JP2021179524A - 表示装置、及び、機能拡張ユニットの冷却方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置において、拡張スロットに装着された機能拡張ユニットの熱が表示装置の他の回路部品の温度上昇に影響することを抑制しながら、機能拡張ユニットを冷却することができるようにする。【解決手段】表示装置は、内部空間21及び内部空間21を外側の空間につなぐ通気口22を有する表示装置本体と、表示装置本体の内部空間21に設けられて、機能拡張ユニット10を着脱自在に装着する拡張スロット3と、表示装置本体の内部空間21に設けられ、拡張スロット3から通気口22まで延びるダクト4と、ダクト4において拡張スロット3から通気口22に向けて強制的に空気を流すファン5と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、表示装置、及び、機能拡張ユニットの冷却方法に関する。
特許文献1には、密閉された筐体の内部空間において空気を複数のファンにより強制循環することで、筐体内に設けられた光源や基板の熱を空気に伝達して、光源や基板を冷却する表示装置(画像表示機器)が開示されている。特許文献1の表示装置では、筐体の内部空間及び筐体の外部の両方に露出するヒートシンク(排熱フィン)により、内部空間を循環する空気の熱を筐体の外部に排出する。
ところで、表示装置の機能拡張を実現するために、各種の機能(例えばテレビジョンチューナー機能や通信機能など)を有する機能拡張ユニットを着脱自在に装着する拡張スロットを備えた表示装置がある。このような表示装置において、拡張スロットに装着した機能拡張ユニットは、表示装置の内部に配置され、稼働することで発熱する。発熱する機能拡張ユニットを特許文献1のような方法で冷却する場合には、機能拡張ユニットの冷却に伴って熱を帯びた空気が表示装置の内部で循環することで、表示装置の他の回路部品(例えば電源基板や制御基板など)に流れるため、他の回路部品の温度上昇に影響してしまう。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、他の回路部品の温度上昇への影響を抑制しながら、機能拡張ユニットを冷却することができる表示装置、及び、機能拡張ユニットの配置方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、内部空間及び前記内部空間を外側の空間につなぐ通気口を有する表示装置本体と、前記表示装置本体の内部空間に設けられて、機能拡張ユニットを着脱自在に装着する拡張スロットと、前記表示装置本体の内部空間に設けられ、前記拡張スロットから前記通気口まで延びるダクトと、前記ダクトにおいて前記拡張スロットから前記通気口に向けて強制的に空気を流すファンと、を備える表示装置である。
本発明の一態様は、前記表示装置において、前記ファンが動作することで、前記拡張スロットに装着された前記機能拡張ユニットの熱を帯びた空気を前記拡張スロットから前記ダクトの内部に誘導し、前記ダクト内部に誘導された空気を前記通気口から前記表示装置本体の外側の空間に排出する機能拡張ユニットの冷却方法である。
本発明によれば、拡張スロットに装着された機能拡張ユニットの熱が表示装置の他の回路部品の温度上昇に影響することを抑制しながら、機能拡張ユニットを冷却することができる。
以下、図1〜5を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1〜3に示すように、本実施形態に係る表示装置1は、表示装置本体2と、拡張スロット3と、ダクト4と、ファン5と、を備える。
図1〜3に示すように、本実施形態に係る表示装置1は、表示装置本体2と、拡張スロット3と、ダクト4と、ファン5と、を備える。
図1に 示すように、表示装置本体2は、概ね板状に形成され、内部空間21と、内部空間21を外側の空間につなぐ通気口22を有する。本実施形態の表示装置本体2は、前面に画像や映像を表示する表示面23aを有する板状の表示パネル23と、表示パネル23の背面23b(図2,3参照)側を覆うバックカバー24と、を有する。表示装置本体2の内部空間21は、主に表示パネル23の背面23bとバックカバー24との間に形成される。表示装置本体2の通気口22は、バックカバー24に形成されている。本実施形態の通気口22は、バックカバー24に密集して形成された多数の小さい孔によって構成されている。
図1〜3に示すように、拡張スロット3は、表示装置本体2の内部空間21に設けられている。拡張スロット3には、各種の機能拡張ユニット10が着脱自在に装着される。拡張スロット3は、表示装置本体2の背面(表示パネル23の背面23b)に沿う第一方向(X軸方向)に向く表示装置本体2の側面2cに開口している。これにより、機能拡張ユニット10を拡張スロット3に対して第一方向に挿抜することができる。
本実施形態の拡張スロット3は、一つの機能拡張ユニット10だけを装着する一つのスロット領域31を有する状態と、それぞれに機能拡張ユニット10を装着する二つのスロット領域31(31A,31B)を有する状態とに切り替えることができる。拡張スロット3が二つのスロット領域31を有する状態において、二つのスロット領域31は表示装置本体2の背面に沿って第一方向に直交する第二方向(Y軸方向)に間隔をあけて並ぶ。以下、本実施形態の拡張スロット3について具体的に説明する。
図2,3に示すように、拡張スロット3は、三つのガイド部32〜34を有する。三つのガイド部32〜34は、それぞれ第一方向に延びている。三つのガイド部32〜34は、第二方向に間隔をあけて並んでいる。これらガイド部32〜34は、機能拡張ユニット10を拡張スロット3に対して挿抜する際に第一方向に案内したり、拡張スロット3に装着した機能拡張ユニット10を第二方向から保持したりする。
三つのガイド部32〜34のうち両端に位置する二つの端ガイド部32,33は、表示装置本体2の背面側に固定され、第二方向における拡張スロット3の範囲を定める。三つのガイド部32〜34のうち二つの端ガイド部32,33の間に位置する一つの中間ガイド部34は、表示装置本体2の背面側に着脱自在に固定されている。
三つのガイド部32〜34のうち両端に位置する二つの端ガイド部32,33は、表示装置本体2の背面側に固定され、第二方向における拡張スロット3の範囲を定める。三つのガイド部32〜34のうち二つの端ガイド部32,33の間に位置する一つの中間ガイド部34は、表示装置本体2の背面側に着脱自在に固定されている。
中間ガイド部34を表示装置本体2から取り外した状態では、二つの端ガイド部32,33の間に一つのスロット領域31だけが形成される。一方、図2,3に示すように中間ガイド部34を表示装置本体2に取り付けた状態では、スロット領域31が中間ガイド部34によって二つに分けられる。すなわち、三つのガイド部32〜34によって第二方向に並ぶ二つのスロット領域31(31A,31B)が形成される。
表示装置本体2の内部空間21には、拡張スロット3に装着した機能拡張ユニット10に接続されるコネクタ6が設けられている。コネクタ6は、拡張スロット3のうち機能拡張ユニット10の挿入方向前側(X軸負方向側)の端部に配置されている。本実施形態では、前述した二つのスロット領域31にそれぞれ対応するように、二つのコネクタ6が第二方向に間隔をあけて並んでいる。コネクタ6は、表示パネル23の背面23b側に配置した回路基板7に搭載されている。
機能拡張ユニット10は、コネクタ6に接続されることで表示装置1の機能を拡張する。機能拡張ユニット10は、例えば、Intel社のSmart Display ModuleであるSDM-LやSDM-S、やRaspberry Piなどであってよい。本実施形態において、拡張スロット3の第一スロット領域31Aに装着される第一機能拡張ユニット10A(例えばRaspberry Pi)は、多数の放熱用フィン(不図示)を備えたヒートシンク11を有する。一方、拡張スロット3の第二スロット領域31Bに装着される第二機能拡張ユニット10B(例えばSDM-S)は、ヒートシンク11の代わりに自己を冷却する冷却ファン12を有する。
図1〜3に示すように、ダクト4は、表示装置本体2の内部空間21に設けられ、拡張スロット3から表示装置本体2の通気口22まで延びている。すなわち、ダクト4は、その両端が拡張スロット3側と通気口22側とに開口することで、空気を拡張スロット3から表示装置本体2の通気口22まで導くように形成されている。
本実施形態のダクト4は、拡張スロット3から二つのスロット領域31の配列方向(Y軸方向)に延びることで通気口22に到達する。また、ダクト4は、二つのスロット領域31の両方に隣り合うように配置される。
そして、図2,3に示すように、拡張スロット3側に位置するダクト4の端部(基端部)は、二つのスロット領域31のうち通気口22から離れて位置する第一スロット領域31Aにのみ開口する。本実施形態では、通気口22の近くに位置する第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着した状態でダクト4の基端部が第一スロット領域31Aにのみ開口し、第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着していない状態でダクト4の基端部が第一スロット領域31A及び第二スロット領域31Bの両方に開口する。以下、この点について具体的に説明する。
そして、図2,3に示すように、拡張スロット3側に位置するダクト4の端部(基端部)は、二つのスロット領域31のうち通気口22から離れて位置する第一スロット領域31Aにのみ開口する。本実施形態では、通気口22の近くに位置する第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着した状態でダクト4の基端部が第一スロット領域31Aにのみ開口し、第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着していない状態でダクト4の基端部が第一スロット領域31A及び第二スロット領域31Bの両方に開口する。以下、この点について具体的に説明する。
ダクト4の基端部には、第一スロット領域31Aに開口する第一開口部41と、第二スロット領域31Bに開口する第二開口部42と、が形成されている。第一開口部41は、第一スロット領域31Aに第一機能拡張ユニット10Aを装着しても、第一機能拡張ユニット10Aによって塞がれないように形成されている。一方、第二開口部42は、第一開口部41よりも小さく形成され、第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着した状態で、第二機能拡張ユニット10Bによって塞がれるように形成されている。
上記したダクト4は、例えば拡張スロット3に対して表示装置本体2の厚さ方向(Z軸方向)に重ねて配置されてもよい。本実施形態のダクト4は、前述したコネクタ6と同様に、拡張スロット3のうち機能拡張ユニット10の挿入方向前側(X軸負方向側)の端部に配置されている。そして、ダクト4の第一、第二開口部41,42は機能拡張ユニット10の挿入方向後側(X軸正方向側)に開口している。
ダクト4は、例えば単独で空気の流通路45を形成する管状に形成されてよいが、本実施形態では表示パネル23の背面23b側に設けられた回路基板7と共に空気の流通路45を構成するように形成されている。具体的に、ダクト4は、図2〜4に示すように、回路基板7に間隔をあけて配置される天板部43と、天板部43の周縁の一部から回路基板7に向けて天板部43の板厚方向に延びる側板部44とを有する。そして、側板部44の先端の少なくとも一部が回路基板7に接することで、空気の流通路45が形成されている。
ここで、第一開口部41に対応する位置には側板部44が形成されていないため、第一開口部41の開口面積は大きい。特に、特に表示装置本体2の厚さ方向における第一開口部41の高さ寸法が大きい。一方、第二開口部42に対応する位置には側板部44が形成されているため、第二開口部42の開口面積は第一開口部41の開口面積よりも小さい。特に、表示装置本体2の厚さ方向における第二開口部42の高さ寸法が小さい。この第二開口部42に第二スロット領域31Bに装着した第二機能拡張ユニット10Bの先端部が挿入されることで、第二開口部42が塞がれる、あるいは、第二開口部42の開口面積が非常に小さくなる。
本実施形態では、前述した二つのコネクタ6がダクト4の内側に配置されている。回路基板7に搭載された二つのコネクタ6は、それぞれダクト4の内側から第一、第二開口部41,42を介して第一、第二スロット領域31A,31Bに臨む。
図2〜3に示すファン5は、ダクト4において拡張スロット3から表示装置本体2の通気口22に向けて空気を強制的に流す。ファン5は、ダクト4の延長方向(図1〜3においてZ軸方向)の任意の位置に設けられてよいが、本実施形態では、通気口22側に位置するダクト4の端部(先端部)に設けられている。
次に、本実施形態の表示装置における機能拡張ユニット10の冷却方法について主に図5を参照して説明する。
図5に示すように、機能拡張ユニット10の冷却方法では、ファン5が動作することで、拡張スロット3に装着された機能拡張ユニット10の熱を帯びた空気を、矢印D1で示すように拡張スロット3からダクト4の内部に誘導する。そして、ダクト4の内部に誘導された空気を、矢印D2で示すように通気口22まで流し、通気口22から表示装置本体2の外側の空間に排出する。これにより、機能拡張ユニット10を冷却することができる。
図5に示すように、機能拡張ユニット10の冷却方法では、ファン5が動作することで、拡張スロット3に装着された機能拡張ユニット10の熱を帯びた空気を、矢印D1で示すように拡張スロット3からダクト4の内部に誘導する。そして、ダクト4の内部に誘導された空気を、矢印D2で示すように通気口22まで流し、通気口22から表示装置本体2の外側の空間に排出する。これにより、機能拡張ユニット10を冷却することができる。
次に、拡張スロット3の第一、第二スロット領域31A,31Bに、第一、第二機能拡張ユニット10A,10Bを装着した場合の冷却方法について説明する。
第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着した状態では、第二機能拡張ユニット10Bによってダクト4の第二開口部42が塞がれる、あるいは第二開口部42の開口面積が非常に小さくなる。このため、ファン5が動作すると、拡張スロット3の空気は主に第一開口部41を通してダクト4の内部に誘導される。これにより、第一スロット領域31Aでは、矢印D1で示すようにダクト4の内部に向けて空気が流れやすくなる。したがって、第一スロット領域31Aに装着した第一機能拡張ユニット10A(特にヒートシンク11)の熱を帯びた空気がダクト4内に向けて誘導されやすくなる。
第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着した状態では、第二機能拡張ユニット10Bによってダクト4の第二開口部42が塞がれる、あるいは第二開口部42の開口面積が非常に小さくなる。このため、ファン5が動作すると、拡張スロット3の空気は主に第一開口部41を通してダクト4の内部に誘導される。これにより、第一スロット領域31Aでは、矢印D1で示すようにダクト4の内部に向けて空気が流れやすくなる。したがって、第一スロット領域31Aに装着した第一機能拡張ユニット10A(特にヒートシンク11)の熱を帯びた空気がダクト4内に向けて誘導されやすくなる。
一方、第二スロット領域31Bでは、第一スロット領域31Aにおける矢印D1で示す空気の流れによって、矢印D3で示すように第一スロット領域31Aに向かう空気の流れが誘起される。また、第二スロット領域31Bに装着した第二機能拡張ユニット10Bの冷却ファン12が動作することで、矢印D3で示す空気の流れをさらに促すことができる。したがって、第二スロット領域31Bに装着した第二機能拡張ユニット10Bの熱を帯びた空気は第一機能拡張ユニット10A(特にヒートシンク11)を介してダクト4内に向けて誘導される。
以上により、第一、第二スロット領域31A,31Bに装着した第一、第二機能拡張ユニット10A,10Bの両方を同等に冷却することができる。
以上により、第一、第二スロット領域31A,31Bに装着した第一、第二機能拡張ユニット10A,10Bの両方を同等に冷却することができる。
次に、拡張スロット3の第一スロット領域31Aに第一機能拡張ユニット10Aを装着し、第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着しない場合の冷却方法について説明する。
第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着していない状態では、第二スロット領域31Bとダクト4の内部とが第二開口部42を通してつながる。ただし、第二開口部42の大きさは第一開口部41と比較して小さいため、ファン5が動作した際に第二開口部42を通る空気の流量は、第一開口部41を通る空気の流量よりも小さい。すなわち、ファン5が動作すると、拡張スロット3の空気は矢印D1で示すように主に第一開口部41を通してダクト4の内部に誘導されやすくなる。これにより、第一スロット領域31Aに装着した第一機能拡張ユニット10A(特にヒートシンク11)の熱を帯びた空気がダクト4内に向けて誘導されやすくなる。したがって、第一スロット領域31Aに装着した第一機能拡張ユニット10Aを効率よく冷却することができる。
第二スロット領域31Bに第二機能拡張ユニット10Bを装着していない状態では、第二スロット領域31Bとダクト4の内部とが第二開口部42を通してつながる。ただし、第二開口部42の大きさは第一開口部41と比較して小さいため、ファン5が動作した際に第二開口部42を通る空気の流量は、第一開口部41を通る空気の流量よりも小さい。すなわち、ファン5が動作すると、拡張スロット3の空気は矢印D1で示すように主に第一開口部41を通してダクト4の内部に誘導されやすくなる。これにより、第一スロット領域31Aに装着した第一機能拡張ユニット10A(特にヒートシンク11)の熱を帯びた空気がダクト4内に向けて誘導されやすくなる。したがって、第一スロット領域31Aに装着した第一機能拡張ユニット10Aを効率よく冷却することができる。
以上説明したように、本実施形態の表示装置1は、拡張スロット3から表示装置本体2の通気口22まで延びるダクト4と、ダクト4において拡張スロット3から通気口22に向けて強制的に空気を流すファン5と、を備える。これにより、本実施形態の表示装置1及び機能拡張ユニット10の冷却方法では、拡張スロット3に装着した機能拡張ユニット10の熱(熱を帯びた空気)が、表示装置1の内部空間21のうち拡張スロット3やダクト4の外側で漂うことを抑制できる。これにより、機能拡張ユニット10の熱が、表示装置1の内部空間21に設けられた他の回路部品(例えば電源基板や制御基板など)の温度上昇に影響することを抑制しながら、機能拡張ユニット10を冷却することができる。
また、本実施形態の表示装置1では、ダクト4が拡張スロット3から二つのスロット領域31の配列方向に延びて通気口22に到達する場合に、拡張スロット3側に位置するダクト4の基端部が二つのスロット領域31のうち通気口22から離れて位置する第一スロット領域31Aにのみ開口する。このため、ダクト4の基端部が二つのスロット領域31の両方に開口する場合と比較して、二つのスロット領域31にそれぞれ装着された二つの機能拡張ユニット10の両方を同等に冷却することができる。以下、この点について説明する。
例えばダクト4の基端部が二つのスロット領域31の両方に開口する場合には、ファン5が動作すると、通気口22から遠い第一スロット領域31Aよりも通気口22に近い第二スロット領域31Bにおいて空気が流れやすくなる。このため、第二スロット領域31Bに装着した第二機能拡張ユニット10Bが冷却しやすく、第一スロット領域31Aに装着した第一機能拡張ユニット10Aが冷却しにくくなる。これに対して、ダクト4の基端部が第一スロット領域31Aにのみ開口する場合には、第一スロット領域31Aに空気が流れやすくなり、第二スロット領域31Bにおいては第一スロット領域31Aに向けて空気が流れる。このため、二つのスロット領域31にそれぞれ装着された二つの機能拡張ユニット10の両方を同等に冷却することができる。
また、本実施形態の表示装置1では、機能拡張ユニット10を拡張スロット3に装着した状態で機能拡張ユニット10に接続されるコネクタ6が、ダクト4の内側に配置されている。これにより、表示装置本体2の内部における拡張スロット3及びダクト4の占有領域を小さく抑えることができる。
以上、本発明に係る表示装置及び機能拡張ユニットの装着方法の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明において、拡張スロット3におけるスロット領域31の数は、一つや二つに限らず、三つ以上であってもよい。この場合、拡張スロット3のガイド部32〜34の数を四つ以上(中間ガイド部34の数を二つ以上)とすればよい。また、拡張スロット3側に位置するダクト4の基端部は、上記実施形態と同様に、複数のスロット領域31のうち第二方向において通気口22側から離れて位置する一部(一つ以上)のスロット領域31にのみ開口していればよい。
本発明の表示装置は、例えば図6に示すように、少なくとも内部空間21及び通気口22を有する表示装置本体2と、内部空間21に設けられた拡張スロット3と、内部空間21に設けられて拡張スロット3から通気口22まで延びるダクト4と、ダクト4において拡張スロット3から通気口22に向けて強制的に空気を流すファン5と、を備えればよい。
1 表示装置
2 表示装置本体
21 内部空間
22 通気口
3 拡張スロット
31 スロット領域
31A 第一スロット領域
31B 第二スロット領域
4 ダクト
5 ファン
6 コネクタ
7 回路基板
10 機能拡張ユニット
10A 第一機能拡張ユニット
10B 第二機能拡張ユニット
2 表示装置本体
21 内部空間
22 通気口
3 拡張スロット
31 スロット領域
31A 第一スロット領域
31B 第二スロット領域
4 ダクト
5 ファン
6 コネクタ
7 回路基板
10 機能拡張ユニット
10A 第一機能拡張ユニット
10B 第二機能拡張ユニット
Claims (4)
- 内部空間及び前記内部空間を外側の空間につなぐ通気口を有する表示装置本体と、
前記表示装置本体の内部空間に設けられて、機能拡張ユニットを着脱自在に装着する拡張スロットと、
前記表示装置本体の内部空間に設けられ、前記拡張スロットから前記通気口まで延びるダクトと、
前記ダクトにおいて前記拡張スロットから前記通気口に向けて強制的に空気を流すファンと、
を備える表示装置。 - 前記拡張スロットは、隣り合わせて配置され、それぞれに前記機能拡張ユニットを装着可能な二つのスロット領域を有し、
前記ダクトは、前記拡張スロットから前記二つのスロット領域の配列方向に延びることで前記通気口に到達し、
前記拡張スロット側に位置する前記ダクトの端部は、前記二つのスロット領域のうち前記通気口から離れて位置する第一スロット領域にのみ開口する請求項1に記載の表示装置。 - 前記表示装置本体の内部空間に設けられ、前記機能拡張ユニットを前記拡張スロットに装着した状態で前記機能拡張ユニットに接続されるコネクタが、前記ダクトの内側に配置されている請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
- 請求項1に記載の表示装置において、前記ファンが動作することで、前記拡張スロットに装着された前記機能拡張ユニットの熱を帯びた空気を前記拡張スロットから前記ダクトの内部に誘導し、前記ダクト内部に誘導された空気を前記通気口から前記表示装置本体の外側の空間に排出する機能拡張ユニットの冷却方法。
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