JP2021508630A - 足推進アセンブリ - Google Patents

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Abstract

自転車ペダルアセンブリは、クランクアームを含み、その一端が自転車の推進軸に回動可能に連結され、他端が補助クランクアームの一端で第1のピボットに回動可能に連結されている。ペダルは補助クランクアームの他端に連結され、ペダル傾斜リミッタが、ペダルに結合されるとともに、ペダルの傾斜または回転を制限するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して、アウトドア自転車およびフィットネス自転車などの足で推進される車両に関し、特に、補助クランクアームおよび他の特徴、例えば、調整可能な長さ、ショックアブソーバとしても機能するペダル傾斜リミッタ、測定デバイスなどを有する、自転車用のペダルおよびクランクアセンブリに関する。
ランニングやウォーキング中、人間の体は、体の動く方向にほぼ垂直な上下に、振動運動でその重心を移動する傾向がある。重心の動きの維持および制御は、主に脚の関節、例えば股関節(骨盤)、膝および足首(足)のタイミングを合わせた動きを使用して実行される。脚および脚の関節の動きのタイミングは、動きの性質および速度の関数として変化する。それらの動きは独立しており、機械的または幾何学的に相互に強制されることはない。タイミングは脳とニューロンの制御系により生じ、骨格の機械的機能ではない。人間の動きは、重力に大きく影響を受け、重力により決定される。
その結果、ウォーキングやランニングの様々な段階での動きの持続時間は対称的ではない。例えば、ウォーキング(歩行サイクル)中、足は、約60%の時間、地面に接触しているが(スタンスフェーズ)、約40%の時間は自由な動き(スイングフェーズ)である。対照的に、ランニングでは、スタンスフェーズは約40%の時間に過ぎず、30%がスイングフェーズ、30%がフローティングフェーズである。関節(例えば、膝、骨盤、足首)の動きが制限されると、それを乗り越えて動きを持続するために、体に補うことを強いる。その一例は、コンパスのように歩くこと(立ち姿勢のまま自転車に乗るための、後述するコンパス歩行)であり、その場合、膝関節の動きが殆どない状態で脚が動く。このタイプの拘束力は、脚を前に動かすために重心の上下の動きを増加させる。
自転車の乗車は、殆どの場合、座った姿勢で行われ、その姿勢では、重心が基本的に自転車のフレーム(シート上)に対して同じ空間位置に留まる。しかしながら、座ったまま乗車すると、時間の経過とともに多くの健康上の問題が発生する可能性がある。座ったまま乗車すると、限られた数の筋肉しか関与せず、トレーニングの効果が低下する。対照的に、立ち姿勢での自転車の乗車には、後述するように、多くの利点がある。
従来技術の自転車には、特に立ち姿勢での乗車時には、以下のような幾つかの制限がある。
a.先行技術の自転車は、柔軟性のない縮退したクランクアセンブリを有する。それは、2つのクランクが共通の軸に取り付けられており、その共通の軸が、ライダーの脚の間をしっかりと連結し、それにより厳しい幾何学的制約が構成されるからである。
このため、ライダーの動き(立ち姿勢でのライディング中)はコンパス歩行のようであり、膝の関節の動きが制限/制約/抑制された状態で脚が動き、それにより重心の上下の動きが増加して、エネルギーのロスに繋がる。
b.従来技術のクランク/推進機構は、ライダーの左右の脚を(中心軸を介して)機械的に結合し、脚を固定半径で対称的に一斉に移動させる。これは、身体の2本の脚が互いに動きを強制しない、ウォーキングまたはランニングの自然な非対称の動きとは対照的である。従来技術の自転車に乗っている間、脚は、時間の50%をスタンスフェーズに、50%をスイングフェーズにせざるを得ない。
c.従来のクランクアセンブリには、ペダルが地面に当たったときに安全上の問題が生じる可能性がある(特に、マウンテンバイクでは一般的である)。その衝撃力は直接自転車のフレームにしっかりと伝達され、安定性と平衡性を損ない、怪我を引き起こす可能性もある。
d.人口のかなりの割合で、片方の脚がもう一方の脚よりも長く、脚の長さが等しくない(脚長不同、LLI、または脚長不一致、LLDとも呼ばれる)。その違いの範囲は、軽微で僅かな違いから、生活の機能と質を損なう可能性のある大きなギャップまである。脚の長さの違いは、遺伝(先天性欠損症)、発達不良、怪我などの様々な理由による。従来技術のペダル機構および自転車は、この非対称性を補うことができない。
e.従来技術の自転車用ショックアブソーバは、ON−OFFの2状態のみのプリセットを可能にする。ショックアブソーバ機構の移動中には、不可避のエネルギー損失がある。
f.従来技術の自転車インジケータおよび(電力、エネルギーなどの様々なパラメータを測定するための)測定システムは、ペダリング中のクランクアーム、ペダルのねじれ、伸張、曲げ、その他の要因などの測定に同時に影響を与える自転車の幾何学的形状に関連する多数の要因および他の要因により複雑になる。その結果、従来技術の測定システムは、複雑で高価であり、ライダーによる設置が難しい場合がある。
本発明は、以下により詳細に説明するように、補助クランクアームと、他の特徴、例えば、調節可能な長さ、ペダル傾斜リミッタ、ショックアブソーバ、測定デバイスなどを有する自転車用ペダルアセンブリを提供しようとするものである。
新規な補助クランクにより、ライダーは管理フェーズ(スイング)にあるときに脚を加速させ、それによって脚の対称的な動きを強制する幾何学的拘束を解除/削減することができる。
本システムは、ウォーキングまたはランニング中の人間の自然な動きをより正確に模倣するため、立ち姿勢での乗車に特に有用である。補助(延長)クランクアームにより、左脚と右脚が一緒に動くように強制される先行技術のサイクリング運動とは対照的に、左脚と右脚との間の依存性が減少する。補助(延長)クランクアームは「腓骨ロッド」として機能し、自転車のクランクアームに一種の「膝関節」を提供する。これにより、立っているライダーの「コンパス」歩行がなくなり、ライダーの動きが、ウォーキングやランニングのときのように自然に近くなる。
補助クランクアームを備えた革新的なペダリングシステムは、ウォーキングまたはランニング中の自然な脚の動きに近い脚の動きを提供する。立ち姿勢では、ライダーの姿勢により、人体の適切な解剖学的構造に合わせたより人間工学的な動きが可能になり、筋肉群のより広範な組合せが可能になる。
本システムは、サイクリングとランニングの両方の利点を保持すると同時に、不都合な圧力と衝撃を伴うサイクリング中に座っているのとは対照的に、衝撃吸収性の向上や足首や膝への衝撃の軽減など、ランニングおよび従来のサイクリングのいくつかの欠点を大幅に軽減する。
補助的に自由に回動するクランクアームが存在するため、左脚の動きは右脚の動きの影響が少なくなる。その結果、ウォーキングやランニングと全く同じように自然な脚の動きが得られる。さらに、脚の動きが円運動に制限されることはなく、半楕円などの他の運動も可能になる。
別の態様では、左右のクランクアームの長さを独立して調整する偏心クランク軸が提供される。これにより、脚の長さが等しくないライダーの問題が解決されるとともに、左右両方のクランクアームの構造は同じであるため、製造コストと在庫コストを削減することもできる。これにより、異なるクランク設計による非対称の重量/荷重の状況も回避される。単一の主クランク上に偏心クランク機構を有する従来技術のペダルシステムとは対照的に、本発明の偏心機構は延長クランクに適用され、それにより主クランク全長に影響を与えることはない。このため、トルクの大きさを決定するレバーアームの長さは、偏心機構の任意の位置において一定のままである。
別の態様では、後述するように、ペダル傾斜リミッタ(回転リミッタとも呼ばれる)が提供される。従来技術のペダルクランクアームでは、ペダルの360°の回転運動があるが、本発明では、追加のクランクアームにより、ペダルの完全な回転運動は必要なく、その代わりに、ペダル回転を僅かな傾きに限定することができる。
さらに別の態様では、後述するように、ショックアブソーバが提供される。別の態様では、ペダルが、クランクアームに対して一定の位置に固定的に組み立てられるものであってもよい。
追加のジョイント/軸(自由度)をペダルとクランクの間に追加して、ペダルを折り畳むことができるようにしてもよい。このジョイントは、ペダルと地面の衝突による衝撃をより良好に吸収することができる。
電力測定センサ(または他のセンサ)を、クランクアームに形成された凹部内など、延長されたクランクアームに設置することができる。この位置では、センサは、他のフレームやペダルからのモーメント、曲げ力および他の要因による「ノイズ」なしに、クランクアームの純粋な張力を測定することができる。延長アームは曲げ力のみを受ける。例えば、センサは、これに限定されるものではないが、角度の関数として各脚によって加えられるパワー、およびサイクリング中の全体的なパワーを測定することができる。センサは、角度位置センサまたは他のセンサを含むことができる。
別の態様では、標準的な自転車フレームの改変した幾何学的形状が提供される。第一に、補助クランク長に対応するために、ボトムブラケットの位置を上げることができる。例えば、ボトムブラケットの位置を後輪の中心よりも高くすることができる。ボトムブラケットを高くする結果として、シートステイ、チェーンステイの長さの変更、チェーンリング/スプロケットをより大きくすることなど、追加の変更が可能であるが、それらに限定されるものではない。それにより、トルクを高めることができるとともに、リアギアセットの最小ギアの直径を大きくすることができ、その結果、リアギアセットの信頼性、強度、寿命を改善することができる。本発明は、アウトドア自転車だけではなく、インドア自転車およびエクササイズ自転車、並びに、三輪車、エリプティック乗用マシンなどの他の乗用マシンを含むが、これらに限定されない任意の足推進機構に使用することができる。本明細書および特許請求の範囲において使用される「自転車」という用語は、クランクアームを有する、そのようなすべての足推進機構、乗用および運動マシンを包含する。
新規なクランクアームにより、Qファクタ(ペダルのベース/ピボット間の距離)が増加する。これにより、より高いQファクタを得るために曲げることなく、フラット/直線形状の新規な主クランクアームを使用することができる。
ベアリングをペダルに配置する代わりに、主クランクシャフト内に取り付けることができる。補助クランクアームのベアリングは、主クランクシャフトに取り付けることができる。補助クランクアームは、本明細書に記載の補助クランクアームのサイクリングの利点を含むことなく、より短くかつ太くするようにしてもよい 。
本発明は、図面と併せて以下の詳細な説明からより完全に理解および認識されるであろう。
図1および図2は、本発明の非限定的な一実施形態に従って構成されて作動する、ペダルに連結された補助クランクアームを含む自転車ペダルアセンブリの簡略図である。 図2A、図2Bおよび図2Cは、それぞれ、本発明の非限定的な一実施形態に係る補助クランクアームの簡略化された絵図、平面図および断面図であり、図2Cは、図2Bの線C−Cに沿って得られたものである。図2Dおよび図2Eは、本発明の非限定的な一実施形態に係る折り畳みペダルの簡略図である。 図3は、本発明の補助クランクアームを使用してペダルが移動する経路の簡略図であり、補助クランクアームなしの従来技術のペダルが移動する経路とは対照的である。 図4A〜図4Hは、ペダリング中のペダルおよび補助クランクアームの様々な角度位置の簡略図であり、図4Aではライダーの右足が9時の位置にあり、図4Bではライダーの右足が10時の位置にあり、図4Cではライダーの右足が12時の位置にあり、図4Dではライダーの右足が2時の位置にあり、図4Eではライダーの右足が3時の位置にあり、図4Fではライダーの右足が4時の位置、図4Gではライダーの右足が6時の位置、図4Hではライダーの右足が7〜8時の位置にある。 図5Aおよび図5Bは、それぞれ補助クランクアームを備えた自転車が水平面および傾斜面に乗っている状態の簡略図である。図5Cは、補助クランクアームを備えた自転車が傾斜面に乗っている状態の簡略図であり、ライダーの脚が胴に近づくように強制されておらず、かつ脚の動きに制限がないことを示している。 図6A〜図6Dは、本発明の非限定的な一実施形態に係る、ペダルまでの補助クランクアームの有効距離(長さ)を調整するための調整部材の簡略図であり、図6Aは、調整部材、補助クランクアームおよびペダルの全体図、図6Bは、ベアリングハウジング内に偏心して配置されたボールベアリングレースである調整部材の絵図であり、図6Cは、補助クランクアームに取り付けられたベアリングハウジングを示し、図6Dは、補助クランクアームに取り付けられたベアリングハウジングの一部切欠図である。 図7A〜図7Dは、本発明の4つの異なる非限定的な実施形態に係る、ペダル傾斜リミッタおよびショックアブソーバの簡略図である。 図8Aおよび図8Bは、本発明の非限定的な一実施形態に係る、本発明のクランクアームの使用に関連する、電力、エネルギーなどの様々なパラメータを検知および監視する測定装置の簡略ブロック図である。 図9A〜図9Cは、補助クランクアーム(図9Aではチェーンリング軸に取り付けられ、図9Bはそれ自体、図9Cでは自転車フレームに取り付けられた上面図を示す)の簡略図であり、本発明の一実施形態において、補助クランクアームが、曲がっていないクランクアームを使用しながらQファクターを増加させるのに如何に役立つのかを示している。 図10Aは、本発明の非限定的な一実施形態に係る、エクササイズ自転車で使用される自転車ペダルアセンブリの簡略図である。図10Bは、本発明の非限定的な一実施形態に係る、エリプティカルトレーニングマシン上で使用される自転車ペダルアセンブリの簡略図である。 図11Aおよび図11Bは、それぞれ、従来技術および本発明の一実施形態の自転車フレームの簡略図であり、自転車ペダルアセンブリを使用して、ボトムブラケットを持ち上げるとともに、チェーンステーを短くして、チェーンリングの地面からの高さを上げることができることを示している。 図12Aおよび図12Bは、本発明の非限定的な一実施形態に係る使い捨ておよび/または交換可能な自転車ペダルの簡略図であり、それぞれペダルシャフトにペダルを取り付ける前および後を示している。図12Cは、ペダル傾斜リミッタにより回転が制限されたペダルの簡略図である。図12D、図12Eおよび図12Fは、本発明の非限定的な一実施形態に係る、ペダルシャフトへのペダルの取り付けの簡略図である。 図13は、本発明の非限定的な一実施形態に係る、補助クランクアームに結合されたライトおよび他の電気構成要素の簡略図である。 図14Aおよび図14Bは、本発明の非限定的な一実施形態に係る、上部ピボットアームを中心とする補助クランクアームの回転をロックおよびロック解除するためのロック部材の簡略図であり、それぞれのロック解除された状態およびロックされた状態を示している。
ここで、図1および図2を参照すると、本発明の非限定的な一実施形態に従って構成されて作動する自転車ペダルアセンブリ10が示されている。
自転車ペダルアセンブリ10は、クランクアーム12を含み、その一端が、チェーンリング14の軸に回動可能に連結され、他端が、補助クランクアーム18の一端で第1のピボット16に回動可能に連結されている。この実施形態では、ペダル22が、補助クランクアーム18の(第1のピボット16の反対の)第2のピボット20に回動可能に連結されている。他の実施形態では、ペダルが、補助クランクアームにしっかりと連結されるようにしてもよい。
図1および図2では、補助クランクアーム18が、滑らかな表面を備えて構成されて示されている。しかしながら、補助クランクアーム18は、1または複数の凹部を備えて構成されるものであってもよく、それにより、図7Aおよび図7Dを参照して後述するように、更なる利点および特徴が提供される。
ここで、図2A〜図2Cを参照すると、補助クランクアーム18の可能性のある一構成が示されている。補助クランクアーム18は、拡大端部13および細い端部15を含むことができ、各々には、取付穴17A、17Bがそれぞれ形成されている。補助クランクアーム18の幅は、細い端部15から拡大端部13まで角度Aで徐々に増加している。角度Aは、2〜10°の範囲内であるが、これに限定されるものではない。細い端部15は、直径Dおよび幅Wを有する丸みを帯びたものであってもよく、拡大端部13は、半径Rを有する丸みを帯びたものであってもよい。補助クランクアーム18には、その中央部分に長手方向の凹部19Aが形成されるようにしてもよい。図2Cに示すように、補助クランクアーム18には、前面および後面上に凹部19B、19Cがそれぞれ形成されるようにしてもよい。凹部19B、19Cにより、補助クランクアーム18は、拡大端部13および細い端部15の近傍に(長手方向の凹部19Aから離れた)断面H形状を有する。拡大端部13に近い断面H形状は、補助クランクアーム18に、比較的大きな慣性モーメントによる曲げに対する強い耐性を与えると同時に、H形状の切欠部分により重量を軽減する。
別の実施形態では、補助クランクアーム18が、内部の凹部、すなわち、アームの外側からは見えないアームの内部の凹部を備えて構成されるものであってもよい。
ここで、図2Dおよび図2Eを参照すると、ペダル22が折り畳みペダルであってもよいことが示されている。ペダル22は、ピボット機構23を用いて補助クランクアーム18に取り付けられるようにしてもよく、それにより、任意の適切なピボット軸に沿ってペダル22を折り畳むこと、例えば、ペダル22を補助クランクアーム18に向けてかつ補助クランクアーム上に折り畳むことが可能となっている。
補助クランクアーム18は、従来技術のクランクアームと同様に任意の適切な材料で(または通常はクランクアームに使用されない材料を用いて)構成することができ、そのような材料には、任意の適切な金属(例えば、ステンレス鋼、アルミニウム合金、チタン合金など)またはその複合材料または組合せが含まれるが、それらに限定されるものではなく、また、任意の適切な方法によって製造することができ、そのような方法には、例えば、鍛造、鋳造、機械加工、金属射出成形(MIM)などが含まれるが、それらに限定されるものではない。左および右の補助クランクアーム18(およびクランクアーム12)は、同一の構造を有することができ、それにより、製造および在庫コストを削減することができる。
補助的な自由に回動するクランクアーム18によって、左脚の動きは右脚の動きから独立したものとなる。その結果、ウォーキングやランニングと全く同じかほぼ同じ自然な脚の動きになる。さらに、従来技術とは対照的に、脚の動きは、図3および図4A〜図4Hを参照して説明するように、円運動に制約されることはない。
図3は、補助クランクアーム18を使用してペダル22が(第2のピボット20で)移動する(符号Aで示す)経路を示しており、これは、補助クランクアーム18を使用せずに(クランクアーム12と同様の)従来のクランクアームにより、(第1のピボット16に配置される)ペダル22が移動する(符号Bで示す)経路とは対照的である。経路Bは円形の経路であり、第1のピボット16のペダルは、チェーンリング14の車軸の周りを一定の半径で移動する。しかしながら、経路Aには一定の半径はなく、補助クランクアーム18の追加された長さによりペダルはさらに下がるが、第2のピボット20周りのペダル22の回動により、行程の上側部分において低いままとなる。
ここで、図4A〜図4Hを参照する。図4Aでは、ライダーの右足が9時の位置にある。これは、補助クランクが後方に傾いているアクティブな状況とは対照的に、左ペダルを左足で押す直前にライダーが受動的に立っているニュートラルポジションである。
図4Bでは、ライダーの右足が10時の位置にある。この位置において、ライダーは加速を開始し、その際に右足が前進を始め、推力を再生する。右足への負担は殆どない。一方、左足は下向きの推力を作り出す。本発明の機構は、身体の一方の側から他方の側への抵抗なしに、自然な膝の動きをシミュレートする。ライダーは、ライダーの体を上下に動かすことを強いる、先行技術のように左脚と右脚の間の強制的な繋がりを補う必要がない。
図4Cでは、ライダーの右足が12時の位置にある。この位置は、従来技術では、トルクの生じない上死点である。対照的に、本発明では、12時の位置では、補助クランクアーム18によってライダーがトルクをもたらし、上死点を超えた右足の幾分水平な動きを可能にする。
図4Dでは、ライダーの右足が2時の位置にある。この位置では、右足が下向きの推力を生み出し、左足が楽に後方に移動して加速に寄与する。
図4Eでは、ライダーの右足が3時の位置にあり、動きを続けるとさらにトルクが発生する。
図4Fでは、ライダーの右足が4時の位置にあり、動きを続けるとさらにトルクが発生し、地面に触れそうなときにランナーまたは歩行者の脚の膝の角度と似たようになる。
図4Gでは、ライダーの右足は6時の位置にあり、左足は12時の位置にある。図4Cに関して述べたように、先行技術における左足のこの位置は、トルクを生じない上死点である。対照的に、本発明では、12時の位置において、補助クランクアーム18によってライダーは多少のトルクを作り出し、上死点を通る左足のほぼ水平な動きを可能にする。
図4Hでは、ライダーの右足は7〜8時の位置にあり、左足は1〜2時の位置にある。左足は下向きの推力を生み出し、右足は楽に後方に動き、加速に寄与する。
ここで、図5Aおよび図5Bを参照すると、補助クランクアーム18を有する自転車30が水平面および傾斜面にそれぞれ乗ることが示されている。補助クランクアーム18の周りのペダル22の自由な揺動により、水平位置と傾斜位置の両方で、補助クランクアーム18が重力ベクトルと整列したままとなる。これは、補助クランクアームを備えていない従来技術の自転車とは対照的に、坂でより良好にパワーアップすべく、ライダーの重心に対してライダーの膝と足首を最適な方向に維持するという有利な効果を有する。
傾斜面で乗っている間、ライダーは後ろにスライドしないように前かがみになる。従来技術の自転車の場合、この状況では、ライダーの脚が胴体に近付き、その動きが制限される。対照的に、図5Cに示すように、補助クランクアーム18を備えた本発明では、傾斜面で乗っている間、ライダーの脚は胴体に無理に近付けられることはなく、脚の動きに制限はない。
上述したように、人口の大部分およびかなりの割合は片方の足が他方よりも長く、その違いはほんの僅かな違いから、生活の機能と質を損なう可能性のある大きなギャップにまで及んでいる。本発明は、ここで述べるように、この問題に対する解決策を提供する。
ここで、図6A〜図6Dを参照すると、ペダル22までの補助クランクアーム18の長さを調整するための調整部材が示されている。主クランクアームの長さを一定に保つことにより、左右の補助クランクアームが異なる長さを有していても、両脚によって生じるトルクは等しくなる。単一の主クランクアームに偏心機構を有する従来技術のクランクは、左クランク長が右クランク長と異なり、それにより、非対称のトルク機構がもたらされるという欠点を有している。
非限定的な一実施形態では、補助クランク長の調整が、第1のピボット16に配置された偏心クランク軸32によって達成される。偏心クランク軸32は、円筒形ベアリングハウジング38に形成された開口36に取り付けられたボールベアリングレース34を含む。なお、開口36は、ベアリングハウジング38の中心に形成されるのではなく、ベアリングハウジング38の中心軸から外れて配置されることに留意されたい。ベアリングハウジング38は、留め具40(例えば、3本のネジなど)によって補助クランクアーム18の端部に固定される。補助クランクアーム18の有効長は、留め具40を取り外し、ベアリングハウジング38を異なる角度方向に回し、留め具40を締め直すことによって調整することができる。新しい角度方向は、開口36とボールベアリングレース34の中心から外れた位置を変更し、それにより、それらを第2ピボット20およびペダル22に近付けるか、または遠ざける。(図6Cおよび図6Dは、ボールベアリングレース34に取り付けられたチェーンリングの車軸33も示している。)こうして、本発明は、左右のクランクアームの長さを個別に調整することができる。これにより、脚の長さが等しくないライダーに関する問題が解決されるとともに、左右のクランクアームはともに構造/特性が同じであるため、製造コストおよび在庫コストを削減することができる。
例えば、長さを伸長可能な補助クランクアーム(例えば、ラチェット機構などのロック機能を有する伸縮アーム)に限定されるものではないが、そのような他の調整部材を使用することができる。
ここで、図7A〜図7Dを参照すると、本発明の4つ非限定的な実施形態に係るショックアブソーバとしても機能し得るペダル傾斜リミッタが示されている。
図7Aを参照すると、ペダル傾斜リミッタ42が、ペダル22と補助クランクアーム18の端部との間に設けられている。ペダル傾斜リミッタ42は、第2のピボット20の軸を中心とするペダル22の傾斜を制限する1または複数のエラストマ部材であり、それには、シリンダ、ポスト、ロッド、グロメットおよびバンパなどが含まれるが、それらに限定されるものではない。ペダル傾斜リミッタ42をエラストマ材料で作ることにより、当該ペダル傾斜リミッタ42は、ライダーの足に伝達される衝撃を減衰可能なショックアブソーバにもなる。図示の実施形態では、補助クランクアーム18およびペダル22下方の第2のピボット20の軸の両側に取り付けられた2つのペダル傾斜リミッタ42がある。それは片側のみ、または両側を制限することができる。それは、調整することができる。ペダルは、完全に固定されていて、第2のピボット20の周りを移動することができなくともよい。
代替的には、図7Dに示すように、ペダル傾斜リミッタ42が1つのみ、補助クランクアーム18の片側およびペダル22の下方の第2のピボット20の軸の片側に取り付けられるものであってもよい。そのような実施形態では、ペダル傾斜リミッタ42が、ライダーの足の後側に対応する側に取り付けられ、ライダーの足の前側に対応する側に取り付けられなくともよい。このようにして、ペダル傾斜リミッタ42は、ライダーが下り坂に近付いたり、障害物(図7Dのペダルの右側の下向き矢印)を乗り越えたりする際に、ライダーの足の後側に対する力を緩和するのを補助することができるが、推進時に足の前で押したとき(図7Dのペダルの左側の下向きの矢印)に、ライダーの足のすべての力を(減衰なしで)許容する。
図7Bを参照すると、ペダル傾斜リミッタ44が、ペダル22の下方の補助クランクアーム18下端に設けられている。ペダル傾斜リミッタ44は、第2のピボット20の軸を中心とするペダル22の傾きを制限する1または複数のエラストマ部材であり、それには、パッドまたはシートなどが含まれるが、それらに限定されるものではない。
図7Cを参照すると、ロッドであるペダル傾斜リミッタ46が提供され、その一端がペダル22に連結され、他端がベアリングハウジング38に連結されたフランジ47に連結されている。ペダル傾斜リミッタ46は、ショックアブソーバ48を含むことができ、このショックアブソーバが、リミッタ46のロッド全体を構成する上部ロッドと下部ロッドの間に取り付けられたクッションであってもよい。この場合も、補助クランクアーム18の片側および第2のピボット20の軸の片側に取り付けられたペダル傾斜リミッタ46が1つのみである。代替的には、補助クランクアーム18および第2のピボット20の軸の両側に2つのペダル傾斜リミッタ46が取り付けられるものであってもよい。
図7Aおよび図7Dを参照すると、補助クランクアーム18が、補助クランクアーム18の外面(代替的または追加的には、補助クランクアーム18の内面)に形成された凹部50、および/または補助クランクアーム18の前面および/または後面に形成された凹部52など、1または複数の凹部を有するように構成されている。なお、補助クランクアーム18は、その上端近くのベアリングハウジング38で相対的に広く、徐々に先細となって、その下端近くのペダル22で相対的に細くなっている。追加の幅が上端にあるのは、その領域が下端よりも遙かに大きな力とトルクに耐える必要があるためである。同様に、凹部50は、その上端の近くで相対的に広く、徐々に先細となって、その下端近くで相対的に細くなっている。
凹部は、重量を減らすために使用することができる。また、凹部は、その中に様々な付属品を取り付けるために使用することもできる。例えば、(図7Dに示す)一実施形態では、反射板54(例えば、光または反射テープなど)が1または複数の凹部内に配置され、それによりライダーをより見易くしている。別の例では、次に説明するように、センサを凹部(図2A〜図2Cの凹部19A、19Bおよび/または19C、または他の凹部)に取り付けるようにしてもよい。他の任意選択的な反射板を、凹部ではなく、補助クランクアームの他の場所に配置することもできる。凹部は、任意の電気デバイス/回路を収容するなど、様々な目的に使用することができる。
図8Aおよび図8Bには、本発明のクランクアームの使用に関連する様々なパラメータを検知するための測定装置のブロック図が示されている。
測定装置は、補助クランクアーム18の上端に取り付けられた回転位置センサ60(例えば、シャフトエンコーダ)、および凹部50に取り付けられた力センサ62(例えば、ロードセル、歪みゲージ)を含むことができるが、それらに限定されるものではない。センサは、プロセッサと通信することができる。プロセッサは、信号調整要素63(例えば、増幅器、フィルタなど)、アナログ・デジタル変換器(ADC)64、コントローラ65およびトランシーバ66を含むことができるが、それらに限定されるものではない。トランシーバ66は、パーソナル通信デバイスなどのユーザインターフェース67と通信することができる。代替的または追加的には、図8Bに示すように、センサは、集積プリント回路基板上のコンポーネントを含むことができ、それには、ホイートストンブリッジ、信号調整回路、ADC、コントローラ、トランシーバ、バッテリおよび他のコンポーネントが含まれるが、それらに限定されるものではない。
図13は、補助クランクアーム18に取り付けられたハウジング150内に設けられた、歪みゲージセンサ147および/またはホール効果センサ149などの回転センサの別の例を示している。これらのセンサは、(電動自転車の場合には)自転車の推進を補助する電気モータ153(図8A)への電気を発生させるために、プロセッサ151と通信することができる。(代替的には、プロセッサ151は、それ自体が、例えば、揺動運動によって電気を生成する往復動デバイスなどの発電機であってもよい。)回転センサがペダル22の前傾を検知した場合には、電気モータが自転車の前進を補助し、反対に、回転センサがペダル22の後方傾斜を検知した場合には、電気モータは自転車の前進を補助することはない(例えば、電気モータがシャットダウンするか、または代わりに電気を生成してオルタネータまたは発電機として動作するが、自転車を推進することからは切り離される)。
図13は、補助クランクアーム18に結合された(例えば、ハウジング150の前面または後面に取り付けられた)1または複数の反射板またはライト160(例えば、LED)も示している。反射板またはライト160は、補助クランクアーム18の前面または後面に向かう方向に光を反射または放射する。この利点は、補助クランクアームにより、自転車に乗っているときに、反射板またはライト160が、メインクランクの回転中にずっとこの方向を常に向いていることである。
回転の各部分で異なる様々な量の機械的力(ねじれ、伸張、曲げなど)を処理する必要がある従来の測定システムとは対照的に、本発明の補助クランクアームは、ライダーの姿勢が重力のベクトルとペダルとの関係で一定に維持されるという事実に少なくとも部分的に起因して、脚の回転の過程において遙かに均一な力を有する。
補助クランクアームの構造設計により、センサを取り付けることが可能になり、そのセンサの出力を電子制御ユニットでモニタリングして、データを中央データ処理ユニットに無線で転送(無線通信)することができる。その後、データを分析して保存することができる。異なる脚の長さなどを分析する目的等で、ライダーの左右の脚のパフォーマンスパラメータを比較するためにセンサを使用することができる。
図9A〜図9Cを参照すると、本発明の一実施形態に係る、補助クランクアームの簡略図が示されており、特に図9Cには、補助クランクアーム18が如何にしてQファクタの増加を助けるのかが示されている。
Qファクタは、一方のクランクアームの外側から反対側のクランクアームの外側までの距離である。同様の用語であるスタンス幅は、ペダル上の足と足の間の距離である。
一般に、従来技術では、クランクアームは、脚およびペダルの運動の平面と自転車のフレームの平面との間に距離(例えば、20mm)を作るように設計されている。この目標を達成するために、単一のクランクアームは外側に曲げられて、ライダーの足が自転車のフレームの部品と衝突するのを防ぐ。クランクアームを外側に曲げると、Qファクタが増加する。欠点は、曲げたクランクアームは弱く、通常はそれをクランクアームの材料を厚くするか、より強い材料を使用することで補われるが、どちらも自転車をより高価にする。
これに対して、補助クランクアーム18を使用する本発明では、補助クランクアーム18を追加することで、ライダーの足が自転車フレームの部品との干渉から離れるとともに、曲げられていないクランクアームでもQファクタが増加するため、クランクアーム12および補助クランクアーム18を全く曲げる必要がない。
図10を参照すると、本発明の非限定的な一実施形態に係る、エクササイズ自転車69で使用される自転車ペダルアセンブリ10の簡略図が示されている。これは限定的ではなく、本発明は、任意のサイクリングマシンに実装することができ、それには、エキササイズバイク、インドアおよびアウトドア自転車(マウンテン、ロード、オールテレーン、ダートなど)、エリプティカルマシン、一輪車、トレーニングマシンなどが含まれるが、それらに限定されるものではない。
図11Aおよび図11Bを参照すると、従来技術および本発明の一実施形態の自転車フレームの簡略図がそれぞれ示されており、自転車ペダルアセンブリを使用して、ボトムブラケットを持ち上げるとともに、チェーンステーを短くし、かつ地面からのチェーンリングの高さを上げることが示されている。
補助クランクアーム18による追加の長さによって、補助クランクアーム18が地面に衝突するのを防ぐために、主推進アセンブリの取付点、すなわちチェーンリング14の中心軸を上げなければならない可能性もある。一実施形態では、自転車のフレームのボトムブラケットを地面からより高くなるように上げることによって、それを達成することができる。従来技術とは対照的に、自転車フレームのボトムブラケットは、自転車の後輪の回転中心よりも高い。自転車フレームのボトムブラケットが高くなっているため、より大きな直径のチェーンリング14(図1および図2)を使用することができる。これには、ライダーの脚の推進力によって生じるトルクが増加するという利点があり、さらに、リアギアセットの最小のギアにより大きな直径を使用することができるという利点もある。これにより、ギアセットの強度、信頼性および寿命が向上する。高くしたことにより、より大きなチェーンリングが地面から同じ距離/間隔に留まる。
ボトムブラケットとチェーンリングを上げる別の利点は、地面からの距離が大きいほど、地面の岩やその他の物体に衝突する可能性が低くなるため、ライダーの安全性が高まることである。
自転車フレームのボトムブラケットとチェーンリング14の中心軸を上げているため、チェーンステー70の長さを短くすることができる。実際に、自転車フレームのボトムブラケットを持ち上げなくても、本発明では、チェーンステー70の長さを短くすることができる。さらに、シートステー72およびシートポスト74の長さを短くすることができる。シートチューブも短くすることができる。自転車フレームにこれらの変更を加えることにより、立ち上がったときのフィット感が向上するとともに、ライダーが後輪のより近くに位置するため、自転車の操縦性が向上する。さらに、自転車フレームの形状に変更を加えることにより、自転車の全体重量を減らし、しかも自転車フレームの剛性を高くすることもできる。
本発明の利点の1つは、新規な使い捨て可能かつ/または交換可能な自転車ペダルを提供することである。ペダル自体は、ベアリングやシャフトなしで、定位置にクリック留めするなどして簡単にペダルシャフトに取り付けることができる。ペダルシャフトは殆ど回転しないため、クリック留めで簡単に装着することができる(基本的には押圧力のみである)。ペダルの取り付けに工具は必要ない。装着は、ベアリングやシャフトではなく、ペダル自体にある。
図12Aおよび図12Bを参照すると、ペダルをペダルシャフトに取り付ける前および取り付けた後の、使い捨て可能かつ/または交換可能な自転車ペダルの例示的な一実施形態がそれぞれ示されている。
図6Aおよび図7Aを参照して述べたように、ペダル(図12Aおよび図12Bではペダル122と呼ばれる)は、補助クランクアーム18の第1のピボット16とは反対の第2のピボット20(図12A)であるペダルシャフトに取り付けられるようにしてもよい。また、前述したように、非限定的な一実施形態では、補助クランク長の調整が、第1のピボット16に配置された偏心クランク軸32によって達成される。
ペダル122は、ペダル傾斜リミッタ42を含むことができ、このペダル傾斜リミッタは、第2のピボット20の軸周りのペダル122の傾斜を制限する1または複数の弾性部材を含むことができ、それには、シリンダ、ポスト、ロッド、グロメットおよびバンパなどが含まれるが、それらに限定されるものではない。ペダル傾斜リミッタ42は、補助クランクアーム18の下端に形成された円弧状凹部43に収容されるものであってもよい。ペダル傾斜リミッタ42をエラストマ材料で作ることにより、ペダル傾斜リミッタ42が、ライダーの足に伝わる衝撃を減衰させることができるショックアブソーバにもなる。ペダル傾斜リミッタ42は、第2のピボット20を中心とするペダル122の回転運動を非常に僅かに制限するか、または全く制限しなくともよい。
図12Cに示すように、ペダルの一部の上にスナップ留めされて、ペダルが傾かないように(ペダル傾斜リミッタ42とともに)ロックするキャッチまたはフック128など、追加のペダルリミッタ128を設けることができる。
ペダル122は、プラスチック材料または他の材料から形成されるものであってもよい。ペダル122は、組立および分解を容易にするために、単にシャフト(第2のピボット)20にクリック留めまたはシャフトから解放されるようにしてもよい。代替的には、図12D〜図12Fに示すように、ペダル122がシャフト20の上を滑り動くことができ、シャフト20がペダル122の下側に形成された凹部127にカチッと嵌まるものであってもよい。
ペダル122は、クリートまたは他の靴要素を受け入れるための開口を備えたプラットフォームなどの足受け部材124を含むことができる。
図14Aおよび図14Bは、第1のピボット16を中心に補助クランクアーム18の回転をロックおよびロック解除するためのロック部材170を示している。ロック部材170は、第1のピボット16を中心に揺動する上部および下部の弓状ロックアーム172、174を含むことができるが、これに限定されるものではない。下部アーム174は、リンクアーム176によってペダル傾斜リミッタ42に結合される。下部アーム174は、上部アーム172上のタブ180と係合する(例えば、クリックする)ラグ178によって、上部アーム172とロック係合され得る。下部アーム174は、リンクアーム176の適切な上向きの動きによって上部アーム172とロック係合状態にされる一方、リンクアーム176の適切な下向きの動きによって上部アーム172に対してロック解除される。ロック係合状態においては、上部アーム172および下部アーム174は、第1のピボット16を締め付けるか、または第1のピボット周囲の摩擦を増加させ(例えば、Oリング182に対して圧迫し)、それにより、第1のピボット16の周りの補助クランクアーム18の回転がロックされる。

Claims (13)

  1. クランクアームであって、その一端が自転車の推進軸に回動可能に連結され、その他端が補助クランクアームの一端で第1のピボットに回動可能に連結された、クランクアームと、
    前記補助クランクアームの他端に連結されたペダルと、
    前記ペダルに結合され、前記ペダルの傾斜または回転を制限するように構成されたペダル傾斜リミッタとを備えることを特徴とする足推進機構。
  2. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記ペダル傾斜リミッタが、前記補助クランクアームの片側のみに配置されていることを特徴とする足推進機構。
  3. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記ペダル傾斜リミッタが、前記補助クランクアームの両側に配置された一対のペダル傾斜リミッタを含むことを特徴とする足推進機構。
  4. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記ペダル傾斜リミッタが、前記ペダルの下方の前記補助クランクアームの下端に配置されていることを特徴とする足推進機構。
  5. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記ペダル傾斜リミッタの一端が前記ペダルに連結され、前記ペダル傾斜リミッタの他端が前記第1のピボットに連結されていることを特徴とする足推進機構。
  6. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記補助クランクアームに連結され、前記補助クランクアームの前面または後面に向かう方向に光を反射または放射するように配置された反射板またはライトをさらに備えることを特徴とする足推進機構。
  7. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記補助クランクアームに結合されたセンサをさらに備え、前記センサが、力センサ、回転センサまたは位置センサを含むことを特徴とする足推進機構。
  8. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記ペダルまでの前記補助クランクアームの長さを調整するための調整部材をさらに備えることを特徴とする足推進機構。
  9. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記補助クランクアームまたは前記ペダルに連結されたショックアブソーバをさらに備えることを特徴とする足推進機構。
  10. 請求項9に記載の足推進機構において、
    前記ペダル傾斜リミッタが前記ショックアブソーバを含むことを特徴とする足推進機構。
  11. 請求項7に記載の足推進機構において、
    前記回転センサが自転車の電気モータに連結され、前記回転センサが前記ペダルの前方傾斜を検知した場合に、前記電気モータが自転車の前方推進を補助し、前記回転センサが前記ペダルの後方傾斜を検知した場合に、前記電気モータが自転車の前方推進を補助しないことを特徴とする足推進機構。
  12. 請求項1に記載の足推進機構において、
    前記第1のピボットを中心とする前記補助クランクアームの回転をロックおよびロック解除するように構成されたロック部材をさらに備えることを特徴とする足推進機構。
  13. 請求項1に記載の足推進機構において、
    当該足推進機構が自転車に連結され、前記自転車が、ボトムブラケットを有する自転車フレームと、回転中心をそれぞれ有する前輪および後輪とを備え、前記自転車フレームのボトムブラケットが、前記自転車の後輪の回転中心よりも高いことを特徴とする足推進機構。
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