JP2021174862A - 冷却システム及び冷却方法 - Google Patents
冷却システム及び冷却方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021174862A JP2021174862A JP2020077288A JP2020077288A JP2021174862A JP 2021174862 A JP2021174862 A JP 2021174862A JP 2020077288 A JP2020077288 A JP 2020077288A JP 2020077288 A JP2020077288 A JP 2020077288A JP 2021174862 A JP2021174862 A JP 2021174862A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- storage unit
- heat
- semiconductor device
- cooling system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に示される冷却方式では、発熱する電子部品の高温を利用し、ゼーベック効果に基づいて電流を作り出した後、この電流を利用し、ペルチェ効果に基づいて、熱電機能部品の一方の接合部に吸熱を起こさせ、対象の電子部品を冷却させる。
具体的には、この冷却方式では、発熱する電子部品の表面に、ゼーベック効果に基づく熱電機能部品を直列配置し、これにペルチェ効果に基づく熱電機能部品を挿入して閉回路を形成する。この状態で、熱電機能部品の反対側の面には放熱フィンが取り付けられる。
このため、特許文献2の半導体装置では、半導体素子部の発熱部で僅かでも昇温があれば、ゼーベック素子の一端と他端とで温度差が生じ、これにより該ゼーベック素子に熱起電力が生じる。
これにより、特許文献2の半導体装置では、ゼーベック素子に生じた熱起電力により、ペルチェ素子に電流を印加して発熱部の熱を放熱させることができる。
また、ゼーベック素子の他端側は、熱源から遠位していることによって温度が一定となるようにしても良く、放熱フィンや冷媒などにより一定温度になるように冷却しても良いとの記載がある。
本発明の第1態様に示される冷却システムでは、発熱部となる複数の半導体デバイス毎に、該半導体デバイスを収納するデバイス収納部と、該デバイス収納部に隣接しかつ連通するように配置されて半導体デバイスからの熱を外部に排出するファンを収納するファン収納部とを有する筐体部と、ゼーベック素子及びペルチェ素子を有しかつ前記筐体部のデバイス収納部にそれぞれ設置された熱移動手段と、を備え、前記熱移動手段は、前記デバイス収納部毎に、ゼーベック素子及びペルチェ素子の各一端を発熱部に接触させかつ各他端を電気的に接続することで、前記半導体デバイスで発生した熱を前記一端から前記他端の前記ファン収納部側に移動させ、前記半導体デバイス毎に設置された前記筐体部内のファン収納部は接続開口を介して互いに連通するように設けられることを特徴とする。
図1において符号1で示すものは筐体部であって、内部にデバイス収納部2とファン収納部3とを有する。
筐体部1内のデバイス収納部2は、発熱部となる半導体デバイスDを収納するものであって、半導体デバイスD毎に設けられている。
筐体部1内のファン収納部3は、デバイス収納部2に隣接しかつ連通するように配置されて半導体デバイスDからの熱を外部に排出するファン3Aを収納する。
なお、本例では、筐体部1内に2つの半導体デバイスDが配置され、半導体デバイスDの数に応じて、デバイス収納部2及びファン収納部3が2つずつ配置された例が示されているが、これらの数については限定されない。
熱移動手段6は、デバイス収納部2毎に、ゼーベック素子4及びペルチェ素子5の各一端4A,5Aを発熱部となる半導体デバイスDに接触させ、かつ各他端4B,5Bを電気的に接続することで、半導体デバイスDで発生した熱を一端4A,5Aから他端4B,5Bに位置するファン収納部3に移動させる。
一方、半導体デバイスD毎に設置された筐体部1内のファン収納部3は接続開口7を介して互いに連通するように設けられている。
そして、上記冷却システム100では、デバイス収納部2毎に、ゼーベック素子4及びペルチェ素子5からなる熱移動手段6を設けることで、半導体デバイスDで発生した熱をこれら素子の一端4A,5Aから、他端4B,5B近傍に位置するファン収納部3側に移動させることができる。
これにより、このとき半導体デバイスDで発生した熱は、熱移動手段6によりファン収納部3側に移動された後、ファン収納部3内のファン3Aの送風(符号F1,F2で示す)を介して外部に排出される。
このため、例えば1つのデバイス収納部2内の排熱手段(例えば、図1右側の熱移動手段6又はファン3A)が故障した場合には、他のデバイス収納部2内の熱移動手段6、及びファン収納部3内のファン3Aを介して、熱移動手段6が故障したデバイス収納部2の排熱補助を行うことができる(矢印Aで示す経路で排熱)。
すなわち、上記冷却システム100では、複数の半導体デバイスDを安定して冷却させることができ、排熱手段の一部に不具合が発生した場合であっても、これら半導体デバイスDに生じる排熱障害を最小限に抑えることができる。
本発明の実施形態に係る冷却システム101について図2〜図6を参照して説明する。
図2及び図3は冷却システム101が採用されたストレージ装置200の全体図であって、ドライブ格納部20、制御デバイス収納部21及びファン収納部22を有している。
制御デバイス収納部21はドライブ格納部20に隣接されるものであって、各ハードディスク装置を制御する複数の半導体デバイスD1を具備する。
これら半導体デバイスD1では、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)によるデータ分散方式によって冗長化されたハードディスク装置を制御し、1個のハードディスク装置が壊れた際に、壊れたディスク内のデータをスペア・ディスク(退避用ディスク)に自動復旧させる機能を有する。
また、ドライブ格納部20、制御デバイス収納部21及びファン収納部22からなる冷却システム101には、矢印A1〜A5で示すエアフローが供給される。
また、ファン収納部22内のファン22Aは、制御デバイス収納部21とファン収納部22との接続開口23の近傍に配置されている(図5参照)。
一方、半導体デバイスD1毎に設置された筐体部10内のファン収納部22は、接続開口24(図5参照)(後述する)を介して互いに連通するように設けられている。
なお、図5の筐体部10では、ドライブ格納部20から供給されたエアフロー(図3に矢印A2で示す)が吸入され、制御デバイス収納部21及びファン収納部22を経たエアフロー(図3に矢印A5で示す)が排出されるが、これらは図面と直交する向きであるので、図示略とされている。
そして、複数の半導体デバイスD1からなるストレージ制御部30において、制御を実施する際に半導体デバイスD1の動作とともに発熱が生じる。
ゼーベック素子11では、発熱している半導体デバイスD1付近が熱され、ファン収納部22側が冷されて、一端11Aと他端11Bとで温度差が発生する。
その後、熱移動手段13では、印加された電流をペルチェ素子12に流入させることで、該ペルチェ素子12の一端12Aにて吸熱が生じ、もう他端12Bにて放熱が生じる。
その結果、熱移動手段13では、ペルチェ素子12の吸熱側(一端12A)を半導体デバイスD1側に、放熱側(他端12B)をファン収納部22側にそれぞれ設置することで、冷却効率が高い箇所に熱源を移動することができる。
一方、上記冷却システム101では、一方の半導体デバイスD1(図中右側の半導体デバイスD1)側において、片方のファン22A/熱移動手段13が故障、抜去等で機能しなくなった場合はその側のストレージ制御部30の冷却が弱くなってしまい高温となる恐れがある。
すなわち、上記冷却システム101では、複数の半導体デバイスD1を内蔵して冗長の構成としたストレージ制御部30を熱暴走させることなく、安定して運用することができる。
そして、上記冷却システム101では、制御デバイス収納部21毎に、ゼーベック素子11及びペルチェ素子12からなる熱移動手段13を設けることで、半導体デバイスD1で発生した熱をこれら素子の一端11A,12Aから、他端11B,12B近傍に位置するファン収納部22側に移動させることができる。
これにより、このとき半導体デバイスD1で発生した熱は、熱移動手段13によりファン収納部22側に移動された後、ファン収納部22内のファン22Aの送風(排熱経路を矢印A4及びa1,a2で示す)により外部に排出される。
このため、例えば1つの制御デバイス収納部21内の排熱手段(例えば、図1右側の熱移動手段13又はファン22A)が故障した場合には、他の制御デバイス収納部21内の熱移動手段13、及びファン収納部22内のファン22Aを介して、熱移動手段13が故障した制御デバイス収納部21内の排熱補助を一時的にでも行うことができる(排熱経路を矢印A4及びa1で示す)。
すなわち、上記冷却システム101では、複数の半導体デバイスD1を安定して冷却させることができ、冷却システムの一部に不具合が発生した場合であっても、これら半導体デバイスD1に生じる排熱障害を最小限に抑えることができる。
しかし、これに限定されず、上記冷却システム101において、半導体デバイスD1を3以上の複数個配置し、当該導体デバイスD1の数に応じて、制御デバイス収納部21及びファン収納部22を設置しても良い。
2 デバイス収納部
3 ファン収納部
3A ファン
4 ゼーベック素子
5 ペルチェ素子
6 熱移動手段
7 接続開口
10 筐体部
11 ゼーベック素子
12 ペルチェ素子
13 熱移動手段
20 ドライブ格納部
21 制御デバイス収納部
22 ファン収納部
22A ファン
23 接続開口
24 接続開口
30 ストレージ制御部
100 冷却システム
101 冷却システム
200 ストレージ装置
D 半導体デバイス
D1 半導体デバイス
Claims (6)
- 発熱部となる複数の半導体デバイス毎に、該半導体デバイスを収納するデバイス収納部と、該デバイス収納部に隣接しかつ連通するように配置されて半導体デバイスからの熱を外部に排出するファンを収納するファン収納部とを有する筐体部と、
ゼーベック素子及びペルチェ素子を有しかつ前記筐体部のデバイス収納部にそれぞれ設置された熱移動手段と、を備え、
前記熱移動手段は、前記デバイス収納部毎に、ゼーベック素子及びペルチェ素子の各一端を発熱部に接触させかつ各他端を電気的に接続することで、前記半導体デバイスで発生した熱を前記一端から前記他端の前記ファン収納部側に移動させ、
前記半導体デバイス毎に設置された前記筐体部内のファン収納部は接続開口を介して互いに連通するように設けられることを特徴とする冷却システム。 - 前記複数のデバイス収納部内にそれぞれ配置された半導体デバイスは、データ分散方式によって冗長化されたストレージ制御部品であることを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
- 前記ゼーベック素子及びペルチェ素子の他端は、前記ファン収納部の内部にて放熱することを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の冷却システム。
- 前記デバイス収納部とファン収納部とを有する筐体部には、前記デバイス収納部内のストレージ制御部品により駆動制御されるドライブ格納部が隣接されることを特徴とする請求項3に記載の冷却システム。
- 前記ドライブ格納部を経由して前記筐体部に冷却用の空気流が送られることを特徴とする請求項4に記載の冷却システム。
- 発熱部となる複数の半導体デバイス毎に、該半導体デバイスを収納するデバイス収納部と、該デバイス収納部に隣接しかつ連通するように配置されて半導体デバイスからの熱を外部に排出するファンを収納するファン収納部とを設けた上で、前記デバイス収納部のそれぞれに、ゼーベック素子及びペルチェ素子からなる熱移動手段を設け、
前記熱移動手段では、前記デバイス収納部毎に、ゼーベック素子及びペルチェ素子の各一端を発熱部に接触させかつ各他端を電気的に接続することで、前記半導体デバイスで発生した熱を前記一端から前記他端の前記ファン収納部側に移動させ、
前記半導体デバイス毎に設置された前記筐体部内のファン収納部では、接続開口を介して互いに連通させることで、前記半導体デバイスで発生した熱を、隣接するファン収納部に移動させることを特徴とする冷却方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020077288A JP7036454B2 (ja) | 2020-04-24 | 2020-04-24 | 冷却システム及び冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020077288A JP7036454B2 (ja) | 2020-04-24 | 2020-04-24 | 冷却システム及び冷却方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021174862A true JP2021174862A (ja) | 2021-11-01 |
JP7036454B2 JP7036454B2 (ja) | 2022-03-15 |
Family
ID=78279974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020077288A Active JP7036454B2 (ja) | 2020-04-24 | 2020-04-24 | 冷却システム及び冷却方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7036454B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004056054A (ja) * | 2002-07-24 | 2004-02-19 | Toshiba Elevator Co Ltd | 半導体スイッチ装置 |
WO2009119175A1 (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | 日本電気株式会社 | 半導体装置 |
JP2010231419A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Kobe Steel Ltd | 高温対応rfidタグ |
JP2015525911A (ja) * | 2012-10-18 | 2015-09-07 | 株式会社日立製作所 | ストレージ装置、及びストレージ装置の記憶制御部 |
JP2016212933A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 富士通株式会社 | 電子機器収納装置および中継装置 |
-
2020
- 2020-04-24 JP JP2020077288A patent/JP7036454B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004056054A (ja) * | 2002-07-24 | 2004-02-19 | Toshiba Elevator Co Ltd | 半導体スイッチ装置 |
WO2009119175A1 (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | 日本電気株式会社 | 半導体装置 |
JP2010231419A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Kobe Steel Ltd | 高温対応rfidタグ |
JP2015525911A (ja) * | 2012-10-18 | 2015-09-07 | 株式会社日立製作所 | ストレージ装置、及びストレージ装置の記憶制御部 |
JP2016212933A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | 富士通株式会社 | 電子機器収納装置および中継装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7036454B2 (ja) | 2022-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3160649U (ja) | 電池放熱装置 | |
US7573714B2 (en) | Method and apparatus for dissipating heat in a computer system | |
US20080205003A1 (en) | Redundant Cooling Systems And Methods | |
JP4495351B2 (ja) | 集積回路用の冷却ユニット、集積回路パッケージ・アセンブリ及び集積回路を冷却する方法 | |
US8462504B2 (en) | Air-cooled heat exchanger and electronic device with same | |
CN107343129B (zh) | 监视装置 | |
KR20050081814A (ko) | 전자 기기의 냉각 시스템 및 그것을 사용한 전자 기기 | |
US20150059358A1 (en) | Controlling method for thermoelectric cooling device and heat-dissipating module employing same | |
JP2001085587A (ja) | 電子デバイス用冷却装置 | |
JP7036454B2 (ja) | 冷却システム及び冷却方法 | |
WO2016067351A1 (ja) | ストレージ装置の冷却方法 | |
TWI778522B (zh) | 防塵式散熱機構及具有防塵式散熱機構的電子裝置 | |
KR20000034904A (ko) | 전자기기 냉각방법 및 이를 이용한 전자기기 | |
JP2002280779A (ja) | 電子機器の冷却装置 | |
JP2010227776A (ja) | 静電霧化装置 | |
KR20070051308A (ko) | 반도체 냉각 시스템 및 그 제조공정 | |
JP4319174B2 (ja) | 電子機器の冷却構造及び複写機 | |
US5892655A (en) | Hard disk drive heat sink | |
JP3122898U (ja) | 放熱システム | |
JP3185148U (ja) | 放熱機構を備えたモータ駆動装置 | |
JP4377710B2 (ja) | 電子回路基板装置 | |
JP2000252671A (ja) | 冷却装置及び電子機器 | |
JP3122897U (ja) | 放熱システム | |
JP7516287B2 (ja) | 部品載置ユニット | |
JP4422390B2 (ja) | 電子素子の冷却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7036454 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |