JP2021197000A - コンピューターによって実行される方法、プログラム、監視装置、および監視システム - Google Patents

コンピューターによって実行される方法、プログラム、監視装置、および監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の被介護者からの呼び出しが発せられた場合に緊急度に応じて介護者に対応の要請を通知する監視システムを提供する。【解決手段】見守りシステムにおいて、施設の管理サーバーが実行する処理は、被介護者への対応を要求する信号を受信しS610、対応を始める旨の回答を携帯端末から受信したことに基づいてS620YES、被介護者への対応の状態を「対応中」に更新するS625と、対応を始める旨の回答を携帯端末から受信していない場合にS620NO、当該被介護者への対応が緊急を要すると判断したことに基づいてS640YES、一人以上のスタッフに緊急の対応を要求しS645、スタッフの携帯端末から対応が完了したことを表わす通知を受信したことに基づいてS650YES、被介護者への対応の状態を「完了」に更新するS660。【選択図】図6

Description

本開示は、監視システムに関し、より特定的には、複数の呼び出しに対する対応を制御する技術に関する。
介護施設等では、複数の被介護者(入居者ともいう。)が少数のスタッフによる介護サービスを受けており、被介護者の数はスタッフの数よりも多い。そのため、複数の被介護者への対応を必要とする呼び出し(ナースコール、ケアコールとも呼ばれる)が同時に行なわれた場合、同時に各被介護者への対応ができない場合がある。例えば、特開2019−204461号公報(特許文献1)は、「複数の被監視者が同時に起き上がった場合であっても優先的に対応すべき被監視者を決定することを支援する行動監視装置等」を開示している。
特開2019−204461号公報
スタッフによる被介護者へのサポートを管理するためのシステムが、複数の被介護の異常等に基づき、各居室から呼び出しを受信した場合、当該システムは、対応が必要であることを各スタッフが保持する携帯通信端末に通知する。その場合、当該通知を受信した各スタッフの中には既に他の被介護者の対応を行っているため、対応可能なスタッフの数が、呼び出しの数よりも少ない場合があり得る。その場合、当該システムは、スタッフにより対応されていない被介護者を特定し、適宜、対応をスタッフに再度の要請を通知する場合もある。その場合、スタッフは、ある1つの要請に基づき被介護者への介護作業を行なった後に次の通知を確認して、その通知に対応することになる。この場合、システムが、居室から受信した呼び出しの通知をスタッフに転送してから時間が経過しており、指示内容が状況にあってない場合がある。そのため、優先度(緊急度)に応じた対応が十分にできない場合が生じ得る。
例えば、あるスタッフがある1つの通知に対する介護作業中に、当該スタッフの携帯通信端末が次の通知を受信する場合があり得る。この場合、スタッフは、通知および指示内容を携帯通信端末の画面で確認しないと、現在の作業より優先して対応すべきか、現在の作業終了後に対応を行えばよいかが判断がつかない。
したがって、呼び出しの緊急度に応じた対応を支援する技術が必要とされている。また、複数の呼び出しに対して優先順位を付けられる技術が必要とされている。
本開示は上述のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面に従うと、呼び出しの緊急度に応じた対応を支援する技術が開示される。他の局面に従うと、複数の呼び出しが発せられた場合に緊急度に応じて対応の要請を通知する技術が開示される。
(1)ある実施の形態に従うと、コンピューターによって実行される方法が提供される。この方法は、被介護者への対応を求める信号を受信するステップと、信号の受信に応答して、一人以上のスタッフに、対応を要求するステップと、当該被介護者への対応が完了したか否かを確認するステップと、対応が完了していないことを検知した場合に、当該対応が完了していないことを警告するステップとを含む。
(2)ある局面において、上記方法は、一人以上のスタッフから受信する信号に基づいて、いずれかのスタッフが対応可能であることを示すステータスを表示するステップをさらに含む。対応を要求するステップは、被介護者に対応可能なスタッフの選択を受け付けるステップと、選択されたスタッフに対応を要請するステップとを含む。
(3)ある局面において、対応を要求するステップは、各スタッフの稼働状況を表わすステータスに基づいて、被介護者に対応可能なスタッフを選択するステップと、選択されたスタッフに対応を要請するステップとを含む。
(4)ある局面において、受信するステップは、被介護者の識別情報を受信することと、被介護者の居室を撮影した画像信号を受信することとを含む。方法は、識別情報と、画像信号に基づく居室の画像とを表示するステップをさらに含む。
(5)ある局面において、被介護者への対応を求める信号は、被介護者の操作に基づいて発信される信号、または、被介護者の撮影画像の解析結果を含む。
(6)ある局面において、対応を要求するステップは、一人以上のスタッフが使用する携帯通信端末に、被介護者の識別情報を送信することを含む。
(7)ある局面において、確認するステップは、一人以上のスタッフから、被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知の受信を待機するステップと、予め定められた時間内に完了通知を受信しない場合に、対応が完了していないと判断するステップとを含む。
(8)ある局面において、上記方法は、対応を要求した後に、一人以上のスタッフから、対応が直ぐに行えないことを表わす応答を受信するステップをさらに含む。確認するステップは、応答を受信したことに基づいて、対応が完了していないと判断することを含む。
(9)ある局面において、上記方法は、対応の緊急度を確認するステップをさらに含む。対応を要求するステップは、緊急度が高い対応から低い対応の順に、当該対応を要求することを含む。
(10)ある局面において、上記方法は、被介護者への対応を完了したスタッフから、被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知を受信するステップと、完了通知の受信に基づいて、当該スタッフによる新たな対応が可能になったことを通知するステップとをさらに含む。
(11)ある局面において、新たな対応が可能になったことを通知するステップは、当該新たな対応が可能になったことを表わすメッセージを表示することと、当該新たな対応が可能になったことを表わす音声を出力することとの少なくともいずれかを含む。
(12)ある局面において、上記方法は、完了通知を受信したときに、対応を求める他の被介護者がいるかどうかを確認するステップと、他の被介護者がいる場合に、当該完了通知を発したスタッフに、当該他の被介護者への対応を要求するステップとをさらに含む。
(13)他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の方法をコンピューターに実行させるためのプログラムが提供される。
(14)他の実施の形態に従うと、上記のプログラムを格納したメモリーと、当該プログラムを実行するためのプロセッサーとを備える、監視装置が提供される。
(15)他の実施の形態に従う監視装置は、プログラムを格納するためのメモリーと、プログラムを実行するためのプロセッサーと、モニターと、通信装置と通信するための通信装置とを備える。プロセッサーは、被介護者への対応を求める信号を受信し、信号の受信に応答して、一人以上のスタッフに、対応を要求し、当該被介護者への対応が完了したか否かを確認し、対応が完了していないことを検知した場合に、当該対応が完了していないことを警告する。
(16)ある局面において、プロセッサーは、一人以上のスタッフから受信する信号に基づいて、いずれかのスタッフが対応可能であることを示すステータスを表示する。プロセッサーは、被介護者に対応可能なスタッフの選択を受け付けて、選択されたスタッフに対応を要請する。
(17)ある局面において、プロセッサーは、各スタッフの稼働状況を表わすステータスに基づいて、被介護者に対応可能なスタッフを選択し、選択されたスタッフに対応を要請する。
(18)ある局面において、受信することは、被介護者の識別情報を受信することと、被介護者の居室を撮影した画像信号を受信することとを含む。プロセッサーは、識別情報と、画像信号に基づく居室の画像とをモニターに表示する。
(19)ある局面において、被介護者への対応を求める信号は、被介護者の操作に基づいて発信される信号、または、被介護者の撮影画像の解析結果を含む。
(20)ある局面において、対応を要求することは、一人以上のスタッフが使用する携帯通信端末に、被介護者の識別情報を送信することを含む。
(21)ある局面において、確認することは、一人以上のスタッフから、被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知の受信を待機することと、予め定められた時間内に完了通知を受信しない場合に、対応が完了していないと判断することとを含む。
(22)ある局面において、プロセッサーは、対応を要求した後に、一人以上のスタッフから、対応が直ぐに行えないことを表わす応答を受信する。確認することは、応答を受信したことに基づいて、対応が完了していないと判断することを含む。
(23)ある局面において、プロセッサーは、対応の緊急度を確認する。対応を要求することは、緊急度が高い対応から低い対応の順に、当該対応を要求することを含む。
(24)ある局面において、プロセッサーは、被介護者への対応を完了したスタッフから、被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知を受信し、完了通知の受信に基づいて、当該スタッフによる新たな対応が可能になったことを通知する。
(25)ある局面において、新たな対応が可能になったことを通知することは、当該新たな対応が可能になったことを表わすメッセージを表示することと、当該新たな対応が可能になったことを表わす音声を出力することとの少なくともいずれかを含む。
(26)ある局面において、プロセッサーは、完了通知を受信したときに、対応を求める他の被介護者がいるかどうかを確認し、他の被介護者がいる場合に、当該完了通知を発したスタッフに、当該他の被介護者への対応を要求する。
(27)さらに他の実施の形態に従うと、上記のいずれかに記載の監視装置と、監視装置と通信可能な携帯通信端末とを備える、監視システムが提供される。
ある実施の形態に従うと、呼び出しの緊急度に応じた対応を支援することができる。他の局面に従うと、複数の呼び出しが発せられた場合に緊急度に応じて対応の要請がスタッフに通知される。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
見守りシステム100の構成の一例を示す図である。 見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。 センサーボックス119を用いた見守りシステム100の概略を示す図である。 コンピューターシステム400のハードウェア構成を表わすブロック図である。 管理サーバー200が通知スクリーニングを行なう一例を表わす図である。 ある実施の形態に従って管理サーバー200のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 ある実施の形態に従って管理サーバー200のモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。 それぞれ、ある実施の形態に従って管理サーバー200のモニター8に表示される画面の他の例を表わす図である。 他の局面に従って管理サーバー200のモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。 被介護者への対応が要請される場合に携帯端末220の制御装置222が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 携帯端末220のディスプレイ226に表示される画面の一例を表わす図である。 管理サーバー200のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 スタッフの管理者が管理サーバー200に対応を指示した場合にモニター8に表示される画面を表わす図である。 緊急対応が完了した後にモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<システムの概要>
図1を参照して、見守りシステムの概要について説明する。図1は、見守りシステム100の構成の一例を示す図である。見守り対象の一例は、施設180の居室領域に設けられた各居室内の入居者である。図1の見守りシステム100では、居室領域に、居室110,120が設けられている。居室110は、入居者111に割り当てられている。居室120は、入居者121に割り当てられている。
見守りシステム100は、ゲートウェイサーバー130と、交換装置12と、アクセスポイント140と、管理サーバー200と、センサーボックス119と、センサーボックス119と通信する各種機器と、携帯端末161,162,163,164とを含む。
ゲートウェイサーバー130は、施設180の内部ネットワーク(イントラネット)と、施設180の外部ネットワーク16とを互いに接続する。外部ネットワーク16は、たとえば、インターネットや公衆電話回線網である。また、外部ネットワーク16には、クラウドサーバー150と、プッシュサーバー160と、無線基地局15とが接続されている。
交換装置135は、施設180の内部ネットワークの各機器を互いに接続する。ある局面において、ルーターやスイッチが交換装置135として使用されてもよい。図1に示される例では、交換装置135の数は2であるが、当該数はこれに限定されない。施設180の内部ネットワークは、複数の交換装置135の組み合わせによって構成されてもよい。
アクセスポイント140は、携帯端末161,162を施設180の内部ネットワークに接続するために使用される。ある局面において、Wi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)ルーターが、アクセスポイント140として使用され得る。
管理サーバー200は、施設180の中のセンサーボックス119からイベント情報を受信し、各居室の入居者の情報を管理する。また、管理サーバー200は、携帯端末161,162とも通信し、当該携帯端末を保持するスタッフを管理すると共に、各携帯端末に各種の通知を送信する。なお、管理サーバー200は、携帯端末161,162に通知を送信する場合、外部のプッシュサーバー160を使用してもよい。また、外部のクラウドサーバー150が、管理サーバー200の一部または全ての機能を備えていてもよい。
センサーボックス119は、その筐体に内蔵されたカメラおよびセンサーと、居室110,120内の他の各種センサーと連携することにより、居室110,120内の入居者111,121に関する情報をそれぞれ取得する。当該情報は、各入居者の歩行を示す画像、体温や脈拍その他のバイタル情報等を含み得る。また、センサーボックス119は、内部ネットワークを介して、管理サーバー200に、取得した入居者111,121に関する情報を送信する。センサーボックス119の詳細は後述する。
携帯端末161,162は、施設180で介護に従事する介護者その他のスタッフにより使用される。スタッフは、携帯端末161,162を用いて、介護記録等を入力できる。携帯端末161,162は、当該介護記録を管理サーバー200に送信する。また、入居者111,121に問題が発生した場合には、スタッフは、携帯端末161,162を用いて、管理サーバー200から通知を受信する。携帯端末161,162は、施設180の中ではアクセスポイント140と接続され、内部ネットワークを介して管理サーバー200と通信する。本明細書の例では、介護者141,142,143,144がそれぞれ携帯端末161,162,163,164を保持している。
携帯端末163,164は、施設180の外からは、無線基地局15等を介して、ゲートウェイサーバー11を経由して管理サーバー200と通信することができる。携帯端末163,164が施設180の外から管理サーバー200と通信する場合、管理サーバー200から携帯端末163,164に提供されるサービスの一部は、入居者の情報を保護するために制限される場合がある。
なお、携帯端末161,162、アクセスポイント140、交換装置135等の他の装置の数は、図1に例示される数に限定されない。
居室110,120は、それぞれ、設備として、家具112、ベッド113、および、トイレ114を含む。居室110,120のドアには、当該ドアの開閉を検出するドアセンサー118がそれぞれ設置されている。トイレ114のドアには、トイレ114の開閉を検出するトイレセンサー116が設置されている。ベッド113には、入居者111の排泄情報を取得する臭いセンサー117が設置されている。入居者111は、当該入居者111のバイタル情報を検出するバイタルセンサー290を装着している。検出されるバイタル情報の一例は、入居者の体温である。他の例は、入居者の呼吸である。さらに他の例は、入居者の心拍数である。さらに他の例は、これらの情報の中の2以上の種類の情報である。居室110では、入居者111はケアコール子機115を操作することができる。入居者111がケアコール子機115を操作すると、ケアコール子機115は、呼び出し信号を発信し、呼び出し信号は、センサーボックス119により受信される。センサーボックス119は、その受信した呼び出し信号を管理サーバー200に送信する。管理サーバー200は、入居者111から呼び出しを受けていることを通知する信号を携帯端末220に送信する。
センサーボックス119は、居室110,120内の物体の挙動を検出するためのセンサーを内蔵する。センサーの一例は、物体の動作を検出するためのドップラーセンサーである。他の例は、カメラである。さらに他の例は、ケアコール子機115、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、または、バイタルセンサー290である。センサーボックス119は、センサーとして、これらのセンサー中の少なくとも一つを含み得る。
図2を参照して、見守りシステム100の構成要素について説明する。図2は、見守りシステム100の構成の概要を示すブロック図である。
[センサーボックス119]
センサーボックス119は、制御装置101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、通信インターフェイス104と、カメラ105と、ドップラーセンサー106と、無線通信装置107と、記憶装置108とを備える。
制御装置101は、センサーボックス119を制御する。制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)その他のプロセッサー、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス104には、アンテナ(図示しない)などが接続される。センサーボックス119は、当該アンテナを介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、管理サーバー200、携帯端末161,162,163,164その他の端末、アクセスポイント140、クラウドサーバー150、その他の通信端末などを含む。
カメラ105は、一実現例では、近赤外カメラである。近赤外カメラは、近赤外光を投光するIR(Infrared)投光器を含む。近赤外カメラが用いられることにより、夜間でも居室110,120の内部を表わす画像が撮影され得る。他の実現例では、カメラ105は、可視光のみを受光する監視カメラである。さらに他の実現例では、カメラ105として、3Dセンサやサーモグラフィーカメラが用いられてもよい。センサーボックス119およびカメラ105は、一体として構成されてもよいし、個別の装置の組み合わせとして構成されてもよい。
ドップラーセンサー106は、体動センサーとして機能する。ドップラーセンサー106は、マイクロ波、超音波その他の電波を発信及び受信して、居室110,120内の物体(例えば入居者111や介護スタッフ等)の挙動(動作)を検出する。これにより、居室110,120の入居者111,121の生体情報が検出され得る。
より具体的には、ドップラーセンサー106は、制御装置101に接続され、制御装置101の制御に従って、入居者111の呼吸に伴う胸部の体表の動きを測定する。ドップラーセンサー106は、マイクロ波や超音波を送信し(以下「送信波」ともいう。)、物体で反射されたマイクロ波や超音波(すなわち「反射波」)を受信し、送信波と反射波とに基づいて、ドップラー周波数成分のドップラー信号を出力する。物体が動いている場合、反射波の周波数が所謂ドップラー効果により当該物体の動いている速度に比例してシフトする。そのため、送信波の周波数と反射波の周波数とに差(ドップラー周波数成分)が生じる。ドップラーセンサー106は、このドップラー周波数成分の信号をドップラー信号として所定のサンプリングレートで生成し、制御装置101に当該ドップラー信号を出力する。制御装置101は、ドップラーセンサー106からドップラー信号を受信すると、この受信したドップラー信号を時系列に記憶装置108に格納する。なお、マイクロ波が送信波として使用されると、当該マイクロ波は、着衣を透過して入居者111の体表で反射する。そのため、入居者111が衣服を着ていても体表の動きを検知できる。
一例では、各ドップラーセンサー106は、24GHz帯のマイクロ波を各居室110,120のベッド113に向けて放射し、入居者111,121等で反射した反射波を受信する。反射波は、入居者111,121の動作により、ドップラーシフトしている。ドップラーセンサー106は、当該反射波から、入居者111,121の呼吸状態や心拍数を検出し得る。
無線通信装置107は、ケアコール子機115、ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290からの信号を受信し、当該信号を制御装置101へ送信する。ケアコール子機115は、ケアコールボタン241を備える。ケアコールボタン241が操作されると、ケアコール子機115は、当該操作があったことを示す信号(例えば呼び出し信号)を発信する。発信された信号は、無線通信装置107によって受信される。ドアセンサー118、トイレセンサー116、臭いセンサー117、および、バイタルセンサー290は、それぞれの検出結果を送信すると、送信された信号は、無線通信装置107によって受信される。
記憶装置108は、たとえば、フラッシュメモリーまたはハードディスク等の固定記憶装置、あるいは、外付けの記憶装置などの記録媒体である。記憶装置108は、制御装置101によって実行されるプログラム、および、当該プログラムの実行に利用される各種のデータを格納する。各種のデータは、入居者111,121の行動情報を含んでいてもよい。行動情報の詳細は後述する。
上記のプログラムおよびデータのうち少なくとも一方は、制御装置101がアクセス可能な記憶装置であれば、記憶装置108以外の記憶装置(たとえば、制御装置101の記憶領域(たとえば、キャッシュメモリーなど)、ROM102、RAM103、外部機器(たとえば、管理サーバー200や携帯端末161,162,163,164等)に格納されていてもよい。
[行動情報]
次に、本実施の形態における行動情報について、説明する。行動情報は、たとえば入居者111,121が所定の行動を実行したことを表わす情報である。一例では、所定の行動は、入居者111,121が起きたことを表わす「起床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から離れたことを表わす「離床」、入居者111,121がベッド(寝具)113から落ちたことを表わす「転落」、および、入居者111,121が倒れたことを表わす「転倒」の4つの行動を含む。
さらに、行動情報は、入居者が介護を受けることを拒否するために行なう動作を含み得る。例えば、行動情報は、手で介護者を振り払う動作、脚で介護者を蹴ろうとする動作、ベッド113にしがみついて着替えを拒否する動作等を含み得る。
ある実施の形態では、制御装置101が、各居室110,120に設置されたカメラ105が撮像した画像に基づいて、各居室110,120に関連付けられた入居者111,121の各行動情報を生成する。制御装置101は、たとえば、上記画像から入居者111,121の頭部を検出し、この検出した入居者111,121の頭部における大きさの時間変化に基づいて、入居者111,121の「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」の通常の情報に加えて、「介護拒否」という情報を検出する。以下、行動情報の生成の一具体例を、より詳細に説明する。
まず、記憶装置108に、居室110,120における各ベッド113の所在領域、第1閾値Th1、第2閾値Th2、および、第3閾値Th3が格納される。第1閾値Th1は、ベッド113の所在領域内において、横臥姿勢にあるときと座位姿勢にあるときとの間で入居者の頭部の大きさを識別する。第2閾値Th2は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が立位姿勢にあるか否かを識別する。第3閾値Th3は、ベッド113の所在領域を除く居室110,120内において、入居者の頭部の大きさに基づいて、当該入居者が横臥姿勢にあるか否かを識別する。
制御装置101は、対象画像から、例えば背景差分法やフレーム差分法によって、入居者111,121の人物の領域として、動体領域を抽出する。制御装置101は、さらに、当該抽出した動体領域から、例えば円形や楕円形のハフ変換によって、予め用意された頭部のモデルを用いたパターンマッチングによって、頭部検出用に学習したニューラルネットワークによって導出された閾値を用いて、入居者111,121の頭部領域を抽出する。制御装置101は、当該抽出された頭部の位置および大きさから、「起床」、「離床」、「転倒」および「転落」を検知する。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内にあり、かつ、上記のように抽出された頭部の大きさが第1閾値Th1を用いることによって横臥姿勢の大きさから座位姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合に、行動「起床」が発生したことを決定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第2閾値Th2を適用することにより、頭部がある大きさから立位姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「離床」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域内からベッド113の所在領域外へ移動した場合において、上記のように抽出された頭部の大きさに対して第3閾値Th3を適用することにより、頭部がある大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出したときには、行動「転落」が発生したと判定してもよい。
制御装置101は、上記のように抽出された頭部の位置がベッド113の所在領域を除く居室110,120内に位置し、かつ、抽出された頭部の大きさが第3閾値Th3を用いることによって或る大きさから横臥姿勢の大きさへと変化したことを検出した場合には、行動「転倒」が発生したと決定してもよい。
さらに、制御装置101は、画像データから入居者に加えて介護者を検出し、入居者と介護者との間隔を推定する。制御装置は、当該間隔が予め定められた通常の間隔よりも短いと推定すると、介護拒否行動が行なわれていると判断し得る。さらに、制御装置101は、入居者の動作が通常と違う動きを示していると判断すると、当該入居者は介護者に対して、介護拒否行動を示していると判断し得る。
以上のようにして、一具体例では、センサーボックス119の制御装置101が、入居者111,121の各行動情報を生成する。なお、他の局面に従う見守りシステム100では、居室110,120内の画像を用いて、制御装置101以外の他の要素(例えば、クラウドサーバー150)が入居者111,121の行動情報を生成してもよい。
[携帯端末220]
携帯端末220は、制御装置221と、ROM222と、RAM223と、通信インターフェイス224と、ディスプレイ226と、記憶装置228と、入力デバイス229とを含む。ある局面において、携帯端末161,162,163,164は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、腕時計型端末その他のウェアラブル装置等として実現される。
制御装置221は、携帯端末161,162,163,164を制御する。制御装置221は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU、少なくとも1つのASIC、少なくとも1つのFPGA、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
通信インターフェイス224には、アンテナ(図示しない)などが接続される。携帯端末161,162,163,164は、当該アンテナおよびアクセスポイント140を介して、外部の通信機器との間でデータをやり取りする。外部の通信機器は、たとえば、センサーボックス119、管理サーバー200などを含む。
ディスプレイ226は、たとえば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等によって実現される。入力デバイス229は、たとえばディスプレイ226に設けられたタッチセンサーによって実現される。当該タッチセンサーは、携帯端末161,162,163,164に対するタッチ操作を受け付け、当該タッチ操作に応じた信号を制御装置221へ出力する。
記憶装置228は、たとえば、フラッシュメモリー、ハードディスクその他の固定記憶装置、あるいは、着脱可能なデータ記録媒体等により実現される。
ある局面において、制御装置101は、入床、臥床、起床、離床、転落、転倒および微体動異常を、例えば、以下のように識別する。なお、対象画像中におけるベッド113が配置されている領域(ベッド113の所在領域)は、各種データの1つとしてROM102に予め記憶されている。また、各閾値や継続判定時間は、複数のサンプルから適宜設定され、各種データの1つとしてROM102に予め記憶されている。
[入床]
入床の判定では、制御装置101は、前回の状態変数(行動判定結果を格納する変数)が「離床」であって、今回、カメラ105から取得した対象画像から例えば背景差分法によって抽出した人物領域がベッド113の所在領域に完全に重なる場合(人物領域が完全にベッド113の所在領域内となる場合)、入床と暫定的に判定し、その完全重畳状態の継続時間が入床継続判定時間を超えて継続している場合に、入床有りと最終的に判定し、入床を検知する。制御装置101は、状態変数を「入床」として更新する。入床継続判定時間は、抽出した人物領域とベッド113の所在領域との完全に重なりによって暫定的に判定された入床を、最終的に入床であると判定するための閾値として使用される。
[臥床]
臥床とは、入居者(監視対象者)がベッド113で横たわっている状態のことをいう。例えば、制御装置101は、画像内において入居者が占める領域がベッド113の領域に含まれており、かつ当該入居者の移動量が予め定められた量以下である場合に、入居者の行動情報として「臥床」を検出する。
[起床]
起床の判定では、制御装置101は、前回の状態変数が「臥床」であって、今回、カメラ105から取得した対象画像から抽出した人物領域がベッド113の所在領域からはみ出している領域が起床判定閾値以上であって離床判定閾値未満である場合、起床と暫定的に判定する。制御装置101は、当該領域が当該起床判定閾値以上であって離床判定閾値未満である状態の当該領域の継続時間が起床継続判定時間を超えている場合に、起床有りと最終的に判定し、起床を検知する。制御装置101は、状態変数を「起床」で更新する。起床判定閾値は、当該領域の大きさによって起床であるか否かを判定するために使用される。離床判定閾値は、当該領域の大きさによって離床であるか否かを判定するために使用される。離床判定閾値は、起床判定閾値より大きな値に設定される。起床継続判定時間は、当該領域と起床判定閾値との比較によって仮に判定された起床を、最終的に起床であると判定するための閾値として使用される。
[離床]
離床の判定では、制御装置101は、前回の状態変数が「入床」および「起床」のうちのいずれかであって、今回、カメラ105から取得した対象画像から抽出した人物領域がベッド113の所在領域からはみ出している領域が離床判定閾値以上である場合、離床と暫定的に判定する。制御装置101は、当該領域が当該離床判定閾値以上である状態の当該領域の継続時間が離床継続判定時間を超えている場合に、離床有りと最終的に判定し、離床を検知する。制御装置101は、状態変数を「離床」で更新する。離床継続判定時間は、当該領域と離床判定閾値との比較によって仮に判定された離床を最終的に離床であると判定するための閾値として使用される。
[転落]
転落の判定では、制御装置101は、今回、カメラ105から取得した対象画像から抽出した人物領域の頭部領域の大きさが横臥姿勢判定閾値以下であって、頭部領域の大きさの変化速度が転落判定速度閾値以上であって、人物領域がベッド113の所在領域の周囲に設定された転落判定領域内に在る場合に、転落有りと判定し、転落を検知する。横臥姿勢判定閾値は、横臥姿勢における頭部領域の大きさであるか否かを判別するために使用される。横臥姿勢であるか座位姿勢であるかは、当該頭部領域の大きさに基づいて判断される。転落判定速度閾値は、頭部領域の大きさの変化速度によって転落であるか否かを判別するために使用される。
[転倒]
転倒の判定では、制御装置101は、今回、カメラ105から取得した対象画像から抽出した人物領域の頭部領域の大きさが横臥姿勢判定閾値以下であって、頭部領域の大きさの変化速度が転倒判定速度閾値以上であって、人物領域がベッド113の所在領域および転落判定領域を除く領域に在る場合に、転倒有りと判定し、転倒を検知する。転倒判定速度閾値は、頭部領域の大きさの変化速度によって転倒であるか否かを判別するために使用される。
[微体動異常]
微体動異常は、ドップラーセンサー106から出力されるドップラー信号に基づいて検出される。より具体的には、制御装置101は、測定時点から過去へ、予め定められた時間内に測定されたドップラー信号を例えば高速フーリエ変換(FFT)し、このFFTで得られたスペクトルから、一般的な呼吸の周波数に対応する周波数帯における振幅の平均値を求める。制御装置101は、この求めた平均値と、微体動異常であるか否かを判定するための閾値とを比較し、求めた平均値が当該閾値以下である場合、微体動異常と暫定的に判定し、平均値が当該閾値以下である状態の継続時間が予め定められた判定時間を超えて継続している場合に、微体動異常有りと最終的に判定し、微体動異常を検知する。制御装置101は、状態変数を「微体動異常」で更新する。当該判定時間は、求めた平均値と微体動異常判定閾値との比較によって仮に判定された微体動異常を、最終的に微体動異常であると判定するための閾値として使用される。
制御装置101は、このように入居者の行動から当該予め定められた行動を検知すると、入居者に関わる所定のイベントの内容を表すイベント情報を含むイベント通知信号を通信インターフェイス104からで管理サーバ−200に送信する。より詳しくは、制御装置101は、センサーボックス119のセンサーID、イベントの内容を表すイベント情報、入床、起床、離床、転落および転倒の検知の際に用いられた対象画像を含むイベント通知信号を、通信インターフェイス104を介して管理サーバ−200に送信する。
イベント情報は、ある実施の形態では、入床、臥床、起床、離床、転落、転倒、微体動異常およびケアコールのうちの1または複数を含む。ここでは、制御装置101は、検知した入床、起床、離床、転落、転倒および微体動異常のうちの1または複数をイベント情報として当該イベント通知信号に収容する。画像は、静止画および動画のうちの少なくとも一方を含み得る。ある実施の形態では、後述するように、例えば、まず静止画がセンサーボックス119から管理サーバー200に送信され、ユーザー(例えば介護者、管理者、医師その他のスタッフ)の要求に応じて動画が配信され得る。なお、他の局面において、まず、動画が配信されてもよい。また、静止画および動画が管理サーバー200に送信され、携帯端末220は、管理サーバー200から送られる信号に基づいて、当該静止画あるいは動画を、画面分割の状態でディスプレイ226に表示してもよい。
制御装置101は、ケアコール子機115がナースコールを受け付けた場合にその旨を所定のイベントの他の一例として含むイベント通知信号を管理サーバー200に送信し、スピーカー(図示しない)等を用いることで、携帯端末220との間で音声通話を行う。より具体的には、ケアコールボタン241が操作されると、その操作に応じた信号が無線通信装置107によって受信される。センサーボックス119は、そのセンサーIDおよびイベント情報としてナースコールを含むイベント通知信号を生成し、当該イベント通知信号を通信インターフェイス104を介して管理サーバ−200に送信する。制御装置101は、無線通信装置107を介して、ケアコール子機115のマイク(図示しない)およびスピーカー(図示しない)と、携帯端末220との間で、例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)によって音声通話を実現する。
制御装置101は、通信インターフェイス104を介して管理サーバー200、クラウドサーバー150、携帯端末220等の画像表示装置から動画の配信の要求を受信した場合に、当該要求に応答して、カメラ105の撮影によって得られた動画(例えばライブの動画)をストリーミング再生して、当該画像表示装置に動画を配信する。
[見守りの概要]
図3を参照して、見守りシステム100を用いた見守りについて説明する。図3は、センサーボックス119を用いた見守りシステム100の概略を示す図である。
見守りシステム100は、見守り対象者(監視対象者)である入居者111,121その他の入居者を見守るために利用される。居室110の天井には、センサーボックス119が取り付けられている。他の居室にも同様にセンサーボックス119が取り付けられている。
範囲31は、センサーボックス119による検出範囲を表わす。センサーボックス119が前述のドップラーセンサーを有する場合、当該ドップラーセンサーは、範囲31内で生じた人の挙動を検出する。センサーボックス119がセンサーとしてカメラを有する場合、当該カメラは、範囲31内の画像を撮影する。
センサーボックス119は、たとえば、介護施設、医療施設、宅内などに設置される。図3の例では、センサーボックス119は、天井に取り付けられており、入居者111およびベッド113を天井から撮影している。センサーボックス119の取り付け場所は天井に限られず、居室110の側壁に取り付けられてもよい。
見守りシステム100は、カメラ105から得られた一連の画像(すなわち、映像)に基づいて入居者111に生じている危険を検知する。一例として、検知可能な危険は、入居者111の転倒や、危険個所(たとえば、ベッドの柵など)に入居者111がいる状態などを含む。
見守りシステム100は、入居者111に危険が生じていることを検知した場合に、そことを介護者141,142等に報知する。報知方法の一例として、見守りシステム100は、入居者111の危険を介護者141,142の携帯端末161,162に通知する。携帯端末161,162は、当該通知を受信すると、入居者111の危険をメッセージ、音声、振動等で介護者141,142に報知する。これにより、介護者141,142は、入居者111に危険が生じていることを即座に把握でき、入居者111の元に素早く駆け付けることができる。
さらに、見守りシステム100は、無線基地局15を介して、施設の外部にいる介護者143,144の携帯端末163,164にも、当該危険を通知し得る。
なお、図3には、見守りシステム100が1つのセンサーボックス119を備えている例が示されているが、他の局面において、見守りシステム100は、複数のセンサーボックス119を備えてもよい。また、図3には、見守りシステム100が複数の携帯端末161,162を備えている例が示されているが、他の局面において、見守りシステム100は、一つの携帯端末でも実現され得る。
[コンピューターシステムの構成]
図4を参照して、情報処理装置の一態様であるコンピューターシステム400の構成について説明する。図4は、コンピューターシステム400のハードウェア構成を表わすブロック図である。コンピューターシステム400は、ゲートウェイサーバー130、クラウドサーバー150、プッシュサーバー160、または管理サーバー200として機能する。
コンピューターシステム400は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1と、コンピューターシステム400の使用者による指示の入力を受けるマウス2およびキーボード3と、CPU1によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス2若しくはキーボード3を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM4と、データを不揮発的に格納するハードディスク5と、光ディスク駆動装置6と、通信インターフェイス(I/F)7と、モニター8とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。光ディスク駆動装置6には、CD−ROM9その他の光ディスクが装着される。
コンピューターシステム400における処理は、各ハードウェアおよびCPU1により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク5に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD−ROM9その他の記録媒体に格納されて、コンピュータープログラムとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なアプリケーションプログラムとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、光ディスク駆動装置6その他の読取装置によりその記録媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス7を介してダウンロードされた後、ハードディスク5に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1によってハードディスク5から読み出され、RAM4に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1は、そのプログラムを実行する。
図4に示されるコンピューターシステム400を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本開示に係る技術思想の本質的な部分の一つは、RAM4、ハードディスク5、CD−ROM9その他の記録媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。記録媒体は、一時的でない、コンピューター読取可能なデータ記録媒体を含み得る。なお、コンピューターシステム400の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリー等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
[通知スクリーニング]
図5を参照して、ある実施の形態に従う通知スクリーニングについて説明する。図5は、管理サーバー200が通知スクリーニングを行なう一例を表わす図である。ある局面において、居室110,120・・・510の状態が管理サーバー200によって監視されている。管理サーバー200は、携帯端末161,162等と通信可能である。
第1コールが、居室110から管理サーバー200に送られた場合、スタッフA,Bのいずれかの手が空いていれば、当該スタッフは、居室110に駆けつけて、その入居者に必要な対応を行なうことができる。例えば、スタッフAが居室110に駆けつけて、携帯端末161を操作して、「対応中」と示されるアイコンを押下すると、当該押下に応じた信号が管理サーバー200に送られる。管理サーバー200は、第1コールに対して、スタッフAが対応中でありことを表示する。また、第1コールが、通常のコールである場合、緊急度は「通常」に分類され得る。
ある実施の形態において、緊急度が「通常」とは、例えば、入居者のボタン操作に基づくコール、あるいは、予め定められたタイミングでコールする設定に基づくコールのように、特段の緊急性を必要としない場合である。緊急度が「高」とは、例えば、入居者が転倒したことが検知された場合、入居者のバイタル示数が異常値を示した場合等、速やかな対応を要求する場合である。
その後、第2コールが、居室120から管理サーバー200に送られた場合、管理サーバー200は、各スタッフが保持する携帯端末に、当該コールへの対応を要請する通知を送信する。スタッフAは既に居室110からの第1コールに対応しているので、対応可能なスタッフBが携帯端末162を操作して「対応中」と応答し得る。スタッフBが応答の操作を行なうと、その操作に応じた信号が、携帯端末162から管理サーバー200に送られる。管理サーバー200は、その信号を受信すると、第2コールへの対応のステータスを「対応中(スタッフB)」とする。さらに、スタッフBが対応を完了して、対応の完了を示す操作を携帯端末162に入力すると、対応完了を示す信号が、携帯端末162から管理サーバー200に送信される。管理サーバー200は、当該信号を受信すると、第2コールへの対応のステータスを、「対応中(スタッフB)」から「対応完了(スタッフB)」に更新する。あるスタッフのステータスが「対応完了」になると、監視システムは、当該スタッフが対応可能になったことをメッセージでモニター8に表示し、または、管理サーバー200に接続されたスピーカーから音声で出力し得る。これにより、監視システムは、未対応の通知への対応を要請することを、そのユーザーに促し得る。
第1コールおよび第2コールへの対応が開始された後、さらに別の居室510から、第3コールが送られる場合がある。そして、第3コールの緊急度が「高」とされる場合がある。例えば、居室510に設けられたセンサーボックス119の制御装置101が、カメラ105により取得された画像の解析結果に基づいて居室510の入居者の転倒を検知した場合、あるいは、バイタルセンサー290による計測値が異常値を示した場合(例えば、血圧値の急激な低下等)、第3コールの緊急度は「高」とされる。
管理サーバー200のユーザー(例えば、各スタッフの管理者)は、管理サーバー200のモニター8に表示された内容を確認すると、第3コールへの対応を、スタッフBに直ちに要請し得る。例えば、管理者は、携帯端末162に対して、速やかに対応するように要請する通知を送ることができる。他の局面において、管理サーバー200のCPU1は、第3コールの緊急度が「高」であることを検知すると、各スタッフの携帯端末から送られるステータス信号に基づいて、その検知の時に手が空いているスタッフを探す。管理サーバー200は、手が空いているスタッフがいることを検知すると、当該スタッフが使用する携帯端末に対して、緊急の対応を要請する信号を送信しても良い。
[監視システムの構成]
ある実施の形態に従うと、監視システムは、例えば、以下のような構成を備える。
(1)ある局面において、監視システムを実現する管理サーバー200のCPU1は、被介護者への対応を求める信号をセンサーボックス119から受信する。CPU1は、当該信号の受信に応答して、一人以上のスタッフに、対応を要求する。例えば、CPU1は、当該スタッフが使用する携帯端末に、対応を要求する信号を送信する。当該信号は、被介護者の名前および居室の番号を含む。CPU1は、当該被介護者への対応が完了したか否かを確認する。例えば、CPU1は、センサーボックス119から上記信号を受信してから予め定められた時間が経過した後、当該対応が完了したか否かを判断する。この判断は、対応が完了した旨の信号を受信したか否かに基づいて行なわれる。CPU1は、対応が完了していないことを検知した場合に、当該対応が完了していないことを警告する。
(2)ある局面において、CPU1は、一人以上のスタッフから受信する信号に基づいて、いずれかのスタッフが対応可能であることを示すステータスをモニター8に表示。CPU1は、さらに、被介護者に対応可能なスタッフの選択を受け付けて、選択されたスタッフに対応を要請する。
(3)ある局面において、CPU1は、RAM4またはハードディスク5に格納されている各スタッフの稼働状況を表わすステータスに基づいて、被介護者に対応可能なスタッフを選択し、選択されたスタッフの携帯端末22に対応を要請する信号と、依頼内容とを送信する。
(4)ある局面において、CPU1は、被介護者の識別情報と、被介護者の居室を撮影した画像信号とをセンサーボックス119から受信する。CPU1は、識別情報と、画像信号に基づく居室の画像とをモニター8に表示する。
(5)ある局面において、被介護者への対応を求める信号は、被介護者の操作に基づいて発信される信号、または、被介護者の撮影画像の解析結果を含む。当該信号は、被介護者がケアコールボタン241を押下することで発信される。解析結果は、センサーボックス119の制御装置101がカメラ105によって取得された画像を解析することにより取得される。
(6)ある局面において、CPU1は、対応を要求するために、一人以上のスタッフが使用する携帯端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末、ウエアラブル端末等)に、被介護者の識別情報を送信する。
(7)ある局面において、CPU1は、上記対応が完了したか否かを確認するために、一人以上のスタッフから、被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知の受信を待機する。CPU1は、予め定められた時間内に完了通知を受信しない場合に、対応が完了していないと判断する。なお、予め定められた時間は、例えば、対応を要求してから5分以内である。
(8)ある局面において、CPU1は、対応を要求した後に、一人以上のスタッフから、対応が直ぐに行えないことを表わす応答を受信する。確認することは、応答を受信したことに基づいて、対応が完了していないと判断することを含む。
(9)ある局面において、CPU1は、対応の緊急度を確認する。対応を要求することは、緊急度が高い対応から低い対応の順に、当該対応を要求することを含む。
(10)ある局面において、CPU1は、被介護者への対応を完了したスタッフから、被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知を受信する。CPU1は、完了通知の受信に基づいて、当該スタッフによる新たな対応が可能になったことを、モニター8による表示、あるいは、スピーカーによる音声で通知する。
(11)ある局面において、新たな対応が可能になったことを通知することは、当該新たな対応が可能になったことを表わすメッセージをモニター8に表示することと、当該新たな対応が可能になったことを表わす音声を、管理サーバー200に接続されているスピーカー(図示しない)から出力することとの少なくともいずれかを含む。
(12)ある局面において、CPU1は、完了通知を受信したときに、対応を求める他の被介護者がいるかどうかを確認し、他の被介護者がいる場合に、当該完了通知を発したスタッフに、当該他の被介護者への対応を要求する。
[制御構造]
図6を参照して、監視システムを実現する管理サーバー200の制御構造について説明する。図6は、ある実施の形態に従って管理サーバー200のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。各処理は、CPU1がハードディスク5に格納されたプログラムに含まれる複数の命令をRAM223に読み出して実行することにより実現される。他の局面において、当該制御は、各処理を実現するように構成された回路素子の組み合わせによっても実現され得る。
ステップS610にて、CPU1は、被介護者への対応を要求する信号を各居室から受信する。当該信号は、例えば、センサーボックス119で取得された信号の解析結果に基づいて、あるいは、ケアコールボタン241の押下に基づいて、センサーボックス119から管理サーバー200に送信される。以下の例では、第1コールおよび第2コールが管理サーバー200に送信されて対応が開始された後に、第3コールを受信した場合について説明する。
ステップS615にて、CPU1は、当該信号の受信に応答して、一人以上のスタッフに、対応を要求する。例えば、CPU1は、各携帯端末に、対応を要求している居室の番号および被介護者の名前を送信する。
ステップS620にて、CPU1は、対応を始める旨の回答を携帯端末から受信したか否かを判断する。ある局面において、この回答は、スタッフが携帯端末に対して、当該回答を示す操作を行なった場合に、携帯端末から管理サーバー200に送信される。CPU1は、当該回答を受信したと判断すると(ステップS620にてYES)、制御をステップS625に切り替える。そうでない場合には(ステップS625にてNO)、CPU1は、制御をステップS630に切り替える。ステップS620の処理は、例えば、スタッフAが第1コールに対応する旨の回答を携帯端末161に入力し、スタッフBが第2コールに対応する旨の回答を携帯端末162に入力した場合に行なわれる。
ステップS625にて、CPU1は、被介護者への対応の状態を「対応中」に更新する。例えば、ある局面において、CPU1は、居室110、120の各センサーボックス119からそれぞれ受信した信号に基づいて、各コールへの対応のステータスを「対応中」に変更する。例えば、居室110,120に入居している各被介護者への対応のステータスが「対応中」に切り替わる。
ステップS630にて、CPU1は、被介護者への対応の状態を「未対応」に更新する。
ステップS635にて、CPU1は、対応が完了していないことを警告する。ある局面において、CPU1は、管理サーバー200のモニター8に、受信したコールのうち、いずれのスタッフにも対応されていないコールが存在することを表示する。他の局面において、CPU1は、各スタッフが使用する携帯端末に、そのことを通知する信号を送信してもよい。
ステップS640にて、CPU1は、当該被介護者への対応が緊急を要するか否かを判断する。この判断は、例えば、センサーボックス119から管理サーバー200に送信される信号に関連付けられている緊急度を示す情報に基づいて行なわれる。ある局面において、この情報は、センサーボックス119において検知された被介護者の状態に応じて予め規定されている。CPU1は、当該対応が緊急度を要すると判断すると(ステップS640にてYES)、制御をステップS645に切り替える。そうでない場合には(ステップS640にてNO)、CPU1は、制御をステップS620に戻す。
ステップS645にて、CPU1は、一人以上のスタッフに、緊急の対応を要求する。ある局面において、CPU1は、緊急の対応を必要とする被介護者がいるのでスタッフにその旨を通知することを促すメッセージを管理サーバー200のモニター8に表示し得る。別の局面において、CPU1は、当該メッセージを、各スタッフが使用する携帯端末に送信し得る。
ステップS650にて、CPU1は、スタッフの携帯端末から対応が完了したことを表わす通知を受信したか否かを判断する。例えば、居室に駆けつけたスタッフが、必要な処置を行なった後、携帯端末に処置の内容を入力した場合に、当該通知が携帯端末から管理サーバー200に送信される。CPU1は、当該通知を受信したと判断すると(ステップS650にてYES)、制御をステップS660に切り替える。そうでない場合には(ステップS650にてNO)、CPU1は、制御をステップS655に切り替える。
ステップS655にて、CPU1は、予め定められた一定時間、通知の受信を待機する。他の局面において、CPU1は、割込という形で、当該通知を受信し得る。
ステップS660にて、CPU1は、被介護者への対応の状態を「完了」に更新する。その後、CPU1は、制御を待機状態に切り替え、各センサーボックス119からの呼び出し信号の受信を待機する。
[管理サーバー200の画面の表示例]
図7および図8を参照して、管理サーバー200における画面の一態様について説明する。図7および図8は、それぞれ、ある実施の形態に従って管理サーバー200のモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。
図7に示されるように、ある局面において、モニター8は、監視システムの画面700を表示する。画面700は、各被介護者の部屋番号および名前を表示し、さらに、画面710を表示する。画面710は、監視システム(ケアディレクター)の一画面である。画面710は、対応が求められる居室の情報を表示する。
ある実施の形態に従うと、管理システムは、呼び出しに基づく対応の要請をスタッフに通知済みの場合において、対応が未完了である呼び出しが残っている場合には、その旨を警告するための出力を行う。例えば、モニター8は、呼び出し信号が発せられた部屋に入居する被介護者の氏名および部屋番号を表示する。他の局面において、監視システムは、被介護者の氏名および部屋番号を合成音声で出力してもよい。
より詳細には、領域711は、当該居室に入居している被介護者の名前を表示する。領域712は、当該居室の内部の様子を表わす画像を表示する。領域713は、当該対応を求めるメッセージを表示する。アイコン714は、監視システムとつながっている各携帯端末に対応が求められていることを通知する操作を受け付ける。アイコン714が押下されると、管理サーバー200は、各携帯端末に、領域711で特定される被介護者への対応が求められていることを表わすメッセージを送信する(ステップS615)。アイコン715は、対応が不要であることを通知する操作を受け付ける。アイコン715が押下されると、管理サーバー200は、各携帯端末に、領域711で特定される被介護者への対応が不要であることを表わすメッセージを送信し得る。アイコン716は、当該被介護者への対応の保留を指示する操作を受け付ける。アイコン716は、このような操作を受け付けると、コールされているものの現時点では対応が不要であることを通知するメッセージを各携帯端末に送信する。
メッセージ717は、各スタッフの状況を表示する。メッセージ717は、いずれかの居室から新たなケアコールが管理サーバー200に送られた時に、アイコン714の押下に基づいて各携帯端末に対応が要求されたときに、あるいは、予め定められた時間間隔で表示され得る。例えば、領域711で特定される被介護者の居室のセンサーボックス119から発信されたケアコールが管理サーバー200によって受信されると、CPU1は、RAM4またはハードディスク5に格納されているスタッフのステータス情報を読み出す。当該ステータス情報は、例えば、図7に例示される表示内容に対応する項目を含む。CPU1は、そのステータス情報と、各ステータスに応じて予め規定されたメッセージに基づいて、当該ケアコールを受信した時点におけるスタッフの状況をメッセージ717として表示する。
ある局面において、画面710は、ケアコール信号が発せられた居室の被介護者への対応の緊急度が通常の基準よりも高い場合に表示され得る。例えば、ある局面において、領域712において、人が転倒していることが示されている場合、ケアコール信号は、当該居室や被介護者の識別情報に加えて、人の転倒を示す情報、あるいは、緊急の対応が必要であることを表わすデータを含み得る。管理サーバー200のCPU1は、そのようなデータを含むケアコール信号を受信すると、画面710を表示して、監視システムの管理者、すなわち、管理サーバー200のユーザー(例えば、ケアディレクター、スタッフマネジャー等)に緊急の対応が必要である旨を警告する。当該ユーザーは、画面710の内容を確認した上で、アイコン714を操作して、各携帯端末を使用するスタッフに対応を要請できる。
他の局面において、ケアコール信号の内容が緊急の対応を要請している場合には、CPU1は、当該管理者の操作を待つことなく、各携帯端末に緊急の対応を要請するメッセージを送信してもよい。あるいは、CPU1は、携帯端末への送信に代えて、あるいは、携帯端末への要請と共に、施設のスピーカーから、緊急の対応を要請するメッセージを音声で出力してもよい。
図8は、モニター8に表示される他の画面を表わす図である。モニター8は、画面800を表示する。画面800は、各居室の部屋番号および入居している被介護者の名前を含むアイコンを表示する。各アイコンは、さらに、ケアコールに対する対応のステータスを表示する。
例えば、アイコン810は、108号室に工藤さんが入居しており、ケアコールに対する対応が完了したことを表わす。アイコン820は、104号室に遠藤さんが入居しており、ケアコールへの対応が現在行なわれていることを表わす。アイコン821は、109号室に見城さんが入居しており、ケアコールへの対応が現在行なわれていることを表わす。
アイコン830は、101号室に伊藤さんが入居しており、ケアコールへの対応が行なわれていないことを表わす。さらに、アイコン830は、当該入居者への対応の緊急度が高いことを表わす「緊急」を表示している。この表示は、センサーボックス119から送信される信号に基づいて実現される。
アイコン840は、101号室に阿部さんが入居していることを表わす。アイコン840は、ケアコールへの対応の有無に関する情報を表示していない。
監視システムの管理者は、画面800を視認すると、アイコン830で特定される被介護者への対応をスタッフに要請し得る。例えば、管理者がアイコン830を押下すると、管理サーバー200のCPU1は、押下されたアイコンで特定される被介護者の対応を要請するメッセージを携帯端末に一斉送信する。当該メッセージを受信した各携帯端末のユーザーのうち対応可能なスタッフCが応答すると、スタッフCの携帯端末は、スタッフCの識別情報と、当該被介護者への対応が可能であることを表わすコードとを含む信号を管理サーバー200に送信する。管理サーバー200がその信号を受信すると、CPU1は、スタッフCの名前と対応可能である旨とを含むメッセージ850を、モニター8に表示する。これにより、監視システムは、緊急の対応が必要な被介護者に対応の要請を通知し、迅速な対応を促すことができる。
図9は、他の局面に従って管理サーバー200のモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。他の局面において、複数の居室から緊急の対応を要求する信号が送信される場合があり得る。この場合、管理サーバー200は、受信した要求の数に応じて、スタッフの対応可能性についてメッセージをモニター8に表示し得る。
例えば、管理サーバー200が二人の被介護者(伊藤さんと児玉さん)について緊急の対応の要求を受信した場合について説明する。モニター8は、画面900を表示している。画面900は、アイコン830とアイコン910とを強調表示している。アイコン830は、図8に示されるアイコン830と同じである。アイコン910は、110号室に入居している児玉さんが緊急の対応を必要としていることを表わしている。
このような場合、管理サーバー200のCPU1は、モニター8に、スタッフが対応可能か否かに応じて複数のメッセージ850,920を表示し得る。メッセージ850は、緊急の対応が可能なスタッフがいることを表わしている。メッセージ920は、その他のスタッフは、現在は他の被介護者の対応に当たっているので速やかな対応ができないことを表わしている。このように、管理サーバー200は、緊急の対応が必要な複数の要求を受信した場合でも、即座に対応可能なスタッフと、そうでないスタッフとを個別に表示できるので、監視システムの管理者は、緊急の対応を、当該対応可能なスタッフに即座に指示できる。
[携帯端末の制御構造]
図10を参照して、スタッフが使用する携帯端末220の制御構造について説明する。図10は、被介護者への対応が要請される場合に携帯端末220の制御装置222が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
ステップS1010にて、制御装置222は、被介護者への対応を要求する信号を受信して、被介護者の名前および対応要求をディスプレイ226に表示する。
ステップS1020にて、制御装置222は、当該被介護者に対応することを通知する操作に応答して、管理サーバー200に信号を送信する。たとえば、スタッフがディスプレイ226に表示される「対応する」というアイコンを押すと、携帯端末220は、当該スタッフが対応することを知らせる信号を管理サーバー200に送信する。管理サーバー200は、この信号を受信すると、当該スタッフのステータスを「対応中」に設定する。
ステップS1030にて、制御装置222は、当該被介護者への対応が完了した旨を通知する操作に応答して、管理サーバー200に信号を送信する。たとえば、スタッフがディスプレイに表示される「対応完了」のアイコンを押すと、携帯端末220は、当該スタッフによる被介護者への対応が完了したことを示す信号を管理サーバー200に送信する。管理サーバー200は、尊信号を受信すると、当該スタッフのステータスを「対応可能」に切り替える。さらに、管理サーバー200は、モニター8におけるスタッフの稼働状況を知らせる画面において、当該スタッフが「対応可能」であることを示す通知を行なう。たとえば、対応中には当該スタッフの表示がグレーアウトされていた場合には、その表示がグレーアウトから通常の表示に切り替わる。これにより、スタッフの選択が管理サーバー200による自動選択およびそのユーザー(たとえば、ケアディレクターその他のスタッフの管理者)による手動選択が行なわれる場合でも、当該スタッフを次の被介護者への対応に割り当て可能であることが容易に認識され得る。
ステップS1040にて、制御装置222は、次の被介護者への対応を要求する信号を受信して、その被介護者の名前および対応要求をディスプレイ226に表示する。
ステップS1050にて、制御装置222は、ステップS1020の場合と同様に、次の被介護者に対応することを通知する操作に応答して、管理サーバーに信号を送信する。
ステップS1060にて、制御装置222は、ステップS1030の場合と同様に、次の被介護者への対応が完了した旨を通知する操作に応答して、管理サーバーに信号を送信する。
ステップS1070にて、制御装置222は、携帯端末220が一時OFFの操作を検知したか否かを判断する。制御装置210は、一時OFFの操作を検知したと判断すると(ステップS1070にてYES)、制御をステップS1080に切り替える。そうでない場合には(ステップS1070にてNO)、制御装置222は、制御をステップS1010に戻す。携帯端末220は、管理サーバー200からと通信可能な状態を継続する。
ステップS1080にて、制御装置222は、動作モードを一時待機モードに切り替える。携帯端末220が一時待機モードになると、たとえば、管理サーバー200からの通常の通知を受け付けなくなり、緊急の呼出し信号のみを受け付ける。
[表示態様]
図11を参照して、携帯端末220における画面の表示態様について説明する。図11は、携帯端末220のディスプレイ226に表示される画面の一例を表わす図である。
ある局面において、ディスプレイ226は、メッセージ1110と、アイコン1120,1130等を表示する。メッセージ1110は、被介護者に対する対応の具体的なメッセージを表わす。アイコン1120は、当該被介護者への対応が要請された場合においてスタッフが対応する意思を管理サーバー200に伝える時に、押下される。被介護者への対応は、たとえば、メッセージ1110がディスプレイ226に表示されることにより、あるいは、対応を要請する音声が出力されることにより、要請される。アイコン1130は、当該被介護者への対応が完了した場合に当該スタッフが完了を管理サーバー200に伝える時に、押下される。なお、他の局面において、対応の完了の通知は、アイコン1130の押下に限られず、当該被介護者の居室に設けられているケアコール子機115のケアコールボタン241に対して操作を行なうことによっても可能である。
一例として、ある被介護者(102号室の伊藤さん)への対応が必要になった場合、管理サーバー200又はケアディレクターその他管理サーバー200のユーザーは、対応可能なスタッフに対して対応を要請する。この場合、管理サーバー200は、被介護者の識別情報と対応内容とを含む信号を、指定されたスタッフの携帯端末220に送信する。
ある局面において、対応内容が予め番号に関連付けられてハードディスク5に格納されている場合には、管理サーバー200は、その番号に対応するメッセージを対応内容として、携帯端末220に送信し得る。他の局面において、ケアディレクターその他管理サーバー200のユーザーがスタッフを指定して対応を要請する場合には、当該ユーザーが管理サーバー200のメッセージ画面に入力したテキストメッセージが対応内容として、携帯端末220に送信される。
スタッフは、メッセージ1110を視認すると、アイコン1120を押下して、所定の薬を持参して102号室に向かう。アイコン1120が押下されると、当該スタッフの携帯端末220は、当該スタッフが対応することを通知する信号を管理サーバー200に送信する。管理サーバー200は、その信号を受信すると、スタッフのステータスを「対応中」から「対応可能」に変更する(ステップS1020)。
スタッフが当該被介護者への対応を終えると、アイコン1130を押下して、対応が完了したことを報告する。アイコン1130が押下されると、携帯端末220は、メッセージ1110で通知された対応が完了したことを示す信号を管理サーバー200に送信する。管理サーバー200は、その信号を受信すると、スタッフのステータスを「対応中」から「対応可能」に変更する(ステップS1030)。管理サーバー200またはその管理者は、当該スタッフが「対応可能」となったことを認識できるので、次の対応、たとえば緊急対応を当該スタッフに要請できる。
その後、携帯端末220が別の被介護者への対応要請を受信すると、メッセージ1110と同様のメッセージを新たに受信する(ステップS1040)。スタッフがアイコン1120を押下すると、当該スタッフが対応する旨が管理サーバー200に通知される(ステップS1050)。対応完了後にスタッフがアイコン1130を押下すると、対応完了が管理コンピューターに通知される(ステップS1060)。
その後、スタッフが携帯端末220を一時OFFにしない限り(ステップS1070にてNO)、他の呼出しに対応可能な状態が維持される。
前述のように、スタッフへの対応の要請は、管理サーバー200によって、または、管理サーバー200のユーザー(たとえば、ケアディレクターその他スタッフの管理者)の操作によって、当該スタッフに通知される。
[制御構造]
そこで、図12を参照して、対応の要請がスタッフの管理者によって行なわれる場合の管理サーバー200の制御構造について説明する。図12は、管理サーバー200のCPU1が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。なお、図6に示される処理と同一の処理には同一のステップ番号を付してある。したがって、同一の処理の説明は繰り返さない場合がある。
ステップS1210にて、CPU1は、緊急対応を要する被介護者が存在することを通知する。たとえば、管理サーバー200は、そのことを示すメッセージをモニター8に表示し、または、スピーカー(図示しない)から音声を出力する。管理者は、緊急対応の必要性に気付くことができる。
ステップS1220にて、CPU1は、緊急対応を要する被介護者への対応要請が指示されたか否かを判断する。この判断は、たとえば、モニター8に表示される画面に対して対応要請が通知されるスタッフが管理者によって選択されたか否かに基づいて行なわれる。一例として、管理者がカーソル操作あるいはタッチ操作によって「対応可能」とされたスタッフを選択して緊急対応を要請する操作を行なった時に、対応要請が指示されたと判断される。CPU1は、対応要請が指示されたと判断すると(ステップS1020にてYES)、制御をステップS1230に切り替える。そうでない場合には(ステップS1020にてNO)、CPU1は、制御をステップS1210に戻し、緊急対応の要請を通知し続ける。
ステップS1230にて、CPU1は、管理者によって選択されたスタッフに、緊急対応を要求する。たとえば、CPU1は、ステップS615の場合と同様に、メッセージ1100をそのスタッフの携帯端末220に送信する。
[表示態様]
図13を参照して、ケアディレクターその他のスタッフの管理者が対応を指示する場合に管理サーバー200に表示される画面について説明する。図13は、スタッフの管理者が管理サーバー200に対応を指示した場合にモニター8に表示される画面を表わす図であ。
ある局面において、管理サーバー200が被介護者の居室に設けられたセンサーボックス119から緊急対応の要請を示す信号を受信すると、モニター8に画面1300を表示する。画面1300は、メッセージ1310と、スタッフ表示領域1320と、メッセージ入力領域1330とをさらに表示する。
メッセージ1310は、緊急対応の要請を表わす。メッセージ1310は、予め管理サーバー200で規定されている。管理サーバー200がセンサーボックス119から緊急対応を要請する信号を受信した時、その居室にいるスタッフが携帯端末220を操作して緊急対応を要請した時、その他緊急対応の要請のために予め規定された条件が成立した時に、CPU1は、メッセージ1310をモニター8に表示する。
スタッフ表示領域1320は、管理者によって選択されたスタッフの名前を表示する。スタッフ表示領域1320がスタッフの名前を表示すると、当該スタッフに関連付けられている携帯端末220が、アイコン714に関連付けられる。具体的には、アイコン714の押下に応答して発信される信号の送信先は、選択されたスタッフの携帯端末220に設定される。
メッセージ入力領域1330は、管理者による文字の入力を受け付ける。たとえば、管理者は、各スタッフのステータスを確認してBさんが対応可能であると判断した場合、Bさんに対応を要請するメッセージを送ることになる。この場合、管理者は、対応をBさんに依頼するメッセージをメッセージ入力領域1330に入力することになる。たとえば、管理者は、「Bさん、対応をお願いします。薬を持って、居室に向かって下さい。」とメッセージ入力領域1330に入力する。管理者がアイコン714を押下すると、対応を要請する信号は、スタッフ表示領域1320で特定されるスタッフが使用する携帯端末220に送信される。
アイコン714が押下されると、メッセージ入力領域1330に入力されたメッセージも管理サーバー200から携帯端末220に送信される。携帯端末220は、受信した当該メッセージを、ディスプレイ226にメッセージ1110として表示する。これにより、携帯端末220のユーザー(スタッフB)は、所定の薬を持参して102号室に向かうことができる。
その後、スタッフBが102号室の入居者(伊藤さん)への対応を完了すると、アイコン1130を押下して、対応完了を管理サーバー200に報告する。管理サーバー200は、スタッフBの携帯端末220から対応完了の信号を受信すると、CPU1は、当該入居者への対応の要否のステータスを未対応から対応完了に変更すると共に、スタッフBのステータスを「対応中」から「対応可能」に変更する。さらに、CPU1は、変更後のステータスに基づく画面をモニター8に表示し、他の対応要請に対する対応を管理者に促す。
そこで、図14を参照して、モニター8における画面の表示例について説明する。図14は、緊急対応が完了した後にモニター8に表示される画面の一例を表わす図である。モニター8は、アイコン810に代えてアイコン1410を表示する。さらに、モニター8は、メッセージ850に代えてメッセージ1420を表示する。
アイコン810は、今まで緊急対応を要請していた入居者のステータスが「未対応 緊急」から「対応完了」に切り替わったことを表わしている。これにより、管理者は、その入居者への対応が完了したことを確認できる。
メッセージ1420は、今まで対応中であったスタッフBのステータスが対応可能になったことを表わしている。これにより、管理者は、新たな対応要請を認識した場合に、その対応をスタッフBに依頼することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 マウス、3 キーボード、4,103,223 RAM、5 ハードディスク、6 光ディスク駆動装置、7,104,224 通信インターフェイス、8 モニター、9,102,222 ROM、11,130 ゲートウェイサーバー、12,135 交換装置、15 無線基地局、16 外部ネットワーク、31 範囲、100 システム、101,221 制御装置、105 カメラ、106 ドップラーセンサー、107 無線通信装置、108,228 記憶装置、110,120,510 居室、111,121 入居者、112 家具、113 ベッド、114 トイレ、115 ケアコール子機、116 トイレセンサー、117 センサー、118 ドアセンサー、119 センサーボックス、140 アクセスポイント、141,142,143,144 介護者、150 クラウドサーバー、160 プッシュサーバー、161,162,163,164,220 携帯端末、180 施設、200 管理サーバー、226 ディスプレイ、229 入力デバイス、241 ケアコールボタン、290 バイタルセンサー、400 コンピューターシステム、700,710,800,900 画面、711,712,713 領域、714,715,716,810,820,821,830,840,910 アイコン。

Claims (15)

  1. コンピューターによって実行される方法であって、
    被介護者への対応を求める信号を受信するステップと、
    前記信号の受信に応答して、一人以上のスタッフに、前記対応を要求するステップと、
    当該被介護者への対応が完了したか否かを確認するステップと、
    前記対応が完了していないことを検知した場合に、当該対応が完了していないことを警告するステップとを含む、方法。
  2. 前記一人以上のスタッフから受信する信号に基づいて、いずれかのスタッフが対応可能であることを示すステータスを表示するステップをさらに含み、
    前記対応を要求するステップは、
    前記被介護者に対応可能なスタッフの選択を受け付けるステップと、
    前記選択されたスタッフに対応を要請するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記対応を要求するステップは、
    各スタッフの稼働状況を表わすステータスに基づいて、前記被介護者に対応可能なスタッフを選択するステップと、
    前記選択されたスタッフに対応を要請するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記受信するステップは、
    前記被介護者の識別情報を受信することと、
    前記被介護者の居室を撮影した画像信号を受信することとを含み、
    前記方法は、前記識別情報と、前記画像信号に基づく居室の画像とを表示するステップをさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記被介護者への対応を求める信号は、前記被介護者の操作に基づいて発信される信号、または、前記被介護者の撮影画像の解析結果を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記対応を要求するステップは、前記一人以上のスタッフが使用する携帯通信端末に、前記被介護者の識別情報を送信することを含む、請求項1〜5いずれかに記載の方法。
  7. 前記確認するステップは、
    前記一人以上のスタッフから、前記被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知の受信を待機するステップと、
    予め定められた時間内に前記完了通知を受信しない場合に、前記対応が完了していないと判断するステップとを含む、請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記対応を要求した後に、前記一人以上のスタッフから、前記対応が直ぐに行えないことを表わす応答を受信するステップをさらに含み、
    前記確認するステップは、前記応答を受信したことに基づいて、前記対応が完了していないと判断することを含む、請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記対応の緊急度を確認するステップをさらに含み、
    前記対応を要求するステップは、前記緊急度が高い対応から低い対応の順に、当該対応を要求することを含む、請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 被介護者への対応を完了したスタッフから、前記被介護者への対応が完了したことを表わす完了通知を受信するステップと、
    前記完了通知の受信に基づいて、当該スタッフによる新たな対応が可能になったことを通知するステップとをさらに含む、請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記新たな対応が可能になったことを通知するステップは、
    当該新たな対応が可能になったことを表わすメッセージを表示することと、
    当該新たな対応が可能になったことを表わす音声を出力することとの少なくともいずれかを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記完了通知を受信したときに、対応を求める他の被介護者がいるかどうかを確認するステップと、
    前記他の被介護者がいる場合に、当該完了通知を発したスタッフに、当該他の被介護者への対応を要求するステップとをさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを格納したメモリーと、
    前記プログラムを実行するためのプロセッサーとを備える、監視装置。
  15. 請求項14に記載の監視装置と、
    前記監視装置と通信可能な携帯通信端末とを備える、監視システム。
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