JP2021197422A - 電子基板ユニット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント配線板に端子形状又は平坦度の精度が異なる端子の実装部品を同一実装面で実装して1回のリフロー加熱工程により固着出来るようにする。【解決手段】炉設定温度以上のリフロー耐熱性能を有したリードレス部品及びリード付き部品と、第1塗布厚グループ及び第2塗布厚グループ若しくは第2塗布厚グループから第n塗布厚グループからなる接合部と、炉設定温度未満で加熱溶解する接合材とを備え、塗布厚グループの接合材が段階的に塗布されてプリント配線板の片面当たり1回のリフロー工程によって加熱溶解されてリードレス部品及びリード付き部品が片面若しくは両面に設けられた電極パッドに固着されて接合部が形成される。【選択図】図7

Description

この発明は、電子基板ユニット及びその製造方法に関するものである。
表面実装部品であるリードレス部品およびリード付き部品をプリント配線板の電極パッドに固着されて形成される接合部に使用される接合材の塗布方法及び工程順、表面実装部品の実装方法および工程順には様々のものがある。例えば、下記の特許文献1「電子部品実装基板および電子部品の実装方法」によれば、塗布工程で実装基板にソルダーペーストが電極ランドに塗布され、仮マウント工程で電子部品が電極ランドに実装され、リフロー工程でリフロー炉においてソルダーペーストをリフローさせる一連の工程を電子部品の区分毎に繰り返され、一のリフロー工程より前のリフロー工程でのリフロー炉内の加熱温度よりも低く設定できるとされている。
また、下記の特許文献2「クリームはんだ供給方法」によれば、厚みの異なる2枚のメタルマスクを用いて、単位面積当たりのクリーム半田供給体積を第1工程と第2工程とで変化させることができ、また、第2工程で用いるメタルマスクの裏面に凹分を設けることにより、第1工程で基板上に供給されているクリーム半田とメタルマスクとの干渉を避け、高精度で半田を塗布することができるとされている。
更に、下記の特許文献3「印刷配線板のクリームはんだ塗布方法」によれば、薄マスク材を使用した微細電極パターンへのクリームはんだ塗布と、通常電極パターンの位置に電極部の開口部とメタルマスクの印刷配線板と接触する面側の微細電極パターンの位置に凹部とを有するクリームはんだ印刷メタルマスクを使用したクリームはんだ印刷とを別工程で行うようにし、微細電極パターンに塗布するクリームはんだと通常電極パターンに塗布するクリームはんだと別種のものを使用可能にするとされている。
特開2001−185842号公報(図2、図3、要約) 特開平5−212852号公報(図3、要約) 特開平4−332192号公報(図7、要約)
(1)従来技術の課題の説明
しかしながら、前記特許文献1による電子部品を実装する方法においては、片面当たり二度のリフロー工程であり、電子部品を実装する場合は少なくとも3回のリフロー工程になるため、実装基板および一のリフロー工程より前に実装した電子部品に対して熱ストレスが過大になるという問題が発生する。また、一のリフロー工程でのリフロー炉内の加熱温度よりも後の工程は低く設定するために、一のリフロー工程で使用するソルダーペーストの融点は後の工程のソルダーペーストより高いものを使用する必要があり、リフロー工程で実装される電子部品は一のリフロー工程の後で実装される電子部品よりも高い耐熱性が必要になるという問題が発生する。さらに、片面当たり少なくとも二度のリフロー工程になるため、生産時間が長くなるという問題が発生する。
また、前記特許文献2による複数回クリーム半田を基板上に供給する方法においては、微小部品と従来部品の塗布量は多種にわたる電子部品に対して常にクリーム半田を最適量で供給するメタルマスクを最適量毎に準備する必要があり、塗布量調整回数が多くなるという問題が発生する。また、クリーム半田を最適量で供給することに重点を置いているため、電極の平坦度が大きい大型部品に対しては供給不足になる可能性があり、実装信頼性を損なうという問題が発生する。
また、前記特許文献3による微細電極パターンに塗布するクリーム半田と通常電極パターンに塗布するクリーム半田とが別種を塗布する方法においては、リフロー炉の炉設定温度上限と接合材の加熱溶解する温度と実装する部品のリフロー耐熱性能の関係が示されておらず、実装される部品の信頼性を損なうという問題が発生する。
(2)発明の目的の説明
この発明の目的は、プリント配線板に端子形状又は平坦度の精度が異なる端子の実装部品を同一実装面で実装して1回のリフロー加熱により固着出来るようにして、生産性が向上され、実装部品の接合信頼性が向上され、実装部品とプリント配線板への熱ストレスが低減されて信頼性が向上された電子基板ユニット及びその製造方法を提供することである。
この発明による電子基板ユニットは、素子が内蔵された直方体の形状で、表面に電極が形成されたリードレス電極を備えたリードレス部品と、素子から引き出された金属端子により電極が2端子以上形成されたリード付き電極を備えたリード付き部品と、リフロー炉による加熱溶解用の接合材と、片面若しくは両面に電極パッドが設けられたプリント配線板と、リードレス電極と電極パッド、及びリード付き電極と電極パッドとが接合材によって固着されて形成された接合部とを備えた電子基板ユニットであって、リードレス部品及びリード付き部品は、接合材の溶解温度以上の耐熱性能を備え、接合部は、接合材の体積を電極パッドの面積で割った値である面積換算塗布厚が段階的に一致するようにグループ化された第1から第n(nは3以上の整数)までの複数の塗布厚グループを備え、複数の塗布厚グループの面積換算塗布厚の関係は、第1塗布厚グループ<第2塗布厚グループ<第n塗布厚グループであり、第1塗布厚グループの接合材、及び第2塗布厚グループ又は第2塗布厚グループから第n塗布厚グループの接合材は、同種又は二種以上の材料からなるものである。
この発明による電子基板ユニットの製造方法は、素子が内蔵された直方体の形状で、表面にリードレス電極を備えたリードレス部品と、素子から引き出された金属からなる2つ以上の端子であるリード付き電極を備えたリード付き部品と、リフロー炉による加熱溶解用の接合材と、片面若しくは両面に接合材が塗布される電極パッドが設けられたプリント配線板と、リードレス電極と電極パッド、及びリード付き電極と電極パッドとが接合材によって固着されて形成された接合部とを備え、リードレス部品及びリード付き部品は、リフロー炉の炉設定温度の上限以上の耐熱性能を備え、リフロー炉の炉設定温度の上限の温度は、接合材の加熱溶解する温度以上の温度であり、電極パッドに塗布された接合材は、接合材の体積を矩形状の電極パッドの面積で割った値である面積換算塗布厚がそれぞれ異なる厚みにグループ化された第1から第n(nは3以上の整数)までの複数の塗布厚グループを備え、リードレス電極を固着する、第1塗布厚グループの接合材の塗布厚は、複数のリードレス部品の中でリードレス電極の面積が最も狭いリードレス部品が固着される電極パッドの短辺の側の接合材の塗布幅を接合材の塗布厚で割った比であるアスペクト比が1よりも大きい塗布厚であり、リード付き電極を固着する、第2塗布厚グループ又は第2塗布厚グループから第n塗布厚グループの接合材の塗布厚は、電極パッドが設けられたプリント配線板に垂直方向のリード付き電極の高さのばらつきの度合いであるリード付き電極の平坦度以上の塗布厚であり、複数の塗布厚グループの塗布厚の関係は、第1塗布厚グループ<第2塗布厚グループ<第n塗布厚グループであり、接合材の加熱溶解される温度は、リフロー炉の炉設定温度よりも低い温度であり、第1塗布厚グループの接合材、及び第2塗布厚グループ又は第2塗布厚グループから第n塗布厚グループの接合材は、同種又は二種以上の材料からなる電子基板ユニットの製造方法であって、リードレス部品のリードレス電極が固着される電極パッドに第1塗布厚グループの塗布厚で接合材を塗布する工程と、リード付き部品のリード付き電極が固着される電極パッドに第2塗布厚グループの塗布厚で接合材を塗布する工程と、リード付き部品のリード付き電極が固着される電極パッドに第n塗布厚グループの塗布厚で接合材を塗布する工程と、リードレス部品のリードレス電極及びリード付き部品のリード付き電極を、それぞれが固着される電極パッドに設けられた接合材の上に実装する工程と、リフロー炉において1回のリフロー加熱により接合材を加熱溶解して、リードレス電極と電極パッド、及びリード付き電極と電極パッドを溶解された接合材によって固着する接合部を形成する工程とを備えたものである。
以上の通り、この発明による電子基板ユニット及びその製造方法は、前記リフロー炉の前記炉設定温度以上のリフロー耐熱性能を有したリードレス部品およびリード付き部品と、プリント配線板に塗布される接合材の体積を電極パッドの面積で割った値である塗布厚が段階的に一致する第1塗布厚グループ及び第2塗布厚グループ若しくは第2塗布厚グループから第n塗布厚グループからなる接合部と、前記リフロー炉の前記炉設定温度未満で加熱溶解する同種又は二種以上からなる接合材とを備えている。従って、端子形状又は平坦度の精度が異なる端子の実装部品を同一実装面で実装して1回のリフロー加熱により固着出来るため、リフロー回数削減および接合材不足を補う工程が不要となり生産性が向上する効果がある。また、実装部品及びプリント配線板への熱ストレスが低減できる効果がある。また、実装部品及びプリント配線板の故障率が低減できる効果がある。
実施の形態1に係る電子基板ユニットの接合材と塗布厚グループが一対一の場合の部品のリフロー耐熱性能とリフロー炉の設定温度の関係を示した図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットの接合材と塗布厚グループが一対複数の場合の部品のリフロー耐熱性能とリフロー炉の設定温度の関係を示した図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットに実装される部品の電極の平坦度と接合材の塗布厚グループの関係を示した図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットの接合材のアスペクト比に関する図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットのはんだの粒子径とメタルマスク厚みの関係を示した図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットの接合材とメタルマスク厚みの関係を示した図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットの接合材塗布から部品実装及び固着までの工程図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットの接合材塗布、部品実装工程の構成図である。 実施の形態1に係る電子基板ユニットの製造方法の工程を示した図である 実施の形態1に係る電子基板ユニットの別の接合材を示した図である。
以下、この発明の実施の形態による電子基板ユニット及びその製造方法を図に基づいて説明する。なお、各図において同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
(1)構成と作用の詳細な説明
まず、この発明の実施の形態1による部品のリフロー耐熱性能240とリフロー炉の炉設定温度741の関係を示したものである図1および図1の変形の形態を示したものである図2と、部品の電極の平坦度と接合材300の塗布厚グループ410の関係について示したものである図3と、接合材300のアスペクト比に関して説明する図4と、当該工程を模式化した図8とにおいて、その構成と作用を詳細に説明する。
図1は、リフロー炉の炉設定温度741と実装される各部品であるリードレス部品201およびリード付き電極212A、212Bのリフロー耐熱性能240と接合材300の溶解温度の関係を示していて、接合材300と塗布厚グループ410が一対一のときの図である。
接合材300の体積をプリント配線板100に設けられた電極パッド101の面積で割った値である面積換算塗布厚600が段階的に略一致するようにグループ化された塗布厚グループ410が、第1塗布厚グループ411と第2塗布厚グループ412と第n塗布厚グループ(nは3以上の整数)41nになっていて、第1塗布厚グループ411には第1種接合材の溶解温度311を有する第1種接合材301、第2塗布厚グループ412には第2種接合材の溶解温度312を有する第2種接合材302、第n塗布厚グループ41nには第n種接合材の溶解温度31nを有する第n種接合材30nが用いられていて、それぞれの溶解温度はリフロー工程731で設定されたリフロープロファイル740の炉設定温度上限742よりも低い溶解温度になっている。
図3に示す平坦度と塗布厚の関係より、第1塗布厚グループ411と第2塗布厚グループ412と第n塗布厚グループ41nとリードレス部品201のリードレス電極の平坦度231とリード付き部品202Aのリード付き電極の平坦度232Aとリード付き部品202Bのリード付き電極の平坦度232Bとしたとき、第1塗布厚グループ411の第1種接合材301の塗布厚みはリードレス部品201のリードレス電極の平坦度231よりも厚く、リード付き部品202Aのリード付き電極の平坦度232Aよりも薄く塗布されるように設定されていて、第2塗布厚グループ412の第2種接合材302の塗布厚みはリード付き部品202Aのリード付き電極の平坦度232Aよりも厚く、リード付き部品202Bのリード付き電極の平坦度232Bよりも薄く塗布されるように設定されていて、第n塗布厚グループ41nの第n種接合材30nの塗布厚みはリード付き部品202Bのリード付き電極の平坦度232Bよりも厚く塗布されるように設定されている。
図4において、プリント配線板100に設けられた電極パッド101に塗布される塗布厚グループ410の塗布厚401は、後述のメタルマスク500を用いて接合材300を塗布する接合材塗布工程710で安定した塗布量で塗布できるように塗布厚401と塗布幅402の関係は塗布幅402を塗布厚401で割った比であるアスペクト比が1より大きくなるようになっている。
リードレス部品の耐熱性能221を有しているリードレス部品201は、素子が内蔵された直方体の表面に直接電極が形成されたリードレス電極211を備えていて、リード付き部品の耐熱性能222A、222Bをそれぞれ有しているリード付き部品202A、202Bは、素子から引き出された2端子以上の金属端子で形成されたリード付き電極212A、212Bをそれぞれが備えていて、それぞれの耐熱性能はリフロー工程731で設定されたリフロープロファイル740の炉設定温度上限742よりも高い耐熱性能を有している。
したがって、リードレス部品201およびリード付き部品202A、202Bはリフロー工程731の炉設定温度上限742よりも耐熱性能は高く、さらに、リフロー工程731の炉設定温度上限742よりも加熱溶解して接合する第1種接合材301、第2種接合材302、および第n種接合材30nの溶解温度は低いので、一度のリフロー工程731でプリント配線板100にそれぞれの部品を実装することが可能になる。
図2は図1の実施の形態1に対し、接合材300と塗布厚グループ410の組合せが一対複数の実施の形態である。以下、図1との異なる部分について記載する。
第1塗布厚グループ411には第1種接合材の溶解温度311を有する第1種接合材301、第2塗布厚グループ412と第n塗布厚グループ41nには第2種接合材の溶解温度312を有する第2種接合材302が用いられていて、それぞれの溶解温度はリフロー工程731で設定されたリフロープロファイル740の炉設定温度上限742よりも低い溶解温度になっている。
図2における実施の形態においても、図1の実施の形態1と同様に、図3に示す平坦度と塗布厚の関係より、第1塗布厚グループ411の第1種接合材301の塗布厚みはリードレス部品201のリードレス電極の平坦度231よりも厚く、リード付き部品202Aのリード付き電極の平坦度232Aよりも薄く設定されていて、第2塗布厚グループ412の第2種接合材302の塗布厚みはリード付き部品202Aのリード付き電極の平坦度232Aよりも厚く、リード付き部品202Bのリード付き電極の平坦度232Bよりも薄く設定されていて、第n塗布厚グループ41nの第2種接合材302の塗布厚みはリード付き部品202Bのリード付き電極の平坦度232Bよりも厚く設定されている。
プリント配線板100に設けられた電極パッド101に塗布される塗布厚グループ410の塗布厚401は、図4より塗布厚401と塗布幅402の関係において塗布幅402を塗布厚401で割った比であるアスペクト比が1より大きくなるようになっているので、実施の形態1と同様に後述のメタルマスク500を用いて接合材300を塗布する接合材塗布工程710で、安定した塗布量で接合材300を塗布することが可能になっている。
そして、リードレス部品の耐熱性能221を有しているリードレス部品201は、素子が内蔵された直方体の表面に直接電極が形成されたリードレス電極211を備えていて、リード付き部品の耐熱性能222A、222Bを有しているリード付き部品202A、202Bは、素子から引き出された2端子以上の金属端子で形成されたリード付き電極212A、212Bをそれぞれが備えていて、それぞれの耐熱性能はリフロー工程731で設定されたリフロープロファイル740の炉設定温度上限742よりも高い耐熱性能を有している。
したがって、実施の形態1と同様にリードレス部品201およびリード付き部品202A、202Bはリフロー工程731の炉設定温度上限742よりも耐熱性能が高く、さらに、リフロー工程731の炉設定温度上限742よりも加熱溶解して接合する第1種接合材301および第2種接合材302の溶解温度は低いので、一度のリフロー工程731でプリント配線板100にそれぞれの部品を実装することが可能になる。
以上より、端子形状および平坦度の精度が異なる端子の実装部品をプリント配線板100の同一実装面に実装して1回のリフロー加熱により固着出来るため、リフロー回数削減および接合材不足を補う工程が不要となり生産性が向上する効果がある。
また、実装部品及びプリント配線板100への熱ストレスが低減できる効果がある。
また、実装部品及びプリント配線板100の故障率が低減できる効果がある。
次に、接合材300の材料について図5、図6を用いて説明する。
図5は接合材300が金属合金であるはんだ321であって、二種以上の溶解前粒子径で構成されている場合を示したものである。図5では、溶解前の粒子径が小径である小径はんだを第1種接合材301Aに、溶解前の粒子径が大径である大径はんだを第2種接合材302Aに用いている。
例えば、塗布される接合材300の金属合金の粒子径を小さくしていけば、塗布後の金属合金粒子の充填効率が高くなっていき、単位体積当たりの金属合金密度は高くなっていくが、塗布厚みを厚くしていったときに塗布形状が崩れやすくなっていくのと同時に版抜け性が悪くなっていく。また、単位体積当たりの金属合金の表面積が広くなっていき、酸化しやすくなり、交換頻度が上がっていく。
例えば、塗布される接合材300の金属合金の粒子径を大きくしていけば、塗布後の金属合金粒子の充填効率は低くなっていくが、塗布厚みを厚くしていったときに塗布形状が保たれやすくなっていくのと同時に版抜け性が良くなっていく。また、金属合金粒子の単位体積当たりの表面積が狭くなっていくので、酸化しにくくなっていき、交換頻度が下がっていくため、廃棄量が少なくなっていく。
プリント配線板100に設けられた電極パッド101に第1のメタルマスク501を用いて塗布される第1種接合材301Aは、第2のメタルマスク502を用いて塗布される第2種接合材302Aよりも小さい粒子径の接合材300が選択できるようになっている。
従って、塗布厚みが薄く、塗布面積が狭い場合は小径はんだを使用し、高い充填効率で金属合金であるはんだ321を塗布できる。また、塗布厚みが厚く、塗布面積が広い場合は大径はんだを使用するため、塗布厚みを厚くしていっても、安定した塗布形状で塗布できる。さらに、塗布する接合材300の廃棄量を削減できる。
図6は、接合材300が二種以上の異なった材料で構成されている場合を示したものである。
プリント配線板100に実装されたリードレス部品201およびリード付き部品202A、202Bはそれぞれ固有の線膨張係数があり、その線膨張係数の差によって接合材300を加熱硬化した後に収縮応力が発生する。また、その線膨張係数の差によって、製品の使用環境で受ける環境温度変化および部品から発生する自己発熱等の繰り返し温度変化による歪ストレスが発生する。
加熱硬化後に発生する収縮応力又は繰り返し温度変化による歪ストレスは、例えば、リード付き部品202A、202Bの場合は、実装後はリードで緩和することができるが、リードレス部品201の場合は実装後の繰り返し応力を緩和するリードを持たないため、繰り返し応力に対して変形して応力緩和しにくい金属合金の接合材300を用いたときはリードレス部品201を破壊する恐れがある。
また、小型化が進むセラミックを主体としたリードレス部品201においては、繰り返し温度変化による歪ストレスに起因したリードレス電極211への歪ストレス集中によるクラックが、小型になればなるほど発生しやすくなっていて、繰り返し温度変化に強い接合材300を用いたときはリードレス部品201を破壊する恐れがある。
例えば、柔らかく繰り返し応力を緩和しやすい合金組成のはんだ321を用いれば、リードレス部品201の破壊を防ぐことが可能であるが、サイズが大きいリードレス部品201又は大型のリード付き部品202A、202Bの場合は、柔らかく繰り返し応力を緩和しやすい合金組成のはんだ321に応力が集中して、変形量が大きくなって、繰り返し応力による金属疲労によって、接合部400が破壊してしまうおそれがある。
また、応力を緩和しやすい導電性フィラーを含有する樹脂からなる導電性接着剤323を用いれば、リードレス部品201の破壊を防ぐことが可能であるが、大型のリード付き部品202A、202Bの場合は、導電性接着剤323は固着強度が金属合金からなるはんだ321よりも劣るため、落下又は振動などの機械的ストレスで接合部400が破壊してしまう恐れがある。
例えば、一般的な高耐久はんだは、貴金属である銀の含有率が高かったり、希土類であるインジウム等の高価な金属が含有されたりしていて、高価である。
また、一般的な導電性接着剤は、フィラー状の貴金属である銀が高含有率で混ぜられていて、さらに高価である。
図6の実施例ではプリント配線板100に設けられた電極パッド101に第1のメタルマスク501を用いて塗布される第1種接合材301Bと第2のメタルマスク502を用いて塗布される第2種接合材302Bは異なった材料が塗布できるようになっている。
従って、プリント配線板100に実装される部品とその接合材300と塗布厚グループ410との関係において、高価な金属の含有比率が高い合金組成のはんだ321と高価な金属の含有比率が低い合金組成のはんだ321を使い分けることができ、材料費を削減することができる。また、固着強度が高い合金組成のはんだ321と応力緩和性能が高い合金組成のはんだ321を使い分けることができ、小型部品から大型部品までの高低温繰り返しストレスに対する耐久性能を向上することができる。
また、プリント配線板100に実装される部品とその接合材300と塗布厚グループ410との関係において、高価な導電性接着剤と安価なはんだ321を使い分けることができ、材料費を削減することができる。また、固着強度が高いはんだ321と応力緩和性能が導電性接着剤323を使い分けることができ、小型部品の高低温繰り返しストレスに対する緩和と大型部品の落下又は振動などの機械的ストレスに対する固着強度維持を両立することができる。
尚、接合材300に複数種のはんだ321を使う場合、一度のリフロー工程で加熱溶解させるため、はんだ321の種類別に使用するフラックス322は活性温度領域又は失活温度などの耐熱性能をはんだ321の種類別に設定する必要がなく、同じものが使用できるため、リフロー温度設定の管理が容易になる。
次に、接合材塗布工程710について図7及び図8を用いて説明する。
塗布厚グループ410はリード付き部品202A、202Bのリード付き電極212A、212Bの平坦度に合わせて段階的に設定されていて、接合材塗布工程710は第1接合材塗布工程711で第1塗布厚グループ411、第2接合材塗布工程712で第2塗布厚グループ412、第n接合材塗布工程71nで第n塗布厚グループ41nの順で接合材300が塗布されるようになっている。
第2接合材塗布工程712で使用する、第2塗布厚グループ412の塗布に用いる第2のメタルマスク502は、第1接合材塗布工程711で第1のメタルマスク501を用いて塗布される第1塗布厚グループ411の第1種接合材301を避けるように凹型の掘り込み加工された掘り込み部510を備えている。
また、第2接合材塗布工程712でスキージ521を用いて塗布する際に第2のメタルマスク502がたわんで第1接合材塗布工程711で塗布された第1種接合材301に触れるのを防ぐため、第2のメタルマスク502の凹型の掘り込み加工されている掘り込み部510に第1塗布厚グループ411の第1種接合材301を避けるように凸型の突起部511が設けられている。
また、プリント配線板100には第2のメタルマスク502の凹型の掘り込み加工されている掘り込み部510に第1塗布厚グループ411の第1種接合材301を避けるように設けられた凸型の突起部511の位置に略一致する位置に銅箔ランド102が設けられていて、プリント配線板100の銅箔厚み分の沈み込みを防ぐことができるようになっている。
さらに銅箔ランド102の表面にはソルダーレジスト104が設けられていて、第2のメタルマスク502の凸型の突起部511と銅箔ランド102のこすれによって発生する導電性異物の発生抑制が行われている。
従って、接合材300は接合部位の厚みに応じて第1塗布厚グループ411から順に塗布されているので、リード付き部品202A、202Bの平坦度が複数階層で実装ができるようになり、後の工程で使用されるメタルマスク500には、前の工程で塗布された接合材300を避ける凹型の掘り込み部510が設けられているので、第1塗布厚グループ411から始まり、第2、第n−1、第n塗布厚グループ41nの順で接合材300を塗布することができ、後の工程で使用されるメタルマスク500には先に塗布された接合材300を避けるように凸型の突起部511が設けられているので、広範囲に凹型の掘り込みが設けられていてもメタルマスク500のたわみによる先に塗布された接合材300に接触することを防ぐことができ、プリント配線板100には凸型の突起部511の位置と略一致する位置に銅箔ランド102を設けられているので、銅箔ランド102によってメタルマスク500が銅箔厚み分沈み込むことが防げて接合材300の塗布量の誤差を減らすことができ、その銅箔ランド102にはソルダーレジスト104が設けられているので、銅箔ランド102とメタルマスク500が削れることを防止できて金属製異物発生を抑制できる。
また、図7において、スルーホール103の銅箔ランド102の表面には、第2種接合材302であるはんだ321が第1塗布厚グループ411よりも厚く塗布されるようになっている。
スルーホールリフロー工法によるはんだ付けは一般的にはスルーホールのランドよりも広範囲にはんだを塗布して、はんだの表面張力によって部品電極およびスルーホールに吸い寄せて接合形成されるようになっているが、スルーホールのランドよりも広範囲にはんだを塗布して接合形成させたとき、余剰はんだがはんだボールとなったり、周囲に部品が実装できないなどの高密度実装に対する弊害があった。
しかしながら、スルーホール103の銅箔ランド102の表面にははんだ321が第1塗布厚グループ411よりも厚く塗布されるようになっていて、スルーホール挿入部品であるリード付き部品202Cを接合する際のスルーホール103内に流し込むために必要なはんだ321の量をスルーホール103の銅箔ランド102をはみ出して塗布しなくても確保することができ、スルーホール103の銅箔ランド102をはみ出してはんだ321を塗布する必要がないため、余剰はんだがはんだボールとなって、導電性異物として残ることを防げ、さらに、近接して他の部品を配置することが可能になり、部品実装密度を向上させることができる。
また、はんだ321がスルーホール103の穴に入らない様に塗布されるようになっていて、スルーホール103内に入り込むはんだ321が無いのでリード付き部品202Cのリード付き電極212Cの挿入時にはんだ321が垂れ落ちるのを防げ、また、接合に必要な量をコントロールすることができるため、スルーホール103内のはんだ321が予測でき、スルーホール103のはんだ塗布側の反対側を監視することではんだ付け状態を検査することができる。
次に、電子基板ユニット1の製造方法について図8及び図9を用いて説明する。製造される電子基板ユニット1は、素子が内蔵された直方体の形状で、表面にリードレス電極211を備えたリードレス部品201と、素子から引き出された金属からなる2つ以上の端子であるリード付き電極212A、212Bを備えたリード付き部品202A、202Bと、リフロー炉による加熱溶解用の接合材300と、片面若しくは両面に接合材300が塗布される電極パッド101が設けられたプリント配線板100と、リードレス電極211と電極パッド101、及びリード付き電極212A、212Bと電極パッド101とが接合材300によって固着されて形成された接合部400とを備える。
リードレス部品201及びリード付き部品202A、202Bは、リフロー炉の炉設定温度741の上限以上の耐熱性能を備え、リフロー炉の炉設定温度741の上限の温度は、接合材300の加熱溶解する温度以上の温度である。電極パッド101に塗布された接合材300は、接合材300の体積を矩形状の電極パッド101の面積で割った値である面積換算塗布厚600がそれぞれ異なる厚みにグループ化された第1から第n(nは3以上の整数)までの複数の塗布厚グループ410を備える。
リードレス電極211を固着する、第1塗布厚グループ411の接合材300の塗布厚401は、複数のリードレス部品201の中でリードレス電極211の面積が最も狭いリードレス部品201が固着される電極パッド101の短辺の側の接合材300の塗布幅402を接合材300の塗布厚401で割った比であるアスペクト比が1よりも大きい塗布厚401である。リード付き電極212A、212Bを固着する、第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300の塗布厚401は、電極パッド101が設けられたプリント配線板100に垂直方向のリード付き電極212A、212Bの高さのばらつきの度合いであるリード付き電極の平坦度232A、232B以上の塗布厚である。
複数の塗布厚グループ410の塗布厚401の関係は、第1塗布厚グループ411<第2塗布厚グループ412<第n塗布厚グループ41nである。接合材300の加熱溶解される温度は、リフロー炉の炉設定温度741よりも低い温度であり、第1塗布厚グループ411の接合材300、及び第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300は、同種又は二種以上の材料からなる。
電子基板ユニット1の製造方法は、接合材塗布工程710と、部品実装工程721と、リフロー工程731とを備える。接合材塗布工程710は、第1接合材塗布工程711と、第2接合材塗布工程712と、第n接合材塗布工程71nとを備える。リフロー工程731は、予備加熱743、本加熱744、及び冷却745を備える。接合材300は、本加熱744において加熱溶解する。
まず、電子基板ユニット1を製造する装置にプリント配線板100を搬入する搬入701を行う。次に、リードレス部品201のリードレス電極211が固着される電極パッド101に第1塗布厚グループ411の塗布厚401で第1種接合材301を塗布する工程である第1接合材塗布工程711を行う(ステップS101)。第1種接合材301は、第1のメタルマスク501を利用して塗布される。次に、リード付き部品202Aのリード付き電極212Aが固着される電極パッド101に第2塗布厚グループ412の塗布厚401で第2種接合材302を塗布する工程である第2接合材塗布工程712を行う(ステップS102)。第2種接合材302は、第2のメタルマスク502を利用して塗布される。次に、リード付き部品202Bのリード付き電極212Bが固着される電極パッド101に第n塗布厚グループ41nの塗布厚401で第n種接合材30nを塗布する工程である第n接合材塗布工程71nを行う(ステップS103)。第n種接合材30nは、第3のメタルマスク503を利用して塗布される。
次に、リードレス部品201のリードレス電極211及びリード付き部品202A、202Bのリード付き電極212A、212Bを、それぞれが固着される電極パッド101に設けられた接合材300の上に実装する工程である部品実装工程721を行う(ステップS104)。次に、リフロー炉において1回のリフロー加熱により接合材300を加熱溶解して、リードレス電極211と電極パッド101、及びリード付き電極212A、212Bと電極パッド101を溶解された接合材300によって固着する接合部400を形成する工程であるリフロー工程731を行う(ステップS105)。最後に、電子基板ユニット1を製造する装置から電子基板ユニット1を搬出する搬出751を行う。
接合材300は、例えば、金属合金からなるはんだであり、一方の塗布厚グループである第1塗布厚グループ411の第1種接合材301Aと他方の塗布厚グループである第2塗布厚グループ412の第2種接合材302Aとでは、図5に示すように、はんだ321の粒子径が異なっていても構わない。また、接合材300は、例えば、金属合金からなるはんだであり、一方の塗布厚グループである第1塗布厚グループ411の第1種接合材301Bと他方の塗布厚グループである第2塗布厚グループ412の第2種接合材302Bとでは、図6に示すように、はんだ321の合金組成が異なっていても構わない。また、図10に示すように、第1塗布厚グループ411の第1種接合材301は、導電性フィラーを含有する樹脂からなる導電性接着剤323であり、第2塗布厚グループ412の第2種接合材302Aは、金属合金からなるはんだ321であっても構わない。
第2接合材塗布工程712において、接合材300の塗布に用いる第2のメタルマスク502は、図7に示すように、第1接合材塗布工程711においてリードレス電極211が固着される電極パッド101に塗布されている第1種接合材301を取り囲んで設けられた掘り込み部510を有している。第2のメタルマスク502の掘り込み部510の底部に、第1塗布厚グループ411の第1種接合材301が設けられた電極パッド101と第1塗布厚グループ411の第1種接合材301が設けられた電極パッド101との間のプリント配線板100の部分と接する突起部511が設けられている。また、突起部511と接するプリント配線板100の部分に銅箔ランド102が設けられている。また、銅箔ランド102にソルダーレジスト104が設けられている
プリント配線板100はスルーホール103を備え、スルーホール103を取り囲むプリント配線板100の表面の部分に銅箔ランド102を設けても構わない。第2接合材塗布工程712において、第2塗布厚グループ412の塗布厚401の第2種接合材302である金属合金からなるはんだ321を銅箔ランド105に塗布し、部品実装工程721において、リード付き部品202Cのリード付き電極212Cをスルーホール103に挿入してリード付き部品202Cを実装する。スルーホール103の穴の部分を避けて、銅箔ランド105の表面にはんだ321は塗布される。
(2)実施の形態の要点と特徴
本発明の請求項1、および請求項13によれば、電子基板ユニット1は、リフロー炉の炉設定温度741以上のリフロー耐熱性能240を有したリードレス部品201およびリード付き部品202A、202Bと、電極パッド101が設けられたプリント配線板100と、実装部品に応じ、プリント配線板100に塗布される接合材300の体積を電極パッド101の面積で割った値である塗布厚401が段階的に略一致する第1塗布厚グループ411及び第2塗布厚グループ412若しくは第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nからなる接合部400と、リフロー炉の炉設定温度741未満で加熱溶解する同種又は二種以上からなる接合材300と、を備えている。
従って、端子形状又は平坦度の精度が異なる端子を備えた実装部品を同一実装面で実装して1回のリフロー加熱により固着出来るため、リフロー回数削減および接合材不足を補う工程が不要となり生産性が向上する効果がある。また、実装部品及びプリント配線板への熱ストレスを低減できる効果がある。また、実装部品及びプリント配線板の故障率を低減できる効果がある。
本発明の請求項2、および請求項14によれば、塗布厚グループ410の第1塗布厚グループ411の接合材300、及び塗布厚グループ410の第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300は金属合金からなるはんだであり、塗布厚グループ410に応じて、二種以上の溶解前粒子径で構成されている。接合材300は金属合金の溶解前粒子径が二種以上であるはんだ321で構成されている。
従って、塗布厚みが薄く、塗布面積が狭い場合は小径はんだを使用できるため、高い充填効率で塗布できる効果がある。また、塗布厚みが厚く、塗布面積が広い場合は大径はんだを使用できるため、安定した塗布形状で塗布できる効果がある。
本発明の請求項3、および請求項15によれば、塗布厚グループ410の第1塗布厚グループ411の接合材300、及び塗布厚グループ410の第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300は金属合金からなるはんだであり、実装部品と塗布厚グループ410との関連で、接合材300は組成が二種以上であるはんだ321で構成されている。
従って、貴金属の含有比率が高い合金組成のはんだと貴金属の含有比率が低い合金組成のはんだを使い分けることができ、材料費を削減することができる効果がある。また、固着強度が高い合金組成と応力緩和性能が高いはんだを使い分けることができ、小型部品から大型部品までの高低温繰り返しストレスに対する耐久性能を向上することができる効果がある。
本発明の請求項4、および請求項16によれば、塗布厚グループ410の第1塗布厚グループ411の接合材300は実装部品に応じ導電性接着剤323とし、塗布厚グループ410の第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300は金属合金からなるはんだ321で構成されている。
従って、高価な導電性接着剤と安価なはんだを使い分けることができ、高価な導電性接着剤の使用量を削減できる効果がある。
本発明の請求項5、および請求項17によれば、はんだ321の種類が複数種あっても、はんだ321に混ぜ合わせているフラックス322は同じものが使用されている。
従って、融点が低温のはんだと融点が高温のはんだで同じ耐熱性を有したフラックスが使用できるため、融点が高温のはんだに合わせたリフロー温度設定で加熱溶解できる効果がある。
本発明の請求項6、および請求項13によれば、接合材300は接合部位の厚みに応じて第1塗布厚グループ411から順に塗布されている。
従って、リード付き部品の平坦度が複数階層で実装ができる効果がある。
本発明の請求項7、および請求項18によれば、メタルマスク500には前の工程で塗布された接合材300を避ける凹型の掘り込み部510が設けられている。
従って、第1塗布厚グループから始まり、第2、第n−1、第n塗布厚グループの順で接合材を塗布することができ、全ての塗布工程後に部品実装が可能になる効果がある。さらに、接合材の塗布と部品実装を繰り返さないため、前の実装工程の部品を避けることが不要になり、高密度実装が可能になる効果がある。さらに、接合材の塗布と部品実装を繰り返さないため、接合材塗布厚みが前の実装工程の部品の高さ以上になることがなく、接合材の使用量が多くなることを防ぐ効果がある。
本発明の請求項8、および請求項19によれば、メタルマスク500には先に塗布された接合材300を避けるように凸型の突起部511が設けられている。
従って、広範囲に凹型の掘り込み部があっても、接合材塗布時のメタルマスクのたわみによって、先に塗布された接合材にメタルマスクが接触することを防ぐ効果がある。
本発明の請求項9、および請求項20によれば、プリント配線板100には凸型の突起部511の位置と略一致する位置に銅箔ランド102が設けられている。
従って、銅箔ランドによってメタルマスクが銅箔厚み分沈み込むことを防ぎ、接合材塗布量の誤差を減らすことができる効果がある。
本発明の請求項10、および請求項21によれば、銅箔ランド102にはソルダーレジスト104が設けられている。
従って、銅箔ランドが削れることを防止でき、金属製異物発生を抑制する効果がある。
本発明の請求項11、および請求項22によれば、スルーホール103の銅箔ランド102の表面にははんだ321が第1塗布厚グループ411よりも厚く塗布されるようになっている。
従って、スルーホール挿入部品であるリード付き部品を接合する際のスルーホール内に流し込むために必要なはんだの量をスルーホールの銅箔ランドをはみ出して塗布しなくても確保することができる効果がある。また、スルーホールの銅箔ランドをはみ出してはんだを塗布する必要がないため、余剰はんだがはんだボールとなって、導電性異物として残ることを防ぐ効果がある。さらに、近接して他の部品を配置することが可能になり、部品実装密度を向上させることが可能になる効果がある。
本発明の請求項12、および請求項23によれば、はんだ321がスルーホール103の穴に入らない様に塗布されるようになっている。
従って、スルーホール内に入り込むはんだが無いため、端子挿入時にはんだが垂れ落ちることを防ぐ効果がある。また、塗布量を定量にすることができるため、スルーホール内のはんだが予測でき、塗布側の反対面を監視することではんだ付け状態を検査することができる効果がある。
また本願は、様々な例示的な実施例が記載されているが、1つの実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施例の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 電子基板ユニット、100 プリント配線板、101 電極パッド、102 銅箔ランド、103 スルーホール、104 ソルダーレジスト、105 銅箔ランド、201 リードレス部品、202A リード付き部品、202B リード付き部品、202C リード付き部品、211 リードレス電極、212A リード付き電極、212B リード付き電極、212C リード付き電極、221 リードレス部品の耐熱性能、222A リード付き部品の耐熱性能、222B リード付き部品の耐熱性能、231 リードレス電極の平坦度、232A リード付き電極の平坦度、232B リード付き電極の平坦度、240 リフロー耐熱性能、300 接合材、301 第1種接合材、302 第2種接合材、30n 第n種接合材、311 第1種接合材の溶解温度、312 第2種接合材の溶解温度、31n 第n種接合材の溶解温度、321 はんだ、322 フラックス、323 導電性接着剤、400 接合部、401 塗布厚、402 塗布幅、410 塗布厚グループ、411 第1塗布厚グループ、412 第2塗布厚グループ、41n 第n塗布厚グループ、500 メタルマスク、501 第1のメタルマスク、502 第2のメタルマスク、503 第3のメタルマスク、510 掘り込み部、511 突起部、521 スキージ、600 面積換算塗布厚、701 搬入、710 接合材塗布工程、711 第1接合材塗布工程、712 第2接合材塗布工程、71n 第n接合材塗布工程、721 部品実装工程、731 リフロー工程、740 リフロープロファイル、741 炉設定温度、742 炉設定温度上限、743 予備加熱、744 本加熱、745 冷却、751 搬出
(2)実施の形態の要点と特徴
本発明の請求項1、および請求項によれば、電子基板ユニット1は、リフロー炉の炉設定温度741以上のリフロー耐熱性能240を有したリードレス部品201およびリード付き部品202A、202Bと、電極パッド101が設けられたプリント配線板100と、実装部品に応じ、プリント配線板100に塗布される接合材300の体積を電極パッド101の面積で割った値である塗布厚401が段階的に略一致する第1塗布厚グループ411及び第2塗布厚グループ412若しくは第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nからなる接合部400と、リフロー炉の炉設定温度741未満で加熱溶解する同種又は二種以上からなる接合材300と、を備えている。
本発明の請求項2、および請求項によれば、塗布厚グループ410の第1塗布厚グループ411の接合材300、及び塗布厚グループ410の第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300は金属合金からなるはんだであり、塗布厚グループ410に応じて、二種以上の溶解前粒子径で構成されている。接合材300は金属合金の溶解前粒子径が二種以上であるはんだ321で構成されている。
本発明の請求項3、および請求項10によれば、塗布厚グループ410の第1塗布厚グループ411の接合材300、及び塗布厚グループ410の第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300は金属合金からなるはんだであり、実装部品と塗布厚グループ410との関連で、接合材300は組成が二種以上であるはんだ321で構成されている。
本発明の請求項4、および請求項11によれば、塗布厚グループ410の第1塗布厚グループ411の接合材300は実装部品に応じ導電性接着剤323とし、塗布厚グループ410の第2塗布厚グループ412又は第2塗布厚グループ412から第n塗布厚グループ41nの接合材300は金属合金からなるはんだ321で構成されている。
本発明の請求項5、および請求項12によれば、はんだ321の種類が複数種あっても、はんだ321に混ぜ合わせているフラックス322は同じものが使用されている。
本発明の求項13によれば、接合材300は接合部位の厚みに応じて第1塗布厚グループ411から順に塗布されている。
本発明の求項14によれば、メタルマスク500には前の工程で塗布された接合材300を避ける凹型の掘り込み部510が設けられている。
本発明の求項15によれば、メタルマスク500には先に塗布された接合材300を避けるように凸型の突起部511が設けられている。
本発明の求項16によれば、プリント配線板100には凸型の突起部511の位置と略一致する位置に銅箔ランド102が設けられている。
本発明の求項17によれば、銅箔ランド102にはソルダーレジスト104が設けられている。
本発明の請求項、および請求項18によれば、スルーホール103の銅箔ランド102の表面にははんだ321が第1塗布厚グループ411よりも厚く塗布されるようになっている。
本発明の請求項、および請求項19によれば、はんだ321がスルーホール103の穴に入らない様に塗布されるようになっている。

Claims (23)

  1. 素子が内蔵された直方体の形状で、表面に直接電極が形成されたリードレス電極を備えたリードレス部品と、
    素子から引き出された金属端子で電極が2端子以上形成されたリード付き電極を備えたリード付き部品と、
    リフロー炉によって加熱溶解される接合材と、
    片面若しくは両面に電極パッドが設けられたプリント配線板と、
    前記リードレス電極及び前記リード付き電極と前記電極パッドを前記接合材によって固着されて形成された接合部と、を備えた電子基板ユニットであって、
    前記リードレス部品及び前記リード付き部品は、前記リフロー炉の炉設定温度上限以上のリフロー耐熱性能を備え、
    前記リフロー炉の前記炉設定温度上限は前記接合材の加熱溶解する温度以上であり、
    前記接合部は、前記接合材の体積を前記電極パッドの面積で割った値である面積換算塗布厚が段階的に略一致するようにグループ化された塗布厚グループを備え、
    前記塗布厚グループの第1塗布厚グループの塗布厚は、前記リードレス部品の電極面積が最も狭い部品の前記接合材の塗布幅を塗布厚で割った比であるアスペクト比が1よりも大きくなる塗布厚であり、
    前記塗布厚グループの第2塗布厚グループ又は第2塗布厚グループから第n塗布厚グループ(nは3以上の整数)の塗布厚は前記リード付き電極の平坦度以上であり、
    前記塗布厚グループの塗布厚みの関係は、
    第1塗布厚グループ<第2塗布厚グループ<第n塗布厚グループであり、
    さらに,前記接合部は、前記リフロー炉によって加熱溶解される温度が前記炉設定温度未満の前記接合材を備え、
    前記塗布厚グループの前記第1塗布厚グループ及び前記第2塗布厚グループ又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの前記接合材は同種又は二種以上であり、
    前記塗布厚グループの前記接合材が段階的に塗布されて前記プリント配線板の片面当たり1回のリフロー加熱によって加熱溶解されて前記リフロー耐熱性能を有する前記リードレス部品及び前記リード付き部品が片面若しくは両面に設けられた前記電極パッドに固着されて形成された前記接合部を備えた電子基板ユニット。
  2. 前記塗布厚グループの前記第1塗布厚グループ及び前記塗布厚グループの前記第2塗布厚グループ又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの接合材は、金属合金からなるはんだであり、二種以上の溶解前粒子径である請求項1に記載の電子基板ユニット。
  3. 前記塗布厚グループの前記第1塗布厚グループ及び前記塗布厚グループの前記第2塗布厚グループ又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの接合材は、金属合金からなるはんだであり、合金組成が二種以上である請求項1又は請求項2に記載の電子基板ユニット。
  4. 前記塗布厚グループの前記第1塗布厚グループの接合材は、導電性フィラーが含有する樹脂からなる導電性接着剤であり、
    前記塗布厚グループの前記第2塗布厚グループ又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの接合材は、金属合金からなるはんだである請求項1に記載の電子基板ユニット。
  5. 前記はんだに使用されているフラックスは同一成分とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電子基板ユニット。
  6. 前記接合材は、前記第1塗布厚グループが最初に塗布されて、第2、第n−1、第nの順で塗布されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子基板ユニット。
  7. 前記第2塗布厚グループ又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの塗布に用いるメタルマスクは、先に塗布された前記接合材を避けるように凹型の掘り込みが設けられている請求項6に記載の電子基板ユニット。
  8. 前記メタルマスクには先に塗布された前記接合材を避けるように凸型の突起が設けられていること特徴とする請求項7に記載の電子基板ユニット。
  9. 前記プリント配線板には前記凸型の突起の位置と略一致する位置に銅箔ランドが設けられている請求項8に記載の電子基板ユニット。
  10. 前記銅箔ランドにはソルダーレジストが設けられている請求項9に記載の電子基板ユニット。
  11. 前記プリント配線板にはスルーホールが設けられ、
    前記スルーホールの銅箔ランドの表面には前記塗布厚グループの前記第2塗布厚グループ又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの接合材である金属合金からなるはんだが塗布される請求項1に記載の電子基板ユニット。
  12. 前記銅箔ランドの表面に塗布されるはんだは前記スルーホールの穴に入らない様に塗布されている請求項11に記載の電子基板ユニット。
  13. 素子が内蔵された直方体の形状で、表面にリードレス電極を備えたリードレス部品と、
    素子から引き出された金属からなる2つ以上の端子であるリード付き電極を備えたリード付き部品と、
    リフロー炉による加熱溶解用の接合材と、
    片面若しくは両面に前記接合材が塗布される電極パッドが設けられたプリント配線板と、
    前記リードレス電極と前記電極パッド、及び前記リード付き電極と前記電極パッドとが前記接合材によって固着されて形成された接合部と、を備え、
    前記リードレス部品及び前記リード付き部品は、前記リフロー炉の炉設定温度の上限以上の耐熱性能を備え、
    前記リフロー炉の前記炉設定温度の上限の温度は、前記接合材の加熱溶解する温度以上の温度であり、
    前記電極パッドに塗布された前記接合材は、前記接合材の体積を矩形状の前記電極パッドの面積で割った値である面積換算塗布厚がそれぞれ異なる厚みにグループ化された第1から第n(nは3以上の整数)までの複数の塗布厚グループを備え、
    前記リードレス電極を固着する、第1塗布厚グループの前記接合材の塗布厚は、複数の前記リードレス部品の中で前記リードレス電極の面積が最も狭い前記リードレス部品が固着される前記電極パッドの短辺の側の前記接合材の塗布幅を前記接合材の塗布厚で割った比であるアスペクト比が1よりも大きい塗布厚であり、
    前記リード付き電極を固着する、第2塗布厚グループ又は第2塗布厚グループから第n塗布厚グループの前記接合材の塗布厚は、前記電極パッドが設けられた前記プリント配線板に垂直方向の前記リード付き電極の高さのばらつきの度合いである前記リード付き電極の平坦度以上の塗布厚であり、
    複数の前記塗布厚グループの塗布厚の関係は、
    第1塗布厚グループ<第2塗布厚グループ<第n塗布厚グループであり、
    前記接合材の加熱溶解される温度は、前記リフロー炉の炉設定温度よりも低い温度であり、
    前記第1塗布厚グループの前記接合材、及び前記第2塗布厚グループ又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの前記接合材は、同種又は二種以上の材料からなる電子基板ユニットの製造方法であって、
    前記リードレス部品の前記リードレス電極が固着される前記電極パッドに前記第1塗布厚グループの塗布厚で前記接合材を塗布する工程と、
    前記リード付き部品の前記リード付き電極が固着される前記電極パッドに前記第2塗布厚グループの塗布厚で前記接合材を塗布する工程と、
    前記リード付き部品の前記リード付き電極が固着される前記電極パッドに前記第n塗布厚グループの塗布厚で前記接合材を塗布する工程と、
    前記リードレス部品の前記リードレス電極及び前記リード付き部品の前記リード付き電極を、それぞれが固着される前記電極パッドに設けられた前記接合材の上に実装する工程と、
    前記リフロー炉において1回のリフロー加熱により前記接合材を加熱溶解して、前記リードレス電極と前記電極パッド、及び前記リード付き電極と前記電極パッドを溶解された前記接合材によって固着する接合部を形成する工程と、を備えた電子基板ユニットの製造方法。
  14. 前記接合材は金属合金からなるはんだであり、
    一方の塗布厚グループの前記接合材と他方の塗布厚グループの前記接合材とでは、前記はんだの粒子径が異なっている請求項13に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  15. 前記接合材は金属合金からなるはんだであり、
    一方の塗布厚グループの前記接合材と他方の塗布厚グループの前記接合材とでは、前記はんだの合金組成が異なっている請求項13又は14に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  16. 前記第1塗布厚グループの前記接合材は、導電性フィラーを含有する樹脂からなる導電性接着剤であり、
    前記第2塗布厚グループの前記接合材、又は前記第2塗布厚グループから前記第n塗布厚グループの前記接合材は、金属合金からなるはんだである請求項13に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  17. 前記はんだに使用されているフラックスは、同一成分である請求項14から請求項16のいずれか一項に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  18. 前記第2塗布厚グループの塗布厚で前記接合材を塗布する工程、及び前記第n塗布厚グループの塗布厚で前記接合材を塗布する工程において、前記接合材の塗布に用いるメタルマスクは、先の工程において前記リードレス電極が固着される前記電極パッドに塗布されている前記接合材を取り囲んで設けられた掘り込み部を有している請求項13に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  19. 前記メタルマスクの前記掘り込み部の底部に、前記第1塗布厚グループの前記接合材が設けられた前記電極パッドと前記第1塗布厚グループの前記接合材が設けられた前記電極パッドとの間の前記プリント配線板の部分と接する突起部が設けられている請求項18に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  20. 前記突起部と接する前記プリント配線板の部分に銅箔ランドが設けられている請求項19に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  21. 前記銅箔ランドにソルダーレジストが設けられている請求項20に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  22. 前記プリント配線板はスルーホールを備え、
    前記スルーホールを取り囲む前記プリント配線板の表面の部分に銅箔ランドが設けられ、
    前記リード付き部品の前記リード付き電極が固着される前記電極パッドに前記第2塗布厚グループの塗布厚で前記接合材を塗布する工程、又は前記リード付き部品の前記リード付き電極が固着される前記電極パッドに前記第n塗布厚グループの塗布厚で前記接合材を塗布する工程において、前記第2塗布厚グループの塗布厚の前記接合材又は前記第n塗布厚グループの塗布厚の前記接合材である金属合金からなるはんだを前記銅箔ランドに塗布し、
    前記リードレス部品の前記リードレス電極及び前記リード付き部品の前記リード付き電極を、それぞれが固着される前記電極パッドに設けられた前記接合材の上に実装する工程において、前記リード付き部品の前記リード付き電極を前記スルーホールに挿入して前記リード付き部品を実装する請求項13に記載の電子基板ユニットの製造方法。
  23. 前記スルーホールの穴の部分を避けて前記銅箔ランドの表面に前記はんだを塗布する請求項22に記載の電子基板ユニットの製造方法。
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