JP2021164549A - 駆動装置付き車輪を有する自律走行型掃除機 - Google Patents

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【課題】車輪ユニットの小型化が可能な駆動装置付き車輪を有する自律走行型掃除機を提供する。【解決手段】掃除機本体と、各走行モータ3mの駆動でそれぞれ回動される駆動輪3と、前記走行モータ3mの駆動を減速して前記駆動輪に伝える減速機構とを備え、前記減速機構は、ピニオンギヤ31と、前記ピニオンギヤ31に噛み合う偏芯した第1の歯車と、前記第1の歯車に軸受を介して回転自在に支持される遊星歯車34と、前記遊星歯車34と噛み合い、前記本体部に対して固定されるアウターギヤ37とを有し、前記駆動輪3は、前記遊星歯車34の自転により回転している。また、前記走行モータ3mの軸と前記駆動輪3は同軸上に配置される。また、前記走行モータ3mおよび前記減速機構は前記駆動輪3の内側に収納される。【選択図】図7

Description

本発明は、駆動装置付き車輪を有する自律走行型掃除機に関する。
従来、室内を自律的に移動しつつ掃除する自律走行型掃除機が知られている。自律走行型掃除機は、動力源として充電池を搭載し、制御装置で、車輪ユニットを駆動する走行モータを制御して自律走行を行いつつ、モータ駆動の回転ブラシを用いて塵埃を掻き込み、吸引ファンで吸引して掃除を行う。
自律走行型掃除機は、左右一対の駆動用の車輪による自動走行が行われている。
ここで、自律走行型掃除機を自律走行させるため、車輪を駆動するモータのトルクに応じて減速比をある値の範囲、例えば40〜80の間で調整する必要がある。つまり、モータのトルクに対して、車輪を駆動するトルクは、40〜80倍となる。
ところで、従来の自律走行型掃除機の車輪の減速機構は、以下の2つのタイプがある。
例えば、1つのタイプは、車輪の減速構造はモータからギヤを介して減速し車輪を動作させる構造となっている。この際、減速比を稼ぐためにギヤを直列に配置しているため、車輪に対し前後方向へ長くなってしまう。このように、通常の平歯車を直列で並べる構造であると、トルクの大きいモータを使用し少ない減速比とした際においても、ギヤを多段にする必要が有り、車輪ユニットが大型化してしまう。
もう1つのタイプとして、特許文献1に記載の車輪の減速機構の構成は、ギヤの配置の工夫及び整流子モータと同一直径で、整流子モータよりも大きいトルクが得られるアウターロータのブラシレスモータを用いて、減速機構の直径方向が車輪内部に収まるように配置をしている。
この構造の場合、必要な減速比を大きく稼ぐにはギヤの外形を大きくする必要があり、車輪ユニットが直径方向へ大型化してしまう。
これらの問題を解決するため、特許文献2に記載の車輪の減速機構の構成は、トロコイド曲線を用いた歯車とカムの組合せにより二段の減速のみで、高い減速比を得る構成が提案されており、車輪ユニットの小型化がされている。
特開2010−221964号公報 特開2017−74321号公報
しかし、掃除機本体の性能向上のためには、他の部品を配置するための領域をさらに確保することが望まれており、車輪ユニットの更なる小型化が望まれている。
本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、車輪ユニットの小型化が可能な駆動装置付き車輪を有する自律走行型掃除機の提供を目的とする。
本発明の自律走行型掃除機は、各走行モータの駆動でそれぞれ回動される駆動輪と、前記走行モータの駆動を減速して前記駆動輪に伝える減速機構と、塵埃が回収される吸口と、前記塵埃を含む空気を前記吸口から吸引する吸引ファンと、モータにより回転駆動して前記塵埃を掻き込む回転ブラシと、前記塵埃が集められる集塵ケースと、障害物を検知する障害物検知手段と、電源を供給する充電池とを備え、前記減速機構は、ピニオンギヤと、前記ピニオンギヤに噛み合う偏芯した第1の歯車と、前記第1の歯車に軸受を介して回転自在に支持される遊星歯車と、前記遊星歯車と噛み合い、前記本体部に対して固定されるアウターギヤとを有し、前記駆動輪は、前記遊星歯車の自転により回転してもよい。
また、前記走行モータの軸と前記駆動輪は同軸上に配置される。
また、前記第1の歯車は、回転軸とずらした軸を擁しており、前記遊星歯車はトロコイド曲線からなるサイクロイド歯車を使用し、前記遊星歯車へ前記第一の歯車を前記軸を中心に回転可能に配置するとともに、前記第1の歯車が回転することによる偏芯運動により前記遊星歯車が自転することを特徴とすることによる。
本発明によれば、駆動輪の内側にモータと減速機構を収納することができるため、車輪ユニットの小型化が可能な駆動装置付き車輪を有する自律走行型掃除機を提供することができる。
本実施形態の自律走行型掃除機を示す外観斜視図である。 本実施形態の自律走行型掃除機を示す底面図である。 図1のIII−III線断面図である。 本実施形態の自律走行型掃除機から上ケースを外した状態を示す斜視図である。 本発明の車輪ユニットを斜め上後方から見た斜視図 本発明の車輪ユニットの分解斜視図。 図6の反対方向から見た車輪ユニットの分解斜視図。 図5のA−A断面図。 ピニオンギヤ、歯車が見える断面で切断した断面図。 駆動輪とモータとの間の減速機構の噛み合い状態と荷重のかかり方を示す縦断面模式図。 特許文献1のモータ駆動装置を備えたインホイールモータ駆動装置を示す縦断面図。 本実施形態の自律走行型掃除機を示す制御ブロック図である。 LiDARの機能を説明する図を示し、(a)は運転開始時、(b)は運転中である。 本実施形態の自律走行型掃除機の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の自律走行型掃除機の充電台帰還の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の自律走行型掃除機の充電台帰還動作を説明する図である。 本実施形態の第1のギヤを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、自律走行型掃除機S(以下、掃除機Sと略記する)が進行する向きのうち、掃除機Sが主に進行する方向を前方、鉛直上向きを上方、駆動輪3,4が対向する方向であって駆動輪3側を右方、駆動輪4側を左方とする(図2参照)。すなわち、図1などに示すように、前後、上下、左右方向を定義する。
図1は、本実施形態の自律走行型掃除機を示す外観斜視図である。
図1に示すように、掃除機Sは、所定の掃除領域(例えば、部屋の床面Y(図3参照))を自律的に移動しながら自動的に掃除する電気機器である。また、掃除機Sは、掃除機本体1、掃除機本体1の側周を覆うバンパ2、一対の駆動輪3,4(図2参照)、補助輪5(図2参照)、およびサイドブラシ6を備えている。
掃除機本体1は、上面の少なくとも一部を形成する上カバー1uおよび底面の少なくとも一部を形成する下ケース1sを有する。
上カバー1uには、運転の開始や停止などの各種操作を行うことができる操作ボタン7が設けられている。また、上カバー1uには、着脱可能な集塵ケース8が設けられている。この集塵ケース8は、前後方向の中央よりも後側に設けられている。また、集塵ケース8は、ハンドル8aが回動自在に取り付けられている。
バンパシェード2aは掃除機本体1の側周略に設けられ、バンパ2に取りつけられている。バンパシェード2aは光を透過させる樹脂またはガラスで形成されている。バンパシェード2aのうち少なくとも、測距センサ60の近傍は、赤外線の透過率が可視光および紫外線の透過率よりも大きい材料で形成されている。これにより、紫外線や可視光が受光部に入り込んで、障害物までの距離を誤認識する虞を低減できる。なお、使用する光の波長のみ透過する材料を用いてもよい。
図2は、本実施形態の自律走行型掃除機を示す底面図である。
図2に示すように、駆動輪3,4は、駆動部の一例としての車輪であり、下ケース1sに取り付けられている。また、駆動輪3,4自体が回転することで掃除機Sを前進、後退、旋回(超信地旋回を含む)させることができる。また、駆動輪3,4は左右両側に配置されており、それぞれ走行モータ3m,4m(図5参照)および減速機構3b、4bで回転駆動される。また、駆動輪3,4は、前後方向において略中央で、左右方向について下ケースの外周寄りに(外側に)設けられている。
また、下ケース1sには、走行モータ3m,4m(図4参照)、アーム3a、4a、および減速機構3b、4bを含んで構成される駆動機構を収容する駆動機構収容部11が設けられている。
次に、本実施形態の自律走行型掃除機Sの駆動輪3、4、走行モータ3m、4mおよび減速機構3b、4bを含む車輪ユニット3w、4w(図5参照)について説明する。
減速機構3bはピニオンギヤ31、歯車(第1の歯車)32、軸受33(第1の軸受)、遊星歯車34、回転板35(第1の回転板)、軸受36(第2の軸受)、アウターギヤ37、回転板38(第2の回転板)、第1のハウジングha、第2のハウジングhbを含む。
なお、駆動輪3を含む車輪ユニット3wと駆動輪4を含む車輪ユニット4wとは、自律走行型掃除機Sの左右の中央面に対して面対称として同様な構成にできる。車輪ユニット4wの構成についての説明は、車輪ユニット3wと同様にできるため、車輪ユニット4wの説明としては繰り返さない。
図5は、本実施形態の車輪ユニットを斜め上後方から見た斜視図である。
図6は、本実施形態の車輪ユニットの分解斜視図であり、図7は、図6の反対方向から見た車輪ユニットの分解斜視図である。
図8は、図5のA−A断面図であり、図9は、ピニオンギヤ31、歯車32が見える断面で切断した断面図である。
車輪ユニット3wにおける駆動輪3とモータ3mとの間の減速機構には、トロコイド曲線を用いた遊星歯車の減速機構を採用している。
図8に示すように、駆動輪3の回転中心、駆動輪3は略円状であり、その中心部分3c(図7参照)と同軸上にモータ3m(回転軸3mj)が設けられている。言い換えると、モータ3mの中心軸3mjと駆動輪3,4の回転中心が同軸上にある。これにより、車輪ユニット3wの高さ方向への小型化ができる。
モータ3mの回転軸3mjには、ピニオンギヤ31が固定されている。
図5に示すように、モータ3mは、第1ハウジングhaに固定されている。第1ハウジングhaは、駆動輪3の構造部材を成す第2ハウジングhbにインローと爪により固定されている。
また、歯車32はピニオンギヤ31に噛み合って、歯車32がピニオンギヤ31より多い歯数をもって設けられている(図9参照)。
ここで、騒音低減を狙い一段目のギヤのピニオンギヤ31と歯車32には、はすば歯車を採用している。
歯車32の回転軸32mには、軸受33(図6、図7、図17参照)が固定されている。軸受33はトロコイド曲線を用いて歯34hが形成される遊星歯車34に嵌入され固定されており、これにより、歯車32は遊星歯車34に対して回転自在に軸支持されている。歯車32は軸受33の中心軸に対して偏芯しており、これにより、モータ3mの出力が、ピニオンギヤ31、歯車32を介して減速したうえで、偏芯による運動として遊星歯車34に伝えられる。このように歯車32を遊星歯車34に嵌入することで、車輪の小型化が可能になる。
歯車32は、回転軸32mとずらした軸を擁しており、遊星歯車34はトロコイド曲線からなるサイクロイド歯車を使用し、遊星歯車34へ歯車32を軸を中心に回転可能に配置するとともに、歯車32が回転することによる偏芯運動により遊星歯車34が自転する。
遊星歯車34には、外形上に回転板38を介して回転板35を回転させるための挿通孔34aが複数形成されている。回転板35には駆動輪3が固定されている。回転板35を回転駆動することで、駆動輪3が回転駆動される。
図6、7に示すように、回転板35は軸受36に内装されている。軸受36は、スベリ軸受でもよいし、玉軸受でもよい。
遊星歯車34の歯34hは、アウターギヤ37の歯37hと噛み合っている。アウターギヤ37は固定の歯車である。
遊星歯車34の各歯34hは、トロコイド曲線を用いて形成しているため、これと噛み合うアウターギヤ37は、円筒状の歯37hに形成されている。なお、通常のインボリュート歯車を遊星歯車34として用いると、インボリュート干渉が発生するため、トロコイド曲線の歯34hと円筒状の歯37hの形状としている。
図6、図7に示すように、回転板38は、円環状の部品であり、モータ3mの回転軸3mjと同軸上に、軸受38tを介して、回転自在に支持されている。軸受38tは、スベリ軸受でもよいし、玉軸受でもよい。
上記構成により、遊星歯車34が、アウターギヤ37の円筒状の歯37hとの噛み合いにより回転した際には、挿通孔34aに貫通した円筒部38dを介して、回転板38がモータ3mの回転軸3mj周りに回転することとなる。
図7に示すように、回転板38の円筒部38dには、雌ねじ38nが2箇所螺刻されている。
駆動輪3に貫設される2つの貫通孔39と回転板35に貫設される2つの貫通孔35aにねじn2をそれぞれ挿通させて回転板38の雌ねじ38nに螺着することで、駆動輪3と回転板35が回転板38に固定されている。
以上の構成により、歯車32が回転すると、遊星歯車34は、歯車32の偏芯により公転しながら、アウターギヤ37の歯37hと遊星歯車34の歯34hの噛み合いにより自転する。
つまり、固定のアウターギヤ37の歯37hの数と遊星歯車34の歯34hの数の差分だけ、遊星歯車34の回転として取り出せる構成である。
具体的には、遊星歯車34の自転の回転数を、挿通孔34aに貫通した円筒部38dを介して、回転板38を用いて取り出し、回転板35を介して駆動輪3へと伝達する構造となっている。
駆動輪3とモータ3mとの間の減速機構3bの噛み合い状態は、図10に示すようになっている。なお、図10は、駆動輪3とモータ3mとの間の減速機構3bの噛み合い状態を示す縦断面模式図である。
ここで、ピニオンギヤ31の歯数をz1、歯車32の歯数をz2、遊星歯車34の歯数
をz3、アウターギヤ37の歯数をz4とすると、減速比Nは、次式(1)で表される。
N=(z2÷z1)×(1÷((z4−z3)÷z3)) (1)
例えば、ピニオンギヤ31の歯数をz1=12、歯車32の歯数をz2=48、遊星歯車34の歯数をz3=17、アウターギヤ37の歯数をz4=18とすると、減速比N2=68.0である。上述の構成により、減速比N=約40〜約80に設定することができる。
本実施形態の構成によれば、下記の作用効果を奏する。
1.歯車32と遊星歯車34およびアウターギヤ37との二段の減速のみで、高い減速比(例えば、減速比Nを約40〜約80、好ましくは65〜80)を得ることができる。そのため、高出力の減速機構を提供することが可能となる。また、少ない段数での減速を行うため、通常の平歯車を直列で並べる構造に比べて減速機構の小型化が可能となる。
2.図10に示すように、駆動輪3、4の各車軸方向に見た場合、モータ3mを含めた駆動輪3、4の減速機構3b、4bをそれぞれ駆動輪3、4の直径寸法内に納めることができる。言い換えると、モータ3mおよび減速機構3b、4bが駆動輪3,4の内側に収納されている。そのため、充電池9、集塵ケース12、吸口14i、回転ブラシ5を、自律走行型掃除機Sの駆動輪3、4を除いた前後方向に任意の位置に配置できる。
そのため、自律走行型掃除機Sの小型が可能である。
また、充電池9、集塵ケース12、吸口14i、回転ブラシ5を、駆動輪3、4の領域を除いた左右方向を充分使って配置できる。これにより、例えば、充電池9の電池容量を増やす、集塵ケース12の集塵容量を増やす、吸口14iの幅を長くして一度に取れるごみを増やすなど、自律走行型掃除機Sの基本機能を向上できる。
3.自律走行型掃除機Sを前後方向(図1、図4参照)に見た場合、図8に示すように、駆動輪3、4の各幅寸法Lの領域内にモータ3mと減速機構の各ギヤ(31、32、34)を納めることができる。これにより、特許文献2の構成よりも車輪ユニットの小型化が可能となる。
4.遊星歯車34の歯34hは、トロコイド曲線を用いて形成しているため、応力集中を抑制でき、応力に強い。
5.駆動輪3には、床面Yから衝撃や外力が加わるが、駆動輪3が固定される各回転板35、38は、遊星歯車34の挿通孔34aと遊嵌される円筒部38dを介して、遊星歯車34に接続される。また、駆動輪3は回転板38等で、衝撃や外力を受けるので、ギヤ部(31、32、34、37)に、駆動輪3に加わる衝撃や外力が伝わることが抑制される。
6.本実施形態の車輪アッセンブリ3wでは、自律走行型掃除機Sの走行時に駆動輪3に加わる荷重は、軸受36、軸受38tを介して、第1ハウジングha、第2ハウジングhb(図6、7参照)に伝達される。そのため、駆動輪3とモータ3mとの間に設けられる減速機構3bは前記荷重を受けないで済む。従って、減速機構の信頼性、耐久性が高い。
これに対して、特許文献1では、図11に示すように、駆動輪が固定される車輪ハブ(32)は車輪ハブ軸受(33)に支持されている。図11は、特許文献1のモータ駆動装置を備えたインホイールモータ駆動装置を示す縦断面図(特許文献1の図1)である。
また、車輪ハブ(32)が固定される車輪側回転部材(28)は、軸受(64)の外輪で支持されている。軸受(64)の内輪は、減衰部入力軸(25)の一端部が支持されている。減衰部入力軸(25)の他部は、転がり軸受(62)を介してポンプケーシング(22p)に回転自在に支持されている。そのため、駆動輪に加わる荷重は、車輪ハブ軸受(33)のみならず、車輪側回転部材(28)、軸受(64)、減衰部入力軸(25)、転がり軸受(62)等を介してポンプケーシング(22p)が受けている。そのため、駆動輪に加わる荷重は、機構部で受けることとなり、機構部の信頼性が本願実施形態(本願発明)より低い。
7.以上のことから小型で高出力トルクが可能で、かつ発生応力が低減される機械的信頼性が高い減速機構を有する自律走行型掃除機Sを実現できる。
なお、本実施形態では、遊星歯車34を1つ用いる場合を説明したが、遊星歯車は複数でもよい。
また、本実施形態では、歯車32を2つ用いる場合を説明したが、歯車は1つもしくは3つ以上でもよい。
また、遊星歯車34の自転を、回転板35、38を介して、駆動輪3、4に伝達する構成を説明したが、遊星歯車34の自転を駆動輪3、4にそれぞれ伝達できれば、遊星歯車34から直接駆動輪3、4にそれぞれ直接駆動力を伝達してもよい。或いは、回転板35、38以外の構成を用いて、遊星歯車34の自転を回転板35、38に伝達する構成としてもよい。
なお、本発明の内容は実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。また、自律走行体として床面を走行する掃除機Sを例に挙げて説明したが、他の自律走行体の車輪へ適用しても同様な効果がある。他の自律走行体の車輪へ適用することで、同様に小型化を図ることが可能になる。
また、駆動輪3,4および駆動機構収容部11,11よりも後側には、回転ブラシ14を収容した吸口部12、掻取りブラシ15などが設けられている。
回転ブラシ14は、駆動輪3,4の回転中心を通る軸(左右方向)に略並行に配置されている。また、回転ブラシ14は、回転ブラシモータ14a(図4参照)によって駆動される。
掻取りブラシ15は、回転ブラシ14の回転軸と平行に配置されている。また、掻取りブラシ15は、いわゆるリントブラシで構成され、所定の角度範囲内で回動するようになっている。
補助輪5は、従動輪であり、自由回転するキャスタである。また、補助輪5は、前後方向において掃除機Sの前方側、左右方向について略中央に設けられている。また、補助輪5は、駆動輪3,4とともに下ケース1sを床面Y(図3参照)から所定高さに保たせることに寄与する。また、駆動輪3,4および補助輪5によって、掃除機Sを円滑に移動させることができる。補助輪5は、掃除機Sの移動に伴い床面Yとの間で生じる摩擦力によって従動回転し、さらに向きが水平方向に360°公転できるように、下ケース1sに軸支されている。
サイドブラシ6は、一部が掃除機本体1(図1参照)よりも外側にあり、回転ブラシ14を届かせることが容易ではない場所の塵埃を吸口部12に導くブラシである。また、サイドブラシ6は、平面視において120°間隔で放射状に延びる3束のブラシを有し、下ケース1sの前側に配置されている。また、サイドブラシ6は、その根元がサイドブラシホルダ6aに固定されている。また、サイドブラシ6の回転軸は上下方向(図2の紙面垂直方向)であり、サイドブラシ6の一部は平面視で掃除機本体1(図1参照)から外側方に飛び出ている。
また、サイドブラシ6の植毛は、先端に向かうにつれて床面Y(図3参照)に近づくように傾斜しており、その先端付近は床面に接している。また、サイドブラシ6は、矢印α1で示すように、掃除機Sの前方外側の領域を、左右方向外側から内側に向かう方向に掃引するように回転して、床面Y上の塵埃を中央の回転ブラシ14側に集める。なお、サイドブラシ6は、サイドブラシモータ6b(図4参照)によって回転駆動される。
また、下ケース1sには、前後左右の4箇所に床面用測距センサ13a,13b,13c,13dが設けられている。床面用測距センサ13aは、補助輪5の前方に位置している。床面用測距センサ13bは、駆動輪3と右側のサイドブラシ6との間の外周側に位置している。床面用測距センサ13cは、床面用測距センサ13bに対して左右対称に位置している。床面用測距センサ13dは、掻取りブラシ15の後方に位置している。
また、下ケース1sには、充電台と電気的に接続される接続部16,16が設けられている。接続部16は、サイドブラシホルダ6aと床面用測距センサ13aとの間に位置している。
図3は、図1のIII−III線断面図である。図3に示すように、掃除機Sは、蓄電池21、吸引ファン22を内部に備えている。
蓄電池21は、吸引ファン22の前方に配置され、走行モータ3m、4m(図4参照)、回転ブラシモータ14a、吸引ファン22などの各種モータ、バンパセンサ(不図示)、カメラ50、測距センサ60、床面用測距センサ13a〜13d、LiDARユニット40などの各種センサに電力を供給する。
吸引ファン22は、吸引力を発生させて、回転ブラシ14によって掻き取られた塵埃を集塵ケース8内に集塵させるものである。また、吸引ファン22は、前後方向中央において駆動輪3、4間に設けられている。集塵ケース8に塵埃とともに取り込まれた空気は、集塵フィルタ8bを介して吸引ファン22内に取り込まれる。吸引ファン22の排気は主に下ケース1sに形成された排気口1t(図2参照)から掃除機Sの外部に排出されるが、一部掃除機本体1前方方向に排出し、排気を電動機42の冷却に利用する。
図4は、本実施形態の自律走行型掃除機から上ケースとバンパ2を取り外した状態を示す斜視図である。 図4に示すように、掃除機本体1は、周囲検出センサユニットの一例としてLiDARユニット40、カメラ50、測距センサ60、制御装置30、赤外線受光部70を備えている。
LiDARユニット40は、掃除機本体1の上面かつ中心軸上に位置している。LiDARユニット40は、LiDARを電動機でベルトを通じて回転させ、周囲360°の距離の測定を可能にしている。LiDARが検出した壁や障害物が掃除機Sに対してどの角度の位置にあるかは、LiDARユニット40の下部に取り付けられたフォトインタラプタによって検出する。
なお、周囲検出センサはLiDARに替えて、ミリ波レーダや超音波センサなど1m以上測定できる測距センサ、またはカメラ50で三角法を用いた方法でもよい。LiDARユニットの配置は掃除機本体1の上面に限らず下面でも構わない。また、LiDARユニット40の回転部の回転角度は360°に限らず、ベルトをリンク機構に置き換える等をして、少なくとも60°以上測定できればよい。
カメラ(撮像部)50は、掃除機本体1の前面および中心軸上の上方に位置している。カメラ50は、より高い位置から前面下方に向けるように配置することで、正面の物体の陰影が明確になる。また、カメラ50は、LiDARユニット40に比べて、物の形状や位置を正確に検知することができるので、障害物を避け易くなる。また、カメラ50は、LiDARユニット40に比べて上下方向の画角を広く取ることができるので、床面の障害物を避けることができる。例えば、床面にある衣服を巻き込んだり、コードがブラシに絡まったりするのを防止できる。
測距センサ60は、LiDARより検知範囲が例えば1/10程度以上短く、比較的近傍の障害物(例えば1m程度、好ましくは50cm又は30cm程度まで以下)までの距離を検出する赤外線センサであり、例えばPSD(Position Sensitive Detector)センサによって構成される。また、測距センサ60は、正面および左右両側の計3箇所に設けられている。また、測距センサ60は、赤外線を発光させる発光部と、赤外線が障害物で反射して戻ってくる反射光を受光する受光部とを有している。受光部によって検出される反射光に基づいて、障害物までの距離が算出される。具体的には反射光を受ける位置、反射光を受けるまでの時間、反射光の量、強さ等に基づいて、障害物までの距離が算出される。なお、測距センサ60は、PSDセンサに限定されるものではなく、超音波センサやIRセンサとしてもよい。
赤外線受光部70は、掃除機本体1の前面および中心軸上の上方に位置している。掃除機Sは、充電台から発信される3種類の赤外線LEDを赤外線受光部70(図4参照)で受信することで、受信した赤外線の種類に応じて掃除機Sに対する充電台の方向を特定する。
図12は、本実施形態の自律走行型掃除機を示す制御ブロック図である。
図12に示すように、制御装置30は、掃除機Sを統括的に制御するものであり、例えばマイコン(Microcomputer)と周辺回路とが基板に実装されることで構成される。マイコンは、ROM(Read Only Memory)に記憶された制御プログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)に展開し、CPU(Central Processing Unit)が実行することで各種処理が実現される。周辺回路は、A/D・D/A変換器、各種モータの駆動回路、センサ駆動回路、蓄電池21の充電回路との通信機等を有している。
また、制御装置30は、利用者による命令を入力可能な操作ボタン7の操作や、バンパセンサ(不図示)、床面用測距センサ13a〜13d、測距センサ60、カメラ50、LiDARユニット40から入力される信号に応じて演算処理を実行し、演算処理後の信号を出力する。
掃除機Sの基本走行は壁際走行とジグザグ走行と回り込み走行がある。壁際走行を行った後、ジグザグ走行を行い、隅々まで部屋を満遍なく掃除する。
壁際動作時には、まず、LiDARユニット40で測定したマップ内の自己位置を検出し、壁に対して平行に動作できるような大まかな経路を決定する。次に掃除機Sの側面の測距センサ60で壁との距離を測定し、駆動輪3、4を制御してサイドブラシ6が回転したときに先端が壁に当たる位置まで移動させる。その後マップデータによる経路に従って移動する。その際には壁との距離を掃除機Sの側面の測距センサ60で測定しながら移動し、サイドブラシ6が当たらない位置に掃除機Sがずれてしまった際には壁と反対側の駆動輪3または4の回転速度を上げて、サイドブラシ6が当たる位置に移動する。サイドブラシ6は掃除機Sの片側に配置されるため、右側に配置されている場合は時計回り、左側に配置されている場合は反時計回りで壁際掃除を行う。また、壁際から塵埃を掻き出す量を向上するために、壁際掃除時にはサイドブラシの回転数を上げる。
壁際掃除で壁に対して平行に移動している途中に、掃除機Sの前面の測距センサ60が正面の壁を検知した際に隅掃除動作に移行する。その際には掃除機Sの正面および側面の測距センサ60で壁との距離を測定し、駆動輪3、4を制御してサイドブラシ6が回転したときに先端が正面および側面の壁に当たる位置まで移動させて、隅の掃除を行う。その後壁際掃除に再び移行する。
壁際走行が終了したら、取得したマップに基づいて部屋の隅から内側にジグザグに走行し、部屋全体を清掃する。清掃中は随時、取得したマップと実際の清掃結果を照合し、清掃が完了しているか確認する。清掃が完了していたら、充電台帰還開始S110に移行する。
図13は、掃除機SがS1からS2まで移動する際のLiDARユニット40によるマッピングを説明する図を示し、(a)は移動前、(b)は移動後である。なお、図13では、部屋Rの中に障害物Tが置かれている状態を示している。
図13(a)に示すように、運転開始から、LiDARユニット40を動作させ、掃除機S1の周囲の障害物T1および部屋Rの壁W1を検知(認識)する。掃除機SがS1からS2に移動した図が図13(b)である。S2の位置では部屋Rの障害物T2と壁W2を認識できる。障害物T1とT2及び壁W1とW2の特徴点を抽出し、S1とS2での部屋Rの形状を合わせ、部屋Rでの位置S1及びS2を特定することで自己位置を認識する。このようにして、部屋R1の全体をマッピングする(部屋の障害物の配置図を作成する)こととマップ内の自己位置認識が可能になる。掃除を開始前に事前に部屋全体を走行し、マップデータを収集しておくことで、掃除時の無駄な経路を削減し、掃除時の消費電力を抑えるとともに掃除可能な範囲を拡大することができる。
事前作成マップデータまたは前回の掃除時のマップデータを自動清掃終了後も記憶するようにしておき、次回以降は事前作成マッピング処理を省略しても良い。例えば使用者によって事前のマップデータ作成が必要か不要かの指定を受けるようにすることができる。使用者は、最新のマッピングより後に模様替え等をした場合は、マップの更新をすべく必要との指定をすることができる。
図14は、本実施形態の自律走行型掃除機の動作を示すフローチャートである。
図14に示すように、ステップS10において、事前のマップ作成走行によるマップまたは以前の清掃時のマップが掃除機Sまたはサーバ上に登録されているか確認する。
ステップS20において、制御装置30はLiDARユニット40を動作させる。なお、掃除機Sが充電台(不図示)に接続されている場合には、充電台から離れる制御を実行する。また、LiDARユニット40を動作させることで、掃除機Sが現在位置している部屋の壁の状況と障害物を検出(認識)することができる。このようにして検出したマップと掃除機Sの現在の位置が登録済みのマップと一致可能か否か確認する。
ステップS30、31において、制御装置30は、清掃ルートを算出する。ステップS30のように、清掃ルートは登録済みのマップが有り、自己位置同定ができた場合は、登録済みの全体のマップから最適な経路を算出する。ステップS31のように、登録済みのマップが無い、または自己位置同定ができない場合は、LiDARユニット40で検出した部屋の壁や障害物から、清掃ルートの算出を行う。
ステップS40において、制御装置30はステップS30またはステップS31に基づいて、清掃を開始する。すなわち、駆動輪3、4、サイドブラシ6および回転ブラシ14を回転させるとともに吸引ファン22を駆動して、塵埃を吸口部12から吸込み、集塵ケース8内に取り込む。
ステップS50において、ステップS30またはステップS31で算出した清掃ルートに基づいて掃除を実行する。ステップS100において、制御装置30は、清掃が完了したか否かを判定する。なお、清掃が完了したか否かは、ステップS30において算出した清掃ルートを走行した記録を参照することによって判定できる。制御装置30は、清掃が完了していないと判定した場合には(S100、No)、ステップS50に戻る。清掃が完了したと判定した場合には(S100、Yes)、終了し、充電台帰還開始S110を実行する。
図15は、図14のステップS110の掃除機Sの充電台帰還の動作の詳細を示すフローチャートである。掃除機Sは充電台から発信される赤外線信号を掃除機Sの前面に具備された赤外線受光部70で受信することで充電台の位置を特定し、駆動輪3、4を制御して充電台と電気的に接続する。図15に示すように、ステップS210において、事前のマップ作成走行によるマップまたは清掃時のマップが掃除機Sまたはサーバ上に充電台の位置が登録されているか確認する。マップ上に充電台が登録されている場合は、ステップS220へ移行し自己位置同定を行う。その後、自己位置と地図を利用して充電台までの経路を算出し、ステップS230の通り充電台へ帰還を行う。マップ上に充電台が登録されていない場合は、ステップS240へ移行する。ステップS211へ移行する。ステップS211では、過去の運転で作成したマップデータとLiDARユニット40で取得したデータを照合し、一致するものがあるかを判定する。一致するものがある場合はその地図を利用して、ステップS220へ移行し自己位置同定を行う。一致するものがない場合は、ステップS240へ移行する。
ステップS240において、掃除機Sはその場で超信地回転を行うことで、前方に具備した赤外線受光部70のみで充電台からの帰還信号を全方位に対して探索する。充電台の赤外線信号を掃除機Sは約4m離れた位置からまで受信可能なため、この超信地回転時に充電台の赤外線信号を受信できなかった場合は掃除機Sの周囲4m以内には充電台が存在しないと判断する。超信地回転を終えた後ステップS250へ移行する。
ステップS250において、充電台の赤外線信号を受信できた場合は充電台帰還動作を開始する。充電台の赤外線信号を受信できなかった場合は、ステップS260へ移行する。ステップS260において、LiDARユニット40を利用して作成したマップデータをもとに、壁など閉じられた閉空間C(図16参照)とLiDARユニット40では壁や障害物が検出できなかった開空間OP(図16参照)の識別を行う。開空間OPが存在しない場合は、帰還できる範囲に充電台が存在しないと判断し、ステップS280へ移行してその場で停止しする。この通知は掃除機Sから音声案内等で通知してもよい。開空間OPが存在する場合はステップS270へ移行する。ステップS270においては、開空間OPへの移動を行う。開空間OPが複数存在する場合は、開口部が最も広い開空間が充電台の存在する可能性が一番高いエリアであると判断し移動を行う。その後、ステップS211へ戻り、過去の運転で作成したマップデータとの照合を行う。一致するマップデータがない場合は、再度ステップS240に戻り、超信地回転を行うことで充電台の赤外線信号を探索する。この動作を繰り返すことで、的確に未知のエリアで充電台の赤外線信号の探索を行い、効率の良い充電台帰還の動作を行う。
充電台帰還動作は使用者が充電台帰還の命令をする場合を除いては、清掃が完了した後、自動で開始されるため、蓄電池21の電池残量が少ない状態から充電台帰還動作は開始される。蓄電池21の電池残量が少ない状態で動作し続けると放電深度が深くなり、蓄電池21の寿命が短くなる。マップデータを利用して充電台帰還動作を効率的に行うことで、蓄電池21の劣化を抑えることが出来る。また、充電台が存在しない場合、または充電台の赤外線信号を受信できない場合に、マップデータを利用しながら部屋内の充電台の赤外線信号の有無を判断して停止することで、蓄電池21の放電深度が深くなるまで掃除機本体1が充電台を探索することを防ぎ、蓄電池21を劣化から保護することができる。
また、本実施形態では、LiDARユニット40は、内部の駆動機構によりLiDAR自身が回転し、走査する。しかし、駆動輪3、4によって掃除機Sを駆動させることで、LiDARユニット40を駆動させる機構を設けずに走査してもよい。
また、本実施形態では、駆動輪3、4は、充電台探索時に掃除機Sを360度超信地旋回させる。これによれば、一度で周囲に充電台があるかどうかを探索することができる。また、同時にカメラ50により周囲に障害物が存在しているかどうかを確認することができる。
1 掃除機本体
1u 上カバー
1s 下ケース
1t 排気口
2 バンパ
2a バンパシェード
3,4 駆動輪
3a, 4a アーム
3b,4b 減速機構
3c 駆動輪回転中心
3m, 4m 走行モータ
3mj 走行モータ軸
3w,4w 車輪ユニット
31 ピニオンギヤ
32 歯車
32m 歯車32の回転軸
33 軸受(第1の軸受)
34 遊星歯車
34h 遊星歯車の歯
35 回転板(第1の回転板)
36 軸受(第2の軸受)
37 アウターギヤ
37h アウターギヤの歯
38 回転板(第2の回転板)
L 車輪外郭部幅方向寸法
ha 第1のハウジング
hb 第2のハウジング
5 補助輪
6 サイドブラシ
6a サイドブラシホルダ
6b サイドブラシモータ
7 操作ボタン
8 集塵ケース
8a ハンドル
8b 集塵フィルタ
11 駆動機構収容部
12 吸口部
13a,b,c,d 床面用測距センサ
14 回転ブラシ
14a 回転ブラシモータ
15 掻き取りブラシ
16 充電台接続部
21 蓄電池(蓄電装置)
22 吸引ファン
30 制御装置
40 LiDARユニット
50 カメラ(撮像部)
60 測距センサ
70 赤外線受光部
α1 サイドブラシ回転方向
OP 開空間
C 閉空間
S 自律走行型掃除機
S1、S2 掃除機の位置
R 部屋
T、T1、T2 障害物
W、W1、W2 壁
Y 床面
S10 登録済みのマップの有無を確認する項
S20 自己位置の同定ができたか確認する項
S30 清掃最適ルートを算出する項
S31 清掃ルートを算出する項
S40 清掃開始する項
S50 清掃を実行する項
S60 清掃ルートを確認する項
S100 清掃完了したかを確認する項
S110 充電台への帰還を開始する項
S210 充電台までの地図の有無を確認する項
S211 過去に作成した地図と環境情報の一致を確認する項
S220 自己位置同定を行う項
S230 指定経路で帰還する項
S240 掃除機を一周させて充電台を探索する項
S250 充電台を発見できたか確認する項
S260 マップのないエリアの有無を確認する項
S270 マップのないエリアへ移動する項
S280 その場で停止する項

Claims (3)

  1. モータと、前記モータの駆動で回動される駆動輪と、前記モータの駆動を減速して前記駆動輪に伝える減速機構とを備え、
    前記減速機構は、前記モータに取り付けられたピニオンギヤと、前記ピニオンギヤに噛み合う第1の歯車と、前記第1の歯車に軸受を介して回転自在に支持される遊星歯車と、前記遊星歯車と噛み合い、掃除機本体部に対して固定されるアウターギヤと、を有し、
    前記駆動輪は、前記遊星歯車の自転により回転しており、
    前記モータおよび前記減速機構が前記駆動輪の内側に収納されていることを特徴とする車輪および、前記車輪を備えた自律走行型掃除機。
  2. 前記車輪において、前記モータの中心軸と前記駆動輪の回転中心が同軸上にあることを特徴とする請求項1に記載の車輪および、前記車輪を備えた自律走行型掃除機。
  3. 前記第1の歯車は、回転軸とずらした軸を擁しており、前記遊星歯車はトロコイド曲線からなるサイクロイド歯車を使用し、前記遊星歯車へ前記第一の歯車を前記軸を中心に回転可能に配置するとともに、前記第1の歯車が回転することによる偏芯運動により前記遊星歯車が自転することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輪および、前記車輪を備えた自律走行型掃除機。
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