JP2021183707A - チタン製金属部材の表面処理方法、ならびに、チタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材 - Google Patents

チタン製金属部材の表面処理方法、ならびに、チタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができるチタン製金属部材の表面処理方法を提供する。【解決手段】チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、チタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、チタンまたはチタン合金から構成される猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどのチタン製金属部材(以下、単に「チタン製金属部材」と言う)の表面処理方法、ならびに、チタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材に関する。
より詳細には、チタンまたはチタン合金を塑性加工、例えば、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するチタン製金属部材の表面処理方法において、チタン製金属部材の表面に、美麗で色調が多彩な模様を施すことができるチタン製金属部材の表面処理方法、ならびに、チタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材に関する。
従来より、チタンまたはチタン合金からなるチタン製金属部材の表面に多色層の干渉色を発生させる方法として、特許文献1(特公昭53−023773号公報)にチタン製装飾材の製造方法が提案されている。
すなわち、特許文献1のチタン製装飾材の製造方法では、チタンまたはチタン合金を、真空中で、900℃〜1300℃の温度に加熱して、結晶粒を粗大化する。
これにより、チタンまたはチタン合金の表面に、結晶粒の凹凸に対応した凹凸を形成している。
そして、このようにして得られたチタンまたはチタン合金を、室温まで冷却した後、陽極酸化処理することによって、その表面に凹凸に対応する厚みの酸化薄膜が、互いに異なる干渉色を発色して、全体として多色相に干渉色が発生して、カラフルなチタン製装飾材を提供している。
また、特許文献2(特開平2−301551号公報)、特許文献3(特開平2−301552公報)では、着色チタン材の製造方法が開示されている。
これらの特許文献2、特許文献3の着色チタン材の製造方法では、表面の一部をマスキング部材で被覆したチタン材に、ブラスト加工を施して、マスキングされていない部分の表面粗さを、5〜30μmzにしている。
その後、マスキング部材を除去して、チタン材を、400〜700℃、5〜90分間加熱して、酸化被膜を生成させている。
これにより、ブラスト加工によって、酸化被膜が生成され、表面エネルギーが増大するために、酸化被膜の成長が促進され、膜厚が厚く形成される。
一方、マスキングされていない部分は、酸化被膜の生成が遅いため、膜厚が薄く形成され、マスキングされていない部分とマスキング部分とが、それぞれ異なった色調となるように構成されている。
特公昭53−023773号公報 特開平2−301551号公報 特開平2−301552公報
ところで、最近では、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、例えば、へら絞り、パイプ加工、巻き溶接によって、例えば、円筒形状、円錐形状などの同心円形状に、加工する金属加工が行われている。
このような金属加工を行った後、例えば、コップなどのチタン製金属部材では、意匠性、美観、商品価値などの向上が望まれている。
ところで、特許文献1では、真空中での加熱により、チタンまたはチタン合金の表面に、結晶粒の凹凸に対応した凹凸を形成している。
そして、このようにして得られたチタンまたはチタン合金を、室温まで冷却した後、陽極酸化処理することによって、その表面に凹凸に対応する厚みの酸化薄膜が、互いに異なる干渉色を発色して、全体として多色相に干渉色が発生して、カラフルなチタン製装飾材を提供している。
しかしながら、特許文献1のチタン製装飾材の製造方法では、結晶粒の凹凸に対応した凹凸に対応した多色相による干渉色であって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈することは不可能である。
また、特許文献1のチタン製装飾材の製造方法では、真空中での加熱、冷却、陽極酸化などの工程を行わなければならず、処理装置も複雑で、工程も多くなり、煩雑な工程が必要でコストも高くつくことになる。
また、特許文献2、特許文献3の着色チタン材の製造方法では、表面の一部をマスキング部材で被覆したチタン材に、ブラスト加工を施して、マスキング部材を除去して、加熱して、酸化被膜を生成させている。
これにより、マスキングされていない部分は、酸化被膜の生成が遅いため、膜厚が薄く形成され、マスキングされていない部分とマスキング部分とが、それぞれ異なった色調となるように構成されている。
しかしながら、特許文献2、特許文献3の着色チタン材の製造方法でも、マスキング部材に対応した形状の異なった色調であって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈することは不可能である。
また、特許文献2、特許文献3の着色チタン材の製造方法でも、マスキング部材の貼り付け、ブラスト加工、マスキング部材の除去、加熱などの工程を行わなければならず、処理装置も複雑で、工程も多くなり、煩雑な工程が必要でコストも高くつくことになる。
本発明は、このような現状に鑑み、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができるチタン製金属部材の表面処理方法、ならびに、チタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、
チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
前記チタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、模様付け研磨工程において、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを行うことができる。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施している。
これにより、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面には、凹凸が形成されており、高低差(起伏)が生じている。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、
チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
前記チタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行う事前研磨工程と、
前記事前研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、事前研磨工程において、チタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行うことによって、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などによって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
従って、事前研磨工程において、チタン金属成形部材の表面が均一な表面となっており、その後の模様付け研磨工程における、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施している。
これにより、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面には、凹凸が確実に形成されており、高低差(起伏)がはっきり生じている。
すなわち、後述する図10のチタン金属成形部材の表面を模式的に示す部分拡大断面図に示したように、チタン金属成形部材の表面の切削の差によって、ストラクチャー内の高低差・ピッチ(凸凹巾)差により、温度差が生じることになる。
これにより、図10に示したように、酸化被膜の厚さに差が生じて、領域ごとに色差が発生する。
例えば、図10に示したように、領域A〜領域Cの場合、領域A〜領域Cが一体になったチタン金属成形部材の表面を高温酸化しても、も表面温度に差が生じることにより酸化被膜厚に差が生じ、色差が生じることになる。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が確実に相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記チタンまたはチタン合金を塑性加工することによって、チタン金属成形部材を成形する塑性加工工程を備えることを特徴とする。
このように、塑性加工工程において、例えば、自由鍛造、型鍛造、押し出し、引き抜き、圧延、曲げ加工、深絞り加工、せん断加工、ファインブランキング、プレス加工、へら絞りなどの塑性加工によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン金属成形部材を成形することができ、汎用性に優れることになる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、
前記模様付け研磨工程が、チタン製金属部材の一方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする。
このように構成することによって、模様付け研磨工程において、例えば、一方の側の表面として、チタン製金属部材の内側表面(例えば、内側の側面、内側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記模様付け研磨工程が、チタン製金属部材の他方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする。
このように構成することによって、模様付け研磨工程において、例えば、他方の側の表面として、チタン製金属部材の外側表面(例えば、外側の側面、外側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記一方の側の表面が、前記チタン製金属部材の内側表面であることを特徴とする。
このように、一方の側の表面として、チタン製金属部材の内側表面(例えば、内側の側面、内側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記他方の側の表面が、前記チタン製金属部材の外側表面であることを特徴とする。
このように構成することによって、模様付け研磨工程において、他方の側の表面として、チタン製金属部材の外側表面(例えば、外側の側面、外側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記事前研磨工程が、チタン製金属部材の一方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする。
このように、事前研磨工程において、例えば、一方の側の表面として、チタン製金属部材の内側表面(例えば、内側の側面、内側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などによって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記事前研磨工程が、チタン製金属部材の他方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする。
このように、事前研磨工程において、例えば、他方の側の表面として、チタン製金属部材の外側表面(例えば、外側の側面、外側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などによって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記一方の側の表面が、前記チタン製金属部材の内側表面であることを特徴とする。
このように、事前研磨工程において、一方の側の表面として、チタン製金属部材の内側表面(例えば、内側の側面、内側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などによって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記他方の側の表面が、前記チタン製金属部材の外側表面であることを特徴とする。
このように、事前研磨工程において、他方の側の表面として、チタン製金属部材の外側表面(例えば、外側の側面、外側の底面)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などによって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記高温酸化処理工程における処理温度が、600℃〜1200℃であることを特徴とする。
このように、高温酸化処理工程における処理温度が、600℃〜1200℃の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記高温酸化処理工程における処理温度が、1000℃〜1200℃であることを特徴とする。
このように、高温酸化処理工程における処理温度が、1000℃〜1200℃の範囲であれば、凹凸の凸部でさらに高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いがより相違することになり、酸化被膜の厚さがより相違し、凹部と凹部では、呈する色がより鮮明に相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分であることを特徴とする。
このように、高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、前記塑性加工工程が、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程であることを特徴とする。
このように、塑性加工工程が、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程であるので、例えば、チタンまたはチタン合金から構成される猪口、コップ、お椀、皿、灰皿などのチタン製金属容器を作製でき、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明のチタン製金属部材は、前述のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材である。
本発明によれば、模様付け研磨工程において、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを行うことができる。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施している。
これにより、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面には、凹凸が形成されており、高低差(起伏)が生じている。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明によれば、事前研磨工程において、チタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行うことによって、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などによって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
従って、事前研磨工程において、チタン金属成形部材の表面が均一な表面となっており、その後の模様付け研磨工程における、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施している。
これにより、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面には、凹凸が確実に形成されており、高低差(起伏)がはっきり生じている。
すなわち、後述する図10のチタン金属成形部材の表面を模式的に示す部分拡大断面図に示したように、チタン金属成形部材の表面の切削の差によって、ストラクチャー内の高低差・ピッチ(凸凹巾)差により、温度差が生じることになる。
これにより、図10に示したように、酸化被膜の厚さに差が生じて、領域ごとに色差が発生する。
例えば、図10に示したように、領域A〜領域Cの場合、領域A〜領域Cが一体になったチタン金属成形部材の表面を高温酸化しても、も表面温度に差が生じることにより酸化被膜厚に差が生じ、色差が生じることになる。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が確実に相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
図1は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法によって得られたチタン製金属部材の一例として、コップを示す斜視図である。 図2は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の概略を説明するフローチャートである。 図3は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の別の実施例の概略を説明するフローチャートである。 図4は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の別の実施例の概略を説明するフローチャートである。 図5は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の別の実施例の概略を説明するフローチャートである。 図6は、高温酸化による色差発生試験(処理温度による影響)を示す表(表1−1)である。 図7は、高温酸化による色差発生試験(処理温度による影響)を示す表(表1−2)である。 図8は、高温酸化による色差発生試験(処理時間による影響)を示す表(表2−1)である。 図9は、高温酸化による色差発生試験(処理時間による影響)を示す表(表2−2)である。 図10は、本発明のチタン金属成形部材の表面を模式的に示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法によって得られたチタン製金属部材の一例として、コップを示す斜視図、図2は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の概略を説明するフローチャート、図3は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の別の実施例の概略を説明するフローチャート、図4は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の別の実施例の概略を説明するフローチャート、図5は、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法の別の実施例の概略を説明するフローチャートである。
図1において、符号10は、全体で本発明のチタン製金属部材の表面処理方法によって得られたチタン製金属部材10の一例として、コップを示している。
なお、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法によって得られたチタン製金属部材10としては、このようなコップに限定されるものではなく、例えば、チタンまたはチタン合金から構成される猪口、お椀、皿、灰皿、箸置き、その他の形状のチタン製金属部材10を対象とするものである。
図1に示したように、この実施例のチタン製金属部材10は、一方の側の表面として、チタン製金属部材10の内側表面(例えば、内側の側面12、内側の底面14)を備えている。
また、他方の側の表面として、チタン製金属部材10の外側表面(例えば、外側の側面16、外側の底面18)を備えている。
このような構成のチタン製金属部材10は、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、後述する塑性加工工程として、へら絞りすることによって、チタン製金属部材10が作製される。
なお、この実施例では、塑性加工工程として、へら絞りについて説明したが、後述するように、塑性加工工程として、へら絞り以外に、例えば、自由鍛造、型鍛造、押し出し、引き抜き、圧延、曲げ加工、深絞り加工、せん断加工、ファインブランキング、プレス加工、へら絞りなどの塑性加工によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン金属成形部材を成形することができる。
図2に示したように、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、以下の工程によって実施される。
すなわち、先ず、図2のステップS1において、チタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程が行われる。
この場合、模様付け研磨工程としては、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを行うことができる。
次に、図2のステップS2において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材10を作製する高温酸化処理工程が行われる。
このように構成することによって、模様付け研磨工程において、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを行うことができる。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施している。
これにより、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面には、凹凸が形成されており、高低差(起伏)が生じている。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
この場合、高温酸化処理工程における処理温度としては、600℃〜1200℃であるのが望ましい。
すなわち、このように、高温酸化処理工程における処理温度が、600℃〜1200℃の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
さらに、高温酸化処理工程における処理温度としては、1000℃〜1200℃であるのが、より望ましい。
すなわち、このように、高温酸化処理工程における処理温度が、1000℃〜1200℃の範囲であれば、凹凸の凸部でさらに高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いがより相違することになり、酸化被膜の厚さがより相違し、凹部と凹部では、呈する色がより鮮明に相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、高温酸化処理工程における処理時間としては、3分〜20分であるのが望ましい。
このように、高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
このように、模様付け研磨工程→高温酸化処理工程の順に行っても良い。
この場合、模様付け研磨工程として、チタン製金属部材10の一方の側の表面に対して、研磨加工を行うようにしても良い。
このように構成することによって、模様付け研磨工程において、例えば、一方の側の表面として、チタン製金属部材10の内側表面(例えば、内側の側面12、内側の底面14)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
また、この場合、模様付け研磨工程が、チタン製金属部材10の他方の側の表面に対して、研磨加工を行うようにしても良い。
このように構成することによって、模様付け研磨工程において、例えば、他方の側の表面として、チタン製金属部材10の外側表面(例えば、外側の側面16、外側の底面18)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
なお、この場合、模様付け研磨工程において、チタン製金属部材10の内側表面(例えば、内側の側面12、内側の底面14)、チタン製金属部材10の外側表面(例えば、外側の側面16、外側の底面18)のいずれを先に行っても良く、これらを同時に行っても良い(以下の実施例においても同様である)。
また、図3に示したように、先ず、図3のステップS3において、チタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行う事前研磨工程を行ってもよい。
その後に、図3に示したように、図3のステップS1において、チタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程が行われる。
次に、図2のステップS2において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材10を作製する高温酸化処理工程が行われる。
このように構成することによって、事前研磨工程において、チタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行うことによって、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などによって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
従って、事前研磨工程において、チタン金属成形部材の表面が均一な表面となっており、その後の模様付け研磨工程における、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施している。
これにより、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面には、凹凸が確実に形成されており、高低差(起伏)がはっきり生じている。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が確実に相違することになる。
すなわち、図10のチタン金属成形部材の表面を模式的に示す部分拡大断面図に示したように、チタン金属成形部材の表面の切削の差によって、ストラクチャー内の高低差・ピッチ(凸凹巾)差により、温度差が生じることになる。
これにより、図10に示したように、酸化被膜の厚さに差が生じて、領域ごとに色差が発生する。
例えば、図10に示したように、領域A〜領域Cの場合、領域A〜領域Cが一体になったチタン金属成形部材の表面を高温酸化しても、も表面温度に差が生じることにより酸化被膜厚に差が生じ、色差が生じることになる。
従って、従来のように、複雑な工程を経ることなく、一度の高温酸化処理によって、チタン製金属部材の表面に、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
このように、事前研磨工程→模様付け研磨工程→高温酸化処理工程の順に行っても良い。
この場合、事前研磨工程として、チタン製金属部材10の一方の側の表面に対して、研磨加工を行うようにしても良い。
このように構成することによって、事前研磨工程において、例えば、一方の側の表面として、チタン製金属部材10の内側表面(例えば、内側の側面12、内側の底面14)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などなどの研磨加工によって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
これにより、その後の模様付け研磨工程における、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
また、この場合、事前研磨工程が、チタン製金属部材10の他方の側の表面に対して、研磨加工を行うようにしても良い。
このように構成することによって、事前研磨工程において、例えば、他方の側の表面として、チタン製金属部材10の外側表面(例えば、外側の側面16、外側の底面18)に対して、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などなどの研磨加工によって、チタン金属成形部材の表面を均一な表面とすることができる。
これにより、その後の模様付け研磨工程における、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、リューター(登録商標)などの研磨加工によって、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの模様付けを確実に行うことができる。
なお、この場合、事前研磨工程において、チタン製金属部材10の内側表面(例えば、内側の側面12、内側の底面14)、チタン製金属部材10の外側表面(例えば、外側の側面16、外側の底面18)のいずれを先に行っても良く、これらを同時に行っても良い(以下の実施例においても同様である)。
さらに、図4に示したように、先ず、図4のステップS4において、塑性加工工程、例えば、自由鍛造、型鍛造、押し出し、引き抜き、圧延、曲げ加工、深絞り加工、せん断加工、ファインブランキング、プレス加工、へら絞りなどの塑性加工によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン製金属部材を成形しても良い。
その後に、図4に示したように、図4のステップS1において、チタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程が行われる。
次に、図4のステップS2において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材10を作製する高温酸化処理工程が行われる。
このように、塑性加工工程において、例えば、自由鍛造、型鍛造、押し出し、引き抜き、圧延、曲げ加工、深絞り加工、せん断加工、ファインブランキング、プレス加工、へら絞りなどの塑性加工によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン金属成形部材10を成形することができ、汎用性に優れることになる。
このように、塑性加工工程→模様付け研磨工程→高温酸化処理工程の順に行っても良い。
さらに、図5に示したように、先ず、図5のステップS4において、塑性加工工程、例えば、自由鍛造、型鍛造、押し出し、引き抜き、圧延、曲げ加工、深絞り加工、せん断加工、ファインブランキング、プレス加工、へら絞りなどの塑性加工によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン製金属部材を成形しても良い。
その後、図5に示したように、図5のステップS3において、チタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行う事前研磨工程を行う。
次に、図5に示したように、図5のステップS1において、チタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程が行われる。
その後、図5に示したように、図5のステップS2において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材10を作製する高温酸化処理工程が行われる。
このように、塑性加工工程→事前研磨工程→模様付け研磨工程→高温酸化処理工程の順に行っても良い。
さらに、下記の実施例2の図6〜図7の表1(表1−1、表1−2)から、明らかなように、高温酸化処理工程の後に、チタン製金属部材10の表面に多孔質の膜が形成されるが、この場合には、例えば、グラインダー加工、サンドペーパー、ラッピング、ポリシング、バフ研磨などなどの研磨加工によって、多孔質の膜を除去して、チタン金属成形部材の表面を均一で美麗な表面とするのが望ましい。
(実施例2)
1.高温酸化による色差発生試験(処理温度による影響)
円板形状の純チタン材(厚さ0.8mm)を用いて、ヘラシボリ加工を実施して、図1示したように、外径φ63.5mm、高さ140mm、底面φ50mmのコップ形状のチタン金属成形部材10を作製した。
その後、このように作製したチタン金属成形部材10を、旋盤機に取り付け464rpm回転で回転させる。
この状態で、ハンディグラインダー(粒度36P番)の研磨ディスクを12300rpm回転させて、チタン金属成形部材10の表面(外側の側周面16)を、グラインダー加工して、波模様を施し、50〜53グラム、チタン金属成形部材10の側周面の厚さを、0.6mmとして、実験用のチタン製金属部材10を作製した。
このように作製した実験用のチタン金属成形部材10を用いて、以下のように、サンプルA〜サンプルFについて、それぞれ高温酸化による色差発生試験(処理温度による影響)を行った。
そして、以下のサンプルA〜サンプルFについて、それぞれ色差発生試験(処理温度による影響)を観察した。その結果を、図6〜図7の表1(表1−1、表1−2)に示した。
サンプルA…600℃、8分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルB…800℃、8分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルC…1000℃、8分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルD…1100℃、8分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルE…1150℃、8分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルF…1200℃、8分の時間で高温酸化処理を行った。
表1の結果から明らかなように、高温酸化処理温度が、600℃〜1200℃の範囲であれば、サンプルA〜サンプルFのいずれも、チタン製金属部材10の表面全体に、酸化被膜による色差が発生する。
この場合、高温酸化処理温度が、1000℃〜1200℃の範囲であれば、サンプルC〜サンプルFのいずれも、チタン製金属部材10の表面全体に、酸化被膜による色差が綺麗に発生する。
また、高温酸化処理温度が、1100℃〜1200℃の範囲であれば、サンプルD〜サンプルFのいずれも、チタン製金属部材10の表面全体に、酸化被膜による色差がより綺麗に発生する。
(実施例3)
2.高温酸化による色差発生試験(処理時間による影響)
実施例2と同様に、円板形状の純チタン材(厚さ0.8mm)を用いて、ヘラシボリ加工を実施して、図1示したように、外径φ63.5mm、高さを用いて、ヘラシボリ加工を実施して、図1示したように、外径φ63.5mm、高さ140mm、底面φ50mmのコップ形状のチタン金属成形部材10を作製した。
その後、このように作製したチタン金属成形部材10を、旋盤機に取り付け464rpm回転で回転させる。
この状態で、ハンディグラインダー(粒度36P番)の研磨ディスクを12300rpm回転させて、チタン金属成形部材10の表面(外側の側周面16)を、グラインダー加工して、波模様を施し、50〜53グラム、チタン金属成形部材10の側周面の厚さを、0.6tとして、実験用のチタン製金属部材10を作製した。
このように作製した実験用のチタン金属成形部材10を用いて、以下のように、サンプルG〜サンプルHについて、それぞれ高温酸化による色差発生試験(処理温度による影響)を行った。
そして、以下のサンプルG〜サンプルKについて、それぞれ色差発生試験(時間による影響)を観察した。その結果を、図8〜図9の表2(表2−1、表2−2)に示した。
サンプルG…1150℃、3分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルH…1150℃、7分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルI…1150℃、12分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルJ…1150℃、15分の時間で高温酸化処理を行った。
サンプルK…1150℃、20分の時間で高温酸化処理を行った。
表2の結果から明らかなように、高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分の範囲(サンプルG〜サンプルH)であれば、チタン製金属部材10の表面全体に、酸化被膜による色差が綺麗に発生する。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、例えば、チタンまたはチタン合金から構成される猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどのチタン製金属部材(以下、単に「チタン製金属部材」と言う)の表面処理方法、ならびに、チタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材に適用することができる。
より詳細には、チタンまたはチタン合金を塑性加工、例えば、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するチタン製金属部材の表面処理方法において、チタン製金属部材の表面に、美麗で色調が多彩な模様を施すことができるチタン製金属部材の表面処理方法、ならびに、チタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材に適用することができる。
10…チタン製金属部材(チタン金属成形部材)
12…内側の側面
14…内側の底面
16…外側の側面
18…外側の底面
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、
チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
前記チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程と、
前記へら絞り成形工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で、600℃〜1200℃、3分〜20分、高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
を備えることを特徴とする。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で、600℃〜1200℃、3分〜20分、高温酸化処理を施している。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
また、高温酸化処理工程における処理温度が、600℃〜1200℃の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
また、高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
また、塑性加工工程が、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程であるので、例えば、チタンまたはチタン合金から構成される猪口、コップ、お椀、皿、灰皿などのチタン製金属容器を作製でき、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
また、本発明のチタン製金属部材の表面処理方法は、
チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
前記チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程と、
前記へら絞り成形工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行う事前研磨工程と、
前記事前研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で、600℃〜1200℃、3分〜20分、高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
を備えることを特徴とする。
そして、高温酸化処理工程において、模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で、600℃〜1200℃、3分〜20分、高温酸化処理を施している。
例えば、図10に示したように、領域A〜領域Cの場合、領域A〜領域Cが一体になったチタン金属成形部材の表面を高温酸化しても、表面温度に差が生じることにより酸化被膜厚に差が生じ、色差が生じることになる。
また、本発明のチタン製金属部材は、
チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
前記チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程と、
前記へら絞り成形工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で、600℃〜1200℃、3分〜20分、高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
を備えることを特徴とするチタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材である。
また、本発明のチタン製金属部材は、
チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
前記チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程と、
前記へら絞り成形工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行う事前研磨工程と、
前記事前研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で、600℃〜1200℃、3分〜20分、高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
を備えることを特徴とするチタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材である。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
すなわち、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
また、高温酸化処理工程における処理温度が、600℃〜1200℃の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
また、高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分の範囲であれば、凹凸の凸部でより高温となり、凹部と凹部では、高温酸化の度合いが相違することになり、酸化被膜の厚さが相違し、凹部と凹部では、呈する色が相違することになる。
また、塑性加工工程が、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程であるので、例えば、チタンまたはチタン合金から構成される猪口、コップ、お椀、皿、灰皿などのチタン製金属容器を作製でき、例えば、線模様、波模様、縞模様、文様、文字、キャラクターなどの多彩な形状の色調を呈する美麗で色調が多彩な模様を施すことができる。
例えば、図10に示したように、領域A〜領域Cの場合、領域A〜領域Cが一体になったチタン金属成形部材の表面を高温酸化しても、表面温度に差が生じることにより酸化被膜厚に差が生じ、色差が生じることになる。
例えば、図10に示したように、領域A〜領域Cの場合、領域A〜領域Cが一体になったチタン金属成形部材の表面を高温酸化しても、表面温度に差が生じることにより酸化被膜厚に差が生じ、色差が生じることになる。
さらに、図4に示したように、先ず、図4のステップS4において、塑性加工工程として、へら絞り工程によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン製金属部材を成形する。
このように、塑性加工工程として、へら絞り工程によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン金属成形部材10を成形することができ、汎用性に優れることになる。
さらに、図5に示したように、先ず、図5のステップS4において、塑性加工工程として、へら絞り工程によって、例えば、猪口、コップ、お椀、皿、灰皿、箸置きなどの自由な形状に、チタン製金属部材を成形する。
実施例2と同様に、円板形状の純チタン材(厚さ0.8mm)を用いて、ヘラシボリ加工を実施して、図1示したように、外径φ63.5mm、高さ140mm、底面φ50mmのコップ形状のチタン金属成形部材10を作製した。
このように作製した実験用のチタン金属成形部材10を用いて、以下のように、サンプルG〜サンプルKについて、それぞれ高温酸化による色差発生試験(処理時間による影響)を行った。
表2の結果から明らかなように、高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分の範囲(サンプルG〜サンプルK)であれば、チタン製金属部材10の表面全体に、酸化被膜による色差が綺麗に発生する。

Claims (16)

  1. チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
    前記チタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
    前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
    を備えることを特徴とするチタン製金属部材の表面処理方法。
  2. チタンまたはチタン合金から構成されるチタン製金属部材の表面を処理する表面処理方法であって、
    前記チタン金属成形部材の表面に対して、研磨加工を行う事前研磨工程と、
    前記事前研磨工程によって得られたチタン金属成形部材の表面に対して、模様付け研磨加工を行う模様付け研磨工程と、
    前記模様付け研磨工程によって得られたチタン金属成形部材を、空気または酸素雰囲気中で高温酸化処理を施すことによって、チタン製金属部材を作製する高温酸化処理工程と、
    を備えることを特徴とするチタン製金属部材の表面処理方法。
  3. 前記チタンまたはチタン合金を塑性加工することによって、チタン金属成形部材を成形する塑性加工工程を備えることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  4. 前記模様付け研磨工程が、チタン製金属部材の一方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  5. 前記模様付け研磨工程が、チタン製金属部材の他方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  6. 前記一方の側の表面が、前記チタン製金属部材の内側表面であることを特徴とする請求項4に記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  7. 前記他方の側の表面が、前記チタン製金属部材の外側表面であることを特徴とする請求項5に記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  8. 前記事前研磨工程が、チタン製金属部材の一方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  9. 前記事前研磨工程が、チタン製金属部材の他方の側の表面に対して、研磨加工を行うことを特徴とする請求項3から8のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  10. 前記一方の側の表面が、前記チタン製金属部材の内側表面であることを特徴とする請求項8に記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  11. 前記他方の側の表面が、前記チタン製金属部材の外側表面であることを特徴とする請求項9に記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  12. 前記高温酸化処理工程における処理温度が、600℃〜1200℃であることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  13. 前記高温酸化処理工程における処理温度が、1000℃〜1200℃であることを特徴とする請求項12に記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  14. 前記高温酸化処理工程における処理時間が、3分〜20分であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  15. 前記塑性加工工程が、チタンまたはチタン合金から構成されるチタン金属平板を、へら絞りすることによって、チタン製金属部材を作製するへら絞り成形工程であることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法。
  16. 請求項1から15のいずれかに記載のチタン製金属部材の表面処理方法で得られたチタン製金属部材。
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