JP2021195619A - 気体の分配装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2,3に記載の気流輸送分配装置は、高炉の羽口部に微粉炭やコ−クス粉を気流輸送するのに好適な装置であり、図2や図3で説明したような転炉底吹きガスの分配装置に適用するのは困難である。また、気流と共に転炉に吹き込む粉体には、粉体製造工程に伴い混入した異物、特に粉砕ミルなどで不可避的に混入する異物が含まれる。一般には搬送経路に磁石を設置する、篩を設置するなどして異物を除去することが行われている。しかしながら、これらの方策を講じてもなお、異物を完全に除去することが不可能である。
本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑みたものであり、底吹き転炉又は上底吹き転炉に設置され、気体又は固気二相流体を転炉の底部の複数の羽口に均分することが可能で、粉体の滞留を生じない、気体の分配装置を提供することを目的とする。
図5に示すように、粉体の通過量が増加するのに伴い粉体の残留率は上がるが、ある閾値を超えるとそれ以上は残留率が上昇しないことが確認できた。
これらの結果から、邪魔板9を旋回室8の底板43に設置し、邪魔板9の高さHを0.25b以上0.8b以下とすることで、旋回室8内の粉体の滞留が抑制され、邪魔板9の幅Wを0.1w以上とすることで、旋回室8内の粉体の滞留がさらに抑制されることが知見された。
(気体の分配装置)
本発明の第1の実施形態に係る気体の分配装置1は、上記の実験・調査の知見に基づくものであり、図4に示すように、外筒4と、導入管5と、内筒6と、複数の隔室7と、を備える。なお、分配装置1が設けられる転炉2は、底吹き転炉又は上底吹き転炉である。
(気体の分配装置)
本発明の第2の実施形態に係る気体の分配装置1は、上記の実験・調査の知見に基づくものであり、図7に示すように、外筒4と、導入管5と、内筒6と、複数の隔室7と、邪魔板9とを備える。なお、分配装置1が設けられる転炉2は、底吹き転炉又は上底吹き転炉である。
外筒4、導入管5、内筒6及び複数の隔室7は、上記の実験・調査で説明したものと同様である。すなわち、分配装置1は、外筒4内に旋回室8を有し、旋回室8の下に羽口3ごとに分けられた複数の隔室7を有する。また、内筒6の上端が外筒4内に開放しており、内筒6の下端が複数の隔室7に接続される。
(気体の分配装置)
本発明の第2の実施形態に係る気体の分配装置1は、上記の実験・調査の知見に基づくものであり、図7に示すように、外筒4と、導入管5と、内筒6と、複数の隔室7と、邪魔板9とを備える。なお、分配装置1が設けられる転炉2は、底吹き転炉又は上底吹き転炉である。
外筒4、導入管5、内筒6及び複数の隔室7は、上記の実験・調査で説明したものと同様である。すなわち、分配装置1は、外筒4内に旋回室8を有し、旋回室8の下に羽口3ごとに分けられた複数の隔室7を有する。また、内筒6の上端が外筒4内に開放しており、内筒6の下端が複数の隔室7に接続される。さらに、外筒4における導入部の接続高さaに対する旋回室8の高さbの比a/bは、1/10以下である。
邪魔板9は、第2の実施形態と同様である。
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態とともに種々の変形例を含む本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲に記載された発明の実施形態には、本明細書に記載したこれらの変形例を単独または組み合わせて含む実施形態も網羅すると解すべきである。
また、上記第2及び第3の実施形態では、邪魔板9を1個設ける構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。邪魔板9は、複数個設けられてもよく、好ましくは1個〜3個設けられる。
(1)本発明の一態様に係る気体の分配装置1は、外筒4及び内筒6が上部に配置され、転炉2の羽口3ごとに区画された複数の隔室7が下部に配置された、気体の分配装置1であって、内筒6は、上端が外筒4内に開口し、下端が複数の隔室7に接続され、外筒4は、下端に底板43を有し、気体を供給する導入管5が接続される外筒開口部41が側壁に設けられ、外筒開口部41の下端と底板43との高さ方向の距離である接続高さaが、外筒4の内側の気体が旋回する旋回室8の高さbの1/10以下である。
(5)上記(2)〜(4)のいずれか一つの構成において、邪魔板9は、底板43に設置される
(6)上記(2)〜(6)のいずれか一つの構成において、邪魔板9は、旋回室8内の気体が旋回する旋回方向の下流側になるほど、旋回方向に直交する断面形状の高さHが徐々に大きくなるフラップ形状である。
上記(4)〜(6)の構成によれば、気体、粉体の滞留をより低減することができる。
表1に、実施例及び比較例における条件並びに、測定結果である流量偏差、粉体偏差、分配装置1内の粉体の残留率及びCaO粉中のFe粉の濃縮率を示す。なお、流量偏差は各羽口3で測定されたガス流量の偏差であり、粉体偏差は各羽口3で測定された粉体の排出量の偏差である。
表2に、実施例及び比較例における条件並びに、測定結果である流量偏差、粉体偏差、分配装置1内の粉体の残留率及びCaO粉中のFe粉の濃縮率を示す。なお、流量偏差は各羽口3で測定されたガス流量の偏差であり、粉体偏差は各羽口3で測定された粉体の排出量の偏差である。また、比較例2−3,2−6における邪魔板9の設置位置である壁A及び壁Eとは、図9(A)及び図9(E)に示す位置の外筒4の内壁面に邪魔板9をそれぞれ取り付けたことを示す。なお、邪魔板9の取り付け高さについては、邪魔板9の上端が底板43からbとなるように壁A及び壁Eに邪魔板9を設置した。
表1に、実施例及び比較例における条件並びに、測定結果である流量偏差、粉体偏差、分配装置1内の粉体の残留率及びCaO粉中のFe粉の濃縮率を示す。なお、表1の邪魔板の設置位置において、底A〜底Eは、図9(A)〜図9(E)にそれぞれ対応した位置である。また、流量偏差は各羽口3で測定されたガス流量の偏差であり、粉体偏差は各羽口3で測定された粉体の排出量の偏差である。
2 転炉
3 羽口
4 外筒
41 外筒開口部
42 蓋
43 底板
44 旋回室
5 導入管
6 内筒
7 隔室
M 溶鉄
F 転炉底吹きガス
Claims (6)
- 外筒及び内筒が上部に配置され、転炉の羽口ごとに区画された複数の隔室が下部に配置された、気体の分配装置であって、
前記内筒は、上端が前記外筒内に開口し、下端が複数の隔室に接続され、
前記外筒は、下端に底板を有し、気体を供給する導入管が接続される外筒開口部が側壁に設けられ、
前記外筒開口部の下端と前記底板との高さ方向の距離である接続高さaが、前記外筒の内側の前記気体が旋回する旋回室の高さbの1/10以下である、気体の分配装置。 - 外筒及び内筒が上部に配置され、転炉の羽口ごとに区画された複数の隔室が下部に配置された、気体の分配装置であって、
前記内筒は、上端が前記外筒内に開口し、下端が複数の隔室に接続され、
前記外筒は、下端に底板を有し、気体を供給する導入管が接続される外筒開口部が側壁に設けられ、
前記旋回室の下側に、邪魔板が設置される、気体の分配装置。 - 外筒及び内筒が上部に配置され、転炉の羽口ごとに区画された複数の隔室が下部に配置された、気体の分配装置であって、
前記内筒は、上端が前記外筒内に開口し、下端が複数の隔室に接続され、
前記外筒は、下端に底板を有し、気体を供給する導入管が接続される外筒開口部が側壁に設けられ、
前記外筒開口部の下端と前記底板との高さ方向の距離である接続高さaが、前記外筒の内側の前記気体が旋回する旋回室の高さbの1/10以下であり、
前記旋回室の下側に、邪魔板が設置される、気体の分配装置。 - 前記邪魔板の形状は、前記旋回室内の前記気体が旋回する旋回方向に対して、直交する断面形状の高さHが0.25b以上0.8b未満で、前記断面形状の幅Wが0.1w以上である、請求項2又は3に記載の気体の分配装置。
- 前記邪魔板は、前記底板に設置される、請求項2〜4のいずれか1項に記載の気体の分配装置。
- 前記邪魔板は、前記旋回室内の前記気体が旋回する旋回方向の下流側になるほど、前記旋回方向に直交する断面形状の高さHが徐々に大きくなるフラップ形状である、請求項2〜5のいずれか1項に記載の気体の分配装置。
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JP2009068033A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Jfe Steel Kk | 転炉底吹きガスの分配装置 |
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