JP2021180464A - 車両表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安全性を高めることの可能な車両表示装置を提供する。【解決手段】車両表示装置1は、車両の走行情報または周辺情報を取得する情報取得部16〜20から入力される信号に基づき、運転者Dの死角となる領域の画像を車両のピラー3に表示する。この車両表示装置1は、車両の左ピラー3Lおよび右ピラー3Rに画像を表示する表示部2、2L、2Rと、その表示部2、2L、2Rの動作を制御する制御部4とを備える。制御部4は、情報取得部16〜20が取得する車両の走行情報または周辺情報に運転者Dへの注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、運転者Dへの注意喚起の必要性の低い側のピラー3に表示部2、2L、2Rが表示する画像の誘目性を低下するか、そのピラー3の画像表示を停止するように構成されている。【選択図】図7
Description
本発明は、車両のピラーに画像を表示する車両表示装置に関するものである。
従来、車両のピラーによって運転者の死角となる風景を撮影し、その撮影した画像をピラーに表示することが可能な車両表示装置が知られている。この車両表示装置は、ピラーが透過しているような画像をピラーに表示することで、運転者の死角を減らすことが可能である。
特許文献1には、車両表示装置により画像表示を行うための複数の制御方法が記載されている。具体的には、特許文献1の第1実施形態に記載の制御方法では、運転者により方向指示器スイッチが操作された場合、その操作により点滅する方向指示器と同じ側のピラーに画像を表示することが提案されている。
また、特許文献1の他の実施形態に記載の制御方法では、運転者が画像表示スイッチをオンした場合、左右両方のピラーに画像を表示することが提案されている。
しかしながら、上述した特許文献1の第1実施形態に記載の制御方法では、方向指示器スイッチが操作されていないときには、左右のピラーに画像が表示されていない。そのため、車両の右折時または左折時に運転者による方向指示器スイッチの操作が遅れた場合、ピラーに画像を表示するタイミングも遅れてしまうことになる。
また、特許文献1の他の実施形態に記載の制御方法では、運転者が画像表示スイッチをオンした場合、左右両方のピラーに常に画像が表示される。その場合、左右いずれか一方のピラーに表示された画像に運転者が不必要に注視してしまい、それとは反対側の視界または正面の視界に運転者が目を向けることを怠ると安全性が低下するおそれがある。
本発明は上記点に鑑みて、安全性を高めることの可能な車両表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、車両の走行情報または周辺情報を取得する情報取得部(16〜20)から入力される信号に基づき、運転者(D)の死角となる領域の画像を車両のピラー(3)に表示する車両表示装置に関する。この車両表示装置は、車両の左ピラー(3L)および右ピラー(3R)に画像を表示する表示部(2、2L、2R)と、その表示部の動作を制御する制御部(4)とを備える。制御部は、情報取得部が取得する車両の走行情報または周辺情報に運転者への注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、運転者への注意喚起の必要性の低い側のピラーに表示部が表示する画像の誘目性を低下するか、そのピラーの画像表示を停止するように構成されている。
これにより、車両の走行情報または周辺情報に運転者への注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、注意喚起の必要性の低い側のピラーの表示画像に運転者が不必要に注視することを防ぐことが可能である。したがって、この車両表示装置は、注意喚起の必要性の低い側のピラーの表示画像が意図せず運転者の安全運転を阻害する要因となることを防ぐことで、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の車両表示装置1は、例えば車両のインストルメントパネルなどに埋め込まれた表示部としてのプロジェクタ2からAピラー3(以下、Aピラー3を単に「ピラー3」という)に画像光を投射し、ピラー3に画像を表示するものである。なお、図1では、ピラー3に投射表示される画像の範囲に、断面ではないがハッチングを施している。車両表示装置1は、ピラー3によって運転者Dの死角となる領域を撮影した画像をピラー3に表示することで、ピラー3が透過しているような画像をピラー3に表示し、運転者Dの死角を減らすことが可能である。
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本実施形態の車両表示装置1は、例えば車両のインストルメントパネルなどに埋め込まれた表示部としてのプロジェクタ2からAピラー3(以下、Aピラー3を単に「ピラー3」という)に画像光を投射し、ピラー3に画像を表示するものである。なお、図1では、ピラー3に投射表示される画像の範囲に、断面ではないがハッチングを施している。車両表示装置1は、ピラー3によって運転者Dの死角となる領域を撮影した画像をピラー3に表示することで、ピラー3が透過しているような画像をピラー3に表示し、運転者Dの死角を減らすことが可能である。
まず、車両に搭載される車両表示装置1と、その車両表示装置1を主体として構成される車両表示システム10の構成について、図2および図3を参照して説明する。
図2に示すように、車両表示装置1は、表示部としてのプロジェクタ2、そのプロジェクタ2の動作を制御する制御部4、および通信部5などを備えている。なお、プロジェクタ2、制御部4および通信部5は、1個のケース内に収容された状態で一体に構成されていてもよく、或いは、それぞれが別個に構成されて車両の複数個所に配置されていてもよい。
表示部としてのプロジェクタ2は、ピラー3に画像を表示するための機器であり、右プロジェクタ2Rと左プロジェクタ2Lにより構成されている。右プロジェクタ2Rは右ピラー3Rに画像を表示するものであり、左プロジェクタ2Lは左ピラー3Lに画像を表示するものである。本明細書において、右ピラー3Rとは、車両前方を正面としたときに右側となるピラー3をいい、左ピラー3Lとは、車両前方を正面としたときに左側となるピラー3をいう。なお、本明細書では、右ピラー3Rと左ピラー3Lを区別することなく、単に「ピラー3」ということがある。
また、本明細書では、右プロジェクタ2Rと左プロジェクタ2Lとを纏めて、単に「プロジェクタ2」ということがある。プロジェクタ2は、ピラー3に向けてレーザ光を投射し、例えばラスタスキャンなど任意の方式で走査することでピラー3に画像を表示する。具体的には、プロジェクタ2は、図示しない光源、ミラー部および各種光学系などを有している。プロジェクタ2は、光源から出射する可視光領域の光を、ミラー部に照射して反射させると共に、そのミラー部を駆動させることで光を走査することにより画像を表示する。ミラー部は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーなどにより構成される。
なお、表示部は、上述したプロジェクタ2に限らず、例えばピラー3に設置される有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、または、液晶ディスプレイなどで構成してもよい。
制御部4は、例えば、回路配線を備える不図示の基板上にCPUおよび記憶部などが実装された電子制御ユニットであり、記憶部に格納された各種プログラムをCPUが読み込んで実行する。記憶部は、不図示のROM、RAMや不揮発性RAM等により構成される記憶媒体である。記憶部には、ピラースルー表示を行うための各種プログラムなどが格納されている。なお、制御部4に対して外部記憶装置6を接続してもよい。
制御部4には、右カメラ7R、左カメラ7Lおよびドライバーカメラ9からの信号が入力される。右カメラ7Rは右ピラー3Rによって運転者Dの死角となる領域を撮影するためのカメラであり、左カメラ7Lは左ピラー3Lによって運転者Dの死角となる領域を撮影するためのカメラである。
ドライバーカメラ9は、運転席に着座した状態の運転者Dの目が存在する領域を撮影するためのカメラである。ドライバーカメラ9として、例えば近赤外カメラが使用される。なお、車両用表示装置は、ドライバーカメラ9に代えて、例えば専用のメガネなどにより運転者Dの目の位置を検出してもよい。
制御部4は、ドライバーカメラ9から入力される信号から運転者Dの目の位置を検出し、その目の位置に応じて、右カメラ7Rおよび左カメラ7Lから入力される画像データの中でピラー3により運転者Dの死角となる領域を算出する。そして、制御部4は、その運転者Dの死角となる領域の画像を生成し、その画像をプロジェクタ2からピラー3に投射表示させる。
通信部5は、車内LANを通じて、車両に搭載される種々の車載機器と接続されている。そのため、制御部4は、通信部5を介して、車両に搭載される種々の車載機器との通信を行うことが可能である。その車載機器として、例えば、ナビゲーション装置11、オーディオ装置12、エアコン13、車両ECU14(Electronic Control Unit)、および通信機器15などが挙げられる。そのうち、車両ECU14は、例えば、ソナーセンサ16、ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)カメラ17、方向指示器スイッチ18などから伝送される各種情報を取得することが可能である。
ソナーセンサ16およびADASカメラ17は、車両周囲の状況を監視するための周囲監視センサである。図3に示すように、ソナーセンサ16は、車両前方および車両後方などに設置され、車両周辺の他車両、人または障害物などを検知することが可能である。ADASカメラ17は、車両前方の視界を撮影するためのカメラである。方向指示器スイッチ18は、方向指示器を点滅させるために運転者Dが操作するためのスイッチである。
また、図2に示すように、制御部4は、車両に搭載される通信機器15を通じて、路車間通信19または車車間通信20を行うことが可能である。路車間通信19では、例えば交差点などに設置されたセンサ、無線機などにより、自車両からは視認できない情報を通信により取得することが可能である。車車間通信20では、他車両の位置や速度などの情報を他車両から通信により取得することが可能である。
上述した、ソナーセンサ16、ADASカメラ17、方向指示器スイッチ18、路車間通信19および車車間通信20は、車両の走行情報または車両の周辺情報を取得する「情報取得部」の一例に相当するものである。
なお、制御部4は、通信機器15を通じて、例えば車室内に持ち込まれる携帯電話やスマートフォンなどの持込み機器21や、インターネット22などの外部ネットワークからの情報も取得可能に構成されている。
ここで、上述した車両表示装置1に関し、発明者が見出した課題について説明する。
図4は、車両のフロントウィンドシールド30と左右のピラー3L、3Rを車室内の運転者Dから視た様子を示したものである。図4において、右ピラー3Rには、街路樹の枝に咲いた花が表示されている。一方、左ピラー3Lには、横断歩道を渡りかけた歩行者Pが表示されている。また、フロントウィンドシールド30から見える前方の視界では、自車両(すなわち、本実施形態の車両表示装置1が搭載された車両)の前方を走行する他車両FVがブレーキをかけて停止しようとしている。このような状況において、仮に、運転者Dが右ピラー3Rに表示された街路樹の枝に咲いた花に不必要に注視すると、左ピラー3Lに表示された歩行者Pや、自車両の前方を走行する他車両FVに目を向けることを怠ってしまうおそれがある。すなわち、車両表示装置1により左右両方のピラー3L、3Rに常に画像が表示されている場合、左右いずれか一方のピラー3に表示された画像に運転者Dが不必要に注視してしまい、それとは反対側の視界または正面の視界に運転者Dが目を向けることを怠ると、安全性が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態の車両表示装置1では、制御部4は、情報取得部が取得する車両の走行情報または周辺情報に運転者Dへの注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、運転者Dへの注意喚起の必要性の低い側のピラー3に表示する画像の誘目性を低下して目立たない表示に切り替えるか、または、その側のピラー3の画像表示を停止するように構成されている。例えば、図3に示したように、車両の左側から歩行者Pが近づいてきたことがソナーセンサ16またはADASカメラ17などにより検知された場合、制御部4は、右ピラー3Rに表示する画像の誘目性を低下して目立たない表示に切り替えるか、または、右ピラー3Rの画像表示を停止する。これにより、右ピラー3Rの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。したがって、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぎ、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
ここで、ピラー3に表示される画像の誘目性について説明する。
誘目性とは、人目を引き付ける度合いのことであり、一般に、図5の表に示すような傾向があることが知られている。図5の表に例示したように、画像の表示サイズを大きくするほど誘目性は向上し、画像の表示サイズを小さくするほど誘目性は低下する。また、画像の表示輝度を高くするほど誘目性は向上し、画像の表示輝度を低くするほど誘目性は低下する。また、画像の表示彩度を高彩色に近づけるほど誘目性は向上し、画像の表示彩度を無彩色(すなわち、グレースケール)に近づけるほど誘目性は低下する。
誘目性とは、人目を引き付ける度合いのことであり、一般に、図5の表に示すような傾向があることが知られている。図5の表に例示したように、画像の表示サイズを大きくするほど誘目性は向上し、画像の表示サイズを小さくするほど誘目性は低下する。また、画像の表示輝度を高くするほど誘目性は向上し、画像の表示輝度を低くするほど誘目性は低下する。また、画像の表示彩度を高彩色に近づけるほど誘目性は向上し、画像の表示彩度を無彩色(すなわち、グレースケール)に近づけるほど誘目性は低下する。
このことから、本実施形態の制御部4は、画像の表示エリアの縮小、画像の輝度の低下、画像の彩度の低下、または、それらの組み合わせを含む方法により画像の誘目性の低下を行う。例えば、図6に示すように、左ピラー3Lに表示される画像は、表示エリアの縮小+画像の輝度の低下+画像の彩度の低下(すなわちグレースケール化)がされていることで誘目性が低下し、目立たない表示とされている。それに対し、右ピラー3Rに表示される画像は、通常表示とされている。
なお、図6〜図10および以下の説明では、誘目性を低下した画像表示のことを、「目立たない表示」ということがある。
なお、図6〜図10および以下の説明では、誘目性を低下した画像表示のことを、「目立たない表示」ということがある。
次に、本実施形態の車両表示装置1の制御部4が実行する表示制御処理について説明する。
図7は、「車両の運転状況」と「ピラー表示画像」との関係を示した表である。なお、「車両の運転状況」とは、情報取得部により取得される車両の走行情報または周辺情報である。「ピラー表示画像」は、制御部4が実行する表示制御処理によりピラーに表示される画像である。
図7は、「車両の運転状況」と「ピラー表示画像」との関係を示した表である。なお、「車両の運転状況」とは、情報取得部により取得される車両の走行情報または周辺情報である。「ピラー表示画像」は、制御部4が実行する表示制御処理によりピラーに表示される画像である。
図7に示すように、車両の運転状況が平常時には、左右両方のピラー3L、3Rを通常表示とする。なお、平常時とは、情報取得部により取得される車両の走行情報または周辺情報に、運転者Dへの注意喚起を必要とする情報が含まれない場合をいう。
次に、運転者Dにより方向指示器スイッチ18が操作された場合について説明する。
運転者Dにより方向指示器スイッチ18が左折操作された場合、左ピラー3Lは通常表示とする。一方、右ピラー3Rは、目立たない表示とするか、または表示をオフする。これにより、左折時に、右ピラー3Rの表示画像を運転者Dが不必要に注視することを防ぐことができる。
運転者Dにより方向指示器スイッチ18が左折操作された場合、左ピラー3Lは通常表示とする。一方、右ピラー3Rは、目立たない表示とするか、または表示をオフする。これにより、左折時に、右ピラー3Rの表示画像を運転者Dが不必要に注視することを防ぐことができる。
それに対し、運転者Dにより方向指示器スイッチ18が右折操作された場合、左ピラー3Lは、目立たない表示とするか、または表示をオフする。一方、右ピラー3Rは通常表示とする。これにより、右折時に、左ピラー3Lの表示画像を運転者Dが不必要に注視することを防ぐことができる。
図示は省略するが、上述した方向指示器スイッチ18が操作された場合の表示制御処理に関し、方向指示器スイッチ18の操作の検知に代えて、或いはそれと共に、ステアリング操作を検知し、それに応じて表示制御処理を行ってもよい。すなわち、運転者Dのステアリング操作により一定角度以上の操舵輪の切れ角(例えば5°以上)が生じたときに、方向指示器スイッチ18の操作と同様に、その旋回進行方向とは反対側のピラー3を目立たない表示とするか、またはピラー表示をオフとしてもよい。
続いて、ADASカメラ17、ソナーセンサ16、路車間通信19などにより、人または他車両の接近を検知した場合について説明する。
自車両の左のみから人または他車両が接近していることが検知された場合、左ピラー3Lは通常表示とする。一方、右ピラー3Rは、目立たない表示とするか、または表示をオフする。これにより、自車両の左のみから人または他車両が接近しているときに、右ピラー3Rの表示画像を運転者Dが不必要に注視することを防ぐことができる。
それに対し、自車両の右のみから人または他車両が接近していることが検知された場合、左ピラー3Lは、目立たない表示とするか、または表示をオフする。一方、右ピラー3Rは、通常表示とする。これにより、自車両の右のみから人または他車両が接近しているときに、左ピラー3Lの表示画像を運転者Dが不必要に注視することを防ぐことができる。
また、自車両の左右両方から人または他車両が接近していることが検知された場合、左右両方のピラー3L、3Rを通常表示とする。これにより、自車両の左右両方から人または他車両が接近しているときに、運転者Dは、左右のピラー3L、3Rの表示により、自車両に接近する人または他車両を視認することができる。
また、自車両の前方を走行する他車両または歩行する人と自車両とが接近していることが検知された場合、左右両方のピラー3L、3Rを目立たない表示とするか、または左右両方のピラー3L、3Rの表示をオフする。これにより、自車両の前方を走行する他車両または歩行する人と自車両とが接近しているときに、左右のピラー3L、3Rの表示画像を運転者Dが不必要に注視することを防ぐことができる。
なお、上述の説明において、制御部4は、人または他車両と自車両とが接近していることを、人または他車両と自車両との距離が所定の閾値より近づいたか否かにより判定する。その所定の閾値は、例えば実験などにより適宜設定することが可能である。或いは、所定の閾値は、人または他車両と自車両との相対速度を検出可能であれば、その相対速度に応じて変えるようにしてもよい。その場合、人または他車両と自車両との相対速度が大きいほど所定の閾値を大きくし、その相対速度が小さいほど所定の閾値を小さくすることが好ましい。
続いて、本実施形態の車両表示装置1の制御部4が実行する表示制御処理の一例について、図8〜図10のフローチャートを参照して説明する。なお、図8〜図10のフローチャートに示した表示制御処理は、単独で実行してもよく、または、それらを組み合わせて実行してもよい。
図8のフローチャートに示した表示制御処理について説明する。この表示制御処理は、車両表示装置1の起動と共に開始される。
まず、図8のステップS101で制御部4は、ADASカメラ17、ソナーセンサ16、などから入力される信号により、自車両の前方を走行する他車両と自車両とが接近したか否かを判定する。具体的には、制御部4は、自車両の前方を走行する他車両と自車両との距離(すなわち、前車と自車両との車間距離)が所定の閾値より近いか否かを判定する。
前車と自車両との車間距離が所定の閾値より遠い場合(すなわち、ステップS101における否定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS102に進める。
ステップS102において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
ステップS102において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
それに対し、上記ステップS101の判定において、前車と自車両との車間距離が所定の閾値より近い場合(すなわち、ステップS101における肯定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS103に進める。
ステップS103において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rを目立たない表示とするか、または左右両方のピラー3L、3Rの表示をオフする。
その後、制御部4は、上述した表示制御処理を、所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
ステップS103において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rを目立たない表示とするか、または左右両方のピラー3L、3Rの表示をオフする。
その後、制御部4は、上述した表示制御処理を、所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
続いて、図9のフローチャートに示した表示制御処理について説明する。この表示制御処理も、車両表示装置1の起動と共に開始される。
まず、図9のステップS201で制御部4は、方向指示器スイッチ18から入力される信号により、運転者Dにより方向指示器スイッチ18が操作されたか否かを判定する。
方向指示器スイッチ18が操作されていない場合(すなわち、ステップS201における否定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS202に進める。
ステップS202において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
ステップS202において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
それに対し、上記ステップS201の判定において、運転者Dにより方向指示器スイッチ18が操作された場合(すなわち、ステップS201における肯定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS203に進める。
ステップS203において、制御部4は、方向指示器スイッチ18が右折操作されたか、または、左折操作されたかを判定する。
方向指示器スイッチ18が左折操作された場合、制御部4は、処理をステップS204に進める。ステップS204において、制御部4は、左ピラー3Lに通常表示を行う。一方、右ピラー3Rを目立たない表示とするか、または表示をオフする。
方向指示器スイッチ18が左折操作された場合、制御部4は、処理をステップS204に進める。ステップS204において、制御部4は、左ピラー3Lに通常表示を行う。一方、右ピラー3Rを目立たない表示とするか、または表示をオフする。
それに対し、上記ステップS203の判定において、方向指示器スイッチ18が右折操作された場合、制御部4は、処理をステップS205に進める。ステップS205において、制御部4は、左ピラー3Lを目立たない表示とするか、または表示をオフする。一方、右ピラー3Rに通常表示を行う。
その後、制御部4は、上述した表示制御処理を、所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
その後、制御部4は、上述した表示制御処理を、所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
次に、図10のフローチャートに示した表示制御処理について説明する。この表示制御処理も、車両表示装置1の起動と共に開始される。
まず、図10のステップS301で制御部4は、ADASカメラ17、ソナーセンサ16、路車間通信19などから入力される信号により、自車両の左右から人または他車両が接近しているか否かを判定する。この判定についても、制御部4は、自車両と他車両の距離、または、自車両と人との距離が、所定の閾値より近いか否かにより判定する。
自車両の左右どちらからも人または他車両が接近していない場合(すなわち、ステップS301における否定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS302に進める。
ステップS302において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
ステップS302において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
それに対し、上記ステップS301の判定において、自車両の左右いずれか、または両方から人または他車両が接近している場合(すなわち、ステップS301における肯定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS303に進める。
ステップS303において、制御部4は、自車両の右のみから人または他車両が接近しているか否かを判定する。
自車両の右のみから人または他車両が接近している場合(すなわち、ステップS303における肯定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS304に進める。ステップS304において、制御部4は、左ピラー3Lを目立たない表示とするか、または表示をオフする。一方、右ピラー3Rに通常表示を行う。
自車両の右のみから人または他車両が接近している場合(すなわち、ステップS303における肯定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS304に進める。ステップS304において、制御部4は、左ピラー3Lを目立たない表示とするか、または表示をオフする。一方、右ピラー3Rに通常表示を行う。
それに対し、上記ステップS303の判定において、自車両の右のみから人または他車両が接近していない場合(すなわち、ステップS303における否定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS305に進める。
ステップS305において、制御部4は、自車両の左のみから人または他車両が接近しているか否かを判定する。
自車両の左のみから人または他車両が接近している場合(すなわち、ステップS305における肯定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS306に進める。ステップS306において、制御部4は、左ピラー3Lに通常表示を行う。一方、右ピラー3Rを目立たない表示とするか、または表示をオフする。
自車両の左のみから人または他車両が接近している場合(すなわち、ステップS305における肯定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS306に進める。ステップS306において、制御部4は、左ピラー3Lに通常表示を行う。一方、右ピラー3Rを目立たない表示とするか、または表示をオフする。
それに対し、上記ステップS305の判定において、自車両の左のみから人または他車両が接近していない場合(すなわち、ステップS305における否定判定の場合)、制御部4は、処理をステップS307に進める。
ステップS307は、自車両の左右両方から人または他車両が接近していることになる。この場合、処理はステップS308に進む。そして、ステップS308において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
その後、制御部4は、上述した表示制御処理を、所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
ステップS307は、自車両の左右両方から人または他車両が接近していることになる。この場合、処理はステップS308に進む。そして、ステップS308において、制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rに通常表示を行う。
その後、制御部4は、上述した表示制御処理を、所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
以上説明した本実施形態の車両表示装置1は、次の作用効果を奏するものである。
(1)本実施形態では、制御部4は、情報取得部が取得する車両の走行情報または周辺情報に運転者Dへの注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、運転者Dへの注意喚起の必要性の低い側のピラー3に表示部が表示する画像の誘目性を低下するか、そのピラー3の画像表示を停止する。
これにより、車両の走行情報または周辺情報に運転者Dへの注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。したがって、この車両表示装置1は、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐことで、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
(1)本実施形態では、制御部4は、情報取得部が取得する車両の走行情報または周辺情報に運転者Dへの注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、運転者Dへの注意喚起の必要性の低い側のピラー3に表示部が表示する画像の誘目性を低下するか、そのピラー3の画像表示を停止する。
これにより、車両の走行情報または周辺情報に運転者Dへの注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。したがって、この車両表示装置1は、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐことで、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
(2)本実施形態では、制御部4は、車両の左のみから人または他車両が接近する場合、右ピラー3Rに表示する画像の誘目性を低下するか、右ピラー3Rの画像表示を停止する。これにより、車両の左のみから人または他車両が接近する場合、右ピラー3Rの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。
それに対し、制御部4は、車両の右のみから人または他車両が接近する場合、左ピラー3Lに表示する画像の誘目性を低下するか、左ピラー3Lの画像表示を停止する。これにより、車両の右のみから人または他車両が接近する場合、左ピラー3Lの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。
また、制御部4は、車両の左右両方から人または他車両が接近する場合、左右のピラー3L、3Rに表示する画像の誘目性を低下することなく、左右のピラー3L、3Rに画像を表示する。これにより、車両の左右両方から人または他車両が接近する場合、左右のピラー3L、3Rの表示画像により車両左右の状況を運転者Dが視認することが可能である。
したがって、この車両表示装置1は、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐ共に、注意喚起の必要性の高い側のピラー3の表示画像により安全性を高めることができる。
それに対し、制御部4は、車両の右のみから人または他車両が接近する場合、左ピラー3Lに表示する画像の誘目性を低下するか、左ピラー3Lの画像表示を停止する。これにより、車両の右のみから人または他車両が接近する場合、左ピラー3Lの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。
また、制御部4は、車両の左右両方から人または他車両が接近する場合、左右のピラー3L、3Rに表示する画像の誘目性を低下することなく、左右のピラー3L、3Rに画像を表示する。これにより、車両の左右両方から人または他車両が接近する場合、左右のピラー3L、3Rの表示画像により車両左右の状況を運転者Dが視認することが可能である。
したがって、この車両表示装置1は、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐ共に、注意喚起の必要性の高い側のピラー3の表示画像により安全性を高めることができる。
(3)本実施形態では、制御部4は、車両が左折する場合、右ピラー3Rに表示する画像の誘目性を低下するか、右ピラー3Rの画像表示を停止する。これにより、車両が左折する場合、右ピラー3Rの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。
それに対し、制御部4は、車両が右折する場合、左ピラー3Lに表示する画像の誘目性を低下するか、左ピラー3Lの画像表示を停止する。これにより、車両が右折する場合、左ピラー3Lの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。
したがって、この車両表示装置1は、運転者Dが右または左を注視すべきときに、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐことで、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
それに対し、制御部4は、車両が右折する場合、左ピラー3Lに表示する画像の誘目性を低下するか、左ピラー3Lの画像表示を停止する。これにより、車両が右折する場合、左ピラー3Lの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。
したがって、この車両表示装置1は、運転者Dが右または左を注視すべきときに、注意喚起の必要性の低い側のピラー3の表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐことで、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
(4)本実施形態では、制御部4は、自車両の前方を走行する他車両または自車両の前方の人と自車両との距離が所定の閾値より近くなった場合、左右のピラー3L、3Rに表示する画像の誘目性を低下するか、左右のピラー3L、3Rの画像表示を停止する。
これにより、前方の人または他車両と自車両とが接近した場合、左右のピラー3L、3Rの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。したがって、この車両表示装置1は、運転者Dが前方を注視すべきときに、左右のピラー3L、3Rの表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐことで、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
これにより、前方の人または他車両と自車両とが接近した場合、左右のピラー3L、3Rの表示画像に運転者Dが不必要に注視することを防ぐことが可能である。したがって、この車両表示装置1は、運転者Dが前方を注視すべきときに、左右のピラー3L、3Rの表示画像が意図せず運転者Dの安全運転を阻害する要因となることを防ぐことで、ピラースルー表示における安全性を高めることができる。
(5)本実施形態では、制御部4は、画像の表示エリアの縮小、画像の輝度の低下、画像の彩度の低下、または、それらの組み合わせを含む方法により画像の誘目性の低下を行う。
これらの方法により、ピラー3の表示画像の誘目性を低下し、表示を目立たなくすることができる。
これらの方法により、ピラー3の表示画像の誘目性を低下し、表示を目立たなくすることができる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、車両表示装置1が備える表示部をプロジェクタ2により構成するものとして説明したが、それに限らず、表示部は、例えばピラー3に設置される有機ELディスプレイ、または、液晶ディスプレイなどで構成してもよい。
(1)上記実施形態では、車両表示装置1が備える表示部をプロジェクタ2により構成するものとして説明したが、それに限らず、表示部は、例えばピラー3に設置される有機ELディスプレイ、または、液晶ディスプレイなどで構成してもよい。
(2)上記実施形態では、車両の運転状況が平常時に制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rを通常表示とするものとして説明したが、それに限らない。例えば、車両の運転状況が平常時に制御部4は、左右両方のピラー3L、3Rの表示画像を、注意喚起時の表示画像に比べて誘目性を下げた表示としてもよい。これにより、運転者Dへの注意喚起を行う際に、その注意喚起を行う側のピラー表示画像を通常表示とすれば、運転者Dに対して効果的に注意喚起を行うことができる。
(3)上記各実施形態では、車両表示装置1は、車両のAピラー3に画像を表示するものについて説明したが、それに限らない。例えば、車両表示装置1は、車両のリアウインドウの左右に設けられるピラー3(例えばCピラーまたはDピラー)に画像を表示するものとしてもよい。これにより、車両の後退時の安全性を高めることができる。なお、上述したように、本明細書において、右ピラー3Rとは、車両前方を正面としたときに右側となるピラー3をいい、左ピラー3Lとは、車両前方を正面としたときに左側となるピラー3をいう。このことは、車両が後退走行する場合でも同じである。
(4)上記実施形態では、制御部4が実行する画像の誘目性の低下の方法として、画像の表示エリアの縮小、画像の輝度の低下、画像の彩度の低下を例示したが、それに限らず、画像の誘目性の低下の方法としては、例えば、ガンマカーブを変更するなど、種々の方法を採用することができる。
このように、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
本発明に記載の制御部4及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本発明に記載の制御部4及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本発明に記載の制御部4及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
2 :プロジェクタ(表示部)
3 :ピラー
3L:左ピラー
3R:右ピラー
4 :制御部
16:ソナーセンサ(情報取得部)
17:ADASカメラ(情報取得部)
18:方向指示器スイッチ(情報取得部)
19:路車間通信(情報取得部)
20:車車間通信(情報取得部)
3 :ピラー
3L:左ピラー
3R:右ピラー
4 :制御部
16:ソナーセンサ(情報取得部)
17:ADASカメラ(情報取得部)
18:方向指示器スイッチ(情報取得部)
19:路車間通信(情報取得部)
20:車車間通信(情報取得部)
Claims (5)
- 車両の走行情報または周辺情報を取得する情報取得部(16〜20)から入力される信号に基づき、運転者(D)の死角となる領域の画像を前記車両のピラー(3)に表示する車両表示装置において、
前記車両の左ピラー(3L)および右ピラー(3R)に画像を表示する表示部(2、2L、2R)と、
前記表示部の動作を制御する制御部(4)と、を備え、
前記制御部は、前記情報取得部が取得する前記車両の走行情報または周辺情報に前記運転者への注意喚起を必要とする情報が含まれる場合、前記運転者への注意喚起の必要性の低い側の前記ピラーに前記表示部が表示する画像の誘目性を低下するか、前記ピラーの画像表示を停止するように構成されている、車両表示装置。 - 前記制御部は、
前記車両の左のみから人または他車両が接近する場合、前記右ピラーに表示する画像の誘目性を低下するか、前記右ピラーの画像表示を停止し、
前記車両の右のみから人または他車両が接近する場合、前記左ピラーに表示する画像の誘目性を低下するか、前記左ピラーの画像表示を停止し、
前記車両の左右両方から人または他車両が接近する場合、前記左ピラーおよび前記右ピラーに表示する画像の誘目性を低下することなく、前記左ピラーおよび前記右ピラーに画像を表示する、請求項1に記載の車両表示装置。 - 前記制御部は、
前記車両が左折する場合、前記右ピラーに表示する画像の誘目性を低下するか、前記右ピラーの画像表示を停止し、
前記車両が右折する場合、前記左ピラーに表示する画像の誘目性を低下するか、前記左ピラーの画像表示を停止するように構成されている、請求項1または2に記載の車両表示装置。 - 前記制御部は、
前方の人または他車両と自車両との距離が所定の閾値より近くなった場合、前記左ピラーおよび前記右ピラーに表示する画像の誘目性を低下するか、前記左ピラーおよび前記右ピラーの画像表示を停止するように構成されている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両表示装置。 - 前記制御部は、画像の表示エリアの縮小、画像の輝度の低下、画像の彩度の低下、または、それらの組み合わせを含む方法により画像の誘目性の低下を行うように構成されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両表示装置。
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2020
- 2020-05-15 JP JP2020086238A patent/JP2021180464A/ja active Pending
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