JP2021171460A - マイクロニードルパッチの梱包体 - Google Patents

マイクロニードルパッチの梱包体 Download PDF

Info

Publication number
JP2021171460A
JP2021171460A JP2020079075A JP2020079075A JP2021171460A JP 2021171460 A JP2021171460 A JP 2021171460A JP 2020079075 A JP2020079075 A JP 2020079075A JP 2020079075 A JP2020079075 A JP 2020079075A JP 2021171460 A JP2021171460 A JP 2021171460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
microneedle patch
microneedle
support
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020079075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7289601B2 (ja
Inventor
悠 灘
Yu Nada
真也 山田
Shinya Yamada
康臣 ▲高▼木
Yasuomi Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Co Ltd
Original Assignee
Nissha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Co Ltd filed Critical Nissha Co Ltd
Priority to JP2020079075A priority Critical patent/JP7289601B2/ja
Priority to PCT/JP2021/012520 priority patent/WO2021220683A1/ja
Publication of JP2021171460A publication Critical patent/JP2021171460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7289601B2 publication Critical patent/JP7289601B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M37/00Other apparatus for introducing media into the body; Percutany, i.e. introducing medicines into the body by diffusion through the skin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/28Articles or materials wholly enclosed in composite wrappers, i.e. wrappers formed by associating or interconnecting two or more sheets or blanks
    • B65D75/30Articles or materials enclosed between two opposed sheets or blanks having their margins united, e.g. by pressure-sensitive adhesive, crimping, heat-sealing, or welding
    • B65D75/32Articles or materials enclosed between two opposed sheets or blanks having their margins united, e.g. by pressure-sensitive adhesive, crimping, heat-sealing, or welding one or both sheets or blanks being recessed to accommodate contents

Abstract

【課題】粘着シートと収納シートの区別がつきやすいマイクロニードルパッチの梱包体を提供する。【解決手段】マイクロニードルパッチの梱包体は、支持体の上に粘着層が形成された粘着シートと、粘着層の周辺部を除いた領域の上に貼り合わされたシート状基体と、シート状基体の上に形成された複数の微小針と、複数の微小凹部を有し、複数の微小凹部に複数の微小針が収納され、粘着シートの周辺部を覆うように、シート状基体の上に形成された収納シートとを備え、収納シートの粘着シートが形成された面と反対の面、および支持体の粘着層が形成された面と反対の面の少なくとも一方に、凹凸パターンが形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロニードルパッチの梱包体に関する。
複数の微小針を備えたマイクロニードルシートに、粘着シートを貼り合わせたマイクロニードルパッチが知られている。微小針は微細な形状をしているため、出荷時や搬送時に損傷しやすい。それを防止するため、本出願人は、たとえば特許文献1に開示されているように、複数の微小針210を収納する収納シート500を備えたマイクロニードルパッチの梱包体100を開発した(図5参照)。特許文献1に開示されている梱包体100は、収納シート500に形成された切れ目510によって、梱包体100を曲げた際に収納シート500が分割され、収納シート500に微小針210が残ることなく、容易にマイクロニードルパッチを取り出すことができる。
しかし、このような従来のマイクロニードルパッチの梱包体100は、収納シート500および粘着シート300のそれぞれが透明または半透明の材料からできていた。それゆえ、梱包体100全体が透明または半透明に見え、マイクロニードルパッチの使用者は、粘着シートと収納シートの区別がつきにくかった。このような課題を解決する手段として、粘着シートまたは収納シートを着色することが考えられる。
特開2017−140254号公報
しかし、粘着シートおよび収納シートの一方を着色し他方を透明または半透明にしても、使用者にとっては、着色してある方は粘着シートなのか収納シートなのか区別がつきにくいという問題があった。また、薄暗い部屋など見えにくい環境や目の不自由な人にとっては、着色したところで依然として区別がつきにくいという問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、粘着シートと収納シートの区別がつきやすいマイクロニードルパッチの梱包体を提供することを目的とする。
以下に、課題を解決するための手段として、複数の態様を説明する。
本発明のマイクロニードルパッチの梱包体は、
支持体の上に粘着層が形成された粘着シートと、
粘着層の周辺部を除いた領域の上に貼り合わされたシート状基体と、
シート状基体の上に形成された複数の微小針と、
複数の微小凹部を有し、複数の微小凹部に複数の微小針が収納され、粘着シートの周辺部を覆うように、シート状基体の上に形成された収納シートとを備え、
収納シートの粘着シートが形成された面と反対の面、および支持体の粘着層が形成された面と反対の面の少なくとも一方に、凹凸パターンが形成されたものである。
凹凸パターンが、文字、図形および記号からなる群から選ばれる少なくとも1つであってもよい。
収納シートおよび支持体の少なくとも一方が着色されていてもよい。
複数の微小針が着色されていてもよい。
本発明のマイクロニードルパッチの梱包体は、粘着シートと収納シートの区別がつきやすいものである。
マイクロニードルパッチの梱包体の一実施形態を示す模式的な断面図である。 マイクロニードルパッチの梱包体の別の実施形態を示す模式的な断面図である。 マイクロニードルパッチの梱包体の別の実施形態を示す模式的な断面図である。 マイクロニードルパッチの梱包体の製造方法の一例を示す模式的な断面図である。 従来のマイクロニードルパッチの梱包体の一例を示す模式的な断面図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態の一例を説明する。
(第1実施形態)
図1(a)を参照して、第1実施形態のマイクロニードルパッチの梱包体1は、マイクロニードルパッチ4と、マイクロニードルパッチに貼り合わされた収納シート5とを備えている。図1(b)を参照して、マイクロニードルパッチ4は、支持体31の上に粘着層32が形成された粘着シート3と、粘着層32の周辺部を除いた領域の上に貼り合わされたマイクロニードルシート2とを備えている。マイクロニードルシート2は、シート状基体22と、シート状基体の上に形成された複数の微小針21とからなる。シート状基体22は、粘着シート3の粘着層32の周辺部を除いた領域の上に貼り合わされている。収納シート5は、複数の微小針21を収納する、複数の微小凹部51を有している。また、収納シート5は、粘着シート3の周辺部を覆うように、シート状基体22の上に形成されている(図1(a)参照)。言い換えると、収納シート5は、粘着シート3の周辺部の粘着層32と貼り合わされている。
マイクロニードルパッチ4を構成するマイクロニードルシート2は、シート状基体22と、シート状基体の周辺部を除いた領域の上に形成された複数の微小針21とからなる。微小針21とシート状基体22は、同じ材料で一体的に形成される。好ましい材料としては、生体内で溶解する性質および生体内で分解する性質のうちの少なくとも一方を有する水溶性高分子である。そのような水溶性高分子として、たとえば、プルラン、ヒアルロン酸ナトリウム、デキストラン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、キサンタンガム、タマリンドガム、グリコーゲン、キチン、キトサン、アガロース、ペクチン、カルボキシビニルポリマーなどを用いることができる。これらの水溶性高分子はそれぞれ単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。微小針21の形状は、たとえば、円錐形、角錐形、円錐台形、コニーデ形などとすることができる。コニーデ形とは、円錐形または円錐台形の側面が内向きに湾曲した形状を表す。シート状基体22からの微小針21の突出高さは、たとえば、10μm以上1000μm以下とすることができる。微小針21の密度は、たとえば、100本/cm以上500本/cm以下とすることができる。
マイクロニードルパッチ4を構成する粘着シート3は、支持体31と粘着層32とからなる。支持体31には、たとえば、樹脂、不織布、紙といった材料を用いることができる。粘着層32は、マイクロニードルパッチの使用者の皮膚に貼り付けられる。そのため、一般的に医療用テープに用いられるような、たとえば、アクリル系、ゴム系、またはシリコン系の粘着基剤を用いることができる。また、マイクロニードルパッチを皮膚から剥がすときに角質層に損傷を与えないように、皮膚に粘着するオイルゲルを用いることができる。
図1(b)を参照して、収納シート5は、粘着シート3が形成された面5aと反対の面5bに、凹凸パターン6が形成されている。第1実施形態では、凹部のみからなるパターン(凹凸パターン6の一例)が形成されている。凹部の深さdは5μm以上1000μm以下、凹部の幅wは5μm以上とすることができる。凹部のみからなるパターン6が収納シート5に形成されているため、マイクロニードルパッチ4の使用者は、マイクロニードルパッチの梱包体1を触っただけで、どちらが収納シート5か容易に区別することができる。
凹部のみからなるパターン6は、たとえば「捨てる」といった文字である。収納シート5に「捨てる」という文字を表すパターンが形成されているため、マイクロニードルパッチ4の使用者は、その文字を認識してどちらが収納シート5であるかを容易に区別することができる。また、マイクロニードルパッチの梱包体1を構成する、マイクロニードルシート2、粘着シート3、および収納シート5が透明である場合、使用者が粘着シート3を手前にしてマイクロニードルパッチ4を取り出す際には、使用者には「捨てる」という文字は反転して見える。したがって、使用者は手前にあるのが粘着シート3であり、奥にあるのが収納シート5であると認識することができる。
(第2実施形態)
図2を参照して、第2実施形態のマイクロニードルパッチの梱包体1は、粘着シート3を構成する支持体31に凹部のみからなるパターン6(凹凸パターン6の一例)が形成されている。より詳細には、支持体31の粘着層32が形成された面31aと反対の面31bに、パターン6が形成されている。凹部のみからなるパターン6が粘着シート3の支持体31に形成されているため、マイクロニードルパッチ4の使用者は、マイクロニードルパッチの梱包体1を触っただけで、どちらが粘着シート3か容易に区別することができる。
凹部のみからなるパターン6は、たとえば、ハイブランドのロゴマークである。使用者の皮膚に貼り付けられる粘着シート3に、ハイブランドのロゴマークを表すパターンが形成されている。そのため、使用者は、マイクロニードルパッチを使うたびにハイブランドの商品を使っているという満足感を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態のマイクロニードルパッチの梱包体1は、粘着シート3を構成する支持体31が着色されている。凹凸パターン6は、収納シート5に形成されてもよく(図1参照)、支持体31に形成されてもよい(図2参照)。着色された支持体31は、支持体31の材料が樹脂であれば、任意の色の顔料をその樹脂に混ぜることで得ることができる。支持体31の色を、たとえば皮膚の色に近い色にすると、マイクロニードルパッチを皮膚に貼ったときに、貼っているのを目立たなくすることができる。
また、透明な支持体31の表面に任意の色を印刷して、着色してもよい。図2のように、支持体31に凹部のみからなるパターン6が形成されている場合、印刷による着色は、凹部を除く平坦な面のみにされていてもよい。このようにすると、凹部は透明であり、平坦な面は着色されているため、コントラストが生じて、凹部のみからなるパターン6を目立たせることができる。したがって、より容易に粘着シート3と収納シート5とを区別することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態のマイクロニードルパッチの梱包体1は、収納シート5が着色されている。凹凸パターン6は、収納シート5に形成されてもよく(図1参照)、支持体31に形成されてもよい(図2参照)。着色された収納シート5は、収納シート5の材料が樹脂であれば、任意の色の顔料をその樹脂に混ぜることで得ることができる。収納シート5に均一に着色してもよいし、収納シート5にグラデーションを付けて着色してもよい。たとえば、収納シート5の微小針21に近い場所ほど淡い色になるようにグラデーションを付けると、梱包体1の見映えがよく、高級感も付与することができる。
また、第3実施形態と同様に、透明な収納シート5の表面に任意の色を印刷して、着色してもよい。図1のように、収納シート5に凹部のみからなるパターン6が形成されている場合、印刷による着色は、凹部を除く平坦な面のみにされていてもよい。このようにすると、凹部は透明であり、平坦な面は着色されているため、コントラストが生じて、凹部のみからなるパターン6を目立たせることができる。したがって、より容易に粘着シート3と収納シート5とを区別することができる。
(第5実施形態)
図3を参照して、第5実施形態のマイクロニードルパッチの梱包体1は、収納シート5および支持体31に、それぞれ凹部のみからなるパターン6,6′(凹凸パターンの一例)が形成され、支持体31が着色されている。収納シート5に形成されたパターン6と、支持体31に形成されたパターン6′は異なるパターンである。収納シート5に形成されたパターン6は、たとえば「捨てる」といった文字である。支持体31に形成されたパターン6′は、たとえば、ハイブランドのロゴマークである。このようなパターン6,6′が形成され、支持体31は着色されているため、使用者はどちらが収納シート5かを容易に識別できる。
また、収納シート5は透明であるが、支持体31は着色されているため、たとえば使用者が支持体31(粘着シート3)を手前にして梱包体1を持ったとき、収納シート5のパターン6(捨てるという文字)は使用者には見えない。逆に、使用者が収納シート5を手前にして梱包体1を持ったとき、支持体31(粘着シート3)のパターン6′(ハイブランドのロゴマーク)は使用者には見えない。つまり、この実施形態の梱包体では、収納シート5と粘着シート3にそれぞれ形成されたパターン6,6′を異ならせても、使用者は収納シート5と粘着シート3とを容易に識別することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態のマイクロニードルパッチの梱包体1は、複数の微小針21が着色されている。凹凸パターン6は、収納シート5に形成されてもよく(図1参照)、支持体31に形成されてもよい(図2参照)。着色された微小針21は、たとえば、色のついた化粧品成分を微小針21の原料液に混ぜることで得ることができる。そのような化粧品成分としては、たとえばアスタキサンチンがあり、アスタキサンチンを微小針の原料液に混ぜることで赤色の微小針を形成可能となる。また、天然色素を原料とした顔料や、合成着色料を用いることもできる。複数の微小針21とシート状基体22とは一体的に形成されるため、マイクロニードルシート2を同一色とすることができる。このような成分を含む微小針21を備えたマイクロニードルパッチ4を、たとえば唇に貼ることで、唇の色合いやツヤを向上させることができる。収納シート5と粘着シート3が透明であっても、微小針21が着色されていることにより、梱包体1の見映えがよく、高級感も付与することができる。
また、複数の微小針21、粘着層32、および支持体31が着色されていてもよい。このようにすると、マイクロニードルシート2と粘着シート3とが着色されているため、収納シート5からマイクロニードルパッチ4を取り出したときの、マイクロニードルパッチ4の見映えがよい。マイクロニードルシート2と粘着シート3は、同じ色でもよいし、異なっていてもよい。また、粘着層32と支持体31は、同じ色でもよいし、異なっていてもよい。
また、複数の微小針21と収納シート5とが着色されていてもよい。収納シート5を着色透明にすると、梱包体1の見映えをより良いものにすることができる。
(変形例1)
上記の第1〜第6実施形態では、凹凸パターン6が凹部のみからなるパターンであったが、凸部のみからなるパターンであってもよい。凸部のみからなるパターンは、点字とすることができる。このようなマイクロニードルパッチの梱包体は、目の不自由な人でも、容易に粘着シート3と収納シート5の区別をすることができる。
なお、凹凸パターン6は、凹部と凸部とからなるパターンであってもよい。
(変形例2)
凹凸パターン6は、文字のみ、図形のみ、または記号のみで構成されてもよいし、文字・図形・記号を組み合わせて構成されてもよい。なお、数字は文字または記号に含まれる。凹凸パターン6が表す内容は、たとえば、社名、ブランド名、商品名、人名、製品の貼る箇所(目、頬、鼻など)、使用者への注意喚起の文字や記号、ロゴマーク、ロット番号、マイクロニードルの効果・効能、2次元コード、占い文句、スキンケアのコツやマイクロニードルパッチの貼り方のコツといった情報、くじ的要素(あたり/はずれ、ポイント)などとすることができる。
(マイクロニードルパッチの梱包体の製造方法)
マイクロニードルパッチの梱包体1は、たとえば図4を参照して、次のようにして製造することができる。まず、トレー8の内側の底面8aに、微小針と同形状の複数の凸部71を有するスタンパ7を押し付けて、凸部71の形状を反転した微小凹部を形成する(図4(a)参照)。トレー8は、最終的にマイクロニードルパッチの梱包体1を構成する収納シート5になるため、収納シート5と同じ材料を用いる。
次に、スタンパ7を取り除き、トレー8を洗浄して、マイクロニードルシート2の材料となる原料液を、スタンパ7によって形成された微小凹部に流し込み、トレー8ごと乾燥させる(図4(b)参照)。このとき、原料液は乾燥によって収縮し、体積が減るため、それを考慮して、適切な量の原料液を流し込む。そして、シート状基体22の外形を有する型(図示せず)を用いて、ハーフカットし、乾燥した原料液の余分な箇所を取り除く。この状態で、原料液は、シート状基体22と、その周辺部を除いた領域の上に形成された複数の微小針21とを有するマイクロニードルシート2となる。
次に、シート状基体22の微小針21が形成された面と反対の面に、粘着シート3を貼り合わせる(図4(c)参照)。次に、トレー8の底面8aと反対の面8bに、凹部のみからなるパターン6を形成する(図4(d)参照)。最後に、マイクロニードルパッチ4の外形を有する型(図示せず)を用いてトレー8を打ち抜き、個片にすると、図1(a)に示すようなマイクロニードルパッチの梱包体1が得られる。このようにして、マイクロニードルパッチの梱包体1を製造することができる。
なお、図2に示すような、粘着シート3の支持体31に凹部のみからなるパターン6が形成されたマイクロニードルパッチの梱包体1を製造する場合も、同様の製造方法を用いることができる。
収納シート5に凹部のみからなるパターン6を形成する方法としては、レーザ加工、プレス加工、または切削加工を用いることができる。切削加工では、たとえばエンドミルや彫刻刃などを用いることができる。レーザ加工および切削加工では、図4(c)のように、トレー8にマイクロニードルシート2と粘着シート3とを形成した状態で加工することができる。プレス加工では、図4(c)の状態で行うと、マイクロニードルシート2や粘着シート3に熱が加わり、これらに影響を及ぼす可能性が高いため、好ましくない。したがって、トレー8にあらかじめプレス加工することによって、凹部のみからなるパターン6を形成しておくとよい。なお、粘着シート3の支持体31に、凹部のみからなるパターン6を形成する場合も、同様の加工方法を用いることができる。
なお、収納シート5や粘着シート3の支持体31に凸部のみからなるパターンを形成する方法としては、ディスペンサによる塗布、またはレーザ加工を用いることができる。ディスペンサによる塗布の場合は、硬化型樹脂をトレー8や支持体31に塗布し、硬化させることで凸部のみからなるパターンを形成することができる。光硬化型樹脂を用いる場合は、図4(c)の状態であっても、マイクロニードルシート2や粘着シート3に影響を与えることなく、光硬化型樹脂を、たとえば紫外線によって硬化させることができる。熱硬化型樹脂を用いる場合は、あらかじめ樹脂を塗布し硬化させて、凸部のみからなるパターンを形成したトレー8を用いるとよい。または、図4(a)と図4(b)との間で、樹脂を塗布して硬化させてもよい。
なお、収納シート5や粘着シート3の支持体31に、凹凸部(凹部および凸部)からなるパターンを形成する方法としては、上記の凹部のみからなるパターンを形成する方法と、上記の凸部のみからなるパターンを形成する方法とを組み合わせた加工方法を用いることができる。また、レーザ加工のみで、凹凸部を形成することもできる。
(変形例)
トレー8にパターン6を形成するタイミングは、図4(a)の前、後、または図4(a)と同時であってもよい。ここで、図4(a)の前とは、スタンパ7でトレー8の底面8aに微小凹部を形成する前という意味である。図4(a)の後とは、スタンパ7でトレー8の底面8aに微小凹部を形成した後であって、トレー8の洗浄前という意味である。図4(a)と同時とは、スタンパ7でトレー8の底面8aに微小凹部を形成するのと同時という意味である。これらのタイミングで、たとえば、トレー8にレーザ加工すると、加工時に発生したゴミを、その後のトレー8の洗浄で取り除くことができる。また、パターン6だけでなく、アライメントマークを加工してもよい。このようにすると、図4(b)におけるハーフカットや、図4(d)の後の打ち抜き加工のとき、型の位置合せを容易にすることができる。
1 :マイクロニードルパッチの梱包体
2 :マイクロニードルシート
21 :微小針
22 :シート状基体
3 :粘着シート
31 :支持体
32 :粘着層
4 :マイクロニードルパッチ
5 :収納シート
51 :微小凹部
6,6′:凹凸パターン
7 :スタンパ
71 :凸部
8 :トレー
100 :マイクロニードルパッチの梱包体
200 :マイクロニードルシート
210 :微小針
220 :シート状基体
300 :粘着シート
310 :支持体
320 :粘着剤層
400 :マイクロニードルパッチ
500 :収納シート
510 :切れ目

Claims (4)

  1. 支持体の上に粘着層が形成された粘着シートと、
    前記粘着層の周辺部を除いた領域の上に貼り合わされたシート状基体と、
    前記シート状基体の上に形成された複数の微小針と、
    複数の微小凹部を有し、複数の前記微小凹部に複数の前記微小針が収納され、前記粘着シートの周辺部を覆うように、前記シート状基体の上に形成された収納シートとを備え、
    前記収納シートの前記粘着シートが形成された面と反対の面、および前記支持体の前記粘着層が形成された面と反対の面の少なくとも一方に、凹凸パターンが形成された、マイクロニードルパッチの梱包体。
  2. 前記凹凸パターンが、文字、図形および記号からなる群から選ばれる少なくとも1つである、請求項1に記載のマイクロニードルパッチの梱包体。
  3. 前記収納シートおよび前記支持体の少なくとも一方が着色されている、請求項1または2に記載のマイクロニードルパッチの梱包体。
  4. 複数の前記微小針が着色されている、請求項1から3のいずれかに記載のマイクロニードルパッチの梱包体。
JP2020079075A 2020-04-28 2020-04-28 マイクロニードルパッチの梱包体 Active JP7289601B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020079075A JP7289601B2 (ja) 2020-04-28 2020-04-28 マイクロニードルパッチの梱包体
PCT/JP2021/012520 WO2021220683A1 (ja) 2020-04-28 2021-03-25 マイクロニードルパッチの梱包体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020079075A JP7289601B2 (ja) 2020-04-28 2020-04-28 マイクロニードルパッチの梱包体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021171460A true JP2021171460A (ja) 2021-11-01
JP7289601B2 JP7289601B2 (ja) 2023-06-12

Family

ID=78278690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020079075A Active JP7289601B2 (ja) 2020-04-28 2020-04-28 マイクロニードルパッチの梱包体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7289601B2 (ja)
WO (1) WO2021220683A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506023A (ja) * 2007-12-21 2011-03-03 ユニバーシティ カレッジ カーディフ コンサルタンツ リミテッド マイクロニードル薬物送達の監視システム
WO2014142135A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 武田薬品工業株式会社 マイクロニードルパッチ
WO2015012252A1 (ja) * 2013-07-22 2015-01-29 凸版印刷株式会社 針状体
WO2017014129A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 凸版印刷株式会社 経皮投与デバイス
JP2017140254A (ja) * 2016-02-11 2017-08-17 日本写真印刷株式会社 収納シート、マイクロニードルシートの梱包体
KR20190028267A (ko) * 2017-09-08 2019-03-18 주식회사 에스스킨 온도 감응형 마이크로니들 패치 및 이의 제조 방법

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506023A (ja) * 2007-12-21 2011-03-03 ユニバーシティ カレッジ カーディフ コンサルタンツ リミテッド マイクロニードル薬物送達の監視システム
WO2014142135A1 (ja) * 2013-03-12 2014-09-18 武田薬品工業株式会社 マイクロニードルパッチ
WO2015012252A1 (ja) * 2013-07-22 2015-01-29 凸版印刷株式会社 針状体
WO2017014129A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 凸版印刷株式会社 経皮投与デバイス
JP2017140254A (ja) * 2016-02-11 2017-08-17 日本写真印刷株式会社 収納シート、マイクロニードルシートの梱包体
KR20190028267A (ko) * 2017-09-08 2019-03-18 주식회사 에스스킨 온도 감응형 마이크로니들 패치 및 이의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021220683A1 (ja) 2021-11-04
JP7289601B2 (ja) 2023-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6161554A (en) Removable tattoo eyebrows
JPH0222319Y2 (ja)
WO2020022383A1 (ja) 肌貼付用フィルム、および、転写シート
JP7326724B2 (ja) 肌貼付用フィルム、および、転写シート
US20160360861A1 (en) Apparatus and method for applying cosmetic eyebrows
JP2017099467A (ja) 人工爪用貼付材、その製造方法および使用方法
KR101536890B1 (ko) 마스크 팩 및 그 제조방법
JPWO2015194260A1 (ja) マイクロニードルユニット
WO2021220683A1 (ja) マイクロニードルパッチの梱包体
KR101412574B1 (ko) 타투 스티커 제조 방법 및 이에 의한 타투 스티커
JP7147289B2 (ja) マイクロニードルデバイス
US10702687B2 (en) Microneedle unit
JP2006296620A (ja) フレンチネイル用粘着シール
JP6760282B2 (ja) 経皮投与デバイス
WO2009149773A1 (en) Adhesively attached, removable, repeatedly usable facial and body jewellery of planar and/or three-dimensional extension, and associated manufacturing method
JP6228325B1 (ja) パック用シート
KR101856704B1 (ko) 이미용 점착 스티커
KR200176515Y1 (ko) 치장용 스티커 시트
CN109789442B (zh) 着色片制造方法和着色片
JP2016165457A (ja) 爪装飾用シール素材及び爪装飾用シール
KR100324346B1 (ko) 치장용 스티커 시트
JP3209509U (ja) アイテープの構造
KR200385762Y1 (ko) 꾸밈용 아바타 스티커
JP6368976B2 (ja) パック用シート
KR20170107833A (ko) 타투 스티커 및 이의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7289601

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150