JP2021188852A - 環境制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和装置と換気装置とを用いて室内環境をより改善できる環境制御システムを提供する。【解決手段】環境制御システムは、温度センサ40、空気調和装置10、換気装置30、特定部53、判定部54、及び制御部55を備える。特定部53は、温度センサ40によって検出された表面温度のデータに基づいて、部屋1の特定の領域に存在する熱源を特定する。判定部54は、特定部53によって特定された熱源のデータに基づいて、一定時間が経過した後の部屋1の温度を判定する。制御部55は、判定部54によって判定された温度に基づいて、暖房運転の入り切りと第1換気運転及び第2換気運転の切り替えとを制御する。【選択図】図7

Description

本開示は、環境制御システムに関する。
特許文献1に、空調制御を行うためのシステムが記載されている。具体的に、特許文献1には、人が密集している領域と人が散在している領域とが混在している場合であっても適切な空調制御を実現するためのシステムが記載されている。
特開2013−2672号公報
特許文献1に記載されたシステムは、換気装置を備えていない。このため、当該システムでは、空気調和装置と換気装置との双方を適切に制御して、室内環境を改善することができない。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、空気調和装置と換気装置とを用いて室内環境をより改善できる環境制御システムを提供することである。
本開示に係る環境制御システムは、部屋の特定の領域に存在する物体の表面温度を検出する温度検出手段と、部屋を暖めるための暖房運転を行う空気調和装置と、部屋に取り込む外気と部屋から排出する空気との熱交換を行いながら部屋を換気する第1換気運転、及び熱交換を行わずに部屋を換気する第2換気運転を行う換気装置と、温度検出手段によって検出された表面温度のデータに基づいて、領域に存在する熱源を特定する特定手段と、特定手段によって特定された熱源のデータに基づいて、一定時間が経過した後の部屋の温度を判定する判定手段と、判定手段によって判定された温度に基づいて、暖房運転の入り切りと第1換気運転及び第2換気運転の切り替えとを制御する制御手段と、を備える。
本開示に係る環境制御システムは、温度検出手段、空気調和装置、換気装置、特定手段、判定手段、及び制御手段を備える。特定手段は、温度検出手段によって検出された表面温度のデータに基づいて、部屋の特定の領域に存在する熱源を特定する。判定手段は、特定手段によって特定された熱源のデータに基づいて、一定時間が経過した後の部屋の温度を判定する。制御手段は、判定手段によって判定された温度に基づいて、暖房運転の入り切りと第1換気運転及び第2換気運転の切り替えとを制御する。本開示に係る環境制御システムであれば、空気調和装置と換気装置とを用いて室内環境をより改善できる。
実施の形態1における環境制御システムの例を示す図である。 実施の形態1における環境制御システムの例を示す図である。 空気調和装置の室内機の例を示す斜視図である。 室内機の内部の構造を示す斜視図である。 換気装置の例を示す図である。 熱交換素子の例を示す斜視図である。 実施の形態1における環境制御システムの動作例を示すフローチャートである。 部屋の温度の推移を示す図である。 環境制御システムの他の動作例を示すフローチャートである。 制御装置が備えるハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置が備えるハードウェア資源の他の例を示す図である。
以下に、図面を参照して詳細な説明を行う。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1及び図2は、実施の形態1における環境制御システムの例を示す図である。図1は、環境制御システムが部屋1の環境を制御するために適用された例を示す。一例として、部屋1はオフィスビルの一室である。部屋1で、複数の社員2が作業をしている。社員2は、部屋1にいる人の例である。部屋1にいる社員2は一人でも良い。
社員2は、机3に向かってPC4を操作している。PC4は、部屋1に存在するOA機器の一例である。PC4の他に、プリンター及び複合機がOA機器として部屋1に存在しても良い。図1は、部屋1に窓5がある例を示す。晴れた日であれば、窓5から部屋1に日差しが入り込む。
環境制御システムは、空気調和装置10、換気装置30、温度センサ40、及び制御装置50を備える。
空気調和装置10は、部屋1を暖めるための暖房運転、部屋1を冷やすための冷房運転、及び部屋1に風を送るための送風運転を行う。暖房運転では、空気調和装置10から部屋1に温風が送られる。冷房運転では、空気調和装置10から部屋1に冷風が送られる。送風運転では、空気調和装置10から部屋1に常温の風が送られる。
空気調和装置10は、室内機11及び室外機12を備える。室内機11と室外機12とは配管13によって接続される。空気調和装置10は、運転を制御するための制御装置14を備える。また、空気調和装置10は、冷凍サイクルを備える。冷凍サイクルには、例えば圧縮機15、四方弁、凝縮器、膨張弁16、及び蒸発器が含まれる。圧縮機15及び膨張弁16といった冷凍サイクルの各機器は、制御装置14によって制御される。冷媒は、配管13の中を流れ、冷凍サイクルの各機器に送られる。また、室内機11にファン17が備えられる。ファン17は、制御装置14によって制御される。
図1に示す例では、空気調和装置10は、2台の室内機11を備える。空気調和装置10は、室内機11を1台しか備えていなくても良いし、3台以上の室内機11を備えても良い。室内機11は、部屋1の天井6に設けられる。室内機11は、部屋1の壁7に設けられても良い。室内機11は、部屋1の床8に置かれても良い。
図3は、空気調和装置10の室内機11の例を示す斜視図である。室内機11は、吸込み口18a及び吹出し口18bが形成されたパネル18を備える。ファン17が駆動すると、部屋1の空気が吸込み口18aから筐体19に吸い込まれる。暖房運転及び冷房運転では、吸込み口18aから吸い込まれた空気は、筐体19の内部で冷媒と熱交換する。筐体19の内部で熱交換した空気は、吹出し口18bから部屋1に吹き出される。図3は、吸込み口18aがパネル18の中央部に形成される例を示す。また、図3は、吸込み口18aの周囲を囲むように、4つの吹出し口18bがパネル18の縁に沿って形成される例を示す。
図4は、室内機11の内部の構造を示す斜視図である。室内機11は、吹出し口18bから吹き出される風の向きを決定するためのルーバー20a及び20bを備える。ルーバー20a及び20bは板状である。吹出し口18bは、パネル18の縁に沿う方向が長い矩形である。ルーバー20aは、パネル18の縁に沿う方向に平行な軸を中心に回転する。図4は、吹出し口18bの奥側の構造を示す。図4では、ルーバー20aの図示を省略している。ルーバー20bは、パネル18の縁に沿う方向に直交する軸を中心に回転する。室内機11に、ルーバー20a及び20bを駆動するためのモータ21が備えられる。モータ21は、制御装置14によって制御される。ルーバー20aの角度及びルーバー20bの角度が制御装置14によって制御されることにより、吹出し口18bから吹き出される風の向きが決まる。
図5は、換気装置30の例を示す図である。図5は、換気装置30の内部の構造を上方から見た図を示す。換気装置30は、部屋1の換気を行うための装置である。換気装置30は、外気を部屋1に取り込み、部屋1の空気を部屋1の外に排出する。
換気装置30は、第1換気運転と第2換気運転とを行う。第1換気運転は、部屋1に取り込む外気と部屋1から排出する空気との熱交換を行いながら部屋1を換気するための運転である。第2換気運転は、部屋1に取り込む外気と部屋1から排出する空気との熱交換を行わずに部屋1を換気するための運転である。以下においては、第1換気運転による換気を熱交換換気ともいう。第2換気運転による換気を自然換気ともいう。
換気装置30は、本体31と本体31に接続されたダクト32a〜32dとを備える。ダクト32aは、部屋1の空気を本体31に導くための排気用のダクトである。ダクト32bは、部屋1から吸い込まれた空気を本体31から屋外に導くための排気用のダクトである。ダクト32cは、外気を本体31に導くための給気用のダクトである。ダクト32dは、本体31に吸い込まれた外気を本体31から部屋1に導くための給気用のダクトである。
図1は、ダクト32a及びダクト32dが天井6で開口し、本体31が天井6或いは天井6の上方に設けられる例を示す。ダクト32a及びダクト32dが開口する位置は天井6でなくても良い。本体31は、部屋1の壁7或いは壁7の内部に設けられても良い。本体31は、部屋1の床8に置かれても良いし、床8の下に設けられても良い。
本体31は、制御装置33、ファン34、ファン35、及び熱交換素子36を備える。ファン34は、外気を本体31に取り込み、部屋1に送る給気用のファンである。ファン34が駆動すると、外気がダクト32cに取り込まれ、本体31に送られる。本体31に取り込まれた外気は、ダクト32dを通って部屋1に送られる。ファン34は、制御装置33によって制御される。
ファン35は、部屋1の空気を本体31に取り込み、部屋1の外に送る排気用のファンである。ファン35が駆動すると、部屋1の空気がダクト32aに取り込まれ、本体31に送られる。本体31に取り込まれた部屋1の空気は、ダクト32bを通って部屋1の外に送られる。ファン35は、制御装置33によって制御される。
図1に示すように、本体31には、上段に風路Aが、下段に風路Bが形成される。風路Aは、本体31に取り込まれた空気が熱交換素子36を通過する風路である。第1換気運転では、本体31に取り込まれた空気は風路Aを流れる。風路Bは、本体31に取り込まれた空気が熱交換素子36を通過しない風路である。第2換気運転では、本体31に取り込まれた空気は風路Bを流れる。例えば、本体31に、風路Aと風路Bとを切り替えるためのダンパが備えられる。更に、本体31に、ダンパを駆動するためのモータ37が備えられる。モータ37は、制御装置33によって制御される。
図6は、熱交換素子36の例を示す斜視図である。熱交換素子36は、複数の熱交換紙36aと複数の支持紙36bとを備える。熱交換紙36aは平板状である。支持紙36bは、コルゲート構造を有する。熱交換紙36aと支持紙36bとは交互に積層される。図5及び図6に示す矢印Cは、第1換気運転で外気が進む方向を示す。図5及び図6に示す矢印Dは、第1換気運転で部屋1からの空気が進む方向を示す。
図5及び図6に示すように、第1換気運転において本体31に取り込まれた外気と部屋1からの空気とは、熱交換素子36を通過する際に互いに熱交換する。例えば、冬場であれば、部屋1の空気の温度は外気の温度より高い。このため、第1換気運転が行われると、本体31に取り込まれた外気は、熱交換素子36を通過する際に部屋1からの空気によって暖められる。本体31に取り込まれた部屋1からの空気は、熱交換素子36を通過する際に外気によって冷やされる。第1換気運転では、部屋1からの空気と熱交換素子36で熱交換した外気が部屋1に供給される。
第2換気運転では、部屋1からの空気と外気とは熱交換素子36を通過しない。このため、第2換気運転では、外気は、部屋1からの空気と熱交換素子36で熱交換されずに部屋1に供給される。
温度センサ40は、物体の表面温度を非接触で検出する。図1は、温度センサ40が部屋1の天井6に設けられる例を示す。温度センサ40は、部屋1の壁7に設けられても良い。温度センサ40は、空気調和装置10の室内機11に設けられても良い。図1に示す例では、温度センサ40は、部屋1の特定の領域に存在する物体の表面温度を検出する。温度センサ40が検出する領域は予め設定される。以下においては、当該領域のことを検出領域ともいう。図1に示す例では、温度センサ40の検出領域に、床8の全体が含まれることが好ましい。
一例として、温度センサ40は、一列に並んだ複数のサーモパイルを備える。各サーモパイルは、赤外線の受光及び温度の検出を個別に行うことができる。温度センサ40は、複数のサーモパイルによって検出領域を走査する。これにより、検出領域に存在する物体の表面温度が検出される。
温度センサ40は、物体の表面温度を検出する手段の一例である。温度センサ40は、SOI(Silicon On Insulator)ダイオード方式の非冷却赤外線イメージセンサを備えても良い。かかる場合、当該イメージセンサにはシリコンダイオードが用いられる。
制御装置50は、空気調和装置10及び換気装置30を制御する。一例として、制御装置50は、空気調和装置10の室内機11に設けられる。制御装置50は、換気装置30に設けられても良い。制御装置50は、室内機11及び換気装置30とは別の装置として天井6或いは天井6の上方に設けられても良い。制御装置50が有する機能をクラウド上のサーバが実現しても良い。
制御装置50は、記憶部51、取得部52、特定部53、判定部54、及び制御部55を備える。以下に、図7及び図8も参照し、本環境制御システムの機能について詳しく説明する。図7は、実施の形態1における環境制御システムの動作例を示すフローチャートである。図8は、部屋1の温度の推移を示す図である。
図8において、時刻t1前は、社員2が部屋1に誰もいない。例えば、真冬の朝の部屋1の温度は、設定温度Tsetよりかなり低い。時刻t1前は、空気調和装置10及び換気装置30は動作していない。
時刻t1で一人目の社員2が出勤して部屋1に入ると、空気調和装置10が暖房運転を開始し、換気装置30が第1換気運転を開始する。これにより、部屋1の温度が上昇する。近年のビルは、古いビルに比べて断熱性能が高い。このため、部屋1の温度が設定温度Tsetになると、空気調和装置10が暖房運転を停止しても、部屋1の温度は急激には下がらない。
例えば、空気調和装置10で暖房運転が開始されると、制御装置50では、温度分布データを取得したか否かが判定される(S101)。温度センサ40は、部屋1の特定の領域に存在する物体の表面温度を一定の周期で検出する。温度センサ40によって検出された表面温度のデータ、即ち温度分布データは、制御装置50に出力される。温度センサ40からの温度分布データは、制御装置50において取得部52が取得する。取得部52が温度センサ40から温度分布データを取得すると、S101でYesと判定される。
特定部53は、温度センサ40によって検出された温度分布データに基づいて、温度センサ40の検出領域に存在する熱源を特定する(S102)。一例として、特定部53は、熱源として人を特定する。他の例として、特定部53は、熱源として人とOA機器とを特定する。部屋1に窓5があれば、特定部53は、熱源として人とOA機器と窓5とを特定しても良い。
例えば、特定部53は、温度センサ40によって検出された温度分布データにおいて表面温度が基準温度より高い部分を熱源と特定する。また、特定部53は、時系列的に検出された複数の温度分布データを比較し、熱源が動いたか否かを判定する。一例として、特定部53は、動いた熱源を人と特定する。特定部53は、動いた熱源の温度に基づいて、人とモバイル型のPC4とを区別しても良い。特定部53は、動かない熱源をOA機器と特定する。特定部53は、動かない熱源の位置及び大きさに基づいて、OA機器と窓5とを区別しても良い。特定部53は、他の条件に基づいて熱源の種類を特定しても良い。
特定部53によって特定された熱源のデータは、記憶部51に記憶される(S103)。記憶部51に記憶される熱源のデータには、熱源の種類、数、位置、温度、及び大きさ等が含まれる。熱源のデータに他の項目が含まれても良い。記憶部51には、特定部53によって特定された熱源のデータが蓄積されていく。
判定部54は、記憶部51に記憶された熱源のデータに基づいて、部屋1の温度の推移を判定する(S104)。例えば、特定部53によって特定された熱源のデータ毎に、全体の熱量が演算される。演算された熱量のデータは、例えば曜日毎及び時間帯毎に分類されて記憶部51に記憶される。記憶部51には、分類された熱量のデータが蓄積されていく。判定部54は、新規の熱源のデータを演算すると、記憶部51に記憶されている過去のデータを利用して部屋1の温度推移を判定する。例えば、判定部54は、熱量の時間変化を積算することにより、部屋1の温度推移を判定する。判定部54が部屋1の温度推移を判定する方法は、上記方法に限定されない。
このように、判定部54は、一定時間が経過した後の部屋1の温度を判定する。制御部55は、判定部54によって判定された部屋1の温度に基づいて、空気調和装置10による暖房運転の入り切りを制御する。また、制御部55は、判定部54によって判定された部屋1の温度に基づいて、換気装置30による第1換気運転と第2換気運転との切り替えを制御する。
例えば、現在の時刻がt2である場合を考える。一定時間が経過した時刻t3での部屋1の温度Tは、判定部54によって判定されている。制御部55は、判定部54によって判定された温度Tが閾値T1より低いか否かを判定する(S105)。閾値T1は予め設定される。閾値T1は、設定温度Tsetに基づいて設定されても良い。閾値T1は、設定温度Tsetより低い値である。
図8に示す曲線R1は、判定部54によって判定された温度推移の一例である。曲線R1に示す例では、部屋1の温度は、時刻t2から徐々に下がると予想されている。判定部54が曲線R1に示すように温度推移を判定すると、S105でYesと判定される。S105でYesと判定されると、制御部55は暖房運転を行う(S106)。即ち、制御部55は、暖房運転を行うための信号を空気調和装置10に送信する。当該信号を受信した制御装置14は、暖房運転を開始する。それまでも暖房運転が行われていれば、制御装置14は暖房運転を継続する。
また、S105でYesと判定されると、制御部55は第1換気運転を行う(S106)。即ち、制御部55は、第1換気運転を行うための信号を換気装置30に送信する。当該信号を受信した制御装置33は、第1換気運転を開始する。例えば、制御装置33は、第2換気運転から第1換気運転に切り替える。それまでも第1換気運転が行われていれば、制御装置33は第1換気運転を継続する。これにより、暖房によって部屋1が暖められるとともに、熱交換換気が実施される。
S105でNoと判定されると、制御部55は、判定部54によって判定された温度Tが閾値T2より高いか否かを判定する(S107)。閾値T2は予め設定される。閾値T2は、設定温度Tsetに基づいて設定されても良い。閾値T2は、閾値T1及び設定温度Tsetより高い値である。
図8に示す曲線R2は、判定部54によって判定された温度推移の他の例である。例えば、社員2の数が大きく増加し且つ起動されるOA機器が増えると予想される場合、或いは直射日光が窓5から入ると予想される場合は、曲線R2のような推移が判定部54によって判定される。判定部54が曲線R2に示すような温度推移を判定すると、S107でYesと判定される。S107でYesと判定されると、制御部55は暖房運転を行わない(S108)。即ち、制御部55は、暖房運転を停止するための信号を空気調和装置10に送信する。当該信号を受信した制御装置14は、暖房運転を停止する。それまでも暖房運転が行われていなければ、制御装置14は暖房運転を開始しない。
また、S107でYesと判定されると、制御部55は第2換気運転を行う(S108)。即ち、制御部55は、第2換気運転を行うための信号を換気装置30に送信する。当該信号を受信した制御装置33は、第2換気運転を開始する。例えば、制御装置33は、第1換気運転から第2換気運転に切り替える。それまでも第2換気運転が行われていれば、制御装置33は第2換気運転を継続する。これにより、暖房が停止した状態で自然換気が行われる。
判定部54によって判定された温度Tが閾値T1と閾値T2の間であれば、S107でNoと判定される。図8に示す曲線R3は、判定部54によって判定された温度推移の他の例である。曲線R3に示す例では、部屋1の温度の下がり方が曲線R1に示す例と比較して緩やかである。判定部54が曲線R3に示すように温度推移を判定すると、S107でNoと判定される。S107でNoと判定されると、制御部55は暖房運転を行わない(S109)。即ち、制御部55は、暖房運転を停止するための信号を空気調和装置10に送信する。当該信号を受信した制御装置14は、暖房運転を停止する。それまでも暖房運転が行われていなければ、制御装置14は暖房運転を開始しない。
また、S107でNoと判定されると、制御部55は第1換気運転を行う(S109)。即ち、制御部55は、第1換気運転を行うための信号を換気装置30に送信する。当該信号を受信した制御装置33は、第1換気運転を開始する。例えば、制御装置33は、第2換気運転から第1換気運転に切り替える。それまでも第1換気運転が行われていれば、制御装置33は第1換気運転を継続する。これにより、暖房によって部屋1が暖められるとともに、熱交換換気が行われる。
本システムでは、特定部53によって特定された熱源のデータに基づいて、一定時間が経過した後の部屋1の温度が判定される。そして、その判定された温度に基づいて、空気調和装置10による暖房運転の入り切りと換気装置30による第1換気運転及び第2換気運転の切り替えとが制御される。このため、本システムであれば、空気調和装置10と換気装置30とを用いて部屋1の環境をより改善できる。例えば、本システムが部屋1に適用されることにより、部屋1にいる人の快適性、生産性、及び作業性が低下することを抑制できる。更に、部屋1にいる人の快適性、生産性、及び作業性の向上が期待できる。
上述したような制御装置50による制御は、時刻t3が経過した後も行われる。夕方になり、社員2及びOA機器といった熱源が少なくなると、判定部54は、曲線R1に示すような温度推移を判定する。これにより、暖房運転が行われ、部屋1が暖められる。
本システムでは、判定部54によって判定された温度に応じて、換気装置30による単位時間当たりの換気量Vを制御しても良い。一例として、制御部55は、S107でYesと判定される場合よりS107でNoと判定される場合の方が換気量Vが小さくなるように換気装置30を制御する。更に、制御部55は、S107でNoと判定される場合よりS105でYesと判定される場合の方が換気量Vが小さくなるように換気装置30を制御する。
他の例として、制御部55は、S105でYesと判定される場合、S107でYesと判定される場合、及びS107でNoと判定される場合のそれぞれにおいて、判定部54によって判定された温度に応じて換気量Vを制御しても良い。例えば、制御部55は、S107でNoと判定された場合に、判定部54によって判定された温度が高くなる程、換気量Vが連続的或いは段階的に大きくなるように換気装置30を制御する。
S107でNoと判定された場合に、制御部55は、判定部54によって判定された温度が閾値T1と設定温度Tsetとの間であれば、設定温度Tsetと閾値T2との間である場合より換気量Vが小さくなるように換気装置30を制御しても良い。例えば、現在時刻が時刻t2である上記例において、判定部54が曲線R4に示す温度推移を判定した場合は、曲線R3に示す温度推移を判定した場合より換気量Vが大きくなるように制御される。この例において、設定温度Tsetの代わりに他の閾値T3が用いられても良い。閾値T3は、閾値T1と閾値T2との間の値である。
本システムは、図1及び図2に示すように、外気の温度を測るための温度計41と、部屋1の温度を測るための温度計42とを更に備えても良い。温度計41は、空気調和装置10の室外機12に設けられても良い。温度計42は、空気調和装置10の室内機11に設けられても良い。
図9は、環境制御システムの他の動作例を示すフローチャートである。図9は、本システムが温度計41及び温度計42を備える場合の動作例を示す。また、図9は、図7のS107でYesと判定された場合の動作例を示す。S107でYesと判定されるのは、部屋1の温度が閾値T2を超えると予想される場合である。例えば春先になると、外気の温度が部屋1の温度より高くなることがある。このような場合に自然換気が行われると、部屋1の温度が急激に高くなってしまう。
図9に示す例では、S107でYesと判定されると、外気温が室温より高いか否かが判定される(S110)。即ち、S110では、温度計41で測られた温度が温度計42で測られた温度より高いか否かが判定される。S110でYesと判定されると、制御部55は第1換気運転を行う(S111)。これにより、暖房が停止した状態で熱交換換気が行われる。
一方、S110でNoと判定されると、制御部55は、図7のS107でYesと判定された場合と同様に第2換気運転を行う(S108)。これにより、暖房が停止した状態で自然換気が行われる。
なお、外気温は天候によって左右される。また、窓5から入り込む日射量は天候によって左右される。このため、特に特定部53が熱源として窓5を特定する場合は、取得部52によって天気情報を取得しても良い。かかる場合、判定部54は、取得部52によって取得された天気情報にも基づいて、部屋1の温度の推移、例えば一定時間が経過した後の部屋1の温度を判定する。
本実施の形態において、符号51〜55に示す各部は、制御装置50が有する機能を示す。図10は、制御装置50が備えるハードウェア資源の例を示す図である。制御装置50は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ61とメモリ62とを含む処理回路60を備える。記憶部51が有する機能はメモリ62によって実現される。制御装置50は、メモリ62に記憶されたプログラムをプロセッサ61によって実行することにより、符号52〜55に示す各部の機能を実現する。メモリ62として、半導体メモリ等が採用できる。
図11は、制御装置50が備えるハードウェア資源の他の例を示す図である。図11に示す例では、制御装置50は、例えばプロセッサ61、メモリ62、及び専用ハードウェア63を含む処理回路60を備える。図11は、制御装置50が有する機能の一部を専用ハードウェア63によって実現する例を示す。制御装置50が有する機能の全部を専用ハードウェア63によって実現しても良い。専用ハードウェア63として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
1 部屋、 2 社員、 3 机、 4 PC、 5 窓、 6 天井、 7 壁、 8 床、 10 空気調和装置、 11 室内機、 12 室外機、 13 配管、 14 制御装置、 15 圧縮機、 16 膨張弁、 17 ファン、 18 パネル、 18a 吸込み口、 18b 吹出し口、 19 筐体、 20a〜20b ルーバー、 21 モータ、 30 換気装置、 31 本体、 32a〜32d ダクト、 33 制御装置、 34〜35 ファン、 36 熱交換素子、 36a 熱交換紙、 36b 支持紙、 37 モータ、 40 温度センサ、 41 温度計、 42 温度計、 50 制御装置、 51 記憶部、 52 取得部、 53 特定部、 54 判定部、 55 制御部、 60 処理回路、 61 プロセッサ、 62 メモリ、 63 専用ハードウェア

Claims (8)

  1. 部屋の特定の領域に存在する物体の表面温度を検出する温度検出手段と、
    前記部屋を暖めるための暖房運転を行う空気調和装置と、
    前記部屋に取り込む外気と前記部屋から排出する空気との熱交換を行いながら前記部屋を換気する第1換気運転、及び前記熱交換を行わずに前記部屋を換気する第2換気運転を行う換気装置と、
    前記温度検出手段によって検出された表面温度のデータに基づいて、前記領域に存在する熱源を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された熱源のデータに基づいて、一定時間が経過した後の前記部屋の温度を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された温度に基づいて、前記暖房運転の入り切りと前記第1換気運転及び前記第2換気運転の切り替えとを制御する制御手段と、
    を備えた環境制御システム。
  2. 第1閾値は第2閾値より低い値であり、
    前記制御手段は、
    前記判定手段によって判定された温度が第1閾値より低ければ、前記暖房運転と前記第1換気運転を行い、
    前記判定手段によって判定された温度が第2閾値より高ければ、前記暖房運転を行わずに前記第2換気運転を行い、
    前記判定手段によって判定された温度が前記第1閾値と前記第2閾値との間であれば、前記暖房運転を行わずに前記第1換気運転を行う請求項1に記載の環境制御システム。
  3. 外気の温度を測る第1温度計と、
    前記部屋の温度を測る第2温度計と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記判定手段によって判定された温度が第2閾値より高い場合であっても、前記第1温度計で測られた温度が前記第2温度計で測られた温度より高ければ、前記第2換気運転を行わずに前記第1換気運転を行う請求項2に記載の環境制御システム。
  4. 第3閾値は、前記第1閾値と前記第2閾値との間の値であり、
    前記制御手段は、前記判定手段によって判定された温度が前記第1閾値と前記第3閾値との間であれば、前記第3閾値と前記第2閾値との間である場合より前記換気装置による単位時間当たりの換気量を小さくする請求項2又は請求項3に記載の環境制御システム。
  5. 前記制御手段は、前記判定手段によって判定された温度が前記第1閾値と前記第2閾値の間である場合に、前記判定手段によって判定された温度が高くなる程、単位時間当たりの換気量が連続的或いは段階的に大きくなるように前記換気装置を制御する請求項2又は請求項3に記載の環境制御システム。
  6. 前記特定手段は、熱源として、人とOA機器とを特定する請求項1から請求項5の何れか一項に記載の環境制御システム。
  7. 前記特定手段は、熱源として、人とOA機器と窓とを特定する請求項1から請求項5の何れか一項に記載の環境制御システム。
  8. 天気情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記取得手段によって取得された天気情報にも基づいて、一定時間が経過した後の前記部屋の温度を判定する請求項7に記載の環境制御システム。
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