JP2021187589A - 給紙搬送装置、給紙搬送方法、給紙搬送プログラムおよび画像形成装置 - Google Patents

給紙搬送装置、給紙搬送方法、給紙搬送プログラムおよび画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の相異なる機種どうしに共通して適用することができる給紙搬送装置、給紙搬送方法、給紙搬送プログラムおよび画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置に電源が投入されたら、給紙ローラーからシート検出センサーの検出位置までの距離Dを取得し(S401)、検出方法設定テーブルを読み出し(S402)、検出方法設定テーブルで距離Dに対応するシート先端検出方法を選択する(S403)。例えば、距離Dが閾値以上である場合には、シート検出センサーの出力信号のオンエッジを検出したことを以てシート先端を検出したと判断する第1の検出方法を選択し、閾値未満である場合には、シート検出センサーの出力信号のオン状態を検出したことを以てシート先端を検出したと判断する第2の検出方法を選択する。画像形成ジョブを受け付けたら(S404:YES)、選択した方法でシート先端を検出する(S406〜S411)。【選択図】図4

Description

本開示は、給紙搬送装置、給紙搬送方法、給紙搬送プログラムおよび画像形成装置に関し、特に、給紙時における記録シートの先端検出に用いるモジュールの開発コストを低減する技術に関する。
画像形成装置は、未使用の記録シートを収容する給紙部から、画像形成を完了した記録シートの排出先である排紙トレイに至る記録シートの搬送経路上に配設された複数の搬送ローラーを用いて、記録シートを搬送しながら画像を形成する。記録シートを噛んでいる搬送ローラーのみを駆動し、噛んでいない搬送ローラーを停止させるために、例えば、搬送ローラーの回転数を検出することによって、シート搬送経路上での記録シートの位置情報を生成する技術がある。
また、記録シートと搬送ローラーとの間でスリップが発生すると、搬送ローラーの回転数からシート位置情報を精度よく生成することができない。このため、シート搬送経路上にシート検出センサーを配設し、当該シート検出センサーの検出位置に記録シートの先端が到達して、シート検出センサーの出力信号がオフ状態からオン状態へ遷移したオンエッジや、当該検出位置に記録シートの後端が到達したオフエッジを検出することによって、シート位置情報を補正する技術も知られている(例えば、特許文献1を参照)。
これらの技術を活用すれば、シート搬送経路上での記録シートの位置を追跡することによって、搬送ローラーを効率的に運用することができる。
特開2013−79139号公報
シート検出センサーは、シート搬送経路上での記録シートの位置を検出する以外に、紙詰まり(ジャム)を検出するためにも利用される。すなわち、記録シートの先端が検出されるべきタイミングを経過しても、記録シートの先端(オンエッジ)が検出されない場合には、シート搬送方向における当該シート検出センサーの検出位置よりも上流側で記録シートが滞留して紙詰まりが発生していると判断される。
例えば、給紙部から記録シートを供給する際に、2枚以上の記録シートを一緒に送り出す重送が発生する場合がある。重送が発生した場合に、給紙対象の記録シートに重なった状態で給紙されてしまった記録シートS(以下、「重送シート」という。)の先端がシート検出センサーの検出位置まで到達し、給紙対象の記録シートSが正常に搬送され、重送シートが検出位置に留まったままになると、シート検出センサーの出力信号はオン状態を維持し続けるので、その後、重送シートが給紙対象になっても、当該シート検出センサーは重送シートの先端(オンエッジ)を検出しない。このため、実際には紙詰まりが発生していない場合であっても、そのまま重送シートの給送を開始してから所定の時間が経過すると、紙詰まりが発生したと判断されてしまう。
このような紙詰まりの誤検出を回避するためには、シート検出センサーの出力信号のオンエッジを基準にする代わりに、例えば、重送シートの給紙を開始した後、シート検出センサーの出力信号を参照して、オン状態だったら記録シートの先端がシート検出センサーの検出位置に到達したと判断してもよい。
しかしながら、シート検出センサーの出力信号のオン状態を基準にすると、複数の記録シートを連続して給紙する場合に、後続の記録シートの給紙を開始した時点で、先行する記録シートの後端がシート検出センサーの検出位置を通過していない場合には、先行する記録シートを検出してシート検出センサーの出力信号がオン状態になるため、後続の記録シートが、実際にはシート検出センサーの検出位置に未だ到達していないにもかかわらず、到達したと誤って判断されてしまう。
このような記録シート先端の誤検出を防止するためには、先行する記録シートの後端がシート検出センサーの検出位置を通過してから、後続する記録シートの給紙を開始する制御が必要になる。しかし、この制御では、特に、給紙部からシート検出センサーまでのシート搬送経路が長い場合には、記録シートの間隔を大きくせざるを得なくなるので、画像形成の生産性の面で不利になる。
以上のような事情から、画像形成装置の給紙搬送モジュールを開発する開発者は、画像形成装置の機種ごとに、記録シートの先端を検出する方法を設計し、適切なシート検出センサーを選考する必要があり、大きな手間が掛かっている。
本開示は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、画像形成装置の相異なる機種どうしに共通して適用することができる給紙搬送装置、給紙搬送方法、給紙搬送プログラムおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一形態に係る給紙搬送装置は、給紙トレイからシートを給紙する給紙ローラーと、シート搬送方向における給紙ローラーの下流側の検出位置にシートが存在する場合にオンし、存在しない場合にオフするシート検出センサーと、給紙ローラーから検出位置までの距離を取得する取得手段と、給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断する判断手段と、を備えることを特徴とする。
この場合において、シート後端が前記検出位置に到達したことを検出する検出手段と、給紙ローラーから前記検出位置までの距離が前記所定値未満の場合に、先行するシートの後端を検出手段が検出した後で、後続するシートを給紙するように給紙ローラーを制御する制御手段と、を備えてもよい。
また、シート搬送経路上のシート検出センサーの検出位置とは異なる第2の検出位置にシートが存在するか否かを検出する第2のシート検出センサーと、給紙ローラーから第2の検出位置までの距離を取得する第2の取得手段と、給紙ローラーから第2の検出位置までの距離が前記所定値以上の場合は、第2のシート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が第2の検出位置に到達したと判断し、給紙ローラーから第2の検出位置までの距離が前記所定値未満の場合は、第2のシート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が第2の検出位置に到達したと判断する第2の判断手段と、を備えてもよい。
また、第2の給紙トレイからシートを給紙する第2の給紙ローラーと、第2の給紙ローラーから前記検出位置までの距離を取得する第3の取得手段と、第2の給紙ローラーから前記検出位置までの距離が前記所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、第2の給紙ローラーから前記検出位置までの距離が前記所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が前記検出位置に到達したと判断する第3の判断手段と、を備えてもよい。
本開示の一形態に係る給紙搬送方法は、給紙トレイからシートを給紙する給紙ローラーと、シート搬送方向における給紙ローラーの下流側の検出位置にシートが存在する場合にオンし、存在しない場合にオフするシート検出センサーと、を有する給紙搬送装置において、シートの先端が検出位置に到達したかを判断する給紙搬送方法であって、給紙ローラーから検出位置までの距離を取得する取得ステップと、給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断する判断ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本開示の一形態に係る給紙搬送プログラムは、給紙トレイからシートを給紙する給紙ローラーと、シート搬送方向における給紙ローラーの下流側の検出位置にシートが存在する場合にオンし、存在しない場合にオフするシート検出センサーと、を有する給紙搬送装置において、シートの先端が検出位置に到達したかをコンピューターに判断させる給紙搬送プログラムであって、給紙ローラーから検出位置までの距離を取得する取得ステップと、給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断する判断ステップと、をコンピューターに実行させることを特徴とする。
また、本開示の一形態に係る画像形成装置は、本開示の一形態に係る給紙搬送装置を備え、給紙搬送装置が給紙搬送したシートに画像を形成することを特徴とする。
このようにすれば、給紙ローラーから検出位置までの距離に応じてシート先端の検出方法を切り替えるので、画像形成装置の機種に応じて給紙ローラーから検出位置までの距離が異なっている場合であっても共通の給紙搬送装置を適用することができる。したがって、画像形成装置の機種ごとに給紙搬送装置を開発する必要がなくなるので、給紙搬送装置の開発に要するコストを低減することができる。
本開示の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 制御部130を説明するブロック図である。 制御部130の主要な構成を示すブロック図である。 制御部130による記録シートSの先端を検出する処理を説明するフローチャートである。 検出方法設定テーブルを例示する表である。 記録シートSの供給を開始してからシート後端がレジストセンサー117の検出位置から離脱するまでのシート先端およびシート後端の推定位置を例示するグラフである。 (a)は、給紙トレイ115から記録シートSを給紙した場合の給紙ローラー102から各センサーまでのシート搬送距離とシート先端検出方法との関係を示す表であり、(b)は、給紙トレイ115bから記録シートSを給紙した場合の給紙ローラー102bから各センサーまでのシート搬送距離とシート先端検出方法との関係を示す表である。
以下、本開示に係る給紙搬送装置、給紙搬送方法、給紙搬送プログラムおよび画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]画像形成装置1の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1はいわゆるタンデム方式のカラープリンターであって、YMCK各色のトナー像を形成する作像部110Y、110M、110C、110Kを備えている。トナー供給部111Y、111M、111C、111KからYMCK各色のトナーの供給を受けて、作像部110Y、110M、110C、110Kが形成したYMCK各色のトナー像は互いに重なり合うようにタイミングを合わせて中間転写ベルト112の外周面上に静電転写される。
中間転写ベルト112は、駆動ローラー113に回転駆動され、矢印A方向に周回走行することによって、トナー像を二次転写ニップへ搬送する。駆動ローラー113は、中間転写ベルト112を挟んで、二次転写ローラー114を圧接されることによって二次転写ニップを形成する。
一方、給紙トレイ115、115bには記録シートSの束が積載されている。給紙ローラー102、102bは給紙モーター101、101bに回転駆動され、給紙トレイ115、115bに積載されているシート束の最上の記録シートSを給送する。この場合において、分離ローラー116、116bは給送対象の記録シートSから、当該記録シートSに連れ送りされる重送シートを分離する。シート検出センサー103、103bは、給紙ローラー102、102bが給紙した記録シートSを検出する。
給送された記録シートSはレジストセンサー117によってシート先端及び後端を検出される。これによって、給紙ローラー102、102bの停止タイミングと、後述するレジストローラー119の停止タイミングおよび搬送開始タイミングとが決定される。超音波センサー118は、記録シートSが重送されているかどうかを検出する。
レジストローラー119は、回転を停止している状態で搬送ニップに記録シートSの先端を突き当てさせ、ループを形成させることによって、記録シートSのスキューを補正する。また、レジストローラー119は、中間転写ベルト112が搬送するトナー像が二次転写ニップに進入するタイミングに合わせて、記録シートSが二次転写ニップへ進入するように、記録シートSの搬送を開始する。
定着装置120は、トナー像を記録シートSに熱定着する。排紙センサー121は、記録シートSの後端が定着装置120から脱出したことを検出する。排紙反転切り替えゲート122は、熱定着を終えた記録シートSを排紙ローラー123と反転ローラー125とのどちらかへ案内する。排紙ローラー123に案内された記録シートSは、排紙ローラー123によって装置外へ排出される。
反転ローラー125は、表面にトナー像を定着した定着記録シートSの搬送方向を反転させて、両面反転経路126へ向けて送り出す。両面搬送ローラー127は、両面反転経路126に沿って記録シートSを搬送する。両面搬送センサー128は、両面反転経路126に沿って搬送されている記録シートSの先端を検出して、二次転写ニップへ再給紙する前にレジストローラー119を一時停止させるタイミングの基準を検出する。
再給紙ローラー129は、両面反転経路126からレジストローラー119へ向かって記録シートSを搬送する。制御部130は、画像形成ジョブを受け付けると、画像形成装置1の各部の動作を監視したり制御したりすることによって、画像形成装置1に画像形成処理を実行させる。
なお、以上に述べた構成は、あくまでも画像形成装置の構成を例示したに過ぎず、本開示にとって必須となる構成はこれらのうち給紙ローラーとシート検出センサー(給紙センサー)である。従って、給紙トレイや各種ローラー、各種センサー、作像部、駆動モーターといったものの個数や配置は本実施の形態に限定されない。
また、シート検出センサー103、103b、レジストセンサー117、排紙センサー121および両面搬送センサー128はいずれも、検出位置に記録シートSがあれば出力信号がオン状態になり、検出位置に記録シートSがなければ出力信号がオフ状態になる。
[2]制御部130
次に、制御部130について説明する。
制御部130は、図2に示すように、搬送制御部201、操作表示部202、インターフェイス部203、画像処理部204および画像形成部205の動作や状態を監視したり、制御したりする。搬送制御部201は、給紙ローラー102等のように記録シートSを搬送制御する部分である。
操作表示部202とインターフェイス部203とは、いわゆる操作パネルを構成し、制御部130の制御の下、画像形成装置1のユーザーに対して情報を提示したり、カラーモードや両面モード、用紙サイズを含む指示入力をユーザーから受け付けたりする。インターフェイス部203は、ユーザーから印刷指示を受け付けると、当該印刷指示に係る画像データをデータ記憶部206に格納するとともに、制御部130に当該印刷指示を伝達する。
制御部130は、データ記憶部206に格納されている画像データに対して、印刷指示での指定内容に応じた処理を実行するよう画像処理部204に指示し、この処理を画像処理部204が完了したら、処理後の画像データを用いて画像形成処理を実行するように画像形成部205に指示するとともに、当該画像形成処理に用いる記録シートSを給紙し、搬送するように搬送制御部201に指示する。
図3は、制御部130の主要な構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部130は、CPU(Central Processing Unit)301やROM(Read Only Memory)302、RAM(Random Access Memory)303などを備えている。CPU301は、画像形成装置1に電源が投入される等してリセットされると、ROM302からブートプログラムを読み出して起動し、RAM303を作業用記憶領域として、HDD(Hard Disk Drive)304から読み出したOS(Operating System)や制御プログラムを実行する。
NIC(Network Interface Card)305は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信ネットワークを経由して他の装置と通信するための処理を実行する。これによって、制御部130は他の装置から画像形成ジョブを受け付ける。タイマー306は、設定されたタイミングが到来すると、割り込み信号などの信号を入力して、当該タイミングの到来をCPUに通知する。
CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、NIC305およびタイマー306は内部バス307を経由して互いにデータ信号や制御信号などを送受信する。なお、HDD304には、画像形成装置1の製品番号などの製品情報が記録されている。この製品情報には各種の設定情報の他、給紙ローラー102、102bそれぞれから、記録シートSの搬送経路におけるシート検出センサー103、103bの検出位置までの距離もまた記録されている。また、後述する検出方法設定テーブルもHDD304に記録されている。
制御部130は、制御プログラムを実行することによって、搬送制御部201を構成する給紙モーター101の動作を制御し、給紙ローラー102を回転駆動させる。また、制御部130は、シート検出センサー103の検出信号を参照することによって、シート検出センサー103の検出位置に記録シートSの先端が到達したかどうかや、当該検出位置から記録シートSの後端が離脱したかどうかを判断する。
[3]制御部130の動作
次に、制御部130の動作について説明する。
制御部130は、画像形成装置1に電源が投入されると、図4に示すように、HDD304から画像形成装置1の製品情報を読み出して、給紙ローラー102それぞれからシート検出センサー103の検出位置までの距離Dを取得する(S401)。また、HDD304から検出方法設定テーブルを読み出して(S402)、距離Dに対応するシート先端検出方法を特定する(S403)。
図5は、検出方法特定テーブルを例示する図である。図5に例示する検出方法特定テーブルでは、制御部130が記録シートSの先端を検出するためのシート先端検出方法が、給紙ローラー102からシート検出センサー103の検出位置までの搬送経路上の距離Dが25.00mm以上であるかどうかによって切り替わる。
具体的には、距離Dが25.00mm以上である場合には、シート先端検出方法として、シート検出センサー103の出力信号のオンエッジを検出したタイミングで、記録シートSの先端を検出したと判断する第1の方法が指定されている。
給紙ローラー102からシート検出センサー103の検出位置に至る記録シートSの搬送距離が十分長い場合には、給紙ローラー102によって給紙トレイ115から記録シートSの重送が発生したとしても、分離ローラー116の分離作用、例えば、分離ローラー116の逆回転によって重送シートの給紙方向とは反対方向の摩擦力が重送シートに作用し続けることにより、重送シートがシート検出センサー103の検出位置を通過する前に、給送対象の記録シートSから分離ローラー116によって分離される。
従って、給紙対象の記録シートの後端と、重送シートの先端との間に必ず隙間ができるので、この隙間でシート検出センサー103の出力信号がオフ状態になった後、重送シートを検出してシート検出センサー103の出力信号がオン状態になるオンエッジを必ず検出することができる。
また、給送対象の記録シートSの後端が、重送シートの給送を開始したタイミングで、未だシート検出センサー103の検出位置に到達しておらず、したがって、シート検出センサー103の出力信号がオン状態になっていても、一旦、オフ状態になっていないので、誤って重送シートの先端を検出したと判断してしまう恐れはない。
一方、距離Dが25.00mm未満である場合には、シート先端検出方法として、シート検出センサー103の出力信号のオン状態を検出したタイミングで、記録シートSの先端を検出したと判断する第2の検出方法が指定されている。給紙ローラー102からシート検出センサー103の検出位置に至る記録シートSの搬送距離があまり長くない場合には、記録シートSの重送が発生すると、給送対象の記録シートSの後端がシート検出センサー103の検出位置を通過する前に、重送シートが分離されずに、重送シートの先端が検出位置に到達してしまう恐れがある。
すると、給送対象の記録シートSの後端と重送シートの先端との間に隙間がないため、重送シートの先端がシート検出センサー103の検出位置に到達する前に、シート検出センサー103の出力信号がオフ状態にならず、従って、シート検出センサー103の出力信号のオンエッジを検出することができない。したがって、オンエッジの検出タイミングを以て重送シートの先端の検出タイミングとする第1の検出方法を採用すると、重送シートの先端を検出することができない。
一方、第2の検出方法では、重送シートの給紙を開始するタイミングで、シート検出センサー103の出力信号の監視を開始し、オン状態を検出したタイミングで重送シートの先端を検出したとみなす判断をする。このため、シート検出センサー103の出力信号が一旦オフ状態になったかどうかに関係なく、重送シートの先端を検出したと判断することができる。
なお、図5の例では、距離Dが25.00mm以上であるかどうかによってシート先端検出方法を切り替えているが、本開示がこれに限定されないのは言うまでもなく、給紙トレイ115に積載することができる記録シートSのサイズその他の事情に応じて、距離Dの閾値として25.00mm以外の値を採用してもよいのは言うまでもない。
その後、制御部130は、画像形成ジョブを受け付けると(S404:YES)、画像処理部204および画像形成部205を制御して画像形成処理を開始し(S405)、シート先端検出方法が第1の検出方法である場合には(S406:第1)、シート検出センサー103の出力信号のオフ状態を検出した後(S410:YES)、シート検出センサー103の出力信号のオン状態を検出したら(S411:YES)、そのタイミングで記録シートSの先端を検出したと判断する(S408)。
一方、シート先端検出方法が第2の検出方法である場合には(S406:第2)、シート検出センサー103の出力信号のオフ状態を検出したかどうかに関係なく、シート検出センサー103の出力信号のオン状態を検出したら(S407:YES)、そのタイミングで記録シートSの先端を検出したと判断する(S408)。
ステップS408の処理の後、画像形成処理を完了したら(S409:YES)、ステップS404へ進んで、上記の処理を繰り返す。
このようにすれば、一般的に、画像形成装置には、給紙ローラー102からシート検出センサー103の検出位置に至る記録シートSの搬送経路の距離が記録されている。また、互いに異なる機種の画像形成装置に対して共通の検出方法設定テーブルを使用することができる。従って、画像形成装置1の機種が異なっていても、制御部130は画像形成装置1の機種間で共通して上記のシート先端検出処理を実行することによって、記録シートSの先端を精度よく検出することができる。
言い換えると、制御部130に上記のシート先端検出処理を実行させるソフトウェアモジュールを開発すれば、互いに異なる機種の画像形成装置に適用することができる。従って、シート先端検出処理を実行させるために、画像形成装置の機種ごとに専用のソフトウェアモジュールを開発する必要がなくなるので、シート先端検出処理を実行させるソフトウェアモジュールの開発コストを低減することができる。
[4]記録シートSの先端検出の例
次に、記録シートSの先端検出の例を示して、制御部130の動作を更に詳しく説明する。
図6は、給紙ローラー102からレジストセンサー117に至る記録シートSの搬送経路におけるシート先端の推定位置(実線のグラフ701)とシート後端の推定位置(一点鎖線のグラフ702)とを例示する図であって、縦軸は記録シートSの搬送経路における位置を表し、横軸は時間を表している。
シート先端の初期位置は、給紙トレイ115に記録シートSのシート束をセットした際のシート先端位置であり、給紙ローラー102の位置と概ね同じである。シート後端の初期位置は、シート先端の初期位置からシート搬送方向における記録シートSのサイズ分だけ上流側になる。
記録シートSの給紙を開始するタイミングT0以降、給紙ローラー102によるシート送り量を随時加算すれば、シート先端位置およびシート後端位置を推定することができる。この推定を行う場合に、CPU301はシート後端がシート検出センサー103の検出位置に到達したことを検出する検出手段として機能する。
シート先端がレジストローラー119に到達したら、レジストローラー119によるシート送り量を更に加算し、二次転写ローラー114に到達した後は二次転写ローラー114によるシート送り量を順次加算すれば、記録シートSを搬送する搬送ローラーが移り変わってもシート先端位置およびシート後端位置を推定することができる。
給紙ローラー102の送り量から、タイミングT1にシート先端位置がシート検出センサー103の検出位置に到達したと推定された場合であっても、給紙ローラー102と記録シートSとの滑り等が発生すると、実際にはシート先端が当該位置に到達しないことがある。このような場合には、シート検出センサー103の出力信号からシート先端を検出した判断するまで、シート先端の推定位置をシート検出センサー103の検出位置のまま維持する(T1〜T2)。なお、シート搬送経路におけるシート検出センサー103の検出位置のすぐ上流側の位置に維持してもよい。
上述のようにして選択したシート先端検出方法を用いて、タイミングT2にシート検出センサー103の出力信号からシート先端を検出した判断をしたら、その後は再び給紙ローラー102の送り量を用いてシート先端位置を推定する。
なお、給紙ローラー102の送り量から推定したシート先端位置が、シート検出センサー103の検出位置に到達していないにもかかわらず、シート検出センサー103の出力信号からシート先端を検出したと判断した場合には、シート先端の推定位置をシート検出センサー103の検出位置にするのが望ましい。このようにすれば、シート先端の推定位置の誤差を補正して、推定精度を向上させることができる。シート先端の推定位置をシート検出センサー103の検出位置にした後は、再び給紙ローラー102の送り量からシート先端位置を推定する処理を継続する。
タイミングT3にシート先端がレジストセンサー117の検出位置に到達した推定したにもかかわらず、レジストセンサー117の出力信号からシート先端を検出したと判断されない場合には、上記と同様にシート先端の推定位置をレジストセンサー117の検出位置のまま維持する。その後、レジストセンサー117がシート先端を検出したら(T4)、再び給紙ローラー102の送り量からシート先端位置を推定する処理を継続する。
給紙ローラー102の送り量から推定したシート先端位置が、レジストセンサー117の検出位置に到達していないにもかかわらず、レジストセンサー117の出力信号からシート先端を検出したと判断した場合には、シート先端の推定位置をレジストセンサー117の検出位置にして、給紙ローラー102の送り量からシート先端位置を推定する処理を継続する。
シート後端位置についてもシート先端位置と並行して同様の推定処理を実行して、タイミングT5にシート後端がレジストセンサー117の検出位置に到達したと推定したにもかかわらず、レジストセンサー117の出力信号からシート後端を検出したと判断していない場合、シート後端の推定位置をレジストセンサー117の検出位置のまま維持する。
タイミングT6で、レジストセンサー117の出力信号からシート後端を検出した判断したら、再び給紙ローラー102の送り量からシート後端位置を推定する処理を継続する。
給紙ローラー102の送り量から推定したシート後端位置が、レジストセンサー117の検出位置に到達していないにもかかわらず、レジストセンサー117の出力信号からシート後端を検出したと判断した場合には、シート後端の推定位置をレジストセンサー117の検出位置にして、給紙ローラー102の送り量からシート後端位置を推定する処理を継続する。シート検出センサー103およびレジストセンサー117以外のセンサーの出力信号についても、同様にしてシート先端およびシート後端を推定位置に利用することができる。
なお、上記第2の検出方法では、先行する記録シートSの後端がシート検出センサー103の検出位置を通過していない場合、後続の記録シートSの先端を誤検出してしまう恐れがある。このため、記録シートS毎にシート後端位置を推定して、先行する記録シートSのシート後端位置がシート検出センサー103の検出位置を通過したと判断してから(T7)、後続の記録シートSの給紙を開始するのが望ましい。このようにすれば、第2の検出方法を採用した場合に、後続の記録シートSの先端を誤検出するのを防止することができる。
[5]変形例
以上、本開示を実施の形態に基づいて説明してきたが、本開示が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(5−1)上記実施の形態においては、シート検出センサー103の出力信号からシート先端を検出するシート先端検出方法を給紙ローラー102からシート検出センサー103の検出位置までの距離に応じて選択する場合を例にとって説明したが、本開示がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに加えて以下のようにしてもよい。
図1のように、画像形成装置1が複数の給紙トレイを備えている場合には、給紙トレイ毎に当該給紙トレイから供給される記録シートSの先端を検出する方法を選択するのが望ましい。従って、シート先端の検出に使用するセンサーが同じであっても、記録シートSの供給元の給紙トレイが異なっている場合には、シート先端検出方法も給紙ローラー102から当該センサーの検出位置までの距離に応じて適切なシート先端検出方法を選択するのが望ましい。
ただし、シート先端検出方法を選択するための基準となる距離の閾値は、給紙トレイやセンサーが異なっていても共通にすることができる。図7は、給紙トレイ115、115bから供給された記録シートSの先端をシート検出センサー103、レジストセンサー117、排紙センサー121および両面搬送センサー128で検出するためのシート先端検出方法として、第1の検出方法と第2の検出方法とのどちらを選択するかの結果を例示する表である。
図7(a)では、給紙ローラー102からセンサーの検出位置までの距離が25.00mm未満となるのは、給紙トレイ115から記録シートSを供給する給紙ローラー102からシート検出センサー103の検出位置までの距離15.00mmだけなので、給紙トレイ115から供給された記録シートSの先端を検出するシート先端検出方法のみが第2の検出方法になっている。レジストセンサー117、排紙センサー121および両面搬送センサー128については、いずれの給紙トレイからの記録シートSについてもシート先端を検出するセンサーとして共通に用いられており、給紙ローラーから検出位置までの距離が25.00mm以上であるので、シート先端検出方法がすべて第1の検出方法になっている。
また、給紙トレイ115bから記録シートSを供給する給紙ローラー102bからレジストセンサー117、排紙センサー121および両面搬送センサー128までの距離は、給紙トレイ115bは給紙トレイ115の下方に配設されていることもあって、図7(b)に示すように、250.00mm、450.00mm、700.00mmと、どれも25.00mm以上になっている。
また、給紙ローラー102bからシート検出センサー103bまでの距離が30.00mmになっており、給紙ローラー102からシート検出センサー103までの距離15.00mmとは異なって、25.00mm以上になっている。このため、図7(b)に示すように、下段の給紙トレイ115bから給紙される記録シートSに対しては、すべての場合でシート先端検出方法が第1の検出方法になっている。
(5−2)上記実施の形態においては特に言及しなかったが、シート検出センサー103の出力信号にノイズが重畳すると、誤ってシート先端を検出したと判断する恐れがある。このため、シート検出センサー103の検出位置からシート搬送経路に沿って所定の距離(例えば、20mm。)だけ上流側の位置までシート先端が到達したと推定してから、シート検出センサー103の出力信号を参照してシート先端の検出を開始してもよい。
このようにすれば、シート先端がシート検出センサー103の検出位置に接近するまでの間に、シート検出センサー103の出力信号にノイズが重畳したとしても、誤ってシート先端を検出したと判断するのを防止することができる。シート検出センサー103以外のセンサーについても同様である。
(5−3)上記実施の形態においては、給紙ローラー102等の送り量からシート先端およびシート後端の位置を推定する場合を例にとって説明したが、本開示がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、他の推定方法を用いてもよい。シート先端およびシート後端の位置の推定方法の如何に関係なく、本開示を適用すれば同様の効果を得ることができる。
また、シート先端検出方法についても、上述の第1、2の検出方法以外のシート先端検出方法を用いてもよいのは言うまでもなく、センサーの特性に応じて適切な選択肢からシート先端検出方法をするのが望ましい。例えば、超音波センサーを用いて、検出位置における記録シートSの有無だけでなく、重送の有無も検出することができる場合がある。
このような場合には、先行の記録シートSの後端と、後続の記録シートSの先端との間に隙間がなくても、センサーの出力信号が、記録シートSが1枚だけの状態から重送されている状態に遷移したタイミングでシート先端を検出したと判断することができる。このような場合を想定して、センサーの種類も考慮してシート先端検出方法を選択してもよい。
(5−4)上記実施の形態においては、給紙モーター101、給紙ローラー102およびシート検出センサー103は給紙搬送部201を構成し、この給紙搬送部201と制御部130とが給紙搬送装置を構成する。上述のように、制御部130は給紙ローラー102からシート検出センサー103の検出位置までの距離Dを取得し、この距離Dに応じて給紙ローラー102が供給する記録シートSのシート先端位置がシート検出センサー103の検出位置に到達したか判断する検出方法を切り替えて、当該到達を判断する。
本開示は、給紙搬送装置が実行する給紙搬送方法であってもよいし、この給紙搬送方法をCPUに実行させる給紙搬送プログラムであってもよい。この給紙搬送プログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピューター読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
(5−5)上記実施の形態においては、画像形成装置1がタンデム方式のカラープリンターである場合を例にとって説明したが、本開示がこれに限定されないのは言うまでもなく、タンデム方式以外のカラープリンターであってもよいし、モノクロプリンターであってもよい。また、スキャナー機能を備えたコピー装置や、更にファクシミリ通信機能を備えたファクシミリ装置といった単機能機であってもよいし、これらの機能を兼ね備えた複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)であってもよい。
また、画像形成装置1が備える給紙トレイの個数についても2個に限定されないのは言うまでもなく、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。いずれであっても本開示を適用することによって同じ効果を得ることができる。
本開示に係る給紙搬送装置、給紙搬送方法、給紙搬送プログラムおよび画像形成装置は、給紙時における記録シートの先端検出に用いるモジュールの開発コストを低減する技術として有用である。
1………画像形成装置
101…給紙モーター
102…給紙ローラー
103…シート検出センサー
115…給紙トレイ
116…分離ローラー
117…レジストセンサー
119…レジストローラー
130…制御部

Claims (7)

  1. 給紙トレイからシートを給紙する給紙ローラーと、
    シート搬送方向における給紙ローラーの下流側の検出位置にシートが存在する場合にオンし、存在しない場合にオフするシート検出センサーと、
    給紙ローラーから検出位置までの距離を取得する取得手段と、
    給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、
    給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断する判断手段と、を備える
    ことを特徴とする給紙搬送装置。
  2. シート後端が前記検出位置に到達したことを検出する検出手段と、
    給紙ローラーから前記検出位置までの距離が前記所定値未満の場合に、先行するシートの後端を検出手段が検出した後で、後続するシートを給紙するように給紙ローラーを制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の給紙搬送装置。
  3. シート搬送経路上のシート検出センサーの検出位置とは異なる第2の検出位置にシートが存在するか否かを検出する第2のシート検出センサーと、
    給紙ローラーから第2の検出位置までの距離を取得する第2の取得手段と、
    給紙ローラーから第2の検出位置までの距離が前記所定値以上の場合は、第2のシート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が第2の検出位置に到達したと判断し、
    給紙ローラーから第2の検出位置までの距離が前記所定値未満の場合は、第2のシート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が第2の検出位置に到達したと判断する第2の判断手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の給紙搬送装置。
  4. 第2の給紙トレイからシートを給紙する第2の給紙ローラーと、
    第2の給紙ローラーから前記検出位置までの距離を取得する第3の取得手段と、
    第2の給紙ローラーから前記検出位置までの距離が前記所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、
    第2の給紙ローラーから前記検出位置までの距離が前記所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が前記検出位置に到達したと判断する第3の判断手段と、を備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の給紙搬送装置。
  5. 給紙トレイからシートを給紙する給紙ローラーと、
    シート搬送方向における給紙ローラーの下流側の検出位置にシートが存在する場合にオンし、存在しない場合にオフするシート検出センサーと、を有する給紙搬送装置において、シートの先端が検出位置に到達したかを判断する給紙搬送方法であって、
    給紙ローラーから検出位置までの距離を取得する取得ステップと、
    給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、
    給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断する判断ステップと、を含む
    ことを特徴とする給紙搬送方法。
  6. 給紙トレイからシートを給紙する給紙ローラーと、
    シート搬送方向における給紙ローラーの下流側の検出位置にシートが存在する場合にオンし、存在しない場合にオフするシート検出センサーと、を有する給紙搬送装置において、シートの先端が検出位置に到達したかをコンピューターに判断させる給紙搬送プログラムであって、
    給紙ローラーから検出位置までの距離を取得する取得ステップと、
    給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値以上の場合は、シート検出センサーがオフからオンに切り替わったことを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断し、
    給紙ローラーから検出位置までの距離が所定値未満の場合は、シート検出センサーがオンであることを以て、シート先端が検出位置に到達したと判断する判断ステップと、をコンピューターに実行させる
    ことを特徴とする給紙搬送プログラム。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の給紙搬送装置を備え、
    給紙搬送装置が給紙搬送したシートに画像を形成する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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