JP2021173432A - ふろ機能装置およびふろシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】リモートコントローラのボタン等の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が可能なふろ機能装置およびふろシステムを提供する。
【解決手段】給湯装置10(ふろ機能装置)は、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部133bと、安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部133cと、浴室内に設置された人感センサ128と、を備える。確認処理部133cは、人感センサ128からの出力により人の動きが検出されたことに基づいて、入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
【選択図】図2
【解決手段】給湯装置10(ふろ機能装置)は、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部133bと、安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部133cと、浴室内に設置された人感センサ128と、を備える。確認処理部133cは、人感センサ128からの出力により人の動きが検出されたことに基づいて、入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
【選択図】図2
Description
本発明は、給湯器から浴槽に湯水を供給するふろ機能装置、および、当該ふろ機能装置を携帯端末装置により遠隔制御可能なふろシステムに関する。
従来、給湯装置から供給される湯水を浴槽に溜める方式のふろ機能装置が知られている。この他、浴槽に溜められた水を燃焼器に循環させて浴槽内の水を暖める方式のふろ機能装置も知られている。これらのふろ機能装置では、たとえば、浴室や台所に設置された複数のリモートコントローラによって、湯張りや追い焚き等のふろ関連機能が実行される。
また、近年、スマートフォン等の携帯端末装置を用いて宅外から給湯装置を遠隔制御するシステムが開発されている。このシステムでは、携帯端末装置を用いて、宅外から、入浴者を見まもる機能を備え得る。たとえば、見まもり機能を備えたふろシステムが、以下の特許文献1に記載されている。
このふろシステムでは、宅内でお年寄り等の家族が入浴している場合に、入浴が長時間継続していないかを宅外から見まもることができる。具体的には、長時間の入浴が生じている場合に、その旨が携帯端末装置に通知される。この通知に対し、適宜、携帯端末装置から安否の確認が行われ、浴室に設置されたリモートコントローラを通じて入浴者に呼び掛けが行われる。呼び掛けを受けた入浴者は、自身に異常がない場合、リモートコントローラのボタン(操作スイッチ)を操作することで、安全であることの返信(応答)を携帯端末装置へ行うことができる。
なお、上記のような安否の確認を、台所に設置されたリモートコントローラから行うこともでき得る。
しかしながら、長時間の入浴が生じていることが携帯端末装置等へ通知された後、端末装置等からの呼び掛けが行われるまでに入浴者が浴槽から出てしまうことが起こり得る。上記のふろシステムでは、このような場合に、入浴者にとって、リモートコントローラのボタン等の操作を行いにくい状況となることが想定され得る。
たとえば、操作を行いにくい状況として、リモートコントローラが浴槽の横の壁に設置されているため、入浴者が洗い場に移るとリモートコントローラまで少し距離ができてしまう場合や、入浴者が洗い場で体や頭を洗い始めることで手が離しにくくなってしまう場合、入浴が終わって入浴者が浴室から出てしまう場合などが挙げられる。
このようになった場合、携帯端末装置等からの安否確認に対して、安全である旨の適正な応答が行われにくくなる虞がある。
かかる課題に鑑み、本発明は、リモートコントローラのボタン等の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が可能なふろ機能装置およびふろシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、ふろ機能装置に関する。この態様に係るふろ機能装置は、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、前記浴室内に設置された人感センサと、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記人感センサからの出力により人の動きが検出されたことに基づいて、入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろ機能装置によれば、入浴者が浴槽の内外で動いた場合に、入浴者が安全であると見做され、安全である旨の報知が行われる。よって、入浴者がリモートコントローラのボタン等の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が行える。
本発明の第2の態様は、ふろ機能装置に関する。この態様に係るふろ機能装置は、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、前記浴室内に設置されたマイクと、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記マイクにより音が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろ機能装置によれば、入浴者が浴槽の内外で声を発したり音を立てたりした場合に、入浴者が安全であると見做され、安全である旨の報知が行われる。よって、入浴者がリモートコントローラのボタン等の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が行える。
本発明の第3の態様は、ふろ機能装置に関する。この態様に係るふろ機能装置は、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、浴室内に出入りするためのドアの開閉を検出する開閉センサと、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記開閉センサにより前記ドアの開閉が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろ機能装置によれば、入浴者が浴室から出た場合に、入浴者が安全であると見做され、安全である旨の報知が行われる。よって、入浴者がリモートコントローラのボタン等の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が行える。
本発明の第4の態様は、ふろ機能装置に関する。この態様に係るふろ機能装置は、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、浴室内の浴槽に対する人の入退浴を検知する入退浴検知部と、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記入退浴検知部により退浴が検知されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろ機能装置によれば、入浴者が浴槽から出た場合に、入浴者が安全であると見做され、安全である旨の報知が行われる。よって、入浴者がリモートコントローラのボタン等の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が行える。
第1、第2、第3または第4の態様に係るふろ機能装置において、浴室内の浴槽に対する人の入退浴を検知する入退浴検知部と、前記入退浴検知部による入浴の検知を契機として所定の安否確認条件が充足されたか否かを判定する判定部と、前記判定部による前記安否確認条件が充足されたとの判定に基づいて前記安否確認操作を促すための処理を行う催促処理部と、をさらに備えるような構成が採られ得る。たとえば、前記安否確認条件は、前記入退浴検知部により入浴が検知されてから所定の設定時間が経過したこと含む。
上記の構成によれば、安否確認条件が充足したとき、たとえば、浴槽内での長時間の入浴が生じたときに、安否確認操作の催促が行われるので、見まもりを行う者は、必要なタイミングで安否確認を行うことができる。
本発明の第5の態様は、外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムに関する。この態様に係るふろシステムは、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、前記浴室内に設置された人感センサと、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記人感センサからの出力により人の動きが検出されたことに基づいて、入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろシステムによれば、上記第1の態様と同様の効果を奏し得る。
本発明の第6の態様は、外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムに関する。この態様に係るふろシステムは、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、前記浴室内に設置されたマイクと、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記マイクにより音が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろシステムによれば、上記第2の態様と同様の効果を奏し得る。
本発明の第7の態様は、外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムに関する。この態様に係るふろシステムは、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、浴室内に出入りするためのドアの開閉を検出する開閉センサと、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記開閉センサにより前記ドアの開閉が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろシステムによれば、上記第3の態様と同様の効果を奏し得る。
本発明の第8の態様は、外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムに関する。この態様に係るふろシステムは、入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、浴室内の浴槽に対する人の入退浴を検知する入退浴検知部と、を備える。ここで、前記確認処理部は、前記入退浴検知部により退浴が検知されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う。
本態様に係るふろシステムによれば、上記第4の態様と同様の効果を奏し得る。
以上のとおり、本発明によれば、リモートコントローラのボタン等の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が可能なふろ機能装置およびふろシステムを提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
以下の実施形態では、給湯装置10が、特許請求の範囲に記載の「ふろ機能装置」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る給湯装置10の構成を示す図である。
図1は、実施形態1に係る給湯装置10の構成を示す図である。
図1に示すように、給湯装置10は、給湯器11と、リモートコントローラ12、13とを備えている。給湯器11は、ガスを燃料として湯水を供給するガス給湯器である。給湯器11により生成された湯水は、給湯口11aにそれぞれ接続された配管を介して、台所の蛇口や、浴槽、カラン等に供給される。給湯器11が、床暖房機能や、浴室暖房機能およびパネルヒータによる暖房機能を備える場合、これら機能を実現する機器に対して、給湯器11から湯水が供給される。
リモートコントローラ12、13は、給湯器11に接続され、給湯装置10の各機能について種々の設定を行うために用いられる。リモートコントローラ12は、表示部121と、入力部122とを備え、リモートコントローラ13は、タッチパネルからなる表示入力部131と、運転ボタン132とを備える。操作者は、表示部121に表示された画面に従って入力部122を操作することにより、湯張りや給湯温度調節等について、任意の設定を行うことができる。また、操作者は、表示入力部131を操作することによっても、湯張り等の設定を行える。
リモートコントローラ12は、浴室に設置され、リモートコントローラ13は、キッチン等に設置される。リモートコントローラ12、13には、音声を入出力するための音声窓12a、13aが設けられている。
以下、浴室に設置されるリモートコントローラ12を、「浴室リモコン12」と称し、キッチン等に設置されるリモートコントローラ13を、「台所リモコン13」と称する。
浴室リモコン12の入力部122には、運転ボタン122aが含まれている。運転ボタン122a、132は、給湯器11を運転オン状態と運転オフ状態とに切り替えるためのボタンである。
浴室リモコン12および台所リモコン13が運転オフ状態(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したとしても給湯器11が給湯運転を行わない状態)にあるとき、表示部121および表示入力部131は消灯状態にあり、運転ボタン122a、132以外の操作ボタンの操作は受け付けられない。運転ボタン122a、132が操作され、運転オン状態(カラン等の給湯栓が開かれて基準流量以上の通水が発生したときに給湯器11が給湯運転を行える状態)になると、表示部121および表示入力部131が点灯して設定内容が表示されるとともに、運転ボタン122a、132以外の操作ボタンの操作が受け付け可能となる。
さらに、入力部122および表示入力部131には、給湯温度を変更するためのボタンが含まれている。操作者は、このボタンを操作することにより、給湯の設定温度を変更することができる。この他、入力部122および表示入力部131には、追い焚き機能や、足し湯、足し水、ふろ自動機能等を実行するためのボタン等、給湯器11の動作を制御するためのボタンが含まれている。
図2は、給湯装置10を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
給湯器11は、制御部111と、記憶部112と、通信部113と、水位センサ114と、を備える。制御部111は、マイクロコンピュータを備え、記憶部112に記憶されたプログラムに従って、給湯器11内の各部の制御を行う。記憶部112は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。
本実施形態では、記憶部112に記憶された制御プログラムによって、入退浴検知部111aの機能が制御部111に付与される。入退浴検知部111aは、後述のように、水位センサ114の検知結果に基づいて、浴槽に対する人の入退浴を検知する。
通信部113は、制御部111からの制御に従って、浴室リモコン12および台所リモコン13と通信を行う。通信部113は、2芯通信線L1、L2を介して、浴室リモコン12の通信部125および台所リモコン13の通信部135と接続されている。また、2芯通信線L1、L2は、通信部113の内部において、互いに接続されている。したがって、浴室リモコン12の通信部125と台所リモコン13の通信部135は、2芯通信線L1、L2によって互いに接続されている。このため、通信部113、125、135の何れかから送信された信号は、他の通信部に同時に送信される。
水位センサ114は、後述のように、給湯器11内の管路に配置され、当該管路内の水圧に基づいて浴槽内の水位を検出する。制御部111は、水位センサ114の検出結果に基づいて、浴槽内の水位を検知する。また、制御部111は、水位センサ114により検知された水位の変動に基づいて、入退浴検知部111aの機能により、浴槽に対する人の入退を検知する。入退浴の検知結果は、2芯通信線L1、L2を介して、随時、制御部111から浴室リモコン12および台所リモコン13に送信される。
図3は、給湯器11と浴槽2との間の接続形態を模式的に示す図である。
図3に示すように、給湯器11は、図2に示した構成の他、給湯部210と、追い焚き部220と、バイパス部230とを備える。
給湯部210は、給水管路211と、給湯熱交換器212と、給湯管路213と、給湯燃焼器214と、給気ファン215とを含む。給水管路211は、水道管と給湯熱交換器212とに繋がり、給湯管路213は、給湯熱交換器212と浴室水栓3および外部水栓4とに繋がる。給湯燃焼器214には、ガス電磁弁216により開閉される給湯ガス管路217を通じてガス(燃料ガス)が供給される。給湯燃焼器214は、ガスを燃料として燃焼する。給気ファン215は、給湯燃焼器214に燃焼用の空気を供給する。
追い焚き部220は、図2に示した水位センサ114の他、戻り管路221と、ふろ熱交換器222と、往き管路223と、ふろ燃焼器224と、循環ポンプ225とを含む。戻り管路221は、浴槽2の循環アダプタ2aとふろ熱交換器222とに繋がり、往き管路223は、ふろ熱交換器222と循環アダプタ2aとに繋がる。
ふろ燃焼器224には、ガス電磁弁226により開閉されるふろガス管路227を通じてガス(燃料ガス)が供給される。ふろ燃焼器224は、ガスを燃料として燃焼する。給気ファン215が給湯部210と追い焚き部220との間で共用され、給気ファン215からふろ燃焼器224に燃焼用の空気が供給される。戻り管路221に、循環ポンプ225および水位センサ114が配置される。水位センサ114は、戻り管路221内の水圧に基づいて浴槽2内の水位を検出する。
バイパス部230は、バイパス管路231と、給湯電磁弁232とを含む。バイパス管路231は、給湯管路213と戻り管路221とに繋がる。給湯電磁弁232は、バイパス管路231を開閉する。
制御部111は、給湯部210の給湯燃焼器214、給気ファン215およびガス電磁弁216、追い焚き部220のふろ燃焼器224、循環ポンプ225、水位センサ114およびガス電磁弁226、バイパス部230の給湯電磁弁232などを制御する。
浴室水栓3または外部水栓4が開かれると、給湯機能が実行される。水道管からの水が給水管路211を通じて給湯熱交換器212に導入されるとともに、給湯燃焼器214が燃焼して給湯熱交換器212が加熱される。給湯熱交換器212に導入された水が加熱されて湯となり、湯が給湯管路213を通じて浴室水栓3または外部水栓4に供給される。浴室水栓3または外部水栓4が閉じられると、水道管から給水管路211への給水が停止するとともに給湯燃焼器214の燃焼が停止する。
また、浴室リモコン12または台所リモコン13から浴槽2への湯張りの指令を受けると、制御部111は、湯張り機能(ふろ自動機能)を実行する。この場合、給湯電磁弁232が開放されるとともに、水道管からの水が給水管路211を通じて給湯熱交換器212に導入され、給湯熱交換器212で加熱される。そして、給湯熱交換器212からの湯が給湯管路213およびバイパス管路231を通じて戻り管路221に導入される。
戻り管路221に導入された湯の一部は、戻り管路221を循環アダプタ2a側へと流れ、循環アダプタ2aから浴槽2内に注がれる。戻り管路221に導入された湯の残りは、戻り管路221をふろ熱交換器222側へと流れ、さらにふろ熱交換器222および往き管路223を流れて循環アダプタ2aから浴槽2内に注がれる。
給湯が行われて浴槽2内に湯が溜められると、戻り管路221、ふろ熱交換器222および往き管路223が水で満たされた状態となる。これにより、水位センサ114での浴槽2内の水位検出が可能となる。浴槽2内の水位が予め設定された水位に到達したことが水位センサ114により検出されると、給湯電磁弁232が閉じられ、水道管から給水管路211への給水が停止するとともに給湯燃焼器214の燃焼が停止する。
なお、湯が張られた浴槽2内に人が入ると浴槽2内の水位が上昇する。また、浴槽2内から人が出ると水位が下降する。この浴槽2内への人出入りに基づく水位変動を、水位センサ114によって検出することができる。これにより、上記のように、入退浴検知部111aの機能により、浴槽2に対する人の入退が検知される。
また、追い焚き機能の実行時には、循環ポンプ225が作動するとともにふろ燃焼器224が燃焼する。浴槽2内の湯が、戻り管路221、ふろ熱交換器222および往き管路223からなる循環路と浴槽2との間で循環し、その間にふろ熱交換器222で加熱される。これにより、浴槽2内の湯温が上昇する。浴槽2内の湯温が予め設定された上限温度よりも高くなると、循環ポンプ225が停止するとともにふろ燃焼器224の燃焼が停止する。
足し湯機能では、湯張り機能(ふろ自動機能)と同様の制御により、所定量の湯が浴槽2に注入される。
また、足し水機能の実行時には、給湯燃焼器214およびふろ燃焼器224を停止させた状態で、湯張り機能(ふろ自動機能)と同様の制御が実行され、所定量の水が浴槽2に注入される。
図2に戻り、浴室リモコン12は、上述の表示部121および入力部122の他、制御部123と、記憶部124と、通信部125と、スピーカ126と、マイク127と、人感センサ128とを備える。表示部121は、たとえば、液晶パネルにより構成される。入力部122は、温度設定ボタン等の各種操作ボタンを備える。表示部121が、タッチパネルであってもよい。
制御部123は、マイクロコンピュータを備え、記憶部124に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部124は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部125は、制御部123からの制御に従って、給湯器11および台所リモコン13と通信を行う。
本実施形態では、記憶部124に記憶された制御プログラムによって、判定部123aの機能が制御部123に付与される。判定部123aは、安否確認条件である、入退浴検知部111aにより入浴が検知されてから所定の設定時間が経過したとの条件、即ち長時間入浴の条件が充足されたか否かを判定する。
スピーカ126は、制御部123により生成された音声信号に基づく音声を出力する。記憶部124には、報知音やガイダンス等の音声を出力するための音声情報が記憶されている。制御部123は、記憶部124に記憶された音声情報を随時読み出して、音声合成処理を実行し、所定の音声を出力する。スピーカ126から出力された音声は、図1の音声窓12aから出力される。マイク127は、図1の音声窓12aを介して、音声を集音する。
人感センサ128は、浴室における人の動きを検出する。人感センサ128は、たとえば、赤外線を用いた焦電センサである。人感センサ128の検出範囲は、浴室内の洗い場と浴槽2をカバーする範囲に設定される。人感センサ128が、洗い場の範囲と浴槽2の範囲を個別に検出可能であってもよい。制御部123は、人感センサ128の出力に基づいて、浴室における人の有無および人の動きを検出する。
浴室リモコン12の制御部123には、浴室内に出入りするためのドアの開閉を検出する開閉センサ129が接続される。開閉センサ129は、たとえば、フォトセンサやマイクロスイッチで構成される。ドアの開閉に応じた検出信号が開閉センサ129から制御部123に出力される。なお、開閉センサ129が給湯器11の制御部111に接続されてもよい。この場合、制御部123は、給湯器11を介して開閉センサ129からの検出信号を取得する。
台所リモコン13は、上述の表示入力部131および運転ボタン132の他、制御部133と、記憶部134と、通信部135と、スピーカ136と、マイク137とを備える。制御部133は、マイクロコンピュータを備え、記憶部134に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部134は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。通信部135は、制御部133からの制御に従って、給湯器11および浴室リモコン12と通信を行う。
本実施形態では、記憶部134に記憶された制御プログラムによって、催促処理部133a、受付処理部133bと確認処理部133cの機能が制御部133に付与される。催促処理部133aは、判定部123aによる長時間入浴の条件(安否確認条件)が充足されたとの判定に基づいて、即ち制御部123からの長時間入浴通知に基づいて、入浴者の安否を確認する安否確認操作を促すための処理として、長時間入浴が行われていることを示すメッセージ表示や音声出力を表示入力部131やスピーカ136により行う。受付処理部133bは、安否確認操作を受け付けるための処理として、表示入力部131に安否確認操作のボタンを表示してボタン操作を受け付ける。確認処理部133cは、安否確認操作が行われた場合に、安否の確認を行うための処理として、制御部123へ確認指令を送信する。そして、確認処理部133cは、確認結果を報知するための処理として、制御部123からの正常通知または異常通知を受信し、正常(安全)または異常である旨の確認結果をスピーカ136に音声出力させる。
スピーカ136は、制御部133により生成された音声信号に基づく音声を出力する。記憶部134には、報知音やガイダンス等の音声を出力するための音声情報が記憶されている。制御部133は、記憶部134に記憶された音声情報を随時読み出して、音声合成処理を実行し、所定の音声を出力する。スピーカ136から出力された音声は、図1の音声窓13aから出力される。マイク137は、図1の音声窓13aを介して、音声を集音する。
ところで、給湯装置10には、入浴者の安全性を監視するための機能が設けられ得る。本実施形態では、このような機能として、入浴者が長時間に亘って入浴を継続している場合に、入浴者の安否を確認するための入浴監視機能が、給湯装置10に配備されている。以下、この機能について説明する。
図4は、入浴監視機能の動作時に浴室リモコン12が実行する制御を示すフローチャートである。
浴室リモコン12の制御部123は、給湯器11の入退浴検知部111aから入浴開始の通知を受信すると(S101:YES)、入浴タイマー部を起動する(S102)。入浴タイマー部は、制御部123に備えられる。制御部123は、判定部123aの機能により、入浴タイマー部のカウント値(計時時間)が所定の設定時間に到達したか否か(長時間入浴の条件を充足したか否か)を判定する(S103)。ここで、設定時間は、デフォルト値が用いられてもよく、あるいは、使用者が所定の設定操作により設定してもよい。
入浴タイマー部のカウント値が設定時間に到達する前に(S103:NO)、入浴者が浴槽2から退出したことの通知を入退浴検知部111aから受信すると(S105:YES)、制御部123は、入浴タイマー部を終了させて(S106)、処理を終了する。
他方、入浴者が浴槽2から退出しないまま(S105:NO)、入浴タイマー部のカウント値が設定時間に到達すると(S103:YES)、制御部123は、入浴状態が入浴タイマー部の設定時間以上継続したこと(長時間入浴の条件を充足したこと)を示す長時間入浴通知を、台所リモコン13に送信する(S104)。そして、制御部123は、入浴タイマー部の計時を終了させて(S106)、処理を終了する。
図5(a)は、入浴監視機能の動作時の台所リモコン13における制御を示すフローチャートである。
台所リモコン13の制御部133は、図4のステップS104で送信された長時間入浴通知を受信すると(S201:YES)、催促処理部133aと受付処理部133bとの機能により、安否確認操作を促すとともに安否確認操作を受け付ける処理を実行する(S202)。ステップS202の処理において、制御部133は、表示入力部131に対して、たとえば、図5(b)に示す受付画面300を表示させ、さらに、スピーカ126から長時間入浴が生じたことを示す音声を出力させる。
受付画面300には、入浴状態のまま設定時間が経過したことを報知するメッセージ301と、入浴者に対して呼び掛けを行うか否かを選択するためのボタン302、303とが含まれている。メッセージ301により、使用者は、安否確認操作を促される。使用者は、入浴者の安否確認を行う場合にボタン302を操作し、入浴者の安否確認を行わない場合はボタン303を操作する。安否確認操作であるボタン302の操作が行われた場合(S203:YES)、制御部133は、確認処理部133cの機能により、浴室リモコン12に確認指令を送信する(S204)。他方、ボタン303の操作が行われた場合(S203:NO)、制御部133は、確認指令を送信することなく、処理を終了する。
図6(a)は、入浴監視機能の動作時の浴室リモコン12における制御を示すフローチャートである。
浴室リモコン12の制御部123は、台所リモコン13から確認指令を受信すると(S121:YES)、入浴者が安全(正常)であることを規定する安全条件が充足されているか否かを判定する(S122)。制御部123は、安全条件が充足されている場合に(S122:YES)、入浴者が安全(正常)であることを示す応答を台所リモコン13に送信する(S126)。
図7は、図6(a)のステップS122で実行される安全条件充足有無の判定処理を示すフローチャートである。
この判定処理において、制御部123は、図4のS103で計時時間が設定時間に到達して長時間入浴通知が送信されてからこの判定処理に至るまでに、入退浴検知部111aから入浴者の退浴の通知を受信したか(S131)、開閉センサ129によりドアの開閉が検出されたか(S132)、人感センサ128の出力により人の動きが検出されたか(S133)、および、マイク127を介して所定レベル以上の音を検出したか(S134)を判定する。入浴者が浴槽2から出たり(S131:YES)、浴室から出たり(S132:YES)、浴槽2の内外で動いたり(S133:YES)、浴槽2の内外で声を発したり音を立てたり(S134:YES)した場合、入浴者に異常がない(安全である)と見做すことができる。よって、ステップS131〜S134の少なくとも1つがYESの場合、制御部123は、上記安全条件が充足されたとして(S135)、図6(a)のステップS122の判定をYESとする。なお、退浴が検出された場合、多くは、人の動きも検出される。また、ドアの開閉が検出された場合、多くは、退浴および人の動きも検出される。人も動きにより音が発生した場合、この音も検出されやすい。
他方、ステップS131〜S134の全てがNOの場合、制御部123は、上記安全条件が充足されなかったとして(S136)、図6(a)のステップS122の判定をNOとする。
図6(a)に戻り、制御部123は、安全条件が充足されていない場合(S122:NO)、確認処理を実行する(S123)。具体的には、制御部123は、スピーカ126から状況を問い合わせるための音声を出力させる。これにより、図9(a)に示すように、音声窓12aから問い合わせの音声が出力される。たとえば、浴室内の人に対して「大丈夫ですか」と問いかける音声が、音声窓12aを介して、図2のスピーカ126から出力される。
さらに、制御部123は、入浴者からの応答を受けるために、図9(b)に示すように、浴室リモコン12の入力部122に配置された何れかのボタンを操作することを入浴者に促すメッセージ音声を、音声窓12aを介して、スピーカ126から出力させる。このメッセージに対し、入浴者は、自身に異常が無い場合、図9(c)に示すように、入力部122に配置された何れかのボタンを操作する。これに応じて、制御部123は、入浴者が正常であることを示す応答を台所リモコン13に送信する。
他方、入浴者に異常が生じている場合、入浴者は、図9(a)、(b)の問いかけに対して、適切に応答することができない。たとえば、入浴者が浴槽2内で気を失っている場合、入浴者は、入力部122のボタンを操作できない。この場合、制御部123は、図9(b)のメッセージ音声を出力した後、入力部122に対する操作がないまま制限時間(たとえば数十秒)が経過したタイミングで、入浴者に異常が生じたことを示す応答を台所リモコン13に送信する。このとき、制御部123は、図9(d)に示すように、異常の連絡を台所リモコン13に行うことのメッセージを、音声窓12aを介して、スピーカ126から出力させてもよい。
制御部123は、確認処理の後、入浴者が安全(正常)であることを規定する安全条件が充足されているか否かを判定する(S124)。安全条件には、図9(c)に示す浴室リモコン12のボタン操作の他、図7の処理で示された退浴の検出、ドアの開閉の検出、人の動きの検出および音の検出が含まれる。
図8は、図6(a)のステップS124で実行される安全条件充足有無の判定処理を示すフローチャートである。
この判定処理において、制御部123は、確認処理(問い合わせのメッセージ出力)が行われた後に、浴室リモコン12の何れかのボタンが操作されたか(S141)、入退浴検知部111aから入浴者の退浴の通知を受信したか(S142)、開閉センサ129によりドアの開閉が検出されたか(S143)、人感センサ128の出力により人の動きが検出されたか(S144)、および、マイク127を介して所定レベル以上の音を検出したか(S145)を判定する。ステップS131〜S134の少なくとも1つがYESの場合、制御部123は、上記安全条件が充足されたとして(S146)、図6(a)のステップS124の判定をYESとする。浴室リモコン12の操作が行いづらいとき、浴室リモコン12の操作以外の安全条件を充足させるための動作が、入浴者により故意に行われ得る。勿論、これら動作が入浴者により意図せず行われる場合もある。
他方、ステップS141〜S145の全てがNOの場合、制御部123は、上記安全条件が充足されなかったとして(S147)、図6(a)のステップS124の判定をNOとする。
図6(a)に戻り、制御部123は、図9(c)のように、安否の問い合わせに対して、入浴者から浴室リモコン12の操作があった場合、あるいは浴室リモコン12の操作以外の安全条件を充足する動作があった場合(S124:YES)、台所リモコン13に対して、入浴者に異常がないことを示す正常通知を送信して(S126)、処理を終了する。他方、制御部123は、図9(d)のように、呼び掛け動作に対して入浴者から応答がないまま制限時間が経過すると(S124:NO→S125:YES)、台所リモコン13に、入浴者に異常があることを示す異常通知を送信して(S127)、処理を終了する。
図6(b)は、図6(a)のステップS126、S127で送信された通知を受信した場合の台所リモコン13における制御を示すフローチャートである。
台所リモコン13の制御部133は、確認処理部133cの機能により、浴室リモコン12から正常通知を受信した場合(S211:YES)、入浴者が正常であることを示す正常報知処理を実行し(S212)、浴室リモコン12から異常通知を受信した場合(S213:YES)、入浴者に異常が生じたことを示す異常報知処理を実行する(S214)。
具体的には、制御部133は、正常報知処理(S212)において、図10(a)に示すように、入浴者に異常がないこと、即ち安全であることを報知するメッセージ音声を、音声窓13aを介して、スピーカ136から出力させ、異常報知処理(S214)において、図10(b)に示すように、入浴者に異常が生じたことを報知するメッセージ音声を、音声窓13aを介して、スピーカ136から出力させる。なお、これらのメッセージ音声とともに、正常または異常を報知するための画面を、表示入力部131にさらに表示させてもよい。
これらの報知により、宅内の使用者は、入浴者の状態に応じて、適切な対応をとることができる。こうして、制御部133は、図6(b)に示した処理を終了する。
<実施形態1の効果>
実施形態1によれば、以下の効果が奏され得る。
実施形態1によれば、以下の効果が奏され得る。
図6(a)に示したように、入浴者が浴槽2から出たり(S131、S142:YES)、浴室から出たり(S132、S143:YES)、浴槽2の内外で動いたり(S133、S144:YES)、浴槽2の内外で声を発したり音を立てたり(S134、S145:YES)した場合に、入浴者が安全であると見做され、図10(a)に示したように、台所リモコン13において安全である旨の報知(スピーカ136からのメッセージ、表示入力部131での画面表示)が行われる。よって、入浴者が浴室リモコン12の入力部122の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が行える。これにより、入浴者に対する利便性が良くなる。さらに、誤って異常が発生した旨の応答がされにくくなる。
また、安否確認条件が充足したとき、即ち、浴槽2内での長時間の入浴が生じたときに、安否確認操作の催促(表示入力部131でのメッセージ表示、スピーカ136からの音声出力)が行われるので、見まもりを行う者は、必要なタイミングで安否確認を行うことができる。
<実施形態2>
上記実施形態1では、長時間に亘って入浴が継続したことが台所リモコン13を介して宅内の使用者に報知された。また、安否確認操作が台所リモコン13において行われた。これに対し、実施形態2では、上記の報知と安否確認操作が、携帯端末装置を介して行われる。
上記実施形態1では、長時間に亘って入浴が継続したことが台所リモコン13を介して宅内の使用者に報知された。また、安否確認操作が台所リモコン13において行われた。これに対し、実施形態2では、上記の報知と安否確認操作が、携帯端末装置を介して行われる。
なお、実施形態2では、給湯システム1が、特許請求の範囲に記載の「ふろシステム」に対応する。
図11は、実施形態2に係る給湯システム1の構成を示す図である。
給湯システム1は、給湯装置10と、サーバ50とを備える。実施形態2では、台所リモコン13が、ルータ20と無線通信可能である。給湯装置10は、ルータ20および外部通信網40を介して、携帯端末装置30により遠隔制御可能である。
ルータ20は、建物内(ここでは、宅内H10)に存在する各機器を、外部通信網40に接続するための通信中継器である。携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、無線通信によりルータ20に接続されて、サーバ50と通信可能である。携帯端末装置30は、たとえば、携帯電話機である。この他、携帯端末装置30が、携帯型のタブレット端末等の他の携帯可能な端末装置であってもよい。外部通信網40は、たとえば、インターネットである。
外部通信網40には、給湯装置10に対する遠隔制御を管理するためのサーバ50が接続されている。台所リモコン13は、ルータ20および外部通信網40を介して、サーバ50と通信を行う。携帯端末装置30が宅内H10に存在する場合、携帯端末装置30は、ルータ20および外部通信網40を介してサーバ50と通信を行う。また、携帯端末装置30が宅外にある場合、携帯端末装置30は、外部に設置されたルータ60または基地局70を介して外部通信網40に接続され、サーバ50と通信を行う。
台所リモコン13と携帯端末装置30には、給湯システム1のアプリケーションプログラムが、サーバ50からダウンロードされ、インストールされている。このアプリケーションプログラムに、サーバ50にアクセスするためのアドレス情報(たとえば、IPアドレス)が含まれている。台所リモコン13と携帯端末装置30は、このアドレス情報に基づいて、サーバ50にアクセスし、通信を行う。
台所リモコン13のアドレス情報は、初期設定の際に、サーバ50に送信されて、サーバ50に登録される。このとき同時に、台所リモコン13のID情報(識別情報)が、台所リモコン13からサーバ50に送信されて、サーバ50に登録される。また、給湯装置10に対して遠隔制御を行うことが可能な携帯端末装置30が、給湯装置10に対応付けて、サーバ50に登録される。具体的には、給湯装置10のID情報と携帯端末装置30のID情報およびアドレス情報とが互いに対応づけられて、サーバ50に登録される。
こうして、携帯端末装置30に関する情報がサーバ50に登録されることにより、当該携帯端末装置30の使用者は、宅内H10と宅外の何れにおいても、携帯端末装置30を用いて、給湯装置10に対する遠隔制御を行うことができる。
すなわち、携帯端末装置30が宅内H10と宅外の何れにある場合も、使用者から携帯端末装置30に入力された設定要求は、外部通信網40を介して、一旦、サーバ50に送信される。これを受けて、サーバ50は、設定要求を受信した携帯端末装置30に予め対応付けられている給湯装置10に対して、受信した設定要求を送信する。これにより、設定要求が、外部通信網40およびルータ20を介して、対応する給湯装置10の台所リモコン13に送信される。こうして、使用者が要求する内容の設定が、遠隔操作により、給湯装置10に適用される。
また、給湯装置10の状態情報が、所定周期で随時、台所リモコン13からルータ20を介してサーバ50に送信される。状態情報は、現在の給湯装置10の設定状態および動作状態を示す情報である。携帯端末装置30は、給湯システム1のアプリケーションプログラムにより、最新の状態情報をサーバ50から取得して表示入力部31(たとえば、タッチパネル)に表示させることができる。これにより、携帯端末装置30の使用者は、宅内H10および宅外の何れにおいても、給湯装置10の状態を監視することができる。
図12は、給湯システム1を構成する各機器の回路ブロックを示す図である。
給湯器11および浴室リモコン12の構成は、上記実施形態1と同様である。実施形態2では、台所リモコン13に無線通信部138が追加されている。台所リモコン13のその他の構成は、上記実施形態1と同様である。無線通信部138は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。サーバ50には、台所リモコン13のアドレス情報およびID情報として、無線通信部138のアドレス情報およびID情報が登録される。
携帯端末装置30は、表示入力部31と、制御部32と、記憶部33と、無線通信部34とを備える。表示入力部31は、たとえば、タッチパネルであり、液晶パネルと、液晶パネルに積層されたタッチセンサとを備える。
制御部32は、CPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部33に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部33は、メモリを備え、所定の制御プログラムを記憶する。無線通信部34は、制御部32からの制御に従って、ルータ20と通信を行う。無線通信部34は、ルータ20との間で無線通信が可能な無線通信モジュールである。無線通信部34にもIPアドレスが割り振られている。この他、携帯端末装置30は、音声を出力するためのスピーカ(図示せず)を備えている。
サーバ50は、制御部501と、記憶部502と、通信部503を備える。制御部501は、CPUを備え、記憶部502に記憶されたプログラムに従って所定の制御を行う。記憶部502は、メモリおよびハードディスクを備え、所定の制御プログラムおよびデータベースを記憶する。通信部503は、制御部501からの制御に従って、所定の制御を行う。
制御部133において、催促処理部133aは、安否確認操作を促すための処理として、長時間入浴が行われていることを示すメッセージ表示を携帯端末装置30の表示入力部31に行わせるため、サーバ50を介した携帯端末装置30への長時間入浴通知の送信を行う。受付処理部133bは、安否確認操作を受け付けるための処理として、安否確認操作に基づいて携帯端末装置30から送信された確認指令を、サーバ50を介して受信する。確認処理部133cは、安否確認操作が行われた、即ち確認指令を受信した場合に、安否の確認を行うための処理として、制御部123へ確認指令を送信する。そして、確認処理部133cは、確認結果を報知するための処理として、制御部123からの確認結果(正常通知/異常通知)を受信すると、確認結果を、携帯端末装置30で報知するために、サーバ50を介して携帯端末装置30へ送信する。
図13(a)、(b)および図14(a)は、それぞれ、実施形態2に係る、入浴監視機能の動作時に、台所リモコン13、サーバ50および携帯端末装置30が実行する制御を示すフローチャートである。
なお、入浴監視機能の動作時に浴室リモコン12により実行される制御は、上記実施形態1と同様である。また、図14(a)の制御は、携帯端末装置30の制御部32が、給湯システム1のアプリケーションプログラムにより実行する。
図13(a)のフローチャートは、図5(a)のステップS202、S203が、それぞれ、ステップS221、S222に置き換えられている。台所リモコン13の制御部133は、給湯器11から長時間入浴通知を受信すると(S201:YES)、催促処理部133aの機能により、受信した長時間入浴通知をサーバ50に送信する(S221)。
図13(b)を参照して、サーバ50の制御部501は、台所リモコン13から長時間入浴通知を受信すると(S301:YES)、受信した長時間入浴通知を、当該台所リモコン13に対応付けられている携帯端末装置30に送信する(S302)。
図14(a)を参照して、携帯端末装置30の制御部32は、サーバ50から長時間入浴通知を受信すると(S401:YES)、安否確認操作を促すとともに安否確認操作を受け付ける処理を実行する(S402)。ステップS402の処理において、制御部32は、表示入力部31に対して、たとえば、図14(b)に示す受付画面310をポップアップ表示させ、さらに、スピーカから長時間入浴が生じたことを示す音声を出力させる。受付画面310は、受付画面300と同様のメッセージ311とボタン312、313とを含んでいる。携帯端末装置30の使用者は、入浴者の安否確認を行う場合はボタン312を操作し、入浴者の安否確認を行わない場合はボタン313を操作する。
安否確認操作としてボタン312が操作された場合(S403:YES)、制御部32は、サーバ50に確認指令を送信する(S404)。他方、ボタン313が操作された場合(S403:NO)、制御部32は、確認指令を送信することなく、処理を終了する。
図13(b)に戻り、サーバ50の制御部501は、長時間入浴通知を送信した携帯端末装置30の何れかから確認指令を受信すると(S303:YES)、確認指令を台所リモコン13に送信して(S304)、処理を終了する。他方、所定時間内に何れの携帯端末装置30からも長時間入浴通知を受信しなかった場合(S303:NO)、制御部501は、確認指令を台所リモコン13に送信することなく処理を終了する。
図13(a)を参照して、台所リモコン13の制御部133は、受付処理部133bの機能により、図13(b)のステップS304で送信された確認指令を受信すると(S222:YES)、確認処理部133cの機能により、確認指令を浴室リモコン12に送信する(S204)。他方、所定時間内にサーバ50から長時間入浴通知を受信しなかった場合(S222:NO)、制御部133は、確認指令を浴室リモコン12に送信することなく処理を終了する。
確認指令を受信した場合の浴室リモコン12の制御は、図6(a)と同様である。これにより、図9(a)〜(d)に示した確認処理が行われ、安否の確認結果(正常通知/異常通知)が、台所リモコン13に送信される。台所リモコン13の制御部133は、確認処理部133cの機能により、受信した安否の確認結果(正常通知/異常通知)をサーバ50に送信する。サーバ50の制御部501は、受信した安否の確認結果(正常通知/異常通知)を、当該台所リモコン13に対応付けられている携帯端末装置30に送信する。
図15(a)は、安否の確認結果(正常通知/異常通知)を受信した場合に携帯端末装置30において行われる制御を示すフローチャートである。この制御も、給湯システム1のアプリケーションプログラムにより、携帯端末装置30の制御部32において行われる。
携帯端末装置30の制御部32は、正常通知を受信した場合は(S411:YES)、正常報知処理を実行し(S412)、異常通知を受信した場合は(S413:YES)、異常報知処理を実行する(S414)。たとえば、携帯端末装置30は、正常処理において(S412)、図15(b)に示す報知画面320を表示入力部31に表示させ、異常処理において(S414)、図15(c)に示す報知画面330を表示入力部31に表示させる。
報知画面320は、入浴者に異常がないことを示すメッセージ321と、了承のためのボタン322とを含んでいる。また、報知画面330は、入浴者に異常が生じた可能性があることを示すメッセージ331と、了承のためのボタン332とを含んでいる。これらの画面を参照することにより、携帯端末装置30の使用者は、入浴者の正常/異常を把握できる。これにより、使用者は、入浴者の状態に応じて、適切な対応をとることができる。
こうして、携帯端末装置30は、図15(a)に示した処理を終了する。
<実施形態2の効果>
実施形態2においても、実施形態1と同様、入浴者が浴槽2から出たり(S131、S142:YES)、浴室から出たり(S132、S143:YES)、浴槽2の内外で動いたり(S133、S144:YES)、浴槽2の内外で声を発したり音を立てたり(S134、S145:YES)した場合に、入浴者が安全であると見做され、携帯端末装置30において安全である旨の報知(表示入力部31での画面表示)が行われる。よって、入浴者が浴室リモコン12の入力部122の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が行える。
実施形態2においても、実施形態1と同様、入浴者が浴槽2から出たり(S131、S142:YES)、浴室から出たり(S132、S143:YES)、浴槽2の内外で動いたり(S133、S144:YES)、浴槽2の内外で声を発したり音を立てたり(S134、S145:YES)した場合に、入浴者が安全であると見做され、携帯端末装置30において安全である旨の報知(表示入力部31での画面表示)が行われる。よって、入浴者が浴室リモコン12の入力部122の操作を行わずとも、安否確認に対して安全である旨の応答が行える。
また、安否確認条件が充足したとき、即ち、浴槽2内での長時間の入浴が生じたときに、安否確認操作の催促(表示入力部31でのメッセージ表示、スピーカからの音声出力)が行われるので、見まもりを行う者は、必要なタイミングで安否確認を行うことができる。
<変更例>
上記実施形態1、2において、浴室リモコン12から長時間入浴通知が送信されたときのみならず、ユーザの操作により、安否確認操作を受け付ける受付画面が台所リモコン13の表示入力部131や携帯端末装置30の表示入力部31に表示されるようにしてもよい。この場合も安否確認操作が行われたことに基づいて、台所リモコン13の制御部133は、確認指令を送信し、浴室リモコン12の制御部123は、図6(a)の処理を行う。但し、この場合、S122の処理、即ち図7の判定処理において、S131およびS132では、入退浴検知部111aからの入浴の通知により入浴タイマー部が起動してから判定処理に至るまでに入退浴検知部111aから入浴者の退浴の通知を受信したか、および、開閉センサ129によりドアの開閉が検出されたかが判定される。また、図7の判定処理において、人感センサ128の出力により人の動きが検出されたか、および、マイク127を介して所定レベル以上の音を検出したかについては判定されない。さらに、台所リモコン13では、図6(b)の処理や図13(a)の処理が行われ、携帯端末装置30では、図15(a)の処理が行われる。
上記実施形態1、2において、浴室リモコン12から長時間入浴通知が送信されたときのみならず、ユーザの操作により、安否確認操作を受け付ける受付画面が台所リモコン13の表示入力部131や携帯端末装置30の表示入力部31に表示されるようにしてもよい。この場合も安否確認操作が行われたことに基づいて、台所リモコン13の制御部133は、確認指令を送信し、浴室リモコン12の制御部123は、図6(a)の処理を行う。但し、この場合、S122の処理、即ち図7の判定処理において、S131およびS132では、入退浴検知部111aからの入浴の通知により入浴タイマー部が起動してから判定処理に至るまでに入退浴検知部111aから入浴者の退浴の通知を受信したか、および、開閉センサ129によりドアの開閉が検出されたかが判定される。また、図7の判定処理において、人感センサ128の出力により人の動きが検出されたか、および、マイク127を介して所定レベル以上の音を検出したかについては判定されない。さらに、台所リモコン13では、図6(b)の処理や図13(a)の処理が行われ、携帯端末装置30では、図15(a)の処理が行われる。
なお、上記の受付画面が台所リモコン13の表示入力部131や携帯端末装置30の表示入力部31に表示されている間に、台所リモコン13が長時間入浴通知を受けたとき、台所リモコン13の制御部133は、催促処理部133aの機能により、受付画面に長時間入浴であることを示す表示を行わせるための処理を行う。これにより、たとえば、受付画面において安否確認操作のためのボタンが点滅したり、ボタンの色が変わったりする。あるいは、受付画面にメッセージが現れる。
また、上記実施形態1、2では、安全条件の充足の有無を判定するため、入退浴検知部111aによる入浴者の退浴の検知、開閉センサ129によるドアの開閉の検出、人感センサ128の出力による人の動きの検出、および、マイク127による音の検出が行われた。しかしながら、これら4つの動作の全てが行われずともよく、少なくとも一つの動作が行われるようにされればよい。
また、上記実施形態1、2では、入退浴検知部111aが給湯器11に設けられた。しかしながら、入退浴検知部111aが浴室リモコン12または台所リモコン13に設けられてもよい。この場合、浴室リモコン12または台所リモコン13に、水位センサ114の検知結果が逐次送信される。
また、上記実施形態1、2では、判定部123aが、浴室リモコン12に設けられた。しかしながら、判定部123aが給湯器11または台所リモコン13に設けられてもよい。
また、上記実施形態1、2において、台所リモコン13の制御部133により、図6(a)、図7および図8の処理が行われるようにしてもよい。この場合、これら処理に必要な情報が浴室リモコン12から台所リモコン13に逐次送信される。
また、上記実施形態1、2では、台所リモコン13に、催促処理部133a、受付処理部133bおよび確認処理部133cが設けられた。しかしながら、宅内において、浴室の外に台所リモコン13以外のサブリモコンが設置されている場合、そのサブリモコンに、催促処理部133a、受付処理部133bおよび確認処理部133cが設けられ、上記実施形態1で台所リモコン13が行う制御が、サブリモコンにより行われてもよい。
また、上記実施形態2において、入退浴検知部111a、判定部123a、催促処理部133a、受付処理部133bおよび確認処理部133cの全てまたは何れかが、サーバ50に配置されてもよい。この場合、処理に必要な情報が、随時、給湯装置10からサーバ50に送信されればよい。
また、上記実施形態1、2では、長時間入浴が安否確認条件とされた。しかしながら、他の条件、たとえば、浴槽2内で入浴者が長時間動かないことが安否確認条件とされてもよい。この場合、判定部123aは、入退浴検知部111aにより入浴が検知されてから退浴が検知されるまでの間に、所定の設定時間以上、人感センサ128により人が動かいない状態が検知された場合に、安否確認条件が充足されたと判定する。
また、上記実施形態1、2では、マイク127を介して所定レベル以上の音が検出された場合に、正常(安全)であるとの判定がなされた。しかしながら、浴室リモコン12が音声認識機能を備える場合、入浴者が発した正常であることを示す音声(たとえば、「大丈夫」や「OK」等)を検出した場合は、入浴者が正常であると判定するが、入浴者が発した異常であることを示す音声(たとえば、「ダメ」等)を検出した場合は、入浴者が異常であると判定するようにされてもよい。
また、上記実施形態2では、携帯端末装置30の表示入力部31に種々の画面を表示させることにより、各報知が行われたが、報知の方法はこれに限られるものではない。たとえば、携帯端末装置30のスピーカから、報知の内容を示す音声を出力させることにより、各報知が行われてもよい。
また、上記実施形態2では、安否確認の受付が携帯端末装置30において行われたが、さらに、安否確認の受付が、台所リモコン13において行われてもよい。この場合、台所リモコン13の制御部133は、図13(a)の制御とともに、図5(a)の制御を行えばよい。
また、上記実施形態2では、台所リモコン13に無線通信部138が設けられたが、無線通信部が給湯器11に設けられて給湯器11がルータ20に接続されてもよい。あるいは、給湯器11、浴室リモコン12および台所リモコン13以外に無線通信部を備えた制御ユニットが給湯装置10に配置され、この制御ユニットがルータ20に接続されてもよい。この場合、上記実施形態2における台所リモコン13とサーバ50との間の通信制御は、制御ユニットとサーバ50との間で行われる。
また、上記実施形態1、2では、図7のステップS134および図8のステップS145における音検出が浴室リモコン12のマイク127を介して行われたが、浴室リモコン12のマイク127以外のマイクが浴室に設置される場合、このマイクを介してステップS134、145における音検出が行われてもよい。
また、上記実施形態1、2では、人感センサ128が浴室リモコン12に備えられた。しかしながら、人感センサ128が、浴室内の浴室リモコン12以外の場所に設置されてもよい。
また、上記実施形態1、2では、浴槽2への入退浴が、水位センサ114により検出される水位変動に基づいて判定されたが、それ以外の判定方法が採られてもよい。たとえば、浴室内にカメラが配置され、浴槽2への入退浴がカメラで撮像した画像に基づいて判定されてもよい。
また、上記実施形態1、2では、浴室リモコン12のスピーカ126を介して、安否確認の呼び掛けが行われたが、浴室リモコン12のスピーカ126以外のスピーカが浴室に設置される場合、このスピーカを介して安否確認の呼び掛けが行われてもよい。
また、各種画面の構成は、図5(b)、図14(b)および図15(b)、(c)に示した構成に限られるものではなく、適宜、変更可能である。
また、上記実施形態1、2では、台所リモコン13が表示入力部131を備える構成であったが、台所リモコン13は、表示部と入力部とを別々に備えていてもよい。
また、給湯器11の構成は、図3に示した構成に限られるものではなく、他の構成であってもよい。たとえば、図3の構成では、浴槽2内の湯水をふろ熱交換器222に循環させることによって、浴槽2内の湯に対する追い焚きが行われたが、給湯器11が、高温の湯を浴槽に追加することにより追い焚き機能を実行する構成であってもよい。また、浴槽に溜められた水を燃焼器に循環させて浴槽内の水を暖める方式の風呂機能装置であってもよい。
なお、給湯装置10を遠隔制御する端末装置に、携帯性がなく所定の場所に設置される据え置き型の端末装置が含まれてもよい。また、給湯装置10は、ガス燃料を用いるものに限らず、オイルを燃料とする給湯装置であってもよい。給湯装置10は、貯留タンクを用いた貯留式のものであってもよく、燃料電池等の発電ユニットをさらに備えた構成であってもよい。
また、上記実施形態1、2では、浴槽に対する所定のふろ機能を実行するふろ機能装置として、ふろ関連機能とともに給湯機能を備えた給湯装置10が例示されたが、ふろ機能装置は、ふろ関連機能のみを実行可能な装置であってもよい。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜種々の変更可能である。
1 給湯システム(ふろシステム)
2 浴槽
10 給湯装置(ふろ機能装置)
30 携帯端末装置
40 外部通信網
50 サーバ
111a 入退浴検知部
123a 判定部
127 マイク
128 人感センサ
129 開閉センサ
133a 催促処理部
133b 受付処理部
133c 確認処理部
2 浴槽
10 給湯装置(ふろ機能装置)
30 携帯端末装置
40 外部通信網
50 サーバ
111a 入退浴検知部
123a 判定部
127 マイク
128 人感センサ
129 開閉センサ
133a 催促処理部
133b 受付処理部
133c 確認処理部
Claims (10)
- 入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
前記浴室内に設置された人感センサと、を備え、
前記確認処理部は、前記人感センサからの出力により人の動きが検出されたことに基づいて、入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろ機能装置。 - 入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
前記浴室内に設置されたマイクと、を備え、
前記確認処理部は、前記マイクにより音が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろ機能装置。 - 入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
浴室内に出入りするためのドアの開閉を検出する開閉センサと、を備え、
前記確認処理部は、前記開閉センサにより前記ドアの開閉が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろ機能装置。 - 入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
浴室内の浴槽に対する人の入退浴を検知する入退浴検知部と、を備え、
前記確認処理部は、前記入退浴検知部により退浴が検知されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろ機能装置。 - 請求項1ないし4の何れか一項に記載のふろ機能装置において、
浴室内の浴槽に対する人の入退浴を検知する入退浴検知部と、
前記入退浴検知部による入浴の検知を契機として所定の安否確認条件が充足されたか否かを判定する判定部と、
前記判定部による前記安否確認条件が充足されたとの判定に基づいて前記安否確認操作を促すための処理を行う催促処理部と、をさらに備える、
ことを特徴とするふろ機能装置。 - 請求項5に記載のふろ機能装置において、
前記安否確認条件は、前記入退浴検知部により入浴が検知されてから所定の設定時間が経過したこと含む、
ことを特徴とするふろ機能装置。 - 外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムにおいて、
入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
前記浴室内に設置された人感センサと、を備え、
前記確認処理部は、前記人感センサからの出力により人の動きが検出されたことに基づいて、入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろシステム。 - 外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムにおいて、
入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
前記浴室内に設置されたマイクと、を備え、
前記確認処理部は、前記マイクにより音が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろシステム。 - 外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムにおいて、
入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
浴室内に出入りするためのドアの開閉を検出する開閉センサと、を備え、
前記確認処理部は、前記開閉センサにより前記ドアの開閉が検出されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろシステム。 - 外部通信網に接続されたサーバと、前記サーバを介して携帯端末装置により遠隔制御が可能なふろ機能装置と、を備えるふろシステムにおいて、
入浴者の安否を確認する安否確認操作を受け付けるための処理を行う受付処理部と、
前記安否確認操作が行われた場合に、安否を確認して確認結果を報知するための処理を行う確認処理部と、
浴室内の浴槽に対する人の入退浴を検知する入退浴検知部と、を備え、
前記確認処理部は、前記入退浴検知部により退浴が検知されたことに基づいて入浴者が安全である旨の確認結果を報知するための処理を行う、
ことを特徴とするふろシステム。
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JP2020075314A JP2021173432A (ja) | 2020-04-21 | 2020-04-21 | ふろ機能装置およびふろシステム |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018071859A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社コロナ | 風呂給湯装置 |
JP2019023836A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-14 | リンナイ株式会社 | 浴室監視システム及び浴室監視機能付き給湯装置 |
JP2020047182A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 株式会社ノーリツ | 風呂装置 |
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2020
- 2020-04-21 JP JP2020075314A patent/JP2021173432A/ja active Pending
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