JP2712604B2 - ヘアライン模様ステンレスシートの製造方法 - Google Patents
ヘアライン模様ステンレスシートの製造方法Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/227—Surface roughening or texturing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/005—Rolls with a roughened or textured surface; Methods for making same
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
本発明は、表面にヘアライン模様を有するステンレス
シートの製造方法に関する。
シートの製造方法に関する。
種々の機械器具の構成材料として、あるいは建築材料
として、表面にヘアライン模様を有するステンレスシー
トが広く利用されている。ヘアライン模様は、鏡面仕上
げよりは簡単にできるし、汚れにくく、少々のキズがつ
いても目立たないという利点がある。 ステンレスシートにヘアライン模様を形成する従来の
方法は、冷間圧延と焼鈍とを必要な回数くり返して所定
の厚さにしたステンレスシートを、レベリングにより反
りを矯正してから表面脱脂処理をし、一方のコイルから
繰り出し他方のコイルに巻き取る間に、「糸入りバフ」
で研摩するか、それに代えて（またはそれとともに）、
「パット」と呼ばれる研摩材入りの当て材を当てて、シ
ートの進行方向に微細なスリキズを与えることによって
いる。 この従来法は、作業そのものは簡単であるが、シート
表面の脱脂の状態によって形成されるヘアラインの均一
さが大きく左右されるため、品質の一定したヘアライン
模様を実現しようとすると、相当の熟練と注意深い作業
コントロールが必要である。また、加工に先立って、シ
ートの平面性および清浄性も高くしておかなければなら
ない。
として、表面にヘアライン模様を有するステンレスシー
トが広く利用されている。ヘアライン模様は、鏡面仕上
げよりは簡単にできるし、汚れにくく、少々のキズがつ
いても目立たないという利点がある。 ステンレスシートにヘアライン模様を形成する従来の
方法は、冷間圧延と焼鈍とを必要な回数くり返して所定
の厚さにしたステンレスシートを、レベリングにより反
りを矯正してから表面脱脂処理をし、一方のコイルから
繰り出し他方のコイルに巻き取る間に、「糸入りバフ」
で研摩するか、それに代えて（またはそれとともに）、
「パット」と呼ばれる研摩材入りの当て材を当てて、シ
ートの進行方向に微細なスリキズを与えることによって
いる。 この従来法は、作業そのものは簡単であるが、シート
表面の脱脂の状態によって形成されるヘアラインの均一
さが大きく左右されるため、品質の一定したヘアライン
模様を実現しようとすると、相当の熟練と注意深い作業
コントロールが必要である。また、加工に先立って、シ
ートの平面性および清浄性も高くしておかなければなら
ない。
本発明の目的は、ヘアライン模様を有するステンレス
シートの製造に伴っていた上記の問題を解消し、脱脂工
程を不要にして脱脂の不均一さから受ける影響をなくす
るとともに、平面性の要求も緩和してレベリング作業を
容易にし、常に一定品質のヘアライン模様を容易に形成
することのできる、ヘアライン模様ステンレスシートの
製造方法を提供することにある。
シートの製造に伴っていた上記の問題を解消し、脱脂工
程を不要にして脱脂の不均一さから受ける影響をなくす
るとともに、平面性の要求も緩和してレベリング作業を
容易にし、常に一定品質のヘアライン模様を容易に形成
することのできる、ヘアライン模様ステンレスシートの
製造方法を提供することにある。
本発明のヘアライン模様ステンレスシートの製造方法
は、ステンレス鋼の冷間圧延、焼鈍、仕上圧延およびレ
ベリングによりステンレスシートを製造するに当り、仕
上圧延の工程において、表面を砥石でヘアライン状に粗
面化加工したワークロールを使用し、ロール表面のヘア
ライン状凹凸をステンレスシート上に転写することを特
徴とする。 ワークロールの材質は、超硬合金、粉末ハイス、およ
びダイス鋼のような、工具材料となるものからえらぶこ
とができる。 粗面化加工に用いる砥石は、超硬合金に対してはダイ
ヤモンド砥粒をもったものが必要であり、粉末ハイスや
ダイス鋼に対しては窒化ホウ素や炭化ケイ素の砥粒をも
ったものでよい。砥粒の粒度は、形成しようとするヘア
ラインが微細であれば微細なものを、粗大であれば粗大
なものを使用すべきことはもちろんである。一般に、粒
度♯24〜120、通常は♯24〜60の範囲が適当である。 粗面化加工は、ワークロールに対して砥石を接触させ
て回転するとともに、ワークロール自身を回転させるこ
とによって、その全表面に砥石が当たるようにして行な
うとよい。
は、ステンレス鋼の冷間圧延、焼鈍、仕上圧延およびレ
ベリングによりステンレスシートを製造するに当り、仕
上圧延の工程において、表面を砥石でヘアライン状に粗
面化加工したワークロールを使用し、ロール表面のヘア
ライン状凹凸をステンレスシート上に転写することを特
徴とする。 ワークロールの材質は、超硬合金、粉末ハイス、およ
びダイス鋼のような、工具材料となるものからえらぶこ
とができる。 粗面化加工に用いる砥石は、超硬合金に対してはダイ
ヤモンド砥粒をもったものが必要であり、粉末ハイスや
ダイス鋼に対しては窒化ホウ素や炭化ケイ素の砥粒をも
ったものでよい。砥粒の粒度は、形成しようとするヘア
ラインが微細であれば微細なものを、粗大であれば粗大
なものを使用すべきことはもちろんである。一般に、粒
度♯24〜120、通常は♯24〜60の範囲が適当である。 粗面化加工は、ワークロールに対して砥石を接触させ
て回転するとともに、ワークロール自身を回転させるこ
とによって、その全表面に砥石が当たるようにして行な
うとよい。
ステンレスシート製造に用いる仕上圧延ロールの表面
を砥石でヘアライン状に粗面化加工しておくと、仕上圧
延においてロールの表面形状が被圧延材に転写され、ヘ
アライン模様をもったステンレスシートが得られる。 この方法はロールによる圧下を伴う転写であって、従
来法のようなスリキズを生じさせるヘアライン形成とち
がって、シート表面の脱脂の良否による影響を受けな
い。また、ヘアライン加工時の平面性も、とりたてて要
求されない。（ただし、製品の用途によっては、次の工
程でレベリングを行なう必要がある。）
を砥石でヘアライン状に粗面化加工しておくと、仕上圧
延においてロールの表面形状が被圧延材に転写され、ヘ
アライン模様をもったステンレスシートが得られる。 この方法はロールによる圧下を伴う転写であって、従
来法のようなスリキズを生じさせるヘアライン形成とち
がって、シート表面の脱脂の良否による影響を受けな
い。また、ヘアライン加工時の平面性も、とりたてて要
求されない。（ただし、製品の用途によっては、次の工
程でレベリングを行なう必要がある。）
下記の３種の材料で、ステンレスシート仕上圧延用ワ
ークロールを製作した。 上記ロールを回転させながら、その表面にそれぞれ下
記の砥石を当てて、粗面化加工を行なった。 SUS304の熱間圧延帯から出発して、下記の工程に従う
ヘアライン模様ステンレスシートの製造を実施した。 イ） 冷間圧延 ロ） 光輝焼鈍 ハ） 仕上圧延（ヘアライン模様転写） ニ） レベリングおよびスリッティング 得られたヘアライン模様ステンレスシートの表面形状
をしらべるため、表面アラサ計による測定をした。比較
のため、市場で入手した別のヘアライン模様ステンレス
シート（前述の従来技術によるものと考えられる）につ
いても、同様な測定をした。本発明の実施例１〜３と従
来例の断面曲線を、それぞれ第１図ないし第４図に示
す。
ークロールを製作した。 上記ロールを回転させながら、その表面にそれぞれ下
記の砥石を当てて、粗面化加工を行なった。 SUS304の熱間圧延帯から出発して、下記の工程に従う
ヘアライン模様ステンレスシートの製造を実施した。 イ） 冷間圧延 ロ） 光輝焼鈍 ハ） 仕上圧延（ヘアライン模様転写） ニ） レベリングおよびスリッティング 得られたヘアライン模様ステンレスシートの表面形状
をしらべるため、表面アラサ計による測定をした。比較
のため、市場で入手した別のヘアライン模様ステンレス
シート（前述の従来技術によるものと考えられる）につ
いても、同様な測定をした。本発明の実施例１〜３と従
来例の断面曲線を、それぞれ第１図ないし第４図に示
す。
本発明の方法により、ヘアライン模様を有するステン
レスシートが、従来の研摩法によらず製造できる。これ
により、圧延後の脱脂工程は不要となるか、行なう場合
でもその良否がヘアラインの均一さに影響を与えること
はなくなり、また材料に対する平面性の要求も実質上考
えなくて済む程度に緩和された。従って、本発明の方法
は、熟練や注意深い工程管理を必要とせずに、安定した
品質のヘアライン模様ステンレスシートを製造すること
を可能にした。これがコストの低減に役立つことはもち
ろんである。 本発明の方法で製造したヘアライン模様ステンレスシ
ートは、たとえばマイクロフロッピーディスクのシャッ
ター材として有用であるほか、多くの用途を有する。
レスシートが、従来の研摩法によらず製造できる。これ
により、圧延後の脱脂工程は不要となるか、行なう場合
でもその良否がヘアラインの均一さに影響を与えること
はなくなり、また材料に対する平面性の要求も実質上考
えなくて済む程度に緩和された。従って、本発明の方法
は、熟練や注意深い工程管理を必要とせずに、安定した
品質のヘアライン模様ステンレスシートを製造すること
を可能にした。これがコストの低減に役立つことはもち
ろんである。 本発明の方法で製造したヘアライン模様ステンレスシ
ートは、たとえばマイクロフロッピーディスクのシャッ
ター材として有用であるほか、多くの用途を有する。
図面はいずれもヘアライン模様ステンレスシートの表面
形状を示す断面曲線のチャートであって、第１図、第２
図および第３図は本発明の実施例No.1,No.2およびNo.3
のもの、そして第４図は従来例のものである。
形状を示す断面曲線のチャートであって、第１図、第２
図および第３図は本発明の実施例No.1,No.2およびNo.3
のもの、そして第４図は従来例のものである。
Claims (3)
- 【請求項１】ステンレス鋼の冷間圧延、焼鈍、仕上圧延
およびレベリングによりステンレスシートを製造するに
当り、仕上圧延の工程において、表面を砥石でヘアライ
ン状に粗面化加工したワークロールを使用し、ロール表
面のヘアライン状凹凸をステンレスシート上に転写する
ことを特徴とするヘアライン模様ステンレスシートの製
造方法。 - 【請求項２】ワークロールとして、超硬合金製であって
その表面をダイヤモンド砥石で粗面化加工したものを使
用して実施する請求項１の製造方法。 - 【請求項３】ワークロールとして、粉末ハイス製または
ダイス鋼製であって、その表面を窒化ホウ素または炭化
ケイ素の砥石で粗面化加工したものを使用して実施する
請求項１の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21106589A JP2712604B2 (ja) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | ヘアライン模様ステンレスシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21106589A JP2712604B2 (ja) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | ヘアライン模様ステンレスシートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0377706A JPH0377706A (ja) | 1991-04-03 |
| JP2712604B2 true JP2712604B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=16599821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21106589A Expired - Fee Related JP2712604B2 (ja) | 1989-08-16 | 1989-08-16 | ヘアライン模様ステンレスシートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2712604B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4319425B2 (ja) * | 2003-02-26 | 2009-08-26 | 本田技研工業株式会社 | 無端状金属ベルト用金属リングの製造方法 |
-
1989
- 1989-08-16 JP JP21106589A patent/JP2712604B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0377706A (ja) | 1991-04-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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