JP2021175997A - 現像ローラ - Google Patents

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Abstract

【課題】カブリ等の画像不良がなく、現状よりも画質に優れた画像を形成できる現像ローラを提供する。【解決手段】弾性材料からなる筒状のローラ本体2と、当該ローラ本体の最外層に設けられた、シリカ粒子からなるシリカ粒子層4とを含み、シリカ粒子層4の外周面は、国際標準化機構規格ISO25178−2:2012において規定された算術平均高さSaが0.7μm以下で、かつローラ本体2のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)が、式(1):logR≦5.0 (1)を満足する現像ローラ1である。【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真法を利用した画像形成装置に組み込んで用いる現像ローラに関するものである。
近時、ゴムの架橋物からなる筒状のローラ本体を含み、当該ローラ本体の外周面を、仕上げ研磨し、酸化膜を形成し、さらにシリカ粒子等を付着させることで、コーティング膜を省略した現像ローラが提案されている(特許文献1等参照)。
特許第5280689号公報
本発明の目的は、現状よりも画質に優れた画像を形成できる現像ローラを提供することにある。
本発明は、弾性材料からなる筒状のローラ本体、および前記ローラ本体の最外層に設けられた、シリカ粒子からなるシリカ粒子層を含み、前記シリカ粒子層の外周面は、国際標準化機構規格ISO25178−2:2012において規定された算術平均高さSaが0.7μm以下で、かつ前記ローラ本体のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)が、式(1):
logR≦5.0 (1)
を満足する現像ローラである。
本発明によれば、現状よりも画質に優れた画像を形成できる現像ローラを提供することができる。
図(a)は、本発明の現像ローラの一例の、全体の外観を示す斜視図、図(b)は、上記例の現像ローラの端面図である。 ローラ本体のローラ抵抗値を測定する方法を説明する図である。
現像ローラを用いた現像では、画像形成装置の、トナーを収容した現像部内に現像ローラを設け、当該現像ローラの、ローラ本体の外周面に量規制ブレード(帯電ブレード)の先端部を接触させた状態で、現像ローラを回転させる。
そうすると現像部内のトナーが帯電されて、ローラ本体の外周面に付着されるとともに、付着されたトナーがローラ本体の外周面と量規制ブレードの先端部とのニップ部を通過する際に、付着したトナーの厚みが外周面の略全幅に亘って均されて、当該外周面にトナー層が形成される。
また感光体の表面には、並行して、一様に帯電させたのち露光することで静電潜像が形成される。
次いで、この状態で現像ローラをさらに回転させて、トナー層を、感光体の表面の近傍に搬送すると、トナー層を形成するトナーが、感光体の表面に形成された静電潜像に応じて選択的に感光体の表面に移動して、静電潜像がトナー像に現像される。
現像ローラの、ローラ本体の外周面は、当該外周面の表面状態を整えて、トナーの帯電量や搬送量を安定させるために、コーティング膜で被覆するのが一般的である。
コーティング膜は、そのもとになる液状のコーティング剤をスプレー法、ディッピング法等の塗布方法によってローラ本体の外周面に塗布したのち、乾燥させて形成される。
ところがコーティング膜は、上記形成過程において埃等の異物の混入、厚みムラの発生等の様々な不良を生じやすいという課題がある。
また、コーティング剤を調製するには有機溶剤が必要であるが、有機溶剤の使用は環境に対する負荷が大きく、近年の低VOC(揮発性有機化合物)化の流れに逆行することにもなる。
そこでコーティング膜に代えて、ローラ本体の外周面を細かな表面形状に仕上げたり、当該外周面に紫外線を照射する等して、ローラ本体を形成するゴムを酸化させて、上記外周面を被覆する酸化膜を形成したりする場合がある。
ローラ本体の外周面を細かな表面形状に仕上げるためには、たとえば、研磨方法として湿式研磨等を採用するととともに、研磨に用いる砥材の研磨番手を大きくして、研磨目を細かくすることが考えられる。
この場合には、研磨目を細かくするほど、つまり外周面の表面粗さを小さくするほど、ローラ本体の外周面に付着されるトナーの量を少なくして、現像ローラによるトナーの搬送量を小さくできる。
また酸化膜を形成すると、当該酸化膜を誘電層として機能させて、現像ローラの誘電正接を低減でき、しかも酸化膜を低摩擦層として機能させ、ローラ本体の外周面に付着されるトナーの量を少なくして、トナーの搬送量を小さくできる。
ところが、形成画像の高画質化のために近時、粒形のトナーや、より小径のトナーを用いることが一般化してきており、これらのトナーは、それ自体の流動性を上げる工夫がされていることもあって、帯電量や搬送量が増加する傾向がある。
そのため、トナーの搬送量が過剰になりやすい上、過剰のトナーが搬送されることで、トナーの外添剤等が脱落したり、当該外添剤等が、量規制ブレードや感光体などからの圧力によってローラ本体の外周面に埋没したりする現象も生じやすくなる。
そして、これらの現象を生じると、たとえば形成画像の余白部分にトナーが付着する、いわゆるカブリ等の画像不良を生じやすくなる場合がある。
前述した特許文献1に記載の発明では、酸化膜を形成したローラ本体の外周面に、さらにシリカ粒子等を付着させることにより、当該外周面をより一層、低摩擦化して、トナーの搬送量が過剰になるのを抑制することが提案されている。
しかし発明者の検討によると、近年の、形成画像のさらなる高画質化に伴い、特許文献1に記載の構成でも、トナーの搬送量が過剰になるのを十分に抑制できなくなりつつあるのが現状である。
たとえば特許文献1では、シリカ粒子等を付着させる前のローラ本体の外周面の表面粗さRaを所定の範囲に規定することで、シリカ粒子等を付着しやすく、かつ脱落しにくくしている。
ところが特許文献1では、シリカ粒子等を付着させた後の外周面の表面状態については何ら規定されていない。
しかし発明者の検討によると、ローラ本体が、最外層に、シリカ粒子を付着させたシリカ粒子層を含む場合、当該シリカ粒子層の外周面の表面状態が、トナーの付着に大きく関わっている。
具体的には、シリカ粒子層の外周面の表面粗さが大きくなるほど、トナーが付着しやすくなって、トナーの搬送量が増加する傾向がある。
またトナーの付着には、シリカ粒子等を付着させるローラ本体自体のローラ抵抗値も大きく関係している。
すなわち、ローラ本体のローラ抵抗値を小さくするほど、トナーの帯電量を小さくして、トナーの付着を抑制し、トナーの搬送量を小さくすることができる。
ところが特許文献1の、たとえば実施例におけるローラ抵抗値の設定は大きすぎるため、トナーの付着を十分に抑制することができない。
そのため特許文献1の構成では、トナーの付着を抑制する効果が十分に得られず、トナーの搬送量が過剰になって、形成画像にカブリ等の画像不良を生じやすくなる場合がある。
そこで発明者は、
・ 国際標準化機構規格ISO25178−2:2012「製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状−第2部:用語,定義及び表面性状パラメータ」において規定された方法によって測定される、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSa、および
・ ローラ本体のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)
の範囲を規定することを検討した。
すなわち、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは、当該外周面の平均面に対する、凹凸を構成する各点の高さの差の絶対値の平均値で表される、当該外周面の凹凸の大きさを規定する。
シリカ粒子層の外周面を、現状よりも細かな表面形状として、トナーの付着を有効に抑制するためには、当該算術平均高さSaを小さくすればよい。
具体的には、算術平均高さSaを0.7μm以下とすると、シリカ粒子層の外周面を、現状よりも細かな表面形状としてトナーの付着を少なくすることができ、トナーの搬送量が過剰になるのを抑制することができる。
また、前述したようにローラ本体のローラ抵抗値を小さくするほど、トナーの帯電量を小さくして、トナーの付着を抑制することができる。
具体的には、ローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)を、常用対数値logRで表して5.0以下とすることで、トナーの付着を抑制して、トナーの搬送量が過剰になるのを抑制することができる。
そして、この2つの相乗効果によって、現状よりもトナーの搬送量をさらに小さくして、カブリ等の画像不良のない、現状よりも画質に優れた画像を形成することが可能となる。
したがって本発明は、弾性材料からなる筒状のローラ本体、および上記ローラ本体の最外層に設けられた、シリカ粒子からなるシリカ粒子層を含み、当該シリカ粒子層の外周面は、算術平均高さSaが0.7μm以下で、かつローラ本体のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)が、式(1):
logR≦5.0 (1)
を満足する現像ローラである。
これらのことは、後述する実施例、比較例の結果からも明らかである。
なおローラ抵抗値Rは、ローラ本体の外周面にシリカ粒子を付着させてシリカ粒子層を形成する前の状態で測定した値でもって表すこととし、当該測定値が、式(1)を満足する範囲であればよい。
また、後述するようにローラ本体の外周面を酸化膜で被覆する場合には、当該酸化膜を被覆した状態で測定した値でもって表すこととし、当該測定値が、式(1)を満足する範囲であればよい。
図1(a)は、本発明の現像ローラ1の一例の、全体の外観を示す斜視図、図1(b)は、上記例の現像ローラ1の端面図である。
図1(a)(b)を参照して、この例の現像ローラ1は、弾性材料からなり、非多孔質でかつ単層の筒状に形成されたローラ本体2の外周面3に直接に、最外層として、シリカ粒子からなる筒状のシリカ粒子層4が積層されたものである。
ローラ本体2の中心の通孔5には、シャフト6が挿通されて固定されている。
シャフト6は、良導電性の材料、たとえば、鉄、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等の金属などによって一体に形成されている。
シャフト6は、たとえば、導電性を有する接着剤を介してローラ本体2と電気的に接合され、かつ機械的に固定されるか、あるいは通孔5の内径よりも外径の大きいものを通孔5に圧入することで、ローラ本体2と電気的に接合され、機械的に固定される。
また、この両法を併用して、シャフト6を、ローラ本体2と電気的に接合し、かつ機械的に固定してもよい。
ローラ本体2の外周面3は、両図中に拡大して示すように、あらかじめ酸化膜7によって被覆されている。
外周面3を酸化膜7によって被覆することで、当該酸化膜7を誘電層として機能させて、現像ローラ1の誘電正接tanδを低減することができる。
しかも酸化膜7は、たとえば、外周面3に紫外線を照射する等して、当該外周面3の近傍のゴムを酸化させるだけで簡単に形成できるため、現像ローラ1の生産性が低下したり、製造コストが高くついたりするのを抑制することもできる。
ただし、酸化膜7は省略してもよい。
なおローラ本体2の「単層」とは、弾性材料からなる層の数が単層であることを指し、紫外線の照射等によって形成されるごく薄い酸化膜7は、層数に含まないこととする。
本発明において、シリカ粒子層4の外周面8の算術平均高さSaが0.7μm以下で、かつローラ本体2のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)が、常用対数値logRで表して5.0以下に限定されるのは、下記の理由による。
すなわち、外周面8の算術平均高さSaが上記の範囲を超える場合、およびローラ本体2のローラ抵抗値Rが上記の範囲を超える場合には、このいずれにおいても、前述した、トナーの搬送量が過剰になるのを抑制する効果が得られない。
そのため、カブリ等の画像不良を生じやすくなる。
これに対し、外周面8の算術平均高さSa、およびローラ本体2のローラ抵抗値Rを、ともに上記の範囲とすることで、トナーの搬送量が過剰になるのを抑制することができる。
そして、カブリ等の画像不良のない、現状よりも画質に優れた画像を形成することが可能となる。
なお、算術平均高さSaの下限はとくに限定されないものの、0.2μm以上、とくに0.3μm以上であるのが好ましい。
また、ローラ抵抗値Rの下限もとくに限定されないものの、常用対数値logRで表して3.5以上、とくに4.0以上であるのが好ましい。
算術平均高さSaおよび/またはローラ抵抗値Rが、いずれか一方でも、これらの範囲未満では、シリカ粒子層4の外周面に担持されるトナーの量が不足して、形成画像の濃度が低下する場合がある。
これに対し、算術平均高さSa、およびローラ抵抗値Rを、ともに上記の範囲とすることにより、シリカ粒子層4の外周面8に、多すぎずかつ少なすぎない適量のトナーを担持させて、カブリや形成画像の濃度の低下のない良好な画像を形成することができる。
《ローラ本体2用のゴム組成物》
ローラ本体2を形成する弾性材料としては、ローラ抵抗値Rを上述した範囲に調整するために、イオン導電性または電子導電性が付与された弾性材料を用いるのが好ましい。
とくに、架橋性のゴムであるエピクロルヒドリンゴム、およびジエン系ゴムを含み、イオン導電性が付与されたゴム組成物の架橋物によってローラ本体2を形成するのが好ましい。
〈エピクロルヒドリンゴム〉
エピクロルヒドリンゴムとしては、たとえば、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド二元共重合体(ECO)、エピクロルヒドリン−プロピレンオキサイド二元共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル二元共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体(GECO)、エピクロルヒドリン−プロピレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル四元共重合体等が挙げられる。
中でも、エチレンオキサイドを含む共重合体、とくにECOおよび/またはGECOが好ましい。
ECOおよび/またはGECOにおけるエチレンオキサイド含量は、いずれも30モル%以上、とくに50モル%以上であるのが好ましく、80モル%以下であるのが好ましい。
エチレンオキサイドは、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを下げる働きをする。
しかし、エチレンオキサイド含量が上記の範囲未満では、かかる働きが十分に得られないため、ローラ抵抗値Rを十分に低下できない場合がある。
一方、エチレンオキサイド含量が上記の範囲を超える場合には、エチレンオキサイドの結晶化が起こり、分子鎖のセグメント運動が妨げられるため、却って、ローラ抵抗値Rが上昇する傾向がある。
また、架橋後のローラ本体2が硬くなりすぎたり、架橋前のゴム組成物の、加熱溶融時の粘度が上昇して、当該ゴム組成物の加工性が低下したりする場合もある。
ECOにおけるエピクロルヒドリン含量は、エチレンオキサイド含量の残量である。
すなわち、エピクロルヒドリン含量は20モル%以上であるのが好ましく、70モル%以下、とくに50モル%以下であるのが好ましい。
また、GECOにおけるアリルグリシジルエーテル含量は0.5モル%以上、とくに2モル%以上であるのが好ましく、10モル%以下、とくに5モル%以下であるのが好ましい。
アリルグリシジルエーテルは、それ自体が側鎖として、自由体積を確保するために機能することにより、エチレンオキサイドの結晶化を抑制して、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを低下させる働きをする。
しかし、アリルグリシジルエーテル含量が上記の範囲未満では、かかる働きが十分に得られないため、ローラ抵抗値Rを十分に低下できない場合がある。
一方、アリルグリシジルエーテルは、GECOの架橋時に架橋点として機能する。
そのため、アリルグリシジルエーテル含量が上記の範囲を超える場合には、GECOの架橋密度が高くなりすぎることによって分子鎖のセグメント運動が妨げられて、却って、ローラ抵抗値Rが上昇する傾向がある。
GECOにおけるエピクロルヒドリン含量は、エチレンオキサイド含量、およびアリルグリシジルエーテル含量の残量である。
すなわち、エピクロルヒドリン含量は10モル%以上、とくに19.5モル%以上であるのが好ましく、69.5モル%以下、とくに60モル%以下であるのが好ましい。
なおGECOとしては、先に説明した3種の単量体を共重合させた、狭義の意味での共重合体の他に、エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド共重合体(ECO)をアリルグリシジルエーテルで変性した変性物も知られている。
本発明では、このいずれのGECOを用いることもできる。
エピクロルヒドリンゴムとしては、とくにGECOが好ましい。
GECOは、アリルグリシジルエーテルに起因して、主鎖中に、架橋点として機能する二重結合を有するため、主鎖間での架橋によって、架橋後の圧縮永久ひずみを小さくすることができる。
そのため、ローラ本体2を、圧縮永久ひずみが小さく、ヘタリを生じにくいものとすることができる。
これらエピクロルヒドリンゴムの1種または2種以上を用いることができる。
〈ジエン系ゴム〉
ジエン系ゴムは、ゴム組成物に良好な加工性を付与したり、ローラ本体2の機械的強度や耐久性を向上したり、当該ローラ本体2にゴムとしての良好な特性、すなわち柔軟で、圧縮永久ひずみが小さくヘタリを生じにくい特性を付与したりするために機能する。
ジエン系ゴムとしては、たとえば、天然ゴム、イソプレンゴム(IR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)等が挙げられる。
中でも、ジエン系ゴムとしては、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを微調整するために機能する、極性を有するジエン系ゴムが好ましい。
極性を有するジエン系ゴムとしては、CR、NBR等が挙げられ、とくにこの両者を併用するのが好ましい。
(CR)
CRは、クロロプレンを乳化重合させて合成されるもので、その際に用いる分子量調整剤の種類によって、硫黄変性タイプと非硫黄変性タイプとに分類される。
このうち硫黄変性タイプのCRは、クロロプレンと、分子量調整剤としての硫黄とを共重合させたポリマを、チウラムジスルフィド等で可塑化して所定の粘度に調整することで合成される。
また非硫黄変性タイプのCRは、たとえば、メルカプタン変性タイプ、キサントゲン変性タイプ等に分類される。
このうち、メルカプタン変性タイプのCRは、n−ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン、オクチルメルカプタン等のアルキルメルカプタン類を分子量調整剤として使用すること以外は、硫黄変性タイプのCRと同様にして合成される。
また、キサントゲン変性タイプのCRは、アルキルキサントゲン化合物を分子量調整剤として使用すること以外は、やはり硫黄変性タイプのCRと同様にして合成される。
またCRは、その結晶化速度に基づいて、結晶化速度が遅いタイプ、中庸であるタイプ、および速いタイプに分類される。
本発明においては、いずれのタイプのCRを用いてもよいが、中でも非硫黄変性タイプで、かつ結晶化速度が遅いタイプのCRが好ましい。
またCRとしては、クロロプレンと他の共重合成分との共重合体を用いてもよい。
他の共重合成分としては、たとえば、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1−クロロ−1,3−ブタジエン、スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、イソプレン、ブタジエン、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、およびメタクリル酸エステル等の1種または2種以上が挙げられる。
さらにCRとしては、伸展油を加えて柔軟性を調整した油展タイプのものと、加えない非油展タイプのものとがあるが、本発明では、感光体の汚染を防止するために、ブリード物質となりうる伸展油を含まない非油展タイプのCRを用いるのが好ましい。
これらCRの1種または2種以上を用いることができる。
(NBR)
NBRとしては、アクリロニトリル含量が24%以下である低ニトリルNBR、25〜30%である中ニトリルNBR、31〜35%である中高ニトリルNBR、36〜42%である高ニトリルNBR、43%以上である極高ニトリルNBRが、いずれも使用可能である。
またNBRとしては、伸展油を加えて柔軟性を調整した油展タイプのものと、加えない非油展タイプのものとがあるが、本発明では、やはり感光体等の汚染を防止するために、ブリード物質となりうる伸展油を含まない非油展タイプのNBRを用いるのが好ましい。
これらNBRの1種または2種以上を用いることができる。
〈ゴムの割合〉
ゴムの割合は、現像ローラ1に求められる各種の特性、とくにローラ抵抗値Rやローラ本体2の柔軟性等に応じて任意に設定することができる。
ただし、エピクロルヒドリンゴム等の割合は、ゴムの総量100質量部中の40質量部以上、とくに50質量部以上であるのが好ましく、80質量部以下、特に70質量部以下であるのが好ましい。
エピクロルヒドリンゴムの割合が上記の範囲未満、または上記の範囲を超える場合には、このいずれにおいても、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを、前述した範囲に調整できない場合がある。
また、エピクロルヒドリンゴムの割合が上記の範囲を超える場合には、相対的に、ジエン系ゴムの割合が少なくなって、ローラ本体2に、前述したゴムとしての良好な特性を付与することができない場合もある。
これに対し、エピクロルヒドリンゴムの割合を上記の範囲とすることにより、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを前述した範囲に調整しながら、当該ローラ本体2に、ゴムとしての良好な特性を付与することができる。
ジエン系ゴムの割合は、エピクロルヒドリンゴムの残量である。
すなわち、エピクロルヒドリンゴムの割合を上記範囲内の所定値に設定した際にゴムの総量が100質量部となるように、ジエン系ゴムの割合を設定すればよい。
〈架橋成分〉
ゴム組成物には、ゴムを架橋させるための架橋成分を配合する。
架橋成分としては、ゴムを架橋させるための架橋剤と、当該架橋剤によるゴムの架橋を調整する機能を有する、いわゆる架橋促進剤とを併用するのが好ましい。
このうち架橋剤としては、たとえば、硫黄系架橋剤、チオウレア系架橋剤、トリアジン誘導体系架橋剤、過酸化物系架橋剤、各種モノマー等が挙げられ、とくに硫黄系架橋剤が好ましい。
(硫黄系架橋剤)
硫黄系架橋剤としては、たとえば、粉末硫黄、オイル処理粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、分散性硫黄等の硫黄や、あるいはテトラメチルチウラムジスルフィド、4,4′−ジチオジモルホリン等の有機含硫黄化合物などが挙げられる。
ゴム組成物には、架橋剤として硫黄を単独で配合するのが好ましい。
硫黄の割合は、ローラ本体2にゴムとしての良好な特性を付与すること等を考慮すると、ゴムの総量100質量部あたり0.5質量部以上であるのが好ましく、2質量部以下であるのが好ましい。
なお、硫黄としてオイル処理粉末硫黄、分散性硫黄等を使用する場合、上記の割合は、それぞれの中に含まれる有効成分としての硫黄自体の割合とする。
また、架橋剤として有機含硫黄化合物を使用する場合、その割合は、分子中に含まれる硫黄の、ゴムの総量100質量部あたりの割合が上記の範囲となるように調整するのが好ましい。
(架橋促進剤)
架橋促進剤としては、たとえば、チウラム系促進剤、チアゾール系促進剤、チオウレア系促進剤、グアニジン系促進剤、スルフェンアミド系促進剤、ジチオカルバミン酸塩系促進剤等の1種または2種以上が挙げられる。
このうちチウラム系促進剤、チアゾール系促進剤、チオウレア系促進剤、およびグアニジン系促進剤を併用するのが好ましい。
チウラム系促進剤としては、たとえば、テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド等の1種または2種以上が挙げられ、とくにテトラメチルチウラムモノスルフィドが好ましい。
チアゾール系促進剤としては、たとえば、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩、2−(4′−モルホリノジチオ)ベンゾチアゾール等の1種または2種以上が挙げられ、とくにジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドが好ましい。
チオウレア系促進剤としては、分子中にチオウレア構造を有する種々のチオウレア化合物が使用可能である。
チオウレア系促進剤としては、たとえば、エチレンチオウレア、N,N′−ジフェニルチオウレア、トリメチルチオウレア、式(2):
(C2n+1NH)C=S (2)
〔式中、nは1〜12の整数を示す。〕で表されるチオウレア、テトラメチルチオウレア等の1種または2種以上が挙げられ、とくにエチレンチオウレアが好ましい。
グアニジン系促進剤としては、たとえば、1,3−ジフェニルグアニジン、1,3−ジ−o−トリルグアニジン、1−o−トリルビグアニド等の1種または2種以上が挙げられ、とくに1,3−ジ−o−トリルグアニジンが好ましい。
上記4種の併用系において、ゴムの架橋を調整する効果を十分に発現させること等を考慮すると、チウラム系促進剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり0.3質量部以上であるのが好ましく、1質量部以下であるのが好ましい。
また、チアゾール系促進剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり0.3質量部以上であるのが好ましく、2質量部以下であるのが好ましい。
チオウレア系促進剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり0.3質量部以上であるのが好ましく、1質量部以下であるのが好ましい。
さらに、グアニジン系促進剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり0.3質量部以上であるのが好ましく、1質量部以下であるのが好ましい。
なおチオウレア系促進剤は、硫黄架橋性を有しないECOの架橋剤、グアニジン系促進剤は、チオウレア系促進剤によるECOの架橋の促進剤としても機能する。
〈導電剤〉
ゴム組成物には、さらにイオン導電剤を配合してもよい。
イオン導電剤を配合することにより、ゴム組成物のイオン導電性をさらに向上して、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを、より一層低下させることができる。
イオン導電剤としては、分子中にフルオロ基およびスルホニル基を有する陰イオンと、陽イオンとの塩(イオン塩)が好ましい。
イオン塩を構成する、分子中にフルオロ基およびスルホニル基を有する陰イオンとしては、たとえば、フルオロアルキルスルホン酸イオン、ビス(フルオロアルキルスルホニル)イミドイオン、トリス(フルオロアルキルスルホニル)メチドイオン等の1種または2種以上が挙げられる。
このうちフルオロアルキルスルホン酸イオンとしては、たとえば、CFSO 、CSO 等の1種または2種以上が挙げられる。
またビス(フルオロアルキルスルホニル)イミドイオンとしては、たとえば、(CFSO)、(CSO)、(CSO)(CFSO)N、(FSO)(CFSO)N、(C17SO)(CFSO)N、(CFCHOSO)、(CFCFCHOSO)、(HCFCFCHOSO)、[(CF)CHOSO]等の1種または2種以上が挙げられる。
さらにトリス(フルオロアルキルスルホニル)メチドイオンとしては、たとえば、(CFSO)、(CFCHOSO)等の1種または2種以上が挙げられる。
また陽イオンとしては、たとえば、ナトリウム、リチウム、カリウム等のアルカリ金属のイオン、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等の第2族元素のイオン、遷移元素のイオン、両性元素の陽イオン、第4級アンモニウムイオン、イミダゾリウム陽イオン等の1種または2種以上が挙げられる。
イオン塩としては、とくに陽イオンとしてリチウムイオンを用いたリチウム塩、またはカリウムイオンを用いたカリウム塩が好ましい。
中でも、ゴム組成物のイオン導電性を向上して、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを低下させる効果の点で、(CFSO)NLi〔リチウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〕、および/または(CFSO)NK〔カリウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〕が好ましい。
イオン塩等のイオン導電剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり0.5質量部以上であるのが好ましく、5質量部以下であるのが好ましい。
〈その他〉
ゴム組成物には、さらに必要に応じて、各種の添加剤を配合してもよい。添加剤としては、たとえば、架橋助剤、受酸剤、充填剤、可塑剤、加工助剤、劣化防止剤等が挙げられる。
このうち架橋助剤としては、たとえば、酸化亜鉛等の金属化合物;ステアリン酸、オレイン酸、綿実脂肪酸等の脂肪酸その他、従来公知の架橋助剤の1種または2種以上が挙げられる。
架橋助剤の割合は、個別に、ゴムの総量100質量部あたり0.1質量部以上であるのが好ましく、7質量部以下であるのが好ましい。
受酸剤は、架橋時にエピクロルヒドリンゴムやCR等から発生した塩素系ガスがローラ本体2内に残留したり、それによって架橋阻害や感光体の汚染等が生じたりするのを防止するために機能する。
受酸剤としては、酸受容体として作用する種々の物質を用いることができるが、中でも分散性に優れたハイドロタルサイト類またはマグサラットが好ましく、とくにハイドロタルサイト類が好ましい。
またハイドロタルサイト類等を酸化マグネシウムや酸化カリウムと併用すると、より高い受酸効果を得ることができ、感光体等の汚染を、より一層確実に防止することができる。
受酸剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり0.2質量部以上であるのが好ましく、7質量部以下であるのが好ましい。
充填剤としては、たとえば、酸化亜鉛、シリカ、カーボンブラック、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム等の1種または2種以上が挙げられる。
充填剤を配合することにより、ローラ本体2の機械的強度等を向上できる。
また、充填剤として導電性カーボンブラックを用いることで、ローラ本体2に電子導電性を付与することもできる。
導電性カーボンブラックとしては、たとえば、アセチレンブラック等が挙げられる。
導電性カーボンブラックの割合は、ゴムの総量100質量部あたり1質量部以上であるのが好ましく、30質量部以下であるのが好ましい。
可塑剤としては、たとえば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフェート等の各種可塑剤や、極性ワックス等の各種ワックス等が挙げられる。
また加工助剤としては、たとえば、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩などが挙げられる。
可塑剤および/または加工助剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり3質量部以下であるのが好ましい。
劣化防止剤としては、各種の老化防止剤や酸化防止剤等が挙げられる。
このうち老化防止剤は、ローラ本体2のローラ抵抗値Rの環境依存性を低減し、かつ連続通電時のローラ抵抗値Rの上昇を抑制する働きをする。
老化防止剤としては、たとえば、ジエチルジチオカルバミン酸ニッケル、ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル等が挙げられる。
老化防止剤の割合は、ゴムの総量100質量部あたり0.1質量部以上であるのが好ましく、1質量部以下であるのが好ましい。
また添加剤としては、さらにカーボンブラック以外の他の充填剤、劣化防止剤、スコーチ防止剤、滑剤、顔料、帯電防止剤、難燃剤、中和剤、造核剤、共架橋剤等の各種添加剤を、任意の割合で配合してもよい。
カーボンブラック以外の他の充填剤としては、たとえば、酸化亜鉛、シリカ、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム等の1種または2種以上が挙げられる。
《シリカ粒子層4》
シリカ粒子層4は、ローラ本体2の、必要に応じて酸化膜7を形成した外周面3に、シリカ粒子を、散布機等を用いて散布するなどして塗布し、塗布したシリカ粒子を、金属製の均しブレード等を用いて外周面3に圧着させながら厚みを均すことで形成される。
シリカ粒子としては、特に限定されず、公知のものを用いることができる。
シリカ粒子としては、トナーの特性に合わせた任意の表面処理(疎水処理や親水処理等)を施したものを用いてもよい。
シリカ粒子の付着量、およびシリカ粒子層4の厚み等は、任意に設定することができる。
シリカ粒子層4の外周面8の算術平均高さSaを前述した範囲とするためには、たとえば、シリカ粒子の種類を違えたり、研磨の条件を調整して、ローラ本体2の外周面3の表面粗さを調整したりすればよい。
また、外周面8の算術平均高さSaを前述した範囲とするためには、ローラ本体2の外周面3に照射する紫外線の積算光量を調整して、当該外周面3に形成される酸化膜7の厚みや密度を調整したり、シリカ粒子を外周面3に圧着する条件を調整したりしてもよい。
ローラ本体2の外周面3を研磨するための研磨方法としては、たとえば、乾式トラバース研磨等の種々の研磨方法が採用可能であり、研磨工程の最後に、外周面3を仕上げ研磨するのが好ましい。
仕上げ研磨としては、ラッピングフィルムを用いた鏡面研磨等が挙げられる。
鏡面研磨では、ラッピングフィルムを、番手の小さい目の粗いものから、番手の大きい目の細かいものへ順次、交換しながら、2段階以上の鏡面研磨をするのが好ましい。
かかる研磨方法では、最終段の鏡面研磨に用いるラッピングフィルムの種類や鏡面研磨の条件などを選択することにより、次工程で外周面3にシリカ粒子を付着させて形成されるシリカ粒子層4の外周面8の算術平均高さSaを、前述した範囲に調整できる。
また、シリカ粒子層4を形成する前のローラ本体2のローラ抵抗値Rを微調整することもできる、
ラッピングフィルムの種類としては、たとえば、砥粒の種類や、各砥粒の製造粒度の違い、当該砥粒の固着構造によって分類される通常のラッピングフィルムとミラーフィルム〔三共理化学(株)の登録商標〕の違い等が挙げられる。
このうち通常のラッピングフィルムは、砥粒を樹脂接着剤に均一に分散させてフィルム上にコーティングして製造され、ミラーフィルムは、接着材層を塗布したフィルム上に、砥粒を静電塗布法によって固着させて製造される。
また砥粒の種類としては、たとえば、白色酸化アランダム(WA)、グリーンカーボランダム(GC)、カーボランダム(CC)、ダイヤモンド(D)等が挙げられる。
これらの砥粒は、それぞれ形状や硬度等が異なっている。
また積算光量とは、ローラ本体2の外周面3に照射する紫外線の、単位面積当たりの照射強度(mW/cm)と照射時間(秒)との積で求められる、外周面3に照射される紫外線の総光量である。
積算光量は、積算光量測定機を用いて測定することができる。
具体的には、たとえば、実際にローラ本体2の外周面3に紫外線を照射する装置(UV処理装置)の、ローラ本体2をセットする位置に、積算光量測定機をセットする。
次いで、UV処理装置を、ローラ本体2の外周面3に紫外線を照射する際と同様に作動させて積算光量測定機の受光部に紫外線を照射して、当該積算光量測定機によって測定される積算光量が目的とする値に達するのに要したUV処理装置の動作条件を求める。
動作条件としては、たとえば、照射する紫外線の波長、照射強度、照射時間の他、ローラ本体2を回転させながら外周面3に紫外線を照射するUV処理装置の場合は、当該ローラ本体2の回転速度等が挙げられる。
そして、同じUV処理装置にローラ本体2をセットして、先の測定によって求めた動作条件で作動させると、セットしたローラ本体2の外周面3に、同じ積算光量で紫外線を照射することができる。
紫外線の積算光量を小さくするほど、ローラ本体2の外周面3に形成される酸化膜7の厚みや密度を小さくできる。
図1の例では、ローラ本体2を単層構造としていたが、ローラ本体2は、2層以上の積層構造としてもよい。
またローラ本体2は、前述した各成分を含むゴム組成物によって形成したものには限定されない。
たとえば、ローラ本体2のローラ抵抗値Rを前述した範囲に調整できる、機械的強度や耐久性に優れたローラ本体2を形成できる、ローラ本体2に、柔軟で、しかも圧縮永久ひずみが小さくヘタリを生じにくい特性を付与できる、といった要件を満足しうる種々の材料によってローラ本体2を形成することができる。
いずれの場合も、ローラ抵抗値Rを前述した範囲とすることにより、外周面8の算術平均高さSaが前述した範囲であるシリカ粒子層4と組み合わせることと相まって、カブリ等を生じにくく画質に優れた画像を形成できる現像ローラ1を得ることができる。
本発明の現像ローラ1は、たとえば、レーザープリンタ、静電式複写機、普通紙ファクシミリ装置、およびこれらの複合機等の、電子写真法を利用した画像形成装置に組み込んで用いることができる。
以下に、本発明を、実施例、比較例に基づいて説明するが、本発明の構成は、必ずしもこれらの例に限定されるものではない。
なお実施例、比較例で製造した現像ローラ1の、シリカ粒子層4の外周面8の算術平均高さSaは、形状解析レーザー顕微鏡〔(株)キーエンス製のVK−X150/160〕を用いて、観察面積:55625μmの範囲で測定した外周面8の表面形状の測定結果から、前述したISO規格に則って求めた。
そして算術平均高さSaが0.7μm以下であったものを合格(○)、0.7μmを超えていたものを不合格(×)と評価した。
また、現像ローラ1のローラ本体2のローラ抵抗値は、下記の方法によって測定した値でもって表すこととした。
〈ローラ抵抗値Rの測定〉
ローラ本体2のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)は、図2に示す方法で測定した。
すなわち図1、図2を参照して、まず一定の回転速度で回転させることができるアルミニウムドラム9を用意し、用意したアルミニウムドラム9の外周面10に、上方から、ローラ本体2の外周面3を接触させた。
また、シャフト6とアルミニウムドラム9との間に直流電源11、および抵抗12を直列に接続して計測回路13を構成した。
直流電源11は、(−)側をシャフト6、(+)側を抵抗12と接続し、抵抗12の抵抗値rは100Ωとした。
次いで、シャフト6の両端部にそれぞれ450gの荷重Fをかけて、ローラ本体2をアルミニウムドラム9に圧接させた状態で、アルミニウムドラム9を40rpmで回転させた。
そして回転を続けながら、ローラ本体2とアルミニウムドラム9との間に、直流電源11から直流100Vの印加電圧Eを印加した際に、抵抗12にかかる検出電圧Vを計測した。
検出電圧Vと印加電圧E(=100V)とから、ローラ本体2のローラ抵抗値Rは、基本的に式(3):
R=r×E/V−r (3)
によって求められる。
ただし式(3)中の−rの項は微小とみなすことができるため、本発明では式(3a):
R=r×E/V (3a)
によって求めた値でもって、ローラ本体2のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)とした。
ローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)は、前述したように、常用対数値logRが5.0以下であったものを合格(○)、5.0を超えていたものを不合格(×)とした。
〈実施例1〉
(ゴム組成物の調製)
ゴムとしては、GECO〔(株)大阪ソーダ製のエピオン(登録商標)301(低Visタイプ)、EO/EP/AGE=73/23/4(モル比)〕60質量部、CR〔昭和電工(株)製のショウプレン(登録商標)WRT、非油展〕10質量部、およびNBR〔JSR(株)製のJSR N250SL、低ニトリルNBR、アクリロニトリル含量:20%、非油展〕30質量部を配合した。
そして上記3種のゴムの総量100質量部を、バンバリミキサを用いて素練りしながら、下記の各成分を配合して混練した。
Figure 2021175997
表1中の各成分は下記のとおり。また表中の質量部は、ゴムの総量100質量部あたりの質量部である。
イオン塩:カリウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド〔K−TFSI、三菱マテリアル電子化成(株)製のEF−N112〕
架橋助剤:酸化亜鉛2種〔堺化学工業(株)製〕
受酸剤:ハイドロタルサイト類〔協和化学工業(株)製のDHT−4A(登録商標)−2〕
充填剤:導電性カーボンブラック〔アセチレンブラック、電気化学工業(株)製のデンカブラック(登録商標)、粒状〕
加工助剤:ステアリン酸亜鉛〔堺化学工業(株)製のSZ−2000〕
老化防止剤:ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル〔大内新興化学工業(株)製のノクラック(登録商標)NBC〕
次いで混練を続けながら、下記の架橋成分を配合してさらに混練してゴム組成物を調製した。
Figure 2021175997
表2中の各成分は下記のとおり。また表中の質量部は、ゴムの総量100質量部あたりの質量部である。
分散性硫黄:架橋剤〔鶴見化学工業(株)製の商品名サルファックスPS、硫黄分:99.5%〕
促進剤TS:テトラメチルチウラムモノスルフィド〔三新化学工業(株)製のサンセラー(登録商標)TS、チウラム系促進剤〕
促進剤DM:ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド〔大内新興化学工業(株)製のノクセラー(登録商標)DM、チアゾール系促進剤〕
促進剤22:エチレンチオウレア〔2−メルカプトイミダゾリン、川口化学工業(株)製のアクセル(登録商標)22−S、チオウレア系促進剤〕
促進剤DT:1,3−ジ−o−トリルグアニジン〔三新化学工業(株)製のサンセラーDT、グアニジン系促進剤〕
(現像ローラの製造)
調製したゴム組成物を押出機に供給して、外径φ14.0mm、内径φ6.5mmの筒状に押出成形し、カットして架橋用の仮のシャフトに装着して加硫缶内で160℃×1時間架橋させた。
次いで、架橋させた筒状体を、外周面に導電性の熱硬化性接着剤(ポリアミド系)を塗布した外径φ6.0mmの金属シャフトに装着し直して、オーブン中で160℃に加熱して当該金属シャフトに接着させたのち両端を整形した。
次いで、筒状体の外周面を、円筒研磨機を用いてトラバース研磨し、次いで仕上げ研磨として鏡面研磨をして、外径をφ13.00mmになるように仕上げた。
鏡面研磨は2段階とし、1段階目は#1000のラッピングフィルム〔三共理化学(株)製のミラーフィルムMCF、砥粒:CC、製造粒度:#1000〕を用いるとともに2段階目は、#3000のラッピングフィルム〔三共理化学(株)製のラッピングフィルムLGF、砥粒:GC、製造粒度:#3000〕を用いた。
次に、研磨後の外周面をアルコール拭きしたのち、UV光源から外周面までの距離を50mmとしてUV処理装置にセットし、300rpmで回転させながら紫外線を照射することで、上記外周面に酸化膜を形成して、ローラ本体を作製した。
外周面に照射する紫外線の積算光量は、25mJ/cmとした。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.5(○)であった。
次に、酸化膜を形成した外周面に、シリカ粒子〔疎水性フュームドシリカ、日本アエロジル(株)製のAEROSIL(登録商標)RX200〕を、散布機等を用いて散布(塗布)した。
そして、塗布したシリカ粒子を、均しブレードを用いて外周面に圧着させながら厚みを均してシリカ粒子層を形成して、現像ローラを製造した。
製造した現像ローラの、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは0.35μm(○)であった。
〈実施例2〉
ローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとしたこと以外は実施例1と同様にしてローラ本体を作製し、現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.4(○)であった。
また、製造した現像ローラの、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは0.37μm(○)であった。
〈実施例3〉
ローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとし、なおかつシリカ粒子として親水性フュームドシリカ〔日本アエロジル(株)製のAEROSIL 200〕を用いたこと以外は実施例1と同様にしてローラ本体を作製し、現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.5(○)であった。
また、製造した現像ローラの、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは0.38μm(○)であった。
〈実施例4〉
鏡面研磨工程のうち2段階目に、#1500のラッピングフィルム〔三共理化学(株)製のラッピングフィルムLGF、砥粒:GC、製造粒度:#1500〕を用い、かつローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとしたこと以外は実施例1と同様にしてローラ本体を作製し、現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.5(○)であった。
また、製造した現像ローラの、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは0.43μm(○)であった。
〈実施例5〉
鏡面研磨工程のうち2段階目に、#1000のラッピングフィルム〔三共理化学(株)製のラッピングフィルムLGF、砥粒:GC、製造粒度:#1000〕を用い、かつローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとしたこと以外は実施例1と同様にしてローラ本体を作製し、現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.5(○)であった。
また、製造した現像ローラの、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは0.48μm(○)であった。
〈実施例6〉
鏡面研磨工程のうち2段階目に、#1000のラッピングフィルム〔三共理化学(株)製のラッピングフィルムLGF、砥粒:GC、製造粒度:#1000〕を用い、かつローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとするとともに、シリカ粒子として疎水性フュームドシリカ〔日本アエロジル(株)製のAEROSIL RA200H〕を用いたこと以外は実施例1と同様にしてローラ本体を作製し、現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.6(○)であった。
また、製造した現像ローラの、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは0.54μm(○)であった。
〈実施例7〉
鏡面研磨工程のうち2段階目に、#2000のラッピングフィルム〔三共理化学(株)製のミラーフィルムMCF、砥粒:CC、製造粒度:#2000〕を用い、かつローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとしたこと以外は実施例1と同様にしてローラ本体を作製し、現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.7(○)であった。
また、製造した現像ローラの、シリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaは0.63μm(○)であった。
〈比較例1〉
ゴムのうちGECOの量を40質量部、NBRの量を50質量部とし、かつイオン塩の量を、ゴムの総量100質量部あたり1質量部としたこと以外は実施例1と同様にしてゴム組成物を調製し、ローラ本体を作製した。
次いで、ローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとし、かつシリカ粒子層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して5.2(×)であった。
また、製造した現像ローラの、ローラ本体の外周面の算術平均高さSaは0.27μm(○)であった。
〈比較例2〉
鏡面研磨工程のうち2段階目に、#2000のラッピングフィルム〔三共理化学(株)製のミラーフィルムMCF、砥粒:CC、製造粒度:#2000〕を用い、かつローラ本体の外周面に照射する紫外線の積算光量を175mJ/cmとするとともに、シリカ粒子層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にしてローラ本体を作製し、現像ローラを製造した。
作製したローラ本体のローラ抵抗値Rは、常用対数値logRで表して4.4(○)であった。
また、製造した現像ローラの、ローラ本体の外周面の算術平均高さSaは0.65μm(○)であった。
〈カブリ評価〉
トナーを収容したトナー容器、感光体、および感光体と接触させた現像ローラを備え、カラーレーザープリンタ〔ブラザー工業(株)製のHL−L8360CDW〕の本体に着脱自在とされた新品の黒色トナー用のカートリッジの、純正の現像ローラに代えて、実施例、比較例で製造した現像ローラを組み込んだ。
次いで、組み立てたカートリッジを上記カラーレーザープリンタに装填して、1%濃度の画像を1000枚連続形成したのち、形成した1000枚の画像の余白部分にカブリが生じたか否かを観察した。
そして1枚でもカブリが見られたものをカブリあり(×)、全くカブリが見られなかったものをカブリなし(○)と評価した。
結果を表3、表4に示す。
Figure 2021175997
Figure 2021175997
表3、表4の実施例1〜7、比較例1、2の結果より、ローラ抵抗値Rが、常用対数値logRで表して5.0以下であるローラ本体の外周面にシリカ粒子層を有し、かつシリカ粒子層の外周面の算術平均高さSaが0.7μm以下であるとき、カブリ等の画像不良のない、現状よりも画質に優れた画像を形成できる現像ローラが得られることが判った。
1 現像ローラ
2 ローラ本体
3 外周面
4 シリカ粒子層
5 通孔
6 シャフト
7 酸化膜
8 外周面
9 アルミニウムドラム
10 外周面
11 直流電源
12 抵抗
13 計測回路
F 荷重
V 検出電圧

Claims (3)

  1. 弾性材料からなる筒状のローラ本体、および前記ローラ本体の最外層に設けられた、シリカ粒子からなるシリカ粒子層を含み、前記シリカ粒子層の外周面は、国際標準化機構規格ISO25178−2:2012において規定された算術平均高さSaが0.7μm以下で、かつ前記ローラ本体のローラ抵抗値R(Ω、100V印加時)が、式(1):
    logR≦5.0 (1)
    を満足する現像ローラ。
  2. 前記ローラ本体は、ゴムの架橋物からなる請求項1に記載の現像ローラ。
  3. 前記ローラ本体の外周面をあらかじめ被覆した酸化膜をさらに含む請求項1または2に記載の現像ローラ。
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