JP2021173494A - レンジフードおよびレンジフードの制御方法 - Google Patents

レンジフードおよびレンジフードの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】油などを含んだ空気の逆流を防止できるレンジフードおよびレンジフードの制御方法を提供する。【解決手段】排気ファン4は、排気経路部材3、6の排気経路を通じて排気する。シャッター1は、排気経路を開いた状態と閉じた状態との間で動作する。コントローラ20は、排気ファン4の動作停止指令を出力した後に、排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定し、動作速度が所定速度以下であると判定した場合に開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッター1を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、レンジフードおよびレンジフードの制御方法に関する。
排気ダクトに逆風止めシャッターを有するレンジフードが、実開昭61−49237号公報(特許文献1)に開示されている。
実開昭61−49237号公報
従来のレンジフードにおいては、ファンの回転を停止する回転停止指令と同時に電動シャッターの閉止指令が発せられる。電動シャッターは閉止指令とほぼ同時に閉止されるが、ファンは回転停止指令を受けた後もしばらくは惰性で回転する。このため惰性で回転するファンによって送り出された油などを含んだ空気が、排気経路を閉じる電動シャッターに衝突し、排気ダクトを通じて逆流して屋内に戻ってくるという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、油などを含んだ空気の逆流を防止できるレンジフードおよびレンジフードの制御方法を提供することである。
本発明のレンジフードは、排気経路部材と、排気ファンと、シャッターと、コントローラとを備える。排気経路部材は排気経路を有する。排気ファンは、排気経路部材の排気経路を通じて排気する。シャッターは、排気経路を開いた状態と閉じた状態との間で動作する。コントローラは、排気ファンの動作停止指令を出力した後に、排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定し、動作速度が所定速度以下であると判定した場合に開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッターを制御する。
本発明のレンジフードによれば、コントローラが、排気ファンの動作速度が所定速度以下であると判定した場合に排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッターを制御する。このため排気ファンの動作速度が空気の逆流を防止できる動作速度になった時点で、シャッターを閉じた状態へ移行させることが可能となる。よって油などを含んだ空気の屋内への逆流を防止することができる。
上記レンジフードにおいて、所定速度は0である。
これにより排気ファンの動作が完全に停止した後に、排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッターを制御することができる。
上記レンジフードにおいて、コントローラは、動作停止指令を出力した後に所定時間が経過したことに基づいて、排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定する。
これにより排気ファンの動作速度を検知するセンサなどを追加することなく、油などを含んだ空気の逆流を防止することができる。
上記レンジフードは、排気ファンの動作情報を検出する動作検出部をさらに備える。コントローラは、動作検出部により検出された動作情報に基づいて排気ファンの動作速度を算出し、排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定する。
これにより排気ファンの実際の動作状況に応じて、排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッターを制御することができる。
上記レンジフードは、排気ファンを回転動作させる駆動源をさらに備える。駆動源は、パルス幅変調により動作する直流モータである。
これにより直流モータのパルスを検知することで、排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定することが可能となる。
上記レンジフードは、シャッターを動作させるステッピングモータをさらに備える。
これにより排気ファンの動作速度に応じてシャッターの開度を調整することが可能となる。
本発明のレンジフードの制御方法は、排気経路を有する排気経路部材と、排気経路部材の排気経路を通じて排気する排気ファンと、排気経路を開いた状態と閉じた状態との間で動作するシャッターとを備えたレンジフードの制御方法であって、以下のステップを備える。
排気ファンの動作停止指令を出力した後に、排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かが判定される。動作速度が所定速度以下であると判定した場合に開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッターが制御される。
本発明のレンジフードの制御方法によれば、コントローラが、排気ファンの動作速度が所定速度以下であると判定した場合に排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッターを制御する。このため排気ファンの動作速度が空気の逆流を防止できる動作速度になった時点で、シャッターを閉じた状態へ移行させることが可能となる。よって油などを含んだ空気の屋内への逆流を防止することができる。
以上説明したように本発明によれば、油などを含んだ空気の逆流を防止できるレンジフードを実現することができる。
本発明の一実施の形態におけるレンジフードの構成を示す図である。 図1のレンジフードにおいてシャッターが排気経路を開いた状態を示す図である。 図1のレンジフードにおいてシャッターが排気経路を閉じた状態を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるレンジフードの制御フローを示す図である。 比較例のレンジフードにおける制御フローを示す図である。 比較例のレンジフードにおいて、油をなど含んだ空気が逆流する様子を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、明細書および図面において、同一の構成要素または対応する構成要素には、同一の符号を付し、重複する説明を繰り返さない。また、図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。
<レンジフードの構成>
本実施の形態におけるレンジフードの構成について図1〜図3を用いて説明する。
図1に示されるように、本実施の形態におけるレンジフード10は、台所などに設置され、たとえばコンロなどの加熱調理器具の上方に配置される。レンジフード10は、加熱調理器における調理中に発生する油などを含んだ空気(煙、湯気など)を吸い込み、屋外へ排出する。
本実施の形態におけるレンジフード10は、シャッター1と、シャッターモータ2と、排気ダクト3と、排気ファン4と、ファンモータ5(駆動源)と、ファンケース6と、本体ケース7と、外側フード8と、整流板9とを有している。
本体ケース7は、箱形の形状を有している。本体ケース7の内部には、ファンケース6が配置されている。ファンケース6は、内部に排気経路を有している。ファンケース6の排気経路内には、排気ファン4と、ファンモータ5とが配置されている。
ファンケース6は、排気経路の一方端に吸込口6aを有している。吸込口6aは、ファンケース6の下端に位置している。吸込口6aの真上に排気ファン4が配置されている。排気ファン4は、たとえばシロッコファンである。排気ファン4は、上部支持板4aと、下部支持板4bと、複数のファンブレード4cとを有している。
複数のファンブレード4cは、周方向に一定のピッチで配置されている。上部支持板4aは、複数のファンブレード4cの各々の上端を支持している。下部支持板4bは、複数のファンブレード4cの各々の下端を支持している。上部支持板4aおよび下部支持板4bの各々は、円環形状を有している。
ファンモータ5は、排気ファン4を回転させる回転駆動力を発生する。ファンモータ5は、本体部と、回転軸とを有している。ファンモータ5の本体部は回転駆動力を発生する。ファンモータ5の回転軸は、本体部の回転駆動力により回転する。
ファンモータ5は、たとえばパルス幅変調により動作する直流(DC:Direct Current)モータである。ファンモータ5は、交流(AC:Alternating Current)モータであってもよい。ファンモータ5は、排気ファン4を動作させることにより油などを含む空気を排気経路を通じて排気できる駆動源であればモータに限定されない。
ファンモータ5の回転軸に排気ファン4が着脱自在に取り付けられている。排気ファン4は、ファンモータ5の回転軸とともに回転する。
本体ケース7の下端には外側フード8が取り付けられている。外側フード8は、上板8aと、枠体部8bとを有している。上板8aは本体ケース7の下端に取り付けられている。上板8aは、本体ケース7の外周側へ張り出している。上板8aは、開口8aaを有している。開口8aaは、ファンケース6の一部および排気ファン4の各々の真下に位置している。
枠体部8bは、上板8aの外周端縁の全周から下方に延びている。枠体部8bは、たとえば四角形の枠形状を有している。枠体部8bに囲まれた内周領域には、整流板9などが配置されている。整流板9は、排気ファン4により吸い込まれる気流を整流するためのものである。
排気ダクト3は、本体ケース7の上に配置されている。排気ダクト3は、内部に排気経路を有している。排気ダクト3における排気経路の一方端が、ファンケース6における排気経路の他方端に接続されている。これにより排気ダクト3の排気経路は、ファンケース6の排気経路に連通している。排気ダクト3における排気経路の他方端は、屋外に開口している。排気ダクト3とファンケース6とは、排気経路を有する排気経路部材を構成している。
シャッター1は、排気経路内に配置されている。シャッター1は、たとえば排気ダクト3の排気経路内に配置されている。シャッター1は、ファンケース6の排気経路内に配置されていてもよい。
シャッター1は、排気経路を開いた状態と閉じた状態との間で動作する。シャッター1は、シャッター板1aと、回転軸1bとを有している。シャッター板1aは、回転軸1bを介してたとえば排気ダクト3に取り付けられている。
シャッター板1aは、回転軸1bを中心に回転可能である。シャッター板1aが回転軸1bを中心に回転することにより、シャッター板1aが排気経路を開いた状態と閉じた状態との間で動作する。
なおシャッター板1aが排気経路を開いた状態は、図1中において実線で示されている。またシャッター板1aが排気経路を閉じた状態は、図1中において破線で示されている。
シャッターモータ2は、駆動力によりシャッター1の回転軸1bを回転動作させる。シャッターモータ2は、たとえば電気により駆動力を生じる。シャッターモータ2は、たとえばステッピングモータである。シャッターモータ2は、たとえば排気ダクト3に取付けられている。電気で動作されるシャッターモータ2によりシャッター1が動作されるため、シャッター1は電動シャッターである。
レンジフード10は、操作ボタン11と、動作検出部12と、コントローラ20とをさらに有している。操作ボタン11は、たとえば外側フード8の枠体部8bに設けられている。操作ボタン11は、排気ファン4のON・OFFボタンを有している。
操作ボタン11における排気ファン4のONボタンを操作することにより、排気ファン4をOFF状態からON状態へ切り替えることができる。排気ファン4のON状態とは、排気ファン4が回転している状態である。操作ボタン11における排気ファン4のOFFボタンを操作することにより、排気ファン4をON状態からOFF状態へ切り替えることができる。排気ファン4のOFF状態とは、排気ファン4が回転せず停止している状態である。排気ファン4のONボタンとOFFボタンとは互いに一体化されていてもよく、また別体であってもよい。
動作検出部12は、排気ファン4の動作情報を検出する。動作検出部12は、たとえば排気ファン4の回転速度を検出する回転速度センサである。動作検出部12は、ファンモータ5における回転軸の回転速度を検出してもよい。動作検出部12は、回転速度センサに限定されず、排気ファン4またはファンモータ5の動作情報を検出するものであればよい。
コントローラ20は、操作ボタン11および動作検出部12の各々から信号を入力されて、シャッターモータ2およびファンモータ5を動作制御する。コントローラ20は、たとえばプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit)であってもよい。
図2および図3に示されるように、レンジフード10は、ストッパー3a、3bをさらに有している。ストッパー3a、3bの各々は、排気ダクト3の排気経路内に配置されている。
図2に示されるように、ストッパー3aは、シャッター1が排気経路を閉じた状態から開いた状態へ移行する際に、シャッター1の移行動作を止める。ストッパー3aにより、シャッター1が排気経路を開いた状態となる際のシャッター1の停止位置が規定される。
図3に示されるように、ストッパー3bは、シャッター1が排気経路を開いた状態から閉じた状態へ移行する際に、シャッター1の移行動作を止める。ストッパー3bにより、シャッター1が排気経路を閉じた状態となる際のシャッター1の停止位置が規定される。
<コントローラ20の機能ブロック>
次に、コントローラ20の機能ブロックについて図1を用いて説明する。
図1に示されるように、コントローラ20は、ボタン信号入力部21と、ファンモータ制御部22と、動作信号入力部23と、停止判定部24と、シャッターモータ制御部25と、記憶部26と、タイマー27とを有している。
ボタン信号入力部21は、操作ボタン11から排気ファン4のON・OFFの切り替え操作信号を入力される。ボタン信号入力部21は、入力された切り替え操作信号をファンモータ制御部22およびシャッターモータ制御部25へ出力する。
ファンモータ制御部22は、切り替え操作信号に基づいてファンモータ5の動作を制御する。具体的には、ファンモータ制御部22は、排気ファン4をOFF状態からON状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、ファンモータ5をOFF状態からON状態へ切り替えるよう制御する。つまりコントローラ20は、排気ファン4をOFF状態からON状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、排気ファン4の動作開始指令をファンモータ5へ出力する。これにより排気ファン4が動作(回転)を開始する。
またファンモータ制御部22は、排気ファン4をON状態からOFF状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、ファンモータ5をON状態からOFF状態へ切り替えるよう制御する。つまりコントローラ20は、排気ファン4をON状態からOFF状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、排気ファン4の動作停止指令をファンモータ5へ出力する。これにより排気ファン4が動作(回転)を停止する。
シャッターモータ制御部25は、切り替え操作信号に基づいてシャッターモータ2の動作を制御する。具体的には、シャッターモータ制御部25は、排気ファン4をOFF状態からON状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、排気経路を閉じた状態から開いた状態とするようにシャッター1を制御する。つまりコントローラ20は、排気ファン4をOFF状態からON状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、シャッター1の開指令をシャッターモータ2へ出力する。
またシャッターモータ制御部25は、排気ファン4をON状態からOFF状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、排気経路を開いた状態から閉じた状態とするようにシャッター1を制御する。つまりコントローラ20は、排気ファン4をON状態からOFF状態へ切り替える切り替え操作信号を入力された場合、シャッター1の閉指令をシャッターモータ2へ出力する。
記憶部26は、排気ファン4の所定速度を記憶している。排気ファン4の所定速度とは、シャッター1を開いた状態から閉じた状態へ動作させる判定の基準となる速度である。この所定速度は、たとえば0である。つまり記憶部26には、たとえば排気ファン4の動作速度0が記憶されている。なお記憶部26に記憶された所定速度は0以外であってもよい。記憶部26に記憶された所定速度は、排気ファン4が所定速度のときにシャッター1が排気経路を閉じた状態としても、油などを含んだ空気の屋内への逆流が生じない排気ファン4の動作速度であればよい。
動作信号入力部23は、動作検出部12から排気ファン4またはファンモータ5の動作情報を示す動作信号を入力される。動作信号入力部23は、入力された動作信号を停止判定部24へ出力する。
停止判定部24は、入力された動作信号が排気ファン4の動作速度でない場合には、動作信号から排気ファン4の動作速度を算出する。排気ファン4の動作速度は、たとえば排気ファン4の回転速度である。
停止判定部24は、記憶部26に記憶された所定速度を記憶部26から取得する。停止判定部24は、排気ファン4の動作速度と取得した所定速度とから、排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定する。停止判定部24は、判定結果を示す信号をシャッターモータ制御部25へ出力する。
シャッターモータ制御部25は、停止判定部24からの信号に基づいてシャッターモータ2の動作を制御する。具体的には、シャッターモータ制御部25は、排気ファン4の動作速度が所定速度より大きいとの判定結果を停止判定部24から入力された場合、排気経路を開いた状態に維持するようシャッター1を制御する。またシャッターモータ制御部25は、排気ファン4の動作速度が所定速度以下であるとの判定結果を停止判定部24から入力された場合、排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッター1を制御する。
上記のようにコントローラ20は、排気ファン4の動作停止指令を出力した後、排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定する。そしてコントローラ20は、排気ファン4の動作速度が所定速度以下であると判定した場合、排気ダクト3の排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッター1を制御する。
なおシャッターモータ制御部25は、図2に示されるようにシャッター1が閉じた状態から開いた状態へ移行する際、シャッター板1aがストッパー3aに近づくにしたがってシャッター1の動作速度が遅くなるようにシャッターモータ2を制御してもよい。この場合、シャッター板1aがストッパー3aに近づくにしたがってシャッター1の動作速度が連続的に遅くなってもよく、また段階的に遅くなってもよい。
またシャッターモータ制御部25は、図3に示されるようにシャッター1が開いた状態から閉じた状態へ移行する際、シャッター板1aがストッパー3bに近づくにしたがってシャッター1の動作速度が遅くなるようにシャッターモータ2を制御してもよい。この場合、シャッター板1aがストッパー3bに近づくにしたがってシャッター1の動作速度が連続的に遅くなってもよく、また段階的に遅くなってもよい。
このようにシャッター板1aがストッパー3aまたは3bに近づくにしたがってシャッター1の動作速度が遅くなることにより、シャッター板1aがストッパー3aまたは3bに接触する際に発生する接触音を軽減することができる。
またシャッターモータ制御部25は、シャッター板1aがストッパー3aまたは3bに接触する直前にシャッター1の回転が停止するようにシャッターモータ2を制御してもよい。これによりシャッター板1aがストッパー3aまたは3bに接触する際に発生する接触音を防止することができる。
またファンモータ5がパルス幅変調により動作する直流モータである場合、動作検出部12が省略されてもよい。この場合、ファンモータ5への通電が停止され、ファンモータ5の回転軸が惰性で回転する際に生じるパルス信号が動作信号入力部23に入力される。停止判定部24は、このパルス信号から排気ファン4の回転速度を算出する。
またコントローラ20のファンモータ制御部22が排気ファン4の動作停止指令を出力した後に所定時間が経過したことに基づいて、排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを停止判定部24が判定してもよい。
この場合、停止判定部24は、操作ボタン11がON状態からOFF状態へ切り替えられたことを示す操作切替信号をボタン信号入力部21から受け取ると、タイマー27からの経過時間を取得する。また停止判定部24は、記憶部26から所定の経過時間を取得する。停止判定部24は、タイマー27から取得した経過時間が記憶部26から取得した所定の経過時間を経過したときに、排気ファン4の動作速度が所定速度以下になったと判定する。
この場合、動作検出部12および動作信号入力部23が省略されてもよい。
<制御方法>
次に、本実施の形態におけるレンジフードの制御方法について図1および図4を用いて説明する。
図1および図4に示されるように、レンジフード10の運転が開始される。レンジフード10の運転開始は、操作ボタン11におけるON・OFFボタンにて排気ファン4をOFF状態からON状態へ切り替えることにより行われる。操作ボタン11がON状態へ切り替えられると、その切替信号が操作ボタン11からボタン信号入力部21を通じてファンモータ制御部22へ送られる。ファンモータ制御部22はファンモータ5を停止状態から動作状態となるように制御する。つまりコントローラ20は、排気ファン4の動作開始指令をファンモータ5へ出力する(ステップS1:図4)。これによりファンモータ5の回転軸が回転し、排気ファン4が回転する。
また操作ボタン11がON状態へ切り替えられると、その切替信号が操作ボタン11からボタン信号入力部21を通じてシャッターモータ制御部25へ送られる。シャッターモータ制御部25はシャッターモータ2を動作させて、シャッター1が排気経路を閉じた状態から開いた状態となるように制御する。これにより排気ダクト3における排気経路が開いた状態となり(ステップS2:図4)、排気ダクト3の排気経路を通じて、油などを含んだ空気が屋外へ排出される。
この後、レンジフード10の運転が停止される。レンジフード10の運転停止は、操作ボタン11におけるON・OFFボタンにて排気ファン4をON状態からOFF状態へ切り替えることにより行われる。操作ボタン11がOFF状態へ切り替えられると、その切替信号がボタン信号入力部21を通じてファンモータ制御部22へ送られる。ファンモータ制御部22はファンモータ5を動作状態から停止させるよう制御する。つまりコントローラ20は、排気ファン4の動作停止指令をファンモータ5へ出力する(ステップS3:図4)。これによりファンモータ5への駆動力(回転力)の供給は停止され、ファンモータ5は停止するまで惰性で回転する。
惰性で回転している排気ファンの動作情報が動作検出部12により検出される。動作検出部12により検出された排気ファン4の動作情報は、コントローラ20の動作信号入力部23を通じて停止判定部24へ入力される。
停止判定部24は、入力された動作情報に基づいて排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定する(ステップS4:図4)。この判定の際、停止判定部24は、記憶部26に記憶された所定速度を取得する。また停止判定部24は、入力された動作情報から排気ファン4の動作速度を算出する。停止判定部24は、排気ファン4の動作速度と取得した所定速度とから、排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定する。停止判定部24は、判定結果の信号をシャッターモータ制御部25へ出力する。
シャッターモータ制御部25は、停止判定部24からの信号に基づいてシャッターモータ2の動作を制御する。具体的には、シャッターモータ制御部25は、排気ファン4の動作速度が所定速度より大きいとの判定結果を停止判定部24から入力された場合、排気ダクト3の排気経路が開いた状態を維持するようシャッター1を制御する。またシャッターモータ制御部25は、排気ファン4の動作速度が所定速度以下であるとの判定結果を停止判定部24から入力された場合、排気ダクト3の排気経路が開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッター1を制御する(ステップS5:図4)。
<作用効果>
次に、本実施の形態におけるレンジフード10の効果について、図5および図6に示す比較例と対比して説明する。
図5に示される比較例においては、図4に示す本実施の形態と同様、レンジフード10の運転が開始される。これにより排気ファン4の動作開始指令により(ステップS1)、排気ファン4が回転を開始する。またシャッター1が排気経路を閉じた状態から開いた状態となる(ステップS2)。これにより排気ダクト3の排気経路を通じて、油などを含んだ空気が屋外へ排出される。この後、操作ボタン11におけるON・OFFボタンにて排気ファン4をON状態からOFF状態へ切り替えることにより、排気ファン4の動作停止指令が出力される(ステップS3)。
この比較例においては、操作ボタン11におけるON・OFFボタンがON状態からOFF状態へ切り替えられるのとほぼ同時に、シャッター1が排気経路を閉じた状態となる(ステップS5)。操作ボタン11におけるON・OFFボタンがOFF状態へ切り替えられても、排気ファン4は回転を落としながらしばらくは惰性で回転を続ける。
つまり図6に示されるように、シャッター1が排気経路を閉じた状態となった後に排気ファン4が惰性でしばらく回転し続ける。このため、排気ファン4の惰性による回転で発生した風は、シャッター1に衝突して逆風となって排気ファン4側へ戻ってくる。逆風となった風は外側フード8と整流板9との間の吸込口から屋内へ逆流する。
これに対して本実施の形態においては図1および図4に示されるように、コントローラ20は、排気ファン4の動作停止指令を出力した(ステップS3)後、排気ファン4の動作速度が所定速度以下であるか否かを判定する(ステップS4)。そしてコントローラ20は、排気ファン4の動作速度が所定速度以下であると判定した場合、排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッター1を制御する(ステップS5)。このため排気ファン4の動作速度が、空気の逆流を防止できる動作速度になった時点でシャッター1を閉じた状態へ移行させることが可能となる。よって油を含んだ空気が屋内へ逆流することを防止できる。
また本実施の形態においては、所定速度は0である。これにより排気ファン4の動作が完全に停止した後に、排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッター1を制御することができる。
また本実施の形態においては図1に示されるように、コントローラ20は、動作停止指令を出力した後に所定時間が経過したことに基づいて排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定する。これにより排気ファン4の動作速度を検知するセンサなどを追加することなく、油を含んだ空気の逆流を防止することができる。
また本実施の形態においては図1に示されるように、コントローラ20は、動作検出部12により検出された動作速度に基づいて、排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定する。これにより排気ファン4の実際の動作状況に応じて、排気経路を開いた状態から閉じた状態へ動作するようシャッター1を制御することができる。
また本実施の形態においては図1に示されるように、排気ファン4を回転動作させるファンモータ5は、パルス幅変調により動作する直流モータである。これにより直流モータのパルスを検知することで、排気ファン4の動作速度が所定速度以下か否かを判定することが可能となる。
また本実施の形態においては図1に示されるように、シャッター1を動作させるシャッターモータ2はステッピングモータである。これにより排気ファン4の動作速度に応じてシャッター1の開度を調整することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 シャッター、1a シャッター板、1b 回転軸、2 シャッターモータ、3 排気ダクト、3a,3b ストッパー、4 排気ファン、4a 上部支持板、4b 下部支持板、4c ファンブレード、5 ファンモータ、6 ファンケース、6a 吸込口、7 本体ケース、8 外側フード、8a 上板、8aa 開口、8b 枠体部、9 整流板、10 レンジフード、11 操作ボタン、12 動作検出部、20 コントローラ、21 ボタン信号入力部、22 ファンモータ制御部、23 動作信号入力部、24 停止判定部、25 シャッターモータ制御部、26 記憶部、27 タイマー。

Claims (7)

  1. 排気経路を有する排気経路部材と、
    前記排気経路部材の前記排気経路を通じて排気する排気ファンと、
    前記排気経路を開いた状態と閉じた状態との間で動作するシャッターと、
    前記排気ファンの動作停止指令を出力した後に、前記排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定し、前記動作速度が前記所定速度以下であると判定した場合に前記開いた状態から前記閉じた状態へ動作するよう前記シャッターを制御するコントローラと、を備えた、レンジフード。
  2. 前記所定速度は0である、請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記コントローラは、前記動作停止指令を出力した後に所定時間が経過したことに基づいて、前記排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定する、請求項1または請求項2に記載のレンジフード。
  4. 前記排気ファンの動作情報を検出する動作検出部をさらに備え、
    前記コントローラは、前記動作検出部により検出された前記動作情報に基づいて前記排気ファンの動作速度を算出し、前記排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定する、請求項1または請求項2に記載のレンジフード。
  5. 前記排気ファンを回転動作させる駆動源をさらに備え、
    前記駆動源は、パルス幅変調により動作する直流モータである、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレンジフード。
  6. 前記シャッターを動作させるステッピングモータをさらに備えた、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のレンジフード。
  7. 排気経路を有する排気経路部材と、前記排気経路部材の前記排気経路を通じて排気する排気ファンと、前記排気経路を開いた状態と閉じた状態との間で動作するシャッターとを備えたレンジフードの制御方法であって、
    前記排気ファンの動作停止指令を出力した後に、前記排気ファンの動作速度が所定速度以下か否かを判定するステップと、
    前記動作速度が前記所定速度以下であると判定した場合に前記開いた状態から前記閉じた状態へ動作するよう前記シャッターを制御するステップと、を備えた、レンジフードの制御方法。
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