JP6803593B1 - リサイクル資源売却システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記処理部は;
売却先ごとに、売却対象となる該リサイクル資源に係る物品の単価を管理する単価管理部と、
該売却先ごとに与信額を管理する与信管理部と、
該物品を収納する容器の量および該容器の保管スペースを管理する在庫管理部と、
売却先ごとに、売却される前記物品の単価と前記容器の数を基に売却額を計算する売却処理部とを有し、
前記売却処理部は、
前記在庫管理部により管理される前記容器の在庫量が、予め定められた保管スペースの上限値を超えないように、前記容器の量を制約する手段と、
物品を収納した前記容器の重量または容量が、車両の最大積載重量または最大積載容量を超えないように、車両に積載される前記容器の数を制約する手段と、
売却先ごとの前記売却額が、売却先ごとに予め定められた与信額以内になるよう制約する手段と、を有し、
前記各手段による制約の判定を行いながら、売却可能な物品の量と該物品の単価を基に売却額の計算を行い売却額の最大化を図るように、物品ごと売却先ごとの売却量を決定することを特徴とするリサイクル資源売却システム、である。
本発明はまた、上記リサイクル資源売却システムで実行されるリサイクル資源売却方法としても把握される。
ここで、処理部102は、プログラムを実行することで、本発明に特徴的な機能ないし動作を実現する。記憶部104は、特徴的なデータベース(DBという)を保管する。種々の諸機能およびDBについては、図2以降を参照して詳述する。
管理サーバ10は、処理部102と、管理DB28と、入力部105、表示部106を有する。処理部102は、取扱物品管理部21、売却管理部22、在庫管理部23、売却処理部24を有する。また、売却管理部22は、売却形態管理部221と、単価管理部222と、与信管理部223を有する。在庫管理部23は、保管スペース管理部231と、在庫量管理部232を有する。これらの各機能部は、処理部102がプログラムを実行することで実現される。管理DB28は、本実施例に特徴的な種々のテーブルや、種々のデータ、プログラム等を保管する。各種の管理テーブルについては、図3〜図12を参照して後述する。
売却形態管理部221は、売却先が取り扱う車両の積載量、並びにコンテナ等の容器およびその風袋重量を管理する。具体的には、車両管理テーブル50の内容を表示部106に表示し、入力部105の指示に従い、車両管理テーブル50に必要な項目の追加、変更、削除を行う。また具体的には、容器管理テーブル60の内容を表示部106に表示し、入力部105の指示に従い、容器管理テーブル60に必要な項目の追加、変更、削除を行う。容器管理テーブル60の内容に係る変更等は、定期的な見直しにより、例えば売却先の端末18から送信される売却形態の情報に基づいて行われる。
保管スペース管理部231は、在庫状態にある容器の最大保管スペース、例えば物品を収納する容器の種類、重量、保管容量の上限値を管理する。具体的には、保管管理テーブル80の内容を表示部106に表示し、入力部105の指示に従い、保管管理テーブル80に必要な項目の追加、変更、削除を行う。
売上計算部241は、上記した各種の管理テーブルを参照して、物品の売却先の決定および売却量の最適な計算処理を行う。
制約計算部242は、売上計算部241による物品の売却先の決定および売却量の計算に際して、上記した各種の管理テーブルを参照して、種々の制約計算処理を行う。
売却処理部による制約計算および売上計算の処理動作については、図13を参照して後述する。
図3は、取扱物品管理テーブルを示す。
取扱物品管理テーブル30は、リサイクル会社が取り扱う物品、すなわちリサイクル資源として売却先に売却可能な物品を登録して管理する。図示の例では15種類の物品名を示しているが、実際には回収された家電品等の廃棄品から生産される物品の種類に応じて、さらに多くの物品が取り扱われることがある。物品の種類が増えた場合には、この管理テーブル30に物品名が適宜追加される。取扱物品管理テーブル30の内容の変更は、管理者が入力部105および表示部106を用いて行うことができる。
物品管理テーブル40は、リサイクル会社が回収した電気製品等の廃棄品から生産される物品の種類と、その重量を登録する。図示は、(a)エアコンと(b)テレビの物品管理テーブル40の例を示しているが、実際には、リサイクル会社が回収する廃棄品の種類ごと、例えば洗濯機、冷蔵庫、テレビ等のごとに、物品管理テーブル40がある。物品の種類は、図3に示す取扱物品管理テーブル30に登録される物品名に対応する。
車両管理テーブル50は、売却先ごとに、物品を輸送する車両の積載量および最低積載量を登録する。車両は売却先が用意する。車両が複数ある場合には、各車両の積載量が登録される。
容器管理テーブル60は、物品を収納する容器ごとの、風袋の重量を登録する。容器には、コンテナ、バッカン、メッシュパレット、フレコンがある。それ以外はバラである。同じ形式の容器ではあるが風袋重量が異なる場合、例えば、風袋重量の異なる複数のコンテナがある場合には、各コンテナについてその風袋重量を登録する。
風袋重量を管理する理由は、売却する物品の重量を把握するためである、すなわち、売却先への売却時に、売却物品を収納した容器を積載した車両の重量を、車両スケールで計測し、その測定値(総重量)から、車両と風袋重量を差し引くことで、売却物品の重量を求めることができる。
単価管理テーブル70は、売却先ごとに、取引される物品(品目)と、その単価(単位重量当たりの価格)を登録する。図示の例は、A社と取引される複数の物品と、それらの単価が示されている。単価が「0」の品目は取引が無いことを意味する。単価は、売却先ごとに、定期的例えば毎月提出される単価見積書に基づいて決まる。単価見積書は、管理サーバ10と売却先の端末18との間の通信によって伝送される。単価管理テーブル70の内容の登録や変更は、管理者が入力部105および表示部106を用いて行うことができる。
保管管理テーブル80は、売却物品対応に、荷姿と、単位重量と、保管上限値を登録する。荷姿は、売却物品を収納するコンテナ、バッカン、パレテーナ、フレコン、等の容器がある。単位重量は荷姿の重量をいう。保管上限値とは、コンテナ、バッカン、パレテーナ等の荷姿の、倉庫や保管場所における保管可能な最大個数(最大保管スペース)をいう。保管上限値を超えると、リサイクル会社の倉庫等に収納しきれなくなるので、これを回避して売却処理を行う。
なお、保管管理テーブルは、保管スペース管理テーブル或いは保管容量管理テーブルと呼んでもよい。また、保管管理テーブルは、売却物品に対応させずに、荷姿と、単位重量と、保管上限値を登録するようにしてもよい。
在庫管理テーブル90は、保管スペースに保管される、売却待ちの物品の量を、日ごと、物品ごとに実績値として登録する。登録される数字の単位は荷姿の個数である。すなわち、コンテナ、バッカン、パレテーナ等の容器の個数を登録する。実績値は、日々生産される荷姿の数と売却された荷姿の数の差分である。在庫管理テーブル90へのデータ登録や変更は、入力部105または端末12の入出力部を介して行われる。
売却管理テーブル100は、リサイクル会社が売却する物品の量を、日ごと、物品ごとに実績値として登録する。登録される数字の単位は荷姿の個数である。すなわち、コンテナ、バッカン、パレテーナ等の個数を登録する。売却管理テーブル100へのデータ登録や変更は、入力部105または端末12の入出力部を介して行われる。
売却管理テーブル100に登録される物品ごとの荷姿の数が、在庫管理テーブル90に反映されて、物品ごとの在庫量の現在値が管理される。
与信管理テーブル110は、売却先ごとに月当たりの与信額を登録する。与信管理は、売却先に対する不良債権や損害の発生を抑制するためのものであり、与信額は過去の売却金額や信用調査に基づいて決められる。与信額は、定期的に見直されて変更されることある。それに伴って与信管理テーブル110の内容が変更されることがある。
物品の売却処理において、毎月の取引金額の累計が与信額を超えた場合には、当該売却先との取引を止めて、他の売却先へ売却するように管理される。与信管理テーブル110へのデータ登録や変更は、入力部105または端末12の入出力部を介して行われる。
次に、図12を参照して、リサイクル資源に係る物品(図12にでは資源という)の売却処理動作について説明する。売却処理は、資源ごと、売却先ごとに、売却処理部24が、制約計算部242により複数の制約計算の判定を行いながら、売上高計算部241により売上高を計算する。
なお、上記制限判定の処理はS1202〜S1207の順で処理しているが、必ずしも上記処理順序である必要はない。処理判定の順序を適宜、変えて実行してもよい。
発明者らは、売上計算部241と制約計算部242を有する売却処理部24の計算モデルを試作して実験した。以下、その試作・実験例について説明する。
家電リサイクル法に基づき処理された家電から得られた複数資源の売り上げが最大化するような売却先、売却量ならびに輸送車両の決定を行う。売却先に関しては資源ごとに単位質量当たりの売却単価が異なる取引会社が複数存在する。輸送に関しては、キャパシティの異なる複数車両が使用可能である。また、売却先選択におけるリスク管理として各売却先に1か月あたりの売却額の上限を示す与信額を設定した。
単位質量当たりの売却単価に関しては資源ごと、売却先ごとに異なる。また、売却先ごとに売却可能な資源は決まっており、全ての資源が全ての売却先に売却可能なわけではない。
輸送車両に関しては売却先にもよるが2t車、4t車、6t車、10t車が使用可能である。なお、輸送に使用する車両は売却先の所有物であるため輸送コストは考慮していない。積載上限としては重量に加えて容積も考慮している。また積載下限としては売却先ごとに異なる条件を考えている。
売却先選択におけるリスク管理として各売却先に1か月あたりの売却額の上限を示す与信額を設定した。なお、1か月あたりの営業日は24日間を想定している。
以下で提案するモデルを数理計画問題として定式化する。
(5.1) 集合の定義
I:再利用可能な資源の集合
J:売却先の集合
T:日付の集合
K:輸送車両の集合
(5.2)パラメーターの定義
cij:資源iを売却先jに売却する際の売却単価(円/Kg)
ai:資源iの初期保管量
pit:日付tにおける資源iの生産量
vi:リサイクル工場内に保管できる資源iの量
bi:資源iに使用する風袋の重量
djk:売却先jが所有する車両kの積載重量上限
si:資源iを風袋に入れる際の重量下限
oi:資源iを風袋に入れる際の重量上限
dwai :資源iに使用する風袋の幅長さ
dwbjk:売却先jが所有する車両kの幅長さ
dhai:資源iに使用する風袋の高さ
dhbjk:売却先jが所有する車両kの高さ
dlai:資源iに使用する風袋の奥行長さ
dlbjk:売却先jが所有する車両kの奥行長さ
qjk:売却先jに車両kを使用し売却する際の積載下限
hijk:売却先jに車両kを使用し資源i = 1、2、3 を売却する際の積載下限
fjk:売却先jに車両kを使用し資源i = 1 以外を売却する際の積載下限
rjk:売却先jに車両kを使用し資源i = 4~7 を売却する際の積載下限
gj:売却先jの与信額
M:非常に大きな値
(5.3) 決定変数の定義
xijtk:日付tに売却先jへ車両kで売却される資源iの量
nijtk:日付tに売却先jへ車両kで売却される資源iに使用される風袋数
ljtk={1、資源が日付tに売却先jへ車両kで売却される0、それ以外
eijtk={1、資源iが日付tに売却先jへ車両kで売却される0、それ以外
zjtk={1、i=1、以外が日付tに売却先jへ車両kで売却される0、それ以外
yjtk={1、i=4~7が日付tに売却先jへ車両kで売却される0、それ以外
(5.4) 目的関数
本モデルで用いた制約式(2)〜(21)を以下に示す。
(3)式はある日付における各資源の売却量はリサイクル工場内に保管されている量以下であることを表す。
(4)式は売却が輸送車両の重量上限以下であるという制約である。なお、この売却量に関しては資源の重量に加えて、風袋の重量も考慮している。
(5)式はn ijtk 個の風袋に入れることがきる各資源の重量を表す。
(6)式は各風袋と積載車両の幅に関する制約であり、(7)式は各風袋と積載車両の高さに関する制約で、(8)式は各風袋と積載車両の奥行長さに関する制約である。
(9)〜(20)式は売却時の積載量の下限を満たすための制約である。これは売却先によって条件が大きく異なり、資源ごとに1回あたりの売却における売却量下限が細かく定められている売却先もある。
(9)、(10)式はバイナリー変数ljtkに関する制約式で、全ての時間、売却先、車両種類において何かを売却した場合ljtk=1、一方で売却しなかった場合ljtk=0とする制約である。
(11)式は、1回の売却における全資源の総売却量が売却先ごとに設けられている下限を満たす制約である。
(12)、(13)式はバイナリー変数eijtkに関する制約式で、全ての資源、時間、売却先、車両種類において、売却した場合eijtk=1、一方で売却しなかった場合eijtk=0とする制約である。
(14)式は、資源番号1~3を売却する際に、各資源に課せされた積載下限を満たす制約である。
(15)、(16)式はバイナリー変数zjtkに関する制約であり、全ての時間、売却先、車両種類において資源番号1以外を売却した場合zjtk=1、一方で売却しなかった場合zjtk=0とする制約である。
(17)は資源番号1以外を売却する際の総重量の下限を満たす制約である。
(18)、(19)式はバイナリー変数yjtkに関する制約であり、全ての時間、売却先、車両種類において資源番号4~7の何かを売却した場合yjtk=1、一方で売却しなかった場合yjtk=0とする制約である。
(20)式は資源番号4~7を売却する際の総売却量が積載量下限を満たす制約である。
(21)式は売却先ごとに設定した与信額を満たす制約である。
本実験では、実データを参考に、資源|I|=30、売却先数|J|=14、車両種類数|K|=4、日付|T|=24で実験を行った。
各資源の売却単価は売却先ごとに異なる。また各資源はすべての売却先に売却可能なわけではない。
図14に1月当たりの各資源の1月当たりの総生産量を示し、図15に1月当たりの各資源の生産回数を示す。図14および図15から、資源ごとに総生産量および生産頻度が大きく異なり、ほぼ毎日生産されている資源がある一方で1月当たり数回しか生産されない資源もある、ことがわかる。
使用可能車両は売却先ごとに異なる。図16に各売却先の使用可能車両を示す。
売却先ごとに売却条件として、1回の売却における最低積載量が定められている。各売却先の売却条件を、図17に示す。
積載条件としては、(6.3)で示した重量制約に加えて容積についても考慮した。各資源の荷姿と各風袋の容積ならびに各車両の容積を、図18、図19、図20に示す。
売却先選択におけるリスク管理として1月当たりの売却額の上限を示す与信額を各売却先に設定した。図21に各売却先の与信額を示す。
(7.1) 現状と実験結果の比較
現状と実験結果の目的関数値と総出荷量の比較を、図22に示す。
本試作で提案するモデルの目的関数である売上に関して、現状と実験結果を比較すると3.6%の増加が見込める結果になった。また,総出荷量に関しても、2.4%増加する結果になった。
実績と実験結果を比較すると実験結果では、売却先として選択された取引会社の数が実績に比べて、3社減り、10社という結果になった。また、各売却先への総売却量にも大きな違いがあった。
図24から分かるように多くの資源が売り上げ増加に貢献している結果になった。この結果は売却先選択に違いはなく売却量の増加に依存するものが多かった。では、実験結果では実績に比べて売却量を増加することができた要因について資源17を例に説明する。図25では、現状売却額と設定与信額の比率(100%)を示す。売却先B、Gに関してはこの比率が100%を上回っていることが分かる。これは、従業者の経験のみに頼っている現状だからこそ起こってしまっている可能性が高い。図26、図27、図28にはそれぞれ資源1、17の売却先ごとの売却単価と売却詳細を示す。
本発明は上記した実施例に限定されずに、種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施例では、売却処理部24が、売上計算部241と、制約計算部242を有するとしたが、必ずしもこれら2つの機能を分けずに、売却処理部24がこれらの計算を行う、としてもよい。
また、処理部102の一部または全ての機能部は、それぞれ独立して設けてもよい。
また、処理部102の全ての機能部は、各種の管理テーブルに合わせて、各管理テーブルの名称に対応付けてもよい。
また、上記実施例の処理部102における各種の機能部の名称は一例であって、別の名称を付与してもよい。
103:メモリ 104:記憶部 105:入力部
106:表示部 12:端末 18:端末
19:ネットワーク
21:取扱物品管理部
22:売却管理部 221:売却形態管理部 222:単価管理部
223:与信管理部
23:在庫管理部 231:保管スペース管理部 232:在庫量管理部
24:売却処理部 241:売上計算部 242:制約計算部
28:DB(データベース)
30:取扱物品管理テーブル 40:物品管理テーブル
50:車両管理テーブル 60:容器管理テーブル
70:単価管理テーブル 80:保管管理テーブル
90:在庫管理テーブル 100:売却管理テーブル
110:与信管理テーブル
Claims (8)
- 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源の売却処理を行うリサイクル資源売却システムであって、
前記処理部は;
売却先ごとに、売却対象となる該リサイクル資源に係る物品の単価を管理する単価管理部と、
該売却先ごとに与信額を管理する与信管理部と、
該物品を収納する容器の量および該容器の保管スペースを管理する在庫管理部と、
売却先ごとに、売却される前記物品の単価と前記容器の数を基に売却額を計算する売却処理部とを有し、
前記売却処理部は、
前記在庫管理部により管理される前記容器の在庫量が、予め定められた保管スペースの上限値を超えないように、前記容器の量を制約する手段と、
物品を収納した前記容器の重量または容量が、車両の最大積載重量または最大積載容量を超えないように、車両に積載される前記容器の数を制約する手段と、
売却先ごとの前記売却額が、売却先ごとに予め定められた与信額以内になるよう制約する手段と、を有し、
前記各手段による制約の判定を行いながら、売却可能な物品の量と該物品の単価を基に売却額の計算を行い売却額の最大化を図るように、物品ごと売却先ごとの売却量を決定することを特徴とするリサイクル資源売却システム。 - 前記売却処理部は、物品を収納した前記容器の重量または容量が、車両の最少積載重量または最少積載容量を下回らないように、車両に積載される前記容器の数を制約する手段を有し、
該手段による計算を行いながら、前記売却額の最大化を計算する、
請求項1のリサイクル資源売却システム。 - 前記記憶部は;
売却先ごとに、取引される複数の物品の単価を管理する単価管理テーブルと、
前記容器の保管スペースの上限値を管理する保管管理テーブルと、
前記物品を収納した前記容器を積載する車両の最大積載重量または最大積載容量を管理する車両管理テーブルと、
前記物品を収納する前記容器の風袋重量を管理する容器管理テーブルと、
売却先ごとに、与信額を管理する与信管理テーブルと、を有し
前記売却処理部は、
前記単価管理テーブルと、前記保管管理テーブルと、前記車両管理テーブルと、前記容器管理テーブルと、前記与信管理テーブルとを参照して、前記各手段による制約の判定、および前記売却額の計算を行う、
請求項1のリサイクル資源売却システム。 - 前記コンピュータは、表示部と、入力部を有し、
前記売却処理部による前記各手段による計算値の少なくとも1つが、予め定めた制約値を超えた場合、前記売却処理部は前記表示部にエラー表示を行う
請求項1乃至3のいずれかの項に記載のリサイクル資源売却システム。 - 処理部と、記憶部を有するコンピュータを用いて、リサイクル資源の売却処理を行うリサイクル資源売却方法であって、
前記処理部は;
売却先ごとに、売却対象となる該リサイクル資源に係る物品の単価を管理する単価管理ステップと、
該売却先ごとに与信額を管理する与信管理ステップと、
該物品を収納する容器の量および該容器の保管スペースを管理する在庫管理ステップと、
売却先ごとに、売却される前記物品の単価と前記容器の数を基に売却額を計算する売却処理ステップと、を行い、
前記売却処理ステップは、
前記在庫管理ステップにより管理される前記容器の在庫量が予め定められた保管スペースの上限値を超えないように、前記容器の量を制約するステップと、
物品を収納した前記容器の重量または容量が、車両の最大積載重量または最大積載容量を超えないように、車両に積載される前記容器の数を制約するステップと、
売却先ごとの前記売却額が、売却先ごとに予め定められた与信額以内になるよう制約するステップと、を有し、
前記各ステップによる制約の判定を行いながら、売却可能な物品の量と該物品の単価を基に売却額の計算を行い売却額の最大化を図るように、物品ごと売却先ごとの売却量を決定する
ことを特徴とするリサイクル資源売却方法。 - 前記売却計算ステップは、物品を収納した前記容器の重量または容量が、車両の最少積載重量または最少積載容量を下回らないように、車両に積載される前記容器の数を制約するステップを有し、
該ステップによる計算を行いながら、前記売却額の最大化を計算する、
請求項5のリサイクル資源売却方法。 - 売却先ごとに、取引される複数の物品の単価を管理する単価管理テーブルを前記記憶部に記憶するステップと、
前記容器の保管スペースの上限値を管理する保管管理テーブルを前記記憶部に記憶するステップと、
前記物品を収納した前記容器を積載する車両の最大積載重量または最大積載容量を管理する車両管理テーブルを前記記憶部に記憶するステップと、
前記物品を収納する前記容器の風袋重量を管理する容器管理テーブルを前記記憶部に記憶するステップと、
売却先ごとに、与信額を管理する与信管理テーブルを前記記憶部に記憶するステップと、
を有し
前記売却計算ステップは、
前記単価管理テーブルと、前記保管管理テーブルと、前記車両管理テーブルと、前記容器管理テーブルと、前記与信管理テーブルとを参照して、前記各手段による制約の判定、および前記売却額の計算を行う、
請求項5のリサイクル資源売却方法。 - 前記コンピュータは、表示部と、入力部を有し、
前記売却計算ステップの前記各ステップによる計算値の少なくとも1つが、予め定めた制約値を超えた場合、前記売却計算ステップは前記表示部にエラー表示を行う
請求項5乃至7のいずれかの項に記載のリサイクル資源売却方法。
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