JP2021195149A - チューブ容器用押出成形品およびチューブ容器 - Google Patents

チューブ容器用押出成形品およびチューブ容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 植物由来のポリエチレン樹脂を含み、耐ストレスクラック性、層間密着強度、および製造安定性に優れた押出成形チューブに関する技術を提供すること。【解決手段】 全体としてチューブ形状を有し、内層と外層とそれらの間に介在した中間層との3層構造を有し、前記内層および前記外層のそれぞれが、石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂と植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とを含む、チューブ容器用押出成形品。【選択図】 図2

Description

本発明は、チューブ容器用押出成形品およびチューブ容器に関する。
歯磨き粉や化粧品等を収容するチューブ容器として、ラミネートチューブが知られている。ラミネートチューブは、ポリエチレン樹脂、特殊紙、アルミ箔などをラミネート加工により重ね合わせたラミネートシートを原料として用いて製造される。一般的には、ラミネートチューブは、ラミネートシートを円筒状に丸めてシートの両端部を重ね、重ねた部分を溶着し、得られた容器本体にキャップ嵌合部分を接合することにより製造される。
かかるラミネートチューブには、例えば、以下の問題がある。ラミネートチューブは、両端部を重ねて製造されるため、重ね合わせた部分に段差が生じ、外観上の問題がある。重ね合わせた部分にはラミネートシート端面が露出するため、収容した内容物が前記端面よりラミネート内部に浸透し、ラミネートシート物性が低下する。また、ラミネートチューブは、円筒状に丸める工程を含むことや、上述の段差を目立たないようにしたいことから、厚肉化が難しく、径の大きいチューブで十分な強度を保つことが難しい。
ラミネートチューブの上記問題を解消するため、押出成形によりチューブ容器の容器本体を製造することが提案されている(特許文献1および2)。押出成形により製造されたチューブ容器は、押出成形チューブと呼ばれる。押出成形チューブは、溶融した樹脂を押出機で連続的にチューブ状に押し出し、その後、適当な長さに切断し、得られた容器本体にキャップ嵌合部分を接合することにより製造される。多層の押出成形チューブの場合、溶融した複数種類の樹脂を、別々の押出機で1つの金型へ押し出して、金型内で多層構造のチューブ形状を形成することにより製造される。
現在流通しているチューブ容器は、石油由来の樹脂を用いて形成されているものが主流である。
特開平11−309406号公報 特開平11−309785号公報
本発明者らは、ラミネートチューブの上記問題と環境保護の観点から、植物由来のポリエチレン樹脂を配合した押出成形チューブを開発することに取り組んだところ、以下の問題を新たに見出した。
石油由来のポリエチレン樹脂の代わりに植物由来のポリエチレン樹脂を配合すると、押出成形チューブにストレスクラックを生じやすくなった。また、植物由来のポリエチレン樹脂を含む樹脂層とガスバリア性を有する樹脂層とからなる多層の押出成形チューブを製造したところ、層間剥離を生じやすくなった。また、このような多層の押出成形チューブを連続成形したところ、チューブ状に押し出した後に変形を生じた。
そこで、本発明は、植物由来のポリエチレン樹脂を含み、耐ストレスクラック性、層間密着強度、および製造安定性に優れた押出成形チューブに関する技術を提供することを目的とする。
本発明の一つの側面によれば、全体としてチューブ形状を有し、内層と外層とそれらの間に介在した中間層との3層構造を有し、前記内層および前記外層のそれぞれが、石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂と植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とを含む、チューブ容器用押出成形品が提供される。
本発明の別の側面によれば、
一端がヒートシールされた上述の押出成形品を含む容器本体と、
前記一端がヒートシールされた前記押出成形品の他端に接合されたキャップ嵌合部分と
を備えたチューブ容器が提供される。
本発明によれば、植物由来のポリエチレン樹脂を含み、耐ストレスクラック性、層間密着強度、および製造安定性に優れた押出成形チューブを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る押出成形品の3層構造を示す断面図。 本発明の一実施形態に係るチューブ容器の構成を示す平面図。
以下、本発明を説明するが、以下の説明は、本発明を詳細に説明することを目的とし、本発明を限定することを意図していない。
1.チューブ容器用押出成形品
チューブ容器用押出成形品は、全体としてチューブ形状を有し、内層と外層とそれらの間に介在した中間層との3層構造を有し、前記内層および前記外層のそれぞれが、石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂と植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とを含む。以下の説明において、チューブ容器用押出成形品は、単に「押出成形品」という。
1−1.構造
押出成形品は、全体としてチューブ形状を有し、内層と外層とそれらの間に介在した中間層との3層構造を有する。図1は、本発明の一実施形態に係る押出成形品の3層構造を示す断面図である。図1に示すように、押出成形品1は、内層1aと外層1cとそれらの間に介在した中間層1bとの3層構造を有する。図1に示される押出成形品1は、チューブ容器の容器本体として使用されると、内層1a側の面がチューブ容器の内部空間と隣接し、外層1c側の面がチューブ容器の外部空間と隣接する。
押出成形品1は、円筒形状であってもよいし、楕円筒形状であってもよい。押出成形品1は、例えば30〜190mmの周長を有する。押出成形品1は、好ましくは40〜160mmを有する。周長は、チューブ状の押出成形品1の外周の長さを指す。押出成形品1は、例えば0.19〜0.55mm、好ましくは0.24〜0.5mmの厚みを有する。厚みは、チューブ状の押出成形品1の壁の厚みを指し、押出成形品1の長手方向に沿って略等間隔に設定された3箇所で測定された厚みの平均値である。内層1aは、例えば0.12〜0.25mm、好ましくは0.14〜0.24mmの厚みを有し、中間層1bは、例えば0.01〜0.1mm、好ましくは0.02〜0.08mmの厚みを有し、外層1cは、例えば0.06〜0.2mm、好ましくは0.08〜0.18mmの厚みを有する。
押出成形品1は、任意の長さを有することができ、チューブ容器の容器本体より長い長さを有していてもよいし、チューブ容器の容器本体と同じ長さを有していてもよい。前者の場合、押出成形品1は、チューブ容器の容器本体の長さに切断された後、チューブ容器の容器本体として使用される。
1−2.樹脂
以下、内層1a、中間層1b、外層1cを構成する樹脂について説明する。
(内層1a)
内層1aは、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」とを含む。
「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」
「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」は、石油由来のポリエチレンを不飽和カルボン酸またはその無水物で変性することにより得られた樹脂である。かかる樹脂は、酸変性により接着性が付与されているため、接着性樹脂として公知である。不飽和カルボン酸またはその無水物の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、クロロマレイン酸、ブテニルコハク酸、およびこれらの無水物が挙げられる。
「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」は、好ましくは、石油由来の無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂である。より好ましくは、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」は、石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン樹脂(MA変性LDPE)、石油由来の無水マレイン酸変性直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(MA変性L−LDPE)、またはこれらの混合物である。
「石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン樹脂(MA変性LDPE)」は、石油を原料として用いて製造したエチレンの単独重合体を、無水マレイン酸で変性することにより得られた樹脂である。
「石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン樹脂(MA変性LDPE)」の密度は、0.91g/cm3〜0.93g/cm3の範囲内にあることが好ましく、0.915g/cm3〜0.93g/cm3の範囲内にあることがより好ましい。なお、本明細書に記載される樹脂の密度は、JIS K7112:1999に準拠した方法で得られた測定値である。
また、「石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン樹脂(MA変性LDPE)」のメルトフローレート(MFR)は、0.1g/10分〜10g/10分の範囲内にあることが好ましく、1g/10分〜5g/10分の範囲内にあることがより好ましい。なお、本明細書に記載される樹脂のメルトフローレート(MFR)は、JIS K7210:1999に準拠した方法で得られた測定値である。メルトフローレートは、具体的には、190℃で21.18N(2.16kgf)の荷重を樹脂に掛けた時に10分間で吐出される樹脂重量の測定値である。
「石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン樹脂(MA変性LDPE)」は、例えば、三菱ケミカル株式会社から「モディック」(登録商標)の商品名で販売されている樹脂、三井化学株式会社から「アドマー」(登録商標)の商品名で販売されている樹脂などを使用することができる。
「石油由来の無水マレイン酸変性直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(MA変性L−LDPE)」は、石油を原料として用いて製造した、エチレンとα−オレフィンとの共重合体を、無水マレイン酸で変性することにより得られた樹脂である。「α−オレフィン」は、3〜20の炭素数を有するα−オレフィンからなる群から選択される少なくとも1つの化合物であり、例えば、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなど挙げられる。
「石油由来の無水マレイン酸変性直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(MA変性L−LDPE)」の密度は、0.91g/cm3〜0.93g/cm3の範囲内にあることが好ましく、0.915g/cm3〜0.93g/cm3の範囲内にあることがより好ましい。また、「石油由来の無水マレイン酸変性直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(MA変性L−LDPE)」のメルトフローレート(MFR)は、0.1g/10分〜10g/10分の範囲内にあることが好ましく、1g/10分〜5g/10分の範囲内にあることがより好ましい。
「石油由来の無水マレイン酸変性直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(MA変性L−LDPE)」は、例えば、三井化学株式会社から「アドマー」(登録商標)の商品名で販売されている樹脂、三菱ケミカル株式会社から「モディック」(登録商標)の商品名で販売されている樹脂、ARKEMA社から「OREVAC」(登録商標)の商品名で販売されている樹脂などを使用することができる。
「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」
「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(バイオL−LDPE)」は、植物を原料として用いて製造した、エチレンとα−オレフィンとの共重合体である。「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(バイオL−LDPE)」は、好ましくは、サトウキビ由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂である。サトウキビ由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂は、サトウキビを原料として用いて製造した、エチレンとα−オレフィンとの共重合体である。
「α−オレフィン」は、3〜20の炭素数を有するα−オレフィンからなる群から選択される少なくとも1つの化合物であり、例えば、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテンなど挙げられる。
「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(バイオL−LDPE)」の密度は、0.91g/cm3〜0.93g/cm3の範囲内にあることが好ましく、0.915g/cm3〜0.93g/cm3の範囲内にあることがより好ましい。また、「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(バイオL−LDPE)」のメルトフローレート(MFR)は、0.1g/10分〜10g/10分の範囲内にあることが好ましく、1g/10分〜5g/10分の範囲内にあることがより好ましい。
「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(バイオL−LDPE)」は、例えば、Braskem社から販売されている植物由来の直鎖状低密度ポリエチレンを使用することができ、その例として、SLL118、SLL118/21、SLL218、SLL218/21、SLL318、SLH118、SLH218、SLH0820/30AFの商品名で販売されている樹脂が挙げられる。
内層1aは、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」とを、例えば9:1〜4:6の質量比で含むことができる。内層1aは、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」とを、好ましくは9:1〜5:5の質量比で含むことができる。
(中間層1b)
中間層1bは、好ましくはガスバリア性を有する樹脂を含む。中間層1bを構成する樹脂は、ガスバリア性を有する樹脂として公知の樹脂を使用することができる。中間層1bを構成する樹脂は、例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)、ナイロン(NY)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)であり、好ましくはエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)である。
エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂(EVOH)は、例えば、三菱ケミカル株式会社から「ソアノール」(登録商標)の商品名で販売されている樹脂、株式会社クラレから「エバール」(登録商標)の商品名で販売されている樹脂などを使用することができる。
(外層1c)
外層1cは、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」とを含む。外層1cに含まれる「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」は、内層1aで説明したとおりである。外層1cに含まれる「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」は、内層1aで説明したとおりである。
外層1cは、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」とを、例えば9:1〜4:6の質量比で含むことができる。外層1cは、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」とを、好ましくは9:1〜5:5の質量比で含むことができる。
外層1cは、内層1aと同じ樹脂組成を有していてもよいし、内層1aと異なる樹脂組成を有していてもよい。
(添加剤)
内層1a、中間層1b、外層1cは、樹脂を主成分として構成されるが、樹脂に加えて、必要に応じて公知の添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、樹脂用添加剤として知られている種々の添加剤を使用することができる。添加剤としては、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐候剤、帯電防止剤、充填剤、結晶核剤、着色顔料、艶消し剤、着色防止剤、防曇剤、難燃剤、アンチブロッキング剤、および滑剤(スリップ剤、離型剤を含む)などが挙げられる。添加剤の総含有量は、各層の樹脂100質量部に対して、例えば0.01〜10質量部とすることができる。
1−3.製造方法
押出成形品1は、公知の共押出成形法に従って製造することができる。すなわち、内層1aを構成する樹脂、中間層1bを構成する樹脂、外層1cを構成する樹脂を、別々の押出機で1つの金型へ押し出して、金型内で3層構造のチューブ形状を形成することにより製造することができる。
2.チューブ容器
チューブ容器は、
一端がヒートシールされた上述の押出成形品を含む容器本体と、
前記一端がヒートシールされた前記押出成形品の他端に接合されたキャップ嵌合部分と
を備えている。
以下に、本発明の一実施形態に係るチューブ容器を、図2を用いて説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るチューブ容器の構成を示す平面図である。
図2に示すように、チューブ容器1は、容器本体11と、容器本体11に接合されたキャップ嵌合部分12とを備えている。チューブ容器1は、容器本体11に内容物を充填して、キャップ嵌合部分12にキャップを嵌め合わせて使用される。ここで、内容物は、高粘度の液体であっても半固体であってもよい。内容物は、例えば、洗顔料、化粧品、歯磨き粉や、ハンドクリーム等の日用品や、ジャムやバター等の食品である。
容器本体11は、上記で説明した押出成形品1の一端をヒートシールすることにより得られる。なお、押出成形品1には、一端をヒートシールする前に、外面上に印刷層を設けてもよい。すなわち、容器本体11は、印刷層を更に含んでいてもよい。
容器本体11は、図2に示すように、胴部21と、胴部21の一方の端部に設けられたシール部22とを備えている。
胴部21は、押出成形品1のヒートシールされていない部分である。胴部21のシール部22が設けられていない端部は、開口部を覗いた時の形状が円形もしくは楕円形の円筒形状を有している。
シール部22は、押出成形品1の一方の端部を熱により溶着することで形成された部分である。シール部22は、扁平形状を有し、その向き合った内面同士がヒートシールされている。シール部22は、容器本体11の一端を閉塞している。
胴部21のシール部22が設けられた端部とは反対の端部には、キャップ嵌合部分12が設けられている。キャップ嵌合部分12は、胴部21のシール部22が設けられていない端部と一体に連続する肩部31と、肩部31の中央に設けられた円筒状の口部32とを備えている。キャップ嵌合部分12は、胴部21とは別に射出成形や圧縮成形により製造され、胴部21と接合されている。
肩部31は、チューブ容器10の外部空間に面した外面と、チューブ容器10の内部空間に面した内面との各々が、内部空間から外部空間へ向けて先細りした円錐台形状を有している。肩部31の外周縁は、胴部21と連続している。口部32は、肩部31の中心に、外側へ突き出るように設けられている。
3.効果
本発明の押出成形品およびこれを含むチューブ容器は、3層構造の内層および外層のそれぞれに、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂」とを組み合わせて含む。本発明では、このような特定の樹脂の組み合わせを使用することにより、植物由来のポリエチレン樹脂を配合した場合であっても、優れた耐ストレスクラック性、優れた層間密着強度、および優れた製造安定性を達成することができる(後述の実施例を参照)。
また、本発明の押出成形品およびこれを含むチューブ容器は、以下の利点を有する。本発明の押出成形品およびこれを含むチューブ容器は、植物由来のポリエチレン樹脂を含むため、石油由来のポリエチレン樹脂の場合と比べて、CO2排出量の削減に寄与することができる。また、本発明の押出成形品およびこれを含むチューブ容器は、押出成形により製造されるため、ラミネートチューブで見られるような重ね合わせ部分(すなわち、継ぎ目)がなく、シームレスな外観を実現することができる。また、本発明の押出成形品およびこれを含むチューブ容器は、押出成形により製造されるため、ラミネートチューブと比較して、厚肉化が容易であり、径の大きいチューブ容器でも十分な強度を保つことができる。
[実施例1]
[1−1]押出成形品の製造
内層および外層用の樹脂として、以下の樹脂A〜Eを準備した。
樹脂A:石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン(密度:0.93g/cm3、MFR:1.0g/10min(190℃、2.16kg荷重))(以下「MA変性LDPE−1」と呼ぶ);
樹脂B:石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン(密度:0.92g/cm3、MFR:1.5g/10min(190℃、2.16kg荷重))(以下「MA変性LDPE−2」と呼ぶ);
樹脂C:石油由来の無水マレイン酸変性直鎖状低密度ポリエチレン(密度:0.926g/cm3、MFR:1.2g/10min(190℃、2.16kg荷重))(以下「MA変性L−LDPE」と呼ぶ);
樹脂D:植物由来の低密度ポリエチレン(密度:0.923g/cm3、MFR:2.7g/10min(190℃、2.16kg荷重))(以下「バイオLDPE」と呼ぶ);
樹脂E:植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン(密度:0.916g/cm3、MFR:1.0g/10min(190℃、2.16kg荷重))(以下「バイオL−LDPE」と呼ぶ)。
中間層(バリア層)用の樹脂として、エチレン−ビニルアルコール共重合体(密度:1.14g/cm3、MFR:12.0g/10min(210℃、2.16kg荷重))(以下「EVOH」と呼ぶ)を準備した。
<例1A>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とバイオLDPEとをそれぞれ50:50の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を使用した。混合樹脂100質量部に対し、酸化防止剤0.1質量部、着色顔料として酸化チタン2.5質量部を添加して、混合物を得た。1軸チューブ押出機の2つのホッパーに、それぞれ上記混合物のペレットおよびエチレン−ビニルアルコール共重合体のペレットを投入した。押出機およびダイの設定温度を170〜200℃に設定し、60本/minの生産速度および6.1m/minの引取速度という成形条件で、外層/中間層/内層の3層構造を有するチューブを成形した。得られたチューブ(すなわち、押出成形品)の周長は93.2mmであり、長さは100mm、平均肉厚は0.46mmであった。
<例1B>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とMA変性L−LDPEとバイオLDPEとをそれぞれ50:20:30の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いた以外は、例1Aと同様にチューブを製造した。
<例1C>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とバイオL−LDPEとをそれぞれ50:50の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いた以外は、例1Aと同様にチューブを製造した。
<例1D>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とMA変性L−LDPEとバイオL−LDPEとをそれぞれ50:20:30の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いた以外は、例1Aと同様にチューブを製造した。
<例1E>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とMA変性LDPE−2とバイオL−LDPEとをそれぞれ50:20:30の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いた以外は、例1Aと同様にチューブを製造した。
<例1F>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とMA変性L−LDPEとバイオLDPEとをそれぞれ60:30:10の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いた以外は、例1Aと同様にチューブを製造した。
[1−2]評価方法
例1A〜1Fのチューブの物性を、下記の方法により評価した。
<耐ストレスクラック性(耐ESCR性)>
得られたチューブの一端をヒートシールしたのち、エンド部から5cmの部分を切り取り試験片とした。この試験片を10% Igepal水溶液へ浸漬し、65℃恒温槽にて168時間保管した。保管後、亀裂の有無を目視で判定した。
・評価基準
〇 :亀裂なし
△ :微小な亀裂が見られる
× :大きい亀裂が見られる(内容物の漏えいに至る)
<層間密着強度>
得られたチューブを切り開き、15mm幅の短冊状に切り試験片とした。試験片を内層と中間層の間で一部剥離し、試験片の剥がしていない部分を中央にして180°に開き、引張試験機(島津製作所製、商品名AUTOGRAPH AGS-X)のつかみに取り付けた。引張速度50mm/minでT型引張試験を行い、安定値を層間密着強度とした。
・評価基準
〇 :1.0 kgf以上
△ :0.4 kgf以上、1.0kgf未満
× :0.4 kgf未満
<連続成形性>
チューブを連続成形した際に成形物に変形が生じないか目視で確認した。
・評価基準
〇 :変形なし
× :変形あり
[1−3]評価結果
例1A〜1Fのチューブの各層の樹脂組成および評価結果を下記表1および表2に示す。表中の数字は、質量部を表す。
Figure 2021195149
Figure 2021195149
例1A、1B、1Fでは、チューブの内層および外層のそれぞれに、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の低密度ポリエチレン樹脂(バイオLDPE)」とを組み合わせて含む。これらの例では、植物由来のポリエチレン樹脂の配合量が増えると、耐ストレスクラック性が低下し、層間密着強度がやや低下し、連続成形後に成形物に変形が見られた。
一方、例1C、1D、1Eでは、チューブの内層および外層のそれぞれに、「石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂」と「植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(バイオL−LDPE)」とを組み合わせて含む。これらの例では、植物由来のポリエチレン樹脂の配合量が増えても、優れた耐ストレスクラック性を示し、品質上問題がない層間密着強度(0.4 kgf以上)を示し、連続成形後に成形物に変形が見られなかった。
[実施例2]
植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(バイオL−LDPE)の配合量およびチューブの周長を変化させて、種々のチューブを製造し、バイオL−LDPEの配合量およびチューブの周長が、耐ストレスクラック性、層間密着強度、および連続成形性に及ぼす効果を調べた。
[2−1]チューブの製造
<例2A>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とMA変性LDPE−2とバイオL−LDPEとをそれぞれ60:10:10の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いて、例1Aと同様にチューブを製造した。チューブ(すなわち、押出成形品)の周長は20mm、60mm、100mm、160mm、180mm、200mmとした。チューブの長さは100mm、平均肉厚は0.46mmであった。
<例2B>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とMA変性LDPE−2とバイオL−LDPEとをそれぞれ50:20:30の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いて、例1Aと同様にチューブを製造した。チューブ(すなわち、押出成形品)の周長は20mm、60mm、100mm、160mm、180mm、200mmとした。チューブの長さは100mm、平均肉厚は0.46mmであった。
<例2C>
内層および外層を構成する樹脂として、MA変性LDPE−1とMA変性LDPE−2とバイオL−LDPEとをそれぞれ40:10:50の質量比でドライブレンドすることにより得られた混合樹脂を用いて、例1Aと同様にチューブを製造した。チューブ(すなわち、押出成形品)の周長は20mm、60mm、100mm、160mm、180mm、200mmとした。チューブの長さは100mm、平均肉厚は0.46mmであった。
[2−2]評価方法
[1−2]の欄で記載したとおり、耐ストレスクラック性、層間剥密着強度、および連続成形性を評価した。
[2−3]評価結果
例2A(植物由来のポリエチレン樹脂の配合量が10質量%の場合)
例2Aでは、チューブがいずれの周長を有する場合も、耐ストレスクラック性試験で亀裂が見られなかった。また、例2Aでは、チューブがいずれの周長を有する場合も、品質上問題がない層間密着強度を示した。また、例2Aでは、チューブがいずれの周長を有する場合も、連続成形後に成形物に変形が見られなかった。
例2B(植物由来のポリエチレン樹脂の配合量が30質量%の場合)
例2Bでは、チューブがいずれの周長を有する場合も、耐ストレスクラック性試験で亀裂が見られなかった。また、例2Bでは、小さい周長のチューブにおいて層間密着強度が低下する傾向が見られたが、チューブがいずれの周長を有する場合も、品質上問題がない層間密着強度を示した。また、例2Bでは、チューブがいずれの周長を有する場合も、連続成形後に成形物に変形が見られなかった。
例2C(植物由来のポリエチレン樹脂の配合量が50質量%の場合)
例2Cでは、チューブがいずれの周長を有する場合も、耐ストレスクラック性試験で亀裂が見られなかった。また、例2Cでは、小さい周長や大きい周長のチューブにおいて層間密着強度が低下する傾向が見られたが、チューブがいずれの周長を有する場合も、品質上問題がない層間密着強度を示した。また、例2Cでは、チューブがいずれの周長を有する場合も、連続成形後に成形物に変形が見られなかった。
これらの結果は、植物由来のポリエチレン樹脂の配合量およびチューブの周長を変化させても、優れた耐ストレスクラック性、優れた層間密着強度、および優れた製造安定性を達成できることを示す。
1…押出成形品、1a…内層、1b…中間層、1c…外層、10…チューブ容器、11…容器本体、12…キャップ嵌合部分、21…胴部、22…シール部、31…肩部、32…口部。

Claims (7)

  1. 全体としてチューブ形状を有し、内層と外層とそれらの間に介在した中間層との3層構造を有し、前記内層および前記外層のそれぞれが、石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂と植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とを含む、チューブ容器用押出成形品。
  2. 前記直鎖状低密度ポリエチレン樹脂が、サトウキビ由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂である請求項1に記載の押出成形品。
  3. 前記酸変性ポリエチレン樹脂が、石油由来の無水マレイン酸変性低密度ポリエチレン樹脂、石油由来の無水マレイン酸変性直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、またはこれらの混合物である請求項1または2に記載の押出成形品。
  4. 前記中間層が、ガスバリア性を有する樹脂を含む請求項1〜3の何れか1項に記載の押出成形品。
  5. 前記内層および前記外層のそれぞれが、石油由来の酸変性ポリエチレン樹脂と植物由来の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂とを、9:1〜4:6の質量比で含む請求項1〜4の何れか1項に記載の押出成形品。
  6. 30〜190mmの周長を有する請求項1〜5の何れか1項に記載の押出成形品。
  7. 一端がヒートシールされた請求項1〜6の何れか1項に記載の押出成形品を含む容器本体と、
    前記一端がヒートシールされた前記押出成形品の他端に接合されたキャップ嵌合部分と
    を備えたチューブ容器。
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