JP2021181208A - 画像形成装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写体の表面に塗布された後のプレコート液に塗布スジが発生することを防止可能な画像形成装置および制御方法を提供する。【解決手段】画像形成装置は、インクジェットヘッドから吐出されたインクを担持し、当該インクを記録媒体に転写する転写体と、転写体に当接して塗布ニップを形成し、当該塗布ニップにおいて転写体の表面にプレコート液を塗布する塗布ローラーと、転写体の回転方向における前記塗布ニップの上流側に溜まるプレコート液の量を溜まり量として検知する検知部と、検知された溜まり量が所定量以上である場合、溜まり量が所定量未満となるように、塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様を変更する制御を行う制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および制御方法に関する。
近年、紙、布帛等の種々の記録媒体に対して高精細な画像を記録する装置として、インクジェットヘッドからインクを吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット方式による画像形成装置(以下、「画像形成装置」という)が広く普及している。
画像形成装置において、インクジェットヘッドから吐出されるインクを中間転写ベルトなどの転写体に担持(形成)させ、担持されたインクを転写ニップでインク像として記録媒体に転写する中間転写方式のものが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この方式によれば、中間転写ベルト上は非浸透かつ平滑であり、インクが滲まず当該インクを扁平化させる(濡れ広げる)ことができるため、きれいに広がったインク像を記録媒体に形成することができる。しかし、インクを扁平化させることができる一方、中間転写ベルトに対するインク像の付着力が増加するため、中間転写ベルト上から記録媒体に転写されるインク像の転写率が悪化する。
そこで、インクジェットヘッドからインクが吐出される前に、中間転写ベルト上にインクに不溶で表面張力が大きいプレコート液を塗布することによってコート層を形成する。これにより、中間転写ベルトに対するインクの着弾時には当該インクの濡れ広がりを確保しつつ、転写時にはコート層と当該インクとを泣き別れさせることでインク像の転写率を向上させることができる。
中間転写ベルト上にプレコート液を塗布する方式としては、塗布ローラー(コーティングローラーとも言う)および供給ローラー(アニロクスローラーとも言う)を使用し、比較的安価で安定的に高品質を確保することが可能なローラー塗布方式が採用されている。この方式において、塗布ローラーは、中間転写ベルトに当接して塗布ニップを形成し、当該塗布ニップにおいて当該中間転写ベルトの表面にプレコート液を塗布する。
特開2012−91342号公報 特開昭62−7467号公報
ところで、塗布ローラーによりプレコート液が塗布される場合、中間転写ベルトの回転方向における塗布ニップの上流側にプレコート液が溜まる溜まり部が形成される。この溜まり部に溜まるプレコート液の量が多くなると、塗布ローラーの回転により塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液が塗布されるまでの時間が通常よりかかり、その分だけプレコート液の液体成分の蒸発量が通常より多くなるため、中間転写ベルトの表面に塗布される際のプレコート液の粘度は適正値より増大する。その結果、中間転写ベルトに塗布された後のプレコート液に塗布スジ(塗布欠陥)が発生し、ひいては記録媒体の転写性の低下(例えば、転写スジ)が発生するという問題があった。
特許文献2には、回転するバーと連続走行しているウエブとの接触部の直前に液だまりが形成されるように塗布液を供給して該ウエブに該塗布液を塗布する方法が記載されている。特許文献2に記載の技術では、バーの有効回転幅をウエブの幅よりも狭く設定して液飛散を防止し、かつ、余剰液を該バー端面に設けた窪みに導き、該窪みに沿って余剰液を吸引する。
しかしながら、バー端面に設けた窪みに沿って余剰液を吸引する上記特許文献2に記載の構成は、転写ニップにおいて中間転写ベルトの表面に塗布されるプレコート液の粘度が適正値より増大する点にフォーカスした構成ではなく、上記問題を解決することはできない。
本発明の目的は、転写体の表面に塗布された後のプレコート液に塗布スジが発生することを防止可能な画像形成装置および制御方法を提供することである。
本発明に係る画像形成装置は、
インクジェットヘッドから吐出されたインクを担持し、当該インクを記録媒体に転写する転写体と、
前記転写体に当接して塗布ニップを形成し、当該塗布ニップにおいて前記転写体の表面にプレコート液を塗布する塗布ローラーと、
前記転写体の回転方向における前記塗布ニップの上流側に溜まる前記プレコート液の量を溜まり量として検知する検知部と、
検知された前記溜まり量が所定量以上である場合、前記溜まり量が前記所定量未満となるように、前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更する制御を行う制御部と、
を備える。
本発明に係る制御方法は、
インクジェットヘッドから吐出されたインクを担持し、当該インクを記録媒体に転写する転写体と、
前記転写体に当接して塗布ニップを形成し、当該塗布ニップにおいて前記転写体の表面にプレコート液を塗布する塗布ローラーと、
を備える画像形成装置の制御方法であって、
前記転写体の回転方向における前記前記塗布ニップの上流側に溜まる前記プレコート液の量を溜まり量として検知し、
検知された前記溜まり量が所定量以上である場合、前記溜まり量が前記所定量未満となるように、前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更する制御を行う。
本発明によれば、転写体の表面に塗布された後のプレコート液に塗布スジが発生することを防止することができる。
画像形成装置の全体構成を概略的に示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 プレコート液の塗布態様を変更する動作を説明する図である。 画像形成装置の制御動作例を説明するフローチャートである。
以下、本実施の形態における画像形成装置について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を概略的に示す図である。また、図2は、画像形成装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
図1,2に示すように、画像形成装置1は、インクジェットヘッド102が搭載されたヘッドユニット10と、インクジェットヘッド102から吐出されたインクを担持し、当該インクを記録媒体Pに転写する転写ベルト20と、転写ベルト20を回転可能に張架する従動ローラー21,22および駆動ローラーとしての転写ローラー23と、記録媒体Pを搬送する搬送ドラム24と、装置全体の制御を行う制御部40とを備える。なお、転写ベルト20は、本発明の「転写体」として機能する。
また、画像形成装置1は、転写ベルト20に吐出されたインク液滴の粘度を調整する第1照射部25と、記録媒体Pに転写されたインクを硬化させる第2照射部26と、転写ベルト20の表面にプレコート液を塗布する塗布ローラー27と、塗布ローラー27上にプレコート液を供給する供給ローラー28と、検知部29と、転写ローラー23および搬送ドラム24を駆動する搬送駆動部51(図2を参照)とを備える。
なお、図示しないが、画像形成装置1は、記録媒体Pを積載して搬送ドラム24に給送する給送部、画像(インク像)が転写された記録媒体Pを搬送ドラム24の搬送方向下流側に排出する排出部、装置の状態を表示する表示部、等を備える。これらは公知の構成であるため、図示および説明を省略する。
また、記録媒体Pとしては、普通紙や塗工紙といった用紙の他、布帛またはシート状の樹脂等、転写ベルト20の表面に着弾したインク液滴を転写させることが可能な種々の媒体を用いることができる。
転写ベルト20は、上方に配置された従動ローラー21,22と、下方に配置された転写ローラー23(駆動ローラー)とに架け渡されており、搬送駆動部51の転写モーター(図示せず)の駆動力が転写ローラー23に伝達されることにより、図1中の時計周り方向に回転(移動)する。
本実施の形態では、従動ローラー22内に加熱源(例えば、ヒーター)が設けられている。加熱源の温度は、制御部40によって制御される。加熱源によって従動ローラー22が加熱され、その結果、転写ベルト20の温度が目標温度となるように加熱される。目標温度は、転写ベルト20に吐出されたインク液滴のドット径が所定径となるように設定された温度である。
本実施の形態では、転写ベルト20は、活性エネルギー線透過性を有し、ポリイミド(PI)の基材上に、シリコンゴムの弾性層と、ポリプロピレン(PP)の表層と、が積層された積層透明ベルトが用いられる。
また、転写ローラー23としては例えば、SUS304から成る直径35mmの芯金と、ゴム厚が10mmである表層(透明ゴム層)とを含む直径100mmのゴムローラーが用いられる。なお、基材については、ポリイミド(PI)等の樹脂材料が使用されても良いし、ステンレス材料が使用されても良い。
画像形成装置1において、転写ベルト20は、制御部40の制御信号に基づいて上記の転写モーターが駆動され転写ローラー23が図1中の時計周り方向に回転することによって、時計周り方向に回転駆動される。本実施の形態では、制御部40の制御の下、転写ベルト20が600mm/秒の速さ(印画速度)で回転するように、転写ローラー23の回転速度が制御される。
搬送ドラム24は、円柱面状の外周曲面(搬送面)上に記録媒体Pを保持した状態で図1の図面に垂直な方向(以下、「直交方向」と称する)に延びた回転軸の回りで回転することで、搬送面に沿った搬送方向に記録媒体Pを搬送する。
具体的には、搬送ドラム24は、搬送ドラムモーター(図示せず)を備え、制御部40の制御により搬送ドラムモーターが駆動されることにより、図1中の反時計周り方向に回転する。本実施の形態では、搬送ドラム24として、大型(例えば印刷機用3倍胴)の金属製ドラムが用いられる。
上述した転写ベルト20、転写ローラー23および搬送ドラム24は、800mmの幅すなわち軸方向の長さを有する。
転写ローラー23は、搬送ドラム24の上部に対向して配置され、転写ベルト20を介して搬送ドラム24を加圧する。また、転写ベルト20を挟んで、搬送ドラム24が転写ローラー23に圧接されることにより、転写ベルト20から記録媒体Pへ画像を転写する転写ニップNPが形成される。本実施の形態では、転写ニップNPにおける転写荷重ないし圧接力の値は、500kPaに設定されている。
ヘッドユニット10は、転写ベルト20に対向するインク吐出面に設けられたノズル開口部から転写ベルト20に対してインク液滴を吐出して転写ベルト20上に画像を形成する。搬送ドラム24は、転写ベルト20上に形成された画像が転写ニップNPで記録媒体Pの所定の位置に転写されるように、記録媒体Pを搬送する。
本実施の形態における画像形成装置1では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクにそれぞれ対応する4つのヘッドユニット10が転写ベルト20の回転方向(移動方向)の上流側からY,M,C,Kの色の順に所定の間隔で並ぶように配列されている。
各ヘッドユニット10は、インクジェットヘッド102(図2を参照)を備える。インクジェットヘッド102には、インクを貯留する圧力室と、圧力室の壁面に設けられた圧電素子と、ノズルとを各々有する複数の記録素子が設けられている。この記録素子は、圧電素子を変形動作させる駆動信号が入力されると、圧電素子の変形により圧力室が変形して圧力室内の圧力が変化し、圧力室に連通するノズルからインク液滴を吐出する。
インクジェットヘッド102に含まれるノズルの直交方向についての配置範囲は、搬送ドラム24により搬送される記録媒体Pのうち画像が形成される領域の直交方向の幅をカバーしている。ヘッドユニット10は、画像の形成時には搬送ドラム24の回転軸に対して位置が固定されて用いられる。すなわち、画像形成装置1は、シングルパス形式の画像形成装置である。
本実施の形態では、インクジェットヘッド102から転写ベルト20に吐出されるインクとして、紫外線の照射を受けて硬化する紫外線硬化性を有するインクが使用される。より具体的には、転写ベルト20に供給される活性エネルギー線の量(第1照射部25から出力される紫外線(UV:ultra violet)の光量)に応じて粘度が変化するインクが用いられる。第1照射部25から照射される活性エネルギー線の光量が多いほど、粘度が高くなる性質のインクが用いられる。すなわち、この画像形成装置1の画像形成部は、UV硬化型インクジェット方式を採用している。
第1照射部25は、転写ベルト20の内周面側に配置され、制御部40の制御の下、転写ベルト20上に吐出されたインク液滴が転写ニップNPに到達する直前に活性エネルギー線を照射して当該インク液滴の粘度を増大させる(半硬化させる)。
図1において、第1照射部25から伸びる矢印は、転写ベルト20上に吐出されたインク液滴に対して転写ベルト20の裏面側から照射された活性エネルギー線を示している。本実施の形態では、第1照射部25は、波長420nmのUV光を出力するUV光源を備え、通常の印刷ジョブにおける照射強度のデフォルト値が3W/cmに設定されている。
第2照射部26は、転写ニップNPの下流側に搬送される記録媒体Pに活性エネルギー線を照射するように配置されており、制御部40の制御の下、転写ニップNPにより転写された画像(インク液滴)を本硬化させる。本実施の形態では、第2照射部26は、波長395nmのUV光を出力するUV光源を備え、通常の印刷ジョブにおける照射強度のデフォルト値が10W/cmに設定されている。
塗布ローラー27(コーティングローラー)は、転写ベルト20の移動方向における従動ローラー21とヘッドユニット10との間に、転写ベルト20に対して当接離間可能に設けられる。塗布ローラー27は、制御部40の制御により図1中の反時計周り方向に回転しながら転写ベルト20に当接して塗布ニップを形成する。そして、塗布ローラー27は、インクジェットヘッド102からインクが吐出される前に、塗布ニップにおいて転写ベルト20の表面にプレコート液を塗布する。なお、プレコート液は、水系であり、グリセリンに対してポリオキシエチレンアルキルエーテルを0.01重量%添加して作製される。塗布ローラー27は、直径が30mm、硬度が70度である。
これにより、転写ベルト20上にインクに不溶で表面張力が大きいコート層が形成される。そのため、転写ベルト20に対するインクの着弾時には当該インクの濡れ広がりを確保でき、転写時にはコート層と当該インクとを泣き別れさせることでインク像の転写率を向上させることができる。
供給ローラー28(アニロクスローラー)は、制御部40の制御により図1中の反時計周り方向に回転しながら塗布ローラー27に当接し、塗布ローラー27上にプレコート液を供給する。なお、供給ローラー28は、直径が30mm、線数が50L/inchである。
検知部29は、転写ベルト20の表面側、かつ、転写ベルト20の移動方向における塗布ローラー27の上流側に設けられる。検知部29は、転写ベルト20の回転方向における塗布ニップの上流側に形成される溜まり部に溜まるプレコート液の量を溜まり量として検知する。本実施の形態では、検知部29は、カメラ等の撮像装置を有し、塗布ニップの上流側から、当該上流側に溜まるプレコート液を撮像し、その撮像結果に応じて、プレコート液の溜まり量を検知する。
次に、主として図2を参照して、画像形成装置1における他の主要な機能構成を説明する。画像形成装置1は、ヘッドユニット10が有するヘッド駆動部101およびインクジェットヘッド102と、制御部40と、搬送駆動部51と、入出力インターフェース52とを備える。
ヘッド駆動部101は、制御部40の制御に基づいてインクジェットヘッド102の記録素子に対して適切なタイミングで画像データに応じて圧電素子を変形動作させる駆動信号を出力することにより、インクジェットヘッド102のノズルから画像データの画素値に応じた量のインク液滴を吐出させる。
制御部40は、CPU41(Central Processing Unit)、RAM42(Random Access Memory)、ROM43(Read Only Memory)および記憶部44を有する。
CPU41は、ROM43に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM42に記憶させ、当該プログラムを実行して各種の演算処理を行う。また、CPU41は、画像形成装置1の全体動作を統括制御する。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。なお、RAM42は、不揮発性メモリーを含んでも良い。
ROM43は、CPU41により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM43に代えて、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
記憶部44には、入出力インターフェース52を介して外部装置2から入力された印刷ジョブ(具体的には、印刷枚数などの種々のユーザー設定情報を含む画像形成指示)および当該印刷ジョブに係る画像データが記憶される。記憶部44としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されても良い。
搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて搬送ドラム24の搬送ドラムモーターに駆動信号を供給して搬送ドラム24を所定の速度およびタイミングで回転させる。また、搬送駆動部51は、制御部40から供給される制御信号に基づいて転写ローラー23のモーターに駆動信号を供給して、転写ベルト20を所定の速度およびタイミングで回転させる。
入出力インターフェース52は、外部装置2と制御部40との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース52は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか、または、これらの組み合わせで構成される。
外部装置2は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース52を介して印刷ジョブおよび画像データ等を制御部40に供給する。
ところで、塗布ローラー27によりプレコート液が塗布される場合、転写ベルト20の回転方向における塗布ニップの上流側にプレコート液が溜まる溜まり部が形成される。この溜まり部に溜まるプレコート液の量が多くなると、塗布ローラー27の回転により塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液が塗布されるまでの時間が通常よりかかり、その分だけプレコート液の液体成分の蒸発量が通常より多くなるため、転写ベルト20の表面に塗布される際のプレコート液の粘度は適正値より増大する。その結果、転写ベルト20に塗布された後のプレコート液に塗布スジ(塗布欠陥)が発生し、ひいては記録媒体Pの転写性の低下(例えば、転写スジ)が発生するという問題があった。
そこで本実施の形態では、画像形成装置1の制御部40は、転写ベルト20の回転方向における塗布ニップの上流側(具体的には、溜まり部)に溜まるプレコート液の量が所定量以上である場合、溜まり量が所定量未満となるように、塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様を変更する制御を行う。なお、プレコート液の供給態様を変更する制御は、当該制御による画像形成処理への影響(例えば、転写ベルト20上のプレコート液の量の変動に起因する転写性の変化)を考慮し、その影響が生じない記録媒体Pの紙間タイミングに実施することが望ましい。
図3は、プレコート液の供給態様を変更する動作を説明する図である。図3Aは、塗布ローラー27および供給ローラー28が回転することによって、塗布ニップにおいて転写ベルト20の表面にプレコート液を塗布する様子を示している。図3Aに示すように、塗布ニップの上流側にプレコート液が溜まる溜まり部50が形成される。
検知部29は、塗布ニップの上流側から、溜まり部50に溜まるプレコート液を撮像し、その撮像結果に応じて、プレコート液の溜まり量を検知する。具体的には、検知部29は、撮像結果に基づいて、溜まり部50に溜まるプレコート液と、塗布ローラー27の表面との境界を特定して当該プレコート液の高さH(液溜まり高さ)を求める。そして検知部29は、その求めた液溜まり高さH(例えば0.1mm以上)と、塗布ローラー27の外径を考慮したプレコート液の溜まり量を検知する。例えば、検知部29は、液溜まり高さHとプレコート液の溜まり量との相関を示す相関情報を参照して、プレコート液の溜まり量を検知する。
なお、検知部29は、転写ベルト20の幅方向における塗布ローラー27の外側から、溜まり部50に溜まるプレコート液を撮像し、その撮像結果に応じて、プレコート液の溜まり量を検知しても良い。具体的には、検知部29は、撮像結果に基づいて、溜まり部50に溜まるプレコート液と、転写ベルト20の表面との境界を特定して当該プレコート液の幅W(液溜まり幅)を求める。そして検知部29は、その求めた液溜まり幅Wと、塗布ローラー27の外径を考慮したプレコート液の溜まり量を検知する。例えば、検知部29は、液溜まり幅Wとプレコート液の溜まり量との相関を示す相関情報を参照して、プレコート液の溜まり量を検知する。
制御部40は、検知部29により検知された溜まり量が所定量以上である場合、溜まり量が所定量未満となるように、塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様(具体的には、供給量)を変更する。ここで、所定量は、プレコート液の塗布条件、例えば、塗布厚み(設定値)に転写ベルト20の移動量を乗算して算出されるプレコート液の塗布量(設定値)に応じて変更される。
本実施の形態では、制御部40は、塗布ローラー27の回転速度を転写ベルト20の回転速度より遅くすることによって塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様を変更する。これにより、塗布ローラー27の回転により塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液の量が減少し、ひいては溜まり部50に溜まるプレコート液の量が減少する。
なお、制御部40は、供給ローラー28の回転速度を塗布ローラー27の回転速度より遅くすることによって塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様(具体的には、供給量)を変更しても良い。これにより、供給ローラー28の回転により塗布ローラー27上に供給されるプレコート液の量は減少するため、塗布ローラー27の回転により塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液の量も減少し、ひいては溜まり部50に溜まるプレコート液の量が減少する。
ただし、塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液の量を減少させても、溜まり部50に溜まるプレコート液の量が所定量未満になかなか減少しない場合もある。このような場合には、図3Bに示すように、制御部40は、塗布ローラー27および供給ローラー28と転写ベルト20とを離間させる。そして、制御部40は、塗布ローラー27上のプレコート液を除去する除去部30(例えば、クリーニングブレード)を塗布ローラー27の表面に当接させる。
ここで、除去部30は、塗布ローラー27に対して当接離間可能に構成されており、制御部40の制御により塗布ローラー27に対して当接(接触)することにより、塗布ローラー27の表面をクリーニングして当該表面に付着したプレコート液を掻き落として除去する。
これにより、塗布ニップの上流側に形成されていた溜まり部50は一時的に解消され、溜まり部50に溜まっていたプレコート液の一部が転写ベルト20に転移(移動)し、塗布ローラー27の表面に残留するプレコート液は除去部30によって除去される。その後、制御部40は、塗布ローラー27および供給ローラー28を転写ベルト20に当接させて塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様を元に戻す。これにより、塗布ニップの上流側に再び溜まり部50が形成されることとなるが、その溜まり部50に溜まるプレコート液の量は所定量未満となる。
次に、図4のフローチャートを参照して、画像形成装置1の制御動作(本発明の「制御方法」に対応)の例について説明する。なお、図4に示す処理は、印刷ジョブに係る画像データが制御部40に供給されて画像形成処理が実行されている間、実行される。
まず、検知部29は、転写ベルト20の回転方向における塗布ニップの上流側に形成される溜まり部50に溜まるプレコート液の量を溜まり量として検知する(ステップS100)。
次に、制御部40は、ステップS100にて検知された溜まり量が所定量以上であるか否かについて判定する(ステップS120)。判定の結果、検知された溜まり量が所定量以上でない場合(ステップS120、NO)、処理はステップS100の前に戻る。
一方、検知された溜まり量が所定量以上である場合(ステップS120、YES)、制御部40は、記録媒体Pの紙間タイミングであるか否かについて判定する(ステップS140)。判定の結果、記録媒体Pの紙間タイミングでない場合(ステップS140、NO)、処理はステップS140の前に戻る。
一方、記録媒体Pの紙間タイミングである場合(ステップS140、YES)、制御部40は、塗布ローラー27の回転速度を転写ベルト20の回転速度より遅くすることによって塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様(具体的には、供給量)を変更する(ステップS160)。これにより、塗布ローラー27の回転により塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液の量が減少し、ひいては溜まり部50に溜まるプレコート液の量が減少する。
次に、検知部29は、転写ベルト20の回転方向における塗布ニップの上流側に形成される溜まり部50に溜まるプレコート液の量を溜まり量として検知する(ステップS180)。
次に、制御部40は、ステップS180にて検知された溜まり量が所定量以上であるか否かについて判定する(ステップS200)。判定の結果、検知された溜まり量が所定量以上でない場合(ステップS200、NO)、処理はステップS100の前に戻る。
一方、検知された溜まり量が所定量以上である場合(ステップS200、YES)、制御部40は、記録媒体Pの紙間タイミングであるか否かについて判定する(ステップS220)。判定の結果、記録媒体Pの紙間タイミングでない場合(ステップS220、NO)、処理はステップS220の前に戻る。
一方、記録媒体Pの紙間タイミングである場合(ステップS220、YES)、制御部40は、塗布ローラー27および供給ローラー28と転写ベルト20とを離間させる(ステップS240)。そして、制御部40は、塗布ローラー27上のプレコート液を除去する除去部30(例えば、クリーニングブレード)を塗布ローラー27の表面に当接させる。これにより、塗布ニップの上流側に形成されていた溜まり部50は解消され、溜まり部50に溜まっていたプレコート液の一部が転写ベルト20に転移し、塗布ローラー27の表面に残留するプレコート液は除去部30によって除去される。その後、処理はステップS100の前に戻る。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、画像形成装置1は、インクジェットヘッド102から吐出されたインクを担持し、当該インクを記録媒体Pに転写する転写ベルト20(転写体)と、転写ベルト20に当接して塗布ニップを形成し、当該塗布ニップにおいて転写ベルト20の表面にプレコート液を塗布する塗布ローラー27と、転写ベルト20の回転方向における塗布ニップの上流側に溜まるプレコート液の量を溜まり量として検知する検知部29と、検知された溜まり量が所定量以上である場合、溜まり量が所定量未満となるように、塗布ニップに向けたプレコート液の供給態様を変更する制御を行う制御部40とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、塗布ローラー27の回転により塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液の量が減少し、ひいては塗布ニップの上流側に形成される溜まり部50に溜まるプレコート液の量が減少する。そのため、塗布ローラー27の回転により塗布ニップに向けて新たに供給されるプレコート液が塗布されるまでの時間が通常通りとなり、プレコート液の液体成分の蒸発量も通常通りとなるため、転写ベルト20の表面に塗布される際のプレコート液の粘度は適正値となる。その結果、転写ベルト20に塗布された後のプレコート液に塗布スジが発生し、ひいては記録媒体Pの転写性の低下が発生することを防止することができる。さらに言えば、溜まり部50に溜まるプレコート液の量が多くなり溜まり部50から溢れたプレコート液が転写ベルト20の幅方向に移動し、転写ベルト20の裏に回り込むことによって転写ベルト20の回転駆動に支障をきたすことを防止することができる。
なお、上記実施の形態では、第1照射部25により照射される活性エネルギー線は、紫外線である例について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、活性エネルギー線は、電子線であっても良い。この場合、電子線に応じて粘度が変化するインクが用いられることが好ましい。
また、上記実施の形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
2 外部装置
10 ヘッドユニット
20 転写ベルト
21,22 従動ローラー
23 転写ローラー
24 搬送ドラム
25 第1照射部
26 第2照射部
27 塗布ローラー
28 供給ローラー
29 検知部
30 除去部
40 制御部
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 記憶部
50 溜まり部
51 搬送駆動部
52 入出力インターフェース
101 ヘッド駆動部
102 インクジェットヘッド
NP 転写ニップ
P 記録媒体

Claims (10)

  1. インクジェットヘッドから吐出されたインクを担持し、当該インクを記録媒体に転写する転写体と、
    前記転写体に当接して塗布ニップを形成し、当該塗布ニップにおいて前記転写体の表面にプレコート液を塗布する塗布ローラーと、
    前記転写体の回転方向における前記塗布ニップの上流側に溜まる前記プレコート液の量を溜まり量として検知する検知部と、
    検知された前記溜まり量が所定量以上である場合、前記溜まり量が前記所定量未満となるように、前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更する制御を行う制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記所定量は、前記プレコート液の塗布条件に応じて変更される、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記塗布ローラーの回転速度を前記転写体の回転速度より遅くさせることによって前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更する、
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記塗布ローラー上に前記プレコート液を供給する供給ローラーを備え、
    前記制御部は、前記供給ローラーの回転速度を前記塗布ローラーの回転速度より遅くさせることによって前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更する、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更した後、検知された前記溜まり量が前記所定量以上である場合、前記塗布ローラーと前記転写体とを離間させる、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記塗布ローラーと前記転写体とが離間した後に前記塗布ローラー上の前記プレコート液を除去する除去部を備える、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記記録媒体の紙間タイミングにおいて、前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更する、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写体は、転写ベルトである、
    請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記プレコート液は、水系である、
    請求項1〜8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. インクジェットヘッドから吐出されたインクを担持し、当該インクを記録媒体に転写する転写体と、
    前記転写体に当接して塗布ニップを形成し、当該塗布ニップにおいて前記転写体の表面にプレコート液を塗布する塗布ローラーと、
    を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記転写体の回転方向における前記前記塗布ニップの上流側に溜まる前記プレコート液の量を溜まり量として検知し、
    検知された前記溜まり量が所定量以上である場合、前記溜まり量が前記所定量未満となるように、前記塗布ニップに向けた前記プレコート液の供給態様を変更する制御を行う、
    制御方法。
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