JP2021171228A - 自走式歯科診療椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックレストを倒しても診療中に診療者の足によるフットコントローラー等の操作の自由度を確保する自走式歯科診療椅子を提供する。【解決手段】患者の下半身を支持するコンターシート120と、コンターシート120に対して起倒自在に設けて患者の上半身を支持するバックレストと、コンターシート120の下方位置に設けたベースフレーム130と、ベースフレーム130の下方位置に設けて歯科医院内の床面を走行する駆動輪141と、操作ハンドル150とを備え、操作ハンドル150が、バックレストの背面に形成したハンドル収容凹部117から突出した操作可能位置と、ハンドル収容凹部内117に収容されたハンドル収容位置との間で起倒自在に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、バックレストがコンターシートに対して起倒自在で、歯科医師又は歯科医院スタッフが走行操作するための操作ハンドルを備えた自走式歯科診療椅子に関する。
近年の高齢化社会の進展により、歯科医院に来院する患者が車椅子を使用する割合が増えている。
このような車椅子を使用する患者は、患者自身の車椅子に乗って歯科医院に来院するが、通常は、歯科医院内で院内診療に適した歯科診療椅子に移乗する必要がある。
また、患者自身の車椅子に乗ったまま歯科診療を受ける場合には、歯科医師又は歯科医院スタッフが車椅子を押して歯科医院内を移動することとなる。
特許文献1には、歯科診療のために、バックレストを倒すとリクライニングし、脚のエレベーティングによってバックレストとシートが上下して、それらをどの角度でも安定した姿勢に保つことができる車椅子が開示されている。
特開平11−244343号公報
このような従来の車椅子には、歯科医師又は歯科医院スタッフが車椅子を押して歯科医院内を走行させるための操作ハンドルが、バックレストから後ろ向きに突出して設けられているため、バックレストを倒して歯科診療を行おうとすると、診療領域に突出している操作ハンドルに診療者(歯科医師、歯科衛生士、歯科助手等)の体や足がぶつかる場合が生じる。
一般に歯科診療においては、床面にフットコントローラーを配置し、診療者が足を動かしてフットコントローラーを操作するため、突出している操作ハンドルのように、足によるフットコントローラー等の操作に影響を及ぼすものが診療領域に存在すると、歯科診療の妨げとなるおそれがある。
そこで、本発明は、このような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、バックレストを倒しても診療中に診療者の足によるフットコントローラー等の操作の自由度を確保する自走式歯科診療椅子を提供することである。
請求項1に係る自走式歯科診療椅子は、患者の下半身を支持するコンターシートと、該コンターシートに対して起倒自在に設けて患者の上半身を支持するバックレストと、前記コンターシートの下方位置に設けたベースフレームと、該ベースフレームの下方位置に設けて歯科医院内の床面を走行する走行車輪と、前記バックレストの背面に設けた操作ハンドルとを備えた自走式歯科診療椅子において、前記操作ハンドルが、前記バックレストの背面に形成したハンドル収容凹部から突出した操作可能位置と前記ハンドル収容凹部内に収容されたハンドル収容位置との間で起倒自在に設けられていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項2に係る自走式歯科診療椅子は、請求項1に係る自走式歯科診療椅子の構成に加えて、前記操作ハンドルが、前記操作可能位置において前記バックレストから後ろ向きに突出することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
請求項3に係る自走式歯科診療椅子は、請求項1又は請求項2に係る自走式歯科診療椅子の構成に加えて、前記操作ハンドルが、前記ハンドル収容位置から前記操作可能位置に回動する際に回動方向と逆向きの復元力を生じさせる飛出防止機構を備えていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項4に係る自走式歯科診療椅子は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に係る自走式歯科診療椅子の構成に加えて、前記バックレストが、前記操作ハンドルの前記収容位置にある前記操作ハンドルに当接する衝撃吸収機構を備えていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
請求項5に係る自走式歯科診療椅子は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に係る自走式歯科診療椅子の構成に加えて、前記ベースフレームが、前記走行車輪を駆動する駆動装置と該駆動装置を駆動制御する制御装置とを備え、前記操作ハンドルが、前記制御装置に制御信号を送信して前記駆動装置に前記走行車輪を駆動させる操作部を備えていることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
請求項6に係る自走式歯科診療椅子は、請求項5に係る自走式歯科診療椅子の構成に加えて、前記制御装置が、前記操作ハンドルが前記操作可能位置にあるときに前記駆動装置を駆動制御することにより、前述した課題をさらに解決するものである。
請求項7に係る自走式歯科診療椅子は、請求項5又は請求項6に係る自走式歯科診療椅子の構成に加えて、前記ハンドル収容凹部が、前記ハンドル収容位置にある前記操作ハンドルに対して前記操作部の周囲に手指を挿入する隙間を生じさせる形状を有していることにより、前述した課題をさらに解決するものである。
本発明の自走式歯科診療椅子によれば、患者の下半身を支持するコンターシートと、このコンターシートに対して起倒自在に設けて患者の上半身を支持するバックレストと、コンターシートの下方に設けたベースフレームと、このベースフレームの下方に設けて歯科医院内の床面を走行する走行車輪と、バックレストの背面に設けた操作ハンドルとを備えていることにより、患者を乗せて走行できるばかりでなく、以下のような本発明に特有の構成により、本発明に特有の効果を奏することができる。
請求項1に係る発明の自走式歯科診療椅子によれば、操作ハンドルが、バックレストの背面に形成したハンドル収容凹部から突出した操作可能位置とハンドル収容凹部内に収容されたハンドル収容位置との間で起倒自在に設けられていることにより、診療時に、操作ハンドルをハンドル収容凹部内に収容してバックレストを倒すことが可能になるため、診療しやすい任意の角度にバックレストを倒しても操作ハンドルが診療者の体や足と干渉することがなく、診療者の足によるフットコントローラー等の操作の自由度を確保することができる。
請求項2に係る発明の自走式歯科診療椅子によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、操作ハンドルが、操作可能位置においてバックレストから後ろ向きに突出することにより、歯科医師又は歯科医院スタッフがバックレストの背面側から自走式歯科診療椅子を操縦するため、歯科医院内で自走式歯科診療椅子を移動させることができる。
請求項3に係る発明の自走式歯科診療椅子によれば、請求項1又は請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、操作ハンドルが、ハンドル収容位置から操作可能位置に回動する際に回動方向と逆向きの復元力を生じさせる飛出防止機構を備えていることにより、操作ハンドルがハンドル収容位置となる方向に常に復元力が生じているため、診療時にバックレストを水平近くまで倒した際に、操作ハンドルの自重による意図しない飛び出しを防止することができる。
請求項4に係る発明の自走式歯科診療椅子によれば、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加えて、バックレストが、操作ハンドルの収容位置において操作ハンドルに当接する衝撃吸収機構を備えていることにより、操作ハンドルがハンドル収容位置に戻る際の衝撃力を衝撃吸収機構が吸収するため、操作ハンドルから手を離した際に、飛出防止機構の復元力により操作ハンドルが威勢よくハンドル収容位置に戻って患者の背中に衝撃を与える不具合を防止することができる。
請求項5に係る発明の自走式歯科診療椅子によれば、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に係る発明が奏する効果に加えて、ベースフレームが、走行車輪を駆動する駆動装置と駆動装置を駆動制御する制御装置とを備え、操作ハンドルが、制御装置に制御信号を送信して駆動装置に走行車輪を駆動させる操作部を備えていることにより、歯科医師又は歯科医院スタッフがバックレストの背面側から自走式歯科診療椅子を操縦可能となるため、患者が自ら操縦することができない場合にも自走式歯科診療椅子を歯科医院内で移動させることができる、所謂、患者に対するおもてなし機能を発揮することができる。
請求項6に係る発明の自走式歯科診療椅子によれば、請求項5に係る発明が奏する効果に加えて、制御装置が、操作ハンドルが操作可能位置にあるときに駆動装置を駆動制御することにより、操作ハンドルがハンドル収容凹部に収容されている状態では駆動装置を制御しないため、操作ハンドルがハンドル収容凹部に収容されている診療状態で操作ハンドルを誤操作しても駆動装置が駆動しないため走行車輪が回転せず、診療中に自走式歯科診療椅子が移動することで生じがちな診療部位のズレなどの不測の事故を防止することができる。
請求項7に係る発明の自走式歯科診療椅子によれば、請求項5又は請求項6に係る発明が奏する効果に加えて、ハンドル収容凹部が、ハンドル収容位置にある操作ハンドルに対して操作部の周囲に手指を挿入する隙間を生じさせる形状を有していることにより、歯科医師又は歯科医院スタッフがハンドル収容部内のハンドル収容位置にある操作ハンドルを操作可能位置に突出させる際に、操作部の周囲に生じている隙間に指を挿入して操作部に触れた状態で操作ハンドルを回動させるため、現に触れている操作部を持ち替えることなく、スムーズに自走式歯科診療椅子の操縦を開始することができる。
本発明の自走式歯科診療椅子がスピットンに近接配置された状態を椅子正面側から観た斜視図。 本発明の自走式歯科診療椅子がスピットンに近接配置された状態を椅子背面側から観た斜視図。 図2の自走式歯科診療椅子におけるバックレストの背面側の構成を示す模式図。 本発明に用いた操作ハンドルの操作を説明するための図3のA−A断面図。 本発明に用いた操作ハンドルの起倒動作及び設置位置調整動作を説明するための図3のB−B断面図。 図1に示す自走式歯科診療椅子の底面図。 本発明の自走式歯科診療椅子における制御関係を示すブロック図。
本発明の自走式歯科診療椅子は、患者の下半身を支持するコンターシートと、このコンターシートに対して起倒自在に設けて患者の上半身を支持するバックレストと、コンターシートの下方に設けたベースフレームと、このベースフレームの下方に設けて歯科医院内の床面を走行する走行車輪と、バックレストの背面に設けた操作ハンドルとを備え、この操作ハンドルが、バックレストの背面に形成したハンドル収容凹部から突出した操作可能位置とハンドル収容凹部内に収容されたハンドル収容位置との間で起倒自在に設けられ、診療しやすい任意の角度にバックレストを倒しても操作ハンドルが診療者の体や足と干渉することがなく、診療者の足によるフットコントローラー等の操作の自由度を確保するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、本発明の自走式歯科診療椅子に用いる制御装置の具体的な設置位置については、コンターシート、バックレスト、駆動装置のいずれかに内蔵されていればよい。
また、コンターシートに対して起立した着座姿勢状態と傾倒した診療姿勢状態との間で起倒自在に回動するバックレストの起倒操作は、手動によるものとしてもよい。
さらに、本発明の自走式歯科診療椅子は、電動の駆動装置を設けることなく、歯科医師又は歯科医院スタッフが歯科診療椅子を押し引きして歯科医院内を走行させるものとしてもよい。
以下、本実施例の自走式歯科診療椅子100について、図1乃至図7を用いて説明する。
ここで、図1は、本発明の自走式歯科診療椅子がスピットンに近接配置された状態を椅子正面側から観た斜視図であり、図2は、本発明の自走式歯科診療椅子がスピットンに近接配置された状態を椅子背面側から観た斜視図であり、図3は、図2の自走式歯科診療椅子におけるバックレストの背面側の構成を示す模式図であり、図4は、本発明に用いた操作ハンドルの操作を説明するための図3のA−A断面図であり、図5は、本発明に用いた操作ハンドルの起倒動作及び設置位置調整動作を説明するための図3のB−B断面図であり、図6は、図1に示す自走式歯科診療椅子の底面図であり、図7は、本発明の自走式歯科診療椅子における制御関係を示すブロック図である。
自走式歯科診療椅子100は、図1、図2及び図6に示すように、床面Fに対向するベースフレーム130と、このベースフレーム130の下方に取り付けられて床面F上を走行する走行車輪140と、ベースフレーム130の上に配置されているコンターシート120と、このコンターシート120に対して起倒自在に配置されているバックレスト110と、バックレスト110の背面側に設けられている操作ハンドル150と、この操作ハンドル150を収容するハンドル収容凹部117と、コンターシート120又は自走式歯科診療椅子100全体を昇降させる昇降機構180と、自走式歯科診療椅子100の各種動作を制御する制御装置190とを備えている。
<コンターシート>
コンターシート120は、床面Fに対してほぼ水平に配されて患者の臀部を支持するシート部121と、このシート部121の前方に設けられて患者の脚を支持するレッグレスト部122と、このレッグレスト部122の下方に設けられて患者の足を支持するフットレスト部123とを有し、これらが患者の下半身を支持するコンターシート120を構成している。
コンターシート120を構成しているシート部121の後方には、患者の背中を支持するバックレスト110がコンターシート120のシート部121に対して起倒自在に設置されている。
<バックレスト>
バックレスト110は、患者の背中を支持する背凭れ部111と、患者の頭部を支持するヘッドレスト部112と、患者の腕を支持するアームレスト部113と、コンターシート120の昇降とバックレスト110の起倒を指示制御するための補助操作部114と、背凭れ部111の逆側にある背面部115とバックレスト起倒センサ部116とを備えている。
補助操作部114は、バックレストの側面に設けられ、シート上昇指示ボタン114aと、シート下降指示ボタン114bと、バックレスト起立指示ボタン114cと、バックレスト傾倒指示ボタン114dとを備えている。
シート上昇指示ボタン114aを押すと、補助操作部114は、後述のベースフレーム130を構成している昇降部131を介してコンターシート120を上昇させる椅子上昇信号を制御装置190に送信する。
シート下降指示ボタン114bを押すと、補助操作部114は、後述のベースフレーム130を構成している昇降部131を介してコンターシート120を下降させる椅子下降信号を制御装置190に送信する。
バックレスト起立指示ボタン114cを押すと、補助操作部114は、バックレスト起立信号を制御装置190に送信する。
バックレスト傾倒指示ボタン114dを押すと、補助操作部114は、バックレスト傾倒信号を制御装置190に送信する。
バックレスト110は、コンターシート120に対して起立した着座姿勢と傾倒した診療姿勢との間で、不図示の起倒手段により起倒自在に回動する構成となっている。
バックレスト110が、コンターシート120に対して傾倒した診療姿勢をとっている場合には、バックレスト起倒センサ部116は、着座姿勢信号を制御装置190に送信しない。
バックレスト110が、コンターシート120に対して起立した着座姿勢をとっている場合には、バックレスト起倒センサ部116は、着座姿勢信号を制御装置190に送信する。
ヘッドレスト部112は、バックレスト110の上端を下方に凹ませた領域に収められ、ヘッドレスト部112は、バックレスト110に対して手動で昇降自在となっている。
レッグレスト部122は、床面Fから離間している。
フットレスト部123も、レッグレスト部122と同様に床面Fから離間し、着座姿勢では、床面Fに対してほぼ水平となっている。
図2乃至図5に示すように、バックレスト110の背面部115に設けられている後述のハンドル収容凹部117内には、自走式歯科診療椅子100を操縦するための操作ハンドル150が起倒自在に設けられている。
<操作ハンドル>
操作ハンドル150は、ハンドル本体部151と、このハンドル本体部151の先端に配置されている把持部153と、この把持部153の両側に設けられて自走式歯科診療椅子100の前進及び後退を指示する進退操作部としての進退スロットル部152R及び昇降部131の昇降動作を指示する昇降操作部としての昇降スロットル部152Lと、操作ハンドル150の起倒操作時に回動中心となるハンドル起倒軸部155と、このハンドル起倒軸部155を操舵自在に支持するブッシュ部154と、操作ハンドル150の左右回動操作時に回動中心となる方向転換シャフト部156と、この方向転換シャフト部に連結して操作ハンドル150の左右回動を検知する方向転換センサ部157と、飛出防止機構としてのつるまきばね158と、操作ハンドル150がハンドル収容位置にあるか操作可能位置にあるかを検知するハンドル起倒センサ部159とを備えている。
操作ハンドル150は、ブッシュ部154に水平に支持されているハンドル起倒軸部155を回転軸として起倒自在に回動するように構成されている。
操作ハンドル150は、バックレスト110がシート部121に対して起立した着座姿勢において、図3乃至図5に示すように、バックレスト110のハンドル収容凹部117内に収容されたハンドル収容位置と、水平に近い角度まで後方に倒れるように回動して突出した操作可能位置との間で起倒自在の構成となっている。
さらに、操作ハンドル150は、飛出防止機構としてつるまきばね158を備えてハンドル収容位置に戻る向きにバネ付勢され、バックレスト110が後方に倒れている姿勢において、操作ハンドル150が自重で不用意に操作可能位置に飛び出さないように構成されている。
ハンドル本体部151内に配置されたハンドル起倒センサ部159は、操作ハンドル150がハンドル収容凹部117内に収容されてハンドル収容位置にあるか、後方に飛び出して操作可能位置にあるかを検知する。
ハンドル起倒センサ部159は、操作ハンドル150が操作可能位置にあるときに、ハンドル起倒センサ部159は操縦可能信号を制御装置190に送信する。
進退操作部としての進退スロットル部152Rは、ハンドル本体部151の先端に配置された把持部153の右側側面から突出して前後方向に回転自在とし、前進又は後退の指示操作を受ける。
進退スロットル部152Rを前後方向に回転させると、操作ハンドル150は、進退制御信号を制御装置190に送信する。
より具体的には、進退スロットル部152Rを前方に回転させると、操作ハンドル150は、自走式歯科診療椅子100を前進させるための前進信号を制御装置190に送信する。
また、進退スロットル部152Rを後方に回転させると、操作ハンドル150は、自走式歯科診療椅子100を後退させるための後退信号を制御装置190に送信する。
昇降操作部としての昇降スロットル部152Lは、ハンドル本体部151の先端に配置された把持部153の左側側面から突出して前後方向に回転自在とし、昇降の指示操作を受ける。
昇降スロットル部152Lを前後方向に回転させると、操作ハンドル150は、昇降制御信号を制御装置190に送信する。
より具体的には、昇降スロットル部152Lを前方に回転させると、操作ハンドル150は、昇降部131を介してシート部121を上昇させる上昇信号を制御装置190に送信する。
また、昇降スロットル部152Lを後方に回転させると、操作ハンドル150は、昇降部131を介してコンターシート120を下降させる下降信号を制御装置190に送信する。
ブッシュ部154は、ハンドル収容凹部117を構成しているハンドル取付板117cに左右操舵自在に嵌装され、操作ハンドル150が後ろ向きに突出して操作可能位置にある場合に操作ハンドル150が左右に回動されると、操作ハンドル150に連動して左右に回動する。
操作ハンドル150が左右に回動されると、操作ハンドル150に連動して方向転換シャフト部156が回動する。
操作ハンドル150の回動操作は、方向転換シャフト部156を介して方向転換センサ部157により検知される。
操作ハンドル150の回動を方向転換センサ部157が検知したときには、方向転換センサ部157が、方向制御信号を制御装置190に送信する。
より具体的には、操作ハンドル150を初期位置から右に回動させると、方向転換センサ部157が、右回動信号を制御装置190に送信する。
操作ハンドル150を左に回動させると、方向転換センサ部157が、これを検知して左回動信号を制御装置190に送信する。
<ハンドル収容凹部>
ハンドル収容凹部117は、操作ハンドル150を収容するためにバックレスト110の背面部115に設けられ、ハンドル収容凹部117の縁に沿って深さ方向に延在するハンドル収容凹部側壁117aと、取付位置調整機構としての上下調整用レール117b及びハンドル取付板117cと、衝撃吸収機構としてのダンパー117dを備えている。
ハンドル収容凹部側壁117aには、左右一対の上下調整用レール117bが設けられ、ハンドル取付板117cが左右一対の上下調整用レール117bに上下移動自在に係合して取付位置調整機構を構成している。
ハンドル取付板117cは、操作ハンドル150が後ろ向きに突出している操作可能位置において、上下調整用レール117bに沿って上下に位置を調整可能である。
衝撃吸収機構としてのダンパー117dは、操作ハンドル150をハンドル収容位置に戻した際に把持部153に当接する位置に設けられ、つるまきばね158によって付勢されている操作ハンドル150がハンドル収容凹部117にぶつかる際の衝撃を吸収する。
ハンドル収容凹部117の形状は、操作ハンドル150の形状に応じて設定されている。
具体的には、ハンドル収容凹部117は、操作ハンドル150を収容した状態において、操作ハンドル150の左右に設けられた操作部152としての進退スロットル部152R及び昇降スロットル部152Lが、ハンドル収容凹部側壁117aとの間にスロットル部用隙間寸法CO1を有する形状となっている。
また、ハンドル収容凹部117は、操作ハンドル150を収容した状態において、把持部153が、ハンドル収容凹部側壁117aとの間に把持部用隙間寸法CO2を有する形状となっている。
ここで、スロットル部用隙間寸法CO1と把持部用隙間寸法CO2との間には、
CO1>CO2
の関係がある。
具体的には、スロットル部用隙間寸法CO1は、2センチメートル以上4センチメートル以下に設定してある。
このような寸法に設定してあることにより、歯科医師又は歯科医院スタッフは、ハンドル収容凹部117内のハンドル収容位置にある操作ハンドル150を操作可能位置に突出させる際に、スロットル部152の周囲の隙間に手指を挿入してスロットル部152に触れた状態で操作ハンドル150を回動させる。
このため、現に触れているスロットル部152を持ち替えることなく、スムーズに進退操作又は昇降操作に移行できるので、好ましい。
また、把持部用隙間寸法CO2は、1ミリメートル以上10ミリメートル以下に設置している。
このような寸法に設定していることにより、歯科医師又は歯科医院スタッフは、ハンドル収容凹部117内のハンドル収容位置にある操作ハンドル150を操作可能位置に突出させる際に、把持部の周囲の隙間には手指を挿入できないため、自然とスロットル部152の周囲の隙間に手指を挿入するように誘導されて、スロットル部152に触れた状態で操作ハンドル150を回動させることとなる。
このため、現に触れているスロットル部152を持ち替えることなく、スムーズに進退操作又は昇降操作に移行できるので、好ましい。
<ベースフレーム>
ベースフレーム130は、基台部132とその上に昇降自在に配置されている昇降部131を有している。
さらに、基台部132は、前端に設けられて後述のスピットンSに対して通電自在に接続する電極ソケット部分132bを備えるスピットン接続部分132aを備えている。
電極ソケット部分132bは、上向きに開口して設けられ、スピットンSの接続アーム部分S10aから下向きに形成された電極プラグ部分S10bと電気的に接続可能になっている。
<走行車輪>
走行車輪140は、図1、図2、図6及び図8に示すように、基台部132の下面側の前方両隅に配置されている駆動輪141と、後方中央に配置されている操舵輪142と、前方2つの駆動輪141のそれぞれを連結する駆動シャフト141aからなる。
<駆動装置>
駆動装置170は、駆動輪141を回転させるための走行駆動用モーター172と、この走行駆動用モーター172の回転を前方側の駆動シャフト141aに伝達する伝達ベルト部173と走行駆動用モーター172に電力を供給する電源バッテリー171を備えている。
このように、自走式歯科診療椅子100は、走行車輪140及び駆動装置170を備えていることにより、床面上を電動走行自在となっている。
<昇降機構>
昇降機構180は、昇降用モーター部181、ポンプ部182、タンク部183、電磁弁部184、ジャッキ部185から構成されている。
タンク部183は、ラム部分183a、ポンプケース部分183b及び収容領域部分183cを備えている。
ジャッキ部185は、図6に示すように、基台部132の底面側に合計4個配置されており、走行車輪140と代替して着地する。
昇降部131は、基台部132に対して上下方向に昇降自在であり、基台部132に設けられた昇降用モーター部181と、基台部132の底面視中央部分に設けられてオイルが貯蓄されたタンク部183と、このタンク部183の収容領域部分183c上に固定されたポンプケース部分と、このポンプケース部分183bの中央部分に設けられたラム部分183aとを有している。
タンク部183は、平面視で略円形状のタンク基部の中央部分に平面視矩形状のタンク部室が固定され、タンク室内には、自走式歯科診療椅子100の昇降用に使用されるオイルが貯えられている。
ポンプケース部分183bは、底板部分132cの前後方向に延びた脚部の中央部分に、平面視で円形状のオイル導入室が固定されている。
タンク部183とポンプケース部分183bとは、オイル流路で接続され、ラム部分183aの上方に、コンターシート120のシート部121が固定されている。
<制御装置>
制御装置190は、図10に示すように、各種の入力信号に応じて自走式歯科診療椅子100の各種動作を制御する。
<スピットン>
自走式歯科診療椅子100を構成するものではないが、歯科診療において用いられ、自走式歯科診療椅子100と電気的に接続するスピットンSについて説明する。
スピットンSは、スピットンSに供給された商用電源からの電力で駆動し、電源や給水源等を内蔵するスピットン本体部S10と、スピットン本体部S10の上部に設けられた給水部S12と、患者がうがいした水を受けるボウル部S11とを有している。
スピットン本体部S10は、直方体状であり、その底部には、スピットンSの側方(自走式歯科診療椅子100側)に向けて延出する接続アーム部分S10aが形成されている。
接続アーム部分S10aの下面には、電極プラグ部分S10b(図9A参照)が設けられる。
<システム構成>
次に、このように構成された自走式歯科診療椅子100のシステム構成について、図10に基づいて、説明する。
制御装置190は、進退操作部としての進退スロットル部152R、昇降操作部としての昇降スロットル部152L、ハンドル起倒センサ部159、方向転換センサ部157、バックレスト起倒センサ部116、補助操作部114、走行駆動用モーター172、方向転換用モーター部174、昇降用モーター部181、基台部132内に設けた電磁弁部184と電気的に接続されている。
この構成により、制御装置190には、方向転換センサ部157から方向転換量信号が、ハンドル起倒センサ部159からハンドル起倒信号が、操作ハンドル150から進退制御信号としての前進信号及び後退信号、並びに、昇降信号としての上昇信号及び下降信号が、補助操作部から昇降信号として上昇信号及び下降信号、並びに、バックレスト傾倒信号としてバックレスト起立信号及びバックレスト傾倒信号が、それぞれ送信され、制御装置190に入力される。
また、制御装置190は、受信した各種信号に応じて、走行駆動用モーター172と方向転換用モーター部174と昇降用モーター部181と電磁弁部184とをそれぞれ制御する。
まず、操作ハンドル150を用いた自走式歯科診療椅子100の電動走行について、説明する。
以下、患者が自走式歯科診療椅子100に座り、歯科医師又は歯科医院スタッフが、自走式歯科診療椅子100に対して指示操作する場合について、以下に詳しく説明する。
<進退制御>
操作ハンドル150の進退スロットル部152Rが初期位置にある場合、操作ハンドル150から制御装置190に駆動信号が送信されないため、駆動装置170は、走行駆動用モーター172を駆動せず、あるいは、駆動を止めることにより駆動輪141が回転せず、自走式歯科診療椅子100は、静止する。
進退スロットル部152Rを初期位置から前方又は後方に回転させると、操作ハンドル150から制御装置190に進退制御信号が送信される。
進退制御信号に対する制御装置190の制御内容は、上述のハンドル起倒センサ部159から制御装置190に送信される操縦可能信号の入力の有無によって変化する。
ハンドル起倒センサ部159は、操作ハンドル150が操作可能位置にあるときには操縦可能信号を制御装置190に送信するが、操作ハンドル150がハンドル収容凹部117内に収容されてハンドル収容位置にある場合には、操縦可能信号を送信しない。
制御装置190は、ハンドル起倒センサ部159から操縦可能信号が送信されていないとき、つまり、操作ハンドル150がハンドル収容凹部117内に収容されてハンドル収容位置にある場合には、前進信号又は後退信号が入力されても、これを無視して進退制御を実行しない。
すなわち、制御装置190は、操作ハンドル150が後方に飛び出して操作可能位置にある場合にのみ走行駆動用モーター172を駆動して駆動輪141を回転させ、自走式歯科診療椅子100を前進又は後退させるよう駆動制御する。
これは、操作ハンドル150がハンドル収容位置にあるとき、誤操作等により自走式歯科診療椅子100が不用意に移動することによる、事故の発生を防止するためである。
操作ハンドル150の進退スロットル部152Rを初期位置から前方に回転させると、操作ハンドル150から制御装置190に前進信号が送信される。
前進信号を受信した制御装置190は、ハンドル起倒センサ部159から操縦可能信号が入力されている場合にのみ、走行駆動用モーター172を駆動制御して駆動輪141を回転させ、自走式歯科診療椅子100が前進するように回転させる。
操作ハンドル150の進退スロットル部152Rを初期位置から後方に回転させると、操作ハンドル150から制御装置190に後退信号が送信される。
後退信号を受信した制御装置190は、ハンドル起倒センサ部159から操縦可能信号が入力されている場合にのみ、走行駆動用モーター172を駆動制御して駆動輪141を回転させ、自走式歯科診療椅子100が後退するように回転させる。
また、進退制御信号に対する制御装置190の制御内容は、上述のバックレスト起倒センサ部116から制御装置190に送信される着座姿勢信号の入力の有無によって変化する。
バックレスト起倒センサ部116は、バックレスト110がコンターシート120に対して起立した着座姿勢をとっている場合には着座姿勢信号を制御装置190に送信するが、バックレスト110がコンターシート120に対して傾倒した診療姿勢をとっている場合には、着座姿勢信号を送信しない。
制御装置190は、バックレスト起倒センサ部116から着座姿勢信号が送信されていないとき、つまり、バックレスト110がコンターシート120に対して傾倒した診療姿勢にある場合には、前進信号又は後退信号が入力されても、これを無視して進退制御を実行しない。
すなわち、制御装置190は、バックレスト110がコンターシート120に対して起立した着座姿勢にある場合にのみ走行駆動用モーター172を駆動して自走式歯科診療椅子100を前進又は後退させるよう駆動制御する。
これは、バックレスト110が診療姿勢になっている診療中に、誤操作等により自走式歯科診療椅子100が不用意に移動することによる、事故の発生を防止するためである。
操作ハンドル150の進退スロットル部152Rを初期位置から前方に回転させると、操作ハンドル150から制御装置190に前進信号が送信される。
前進信号を受信した制御装置190は、バックレスト起倒センサ部116から着座姿勢信号が入力されている場合にのみ、走行駆動用モーター172を駆動制御して自走式歯科診療椅子100が前進するように回転させる。
操作ハンドル150の進退スロットル部152Rを初期位置から後方に回転させると、操作ハンドル150から制御装置190に後退信号が送信される。
後退信号を受信した制御装置190は、バックレスト起倒センサ部116から着座姿勢信号が入力されている場合にのみ、走行駆動用モーター172を駆動制御して自走式歯科診療椅子100が後退するように回転させる。
<方向転換制御>
操作ハンドル150が後ろ向きに倒して突出させ、操縦可能状態のうちの初期位置にある場合、操作ハンドル150から制御装置190に方向制御信号が送信されないため、駆動装置170は、方向転換用モーター部174を駆動せず、あるいは、操舵輪142を初期の向きに戻して、自走式歯科診療椅子100は、直進する。
操作ハンドル150を初期位置から右に回動させると、方向転換センサ部157がこれを検知して方向制御信号としての右回動信号を制御装置190に送信する。
右回動信号を受信した制御装置190は、方向転換部としての方向転換用モーター部174を駆動させて、操舵輪142を初期位置から右向きに回動させる。
操作ハンドル150を左に回動させると、方向転換センサ部157がこれを検知して方向制御信号としての左回動信号を制御装置190に送信する。
右回動信号を受信した制御装置190は、方向転換部としての方向転換用モーター部174を駆動させて、操舵輪142を左向きに回動させる。
したがって、操作ハンドル150を操作することにより、移動中の自走式歯科診療椅子100を左右いずれの方向にも方向転換することができる。
<操作ハンドルによる昇降動作>
次に、図7を参照して、自走式歯科診療椅子100の昇降部131の昇降(すなわち、コンターシート120の昇降)について、以下に詳しく説明する。
操作ハンドル150の昇降スロットル部152Lを初期位置から前方に回転させると、上昇信号が操作ハンドル150から制御装置190に送信され、他方、操作ハンドル150の昇降スロットル部152Lを初期位置から後方に回転させると、下降信号が操作ハンドル150から制御装置190に送信される。
上昇信号を受信した制御装置190は、電磁弁部184を開き、昇降用モーター部181を駆動させてポンプ部182を駆動させる。
これにより、タンク部183内のオイルが所定の圧力でポンプケース部分183b内に送られてラム部分183aに加わり、昇降部131を介してコンターシート120が上昇する。
昇降部131を下降させるために操作ハンドル150の昇降スロットル部152Lを初期位置から後方に回転させると、操作ハンドル150から制御装置190に下降信号が送信される。
下降信号を受信した制御装置190は、電磁弁部184を開き、昇降用モーター部181を駆動させてポンプ部182を駆動させる。
これにより、ポンプケース部分183b内のオイルが昇降部131及びコンターシート120等の重さで下方に押され、ポンプケース部分183bから出たオイルが通ってタンク部183に戻り、昇降部131を介してコンターシート120が下降する。
<補助操作部による昇降動作>
バックレスト110に設けられた補助操作部114は、シート上昇指示ボタン114aを押すと、上昇信号を制御装置190に送信し、シート下降指示ボタン114bを押すと、下降信号を制御装置190に送信する。
制御装置190は、補助操作部114から送信された上昇信号又は下降信号の入力に対して、操作ハンドル150から送信された場合と同様に昇降部131を介してコンターシート120を上昇又は下降させる制御を行う。
上昇信号を受信した制御装置190は、電磁弁部184を開き、昇降用モーター部181を駆動させてポンプ部182を駆動させる。
これにより、タンク部183内のオイルが所定の圧力でポンプケース部分183b内に送られてラム部分183aに加わり、昇降部131を介してコンターシート120が上昇する。
下降信号を受信した制御装置190は、電磁弁部184を開き、昇降用モーター部181を駆動させてポンプ部182を駆動させる。
これにより、ポンプケース部分183b内のオイルが昇降部131及びコンターシート120等の重さで下方に押され、ポンプケース部分183bから出たオイルがタンク部183に戻り、昇降部131を介してコンターシート120が下降する。
<起倒操作>
制御装置190は、補助操作部114のバックレスト起立指示ボタン114cの操作により送信されるバックレスト起立信号、又は、バックレスト傾倒指示ボタン114dの操作により送信されるバックレスト傾倒信号の入力に応じて、不図示の起倒手段を制御してバックレスト110を起倒させる。
<自走式歯科診療椅子とスピットンとの電気的接続>
自走式歯科診療椅子100のスピットン接続部分132aの上面に設けられた電極ソケット部分132bが、スピットンSの接続アーム部分S10aの下面に設けられた電極プラグ部分S10bの真下になるように位置決めし、前述のようにジャッキ部185を駆動させれば、自走式歯科診療椅子100全体が上昇して電極プラグ部分S10bと電極ソケット部分132bとが係合する。
スピットンSの電極プラグ部分S10bと自走式歯科診療椅子100の電極ソケット部分132bが接続されると、スピットンSに供給されている商用電源からの電力が、自走式歯科診療椅子100にも供給可能となるため、スピットンSに供給されている商用電源の電力が、自走式歯科診療椅子100に供給されて各種装置の駆動源となるとともに、電源バッテリー171を充電することができる。
以上で、本実施例の説明を終えるが、本発明の実施態様は、上述した実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で変形が可能である。
100 ・・・自走式歯科診療椅子
110 ・・・バックレスト
111 ・・・背凭れ部
112 ・・・ヘッドレスト部
113 ・・・アームレスト部
114 ・・・補助操作部
114a・・・シート上昇指示ボタン
114b・・・シート下降指示ボタン
114c・・・バックレスト起立指示ボタン
114d・・・バックレスト傾倒指示ボタン
115 ・・・背面部
116 ・・・バックレスト起倒センサ部
117 ・・・ハンドル収容凹部
117a・・・ハンドル収容凹部側壁
117b・・・上下調整用レール(取付位置調整機構)
117c・・・ハンドル取付板(取付位置調整機構)
117d・・・ダンパー(衝撃吸収機構)
120 ・・・コンターシート
121 ・・・シート部
122 ・・・レッグレスト部
123 ・・・フットレスト部
130 ・・・ベースフレーム
131 ・・・昇降部
132 ・・・基台部
132a・・・スピットン接続部分
132b・・・電極ソケット部分
132c・・・底板部分
140 ・・・走行車輪
141 ・・・駆動輪
141a・・・駆動シャフト
142 ・・・操舵輪
150 ・・・操作ハンドル
151 ・・・ハンドル本体部
152 ・・・スロットル部(操作部)
152R・・・進退スロットル部(進退操作部)
152L・・・昇降スロットル部(昇降操作部)
153 ・・・把持部
154 ・・・ブッシュ部
155 ・・・ハンドル起倒軸部
156 ・・・方向転換シャフト部
157 ・・・方向転換センサ部
158 ・・・つるまきばね(飛出防止機構)
159 ・・・ハンドル起倒センサ部
170 ・・・駆動装置
171 ・・・電源バッテリー
172 ・・・走行駆動用モーター
173 ・・・伝達ベルト部
174 ・・・方向転換用モーター部(方向転換部)
180 ・・・昇降機構
181 ・・・昇降用モーター部
182 ・・・ポンプ部
183 ・・・タンク部
183a・・・ラム部分
183b・・・ポンプケース部分
183c・・・収容領域部分
184 ・・・電磁弁部
185 ・・・ジャッキ部
190 ・・・制御装置
S・・・・・スピットン
S10・・・スピットン本体部
S10a・・接続アーム部分
S10b・・電極プラグ部分
S11・・・ボウル部
S12・・・給水部
F・・・・・床面
CO1・・・スロットル部用隙間寸法
CO2・・・把持部用隙間寸法

Claims (7)

  1. 患者の下半身を支持するコンターシートと、該コンターシートに対して起倒自在に設けて患者の上半身を支持するバックレストと、前記コンターシートの下方位置に設けたベースフレームと、該ベースフレームの下方位置に設けて歯科医院内の床面を走行する走行車輪と、前記バックレストの背面に設けた操作ハンドルとを備えた自走式歯科診療椅子において、
    前記操作ハンドルが、前記バックレストの背面に形成したハンドル収容凹部から突出した操作可能位置と前記ハンドル収容凹部内に収容されたハンドル収容位置との間で起倒自在に設けられていることを特徴とする自走式歯科診療椅子。
  2. 前記操作ハンドルが、前記操作可能位置において前記バックレストから後ろ向きに突出することを特徴とする請求項1に記載の自走式歯科診療椅子。
  3. 前記操作ハンドルが、前記ハンドル収容位置から前記操作可能位置に回動する際に回動方向と逆向きの復元力を生じさせる飛出防止機構を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自走式歯科診療椅子。
  4. 前記バックレストが、前記ハンドル収容位置にある前記操作ハンドルに当接する衝撃吸収機構を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自走式歯科診療椅子。
  5. 前記ベースフレームが、前記走行車輪を駆動する駆動装置と該駆動装置を駆動制御する制御装置とを備え、
    前記操作ハンドルが、前記制御装置に制御信号を送信して前記駆動装置に前記走行車輪を駆動させる操作部を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自走式歯科診療椅子。
  6. 前記制御装置が、前記操作ハンドルが前記操作可能位置にあるときに前記駆動装置を駆動制御することを特徴とする請求項5に記載の自走式歯科診療椅子。
  7. 前記ハンドル収容凹部が、前記ハンドル収容位置にある前記操作ハンドルに対して前記操作部の周囲に手指を挿入する隙間を生じさせる形状を有していることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の自走式歯科診療椅子。
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