JP4391372B2 - サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム - Google Patents

サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4391372B2
JP4391372B2 JP2004279500A JP2004279500A JP4391372B2 JP 4391372 B2 JP4391372 B2 JP 4391372B2 JP 2004279500 A JP2004279500 A JP 2004279500A JP 2004279500 A JP2004279500 A JP 2004279500A JP 4391372 B2 JP4391372 B2 JP 4391372B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
parts
cost
data
products
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004279500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005190459A (ja
Inventor
和之 武内
高志 津野
利家寿 飯島
勇一 金子
敏行 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004279500A priority Critical patent/JP4391372B2/ja
Priority to US10/992,694 priority patent/US20050159989A1/en
Publication of JP2005190459A publication Critical patent/JP2005190459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4391372B2 publication Critical patent/JP4391372B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
    • G06Q10/0637Strategic management or analysis, e.g. setting a goal or target of an organisation; Planning actions based on goals; Analysis or evaluation of effectiveness of goals
    • G06Q10/06375Prediction of business process outcome or impact based on a proposed change
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

本発明は、サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラムに係り、特に、回収した製品を分解して得られる部品をリサイクル部品として再使用して製品を製造する際に用いて好適なサーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラムに関する。
近年、廃製品の処理場の不足、製品の廃棄に伴う環境汚染等の問題点が深刻化しており、廃製品のリサイクルが重要視されている。廃製品のリサイクルに関する従来技術として、例えば、特許文献1、2、3等に記載された技術が知られている。
これらの従来技術は、製品が廃製品として回収されたときのリサイクルの容易性、経済性を考慮した製品の設計方法、リサイクル部品を製品に再利用した場合の経済性の評価方法、リサイクル処理時におけるエネルギー消費の節約、廃棄物量の削減、環境汚染の防止に関する技術である。
特開平09−160959号公報 特開2002−230087号公報 特開2002−259553号公報
前述した従来技術は、いずれも、リサイクル品の使用による製作費用の削減を図ろうとしたときに、より多くの利益を得るために、法案や決まりごとをクリアしつつどのように回収製品を分解して利用すればよいかについて配慮されていない。
本発明の目的は、リサイクル法案や決まりごとをクリアし、かつ、部品が階層構造をもって作成されている回収製品の中のどの部品をリサイクル部品とするのが、最も多くの利益を得ることができるかを算出して提示できるようにしたサーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラムを提供することにある。
本発明によれば前記目的は、部品単価、組立費、分解費、回収費、検査費、洗浄費、維持費を含む回収製品の分解と回収部品を使用する製品の製造とに要する費用データ、生産計画に関するデータ、製品の部品構成に関するデータを予め用意し、入力される回収製品の情報及びリサイクル条件と前記製品の部品構成に関するデータとから回収製品の部品への分解ポイントを決定し、決定された分解ポイントと前記生産計画のデータと前記費用データとから回収部品を使用する製品を製造するまでの利益を算出して提示することにより達成される。
本発明によれば、法を守りながらリサイクル部品を利用することにより、実際の生産計画の中で利益がどれだけ出るのかを算出して提示することができる。
以下、本発明によるサーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラムの実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明が適用される廃製品を分解し、得られた部品を再利用して製品を製作するリサイクルの流れを説明する図であり、まず、これについて説明する。
一般に、廃製品のリサイクルは、生産業者が製品を市場から回収し、その回収製品を決められた分解ポイント(通常、部品は階層構造を持って作成されており、どの階層までを分解するかを示す)まで分解し、分解された部品が再使用可能であるか否かを検査し、使用可能なものを洗浄して、リサイクル部品として製品に組み込むというように行われる。
図1(a)に示す例において、製品Aは、出荷11で市場へ出荷され、回収12によって、出荷業者(生産業者)のもとへ戻ってくる。製品Aは、図1(a)にツリー構造により部品構成13として示すように、複数の部品を組み立てることにより製造されることが一般的であり、それらの部品は、それぞれ単価を持ち、組み立て費や分解費といった費用が発生する。図1に示す例における製品Aは、部品D、Eにより構成される複合部品Bと、部品F、Gにより構成される複合部品Cとにより構成されているものとしている。そして、部品D〜Gの単価は、それぞれ、1000円、1000円、250円、250円であり、製品Aを複合部品B、Cに分解するための費用が100円、複合部品B、Cを、それぞれ、部品D、E及び部品F、Gに分解するための費用が100円必要であり、さらに、部品D、E及び部品F、Gを複合部品B、Cに組み立てる費用がそれぞれ500円、複合部品B、Cを製品Aに組み立てる費用が500円必要であるとしている。
また、リサイクル部品を利用して製造することができる製品が他にあるような場合に、製品Aから得られた部品を再利用することも可能であり、図1(a)には、部品Dと部品Eとが、共用部品14として、製品A、Hの製造に利用可能であることが示されている。すなわち、製品Hは、部品D、Kにより構成される複合部品Iと、部品L、Eにより構成される複合部品Jとにより製造することができることが示されている。図1(a)に示す例では、製品Hは、リサイクル部品あるいは新しい部品からから製造されるものとして、各部品の単価、組み立て費用を示しているが、製品Hも、市場で使用された後に回収され、部品に分解されて利用される。前述のように、ある製品を分解して得られた部品の中には、複数の製品で共通に使用している共用部品も存在する。このように複数の製品間で共通の部品として使用される部品(部品D、E)が存在する場合、製品Aを回収したときに、複合部品Bまでしか分解しないと、この複合部品Bは、製品Aにしかリサイクル部品として組み込むことができないが、部品D、Eにまで分解することにより、これらの部品D、Eは、製品Aだけでなく製品Hにもリサイクル部品として組み込むことが可能となる。このような点が、分解ポイント算出において考慮するべき点である。
そして、本発明では、図1(b)に義務15として示すように、法律等で義務付けられた再利用部品の使用義務の状況から、この義務を達成するための図1(c)に示す部品一覧16のように、義務を達成する部品一覧を算出し、それらの部品を再利用部品として、適用したときに、どれだけの利益を得ることができるのかを算出して、図1(d)に示す利益17のように、利益が判るようにする。図1(b)に示す再利用部品の使用義務では、製品Aの全重量に対して、重量比で10%以上の部品を再利用部品として使用しなければならないとしている。そして、このような義務15を達成するためには、図1(c)に示すように、製品Aを分解して得ることができる部品の内、複合部品Bまたは部品D、Eを再利用部品として使用すればよいことが算出される。また、これらの部品を再利用することにより、図1(d)に示すような利益が得られることが算出される。図1(d)では、ある数量の製品Aを分解して得た複合部品Bを再利用した場合に、利益として100万円を得ることができ、部品D、Eを再利用した場合に、利益として200万円を得ることができることを示している。
前述したような本発明の実施形態による機能を実現するために、各種のマスタデータを作成しておく必要があり、次に、各種のマスタデータの構造について説明する。
図2は販売価格に関するマスタデータの構造を示す図である。販売価格に関するマスタデータは、製造する製品毎にその製品の販売価格を設定したデータである。図2には、製品A、Hのそれぞれがの販売価格が10000円であるとして示しているが、これらのデータは、さらに多数の製品について作成しておくことができる。
図3は部品単価に関するマスタデータの構造を示す図である。部品単価に関するマスタデータは、製品を製造するために必要な部品毎の単価を設定したデータである。図3には、図1(a)に示した最下層の部品D〜G、K、Lの単価を示しているが、これらのデータは、さらに多数の部品について作成しておくことができる。
図4は組み立て費に関するマスタデータの構造を示す図である。組み立て費に関するマスタデータは、部品から1つ上位の層の部品あるいは製品を組み立てる際にかかる費用を設定したデータである。図4には、図1(a)に示した最下層の部品から複合部品を組み立てる費用、複合部品から製品を組み立てる費用を示しており、このデータには、組み立て部品の組み合わせについて、さらに多くのデータを作成しておくことができる。
図5は分解費に関するマスタデータの構造を示す図である。分解費に関するマスタデータは、製品から目的とする部品にまで分解するときに必要となる費用を設定したデータである。図5には、図1(a)に示した製品Aから複合部品Bに分解する費用、製品Aから複合部品Bを経て部品Dまでに分解する費用を示しているが、このデータには、分解過程の組み合わせについて、さらに多くのデータを作成しておくことができる。
図6は製品の回収費に関するマスタデータの構造を示す図である。製品の回収費に関するマスタデータは、市場から製品を回収するための費用を製品毎に設定したデータであり、図6には、製品Aの回収費だけを示しているが、複数種の製品を回収して利用する場合、それらの製品毎の回収費が設定される。
図7は部品の検査費に関するマスタデータの構造を示す図である。部品の検査費に関するマスタデータは、回収した製品を分解して得た部品を再利用のために検査するための費用を部品毎に設定したデータである。図7には、部品Bの検査費だけを示しているが、このデータには、回収した製品から得られる全ての部品についての検査費用が設定される。
図8は部品の洗浄費に関するマスタデータの構造を示す図である。部品の洗浄費に関するマスタデータは、回収した製品を分解して得た部品を再利用のために洗浄するための費用を部品毎に設定したデータである。図8には、部品Bの洗浄費だけを示しているが、このデータには、回収した製品から得られる全ての部品についての洗浄費用が設定される。
図9は部品の維持費に関するマスタデータの構造を示す図である。部品の維持費に関するマスタデータは、回収した製品を分解して得た部品を再利用するまでの間、倉庫等に保管する場合に必要となる維持費を部品毎に設定したデータである。図9には、部品Bの維持費だけを示しているが、このデータには、回収した製品から得られる全ての部品についての維持費用が設定される。
図10は製品に対する生産計画台数に関するマスタデータの構造を示す図である。製品に対する生産計画台数に関するマスタデータは、各製品を何台生産するのかを製品毎に設定したデータである。図10には、図1(a)に示した製品A、Hについての生産台数が示されているが、さらに別の製品も製造する場合、それらの製品の生産台数も、このマスタデータ内に設定される。
図11は製品及び部品に対する重量を登録するマスタデータの構造を示す図である。製品及び部品に対する重量を登録するマスタデータは、回収する製品及びその製品を分解して得られる各部品の重量を設定したデータである。図11には、製品Aの重量だけを示しているが、このデータには、回収する全ての製品、それらの製品から得られる全ての部品についての重量が設定される。
図12は製品に対してリサイクル部品を適用した場合の製品の販売価格とそれに伴った販売台数の増加の倍率とを設定したマスタデータの構造を示す図である。製品の販売価格とそれに伴った販売台数の増加の倍率とを設定したマスタデータは、リサイクル部品を適用した場合の製品と通常製品(新しい部品により製造された製品)との販売価格に対する販売費比率と販売増加率とを製品毎に定義して設定したデータである。図12には、製品Hに対するデータだけを示しているが、このデータには、リサイクル部品を適用する全ての製品についてのデータが設定される。
図13は回収した製品とその製品から得られる部品との不良率を定義するマスタデータの構造を示す図である。不良率を定義するマスタデータは、製品とその製品から得られる部品との不良率を製品毎、部品毎に設定したデータである。図13には、製品Aに対するデータだけを示しているが、このデータには、回収する全ての製品、それらの製品から得られる全ての部品についてのデータが設定される。
本発明の実施形態による機能を実現するために、システムの立ち上げ後に様々な画面が表示され、ユーザがそれらの画面に必要なデータ等を入力していくことが可能にされており、次に、各種の画面の構成と入力するデータ等について説明する。
図14はシステムの立ち上げ時に最初に表示される画面である製品を選択する画面の例を示す図である。
図14に示す製品選択画面は、リサイクル対象製品として、実際に回収する製品の名称を入力するテキストボックス141と、回収製品の製品名とその部品構成とをツリー状にして表示した部品一覧142と、実行ボタン143と、キャンセルボタン144とにより構成される。この製品選択画面が表示されたとき、部品一覧142には、多数の製品名が、その製品の部品構成と共に表示され、ユーザがこの部品一覧142に表示されている製品を選択するとテキストボックス141に製品名が反映される。部品一覧142における製品の部品構成は、全て表示されている必要はなく、例えば、ユーザが表示されている部品の1つを選択すると、その下位にある部品群を表示するというようにしておけばよい。そして、前述で選択されてテキストボックス141に反映された製品がリサイクル部品を取得するための回収対象製品となる。選択する製品として複数を選択することも可能である。製品の選択を完了した後、実行ボタン143をクリックすれば、次の画面の表示に切り替わり、また、キャンセルボタン144をクリックすれば、製品選択画面での処理を行わず、この場合、本発明のシステムとしての処理が終了する。
図15は何を考慮して分解ポイント(部品をどの階層まで分解するかを示す)を算出するのかを選択する条件入力画面の例を示す図である。この条件入力画面は、図14に示す画面で実行ボタンがクリックされたときに表示される。
本発明の実施形態は、分解ポイントを算出するための条件として、「重量」、「数量」及び「価格」の3種類を使用することとする。条件が「重量」である場合、回収製品の重量の何%をリサイクルするかを重量のテキストボックス151に入力する。条件が「数量」である場合、数量のテキストボックス152にリサイクルする部品の数を入力する。また、条件が「価格」である場合、価格のテキストボックス153に部品単価を入力する。この部品単価は、入力された値より高い価格の部品をリサイクル部品として扱うことを指示するものである。金額単位切り替えボタン154は、価格のテキストボックスに入力する金額の単位を変更する場合に使用するものであり、単位としては各国の通貨単位に変更可能である。条件の入力を完了した後、実行ボタン155をクリックすれば、次の画面の表示に切り替わり、また、閉じるボタン156をクリックすれば、条件入力画面での処理を行わず、図14に示した製品選択の画面に戻る。
前述した「重量」、「数量」及び「価格」の何れかに入力が行われた場合、その条件による利益算出が行われることになる。また、前述した条件に対する入力は、1か所だけでなく複数の条件を入力することが可能であるが、以後の説明では、1つの条件のみが入力されたものとして説明する。
図16は分解ポイント選択画面の例を示す図である。この分解ポイント選択画面は、図15に示す画面で条件として回収製品の重量の何%をリサイクルするかの重量が入力されて実行ボタン155がクリックされた場合に表示される画面である。
図16に示す画面には、目的の重量の条件に合致した部品とそれらの組合せが複数の候補として表示される。各候補には、リサイクル部品として使用される部品が強調して表示される。図16に示す例では、候補1の場合、複合部品Bが強調表示161され、候補2の場合、部品D、Eが強調表示される。また、候補3の場合、部品D、Eが強調表示される。ユーザは、複数表示される候補の1つを候補の前の円内にチェックを入力する等により選択し、その後、実行ボタン162をクリックすれば、次の画面の表示に切り替わり、また、閉じるボタン163をクリックすれば、分解ポイント選択画面での処理を行わず、図15に示した条件入力画面に戻る。
図17は部品選択(数量)画面の例を示す図である。この部品選択画面は、図15に示す画面で条件として回収製品からリサイクルする部品の数が入力されて実行ボタン155がクリックされた場合に表示される画面である。
図15の画面で数量152に数値を記入した場合は、その回収製品を構成する部品の何種類の部品をリサイクル部品として使用するかが指定され、図17に示す画面例のように、指定された数量が表示されると共に、回収製品の部品構成が表示される。ユーザは、そこで、実際に分解ポイントとなる部品(再利用対象部品)を選択する。回収製品の部品構成を表示したボックス内には選択した部品が入力されるテキストボックス171か設けられ、ユーザが部品の構成の中からリサイクルしようとする部品を指定すると、テキストボックス171内に部品名が入力される。また、このとき、選択された部品は、部品構成を示すツリーの中で強調表示される。その後、ユーザが、実行ボタン172をクリックすれば、次の画面の表示に切り替わり、また、閉じるボタン173をクリックすれば、ここでの部品選択画面での処理を行わず、図15に示した条件入力画面に戻る。
なお、前述において、部品数量として、複合部品であっても部品1個としてカウントするようにしても、部品数量は、末端部品の数であるとし、複合部品を選択したときには、その複合部品に含まれる末端部品の数としてカウントするようにしておいてもよい。これは、システムとして予め定めておけばよい。
図18は分解ポイント選択(価格)画面の例を示す図である。この分解ポイント選択画面は、図15に示す画面で条件として回収製品からリサイクルする部品の価格が入力されて実行ボタン155がクリックされた場合に表示される画面である。
図15の画面で「価格」が入力された場合、図18に示すように価格順に部品が表示された画面が表示され、しかも、図15の画面で入力された価格よりも高い部品のみが表示される。部品名の右側に示しているのが部品の価格181である。ユーザは、どの部品をリサイクル部品として使用するかを、部品の前の円内にチェックを入力することにより選択(複数選択可能)し、その後、実行ボタン182をクリックすれば、次の画面の表示に切り替わり、また、閉じるボタン183をクリックすれば、分解ポイント選択(価格)画面での処理を行わず、図15に示した条件入力画面に戻る。
図19は再利用部品使用製品一覧の画面の例を示す図である。この再利用部品使用製品一覧の画面は、前述までの入力で決定された再利用対象部品を利用することができる製品の一覧を表示する画面である。
この再利用部品使用製品一覧の画面には、前述までの例で、回収製品Aとしているので、この回収製品Aから取り出された部品Dを使用している製品が製品A、Hであり、また、回収製品Aから取り出された部品Eを使用している製品が製品A、Zであることが示されており、ユーザは、チェックボックス191をチェックすることにより、製造製品の選択を行う。チェックボックス191で選択された製品は、回収されたことにより取得することができた部品を製品中に組み込むものとする。ここで、チェックされなかった製品についても、利益を算出するときに、その製品の売上も計算の中に組み込まれる。これは、チェックした場合としなかった場合とでの影響をみるときのためである。製造製品の選択を行った後、実行ボタン192をクリックすれば、次に説明する本発明での処理が開始され、また、閉じるボタン193をクリックすれば、ここでの処理を行わず、1つ前の画面に戻る。
また、本発明の実施形態は、製品を回収して検査を行い不良と判断される場合を考慮して、回収製品の個数を考えなければならないため、回収された製品の不良率を考慮するときの回収個数の算出には、次の式を使うものとする。
不良率考慮後の製品の回収数
=(製品の生産計画台数)×(1/(1−(「不良率」/100)))
前述で説明したような表示画面からリサイクル部品を選択し、再利用部品を利用する製品の選択を終了すると、次に、説明する本発明の実施形態による処理が行われる。
図20は本発明の実施形態により再利用部品を利用する製品を製造することによる利益を算出する処理の概要を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)再利用部品を利用する回収製品を取得し、分解ポイントまで分解し、部品が再利用可能となるまでの費用を算出する。なお、この処理の詳細については、図21に示すフローを参照して説明する(ステップ201)。
(2)再利用部品を利用する、または、再利用部品と同一の部品を使用する製品の製造費を算出する。なお、この処理の詳細については、図22に示すフローを参照して説明する(ステップ202)。
(3)再利用部品を利用する製品のトータルの利益を算出する。なお、この処理の詳細については、図23に示すフローを参照して説明する(ステップ203)。
(4)再利用部品を利用しないか、再利用部品と同一の部品を部品構成にもつ製品の利益を算出する。なお、この処理の詳細については、図24に示すフローを参照して説明する(ステップ204)。
(5)最後に、最終的な利益を算出する処理を行って、全体の処理を終了する(ステップ205)。
図21は図20のステップ201での再利用部品を利用する製品を取得し、分解ポイントまで分解し、再利用できるまでの費用を算出する処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、図19で選択された再利用部品を使用して製造する製品を全て取得し、それぞれの製造予定数を取得する(ステップ211、212)。
(2)部品の再利用を行う回収製品の数が製造予定数より小さいか否かを判定し、小さい場合、回収製品の数をカウントアップして判定を繰り返す。ここでの処理は、製造する製品毎に必要な回収製品の数をカウントして、それらの全て加算した回収製品の数が得られるまで繰り返される(ステップ213、214)。
(3)ステップ213の判定で、部品の再利用を行う回収製品の数が製造予定数より大きくなっていた場合、ここで得られた回収製品の数に対して、図13に示すデータによる不良率を考慮した回収製品の回収数を算出する。この回収数の算出は、前述で説明した数式を用いればよい(ステップ215)。
(4)回収製品を分解ポイントまで製品構成の1階層づつ分解し、分解部品が分解ポイントでないか否かを判定し、分解部品が分解ポイントでなかった場合、さらに部品の分解を続け、その際に発生する回収製品の回収費、分解費、検査費、洗浄費を、図6、図5、図7、図8に示す各データから取得する(ステップ216〜218)。
(5)ステップ218の処理で取得した費用の総和に回収数を乗じて、分解した対象部品の費用を算出する。さらに、この費用を今まで分解してきた費用の総和に加え、ステップ216からの処理に戻る(ステップ219、220)。
(6)ステップ216の判定で、分解部品が分解ポイントであった場合、すなわち、ステップ217の処理で分解した部品が分解ポイントであり、そこまでの費用を算出していれば、ここでの処理を終了するが、分解ポイントでない場合には、さらにステップ217に移行して分解を続ける。
図22は図20のステップ202での再利用部品を使用する、または、再利用部品と同じ部品を使う製品の製造費を算出する処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)再利用部品を利用する製品毎に、再利用部品を利用したときの製造費を算出する。このため、ここでの処理は、部品利用製品数分のループにしており、部品利用製品数を超えたとき処理を終了する(ステップ221)。
(2)図3に示すデータから部品単価を取得し、下位の部品を組立てて上位の部品を生成し、その部品をまた組み立てて、製品に近づけて行くわけだから、各組立工程分のループを行い、全組み立ての各工程での組立て費を図4に示すデータから取得する(ステップ222〜224)。
(3)各工程での組立て費と工程数とを乗じた総和を得て、さらに、製品の製造数を乗じる。そして、これまでのステップ221を経るループの処理での最終値に、前述の結果を加算し、ステップ221からの処理に戻る(ステップ225〜227)。
図23は図20のステップ203での再利用部品を利用する製品のトータルの利益の算出の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)再利用部品を使用する製品が複数あったときに、製品毎の製造コストを算出する。このため、ここでの処理は、対象製品の数を超えるまで製品毎に製造費を算出する処理のループになり、対象製品の数を超えたか否かを判定する(ステップ231)。
(2)ステップ231の判定で、対象製品の数を超えていなかった場合、1つの製品について、図20のステップ201の処理(図21に示すフローでの処理)で得られた回収して製造できるようになるまでのコストと、図20のステップ202の処理(図22に示すフローでの処理)で得られた製造費とを加えた費用を算出し、ステップ231からの処理に戻る(ステップ232)。
(3)ステップ231の判定で、対象製品の数を超えていた場合、全製品の製品毎の製造コストの算出が終了したので、次に、対象となる製品が複数あったときに、それぞれの売り上げを求めて、トータルの売り上げを算出する。このため、ここでの処理は、対象製品の数を超えるまで売り上げを求めていく処理のループとなり、対象製品の数を超えたか否かを判定する(ステップ233)。
(4)ステップ233の判定で、対象製品の数を超えていなかった場合、1つの製品について、販売台数を取得し、その価格を図2に示すデータ取得し、それらの値を乗算する。そして、ステップ233を含むこれまでのループ処理での最終値に、得られた乗算結果を加算して、ステップ233からの処理に戻って処理を続ける(ステップ234〜237)。
(5)ステップ233の判定で、対象製品の数を超えていた場合、全製品のトータルの売り上げが算出されたことになるので、次に、製造費と売り上げとの差を算出して、再利用部品を利用した対象製品のトータルの利益を算出して、ここでの処理を終了する(ステップ238)。
図24は図20のステップ204での再利用部品を利用しないか、再利用部品と同じ部品を部品構成に持つ製品の利益の算出の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)再利用部品を利用しないが、再利用部品と同じ部品を部品構成に持つ製品の製造費を製品毎に算出する。これらの部品を再利用部品とするか否かによって利益が変わってくるからである。そして、対象となる製品が複数あったときに、製品毎に製造費の算出をする。そこで、ここでの処理は、対象製品の数を超えるまで製品毎に製造費を算出する処理のループになり、対象製品の数を超えたか否かを判定する(ステップ2401)。
(2)ステップ2401の判定で、対象製品の数を超えていなかった場合、1つの製品について、図3に示すデータからの部品の単価の取得、図4に示すデータからの組み立て費の取得の処理を行って、単価と組み立て費とを加算し、これに製造数を乗じて、ステップ2401を含むこれまでのループ処理での前の値に、単価と組み立て費とを加算し、これに製造数を乗じた費用を加算して、ステップ2401からの処理に戻って処理を続ける(ステップ2402〜2406)。
(3)ステップ2401の判定で、対象製品の数を超えていた場合、全ての製品についての製造費が算出できたことになるので、次に、再利用部品を利用しないが、再利用部品と同じ部品を部品構成に持つ製品の売上を算出する。ここでも、対象となる製品が複数あったときに、製品毎に売り上げを計算するので、ここでの処理は、対象製品の数を超えるまで製品毎の売り上げを算出する処理のループとなり、対象製品の数を超えたか否かを判定する(ステップ2407)。
(4)ステップ2407の判定で、対象製品の数を超えていなかった場合、1つの製品について、図2に示すデータから販売価格を取得し、販売数を取得し、それらの値を乗算する。そして、ステップ2407を含むこれまでのループ処理での前の値に、得られた乗算結果を加算して、ステップ2407からの処理に戻って処理を続ける(ステップ2408〜2411)。
(5)ステップ2407の判定で、対象製品の数を超えていた場合、全製品のトータルの売り上げが算出されたことになるので、次に、製造費と売り上げとの差を算出して、再利用部品を利用しないが、同一の部品を部品構成に持つ製品のトータルの利益を算出して、ここでの処理を終了する(ステップ2412)。
図25は前述した本発明の実施形態での処理により計算された候補に挙がった製品の利益結果の一覧が表示された画面の例を示す図、図26は図25の一覧から1つの候補を選択し詳細ボタンを押したときに表示された画面の例を示す図であり、次に、これらについて説明する。
図25に示す候補に挙がった製品の利益結果の一覧を表示は、利益の高い順にソートして表示することとしており、ユーザは、これにより、より利益の高い結果を注目することができる。また、1つの候補を選択し詳細ボタンを選択することにより図26に示すような利益結果の画面が表示される。
図26に示すテキストボックス261は、全体利益、回収対象製品が何であったのか、その回収対象製品から取り出された部品を使用する製品が何なのか、また、再利用部品はどれなのかを表示している。図26に示す分解ポイント262は、分解ポイントがどこであったかを部品構成のツリー上で部品を強調表示して見せている。図26に示す共用部品263では、再利用部品の内、複数の製品に利用できる共用部品を表示している。図26に示す利益264では、テキストボックス261の部品利用製品単位で利益がどれくらいなのかを表示している。
前述した本発明の実施形態における各処理は、処理プログラムとして構成することができ、この処理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することができ、また、通信回線を介して提供することができる。
次に、分解ポイントを算出して利益を算出するための条件として重量を用いた場合について具体的な例により説明する。
いま、製品Aと製品Hとに対して、回収したAをどこまで分解してリサイクル部品とするのがよいかを考える。その中で、部品を倉庫に格納しておかなければならない期間が3日と30日との場合で部品をどこまで分解するのがよいのかを考える。製品AとHとの部品構成は、図1にも示して説明したが、図27に示すようになっているものとする。図27の部品構成271は、製品Aの部品構成であり、部品の単価、組立費及び分解費が記載されている。同様に、図27の部品構成272は、製品Hに対して、部品単価、組立費が記載されている。そして、前提条件として、次に説明するような条件があるものとする。
1.製品Aは、その重量のうち10%以上の重量をリサイクル部品の重量としなくてはならない。
2.製品Aは、“部品B”または“部品D”かつ“部品E”をリサイクル部品とすると前述の条件1を達成する。
3.製品Aと製品Hとは、図27に示すような部品構成を持つものとする。図27の中の値段は部品の単価、分解費、組立費である。
4.製品Aと製品Hとは、1万円で販売する。
5.製品Aの回収費は、100円/台とする。
6.部品の検査費は、全て10円/台とする。
7.部品の洗浄費は、全て10円/台とする。
8.部品の維持費は、全て20円/台とする。
9.製品Hは、リサイクル部品を使用することにすると、販売費が10%低下し、販売台数が1.2倍になる。製品Aは、販売費と販売台数に変化はないものとする。
10.製品Aを回収対象製品とする。
11.製品Aを回収したときの不良率は5%とする。
12.製品Aの生産計画が100台、製品Hの生産計画が100台あるとする。
前述したような条件の下で、
(案1)製品Aを部品Bまで分解して、部品Bをリサイクル対象製品とする。
(案2)製品Aを部品D、部品Eまで分解して、部品D、部品Eをリサイクル対象部品とする。このとき、部品D、部品Eは部品Hでも使用する。
という2つの案について、部品を倉庫に格納しておかなければならない期間が3日の場合と30日の場合とについて検討する。
<部品を3日間倉庫に格納しておかなければならない場合>
(案1)の場合
部品Bまでしか分解しないので、製品Aの生産計画分だけ製品Aを回収すればよい。回収製品Aの不良率(5%)を考慮すると、
(製品Aの回収台数)=100×(1/(1−5/100))=105.26
より、切り上げて106台回収しなければならない。
回収してから再び製品に組み込むまでにかかる費用は、
(回収費+分解費+検査費+洗浄費+維持費)
=(106×100)+(106×100)+(106×10)+(100×10)
×(106×20×3)
=10600+10600+1060+1000+6360
=29、620(円)
(製品Aの製造費)=(製造台数)×(組立費)
=100×1500=150、000(円)
(製品Hの製造費)=(製造台数)×(組立費)
=100×4000=400、000(円)
(トータル製造コスト)=579、620(円)
(AとHの売価)=2、000、000(円)
利益=(トータル製造コスト)―(AとHとの売価)
=2、000、000−579、620=1、420、380(円)
となる。
(案2)の場合
製品Hにもリサイクル部品を使用し、かつ、製品Hは回収しないものとする。このとき、製品Hは、1.2倍の販売数を考慮しているので、120台販売する。製品Aと製品Hとのトータルでは220台生産する。このとき、製品Aの回収数は不良率(5%)を考慮すると、
(製品Aの回収台数)=220×(1/(1−(5/100)))=231.57
であるから、232台回収することになる。
部品Dと部品Eとに関して、回収してから再び製品に組み込むまでにかかる費用は、
(回収費+分解費+検査費+洗浄費+維持費)
=(232×100)+(232×200)+(232×10×2)
+(232×10×2)+(220×2×20×3)
=23200+46400+4640+4640+26400
=105、280(円)
(製品Aの製造費)=(製造台数)×(組立費)=100×2000=200、000
(製品Hの製造費)=(製造台数)×(組立費)=120×2000=240、000
(トータル製造コスト)=545、280(円)
(製品Aの売価)=100×10000=1、000、000(円)
(製品Hの売価)=120×9000=1、080、000(円)
(製品Aと製品Hとの売価)=2、080、000(円)
利益=(製品Aと製品Hの売価)―(トータル製造コスト)
=2、080、000―545、280=1、534、720(円)
となる。
前述した結果から、案2の方がよいという結果が得られた。
<部品を30日間、倉庫に格納しておかなければならない場合>
(案1)の場合
(回収費+分解費+検査費+洗浄費+維持費)
=(106×100)+(106×100)+(106×10)+(106×10)
+(100×20×30)
=10600+10600+1060+1060+60000
=83、320(円)
(製品Aの製造費)=(製造台数)×(組立費)
=100×1500=150、000(円)
(製品Hの製造費)=(製造台数)×(組立費)
=100×4000=400、000(円)
(トータル製造コスト)=633、320(円)
(製品Aと製品Hの売価)=2、000、000(円)
利益=(製品Aと製品Hの売価)−(トータル製造コスト)
=2、000、000―633、320=1、366、680(円)
(案2)の場合
(回収費+分解費+検査費+洗浄費+維持費)
=(232×100)+(232×200)+(232×10×2)
+(232×10×2)+(200×2×20×30)
=23200+46400+4640+4640+240000
=318、880(円)
(製品Aの製造費)=(製造台数)×(組立費)
=100×2000=200、000(円)
(製品Hの製造費)=(製造台数)×(組立費)
=120×2000=240、000(円)
(トータル製造コスト)=758、880(円)
(製品Aの売価)=100×10000=1、000、000(円)
(製品Hの売価)=120×9000=1、080、000(円)
(製品Aと製品Hの売価)=2、080、000(円)
利益=(製品Aと製品Hの売価)−(トータル製造コスト)
=2、080、000−758、880=1、321、120(円)
となる。
この場合には、案1の方がよいという結果が得られた。
図28は本発明の実施形態によるリサイクル支援方法を実現するリサイクル支援システムの構成を示すブロック図である。図28において、280はシステムサーバ、281はクライアント、282は表示装置、283はキーボード、284はマウス、285はCPU、286は主メモリ(MM)、287はハードディスクドライバ(HDD)、288はCDドライバ(CDD)、289はフレキシブルディスクドライバ(FDD)、290は通信回線である。
本発明の実施形態によるリサイクル支援システムは、図28(a)に示すように、システムサーバ280と複数のクライアント281とがLAN、公衆通信網等の通信回線290を介して接続されて構成されている。システムサーバ280は、クライアントとしても利用可能であり、また、前述した本発明の実施形態での各処理を実行するためのアプリケーションサーバの機能も備えている。
システムサーバ280及びクライアント281は、図28(b)に示すように、それぞれの装置全体の制御を行うCPU285と、CPUが利用可能にプログラム、データ等を格納する主メモリ286と、外部記憶装置としてのハードディスクドライバ287、CDドライバ288、フレキシブルディスクドライブ289と、入力装置としてのキーボード283、マウス284と、表示装置282とを備えて構成されている。そして、前述した本発明の実施形態における画像の表示制御は、システムサーバ280のメモリ内に格納された前述で説明した各処理プログラムをCPUが実行することにより、クライアント281のディスプレイに対して行われ、また、フローを参照して説明した各処理も、システムサーバ280のメモリ内に格納されたプログラムをCPUが実行することにより実現される。
前述において、システムサーバ280は、クライアントから始めてアクセスが行われたとき、前述で説明した各種のマスタデータを格納しているマスタファイルを読み込んで、システムサーバのマスタファイルに登録してある内容からに生産計画を全てメモリ上に展開させる。その後、システムサーバ280は、クライアントからの要求による計算を、メモリから情報を取り出して計算することにより実行し、その処理結果をクライアントへ返しクライアントのディスプレイに表示させる。また、本発明の実施形態は、ネットワークを使用したマルチクライアント対応としているので、ソフトウェアは、Java(登録商標)言語等を使用して作成することができる。但し、マスタファイルを読み込みメモリ上に生産計画を展開する処理の部分は、どのような言語で実装されていてもよい。
本発明の実施形態によるリサイクル支援システムは、前述したように、1台のシステムサーバ280と複数台のクライアント281とにより構成されるので、複数のクライアントからの要求により、同時に前述で説明したクライアントに対する表示画面の制御及び各種の計算処理を実行して、その結果をクライアントに提供することができる。
前述した本発明の実施形態は、利益算出のための最初の条件としての「重量」、「数量」、「価格」の1つの条件が指定されたものとして説明したが、本発明は、これらを組み合わせて条件とすることもできる。
また、前述した本発明の実施形態は、最初に条件に合致したリサイクル部品を表示させ、そこから選択された部品について、利益を算出するとして説明したが、本発明は、リサイクル部品の候補に上がった全ての部品とその組合せとに対して、システムをバッチ的に動作させ、最終的に一番利益の上がる結果を返すというように構成することもできる。その最適結果を表示する画面としては、図26に示して説明した画面を利用することができる。
前述した本発明の実施形態によれば、リサイクル部品を使用することにより利益を上げるというだけでなく、近年、法の規制でリサイクル部品の使用を義務付けられてきているという中で、法を守り、かつ、より多くの利益を上げるには、回収製品のどの部品をどこまで分解すればよいかを判断できる方法及びシステムを提供することができる。そして、本発明の実施形態によれば、決められた条件の下で、リサイクル部品の候補を表示させ、それらの候補の中からリサイクル部品を選択してシステムを実行することにより、実際の生産計画の中で利益がどれだけ出るのかを算出し、比較することができる。
また、本発明の実施形態によれば、指定された条件の下、部品の候補を表示させ、ユーザに部品を選ばせて、その利益を返すことを基本動作としているが、本発明の実施形態によるシステムをバッチ的に動作させることにより、候補に上がった部品とその可能な組合せの全てを自動的に計算させ、その中で最も利益の上がる結果を返すことができる。
本発明が適用される廃製品を分解し、得られた部品を再利用して製品を製作するリサイクルの流れを説明する図である。 販売価格に関するマスタデータの構造を示す図である。 部品単価に関するマスタデータの構造を示す図である。 組み立て費に関するマスタデータの構造を示す図である。 分解費に関するマスタデータの構造を示す図である。 製品の回収費に関するマスタデータの構造を示す図である。 部品の検査費に関するマスタデータの構造を示す図である。 部品の洗浄費に関するマスタデータの構造を示す図である。 部品の維持費に関するマスタデータの構造を示す図である。 製品に対する生産計画台数に関するマスタデータの構造を示す図である。 製品及び部品に対する重量を登録するマスタデータの構造を示す図である。 製品に対してリサイクル部品を適用した場合の製品の販売価格とそれに伴った販売台数の増加の倍率とを設定したマスタデータの構造を示す図である。 回収した製品とその製品から得られる部品との不良率を定義するマスタデータの構造を示す図である。 システムの立ち上げ時に最初に表示される画面である製品を選択する画面の例を示す図である。 何を考慮して分解ポイント(部品をどの階層まで分解するかを示す)を算出するのかを選択する条件入力画面の例を示す図である。 分解ポイント選択画面の例を示す図である。 部品選択(数量)画面の例を示す図である。 分解ポイント選択(価格)画面の例を示す図である。 再利用部品使用製品一覧の画面の例を示す図である。 本発明の実施形態により再利用部品を利用する製品を製造することによる利益を算出する処理の概要を説明するフローチャートである。 図20のステップ201での再利用部品を利用する製品を取得し、分解ポイントまで分解し、再利用できるまでの費用を算出する処理動作を説明するフローチャートである。 図20のステップ202での再利用部品を使用する、または、再利用部品と同じ部品を使う製品の製造費を算出する処理動作を説明するフローチャートである。 図20のステップ203での再利用部品を利用する製品のトータルの利益の算出の処理動作を説明するフローチャートである。 図20のステップ204での再利用部品を利用しないか、再利用部品と同じ部品を部品構成に持つ製品の利益の算出の処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態での処理により計算された候補に挙がった製品の利益結果の一覧が表示された画面の例を示す図である。 図25の一覧から1つの候補を選択し詳細ボタンを押したときに表示された画面の例を示す図である。 廃製品を分解して得られた部品を再利用して製品を製作する場合の利益の計算を具体的に説明するモデルを示す図である。 本発明の実施形態によるリサイクル支援方法を実現するリサイクル支援システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
270 システムサーバ
271 クライアント
272 表示装置
273 キーボード
274 マウス
275 CPU
276 主メモリ(MM)
277 ハードディスクドライバ(HDD)
278 CDドライバ(CDD)
279 フレキシブルディスクドライバ(FDD)
280 通信回線

Claims (1)

  1. クライアントとサーバとがネットワークを介して接続され、再利用対象製品を構成する部品を再利用してリユース製品の製造支援を提供するリサイクル支援システムであって、
    前記サーバ装置は、
    製品毎の販売価格データと、各製品を構成する部品を分解レベルに応じて階層構造で分類する製品構成データと、所定のリサイクル条件に応じた単位で前記部品の特性を示す条件特性データと、前記階層単位毎に分解する部品の価格を示す部品価格データと、前記各製品を前記階層単位毎に分解する場合に要する分解費データと、前記階層単位毎に回収する部品を含むリユース製品を階層単位毎に組み立てる場合に要する組立費データと、を記憶する手段と
    再利用対象製品及び前記リサイクル条件の指定を受け付ける手段と、
    前記製品構成データ及び条件特性データを検索し、前記再利用対象製品について、前記リサイクル条件を満たす分解度合いを示す分解ポイントの候補を決定するとともに、該分解ポイントの候補を前記再利用対象製品の階層構造と共に前記クライアントに出力する手段と、
    前記組合せ候補から所定の分解ポイントを受け付ける手段と、
    前記製品構成データを検索し、前記分解ポイントの部品を構成部品に含むリユース製品を決定する手段と、
    前記製品構成データ及び前記分解費データに基づいて、前記再利用製品を前記分解ポイントまで分解した際の分解費を算出する手段と、
    前記製品構成データ、前記組立費データ及び前記部品価格データに基づいて、前記分解ポイントの部品を構成部品に含むリユース製品の製造に要する製造費を前記リユース製品毎に算出する手段と、
    前記製造費、前記分解費及び前記販売価格データに基づいて、前記分解ポイントの部品を含むリユース製品の利益を前記リユース製品毎に算出する手段と、
    算出した前記リユース製品毎の利益を出力する手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
JP2004279500A 2003-12-04 2004-09-27 サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム Expired - Lifetime JP4391372B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279500A JP4391372B2 (ja) 2003-12-04 2004-09-27 サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム
US10/992,694 US20050159989A1 (en) 2003-12-04 2004-11-22 Method and apparatus of managing product for recycle planning

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003406281 2003-12-04
JP2004279500A JP4391372B2 (ja) 2003-12-04 2004-09-27 サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005190459A JP2005190459A (ja) 2005-07-14
JP4391372B2 true JP4391372B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=34752045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004279500A Expired - Lifetime JP4391372B2 (ja) 2003-12-04 2004-09-27 サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050159989A1 (ja)
JP (1) JP4391372B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5064674B2 (ja) * 2005-01-27 2012-10-31 株式会社リコー リサイクル方法
US7908164B1 (en) * 2005-08-09 2011-03-15 SignalDemand, Inc. Spot market profit optimization system
JP6948730B1 (ja) * 2020-04-27 2021-10-13 東京エコリサイクル株式会社 リサイクル資源管理システムおよびその方法
JP6803593B1 (ja) * 2020-06-01 2020-12-23 学校法人上智学院 リサイクル資源売却システムおよびその方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3344845B2 (ja) * 1994-04-15 2002-11-18 株式会社日立製作所 製品のリサイクルシステム
JP2000181958A (ja) * 1998-12-15 2000-06-30 Ricoh Co Ltd リサイクルシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20050159989A1 (en) 2005-07-21
JP2005190459A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhang et al. Multi-dimensional circular supply chain management: A comparative review of the state-of-the-art practices and research
Kretschmer et al. Knowledge-based design for assembly in agile manufacturing by using Data Mining methods
Choy et al. A knowledge-based supplier intelligence retrieval system for outsource manufacturing
Ilgin et al. Environmentally conscious manufacturing and product recovery (ECMPRO): A review of the state of the art
Mascle et al. Integrating environmental consciousness in product/process development based on life-cycle thinking
Nagalingam et al. Performance measurement of product returns with recovery for sustainable manufacturing
Kim et al. Two-phase heuristic for disassembly scheduling with multiple product types and parts commonality
US20090083333A1 (en) Design support system
US20150235248A1 (en) Systems, methods, and computer program products providing a yield management tool that enhances visibility of recovery rates of recovered and disposed assets
CN110728422A (zh) 用于施工项目的建筑信息模型、方法、装置和结算系统
Ruiz-Pastor et al. Proposing an integrated indicator to measure product repairability
JPH09160959A (ja) 設計支援方法および装置
JP4391372B2 (ja) サーバ装置、リサイクル支援方法及びプログラム
JPWO2020053991A1 (ja) 製造システム設計支援装置
JP3709352B2 (ja) 環境情報シミュレーションシステムと装置及び方法並びに記録媒体
KR20190024502A (ko) 데이터베이스 상의 기계제품정보를 효율적으로 표시하기 위한 방법 및 시스템
Das et al. Reverse supply chain management in consumer electronics: an Indian perspective
JP2007503651A (ja) ページビューデータから予想されるアイテムの需要に応じたアイテムの単位の製造
JP2010250626A (ja) 判定システムおよび判定プログラム
JP3679639B2 (ja) リサイクル処理支援システム
JP2009053983A (ja) 情報構造化装置、情報構造化方法、及びプログラム
JP2009032118A (ja) 情報構造化装置、情報構造化方法、及びプログラム
Hänsch et al. A preparatory approach to environmental assessment for sustainable mass customization
Spicer et al. Environmental design industrial template (EDIT): a software tool for analysis of product retirement
Sabtu et al. Multi-criteria decision making for reverse logistic contractor selection in e-waste recycling industry using polytomous rasch model

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091007

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4391372

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4