JP2021163419A - 画像形成装置および経路提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】出発地から目的地までの経路を地図画像上に表示して提供することができ、出発地の周辺の情報を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影位置を出発地として特定する特定部23と、出発地を含む地図画像を取得する地図画像取得部24と、出発地から目的地までの経路を地図画像上において設定する経路設定部25と、出発地の新しい写真データを取得する取得部26と、取得部26が新しい写真データを取得した場合には当該新しい写真データが示す写真画像を、取得部26が新しい写真データを取得できなかった場合には受付部22が受け付けた写真データが示す写真画像を、出発地を示す画像として、経路設定部25が設定した経路を含む地図画像上に合成した合成画像を生成する生成部27と、合成画像を記録紙に画像形成する画像形成部18と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置および経路提供システムに関し、特に、出発地から目的地までの経路を地図画像上に表示して提供する技術に関する。
例えば、下記の特許文献1には、ネットワークを介して通信可能な撮影端末とサーバーとを備え、災害現場の写真を提供する写真提供システムが記載されている。この写真提供システムでは、防災関係者が災害現場に出向いて撮影端末にて撮影した災害現場の撮影データが当該撮影端末からサーバーに送信され、災害現場を含む地図画像をサーバーが取得し、更に、サーバーが、撮影データが示す災害現場の写真画像を、当該撮影データに埋め込まれているメタデータに含まれる撮影位置を用いて、災害現場の写真画像として地図画像上に合成した合成画像を生成し、この合成画像を表示部に表示させることにより、災害現場の写真を提供する。
特開2007−52809号公報
しかし、上記の写真提供システムでは、災害現場の写真画像を提供するだけであり、災害現場以外の場所の写真画像を提供するものではない。また、災害現場以外の全ての場所を常時に写真撮影することは不可能である。言い換えれば、災害現場以外の場所にいる人は、現時点位置の写真画像を取得することができず、現時点位置の周辺の情報を把握できない。また、上記の写真提供システムでは、災害現場以外の場所にいる人の現時点位置(つまり出発地)から目的地までの経路を地図画像上に表示してその人に提供することができない。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、出発地から目的地までの経路を地図画像上に表示して提供することができ、出発地の周辺の情報を提供することを可能にすることを目的とする。
本発明の一局面にかかる画像形成装置は、撮影日時及び撮影位置を含むメタデータが埋め込まれた写真データを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた写真データの前記メタデータに含まれる撮影位置を、出発地として特定する特定部と、前記特定部が特定した出発地を含む予め定められた範囲内の地図画像を取得する地図画像取得部と、前記特定部が特定した出発地から予め定められた目的地までの経路を前記地図画像上において設定する経路設定部と、前記受付部が受け付けた写真データの前記メタデータに含まれる撮影日時よりも新しい写真データであって当該メタデータに含まれる撮影位置と同じ又は予め定められた範囲内の撮影位置の新しい写真データがある場合に当該新しい写真データを取得する取得部と、前記取得部が前記新しい写真データを取得した場合には当該新しい写真データが示す写真画像を、前記取得部が前記新しい写真データを取得できなかった場合には前記受付部が受け付けた写真データが示す写真画像を、前記出発地を示す画像として、前記経路設定部が設定した前記経路を含む前記地図画像上に合成した合成画像を生成する生成部と、前記生成部が生成した前記合成画像を記録媒体に画像形成する画像形成部と、を備えるものである。
本発明の一局面にかかる経路提供システムは、情報処理装置と、複数の地図画像を記憶する地図サーバーと、複数の写真データを記憶する写真サーバーと、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置と、を備える経路提供システムであって、前記情報処理装置は、撮影日時及び撮影位置を含むメタデータが埋め込まれた写真データを、ネットワークを介して前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置の前記受付部は、前記情報処理装置からの前記写真データを受け付け、前記画像形成装置の前記地図画像取得部は、前記特定部が特定した出発地を含む予め定められた範囲内の地図画像を、ネットワークを介して前記地図サーバーから取得し、前記画像形成装置の前記取得部は、前記新しい写真データを、ネットワークを介して前記写真サーバーから取得し、前記画像形成装置の前記画像形成部は、前記生成部が生成した前記合成画像を記録媒体に画像形成するものである。
この発明によれば、出発地から目的地までの経路を地図画像上に表示して提供することができ、出発地の周辺の情報を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る経路提供システムを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る経路提供システムにおける画像形成装置及び情報処理装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 (A)は画像形成装置の表示部の表示画面の一例を示す図、(B)は画像形成装置の表示部の要求表示画面の一例を示す図である。 第1実施形態に係る経路提供システムの画像形成装置による経路提供処理の一例を示すフローチャートである。 図4に示した合成画像出力処理の一例を示すフローチャートである。 合成画像の一例を示す図である。 合成画像の一例を示す図である。 第2実施形態に係る経路提供システムにおける画像形成装置及び情報処理装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 合成画像の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る経路提供システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る経路提供システムを示す図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る経路提供システムにおける画像形成装置及び情報処理装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。
経路提供システム1は、互いにLAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークNにより接続可能な画像形成装置10、情報処理装置30、地図サーバー51及び写真サーバー52を備える。このため、画像形成装置10、情報処理装置30、地図サーバー51及び写真サーバー52は、相互にデータ通信が可能となっている。
地図サーバー51は、複数の地図画像と、各地図画像に対応するハザードマップとを予め記憶している。ハザードマップには、避難経路と避難場所とが含まれている。
写真サーバー52は、撮影日時及び撮影位置(例えば、緯度、経度及び方位)を含むメタデータが埋め込まれた複数の写真データを記憶している。メタデータは、例えば、Exif(Exchangeable image file format)である。Exifは、デジタルスチルカメラ用画像ファイルフォーマットの規格である。
情報処理装置30は、ノート型のパーソナルコンピューター、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などのモバイル端末などであって、制御ユニット31と、表示部32と、操作部33と、記憶部34と、通信部35とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信を可能とされている。
表示部32は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)などの表示装置である。
操作部33は、キーボード、ポインティングデバイス(例えば、マウス、タッチパネルなど)等の入力装置であり、ユーザーにより操作される。
通信部35は、通信モジュールを備える通信インターフェイスであり、LAN又はインターネットなどのネットワークNを通じて、データ通信を行う。例えば、通信部35は、写真データなどを画像形成装置10に送信したり、画像形成装置10にて生成された後述する合成画像を受信したりする。
記憶部34は、HDDなどの大容量の記憶装置である。
制御ユニット31は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU、ASICである。この制御ユニット31は、上記記憶部34に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーに実行されることにより、制御部41(第2制御部)として機能する。なお、制御ユニット31の制御部41は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部41は、情報処理装置30の全体的な動作制御を司る。例えば、制御部41は、通信部35の通信動作を制御する機能を有する。通信部35は、制御部41による制御のもと、LANを通じて画像形成装置10との間でデータを送受する。
制御部41は、ユーザーによる操作部33の操作を受け付ける。制御部41は、ユーザーにより、操作部33に対して写真の選択及び写真の送信の操作があると、ユーザーにより選択された写真データを、ネットワークNを介して画像形成装置10に通信部35により送信させる。本実施形態では、ユーザーにより選択された写真データは、ユーザーの職場がある建物の前景(入出口を含む)が撮影された写真画像を示す写真データであるとする。
一方、画像形成装置10は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置10は、コピー動作、ファクシミリ動作及びスキャン動作の他、画像形成装置10の内部記憶装置に記憶されているデータのプリントアウトや、情報処理装置30から送られてきたデータのプリントアウト等のプリンター動作を行う。
画像形成装置10は、制御ユニット11と、表示部12と、操作部14と、タッチパネル15と、通信部16と、画像読取部17と、画像形成部18と、記憶部19とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信を可能とされている。
画像読取部17は、原稿を光学的に読み取るスキャナーを有し、この原稿の画像を示す画像データを生成する。
画像形成部18は、感光体ドラムの表面を均一帯電させ、感光体ドラムの表面を露光して、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成し、感光体ドラムの表面の静電潜像をトナー像に現像して、感光体ドラムの表面のトナー像(画像)を記録紙(記録媒体)に転写して定着させる。例えば、画像形成部18は、制御部21(第1制御部)の制御の下、通信部16が情報処理装置30から受信した印刷データが示す画像を記録紙に印刷したり、画像読取部17で生成された画像データによって示される画像を記録紙に印刷したりすることが可能である。
表示部12は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置である。図3(A)は、画像形成装置の表示部の表示画面の一例を示す図である。例えば、表示部12は、制御部21の制御の下、画像形成装置10が備える複数の機能(コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、ファクシミリ機能、及び避難経路提供機能)の情報を示すメニュー画面DS1を表示する。
表示部12の画面には、タッチパネル15が配置されている。タッチパネル15は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル15に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知して、その接触位置の座標を示す検知信号を制御ユニット11の後述する制御部21などに出力する。従って、タッチパネル15は、表示部12の画面に対するユーザー操作を受け付ける操作部としての役割を果たす。
操作部14は、例えば、メニューを呼び出すメニューキー、メニューを構成するGUIにおけるフォーカスを移動させる矢印キー、メニューを構成するGUIに対して確定操作を行う決定キー、スタートキーなど複数のハードキーを備えている。また、操作部14は、表示部12の画面に表示されるソフトキーを備えている。
通信部16は、通信モジュールを備える通信インターフェイスであり、LAN又はインターネットなどのネットワークNを通じて、データ通信を行う。なお、通信部16は、特許請求の範囲における送信部の一例である。
記憶部19は、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置である。
制御ユニット11は、プロセッサー、RAM、及びROMなどから構成される。プロセッサーは、例えば、CPU、MPU、ASICである。この制御ユニット11は、上記記憶部19に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部21と受付部22と特定部23と地図画像取得部24と経路設定部25と取得部26と生成部27として機能する。なお、制御ユニット11の上記の各構成要素は、上記制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部21は、画像形成装置10の全体的な動作制御を司る。
制御部21は、タッチパネル15から出力される検知信号に基づき、タッチパネル15に対するユーザー操作を受け付ける。すなわち、制御部21は、表示部12の画面に表示されたソフトキーに対するユーザー操作を受け付ける。また、制御部21は、操作部14のハードキーに対するユーザー操作を受け付ける。
制御部21は、表示部12を制御して、画像形成処理に必要な設定項目の入力画面、あるいは情報の入力画面などを表示する。
制御部21は、通信部16による通信動作を制御する。例えば、通信部16は、制御部21による制御の下、ネットワークNを通じて、情報処理装置30、地図サーバー51及び写真サーバー52の間でデータを送受する。
制御部21は、表示部12に図3(A)に示すメニュー画面DS1が表示された状態において、ユーザーが「コピー」、「印刷」、「スキャン」及び「ファクシミリ」を示す各キーの何れかを押下すると、押下されたキーに対応したモード(コピーモード、印刷モード、スキャンモード及びファクシミリモードの何れか)に画像形成装置10を設定する。
また、制御部21は、表示部12にメニュー画面DS1が表示された状態において、ユーザーが「避難経路」を示すキーKBを押下すると、写真データに基づく避難経路を提供する経路提供モードに画像形成装置10を設定する。
受付部22は、画像形成装置10が経路提供モードに設定されているときに、情報処理装置30から送信された写真データと、情報処理装置30から送信された送信元識別情報とを受け付ける。この写真データは、撮影日時及び撮影位置(例えば、緯度、経度及び方位)を含むメタデータが埋め込まれた写真データであり、前述したようにユーザーの職場がある建物の前景(入出口を含む)の写真画像を示す写真データである。送信元識別情報は、送信元である情報処理装置30を識別するための識別コード(例えば、ID0001)である。記憶部19には、識別コード(例えば、ID0001)と、情報処理装置30の宛先情報(例えば、メールアドレス)と、情報処理装置30のユーザー名とが対応付けられた送信宛先記憶テーブルが記憶されている。
なお、受付部22は、画像形成装置10に接続された携帯記憶装置(例えば、USBメモリーなど)に記憶された写真データ、又は、画像形成装置10の記憶部19内に予め設定された保存ボックスに記憶された写真データを、ユーザーによる操作部14の選択操作に従って、受け付けることも可能である。
特定部23は、受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影位置を、出発地として特定する。
地図画像取得部24は、特定部23が特定した出発地を含む予め定められた範囲内(例えば500m、1km範囲内など)の地図画像を、地図サーバー51から取得する。例えば、地図画像取得部24は、特定部23が特定した出発地を含む地図要求信号を、通信部16により地図サーバー51に送信する。地図サーバー51は、受信した地図要求信号に含まれる出発地を含む予め定められた範囲内の地図画像を画像形成装置10に送信する。画像形成装置10の地図画像取得部24は、地図サーバー51からの地図画像を通信部16が受信することにより取得する。
なお、地図画像取得部24は、記憶部19が地図画像を予め記憶している場合、特定部23が特定した出発地を含む予め定められた範囲内の地図画像を、記憶部19から取得してもよい。
経路設定部25は、特定部23が特定した出発地から予め定められた目的地までの経路を地図画像上において設定する。
例えば、経路設定部25は、地図サーバー51に記憶されたハザードマップのうち、地図画像取得部24が取得した地図画像に対応するマップ部分を、通信部16が地図サーバー51から受信することにより取得する。そして、経路設定部25は、地図画像取得部24が取得した地図画像に一致するマップ部分を用いて、特定部23が特定した出発地から最寄りの避難場所(例えば、学校、公園など)を、前記予め定められた目的地として設定する。なお、ユーザーによる地図画像中の任意の場所へのタッチ操作をタッチパネル15が検出し、当該任意の場所を前記予め定められた目的地として設定するようにしてもよい。そして、経路設定部25は、当該出発地から、前記マップ部分に示されている避難経路を通って当該最寄りの避難場所に至る経路を推奨避難経路として地図画像上において設定する。
経路設定部25は、前記マップ部分に複数の避難経路が示されている場合に、出発地から複数の避難経路を個別に通って最寄りの避難場所に至る複数の経路のうちで最短の経路を推奨避難経路として地図画像上において設定する。
取得部26は、受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影日時よりも新しい写真データであって当該メタデータに含まれる撮影位置(例えば、緯度、経度及び方位)と同じ又は予め定められた範囲内の撮影位置の新しい写真データがある場合に当該新しい写真データを写真サーバー52から取得する。取得部26は、新しい写真データが複数ある場合、最新の写真データを取得する。また、取得部26は、写真サーバー52の写真データのうちで、例えば、緯度及び経度のみで方位の情報を有さない欠損撮影位置の写真データについては、緯度及び経度と同じ又は予め定められた範囲内の写真データが示す写真画像と、受付部22が受け付けた写真データが示す写真画像とを既知のパターンマッチング処理を実行し、パターンマッチングの一致率が閾値以上であれば、新しい写真データとして取得するようにしてもよい。
なお、取得部26が写真サーバー52を検索することで新しい写真データを見つけ出すとしてもよいし、写真サーバー52が検索して見つけ出した新しい写真データを、写真サーバー52から取得するとしてもよい。また、取得部26は、記憶部19が複数の写真データを予め記憶し、受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影位置と同じ又は予め定められた範囲内の撮影位置の新しい写真データが記憶されている場合に、当該新しい写真データを、記憶部19から取得するとしてもよい。
生成部27は、取得部26が新しい写真データを取得した場合には当該新しい写真データが示す写真画像を、取得部26が新しい写真データを取得できなかった場合には受付部22が受け付けた写真データが示す写真画像を、出発地を示す画像として、経路設定部25が設定した経路を含む地図画像上に合成した合成画像を生成する。
更に、取得部26は、予め定められた目的地の最新の写真データがある場合に、当該予め定められた目的地の最新の写真データを取得する。また、生成部27は、取得部26が前記予め定められた目的地の最新の写真データを取得した場合には当該目的地の最新の写真データが示す写真画像を、前記予め定められた目的地を示す画像として、経路設定部25が設定した経路を含む地図画像上に合成した合成画像を生成する。
画像形成部18は、生成部27が生成した合成画像を記録紙に画像形成する。
制御部21は、ユーザーにより操作部14に画像形成操作があった場合、生成部27が生成した合成画像を、画像形成部18により記録紙に画像形成させる。
また、制御部21は、ユーザーにより操作部14に表示操作があった場合、生成部27が生成した合成画像を表示部12に表示させる。
また、制御部21は、ユーザーにより操作部14に送信操作があった場合、受付部22が写真データと共に受け付けた送信元識別情報と、記憶部19の送信宛先記憶テーブルとを用いて、送信元識別情報(例えば、ID0001)に対応する宛先情報(例えば、メールアドレス)を特定し、この特定した宛先情報の情報処理装置30に向けて、生成部27が生成した合成画像を通信部16に送信させる。
更に、制御部21は、特定部23において出発地が特定できない場合、撮影位置が含まれているメタデータが埋め込まれている写真データを要求するデータ要求表示、又は、出発地の入力を要求する入力要求表示を、表示部12に表示させる。具体的には、制御部21は、図3(B)に示す要求表示画面DS2を表示部12に表示させる。図3(B)は、画像形成装置の表示部の要求表示画面の一例を示す図である。要求表示画面DS2には、図3(B)に示すように、「出発地が特定できません!」というメッセージM1と、「メタデータを有する写真データを送るか、又は、出発地を入力してください。」というメッセージM2とが含まれる。
特定部23は、データ要求表示後に、撮影位置を含むメタデータが埋め込まれている写真データを、受付部22が受け付けると、この写真データのメタデータに含まれる撮影位置を、出発地として特定する。また、特定部23は、データ要求表示後に、表示部12に表示されたソフトキーを用いて入力地がユーザーにより入力されると、この入力された入力地を、出発地として特定する。
なお、特定部23は、データ要求表示後に、表示部12に表示された「画像形成装置の設置住所」の選択ボタンがユーザーにより押下されると、当該画像形成装置10の設置住所を、出発地として特定してもよい。
次に、第1実施形態に係る経路提供システム1の画像形成装置10による経路提供処理について図面を用いて説明する。図4は、第1実施形態に係る経路提供システムの画像形成装置による経路提供処理の一例を示すフローチャートである。
制御部21は、表示部12に図3(A)に示すメニュー画面DS1が表示された状態において、ユーザーが「避難経路」を示すキーKBを押下すると、写真データに基づく避難経路を提供する経路提供モードに画像形成装置10を設定する(S11)。
通信部16は、画像形成装置10が経路提供モードに設定されているときに、情報処理装置30から写真データが送信されると、情報処理装置30からの写真データ及び送信元識別情報を受信する(S12)。受付部22は、例えば通信部16が写真データを受信することにより、写真データを取得する。
制御部21は、受付部22が受け付けた写真データに、撮影位置を含むメタデータが埋め込まれているか否かを判定する(S13)。受付部22が受け付けた写真データに、撮影位置を含むメタデータが埋め込まれていると制御部21が判定した場合(S13でYES)、特定部23は、受付部22が受け付けた写真データに埋め込まれているメタデータに含まれている撮影位置を、出発地として特定する(S14)。
一方、制御部21は、受付部22が受け付けた写真データに、撮影位置を含むメタデータが埋め込まれていない場合(S13でNO)、特定部23において出発地が特定できないため、図3(B)に示す要求表示画面DS2を表示部12に表示させる(S25)。
撮影位置が含まれているメタデータが埋め込まれている写真データを受信したと制御部21が判定した場合(S26でYES)、又は、ユーザーにより操作部14に入力地が入力されたと制御部21が判定した場合(S26でYES)、特定部23は、受付部22が受け付けた写真データに埋め込まれているメタデータに含まれている撮影位置を、出発地として特定する(S14)。
地図画像取得部24は、図6に示すように、特定部23が特定した出発地SPを含む予め定められた範囲内の地図画像MPを、地図サーバー51から取得する(S15)。図6は、合成画像の一例を示す図である。
経路設定部25は、特定部23が特定した出発地SPから予め定められた目的地EPまでの経路Rを、地図画像MP上において設定する(S16)。
具体的には、経路設定部25は、地図サーバー51に記憶されたハザードマップのうち、地図画像取得部24が取得した地図画像MPに対応するマップ部分を、通信部16が地図サーバー51から受信することにより取得する。そして、経路設定部25は、地図画像取得部24が取得した地図画像MPに一致するマップ部分を用いて、特定部23が特定した出発地SPから最寄りの避難場所ES(例えば、学校、公園など)を、前記予め定められた目的地EPとして設定する。
経路設定部25は、出発地SPから、前記マップ部分に示されている避難経路ERを通って当該最寄りの避難場所ESに至る経路Rを推奨避難経路として地図画像MP上において設定する。具体的には、経路設定部25は、マップ部分に複数の避難経路ERが示されている場合に、出発地SPから複数の避難経路ER(図6では2つの避難経路ER、ER)を個別に通って最寄りの避難場所ESに至る複数の経路R、R1のうちで最短の経路Rを推奨避難経路として地図画像MP上において設定する。経路Rは、図6に示すように、経路R1よりも短い。
取得部26は、出発地SPの写真データを検索する(S17)。具体的には、取得部26は、写真サーバー52を検索し、受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影日時よりも新しい写真データであって当該メタデータに含まれる撮影位置と同じ又は予め定められた範囲内の撮影位置の新しい写真データが写真サーバー52にある場合に当該新しい写真データを写真サーバー52から取得する。
生成部27は、取得部26が新しい写真データを取得した場合(S18でYES)、当該新しい写真データが示す写真画像NS(図6に実線で示す写真画像NS)を、出発地SPを示す画像として、経路設定部25が設定した経路Rを含む地図画像MP上に合成した合成画像CPを生成する(S19)。
一方、生成部27は、取得部26が新しい写真データを取得できなかった場合(S18でNO)、受付部22が受け付けた写真データが示す写真画像OS(図6に点線で示す写真画像OS)を、出発地SPを示す画像として、経路設定部25が設定した経路Rを含む地図画像MP上に合成した合成画像CPを生成する(S20)。
S19のあと、又は、S20のあと、取得部26は、目的地EPの写真データを検索する(S21)。具体的には、取得部26は、予め定められた目的地EPの最新の写真データを写真サーバー52から取得する。なお、取得部26が写真サーバー52を検索することで目的地EPの写真データを見つけ出すとしてもよいし、写真サーバー52が検索して見つけ出した目的地EPの写真データを、写真サーバー52から取得するとしてもよい。
生成部27は、取得部26が予め定められた目的地EPの最新の写真データを取得した場合(S22でYES)、目的地EPの最新の写真データが示す写真画像NEを、前記予め定められた目的地EPを示す画像として、経路設定部25が設定した経路Rを含む地図画像MP上に合成した合成画像CPを生成する(S23)。一方、生成部27は、取得部26が予め定められた目的地EPの最新の写真データを取得できなかった場合(S22でNO)、目的地EPの写真画像NEが得られない。すなわち、S19又はS20において生成された合成画像のままであり、図6に示す合成画像CPにおいて目的地EPの写真画像NEを有さない画像となる。
S23のあと、又は、目的地EPの最新の写真データを取得できなかった場合(S22でNO)、制御部21は、合成画像出力処理を実行する(S24)。
ここで、合成画像出力処理について図5を用いて説明する。図5は、図4に示した合成画像出力処理の一例を示すフローチャートである。
制御部21は、合成画像CPの出力形式が、「印刷」、「表示」、「送信」の何れであるかを判定する(S241)。具体的には、制御部21は、ユーザーにより操作部14に画像形成操作があった場合(S241で「印刷」)、生成部27が生成した合成画像CPを画像形成部18により記録紙に画像形成させる(S242)。
また、制御部21は、ユーザーにより操作部14に表示操作があった場合(S241で「表示」)、生成部27が生成した合成画像CPを表示部12に表示させる(S243)。
また、制御部21は、ユーザーにより操作部14に送信操作があった場合(S241で「送信」)、受付部22が写真データと共に受け付けた送信元識別情報と、記憶部19の送信宛先記憶テーブルとを用いて、送信元識別情報(例えば、ID0001)に対応する宛先情報(例えば、メールアドレス)を特定し、この特定した宛先情報の情報処理装置30に向けて、生成部27が生成した合成画像CPを通信部16に送信させる(S244)。なお、情報処理装置30は、画像形成装置10からのメールを受信し、当該メールに添付された図6に示す合成画像CPを表示画面に表示する。情報処理装置30のユーザーは、表示画面に表示された図6に示す合成画像CPを見ることができ、避難に利用することができる。
制御部21は、S242のあと、S243のあと、又は、S244のあと、図5に示す処理を終了させ、図4に戻って、本処理を終了させる。
上記第1実施形態の画像形成装置10によれば、受付部22は、撮影日時及び撮影位置を含むメタデータが埋め込まれた写真データを受け付ける。特定部23は、受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影位置を、出発地SPとして特定する。地図画像取得部24は、特定部23が特定した出発地SPを含む予め定められた範囲内の地図画像MPを取得する。経路設定部25は、特定部23が特定した出発地SPから予め定められた目的地EPまでの経路Rを地図画像MP上において設定する。このため、出発地SPから目的地EPまでの経路Rが地図画像MP上に表示して提供することができる。
また、取得部26は、受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影日時よりも新しい写真データであって当該メタデータに含まれる撮影位置と同じ又は予め定められた範囲内の撮影位置の新しい写真データがある場合に当該新しい写真データを取得する。生成部27は、取得部26が新しい写真データを取得した場合には当該新しい写真データが示す写真画像NSを、取得部26が新しい写真データを取得できなかった場合には受付部22が受け付けた写真データが示す写真画像OSを、出発地SPを示す画像として、経路設定部25が設定した経路Rを含む地図画像MP上に合成した合成画像CPを生成する。画像形成部18は、生成部27が生成した合成画像CPを記録紙に画像形成する。この合成画像CPは、出発地SPから目的地EPまでの経路Rが地図画像MP上に設定された画像である。よって、出発地SPから目的地EPまでの経路Rを地図画像MP上に表示して提供することができる。また、この合成画像CPは、取得部26が取得した新しい写真データが示す写真画像NS、又は、取得部26が新しい写真データを取得できなかった場合には受付部22が受け付けた写真データが示す写真画像OSを、出発地SPを示す画像として、経路設定部25が設定した経路Rを含む地図画像MP上に合成された画像である。よって、出発地SPの最新の写真画像を表示することができ、出発地SPの周辺の情報を提供することができる。
また、経路設定部25は、避難経路ERと避難場所ESを含むハザードマップのうち、地図画像取得部24が取得した地図画像MPに一致するマップ部分を用いて、特定部23が特定した出発地SPから最寄りの避難場所ESを、予め定められた目的地EPとして設定し、出発地SPからマップ部分に示されている避難経路ERを通って当該最寄りの避難場所ESに至る経路Rを推奨避難経路として地図画像MP上において設定する。このため、出発地SPから最寄りの避難場所ESまでの推奨避難経路を地図画像MP上に表示して提供することができる。
また、経路設定部25は、マップ部分に複数の避難経路ERが示されている場合に、出発地SPから複数の避難経路ERを個別に通って最寄りの避難場所ESに至る複数の経路R、R1のうちで最短の経路Rを推奨避難経路として地図画像MP上において設定する。このため、最短の推奨避難経路を地図画像MP上に表示して提供することができる。
また、取得部26は、更に、予め定められた目的地EPの最新の写真データを取得する。生成部27は、取得部26が予め定められた目的地EPの最新の写真データを取得した場合には当該目的地EPの最新の写真データが示す写真画像を、予め定められた目的地EPを示す画像として、経路設定部25が設定した経路Rを含む地図画像MP上に合成した合成画像CPを生成する。これにより、目的地EPの最新の写真画像を表示することができ、目的地EPの情報を提供することができる。
また、制御部21は、ユーザーにより操作部14に画像形成操作があった場合、生成部27が生成した合成画像CPを画像形成部18により記録紙に画像形成させ、ユーザーにより操作部14に表示操作があった場合、生成部27が生成した合成画像CPを表示部12に表示させ、ユーザーにより操作部14に送信操作があった場合、生成部27が生成した合成画像CPを通信部16に送信させる。このため、ユーザーの要求に応じた出力形式で合成画像CPを出力することができ、ユーザーが所望する利用態様で、出発地SPから目的地EPまでの経路R及び出発地SPの周辺の情報を活用できる。
また、制御部21は、特定部23において出発地SPが特定できない場合、撮影位置が含まれているメタデータが埋め込まれている写真データを要求するデータ要求表示、又は、出発地SPの入力を要求する入力要求表示を、表示部12に表示させる。特定部23は、データ要求表示後に受付部22が受け付けた写真データのメタデータに含まれる撮影位置、又は、ユーザーにより操作部14に入力された入力地を、出発地SPとして特定する。これにより、出発地SPを好適に特定することができる。
また、上記第1実施形態の経路提供システムによれば、情報処理装置30から画像形成装置10に写真データを送信するだけで、地図画像MP上に出発地SPから目的地EPまでの経路Rと出発地SPの最新の写真画像NSとが表示された合成画像CPを記録紙に画像形成して提供することができる。よって、出発地SPの最新の写真画像NSを確認することができ、出発地SPの周辺の情報を得ることができる。
なお、画像形成装置10は、出発地の複数の新しい写真画像を地図画像上に合成した合成画像CPを提供するようにしてもよい。例えば、取得部26は、新しい写真データが複数ある場合、最新の写真データから時系列順に予め定められた数までの設定数の写真データを取得する。生成部27は、当該設定数の写真データが示す各写真画像を時系列順に並べて地図画像上に合成した合成画像CPを生成する。
具体的には、取得部26は、出発地SPの写真データを検索し(図4のS17)、新しい写真データが複数取得された場合(S18でYES)、出発地SPの最新の写真データ、その次に新しい写真データ、その次に新しい写真データというように設定数(ここでは3枚)の写真データ、つまり、最新側の複数の写真データが示す複数の写真画像NS、NS1、NS2を、図7に示すように、経路設定部25が設定した経路Rを含む地図画像MP上に合成した合成画像CPを生成する(S19)。図7は、合成画像の一例を示す図である。写真画像NSは最新の写真画像である。写真画像NS1は、最新の写真画像NSよりも1つ古い写真画像(例えば、最新の写真画像NSの2時間前の写真画像)である。写真画像NS2は、1つ古い写真画像NS1よりも1つ古い写真画像(例えば、最新の写真画像NSの6時間前の写真画像)である。この場合には、ユーザーは、複数の写真画像NS、NS1、NS2により、出発地の様子の変移の有無などを確認することができる。
また、画像形成装置10は、図7に示すように、目的地EPの複数の写真画像NEを地図画像MP上に合成した合成画像CPを提供するようにしてもよい。目的地EPの写真画像NEは最新の写真画像である。写真画像NE1は、最新の写真画像NEよりも1つ古い写真画像(例えば、最新の写真画像NEの4時間前の写真画像)である。この場合には、ユーザーは、複数の写真画像NE、NE1により、目的地の様子の変移の有無などを確認することができる。
次に、第2実施形態に係る経路提供システム1について、図面を用いて説明する。図8は、第2実施形態に係る経路提供システムにおける画像形成装置及び情報処理装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。図9は、合成画像の一例を示す図である。
上記第1実施形態に係る経路提供システム1では、図6に示すように、出発地からハザードマップが示す最寄りの避難場所ESまでの経路Rを地図画像MP上において設定している。これに対して、第2実施形態に係る経路提供システム1では、図9に示すように、緊急情報に応じて、出発地からハザードマップが示す最寄りの避難場所ESよりも近い臨時避難場所EESまでの緊急避難経路を設定する点が、上記第1実施形態とは異なっている。第2実施形態では、第1実施形態と同様の処理や構成については説明を省略する。
第2実施形態に係る経路提供システム1は、緊急情報を提供する災害情報サーバー53を更に備える。
画像形成装置10は、図8に示すように、緊急情報取得部28と、時間算出部29と、を更に備える。緊急情報取得部28は、災害が到来するまでの残時間を含む緊急情報を災害情報サーバー53から取得する。例えば、緊急情報が津波の緊急情報である場合には、残時間として、津波が到来するまでの到来予想時間(例えば9分)が含まれる。
時間算出部29は、図9に示すように、経路Rすなわち推奨避難経路を利用した場合の避難時間を算出する。例えば、時間算出部29は、経路Rの距離と、予め定められた対象年齢の人が歩く平均速度V(例えば時速4.8Km)と、混雑により予想される移動速度の低下比率を示す予め定められた係数α(0≦α<1)と、次式(1)とを用いて、避難時間Tを算出する。記憶部19は、平均速度V、係数α及び次式(1)を予め記憶している。
避難時間T=(経路R/平均速度V)×α … 式(1)
例えば、経路Rの距離が960m、平均速度Vが時速4.8Km/h、係数α=0.8であるとすると、避難時間T=(0.96/4.8)×0.8=9.6分となる。
なお、記憶部19は、複数の係数αを予め記憶しておいてもよい。複数の係数αは、ユーザーの身体能力(例えば、対象年齢、ハンディキャップの有無など)で区分した複数の区分ごとに設定されたそれぞれの値である。例えば、子供、成人、老人の3区分であれば、各係数αは、それぞれ0.4、0.8、0.5である。また、複数の係数αは、避難経路の道幅の大きさなどに関する複数の種別、災害の複数の予想規模などに応じて、それぞれの値に設定されているとしてもよい。
経路設定部25は、時間算出部29が算出した避難時間T(例えば9.6分)よりも、緊急情報取得部28が取得した緊急情報に含まれる残時間である到来予想時間(例えば9分)の方が短い場合には、特定部23が特定した出発地SPから到来予想時間(例えば9分)内で到達可能な臨時避難場所EESを、予め定められた目的地として設定し、当該出発地SPから、ハザードマップのうちで地図画像MPに一致するマップ部分に示されている避難経路ERを通って当該臨時避難場所EESに至る経路SRを緊急避難経路として地図画像MP上において設定する。
第2実施形態によれば、緊急情報取得部28は、災害が到来するまでの残時間を含む緊急情報を取得する。時間算出部29は、経路Rすなわち推奨避難経路を利用した場合の避難時間を算出する。経路設定部25は、時間算出部29が算出した避難時間よりも、緊急情報取得部28が取得した緊急情報に含まれる残時間の方が短い場合には、特定部23が特定した出発地SPから残時間内で到達可能な臨時避難場所EESを、予め定められた目的地として設定し、出発地SPからマップ部分に示されている避難経路ERを通って当該臨時避難場所EESに至る経路SRを緊急避難経路として地図画像MP上において設定する。このため、緊急情報が示す残時間内に出発地SPから最寄りの避難場所ESまで避難できないとされる場合、出発地SPから残時間内で到達可能な臨時避難場所EESに至る緊急避難経路(つまり、経路SR)を提供することができる。これにより、緊急情報に対応した避難を行うことができ、人命への被害を低減することができる。
なお、本発明は上記の各実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、プリンター等の画像形成装置でもよい。
上記の各実施形態では、図3(A)に示すメニュー画面DS1の「避難経路」を示すキーKBがユーザーにより押下されると、画像形成装置10が経路提供モードに設定されているが、これに限定されない。例えば、情報処理装置30は、画像形成装置10から提供される経路提供アプリケーションが予めインストールされ、経路提供アプリケーションを起動することにより、画像形成装置10が情報処理装置30に対して経路提供モードに設定され、情報処理装置30から送信された写真データを画像形成装置10が経路提供モードにおいて受信し、画像形成装置10の生成部27が生成した合成画像CPを情報処理装置30に送信し、情報処理装置30の表示画面に、図6、図7及び図9に示す合成画像CPを表示させるようにしてもよい。
また、ハザードマップには、避難経路と避難場所以外に、危険個所、注意箇所などもふくまれている。このため、生成部27は、ハザードマップのうちで地図画像MPに一致するマップ部分に示されている危険個所、注意箇所などを、地図画像MP上に合成してもよい。
また、図1乃至図9を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
10 画像形成装置
12 表示部
14 操作部
16 通信部(送信部)
18 画像形成部
21 制御部
22 受付部
23 特定部
24 地図画像取得部
25 経路設定部
26 取得部
27 生成部
28 緊急情報取得部
29 時間算出部
30 情報処理装置
51 地図サーバー
52 写真サーバー
53 災害情報サーバー

Claims (8)

  1. 撮影日時及び撮影位置を含むメタデータが埋め込まれた写真データを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けた写真データの前記メタデータに含まれる撮影位置を、出発地として特定する特定部と、
    前記特定部が特定した出発地を含む予め定められた範囲内の地図画像を取得する地図画像取得部と、
    前記特定部が特定した出発地から予め定められた目的地までの経路を前記地図画像上において設定する経路設定部と、
    前記受付部が受け付けた写真データの前記メタデータに含まれる撮影日時よりも新しい写真データであって当該メタデータに含まれる撮影位置と同じ又は予め定められた範囲内の撮影位置の新しい写真データがある場合に当該新しい写真データを取得する取得部と、
    前記取得部が前記新しい写真データを取得した場合には当該新しい写真データが示す写真画像を、前記取得部が前記新しい写真データを取得できなかった場合には前記受付部が受け付けた写真データが示す写真画像を、前記出発地を示す画像として、前記経路設定部が設定した前記経路を含む前記地図画像上に合成した合成画像を生成する生成部と、
    前記生成部が生成した前記合成画像を記録媒体に画像形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記経路設定部は、避難経路と避難場所を含むハザードマップのうち、前記地図画像取得部が取得した前記地図画像に一致するマップ部分を用いて、前記特定部が特定した出発地から最寄りの避難場所を、前記予め定められた目的地として設定し、当該出発地から前記マップ部分に示されている前記避難経路を通って当該最寄りの避難場所に至る経路を推奨避難経路として前記地図画像上において設定する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記経路設定部は、前記マップ部分に複数の避難経路が示されている場合に、前記出発地から前記複数の避難経路を個別に通って前記最寄りの避難場所に至る複数の経路のうちで最短の経路を前記推奨避難経路として前記地図画像上において設定する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 災害が到来するまでの残時間を含む緊急情報を取得する緊急情報取得部と、
    前記推奨避難経路を利用した場合の避難時間を算出する時間算出部と、を更に備え、
    前記経路設定部は、前記時間算出部が算出した前記避難時間よりも、前記緊急情報取得部が取得した緊急情報に含まれる前記残時間の方が短い場合には、前記特定部が特定した出発地から前記残時間内で到達可能な臨時避難場所を、前記予め定められた目的地として設定し、当該出発地から前記マップ部分に示されている前記避難経路を通って当該臨時避難場所に至る経路を緊急避難経路として前記地図画像上において設定する請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記取得部は、更に、前記予め定められた目的地の最新の写真データを取得し、
    前記生成部は、前記取得部が前記予め定められた目的地の最新の写真データを取得した場合には当該目的地の最新の写真データが示す写真画像を、前記予め定められた目的地を示す画像として、前記経路設定部が設定した前記経路を含む前記地図画像上に合成した合成画像を生成する請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. ユーザーにより操作される操作部と、
    表示部と、
    送信部と、
    制御部と、を更に備え、
    前記制御部は、ユーザーにより前記操作部に画像形成操作があった場合、前記生成部が生成した合成画像を前記画像形成部により記録媒体に画像形成させ、ユーザーにより前記操作部に表示操作があった場合、前記生成部が生成した合成画像を前記表示部に表示させ、ユーザーにより前記操作部に送信操作があった場合、前記生成部が生成した合成画像を前記送信部に送信させる請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. ユーザーにより操作される操作部と、
    表示部と、
    前記特定部において前記出発地が特定できない場合、撮影位置が含まれているメタデータが埋め込まれている写真データを要求するデータ要求表示、又は、出発地の入力を要求する入力要求表示を、前記表示部に表示させる制御部と、を更に備え、
    前記特定部は、前記データ要求表示後に前記受付部が受け付けた写真データの前記メタデータに含まれる撮影位置、又は、ユーザーにより前記操作部に入力された入力地を、前記出発地として特定する請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 情報処理装置と、
    複数の地図画像を記憶する地図サーバーと、
    複数の写真データを記憶する写真サーバーと、
    請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の画像形成装置と、を備える経路提供システムであって、
    前記情報処理装置は、撮影日時及び撮影位置を含むメタデータが埋め込まれた写真データを、ネットワークを介して前記画像形成装置に送信し、
    前記画像形成装置の前記受付部は、前記情報処理装置からの前記写真データを受け付け、
    前記画像形成装置の前記地図画像取得部は、前記特定部が特定した出発地を含む予め定められた範囲内の地図画像を、ネットワークを介して前記地図サーバーから取得し、
    前記画像形成装置の前記取得部は、前記新しい写真データを、ネットワークを介して前記写真サーバーから取得し、
    前記画像形成装置の前記画像形成部は、前記生成部が生成した前記合成画像を記録媒体に画像形成する経路提供システム。
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