JP2021187479A - 包装フィルム、およびその製造方法、ならびに包装体 - Google Patents

包装フィルム、およびその製造方法、ならびに包装体 Download PDF

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Abstract

【課題】基本的物性は維持しつつ、香り付きの香り漏れを防止し、また長期間経過後であっても付与された香りが保持される、包装フィルム、およびその製造方法、ならびに包装体を提供する。【解決手段】樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層を含む、包装フィルム20。前記樹脂フィルムを構成する樹脂が熱可塑性樹脂であり、さらに表示部22を含み、当該表示部は、前記樹脂フィルムおよび前記ポリビニルブチラール層の間に配置される包装フィルム。前記ポリビニルブチラール層が印刷層である包装フィルム。【選択図】図1

Description

本発明は、包装フィルム、およびその製造方法、ならびに包装体に関する。
トイレの消臭を目的として、従来の芳香剤に代わり、香り付きトイレットペーパーロール(以下、単にトイレットロールとも称する)によって、トイレ内をほのかな香りで爽やかにするスタイルが近年普及してきている。通常のトイレットロールと同様に、この香り付きトイレットロールも、複数のロール群が樹脂フィルムでガセット包装された包装体で、消費者へ流通される。この樹脂フィルムとしては、柔軟性が高く、熱融着性に優れることから、ポリエチレンフィルムなどのポリオレフィンフィルムが主に用いられてきている。
香り付きトイレットロールをガゼット包装した包袋体は、倉庫や店舗などで長期間保管される場合があるが、香り付きトイレットロールに付された香料が樹脂フィルムを透過して、外部に漏れ出し、ロール製品に付けた香りが減弱する場合があった。
このような課題に対して、特許文献1には、塩化ビニル共重合体の樹脂層をポリエチレン樹脂フィルムで挟んだ構造の樹脂フィルムで包装された香り付きトイレットロールの包装体が開示されている。
特開2014−169127号公報
このように被包装物(例えば、トイレットロール)が香り付きである場合の香り漏れを防止し、香り付き被包装物に付与された香りを長期間保持することは、重要な課題となっている。同時に、包装体としての基本的物性は維持する必要がある。
したがって、本発明は、基本的物性は維持しつつ、香り付き被包装物からの香り漏れを防止し、また長期間経過後であっても付与された香りが保持される、包装フィルム、およびその製造方法、ならびに包装体を提供することを目的とする。
本発明は、樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層を含む、包装フィルムである。
本発明の包装フィルムによれば、基本的物性は維持しつつ、香り付き被包装物からの香り漏れを防止し、また長期間経過後であっても付与された香りが保持される。
包装体の一実施形態を示す模式図である。 包装フィルムの一実施形態を示す断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<包装体>
図1は、包装体の一実施形態を示す模式図である。図1に示す包装体10は、被包装物であるトイレットペーパーロール12を平面方向に4個並べ、さらに厚さ方向に3段積み重ね、計12個のトイレットペーパーロール群を包装フィルム20によりガゼット包装形態で包装したものである。図1では12個のトイレットペーパーロール群を包装しているが、例えば、個包装でもよく、さらには4個や18個などのトイレットペーパーロール群を包装してもよい。包装フィルム20は、表示部22を有する。
包装体の上部は、消費者が持ち運びやすいように指掛け部14を有する取手部15を有する。包装体は、一方が開口した筒状に形成された樹脂フィルム内にトイレットロール12を特定個数分内包した後、開口部を熱融着処理等で封止することで、取手部15を形成することができる。または、両端が開口した開口部の一方を熱融着処理等で封止して取手部15を形成した後に、他方の開口部からトイレットロール12を特定個数分内包した後、他方の開口部を熱融着処理等で封止してもよい。
トイレットペーパーロール12は、紙管に帯状のトイレットペーパーを巻きつけた芯有りのトイレットペーパーロールであっても、コアレスとも称される芯なしトイレットペーパーロールの形態のいずれであってもよい。香料をつけやすいことから、紙管に帯状のトイレットペーパーを巻きつけた芯有りのトイレットペーパーロールであることが好ましい。トイレットペーパーロールの大きさは、特に限定されない。トイレットペーパーロールの大きさは、例えば、高さ(幅)が100〜115mm、巻径(直径)が100〜125mm、芯径が10〜48mm、巻長が20〜350mである。
トイレットペーパーロール12の香り付けは、特に限定されるものではないが、例えば、紙管に香料を付与すればよい。紙管に香料を付与する方法としては、紙管に香料を塗布する方法、紙管を形成するために用いる接着剤に香料を混合させる方法などが挙げられる。
用いられる香料としては、特に限定されず、当該分野で用いられる公知の香料を用いることができ、例えば、ローズ、ジャスミン、ラベンダー、ミモザ、クローブ、ペパーミント、紫蘇、セージ、タイム、ローレル、ユーカリ、シンナモン、カッシア、ジンジャー、ターメリック、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ライム、ベルガモット、バニラ、アニス、ペパー、ナツメグ、コリアンダー、カルダモン、クミン等の植物から抽出した天然香料;アセト酢酸エチル、α−アミルシンナムアルデヒド、イソオイゲノール、イソチオシアネート類、γ−ウンデカラクトン、エーテル類、オクタナール、蟻酸ゲラニル、ケイ皮酸エチル、アセトフェノン、アントラニル酸メチル、吉草酸イソアミル、イソチオシアン酸アリル、エステル類、オイゲノール、オクタン酸エチル、蟻酸シトロネリル、ケイ皮酸メチル、ケトン類、ゲラニオール、酢酸ゲラニル、酢酸シンナミル、酢酸ブチル、酢酸リナリル、シトラール、1,8−シネオール、脂肪族高級アルデヒド、シンナムアルデヒド、デカナール、テルピネオール、バニリン、ヒドロキシシトロネラール、フェニル酢酸イソアミル、フルフラール及びその誘導体、プロピオン酸エチル、ヘキサン酸アリル、1−ペリルアルデヒド、芳香族アルコール類、マルトール、dl−メントール、酪酸エチル、ラクトン類、アニスアルデヒド、イオノン、イソ吉草酸エチル、インドール及びその誘導体、エチルバニリン、オクタノール、ギ酸イソアミル、ケイ皮酸、ケトン類、酢酸イソアミル、酢酸シクロヘキシル、酢酸テルピニル、酢酸ベンジル、サリチル酸メチルシクロヘキシル、脂肪酸類、脂肪族高級炭化水素類、チオエーテル類、デカノール、テルペン系炭化水素類、パラメチルアセトフェノン、ジメチルアセタール、フェノールエーテル類、プロピオン酸、プロピオン酸ベンジル、ヘキサン酸エチル、ベンジルアルコール、芳香族アルデヒド類、N−メチルアントラニル酸メチル、1−メントール酪酸、酪酸シクロヘキシル、リナロオール、酢酸エチル、酢酸シトロネリル、酢酸フェネチル、酢酸−メンチル、プロピオン酸アリル、シトロネロール、脂肪族高級アルコール類、シンナミルアルコール、チオール類、デカン酸エチル、γ−ノナラクトン、ヒドロキシシトロネラール、ピペロナール、フェノール類、プロピオン酸イソアミル、ヘキサン酸、ヘプタン酸エチル、ベンズアルデヒド、d−ボルネオール、酪酸イソアミル、酪酸ブチル等が挙げられる。
香料の含有量は、特に限定されず、香り付けの程度などを考慮して適宜設定される。
本実施形態では、被包装物として、トイレットペーパーロールを挙げて説明したが、被包装物としては特に限定されず、キッチンペーパー、ハンドペーパー、ペーパータオル、ティッシュなどの各種紙製品;使用済みオムツ、医療・介護用使用済みシートなどの使用済み衛生材料であってもよい。トイレットペーパーロールはトイレの芳香剤として香り付けされることが多く、本発明の効果が得られやすいことから好適な形態である。
包装フィルムは、樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層を含む。
例えば、図2に記載のように、包装フィルム20は、樹脂フィルム21、表示部22、ポリビニルブチラール層23から構成される。ポリビニルブチラール層23がトイレットロール側に配置される。このような配置とすることで、香り付きトイレットロール包装体の香り漏れを防止し、また長期間経過後であっても付与された香りが維持される。図2の包装フィルム20は、樹脂フィルム21、表示部22、ポリビニルブチラール層23から構成されるが、各層の間、および表層には、他の層(フィルム)が配置されてもよい。なお、本発明の効果を鑑みれば、ポリビニルブチラール層は包装フィルムの裏面(被包装物(例えば、トイレットロール)と接する最内層)であることが好ましい。さらに好適には、包装フィルムは、樹脂フィルム、表示部、およびポリビニルブチラール層からなる。特許文献1では、塩化ビニル共重合体の樹脂層をポリエチレン樹脂フィルムで挟んだ構造の3層の樹脂フィルムであるのに対し、本発明では、包装フィルムの香り漏れ防止の実質的機能を担うのは、樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層の2層構成となる。このように2層構成とすることで、包装フィルムとしての物性や、香り漏れ防止といった効果を担保しつつ、生産工程が簡素化されるため、好ましい。
包装フィルムの酸素透過度は、3500cm/m/24hr/atm以下であることが好ましい。包装フィルムの酸素透過度が上記上限以下であることで、香り漏れが効果的に防止される。酸素透過度は、ポリビニルブチラール層の厚さ、樹脂フィルムの種類、包装体の積層構成などによって制御することができる。酸素透過度は、JIS K 7126−1:2006(プラスチック−フィルム及びシート−ガス透過度試験方法)に準拠した方法により測定した値を採用する。なお、酸素透過度の下限は、0cm/m/24hr/atmである。
包装フィルムの厚さは、機械的強度、開封のしやすさ、香り漏れ防止効果などを考慮して、適宜設定されるが、例えば、20〜80μmである。
以下、各構成要素について説明する。
<樹脂フィルム>
樹脂フィルムを構成する樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルなどが例示できる。樹脂フィルムは、これらの樹脂の混合物で形成されてもよい。また、樹脂フィルムは、単層であっても、異なる樹脂層を複数積層させたものであってもよい。中でも、熱融着性の観点から、樹脂フィルムを構成する樹脂は、熱可塑性樹脂であることが好ましく、柔軟性の観点から、ポリオレフィンであることが好ましく、ポリエチレンであることがより好ましい。ポリエチレンは、(分岐状)低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、極低密度ポリエチレン樹脂(VLDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)のいずれであってもよい。また、上記ポリエチレン樹脂の混合物であってもよい。中でも、強度と滑り性の観点から、樹脂フィルムを構成する樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)であることが特に好ましい。樹脂フィルムを構成する樹脂として、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)を用いることで、得られるフィルムにコシがあり、包装し易くなる。また、薄膜化および柔軟性などの観点から、樹脂フィルムは、ポリオレフィンを主成分とするポリオレフィンフィルム単層であることが好ましく、ポリエチレンを主成分とするポリエチレン層単層であることがより好ましい。ここで、主成分とは、層を構成する成分のうち、50質量%以上(上限100質量%)がポリオレフィン(ポリエチレン)であることを意味し、好ましくは、60質量%以上、70質量%以上、80質量%以上(上限100質量%)がポリオレフィン(ポリエチレン)である。
樹脂フィルムには、上記樹脂の他、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、アンチブロッキング剤などを適宜含有させることができる。
樹脂フィルムの厚みは、特に限定されるものではないが、機械的強度、透明性の確保などの点から、15〜79.9μmであることが好ましい。
樹脂フィルムの引張破断強度は、包装体としての機械的強度を考慮すると、5MPa以上であることが好ましい。また、使用者が使用する際に開封しやすいものとするために、樹脂フィルムの引張破断強度は、80MPa以下であることが好ましい。
樹脂フィルムの成形方法としては、公知の方法が適用できる。単体でフィルムを得られることから、インフレーション成形またはキャスト成形により樹脂フィルムを成形することが好ましい。具体的には例えば、インフレーション法などにより溶融温度180〜250℃で押出した後、冷却ロールや空冷などにより冷却して巻き取る方法等が挙げられる。
また、フィルム延伸を行って基材を得てもよい。延伸方法としては、1軸延伸、2軸延伸等、種々の延伸方法が適用できるが、例えば、周速の異なるロール群による縦方向1軸延伸方法、テンターオーブンによる横方向1軸延伸方法、これらの組合せによる2軸延伸方法、インフレーションのチューブラー延伸方法等が挙げられる。
延伸後は、アニーリング処理してもよい。
<ポリビニルブチラール層>
ポリビニルブチラール(PVB)は、ポリビニルアルコール(PVA)をブチルアルデヒド(BA)と反応させたものであり、ブチラール基、アセチル基、水酸基を有した構造となっている。ポリビニルブチラール層は、ポリビニルブチラールを主成分として含む層である。ここで、主成分とは、層中、50質量%以上(上限100質量%)がポリビニルブチラールであることを指し、好ましい順に、60質量%以上、80質量%以上、90質量%以上(いずれも上限100質量%)がポリビニルブチラールである。
ポリビニルブチラールのアセタール化度(ブチラール化度)は、例えば、60〜80mol%である。また、ポリビニルブチラールの水酸基量の含有量としては、ブチラール基、アセチル基および水酸基の全量に対して、例えば、20〜40mol%であり、20mol%以上39mol%以下であってもよい。さらに、ポリビニルブチラールのアセチル基の含有量としては、ポリビニルブチラールに対して、例えば、5mol%以下である。ポリビニルブチラールの粘度(回転粘度計、BM型、測定温度20℃)は、印刷の際のコート液の粘度を考慮すると、エタノール/トルエンの1:1を溶媒とした10質量%溶液で150mPa・s以下であることが好ましく、100mPa・s以下であることがより好ましい。ここで、ポリビニルブチラールの粘度は、一般的には分子量に比例するものであり、ゆえに、本発明では、本発明の効果が一層奏されることから、比較的低分子量のポリビニルブチラールを用いることが好ましい。
ポリビニルブチラールとしては、市販品を用いてもよく、市販品としては、例えば、エスレック(登録商標)BL−1、同BL−1H、同BL−2H、同BL−10、同BX−L、同KS−10(以上商品名、積水化学工業株式会社製)、モビタール(登録商標)B20H、同B30T、同B30H、同B45H、同B60T、同B60H(以上、株式会社クラレ製)などが挙げられる。ポリビニルブチラールとしては、1種単独で用いてもよく、または2種類以上併用してもよい。
ポリビニルブチラール層の厚みは、香り漏れの防止の観点からは、0.1μm以上であることが好ましく、0.5μm以上であることがより好ましい。また、薄膜化および効果の飽和性を考慮すると、ポリビニルブチラール層の厚みは、5μm以下であることが好ましく、3μm以下であることがより好ましい。
ポリビニルブチラール層は、被包装物のペーパーロール等を消費者が視認しやすく、また、表示層の表示を明瞭にするために、透明であることが好ましい。ここで透明とは、波長550nmの可視光線に対して80%以上の透過率を示すことを意味する。また、ポリビニルブチラール層は、同様の理由で着色顔料を含まないことが好ましい。
また、ポリビニルブチラール層には、例えば、ワックス、顔料分散剤、湿潤剤、密着付与剤、レベリング剤、消泡剤、帯電防止剤、可塑剤、イソシアネート系硬化剤、シランカップリング剤などの各種添加剤を適宜含有させることができる。
ポリビニルブチラール層は、共押出法や押出ラミネート法などで積層形態を形成するよりも、製造工程が簡素であり、生産性の点で利点があるため、印刷層であることが好ましい。印刷層とは、印刷によって得られる層を指す。印刷については、下記に詳述する。
<表示部>
表示部は、被包装物の品質、商品ロゴ、企業名、装飾などを表示するものである。表示部22に記される情報表示は、例えば、文字や数字だけから構成されてもよいが、これに限定されず、例えば、文字や数字からなる情報表示に、図柄や模様等の装飾が組み合わされてもよい。
表示部は、樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層の間に配置されることが好ましい。表示部が樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層の間に配置されることで、製造過程で表示部のインキによるポリビニルブチラール層の溶解を抑制することができ、香り漏れ防止の効果をより発揮することができる。なお、樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層は、面方向に包装体全面に配置されるのに対し、表示部は、文字など、包装体の面方向の一部を構成するものである。したがって、包装フィルムには、表示部が存在しない部分も存在する。表示部が存在しない部分については、ポリビニルブチラール層と、樹脂フィルムとは、接していてもよい。
表示部は、印刷;及びグラビアロールコーター、カーテンフローコーター等の塗工などで形成することができるが、ポリビニルブチラール層と同様に印刷によって得られることが好ましく、グラビア印刷によって得られることがより好ましい。
印刷に用いられるインキは、特に限定されるものではないが、溶剤、樹脂、顔料、および添加剤などが含まれる。
溶剤は特に限定されるものではなく、有機溶剤、水のいずれであってもよく、両者を併用してもよい。樹脂への溶解性が高く、インキの品質安定性、印刷適性の面で優れていることから、少なくとも有機溶剤を用いることが好ましい。使用される有機溶剤としては、トルエン、キシレンなどの芳香族系有機溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸イソブチルなどのエステル系有機溶剤;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどのアルコール系有機溶剤;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのグリコールエステル系有機溶剤;プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテルなどのグリコールエーテル系有機溶剤などが挙げられる。中でも、環境対応のニーズ設計であることから、有機溶剤は、エステル系有機溶剤、アルコール系有機溶剤、グリコールエーテル系溶剤であることが好ましい。これらの有機溶剤は、1種単独で用いても、2種以上併用してもよい。
溶剤のインキ中の含有量は、粘度や乾燥性などを考慮して適宜設定されるが、通常、40〜80質量%程度である。
インキに用いられる樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
樹脂の含有量(固形分換算)は、インキに対して3〜25質量%が好ましく、5〜20質量%であることが好ましい。
インキに用いられる顔料としては、有機顔料、酸化チタンやカーボンブラックなどの無機顔料が挙げられる。
インキに用いられる添加剤としては、ワックス、レベリング剤、消泡剤、帯電防止剤、硬化剤、可塑剤などが挙げられる。
<製造方法>
本発明は、また、包装フィルムの製造方法をも提供する。ポリビニルブチラール層の形成は特に限定されず、ポリビニルブチラールを含むコート液を樹脂フィルムに印刷する;ポリビニルブチラールを含むコート液を樹脂フィルムにグラビアロールコーター、カーテンフローコーター等の塗工などで形成するなどの方法が挙げられる。中でも、ポリビニルブチラールを含むコート液を樹脂フィルムに印刷することを含む、製造方法であることが好ましい。印刷でポリビニルブチラール層を形成することで、フィルムに企業ロゴや内容表示などの情報を付与するための表示部をインラインにより同時に印刷することが可能である。印刷方式としては特に限定されるものではないが、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷、感熱転写法等による印刷などが挙げられる。また、印刷は、樹脂フィルム全面に行うことが好ましい。なお、樹脂フィルムについては上述したとおりである。この際、樹脂フィルムを構成する樹脂が熱可塑性樹脂であることが好ましい。また、樹脂フィルムがポリオレフィンフィルム単層であることが好ましい。薄膜基材(樹脂フィルム)への層形成が容易であり、後加工性に優れることから、印刷としてはグラビア印刷であることがより好ましい。
印刷を行う際には、ポリビニルブチラールを含むコート液を用いることが好ましい。当該コート液は、通常、ポリビニルブチラールを溶解させる溶剤を含む。用いられる溶剤は特に限定されるものではないが、ポリビニルブチラールの溶解性を考慮すると、溶剤としては有機溶剤であることが好ましい。使用される有機溶剤としては、トルエン、キシレンなどの芳香族系有機溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸イソブチルなどのエステル系有機溶剤;メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどのアルコール系有機溶剤;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのグリコールエステル系有機溶剤;プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテルなどのグリコールエーテル系有機溶剤などが挙げられる。これらの有機溶剤は、1種単独で用いても、2種以上併用してもよい。中でも、透明性に優れ、経時においても樹脂溶液が安定であることから、有機溶剤は、芳香族系有機溶剤、アルコール系有機溶剤およびこれらの混合物であることが好ましく、芳香族系有機溶剤およびアルコール系有機溶剤の混合物であることがより好ましい。この際、芳香族系有機溶媒としては、トルエンであることが好ましく、アルコール系有機溶剤としては、エタノール、プロパノールであることが好ましく、エタノールであることがより好ましい。また、有機溶剤として、芳香族系有機溶剤およびアルコール系有機溶剤の混合物を用いる場合には、芳香族系有機溶剤:アルコール系有機溶剤=1:0.1〜10(質量比)で用いることが好ましく、芳香族系有機溶剤:アルコール系有機溶剤=1:0.5〜5(質量比)で用いることがより好ましい。
コート液におけるポリビニルブチラールの濃度は、特に限定されるものではなく、溶解性などを考慮して適宜設定されるが、通常10〜50質量%程度である。
さらに表示部を含む場合、あらかじめ、表示部を樹脂フィルムに印刷し、その後、ポリビニルブチラールを含むコート液を樹脂フィルムに印刷することが好ましい。印刷で表示部を形成することで、ポリビニルブチラール層とインラインにより同時に印刷することが可能である。表示部の印刷方式としては特に限定されるものではないが、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷、感熱転写法等による印刷などが挙げられる。中でも、ポリビニルブチラール層の好適な印刷方式がグラビア印刷であることから、表示部の印刷方式としてもグラビア印刷であることが好ましい。
本発明の効果を、以下の実施例および比較例を用いて説明する。実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いる場合があるが、特に断りがない限り、「質量部」あるいは「質量%」を表す。また、特記しない限り、各操作は、室温(25℃)、湿度45〜55%RHで行われる。
(実施例1)
ポリビニルブチラール樹脂(積水化学社製エスレック(登録商標)BLシリーズ、ポリビニルブチラールの粘度 100mPa・s以下)20質量部を溶剤(トルエン/エタノール=1:1(質量比)80質量部に混合したコート液を作製した。当該コート液をグラビア印刷を用いて、あらかじめ、顔料、樹脂、および溶剤を含む印刷インキ(ピクセスライス インキ AP−H3 シリーズ(T&K TOKA社製))で文字印刷された直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(厚さ22μm)に厚さ1μmで印刷し、包装フィルムを作製した。印刷インキで文字印刷された部分は表示部である。
紙管に香料(ジャスミン)を塗布したトイレットロール(高さ(幅)が約108mm、巻径(直径)が約115mm、芯径が約45mm、巻長が約27m)を1段4個で3段積層して計12個を、得られた包装フィルムで包装した後、口を封緘し、トイレットロール包装体を得た。
(比較例1)
コート液をグラビア印刷せずに、直鎖低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)(厚さ22μm)を包装フィルムとして用いたこと以外は、実施例1と同様にしてトイレットロール包装体を得た。
(評価方法1:包装体外部への香り漏れ)
実施例1および比較例1のトイレットロール包装体について、1、2、5、10、20日後に包装体外部から香りを感ずるかについて、専門パネル3人がn=3にて下記3段階評価基準にしたがって評価し、その平均点をもとに下記評価結果とした。結果を表1に示す。
3:香り漏れなし
2:わずかに香りを感ずる
1:香りを明確に感ずる。
〇:2.5点以上
△:1.5以上2.5点未満
×:1.5点未満。
Figure 2021187479
(評価方法2:トイレットロールの香りの持続性)
実施例1および比較例1のトイレットロール包装体について、初日および20日後に包装体を開封し、トイレットロールの香りが維持されていているかについて、専門パネル3人がn=3にて下記3段階評価基準にしたがって評価した。結果を表2に示す。
3:香りが維持されている。
2:わずかに香りの減弱を感ずる。
1:著しく香りの減弱を感ずる。
〇:2.5点以上
△:1.5以上2.5点未満
×:1.5点未満。
Figure 2021187479
(評価方法3:引張破断強度)
JIS K7127:1999に基づき、樹脂フィルムの引張破断強度を測定した。
試験片は、1B型試験片形状にシート状成形品を切り出して、500mm/分の引張速度で測定した。その結果、実施例1の樹脂フィルムは、約40MPa(TD)、約50MPa(MD)、比較例1の樹脂フィルムは、約40MPa(TD)、約50MPa(MD)とほぼ同等の値であった。また、包装フィルムの引張破断強度は変化がなかった。
以上の結果より、本発明の包装フィルムで香り付きトイレットロールが包装された包装体は、包装体としても物性が担保されつつ、香り漏れを防止し、また長期間経過後であっても付与された香りが保持されることが示唆される。なお、実施例1の包装フィルムの酸素透過度は、3500cm/m/24hr/atm以下であり、比較例1の包装フィルムの酸素透過度は、10,000cm/m/24hr/atmであった。
10 包装体、
12 トイレットペーパーロール、
14 指掛け部、
15 取手部、
20 包装フィルム、
22 表示部。

Claims (11)

  1. 樹脂フィルムおよびポリビニルブチラール層を含む、包装フィルム。
  2. 前記樹脂フィルムを構成する樹脂が熱可塑性樹脂である、請求項1に記載の包装フィルム。
  3. さらに表示部を含み、当該表示部は、前記樹脂フィルムおよび前記ポリビニルブチラール層の間に配置される、請求項1または2に記載の包装フィルム。
  4. 前記ポリビニルブチラール層が印刷層である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装フィルム。
  5. 厚みが20〜80μmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装フィルム。
  6. ポリビニルブチラールを含むコート液を樹脂フィルムに印刷することを含む、包装フィルムの製造方法。
  7. 前記樹脂フィルムを構成する樹脂が熱可塑性樹脂である、請求項6に記載の包装フィルムの製造方法。
  8. 表示部を前記樹脂フィルムに印刷した後、ポリビニルブチラールを含むコート液を樹脂フィルムに印刷する、請求項6または7に記載の包装フィルムの製造方法。
  9. インフレーション成形またはキャスト成形により樹脂フィルムを成形する、請求項6〜8のいずれか1項に記載の包装フィルムの製造方法。
  10. 香り付き被包装物が請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装フィルムで包装された、包装体。
  11. 前記香り付き被包装物がトイレットペーパーロールである、請求項10に記載の包装体。
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