JP2020043952A - 医療用器具の支持装置、及びストレッチャ - Google Patents

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Abstract

【課題】移動式の患者台や椅子に対して着脱自在で且つ安定して医療用器具を保持し支持することができるようにする。【解決手段】上下方向に沿って配設されて医療用器具が取り付けられる支柱部11と、当該支柱部11をストレッチャのフレームに装着する装着部12と、当該装着部12に取り付けられる接地機構13とを有し、当該接地機構13が上下方向に沿って配設されて昇降する昇降軸15を備え、当該昇降軸15の下端の接地アンカー15cを床面60へと接地させた状態で昇降軸15の高さ位置を固定したり、昇降軸15の下端の接地アンカー15cを床面60から持ち上げた状態で昇降軸15の高さ位置を固定したりするようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用器具の支持装置及びストレッチャに関する。さらに詳述すると、本発明は、例えば医療用の顕微鏡や撮像装置を移動可能なストレッチャに対して固定しつつ支持する仕組み、及び、そのような仕組みを備えるストレッチャに関する。
眼科などの手術においては、患部が狭く、繊細な治療や手術が必要になることが多いため、患部を拡大するための顕微鏡が用いられることがある。
従来から、顕微鏡下で処置を行う際において内視鏡や処置具等の医療用器具を保持する装置として、医療用器具を保持する器具用保持部と当該器具用保持部を移動可能に支持する移動機構とを有し、当該移動機構が床,天井,又は手術台に設置される設置部を備える装置が存在する(特許文献1)。
特開2001−258903号公報
顕微鏡手術を行うために、顕微鏡や顕微鏡支持装置が最初から組み込まれている患者台や椅子は存在するものの、顕微鏡を用いない治療や手術を行う際には顕微鏡や支持装置が手技の妨げになることがある。また、狭いクリニックや場所に余裕のない手術室・治療室では顕微鏡が設置された患者台や椅子と顕微鏡が設置されていない患者台や椅子とをそれぞれ用意して入れ替えて使用することは困難であるという場合があるために患者台や椅子への着脱式または床に設置する可搬式の顕微鏡支持装置が用いられることがあり、更に狭いクリニックや手術室・治療室の場合は多様な手技に対応するために患者台や椅子も固定式ではなく移動式が求められることがある。
移動式の患者台や椅子が用いられる場合、顕微鏡支持台としては着脱式や可搬式が用いられることが多いものの、可搬式は着脱式と比べて接地面積が広くなり、また、固定されていないために転倒の危険性や顕微鏡を移動させる際に発生する振動の減衰時間が長くなる傾向にあるという欠点がある。また、顕微鏡支持台などを患者台に近付けるには限度があるため、適正な診療にはアーム(腕)の長い顕微鏡などが必要になり、更にスペースが必要になる。
そこで、本発明は、移動式の患者台や椅子に対して着脱自在で且つ安定して医療用器具を保持し支持することができる医療用器具の支持装置、及び、そのような支持装置を備えるストレッチャを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明の医療用器具の支持装置は、上下方向に沿って配設されて医療用器具が取り付けられる支柱部と、当該支柱部を患者台のフレームに装着する装着部と、当該装着部に取り付けられる接地機構とを有し、当該接地機構が上下方向に沿って配設されて昇降する昇降軸を備え、当該昇降軸の下端を床面へと接地させた状態で昇降軸の高さ位置を固定したり、昇降軸の下端を床面から持ち上げた状態で昇降軸の高さ位置を固定したりするようにしている。
したがって、この医療用器具の支持装置によると、患者台のフレームに固定される接地機構が備える上下方向に沿う昇降軸の下端を床面へと接地させた状態で昇降軸の高さ位置を固定するようにしているので、医療用器具を支持するための機序が着脱自在の仕組みとして構成された上で支持装置が安定し延いては医療用器具が安定して支持される。また、患者台のフレームに支持装置が固定されるため、医療用の顕微鏡などは例えば長いアームを有する必要がなく、コンパクトなサイズの医療用器具によって適正な診療が行われ得る。
本発明の医療用器具の支持装置は、装着部が、患者を乗せるための支持部を下方から支えると共にキャスタが取り付けられる台枠を構成するフレームに装着されるようにしても良い。この場合には、医療用器具を支持するための機序の基台として台枠が利用されると共に医療用器具を支持するための機序が移動式の仕組みとして構成される。
本発明の医療用器具の支持装置は、接地機構が、昇降軸が貫通するシリンダ部と、昇降軸を貫通させ且つ傾動可能に設けられるストッパ部と、シリンダ部とストッパ部との間に介在してストッパ部に対して上向きの付勢力を付与するコイルばねとを有し、当該コイルばねの上向きの付勢力によってストッパ部が傾動して昇降軸を貫通させる貫通孔の内縁面を昇降軸の外周面へと押し付けることによって昇降軸の高さ位置を固定するようにしても良い。この場合には、簡単な操作によって動作する仕組みとして接地機構が構成される。
本発明の医療用器具の支持装置は、昇降軸の下端に、下端面が平坦に形成されて床面へと面接触する接地アンカーが設けられるようにしても良い。この場合には、支持装置の安定性が一層確実に確保され延いては医療用器具の安定性が一層確実に確保される。
本発明の医療用器具の支持装置は、昇降軸の下端が床面へと接地する位置が、患者を乗せるための支持部を下方から支える台枠よりも外側であるようにしても良い。この場合には、支持装置が安定することに加えて患者台の安定性も向上する。
また、本発明のストレッチャは、上述の医療用器具の支持装置を備えるようにしている。したがって、このストレッチャによると、上述の医療用器具の支持装置の作用が奏されるストレッチャが実現される。
本発明の医療用器具の支持装置やストレッチャによれば、医療用器具を支持するための機序を着脱自在の仕組みとして構成した上で支持装置を安定させることができ延いては医療用器具を安定して支持することができるので、医療用器具の支持装置としての汎用性や適用性の向上を図ることが可能になると共に医療用器具の支持装置としての有用性,使用の快適性,及び信頼性の向上を図ることが可能になる。また、患者台のフレームに支持装置が固定されるため、コンパクトなサイズの医療用器具によって適正な診療を行うことが可能になる。
本発明の医療用器具の支持装置やストレッチャは、キャスタが取り付けられる台枠のフレームに装着部が装着されるようにした場合には、医療用器具を支持するための機序の基台として台枠を利用すると共に医療用器具を支持するための機序を移動式の仕組みとして構成することができるので、支持装置の安定性を一層確実に確保し延いては医療用器具の安定性を一層確実に確保して医療用器具の支持装置としての有用性,使用の快適性,及び信頼性の向上を図ることが可能になると共に医療用器具の支持装置としての有用性や利便性の向上を図ることが可能になる。
本発明の医療用器具の支持装置やストレッチャは、コイルばねの付勢力によってストッパ部を昇降軸へと押し付けて昇降軸の高さ位置を固定するように接地機構を構成した場合には、簡単な操作によって動作する仕組みとして接地機構を構成することができるので、医療用器具の支持装置としての汎用性や使用の快適性の向上を図ることが可能になる。
本発明の医療用器具の支持装置やストレッチャは、床面へと面接触する接地アンカーが昇降軸に設けられるようにした場合には、支持装置の安定性を一層確実に確保し延いては医療用器具の安定性を一層確実に確保することができるので、医療用器具の支持装置としての有用性,使用の快適性,及び信頼性の向上を図ることが可能になる。
本発明の医療用器具の支持装置やストレッチャは、昇降軸の下端が台枠よりも外側に接地するようにした場合には、支持装置を安定させて医療用器具を安定して支持することができることに加えて患者台の安定性も向上させることができるので、医療用器具と患者台との両方を一体として安定させて手術や治療を行うための良好な環境を実現することが可能になる。
本発明に係る医療用器具の支持装置を備えるストレッチャの実施形態の一例を示す図であり、台枠を構成する左フレームに対して支持装置が取り付けられて装着される場合の、椅子形態を示す右前方上方斜視図である。 図1に示す実施形態のストレッチャの右後方上方斜視図である。 図1に示す実施形態のストレッチャの右後方下方斜視図である。 図1に示す実施形態のストレッチャの一部の構成部材を取り除くと共に一部の構成部材を透過させた状態の、昇降装置を中心とする右後方下方斜視図である。 図1に示す実施形態のストレッチャの昇降操作レバーを中心とする左側方上方斜視図である。 図1に示す実施形態のストレッチャのベッド形態を示す側面図であり、ストレッチャの支持部が高い状態を示す側面図である。 実施形態の医療用器具の支持装置の構成及び動作を説明する側面図である。(A)は昇降軸が床面から持ち上げられている状態を示す図である。(B)は昇降軸が床面へと接地している状態を示す図である。 実施形態の医療用器具の支持装置の構成及び動作を説明する背面図である。(A)は昇降軸が床面から持ち上げられている状態を示す図である。(B)は昇降軸が床面へと接地している状態を示す図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、本発明に係る医療用器具の支持装置の実施形態の一例がストレッチャに組み込まれている場合を例に挙げる。
図1乃至図8に、本発明に係る医療用器具の支持装置を備えるストレッチャの実施形態の一例を示す。なお、図に示す例では医療用器具の支持装置10が台枠21を構成する左フレーム21Lに対して取り付けられて装着されるようにしているが、支持装置10は右フレーム21Rなどに対して取り付けられるようにしても良い。
以下の説明における種々の「回動軸」は、或る部材が回動する際の回動中心軸/回動支軸として機能し得るものであれば具体的な構造は特定の態様に限定されるものではなく、例えば、連続する一本の軸によって構成されるようにしても良く、或いは、或る方向の同軸上において相互に反対向きに突出する太鼓形状(別言すると、片持梁状)の一対の突出軸部や或る方向の同軸上において離間して配設される二本の軸によって構成されるようにしても良い。
本実施形態の医療用器具の支持装置10が組み込まれているストレッチャは、走行可能な脚部20と、患者を乗せる支持部30と、支持部30を支え脚部20に対して昇降可能に取り付ける昇降装置40とを有する。
脚部20は、複数のフレームが連結されてなる台枠21と、当該台枠21の四隅に取り付けられるキャスタ22を有しており、台枠21はキャスタ22によって或る程度の高さに持ち上げられている。
台枠21は、前後方向に沿って相互に平行に配設される左右一対のフレーム21L,21Rと、左右方向に沿って配設されて前記左右一対のフレーム21L,21Rを連結する前フレーム21Fとを有する。
ここで、本実施形態では、各図中で符号21Lが付されているフレームと符号21Rが付されているフレームとの関係において符号21Lが付されているフレームの側を左とすると共に符号21Rが付されているフレームの側を右とする。このように定められる左右は、椅子形態のストレッチャ(例えば図1)に着座した状態の患者にとっての左右と一致する。そして、着座した状態の患者にとっての前方(言い換えると、足側)を前向きとすると共に着座した状態の患者にとっての後方(言い換えると、頭側)を後ろ向きとし、さらに、着座した状態の患者にとっての上方(言い換えると、頭側)を上向きとすると共に着座した状態の患者にとっての下方(言い換えると、足側)を下向きとする。
キャスタ22は、台枠21の後端部の左右それぞれに設けられるフットペダル23,23が操作されることにより、回転がロックされて走行不能状態になったり当該ロックが解除されて走行可能状態になったりする。
台枠21の四隅に取り付けられるキャスタ22のロック機構はリンケージ25によって相互に連動するように構成され、左右のフットペダル23,23のうちのどちらか一方が操作されることによって四つのキャスタ22の全ての回転が同時にロックされたり当該ロックが同時に解除されたりする。
支持部30は、患者の主に上半身を支える上半身支持部分31と、主に臀部を支える臀部支持部分32と、主に脚部を支える脚支持部分33とを有する。なお、図に示す例では、ヘッドレストを更に備えるようにしている。
臀部支持部分32の前側に脚支持部分33が折り曲げ可能に連結されると共に臀部支持部分32の後ろ側に上半身支持部分31が折り曲げ可能に連結され、ベッド形態(例えば図6)と椅子形態(例えば図1)とに変形可能であるように構成される。
図に示す例では、上半身支持部分31を構成する第一のマット34a,臀部支持部分32を構成する第二のマット34b,及び脚支持部分33を構成する第三のマット34cが備えられる。
ベッド形態においては、第一のマット34aの上面,第二のマット34bの上面,及び第三のマット34cの上面が平らに揃って水平になる。
臀部支持部分32を構成する第二のマット34bの下面に基部36が取り付けられ、臀部支持部分32が、延いては支持部30が基部36によって支持される。
基部36は、第二のマット34bの下面に沿い且つ左右方向において離間して前後方向に沿って相互に平行に配設される左右一対の支持フレーム36a,36aと、これら左右一対の支持フレーム36a,36aのそれぞれから下向きに延出して左右方向において相互に対向する左右一対の側壁36b,36bとを有するものとして構成される。
第二のマット34b(別言すると、臀部支持部分32)は、基部36によって下面側から支持される。
基部36は、第二のマット34bの下面に固定されて取り付けられる。
第一のマット34a(別言すると、上半身支持部分31)は、基部36から上半身支持部分31の側へと延設される上半身支持フレーム1によって下面側から支持される。
上半身支持フレーム1は、第一のマット34aの下面に固定されて取り付けられる。
上半身支持フレーム1は、第一のマット34aの下面に沿い且つ左右方向において離間しつつ前後方向に沿う部分及び第二のマット34bの側の端部(別言すると、前端部)に於いて前記前後方向に沿う部分同士を繋ぐように連接しつつ左右方向に沿う部分を有する支持部1aと、当該支持部1aの前端部(即ち、前記左右方向に沿う部分)と固定的に連接して第一のマット34aと第二のマット34bとの境界位置に跨がって設けられる連結部1bと、当該連結部1bから左右両側に延設して左右方向に沿う連結軸部1cとを有する。
上半身支持フレーム1の支持部1aの後端寄りの部分に、第一のマット34a(別言すると、上半身支持部分31)を傾動させる際に把持して操作するためのハンドル7が取り付けられる。
第三のマット34c(別言すると、脚支持部分33)は、基部36から脚支持部分33の側へと延設される脚支持フレーム2によって下面側から支持される。
脚支持フレーム2は、第三のマット34cの下面に固定されて取り付けられる。
脚支持フレーム2は、第三のマット34cの下面に沿い且つ左右方向において離間して前後方向に沿って相互に平行に配設される左右一対の支持部2a,2aと、これら左右一対の支持部2a,2aそれぞれの第二のマット34bの側の端部(別言すると、後端側)に連接しつつ左右方向に沿う連結軸部2bと、当該連結軸部2bから脚支持部分33の下方へと前方斜め下向き(別言すると、第三のマット34cの下面から離れる向き)に屈曲して延伸するアーム部2cとを有する。
脚支持フレーム2の左右一対の支持部2a,2aとアーム部2cとは、これら支持部2aの長手方向とアーム部2cの長手方向とのなす角(言い換えると、屈曲の程度)が所定の角度で変化することなく固定された状態が維持されるように連結軸部2bを介して固定的に連接されて構成される。
基部36の左右一対の支持フレーム36a,36aそれぞれの上半身支持部分31の側の端部と上半身支持フレーム1の連結軸部1cとが左右方向に沿って配設される第一の回動軸3によって連結され、これにより、基部36に対して上半身支持フレーム1が連結軸部1c/第一の回動軸3を中心として回動可能であるように連結される。
基部36の脚支持部分33の側の端部と脚支持フレーム2の連結軸部2bとが左右方向に沿って配設される第二の回動軸4によって連結され、これにより、基部36に対して脚支持フレーム2が連結軸部2b/第二の回動軸4を中心として回動可能であるように連結される。
昇降装置40は、脚部20に対して支持部30を昇降可能に支えつつ取り付けるものである。なお、この点において、脚部20は、支持部30を下方から支えるものであると言える。
昇降装置40は、脚部20の側に設けられる左右一対のベース側支柱41L,41R(これらをまとめて「ベース側支柱41」とも表記する)と、支持部30の側に設けられる左右一対の昇降側支柱42L,42R(これらをまとめて「昇降側支柱42」とも表記する)と、これらベース側支柱41と昇降側支柱42との間に介在するように設けられてこれら支柱41,42を連結する二本の平行リンク43,44とからなる四節リンク機構45、並びに、ベース側支柱41に対して昇降側支柱42を押し上げる向きに付勢力を付与する付勢手段46Aを有する。
左右一対のベース側支柱41L,41Rは、台枠21の内側空間に配置され、当該台枠21を構成する左右のフレーム21L,21Rの間に左右方向に沿って掛け渡される支持フレーム26を介して台枠21に対して固定されて取り付けられる。図に示す例では、台枠21を構成する左フレーム21L寄りの位置に配設される左側のベース側支柱41Lと右フレーム21R寄りの位置に配設される右側のベース側支柱41Rとの、左右一対のベース側支柱41L,41Rが取り付けられる。
左右一対の昇降側支柱42L,42Rは、各々、基部36の左右一対の側壁36b,36bのそれぞれから下向きに延出し、前記側壁36bに対して固定されて取り付けられる。図に示す例では、基部36の左側の側壁36bに取り付けられる左側の昇降側支柱42Lと右側の側壁36bに取り付けられる右側の昇降側支柱42Rとの、左右一対の昇降側支柱42L,42Rが取り付けられる。
図に示す例では、左右一対のベース側支柱41L,41Rが脚部20の台枠21の後部位置に固定されて取り付けられると共に左右一対の昇降側支柱42L,42Rが支持部30の臀部支持部分32(別言すると、第二のマット34b)を支持する基部36に対して固定的に取り付けられ、ベース側支柱41の前方に昇降側支柱42が降りるように配置される。
二本の平行リンク43,44は、上下方向において所定の間隔をあけて相互に平行に配設され(図に示す例では、符号43が上側のリンク,符号44が下側のリンク)、各々の一端部(別言すると、前端部)が昇降側支柱42に対して回動可能に連結されると共に他端部(別言すると、後端部)がベース側支柱41に対して回動可能に連結される。
平行リンク43,44それぞれの一端部(前端部)は、上下方向において所定の間隔をあけつつ左右方向に沿って相互に平行に配設される二本のリンク回動軸48,48により、昇降側支柱42に対して前後方向の鉛直面に沿って回動可能であるように連結される。
平行リンク43,44それぞれの他端部(後端部)は、上下方向において所定の間隔をあけつつ左右方向にそって相互に平行に配設される二本のリンク回動軸49,49により、ベース側支柱41に対して前後方向の鉛直面に沿って回動可能であるように連結される。
図に示す例では、左側のベース側支柱41Lと左側の昇降側支柱42Lとを連結する上下二本の平行リンク43,44が設けられ、また、右側のベース側支柱41Rと右側の昇降側支柱42Rとを連結する上下二本の平行リンク43,44が設けられる。
四節リンク機構45は平行運動機構であり、脚部20側のベース側支柱41と支持部30側の昇降側支柱42とが四節リンク機構45によって連結されることにより、ベース側支柱41に対して昇降側支柱42が傾斜/傾動することなく昇降し、延いては脚部20に対して支持部30が傾斜/傾動することなく(即ち、例えば、ストレッチャがベッド形態(図6)である場合に支持部30の水平状態が維持されながら)昇降する。
左側のベース側支柱41Lと昇降側支柱42Lとを連結する上下二本の平行リンク43,44と右側のベース側支柱41Rと昇降側支柱42Rとを連結する上下二本の平行リンク43,44との左右方向における間に、ベース側支柱41と昇降側支柱42との間に介在するように付勢手段46Aと二つの変形制御用伸縮機構46Bが設けられる。なお、図に示す例ではストレッチャとしての安全性を十分に確保するために二つの変形制御用伸縮機構46Bが設けられるようにしているが、変形制御用伸縮機構46Bは一つのみ設けられるようにしても良い。
付勢手段46A及び二つの変形制御用伸縮機構46Bそれぞれの一端部(別言すると、前端部)は、左右一対の昇降側支柱42L,42Rに対し、これら左右一対の昇降側支柱42L,42Rの間に昇降保持フレーム52が設けられた上で、左右方向に沿って配設されて昇降保持フレーム52に対して取り付けられる回動軸50を介して回動可能であるように連結される。
付勢手段46A及び二つの変形制御用伸縮機構46Bそれぞれの他端部(別言すると、後端部)は、左右一対のベース側支柱41L,41Rに対し、これら左右一対のベース側支柱41L,41Rの間に固定保持フレーム53が設けられた上で、左右方向に沿って配設されて固定保持フレーム53に対して取り付けられる回動軸51を介して回動可能であるように連結される。
付勢手段46Aとしては、図に示す例ではガススプリングが用いられるようにしているが、例えば電動シリンダ,ガス圧シリンダ,又は油圧シリンダなどの昇降用アクチュエータが用いられるようにしても良い。
付勢手段46Aによって昇降側支柱42を押し上げる向きに付勢力が付与されながらベース側支柱41に対して昇降側支柱42が上昇したり下降したりして支持部30の高さが変わる。
二つの変形制御用伸縮機構46Bは、ベース側支柱41に対する昇降側支柱42の上昇や下降をロックしたり当該ロックを解除したりするための、言い換えると、支持部30の高さを固定させたり変化させたりするための仕組みとして備えられる。
変形制御用伸縮機構46Bは、伸縮可能であり尚且つ任意の長さで固定可能な仕組みとして設けられる。このような変形制御用伸縮機構46Bとして、図に示す例では、シリンダ部と、当該シリンダ部に対して出没可能(別言すると、伸縮可能)であるように設けられるロッド部と、シリンダ部の内部においてロッド部の周囲に配設されるコイルばねと、ロッド部に対してコイルばねを巻き締めたロック状態と緩めたアンロック状態とを切り替える操作手段などを有して構成される「メカニカルロック」(例えば、特開2004−97486号公報を参照)と呼ばれるものが設けられる。以下では、「メカニカルロック46B」とも表記する。
メカニカルロック46Bにより、操作手段の動作によってコイルばねが緩められるとロッド部は出没自在/伸縮自在となり、また、操作手段の動作によってコイルばねが巻き締められるとロッド部は出没不能/伸縮不能にロックされる。
ただし、変形制御用伸縮機構46Bは、伸縮可能且つロック可能な機構であれば良く、その構造等は図に示す例(具体的には、メカニカルロック)には限定されない。例えば、変形制御用伸縮機構46Bとして、ロック機構付きガススプリングが設けられるようにしても良い。
ベース側支柱41と昇降側支柱42との間に介在するメカニカルロック46Bのロック機能が利用されて当該メカニカルロック46Bの伸縮動作が制限されたり許容されたりすることにより、昇降側支柱42/支持部30の高さの固定と当該固定の解除とが(言い換えると、昇降側支柱42/支持部30の昇降の制限と許容とが)制御され、昇降側支柱42/支持部30が所望の高さに固定されたり当該固定が解除されたりする。
図に示す例では、二つの昇降操作レバー47A,47Bの操作によってメカニカルロック46Bの操作手段が動作するように構成される。
図に示す例では、具体的には、昇降操作レバー47Bに対してワイヤ(図示していない)の一端が連結され、また、メカニカルロック46Bの操作手段を動作させ得る態様で当該操作手段に対して前記ワイヤの他端が連結される。
昇降操作レバー47Aが引き上げられた状態で昇降操作レバー47Bが引き上げられることにより、ワイヤを介して操作手段が動作してメカニカルロック46Bのロックが解除され、メカニカルロック46Bが伸縮可能な状態になる。
一方、昇降操作レバー47Bが放されて引き上げが解放されることにより、操作手段が動作してメカニカルロック46Bがロックされ、メカニカルロック46Bが伸縮不能な状態になる。
ストレッチャは、支持部30が昇降する際に、昇降操作レバー47A及び昇降操作レバー47Bが操作されてロックが解除された状態で昇降操作レバー47Bの操作状態が維持されたまま支持部30が上昇したり下降したりする。そして、支持部30が所望の高さになったときに昇降操作レバー47Bが放されて昇降操作レバー47Bの操作状態が解除されることにより、支持部30が所望の高さのまま固定される。
なお、昇降装置40の各リンクは平行運動機構となる四節リンク機構45を構成しており、支持部30が昇降する際に支持部30は脚部20に対して傾斜/傾動しない(即ち、例えば、ストレッチャがベッド形態(図6)である場合に支持部30の水平状態が維持される)。
ハンドル7が掴まれて上半身支持フレーム1の支持部1aが水平状態から引き起こされて傾斜したり(この際、上半身支持部分31が臀部支持部分32に対して折り曲げられる)傾斜状態から引き倒されて水平にされたり(この際、上半身支持部分31と臀部支持部分32とが平らになる)する際に、上半身支持フレーム1は連結軸部1c/第一の回動軸3を中心として回動する。
臀部支持部分32を構成する第二のマット34bの下方に、ロック機構を備えるガススプリング37が備えられる。
ガススプリング37は、上半身支持部分31を構成する第一のマット34aの傾動をロックしたり当該ロックを解除したりするための、言い換えると、ストレッチャ(具体的には、第一のマット34a,第二のマット34b,及び第三のマット34c)のベッド形態と椅子形態との間での変形をロックしたり当該ロックを解除したりするための仕組みとして備えられる。
ガススプリング37は、シリンダと当該シリンダに対して出没可能であるピストンロッドとを有すると共にピストンロッドの先端に設けられるプッシュバルブ(「プッシュピン」とも呼ばれる)を介して操作・制御可能であるロック機構を備える機序として構成される。
ガススプリング37は、上半身支持部分31と臀部支持部分32との間に介在するように、上半身支持フレーム1と基部36とのそれぞれに連結される。
ガススプリング37の一端部(別言すると、後端部)は、上半身支持フレーム1に対し、当該上半身支持フレーム1の連結部1bの前端部(言い換えると、支持部1aが連接する側と反対側の端部)に於いて、左右方向に沿って配設される回動軸38を介して回動可能であるように連結される。
ガススプリング37の他端部(別言すると、前端部)は、基部36に対し、当該基部36の前端寄りの位置に於いて、当該基部36の左右一対の支持フレーム36a,36aの間に保持フレーム36cが設けられた上で、左右方向に沿って配設されて保持フレーム36cに対して取り付けられる回動軸39を介して回動可能であるように連結される。
上半身支持部分31と臀部支持部分32との間に介在するガススプリング37のロック機構が利用されて当該ガススプリング37の伸縮動作が制限されたり許容されたりすることにより、上半身支持部分31の傾斜の程度の固定と当該固定の解除とが(言い換えると、上半身支持部分31の傾動の制限と許容とが)制御され、上半身支持部分31が所望の傾斜の程度に固定されたり当該固定が解除されたりする。
図に示す例では、ハンドル7に対して取り付けられる傾動操作レバー7aの操作によってガススプリング37のプッシュバルブが動作するように構成される。
図に示す例では、具体的には、傾動操作レバー7aに対してワイヤの一端が連結され、また、ガススプリング37のプッシュバルブを押すように動作し得る態様で設けられる操作片37aが前記ワイヤの他端に連結される。
ハンドル7と傾動操作レバー7aとが一緒に握り絞られることにより、ワイヤを介して操作片37aが動作し、プッシュバルブが押し込まれてガススプリング37のロックが解除され、ガススプリング37が伸縮可能な状態になる。
一方、傾動操作レバー7aが放されて絞りが解放されることにより、操作片37aによるプッシュバルブの押し込みが解放されてガススプリング37がロックされ、ガススプリング37が伸縮不能な状態になる。
例えば、ストレッチャは、ベッド形態(例えば図6)から椅子形態(例えば図1)へと変形する際に、ハンドル7と傾動操作レバー7aとが一緒に握り絞られてロックが解除された状態でハンドル7と傾動操作レバー7aとが一緒に握られたまま上半身支持フレーム1(支持部1a)が引き起こされ、第一のマット34aが傾斜するように立てられて臀部支持部分32に対して上半身支持部分31が傾斜させられる。
ストレッチャは、また、椅子形態(例えば図1)からベッド形態(例えば図6)へと変形する際に、ハンドル7と傾動操作レバー7aとが一緒に握り絞られてロックが解除された状態でハンドル7と傾動操作レバー7aとが一緒に握られたまま上半身支持フレーム1(支持部1a)が引き倒され、第一のマット34aが倒されて臀部支持部分32と上半身支持部分31とが水平にされる(即ち、第一のマット34aと第二のマット34bとが平らにされる)。
また、ベッド形態と椅子形態との間の途中の形態として、ハンドル7と傾動操作レバー7aとが一緒に握り絞られてロックが解除された状態でハンドル7と傾動操作レバー7aとが一緒に握られたまま上半身支持フレーム1(支持部1a)が傾動させられる。そして、上半身支持部分31が所望の傾斜角度になったときに傾動操作レバー7aが放されて絞りが解放されることにより、上半身支持部分31が所望の傾斜角度のまま固定される。
臀部支持部分32を構成する第二のマット34bの下方に、上半身支持部分31を構成する第一のマット34aの傾斜動作と脚支持部分33を構成する第三のマット34cの傾斜動作とを連動させるための連係リンク6が設けられる。
連係リンク6は、ストレッチャがベッド形態から椅子形態へと変形する際に臀部支持部分32に対して上半身支持部分31が次第に折れ曲げられると同時に脚支持部分33を臀部支持部分32に対して次第に折り曲げ、また、ストレッチャが椅子形態からベッド形態へと変形する際に臀部支持部分32と上半身支持部分31とが次第に平らにされると同時に脚支持部分33を臀部支持部分32に対して次第に平らにするためのものであり、つまり、臀部支持部分32に対する上半身支持部分31の傾斜動作と脚支持部分33の傾斜動作とを連動させるためのものである。
連係リンク6は、上半身支持部分31を構成する第一のマット34aと脚支持部分33を構成する第三のマット34cとの間に介在するように、上半身支持フレーム1と脚支持フレーム2とのそれぞれに連結される。
連係リンク6の一端部(別言すると、後端部)は、上半身支持フレーム1に対し、当該上半身支持フレーム1の連結部1bの前端部(言い換えると、支持部1aが連接する側と反対側の端部)に於いて、左右方向に沿って配設される回動軸を介して回動可能であるように連結される。連係リンク6の後端部と上半身支持フレーム1の支持部1aの前端部とを連結する回動軸として、図に示す例では、ガススプリング37の後端部と上半身支持フレーム1の支持部1aの前端部とを連結する回動軸である回動軸38が用いられる。
連係リンク6の他端部(別言すると、前端部)は、脚支持フレーム2に対し、当該脚支持フレーム2のアーム部2cの先端部(別言すると、前端部,下端部)に於いて、左右方向に沿って配設される回動軸9を介して回動可能であるように連結される。
そして、本実施形態の医療用器具の支持装置10は、上下方向に沿って配設されて医療用器具が取り付けられる支柱部11と、当該支柱部11をストレッチャのフレームに装着する装着部12と、当該装着部12に取り付けられる接地機構13とを有し、当該接地機構13が上下方向に沿って配設されて昇降する昇降軸15を備え、当該昇降軸15の下端の接地アンカー15cを床面60へと接地させた状態で昇降軸15の高さ位置を固定したり、昇降軸15の下端の接地アンカー15cを床面60から持ち上げた状態で昇降軸15の高さ位置を固定したりするようにしている。
本実施形態の医療用器具の支持装置10は、特に、装着部12が、患者を乗せるための支持部30を下方から支えると共にキャスタ22が取り付けられる台枠21を構成するフレームに装着されるようにしている。
本実施形態の医療用器具の支持装置10は、さらに、接地機構13が、昇降軸15が貫通するシリンダ部14と、昇降軸15を貫通させ且つ傾動可能に設けられるストッパ部17bと、シリンダ部14とストッパ部17bとの間に介在してストッパ部17bに対して上向きの付勢力を付与するコイルばね18とを有し、当該コイルばね18の上向きの付勢力によってストッパ部17bが傾動して昇降軸15を貫通させる貫通孔17cの内縁面を昇降軸15の外周面へと押し付けることによって昇降軸15の高さ位置を固定するようにしている。
医療用器具の支持装置10(単に「支持装置10」とも表記する)は、台枠21を構成するフレームに対して取り付けられて装着される。
図に示す例では、台枠21を構成する左フレーム21Lに対して支持装置10が取り付けられて装着される。ただし、支持装置10は、台枠21を構成するフレームや図に示す例における台枠21に相当する構造を構成するフレームのうちの何れに取り付けられても良い。図に示す例における台枠21に相当する構造とは、具体的には例えば、キャスタなどの移動装置が取り付けられる構造や、患者を乗せるための支持部を下方から支えるための構造である。
また、支持装置10は、一つのフレームに対して一つのみ取り付けられても良く、或いは、一つのフレームに対して複数取り付けられても良く、さらに言えば、複数のフレームに対して取り付けられるようにしても良い。
支持装置10は、医療用器具が取り付けられる支柱部11と、当該支柱部11を台枠21を構成するフレーム(図に示す例では具体的には、左フレーム21L)へと取り付けるための装着部12と、当該装着部12に対して取り付けられる接地機構13とを有する。
支柱部11は、長手方向中心軸を上下方向に沿わせて配設されて上端に医療用器具(図示していない)が取り付けられ、当該医療用器具とストレッチャの支持部30との位置関係を、延いては当該支持部30に乗っている患者との位置関係を固定しつつ医療用器具を支持するためのものである。
支柱部11の上端部に、医療用器具を取り付けるための取付部11aが設けられる。
取付部11aは、支柱部11に取り付けられる医療用器具に応じ、当該の医療用器具を取り付けるために適当な形状を備えて(言い換えると、医療用器具毎に固有の取り付け部に適合する形状を備えて)コネクタ/ジョイントして機能し得るものが用いられる。
取付部11aは、支柱部11に取り付けられる医療用器具が固定的である場合には特定の医療用器具に適合するものが固定的に取り付けられるようにしても良く、或いは、支柱部11に取り付けられる医療用器具として複数種類の器具が想定される場合には医療用器具の種類に応じて交換可能であるように取り付けられるようにしても良い。
本発明において支持装置10の支柱部11に取り付けられる医療用器具は、特定の種類の機器・装置に限定されるものではなく、ストレッチャの使用目的やストレッチャが使用される場面・状況やストレッチャを使用する患者に合わせるなどして適当な種類の機器・装置が適宜選択される。支柱部11に取り付けられる医療用器具としては、具体的には例えば、あくまで例として挙げると、手術・治療用の顕微鏡,撮像装置,及び照明装置が挙げられる。なお、分野としては、眼科,歯科,耳鼻咽喉科,外科,形成外科などが挙げられる。
図に示す例では、医療用器具の側に設けられる柱状の突起部が、取付部11aの上端の開口11bへと挿し込まれてボルトによって固定されるようにしている。
支柱部11の長さ寸法は当該の支柱部11に取り付けられる医療用器具に合わせて適当な寸法に調節されるようにしても良い。なお、支柱部11に取り付けられる医療用器具と患者との間の位置関係はベース側支柱41に対して昇降側支柱42を昇降させて支持部30の高さ位置が調節されることによって調整されるようにしても良い。
装着部12は、台枠21を構成するフレーム(図に示す例では具体的には、左フレーム21L)に対して支持装置10を取り付けて装着するためのものである。支持装置10は、装着部12を備えることにより、着脱自在の仕組みとして構成され、且つ、支持装置10を装着する最適な位置を治療や状況などに合わせて適宜選択することが可能になる。
装着部12は、左フレーム21Lへと掛けられて固定される係合部12aと、当該係合部12aと連接して設けられる支柱支持部12bとを有する。
係合部12aは、前後方向において一定の幅を有すると共に、左右方向に沿う鉛直断面視において上下逆さのU字形(言い換えると、下端が開口するコ字形)に、すなわち左右方向において離間して相互に対向する左右一対の側壁とこれら左右一対の側壁の上端同士を繋ぐように連接する天板とを有するものとして形成される。
支柱支持部12bは、係合部12aの、台枠21にとっての外側の側面と連接して設けられる。係合部12aと支柱支持部12bとは相互に固定的に連接するものとして形成される。
係合部12aと支柱支持部12bとは、図に示す例では、溶接によって接合されて相互に固定的に連接するものとして形成される。なお、係合部12aと支柱支持部12bとは、元より一体のものとして形成されるようにしても良い。
支柱支持部12bに対して支柱部11が固定的に取り付けられる。
図に示す例では、支柱支持部12bが前後方向において離間して相互に対向する一対の板状部材によって構成され、これら前後一対の板状部材同士の間に支柱部11の下端部分が差し入れられ、支柱支持部12bを構成する前後一対の板状部材の間に支柱部11が挟まれた状態で固定的に連結される。
支柱支持部12bと支柱部11とは、図に示す例では、溶接によって接合されて相互に固定的に連結される。なお、支柱部11と支柱支持部12bとが元より一体のものとして形成されるようにしても良い。したがって、支柱部11,係合部12a,及び支柱支持部12bが元より一体のものとして形成されるようにしても良い。
装着部12は、係合部12aが左フレーム21Lへと装着された状態で、下端が床面60に接地しないように形成される。また、支柱部11は、当該支柱部11が取り付けられる支柱支持部12bと連接する係合部12aが左フレーム21Lへと装着された状態で、下端が床面60に接地しないように支柱支持部12bに対して固定的に取り付けられる。すなわち、支持装置10がストレッチャの台枠21を構成するフレームへと装着された状態では、支柱部11及び装着部12は、床面60から持ち上げられており、床面60には接地していない。
支持装置10は、係合部12aが左フレーム21Lの上方から下ろされ、係合部12aの下端の開口から左フレーム21Lを進入させて当該左フレーム21Lへと係合部12aが覆い被さるようにしてストレッチャの台枠21へと装着される。
係合部12aが左フレーム21Lへと被されて掛けられた状態で、係合部12aの下端寄りの位置に於いて左右方向に沿って配設されるボルト12cにより、係合部12aを構成する左右一対の側壁同士が相互に締め付けられる。
台枠21を構成するフレームに係合部12aを固定する仕法は、係合部12aの下端寄りの位置に於けるボルトによる締め付けに限定されるものではなく、フレームに対して係合部12aを確りと固定し得る仕組みや方法であればどのようなものでも良く、具体的には例えば種々のクランプのような締め具/万力が利用されるようにしても良い。
接地機構13は、装着部12に対して固定されて取り付けられ、支持装置10に取り付けられた医療用器具が使用される際には昇降軸15の下端を床面60へと接地させて支持装置10の安定性を、延いては医療用器具の安定性を確保し、また、ストレッチャを移動させる際にはストレッチャの移動の支障にならないようにするために昇降軸15の下端を床面60から持ち上げるためのものである。
接地機構13は、図に示す例では、装着部12の支柱支持部12bへと、ねじ止めによって固定されて取り付けられる。
接地機構13は、シリンダ部14と、当該シリンダ部14を貫通する昇降軸15と、当該昇降軸15を制動するためのスイッチ17と、当該スイッチ17に対して付勢力を与えるコイルばね18とを有する。
シリンダ部14は、筒状に形成され、長手方向中心軸に沿う中空部に昇降軸15(具体的には、軸部15b)を貫通させる。
シリンダ部14は、当該シリンダ部14の上端部と下端部とのそれぞれを保持するように設けられる保持部材14aにより、長手方向中心軸を上下方向に沿わせた姿勢で(即ち、昇降軸15を貫通させる中空部の長手方向を上下方向に沿わせた姿勢で)、装着部12の支柱支持部12bに対して固定されて取り付けられる。
保持部材14aは、図に示す例では、前後一対の支柱支持部12bのうちの後ろ側の支柱支持部12bの後面にねじ止めによって固定されて取り付けられる。
接地機構13は、図に示す例のように支柱部11の近傍位置に、別言すると支柱部11に隣接して設けられるようにしても良く、或いは、支柱部11の長手方向中心軸と同軸に設けられるようにしても良い。
なお、接地機構13は、図に示す例のように支柱部11の後方に設けられるようにしても良く、或いは支柱部11の前方に設けられるようにしても良く、或いは支柱部11の側方に設けられるようにしても良く、更に或いは支持部11の前方,後方,及び側方のうちのいずれか二箇所若しくは全てに設けられるようにしても良い。ただし、接地機構13が支柱部11の外方(即ち、台枠21とは反対側)に設けられると接地機構13が邪魔になってしまうことも考えられ、そのような場合には接地機構13が支柱部11の外方(即ち、台枠21とは反対側)に設けられるようにすることは好ましくない。
シリンダ部14は、当該シリンダ部14に対して昇降自在であるように昇降軸15を摺動可能に支持しつつ、当該昇降軸15の軸心位置がぶれないように昇降軸15を保持する。
昇降軸15は、シリンダ部14を貫通して当該シリンダ部14の上方に突出し且つ下方に突出するものとして配設される。
昇降軸15は、長手方向中心軸を上下方向に沿わせて配設され、軸部15bの上端(即ち、シリンダ部14の上方に突出した部分の上端)にグリップ15aが設けられると共に、軸部15bの下端(即ち、シリンダ部14の下方に突出した部分の下端)に接地アンカー15cが取り付けられる。グリップ15aや接地アンカー15cは、軸部15bとは別部材として形成されて取り付けられて組み付けられるようにしても良く、或いは、軸部15bの一部として当該軸部15bと一体的に連接して(即ち、軸部15bと同一部材として)形成されるようにしても良い。なお、グリップ15aが取り付けられないようにしても良く、また、軸部15b自体の下端を接地アンカー15cとして機能させるようにしても良い。
接地アンカー15cは、支持装置10(具体的には、支柱部11)に取り付けられた医療用器具が使用される際の支持装置10(延いては医療用器具)の安定性を確保すると共に振動を適切に減衰させるために床面60へと接地させられるものである。
図に示す例では、接地アンカー15cの下端面が平坦に形成されて床面60に対して面接触することにより、確りとした定着性が発揮されるようにしている。なお、接地アンカー15cの下端面に、床面60に対して滑り難い素材(例えば、ゴム製)のパッド部材が取り付けられるようにしても良い。
スイッチ17は、取付部17aと、当該取付部17aに対して傾動可能に連接・連結するストッパ部17bとを有する。
取付部17aは、シリンダ部14との相対的な位置関係が固定されるように設けられる。
図に示す例では、取付部17aとシリンダ部14の上端部を保持する保持部材14aとが一体のものとして形成され、取付部17aは、シリンダ部14の下端部を保持する保持部材14aと連接する部分に、ねじ止めによって固定されて取り付けられる
ストッパ部17bは、板状に形成され、取付部17aに対して傾動可能であるように連接・連結される。
ストッパ部17bには貫通孔17cが形成され、当該貫通孔17cを昇降軸15の軸部15bが上下方向に貫通する。ストッパ部17bに形成される貫通孔17cの径は、昇降軸15の軸部15bの長手方向直交断面の径よりも少し大きい寸法に調節される。
コイルばね18は、シリンダ部14とストッパ部17bとの間に介在してストッパ部17bに対して上向きの付勢力を付与するためのものである。
コイルばね18は、図に示す例では、シリンダ部14の上端部を保持する保持部材14aとスイッチ17のストッパ部17bとの間に介在するように配設される。
コイルばね18は、伸縮方向を上下方向に沿わせた姿勢で、伸縮方向に沿う中心部(別言すると、中空部)に昇降軸15の軸部15b(具体的には、軸部15bのうちのシリンダ部14の上方に突出した部分)を貫通させて、上側の保持部材14aとストッパ部17bとの間に介在してストッパ部17bを押し上げる向きの付勢力を常時発揮する。
コイルばね18によって上向きの付勢力が与えられることにより、ストッパ部17bが取付部17aとの連接・連結箇所を中心として回動し、ストッパ部17bが起き上がり立ち上がるように傾動して昇降軸15の軸部15bの長手方向に沿うように傾斜しようとすることになり、ストッパ部17bの貫通孔17cの内縁面が軸部15bの外周面へと押し付けられる。
一方、ストッパ部17bが押し下げられる(即ち、コイルばね18によってストッパ部17bに対して常時付与されている上向きの付勢力に抗してストッパ部17bが押し下げられる)ことにより、ストッパ部17bが取付部17aとの連接・連結箇所を中心として回動し、ストッパ部17bが傾倒するように傾動して昇降軸15の軸部15bの長手方向と直交するように傾斜しようとすることになり、ストッパ部17bの貫通孔17cの内縁面の、軸部15bの外周面への押し付けが解放される(或いは、少なくとも弱められる)。そして、ストッパ部17bの貫通孔17cの内縁面が軸部15bの外周面へと押し付けられていない状態では、ストッパ部17bによって昇降軸15が拘束されることがなく、昇降軸15はシリンダ部14に対して昇降可能になる。
ここで、ストッパ部17bに対してコイルばね18による上向きの付勢力のみが働いているときに昇降軸15に対して下向きの力が働くと、ストッパ部17bの貫通孔17cの内縁面と軸部15bの外周面との間に働く摩擦力によってストッパ部17bが傾倒するように傾動しようとしてストッパ部17bの貫通孔17cの内縁面が軸部15bの外周面へと押し付けられる力が弱まるので、昇降軸15はシリンダ部14に対して下降することが可能になる。
一方で、ストッパ部17bに対してコイルばね18による上向きの付勢力のみが働いているとき、昇降軸15が上昇しようとすると、ストッパ部17bの貫通孔17cの内縁面と軸部15bの外周面との間に働く摩擦力によってストッパ部17bが起き上がるように傾動しようとしてストッパ部17bの貫通孔17cの内縁面が軸部15bの外周面へと押し付けられる力が一層強まるので、昇降軸15はシリンダ部14に対して上昇することが不可能である。
接地機構13のスイッチ17が利用されて昇降軸15の昇降動作が制限されたり許容されたりすることにより、昇降軸15の高さ位置の固定と当該固定の解除とが制御され、昇降軸15(具体的には、接地アンカー15c)が床面60から持ち上げられた状態に維持されたり床面60へと接地させられた状態が維持されたりする。
ストレッチャを移動させる際には、ストッパ部17bが押し下げられてストッパ部17bによる昇降軸15の拘束が弱められたり解除されたりした状態で昇降軸15が持ち上げられる。そして、昇降軸15の下端の接地アンカー15cが床面60から或る程度の高さまで持ち上げられたときにストッパ部17bの押し下げが解除され、コイルばね18の上向きの付勢力が働いているストッパ部17bによって昇降軸15が拘束されることにより、昇降軸15及び接地アンカー15cの高さ位置が固定される。
また、支持装置10に取り付けられた医療用器具が使用される際には、昇降軸15が押し下げられて昇降軸15の下端の接地アンカー15cが床面60へと接地させられて押し付けられる(言い換えると、接地アンカー15cが床面60に突っ張る)。そして、接地アンカー15c(特に、下端面)が床面60へと押し付けられたときに昇降軸15の押し下げが解除される。ここで、上述したように、ストッパ部17bに対してコイルばね18による上向きの付勢力のみが働いているときは昇降軸15がシリンダ部14に対して上昇することは不可能であるので、接地アンカー15cの高さ位置が固定されて接地アンカー15cが床面60へと押し付けられた状態が維持される。
図に示すと共に上述した例のように接地機構13が構成される場合には、ワンタッチで昇降軸15の高さ位置を固定したり昇降軸15の高さ位置の固定を解除したりすることが可能である。
なお、ストレッチャを移動させる際には、フットペダル23が操作されると共にリンケージ25を介して、四つのキャスタ22の全ての回転のロックが解除されて走行可能状態にされる。一方、支持装置10に取り付けられた医療用器具が使用される際には、フットペダル23が操作されると共にリンケージ25を介して、四つのキャスタ22の全ての回転がロックされて走行不能状態にされる。
全てのキャスタ22の回転がロックされて走行不能状態にされることにより、支持装置10を支える基部/土台として台枠21が利用されることになり、すなわち支持装置10が広範囲に展開される基部/土台を備えることになるので、支持装置10(延いては医療用器具)の良好な安定性が確保されると共に振動が適切に減衰させられる。
図に示す例では、接地機構13が台枠21の外側に位置し、接地アンカー15cの床面60への接地位置がキャスタ22それぞれの床面60との接地点(具体的には、四点)を結んだ範囲の外側であるようにしている。この場合には、床面60上にストレッチャを固定している接地点は各キャスタ22の接地点の四点であるのに対し、これら四点を結んだ範囲の外側に接地機構13の接地点が追加されることにより、接地点/固定点が五点に増えると共に接地点が展開される範囲の面積が大きくなり、ストレッチャ自体の安定性も向上する。
支持装置10の安定性を一層良好に確保するためには、装着部12について不動の状態が維持されることも重要である。このため、係合部12aは、台枠21を構成するフレームの長手方向における中央部ではなく、前記フレームの長手方向におけるどちらか一方の端部に寄った位置に装着されることが好ましく、さらに言えば、前記フレームの長手方向におけるどちらか一方の端部の近傍位置に装着されることが一層好ましい。
図に示す例では装着部12が台枠21を構成する左フレーム21Lの後ろ側に取り付けられる移動装置としてのキャスタ22の近傍位置に装着されるようにしており、医療用器具が使用される際には全てのキャスタ22の回転がロックされることとも相俟って好ましい態様の一つである。
また、装着部12の不動の状態を一層確実に実現するという点において、台枠21を構成するフレームの長手方向直交断面の形状は、正円/真円ではなく、楕円若しくは多角形であることが好ましい。
以上のように構成された医療用器具の支持装置やストレッチャによれば、ストレッチャの台枠21を構成するフレームに固定される接地機構13が備える上下方向に沿う昇降軸15の下端(具体的には、接地アンカー15c)を床面60へと接地させた状態で昇降軸15の高さ位置を固定するようにしているので、医療用器具を支持するための機序を着脱自在の仕組みとして構成した上で支持装置10を安定させることができ延いては医療用器具を安定させて支持することができる。このため、医療用器具の支持装置としての汎用性や適用性の向上を図ることが可能になると共に医療用器具の支持装置としての有用性,使用の快適性,及び信頼性の向上を図ることが可能になる。
また、図に示すと共に上述した例のように支持装置10を上下方向に沿う構造を中心として構成することが可能であり、医療用器具の支持装置として必要とされる設置面積を非常に小さくすることが可能である。
なお、上述の実施形態は本発明を実施する際の好適な形態の一例ではあるものの本発明の実施の形態が上述のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において本発明は種々変形実施可能である。
例えば、上述の実施形態では本発明に係る医療用器具の支持装置の実施形態の一例が図1や図6などに全体構造を示すストレッチャに組み込まれている場合を例に挙げて説明したが、本発明に係る医療用器具の支持装置が組み込まれ得るストレッチャは図1や図6などに全体構造を示すストレッチャに限られるものではなく、さらに言えば、本発明に係る医療用器具の支持装置が組み込まれ得る機器はストレッチャに限られるものではなく、例えば手術や治療の際に患者が乗せられる種々の患者台に本発明に係る医療用器具の支持装置は組み込まれ得る。
上記とも関連し、上述の実施形態では連係リンク6によって上半身支持部分31の傾斜動作と脚支持部分33の傾斜動作とを連動させるようにしているが、上半身支持部分31と脚支持部分33とが連動して傾斜することは本発明において必須の構成ではなく、上半身支持部分31と脚支持部分33とは連動しなくても良く、さらに言えば、上述の実施形態における脚支持部分33に相当する部材をそもそも有しない(即ち、本発明に係る医療用器具の支持装置が、例えば、フットレストを備えない単なるリクライニングチェアの類いに組み込まれる)ようにしても良い。また、図に示す例におけるヘッドレストも本発明において必須の構成ではなく、ヘッドレストに相当する部材を有しないようにしても良い。
1 上半身支持フレーム
1a 支持部
1b 連結部
1c 連結軸部
2 脚支持フレーム
2a 支持部
2b 連結軸部
2c アーム部
3 第一の回動軸
4 第二の回動軸
6 連係リンク
7 ハンドル
7a 傾動操作レバー
9 回動軸(脚支持フレーム2側)
10 医療用器具の支持装置
11 支柱部
11a 取付部
11b 開口
12 装着部
12a 係合部
12b 支柱支持部
12c ボルト
13 接地機構
14 シリンダ部
14a 保持部材
15 昇降軸
15a グリップ
15b 軸部
15c 接地アンカー
17 スイッチ
17a 取付部
17b ストッパ部
17c 貫通孔
18 コイルばね
20 脚部
21 台枠
21F 前フレーム
21L 左フレーム
21R 右フレーム
22 キャスタ
23 フットペダル
25 リンケージ
26 支持フレーム
30 支持部
31 上半身支持部分
32 臀部支持部分
33 脚支持部分
34a 第一のマット
34b 第二のマット
34c 第三のマット
36 基部
36a 支持フレーム
36b 側壁
36c 保持フレーム
37 ガススプリング
37a 操作片
38 回動軸(上半身支持フレーム1側)
39 回動軸(基部36側)
40 昇降装置
41 ベース側支柱
41L 左側のベース側支柱
41R 右側のベース側支柱
42 昇降側支柱
42L 左側の昇降側支柱
42R 右側の昇降側支柱
43 平行リンク(上側のリンク)
44 平行リンク(下側のリンク)
45 四節リンク機構
46A 付勢手段
46B 変形制御用伸縮機構/メカニカルロック
47A,47B 昇降操作レバー
48 リンク回動軸(昇降側支柱42側)
49 リンク回動軸(ベース側支柱41側)
50 回動軸(昇降側支柱42側)
51 回動軸(ベース側支柱41側)
52 昇降保持フレーム
53 固定保持フレーム
60 床面

Claims (6)

  1. 上下方向に沿って配設されて医療用器具が取り付けられる支柱部と、当該支柱部を患者台のフレームに装着する装着部と、当該装着部に取り付けられる接地機構とを有し、当該接地機構が上下方向に沿って配設されて昇降する昇降軸を備え、当該昇降軸の下端を床面へと接地させた状態で前記昇降軸の高さ位置を固定したり、前記昇降軸の下端を前記床面から持ち上げた状態で前記昇降軸の高さ位置を固定したりすることを特徴とする医療用器具の支持装置。
  2. 前記装着部が、患者を乗せるための支持部を下方から支えると共にキャスタが取り付けられる台枠を構成するフレームに装着されることを特徴とする請求項1記載の医療用器具の支持装置。
  3. 前記接地機構が、前記昇降軸が貫通するシリンダ部と、前記昇降軸を貫通させ且つ傾動可能に設けられるストッパ部と、前記シリンダ部と前記ストッパ部との間に介在して前記ストッパ部に対して上向きの付勢力を付与するコイルばねとを有し、当該コイルばねの前記上向きの付勢力によって前記ストッパ部が傾動して前記昇降軸を貫通させる貫通孔の内縁面を前記昇降軸の外周面へと押し付けることによって前記昇降軸の高さ位置を固定することを特徴とする請求項1記載の医療用器具の支持装置。
  4. 前記昇降軸の下端に、下端面が平坦に形成されて前記床面へと面接触する接地アンカーが設けられることを特徴とする請求項1記載の医療用器具の支持装置。
  5. 前記昇降軸の下端が前記床面へと接地する位置が、患者を乗せるための支持部を下方から支える台枠よりも外側であることを特徴とする請求項1記載の医療用器具の支持装置。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか一つに記載の医療用器具の支持装置を備えることを特徴とするストレッチャ。
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