本出願は、通信分野に関し、特に物理ダウンリンク制御チャネルのブラインド検出のための方法及び端末機器に関する。
ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)はシステムの制御領域で伝送し、システムの制御領域はシステム帯域幅全体を占用する。占用された領域のシンボル数は1〜4つのシンボルであり、シンボル数は、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)によって端末機器に通知できる。
5世代(5G:5th generation)システムのニューラジオ(NR:new radio)の技術的な議論に制御リソースセット(CORESET:Control resource set)の概念を導入し、CORESETはPDCCH検索スペースが占用する時間領域リソース及び時間領域の長さを構成し、時間的にいくつかの直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを占用することなど、ネットワーク機器は端末機器に対して複数のCORESETを構成でき、ネットワーク機器が構成した検索スペースは特定のCORESETに関連付けられ、さらに検索スペースの関連パラメータを構成することにより検索スペースが占用する時間周波数リソースの位置を決定する。
端末機器が、ネットワーク機器により構成された検索スペースでPDCCHをブラインド検出し、シングルキャリアまたはマルチキャリアなどに従って端末機器のブラインド検出回数を定義し、または、端末機器がタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出をサポートするか、またはマイクロタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出をサポートするかに従って、ブラインド検出回数を定義するなど、現在のNRシステムでの端末機器のブラインド検出機能を異なる次元から定義する。
ネットワーク機器は端末機器に対して複数の検索スペースを構成でき、各検索スペースで異なる集約レベルに対応する候補PDCCHの数を構成し、つまり異なる集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出回数に対応する。より効果的にPDCCHリソースを使用するために、ネットワーク機器は特定のタイムスロットに構成した候補PDCCHの総数が端末機器の検出能力を超えることができ、即ち端末機器が支持するブラインド検出の最大回数を超える場合であり、この場合、端末機器がどのようにPDCCHのブラインド検出を効果的に実行するかは解決すべき問題である。
本出願は、端末機器のPDCCHのブラインド検出回数を合理的に構成するために、PDCCHのブラインド検出のための方法及び端末機器を提供する。
第1の態様において、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記端末機器は、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することであって、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しく、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではないことと、
前記端末機器が、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数に従って、前記少なくとも1つの検索スペースに対してPDCCHのブラインド検出を実行することとを含む、PDCCHのブラインド検出のための方法を提供する。
したがって、本出願の実施例におけるPDCCHのブラインド検出のための方法において、端末機器は少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を、前記PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しくなるまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
第1の態様を参照すると、第1の態様の実施形態において、n及びmは0より大きい正数であり、前記端末機器が、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することは、前記端末機器が、プリセットのルールに従って、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減した後、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記端末機器は前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減すること、または、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい場合、前記端末機器は前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することを実行しないことを含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記端末機器が、前記n個の専用検索スペースにおける低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減することを含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記端末機器が、第1のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減することを含み、前記第1のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペース内のPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番である。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記端末機器は、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記第1のプリセットの順番は、同じPDCCH集約レベルを含む複数の専用検索スペースがある場合、前記複数の専用検索スペースはインデックス値の小さい方から大きい方への順番であることをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記端末機器が、前記n個の専用検索スペース内の、インデックス値が小さい専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を優先的に削減することを含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、いずれか1つの専用検索スペースにおいて、前記端末機器が、低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減することをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、具体的に、前記端末機器が、第2のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なる検索スペースに対応するPDCCHの検索回数削減することを含み、前記第2のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番である。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記端末機器が、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記第2のプリセットの順番は、同じ専用検索スペース内でPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番であることをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルが削減されるPDCCHの検索回数は異なる。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルが削減されるPDCCHの検索回数は事前に構成されている。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記方法は、前記端末機器が、ネットワーク機器によって送信された第1の指示情報を受信することであって、前記第1の指示情報は、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルに対応する、削減されたPDCCHの検索回数を指示することをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、前記端末機器は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を0に削減することを含み、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記方法は、前記端末機器が、ネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信することであって、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減することをさらに含む。
PDCCHをブラインド検出する時のチャネル推定複雑さを考えて、複数の検索スペース内の、チャネル推定を実行する必要があるCCEの総数と関連することを理解されたい。例えば、端末機器が支持する最大のCCEのチャネル推定数は48個であり、端末機器の最大のCCEのチャネル推定数を超える時、同様に前記方法を採用して、少なくとも1つの検索スペース内の、チャネル推定を実行する必要があるCCEの総数を削減し、即ち端末機器は、少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を削減し、対応する同様にチャネル推定を実行する必要があるCCEも数削減し、PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たすまで削減するプロセスでは、対応する少なくとも1つの検索スペースに対応するチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数よりまだ大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を引き続き削減でき、対応する少なくとも1つの検索スペース内のチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数より小さいか等しい時に停止し、これで端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を有効的に解決できる。したがって、本出願の実施例における端末機器のブラインド検出数を削減する方法は端末機器がPDCCHをブラインド検出する時チャネル推定を実行する複雑さを低減する問題を解決するために同様に使用される。
したがって、本出願の実施例におけるPDCCHのブラインド検出のための方法において、端末機器は少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を前記PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
第2の態様において、前記第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成される端末機器を提供する。具体的に、前記端末機器は、前記第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成されるユニットを含む。
第3態様において、メモリユニット及びプロセッサを含む端末機器を提供し、前記メモリユニットは命令を記憶するように構成され、前記プロセッサは前記メモリに記憶された命令を実行するように構成され、さらに前記プロセッサが前記メモリに記憶された命令を実行するとき、前記プロセッサに第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させる。
第4の態様において、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるコンピュータ読み取り可能な媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
第5の態様において、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行する場合、前記コンピュータは前記第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態におけるPDCCHのブラインド検出のための方法を実行する。具体的に、前記コンピュータプログラム製品は前記第2の態様の端末機器で実行できる。
本出願の実施例に係るPDCCHのブラインド検出のための方法の例示的なフローチャートである。
本出願の実施例に係る特別な検索スペースブロックの例示図である。
本出願の実施例に係る端末機器の例示的なブロック図である。
本出願の実施例に係る端末機器の別の例示的なブロック図である。
以下、本出願の実施例における技術的解決策を図面を参照して説明する。
本出願の実施例の技術的解決策は、例えば、グローバル移動通信(GSM:Global System of Mobile communication)システム、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分割多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割二重(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割二重(TDD:Time Division Duplex)、汎用移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用性(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、未来の第5世代(5G:5th Generation)システムまたはニューラジオ(NR:New Radio)など、様々な通信システムに適応することができる。
本出願の実施例における端末機器は、ユーザデバイス、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、移動局、移動局、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェントまたはユーザ装置を指し得る。端末機器は、さらに携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:wireless local loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、ワイヤレス通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイスまたはワイヤレスモデムに接続されたその他の処理デバイス、車載装置、ウェアラブル装置、未来5Gネットワークにおける端末機器または未来進化の公衆陸上移動通信網(PLMN:public land mobile network)における端末機器などであることができ、本出願の実施例はこれに対して限定しない。
本出願の実施例におけるネットワーク機器は端末機器と通信するように構成された装置であってもよく、前記ネットワーク機器は、GSMまたはCDMAの基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMAシステムの基地局(NodeB、NB)であってもよく、さらにLTEシステムの進化型基地局(Evolutional NodeB、eNBまたはeNodeB)であってもよく、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)シナリオでのワイヤレスコントローラであってもよく、または前記ネットワーク機器は、リレーステーション、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置及び未来5Gネットワークのネットワーク機器または未来進化のPLMNネットワークのネットワーク機器などであってもよく、本出願の実施例は限定されない。
図1は、本出願の実施例に係るPDCCHのブラインド検出のための方法の例示的なフローチャートを示し、前記方法100は端末機器によって実行できる。図1に示されたように、前記方法100は、次のステップを含む。ステップS110において、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記端末機器は、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することであって、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しく、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではない。ステップS120において、前記端末機器が、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数に従って、前記少なくとも1つの検索スペースに対してPDCCHのブラインド検出を実行する。
本出願の実施例において、ネットワーク機器は端末機器に少なくとも1つの検索スペースを構成でき、前記少なくとも1つの検索スペースはn個の専用検索スペース及びm個の共通検索スペースを含み、ここで、n及びmは0より大きいか等しい正数であるが、n及びmは同時に0ではない。前記少なくとも1つの検索スペース内の任意の1つの検索スペースについて、例えば、前記任意の1つの検索スペースは専用検索スペースであってもよく、共通検索スペースであってもよく、ネットワーク機器は前記任意の検索スペースと特定のCORESETの関連関係及び関連するパラメータを介して、前記端末機器に前記検索スペースが占用する時間周波数リソースの位置を構成し、ここで、前記関連するパラメータは、検索スペースのモニタリング周期、モニタリング周期内の検索スペースのオフセットタイムスロットの数、1つのタイムスロット内の検索スペースの開始シンボル位置、検索スペースに含まれた1つまたは複数の集約レベル(AL:Aggregation level)及び各集約レベルでの候補PDCCH数、及び検索スペースに対応するダウンリング制御情報(DCI:Downlink Control Information)フォーマット中の少なくとも1つのパラメータを含む。
具体的に、NRシステムにおいて、PDCCHは制御チャネルユニット(CCE:Control Channel Element)で構成され、各CCEは具体的に、リソースユニットグループ(REG:Resource−Element Group)で構成でき、各REGは複数のリソースユニット(RE:Resource Element)を含む。具体的に、NRでREGは、周波数領域的には1つの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)の大きさであり、時間的には1つのOFDMシンボルの大きさであり、複数のREGグループにより1つのREGバンドル(bundle)を構成でき、REG bundleは2つ、3つまたは6つのREGを含むことができ、1つのCCEは通常6つのREGを含む。
現在、NRシステムでは、端末機器のブラインド検出機能をシングルキャリアまたはマルチキャリアに従って端末機器のブラインド検出回数について異なる次元から定義し、または、端末機器が支持するタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出またはマイクロタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出に従ってブラインド検出回数を定義する。ここで、マイクロタイムスロットに基づくPDCCHの検出は、PDCCHの時間領域の位置がタイムスロット内の最初の2つまたは3つのOFDMのシンボルに限定されるではなく、1つのタイムスロット内の任意の位置であることを意味する。例えば、NRシステムでタイムスロットに基づくPDCCHの検出を定義しており、シングルキャリアの場合、ブラインド検出の最大回数は44回に設定できる。
さらに、ネットワーク機器は、端末機器に複数の検索スペースを構成し、各検索スペース内の異なる集約レベルに対応する候補PDCCHを構成し、各集約レベルに対応する候補PDCCHの数を構成し、各検索スペースに対応するDCIフォーマットを構成し、端末機器は各集約レベルで、ある構成されたDCIフォーマットに従ってある候補PDCCHを検出を行い、1回PDCCHの検索またはブラインド検出と称する。例えば、ネットワーク機器が端末機器に構成した検索スペース内では、集約レベルAL=2を含み、さらに前記集約レベルでは4つの候補PDCCHがあり、さらに前記検索スペースに二種類のDCIフォーマットを構成し、端末機器が二種類のDCIフォーマットに従って4つの候補PDCCHを検出する場合、最大には8回ブラインド検出する必要がある。
より有効的にPDCCHのリソースを使用するため、ネットワーク機器はあるタイムスロットに構成された全ての候補PDCCHの数が端末機器の検出機能を超えることができ、即ち端末機器が支持するブラインド検出の最大回数を超えることである。
例えば、以下の表1を例として、ネットワーク機器が端末機器に3つの検索スペースを構成すると仮定すると、各検索スペースのモニタリング周期が異なり、対応するブラインド検出回数も異なる。検索スペース1のモニタリング周期は4つのタイムスロットであり、各タイムスロットでブラインド検出を6回実行するなど、検索スペース2のモニタリング周期は1つのタイムスロットであり、各タイムスロットで40回実行するなど、検索スペース3のモニタリング周期は8つのタイムスロットであり、各タイムスロットでブラインド検出を2回実行するなど、あるタイムスロットにおいて、複数の検索スペースの全てのブラインド検出回数が端末の最大のブラインド検出機能を超えることができ、例えば、ブラインド検出の最大回数が44回であり、タイムスロット0、4、8、12及び16に対応するすべてが前記ブラインド検出の最大回数を超えるとしたら、この場合端末機器がブラインド検出回数をどのように割り当てるかまたはネットワーク機器がブラインド検出回数をどのように割り当てるかは解決すべき問題である。
さらに、NRシステムにおいて、PDCCHをブラインド検出する時にチャネル推定複雑さも導入され、チャネル推定の複雑さは検索スペース内で実行する必要があるチャネル推定のCCEの数に関連し、例えば、端末機器が支持する最大のCCEのチャネル推定数は48個であり、端末機器の最大のCCEのチャネル推定数を超えると、同様に端末機器のチャネル推定複雑さをどのように低減するかの問題が存在する。
まとめると、本出願の実施例は、前記問題を解決するためにPDCCHのブラインド検出のための方法を提供する。
具体的に、ステップS110において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、端末機器は少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の共通検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を削減し、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たす時、削減を停止する。具体的に、端末機器は先ずプリセットのルールに従って、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、削減した後、前記少なくとも1つのPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数よりまだ大きい場合、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数をまた削減する。または、端末機器はプリセットのルールに従って、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たす時、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することなく、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することを停止する。
本出願の実施例における少なくとも1つの検索スペース内の任意の検索スペースについて、様々なDCIフォーマットが構成されている場合、PDCCHのブラインド検出は各DCIフォーマットに従ってそれぞれに実行され、毎回のPDCCHのブラインド検出は1回のPDCCHの検索回数に対応することを理解されたい。
選択的に、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減する時に使用するプリセットのルールは、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することに用いられ、より説明を簡単にするため、以下のプリセットのルールはn個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することを例として説明を行い、m個の共通検索スペースも同様に適応できる。
具体的に、端末機器が、プリセットのルールに従ってn個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減する場合、前記プリセットのルールは、異なる順番に従ってn個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減でき、例えば、端末機器はn個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベル(「集約レベル」と略称する)の順番に従ってPDCCHの検索回数を削減し、または、端末機器はn個の専用検索スペースのインデックス値の順番の大きさに従ってPDCCHの検索回数を削減することできるが、本出願の実施例はこれに限定されない。
選択的に、1つの実施例として、前記プリセットのルールは、端末機器がn個の専用検索スペース内の異なる集約レベルの順番に従ってPDCCHの検索回数を削減することである。具体的に、端末機器はn個の専用検索スペース内でより低い集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減できる。例えば、端末機器は第1のプリセットの順番に従って、n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減し、ここで、前記第1のプリセットの順番は、n個の専用検索スペース内で集約レベルが低い方から高い方への順番である。本実施例は同様に集約レベルに従って高い順から低い順の順番に適応できる
本出願の実施例において、任意の1つの専用検索スペースについて、異なる集約レベルのPDCCHを含め、各集約レベルはそれぞれのPDCCHの検索回数に対応し、例えば、前記任意の専用検索スペースは集約レベルAL=1,2,4,8及び16内の少なくとも1つを含み、ここで、各集約レベルはそれぞれのPDCCHの検索回数に対応し、端末機器は前記n個の専用検索スペース内の集約レベルの低いから高い順の順番に従って、集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減し、ある集約レベルまで削減後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数の制限を満たす時に、削減を停止し、即ち残りの高レベルの集約レベルに対応するPDCCHの検索回数は、もはや削減されない。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内に複数の検索スペースが同じ集約レベルを含むことがある場合、前記同じ集約レベルの複数の専用検索スペースについて、インデックス値の小さい方から大きい方の順番に従って、または大きい順から小さい順の順番に従って、前記同じ集約レベルである複数の検索スペース内で記同じ集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減する。
具体的に、集約レベルの低いから高い順に従って、同じ集約レベルはインデックス値を小さい方から大きい方または大きい順から小さい順の順番に従って、端末機器は集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減し、n個の専用検索スペース内の第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルまで削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減を停止し、即ちランキング位置が前記第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルの後ろに配置された他の検索スペース及び他の検索レベルは、再び削減されない、そうでなければ、専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減を実行することを続ける。ここで、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペース内の任意の1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルはn個の専用検索スペース内に含まれた集約レベル中の任意の1つの集約レベルである。
任意の専用検索スペース内の任意の集約レベルに対応するPDCCHの検索回数について、削減する必要があるPDCCHの検索回数はプリセットのされてもよく、または、ネットワーク機器が構成してもよいことを理解されたい。具体的に、端末機器はネットワーク機器によって送信された第1の指示情報を受信でき、前記第1の指示情報はn個の専用検索スペース内で各集約レベルに対応する削減されたPDCCHの検索回数を指示するためである。
n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応する削減されたPDCCH検索回数は同じでもよく、異なってもよいことを理解されたい。同じ場合、即ち各集約レベルは同じ数のPDCCHの検索回数をすべて削減し、とある集約レベルのPDCCHの検索回数がレベルを削減されたほうの数より小さいか等しいことが存在する場合、削減後、前記集約レベルのPDCCHの検索回数を0と設定する。異なる場合、例えば、各集約レベルをその元のPDCCHの検索回数の半分を削減するようにすべて設定できるが、本出願の実施例はこれに限定されない。
以下、具体的な実施例に対して例を示しながら説明する。
例えば、前記端末機器は2つの専用検索スペースを含み、前記専用検索スペースは専用検索スペース0及び専用検索スペース1であり、各専用検索スペースは集約レベルAL=1、2,4,8及び16を全て含み、各専用検索スペースの各集約レベルはそれぞれのPDCCHの検索回数に対応する。PDCCHの検索回数を削減するプロセスにおいて、集約レベルがより低いのを先に削減し、即ち集約レベルAL=1のPDCCHの検索回数を先に削減する。2つの専用検索スペースは集約レベルAL=1を含むことにより、ここは専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番に従って、専用検索スペース0内で集約レベルAL=1に対応するPDCCHの検索回数を1番目に削減し、削減した後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、専用検索スペース1内で集約レベルAL=1に対応するPDCCHの検索回数を再び削減し、削減後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、前記専用検索スペース0の集約レベルを1レベル上げ、即ち専用検索スペース0内の集約レベルAL=2に対応するPDCCHの検索回数を削減するなどなど、ある検索スペース内のある集約レベルまで削減され、例えば、専用検索スペース0の集約レベルAL=8を削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が最大のブラインド検出解すより小さいか等しい条件を満たす時、削減を停止し、即ちランキングが専用検索スペース0の集約レベルAL=8の後の集約レベルはPDCCHの検索回数の削減をもう実行しない、例えば、専用検索スペース1の集約レベルAL=4のPDCCHの検索回数は変わらない。
選択的に、実施例として、前記プリセットのルールは、端末機器がn個の専用検索スペースのインデックス値の大きさの順番に従ってPDCCHの検索回数を削減する。具体的に、端末機器はインデックス値が最大の専用検索スペースからPDCCHの検索回数の削減を始め、または、端末機器はインデックス値が最小の専用検索スペースからPDCCHの検索回数の削減を始める。以下、端末機器がインデックス値が最小の専用検索スペースからPDCCHの検索回数の削減を始めることを例として説明する。具体的に、端末機器はn個の専用検索スペースでインデックス値がより小さい検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減できる。例えば、端末機器は第2のプリセットの順番に従って、n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減し、ここで、前記第1のプリセットの順番は、n個の専用検索スペースのインデックス値が小さい方から大きい方である。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内の任意の専用検索スペースについて、前記専用検索スペースが複数の集約レベルを含む場合、前記複数の集約レベルを低い方から高い方への順番に従って、前記同じ専用検索スペース内に含まれた集約レベルのPDCCHの検索回数を順次に削減する。
具体的に、n個の専用検索スペースのインデックス値の大きさの順番に従って、同じように専用検索スペースの集約レベルが低い方から高い方への順番に従って、端末機器は専用検索スペースに含まれた少なくとも1つの集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減し、n個の専用検索スペース内の第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルまで削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減を停止し、即ちランキング位置が前記第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルの後ろに配置された他の検索スペース及び他の検索レベルは、再び削減されない、そうでなければ、専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減を実行することを続ける。ここで、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペース内の任意の1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルはn個の専用検索スペース内に含まれた集約レベル中の任意の1つの集約レベルである。
任意の専用検索スペース内の任意の集約レベルに対応するPDCCHの検索回数について、削減する必要があるPDCCHの検索回数はプリセットのされてもよく、または、ネットワーク機器が構成してもよいことを理解されたい。具体的に、端末機器はネットワーク機器によって送信された第1の指示情報を受信でき、前記第1の指示情報はn個の専用検索スペース内で各集約レベルに対応する削減されたPDCCHの検索回数を指示するためである。
n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応する削減されたPDCCH検索回数は同じでもよく、異なってもよいことを理解されたい。同じ場合、即ち各集約レベルは同じ数のPDCCHの検索回数をすべて削減し、とある集約レベルのPDCCHの検索回数がレベルを削減されたほうの数より小さいか等しいことが存在する場合、削減後、前記集約レベルのPDCCHの検索回数を0と設定する。異なる場合、例えば、各集約レベルをその元のPDCCHの検索回数の半分を削減するようにすべて設定できるが、本出願の実施例はこれに限定されない。
以下、具体的な実施例に対して例を示しながら説明する。
例えば、前記端末機器は2つの専用検索スペースを含み、前記専用検索スペースは専用検索スペース0及び専用検索スペース1であり、各専用検索スペースは集約レベルAL=1、2,4,8及び16を全て含み、各専用検索スペースの各集約レベルはそれぞれのPDCCHの検索回数に対応する。PDCCHの検索回数を削減するプロセスにおいて、インデックス値がより小さい専用検索スペースを先に削減し、即ち専用検索スペース0のPDCCHの検索回数を先に削減する。前記専用検索スペース0は5つの集約レベルを含むため、ここは集約レベルの低い方から高い方への順番に従って、専用検索スペース0内で集約レベルAL=1に対応するPDCCHの検索回数を1番目に削減し、削減した後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、専用検索スペース0内で集約レベルAL=2に対応するPDCCHの検索回数をさらに削減し、削減後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、セットは、前記専用検索スペース0の集約レベルを1レベル上げ、即ち専用検索スペース0内の集約レベルAL=4に対応するPDCCHの検索回数を削減するなどなど、ある検索スペース内のある集約レベルまで削減され、例えば、専用検索スペース1の集約レベルAL=2を削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が最大のブラインド検出解すより小さいか等しい条件を満たす時、削減を停止し、即ちランキングが専用検索スペース1の集約レベルAL=2の後の集約レベルはPDCCHの検索回数の削減をもう実行しない、例えば、専用検索スペース1の集約レベルAL=4のPDCCHの検索回数は変わらない。
本出願の実施例において、端末機器のn個の専用検索スペースでは特別な検索スペースブロックが存在する場合があり、前記検索スペースブロックは入れ子構造のPDCCHの構造を含み、この場合、端末機器はプリセットのルールに従って、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減する時、前記プリセットのルールは、前記特別な検索スペースブロックに対応するPDCCHの検索回数を削減できる。
具体的に、前記プリセットのルールは、端末機器のn個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、即ち前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースは1つの特別な検索スペースブロックである。前記端末機器は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を0に削減し、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは任意専用検索スペース内の任意集約レベルであり、第4のPDCCH集約レベルは任意専用検索スペース内の任意集約レベルであり、さらに前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
例えば、図2は、特別な検索スペースブロックの例示図を示し、図2に示されたように、前記検索スペースブロックは入れ子のPDCCH構造を含み、図では高レベルの集約レベルのCCEは低レベルの集約レベルのCCEを含む。具体的に、図2における集約レベルAL=1の8つの候補PDCCHに占用された8つのCCE、集約レベルAL=2の4つの候補PDCCHに占用された8つのCCE及び集約レベルAL=8の1つの候補PDCCHに占用された8つのCCEが占用する時間周波数リソースは完全に一致するが、より明確的な例示のため、図2の横は周波数が同じことを表示するが、縦はそれぞれ4つの集約レベルを示す。ここで、集約レベルAL=2に対する4つの候補PDCCHでは、各候補PDCCHが占用する2つのCCEはそれぞれの2つのAL=1のCCEに対応し、即ち前記集約レベルAL=2は前記第4のPDCCH集約レベルであり、集約レベルAL=1は前記第3のPDCCH集約レベルであり、プリセットのルールは、集約レベルAL=2及び/またはAL=1に対応するPDCCHの検索回数の全てを0に削減できる。同じように、例えばAL=4の2つの候補PDCCHで、各プリセットのルールが占用する4つのCCEは2つの集約レベルAL=2の合計4つのCCEに対応し、プリセットのルールは、集約レベルAL=4及び/またはAL=2に対応するPDCCHの検索回数の全てを0に削減できる。さらに例えば1つの集約レベルAL=8の1つの候補PDCCHが占用する8つのCCEは2つのAL=4の合計8つのCCEに対応し、前記セットルールは、集約レベルAL=8及び/またはAL=4に対応するPDCCHの検索回数の全てを0に削減できる。
このように、端末機器のn個の専用検索スペースは前記の複数の特別な検索スペースブロックに似たものを含む場合、前記プリセットのルールは、端末機器は中の部分的の特別な検索スペースブロック及び対応するPDCCHの検索回数を削減することによって、PDCCHの検索総回数低減する目的を達成する。
選択的に、中の1つの特別な検索スペースブロックを削減することについて、前記検索スペースブロックに対応する全てのPDCCHの検索回数を削減でき、例えば図2での検索スペースブロックに対応するPDCCHの検索回数をすべて削除し、または前記検索スペースブロックより下の一部の集約レベルに対応するPDCCHの検索回数も削減でき、また端末のブラインド検出回数を低減する目的を達成でき、例えば、図2での検索スペースブロックは集約レベルAL=1、AL=2及びAL=4に対応するPDCCHの検索回数を削減でき、集約レベルAL=8に対応するPDCCHの検索回数を保つ。または、図2での検索スペースブロックは第2のAL=4,及びそれと同じCCEを持つAL=1及びAL=2の検索回数を0に削減でき、AL=8の検索回数、及び第1のAL=4及びそれと同じCCEを持つAL=1及びAL=2の検索回数を保つ。
前記方法100は、前記端末機器がネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信することであって、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減することをさらに含むことを理解されたい。具体的に、端末機器はネットワーク機器の構成に従って、1つまたは複数の前記特別な検索スペースブロックに対応する全てまたは一部のPDCCHの検索回数を削減することを決定する。
本出願の実施例における各専用検索スペース内の各集約レベルに対応する元のPDCCHの検索回数はネットワーク機器が構成してもよく、または事前に構成されたものであってもよいことを理解されたい。本出願の実施例はこれに限定されない。
本出願の実施例における端末機器が使用するプリセットのルールは先に構成でき、またはネットワーク機器によって構成されることを理解されたい。具体的に、端末機器が前記プリセットのルールに従てn個の検索スペースまたはm個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減するため、端末機器はネットワーク機器によって送信されたプリセットのルールを受信できるだが、本出願の実施例はこれに限定されない。
PDCCHをブラインド検出する時のチャネル推定複雑さを考えて、複数の検索スペース内のチャネル推定を実行する必要がある総CCEの数と関連することを理解されたい。例えば、端末機器が支持する最大のCCEのチャネル推定数は48個であり、端末機器の最大のCCEのチャネル推定数を超える時、同様に前記方法を採用して少なくとも1つの検索スペース内のチャネル推定を実行する必要がある総CCEの数を削減し、即ち端末機器は少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を削減し、対応する同様にチャネル推定を実行する必要があるCCEも数削減し、PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たすまで削減するプロセスでは、対応する少なくとも1つの検索スペースに対応するチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数よりまだ大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を引き続き削減でき、対応する少なくとも1つの検索スペース内のチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数より小さいか等しい時に停止し、これで端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を有効的に解決できる。したがって、本出願の実施例における端末機器のブラインド検出数を削減する方法は端末機器がPDCCHをブラインド検出する時チャネル推定を実行する複雑さを低減する問題を解決するために同様に使用される。
説明するべきなのは、検索スペースが入れ子構造になっている場合、ブラインド検出回数を低減するために、集約レベルが低い検索回数を低減してブラインド検出の総数を低減することができるだが、チャネル推定の複雑さを削減する必要がある場合、まだ集約レベルが低い検索回数を低減してチャネル推定の複雑さを低減できない。集約レベルが高い候補PDCCHが全てのチャネル推定を実行するCCEをまだ含むため、この場合、前記検索スペースブロックの全ての集約レベルの検索回数を0に削減できることにより、前記チャネル推定の複雑さの目的を達成する。または集約レベルが高いPDCCHの検索回数を優先的に0に削減でき、さらに一部の低集約レベルのPDCCHの検索回数を低減し、検索スペースの複雑さも低減できる。
例えば、図2に示されたように、チャネル推定の複雑さを低減するために、即ちチャネル推定を実行する必要があるCCEの数を削減して、前記検索スペースブロックの全ての集約レベルのPDCCHの検索回数を0に削減でき、この場合前記検索スペースブロックの全てのCCEに対してチャネル推定を実行する必要がないことにより、チャネル推定の複雑さを低減する。または、AL=8のPDCCHの検索回数を0に削減し、さらに第2のAL=4のPDCCHの検索回数を0に削減し、及びそれと同じCCEを持つ全てのAL=2及びAL=1の検索回数を0に削減し、この場合第1のAL=4及びそれと同じCCEを持つAL=2及びAL=1のPDCCHのみをブラインド検出する必要があり、したがって4つのCCEのチャネル推定のみを実行する必要があり、チャネル推定の複雑さを低減できる。
したがって、本出願の実施例におけるPDCCHのブラインド検出のための方法において、端末機器は少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を前記PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
本出願の様々な実施例において、前記各プロセスの番号の大きさは実行する前後順番を意味せず、各プロセスの実行順番は、その機能と内部論理によって決定されるべきであり、本出願の実施例の実施プロセスに対してあらゆる制限を構成してはならないことを理解されたい。
さらに、本明細書における「及び/または」という用語は、関連付けられたオブジェクトを説明する単なる関連付けであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、A及び/またはBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合など3つの場合を表す。さらに、本明細書における文字「/」は、一般的に、コンテキストオブジェクトが「または」の関係であることを示す。
本明細書における図1及び図2を参照して、本出願の実施例に係るPDCCHのブラインド検出のための方法を詳細に説明し、以下、図3及び図4を参照して、本出願の実施例に係る端末機器を説明する。
図3に示されたように、本出願の実施例に係る端末機器200は、処理ユニット210及び検出ユニット220を含み、選択的に、受信ユニット230をさらに含む。具体的に、前記処理ユニット210は、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しいように構成され、ここで、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではない。前記検出ユニット200は、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数に従って、前記少なくとも1つの検索スペース内のPDCCHのブラインド検出を実行するように構成される。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を前記PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
選択的に、n及びmは0より大きい正数であり、前記処理ユニット210は具体的に、プリセットのルールに従って、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減した後、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、または、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することを実行しないように構成される。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記処理ユニット210が、前記n個の専用検索スペースにおける低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減することを含む。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記処理ユニット210が、第1のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減することを含み、前記第1のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペース内のPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番である。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内で第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記処理ユニット210は前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、前記第1のプリセットの順番は、同じPDCCH集約レベルを含む複数の専用検索スペースがある場合、前記複数の専用検索スペースはインデックス値の小さい方から大きい方への順番であることをさらに含む。
選択的に、前記第1のプリセットのルールは、前記処理ユニット210が、前記n個の専用検索スペース内の、インデックス値が小さい専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を優先的に削減することを含む。
選択的に、前記プリセットのルールは、いずれか1つの専用検索スペースにおいて、前記端末機器が低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減することをさらに含む。
選択的に、前記プリセットのルールは、具体的に、前記処理ユニット210が、第2のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なる検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を含み、前記第2のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番である。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記処理ユニット210が前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、前記第2のプリセットの順番は、同じ専用検索スペース内でPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番であることをさらに含む。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルが削減されるPDCCHの検索回数は異なる。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルが削減するPDCCHの検索回数は事前に構成される。
選択的に、前記受信ユニット230は、ネットワークによって送信され第1の指示情報を受信するように構成され、前記第1の指示情報は前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルに対応する、削減されたPDCCHの検索回数を指示する。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、前記処理ユニット210は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を0に削減することを含み、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
選択的に、前記受信ユニット230は、ネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信するように構成され、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減する。
本出願の実施例に係る端末機器200は本出願の実施例における方法100を実行することに対応でき、さらに端末機器200における各ユニットの上述した及び他の操作及び/または機能は、それぞれ図1及び図2における各方法の端末機器の対応するプロセスを具現するためであることを理解されたい。簡潔のために、ここで再び説明しない。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を前記PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
図4は、本出願の実施例に係る端末機器300のブロック図を示し。図4に示されたように、前記端末機器300は、プロセッサ310及びトランシーバ320を含み、プロセッサ310とトランシーバ320は接続され、選択的に、端末機器300はメモリ330をさらに含み、メモリ330とプロセッサ310は接続される。ここで、プロセッサ310、メモリ330及びトランシーバ320の間は内部接続回路によってお互い通信、伝送及び/またはデータ信号を制御し、前記メモリ330は命令を記憶するように構成でき、前記プロセッサ310はトランシーバ320によってメッセージまたはデータを送信することを制御するために、前記メモリ330に記憶された命令を実行するように構成され、前記プロセッサ310は、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しいように構成され、ここで、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではない。前記検出ユニット200は、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数に従って、前記少なくとも1つの検索スペース内のPDCCHのブラインド検出を実行する。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を前記PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
選択的に、一実施例として、n及びmは0より大きい正数であり、前記プロセッサ310は具体的に、プリセットのルールに従って、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減した後、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減し、または、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を削減することを実行しないように構成される。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記プロセッサ310が、前記n個の専用検索スペースにおける低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減することを含む。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記プロセッサ310が、第1のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を順次に削減することを含み、前記第1のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペース内のPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番である。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内で第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記プロセッサ310は前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、一実施例として、前記第1のプリセットの順番は、同じPDCCH集約レベルを含む複数の専用検索スペースがある場合、前記複数の専用検索スペースはインデックス値の小さい方から大きい方への順番であることをさらに含む。
選択的に、一実施例として、前記第1のプリセットのルールは、前記プロセッサ310が、前記n個の専用検索スペース内の、インデックス値が小さい専用検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を優先的に削減することを含む。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、いずれか1つの専用検索スペースにおいて、前記端末機器が低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を優先的に削減することをさらに含む。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、具体的に、前記プロセッサ310が、第2のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なる検索スペースに対応するPDCCHの検索回数を含み、前記第2のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番である。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記プロセッサ310が前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、一実施例として、前記第2のプリセットの順番は、同じ専用検索スペース内でPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番であることをさらに含む。
選択的に、一実施例として、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルが削減されるPDCCHの検索回数は異なる。
選択的に、一実施例として、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルが削減するPDCCHの検索回数は事前に構成される。
選択的に、一実施例として、前記トランシーバ320は、ネットワークによって送信され第1の指示情報を受信するように構成され、前記第1の指示情報は前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルに対応する、削減されたPDCCHの検索回数を指示する。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、前記プロセッサ310は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHの検索回数を0に削減することを含み、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
選択的に、一実施例として、前記受信ユニット230は、ネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信するように構成され、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減する。
本出願の実施例に係る端末機器300は本出願の実施例における端末機器200に対応でき、さらに本出願の実施例に係る方法100における対応する主体を実行することに対応でき、さらに端末機器300における各ユニットの上述した及び他の操作及び/または機能は、それぞれ図1及び図2における各方法の端末機器の対応するプロセスを具現するためであることを理解されたい。簡潔のために、ここで再び説明しない。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHの検索回数を前記PDCCHの検索回数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
本出願の前記方法の実施例は、プロセッサに適用されてもよく、またはプロセッサによって実現されてもよいことに留意されたい。プロセッサは、信号処理機能を備える集積回路チップであることができる。実現プロセスにおいて、前記方法の実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形によって実現することができる。前述したプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアデバイスなどであってもよい。前述したプロセッサは、本出願の実施例における開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または前記プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施例に開示された方法のステップに合わせて、ハードウェア復号化プロセッサに直接に具現されることができ、または復号化プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリまたは電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど本分野の従来の記憶媒体に配置されることができる。前記記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサがメモリ内の情報を読み取って、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを完成する。
本出願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは非揮発性メモリであってもよく、または揮発性及び非揮発性メモリ両者の両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、非揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:read−only memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:programmable rom)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:erasable PROM)、電気的消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:electrically EPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュ(External cache)として、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)であってもよい。例示的であるが限定的な説明ではないが、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、強化された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリの同期接続(SLDRAM:synchlink DRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:direct rambus RAM)など様々な形のRAMを使用することができる。本明細書で説明するシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むがこれに限定されないことを意図することに留意されたい。
当業者は、本明細書で開示された実施例で説明された各例示のユニット及びアルゴリズムステップに合わせて、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせによって実現することができることを理解するであろう。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定の応用及び設計の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は本出願の範囲を超えると見なされるべきではない。
当業者は、説明の便宜上及び簡潔さのために、前記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な作業プロセスは、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができることを明確に理解することができ、詳細はここでは再度説明しない。
本出願によって提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方法で実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明された装置の実施例は単なる例示的であり、例えば、前記ユニットの分割は論理的な機能の分割に過ぎない。実際の実現の際に、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを組み合わせたり、または別のシステムに統合されたり、または一部の特徴は無視するか実行しない等、別の分割方法が存在することができる。加えて、表示または議論される相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェイス、装置またはユニットを介した間接な結合または通信接続であり得、電気的、機械的または他の形態であり得る。
前記個別の部品として説明されるユニットは、物理的に分離される場合とされない場合があり、ユニットとして表示される部品は、物理ユニットである場合とそうでない場合がある。即ち、ある場所に位置するか、または複数のネットワークユニットに分散されることもできる。実際のニーズに従って、その中のユニットの一部または全部を選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
さらに、本出願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットが物理的に別個に存在してもよく、2つまたは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な取記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質でまたは先行技術に対して貢献のある部分または当該技術の解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶されて、一台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであり得る)が本出願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップ実行させるために、いくつかの命令を含む。上記した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
上記の説明は本出願の具体的な実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲はそれに限定せず、当業者が本出願に開示された技術的範囲内で容易に想到し得る変更または置換は、すべて本出願の保護範囲内に含まれるべきある。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の保護範囲を基準とするべきである。
本出願は、通信分野に関し、特に物理ダウンリンク制御チャネルのブラインド検出のための方法及び端末機器に関する。
ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)はシステムの制御領域で伝送し、システムの制御領域はシステム帯域幅全体を占用する。占用された領域のシンボル数は1〜4つのシンボルであり、シンボル数は、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)によって端末機器に通知できる。
5世代(5G:5th generation)システムのニューラジオ(NR:new radio)の技術的な議論に制御リソースセット(CORESET:Control resource set)の概念を導入し、CORESETはPDCCH検索スペースが占用する時間領域リソース及び時間領域の長さを構成し、時間的にいくつかの直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルを占用することなど、ネットワーク機器は端末機器に対して複数のCORESETを構成でき、ネットワーク機器が構成した検索スペースは特定のCORESETに関連付けられ、さらに検索スペースの関連パラメータを構成することにより検索スペースが占用する時間周波数リソースの位置を決定する。
端末機器が、ネットワーク機器により構成された検索スペースでPDCCHをブラインド検出し、シングルキャリアまたはマルチキャリアなどに従って端末機器のブラインド検出回数を定義し、または、端末機器がタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出をサポートするか、またはマイクロタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出をサポートするかに従って、ブラインド検出回数を定義するなど、現在のNRシステムでの端末機器のブラインド検出機能を異なる次元から定義する。
ネットワーク機器は端末機器に対して複数の検索スペースを構成でき、各検索スペースで異なる集約レベルに対応する候補PDCCHの数を構成し、つまり異なる集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数に対応する。より効果的にPDCCHリソースを使用するために、ネットワーク機器は特定のタイムスロットに構成した候補PDCCHの総数が端末機器の検出能力を超えることができ、即ち端末機器が支持するブラインド検出の最大回数を超える場合であり、この場合、端末機器がどのようにPDCCHのブラインド検出を効果的に実行するかは解決すべき問題である。
本出願は、端末機器のPDCCHのブラインド検出の数を合理的に構成するために、PDCCHのブラインド検出のための方法及び端末機器を提供する。
第1の態様において、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記端末機器は、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することであって、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しく、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではないことと、
前記端末機器が、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数に従って、前記少なくとも1つの検索スペースに対してPDCCHのブラインド検出を実行することとを含む、PDCCHのブラインド検出のための方法を提供する。
したがって、本出願の実施例におけるPDCCHのブラインド検出のための方法において、端末機器は少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を、前記PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しくなるまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
第1の態様を参照すると、第1の態様の実施形態において、n及びmは0より大きい正数であり、前記端末機器が、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することは、前記端末機器が、プリセットのルールに従って、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減した後、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記端末機器は前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減すること、または、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい場合、前記端末機器は前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することを実行しないことを含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記端末機器が、前記n個の専用検索スペースにおける低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することを含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記端末機器が、第1のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減することを含み、前記第1のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペース内のPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番である。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記端末機器は、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記第1のプリセットの順番は、同じPDCCH集約レベルを含む複数の専用検索スペースがある場合、前記複数の専用検索スペースはインデックス値の小さい方から大きい方への順番であることをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記端末機器が、前記n個の専用検索スペース内の、インデックス値が小さい専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することを含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、いずれか1つの専用検索スペースにおいて、前記端末機器が、低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、具体的に、前記端末機器が、第2のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なる検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数削減することを含み、前記第2のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番である。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記端末機器が、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記第2のプリセットの順番は、同じ専用検索スペース内でPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番であることをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルが削減されるPDCCHのブラインド検出の数は異なる。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルが削減されるPDCCHのブラインド検出の数は事前に構成されている。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記方法は、前記端末機器が、ネットワーク機器によって送信された第1の指示情報を受信することであって、前記第1の指示情報は、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルに対応する、削減されたPDCCHのブラインド検出の数を指示することをさらに含む。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、前記端末機器は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を0に削減することを含み、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
第1の態様及びその上記の実施形態に合わせて、第1の態様の別の実施形態において、前記方法は、前記端末機器が、ネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信することであって、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減することをさらに含む。
PDCCHをブラインド検出する時のチャネル推定複雑さを考えて、複数の検索スペース内の、チャネル推定を実行する必要があるCCEの総数と関連することを理解されたい。例えば、端末機器が支持する最大のCCEのチャネル推定数は48個であり、端末機器の最大のCCEのチャネル推定数を超える時、同様に前記方法を採用して、少なくとも1つの検索スペース内の、チャネル推定を実行する必要があるCCEの総数を削減し、即ち端末機器は、少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減し、対応する同様にチャネル推定を実行する必要があるCCEも数削減し、PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たすまで削減するプロセスでは、対応する少なくとも1つの検索スペースに対応するチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数よりまだ大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を引き続き削減でき、対応する少なくとも1つの検索スペース内のチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数より小さいか等しい時に停止し、これで端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を有効的に解決できる。したがって、本出願の実施例における端末機器のブラインド検出数を削減する方法は端末機器がPDCCHをブラインド検出する時チャネル推定を実行する複雑さを低減する問題を解決するために同様に使用される。
したがって、本出願の実施例におけるPDCCHのブラインド検出のための方法において、端末機器は少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を前記PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
第2の態様において、前記第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成される端末機器を提供する。具体的に、前記端末機器は、前記第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成されるユニットを含む。
第3態様において、メモリユニット及びプロセッサを含む端末機器を提供し、前記メモリユニットは命令を記憶するように構成され、前記プロセッサは前記メモリに記憶された命令を実行するように構成され、さらに前記プロセッサが前記メモリに記憶された命令を実行するとき、前記プロセッサに第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させる。
第4の態様において、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるコンピュータ読み取り可能な媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するための命令を含む。
第5の態様において、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行する場合、前記コンピュータは前記第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施形態におけるPDCCHのブラインド検出のための方法を実行する。具体的に、前記コンピュータプログラム製品は前記第2の態様の端末機器で実行できる。
本出願の実施例に係るPDCCHのブラインド検出のための方法の例示的なフローチャートである。
本出願の実施例に係る特別な検索スペースブロックの例示図である。
本出願の実施例に係る端末機器の例示的なブロック図である。
本出願の実施例に係る端末機器の別の例示的なブロック図である。
以下、本出願の実施例における技術的解決策を図面を参照して説明する。
本出願の実施例の技術的解決策は、例えば、グローバル移動通信(GSM:Global System of Mobile communication)システム、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分割多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割二重(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割二重(TDD:Time Division Duplex)、汎用移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用性(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、未来の第5世代(5G:5th Generation)システムまたはニューラジオ(NR:New Radio)など、様々な通信システムに適応することができる。
本出願の実施例における端末機器は、ユーザデバイス、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、移動局、移動局、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェントまたはユーザ装置を指し得る。端末機器は、さらに携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:wireless local loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、ワイヤレス通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイスまたはワイヤレスモデムに接続されたその他の処理デバイス、車載装置、ウェアラブル装置、未来5Gネットワークにおける端末機器または未来進化の公衆陸上移動通信網(PLMN:public land mobile network)における端末機器などであることができ、本出願の実施例はこれに対して限定しない。
本出願の実施例におけるネットワーク機器は端末機器と通信するように構成された装置であってもよく、前記ネットワーク機器は、GSMまたはCDMAの基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMAシステムの基地局(NodeB、NB)であってもよく、さらにLTEシステムの進化型基地局(Evolutional NodeB、eNBまたはeNodeB)であってもよく、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)シナリオでのワイヤレスコントローラであってもよく、または前記ネットワーク機器は、リレーステーション、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置及び未来5Gネットワークのネットワーク機器または未来進化のPLMNネットワークのネットワーク機器などであってもよく、本出願の実施例は限定されない。
図1は、本出願の実施例に係るPDCCHのブラインド検出のための方法の例示的なフローチャートを示し、前記方法100は端末機器によって実行できる。図1に示されたように、前記方法100は、次のステップを含む。ステップS110において、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記端末機器は、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することであって、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しく、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではない。ステップS120において、前記端末機器が、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数に従って、前記少なくとも1つの検索スペースに対してPDCCHのブラインド検出を実行する。
本出願の実施例において、ネットワーク機器は端末機器に少なくとも1つの検索スペースを構成でき、前記少なくとも1つの検索スペースはn個の専用検索スペース及びm個の共通検索スペースを含み、ここで、n及びmは0より大きいか等しい正数であるが、n及びmは同時に0ではない。前記少なくとも1つの検索スペース内の任意の1つの検索スペースについて、例えば、前記任意の1つの検索スペースは専用検索スペースであってもよく、共通検索スペースであってもよく、ネットワーク機器は前記任意の検索スペースと特定のCORESETの関連関係及び関連するパラメータを介して、前記端末機器に前記検索スペースが占用する時間周波数リソースの位置を構成し、ここで、前記関連するパラメータは、検索スペースのモニタリング周期、モニタリング周期内の検索スペースのオフセットタイムスロットの数、1つのタイムスロット内の検索スペースの開始シンボル位置、検索スペースに含まれた1つまたは複数の集約レベル(AL:Aggregation level)及び各集約レベルでの候補PDCCH数、及び検索スペースに対応するダウンリング制御情報(DCI:Downlink Control Information)フォーマット中の少なくとも1つのパラメータを含む。
具体的に、NRシステムにおいて、PDCCHは制御チャネルユニット(CCE:Control Channel Element)で構成され、各CCEは具体的に、リソースユニットグループ(REG:Resource−Element Group)で構成でき、各REGは複数のリソースユニット(RE:Resource Element)を含む。具体的に、NRでREGは、周波数領域的には1つの物理リソースブロック(PRB:physical resource block)の大きさであり、時間的には1つのOFDMシンボルの大きさであり、複数のREGグループにより1つのREGバンドル(bundle)を構成でき、REG bundleは2つ、3つまたは6つのREGを含むことができ、1つのCCEは通常6つのREGを含む。
現在、NRシステムでは、端末機器のブラインド検出機能をシングルキャリアまたはマルチキャリアに従って端末機器のブラインド検出回数について異なる次元から定義し、または、端末機器が支持するタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出またはマイクロタイムスロット粒度に基づくPDCCHの検出に従ってブラインド検出回数を定義する。ここで、マイクロタイムスロットに基づくPDCCHの検出は、PDCCHの時間領域の位置がタイムスロット内の最初の2つまたは3つのOFDMのシンボルに限定されるではなく、1つのタイムスロット内の任意の位置であることを意味する。例えば、NRシステムでタイムスロットに基づくPDCCHの検出を定義しており、シングルキャリアの場合、ブラインド検出の最大回数は44回に設定できる。
さらに、ネットワーク機器は、端末機器に複数の検索スペースを構成し、各検索スペース内の異なる集約レベルに対応する候補PDCCHを構成し、各集約レベルに対応する候補PDCCHの数を構成し、各検索スペースに対応するDCIフォーマットを構成し、端末機器は各集約レベルで、ある構成されたDCIフォーマットに従ってある候補PDCCHを検出を行い、1回PDCCHの検索またはブラインド検出と称する。例えば、ネットワーク機器が端末機器に構成した検索スペース内では、集約レベルAL=2を含み、さらに前記集約レベルでは4つの候補PDCCHがあり、さらに前記検索スペースに二種類のDCIフォーマットを構成し、端末機器が二種類のDCIフォーマットに従って4つの候補PDCCHを検出する場合、最大には8回ブラインド検出する必要がある。
より有効的にPDCCHのリソースを使用するため、ネットワーク機器はあるタイムスロットに構成された全ての候補PDCCHの数が端末機器の検出機能を超えることができ、即ち端末機器が支持するブラインド検出の最大回数を超えることである。
例えば、以下の表1を例として、ネットワーク機器が端末機器に3つの検索スペースを構成すると仮定すると、各検索スペースのモニタリング周期が異なり、対応するブラインド検出回数も異なる。検索スペース1のモニタリング周期は4つのタイムスロットであり、各タイムスロットでブラインド検出を6回実行するなど、検索スペース2のモニタリング周期は1つのタイムスロットであり、各タイムスロットで40回実行するなど、検索スペース3のモニタリング周期は8つのタイムスロットであり、各タイムスロットでブラインド検出を2回実行するなど、あるタイムスロットにおいて、複数の検索スペースの全てのブラインド検出回数が端末の最大のブラインド検出機能を超えることができ、例えば、ブラインド検出の最大回数が44回であり、タイムスロット0、4、8、12及び16に対応するすべてが前記ブラインド検出の最大回数を超えるとしたら、この場合端末機器がブラインド検出回数をどのように割り当てるかまたはネットワーク機器がブラインド検出回数をどのように割り当てるかは解決すべき問題である。
さらに、NRシステムにおいて、PDCCHをブラインド検出する時にチャネル推定複雑さも導入され、チャネル推定の複雑さは検索スペース内で実行する必要があるチャネル推定のCCEの数に関連し、例えば、端末機器が支持する最大のCCEのチャネル推定数は48個であり、端末機器の最大のCCEのチャネル推定数を超えると、同様に端末機器のチャネル推定複雑さをどのように低減するかの問題が存在する。
まとめると、本出願の実施例は、前記問題を解決するためにPDCCHのブラインド検出のための方法を提供する。
具体的に、ステップS110において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、端末機器は少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の共通検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減し、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たす時、削減を停止する。具体的に、端末機器は先ずプリセットのルールに従って、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、削減した後、前記少なくとも1つのPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数よりまだ大きい場合、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数をまた削減する。または、端末機器はプリセットのルールに従って、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たす時、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することなく、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することを停止する。
本出願の実施例における少なくとも1つの検索スペース内の任意の検索スペースについて、様々なDCIフォーマットが構成されている場合、PDCCHのブラインド検出は各DCIフォーマットに従ってそれぞれに実行され、毎回のPDCCHのブラインド検出は1回のPDCCHのブラインド検出の数に対応することを理解されたい。
選択的に、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減する時に使用するプリセットのルールは、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することに用いられ、より説明を簡単にするため、以下のプリセットのルールはn個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することを例として説明を行い、m個の共通検索スペースも同様に適応できる。
具体的に、端末機器が、プリセットのルールに従ってn個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減する場合、前記プリセットのルールは、異なる順番に従ってn個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減でき、例えば、端末機器はn個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベル(「集約レベル」と略称する)の順番に従ってPDCCHのブラインド検出の数を削減し、または、端末機器はn個の専用検索スペースのインデックス値の順番の大きさに従ってPDCCHのブラインド検出の数を削減することできるが、本出願の実施例はこれに限定されない。
選択的に、1つの実施例として、前記プリセットのルールは、端末機器がn個の専用検索スペース内の異なる集約レベルの順番に従ってPDCCHのブラインド検出の数を削減することである。具体的に、端末機器はn個の専用検索スペース内でより低い集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減できる。例えば、端末機器は第1のプリセットの順番に従って、n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減し、ここで、前記第1のプリセットの順番は、n個の専用検索スペース内で集約レベルが低い方から高い方への順番である。本実施例は同様に集約レベルに従って高い順から低い順の順番に適応できる
本出願の実施例において、任意の1つの専用検索スペースについて、異なる集約レベルのPDCCHを含め、各集約レベルはそれぞれのPDCCHのブラインド検出の数に対応し、例えば、前記任意の専用検索スペースは集約レベルAL=1,2,4,8及び16内の少なくとも1つを含み、ここで、各集約レベルはそれぞれのPDCCHのブラインド検出の数に対応し、端末機器は前記n個の専用検索スペース内の集約レベルの低いから高い順の順番に従って、集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減し、ある集約レベルまで削減後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数の制限を満たす時に、削減を停止し、即ち残りの高レベルの集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数は、もはや削減されない。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内に複数の検索スペースが同じ集約レベルを含むことがある場合、前記同じ集約レベルの複数の専用検索スペースについて、インデックス値の小さい方から大きい方の順番に従って、または大きい順から小さい順の順番に従って、前記同じ集約レベルである複数の検索スペース内で記同じ集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減する。
具体的に、集約レベルの低いから高い順に従って、同じ集約レベルはインデックス値を小さい方から大きい方または大きい順から小さい順の順番に従って、端末機器は集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減し、n個の専用検索スペース内の第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルまで削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減を停止し、即ちランキング位置が前記第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルの後ろに配置された他の検索スペース及び他の検索レベルは、再び削減されない、そうでなければ、専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減を実行することを続ける。ここで、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペース内の任意の1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルはn個の専用検索スペース内に含まれた集約レベル中の任意の1つの集約レベルである。
任意の専用検索スペース内の任意の集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数について、削減する必要があるPDCCHのブラインド検出の数はプリセットのされてもよく、または、ネットワーク機器が構成してもよいことを理解されたい。具体的に、端末機器はネットワーク機器によって送信された第1の指示情報を受信でき、前記第1の指示情報はn個の専用検索スペース内で各集約レベルに対応する削減されたPDCCHのブラインド検出の数を指示するためである。
n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応する削減されたPDCCH検索回数は同じでもよく、異なってもよいことを理解されたい。同じ場合、即ち各集約レベルは同じ数のPDCCHのブラインド検出の数をすべて削減し、とある集約レベルのPDCCHのブラインド検出の数がレベルを削減されたほうの数より小さいか等しいことが存在する場合、削減後、前記集約レベルのPDCCHのブラインド検出の数を0と設定する。異なる場合、例えば、各集約レベルをその元のPDCCHのブラインド検出の数の半分を削減するようにすべて設定できるが、本出願の実施例はこれに限定されない。
以下、具体的な実施例に対して例を示しながら説明する。
例えば、前記端末機器は2つの専用検索スペースを含み、前記専用検索スペースは専用検索スペース0及び専用検索スペース1であり、各専用検索スペースは集約レベルAL=1、2,4,8及び16を全て含み、各専用検索スペースの各集約レベルはそれぞれのPDCCHのブラインド検出の数に対応する。PDCCHのブラインド検出の数を削減するプロセスにおいて、集約レベルがより低いのを先に削減し、即ち集約レベルAL=1のPDCCHのブラインド検出の数を先に削減する。2つの専用検索スペースは集約レベルAL=1を含むことにより、ここは専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番に従って、専用検索スペース0内で集約レベルAL=1に対応するPDCCHのブラインド検出の数を1番目に削減し、削減した後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、専用検索スペース1内で集約レベルAL=1に対応するPDCCHのブラインド検出の数を再び削減し、削減後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、前記専用検索スペース0の集約レベルを1レベル上げ、即ち専用検索スペース0内の集約レベルAL=2に対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減するなどなど、ある検索スペース内のある集約レベルまで削減され、例えば、専用検索スペース0の集約レベルAL=8を削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が最大のブラインド検出解すより小さいか等しい条件を満たす時、削減を停止し、即ちランキングが専用検索スペース0の集約レベルAL=8の後の集約レベルはPDCCHのブラインド検出の数の削減をもう実行しない、例えば、専用検索スペース1の集約レベルAL=4のPDCCHのブラインド検出の数は変わらない。
選択的に、実施例として、前記プリセットのルールは、端末機器がn個の専用検索スペースのインデックス値の大きさの順番に従ってPDCCHのブラインド検出の数を削減する。具体的に、端末機器はインデックス値が最大の専用検索スペースからPDCCHのブラインド検出の数の削減を始め、または、端末機器はインデックス値が最小の専用検索スペースからPDCCHのブラインド検出の数の削減を始める。以下、端末機器がインデックス値が最小の専用検索スペースからPDCCHのブラインド検出の数の削減を始めることを例として説明する。具体的に、端末機器はn個の専用検索スペースでインデックス値がより小さい検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減できる。例えば、端末機器は第2のプリセットの順番に従って、n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減し、ここで、前記第1のプリセットの順番は、n個の専用検索スペースのインデックス値が小さい方から大きい方である。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内の任意の専用検索スペースについて、前記専用検索スペースが複数の集約レベルを含む場合、前記複数の集約レベルを低い方から高い方への順番に従って、前記同じ専用検索スペース内に含まれた集約レベルのPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減する。
具体的に、n個の専用検索スペースのインデックス値の大きさの順番に従って、同じように専用検索スペースの集約レベルが低い方から高い方への順番に従って、端末機器は専用検索スペースに含まれた少なくとも1つの集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減し、n個の専用検索スペース内の第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルまで削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減を停止し、即ちランキング位置が前記第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルの後ろに配置された他の検索スペース及び他の検索レベルは、再び削減されない、そうでなければ、専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減を実行することを続ける。ここで、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペース内の任意の1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルはn個の専用検索スペース内に含まれた集約レベル中の任意の1つの集約レベルである。
任意の専用検索スペース内の任意の集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数について、削減する必要があるPDCCHのブラインド検出の数はプリセットのされてもよく、または、ネットワーク機器が構成してもよいことを理解されたい。具体的に、端末機器はネットワーク機器によって送信された第1の指示情報を受信でき、前記第1の指示情報はn個の専用検索スペース内で各集約レベルに対応する削減されたPDCCHのブラインド検出の数を指示するためである。
n個の専用検索スペース内の異なる集約レベルに対応する削減されたPDCCH検索回数は同じでもよく、異なってもよいことを理解されたい。同じ場合、即ち各集約レベルは同じ数のPDCCHのブラインド検出の数をすべて削減し、とある集約レベルのPDCCHのブラインド検出の数がレベルを削減されたほうの数より小さいか等しいことが存在する場合、削減後、前記集約レベルのPDCCHのブラインド検出の数を0と設定する。異なる場合、例えば、各集約レベルをその元のPDCCHのブラインド検出の数の半分を削減するようにすべて設定できるが、本出願の実施例はこれに限定されない。
以下、具体的な実施例に対して例を示しながら説明する。
例えば、前記端末機器は2つの専用検索スペースを含み、前記専用検索スペースは専用検索スペース0及び専用検索スペース1であり、各専用検索スペースは集約レベルAL=1、2,4,8及び16を全て含み、各専用検索スペースの各集約レベルはそれぞれのPDCCHのブラインド検出の数に対応する。PDCCHのブラインド検出の数を削減するプロセスにおいて、インデックス値がより小さい専用検索スペースを先に削減し、即ち専用検索スペース0のPDCCHのブラインド検出の数を先に削減する。前記専用検索スペース0は5つの集約レベルを含むため、ここは集約レベルの低い方から高い方への順番に従って、専用検索スペース0内で集約レベルAL=1に対応するPDCCHのブラインド検出の数を1番目に削減し、削減した後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、専用検索スペース0内で集約レベルAL=2に対応するPDCCHのブラインド検出の数をさらに削減し、削減後、ブラインド検出の最大回数の制限をまだ満たしてない場合、セットは、前記専用検索スペース0の集約レベルを1レベル上げ、即ち専用検索スペース0内の集約レベルAL=4に対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減するなどなど、ある検索スペース内のある集約レベルまで削減され、例えば、専用検索スペース1の集約レベルAL=2を削減した後、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が最大のブラインド検出解すより小さいか等しい条件を満たす時、削減を停止し、即ちランキングが専用検索スペース1の集約レベルAL=2の後の集約レベルはPDCCHのブラインド検出の数の削減をもう実行しない、例えば、専用検索スペース1の集約レベルAL=4のPDCCHのブラインド検出の数は変わらない。
本出願の実施例において、端末機器のn個の専用検索スペースでは特別な検索スペースブロックが存在する場合があり、前記検索スペースブロックは入れ子構造のPDCCHの構造を含み、この場合、端末機器はプリセットのルールに従って、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減する時、前記プリセットのルールは、前記特別な検索スペースブロックに対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減できる。
具体的に、前記プリセットのルールは、端末機器のn個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、即ち前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースは1つの特別な検索スペースブロックである。前記端末機器は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を0に削減し、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは任意専用検索スペース内の任意集約レベルであり、第4のPDCCH集約レベルは任意専用検索スペース内の任意集約レベルであり、さらに前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
例えば、図2は、特別な検索スペースブロックの例示図を示し、図2に示されたように、前記検索スペースブロックは入れ子のPDCCH構造を含み、図では高レベルの集約レベルのCCEは低レベルの集約レベルのCCEを含む。具体的に、図2における集約レベルAL=1の8つの候補PDCCHに占用された8つのCCE、集約レベルAL=2の4つの候補PDCCHに占用された8つのCCE及び集約レベルAL=8の1つの候補PDCCHに占用された8つのCCEが占用する時間周波数リソースは完全に一致するが、より明確的な例示のため、図2の横は周波数が同じことを表示するが、縦はそれぞれ4つの集約レベルを示す。ここで、集約レベルAL=2に対する4つの候補PDCCHでは、各候補PDCCHが占用する2つのCCEはそれぞれの2つのAL=1のCCEに対応し、即ち前記集約レベルAL=2は前記第4のPDCCH集約レベルであり、集約レベルAL=1は前記第3のPDCCH集約レベルであり、プリセットのルールは、集約レベルAL=2及び/またはAL=1に対応するPDCCHのブラインド検出の数の全てを0に削減できる。同じように、例えばAL=4の2つの候補PDCCHで、各プリセットのルールが占用する4つのCCEは2つの集約レベルAL=2の合計4つのCCEに対応し、プリセットのルールは、集約レベルAL=4及び/またはAL=2に対応するPDCCHのブラインド検出の数の全てを0に削減できる。さらに例えば1つの集約レベルAL=8の1つの候補PDCCHが占用する8つのCCEは2つのAL=4の合計8つのCCEに対応し、前記セットルールは、集約レベルAL=8及び/またはAL=4に対応するPDCCHのブラインド検出の数の全てを0に削減できる。
このように、端末機器のn個の専用検索スペースは前記の複数の特別な検索スペースブロックに似たものを含む場合、前記プリセットのルールは、端末機器は中の部分的の特別な検索スペースブロック及び対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減することによって、PDCCHの検索総回数低減する目的を達成する。
選択的に、中の1つの特別な検索スペースブロックを削減することについて、前記検索スペースブロックに対応する全てのPDCCHのブラインド検出の数を削減でき、例えば図2での検索スペースブロックに対応するPDCCHのブラインド検出の数をすべて削除し、または前記検索スペースブロックより下の一部の集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数も削減でき、また端末のブラインド検出回数を低減する目的を達成でき、例えば、図2での検索スペースブロックは集約レベルAL=1、AL=2及びAL=4に対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減でき、集約レベルAL=8に対応するPDCCHのブラインド検出の数を保つ。または、図2での検索スペースブロックは第2のAL=4,及びそれと同じCCEを持つAL=1及びAL=2の検索回数を0に削減でき、AL=8の検索回数、及び第1のAL=4及びそれと同じCCEを持つAL=1及びAL=2の検索回数を保つ。
前記方法100は、前記端末機器がネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信することであって、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減することをさらに含むことを理解されたい。具体的に、端末機器はネットワーク機器の構成に従って、1つまたは複数の前記特別な検索スペースブロックに対応する全てまたは一部のPDCCHのブラインド検出の数を削減することを決定する。
本出願の実施例における各専用検索スペース内の各集約レベルに対応する元のPDCCHのブラインド検出の数はネットワーク機器が構成してもよく、または事前に構成されたものであってもよいことを理解されたい。本出願の実施例はこれに限定されない。
本出願の実施例における端末機器が使用するプリセットのルールは先に構成でき、またはネットワーク機器によって構成されることを理解されたい。具体的に、端末機器が前記プリセットのルールに従てn個の検索スペースまたはm個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減するため、端末機器はネットワーク機器によって送信されたプリセットのルールを受信できるだが、本出願の実施例はこれに限定されない。
PDCCHをブラインド検出する時のチャネル推定複雑さを考えて、複数の検索スペース内のチャネル推定を実行する必要がある総CCEの数と関連することを理解されたい。例えば、端末機器が支持する最大のCCEのチャネル推定数は48個であり、端末機器の最大のCCEのチャネル推定数を超える時、同様に前記方法を採用して少なくとも1つの検索スペース内のチャネル推定を実行する必要がある総CCEの数を削減し、即ち端末機器は少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を削減し、対応する同様にチャネル推定を実行する必要があるCCEも数削減し、PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいことを満たすまで削減するプロセスでは、対応する少なくとも1つの検索スペースに対応するチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数よりまだ大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペース内のn個の専用検索スペース及び/またはm個の専用検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を引き続き削減でき、対応する少なくとも1つの検索スペース内のチャネル推定を実行する必要があるCCEの総数が最大回数より小さいか等しい時に停止し、これで端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を有効的に解決できる。したがって、本出願の実施例における端末機器のブラインド検出数を削減する方法は端末機器がPDCCHをブラインド検出する時チャネル推定を実行する複雑さを低減する問題を解決するために同様に使用される。
説明するべきなのは、検索スペースが入れ子構造になっている場合、ブラインド検出回数を低減するために、集約レベルが低い検索回数を低減してブラインド検出の総数を低減することができるだが、チャネル推定の複雑さを削減する必要がある場合、まだ集約レベルが低い検索回数を低減してチャネル推定の複雑さを低減できない。集約レベルが高い候補PDCCHが全てのチャネル推定を実行するCCEをまだ含むため、この場合、前記検索スペースブロックの全ての集約レベルの検索回数を0に削減できることにより、前記チャネル推定の複雑さの目的を達成する。または集約レベルが高いPDCCHのブラインド検出の数を優先的に0に削減でき、さらに一部の低集約レベルのPDCCHのブラインド検出の数を低減し、検索スペースの複雑さも低減できる。
例えば、図2に示されたように、チャネル推定の複雑さを低減するために、即ちチャネル推定を実行する必要があるCCEの数を削減して、前記検索スペースブロックの全ての集約レベルのPDCCHのブラインド検出の数を0に削減でき、この場合前記検索スペースブロックの全てのCCEに対してチャネル推定を実行する必要がないことにより、チャネル推定の複雑さを低減する。または、AL=8のPDCCHのブラインド検出の数を0に削減し、さらに第2のAL=4のPDCCHのブラインド検出の数を0に削減し、及びそれと同じCCEを持つ全てのAL=2及びAL=1の検索回数を0に削減し、この場合第1のAL=4及びそれと同じCCEを持つAL=2及びAL=1のPDCCHのみをブラインド検出する必要があり、したがって4つのCCEのチャネル推定のみを実行する必要があり、チャネル推定の複雑さを低減できる。
したがって、本出願の実施例におけるPDCCHのブラインド検出のための方法において、端末機器は少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を前記PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
本出願の様々な実施例において、前記各プロセスの番号の大きさは実行する前後順番を意味せず、各プロセスの実行順番は、その機能と内部論理によって決定されるべきであり、本出願の実施例の実施プロセスに対してあらゆる制限を構成してはならないことを理解されたい。
さらに、本明細書における「及び/または」という用語は、関連付けられたオブジェクトを説明する単なる関連付けであり、3種類の関係が存在することができることを示し、例えば、A及び/またはBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合など3つの場合を表す。さらに、本明細書における文字「/」は、一般的に、コンテキストオブジェクトが「または」の関係であることを示す。
本明細書における図1及び図2を参照して、本出願の実施例に係るPDCCHのブラインド検出のための方法を詳細に説明し、以下、図3及び図4を参照して、本出願の実施例に係る端末機器を説明する。
図3に示されたように、本出願の実施例に係る端末機器200は、処理ユニット210及び検出ユニット220を含み、選択的に、受信ユニット230をさらに含む。具体的に、前記処理ユニット210は、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しいように構成され、ここで、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではない。前記検出ユニット200は、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数に従って、前記少なくとも1つの検索スペース内のPDCCHのブラインド検出を実行するように構成される。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を前記PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
選択的に、n及びmは0より大きい正数であり、前記処理ユニット210は具体的に、プリセットのルールに従って、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減した後、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、または、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することを実行しないように構成される。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記処理ユニット210が、前記n個の専用検索スペースにおける低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することを含む。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記処理ユニット210が、第1のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減することを含み、前記第1のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペース内のPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番である。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内で第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記処理ユニット210は前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、前記第1のプリセットの順番は、同じPDCCH集約レベルを含む複数の専用検索スペースがある場合、前記複数の専用検索スペースはインデックス値の小さい方から大きい方への順番であることをさらに含む。
選択的に、前記第1のプリセットのルールは、前記処理ユニット210が、前記n個の専用検索スペース内の、インデックス値が小さい専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することを含む。
選択的に、前記プリセットのルールは、いずれか1つの専用検索スペースにおいて、前記端末機器が低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することをさらに含む。
選択的に、前記プリセットのルールは、具体的に、前記処理ユニット210が、第2のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なる検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を含み、前記第2のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番である。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記処理ユニット210が前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、前記第2のプリセットの順番は、同じ専用検索スペース内でPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番であることをさらに含む。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルが削減されるPDCCHのブラインド検出の数は異なる。
選択的に、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルが削減するPDCCHのブラインド検出の数は事前に構成される。
選択的に、前記受信ユニット230は、ネットワークによって送信され第1の指示情報を受信するように構成され、前記第1の指示情報は前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルに対応する、削減されたPDCCHのブラインド検出の数を指示する。
選択的に、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、前記処理ユニット210は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を0に削減することを含み、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
選択的に、前記受信ユニット230は、ネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信するように構成され、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減する。
本出願の実施例に係る端末機器200は本出願の実施例における方法100を実行することに対応でき、さらに端末機器200における各ユニットの上述した及び他の操作及び/または機能は、それぞれ図1及び図2における各方法の端末機器の対応するプロセスを具現するためであることを理解されたい。簡潔のために、ここで再び説明しない。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を前記PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
図4は、本出願の実施例に係る端末機器300のブロック図を示し。図4に示されたように、前記端末機器300は、プロセッサ310及びトランシーバ320を含み、プロセッサ310とトランシーバ320は接続され、選択的に、端末機器300はメモリ330をさらに含み、メモリ330とプロセッサ310は接続される。ここで、プロセッサ310、メモリ330及びトランシーバ320の間は内部接続回路によってお互い通信、伝送及び/またはデータ信号を制御し、前記メモリ330は命令を記憶するように構成でき、前記プロセッサ310はトランシーバ320によってメッセージまたはデータを送信することを制御するために、前記メモリ330に記憶された命令を実行するように構成され、前記プロセッサ310は、端末機器の少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、及び/または前記少なくとも1つの検索スペースに含まれた、m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しいように構成され、ここで、n及びmは0より大きいか等しい整数であり、n及びmは同時に0ではない。前記検出ユニット200は、削減後の前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数に従って、前記少なくとも1つの検索スペース内のPDCCHのブラインド検出を実行する。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を前記PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
選択的に、一実施例として、n及びmは0より大きい正数であり、前記プロセッサ310は具体的に、プリセットのルールに従って、前記n個の専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減した後、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より大きい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減し、または、削減された前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい場合、前記m個の共通検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を削減することを実行しないように構成される。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記プロセッサ310が、前記n個の専用検索スペースにおける低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することを含む。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記プロセッサ310が、第1のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を順次に削減することを含み、前記第1のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペース内のPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番である。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内で第1の専用検索スペースの第1のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記プロセッサ310は前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第1の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第1のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、一実施例として、前記第1のプリセットの順番は、同じPDCCH集約レベルを含む複数の専用検索スペースがある場合、前記複数の専用検索スペースはインデックス値の小さい方から大きい方への順番であることをさらに含む。
選択的に、一実施例として、前記第1のプリセットのルールは、前記プロセッサ310が、前記n個の専用検索スペース内の、インデックス値が小さい専用検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することを含む。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、いずれか1つの専用検索スペースにおいて、前記端末機器が低レベルのPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を優先的に削減することをさらに含む。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、具体的に、前記プロセッサ310が、第2のプリセットの順番に従って、前記n個の専用検索スペース内の異なる検索スペースに対応するPDCCHのブラインド検出の数を含み、前記第2のプリセットの順番は、前記n個の専用検索スペースのインデックス値の低い方から高い方への順番である。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペースで第2の専用検索スペースの第2のPDCCH集約レベルを削減した後、前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数が前記ブラインド検出の最大回数より小さいか等しい条件を満たす場合、前記プロセッサ310が前記少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数の削減に対する実行を停止することをさらに含み、ここで、前記第2の専用検索スペースは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つの専用検索スペースであり、前記第2のPDCCH集約レベルは前記n個の専用検索スペースのいずれか1つのPDCCH集約レベルである。
選択的に、一実施例として、前記第2のプリセットの順番は、同じ専用検索スペース内でPDCCH集約レベルが低い方から高い方への順番であることをさらに含む。
選択的に、一実施例として、前記n個の専用検索スペース内の異なるPDCCH集約レベルが削減されるPDCCHのブラインド検出の数は異なる。
選択的に、一実施例として、前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルが削減するPDCCHのブラインド検出の数は事前に構成される。
選択的に、一実施例として、前記トランシーバ320は、ネットワークによって送信され第1の指示情報を受信するように構成され、前記第1の指示情報は前記n個の専用検索スペース内で各PDCCH集約レベルに対応する、削減されたPDCCHのブラインド検出の数を指示する。
選択的に、一実施例として、前記プリセットのルールは、前記n個の専用検索スペース内の第3のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースが、第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHが占用する時間周波数リソースと重複する場合、前記プロセッサ310は第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCHのブラインド検出の数を0に削減することを含み、ここで、前記第3のPDCCH集約レベルは前記第4のPDCCH集約レベルより低い。
選択的に、一実施例として、前記受信ユニット230は、ネットワーク機器によって送信された第2の指示情報を受信するように構成され、前記第2の指示情報は、前記第3のPDCCH集約レベル及び/または前記第4のPDCCH集約レベルに対応するPDCCH検索回数を0に削減する。
本出願の実施例に係る端末機器300は本出願の実施例における端末機器200に対応でき、さらに本出願の実施例に係る方法100における対応する主体を実行することに対応でき、さらに端末機器300における各ユニットの上述した及び他の操作及び/または機能は、それぞれ図1及び図2における各方法の端末機器の対応するプロセスを具現するためであることを理解されたい。簡潔のために、ここで再び説明しない。
したがって、本出願の実施例の端末機器において、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より大きい場合、特定のプリセットのルールに従って、少なくとも1つの検索スペースにおけるPDCCHのブラインド検出の数を前記PDCCHのブラインド検出の数がブラインド検出の最大回数より小さいか等しいまで削減することにより、端末機器はブラインド検出回数をより合理的に割り当てることができ、同様に端末機器のチャネル推定の複雑さを低減する問題を解決できる。
本出願の前記方法の実施例は、プロセッサに適用されてもよく、またはプロセッサによって実現されてもよいことに留意されたい。プロセッサは、信号処理機能を備える集積回路チップであることができる。実現プロセスにおいて、前記方法の実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形によって実現することができる。前述したプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアデバイスなどであってもよい。前述したプロセッサは、本出願の実施例における開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または前記プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本出願の実施例に開示された方法のステップに合わせて、ハードウェア復号化プロセッサに直接に具現されることができ、または復号化プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリまたは電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど本分野の従来の記憶媒体に配置されることができる。前記記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサがメモリ内の情報を読み取って、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを完成する。
本出願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは非揮発性メモリであってもよく、または揮発性及び非揮発性メモリ両者の両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、非揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:read−only memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:programmable rom)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:erasable PROM)、電気的消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:electrically EPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュ(External cache)として、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)であってもよい。例示的であるが限定的な説明ではないが、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、強化された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリの同期接続(SLDRAM:synchlink DRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:direct rambus RAM)など様々な形のRAMを使用することができる。本明細書で説明するシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むがこれに限定されないことを意図することに留意されたい。
当業者は、本明細書で開示された実施例で説明された各例示のユニット及びアルゴリズムステップに合わせて、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせによって実現することができることを理解するであろう。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定の応用及び設計の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は本出願の範囲を超えると見なされるべきではない。
当業者は、説明の便宜上及び簡潔さのために、前記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な作業プロセスは、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができることを明確に理解することができ、詳細はここでは再度説明しない。
本出願によって提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方法で実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明された装置の実施例は単なる例示的であり、例えば、前記ユニットの分割は論理的な機能の分割に過ぎない。実際の実現の際に、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを組み合わせたり、または別のシステムに統合されたり、または一部の特徴は無視するか実行しない等、別の分割方法が存在することができる。加えて、表示または議論される相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェイス、装置またはユニットを介した間接な結合または通信接続であり得、電気的、機械的または他の形態であり得る。
前記個別の部品として説明されるユニットは、物理的に分離される場合とされない場合があり、ユニットとして表示される部品は、物理ユニットである場合とそうでない場合がある。即ち、ある場所に位置するか、または複数のネットワークユニットに分散されることもできる。実際のニーズに従って、その中のユニットの一部または全部を選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
さらに、本出願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットが物理的に別個に存在してもよく、2つまたは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、独立した製品として販売または使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な取記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質でまたは先行技術に対して貢献のある部分または当該技術の解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶されて、一台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであり得る)が本出願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップ実行させるために、いくつかの命令を含む。上記した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
上記の説明は本出願の具体的な実施形態に過ぎず、本出願の保護範囲はそれに限定せず、当業者が本出願に開示された技術的範囲内で容易に想到し得る変更または置換は、すべて本出願の保護範囲内に含まれるべきある。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の保護範囲を基準とするべきである。