JP4377710B2 - 電子回路基板装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子回路基板の表面に固体化電子部品を設置した電子回路基板装置に関する。
従来、電子回路基板装置として、電子回路基板上に複数の半導体素子を固体化して構成される固体化電子部品,ダイオード,コンデンサ等の電気部品を配列設置して、特に発熱温度が高いか、発熱量が多い(以下、高発熱という。)固体化電子部品には放熱対策として種々の放熱手段(冷却手段)を採用している。また、このような電子回路基板装置を用いた電子機器として、上記電子回路基板装置の放熱性を一層向上させるために、電子機器側にて備えた冷却手段に適合させた電子回路基板装置および電子回路基板装置を用いた電子機器が実用化されている。
このような、電子回路基板装置を用いた電子機器として、特開平8−274440号公報(特許文献1参照)に開示されたものがある。
この特許文献1に開示される電子回路基板装置を用いた電子機器によれば、添付図面の図6に示すように、電子回路基板装置を強制空冷する方式の電子機器1が示されている。電子機器1は、ボックス状の電子機器本体2と、この本体2内に収納設置される複数の電子回路基板装置3と、この電子回路基板装置3の設置位置に近接して設けられる冷却装置4とより構成されている。電子機器本体2は、複数の電子回路基板装置3を収納設置する電子回路基板装置収納室5と、冷却装置4を収納する外気循環室6と、この外気循環室6に送り込まれる外気を強制循環させて電子回路基板装置3からの発熱を、外気循環室6の後方に設けられる多数の排気孔2aから排気する構成にしている。
また、電子回路基板装置3は、電子回路基板3aの表面(片面)に複数の固体化電子部品7a,コンデンサ7bおよびダイオード7c等の電子・電気部品を装着している。
更に、冷却装置4には、外気を電子回路基板装置収納室5内へ強制循環させるために送風ファン4aを備えている。また、複数の固体化電子部品7aには、それぞれ放熱フィン8を設け、放熱性を向上させている。
特開平8−274440号公報(第3頁左欄第33〜第4頁左欄35行並びに図1〜3)
特許文献1によれば、電子回路基板装置3の固体化電子部品7aは、この電子部品7aの発熱を先ず放熱フィン8を介して自然放熱させる一方、強制循環する外気により電子部品7aを間接的に冷却している。特に固体化電子部品7aから発生する発熱を吸収することにより、この発熱による電子部品の故障や性能劣化を未然に防ぐことができるようになっている。
しかしながら、この種の電子回路基板装置3は、近年、電子部品の一層の高密度化に伴ない、電子回路基板3aには、片面側のみならず裏面側にも電子部品を設置するタイプのものが実用化されている。
特許文献1に示される電子回路基板装置3は、固体化電子部品7aを電子回路基板3aの片面にのみ設置した構成のもので、高密度化を図った電子回路基板装置に対応したものではなかった。そのために高発熱する電子部品を充分に冷却するための冷却装置が備えられていない。従って、電子部品、とりわけ高密度電子回路部品が用いられる場合には、電子部品の自己発熱を吸収するに充分な冷却効果をもたらす電子回路基板装置が希求されている。
また同時に、電子回路基板装置3が、高密度化するに伴ない、より一層高温度に対する対策が求められ、この種電子部品にとってその寿命や性能面での悪影響が生じないようにすることが望まれている。従って、電子回路基板3aに実装される電子部品群は全体として高密度実装される傾向にあり、このような電子部品群の使用環境、とりわけ高湿度環境に成らないようにすることが望まれる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、電子部品を電子回路基板の片面あるいは両面に装着してより実装密度を向上させた電子回路基板装置に適用可能な冷却装置を備える一方で、電子回路基板装置の使用環境、とりわけ高湿度環境に対しても環境改善し得る電子回路基板装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子回路基板装置は、基板と、上記基板の表面に実装される固体化電子部品と、一面が開口された箱形状のカバーであって、開口の端部が上記基板の表面に接するように上記固体化電子部品を覆う電子部品熱伝導カバーと、上記電子部品熱伝導カバーに熱伝導的に並設される放熱フィンとを具備し、上記放熱フィンのフィン基部には、冷却装置にて循環する冷媒を流通させる冷媒流通路を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電子部品を電子回路基板の片面あるいは両面に装着してより実装密度を向上させる一方で、冷却作用をより向上させることにより、電子部品の故障や性能劣化を防止し得る電子回路基板装置を得ることができる。
(第1の実施形態)
本発明に係る電子回路基板装置の第1の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の電子回路基板装置10の第1の実施形態を示す概要図である。
この電子回路基板装置10は、その表面が図1(a)に示すように、電子回路基板11の表面に設置される複数の第1の固体化電子部品12aおよび自己発熱温度が比較的高発熱である、例えば高密度固体化電子部品12bと、高密度固体化電子部品12bの上面に熱伝導的に接合して配置される凹凸状のフィン部13bを有する放熱フィン13と、複数の第1の固体化電子部品12aの全体を覆うように逆皿状の第1の電子部品熱伝導カバー14とを備えている。
また、電子回路基板装置10の裏面側には、図1(a)の電子回路基板11のみを裏返して示す図1(b)のように、複数設置される第2の固体化電子部品12cと、この第2の固体化電子部品12cの全体を覆うように逆皿状に設置される皿状の第2の電子部品熱伝導カバー15とを備えている。
これらの第1の電子部品熱伝導カバー14および第2の電子部品熱伝導カバー15は、複数の第1の固体化電子部品12aおよび第2の固体化電子部品12cの発熱を輻射熱により熱伝導的に受けることができると同時に、特に湿気に対してある程度の遮断作用が得られるようにしている。
また、第1の電子部品熱伝導カバー14および第2の電子部品熱伝導カバー15は、放熱フィン13のフィン部13bおよびフィン基部延出部13cに熱伝導的に接合させている。
放熱フィン13は、高密度固体化電子部品12b側と片側が熱伝導的に接合するフィン基部13aと、このフィン基部13aの他側から凹凸上に突出するフィン部13bと、フィン基部13aから延出して形成されるフィン基部延出部13cとから構成される。放熱フィン13のフィン基部13aには、フロンあるいは水等の冷媒を流通させる冷媒流通路13dが形成され、電子回路基板装置10と別構成にて設けられる冷却装置16の冷媒管16bを通して強制循環される冷媒を流通させている。
電子回路基板11には、中央部の適所に放熱フィン基部延出部通し穴11aが形成される。
放熱フィン13のフィン基部延出部13cは、電子回路基板11の表面側の放熱フィン基部延出部通し穴11a連通させて裏面側へ通され、第2の電子部品熱伝導カバー15の一側端面15aに熱伝導的に接触させて安定に固定される。
次に、電子回路基板装置10の作用について、図1および図2を参照して説明する。
電子回路基板11の表面側に設置される第1の固体化電子部品12a,高密度固体化電子部品12bおよびその裏面側に設置される第2の固体化電子部品12cは、通電されると電力消費に伴ない自己発熱作用が生じる。この自己発熱作用に伴ない固体化電子部品12a〜12c内に、少なくとも高密度固体化電子部品12bは比較的高発熱を生じる。
この複数の第1の固体化電子部品12a,高密度固体化電子部品12bおよび複数の第2の固体化電子部品12cのそれぞれについて説明する。
複数の第1の固体化電子部品12aの自己発熱による発熱は、輻射熱として第1の電子部品熱伝導カバー14側へ放熱され、この第1の電子部品熱伝導カバー14の一側端面14a側から、この一側端面14a側と熱伝導的に接合するフィン部13bの端面(フィン部側面)を介して放熱フィン13側へ熱伝導される。
放熱フィン13側へ熱伝導した発熱成分は、一部がフィン部13aを介して外部へ自然放熱すると同時に、残りの発熱成分が冷媒流通路13dを流通する冷媒(図示せず)と熱交換して、冷媒側へ吸収(熱交換)される。この発熱成分を吸収した冷媒が冷媒管16bを通して冷却装置駆動部16a側へ移送される。
また、高密度固体化電子部品12bにて生ずる発熱は、第1の固体化電子部品12a側からの発熱成分と合わせて放熱フィン13のフィン基部13aへ伝導する。そして、この放熱フィン13に熱伝導された発熱成分の一部がフィン部13bを介して自然放熱すると同時に、フィン基部13aの冷媒流通路13dを流通する冷媒に吸収され、冷媒管16bを通して冷却装置駆動部16a側へ移送される。
更にまた、電子回路基板11の裏面側に設けられた複数の第2の固体化電子部品12c側からの発熱は、輻射熱として第2の電子部品熱伝導カバー15側へ熱伝導し、第2の電子部品熱伝導カバー15の一側端面15a側から、この一側端面15aと熱伝導的に接合する放熱フィン13のフィン基部延出部13cの端面を介して放熱フィン13側へ熱伝導する。従って、複数の第2の固体化電子部品12c側からの発熱は、放熱フィン13側に伝熱され、放熱フィン13のフィン部13bから一部が自然放熱すると同時にフィン基部13aの冷媒流通路13dを流通する冷媒に吸収され、冷媒管16bを通して冷却装置駆動部16a側へ移送される。
このように、電子回路基板11に設置される複数の第1の固体化電子部品12a,高密度固体化電子部品12bおよび複数の第2の固体化電子部品12cからの発熱は、第1の電子部品熱伝導カバー14,第2の電子部品熱伝導カバー15を介して、直接放熱フィン13側に効率的に伝熱される一方、この伝熱された発熱成分が自然放熱、更には冷却作用を受ける。従って、高密度固体化電子部品12b等の電子部品は、自己発熱による発熱が効率的且つ強制的に冷却装置16により取り除かれる結果、当該電子部品そのものの温度が異常高温度にまで達する前に必要なレベルの冷却がなされる。
また、第1の電子部品熱伝導カバー14により全体をカバーされた第1の固体化電子部品12a、第2の電子部品熱伝導カバー15により全体をカバーされた第2の固体化電子部品12cは、これらの第1の電子部品熱伝導カバー14および第2の電子部品熱伝導カバー15内の環境が高湿度でない状況に維持され、高湿度に弱い第1の固体化電子部品12a,第2の固体化電子部品12cにとって低湿度の好適する使用環境が得られる。
なお、第1の電子部品熱伝導カバー14および第2の電子部品熱伝導カバー15は、高発熱特性の高密度固体化電子部品12bを対象に設置したが、高湿度対策等設計上の必要に応じて、その他の固体化電子部品に対しても適宜設けることができる。
また、電子回路基板11の裏面側の第2の固体化電子部品12cは、この第2の固体化電子部品12c側からの発熱を第2の電子部品熱伝導カバー15を介して放熱フィン13のフィン基部延出部13cから外部へ放熱するようにしたが、このフィン基部延出部13cを第2の固体化電子部品12c側に直接熱伝導的に接合するよう延長させて、このフィン基部延出部13cを介して第2の固体化電子部品12cを効率的に冷却させるようにすることもできる。
更に、冷却装置16として、冷媒を循環させる方式のものを採用したが、ペルチェ素子を用いた電子冷却手段を採用してもよい。
なお、この電子冷却手段を採用する場合には、その構成上放熱部が電子回路基板11の裏面側となるので、この放熱部近傍には放熱による悪影響を避けるために電子部品を設置しない構成とする。
(第2の実施形態)
次に本発明の電子回路基板装置の第2の実施形態について、図3〜図5を参照して説明する。
図3は、本発明の電子回路基板装置20の実施形態を示す概要図である。
この電子回路基板装置20は、電子回路基板21と、この電子回路基板21の表面に設置される複数の固体化電子部品22aおよび電子部品の実装密度が比較的大きく、自己発熱量または自己発熱温度が相当に高い、例えば複数の高密度固体化電子部品22bと、この高密度固体化電子部品22bの上面から全体を覆うように逆皿状に設置される平面視T字状の電子部品熱伝導カバー23とを備えている。
電子回路基板21には、電子回路基板装置20を図4に示すように、電子機器30の電子機器本体31に収納した際、図示しない電源側と接続するコネクタ24が設けられる。また、電子回路基板21の一側端面21aには、切欠部21bを形成している。
電子部品熱伝導カバー23には、このカバー23を電子回路基板21側に取り付けた際、その熱伝導端面23aが電子回路基板21の切欠部21bに納まり、且つ電子回路基板21側の一側端面21aとほぼ面一に納まるように熱伝導端面23aが形成される。電子部品熱伝導カバー23は、複数の高密度固体化電子部品22bの発熱を輻射熱により受けることができると同時に、特に湿気に対してある程度の遮断作用が得られるようにしている。
この電子部品熱伝導カバー23の熱伝導端面23aは、図4および図5に示すように、電子回路基板装置20を電子機器30の電子機器本体31側へ収納した際、T字状の電子部品熱伝導カバー23の熱伝導端面23aが、電子機器本体31側に設けられる熱伝導型外気導入ダクト34側の内壁面34bと熱伝導的に面接触するように組み込まれる。
複数の電子回路基板装置20が組み込まれる電子機器30は、図4および図5に示すように、複数の電子回路基板装置20を収納する電子回路基板装置収納室33と、この収納室33の一側において、図5にその断面が示されるように、外気a1を強制的に循環させる一方、電子回路基板装置20側の発熱を吸収することができるように設けられる熱伝導型外気導入ダクト34と、この外気導入ダクト34からの外気a1を吸入し、熱伝導型外気導入ダクト34内で電子回路基板装置20側の放熱を吸収する外気a2を排出する排気装置36とを備えている。すなわち、熱伝導型外気導入ダクト34は、その内壁面34bに、複数の電子回路基板装置20側の電子部品熱伝導カバー23の熱伝導端面23aが熱伝導的に接触するように設けられる。
また、熱伝導型外気導入ダクト34には、図4に示すように外気導入口34aが設けられ、外気a1を導入して熱伝導型外気導入ダクト34の内壁面34b側からの発熱を吸収(熱交換)し得るように設けられる。
更に、熱伝導型外気導入ダクト34の内壁面34bには、図5に示すように、内壁面34bに熱伝導的に接合してこの内壁面34b側からの発熱を吸収(熱交換)し得るように冷却装置32の冷媒管32bが配置される。この冷媒管32bには、冷却装置駆動部32aの駆動により水等の冷媒が供給されるようになっている。
排気装置36は、電子回路基板装置収納室33の後方側に、熱伝導型外気導入ダクト34と連通して設置される。この排気装置36は、熱伝導型外気導入ダクト34内で熱交換した外気a2を排気するために設けられたもので、熱伝導型外気導入ダクト34内で電子回路基板装置20のT字状の電子部品熱伝導カバー23側と熱交換した外気a2を強制的に外部へ排気するために設けられる排気ダクト36a,この排気ダクト36aの上方から排気するために設けた排気口36bおよびこの排気口36bに設置した排気ファン36cとから構成される。
なお、符号37は、電子機器本体31の前方側に装着した複数の機器操作摘み37aを備えた機器操作盤である。
次に、電子回路基板装置20の作用について、図3〜図5を参照して説明する。
電子回路基板21の表面に設置される固体化電子部品22aおよび高密度固体化電子部品22bは、電子機器30の始動により通電され、電力消費に伴ない自己発熱作用が生じる。この自己発熱作用に伴ない、複数の固体化電子部品22aおよび高密度固体化電子部品22bの内、少なくとも高密度固体化電子部品22bについては、比較的高発熱を生じる。
この固体化電子部品22aおよび高密度固体化電子部品22bのそれぞれについて説明する。
複数の固体化電子部品22aの自己発熱による発熱は、電子回路基板21の表面側から自然放熱により冷却される。他方の複数の高密度固体化電子部品22bの自己発熱による発熱は、輻射熱として電子部品熱伝導カバー23側へ熱伝導し、この電子部品熱伝導カバー23の熱伝導端面23a側から、この熱伝導端面23a側と熱伝導的に接触する電子機器本体31側の熱伝導型外気導入ダクト34の内壁面34b側へ熱伝導する。
内壁面34b側へ熱伝導した発熱成分は、熱伝導型外気導入ダクト34内に循環する外気a1により吸収され、温度上昇して外気a2となる。この外気a2が排気装置36の排気ファン36cの排気作用を得て外部へ排出される。
一方、熱伝導型外気導入ダクト34内の冷媒管32bにより、内壁面34bに熱伝導してきた高密度固体化電子部品22b側からの発熱成分が冷媒管32bを介して熱交換される。高密度固体化電子部品22bの自己発熱による発熱成分と熱交換して吸熱した冷媒は、冷媒管32bを通して冷却装置駆動部側32a側へ移送される。
このように、電子回路基板21に設置される比較的発熱温度の高い高密度固体化電子部品22bからの発熱は、電子部品熱伝導カバー23,熱伝導型外気導入ダクト34を介して、また強制空冷および冷媒管32bによる強制冷却により効率的に吸収される。従って、高密度固体化電子部品12b等の比較的発熱温度の高い電子部品は、自己発熱による発熱が効率的且つ強制的に吸収される結果、電子部品そのものの発熱が高発熱に達する前に必要な温度レベルまで積極的に冷却される。
また、電子部品熱伝導カバー23により全体をカバーされた高密度固体化電子部品22bは、この電子部品熱伝導カバー23内における湿度環境が比較的低いレベルに維持されるようになり、高湿度に弱いこの種の高密度固体化電子部品22bにとって好都合となる。
なお、電子回路基板21の表面に設けられる電子部品熱伝導カバー23は、高密度固体化電子部品22bにのみ設けるのではなく、湿度対策等を考慮して他の固体化電子部品22a側にも必要に応じて適宜設けることができる。
また、電子機器30によれば、高密度固体化電子部品22bを熱伝導型外気導入ダクト34を利用した強制空冷手段を用いると同時に、水等の冷媒を用いた冷却装置32を用いた強制冷却手段を併用した構成を採用したが、必ずしも同時に用いる必要はなく、固体化電子部品22aおよび高密度固体化電子部品22bの発熱条件や電子回路基板装置20側の固体化電子部品22a,22bに対する
冷却能力等も考慮して使い分けて使用することができる。
更に、本発明の電子回路基板装置および電子回路基板装置を用いた電子装置の上記第1の実施形態および第2の実施形態における冷却装置16および32は、冷媒を循環させる方式のものを採用したが、ペルチェ素子を用いた電子冷却方式を採用してもよい。
なお、このペルチェ方式を採用する場合には、その構成上、放熱部を熱伝導型外気導入ダクト34の外側壁面に設置することができるので、放熱性能が良好であり、また電子機器として比較的小型に製作することが可能である。
また、本発明の第1の実施形態に示される電子回路基板装置10は、第2の実施形態に示される電子機器30へ使用することも可能である。
すなわち、図1および図2に示す電子回路基板装置10の、例えば放熱フィン13のフィン基部13aの冷媒流通路13dに接続する冷却装置16の冷媒管16bを除去する一方、放熱フィン13のフィン基部13aの外端面を介して電子機器本体31の熱伝導型外気導入ダクト34側へ熱放出させる構成である。
このような構成(図示せず)を採用することにより、電子回路基板11の固体化電子部品12a〜12cからの発熱が電子部品熱伝導カバー14,15および放熱フィン13を介して強制的に外部へ放出される。
すなわち、電子回路基板11の固体化電子部品12a〜12cは、高発熱による故障や性能劣化を未然に防止することができると共に、低湿度の環境下での使用が可能なり、故障や性能劣化を未然に防止することができる。
本発明にかかる電子回路基板装置の第1の実施形態の概要図で、(a)は、電子部品熱伝導カバーの一部を切欠して示す表面側の概略斜視図、(b)は、電子部品熱伝導カバーの一部を切欠して示す裏面側の概略斜視図。 図1(a)のA−A線に沿う断面図。 本発明にかかる電子回路基板装置の第2の実施形態を示し、電子部品熱伝導カバーの一部を切欠して示す表面側の概略斜視図。 図3の電子回路基板装置を電子機器本体に組み込んだ状態の概略斜視図。 図4のB−B線に沿う断面図。 従来の電子回路基板装置を応用した電子機器において、電子回路基板装置および冷却装置を電子機器本体側から引き抜いた状態を示す斜視図。
符号の説明
10 電子回路基板装置
11 電子回路基板
11a 放熱フィン基部延出部通し穴
12a 第1の固体化電子部品
12b 高密度固体化電子部品
12c 第2の固体化電子部品
13 放熱フィン
13a フィン基部
13b フィン部
13c フィン基部延出部
13d 冷媒流通路
14 第1の電子部品熱伝導カバー
15 第2の電子部品熱伝導カバー
16 冷却装置
16a 冷却装置駆動部
16b 冷媒管
20 電子回路基板装置
21 電子回路基板
21a 一側端面
21b 切欠部
22a 固体化電子部品
22b 高密度固体化電子部品
23 電子部品熱伝導カバー
23a 熱伝導端面
24 コネクタ
30 電子機器
31 電子機器本体
32 冷却装置
32a 冷却装置駆動部
32b 冷媒管
33 電子回路基板収納室
34 熱伝導型外気導入ダクト
34a 外気導入口
34b 内壁面
36 排気装置
36a 排気ダクト
36b 排気口
36c 排気ファン
37 機器操作盤
a1,a2 外気

Claims (3)

  1. 基板と、
    上記基板の表面に実装される固体化電子部品と、
    一面が開口された箱形状のカバーであって、開口の端部が上記基板の表面に接するように上記固体化電子部品を覆う電子部品熱伝導カバーと、
    上記電子部品熱伝導カバーに熱伝導的に並設される放熱フィンとを具備し、
    上記放熱フィンのフィン基部には、冷却装置にて循環する冷媒を流通させる冷媒流通路を備えたことを特徴とする電子回路基板装置。
  2. 基板と、
    上記基板の表面に実装される第1の固体化電子部品と、
    一面が開口された箱形状のカバーであって、開口の端部が上記基板の表面に接するように上記第1の固体化電子部品を覆う電子部品熱伝導カバーと、
    上記電子部品熱伝導カバーに熱伝導的に並設される放熱フィンと、
    上記基板の裏面に実装される第2の固体化電子部品と、
    一面が開口された箱形状のカバーであって、開口の端部が上記基板の裏面に接するように上記第2の固体化電子部品を覆う基板裏面電子部品熱伝導カバーと、
    上記基板裏面電子部品熱伝導カバーに熱伝導的に並設され、上記放熱フィンのフィン基部から延出するフィン基部延出部とを備えたことを特徴とする電子回路基板装置。
  3. 上記放熱フィンのフィン基部には、冷却装置から冷媒を循環させる冷媒流通路を備えたことを特徴とする請求項2記載の電子回路基板装置。
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