JP2021174290A - リサイクル資源管理システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
Description
処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源の出荷を管理するリサイクル資源管理システムであって、
該リサイクル資源に係る物品の売却先となる取引業者ごとに、取引される該物品の単価を管理する単価管理部と、
該物品を収納した容器の数を管理する在庫管理部と、
前記容器に収納された前記物品の重量と前記物品の単価を基に該物品の売却額を算出し、かつ、前記在庫管理部による容器の在庫量が所定値を超えないように、該物品の取引業者および該物品の売却量を算出する出荷処理部と、を有するリサイクル資源管理システム、である。
回収された廃棄品を処理して、リサイクル資源となる複数の物品の重量を算出し、物品ごとに累計した重量(累計重量)を求める物品重量算出手段と、
前記物品ごとの前記累積重量と、前記物品を収納する容器の収納容量(容器の単位重量)を基に、前記物品ごとの容器の数を求める容器数算出手段と、
取引業者ごとに、各取引業者と取引可能な1または複数の物品および単価を管理する単価管理手段と、
前記容器数管理手段により求められた該物品の数と、前記単価管理手段を基に、該取引業者に対する取引可能な該物品の数、出荷価格を求める、ことを特徴とするリサイクル資源管理システム、として構成される。
該廃棄品の種類ごとに、日々に処理する該廃棄品の数を予め決める生産管理手段と、
前記廃棄品の種類ごとに、該廃棄品から生産される複数の物品の重量を、物品ごとに算出し、物品ごとに累計した重量(累計重量)を求める物品重量算出手段と、
前記生産管理手段により決められる、日々の前記廃棄品の数に従い、前記物品ごとの前記累積重量と、前記物品を収納する容器の収納容量(容器の単位重量)を基に、日々の前記物品ごとの容器の数を求める容器数算出手段と、
該リサイクル資源に係る物品の売却先となる取引業者ごとに取引される物品を管理する管理手段と、
前記容器数管理手段により求められた該物品の数と、前記管理手段を基に、該取引業者ごと取引可能な該物品の数を求める、ことを特徴とするリサイクル資源管理システム、として構成される。
本発明はまた、上記リサイクル資源管理システムで実行されるリサイクル資源管理方法としても把握される。
ここで、処理部102は、プログラムを実行することで、本実施例に特徴的な機能ないし動作を実現する。記憶部104は、特徴的なデータベース(DBという)を保管する。種々の諸機能およびDBについては、図2以降を参照して詳述する。
端末18は、複数の出荷先会社がそれぞれ使用する端末であり、例えば、リサイクル会社の管理サーバ10との間で、物品の買取見積や買取量の連絡等に使用される。
管理サーバ10は、処理部102と、管理DB28と、入力部105、表示部106を有する。処理部102は、取扱物品管理部21、取引業者管理部22、生産管理部23、在庫管理部24、与信管理部25、および出荷処理部26を有する。また、取引業者管理部22は、取引形態管理部221と、単価管理部222を有する。在庫管理部24は、保管スペース管理部241と、在庫量管理部242を有する。これらの各機能部は、処理部102がプログラムを実行することで実現される。管理DB28は、本実施例に特徴的な種々のテーブルや、種々のデータ、プログラム等を保管する。各種の管理テーブルについては、図3〜図12を参照して後述する。
保管スペース管理部241は、在庫状態の容器の保管スペース、例えば出荷物品を収納する容器の種類、重量、保管容量を管理する。具体的には、保管管理テーブル80の内容を表示部106に表示し、入力部105の指示に従い、保管管理テーブル80に必要な項目の追加、変更、削除を行う。
取扱物品管理テーブル30は、リサイクル会社が取り扱う物品、すなわちリサイクル資源として取引業者に売却可能な物品を登録して管理する。図示の例では15種類の物品名を示しているが、実際には回収された家電品等の廃棄品から生産される物品の種類に応じて、さらに多くの物品が取り扱われることがある。物品とは廃棄品を構成する構成物といってもよい。物品の種類が増えた場合には、この管理テーブル30に物品名が適宜追加される。取扱物品管理テーブル30の内容の変更は、管理者が入力部105および表示部106を用いて行うことができる。
物品管理テーブル40は、リサイクル会社が回収した電気製品等の廃棄品から生産される物品の種類と、その重量を登録する。図示は、(a)エアコンと(b)テレビの物品管理テーブル40の例を示しているが、実際には、リサイクル会社が回収する廃棄品の種類ごと、例えば洗濯機、冷蔵庫、テレビ等のごとに、物品管理テーブル40がある。物品の種類は、図3に示す取扱物品管理テーブル30に登録される物品名に対応する。
車両管理テーブル50は、取引業者ごとに、物品を輸送する車両の積載量および最低積載量を登録する。車両は取引業者が用意する。取引車両が複数ある場合には、各車両の積載量が登録される。
容器管理テーブル60は、物品を収納する容器ごとの、風袋の重量を登録する。容器には、コンテナ、バッカン、メッシュパレット、フレコンがある。それ以外はバラである。同じ形式の容器ではあるが風袋重量が異なる場合、例えば、風袋重量の異なる複数のコンテナがある場合には、各コンテナについてその風袋重量を登録する。
風袋重量を管理する理由は、売却する物品の重量を把握するためである、すなわち、取引業者への出荷時に、売却物品を収納した容器を積載した車両の重量を、車両スケールで計測し、その測定値(総重量)から、車両と風袋重量を差し引くことで、売却物品の重量を求めることができる。
単価管理テーブル70は、取引業者ごとに、取引される物品(品目)と、その単価(単位重量当たりの価格)を登録する。図示の例は、A社と取引される複数の物品と、それらの単価が示されている。単価が「0」の品目は取引が無いことを意味する。単価は、取引業者ごとに、定期的例えば毎月提出される単価見積書に基づいて決まる。単価見積書は、管理サーバ10と取引業者の端末18との間の通信によって伝送される。単価管理テーブル70の内容の登録や変更は、管理者が入力部105および表示部106を用いて行うことができる。
保管管理テーブル80は、出荷物品対応に、荷姿と、単位重量と、保管の上限値を登録する。荷姿は、出荷物品を収納するコンテナ、バッカン、メッシュパレット、フレコンをいう。単位重量は荷姿の重量をいう。保管上限とは、コンテナ、バッカン、メッシュパレット等の荷姿の、倉庫や保管場所における保管可能な最大個数をいう。保管上限値を超えると、リサイクル会社の倉庫等に収納しきれなくなるので、これを回避して出荷管理が行われる。
保管管理テーブル80の内容の登録や変更は、管理者が入力部105および表示部106を用いて行うことができる。
なお、保管管理テーブルは、保管スペース管理テーブル或いは保管容量管理テーブルと呼んでもよい。
在庫管理テーブル90は、リサイクル会社の倉庫に保管される、出荷待ちの物品の量を、日ごと、物品ごとに実績値として登録する。登録される数字の単位は荷姿の個数である。すなわち、コンテナ、バッカン、メッシュパレット等の個数を登録する。実績値は、日々生産される荷姿の数(物品の量)と出荷された荷姿の数(物品の量)の差分である。
在庫管理テーブル90へのデータ登録や変更は、入力部105または端末12の入出力部を介して行われる。
出荷管理テーブル100は、リサイクル会社が取引業者に出荷する物品の量を、日ごと、物品ごとに実績値として登録する。登録される数字の単位は荷姿の個数である。すなわち、コンテナ、バッカン、メッシュパレット等の個数を登録する。出荷管理テーブル100へのデータ登録や変更は、入力部105または端末12の入出力部を介して行われる。
出荷管理テーブル100に登録される物品ごとの荷姿の数が、在庫管理テーブル90に反映されて、物品ごとの在庫量の現在値が計算されることになる。
生産計画管理テーブル110は、製造ラインにおける、廃棄品ごとの月毎の日々の生産台数(処理台数)を登録する。図示は、2020年2月における、(a)エアコンライン、(b)テレビ、の日々の生産計画の例を示す。日々の生産台数は、日々の作業に携わる作業者の数および作業時間を基に、経験的に算出される数値である。生産計画管理テーブル110へのデータ登録や変更は、入力部105または端末12の入出力部を介して行われる。
なお、エアコンラインやテレビ以外に、洗濯機ライン、冷蔵庫ライン、テレビラインを有している場合には、それらのライン毎の廃棄品の生産計画テーブルがある。
与信管理テーブル120は、取引業者ごとに月当たりの与信額を登録する。与信管理は、取引業者に対する不良債権や損害の発生を抑制するためのものであり、与信額は過去の取引金額や信用調査に基づいて決められる。与信額は、定期的に見直されて変更されることある。それに伴って与信管理テーブル120の内容が変更されることがある。
出荷時には出荷価格を決定する動作を伴う。まず、出荷価格の算出について説明する。
出荷価格の計算は、出荷処理部26により実行される。
出荷は、物品ごとに、物品を収納したコンテナ等の容器を取引業者の車両に積載することで行われる。まず、取引業者の空の車両の重量(M0)を車両スケールで計量する。その後、ある物品(例えば熱交換器)を収納したコンテナを積載した車両の重量を計量する。このとき、計量した全体の重量(Mt)から、車両の重量(M0)と、コンテナの風袋重量(Mf)を減算すると、当該物品の重量(Mx)が求まる。コンテナの風袋重量は、容器管理テーブル60より引用できる。
Mx=Mt−Mf−M0
なお、3個以上のコンテナの物品の価格も同様に算出されることが理解されるであろう。
図13を参照して、物品の出荷処理動作について説明する。
出荷処理は、物品の実際の出荷前に、出荷先の取引業者および出荷量を最適に決定する計算処理をいう。出荷処理は、出荷処理部26の制御により物品ごとに行われる。例えば「熱交換器」の出荷において、出荷ロットがあるかを判断する(S1301)。これは、出荷処理部26が、在庫管理テーブル90を参照して、在庫の荷姿があれば、出荷可能と判断して、出荷先の選定する(S1302)。一方、在庫の荷姿が無ければ、出荷無と判断して、処理を終了する。
現在の出荷可能な量(容器の数)は、在庫管理テーブル90を参照すれば、物品ごとの容器の数が分かる。出荷管理者は、在庫管理テーブル90の在庫量を見ながら、物品ごとの容器の保管上限値を超えないように、取引業者に連絡して、出荷を行うことが可能である。然しながら、今在る在庫量(現在値)に基づいて出荷先と出荷量を決定するのは、取引が急であり、取引業者の対応が必ずしも容易ではなく、車両の手配も当てにならない可能性がある。
そこで、事前に、物品ごとの出荷量(容器の数)を計算して、物品ごとの出荷量が把握できると、出荷先と出荷量の決定に支障を来さず、取引が円滑に進むことが期待できる。
熱交換器:250(台)×m1(kg/台) (kg)
銅菅:250(台)×m2(kg/台) (kg)
エアコン基板:250(台)×m3(kg/台) (kg)
の如く、各物品の重量が求まる。物品ごとに求めた重量は、管理DB28の記憶場所に格納する。
この計算の結果、2月3日の個数(X個)が求まる。小数点以下は、物品ごとに、記憶場所に格納しておいて、次の日の熱交換器の出荷重量(kg)に加算して、累計値とすればよい。
なお、実施例1では、保管管理テーブル80が保管スペースを管理する、としたが、実施例2において、保管管理テーブル80は必ずしも保管上限値を保持することを要しない。その意味では、実施例2では保管管理テーブル80は容器収納重量管理テーブルと称してもよい。
図15および図16を参照して、実施例3を説明する。
実施例3は、各取引業者に対する取引(出荷)頻度を考慮して出荷処理を行うものである。取引業者の立場から言えば、リサイクル会社から物品を回収する頻度と言ってよい。
そこで、図16に示すように、車両管理テーブル50´は、取引業者ごとに取引頻度を登録する。取引頻度とは、取引業者ごとに、月、週、日を単位として何回出荷(取引業者が回収)するかを定めた数値である。
また、他の変形例として、取引頻度を車両管理テーブル50´に設定しないで、取引業者と取引頻度の対応関係を取引頻度管理テーブルとして単独に設けてもよい。
本発明は上記した実施例に限定されずに、種々変形して実施することができる。
以下、幾つかの例について説明する。
また、実施例3のように、実施例1における与信管理を必要としない場合には、与信管理部25を省いてもよい。
103:メモリ 104:記憶部 105:入力部
106:表示部 12:端末 18:端末
21:取扱物品管理部
22:取引業者管理部 211:取引形態管理部 222:単価管理部
23:生産管理部
24:在庫管理部 241:保管スペース管理部 242:在庫量管理部
25:与信管理部
26:出荷処理部
28:DB(データベース)
30:取扱物品管理テーブル 40:物品管理テーブル
50:車両管理テーブル 60:容器管理テーブル
70:単価管理テーブル 80:保管管理テーブル
90:在庫管理テーブル 100:出荷管理テーブル
110:生産計画管理テーブル 120:与信管理テーブル
Claims (25)
- 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源の出荷を管理するリサイクル資源管理システムであって、
該リサイクル資源に係る物品の売却先となる取引業者ごとに、取引される該物品の単価を管理する単価管理部と、
該物品を収納した容器の数を管理する在庫管理部と、
前記容器に収納された前記物品の重量と前記物品の単価を基に該物品の売却額を算出し、かつ、前記在庫管理部による容器の在庫量が所定値を超えないように、該物品の取引業者および該物品の売却量を算出する出荷処理部とを有する、
ことを特徴とするリサイクル資源管理システム。 - 前記記憶部は、
取引業者ごとに、取引される1または複数の物品の単価を管理する単価管理テーブルと、
前記物品の運搬に使用される車両を管理する車両管理テーブルと、
前記物品を収納する前記容器の風袋重量を管理する容器管理テーブルと、を保持し、
前記出荷処理部は、
車両スケールで計量した、空の状態の車両の重量(M0)と、該物品を収納した該容器を積載した該車両の重量(Mt)と、前記容器管理テーブルで管理される該容器の風袋の重量(Mf)を基に、Mx=Mt−Mf−M0
により、該物品の重量(Mx)を算出し、
前記単価管理テーブルを基に、該物品の該容器当たりの価格を算出する
請求項1のリサイクル資源管理システム。 - 前記記憶部は、取引業者ごとに与信額を管理する与信管理テーブルを保持し、
前記出荷処理部は、
算出された前記物品の該容器当たりの前記価格の累計額が、前記与信管理テーブルで管理される該与信額を超えるか否かを判断して、
該与信額を超えなければ、該取引業者に該物品の売却を続け、
該与信額を超えた場合、前記容器の数が前記所定値を超えたかを判断して、超えた場合、該取引業者との取引きを止めて、他の取引業者に変えるように処理する
請求項1のリサイクル資源管理システム。 - 前記記憶部は、前記複数の取引業者に対する取引のための判断の基準とする金額(基準金額)を管理する管理テーブルと、
前記記憶部は、前記物品ごとに、該物品を収納する該容器の保管の限界値となる前記所定値を管理する保管管理テーブルを保持し、
前記出荷処理部は、ある取引業者に対する取引き金額が、前記管理テーブルで管理される該基準金額を超えない範囲で、同じ取引業者に該物品の売却を続け、
該基準金額を超えた場合、前記在庫管理テーブルで管理される前記容器の数が、前記保管管理テーブルで管理される前記所定値を超えたかを判断し、超えた場合、該ある取引業者との取引きを止めて、他の取引業者に変えるように処理する
請求項1のリサイクル資源管理システム。 - 前記記憶部は、前記物品ごとに、該物品を収納する該容器の保管の限界値を管理する保管管理テーブルを保持し、
前記在庫管理部は、前記保管管理テーブルが管理する該限界値を基に、前記所定値を決める、請求項1のリサイクル資源管理システム。 - 前記記憶部は、該物品を収納する該容器の保管の限界値となる前記所定値を管理する保管管理テーブルと、
生産された物品を収納する前記容器の数を、物品ごとに管理する在庫管理テーブルと、
該取引業者ごとに、車両による取引頻度を管理する取引管理テーブルと、を保持し、
前記出荷処理部は、ある取引業者に対する取引きが前記取引頻度を超えた場合、前記在庫管理テーブルで管理される前記容器の数が、前記保管管理テーブルで管理される前記所定値を超えたかを判断し、超えた場合、該ある取引業者との取引きを止めて、他の取引業者に変えるように処理する
請求項1のリサイクル資源管理システム。 - 前記記憶部は、
物品を収納した前記容器の在庫の数を、物品ごとに管理する在庫管理テーブルと、
該取引業者の取引可能な複数の物品を管理する取引物品管理テーブルと、
該取引業者が使用する車両の積載量を管理する車両管理テーブルと、を保持し、
前記出荷処理部は、前記車両管理テーブルを参照して、該取引業者に対する車両に該物品が積載可能と判断した場合、前記取引物品管理テーブルを参照して、該取引業者に対する取引可能な他の物品が有るかを判断する、
請求項1のリサイクル資源管理システム。 - 前記記憶部は、
物品を収納した前記容器の在庫数を、物品ごとに管理する在庫管理テーブルを保持し、
前記出荷処理部は、該取引業者に対する取引可能な他の物品が有るかを判断した場合、前記在庫管理テーブルを参照して、該他の物品の在庫数があるとき、前記車両管理テーブルを参照して、該車両が該他の物品の積載可能かを判断する
請求項7のリサイクル資源管理システム。 - 前記コンピュータは、表示部と、入力部を有し、
前記出荷処理部は、前記所定値を超えない場合、該表示部に、前記取引業者に対する取引可能な物品を含む出荷明細の画面を表示し、
前記入力部からの承認の入力に従って、前記取引業者への売却を決定する
請求項3、4、6のいずれかの項のリサイクル資源管理システム。 - 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源の出荷を管理するリサイクル資源管理システムであって、
回収された廃棄品を処理して、リサイクル資源となる複数の物品の重量を算出し、物品ごとに累計した重量(累計重量)を求める物品重量算出手段と、
前記物品ごとの前記累積重量と、前記物品を収納する容器の収納容量(容器の単位重量)を基に、前記物品ごとの容器の数を求める容器数算出手段と、
取引業者ごとに、各取引業者と取引可能な1または複数の物品および単価を管理する単価管理手段と、
前記容器数管理手段により求められた該物品の数と、前記単価管理手段を基に、該取引業者に対する取引可能な該物品の数、出荷価格を求める、
ことを特徴とするリサイクル資源管理システム。 - 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源を管理するリサイクル資源管理システムであって、
該廃棄品の種類ごとに、日々に処理する該廃棄品の数を予め決める生産管理手段と、
前記廃棄品の種類ごとに、該廃棄品から生産される複数の物品の重量を、物品ごとに算出し、物品ごとに累計した重量(累計重量)を求める物品重量算出手段と、
前記生産管理手段により決められる、日々の前記廃棄品の数に従い、前記物品ごとの前記累積重量と、前記物品を収納する容器の収納容量(容器の単位重量)を基に、日々の前記物品ごとの容器の数を求める容器数算出手段と、
該リサイクル資源に係る物品の売却先となる取引業者ごとに取引される物品を管理する管理手段と、
前記容器数管理手段により求められた該物品の数と、前記管理手段を基に、該取引業者ごと取引可能な該物品の数を求める、
ことを特徴とするリサイクル資源管理システム。 - 該物品を収納した容器の数を管理する在庫管理手段と、
前記容器に収納された前記物品の重量と前記物品の単価を基に該物品の売却額を算出し、かつ、前記在庫管理手段による容器の在庫量が所定値を超えないように、該物品の取引業者および該物品の売却量を算出する出荷処理手段とを有する、
請求項10または11のリサイクル資源管理システム。 - 回収された廃棄品を処理して、廃棄品ごとに複数の物品を生産する複数の製造ラインを有し、
前記記憶部は、該廃棄品ごとに、該廃棄品から生産される複数の該物品および該物品の重量を管理する物品管理テーブルを記憶する、
請求項10または11のリサイクル資源管理システム。 - 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源の出荷を管理するリサイクル資源管理方法であって、
該リサイクル資源に係る物品の売却先となる取引業者ごとに、取引される該物品の単価を管理する単価管理部と、
該物品を収納した容器の数を管理する在庫管理部と、
前記容器に収納された前記物品の重量と前記物品の単価を基に該物品の売却額を算出し、かつ、前記在庫管理部による容器の在庫量が所定値を超えないように、該物品の取引業者および該物品の売却量を算出する出荷処理部とを有する、
ことを特徴とするリサイクル資源管理方法。 - 前記記憶部は、
取引業者ごとに、取引される1または複数の物品の単価を管理する単価管理テーブルと、
前記物品の運搬に使用される車両を管理する車両管理テーブルと、
前記物品を収納する前記容器の風袋重量を管理する容器管理テーブルと、を保持し、
前記出荷処理部は、
車両スケールで計量した、空の状態の車両の重量(M0)と、該物品を収納した該容器を積載した該車両の重量(Mt)と、前記容器管理テーブルで管理される該容器の風袋の重量(Mf)を基に、Mx=Mt−Mf−M0
により、該物品の重量(Mx)を算出し、
前記単価管理テーブルを基に、該物品の該容器当たりの価格を算出する
請求項14のリサイクル資源管理方法。 - 前記記憶部は、取引業者ごとに与信額を管理する与信管理テーブルを保持し、
前記出荷処理部は、
算出された前記物品の該容器当たりの前記価格の累計額が、前記与信管理テーブルで管理される該与信額を超えるか否かを判断して、
該与信額を超えなければ、該取引業者に該物品の売却を続け、
該与信額を超えた場合、前記容器の数が前記所定値を超えたかを判断して、超えた場合、該取引業者との取引きを止めて、他の取引業者に変えるように処理する
請求項14のリサイクル資源管理方法。 - 前記記憶部は、前記複数の取引業者に対する取引のための判断の基準とする金額(基準金額)を管理する管理テーブルと、
前記記憶部は、前記物品ごとに、該物品を収納する該容器の保管の限界値となる前記所定値を管理する保管管理テーブルを保持し、
前記出荷処理部は、ある取引業者に対する取引き金額が、前記管理テーブルで管理される該基準金額を超えない範囲で、同じ取引業者に該物品の売却を続け、
該基準金額を超えた場合、前記在庫管理テーブルで管理される前記容器の数が、前記保管管理テーブルで管理される前記所定値を超えたかを判断し、超えた場合、該ある取引業者との取引きを止めて、他の取引業者に変えるように処理する
請求項14のリサイクル資源管理方法。 - 前記記憶部は、前記物品ごとに、該物品を収納する該容器の保管の限界値を管理する保管管理テーブルを保持し、
前記在庫管理部は、前記保管管理テーブルが管理する該限界値を基に、前記所定値を決める、請求項14のリサイクル資源管理方法。 - 前記記憶部は、該物品を収納する該容器の保管の限界値となる前記所定値を管理する保管管理テーブルと、
生産された物品を収納する前記容器の数を、物品ごとに管理する在庫管理テーブルと、
該取引業者ごとに、車両による取引頻度を管理する取引管理テーブルと、を保持し、
前記出荷処理部は、ある取引業者に対する取引きが前記取引頻度を超えた場合、前記在庫管理テーブルで管理される前記容器の数が、前記保管管理テーブルで管理される前記所定値を超えたかを判断し、超えた場合、該ある取引業者との取引きを止めて、他の取引業者に変えるように処理する
請求項14のリサイクル資源管理方法。 - 前記記憶部は、
物品を収納した前記容器の在庫の数を、物品ごとに管理する在庫管理テーブルと、
該取引業者の取引可能な複数の物品を管理する取引物品管理テーブルと、
該取引業者が使用する車両の積載量を管理する車両管理テーブルと、を保持し、
前記出荷処理部は、前記車両管理テーブルを参照して、該取引業者に対する車両に該物品が積載可能と判断した場合、前記取引物品管理テーブルを参照して、該取引業者に対する取引可能な他の物品が有るかを判断する、
請求項14のリサイクル資源管理方法。 - 前記コンピュータは、表示部と、入力部を有し、
前記出荷処理部は、前記所定値を超えない場合、該表示部に、前記取引業者に対する取引可能な物品を含む出荷明細の画面を表示し、
前記入力部からの承認の入力に従って、前記取引業者への売却を決定する
請求項16、17、18のいずれかの項のリサイクル資源管理システム。 - 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源の出荷を管理するリサイクル資源管理方法であって、
回収された廃棄品を処理して、リサイクル資源となる複数の物品の重量を算出し、物品ごとに累計した重量(累計重量)を求める物品重量算出ステップと、
前記物品ごとの前記累積重量と、前記物品を収納する容器の収納容量(容器の単位重量)を基に、前記物品ごとの容器の数を求める容器数算出ステップと、
取引業者ごとに、各取引業者と取引可能な1または複数の物品および単価を管理する単価管理ステップと、
前記容器数管理ステップにより求められた該物品の数と、前記単価管理ステップを基に、該取引業者に対する取引可能な該物品の数、出荷価格を求める、
ことを特徴とするリサイクル資源管理方法。 - 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源を管理するリサイクル資源管理方法であって、
該廃棄品の種類ごとに、日々に処理する該廃棄品の数を予め決める生産管理ステップと、
前記廃棄品の種類ごとに、該廃棄品から生産される複数の物品の重量を、物品ごとに算出し、物品ごとに累計した重量(累計重量)を求める物品重量算出ステップと、
前記生産管理ステップにより決められる、日々の前記廃棄品の数に従い、前記物品ごとの前記累積重量と、前記物品を収納する容器の収納容量(容器の単位重量)を基に、日々の前記物品ごとの容器の数を求める容器数算出ステップと、
該リサイクル資源に係る物品の売却先となる取引業者ごとに取引される物品を管理する管理ステップと、
前記容器数管理ステップにより求められた該物品の数と、前記管理ステップを基に、該取引業者ごと取引可能な該物品の数を求める、
ことを特徴とするリサイクル資源管理方法。 - 該物品を収納した容器の数を管理する在庫管理ステップと、
前記容器に収納された前記物品の重量と前記物品の単価を基に該物品の売却額を算出し、かつ、前記在庫管理ステップによる容器の在庫量が所定値を超えないように、該物品の取引業者および該物品の売却量を算出する出荷処理ステップとを有する、
請求項22または23のリサイクル資源管理方法。 - 回収された廃棄品を処理して、廃棄品ごとに複数の物品を生産する複数の製造ラインを有し、
前記記憶部は、該廃棄品ごとに、該廃棄品から生産される複数の該物品および該物品の重量を管理する物品管理テーブルを記憶する、
請求項22または23のリサイクル資源管理方法。
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