JP2663058B2 - 摺動ワイパーの構造 - Google Patents

摺動ワイパーの構造

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JP2663058B2
JP2663058B2 JP10210591A JP10210591A JP2663058B2 JP 2663058 B2 JP2663058 B2 JP 2663058B2 JP 10210591 A JP10210591 A JP 10210591A JP 10210591 A JP10210591 A JP 10210591A JP 2663058 B2 JP2663058 B2 JP 2663058B2
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rolling
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aluminum foil
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重範 土井
茂 松本
正二 河又
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B28/00Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
    • B21B28/02Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
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    • B21B27/06Lubricating, cooling or heating rolls
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】アルミニウム箔の製造に用いる箔
圧延機のバックアップロールに用いる摺動ワイパーの構
造、特に表面が光沢を有するアルミニウム箔の圧延に適
した圧延機に用いる摺動ワイパーに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムは、優れた展伸性があるこ
とからアルミニウム箔に加工され、光沢の美麗さ、印刷
性、遮光性、ガスバリヤー性を利用して、菓子類の包
装、たばこ包装、医薬品包装などの包装材、耐熱性を利
用してレトルトパウチ、家庭用箔、ホイルコンテナー
(箔の皿や容器)などの形で日用品として用いられてい
る。その他建築用断熱材、電子機器用のコンデンサー、
クーラーなどのフィン材、電線被覆材などの工業用材料
としても有用なものである。
【0003】このようなアルミニウム箔は5ミクロン程
度の薄いものから0.2mm厚さ位まで各種の厚みのも
のが製造されており、また表面光沢についても鏡面仕上
げの優れた光沢の場合と、光沢のない粗面仕上げのもの
がある。包装材や日用品、雑貨などに用いるアルミニウ
ム箔はその美麗さが必要であることが多く、鏡面仕上げ
光沢のアルミニウム箔が広く用いられている。薄いアル
ミニウム箔は強さの確保と圧延の能率のため最後の圧延
は2枚重ねで圧延するのが普通で、この場合家庭用アル
ミニウム箔のごとく上下の圧延ロールに接する片面は鏡
面仕上げ面であり、内側となる反対面は艶消し面とな
る。両面とも鏡面仕上げ光沢のアルミニウム箔は、10
ミクロン以上、普通は50ミクロン以上の厚さの箔にな
る。
【0004】このアルミニウム箔圧延には一般には鋳
造、均質化処理、表面削り、熱間圧延、冷間圧延、箔圧
延、洗浄・巻き取り、スリット(場合によっては焼鈍工
程が入ることもある。)してアルミニウム箔製品とす
る。
【0005】箔圧延には2段式、4段式などがあり、ま
た一方向のみ回転する形式と往復圧延をする可逆式など
多くの方式があるが、一般には4段式の圧延機が多いよ
うである。4段式ではワークロールの直径を小さくして
圧延荷重を減少させることができるが、ワークロールの
曲がりを生じないようにするため、大きな直径のバック
アップロールで押さえることになる。
【0006】光沢箔製造の場合、この仕上げ圧延に用い
る圧延機のバックアップロールには、バックアップロー
ルに付着してくる圧延油を切り、またロールに付着して
くる箔片を取り除くための固定ワイパーとバックアップ
ロールのポリッシュのためのフェルトを貼りつけた摺動
ワイパーが備えられているのが普通である。そしてアル
ミニウム箔圧延中、摺動ワイパーはワークロールの圧延
に必要な圧力を伝えるバックアップロール上を往復して
圧延油の油膜を均一に調整することおよびバックアップ
ロール表面をポリッシュしアルミニウム箔に均一な光沢
を与えるべく摺動することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】摺動ワイパーにはポリ
ッシュのためにフェルトが貼りつけられており、これが
圧延の進行中に摩耗するが、摩耗に伴いフェルト等の粉
末が摺動ワイパーに付着し、バックアップロール上の油
膜を不均一にさせ、これがアルミニウム箔の光沢ムラを
発生させる原因となる。本発明はこの光沢ムラを起こさ
せない摺動ワイパーの構造を開発することを目的とし
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、アルミニウム箔圧延に用いるワークロール
および固定ワイパーと摺動ワイパーを備えたバックアッ
プロールの組み合わせからなる圧延機において、摺動ワ
イパーのロール押圧表面がメッシュペーパーで覆われ、
内部にクーラントを通したクッション層からなることを
特徴とする摺動ワイパーの構造を提供するものである。
【0009】以下図面により本発明の一実施例を説明す
る。本発明の対象となるアルミニウム箔の仕上げ圧延機
は図1に示すごとき4段式のワークロール(1)、
(2)、バックアップロール(3)、(4)を組み合わ
せた圧延機で、バックアップロール(3)、(4)には
固定ワイパー(5)、(7)と摺動ワイパー(6)、
(8)が備えられたものである。
【0010】圧延されるアルミニウム箔(図示していな
い)は図の右から左にワークロール(1)および(2)
の間を通って圧延される。したがって、ワークロール
(1)は時計回りに、ワークロール(2)は逆時計回り
に回転し、バックアップロール(3)は逆時計回りに、
バックアップロール(4)は時計回りに回転する。ワー
クロール(1)および(2)、ワークロール(1)と固
定ワイパー(5)の間およびワークロール(2)と固定
ワイパー(7)の間(摺動ワイパー(8)の反対側)に
は図示していないが鉱物油の圧延油がクーラントノズル
から油が注がれている。固定ワイパー(5)および
(7)はバックアップロールについた油を切ることと、
ロールに付着した箔片等を取り除く役割をしている。更
にこの固定ワイパーで除去されなかった薄片等を摩耗粉
の完全な除去と、バックアップロールに付着した油膜を
均一にすることと、バックアップロールのポリッシュの
ために摺動ワイパー(6)および(8)が設けられてい
る。
【0011】図2は本発明に係る一つの具体化された摺
動ワイパーの断面図を示す。摺動ワイパーは摺動ワイパ
ーのケース(11)の中に木などの材質で作られたベー
ス(14)、その外側に性質的に白フェルトなどの弾力
あるクッション層(13)、更にその表面をメッシュペ
ーパー(12)で覆い、ケースの裏側に押し込みボルト
を設けバックアップロールへの圧力を調節できるように
なっており、バックアップロールの長さに沿って20〜
30mm程度往復動できる構造となっている。これによ
りバックアップロール上にある固定ワイパーで除去され
なかったアルミニウム箔粉等を主体とする摩耗粉の完全
な除去、バックアップロール表面のポリッシュ、圧延油
膜の均質化によるアルミニウム箔の光沢ムラの削減がで
きることが分かった。
【0012】この場合、合成繊維等から製造されたメッ
シュペーパーが摩耗粉の効率的な除去に有効であり、長
時間にわたり有効に作用する。しかしメッシュが粗いと
摩耗粉の除去が完全でなくなる危険があり、またあまり
細かいとバックアップロールの平滑度がよくなり、光沢
が発生し、スリップする傾向がでるので、特に120メ
ッシュ〜320メッシュ程度が好ましく用いられる。
【0013】
【作用】摺動ワイパーの表面がメッシュペーパーで覆わ
れており、これがバックアップロール表面を左右に往復
運動することによりバックアップロール上に付着してく
る摩耗粉は完全に除去されるとともにロールは完全にポ
リッシュされる。
【0014】除去された摩耗粉はメッシュペーパーの格
子の間に捕らえられるが、メッシュペーパーは摩耗粉の
保持力が大きく、他のフェルト、紙、布などに比して摩
耗粉の溜りがない。この摩耗粉は圧延油により洗い流さ
れ、メッシュペーパーは再生され、次の摩耗粉除去に利
用されることになる。またこの際適当な圧力がかけられ
て往復運動するのでバックアップロールはポリッシュさ
れ、油膜もロールの全幅にわたり均一にさせるので、ア
ルミニウム箔の光沢ムラを防止するのに役立つことにな
る。
【0015】
【実施例】純アルミニウム(1N30)、厚さ7ミクロ
ン箔をバックアップロール胴長1860mmの4段・往
復圧延式ロールにより固定ワイパーおよび摺動ワイパー
(摺動ワイパー長1900mm、摺動幅25.6mm)
をつけたバックアップロールの摺動ワイパーの接触片を
変えてテストを行った。メッシュペーパーはポリネット
(東邦金剛(株)製)である。結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】アルミニウム箔の仕上げ圧延機におい
て、バックアップロールに、表面がメッシュペーパーで
覆われ内部がクッション層からなる摺動ワイパーを、固
定ワイパーと共に設けることにより前工程の通過したエ
ッジの跡を完全に取り除くことができると共に長時間運
転してもバックアップロールにコーティングされた摩耗
粉を完全に取り除くことができ、さらにこの結果アルミ
ニウム箔の表面に転写される光沢ムラの防止に大いに効
果を上げることができた。更にこの摺動ワイパーを使用
すると、圧延中のサンドペーパーによるポリッシュ、圧
延後のポリッシュ作業を省略するか、仮にするとしても
作業量は大幅に軽減され、省力化に覆いに資すること、
長時間の連続作業ができること、製品不良率が低下し、
歩留りの向上、生産性の向上に有効な手段である。
【図面の簡単な説明】
【図1】4段式仕上げ圧延機の概念図である。
【図2】摺動ワイパーの断面図である。
【符号の説明】
1 ワークロール 2 ワークロール 3 バックアップロール 4 バックアップロール 5 固定ワイパー 6 摺動ワイパー 7 固定ワイパー 8 摺動ワイパー 11 摺動ワイパーのケース 12 メッシュペーパー 13 クッション層 14 木製のベース 15 押し込みボルト

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム箔圧延に用いるワークロー
    ルおよび固定ワイパーと摺動ワイパーを備えたバックア
    ップロールの組み合わせからなる圧延機において、摺動
    ワイパーのロール押圧表面がメッシュペーパーで覆わ
    れ、内層にクッション層があることを特徴とする摺動ワ
    イパーの構造。
  2. 【請求項2】 120メッシュ〜320メッシュのメッ
    シュペーパーを用いた請求項1の摺動ワイパー。
JP10210591A 1991-04-05 1991-04-05 摺動ワイパーの構造 Expired - Lifetime JP2663058B2 (ja)

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