JP2021184708A - 低分子rnaを検出する方法 - Google Patents

低分子rnaを検出する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021184708A
JP2021184708A JP2021077424A JP2021077424A JP2021184708A JP 2021184708 A JP2021184708 A JP 2021184708A JP 2021077424 A JP2021077424 A JP 2021077424A JP 2021077424 A JP2021077424 A JP 2021077424A JP 2021184708 A JP2021184708 A JP 2021184708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
amplicon
small rna
dna
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021077424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7242081B2 (ja
Inventor
クン チョ,ソク
Seok Keun Cho
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xenohelix Co Ltd
Original Assignee
Xenohelix Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from KR1020200055429A external-priority patent/KR102358418B1/ko
Application filed by Xenohelix Co Ltd filed Critical Xenohelix Co Ltd
Publication of JP2021184708A publication Critical patent/JP2021184708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7242081B2 publication Critical patent/JP7242081B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • C12Q1/6813Hybridisation assays
    • C12Q1/6816Hybridisation assays characterised by the detection means
    • C12Q1/6825Nucleic acid detection involving sensors

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

【課題】感染症および癌などの様々な疾患の診断に利用される、低分子RNAの定量的な検出方法を提供する。【解決手段】低分子RNAを検出する方法であって、a)検出される標的低分子RNAの相補的配列を含むセンサーDNAを前記標的低分子RNAとハイブリダイズすること;b)テンプレートとしての前記センサーDNAのモジュール領域およびプライマーとしての前記標的低分子RNAを使用して、ポリメラーゼによって重合を実行すること;c)前記センサーDNAの前記モジュール領域および、ステップb)で重合した鎖に対応するプライマーを使用してアンプリコンを増幅および生成すること;ならびに、d)前記アンプリコンの配列を分析すること、を含む、方法である。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年5月8日に出願された韓国特許出願第2020−0055429号の優先権および利益を主張し、その開示は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
技術分野
本発明は、低分子RNAの分析方法および検出方法に関する。特に、本発明は、短い塩基配列を有するRNAでも分析でき、当該RNAを高感度かつ高精度で定量的に検出できるため、感染症および癌などの様々な疾患の診断に幅広く利用できる。
背景技術
生活の質が向上するにつれて、疾患の早期診断への関心が高まり、分子診断技術が疾患の原因となる病原体の遺伝情報を直接検出するため、分子診断技術は、既存の抗体/抗原反応に基づいて疾患の間接的な要因を検出する免疫学的診断技術の欠点を解決し得る技術として注目されている。
さらに、近年、コロナウイルス感染症−19(COVID−19)が大幅に拡大しているため、その発生により世界中で多くの死者が出ており、世界保健機関(WHO)でさえもこの発生をパンデミックと宣言している。このようなRNAウイルスが原因の疾患の場合、突然変異の発生率が高いと被害が大きくなり、患者が感染しているかどうかの早期診断がさらに必要となる。
一方、miRNAなどの低分子RNAは、in vivoに存在するタンパク質非コードRNAであり、特定の遺伝子の転写後プロセスに作用して、対応する遺伝子の発現を調節し得る。特に、低分子RNAは、細胞周期、分化、発達、代謝、発癌、老化などの生物学的機能を調節して生物の恒常性を媒介する、重要な遺伝的要素として認識されており、特に、その異常なネットワークの形成は、細胞生理学の観点から致命的な欠陥を示し得る。
さらに、血液中のmiRNAなどの低分子RNAの発現パターンは、前記低分子RNAが癌の初期段階で敏感に反応するため、癌の早期かつ予測的検出において強力な利点を示す。また、簡単な採血で様々な癌を検査し得るため、患者の体への負担を軽減し得る。さらに、前述の感染症および癌に加えて、アルツハイマー病およびパーキンソン病などの様々な難病の診断において、低分子RNAを高感度で迅速に検出することで、前記疾患を早期に診断できる技術を開発する必要性が高まっている。
実施形態の概要
技術的課題
本発明によって解決されるべき技術的課題は、低分子RNAを検出する方法を提供することである。
また、本発明によって解決されるべき技術的課題は、低分子RNAを検出するためのセンサーDNAを提供することである。
技術的解決策
本発明の一態様は、低分子RNAを検出する方法であって、a)検出される標的低分子RNAの相補的配列を含むセンサーDNAを前記標的低分子RNAとハイブリダイズすること;b)テンプレートとしての前記センサーDNAのモジュール領域およびプライマーとしての前記標的低分子RNAを使用して、ポリメラーゼによって重合を実行すること;c)前記センサーDNAの前記モジュール領域および、ステップb)で重合した鎖に対応するプライマーを使用してアンプリコンを増幅および生成すること;ならびに、d)前記アンプリコンの配列を分析すること、を含む、方法である。
一実施形態では、前記センサーDNAは、その3’末端に修飾アミン領域を有し得る。そのような修飾は、ステップb)においてポリメラーゼによる重合の過程でセンサーDNAの重合が起こるのを防ぎ得る。したがって、センサーDNAの重合を防止し得る限り、修飾された形態を適用し得て、形態は限定されない。
一実施形態では、ステップc)における前記プライマーが、5’末端に結合したリン酸を有し得る。ステップc)のプライマーは、増幅反応によってアンプリコンを生成するために使用され、プライマーの塩基配列は、5’末端に結合したリン酸を介して増幅される鎖に塩基配列が結合し得る限り、制限なく適用され得る。
すなわち、検出される標的低分子RNAまたはセンサーDNAのモジュール領域に応じて、塩基配列を変化し得る。
一実施形態では、前記方法は、複数の前記アンプリコンがステップc)で生成される場合、d)生成された前記アンプリコンをライゲーションすること、をさらに含み得る。
ライゲーションにより、短い塩基配列を分析できない関連技術のオックスフォードナノポア シーケンシングシステム(オックスフォードナノ)であっても、低分子RNAの塩基配列を分析し得る。
一実施形態では、アンプリコンのライゲーションの後、方法はさらに、dATPおよびDNAポリメラーゼを加えることにより3’末端にアデニン(A)を付加すること、を含み得て、DNAポリメラーゼとしてのTaqポリメラーゼを使用し得るが、本発明に限定されない。
一実施形態では、ステップd)はさらに、アンプリコンのライゲーションの後に、シーケンシングのためのアダプターをライゲーションされたアンプリコンの両端に結合すること、を含み得る。アダプターは、シーケンシング装置によって認識され得て、オックスフォードナノポア シーケンシング装置および次世代シーケンシング(NGS)装置など、適用するシーケンシング装置に応じてアダプターを変更することで結合させ得る。
一実施形態では、前記方法は、ステップd)の後に、ライゲーションされた前記アンプリコンの配列を分析することをさらに含み得る。ステップe)において、前記シーケンシングは、ナノポアシーケンシングであり得る。
ナノポアシーケンシングは、典型的な「ナノポアシーケンシング」を意味し得る。「ナノポアシーケンシング」とは、DNA鎖を生物学的細孔に通しながら電気伝導率の差を測定することにより、様々な塩基を識別する技術を指す。ナノポアシーケンシングは、配列を細孔に通しながら塩基配列を分析するため、ナノポアシーケンシングは、短い塩基配列を分析できないという点において、低分子RNAの検出および分析に適用できないという欠点を有する。
本発明は、アンプリコンをライゲーションすることによって低分子RNAを検出および分析することを可能にし、ナノポアシーケンシングであっても、分析することができるレベルの長さを提供する。さらに、本発明は、シーケンシング技術に限定されることなく適用され得る。
一実施形態では、前記センサーDNAは、固有のバーコード領域を含み得る。バーコード領域は、標的低分子RNAの種類に応じて固有であり、バーコード領域の存在および検出されるバーコードの数を確認することにより、標的低分子RNAの存在および数に対応し得る。
一実施形態では、前記センサーDNAのバーコード領域を含むことによって前記アンプリコンが増幅され得る。標的低分子RNAの種類とは異なる固有のバーコード領域がセンサーDNAに存在する場合、そのアンプリコンが増幅されて生成されるプロセス中に生成される各アンプリコンは、すべてのセンサーDNAに含まれる固有のバーコード領域が含まれるアンプリコンであり得る。
一実施形態では、前記「検出」により、アンプリコンの数を測定することによって、標的低分子RNAの数の定量的な検出が可能である。
一実施形態では、前記アンプリコンに含まれるバーコードの数を測定することによって前記アンプリコンの数を確認し得る。
本発明の例示的な実施形態では、複数の標的低分子RNA用の複数のセンサーを混合した場合でも、定量的な数の標的低分子RNAを高精度かつ高感度で検出し得ることが確認され(図6)、さらに、血液から抽出したRNAサンプルでさえも確認できる標的低分子RNA用のセンサーDNAを導入することにより、定量的な数の標的低分子RNAを高精度かつ高感度に検出し得ることが確認された(図7)。
特に、本発明の低分子RNAを検出する方法および検出に使用されるセンサーDNAの構成は、フェムトモル(fmol)およびアトモル(amol)レベルにおいて、検出限界が非常に低く、したがって、感度および精度の両方が、従来の低分子RNA検出技術のものと比較して著しく優れていることを示している。
本発明の別の態様は、低分子RNAを検出するためのセンサーDNAであって、a)標的低分子RNAの相補的配列を含む低分子RNA感知領域と;b)感知された前記標的低分子RNAをプライマーとして使用した重合を行い得るようなテンプレートであるモジュール領域と;c)3’末端の修飾アミン領域と;を含む、センサーDNAである。
一実施形態では、前記モジュール領域が固有のバーコード領域を含み得る。「バーコード領域」は上記の通りである。
一実施形態では、前記センサーは、ナノポアセンサーであり得る。「ナノポアセンサー」はナノポアベースのセンサーであり、ナノポアシーケンシングを適用し得ることを意味する。
発明の有利な効果
本発明の低分子RNAを検出する方法および検出に使用されるセンサーDNAの構成は、フェムトモル(fmol)およびアトモル(amol)レベルにおいて検出限界が非常に低く、感度および精度の両方が従来の低分子RNA検出技術に比べて著しく優れている。
したがって、本発明は、人間などの個人に疾患が発生しているかどうか、疾患がどの段階に進行したか、および潜在段階で個人がウイルスに感染しているかどうか、の診断など、既存の技術の検出限界を克服するための細かいレベルでの分子診断を可能にすることにより、疾患の非常に初期の段階および潜在的な段階での診断にも有効に利用され得る。
本発明の効果は、前述の効果に限定されず、詳細な説明または本発明の特許請求の範囲に記載された本発明の構成から推定されるすべての可能な効果を含むことを理解されたい。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の例示的な実施形態による、低分子RNAを検出する方法の概略図を示す。センサーDNAが標的低分子RNAを感知して結合した後、低分子RNAを検出するためのシーケンシングが実行される。 図2は、本発明の例示的な実施形態によるセンサーDNAの構造図を示している。 図3は、例示的な検出標的であるmiR210が、本発明のセンサーを使用して正確に検出されることを確認した結果を示している。 血液サンプル中の本発明のセンサーDNAを使用して低分子RNA検出技術の感度を確認した結果を示す。 図5は、1つの種類の標的低分子RNAに対して複数のセンサーが混合された場合の定量的検出能力を確認した結果を示している。 図6は、複数の低分子RNAに対して複数のセンサーが混合された場合の定量的検出能力を確認した結果を示している。 図7は、血液から抽出されたRNAサンプル中の標的低分子RNAの定量的検出能力を確認した結果を示している。
例示的な実施の詳細な説明
以下、本発明について、実施例を通じて詳細に説明する。しかしながら、以下の実施例は、本発明を例示するためのものであり、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
例1.センサーDNAを使用した重合、増幅、およびシーケンシング
標的としての低分子RNAおよびセンサーDNAを添加した後、DNAポリメラーゼ(XenoT−POL)を使用して、95℃で30秒間、63℃で10分間の重合反応を行った。その後、センサーおよびRNAをエンドヌクレアーゼを使用して消化した。センサーDNAは、標的低分子RNAに相補的な配列を含む感知領域を含み、感知領域は、標的低分子RNAを感知し、標的低分子RNAとハイブリダイズし、本発明では「センサーDNA」と名付けられる。センサーDNAはバーコード領域を含み得て、標的の低分子RNAの数は、バーコード領域のみを数えることによって定量的に測定され得る。
その後、アンプリコンは、センサーDNAのモジュール領域および重合鎖の増幅のために5’末端に結合したリン酸を有するプライマーを使用するPCRによって生成された。PCRは、通常のPCRと同様の方法で実施され得て、PCRの温度条件、サイクル数などは、重合鎖および重合鎖に結合したプライマーの配列に応じて適切に改変および適用し得る。
その後、生成されたアンプリコンをDNAリガーゼを使用してライゲーションした後、ライゲーションされたアンプリコンをシーケンシングに供した。
センサーDNAはナノポアベースのセンサーであり、ナノポアを使用したシーケンシング(ナノポアシーケンシング、ナノポアシーケンシング)をシーケンシング(シーケンシング)に適用し得る。具体的には、ナノポアアダプターがライゲーションされたアンプリコンに結合された後、ナノポアシーケンシングが実行され得て、ナノポアシーケンシングは、既知の製品を使用する既知の製品のマニュアルに従って実行され得る。例えば、サンプルがナノポアシーケンシング装置であるミニオンチップにロードされた後、シーケンシングを実行し得る。
本発明の検出方法の精度および感度は、以下の実施例により確認され、実験は、miRNA21、miRNA210、およびmiRNA486を標的として使用して例示的に実施された。標的miRNAの配列は、次の表1に要約されている。
Figure 2021184708
例示的な標的miRNAを検出するためのセンサーDNAの感知領域の配列は、以下の表2に要約される。本感知領域の配列は、必要に応じて変更され得て、本例に限定されない。
Figure 2021184708
例示的な標的miRNAを検出するためのセンサーDNAのモジュール領域の配列は、以下の表3に要約されている。モジュール領域に含まれるバーコード領域の配列には下線が引かれている。本モジュール領域の配列は、必要に応じて変更され得て、本例に限定されない。
Figure 2021184708
例示的な標的miRNAを検出するためのセンサーDNAのバーコード領域の配列は、以下の表4に要約される。本バーコード領域の配列は、必要に応じて変更され得て、そして本例に限定されない。
Figure 2021184708
モジュール領域はバーコード領域を含み、上記のように感知領域に結合されているため、前記モジュール領域は、感知領域および/またはバーコード領域によって分類され得る。
さらに、例示的に、センサーDNAのモジュール領域および重合された鎖の増幅に使用される5’末端に結合したリン酸を有するプライマーの配列は以下の通りである。本プライマーは、リン酸が5’末端に結合していることのみを特徴とし、プライマーの配列は、必要に応じて変更され得て、本例に限定されない。
Figure 2021184708
実施例1.本発明のセンサーDNAを用いた低分子RNA検出技術の精度の確認(センサーDNAを混合した場合)
標的低分子RNAとして20fmolのmiR210およびセンサー21(miRNA21センシング領域を含むセンサーDNA)およびセンサー210(miR210センシング領域を含むセンサーDNA)をそれぞれ20fmol混合した後、実施例1の方法を用いて様々な種類のセンサーDNAを混合した状態でさえも、標的miRNAが正確に検出されたかどうかを確認した。
最初に、センサー21およびセンサー210をそれぞれ20fmolの濃度で実験条件下で適切に混合した後、2μlの反応バッファー(200mM Tris−HCl、100mM(NHSO、100mM KCl、20mM MgSO、1%Triton X−100(25℃、pH 8.8))、1μlの10mM dNTP、および2ユニットのXenoT−POLを添加し、得られた混合物を95℃で30秒間加熱し、次に63℃で10分間インキュベートした。MEGAquick−spinTMPlusTotal Fragment DNA Purification Kitを使用して反応サンプルをクリーンアップし、60μlの蒸留水で溶出した。20μlのサンプルをヌクレアーゼ混合物((40mM酢酸ナトリウム、25℃、pH 4.5)、300mM NaCl、2mM ZnSOおよび200ユニットのS1ヌクレアーゼ)と混合し、得られた混合物を37℃で11分間インキュベートした。その後、MEGAquick−spinTMPlus Total Fragment DNA Purification Kitを使用して混合物をクリーンアップし、60μlの蒸留水で溶出した。PCRは、5’末端にリン酸が結合したプライマーを用いて、98℃で2分間の1サイクル、ならびに98℃で10秒間および64.5℃で10秒間の30サイクルの条件下で行った。PCR産物を15%ポリアクリルアミドゲル(19:1)で電気泳動した後、Gel Docを使用して結果を確認した。
その結果、図3に示すように、標的低分子RNAに対応しないセンサーDNAを混合した場合でも、標的低分子RNAであるmiRNA210をセンサー210で正確に感知・検出し得ることを確認した。また、センサー21との非特異的反応が現れないことを確認した。
これらの結果は、本発明のセンサーDNAを用いた低分子RNA検出技術が、様々なタイプのセンサーが混合された場合でも精度を維持し得ることを示している。
実施例2.血液サンプルにおける本発明のセンサーDNAを用いた低分子RNA検出技術の感度の確認
miRNeasy Serum/Plasma Kit(Qiagen社製)を使用して、ヒト血液サンプルからRNAを精製および抽出した。実施例1の方法を用いて、標的miRNAが正確に検出されたかどうかを確認した。
具体的には、血液から精製した800ngのRNAを、センサー21、センサー210およびセンサー486(miRNA486センシング領域を含むセンサーDNA)のそれぞれ200amolと混合した後、2μlの反応バッファー(200mM Tris−HCl、100mM(NHSO、100mM KCl、20mM MgSO、1%Triton X−100(25℃、pH 8.8))、1μlの10 mM dNTP、および2ユニットのXenoT−POLを添加し、次に、得られた混合物を95℃で30秒間加熱し、次に63℃で10分間インキュベートした。MEGAquick−spinTMPlusTotalFragment DNA Purification Kitを使用して反応サンプルをクリーンアップし、60μlの蒸留水で溶出した。20μlのサンプルをヌクレアーゼ混合物(40mM酢酸ナトリウム、25℃、pH 4.5、300mM NaCl、2mM ZnSO、および200ユニットのS1ヌクレアーゼ)に添加し、得られた混合物を37℃で11分間インキュベートした。その後、MEGAquick−spinTMPlus Total Fragment DNA Purification Kitを使用して混合物をクリーンアップし、60μlの蒸留水で溶出した。PCRは、5’末端にリン酸が結合したプライマーを用いて、98℃で2分間の1サイクル、ならびに98℃で10秒間および64.5℃で10秒間の30サイクルの条件下で行った。PCR産物を15%ポリアクリルアミドゲル(19:1)で電気泳動した後、GelDocを使用して結果を確認した。
その結果、図4に示すように、センサーの濃度が200amolと非常に低くとも、存在する場合に低分子RNAを感知し得ることが確認され、検出限界が非常に低く、高感度を示し得ることが確認された。
実施例3.本発明のセンサーDNAを用いた低分子RNA検出技術の定量的検出活性の確認
3−1.1種類の標的低分子RNAに複数のセンサーを混合した場合の定量的検出能力の確認
標的低分子RNAとして20fmolのmiRNA21とセンサー21およびセンサー210のそれぞれ20fmolを混合した後、実施例1の方法を用いて、様々な種類のセンサーDNAを混合した状態でも標的miRNAの検出が定量的に確認できるかどうかを検証した。センサー21、センサー210、およびmiRNA21のそれぞれ20fモルを実験条件下で適切に混合した後、2μlの反応緩衝液(200mM Tris−HCl、100mM(NHSO、100mM KCl、20mM MgSO、1%Triton X−100、および(25℃、pH 8.8))、1μlの10mM dNTP、および2ユニットのXenoT−POLを添加し、得られた混合物を30秒間95℃で加熱した後、63℃で10分間インキュベートした。MEGAquick−spinTMPlusTotalFragment DNA Purification Kitを使用して反応サンプルをクリーンアップし、60μlの蒸留水で溶出した。20μlのサンプルをヌクレアーゼ混合物(40mM酢酸ナトリウム、25℃、pH 4.5、300mM NaCl、2mM ZnSO、および200ユニットのS1ヌクレアーゼ)に添加し、得られた混合物を37℃で11分間インキュベートした。その後、MEGAquick−spinTMPlus Total Fragment DNA Purification Kitを使用して混合物をクリーンアップし、60μlの蒸留水で溶出した。5’末端にリン酸が結合したプライマーを用いて、98℃で2分間の1サイクル、ならびに98℃で10秒間および64.5℃で10秒間の30サイクルの条件でPCRを行い、そしてアンプリコンをクリーンアップした。その後、500ユニットのT3 DNAリガーゼを、66mM Tris−HCl、10mM MgCl、1mM ATP、1 mM DTT、および7.5%ポリエチレングリコール(PEG 6000)(25℃、pH 7.6)の条件下で、500ngのアンプリコンへと添加した後、得られた混合物を25℃で10分間インキュベートした。その後、混合物をクリーンアップした後、40μlの溶出DNA、1μlの1mM dATP、1μl(5ユニット)のtaq DNAポリメラーゼ、5μlの反応バッファー(200mM Tris−HCl/pH 8.8)、500mM KCl、25mM MgCl、100mM β−メルカプトエタノールおよび蒸留水を混合することにより、50μlの混合物を生成し、72℃で20分間インキュベートした。MEGAquick−spinTMPlusTotal Fragment DNA Purification Kitを使用して、dATPテールDNA産物をクリーンアップした。その後、ナノポアシーケンシングのためのアダプターライゲーション(SQK−LSK109)、AMPure XPビーズを使用したクリーンアップ、フローセルのプライミング、およびフローセルのロードのプロセスを、ナノポアシーケンシングプロトコルに従って実行した。その後、得られたナノポアシーケンシングファイル内のセンサー21およびセンサー210のバーコード領域シーケンスをカウントすることにより、検出結果を確認した。
その結果、図5に示すように、センサーDNAのバーコード領域をカウントした結果、666,860のmiRNA21が測定され、2,293のmiRNA210がバックグラウンドとして現れることが確認された。
前述の結果は、本発明の技術が、非常に低濃度のフェムトモル(fmol)においても、高感度かつ高精度で標的低分子RNAの数を測定し、標的低分子RNAを定量的に検出できることを示している。
3−2.複数の標的低分子RNAの複数のセンサーを混合した場合の定量的検出能力の確認
標的RNAとしてのmiRNA21およびmiRNA210は、それぞれ7fmolおよび20fmolの異なる濃度で混合され、Sensor21およびSensor210はそれぞれ20fmol混合された。その後、実施例1の方法を用いて、様々な種類のセンサーDNAを複数の標的低分子RNAと混合した状態でも、標的miRNAの検出が定量的に確認し得るかどうかを検証した。
センサー21およびセンサー210のそれぞれ20fmolを7fmolのmiRNA21および20fmolのmiRNA210と混合した。続くナノポアシーケンシングのプロセスは3−1で説明したものと同様である。その後、得られたナノポアシーケンシングファイル内のセンサー21およびセンサー210のバーコード領域シーケンスをカウントすることにより、検出結果を確認した。
その結果、図6に示すように、7fmolの相対的に低濃度で混合されたmiRNA21の場合、76,891のmiRNA21が測定され、20fmolの濃度で混合されたmiRNA210の場合、179,261のmiRNA210が測定された。
前述の結果は、低分子RNAが異なる濃度で存在する場合でも、本発明の技術は、単にその存在または不在のみを検出するのではなく、サンプルに含まれる濃度または含有量を反映することによって定量的検出を可能にすることを示す。
3−3.血液から抽出したRNAサンプル中の標的低分子RNAの定量的検出能力の確認
miRNeasy Serum/Plasma Kit(Qiagen社製)を使用して、ヒト血液サンプルからRNAを精製および抽出した。
血液から精製した800ngのRNAを、センサー21、センサー210およびセンサー486のそれぞれ200amolと混合し、その後、実施例1の方法を用いて標的miRNAの検出を定量的に確認し得るかどうかを検証した。続くナノポアシーケンシングのプロセスは、3−1で説明したものと同様である。その後、得られたナノポアシーケンシングファイル内のセンサー21、センサー210およびセンサー486のバーコード領域シーケンスをカウントすることにより、検出結果を確認した。
その結果、図7に示すように、血液中に存在する各種類のmiRNAの濃度に応じて、5,279のmiRNA21、682のmiR210、および342,538のmiRNA486が測定された。
前述の結果は、本発明の技術が、正常段階、疾患が発症する段階、潜伏段階、発症段階などを、分子レベルで、以下のような低分子RNAの存在として迅速に診断し得ることを示している。ウイルスや細菌などによる感染症、癌などの指標は、単純な検出ではなく、定量的なレベルで測定される。
特に、本発明の低分子RNAを検出する方法および検出に使用されるセンサーDNAの構成は、フェムトモル(fmol)およびアトモル(amol)レベルで非常に低い検出限界を有し、したがって、感度および精度の両方が従来の低分子RNA検出技術に比べて著しく優れている。
以上のように、本発明は、人間などの個体においての疾患の発生の有無、疾患がどの段階に進行するか、およびその個体が潜伏段階でウイルスに感染しているかどうか、の診断など、既存技術の検出限界を克服するための微細な分子診断を可能にすることにより、疾患のごく初期および潜伏期の診断にも適用され得る。
本発明の上記の説明は、例示の目的で提供され、本発明が関係する当業者は、本発明の技術的思想または本質的特徴を変更することなく、本発明を他の特定の形態に容易に変更し得ることを理解するであろう。
したがって、上記の実施形態は、すべての態様において例示的なものにすぎず、限定的ではないことを理解されたい。例えば、単数形として記述されている各構成要素は、分散形式で実装され得て、同様に、分散されているとして記述されている構成要素は、組み合わされた形で実装され得る。
本発明の範囲は、以下に説明する特許請求の範囲によって表され、請求項の意味および範囲、ならびにそれらの同等の概念から派生したすべての変更または修正された形式は、本発明の範囲内にあると解釈されるべきである。

Claims (14)

  1. 低分子RNAを検出する方法であって、
    a)検出される標的低分子RNAの相補的配列を含むセンサーDNAを前記標的低分子RNAとハイブリダイズすること;
    b)テンプレートとしての前記センサーDNAのモジュール領域およびプライマーとしての前記標的低分子RNAを使用して、ポリメラーゼによって重合を実行すること;
    c)前記センサーDNAの前記モジュール領域および、ステップb)で重合した鎖に対応するプライマーを使用してアンプリコンを増幅および生成すること;ならびに、
    d)前記アンプリコンの配列を分析すること、
    を含む、方法。
  2. 前記センサーDNAが3’末端に修飾アミン領域を有する、請求項1に記載の方法。
  3. ステップc)における前記プライマーが、5’末端に結合したリン酸を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 複数の前記アンプリコンがステップc)で生成される場合、
    d)生成された前記アンプリコンをライゲーションすること、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. ステップd)が、アンプリコンのライゲーションの後に、シーケンシングのためのアダプターをライゲーションされたアンプリコンの両端に連結することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. e)ステップd)の後に、ライゲーションされた前記アンプリコンの配列を分析することをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  7. ステップe)において、前記シーケンシングがナノポアシーケンシングである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記センサーDNAが固有のバーコード領域を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記センサーDNAのバーコード領域を含むことによって前記アンプリコンが増幅される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記検出により、アンプリコンの数を測定することによって、標的低分子RNAの数の定量的な検出が可能である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記アンプリコンに含まれるバーコードの数を測定することによって前記アンプリコンの数を確認する、請求項10に記載の方法。
  12. 低分子RNAを検出するためのセンサーDNAであって、
    a)標的低分子RNAの相補的配列を含む低分子RNA感知領域と;
    b)感知された前記標的低分子RNAをプライマーとして使用した重合を行い得るようなテンプレートであるモジュール領域と;
    c)3’末端の修飾アミン領域と;
    を含む、センサーDNA。
  13. 前記モジュール領域が固有のバーコード領域を含む、請求項12に記載のセンサーDNA。
  14. 前記センサーがナノポアシステムによってシーケンシングされる、請求項12に記載のセンサーDNA。
JP2021077424A 2019-12-31 2021-04-30 低分子rnaを検出する方法 Active JP7242081B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20190179664 2019-12-31
KR10-2020-0055429 2020-05-08
KR1020200055429A KR102358418B1 (ko) 2019-12-31 2020-05-08 스몰 rna 검출 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021184708A true JP2021184708A (ja) 2021-12-09
JP7242081B2 JP7242081B2 (ja) 2023-03-20

Family

ID=73598745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021077424A Active JP7242081B2 (ja) 2019-12-31 2021-04-30 低分子rnaを検出する方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20210198725A1 (ja)
EP (1) EP3845666A1 (ja)
JP (1) JP7242081B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070666A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Takara Bio Inc. 遺伝子多型の同時検出方法
US20070077582A1 (en) * 2005-09-16 2007-04-05 Primera Biosystems, Inc. Method for quantitative detection of short RNA molecules
WO2016152812A1 (ja) * 2015-03-20 2016-09-29 タカラバイオ株式会社 標的核酸の高感度検出方法
WO2017179085A1 (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 東洋製罐グループホールディングス株式会社 マイクロアレイにおけるプローブの位置決定方法、及び標識反応用キット

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8580494B2 (en) * 2006-08-25 2013-11-12 Research Foundation For Mental Hygiene, Inc. Methods and compositions for amplification and detection of MicroRNAs
WO2008094980A2 (en) * 2007-01-30 2008-08-07 The Florida International University Board Of Trustees Nanoscale dna detection system using species-specific and/or disease-specific probes for rapid identification thereof
US20100316991A1 (en) * 2009-06-11 2010-12-16 Utah State University Human parainfluenza virus type 3 expressing the enhanced green fluorescent protein for use in high-throughput antiviral assays
KR102141312B1 (ko) * 2019-04-19 2020-08-04 주식회사 제노헬릭스 짧은 RNA-primed 제노 센서 모듈 증폭 기반 짧은 RNA 탐지 기법

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070666A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Takara Bio Inc. 遺伝子多型の同時検出方法
US20070077582A1 (en) * 2005-09-16 2007-04-05 Primera Biosystems, Inc. Method for quantitative detection of short RNA molecules
WO2016152812A1 (ja) * 2015-03-20 2016-09-29 タカラバイオ株式会社 標的核酸の高感度検出方法
WO2017179085A1 (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 東洋製罐グループホールディングス株式会社 マイクロアレイにおけるプローブの位置決定方法、及び標識反応用キット

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
SCIENTIFIC REPORTS, 2017, VOL.7, NO.41759,PP.1-5, JPN6022031817, ISSN: 0004840998 *

Also Published As

Publication number Publication date
US20210198725A1 (en) 2021-07-01
EP3845666A1 (en) 2021-07-07
JP7242081B2 (ja) 2023-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102493424B1 (ko) Rna 검출 방법
CA3116522A1 (en) A method of detecting small rna
ES2759337T3 (es) ADN de conversión de secuencia y ADN amplificador de señal que tiene secuencias espaciadoras de poli-ADN y métodos de detección que los utilizan
Wu et al. Emerging molecular assays for detection and characterization of respiratory viruses
JP6126381B2 (ja) 標的核酸の検出方法及びキット
ES2791280T3 (es) Método de detección, composición y kit basados en reacciones en cascada de ADN amplificador de señal con extensión de la diana
JP2017502661A (ja) カバーされた配列変換dnaおよび検出方法
JP6630672B2 (ja) Ngsシステム用の対照及びそれを用いる方法
CN108588284B (zh) 基于酶催化可控自组装生物条码检测htlv-ii dna的方法
CN110241264B (zh) 一种乙型肝炎病毒(hbv)dna定量检测试剂盒
JP2021184708A (ja) 低分子rnaを検出する方法
AU2021107694A4 (en) A method of detecting small rna
JP5692774B2 (ja) 一塩基多型を検出する方法および試薬キット
KR20220166458A (ko) SARS-CoV-2 감염 여부 진단용 키트 및 이를 이용한 SARS-CoV-2 검출방법
CN106011298A (zh) 一种ApoE试剂盒、引物及其用途
US20220033806A1 (en) System and Method for Modular and Combinatorial Nucleic Acid Sample Preparation for Sequencing
JP2022521772A (ja) 核酸を検出するための係留酵素の使用
US20200216881A1 (en) Compositions and methods for detection of genomic variations
JP6853523B2 (ja) ヘリカーゼを用いたpcr
CN115029418A (zh) AuNPs-DNA水凝胶及应用与基于CRISPR-Cas12a的靶基因检测方法
US9834818B2 (en) Method of quantitating the amount of a target nucleic acid in a sample
TW201000631A (en) Detection method for avian reovirus
JP2019180351A (ja) 蛍光lamp法を用いた牛白血病ウイルス遺伝子の迅速検出法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7242081

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150