以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は、3GPP LTEの進化したバージョンである。
説明を明確にするために、3GPPベースの移動通信システムを中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるわけではない。また、以下の説明で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されるものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更することもできる。
多数の通信機器がより大きな通信容量を要求することにより、最近論議されている次世代通信システムでは、既存の無線接続技術(radio access technology、RAT)に比べて向上したモバイルブロードバンド(enhanced Mobile Broadband、eMBB)通信の必要性が高まっている。また多数の機器及びモノを連結していつでもどこでも多様なサービスを提供する大規模MTC(massive Machine Type Communications、mMTC)も次世代通信において考慮すべき主要なイッシュである。また、信頼性(reliability)及び遅延(latency)などに敏感なサービス/UEを考慮して、次世代通信システムとしてURLLC(Ultra−Relialbe and Low Latency Communication)が論議されている。
このようにeMBB、mMTC及びURLCCなどを考慮した新しい無線接続技術(New RAT)が次世代無線通信のために論議されている。
New RATの設計とかち合わないLTE/LTE−Aの動作及び設定はNew RATにも適用することができる。New RATは便宜上5G移動通信とも称する。
<NRフレーム構造及び物理リソース>
NRシステムにおいて、下りリンク(DL)及び上りリンク(UL)の送信は10ms長さ(duration)を有するフレームを介して行われ、各々のフレームは10つのサブフレームを含む。従って1サブフレームは1msに該当する。各々のフレームは2つのハーフフレーム(half−frame)に分けられる。
1つのサブフレームは、Nsymb subframe,μ= Nsymb slot X Nslot subframe,μ個の連続したOFDMシンボルを含む。Nsymb slotはスロット当たりのシンボル数、μはOFDMニューマロロジー(numerology)を表し、Nslot subframe,μは該当μに対してサブフレーム当たりのスロット数を表す。NRでは表1のような多重OFDMニューマロロジーが支援される。
表1において、Δfはサブキャリア間隔(subcarrier spacing,SCS)を意味する。DLキャリアBWP(bandwidth part)に対するμ及びCP(cyclic prefix)とULキャリアBWPに対するμ及びCPは、上りリンクシグナリングにより端末に設定される。
表2は、一般CPの場合、各々のSCSに対するスロット当たりのシンボル数(Nsymb slot)、フレーム当たりのスロット数(Nslot frame,μ)及びサブフレーム当たりのスロット数(Nslot subframe,μ)を表す。
表3は、拡大CPの場合、各々のSCSに対するスロット当たりのシンボル数(Nsymb slot)、フレーム当たりのスロット数(Nslot frame,μ)及びサブフレーム当たりのスロット数(Nslot subframe,μ)を表す。
このようにNRシステムではSCS(subcarrier spacing)によって1サブフレームを構成するスロット数が変更できる。各々のスロットに含まれたOFDMシンボルはD(DL)、U(UL)及びX(flexible)のうちいずれか1つである。DL送信はD又はXシンボルで行われ、UL送信はU又はXシンボルで行われる。なお、Flexibleリソース(e.g.,Xシンボル)はReservedリソース、Otherリソース又はUnknownリソースとも称される。
NRにおいて、1つのRB(resource block)は周波数ドメインで12つのサブキャリアに該当する。RBは多数のOFDMシンボルを含むことができる。RE(resource element)は1サブキャリア及び1OFDMシンボルに該当する。従って、1RB内の1OFDMシンボル上には12REが存在する。
キャリアBWPは連続するPRB(Physical resource block)のセットで定義される。キャリアBWPは簡略にBWPとも称される。1つのUEには最大4つのBWPが上りリンク/下りリンクの各々に対して設定される。多重のBWPが設定されても、与えられた時間の間には1つのBWPが活性化される。但し、端末にSUL(supplementary uplink)が設定された場合、さらに4つのBWPがSULに対して設定され、与えられた時間の間に1つのBWPが活性化される。端末は活性化されたDL BWPから外れると、PDSCH、PDCCH、CSI−RS(channel state information−reference signal)又はTRS(tracking reference signal)を受信できない。また端末は活性化されたUL BWPから外れると、PUSCH又はPUCCHを受信できない。
<NR DL Control Channel>
NRシステムにおいて、制御チャンネルの送信単位はREG(resource element group)及び/又はCCE(control channel element)などで定義される。CCEは制御チャンネル送信のための最小単位を意味する。即ち、最小PDCCHのサイズは1CCEに対応する。集合レベル(aggregation level)が2以上である場合、ネットワークは多数のCCEを集めて1つのPDCCHを送信することができる(i.e.,CCE aggregation)。
REGは、時間ドメインでは1OFDMシンボル、周波数ドメインでは1PRBに該当する。また、1CCEは6REGに該当する。
一方、制御リソースセット(control resource set,CORESET)及び探索空間(search space,SS)について簡略に説明すると、CORESETは制御信号送信のためのリソースのセットであり、探索空間は端末がブラインド検出を行う制御チャンネル候補の集まりである。探索空間はCORESET上に設定されることができる。一例として、1つのCORESETに1つの探索空間が定義されると、CSS(common search space)のためのCORESETとUSS(UE−specific search space)のためのCORESETが各々設定される。他の例として、1つのCORESETに多数の探索空間が定義されてもよい。例えば、CSSとUSSが同じCORESETに設定されてもよい。以下の例示においては、CSSはCSSが設定されるCORESETを意味し、USSはUSSが設定されるCORESETなどを意味してもよい。
基地局は、CORESETに関する情報を端末にシグナルすることができる。例えば、各CORESETのためにCORESET Configurationが端末にシグナルされ、CORESET Configurationには当該CORESETの時間長(time duration)(e.g.,1/2/3 シンボルなど)、当該CORESETの周波数ドメインリソース、プリコーダ粒度(precoder granularity)、REG−to−CCEマッピングタイプ(e.g.,Interleaved/Non−Interleaved)、Interleaved REG−to−CCEマッピングタイプの場合、REGバンドリングサイズ及びインターリーバサイズなどがシグナルされる。
1シンボルCORESETに対するREG−to−CCEマッピングがNon−Interleavedタイプである場合、CCEに対する6REGが1つのREGバンドルでグループされ、当該CCEのREGはいずれも連続することができる。1PDCCH内にCCEが複数である場合(e.g.,aggregation levelが2以上である場合)、CCEも互いに連続することができる。端末はプリコーダ粒度によって1REGバンドル内に同一のプリコーディングを仮定するか、又は多数のREGバンドルに対して同一のプリコーディングを仮定することができる。
1シンボルCORESETに対するREG−to−CCEマッピングがInterleavedタイプである場合、2、3又は6つのREGが1REGバンドルで構成される。一例として、2、3、6のREGバンドルサイズがいずれも支援されるのではなく、そのサブセットとして、例えば、{2}、{3}、{2、3}、{2、6}、{3、6}又は{2、3、6}のREGバンドルサイズが支援される。仮に、{2、6}のREGバンドルサイズが支援される場合、2つのREGが1REGバンドルを構成するか、又は6つのREGが1REGバンドルを構成することができる。端末はプリコーダ粒度によって1REGバンドル内に同一のプリコーディングを仮定するか、又は多数のREGに対して同一のプリコーティングを仮定することができる。
2シンボル以上のDurationを有するCORESETに対するREG−to−CCEマッピングの場合、REGバンドルが時間/周波数ドメインで定義されてもよい。REGバンドルが時間ドメインで定義される場合、1REGバンドルに属するREGがいずれも同一のRBに属して、他のシンボルが該当してもよい。REGバンドルが時間−周波数ドメインで定義される場合、1REGバンドルは同一のRBに属して、他のシンボルが該当するREGのみならず、他のRBに属するREGを含んでもよい。
また、2シンボル以上のDurationを有するCORESETに対するREG−to−CCEマッピングに対して時間優先マッピング(time−first mapping)が支援されてもよい。時間ドメイン上でREGバンドルがCORESETの時間ドメインDurationと同様に設定されることが支援されてもよい。Non−interleavedタイプの場合、CCEを構成する6つのREGが1REGバンドルに該当してもよく、当該CCEのREGは時間/周波数ドメインで局部化(localized)されてもよい。Interleavedタイプの場合、2、3又は6つのREGが1REGバンドルに該当してもよく、CORESET内でREGバンドルはインターリーブされてもよい。端末はプリコーダ粒度によって1REGバンドル内に同一のプリコーディングを仮定するか、又は多数のREGに対して同一のプリコーディングを仮定してもよい。
DECREASING CHANNEL ESTIMATION COMPLEXITY RELATED TO PDCCH RECEPTION
LTEシステムでは、PDCCHを受信するために、端末が各サブフレームにおいてモニタリングすべき制御チャンネル候補の集合レベル及び各集合レベルごとの制御チャンネル候補の数が固定されている。よって、端末は各サブフレームにおいて同一数の制御チャンネル候補に対してブラインドデコーディングを試みる。
図2は、PDCCHをブラインドデコードする過程に関する一般的な端末の動作を示す。ブラインドデコーディングを試みるとは、例えば、端末に割り当てられた識別子(e.g.,RNTI)を用いてPDCCHが送信される可能性のあるリソースの集合(e.g.,PDCCH候補)に対してCRCを検査し、CRC検査を通過すると、端末は当該PDCCH候補に自身に送信されるPDCCHがマップされたと仮定して、復調及びデコーディングを行う一連の過程を含む。
図2を参照すれば、端末は探索空間に含まれたPDCCH候補のうち、現在のブラインドデコーディングの対象となるPDCCH候補のCCEを特定する(205)。PDCCH候補を構成するCCEを特定する方式として、既に定義されたハッシング関数を用いる。説明の論点をぼかすことを防止するために、ハッシング関数そのものに関する説明は省略するが、ハッシング関数の詳細については、TS 36.213の標準文書を参照されたい。
端末は特定されたCCEに基づいてPDCCH候補に対するチャンネル推定を行う(210)。例えば、端末はPDCCH候補を構成するCCE(i.e.,リソース)に対するチャンネル推定を行い、チャンネル推定のために参照信号が用いられてもよい。
端末はチャンネル推定結果に基づいてPDCCH候補に対する復調を行う(215)。例えば、チャンネル推定結果に基づいて、端末はPCCH候補を構成するCCE上で受信された信号に対応する複素シンボルを獲得することができる。端末は獲得した複素シンボルに対する復調を行うことで、複素シンボルに該当するビットを獲得することができる。
端末は自身に割り当てられた端末識別子(e.g.,C−RNTI、SI−RNTI、P−RNTIなど)を用いて、PDCCH CRCに該当するビットを検査する(220)。基地局はPDCCHのCRCをRNTIを介してスクランブルするため、端末はPDCCHのCRCを介して当該PDCCHが自身に送信されたのか否かを判別することができる。
RNTIに基づいたCRC検査を通過した場合、端末はPDCCHペイロードをデコードする(230)。RNTIに基づいたCRC検査に失敗した場合、端末は現在のPDCCH候補の次に位置したPDCCH候補を選択して、再びPDCCHの検出を試みる(235)。
一方、LTE PDCCHの復調のために、CRS(cell specific reference signal)が用いられる。LTEシステムにおいてCRSは、時間ドメイン上では全てのサブフレームで送信され、周波数ドメイン上では全てのシステム帯域で送信される。このようなCRSは、制御/データチャンネルの復調のためのチャンネル推定にも用いられ、チャンネル状態情報(CSI)測定のためにも用いられる。また、必要に応じては無線リソース管理(RRM)測定のためにも用いられる。
PDCCH復調が全体のシステム帯域に送信されるCRSに基づいて行われるため、端末はDFTベースのチャンネル推定を一度行うことで、全体のシステム帯域に対するチャンネル推定を獲得することができ、全体のシステム帯域に対するチャンネル推定結果からPDCCH領域の各リソース要素(RE)に対するチャンネル推定結果を導出することができた。
NRシステムでは、PDCCHの復調のためにDMRS(demodulation reference signal)が用いられる。DMRSは従来のLTEのCRSとは異なり、全体のシステム帯域に送信されるのではなく、必要に応じて、例えばPDCCHが送信される周波数帯域に送信される。また、DMRSは必ずしも全てのサブフレームで送信されるとは限らない。
NRシステムでは、PDCCH受信のための探索空間セット(search space set)が定義される。探索空間とは、特定のAL(aggregation level)候補の集合と定義されてもよい。探索空間セットとは、各AL探索空間のセットを意味してもよい。例えば、AL1探索空間とAL4探索空間が1つの探索空間セットを成すこともできる。このような探索空間セットに対する設定情報は、端末に上位層シグナリング(e.g.,RRC)を介して送信される。探索空間セットに対する設定情報は当該探索空間セットにおいて端末がモニタリングを行うべき制御チャンネル候補のAL及び各AL当たり制御チャンネル候補の数を含んでもよい。例えば、探索空間セットに対する設定は、AL1候補の数(e.g.,0〜8)、AL2候補の数(e.g.,0〜8)、AL4候補の数(e.g.,0〜8)、AL8候補の数(e.g.,0〜8)及びAL16候補の数(e.g.,0〜8)を含んでもよい。当該ALの候補数が0である場合、端末は当該AL候補に対してはブラインド検出を試みなくてもよい。また、探索空間セットに対する設定は、端末が当該探索空間セットをモニタリングすべき周期情報(e.g.,monitoring periodicity)を含んでもよい。端末には1つ以上の探索空間セットが設定される。各探索空間セットに対する設定は、互いに独立して構成されてもよい。
仮に、端末が特定の時間単位の間に多数の候補に対するブラインドデコーディングを行う場合、ネットワーク観点からはリソース使用率を増加させることができるため、スケジューリングの柔軟性が向上するというメリットがある。一方、端末観点からは制御チャンネルに対するデコーディング及び制御チャンネルによってスケジュールされるPDSCHの受信動作とPDSCH受信によるHARQプロセスによる複雑さが増加し、これによる遅延伝播(delay propagation)などの問題が生じ得る。
このような問題発生を防止するために、特定の時間単位(e.g.,1スロット)の間に端末が行うべきブラインドデコーディングの最大回数が定義される。ブラインドデコーディングの最大回数とは、結局、端末がブラインドデコーディングを行うべき候補の総数を意味するため、ブラインドデコーディングの最大回数は、端末がモニタリングする候補の最大数と称されてもよい。端末は与えられた時間単位(e.g.,1slot)において定義された最大回数だけブラインドデコーディングを行わなければならない。ネットワークはブラインドデコーディングの最大回数に基づいて多数の端末に対するスケジューリングを行う。
また、NR−PDCCHは、DMRSに基づいて動作するために特定の時間単位内で端末がチャンネル推定を行うべきリソースの量によってCCEの数(又は、REGバンドルの数)が定義される。端末は各REGバンドル単位でチャンネル推定を行い、CORESETにおいてCCE当たりREGバンドル数は同一に維持されるため、所定の時間単位内にチャンネル推定を行うべきREGバンドルの数又はCCEの数が定義される。このように、単位時間の間に端末がチャンネル推定を行うべきCCEの数は互いに重ならないCCE数を意味してもよい。重なるCCEに対しては端末がチャンネル推定結果を再使用できるためである。
一例として、チャンネル推定の最大回数は、以下のように定義される。
(i)全ての候補におけるCCEの数(The number of CCEs in all candidates):一例として、端末が単位時間(e.g.,1slot)の間にモニタリングすべき全体の候補に属したCCEの数がチャンネル推定の最大回数として定義されてもよい。ここで、CCE数は互いに重ならないCCE数を意味してもよい。
Wideband RSが用いられる場合には、このようなチャンネル推定の最大回数に対する制約が適用されなくてもよい。
Wideband RSとは、PDCCH復調のために送信されるDMRSの1つのタイプであって、相対的に広い周波数帯域を介して送信される。Wideband RSは端末の同一のプリコーディングの仮定に関連するが、Wideband RSが用いられないCORESETにおいて端末は1REGバンドル内において同一のプリコーディングを仮定する。一方、Wideband RSが用いられるCORESETにおいて端末は連続したリソースブロックのセット内に位置した全てのREGに対してRSが送信され、当該連続したリソースブロック内では同一のプリコーディングを仮定することができる。このWideband RSの使用可否は、CORESET設定においてプリコーダ粒度の情報として与えられてもよい。
一方、Wideband RSが適用されたCORESETの場合、端末がDFT方式のチャンネル推定を行うことができ、この場合、チャンネル推定の複雑さが大きく減少できる。よって、チャンネル推定の複雑さを考慮した制約が適用されなくてもよい。
(ii)全ての候補におけるREGバンドルの数(The number of REG bundles’ in all candidates):Wideband RSが用いられる場合には、このようなチャンネル推定の最大回数に対する制約が適用されなくてもよい。
NR PDCCH送信のためのCORESETのdurationによって1CCEを構成するREGバンドルの数を異ならせて設定してもよい。端末がREGバンドル単位でチャンネル推定を行うため、CCE当たりREGバンドルの数によって、CCE別のチャンネル推定の複雑さが異なってもよい。よって、REGバンドルの数に基づいてチャンネル推定の複雑さが表現されてもよい。CCE当たりREGバンドルの数によってチャンネル推定の複雑さが異なってもよい。
(iii)プリコーダバンドルの数(The number of precoder’ bundles)(プリコーダバンドルが同一であるか否かとは関係ない):
Wideband RSが用いられる場合には、CORESET内のChunk(e.g.,連続したリソースの束)の数がプリコーダバンドルの数を定義してもよい。Wideband RSが用いられる場合には、REGバンドルの数がプリコーダのバンドルの数を定義してもよい。
Wideband RSが用いられる場合、周波数ドメインにおいてCORESET内の連続したリソースにデータ(e.g.,制御チャンネル)が送信される場合、連続したリソースが位置する領域の全てのREGに対してRS(e.g.,同一のプリコーディングRS)が送信される。この場合、チャンネル推定の複雑さは、連続したリソース(i.e.,chunk)の数によって表現されてもよい。
上述したブラインドデコーディングの最大回数とチャンネル推定能力(capability)は、各ケース(e.g.,Wideband RSを使用するか否か、SCSニューマロロジー、多数のCORESET間の重畳)に対してassociationが定義されてもよい。例えば、表4のように、特定のSCSニューマロロジーにおいて1つのスロット内で最大のブラインドデコーディング数はX、チャンネル推定能力(e.g.,CCEs数又はREGバンドル数)はYとして予め定義されるか、上位層シグナリングなどによって端末に指示されてもよい。
また、チャンネル推定能力を定義するとき、CCE(又は、REG bundles、chunks)数は、端末が実際にチャンネル推定を行うべきCCE(又は、REG bundles、chunks)数を意味してもよい。一例として、チャンネル推定能力がCCE数と定義されると仮定するとき、1CCEがN個の制御チャンネル候補に含まれる場合、当該CCEをNとカウントするのではなく、1つのCCEとしてカウントすることが望ましい。換言すれば、上述したCCEの数はNon−overlapping CCE数を意味してもよい。
上述したように、ブラインドデコーディングの最大数とREGバンドル(or CCE)の最大数が定義される場合、CORESETサイズ及び/又は各探索空間セットの設定(e.g.,monitoring periodicityなど)によって一部の制御チャンネル候補に対するブラインドデコーディングが制限されなければならない場合が発生する。
例えば、CORESESTのサイズが小さくて、互いに異なる候補間にリソース重畳が多く発生した場合、端末はRERバンドル単位のチャンネル推定結果を再使用することができ、その結果、REGバンドル(or CCE)の最大数に至るまで端末がモニタリングする制御チャンネル候補の数が増加する。
一方、CORESETサイズが大きく、候補間にリソース重畳がない場合、端末がチャンネル推定結果のリサイクルなく全てのREGバンドルに対するチャンネル推定を行わなければならない。よって、(最大のチャンネル推定能力オーバーにより)端末はブラインドデコーディングを行うように設定された候補のうち一部に対してはブラインドデコーディングが行えない場合が生じ得る。
別の一例として、互いに異なる探索空間セットは、互いに異なるモニタリング周期を有するため、特定の時間単位(e.g.,モニタリング周期の公倍数)で端末が互いに異なる探索空間セットに対するブラインドデコーディングを同時に行わなければならない場合が生じ得る。チャンネル推定の複雑さは当該時間単位でのみ大きく増加し、端末が一部の候補に対するブラインドデコーディングをスキップする場合が生じ得る。このとき、ネットワークと端末が互いに異なる候補をスキップするように仮定する場合、ネットワークと端末の互いに異なる理解によって制御チャンネルに対する送受信性能が大きく低下され得る。
本発明の一実施例では、このような問題を解決するために、候補数及び/又はチャンネル測定数が与えられた最大値を超える場合、端末が当該探索空間セットに対して設定されたブラインドデコーディングのうち一部をスキップすることを提案する。すなわち、端末は当該探索空間セット内において一部の制御チャンネル候補に対するブラインドデコーディングをスキップすることができる。このために、端末がチャンネル推定を行う候補(又は、ブラインドデコーディングの対象となる候補)を選択するための方法が必要である。
換言すれば、端末のチャンネル推定能力を超えるブラインドデコーディング数が設定された場合、端末が自身のチャンネル推定能力を超えて全ての候補に対するブラインドデコーディングを行う必要はない。ただし、端末がいずれの候補に対するブラインドデコーディングをスキップするかについてネットワークと端末が同様に理解している必要があり、このために候補の選択/ドロップに関する優先順位の規則が必要である。
<Priority determination>
以下に提案する方式は単独又は組み合わせによって適用される。また、以下の方式は、ネットワークの更なるシグナリングなしに端末がランダムに候補をスキップするような様々な状況で暗示的に適用されてもよく、又は、ネットワークが特定の方式を用いることを端末に指示してもよい。以下において、CORESETは探索空間の構成のための様々なリソース単位又は探索空間セットと解釈できる。
Example 1)CORESET priority
NRシステムにおいて1UEに多数のCORESETが設定されてもよい。多数のCORESETに対して優先順位が定義されてもよい。チャンネル推定の複雑さなどの原因によって、必要に応じて端末は優先順位の低いCORESETの候補からスキップすることができる。すなわち、端末は最優先順位のCORESETから候補モニタリングを行い、チャンネル推定能力に至るまでブラインドデコーディングを行う。
暗示的な優先順位が適用される場合の一例として、以下のようにCORESET Configurationによって優先順位が決定されてもよい。これとは異なり、仮にネットワークによって明示的にネットワークが優先順位を決定/指示する場合、以下のCORESET configurationをベースとして優先順位を決定/指示するシグナリングが行われてもよい。
(i)CCE−to−REG mapping
NRシステムでは、各CORESETにインターリービング(interleaving)が適用されるか否かによって、各CORESETのCCE−to−REG mappingタイプが決定される。インターリービングが用いられる場合の一例は、当該CORESETにおいて端末共通の情報(e.g.,システム情報などのセル共通制御情報、又は電力/スロットフォーマットなどのような端末グループ共通制御情報)が送信される場合、又は基地局と端末との間のチャンネル状態に対するフィードバックがないか不正確であって、基地局がUE−dedicated beamformingを使用することが不適切な場合である。
端末が多数のCORESETに対して同一の時間リソースにおいてブラインドデコーディングを行い、チャンネル推定の複雑さなどによって(e.g.,予め定義されたREGバンドル(or CCEs)の最大数を超えることによって)、特定の候補に対するブラインドデコーディングをスキップする場合に対して、特定のCCE−to−REG mappingタイプがより高い優先順位を有することと設定されるか、又は予め定義されてもよい。
例えば、端末にインターリービングの適用されたCORESET 1とインターリービングの適用されないCORESET 2が設定されたとき、端末はインターリービングの適用されたCORESET 1に属した候補に対するブラインドデコーディングをCORESET 2よりも優先して行うことができる。
(ii)RS type(precoder granularity)
一例として、各CORESETに設定されたprecoder granularityをベースとして優先順位が決定されてもよい。
上述したように、NRシステムにおけるPrecoder granularityは周波数ドメインにおいてREGバンドルサイズと同一であるか、Wideband RSに該当する。Wideband RSが用いられる場合であって、CORESETの連続したRBに制御情報が送信される場合、端末は当該連続したRBに属した全てのREGからRSが送信され、当該連続したRB領域では同一のプリコーディングが用いられることを仮定することができる。
一例として、Wideband RSの設定されたCORESETにはWideband RSの設定されないCORESETよりも高い優先順位が与えられる。一般に、Wideband RSは広いカバレッジをカバーするために、又はデコーディング性能(decoding performance)を増加させるために用いられ、これはWideband RSがより重要な情報を多数の端末に伝達する場合に用いられるとみなすことができるため、Wideband RSの設定されたCORESETにより高い優先順位を与えることが望ましい。
別の方法として、CORESETインデックスなどによってCORESETの優先順位が決定されてもよい。例えば、暗示的に優先順位が決定されると仮定するとき、CORESETインデックスの低い(又は高い)CORESETに対して端末が先にブラインドデコーディングを行うことと予め定義されてもよい。明示的なシグナリングによってCORESETの優先順位が決定される場合、ネットワークはCORESET別に優先順位をシグナルしてもよい。
Example 2)Search space set priority
端末はネットワークから互いに異なる探索空間セットに対する設定を受信することができる。互いに異なる探索空間セットのモニタリング周期が互いに異なるように設定されてもよく、特定の時間リソースでは互いに異なる探索空間セットが重なってもよい。この場合、予め定義によって、又はネットワークの設定(e.g.,higher layer signaling)によって特定の探索空間セットに対する優先順位を高く設定してもよい。端末が一部の候補に対するブラインドデコーディングをスキップする場合には、端末は優先順位の低い探索空間セットに属した候補を優先してスキップすることができる。よって、ネットワークは端末がブラインドデコーディングをスキップする候補がいずれの候補であるかを把握し、当該候補では端末のPDCCHをマップしない方が好ましい。換言すれば、ネットワークは端末がモニタリングする候補にPDCCHをマップした方が好ましい。
このように探索空間セット単位で優先順位が決定/設定されてもよい。優先順位は予め定義によって、又はネットワークによって決定されてもよい。例えば、優先順位は、以下の(i)〜(iv)のうち少なくとも1つの要素に基づいて決定され、これに限定されない。
(i)Search space type
探索空間セットは大きく端末特定の探索空間セット(e.g.,USS)とセル共通の探索空間セット(e.g.,CSS)とに区分できる。
本発明の一実施例によれば、各探索空間セットにおいて端末がモニタリングすべきDCIフォーマットをベースとして及び/又は探索空間タイプをベースとして優先順位が決定されてもよい。
例えば、CSSに関連する探索空間セットに対する優先順位は、USSに関連する探索空間セットに対する優先順位よりも高く設定されることができる。一例として、CSSに関連する探索空間セットとUSSに関連する探索空間セットとが重なり、端末が重なる時間リソースの間に全てのPDCCH候補がモニタリングできない場合(e.g.,モニタリングすべき候補数が最大のブラインド検出数を超え及び/又はチャンネル推定を行うべきCCE数が最大のCCE数を超え)、端末はCSSに関連する探索空間セットに含まれた候補に対して優先してPDCCH検出を試みる(e.g.,ブラインドデコーディング)ことができる。端末がCSSに関連する探索空間セットにおいてブラインド検出とチャンネル推定とを両方行っても、プロセッシング能力に余裕がある場合(e.g.,更なるブラインド検出とチャンネル推定が可能)、USSに関連する探索空間セットにおいてPDCCH検出を試みることができる。仮に、端末が最大のブラインド検出数及び/又は最大のCCE数に至る場合は、端末は低い優先順位の探索空間セット(e.g.,USSに関連する探索空間セット)に属した候補をスキップすることができる。
よって、ネットワークは端末がモニタリングする候補と、端末がスキップする候補とを判別する必要があり、この判別結果に基づいて、端末がモニタリングする候補でPDCCHをマップすることができる。
(ii)Aggregation Level
上述のように、NRシステムにおいて各探索空間セットに対して、当該探索空間セットにおいて端末がモニタリングすべき候補の集合レベルが指定されてもよい。
一例として、各探索空間セットに設定された集合レベルによって探索空間セットに対する優先順位が決定されてもよい。例えば、より高い集合レベルからなる探索空間セットに高い優先順位が与えられる。
(iii)The number of candidates(or CCEs, REG bundles)
各探索空間セットにおいてモニタリングすべき候補数(又は、CCE数、REGバンドル数)などによって探索空間セットの優先順位が決定されてもよい。
一例として、ブラインドデコーディングを行うべき候補の数が多い探索空間セットには、相対的に低い優先順位が与えられてもよい。これは与えられた時間リソースにおいて端末がより多い探索空間セットに対するブラインドデコーディングを行うようにするために望ましい。
(iv)Search Space Set Index
上述したCORESETの優先順位の例示と同様に、探索空間セットのインデックスに基づいて暗示的/明示的に優先順位が定義されてもよい。例えば、探索空間セットのインデックスが低い探索空間セットにより高い優先順位が与えられてもよい。
例えば、インデックス1を有する探索空間セットAとインデックス2を有する探索空間セットBに対して、端末が両者ともモニタリングできないとき(e.g.,ブラインドデコーディング数及び/又はチャンネル推定能力(e.g.,CCE数))、低いインデックスを有する探索空間セットAの候補に対してブラインド検出を行い、高いインデックスを有する探索空間セットBの候補に対するブラインド検出をスキップすることができる。このような状況では、基地局が端末にPDCCHを送信しようとする場合、基地局は低いインデックスを有する探索空間セットAを介して当該PDCCHを送信することと決定することができる。
このように、探索空間セット間の優先順位が決定されることで、1つの端末に複数の探索空間セットが設定され、複数の探索空間セットのモニタリング周期の公倍数になる時点で、探索空間セット間の時間リソース重畳が生じても、基地局と端末がいずれの候補を介してPDCCHを送受信すべきかが明確に決定されることができる。また、一部の候補のブラインドデコーディング/チャンネル推定が省略されることで、端末のプロセッシングの複雑さが減少できる。
上述したように、探索空間セット間の優先順位は、(i)〜(iv)のうち1つ以上に基づいて決定されてもよい。一例として、探索空間セット間の優先順位が(i)及び(iv)によって決定されると仮定すれば、端末と基地局は、図3のように動作する。
図3を参照すれば、端末/基地局は単位時間(e.g.,1スロット)の間にモニタリングされる候補の最大数及びチャンネル推定されるCCEの最大数(e.g.,重ならないCCE)を決定する(305)。候補の最大数及びCCEの最大数は、上述したように、SCSニューマロロジーによって決定される。
端末はCSSに関連する探索空間セットに対しては高い優先順位を与え、CSSに関連する探索空間セットにおいてPDCCH候補に対するブラインドデコーディングを優先して行う。ブラインドデコーディングを行う過程には、端末が参照信号に基づいてチャンネル推定を行う過程が含まれてもよい。例えば、端末はチャンネル推定結果に基づいて、PDCCH候補に対する復調を行い、復調を通じて獲得した複素シンボルに基づいてデコーディングを試みることができる。デコーディングを試みる過程には、端末が自身に割り当てられた端末特定/セル特定/グループ特定の属性のRNTIを用いてPDCCH CRC検査を行う過程が含まれてもよい。このように、CSSに対するPDCCH検出の試みに基づいて、最大のブラインドデコーディング回数と最大のチャンネル推定能力(e.g.,CCE数)がそれぞれ差し引きされる(310)。
端末は自身が行える残りのブラインドデコーディング回数と残りのチャンネル推定能力に基づいて、USSに関連する探索空間セットにおいてPDCCH検出を試みることができる。仮に、USSに関連する探索空間セットが複数存在し、これらを同時にモニタリングする状況であれば、端末はUSSに関連する探索空間セットの各々のインデックスを考慮する。
例えば、端末は低いインデックスを有するUSSに関連する探索空間セットにおいて優先してPDCCH候補に対するブラインド検出/チャンネル推定を行い、その後、低いインデックスを有するUSSに関連する探索空間セットにおいてPDCCH候補に対するブラインド検出/チャンネル推定を行う。端末の最大のブラインドデコーディング回数又は最大のチャンネル推定能力を超えるようにする高いインデックスを有するUSSに関連する探索空間セットに対して、端末はPDCCH候補に対するブラインド検出/チャンネル推定をスキップすることができる。
図3を参照すれば、端末は最下位のインデックスのUSSに関連する探索空間セットを選択する(315)。端末はCSSモニタリングを考慮して、最大値から差し引きした後の残りの候補数及び残りのCCE数の各々が、現在選択されたUSSに関連する探索空間セットをモニタリングするに十分であるか否かを判断する(320、325)。
仮に、残りの候補数及び残りのCCE数のうちいずれか1つでも現在選択されたUSSに関連する探索空間セットをモニタリングするに足りない場合は、端末は現在選択された探索空間セットを含む残りの探索空間セットのモニタリングを省略する(335)。
仮に、残りの候補数及び残りのCCE数のいずれも現在選択されたUSSに関連する探索空間セットをモニタリングするのに十分な場合、端末は現在選択された探索空間セットをモニタリングすることと決定し、候補数及びCCE数を(最近の最大値から)差し引きする(330)。その後、端末は、次に低いインデックスを有するUSSに関連する探索空間セットを選択する(340)。
基地局は、上述した端末動作と同様に、端末がPDCCHの検出を試みる探索空間セットとPDCCHの検出を省略する探索空間セットを決定することができる。基地局は端末がPDCCHの検出を試みる探索空間セットにおいて候補を選択した後、選択された候補に端末のPDCCHをマップ/送信することができる。
Example 3)Aggregation level
候補スキップのための優先順位を設定するとき、集合レベルが基準となってもよい。例えば、高い集合レベルに高い(又は、低い)優先順位が与えられ、低い(又は、高い)優先順位に属した集合レベルの候補を優先してスキップすることもできる。
別の方法として、各集合レベルごとに候補数によって各集合レベルに対する優先順位が決定されてもよい。例えば、ブラインドデコーディングを行うべき候補の数が多い集合レベルに対しては優先順位が低く設定されてもよい。これは、端末がブラインドデコーディングを行う集合レベルの数を増加させ、ネットワークのスケジューリング柔軟性を増加させるというメリットがある。
別の方法として、ブラインドデコーディングを行うべき集合レベルは維持しながら、各集合レベルの候補数が調節されてもよい。例えば、端末が集合レベル(AL)1、2、4、8に対して、それぞれ4、4、2、2つの候補に対するブラインド検出を行うと仮定する。このとき、端末は、高い(又は、低い)集合レベルから候補を1つずつ選択することができる。一例として、AL8 1st candidate → AL4 1st candidate → AL2 1st candidate → AL1 1st candidate → AL8 2nd candidate → AL4 2nd candidate → AL2 2nd candidate → AL1 2nd candidate → AL2 3rd candidate → AL1 3rd candidate → AL2 last candidate → AL1 last candidateの順に各候補の優先順位が決定される。端末は自身のチャンネル推定能力(capability)が許容する候補までブラインド検出を行い、その後の候補に対するブラインド検出はスキップしてもよい。本例では、ALに対して降順に候補を選択すると仮定したが、その他の規則、例えばAL昇順、候補数の多い(又は、少ない)ALに対する昇順(又は降順)が適用されてもよい。
端末のチャンネル状態などに対するフィードバックが正確ではない場合、様々なALに対するブラインドデコーディングを行うことが望ましいため、端末はRound Robin方式で各ALにおいてブラインドデコーディングを行う候補を順次選択することができる。
Example 4)Frequency
低い(又は、高い)周波数の候補(又は、CCE/REG)に高い優先順位が与えられてもよい。例えば、端末は当該スロットにおいてブラインド検出を行うとき、最低の周波数に位置した候補からブラインド検出を行い、端末は自身のチャンネル推定能力を超える時点まで周波数を高めて(又は、低めて)ブラインド検出を行うことができる。
Example 5)resource(e.g.,candidate,CCE, REG) index
低い(又は、高い)インデックスのリソース(e.g.,candidate、CCE、REG)に高い優先順位を与えてもよい。すなわち、UEは当該スロットにおいてブラインド検出を行うとき、最低のインデックスの候補からブラインド検出を行い、端末は自身のチャンネル推定能力を超える時点までインデックスを高めて(又は、低めて)ブラインド検出を行うことができる。
上述において、Example 1)を除くその他の方式の場合、複数のCORESETとそれに関連する探索空間セットがあるとき、優先順位が各CORESETに適用されるか、ブラインド検出数によって各チャンネル推定が各CORESETに分けて適用されてもよい。これはチャンネル推定バジェット(budget)を各CORESETごとに又は探索空間セットごとに設定することを意味してもよい。例えば、端末は与えられたチャンネル推定能力をCORESETごとに又は探索空間セットごとに分配し、上述した優先順位の規則を適用して、各CORESET(又は、探索空間セット)内に与えられたブラインドデコーディングを行うことができる。
上述した各方式の組み合わせを用いた優先順位の規則を適用することもできる。例えば、端末はCORESETごとに優先順位を設定し、優先順位によってブラインドデコーディング数に重み値を適用して、CORESETごとにブラインド検出のスキップ率を調節し、各CORESETにおいて上述した規則のうち一部を用いてブラインド検出をスキップする候補を選定することができる。
必要に応じて、端末は自身のチャンネル推定能力(及び/又はpriority rule)をネットワークに報告することもできる。ネットワークは端末の報告に基づいて、端末にDCI送信のために用いるリソースを選択することができる。
<Configurable hashing function>
上述ではチャンネル推定の複雑さなどによって特定の候補に対するブラインド検出をスキップしなければならない場合、ブラインド検出をスキップする候補を決定するための優先順位の決定方法を提案した。
以下では、さらにチャンネル推定の複雑さを減らすために、状況別にハッシング関数(hashing function)を異ならせて設定する方法を提案する。ハッシング関数は与えられたCORESETにおいて端末がモニタリングすべき候補に対応するCCEを知らせる役割を担う。例えば、端末はハッシング関数を用いて各候補を構成するCCEを特定することができる。
後述する方法は、端末のチャンネル推定能力を超える場合に限って適用されてもよい。
チャンネル推定の複雑さを下げるために、入れ子構造(nested structure)が考慮される。入れ子構造は、互いに異なる集合レベルの候補間のリソース重畳を導くことで、チャンネル推定結果を互いに異なる候補に再使用するための方法として用いられる。
一例として、最大の集合レベルの候補に対しては、端末は全体のCORESETに既存のハッシング関数(e.g.,EPDCCH方式のハッシング関数)を適用することで、最大の集合レベルの候補のCCEを特定することができる。しかしながら、低い集合レベルの候補に対しては、端末はCORESETの全体ではなく、最大の集合レベルの候補が占めるリソースにおいて既存のハッシング関数を適用する。この場合、低い集合レベルの候補は常に最大の集合レベルの候補が占めるリソースに属することになるため、重なったリソースに対してチャンネル推定結果を再使用することができる。
本発明の一実施例によれば、特定の時間リソースにおいて行えるチャンネル推定能力を超える候補が端末に設定された場合、端末は候補をスキップせず、入れ子構造のためのハッシング関数を適用する。
一例として、単一の探索空間セットに対して設定された候補の数が端末が単位時間内に行えるチャンネル推定の複雑さを超える場合、端末/基地局は当該探索空間セットに入れ子構造が適用されると仮定する。例えば、チャンネル推定の複雑さに問題のない一般の場合には、各集合レベルの候補に対して端末は全体のCORESETに基づいてハッシング関数を適用するが、チャンネル推定の複雑さが端末が単位時間内に行える範囲を超える場合、端末は低い集合レベルのためのハッシング関数を最大の集合レベルの候補が占めるリソース内に適用することができる。
多数の探索空間セットの重畳によってチャンネル推定の複雑さが許容値を超える場合、上述した優先順位の決定方式と入れ子構造とを共に用いてもよい。一例として、CORESET優先順位が設定され、チャンネル推定の複雑さが許容値を超える場合、端末は低い優先順位のCORESETに入れ子構造を適用する。
一方、Configurableハッシング関数は、以下のように適用されてもよい。以下の方法はチャンネル推定能力を超える場合に限って適用されてもよい。
端末が当該CORESET/探索空間セットに行うべき潜在的な(potentially)チャンネル推定の数が所定の限界を超えた場合、ハッシング関数の初期化(initialization)に入れ子構造を構成するパラメータを適用することができる。これはCORESET/探索空間セットに互いに異なるハッシング関数を適用することを意味するか、又は互いに異なるリソース領域に基づいて動作するハッシング関数が適用されることを意味してもよい。
CORESET又は探索空間セットのConfigurationにおいて集合レベルによって入れ子構造を適用するか否かが決定されてもよい。例えば、端末/基地局はAL=16又は8が設定される場合、入れ子構造が適用されることを仮定する。換言すれば、ブラインドデコーディングを行うべき候補のALに16又は8が含まれない場合、非入れ子構造(non−nested structure)が適用されてもよい。また、特定のALの候補の数が所定値以上の場合、端末/基地局は入れ子構造が適用されると仮定する。例えば、AL=16に対して端末がブラインドデコーディングを行うべき候補の数が1より大きい場合(又は、AL=8に対してブラインドデコーディングを行うべき候補の数が2より大きい場合)、端末/基地局は入れ子構造を構成するためのパラメータ(又は、ハッシング関数)が適用されると仮定する。
CORESET又は探索空間セットに用いられるRSタイプによって入れ子構造を適用するか否かが決定されてもよい。例えば、Wideband RSの適用されたCORESET又は探索空間セットでは(チャンネル推定の複雑さが大きく増加しないため)端末/基地局は入れ子構造が適用されないと仮定する。
CORESETのBWによって入れ子構造を適用するか否かが決定されてもよい。CORESETのBWが大きい場合、チャンネル推定の複雑さを減らすために入れ子構造が必要となり得る。CORESETのBWが小さい場合、一般のハッシング関数を適用しても、各候補間の重なりが多く発生するため、端末がチャンネル推定結果を再使用することが多く発生する。よって、CORESETのBWが所定のRB数より大きい場合、端末/基地局は入れ子構造を構成するためのパラメータ又はハッシング関数が適用されると仮定する。
入れ子構造を適用するか否かがネットワークによって端末にシグナルされてもよい。ネットワークは端末分布及びCORESET configurationなどを考慮して、UE−specific RRCシグナリング又はブロードキャスト信号などを用いて、各CORESETに対して入れ子構造を適用するか否かを端末にシグナルしてもよい。また、基地局は、上述した多数の入れ子構造の適用基準のうちいずれの基準を適用して入れ子構造の適用を決定すべきかを端末にシグナルしてもよい。
CORESETのCCE−to−REGマッピング方式によって、入れ子構造の適用が決定されてもよい。例えば、インターリービングを行うか否かによって端末/基地局は入れ子構造を用いるか、非入れ子構造を用いるかを決定してもよい。例えば、インターリービングを用いない局部マッピング(localized mapping)の場合、候補を構成するCCEが局部化(localized)されているため、入れ子構造が容易に構成できる。よって、局部マッピングの場合、入れ子構造が適用され、分散マッピング(distributed mapping)の場合は、非入れ子構造が適用されることと予め定義されるか、又は基地局が上位層シグナリングによって端末に指示してもよい。
探索空間タイプ(又は、DCI format、RNTI)によって入れ子構造の適用が決定されてもよい。例えば、端末/基地局がCSS用として用いる探索空間セットの場合、非入れ子構造を用いて、USS用として用いる探索空間セットの場合は、入れ子構造を用いることと予め定義されるか、又は基地局が上位層シグナリングによって端末に指示してもよい。
また、多数のCORESET又は探索空間セットが互いに重なる場合、上述した優先順位の規則によって入れ子構造が適用されるリソース領域が決定されてもよい。例えば、端末は優先順位の高い(又は、低い)CORESETに入れ子構造を適用してブラインド検出を行うことができる。
図4は、本発明の一実施例によるPDCCH信号の送受信方法のフローを示す。図4は、上述した内容の例示的な具現であって、本発明は図4によって限定されず、上述した内容と重なる説明は省略する。
図4を参照すれば、基地局は端末に多数の探索空間セットに対する設定を送信する(405)。上述したように、各探索空間セットの設定は、PDCCHモニタリング周期、AL別の候補数、SSタイプ(e.g.,CSS/USS)などに関する情報を含んでもよい。
基地局は、多数の探索空間セットの各々のモニタリング周期に基づいて特定の単位時間(e.g.,特定のスロット)の間に端末がPDCCH信号をモニタリングすべき探索空間セットを決定する(410)。同様に、端末も多数の探索空間セットの各々のモニタリング周期に基づいて特定の単位時間の間に端末がPDCCH信号をモニタリングすべき探索空間セットを決定する(420)。
基地局は端末にPDCCH信号を送信するためのPDCCH候補を決定する(410)。具体的に、基地局は特定の単位時間の間に端末がモニタリング可能なPDCCH候補を把握した後、端末がモニタリング可能なPDCCH候補のうち少なくとも1つをPDCCH信号の送信のために選択することができる。仮に、予め決定された探索空間セットに含まれたPDCCH候補の数及びCCE(control channel element)の数の各々が端末がモニタリング可能な最大の候補数を超えるか、又は最大のCCE数を超える場合、基地局は決定された探索空間セットに含まれたPDCCH候補のうち一部のみ端末がモニタリング可能であると決定することができる。このとき、基地局は端末が共通探索空間(CSS)に関連する第1の探索空間セットから優先してPDCCH候補をモニタリングすると仮定して、端末がモニタリング可能なPDCCH候補を決定する。
基地局は第1の探索空間セットから端末がモニタリング可能なPDCCH候補を選択した後、最大の候補数に至るまでに、又は最大のCCE数に至るまでに端末特定の探索空間(USS)に関連する第2の探索空間セットから端末がモニタリング可能なさらなるPDCCH候補を決定する。基地局は探索空間セットインデックスに基づいて、第2の探索空間セットを決定する。
決定された探索空間セットには第1の探索空間セットにさらに端末特定の探索空間(USS)に関連する第2の探索空間セットが多数含まれ、基地局は第2の探索空間セットの中では探索空間セットインデックスの低い探索空間セットにより高い優先順位を与える。
基地局は選択されたPDCCH候補にPDCCH信号をマップしてPDCCH信号を送信する(415)。
端末はPDCCH信号の受信のためにブラインド検出を行う(425)。端末は予め決定された探索空間セットに含まれたPDCCH候補の数及びCCE(control channel element)の数がそれぞれ最大の候補数を超えるか、又は最大のCCE数を超える場合、予め決定された探索空間セットに含まれたPDCCH候補のうち一部に対してのみ選択的にブラインド検出を試みる。端末はブラインド検出を試みるPDCCH候補の選択において、予め決定された探索空間セットのうち共通探索空間(CSS)に関連する第1の探索空間セットから優先してPDCCH候補を選択することができる。
端末は第1の探索空間セットからPDCCH候補を選択した後、前記最大の候補数に至るまでに、又は最大のCCE数に至るまでに、端末特定の探索空間(USS)に関連する第2の探索空セットにおいてブラインド検出を試みるさらなるPDCCH候補を選択する。一例として、端末は探索空間セットインデックスに基づいて、第2の探索空間セットを決定する。
端末が決定した探索空間セットには第1の探索空間セットにさらに端末特定の探索空間(USS)に関連する第2の探索空間セットが多数含まれてもよい。端末はUSSに関連する第2の探索空間セットの中では探索空間セットインデックスの低い探索空間セットにより高い優先順位を与えることができる。
最大の候補数及び最大のCCE数はサブキャリア間隔(SCS)に基づいて決定される値であってもよい。
最大の候補数は端末の最大のブラインドデコーディング回数に関連して、最大のCCE数は端末の最大のチャンネル推定能力(capability)に関連する。
決定された探索空間セットに含まれたCCEの数は互いに重ならないCCEの数であってもよい。
図5は、本発明の一実施例による無線通信システム100における基地局105及び端末110の構成を示したブロック図である。図5に示した基地局105と端末110の構成は、上述した方法を実施するための基地局と端末の例示的な具現であり、本発明の基地局と端末の構成は図5により限られない。基地局105はeNB又はgNBとも呼ばれ、端末110はUEとも呼ばれる。
無線通信システム100を簡略に示すために、1つの基地局105と1つの端末110を示したが、無線通信システム100は1つ以上の基地局及び/又は1つ以上の端末を含む。
基地局105は、送信(Tx)データプロセッサー115、シンボル変調器120、送信器125、送受信アンテナ130、プロセッサー180、メモリ185、受信器190、シンボル復調器195及び受信データプロセッサー197を含むことができる。そして、端末110は、送信(Tx)データプロセッサー165、シンボル変調器175、送信器175、送受信アンテナ135、プロセッサー155、メモリ160、受信器140、シンボル復調器155及び受信データプロセッサー150を含むことができる。送受信アンテナ130、135はそれぞれ基地局105及び端末110に1つが示されているが、基地局105及び端末110は複数の送受信アンテナを備えてもよい。よって、本発明による基地局105及び端末110はMIMO(Multiple Input Multiple Output)システムを支援する。また、本発明による基地局105はSU−MIMO(Single User−MIMO)MU−MIMO(Multi User−MIMO)方式のいずれも支援することができる。
下りリンク上で、送信データプロセッサー115はトラフィックデータを受信し、受信したトラフィックデータをフォーマットしてコードし、コードされたトラフィックデータをインターリーブして変調し(又はシンボルマップし)、変調シンボル(「データシンボル」)を提供する。シンボル変調器120はこのデータシンボルとパイロットシンボルを受信及び処理してシンボルのストリームを提供する。
シンボル変調器120は、データ及びパイロットシンボルを多重化し、これを送信器125に送信する。ここで、それぞれの送信シンボルはデータシンボル、パイロットシンボル又はゼロの信号値であり得る。それぞれのシンボル周期で、パイロットシンボルが連続的に送信されることもできる。パイロットシンボルは周波数分割多重化(FDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)、時分割多重化(TDM)又はコード分割多重化(CDM)シンボルであり得る。
送信器125はシンボルのストリームを受信し、これを1つ以上のアナログ信号に変換し、さらにこのアナログ信号を追加的に調節して(例えば、増幅、フィルタリング及び周波数アップコンバーティング(upconverting)して、無線チャンネルを介した送信に適した下りリンク信号を発生させる。すると、送信アンテナ130は発生した下りリンク信号を端末に送信する。
端末110の構成において、受信アンテナ135は基地局からの下りリンク信号を受信し、受信された信号を受信器140に提供する。受信器140は受信された信号を調整し(例えば、フィルタリング、増幅、及び周波数ダウンコンバーティング(downconverting))、調整された信号をデジタル化してサンプルを獲得する。シンボル復調器145は受信されたパイロットシンボルを復調し、チャンネル推定のためにこれをプロセッサー155に提供する。
また、シンボル復調器145はプロセッサー155から下りリンクに対する周波数応答推定値を受信し、受信されたデータシンボルに対してデータ復調を行って(送信されたデータシンボルの推定値である)データシンボル推定値を獲得し、データシンボル推定値を受信(Rx)データプロセッサー150に提供する。受信データプロセッサー150はデータシンボル推定値を復調(すなわち、シンボルデマッピング(demapping))し、デインターリーブ(deinterleaving)し、デコードして、送信されたトラフィックデータを復旧する。
シンボル復調器145及び受信データプロセッサー150による処理はそれぞれ基地局105でのシンボル変調器120及び送信データプロセッサー115による処理に対して相補的である。
端末110は上りリンク上で、送信データプロセッサー165はトラフィックデータを処理してデータシンボルを提供する。シンボル変調器170はデータシンボルを受信して多重化し、変調を行い、シンボルのストリームを送信器175に提供することができる。送信器175はシンボルのストリームを受信及び処理して上りリンク信号を発生させる。そして、送信アンテナ135は発生した上りリンク信号を基地局105に送信する。端末及び基地局における送信器及び受信器は、1つのRF(Radio Frequency)ユニットで構成される。
基地局105で、端末110から上りリンク信号が受信アンテナ130を介して受信され、受信器190は受信した上りリンク信号を処理してサンプルを獲得する。ついで、シンボル復調器195はこのサンプルを処理し、上りリンクに対して受信されたパイロットシンボル及びデータシンボル推定値を提供する。受信データプロセッサー197はデータシンボル推定値を処理し、端末110から送信されたトラフィックデータを復旧する。
端末110及び基地局105のそれぞれのプロセッサー155、180はそれぞれ端末110及び基地局105での動作を指示(例えば、制御、調整、管理など)する。それぞれのプロセッサー155、180はプログラムコード及びデータを保存するメモリユニット160、185と連結されることができる。メモリ160、185はプロセッサー180に連結され、オペレーティングシステム、アプリケーション、及び一般ファイル(general files)を保存する。
プロセッサー155、180はコントローラー(controller)、マイクロコントローラー(microcontroller)、マイクロプロセッサー(microprocessor)、マイクロコンピューター(microcomputer)などとも言える。一方、プロセッサー155、180はハードウェア(hardware)又はファームウエア(firmware)、ソフトウェア、又はこれらの組合せによって実現されることができる。ハードウェアを用いて本発明の実施例を実現する場合には、本発明を実行するように構成されたASICs(application specific integrated circuits)又はDSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)などがプロセッサー155、180に備えられてもよい。
一例として、端末のプロセッサーは、端末の受信機を介して基地局から多数の探索空間セットに対する設定を受信して、多数の探索空間セットの各々のモニタリング周期に基づいて、特定の単位時間の間に端末がPDCCH信号をモニタリングすべき探索空間セットを決定して、決定した探索空間セットに含まれたPDCCH候補の数及びCCE(control channel element)の数がそれぞれ最大の候補数を超えるか、又は最大のCCEの数を超える場合、決定された探索空間セットに含まれたPDCCH候補のうち一部に対してのみ選択的にブラインド検出を試みる。端末のプロセッサーはブラインド検出を試みるPDCCH候補の選択において、決定された探索空間セットのうち共通探索空間(CSS)に関連する第1の探索空間セットから優先してPDCCH候補を選択する。
一例として、基地局のプロセッサーは、基地局の送信機を介して端末に多数の探索空間セットに対する設定を送信して、多数の探索空間セットの各々のモニタリング周期に基づいて、特定の単位時間の間に端末がPDCCH信号をモニタリングすべき探索空間セットを決定して、決定した探索空間セットに含まれたPDCCH候補の数及びCCE(control channel element)の数がそれぞれ最大の候補数を超えるか、又は最大のCCE数を超える場合、決定された探索空間セットに含まれたPDCCH候補のうち一部のみ端末がモニタリング可能なものと決定して、端末がモニタリング可能であると決定されたPDCCH候補のうち少なくとも1つによってPDCCH信号を送信する。基地局のプロセッサーは、端末が決定された探索空間セットのうち共通探索空間(CSS)に関連する第1の探索空間セットから優先してPDCCH候補をモニタリングすると仮定して、端末がモニタリング可能なPDCCH候補を決定する。
一方、ファームウエア又はソフトウェアを用いて本発明の実施例を具現する場合には、本発明の機能又は動作を行うモジュール、過程又は関数などを含むようにファームウエア又はソフトウェアが構成されることができ、本発明を実行するように構成されたファームウエア又はソフトウェアはプロセッサー155、180内に備えられるとかメモリ160、185に保存されてプロセッサー155、180によって駆動されることができる。
端末と基地局の無線通信システム(ネットワーク)間の無線インターフェースプロトコルのレイヤーは通信システムでよく知られたOSI(open system interconnection)モデルの下位3レイヤーに基づいて、第1レイヤーL1、第2レイヤーL2及び第3レイヤーL3に分類されることができる。物理レイヤーは前記第1レイヤーに属し、物理チャンネルを介して情報送信サービスを提供する。RRC(Radio Resource Control)レイヤーは前記第3レイヤーに属し、UEとネットワーク間の制御無線リソースを提供する。端末、基地局は無線通信ネットワークとRRCレイヤーを介してRRCメッセージを交換することができる。
以上で説明した実施例は本発明の構成要素と特徴が所定の形態に結合されたものである。各構成要素又は特徴は別途の明示的言及がない限り選択的なものとして考慮されなければならない。各構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合しない形態に実施されることができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明する動作の順序は変更されることができる。一実施例の一部の構成又は特徴は他の実施例に含まれることができ、あるいは他の実施例の対応する構成又は特徴と取り替えられることができる。特許請求範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成するとか出願後の補正によって新しい請求項として含ませることができるのは明らかである。
本発明は本発明の精神及び必須の特徴から逸脱しない範疇内で他の特定の形態に具体化されることができるのは当業者に明らかである。よって、前記の詳細な説明は全ての面で制限的に解釈されてはいけなく例示的なものとして考慮されなければならない。本発明の範囲は添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。