JP2021187568A - 画像読み取り装置、画像読み取り方法およびプログラム - Google Patents

画像読み取り装置、画像読み取り方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サイズまたは影が形成される用紙の地肌の濃度などの読み取られる用紙の種類によらず、重送の有無を判断する。【解決手段】コンピューターが実施する画像読み取り方法は、用紙の搬送路に光を光源に照射させるステップと、搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を受光し画像に変換するステップと、変換後の画像から、搬送中に背景板を通る用紙の影を表す影画像を抽出するステップと、抽出された影画像の幅に基づき、重送の発生の有無を判断するステップS1255とを含む。【選択図】図12

Description

本開示は、画像の読み取りに関し、より特定的には搬送路を通過する用紙を読み取る技術に関する。
用紙搬送機構を備える画像読み取り装置において、複数の用紙が重なって搬送される現象である重送が発生することがある。重送が発生すると、画像読み取り装置は、重なって搬送される複数の用紙のうちある用紙に形成された画像を読み取ることができても、当該用紙とともに搬送される他の用紙に形成された画像の一部または全てを読み取ることができない。
重送の検知に関し、例えば、特開2007−276965号公報(特許文献1)は、「用紙が重なって搬送された際に用紙の重送を検知する重送検知センサー」を備える用紙搬送装置を開示する([要約]参照)。
これに対して、重送検知センサーを必要とせずに重送を検知する技術が提案されている。より具体的には、特開2012−231398号公報(特許文献2)は、「搬送中に検知された複数枚の原稿のそれぞれのサイズについて、比較に用いる原稿とサイズが同じかを判定し」、「比較に用いる原稿とサイズが同じと判定されない場合に報知することにより、ユーザーに重送の発生を知らせる」原稿読み取り装置を開示する([要約]参照)。
また、特開2019−80169号公報(特許文献3)は、「重複検知部132は、影領域より副走査方向下流側の数ライン分の地肌領域E2の濃度と影領域より副走査方向上流側のラインの地肌領域E1の濃度とを比較することによって原稿が重複しているか否かを判定する」画像処理装置を開示する(段落[0112]参照)。
特開2007−276965号公報 特開2012−231398号公報 特開2019−80169号公報
特許文献2に開示された技術によると、読み取られる複数の用紙は同じサイズであることが要求される。また、特許文献3に開示された技術によると、影領域が形成される用紙の地肌の濃度によっては、重送を検知できない可能性がある。例えば、影領域が黒色の用紙の上に形成される場合など、影領域が形成される用紙の地肌の濃度が高い場合には、地肌領域と影領域との濃度差から影領域を検知できない結果、重送を検知できない可能性がある。したがって、サイズまたは地肌の濃度などの読み取られる用紙の種類によらず、重送の有無を判断できる技術が必要とされる。
本開示は、上記のような背景を鑑みてなされたものである。ある局面に従うと、サイズまたは地肌の濃度などの読み取られる用紙の種類によらず、重送の有無を判断できる技術が開示される。
ある実施形態に従う画像読み取り装置は、用紙の搬送路に光を照射するための光源と、上記搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を受光し画像に変換する光学センサーと、変換後の上記画像から、搬送中に上記背景板を通る上記用紙の影を表す影画像を抽出する抽出部と、抽出された上記影画像の幅に基づき、重送の発生の有無を判断する判断部とを含む。
ある局面において、上記判断部は、上記影画像の幅と閾値との比較の結果に基づき、上記重送の発生の有無を判断する。
ある局面において、上記画像読み取り装置は、上記搬送路に用紙を供給するADF(Auto Document Feeder)装置をさらに備える。
ある局面において、上記影画像は、上記光学センサーが出力する画像において上記用紙の端部に形成される影の画像を含む。
ある局面において、上記用紙の端部は、当該用紙の搬送方向の下流側の辺に対応の先端、当該搬送方向の上流側の辺に対応の後端、当該搬送方向に対して右方向の辺に対応の右端、および当該搬送方向に対して左方向の辺に対応の左端の少なくとも1つを含む。
ある局面において、上記画像読み取り装置は、ジョブ単位で用紙の画像が読み取られる場合、ジョブの複数の用紙のうち上記搬送路を最初に通過する第1の用紙の画像から抽出される影画像の最大幅に基づき上記閾値を設定する閾値設定部をさらに備える。
ある局面において、上記影画像の幅は、上記用紙の画像の端部と交差する方向に延びる影画像の長さを示す。上記閾値設定部は、上記閾値を、Th=(Ls)×(1+α)(Thは、上記閾値を表す。Lsは上記第1の用紙の上記影画像のうち最大幅に対応する影画像の幅を表す。αは、0よりも大きく1よりも小さい重送の有無を判断するための係数を表す。)の演算式に従い算出することにより設定する。
ある局面において、上記判断部は、上記搬送路を通過する用紙の上記影画像の最大幅が示す影画像の長さが上記閾値以上であることに基づいて、重送の発生有りを判断する。
ある局面において、上記判断部は、上記影画像の幅に基づいて定まる当該影画像の輪郭が、予め定められた形状を示すか否かに基づいて、重送の発生の有無を判断する。
他の実施形態に従うと、コンピューターが実施する画像読み取り方法が提供される。この方法は、光源に、用紙の搬送路へ光を照射させるステップと、上記搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を受光し画像に変換するステップと、変換後の上記画像から、搬送中に上記背景板を通る上記用紙の影を表す影画像を抽出するステップと、抽出された上記影画像の幅に基づき、重送の発生の有無を判断するステップとを含む。
さらに他の実施形態に従うと、コンピューターに画像読み取り方法を実施させるためのプログラムが提供される。上記画像読み取り方法は、光源に、用紙の搬送路へ光を照射させるステップと、上記搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を受光し画像に変換するステップと、変換後の上記画像から、搬送中に上記背景板を通る上記用紙の影を表す影画像を抽出するステップと、抽出された上記影画像の幅に基づき、重送の発生の有無を判断するステップとを含む。
本開示によれば、サイズまたは地肌の濃度などの読み取られる用紙の種類によらず、重送の有無を判断できる。
本開示の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本開示に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
画像形成装置100の外観を示す図である。 画像形成装置100の詳細なハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 画像読み取り部105のより詳細なハードウェア構成の一例を示す図である。 重送の発生の有無を判断するための画像形成装置100の構成の一例を説明するブロック図である。 重送が発生した場合の読み取り画像500の一例を示す図である。 用紙の端部からの距離に応じて、影画像の階調値が変化する様子を模式的に示す図である。 光源322から光が照射されているときに、用紙318の両端に影702,705が生じている様子を示す図である。 光源322から光が照射されているときに、重なって搬送されている用紙318(n枚目),用紙318(n+1枚目)の両端に影805,810が生じている様子を示す図である。 重送が発生している場合における、用紙318(n枚目),用紙318(n+1枚目)の搬送方向のz座標に対する、当該用紙の影画像の幅を示す図である。 用紙318(n+1枚目)が、用紙318(n枚目)に対して左側にずれた状態で重送が発生している様子を示す図である。 用紙318(n+1枚目)が、用紙318(n枚目)に対して右側にずれた状態で重送が発生している様子を示す図である。 実施形態1において制御部200が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 混載ジョブにおいて重送が発生している場合における読み取り画像1300の一例を示す図である。 読み取り画像1300から抽出される影画像を表す図である。 実施形態2において制御部200が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。個数または量などに言及する場合には、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は、必ずしもその個数または量などに限定されない。
また、以下、記録媒体の一例として用紙を用いるが、紙以外の素材からなるシート状の記録媒体が用いられてもよい。
さらに、実施形態に係る画像読み取り装置は、画像形成装置に備えられる構成として説明するが、画像読み取り装置が備えられる対象機器は、画像形成装置に限定されない。
[用語の説明]
以下、本開示で用いる主な用語を説明する。
「影画像」は、用紙の端部に形成された用紙の影を表す画像を示す。
「用紙の端部」は、用紙の辺に対応する部分を示す。
「影画像の幅」は、用紙の端部と交差する方向に延びる影画像の影の長さをいう。
「重送」は、2枚以上の用紙が重なって搬送される現象をいう。
<実施形態1>
[画像形成装置および画像読み取り部のハードウェア構成]
図1〜図3を参照して、画像形成装置100および画像読み取り部105のハードウェア構成について説明する。図1は、画像形成装置100の外観を示す図である。
画像形成装置100は、画像読み取り部105と、画像形成部110と、操作パネル115と、給紙部120と、排紙部125とを備える。
本実施形態において、画像形成装置100は、例えば、スキャナー機能、コピー機能、ファクシミリ機能、ネットワーク機能、およびボックス機能その他の機能を備えるMFP(Multifunction Peripheral)として実現される。
画像読み取り部105は、用紙を光学的に読み取ることにより読み取り画像を取得する。画像読み取り部105が備えるADF(Auto Document Feeder)107は、画像読み取り部105の搬送路(後述する)に自動的に用紙を供給する。画像読み取り部105およびADF107のより詳細なハードウェア構成については、図3を参照して後述する。
画像形成部110は、画像読み取り部105によって取得された読み取り画像に基づいて、用紙の上に画像を形成する。
操作パネル115は、ユーザーから画像形成装置100に対する操作入力を受け付ける。さらに、操作パネル115は、設定画面などの画面を表示する。操作パネル115のより詳細なハードウェア構成については、図2を参照して説明する。
給紙部120は、サイズ、坪量などが異なる複数の種類の用紙を収容する。印刷ジョブによって指定された種類の用紙は、搬送装置(図示しない)により給紙部120から1枚ずつ取り出され、画像形成部110へ搬送される。
排紙部125は、画像形成部110によって画像が形成されて排紙される用紙を受ける。
図2は、画像形成装置100の詳細なハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2において、画像形成装置100は、図1に示された画像読み取り部105、画像形成部110、および操作パネル115に加えて、制御部200と、通信I/F(Interface)215と、データリーダー/ライター222と、バス230とを備える。
制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)205と、HDD(Hard Disk Drive)210とを備える。制御部200は、画像形成装置100全体を制御するコンピューターに相当する。
CPU200は、画像形成装置100を制御するための制御プログラムを実行する。一例として、CPU200は、情報の表示および画像の形成処理などのプログラムを実行する。
ROM202は、CPU200において実行されるOS(Operating System)などのプログラムを格納する。
RAM205は、CPU200によって実行されるアプリケーションプログラムとデータとを格納する。ある局面において、SRAM(Static Random Access Memory)またはDRAM(Dynamic Random Access Memory)がRAM205として使用されてもよい。
HDD210は、画像形成装置100において使用される様々なプログラムとデータとを格納する。他の局面において、HDD210に代えて、SSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置が使用されてもよい。
通信I/F215は、他の機器とデータを送受信する。画像形成装置100は、複数の通信I/F215を備えてもよい。ある局面において、通信I/F215は、LAN(Local Area Network)ポートまたはWi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)の送受信装置などのいずれかまたは全てを含んでもよい。
データリーダー/ライター222は、外付けHDDなどの外部の記憶媒体223が脱着自在に装着される場合に、CPU201からの命令に基づいて、装着された記憶媒体223に画像を含むデータまたはプログラムを書き込み、または、記憶媒体223からデータまたはプログラムを読み出す。記憶媒体223は、コンピューターまたはその他装置が、記録されたプログラムまたはデータ等の情報を読み取ることができるように、当該情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的または化学的作用によって格納する。
操作パネル115は、ある局面において、入力部220と、表示部225とを備える。操作パネル115は、複数のタッチセンサーなどの入力部220と液晶ディスプレイなどの表示部225とを組み合わせたタッチスクリーンによって構成できる。操作パネル115は、さらに入力部220として複数の物理キーを含んでもよい。画像形成装置100の各構成要素は、バス230を介して相互に通信する。
図3は、画像読み取り部105のより詳細なハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、画像読み取り部105がADF107を備え、用紙がADF107により搬送路313に供給される場合を例に挙げて説明する。他の局面において、画像読み取り部105がADF107を備えておらず、用紙がユーザーの手差しにより搬送路313に供給されてもよい。すなわち、ADF107は、画像読み取り部105において必須ではない。
また、用紙の「表面」は、後述する光源322からの光が照射される面をいう。また、用紙の「裏面」は、用紙の「表面」とは反対側の面をいう。
また、実施形態では、例えば、ADF107の用紙トレイ310には、ジョブ単位で複数枚の用紙318(以下、用紙の束ともいう)が載置される。用紙318に形成された画像の読み取りが開始されると、用紙の束のうち最上の用紙318が最初に搬送路313に供給されて、その後、以降の用紙318が搬送路313に順次に供給される。
図3において、画像読み取り部105は、用紙トレイ310を有するADF107と、第1撮像部305と、ピックアップローラ312aと、搬送路313と、搬送路313に関連して設けられた複数の搬送ローラー対312b,312c,312d,312e,312f,312g,312hと、搬送路313の予め定められた読取り位置に設けられた背景板314a,bと、排出トレイ316と、第2撮像部337とを含む。
第1撮像部305は、光源ユニット320と、コンタクトガラス324と、ミラーユニット325と、結像レンズ330と、光学センサー335と、プラテンガラス350とを含む。
光源ユニット320は、光源322と、用紙318および背景板314a(後述する)からの反射光をミラーユニット325へ導くミラー340とを含む。
光源322は、例えばLED(Light Emitting Diode)を含む。光源322から出射された光は、コンタクトガラス324を介して搬送路313を照射する。搬送路313に照射された光のうち、搬送路313の予め定められた読み取り位置に設けられた背景板314aで反射した光は、コンタクトガラス324およびミラー340を介してミラーユニット325へ入射する。搬送される用紙318が背景板314aを通過するとき、ミラーユニット325への入射光は、用紙318の表面からの反射光を含む。
ミラーユニット325は、光源ユニット320から入射する光を光学センサー335へ導くためのミラー345,347を含む。より具体的には、光源ユニット320から入射する光は、ミラー345,347および結像レンズ330を経て光学センサー335に入射する。これにより、背景板314aからの反射光は、光学センサー335が有するCCD(Charge Coupled Device)の撮像面に結像する。
光学センサー335は、CCDによる光電変換の出力から画像を取得する。このように、光学センサー335は、背景板314aからの反射光を受光し画像に変換する。搬送される用紙318が背景板314aを通過するときは、当該変換された画像には、用紙318の画像(より特定的には、用紙318の表面の画像)が含まれる。
本実施形態では、第1撮像部305が搬送路313に供給された用紙318を読み取る場合、光源ユニット320およびミラーユニット325は、静止したままである。
他方、第1撮像部305が、プラテンガラス350の上に置かれた静止状態の用紙の画像を読み取る場合、光源ユニット320、およびミラーユニット325は、それぞれ予め定められた速度で図3の右側に移動し、その後元の位置に戻る。それらが移動する間に、光学センサー335は、プラテンガラス350上の用紙の表面の画像を取得する。
第2撮像部337は、搬送路313の背景板314bを通る用紙318の画像を取得する。より詳細には、第2撮像部337は、光源338と、光学センサー339とを含む。光源338から出射される光は、搬送路313を、より特定的には背景板314bを照射する。背景板314bからの反射光は、光学センサー339の撮像面に結像する。光学センサー339は、光電変換の出力から、背景板314bを通る用紙318の裏面の画像を取得する。すなわち、光学センサー339は、背景板314bからの反射光を受光し画像に変換する。図3の例では、第2撮像部337は、CIS(Contact Image Sensor)により実現される。
ピックアップローラ312aは、用紙トレイ310に載置された用紙318を取り出し、搬送路313に供給する。
複数の搬送ローラー対312b,312c,312d,312e,312f,312g,312hは、搬送方向に従い、この順番で設置されている。搬送ローラー対312b,312c,312d,312e,312f,312g,312hは、搬送路313に沿って予め定められた間隔を空けて設けられる。搬送ローラー対312b〜312hは、予め定められた方向に回転することにより、搬送路313に供給された用紙318を狭持した状態で、搬送路313に沿って用紙318を搬送する。搬送ローラー対312b〜312hは、搬送路313における予め定められた読取り位置に用紙318を搬送させた後に、最終的に用紙318を排出トレイ316へ排出する。
排出トレイ316は、読み取られた用紙318が排出されるためのトレイである。これに対して、排紙部125は、当該読み取られた用紙318から得られる読み取り画像に基づいて画像が形成された用紙が排出される。したがって、使用目的において、排出トレイ316は、排紙部125とは異なる。
搬送路313における搬送ローラー対312eとその次の搬送ローラー対312fとの間を用紙318が通過するとき、すなわち背景板314aが設けられる読み取り位置を通過するとき、用紙318の表面の画像は読み取られる。
同様に、搬送路313における搬送ローラー対312fとその次の搬送ローラー対312gとの間を用紙318が通過するとき、すなわち背景板314bが設けられる読み取り位置を通過するとき、用紙318の裏面の画像は読み取られる。
用紙トレイ310に載置された用紙の束うち最上の用紙318に後続する用紙も、最上の用紙318と同様に、ピックアップローラ312a,複数の搬送ローラー対312b〜312hにより順番に搬送路313を搬送され、光学センサー335,339により用紙の画像が読み取られる。
背景板314a,314bについて説明する。以下、背景板314a,314bを総称するとき、背景板314とも表す。背景板314は、第1撮像部305および第2撮像部337が用紙318の画像を読み取るときに、当該画像において用紙318の背景として映り込む部材である。背景板314は、例えば、樹脂材料、金属材料またはこれらを組み合わせた複合材料などからなり、その表面は、光を反射するように例えば白色である。背景板314a,314bの両者の材質は、同じでもよいし、異なっていてもよい。
なお、図3の例において、第1撮像部305がCCDセンサーにより実現される構成例が示された。他の局面において、第1撮像部305は、第2撮像部337のように、CISにより実現されてもよい。
[重送の発生の有無を判断するための構成]
画像形成装置100は、画像読み取り部105により読み取られた読み取り画像に基づいて、重送の発生の有無を判断するための構成を備える。図4は、重送の発生の有無を判断するための画像形成装置100の構成の一例を説明するブロック図である。
図4を参照して、制御部200は、抽出部400と、影画像の幅検知部405と、閾値設定部407と、比較部410と、判断部415と、通知部420とを備える。制御部200が備えるこれら構成要素は、CPU201がROM202,HDD210等に格納されるプログラムを読み出してRAM205に展開しながら実行することにより実現される。他の局面において、これら構成要素の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(field-programmable gate array)などの専用集積回路を用いて実現してもよい。以下、上記の各構成要素について説明する。
抽出部400は、画像読み取り部105により取得された読み取り画像から、用紙318が搬送路313の搬送中に背景板314を通るときの用紙318の影を表す影画像を抽出する。より具体的には、抽出部400は、読み取り画像から、用紙318の先端の影画像、右端の影画像、左端の影画像および後端の影画像のうち、少なくとも1つの影画像を抽出する。ここで、用紙318の先端および後端は、それぞれ、当該用紙の搬送方向の下流側および上流側の辺に対応する。用紙318の右端および左端は、それぞれ、当該用紙の搬送方向に対して右方向の辺および左方向の辺に対応する。抽出部400は、周知の画像処理技術を用いることにより、読み取り画像から、画素の明度、輝度または濃度などの階調値に基づいて、影画像を抽出する。影画像については、図5を参照して説明する。
影画像の幅検知部405は、周知の画像処理技術を用いることにより、読み取り画像における画素の階調値に基づいて、影画像の幅を検知する。抽出部400が、用紙の先端の影画像、右端の影画像、左端の影画像および後端の影画像のうち複数の影画像を読み取り画像から抽出する場合、影画像の幅検知部405は、当該複数の影画像の各々の幅を検知する。影画像の幅の検知については、図6を参照して説明する。
閾値設定部407は、重送の発生の有無の判断に用いる閾値を、例えばジョブ毎に設定する。より具体的には、閾値設定部407は、ジョブ単位で用紙の画像が読み取られる場合、ジョブの複数の用紙のうち搬送路313を最初に通過する第1の用紙の画像から抽出される影画像の最大幅に基づき閾値を設定する。影画像の最大幅は、抽出部400により複数の影画像が抽出される場合には、抽出される複数の影画像の幅のうち最大のものをいう。影画像の最大幅は、1つの影画像のみが抽出される場合には、当該影画像の幅をいう。閾値の設定については、図9〜図11を参照して説明する。
比較部410は、抽出された影画像の幅を閾値と比較する。より具体的には、搬送中の用紙318の読み取り画像から抽出部400が複数の影画像を抽出し、抽出された複数の影画像から影画像の幅検知部405が複数の影画像それぞれの幅を検知する場合、比較部410は、検知された複数の影画像の幅から最大幅を検知し、検知された最大幅を設定された閾値と比較する。読み取り画像から1つの影画像が抽出される場合、比較部410は、当該1つの影画像の幅を設定された閾値と比較する。
判断部415は、上記比較の結果に基づいて、重送の発生の有無を判断する。より具体的には、判断部415は、影画像の最大幅が閾値以上である場合に、重送が発生していると判断する。他方、判断部415は、影画像の最大幅が閾値未満である場合に、重走が発生していないと判断する。
通知部420は、上記判断結果に基づいて、ユーザーへの通知を出力する。通知部420は、例えば、重送が発生している場合には、操作パネル115の表示部225にその旨を表すメッセージを表示する。他方、通知部420は、重送が発生していない場合には、当該メッセージを出力しない。メッセージの出力は、表示に限定されず、音声であってもよい。
[重送の発生に伴う影画像の幅の変化]
図5は、重送が発生した場合の読み取り画像500の一例を示す図である。読み取り画像500は、例えば、用紙の束のn枚目の用紙に(n+1)枚目の用紙の一部が重なった状態で重送される場合の読み取り画像の一例である。
読み取り画像500は、n枚目の用紙の画像505と、(n+1)枚目の用紙の画像510と、用紙の画像505の右端から延びる影画像515と、(n+1)枚目の用紙の画像510の右端から延びる影画像520とを含む。また、読み取り画像500の背景部分は、背景板314を表す部分に対応する。
(n+1)枚目の用紙の画像510は、n枚目の用紙の一部と重なった部分に相当するため、(n+1)枚目の用紙における重なった部分は、n枚目の用紙よりも光源322に近い側(以下、「光源側」とも表す)に位置する。したがって、用紙が重なっている部分の画像510の端から、当該端と交差する方向に延びる影画像520の幅W2は、用紙の重なりがない部分の画像505の端から延びる影画像515の幅W1よりも大きくなる。実施形態では、影画像は、用紙の端部と交差する方向に延びるとする。当該交差する方向は、影画像が延びる方向が用紙の端部と直交する方向または影画像が延びる方向が用紙の端部に対し垂直な方向を含む概念である。
[影画像の幅の検知について]
図6は、用紙の端部からの距離に応じて、影画像の階調値が変化する様子を模式的に示す図である。図6では、説明のために、仮想的なx軸と、x軸と直交する仮想的なy軸とが示される。
図6において、x軸は、用紙の画像505の端部から垂直な方向への距離を表す。y軸は、用紙の画像505の端部から延びる影画像515の階調値を模式的に表す。なお、以下の説明では、階調値の一例として濃度を用いるが、濃度に代えて明度または輝度などが用いられてもよい。
搬送路313では、搬送される用紙318に光が照射されると、用紙の画像505の端部から延びる影画像515が読み取られる。ここで、用紙318の端部あたりでは、光源322から出射された光は、斜めに照射されるため、影は、用紙318の当該端部から離れるほど薄くなる。なお、本実施形態では、影画像の幅検知部405は、用紙の画像505の階調値と影画像515の階調値との違いから、用紙の画像505と影画像515との境界である用紙の画像505の端部を検知できる。
影画像の幅検知部405は、影画像515の階調値に基づき、影画像515の幅605を検知する。より具体的には、影画像の幅検知部405は、用紙の画像505の端部から、x軸方向に延びる影画像515の座標xi(ただし、i=1,2,3,…)に対応の階調値をスキャンし、スキャンした座標xiの階調値を閾値GRと比較する。影画像の幅検知部405は、比較の結果、閾値GR以下を示す階調値をスキャンしたとき、当該階調値に対応の座標xiを、影の長さ、すなわち影画像515の幅605に換算する。これにより、影画像の幅検知部405は、影画像515の幅605を検知する。
[用紙と背景板との間の距離と、影画像の幅との関係について]
図7および図8を参照して、搬送される用紙318の光源側の面、すなわち表面と背景板314との距離と、当該用紙の影を表す影画像の幅との関係について説明する。
図7は、光源322から光が照射されているときに、用紙318の両端に影702,705が生じている様子を示す図である。図7において、矢印の方向は、用紙318の搬送方向を表す。図7の上側は、用紙318を光源側から見た様子を模試的に表し、図7の下側は、用紙318を後端側から見た様子を模式的に表す。
上述したように、光源322からの光は、用紙318の端部に対して斜めに照射される。したがって、用紙318の両端、すなわち右端および左端にそれぞれ生じる影702,705の幅710,715は、用紙318の光源側の面と背景板314との距離、図7の例では用紙318の厚さ、に応じた長さになる。より具体的には、当該距離が長くなるにつれて、影の幅710,715は長くなる。逆に、当該距離が小さくなるにつれて、影の幅710,715は短くなる。
図8は、光源322から光が照射されているときに、重なって搬送されている用紙318(n枚目),用紙318(n+1枚目)の両端に影805,810が生じている様子を示す図である。n枚目の用紙のサイズはA4であり、n+1枚目の用紙のサイズはA3である。図8において、矢印の方向は、それらの用紙の搬送方向を表す。図8の上側は、それらの用紙を光源側から見た様子を模試的に表し、図8の下側は、それらの用紙を後端側から見た様子を模式的に表す。
図8において、A4の用紙318(n+1枚目)は、A3の用紙318(n枚目)の上に重なった状態で搬送されており、重送が発生している。図8の例では、A4の用紙318(n+1枚目)は、A3の用紙318(n枚目)よりも光源側にある。また、影805,810は、用紙318(n枚目),318(n+1枚目)の両端に発生している。
図7を参照して説明した理由により、影805を表す影画像の幅815、および影810を表す影画像の幅820は、用紙318(n+1枚目)の光源側の面から背景板314までの距離に応じて定まる。
より具体的には、図8の場合、重送が発生しているため、用紙318(n+1枚目)の光源側の面から背景板314までの距離は、重送が発生していない場合(図7)の、用紙318(n枚目)の光源側の面から背景板314までの距離よりも大きい。したがって、重送が発生する場合の影画像の幅815,820は、それぞれ、重送が発生しない場合の影画像の幅710,715よりも大きい。したがって、影画像の幅を検知することにより、重送が発生しているか否かを判断できる。
なお、第1撮像部305が用紙318の表面を読み取る場合と第2撮像部337が用紙の裏面を読み取る場合の両方において、影画像の幅に基づいた重送の発生の有無の判断を実施できる。両者のケースでは、同様の判断処理が実施されるので、ここでは、代表して、第1撮像部305が用紙318の表面を読み取る場合を例に説明する。以下に、重送の発生の有無を判断する処理の具体例を説明する。
[具体例]
図9〜図11を参照して、制御部200が重送の発生の有無を判断する処理の具体例について説明する。図9〜図11に示す具体例では、搬送路313に供給される用紙318のサイズが、用紙ごとに同じである非混載ジョブの場合について説明する。
図9は、重送が発生している場合における、用紙318(n枚目),用紙318(n+1枚目)の搬送方向のz座標に対する、それらの用紙の影画像の幅を示す図である。
図9では、用紙318(n枚目),318(n+1枚目)の搬送方向と平行な方向に延びる仮想のz軸が示される。図9の例では、z軸の原点z0は、用紙318(n枚目)の先端を基準に定めている。
図9において、用紙318(n枚目)と用紙318(n+1枚目)が重なって搬送される場合、用紙が重なっている部分(z座標がz1〜z2である部分)は、用紙が重なっていない部分(z座標がz0〜z1,z2〜z3である部分)よりも光源側の近くに位置する。したがって、用紙が重なっていない部分の右端から延びる影を表す影画像の幅910よりも、用紙が重なっている部分の右端から延びる影を表す影画像の幅915の方が大きくなる。
例えば、幅915は、用紙318(n枚目)の影画像の幅と、用紙318(n+1枚目)の影画像の幅との和に相当する。したがって、閾値設定部407は、重送の発生の有無を判断するための閾値Thとして、例えば、幅910よりも大きく、かつ幅915よりも小さい値を設定する。閾値の設定については、後述する。
図10および図11は、それぞれ、用紙318(n+1枚目)が、用紙318(n枚目)に対して左側および右側にずれた状態で重送が発生している様子を示す図である。
図10および図11において、用紙318(n枚目),318(n+1枚目)の搬送方向のz座標に対する、それらの用紙の影画像の幅も併せて示されている。また、図9の場合と同様に、z軸の方向は、用紙318(n枚目),318(n+1枚目)の搬送方向と平行な方向を表す。また、z軸の原点z0は、用紙318(n枚目),318(n+1枚目)の読み取り画像において、用紙318(n枚目)の先端を基準に定めている。z座標がz1〜z2である部分は、用紙が重なっている部分を表す。z座標がz0〜z1,z2〜z3である部分は、用紙が重なっていない部分を表す。
図10および図11の場合において、それぞれ、用紙318(n+1枚目)が用紙318(n枚目)に対して左側および右側にずれた状態で重送が発生している。このような場合においても、図9を参照して説明した理由により、用紙が重なっていない部分の右端(図10の場合)または左側(図11の場合)から延びる影を表す影画像の幅910と、用紙が重なっている部分の右端(図10の場合)または左側(図11の場合)から延びる影を表す影画像の幅915とに基づいて、判断部415は、重送が発生しているか否かを判断できる。
[閾値の設定]
本実施形態の背景として、搬送路313に供給される用紙318のサイズは、実用上、A3またはA4のいずれかである場合が多い。また、画像読み取り対象ジョブの用紙318の厚さが異なることはまれである。このような背景のもと、搬送される用紙の厚さが、ジョブの複数用紙のうち搬送路313を最初に通過する第1の用紙の厚さと同じであるという前提で、閾値設定部407は、閾値Thを以下の式(1)を用いて算出することにより設定してもよい。
Th=(Ls)×(1+α)・・・式(1)
式(1)において、Lsは、第1の用紙の影画像の最大幅を表す。αは、0よりも大きく1よりも小さい、重送の有無を判断するための係数を表す。
判断部415は、読み取り画像に基づいて算出した影画像の幅を閾値Thと比較し、比較の結果に基づいて、重送の発生の有無を判断する。ここで、影画像の最大幅は、用紙の重なりよって用紙の端部の少なくとも1つに形成される影の影画像の幅が反映されている。したがって、当該最大幅に基づき設定された閾値Thを用いることによって、重送の発生の有無をより確実に判断できる。
より具体的には、図9,図10の場合のように、用紙318が重なっている部分の右端から延びる影を表す影画像の幅915が閾値Th以上である場合に、判断部415は、重送が発生していると判断する。また、図11の場合のように、用紙318が重なっている部分の左端から延びる影を表す影画像の幅915が閾値Th以上である場合も、判断部415は、重送が発生していると判断する。さらに、用紙318が重なっている部分の先端または後端から延びる影を表す影画像の幅が閾値Th以上である場合も、判断部415は、重送が発生していると判断する。
このように、判断部415は、用紙の先端、後端、右端、左端に対応する影画像の幅の各々を、閾値Thと比較し、比較の結果、少なくとも1つの端部に対応する影画像の幅が閾値Th以上であることを示す場合は、判断部415は、重送が発生していると判断する。したがって、判断部415は、影画像の最大幅が閾値Th以上であることを示す場合は、判断部415は、重送が発生していると判断する。
[影画像の幅に基づき重送を検知するための制御構造]
以下、図12を参照して、本実施形態に従う、影画像の幅に基づき重送を検知するための処理の制御構造について説明する。図12は、実施形態1において制御部200が実行する処理の一例を示すフローチャートである。ある局面において、以下に示される制御部200の動作は、CPU201がROM202に格納される制御プログラムを実行することにより実現される。
また、以下に示される一連の処理は、用紙が搬送路313に供給され得る状態で、ユーザーが入力部220に含まれるスタートキー(図示しない)を押すことによって開始する。
ステップS1205において、制御部200は、用紙トレイ310に載置された複数の用紙のうち搬送路313を最初に通過する第1の用紙を読み取るように、画像読み取り部105に制御指令を送信する。より具体的には、制御部200は、用紙の搬送路に光を光源に照射させるように当該指令を送信する。制御部200は、搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を光学センサー335に受光させ画像に変換させる。このようにして、第1の用紙が搬送路313を通過するときに、画像読み取り部105は、当該指令に基づいて、第1の用紙を光学的に読み取る。
ステップS1210において、制御部200は、抽出部400として、読み取り画像から第1の用紙の影画像を抽出する。ある局面において、制御部200は、読み取り画像から、当該用紙に対する複数の影画像、例えば当該用紙の、先端の影画像、後端の影画像、右端の影画像および左端の影画像の少なくとも1つを抽出し得る。
ステップS1215において、制御部200は、影画像の幅検知部405として、第1の用紙の端部の影画像の幅を検知する。より具体的には、制御部200は、用紙の先端、後端、右端または左端のいずれかの影画像を抽出した場合、抽出された影画像の幅を検知する。また、制御部200は、用紙の先端、後端、右端および左端の少なくとも2つを含む複数の影画像を抽出した場合、抽出された影画像の各々の幅を検知する。
ステップS1220において、制御部200は、抽出された影画像の幅のうち最大幅を決定する。
ステップS1225において、制御部200は、閾値設定部407として、当該最大幅に基づいて、閾値を設定する。
ステップS1230において、制御部200は、影画像の幅検知部405として、第1の用紙に後続して搬送される用紙の影画像の幅を検知し、最大幅を決定する。より具体的には、制御部200は、搬送される用紙の先端、後端、右端および左端の少なくとも1つを含む影画像を読み取り画像から抽出し、抽出された影画像の各々の幅を検知し、検知された影画像の幅のうち最大幅を決定する。
ステップS1235において、制御部200は、比較部410として、影画像の最大幅を、閾値と比較する。
ステップS1250において、制御部200は、抽出された影画像の最大幅が閾値以上であるか否かを判断する。影画像の最大幅が閾値以上である場合(ステップS1250においてYES)、制御部200は、ステップS1255へ制御を進める。そうでない場合(ステップS1250においてNO)、制御部200は、ステップS1260へ制御を進める。
ステップS1255において、制御部200は、判断部415として、重送の発生有りを判断する。その後、制御部200は、通知部420としてユーザーへの通知を出力し、搬送路313において重なって搬送された用紙を排出トレイ316へ排出した後に、一連の処理を終了する。他の局面において、ADF107が搬送路313に用紙を供給する場合には、制御部200は、一連の処理を終了する前に、搬送路313において重なって搬送された用紙と、用紙トレイ310に載置された残余の用紙とを、搬送路313を通して排出トレイ316へ排出した後に、一連の処理を終了してもよい。
ステップS1260において、制御部200は、給紙が終了したか否かを判断する。給紙が終了した場合(ステップS1260においてYES)、制御部200は、一連の処理を終了する。そうでない場合(ステップS1260においてNO)、制御部200は、ステップS1230へ制御を戻す。なお、具体的には、制御部200は、給紙が終了したか否かを以下のように判断し得る。ADF107が搬送路313に用紙を供給する場合において、用紙が供給される動作が終了すると、制御部200は、給紙が終了したと判断する。また、ADF107が搬送路313に用紙を供給しない場合、例えばユーザーが手差しトレイを介して搬送路313に用紙を供給する場合、制御部200は、手差しトレイに設けられる、用紙を検出するセンサー(図示しない)からの信号を受信しなくなったことに基づいて、給紙が終了したと判断する。
[変形例]
上記の説明において、影画像の幅は、対応する用紙の画像の端部(辺)の一方端から他方端にわたって一定である場合を前提としている。これに対して、影画像の幅が、対応する用紙の画像の端部の一方端から他方端にわたって一定でない場合、影画像の幅検知部405は、影画像の幅が当該一方端から他方端にわたって最大になるときの当該幅を、当該影画像の代表幅として検知してもよい。
この場合、影画像の最大幅は、先端の影画像の代表幅、後端の影画像の代表幅、右端の影画像の代表幅、および左端の影画像の代表幅のうち最大のものである。閾値設定部407は、第1の用紙の影画像の当該最大幅に基づいて、閾値を設定する。比較部410は、搬送路313を通過する用紙の影画像の当該最大幅を、設定された閾値と比較する。判断部415は、当該比較の結果に基づいて、重送の発生の有無を判断する。
[実施形態1の利点]
背景板314に形成される、用紙の影を表す影画像に基づいて重送の発生の有無を判断するため、読み取られる用紙の地肌の濃度によらず、重送の有無を判断できる。
また、画像形成装置100内に重送の発生に有無を判断するための特別の機構を用意する必要がない。したがって、画像形成装置100の大型化、およびコストアップを抑えることができる。
<実施形態2>
実施形態1における制御部200は、影画像の最大幅が閾値以上であるか否かに応じて、重送の発生の有無を判断する。これに対して、実施形態2における制御部200は、影画像の幅により定まる、当該影画像の輪郭に基づいて、重送の発生の有無を判断する。このような輪郭に基づいた判断を、搬送路313に供給される用紙318のサイズが、用紙ごとに異なる混載ジョブの場合を例に説明する。
なお、実施形態2における画像形成装置100のハードウェア構成は、実施形態1の図1〜図3に示す画像形成装置100のハードウェア構成と同様である。したがって、これらの説明を繰り返さない。
図13は、混載ジョブにおいて重送が発生している場合における読み取り画像1300の一例を示す図である。
読み取り画像1300は、用紙318(n枚目)に、用紙318(n+1枚目)の一部が重なった状態で搬送される場合の読み取り画像の一例である。読み取り画像1300は、n枚目の用紙318の画像1305と、(n+1)枚目の用紙318の画像1310とを含む。n枚目の用紙318のサイズはA3であり、n+1枚目の用紙318のサイズはA4である。読み取り画像1300の背景部分は、用紙318の背景に映り込んだ背景板314に対応する。なお、矢印は、用紙318の搬送方向を表す。
読み取り画像1300は、さらに、用紙の画像1305の右端から延びる影画像1315と、用紙の画像1305の先端から延びる影画像1320と、用紙の画像1305の左端から延びる影画像1325と、用紙の画像1305の後端から延びる影画像1330A,1330Bと、用紙の画像1310の後端から延びる影画像1340とを含む。影画像1315,1320,1325,1330A,1330B,1340は、対応する用紙の端部と交差する方向に延びる。
図14は、読み取り画像1300から抽出される影画像を表す図である。図14では、説明のために、搬送方向に延びる仮想的なz軸と、z軸と直交する仮想的なx軸とで示されるxz座標において、読み取り画像1300が表される。
抽出部400は、影画像1315,1320,1325,1330A,1330B,1340を読み取り画像1300から抽出する。
図14において、影画像の幅検知部405は、x軸の方向およびz軸の方向について、それぞれ、影画像を走査することにより、各影画像の幅を検知するとともに、影画像の幅の変化パターンを検知する。
より具体的には、影画像の幅検知部405は、用紙の上端、左端および右端の影画像1320,1325,1315の幅は、それぞれ、W4,W5,W3であり、一定の幅として検知する。
他方、用紙の後端の影画像1330A,1340,1330Bについて、影画像の幅検知部405は、後端から延びるx座標がx0からx1までの間において幅W6Sであると検知し、x座標がx1からx2までの間において幅W6Lと検知し、座標がx2からx3までの間において幅w7と検知し、x座標がx3からx4までの間において幅W8Lであると検知し、x座標がx4からx5までの間において幅W8Sと検知する。
影画像の幅検知部405は、後端について検知された幅W6S、W6L、W7、W8LおよびW8Sと、上端、左端および右端についてそれぞれ検知された幅W4,W5およびW3とのうちの最大の幅(図13の例では、W6LまたはW8L)を、用紙の影画像の最大幅として検知する。比較部410は、検知された最大幅を閾値Thと比較し、判断部415は、当該比較の結果に基づき、重送の発生の有無を判断する。
ここで、影画像の幅は、影画像の輪郭を定めることに着目して、影画像の幅の変化パターンから重送の発生の有無を判断してもよい。例えば、影画像の幅が変化することは、当該影画像の輪郭が四角形でなくなることに関係している。影画像1315,1320,1325,1340のように、影画像の幅が変化していない場合において、当該影画像の輪郭は、四角形である。他方、影画像1330A,1330Bのように、影画像の幅が変化している場合において、当該影画像の輪郭は、四角形とは異なる図形である。当該図形の頂点の数は、四角形の頂点の数である4よりも多い。
より具体的には、以下のように、影画像の幅が変化する点を検出することにより、検出された点の座標の組に基づいて、輪郭が四角形であるか否かを判断できる。影画像の幅検知部405は、x軸およびz軸の各軸が延びる方向に影画像を走査することにより、影画像の幅の変化点を検知する。
例えば、図14の例とは異なり、n枚目の用紙がn+1枚目の用紙に重なって搬送されておらず、重送が発生していない場合、n枚目の用紙の画像1305の後端から延びる影画像の幅は、x座標がx0からx5までの値である間、一定である。また、当該影画像の幅は、x座標がそれ以外の範囲の値であるとき、0である。したがって、上記の場合、当該影画像の幅の変化点は、(x0,z1)および(x5,z1)の2組となる。
これに対して、図14の例のように、重送が発生している場合、影画像の幅の変化点は、上記の2つ組に追加して(x1,z1)、(x1,z2)、(x4,z2)、(x4,z1)など3つ以上の複数の組が検出される。したがって、判断部415は、検出される変化点の組によって表される幅の変化パターンから、重送の有無を判断できる。
なお、上記の説明において、影画像1330Aは、用紙の画像1305の後端から延びるものとして説明された。他の局面において、用紙の画像1310の左端から延びるものとして説明されてもよい。また、同様に、影画像1330Bは、用紙の画像1310の右端から延びるものとして説明されてもよい。
さらに他の局面において、図13および図14の例とは異なり、n枚目の用紙がA4サイズの用紙であって、A3サイズ用紙が(n+1)枚目の用紙であってもよい。
さらに他の局面において、重送が発生しているか否かは、当該影画像の輪郭が四角形であるか否かを判断することに限定されない。例えば、長方形のうちの一辺が懸垂曲線に変更されたような部分の外縁を有し、当該部分以外の外縁が直線である用紙が搬送路313に供給される場合、当該外縁の部分に対応する影画像の輪郭は、円弧状であり得る。この場合、判断部415は、当該部分の輪郭が円弧状であるか否かを判断することにより、重送の発生の有無を判断してもよい。
すなわち、判断部415は、影画像の幅に基づいて定まる当該影画像の輪郭が予め定められた形状を示すか否かに基づき、重送が発生しているか否かを判断できる。
[影画像の輪郭に基づき重送を検知するための制御構造]
以下、図15を参照して、実施形態2に従う、影画像の輪郭に基づき重送の発生を判断するための処理の制御構造について説明する。図15は、実施形態2において制御部200が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、ある局面において、以下に示される制御部200の動作は、CPU201がROM202に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
また、以下に示される一連の処理は、用紙が搬送路313に供給され得る状態で、ユーザーが入力部220に含まれるスタートキー(図示しない)を押下することによって開始する。
ステップS1500において、制御部200は、搬送される用紙を読み取るように、画像読み取り部105に制御指令を送信する。画像読み取り部105は、当該指令に基づいて、当該用紙を光学的に読み取る。
ステップS1505において、制御部200は、抽出部400として、当該用紙の影画像を抽出する。ある局面において、制御部200は、読み取り画像から、当該用紙に対する複数の影画像、例えば当該用紙の、先端の影画像、後端の影画像、右端の影画像および左端の影画像の少なくとも1つを抽出し得る。
ステップS1510において、制御部200は、影画像の幅検知部405として検知した影画像の幅が変化したか否かに応じて制御を切り替える。影画像の幅が変化した場合(ステップS1510においてYES)、制御部200は、ステップS1515へ制御を進める。そうでない場合(ステップS1510においてNO)、制御部200は、ステップS1520へ制御を進める。なお、ステップS1510の制御の切り替えにおいて、より具体的には、制御部200は、用紙の先端、後端、右端または左端のいずれかの影画像を抽出した場合、抽出された影画像の幅が変化したか否かを判断する。また、制御部200は、用紙の先端、後端、右端および左端の少なくとも2つを含む複数の影画像を抽出した場合、抽出された影画像の各々の幅が変化したか否かを判断する。
ステップS1515において、制御部200は、抽出された影画像の幅に基づいて、当該影画像の輪郭が四角形であるか否かを判断する。影画像の輪郭が四角形である場合(ステップS1515においてYES)、制御部200は、ステップS1520へ制御を進める。そうでない場合(ステップS1515においてNO)、制御部200は、ステップS1525へ制御を進める。
ステップS1520において、制御部200は、給紙が終了したか否かを判断する。給紙が終了した場合(ステップS1520においてYES)、制御部200は、一連の処理を終了する。そうでない場合(ステップS1520においてNO)、制御部200は、ステップS1500へ制御を戻す。なお、給紙が終了したか否かは、図12を参照して説明した場合と同様の方法により判断する。
ステップS1525において、制御部200は、判断部415として、重送の発生有りを判断する。その後、制御部200は、通知部420としてユーザーへの通知を出力し、搬送路313において重なって搬送された用紙を、排出トレイ316へ排出した後に、一連の処理を終了する。他の局面において、ADF107が搬送路313に用紙を供給する場合には、制御部200は、一連の処理を終了する前に、搬送路313において重なって搬送された用紙と、用紙トレイ310に載置された残余の用紙とを、搬送路313を通して排出トレイ316へ排出した後に、一連の処理を終了してもよい。
他の局面において、画像形成装置100は、重送発生の有無の判断のために、実施形態1による方法と実施形態2による方法の両方を実施可能に構成されてもよく、または一方を実施可能に構成されてもよい。
[実施形態2の利点]
搬送路313に供給される用紙318のサイズが、用紙ごとに異なる混載ジョブの場合においても、重送の発生の有無を判断できる。
<プログラムと記憶媒体>
各実施形態において、プログラムは、ROM202またはHDD210に代えて、記憶媒体223に格納されてもよい。記憶媒体223は、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリー、メモリーカード、FD(Flexible Disk)、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリーカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性の記憶媒体により実現されてもよい。また、画像形成装置100は、例えば通信回線(図示しない)および通信I/F215を介したダウンロードによって、プログラムを取得してもよい。
また、当該プログラムは、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、各実施形態に従う処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、各実施形態に従うプログラムの趣旨を逸脱するものではない。さらに、少なくとも1つのサーバーが当該プログラムの処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態で画像形成装置100が構成されてもよい。
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内で全ての変更が含まれることが意図される。
100 画像形成装置、105 画像読み取り部、110 画像形成部、200 制御部、202 ROM、205 RAM、215 通信I/F、220 入力部、313 搬送路、314 背景板、318 用紙、322,338 光源、335,339 光学センサー、400 抽出部、405 幅検知部、407 閾値設定部、410 比較部、415 判断部、420 通知部。

Claims (11)

  1. 画像読み取り装置であって、
    用紙の搬送路に光を照射するための光源と、
    前記搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を受光し画像に変換する光学センサーと、
    変換後の前記画像から、搬送中に前記背景板を通る前記用紙の影を表す影画像を抽出する抽出部と、
    抽出された前記影画像の幅に基づき、重送の発生の有無を判断する判断部とを含む、画像読み取り装置。
  2. 前記判断部は、
    前記影画像の幅と閾値との比較の結果に基づき、前記重送の発生の有無を判断する、請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記搬送路に用紙を供給するADF(Auto Document Feeder)装置をさらに備える、請求項2に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記影画像は、前記光学センサーが出力する画像において前記用紙の端部に形成される影の画像を含む、請求項2または3に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記用紙の端部は、当該用紙の搬送方向の下流側の辺に対応の先端、当該搬送方向の上流側の辺に対応の後端、当該搬送方向に対して右方向の辺に対応の右端、および当該搬送方向に対して左方向の辺に対応の左端の少なくとも1つを含む、請求項4に記載の画像読み取り装置。
  6. ジョブ単位で用紙の画像が読み取られる場合、ジョブの複数の用紙のうち前記搬送路を最初に通過する第1の用紙の画像から抽出される影画像の最大幅に基づき前記閾値を設定する閾値設定部をさらに備える、請求項4または5に記載の画像読み取り装置。
  7. 前記影画像の幅は、前記用紙の画像の端部と交差する方向に延びる影画像の長さを示し、
    前記閾値設定部は、前記閾値を、
    Th=(Ls)×(1+α)(Thは、前記閾値を表す。Lsは前記第1の用紙の前記影画像のうち最大幅に対応する影画像の幅を表す。αは、0よりも大きく1よりも小さい重送の有無を判断するための係数を表す。)の演算式に従い算出することにより設定する、請求項6に記載の画像読み取り装置。
  8. 前記判断部は、
    前記搬送路を通過する用紙の前記影画像の最大幅が示す影画像の長さが前記閾値以上であることに基づいて、重送の発生有りを判断する、請求項6または7に記載の画像読み取り装置。
  9. 前記判断部は、
    前記影画像の幅に基づいて定まる当該影画像の輪郭が、予め定められた形状を示すか否かに基づいて、重送の発生の有無を判断する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  10. コンピューターが実施する画像読み取り方法であって、
    光源に、用紙の搬送路へ光を照射させるステップと、
    前記搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を光学センサに受光させ画像に変換させるステップと、
    変換後の前記画像から、搬送中に前記背景板を通る前記用紙の影を表す影画像を抽出するステップと、
    抽出された前記影画像の幅に基づき、重送の発生の有無を判断するステップとを含む、画像読み取り方法。
  11. コンピューターに画像読み取り方法を実施させるためのプログラムであって、
    前記画像読み取り方法は、
    光源に、用紙の搬送路へ光を照射させるステップと、
    前記搬送路の途中に設けられる背景板からの反射光を光学センサーに受光させ画像に変換させるステップと、
    変換後の前記画像から、搬送中に前記背景板を通る前記用紙の影を表す影画像を抽出するステップと、
    抽出された前記影画像の幅に基づき、重送の発生の有無を判断するステップとを含む、プログラム。
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