の画像を取得するようになされ、
    −前記処理システムは、前記6つのスペクトル部分画像の前記画像を処理し、そこから分光光波散乱計測による測定データを推測するようになされる
    請求項20に記載の光波散乱計(100)。
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A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

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